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Various - Dance 2017 (Secretsundaze:SSXCD004)
Various - Dance 2017
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Giles Smith & James Priestleyによって主宰されているロンドンのSecretsundaze、同名のサンデー・アフタヌーン・パーティーとしても定着しているパーティー兼レーベルは、今までにその二人によってパーティーの雰囲気をパッキングしたであろうMIXCDをリリースしてきたが、この度初のレーベル・コンピレーションを纏め上げた。彼等の説明に拠れば「'80年代後期から'90年代かけてのダンスコンピレーションのタイトルに因んで付けた」との事だが、その内容は90年代とはかけ離れた現在のテクノやハウスを収録しており、一部の曲を除いてレーベルが過去に発表した曲の編集であるから正にレーベル・ショーケースなのだ。レーベルから3枚のEPをリリースしている事から特に信頼を得ているであろうEthyl & Floriは、音数を絞ったハウシーな4つ打ちに憂いを感じさせるエレピを展開させた”Shelter"を提供しており、非常にシンプルではある作風だが丁寧に情緒的な空気を作っている。今や売れっ子の一人であるハウスDJのBrawtherによる"Spaceman Funk (Deep Club Mix)"も同様に無駄の少ないハウスだが、こちらは跳ねるような軽快な4つ打ちに疾走感がありその上でふんわりとした浮遊感ある上モノを被せる事でよりグルーヴの走りが強まっている。Wbeezaによる"Ferguson"は特に勢いのあるツール的な曲で、これもハウシーな4つ打ちではあるもののカチッとした硬いリズム感で疾走する意外にもハードさもあり、ミニマルなトラックとの相性も良さそうだ。喜ばしい事に未発表も収録されており、エグいアシッド・サウンドが侵食しつつ情緒的なストリングスで仄かに優美さの映えるディープ・ハウスの"Baia 2012 (Aybee's Solar Dub)"や、またネタとして有名な"Little Sunflower"をサンプリングしたFred Pによる花弁が静かに花開くような優雅さを聞かせるハイテックな"Trust"と、これらもSecretsundazeのアーバンかつモダンな作風が根付いている。他にも激しくビートが躍動するテクノや朗らかなムードが広がるジャジー・ハウスも収録されており、思っている以上にジャンルとしての幅は広いもののレーベルの音に対する確かな嗅覚を感じ取れるであろう良作揃いで、流石15年以上も同名パーティーを続けているだけの経験に培われた音楽センスだ。尚、Disc2は曲順も同じままに軽くミックスされた物だが、これは特に必要性はないのでは?と思う。



Tracklistは続きで。
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| HOUSE12 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Brawther & Alixkun - ハウス Once Upon A Time In Japan... (Jazzy Couscous:JC02)
Brawther & Alixkun - ハウス Once Upon A Time In Japan...
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今から約5年前、突然Facebook上でメッセージを送ってきて、日本のコマーシャルではないアンダーグラウンドなハウスを教えてくれと言ってきた外人がいた。ほんの短い時間ではあったがお互いの好きなアーティストを紹介し合ったのだが、その人こそ古きジャパニーズ・ハウスをこよなく愛するBrawtherだ。フランスはパリで活動しChez Damierに認められBalanceから作品をリリースし、今ではよりミニマル性の強いDungeon Meatを立ち上げて、DJ/アーティストとしての活躍の場を広げている。そしてもう一人、東京在住のフランス人DJであるAlixkunも同様に日本のハウスに心酔しており、Ele-king等でもかつて和製ハウスについて語っている。そんな二人が2010年頃に出会い、全国各地のレコードショップを歩き周り、歴史に埋もれ埃を被っている日本のハウスを掘り起こす作業を数年に渡り行っていたそうだ。その深い愛情の結果として生まれたのが、日本の80年代後半から90年代前半のハウスに焦点を当てたコンピレーション、「HOUSE」ではなく「ハウス Once Upon A Time In Japan...」だ。KatsuyaやT.P.O.に福富幸弘などの名のあるアーティストから近年のリイシューで名を知られるようになった寺田創一、逆に相当のマニアでも知らないであろう名前を耳にした事のないアーティストの曲まで多く収録されている。90年代前後と言えば丁度NYハウスが世界的に盛り上がっていた時期で、日本のクラブシーンでもそれに対し羨望の眼差しはあったのだろうか、本作に収録されたアーティストのようにNYハウスを目指したハウスを作り出すアーティストがぽつぽつと現れていたようだ。ただやはり日本人は日本人、ディープであったり跳ねたファンキーさもあったりするも決してNYハウスには成りきれず、いや、だからこそそんな作品はHOUSEではなく日本らしい味わいを持ったハウスになったのだろう。実際に本作に収録された曲からは確かに心に訴えかける温かみ持ったソウルフルなハウスや、軽い浮揚感を持ったディープ・ハウスに覚醒感のあるアシッド・ハウスまで、その当時のハウスの聖地を目指すような意識は含んでいる。しかし何故だかハウスのルーツである黒人音楽らしい香りは希薄で、逆に何だか日本の郷土愛が感じられる懐かしみがあるのが、ジャパニーズ・ハウスなのだろう。何にせよ、二人の情熱が無ければ知らないままであった当時のハウスが、本作で正に時代を越えて蘇った事はハウスを愛する者にとって、当然祝福すべき事象以外の何事でもない。昔を知る者もそうでない者にとっても、日本のハウスへの興味を抱かせるには十分過ぎる作品だ。



Tracklistは続きで。
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| HOUSE11 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
BEST OF 2015
今年も一年間当ブログを御覧頂いた読者の皆様、どうもありがとうございました。何やかんやで今年も大小51ものパーティーへと足を運び、また価格高騰にも拘わらず素晴らしいヴァイナルに出会うとついつい購入し、大量のCDを購入しながらも未開封のまま放置したりと、例年と変わらず素敵な音楽に囲まれた続けた一年でした。その一方で仕事やプライベートにも時間が取られる事が多くなった影響もあって、大量にリリースされる音源に追いつかず、ブログの更新頻度も例年に比べるとやや落ち気味になったのも事実。でも音楽は好きなので細々とでも素晴らしい作品を、来年以降も紹介し続けられたならと思います。歳をとったせいかは分かりませんが、ベストに選んでいる作品は何だかリスニング寄りの物が増えてきている印象ですが、部屋の中で聴く音楽とクラブで聴く音楽は別物であり、そういった点も何となく反映されているかもしれませんが、少しでも皆様が素敵な音楽に出会えるきっかけになれば嬉しいです。それでは、来年も良いお年を!
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| BEST | 09:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Brawther - Endless (P-Vine Records:PCD-17722)
Brawther - Endless
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ディープ・ハウスを嗜む人にとっては、長らく切望していた人も多かったと思われるAlexandre GouyetteことBrawtherの初のアルバムが遂にリリースされた。IzmoやBrawtherといった名義を用いつつ、またはParis Underground Traxという匿名でリリースした作品はカルトヒットし、そして何よりもChez Damierに才能が認められた事でBalanceからリリースするにまで至るなど、Brawtherはここ数年のディープ・ハウスの界隈での注目の的だった。現在ではユニット名でもありレーベル名でもあるDungeon Meatを主宰し、Brawtherとは異なるよりロウで暗さを含むダンス・トラックを手掛けるなど、その音楽活動は今も尚前進を続けている。そんなBrawtherの活動は前提としてアナログでのリリースであり、リリースされるやいなや即座に市場から姿を消すなど、どうしてもその音源は局所的にしか出まわらずに悔しい思いをしていた人も多いだろう。だが幸いな事に日本独占流通で過去の作品群のCD化が企画され、ようやくBrawtherの全貌が日の目を見る事になったのだ。このアルバムに収録された殆どの曲はBalanceからリリースされたものであり、正にChez Damierの直系、いや愛弟子としての広大な宇宙が広がるロマンティックなディープ・ハウスが繰り広げられている。Brawther名義での初の作品となった"Asteroids And Star Dust (Original Mix)"は、タイトル通りに小惑星や星屑が長閑に漂うような浮遊感と控えめに優雅な旋律が光るエレガントなディープ・ハウスで、この曲だけでBrawtherの虜になる人もいるだろう。同じく初期の曲である"Deep Down Paris"の静粛なる深海の深さのように余りにも大らかで包容力のあるディープ・ハウスも、アンビエント的なゆったりとした広がりが心地良い。唯一BalanceではなくMy Love Is Undergroundからリリースされた"Don't Go"は、現在のDungeon Meatへと繋がる押し寄せるグルーヴがパワフルでよりミニマル性を高めたハウスで、硬質な音質も相まってテクノ的な印象が強い。また、それら過去の曲を懐かしむだけでなく2015年に極度に限定でリリースされた"VXVXVX"も収録されており、ずっしりしながら跳ねるキックの4つ打ちと耳に残るシンセのコード展開を活かしたお得意の90年代を感じさせるディープ・ハウスにはクラシカルな風格さえ漂っている。最早これ以上の説明は蛇足だろうか、Brawtherのハウス・ミュージックに対する妄信的な愛着から生み出される曲は、クラブでハウスをプレイするDJにとっては言わずもがなリスニングとして堪能するリスナーまで、きっとハウスの魅力を伝える普遍性を持ったものになるに違いない。



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| HOUSE11 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Julian Alexander - Hustlin' EP (Dungeon Meat:DMT 03)
Julian Alexander - Hustlin EP

フランスのBrawtherとUKのTristan Da Cunhaが2012年に立ち上げたDungeon Meatは、アンダーグラウンドの深く暗い闇から生まれたプロジェクトかつレーベルだ。Brawtherについて述べればガラージやUSハウスにも強く影響を受けたディープ・ハウスを手掛けるDJとして高い評価を得ているが、この新たに設立されたDungeon Meatはよりアンダーグラウンドなダンスフロアで機能する事を目的としたDJツール性をコンセプトとしているようで、今までの彼等の音楽性とはまた少々異なる方向を向いている。レーベルは今までにBlunt Instruments、そして彼等自身であるDungeon Meatの作品をリリースしてDJからも好評価を貰っているようだが、レーベルにとって3枚目となる作品はJulian Alexanderなるニューカマーのデビュー作になる。公式バイオグラフィーによればJulianの家系は南アフリカ系で彼自身はオランダで活動を行っていおり、ジャズやヒップ・ホップ、ハウス・ミュージックやUKガラージに影響を受けているとの事。そんな彼にとって初となる作品は、Dungeon Meatというレーベルの方向性に的確に沿ったDJツールとしての機能に特化したハウス・ミュージックを提唱している。"Undrgr"は彼が2年前の16歳の時に制作した曲だそうだが、これが信じられない程に素晴らしい。うっすらと浮かぶ上モノにはディープ・ハウスとしての要素が見受けられるが、トラック自体はギリギリまで無駄を削ぎ落とされてシャープなリズムが刻み、必要なものだけを残した洗練されたミニマル寄りのハウスになっている。"Ascuns"は土着的なリズムが特徴だろうか、しかし温度感や有機物を排したような冷たく無機的で、徹底的に機能性を重視する事でミックスの中でこそ映えるようなトラックだ。タイトル曲の"Hustlin'"も重厚感とバウンス感のあるリズムが貫き、オールド・スクールなハウスを現代へと進化させたような出来で、また"Astral"はダブ処理も効いてより奥深い闇へと潜って行くような暗黒ハウスで、収録された全ての曲が見事にアンダーグラウンドなDJ向けツールとして成り立っている。Dungeon Meatというレーベル、そしてJulian Alexanderというアーティスト、そのどちらにも期待を抱かせるEPだ。



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| HOUSE10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2013/11/9 Jazzy Couscous × FAAK presents Brawther × Yukihiro Fukutomi @ Amate-raxi
今回のパーティーは面白い事に、パリのウェアブランドであるFuck Art And KissJazzyと東京を中心に集うするクリエイター集団であるJazzy Couscousがジョイントし、一つのパーティーを手掛ける事になっていた。フランスからはChez Damierに見初められハウスシーンでめきめきと頭角を現しているParis Underground Trax名義でも活躍するBrawtherを招致し、日本からはクロスオーヴァーなハウスミュージックでも評価の高い福富幸宏、そしてアンダーグラウンドなハウスの指向が強いWorld Spinを手掛けるDJ Stockをブッキングし、ハウスの一夜に染め上げるパーティーとなった。
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| EVENT REPORT4 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Brawther - Remixes (Balance:BL15)
Brawther - Remixes

Chez Damierに見初められしディープ・ハウスの新世代として注目を集めるBrawther。自身でMy Love Is Undergroundなるハウスのリバイバルを起こすべくレーベルを主宰しつつも、Brawther名義ではDamierのBalance、またはモダン・ディープ・ハウスを象徴するsecretsundazeから作品をリリースするなど、ハウスの新旧を自然と交えながらその復権を実直に信じて活動している。さて新作はと言うと4曲の内2曲は既発のものを再収録、そして残りの2曲は未発表バージョンなどと微妙に思える内容となっているが、そもそもアナログ至上主義を貫くBrawtherの作品はすぐに廃盤となるので再収録はある人にとってはありがたいだろう。既発の2曲は90年代のNYハウスを思わせるズンドコしたリズムにソウルフルな男性ボーカルを被せた"GSM's Life (MLIU Dub)" 硬いキックが打ち付けるミニマルでテクノ色強めな"Le Voyage (Module Mix)" と、そのどちらもがまるでKerri Chandlerを思わせるファットな音圧やエモーショナルな旋律が印象的で、過去の音楽への尊敬が素直に表現されている。未発表バージョンではシャッフルする軽快なグルーヴとアトモスフェリックな上モノがスペーシーが広がるな中で、ファンキーな手弾風エレピが渋い"Spaceman Funk (OG Mix)"が秀逸だ。"Not Another Shouts"は内省的に深く潜っていくようなディープ・ハウスで、終始微睡み続けるアンビエントな感覚が心地よい。アーティストとして旬の季節を迎えており、これからのハウスを担っていく世代の一人と言えよう。

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| HOUSE9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Chez Damier Presents Purpose By Design 1 (Balance:BMUK002)
Chez Damier Presents Purpose By Design 1

近年になり活動が慌ただしくなっているシカゴ・ハウスの重鎮のChez Damierが、自身のみならずこれから先を引率するであろうアーティストを世に伝えるレーベルがBalanceだ。本作はそのレーベルのコンピレーションであり、日本からはYoshiki TsuchiyaことMiruga、Balanceからの常連であるBrawtherとGSM、謎の新人らしいIntrospectiveの4アーティストの作品が収録されている。Chezが監修をしているだけありその質の高さはお墨付きだが、Mirugaによる"Midnight Theme"はレーベルのエレガントな黒さを代弁しているようだ。アトモスフェリックなコードのパッド展開の上で優雅に泳ぎ回るエレピはのびのびと優雅で、どっしりと安定感のある4つ打ちのキックをベースに浮遊感のあるディープ・ハウスを実践している。レーベルによって発掘されたBrawtherの"Endless (Underground Mix)"は過去の作品の未発表バージョンで、オリジナルよりもエモーションは控え目にミニマル仕様となっているが、その分ダビーなシンセを用いて空間の奥深さを演出したツール向けに仕立てあがっている。そして初めに耳にするアーティストであるIntrospectiveの"The Way I Feel When I Think Of You"は、余りにもベタなピアノのコード使いは確かにChezが好みそうな響きもするハウス感があり、まだ青臭さが残る作風ながらもジャジーな生っぽいリズムと相まってディープな陶酔を奏でている。GSMの"Tell Me What It Is (Matthew Bandy Mix)"も滴り落ちていくピアノに股も濡れそうになるが、パーカッシヴながらもリラックスしたビートメイクと湿っぽい男性ボーカルが大人の色気を強く打ち出しており、なんだか往年のNYハウスなんかも思い出してしまった。全曲ハウスの伝統を素直に表現しているようで、こんなオーソドックスなハウスには今だからこそ胸が熱くなるものがあった。

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| HOUSE8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Paris Underground Trax - Vol.1 (My Love Is Underground:mliu12)
Paris Underground Trax - Vol.1

My Love Is Undergroundと言うフランスから正にアンダーグラウンドなハウスを手掛けているレーベルから、Paris Underground Traxなる未だ耳にした事のないアーティストの作品がリリースされた。と思いきや実はフランスからの有望な若手アーティストであるAlexandre GouyetteことBrawtherが、2010年にリリースしカルトヒットした作品のリイシューとの事。オリジナルから3年も経たない内に復刻されるのだから随分と人気があったのだろうが、それも納得なDJにとては使えるハウス4曲が収録されている。Brawtherのオールド・スクールへの傾倒は紛れもなく本物で今までもそれを証明する作品をリリースしていたが、当然の如く本作も90年代初期のNYハウスを思い起こさせるものだ。懐古的だとか進化が無いだとかやっかむ人間は相手にする必要はなく、ただ単に素晴らしい作品であればフロアで人を踊らす事が出来るのだから、僕はBrawtherを断固支持している。"Nyc Underground"はファットなキックが床を揺らしバウンシーに弾け、そして小刻みかつ滑らかにコード展開をするパッドにうっとり心酔するディープ・ハウスで、控え目にロマンティックでさえもある。"Sexy Thing Remix"も勢いがあるのだが、エコーを効かした官能的な女性ボーカルを起用しつつオルガン風の滑らかなシンセリフが小気味よく鳴り、背後からはうっすらと情緒あるストリングスがより官能を強めるアッパーなディープ・ハウスだ。他の2曲も含め特別な事をするでもなく伝統的なハウスを忠実に守っているだけではあるけれど、だからこそ好きな人にとっては心底愛せる作品になるのだろう。

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| HOUSE8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Sai - Bedroom Eyes EP (Ornate Music:ORN 015)
Sai - Bedroom Eyes EP
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以前に日本の90年代ハウスをこよなく愛するBrawtherから、日本でも素晴らしいハウスの新鋭が生まれている事をチャット上で教えて貰った事があるのだが、そこで挙がったのが金沢在住のYohei Sai。公式リリースとしては2010年に初めてアナログに名が刻まれ、そして今年には日本のPan Recordsのスプリット盤にも新作が収録された。実はChez DamierのBalance Recordingsからもリリースの予定があったらしいのだが、そちらの話は一切音沙汰がないままUKのディープ・ハウスの新興レーベルであるOrnate Musicより新作が届いた。結論から言ってしまえば収録された4曲のどれもが素晴らしいディープ・ハウスで、今後の期待を抱かせるには十分過ぎる内容だ。どの作品も非常に丁寧かつ綿密に練られたハウスではあるのだが、細かくパーカッションが配置されながらもスムースな4つ打ちを刻み、そして控え目なアシッドベースと流麗なエレピが先導する"2AM"が素晴らしい。そして90年代ディープ・ハウスの王道を突き進む"Blue Lingerie"は、躍動感あるズンドコとした4つ打ちとアトモスフェリックなパッドが麗しくコード展開する。幾らかリズムに引っかかりのあるジャジーな"MR"、そして幻惑的な上モノが揺らめくマイナー調のハウスである"Another Myself"と、そのどれもがアナログ感や柔らかな音で張り巡らせ幽玄な世界を演出している。DJツールとして作られている前提がありながら、リスニングとしても耐えうる楽曲性があり文句無しに素晴らしい。

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| HOUSE8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2012/11/23 TIMEWARP feat. BRAWTHER @ Eleven
DJ Alex From TokyoとTR含むTimewarpクルーが最新のサウンド&ビジュアルをショウケースを展開するパーティー"Timewarp"も2012年では3回目の開催となりましたが、今回のゲストはディープ・ハウスシーンで注目を浴びているフランスからの新鋭Brawther。BalanceやSecretsundazeなど重要なハウスレーベルの目に止まりリリースに至っているのですが、DJでの来日は今回で2回目だそうで初めて聴くBrawtherのプレイに期待して遊びに行ってきました。
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| EVENT REPORT4 | 11:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
BEST OF 2011
あけましておめでとうございます。2011年は東日本大震災や原発事故と言う想像だにしなかった災害が日本を襲い、その影響で音楽シーンにも暗い影を落としていたように思われます。しかし多くの海外からの支援や、また国内のチャリティー活動もあり少しづつではありますが、復興に向けて進んでいるのも事実です。そしてそれは音楽と言う文化に於いても同様で、一時期は萎縮してしまったパーティーやクラブミュージックも今ではまた以前と同じ位までに活動を盛り返しております。そんなご時世の中で素晴らしい音楽も、特にそれが日本から多く出てきた事は本当に喜ばしい事で、そんな音楽は僕に人生を楽しく過ごす為の原動力となってくれています。さて今年も本当に沢山の音楽を聴きそれぞれが素晴らしかったのでどれがベストと言うのも難しいのですが、今の気持ちで気に入っている作品を選んでみました。皆様のポジティブな力の原動力となる事を祈って紹介致します。
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| BEST | 09:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Brawther - Do It Yourself (Secretsundaze:SECRET001)
Brawther - Do It Yourself
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ディープハウスの界隈で一際注目を集めているAlexandre GouyetteことBrawtherの新作が早くも登場。今まではChez Damier主宰のBalance系列からのリリースでしたが、新作はGiles Smith主宰のSecretsundaze10周年記念の一環としてリリース。A面にはシカゴハウスらしい卑猥な声ネタを使用した沈静な佇まいの"Spaceman Funk (Deep Club Mix)"と、みぞおちにどっしり響くキックが効いたグルーヴィーな"Do It Yourself (Alternative Mix)"を収録。今までの作風に比べるとミニマル度も高めなれど、浮遊感溢れる上物シンセの使い方はChez Damierらにも共通する内容で、ディープハウスをやっていた頃のRound One(Basic Channel)をも思い起こさせます。B面にはScubaのHotflush Recordingsからも作品をリリースしているニューカマー・George Fitzgeraldのリミックスを収録。この人は新世代のダブステッパーだそうですが、かっちりタイトな非4つ打ち横揺れグルーヴに洗練されたシンセのリフで躍動感を感じさせるデトロイト風なダブステップリミックスを施しており、オリジナルのディープハウスを上手くテクノに転換させていますね。まあしかしBrawtherのディープハウスは、若くして貫禄が感じられ今後の期待を感じずにはいられませんね。

