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O.Utlier - Genesis EP (Soul People Music:SPMB005)
O.Utlier - Genesis EP

NYから生まれた新世代のアンダーグラウンド・ハウスの中でも特にその才能が光っているFred P.。自身が主宰するSoul People Musicから自身の作品と共にこれからを担うであろうアーティストも掘り起こしているが、そんな彼が2013年から新たに始めたシリーズがBoardsであり、今までにもNaoki ShinoharaやBrendon Moellerらの作品を送り出している。そのシリーズの新作にはO.Utlierなるアーティストの名が刻まれている。ロンドン出身のアーティストでそれ以外のプロフィールが公開されていない正体不明の存在となっているのだが、Boardsシリーズの一環となれば注目をしておいて損はないだろう。何といっても先ずはA面の"Ecstasy Of The Center"だろうか、チリチリとしたノイズが背景に鳴る中から断片的な語りのボイス・サンプルに導かれ、そして徐々に薄っすらと何処までも伸びるような幻想的なパッドが浮かび上がる。大海原を漂うなゆったりとしたビートに揺られ、遠くで聞こえるようなダビーなSEも織り交ぜられ壮大なサウンド・スケープを織りなすディープな曲調は、Fred P.直系の叙情系テクノだ。裏面には"Weavers Dawn"はよりディープな質が強調されており、もやもやとした不鮮明なパッドが空間の奥でミステリアスな存在感を示しながら崩れたビートは奥深さを生み出す残響を鳴らし、太陽の光を浴びる事のない暗いアンビエント・ハウスのようだ。"Raise"は曲尺は短いながらも柔らかく舞うような薄いシンセのサウンドが快適で、そこにダビーなパッカーションが弾ける事で浮遊感を伴う穏やかなダブ・ハウスになっており、もはやアンビエンスと呼んでも差支えはない。Fred P.が掘り起こすだけありまだ素性の分からないアーティストではあるものの、その音楽性は保証されている。



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| TECHNO11 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Brendon Moeller - Works (Electric Deluxe:edlx025)
Brendon Moeller - Works
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Brendon Moeller、NYを拠点に活動するこのアーティストはFrancois K.に発掘されBeat PharmacyやEchologistと言った名義を使い分けながら、Wave Music傘下のDeep Space MediaやEchocordにMule Electronicなどの世界各地の大御所レーベルからダブのマナーに沿ったハウスをリリースしている。しかし一体何があったのかこの新作はハードテクノを得意とするSpeedy J主宰のElectric Deluxeからのリリースとなり困惑をもさせる事は事実であったが、蓋を開けてみればレーベルの暗くクールなテクノとの相性は良かったのか見事な生まれ変わりを果たしていた。今までにあった過剰なダブの音響や生臭く湿ったアーシーな空気感は一層され、いや僅かには湿り気は残っているもののそこにレゲエの土着感や緩みは全く無く、機械的なテクノと言う言葉が妥当な音になっていた。エッセンスとしてのダブな音響は軽く残されてはいるものの開放感を作り出す残響音による陶酔感はそこになく、地の深くを掘り進むような重心の低い執拗なミニマルが強調されたトラックで、音全体の密度を高めてタイトに引き締まった重量感で攻めてくる。音自体のハードさを強調する訳ではないが壁となって押し寄せてくる音圧があり、心地よく広がる残響音は無くとも十分に大きなうねりを体感させるグルーヴがあり、闇に包まれたダンスフロアを意識した曲構成は今のテクノシーンへと上手く歩み寄った上での結果だろう。全てがフロア仕様のダンストラックではあるがバラエティーにも富んでおり、アルバムを通して聞いても単調に陥る事なく最後まで体を揺らしながら聴けるはずだ。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
I'm Starting to Feel Okay Vol.3 Mixed By KZA (Endless Flight:EFCD3)
Im Starting to Feel Okay Vol.3 Mixed By KZA
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日本には素晴らしいクラブミュージックのDJやアーティストがいるのにもかかわらず、日本のクラブミュージックを手掛けるレーベルは停滞なり閉塞閉があるのですが、このMule Musiqはリリースの量の多さと共に質の高さも伴っていて期待せざるをえないレーベルの一つです。そんな日本発の世界標準テクノレーベル・Mule Musiqのレーベルショウケース的なMIXCDが、傘下のEndless Flightからリリース。ミックスを手掛けたのはForce Of Natureの一人・KZA、そして選曲はレーベルオーナーである河崎氏が担当。と言ってもここ1〜2年、このレーベル関連のコンピやMIXCDが竹の子の様にたくさんリリースされてきたので、少々食傷気味だったのは事実。今年の5月にも岩城健太郎が同レーベルのテック系のMIXCDをリリースしていたしね。だがそこは質の高さを保つMule Musiq、本作においても妥協の無いアンダーグラウンドな感性を伴うディスコ〜ディープハウス〜テック系を中心としたナイスな音楽が閉じ込めらております。全体的にテンポは緩めで統一されていて、ディスコの生っぽくてハッピーな流れから流麗でヒプノティックなテック系までスムースに繋がれていて、ゆるりとした時間の中で深い世界に引きずり込まれて行きます。特に後半のテックな展開はアッパーではなくともメランコリーな旋律と緩い横ノリのグルーヴの相乗効果で、ふわふわとした心地良さが感じられ気持ち良いですね。