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| HOUSE6 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Brawther - Remixes (Balance:BL13)
Brawther - Remixes

一時期はアメリカ産ハウスの衰退には目も当てられない状況でしたが、そんな中で昨今ヨーロッパでリヴァイヴァルしているのがディープなシカゴハウスでしょう。特にかつてChez DamierとRon Trentが傑作を量産していたPrescription傘下のBalanceは、復活を果たしてからはChez自身の作品のリリースと共に彼が認める良質な新人の発掘にも力を入れていて、ヨーロッパでも相当に熱くなっている模様。そして特にレーベルが力を入れているのが、このフランスはパリからの新鋭・Alexandre GouyetteことBrawther。80〜90年のディープでアンダーグラウンドな音楽を好きだと言う26歳のBrawtherは、確かに自身の作風もオールドスクールなハウスを貫き通していて、ようやく古いUS産ハウスが若手にも掘り起こされる時が来たようです。本作は"Remixes"と言うタイトル通りにBalanceに関連のある曲のリミックスを収録しているのですが、目玉はChez & Ronが94年にKMSからリリースしていた大傑作KMS54番のBrawtherリミックス。原曲のロマンばっちりなディープハウスも良かったのですが、メインのボーカルを残してメロウでありながらパーカッシヴに仕上げた身軽なディープハウスも素晴らしく、Brawtherの才能は最早疑うべくもない事を感じさせました。また自身の曲をリミックスし直した"Le Voyage (Module Mix)"も、テクノ色の硬いキックとテックな上物を生かしたメロウなディープハウスで、フロアのピーク時間にもばっちりハマリそうです。その他含め全てBrawtherがリミックスした4曲、シカゴディープハウスを現在に復権させる内容で文句無しの一枚。ディープハウス好きならBrawtherは聴き逃せないでしょう。

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| HOUSE6 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Brawther - Untitled (Balance Recordins:BL12)
Brawther - Untitled

90年代にRon Trent & Chez Damierが主宰していたPrescriptionと言えば伝説的なディープハウスレーベルなのですが、近年になりRonはPrescriptionを復活させ片やChezは傘下のBalanceを再始動させております。そしてChezが才能を見込んでBalanceから送り出すのが、フランスの新鋭・Alexandre GouyetteことBrawther。本作でも当たり前と言えば当たり前の事ですが、RonやChezらが得意としている浮遊感とアンビエンスが溢れる深いディープハウスが収録されており、Chezが入れ込むのも納得な内容です。特に秀逸なのは"Deep Down Paris"で、大海原を漂うかのように非常にゆったりとし、そして幻想的な靄が広がるようなシンセが美し伸びて行くディープハウス。クラブでの踊り疲れたアフターアワーズ向けな癒しのある曲で、心身共に浄化されそうです。逆に"Asteroids & Star Dust (Burst Mix)"は跳ねたリズム感を伴いつつセンチメンタルな音色が心地良いフュージョンハウスで、真夜中のフロアにもばっちり対応した曲。しかし90年代のシカゴハウスが21世紀の今になって、まさかヨーロッパのモダンディープハウス方面に飛び火するとは誰も予想だに出来なかったに違いない。

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| HOUSE6 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2010/06/26 Spinning Vol.2 @ 渋谷 Bar&Cafe特異点
友達と開催している"Spinning"の第二回は色々と課題は残っておりますが、無事終了しました。自分達レギュラー陣は割と大人しい選曲でメロウなハウスだったり緩めのセットでそんなに上げない内容でしたが、ゲストのDJ Aprilさんは古いシカゴハウスをパワフルにプレイしていかにもパーティー的な内容で盛り上げてくれました。時代が変わろうと本当に良い曲は変わらない良さがある訳で、そんな事を再認識させてくれるプレイだったと思います。

また次回に繋げる為に工夫なり努力が必要だと感じる点が多かったのですが、また必ずや次回開催したいと思います。遊びに来て頂いた皆様、どうもありがとうございました。

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| EVENT REPORT2 | 23:45 | comments(0) | trackbacks(0) | |