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| HOUSE5 | 08:50 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Steve Bug - Fabric 37 (Fabric:FABRIC73)
Steve Bug-Fabric 37
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いつのまにか現在のテクノシーンのメインストリームを突き進んでいる気がするPoker Flat Recordingsとそのボス・Steve Bugですが、Bugの今年2枚目となるMIXCDは名門Fablicシリーズからです。まあどのレーベルから出そうがこの人のプレイは既に地盤が固まっていて、基本的にはクールで緩めなミニマルハウスが主になっています。近年彼がリリースしているMIXCDがどれも同じ様な内容なので敢えてコメントもし辛いのですが、それでもやはり聴いていてじわりと効いてくるプレイは流石だと思います。ミニマルな中にも恍惚を誘うパーカッション系の曲や妖艶な色気を感じさせるテックハウス、果ては狂気じみた雰囲気さえ感じさせるアシッディーな曲も織り交ぜて、冷たい感覚は保ちつつも単調に陥らずにぐいぐいと引き込まれる世界観はBugらしいですね。新機軸もそろそろ見たいなと思いつつ、ミニマルなのが彼の持ち味だからきっとこれで良いのだ。しかしこういう音楽は部屋でしらふで聴くよりも、クラブで酒をがんがん飲んでぶっ飛んだ状態で聴く方が絶対に気持ち良さそうです。

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| TECHNO5 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Echologist - Explorations Vol.1 (Mule Music:mmd02)
Echologist-Explorations Vol.1
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ハウスのトップDJ/リミキサー/プロデューサーであるFrancois K。ここ数年は確実にテクノやダブに傾倒しテクノファンにも浸透度の高い素晴らしいアーティストですが、その彼に認められたのがBeat Pharmacyであります。テクノとダブを程よくブレンドし地を這いずり回る重さに緩く揺れるビートが心地良さを生み出すのですが、そのBeat PharmacyのメンバーであるBrendon MoellerのソロプロジェクトがこのEchologistです(分かり辛くてゴメン…)。Beat Pharmacyとの違いは…更に重く硬く深い。聴けば分かるけど、Basic Channel系列と言うかまんまパクリ…いえいえ、そうではないですがダビーで深い残響音は確実にBasic Channelを思い出させます。ゆらゆ〜らと体は揺れて徐々に深みにはまっていくドープな音は、気持ち良くもありつつ危険な香りを感じさせます。Basic Channelよりも幻想的な上物が多い所は聴き易くもあり、快楽的な要素が増していますね。まだフォロアーの域は脱しきっていないものの、一曲一曲の水準は非常に高いかとは思います。まあ気持ち良ければい〜じゃない。

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| HOUSE2 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |