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Randolph - In The Company Of Others (Mahogani Music:M.M-39)
Randolph - In The Company Of Others
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普段だったら素晴らしい音楽であればアナログ盤をお勧めする私も、本作についてはデータ配信で購入を是が非でもお勧めするアルバム(現在は配信は停止済み)。2017年にMahogani Musicからリリースされたアルバムは、デトロイトのボーカリストでありベーシストでありプロデューサーでもあるPaul Randolphによる7年ぶりのアルバムだ。とは言いながらもリミックスなり過去の他アーティストとの共作を含んでいたりと、そしてアナログでは8曲のところ配信では28曲収録だったりで大幅に内容が異なっていたりと、いまいち立ち位置の分かり辛い構成ではあるが質に関しては文句は付けようがない。単なるハウス・ミュージックのアーティストではなく、ソウルやR&Bにジャズやファンクなどブラック・ミュージックと言う大きな観点で語られるべき音楽性で、だからこそアルバムもそんな多様な要素が散りばめられている。現在では配信は行っていないのでアナログに収録された曲について言及するが、初っ端の"Heavy (Richard Dorfmeister Rmx)"からして甘いメロウなボーカルとしっとり湿り気を帯びて生っぽい質感を活かしたR&B調のリミックスで、誘惑するような官能に引き込まれる。本アルバムの先行EPに収録された曲のリミックスである"Not Gonna Let (Rodney Hunter Rmx)"は、紫煙が揺らぐスモーキーな原曲よりもはっきりとざっくりしたヒップ・ホップ調のビートを強調しているが、元からあった妖艶なエレガンスの雰囲気は壊さずにリズミカルに仕立て上げている。自身がボーカルで参加した"Don't Take It Personal"は正確にはWahooによる曲だが、この胸を締め付けるような熱く感情性豊かなアーバン・ソウルでは、Randolphのシンガーとしての面も光っている。Dial 81による"Luminous Stasis"でもRandolphは歌を披露しているが、エレクトロ調のざらついたロービートのトラックに合わせ、艶っぽくも渋いボーカルでミステリアスなムードを引き立てている。そして原曲はP-Funk風にベースラインがうねりコズミックなシンセが弾ける曲も、"Shake House (Opolopo Mix)"では洗練されたハウス・グルーヴへと塗り替えられる事で、メロウでソウルな大人びた感性が強調されている。アナログだと僅か8曲のみ収録ではあるが、それでもRandolphのブラック・ミュージックを元にした豊潤なソウルは十分に感じられるだろう。尚、配信ではKez YMやKuniyuki、Charles WebsterやDez Andresのリミックスに未発表曲も収録されているので、間違いなく配信の方がお勧めなだけにリリースを停止したのが残念である。



Check Randolph
| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Randolph - Not Gonna Let (Remixes) (Mahogani Music:MM-38)
Randolph - Not Gonna Let (Remixes)
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自身の作品だけではなくボーカリストとしてJazzanovaとの共演や、Innerzone Orchestraにはベーシストとして参加をするなど、デトロイトの中でもマルチな才能を誇るPaul Randolph。ハウスという枠組みに収まる事なくR&Bやファンクにソウルなど黒人音楽を自然と包括する音楽性をプレイヤーとしての技量で表現し、だからこそ他の多くのアーティストからもシンガーやプレイヤーとして起用されるのも当然の事なのだろう。さて、ソロとしては実に10年ぶりとなるアルバム・リリースに先駆けてリリースされる新作は、古巣Mahogani Musicへと戻りレーベル性も意識したのか以前にも増してセクシャリティーになった歌モノ作品で、リミックスも含めて期待を裏切らない。新作は2曲、その一つである”Not Gonna Let”は自身で色っぽく官能的な歌を披露するニューソウルとでも呼ぶべき甘い曲で、ヒップ・ホップ調のダウンビートにしっとりしたオルガンや凛としたピアノを合わせて、濃密な黒さで染めていくブラック・ミュージック。これまで以上にぐっと夜に生きる大人のような色気を増して、肌にしっとりと染みこむようなソウルフルな歌モノだ。一方で"Peace"も演奏は無しにRandolphによる歌とコーラスのみを合わせた曲で、ちょっとした息抜きと言うかインタールードと言うか、それでもRandolphの甘く誘うような歌が魅力的だ。さて、本作にはリミキサーにも強力が二人がフィーチャーされており、その内の一人はUKにて甘美なハウスならお任せのベテラン・Charles Webster。こちらのリミックスは原曲の溶けるような甘さを、ねっとりとした4つ打ちのディープ・ハウスへと変化させる事で、より濃密でお洒落さも増したWebsterお得意の色気爆発な音楽性が反映されている。方やMahogani Music繋がりでもあり同郷のDez Andresがリミックスした方は、4つ打ちではあるもののざっくりしたヒップ・ホップ感が爽やかなビートに繋がっており、Websterの粘性の高いリミックスとは逆に音を削ぎ落として控え目にメロウで小気味良いブギーな感覚のあるハウスに仕上がっている。どちらもアーティストの音楽性がはっきりと感じられるリミックスで、原曲とリミックスのどれもが異なる場面で使い方はそれぞれと、充実したEPであるのは間違いない。



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| HOUSE12 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Rebirth 10 - Compiled And Mixed By Larry Heard A.K.A. Mr. Fingers (Rebirth Records:REB036CD)
Rebirth 10 - Compiled And Mixed By Larry Heard A.K.A. Mr.Fingers
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シカゴ・ハウスのレジェンド…とだけで括るのでは恐れ多い、時代を越えて何時までも残る曲を制作する音楽家として孤高の位置に存在するMr. FingersことLarry Heard。初期シカゴ・ハウスのロウで荒ぶれる作風から、次第にそこにツール性のみならず趣深い情緒や琴線に触れるエモーショナル性を加えた張本人であり、伝説的な存在として尊敬の眼差しを浴びながらも今も音楽家として制作を続け、求道的な生き方を続けている。アーティストとしての技量は言うまでもないが今までにDJとして公式にミックスをリリースした事はなく、活動歴30年を経てようやくMr. Fingers名義でのミックスがここに届けられた。オフィシャルでの初のミックスである事は非常に貴重ながらも、今回はイタリアのレーベルであるRebirthの10周年を記念した作品とあって、あくまでレーベルの音楽性を伝えるショーケースが前提になっている。レーベルからの作品にはテクノからハウスにディスコ、USから欧州まで幅広い要素があり、レーベルを追い続けている人でなければその全容を計り知るのは困難だろう。しかし決してDJとしては超一流という訳でもないLarryが、ここでは穏やかで慎み深い点で音楽的には親和性のある事をベースに、ショーケースとしては十分に魅力あるミックスを披露している。ショーケースというコンセプトが前提なのでトリッキーさや派手な展開はほぼ皆無で、曲そのものの良さを打ち出す事を前提としたミックス - それは普段のLarry Heardのプレイでもあるのだが - で、幽玄なディープ・ハウスからアシッド・ハウスに歌モノハウス、またはディープ・ミニマルも使用して、穏やかな地平が何処までも続くような優しさに満ちた音楽性だ。丁寧に聞かせる事でしっとりと体に染み入るような情緒性を含みつつも、勿論ダンス・ミュージックとして体が躍り出すようなグルーヴ感もあり、Larryらしい大らかな包容力とレーベルの美しく幽玄な音楽性が見事にシンクロして相乗効果を発揮している。リスニングとしての快適性が故に部屋で流していて自然にさらっと聞けてしまうBGM風にも受け止められるが、それもLarryやレーベルの音楽性としてはあながち間違っていないのかもしれない。願わくば次はショーケースとしてではなく、よりパーソナリティーを打ち出したMIXCDも制作して欲しいものだが、さて今後の活動を気にせずにはいられない。



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| HOUSE12 | 12:00 | comments(3) | trackbacks(1) | |
Max Essa - Vacations Never Taken (Victor Entertainment:VICP65330)
Max Essa - Vacations Never Taken
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UK出身、現在は日本に拠点を置き活動を続けるMax Essaは、Warp Recordsからデビューを果たしておおよそ25年のキャリアを持つベテランだ。90年代当時はハウスやディスコを手掛けていた彼は、日本での活動は2008年以降のBear FunkやIs It Balearic?といったレーベルからリリースした作品による影響により、どちらかと言えばバレアリック/ニューディスコのアーティストとして認識されている。ハウスやディスコがジャンルであるのであれば、バレアリックはスタイルや雰囲気であり、例えばジャンルに特定される事なく幅広い音を以ってして明るい景色や色彩にポジティブな感覚を表現出来るようなものだ。本作はここ数年にリリースした作品とこのアルバムの為に制作された新曲を収録し、それらをミックスしたMIXCDでありオリジナル・アルバムでもあるが、前述からの意味では正にバレアリックで、Essaによれば「バレアリック・ディスコ・ハウス」とも述べている。出だしは朝の眠りから目覚めるようにリラックスしたブギーディスコな"Noon Lux"で始まり、開放感と透明感のある正にバレアリック・ディスコな"Uptown Vibrations"、シカゴ・ハウス的なパーカッションとゴージャスなシンセ使いによるイタロ・ハウス的な"Lives Of Irrefutable Fantasy"と、底抜けに明るく無邪気なサウンドで長閑な時間が経過する。ゆったりとしたスタートからスムースな流れを保ちながら、中盤は清々しくも官能的なボーカルトラックの"Magic"やアルバム中で一番リゾート/パラダイス感の強い優美なハウスの"Need Your Love feat. Yuki Suzuki (Lee Douglas Remix)"で徐々に盛り上がり、目も体も覚めたまっ昼間のアクティブな時間帯のようだ。そして後半はEssa自身によるギターも導入した郷愁たっぷりのバレアリックな"M.O.D.F.D.M.V"や跳ねるようなリズム感に勢いのあるテック・ハウスの"One Hundred Times (San Soda Remix)"など、よりフロアを意識したクラブ・サウンドを中心に日が暮れつつある時間帯を表現する。最後は幻想に包まれながら切なさが持続する"Come Come The Rain (Charles Webster Remix)"で淡い余韻を残して綺麗なクロージングを迎えると言う、実にバケーションの感覚をストーリー感のある見事な展開で表現している。勿論本作がダンス・ミュージックである事は前提ではあるが、しかしこの開放感や豊かな色彩はオープンエアの海沿いのイメージが湧いて来るようで、やはりリラックスして微睡んで聴きたくなる緩さが心地良い。バレアリックを体現するEssaの魅力が100%詰まった、架空のバケーション・サウンドにただただ溺愛してしまう。





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| HOUSE11 | 09:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Webster Wraight Ensemble - The Ruins Of Britain (Miso Records:Miso 027)
Webster Wraight Ensemble - The Ruins Of Britain

UKのベテランハウスアーティストのCharles Websterは様々な名義を用いて膨大な作品を残しているが、トラックメーカとしてはここ暫く名前を聞く事は減っていた。本作はそんなWebsterからの久しぶりの新作で、Matthew Herbert Big Bandでアレンジャー兼指揮者を務めていたPeter Wraightも加わり、本格的にジャズバンドとして取り組んでいる。タイトル曲はWebsterらしい甘いメランコリーが漂う楽曲で、艶のある女性ボーカルやストリングスにホーンなどゴージャスに装飾を纏いながらも、けばけばしくなる事なくエレガントに仕立て上げる作風で、スタイルは変わっても方向性としては以前から一貫している。ただ聴くのであればやはりアルバムの流れの中でが適切であり、本EPの注目はフランスの奇才ハウスアーティストのPepe Bradockによるリミックスだろう。跳ねるようなリズムも入ってフロア仕様に生まれ変わっているが、Pepeらしい狂ったように変容するエレクトロニックでダビーな音響空間を創り上げていて、原曲のエレガントな空気とPepeによる不気味な空気が侵食していく様に耳を奪われる。完全にPepe Bradockのトラックとして成立していて、この狂おしくも美しい個性は唯一無二の存在だ。またそのリミックスからビートを抜いたアカペラも収録されており、こちらはより不協和な音響を堪能する事が出来るようになっている。

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| HOUSE9 | 16:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
BEST OF 2013
今年も一年間当ブログを御覧頂いた読者の皆様、どうもありがとうございました。ElevenやSecoの閉鎖、関西方面ではオールナイトのパーティーは禁止となるなど、相変わらずパーティーを楽しむ人にとっては厳しい状態が続いております。その一方でOrigamiやLouverと言った新しいクラブもオープンしたり、また日本人が中心となるパーティーも増えているように思われるし、素晴らしいパーティーを作りたいと燃えているアーティストやオーガナイザーの熱い志に触れる機会があった一年でした。音楽にしても売れる量は確かに減っているものの、アナログ・レコードはその存在感を強めているし、良質なダンス・ミュージック作品も多かったと思います。で年間ベストに選んだ作品はリスニングとして耐えうる作品が中心になっているのですが、流行とかとは無縁なある意味ではベタな作品が多くなりました。結局時代に関係なく聴ける作品が自分の中で印象に残っているみたいですが、それとは別に毎週パーティーで最新のテクノやハウスを聴く事で、新しい成分を補完していた一年だったかなと。現場へ行く事で新しい音楽仲間の輪が繋がる事も多いわけで、その意味ではやはりパーティーへ足を運んで体験する事は重要な要素だったと思います。それでは、来年も良いお年を!
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| BEST | 13:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
XLAND Records Presents XMIX 03 Kenji Takimi (KSR Corp.:KCCD558)
XLAND Records Presents XMIX 03 Kenji Takimi
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2011年に新設されたFreaks Music FestivalはいきなりDJ Harveyを招致し度肝を抜いたが、2012年にはXLANDと名を変え野外フェスとして注目を集める。そのXLANDが手掛けるMIXCDシリーズがこのXMIXで、第一弾にはDJ Harveyを、第二弾にはRub N Tugを起用し捻りの効いたセンスで話題となるが、第三弾は日本からバレアリックを体現する瀧見憲司を起用し、更なるエスプリっぷりを披露している。元々普通でないダンス・ミュージックをプレイし現実離れした異形な世界を創出する手腕には定評があったが、公式では6年ぶりのMIXCDではその手腕には更に磨きを掛けて、最早ダンス・ミュージックですらある事を放棄したかのようにディスコやハウスだけでなくフォークやロックやジャズなどジャンルを横断しつつ、しかしリスニングとダンスのバランスを取りつつ極限までにロマンティックな世界を繰り広げていた。特に冒頭の4曲目辺りまでは享楽的なダンスの興奮を呼び起こすもなく、フォーク〜バレアリック〜コズミックなうっとりと甘美な音によって白昼夢へと誘われる。そこからは快楽的なニューディスコやファンキーなディープ・ハウス、幻惑的にサイケなロック(My Bloody Valentineのカヴァーまである!)など大きな振り幅をもってして、エグい音も織り交ぜながらBPMとジャンルを意識させることなく大胆な展開を作っていく。肉体へ作用する生命力に溢れたグルーヴと、精神に作用する倒錯的なサイケデリックと快楽的なバレアリックの応酬には、抗う事さえ出来ないだろう。終盤には見計らったように感動的な流れを用意しているが、物哀しいラウンジ系ハウスの"Cafe de Flore (Charles Webster's Latin Lovers Mix)"からNina Simoneのジャズ名作"My Baby Just Cares For Me"でそれまでの興奮を沈めるかのように、甘美ながらも和やかな空気で心地良い余韻を残してDJミックスは終わる。70分のDJミックスに収められた瀧見憲司によるストーリーは、快楽的で刹那的で、そして狂おしい程に美しい。

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| HOUSE9 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Charles Webster - House Masters (ITH Records:HOMAS19CD)
Charles Webster - House Masters
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Defectedが時代を作ってきたハウス・アーティストに焦点を当てるHouse Mastersシリーズの最新作は、UK生まれでサンフランシスコを拠点に活動していたハウスDJのCharles Webster。Furry PhreaksにLove From San Francisco、Presenceなど10以上の変名を用いて大量のEPを世に送り出してきたが、不思議と日本での知名度が高くないのはアルバムでのリリースが殆ど無いからだろう。特に近年は楽曲制作に於いても以前に比べると名前を見る事は少なくなっていたが、そんなところに丁度良く彼の様々な名義を用いた作品やリミックスを纏めたコンピが届いて嬉しいばかりだ。内容については文句無しにWebsterらしい甘く切ない、そして湿り気のある色っぽいディープ・ハウスで埋め尽くされている。良い意味で癖がないと言うか主張の少ないBGM的なラグジュアリーな趣さえあるハウスは、酸いも甘いも知り尽くした大人向けのエロスさえあるが、それでも尚フロアと言うディープな空間に響くぶっといキックによる踊れる4つ打ちの快楽性と言ったら。楽曲的にはべったりと甘いラブソング的なハウスと、フロア寄りのリズムが跳ねているファンキーなハウスに分けられるが、両者ともシンセやピアノなどの耽美な音色を十分に活かしたエレガントなメロディーが目立っている。エディットやリミックスと共に中には10年以上前のオリジナル曲も収録されているが、不思議と古さは感じられないのは前述したように癖が少ないからこそ普遍的なハウス・ミュージックとして時代を超えるのだろう。決して派手な個性は少ないが、愛して止まないハウスが詰まっている。ちなみに配信ではCD盤に14曲が追加されており、これだけ聴けばWebsterを理解するには十分過ぎるだろう。

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| HOUSE9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Tracey Thorn - Night Time EP (Strange Feeling:012FEEL)
Tracey Thorn - Night Time EP
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待ちに待っていた邂逅とはこの事か、公私共にパートナを組んでいるEverything But The GirlのTracey ThornとBen Wattが10年ぶりに音楽制作を共にした作品がリリースされました。残念ながら二人による完全な新作とはいきませんでしたが、ロンドンのポップスバンド・The XXの"Night Time"をカヴァーしたこの作品は、ダンスミュージックに傾倒する以前のEBTGらしいメランコリーが存分に発揮されています。プロデュースには近年Traceyの作品を手掛け続けているEwan Pearsonが迎えられ、そしてBenはギターとバックボーカルを担当と万全の体制。アコギーの郷愁成分をたっぷり含んだメロウな旋律が冴え渡り、そしてEwanの程良く刺激のあるリズム感が生きるアコースティックとエレクトリックが融和したEBTGとも言える内容で、昔からのファンも間違いなく納得するであろうカヴァーです。そして他2曲はアルバム"Love And Its Opposite"(過去レビュー)から、"Swimming"のCharles WebsterとVisionquestのリミックスが収録されています。甘美なディープハウスを作らせたら間違いないCharlesのリミックスは、やはり切なくも甘い湿り気の強いメロウなハウスなんですが、行き過ぎずに一歩手前で寸止めするような抑制もあり大人な雰囲気。対してVisionquestのリミックスは更にEwan Pearsonがエディットを施しており、優雅に煌びやかな舞踏会のパーティーらしい佇まいと程良くポップなセンスが感じられるEwanらしい作品でこちらも素敵です。EPとは言えどもかなりの力作で、EBTG復活を期待せずにはいられないですね。

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| HOUSE7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2011/01/29 Ostgut-Ton presents Sound of Panorama Bar @ Eleven
現在のクラブミュージックシーンで最も隆盛を誇るであろうベルリン・Ostgut-Tonが送り出すBerghain/Panorama Bar。昨年のElevenでのパーティーから一年経たずして、再度Panorama Barが日本にやってきました。今回はオランダ出身の女性DJ・Steffiと、そしてレーベルマネージャーでもありMy Myでの活動も有名なNick Hoppner。自分はこの二人に関しては全く今まで全く耳を傾けていなかったけれど、流石にPanorama Barの看板を背負っているのは伊達じゃなかった!!!
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| EVENT REPORT3 | 20:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Randolph - Echoes (Of Lonely Eden) (Still Music:STILLMDCD003)
Randolph - Echoes (Of Lonely Eden)
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デトロイトでDJメインではなく自らもプレイヤーとして生楽器を演奏し活躍しているアーティスト・Paul Randolph。ハウスやダンスと言うフォーマットを越えて、ソウルやジャズ、R&B、ファンクと言ったあらゆるブラックミュージックを租借し、デトロイトソウルとして纏め上げる才人。2007年にはアルバム"Lonely Eden"(過去レビュー)が発売され、それから3年経った今そのオリジナル盤に加えREMIX盤も追加した2枚組みがリリースされました。リミックス参加アーティストにはMike Banks、Recloose、Mark Flashらデトロイト勢に加え、Deetron、Charles Webster、Jazzanova、Todd Sinesらと各分野から実力者が集結。どのアーティストもRandolphの音楽性を良く理解していて、原曲のソウルフルで艶かしい質感を損なわずにハウスやヒップホップ、ダウンテンポとそれぞれが得意とする芸風に落とし込んでおり、良い意味でオリジナルからの極端な乖離が無く楽しめる内容だと思います。強いて言えばオリジナルは比較的リスニング寄りであったのが、リミックスではフロアを意識した作風が多くメロウなリスニングの要素と踊れる要素が良い塩梅で溶け合っているかなと。自分の作風に拘るあまりオリジナル音源の良さが失われる事も少なくないリミックスですが、本作はオリジナル盤が好きだった人にも違和感無く愛着を持って聴ける一枚ではないでしょうか。

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| HOUSE6 | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Mahogani Music (Mahogani Music:Mahogani M-17 CD)
Mahogani Music
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2005年にリリースされるも早々と廃盤となってしまったMahogani Musicのコンピレーションが目出度くリイシュー(何度も言いますが、最近のリイシューばかりな傾向は良くないんじゃ?)。Mahogani Musicはデトロイトの反骨精神の塊・MoodymannことKenny Dixon Jr.が主宰するレーベルで、自身の活動の場と言うよりはAndresやPirahnahead、Randolph、Amp Fiddlerなどの新生代の為に用意された場所と言っても差し支えはないでしょう。重要なのはMoodymannが関わっているからと言ってハウスだけをリリースするのではなく、そこにはヒップホップやソウル、ジャズなどの黒い音楽が集まっていて、つまりはクラブミュージックだとかハウスだとかの観点はなく彼のルーツである黒人音楽をデトロイトから掘り起こす為にMahogani Musicを運営している事でしょう。ここにはやはりMoodymannと同じ魂持ったブラックネスが溢れていて、それはセクシーでもありソウルフルでもエモーショナルでもあり、そしてロマンスがある。ジャンル的にハウスであろうがヒップホップであろうがジャズであろうが、Mahogani Musicの音、Moodymannの選んだ音と言うのがしっかり感じられるでしょう。ボーナスCDにはなんとNikki-Oのオリジナルアルバムも付いている。こちらは股間も濡れてしまう位に夜を感じさせる内容だ。DJ中はファッキンファッキンと呟き抗うMoodymannは、同時に艶めかしい情感を持った男でもある。

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| HOUSE5 | 08:00 | comments(3) | trackbacks(1) | |
Michel Cleis Feat. Toto La Momposina - La Mezcla (Strictly Rhythm:SR12698)

Michel Cleis Feat. Toto La Momposina - La Mezcla
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Michel Cleisなるアーティストが作品リリースした"La Mezcla"のリミックスEP。元々はLuciano主宰のCadenzaからリリースされていたそうですが、それにリミックスが加わりStrictly Rhythmがライセンスリリース。オリジナルはまあ良くも悪くもCadenzaらしいエスニックトライバルなハウスで、声ネタをふんだんに使用していて一般的には盛り上がり易いんじゃないかと感じます。ただ良くも悪くもと言った通りで、Cadenzaの型にはまっていて確かに質の高さはあるんだけどその先は無いかなと思う点もあったり。このEPで面白いのはやはりリミックスの方で、その一つはDefectedでも活動しているCopyrightのプログレッシヴハウスサウンドに染めたリミックス。アゲアゲな4つ打ちを強調し、テッキーな上物を追加して夜の喧騒に耐えうる内容へと変貌を遂げております。そしてそして更に素晴らしいのが甘めのハウスをやらせるとピカイチなCharles Websterのリミックス。原曲のトライバルな雰囲気は全く感じさせず、蜂蜜と砂糖を混ぜまくって甘めに調理したラウンジ風のしっとりハウスを披露。トラックが変わったせいか声ネタもオリジナルとは違い哀愁を発するようになり、大人のムーディーな愛を語るトラックへと深みを増しております。リミックスの面白さって言うのは、まさにこんな感じなんでしょう。

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| HOUSE5 | 11:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
2010/02/12 bug III @ Lazy Workers Bar
小野島大さん、24noさんが開催しているbug IIIでちょこっと回してきました。場所は渋谷の小さなバー・Lazy Workers Bar。以前は無かったDJブースが作られていて、しかも最新のCDJも用意されていたり、なかなかの設備。20名入ればいっぱいになってしまう小さなバーですが、むぅなかなか侮れん。

自分が着いた頃にはハッチΨさんがプレイ中。90年代のシューゲイザーを中心に回してましたが、ダムドの予想外なゴシックな曲も回したりしてびっくり。ダムドってパンクだけじゃなかったんだ…

で自分は一時間の中で下記のトラックをプレイ。新しいトラックと懐かしめのトラックを混ぜながら、黒っぽさとムーディーさとエモーショナルな音を表現したつもりです。しかしまあ好きな曲をかけると気分爽快ですね、スカッとしました。
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| EVENT REPORT2 | 09:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Pepe Bradock - Confiote De Bits / A Remix Collection (BBE:BBE128CCD)
Pepe Bradock-Confiote De Bits A Remix Collection
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クラブミュージックの世界において奇才と呼ばれる存在は数は少なくとも確実に存在はしていて、このフランスのPepe Bradockもその一人。活動初期の頃は比較的フィルターハウスを前面に打ち出したキャッチーなトラックが多かったものの、途中からは神懸った様に独特の亜空間と狂った美しさを感じさせるディープハウスに移行し、そして彼の代表曲とも言える"Deep Burnt"によりその人気はピークに達したのでした。リリース数は少ないものの一つ一つのトラックの完成度は稀に見る素晴らしさで、多くのファンが新作を待ちわびている事でしょう。そんなところにペペさんのリミックスワーク集が到着。殆どオリジナルの楽曲を知らないので比較は出来ないのですが、テクノ、ハウス、ジャジーハウス、ダウンテンポなど多彩と言うかまとまりが無いと言うか、とにかくやりたい様にやっちゃいました的なリミックスが多いです。印象としてはデトロイトハウスの野暮で粗野な音質とフレンチの耽美な世界観を合体させたような美しくもスモーキーな音で、やはりなかなか類似の見つからないオリジナリティーのある存在ですね。普通じゃない事をやっているのにダンストラックとしても成立しているし、やはりペペさんは凄いです!



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| HOUSE5 | 00:10 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Charles Webster - Coast 2 Coast (NRK Sound Division:NRKCD042)
Charles Webster-Coast 2 Coast
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PeacefrogやDefected、NRKを含め数々のレーベルから数々の変名を用いて活動しているUKのアーティスト・Charles Webster。基本的には欧州的な洗練された美しさが光るハウスを得意するアーティストですが、女の子受けする様な陶酔と甘さが持ち味ですね。と言っても全然下品じゃないし、むしろ気品に満ちているのが他の人との違い。近年は一向に新作が出ないのでヤキモキしておりますが、去年はNRKからのMIXCDシリーズ・Coast 2 Coastに参加しておりました。MIXCDにおいても彼の特徴である甘さや気品は充分に活かされていて、アッパーに盛り上げるのではなくてしっとり聴かせるタイプのハウスミックスを披露しております。派手なミックスや過剰なイコライジングは聴かせる事はなく、終始一曲を長めにつないで曲その物の良さを知って貰う落ち着いたプレイ。ミックスプレイ自体には特徴はないんだけど、その選曲の良さが素晴らし過ぎる内容ですね。夜の似合うアダルティーな音楽、それはただ下品にエロイのとは異なり上品なエロスを伴う官能的な妖艶さ。一歩引いた大人の美学とも言えるかもしれない。Charles Webster、この人のそんなエロさが今宵も体を火照らすのでした。

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| HOUSE4 | 06:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Ron Trent / Jerome Sydenham - Need 2 Soul Vol.1 (Need 2 Soul:N2SCD001)
Ron Trent / Jerome Sydenham-Need 2 Soul
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2005年に設立されたロンドンを拠点とし良質なハウスをリリースするNeed 2 Soul。今までにRon Trent、Anthony Nicholson、Glenn Undergroundらが作品をリリースしているので、今後も楽しみです(新鮮味はないんだけどねー)。そんなレーベルからレーベル名を冠したMIXCDが発売されていまして、ミックスを手掛けるのはシカゴ〜ディープハウスの重鎮・Ron Trentと、最近更にテクノ化している元スピリチュアル系のJerome Sydenham。どちらも良質なトラックを量産する傍ら、DJとしても世界を駆け回っていてその実力に嘘偽りはございません。

まずはRonサイドですが、彼が手掛けてきたMIXCDの中では本作は割りとオーソドックスなディープハウスが中心です。彼の音ってアフロなパーカッションの効いたハウスの中にも、どこか幻想的でアンビエンスな音が漂っていて浮遊感があるんですよね。またキックもドンシャリで重く響いてきて踊れるし、哀愁の滲むメロディーに溺れたりも出来るし、フロア・ホーム両対応な音楽性だと思います。滅茶苦茶アッパーに上げる事もなくあくまで空気に溶け込む様な聞かせ方が、ベテランらしい余裕があって上手いなと。ちなみに自身の曲を4曲も回しているんだけど、やっぱり自分の曲に自信があるんでしょうね。

対してJeromeですがこちらはやはりテクノトラックも使用して、エレクトロニックな音が強めです。プログレッシヴ系やテックハウス、ディープ目の音もあり深みにはまる様なプレイで、シンセの音が気持ち良いですね。でも思ったよりはアッパーでなくて緩みを生かしたプレイで、フロアでのピーク時間帯と言うよりはその後の熱冷ましの時間帯って印象を受けますかね。どうせテクノ方面のトラック中心なら、もっと上げ上げでも良かったかなとも思ったり。

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| HOUSE4 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(2) | |
UPCOMING EVENT
2008/07/05 (SAT)
DEFECTED presents Charles Webster Release Party @ AIR
DJ : Charles Webster
Special Live & DJ : Jazzin' Park

2008/07/11 (FRI)
UNIT 4th Anniversary @ UNIT
Live : Moritz von Oswald Trio feat. Vladislav Delay & Max Loderbauer (ex. Sun Electric, NSI), Flying Rhythms
DJ : Fumiya Tanaka, Juzu a.k.a. Moochy, Hikaru (Blasthead) and more

2008/07/12 (SAT)
LIQUIDROOM 4th ANNIVERSARY @ LIQUIDROOM
Live : Los Hermanos
DJ : Larry Heard

2008/07/20 (SUN)
Real Grooves Volume 28 "Musique Risquee Label Night" @ UNIT
DJ : Akufen, Maxxrelax
Live : Deadbeat

2008/07/25 (FRI)
CLUB MUSEUM "4 HOURS of DETROIT ROOTS !!" @ UNIT
GUEST DJ : SUBURBAN KNIGHT a.k.a. James Pennington
DJ : Kihira Naoki, Rok Da House

予定が空いてしまったので、Moritz von OswaldとLos Hermanos+Larry Heardのどちらにも行ける事になりました。YELLOW亡き後UNITががんばっております。この調子でUNITは良いパーティーを開催して頂けると助かります。
| UPCOMING EVENT | 14:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Hot Lizard - The Theme 2008 (NRK Sound Division:NRK136)
Hot Lizard-The Theme 2008
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Presence、Love From San Francisco名義でも活躍するCharles WebsterもメンバーになっているHot Lizardの1995年作が、ニューリミックスを収録してリイシューされております。注目はやはりデトロイトの天才・Carl Craigのリミックスですが、実は1995年に既に発表されておりまして特に新作と言う訳ではないようです。確かにそう言われてみると昔のCarlの作風に近いアナログ的で柔らかいシンセ音が中心で、ローファイな質感が懐かしくも未来的な予兆を感じさせます。最近の作風よりはモロにデトロイトテクノ風で、やっぱり昔からCarlは才能が突出していたなと再確認。Charles Websterが手掛けた新録の2バージョンは、片方は流行っぽくどぎついシンセが入ったねちっこいエレクトロハウス。ぐいぐいと惹き付けられる締まりのあるリズムトラックは、きっとフロアでも腰を揺らしまくるはず。もう片方は夜を感じさせるムーディーなディープハウスにアレンジされており、叙情を感じさせる内容です。

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| TECHNO6 | 21:00 | comments(4) | trackbacks(0) | |
Steve Bug - Bugnology 2 (Poker Flat Recordings:PFRCD16)
Steve Bug-Bugnology 2
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近年のミニマル隆盛と共に知名度を上げたPoker Flatのボス・Steve BugのMIXCD。既に結構な量のMIXCDをリリースしていて、本作は2006年にリリースされた物。彼のMIXCDはほぼ全部揃えているのですが、どの作品も淡々としていてクールなプレイが多いのが共通しています。リリースが増えるにつれてどのMIXCDも音が似通ってきているので、個人的にはもっと違ったプレイも聴いてみたくなってきたこの頃。だからと言って決して本作の質が低い訳でもなく、やはりミニマル系のDJでは安定したプレイでぼちぼちの質を保っております。ミニマルと言ってもただヒプノティックな音を追求するのではなくて、もっと肉体的と言うかリズムが直感的に体に来る感じのトラックが中心でしょうか。カチコチ系のパーカッションをベースに不安げで陰鬱なシンセがどろどろ入ってきて、ずーっと暗い夜道を彷徨う様なダークな展開で控えめに言っても派手は展開は無し。音数の少なさや不気味なベース音やら狂気を感じさせる雰囲気やら、そんな所にシカゴアシッドの影響なんかも感じたりしますね。事実他のMIXCDではシカゴハウスも回してますし。しかしまあ本当に地味と言うか淡々と冷たく、まるで能面の如く無表情なプレイですな。体感温度が下がりそうなひんやりとした音楽だね。

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| TECHNO6 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
The Orb - Back To Mine (DMC Publishing:BACKCD12)
The Orb-Back To Mine
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クラブで踊り狂って聴くだけがテクノではなく、家の中でまったり寛ぎながら聴く事が出来るテクノ。電子の音を心落ち着かせ静かに聴いてみるのも乙だと思います。この"Back To Mine"シリーズはパーティーの後、家に帰り喧騒の後の余韻を楽しむ為の音楽、みたいなコンセプトのMIXCDなのですが、ここで注目すべきはThe OrbのAlex Patersonが手掛ける本作。ネットで色々読んだ話だと実際のDJではテクノに限らず何でも回すぶっ飛んだプレイらしいですが、本作では良い意味でリラックスしたムードにまとめていて彼の普段のアンビエントな雰囲気が好きな人にはすんなり受け入れやすい内容となっております。冒頭ではAphex Twin、Charles Webster、Juno Reactor、B12などのテクノ、トランスで一見普通なのですが、その後突如ヒップホップやフォーキーな曲が入ってきます。ですが、特に違和感も無いのは全体的に牧歌的なムード漂う曲を選曲しているからでしょうか。その後もノンビートなアンビエントやエレクトロニカっぽいものまで無秩序に投入されますが、ジャンルはばらばらなれど何にも違和感が無いのは不思議。まあMIXCDと言っても大した繋ぎをしている訳でもないのである意味ただのコンピなのですが、選曲センスがやはり良いんですよ。このCDを聴いている間だけは時間がゆっくり進んでいるかの様な感覚に陥り、確かにパーティー後の安らぎの空間を的確に表現しているんじゃないでしょうか。しかしこういうのを聴いていると、クラブでのチルアウトルームに行きたくもなってしまいますが。

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| TECHNO5 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Steve Bug - Fabric 37 (Fabric:FABRIC73)
Steve Bug-Fabric 37
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いつのまにか現在のテクノシーンのメインストリームを突き進んでいる気がするPoker Flat Recordingsとそのボス・Steve Bugですが、Bugの今年2枚目となるMIXCDは名門Fablicシリーズからです。まあどのレーベルから出そうがこの人のプレイは既に地盤が固まっていて、基本的にはクールで緩めなミニマルハウスが主になっています。近年彼がリリースしているMIXCDがどれも同じ様な内容なので敢えてコメントもし辛いのですが、それでもやはり聴いていてじわりと効いてくるプレイは流石だと思います。ミニマルな中にも恍惚を誘うパーカッション系の曲や妖艶な色気を感じさせるテックハウス、果ては狂気じみた雰囲気さえ感じさせるアシッディーな曲も織り交ぜて、冷たい感覚は保ちつつも単調に陥らずにぐいぐいと引き込まれる世界観はBugらしいですね。新機軸もそろそろ見たいなと思いつつ、ミニマルなのが彼の持ち味だからきっとこれで良いのだ。しかしこういう音楽は部屋でしらふで聴くよりも、クラブで酒をがんがん飲んでぶっ飛んだ状態で聴く方が絶対に気持ち良さそうです。

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| TECHNO5 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Jimpster - Mix This (KSR HOUSE:KCCD279)
Jimpster-Mix This
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現在だとスーパーインプロヴィゼーションバンド・The Baysのキーボーディストと言う肩書きの方が有名なのか、JimpsterことJamie Odellのハイセンスなハウスミックスが出た!どうしていきなり強調してるかと言うと当初は全く買う予定が無かったのに、店頭で試聴したら思いの外好内容で衝動買いしたから。本作はJimpsterが運営しているレーベル・Freerange Recordsの作品のみを繋いだレーベルサンプラー的な内容だけど、しかしこれが本当に一つのレーベルの音源だけを使用したのかと疑いたくなる位、質の高い曲が詰まっている。同じコンセプトでここまで質が高いとなるとFrancois K.が送る"Deep & Sexy"シリーズ(過去レビュー)位しか真っ先に思いつかないけれど、本作は伝統的なハウスを聴かせる"Deep & Sexy"に対しより未来的でよりテクノ的であると思う。もちろんグルーヴの基本はハウスなのだがシンセの使い方がテクノ的で、華麗で西洋の美しさを匂わすエレクトロニックな音質が正にテックハウスと言われる物。ただ綺麗なだけではなくエレガント、つまりは優雅な気品も持ち合わせ、尚かつそれが鼻につく事もなくさらりと上流階級を味合わせてくれる庶民にはもってこいの内容なのだ。序盤〜中盤はブロークンビーツやディープで抑え目できて、そして10曲目以降が天にも昇る高揚感が続く4つ打ちテックハウスでピークに持っていく。そこら辺ではデトロイトテクノにも似た未来への希望が溢れ出ていて、デトオタも納得させるハイテック感覚を感じる瞬間があるだろう。そしてラスト間際のKirk Degiorgioの"Starwaves"に、テクノの最良の瞬間を垣間見るかもしれない。Kirk DegiorgioやIan O'Brienが好きな人には、絶対間違い無い一枚になりそうだ。

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| HOUSE3 | 19:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Renaissance Presents Nic Fanciulli Vol.2 (Renaissance:REN31CD)
Renaissance Presents Nic Fanciulli Vol.2
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前職を辞めて一ヶ月、その間に久しぶりにPCゲームをしたりハローワーク通ったりお家で昼寝をしたり、なかなかグダグダな生活を送っていました。がやっと新しいお仕事が決まり、これからは責任を持って社会人としての生活を送る事になります。最初の内は研修期間だろうと思われるのでそこまでは忙しくないと思うのですが、その後はIT関連なので時間も不規則になり多忙な予感がしています。まあこのブログも多少ペースは落ちる可能性が高いけれど、マイペースでがんばるぞっと。

今日は昨日に続きプログレッシヴハウスのMIXCDで、担当はUKプログの新星・Nic Fanciulli。自分は全然彼に関しては知らないのですが、MIXCDの中で自分の好きな曲が使用されていたのでついつい買ってしまいました。"Early Doors"と"Late Night Floors"と言う風に2つの異なるコンセプトで選曲をされていますが、まずは"Early Doors"から。日が変わる前のクラブをイメージしたと思われるタイトルですが、確かにそこまでアッパーではないしむしろラウンジなどで軽くBGMとして流れる位の耳当たりの良い内容だと思います。透明感に溢れ身も心も軽やかにお酒の進みそうな音ではあるんだけれども、ちょっとビートが弱いかなと…。自分の中でプログレッシヴハウスと言うと、徐々にエネルギーを溜めて終盤に上げて行く強烈な4つ打ちが好きなので、物足りなさが残るかな。しょうがねーなーと思いつつ"Late Night Floors"を聴いてみると、こちらは最初から滑らかな4つ打ちが鳴っています。しかしこの人の選曲って良くも悪くもメロディーの起伏が多く、MIXCDなんだけれども一つの世界に統一されてないのですね。例えば他のDJだと色んな楽曲を使っても見事に調和の取れた世界観を創り上げるけど、この人の場合MIXじゃなくてコンピを聴いている気持ちになってしまうなぁ。流行のエレクトロハウスっぽい音や綺麗目の音も入れたりしてそつはないけれど、なんだか全体的に緊迫感が持続しないのは何故?比較するのは可哀想だけれども前日紹介したHernan Cattaneoに比べると、Nic Fanciulliはまだまだと思わざるを得ない出来ですね。自分が聴きたかったFunk D'Void(=Francois DuBois)の新曲は予想通り素晴らしかったです。

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| HOUSE3 | 21:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Tracey Thorn - Out Of The Woods (Virgin Records:CDV3030)
Tracey Thorn-Out Of The Woods
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EBTGことEverything But The Girlのヴォーカリスト・Tracey Thornの、前作から25年を経て2NDアルバムがリリース。EBTGの相方・Ben Wattは精力的にレーベル運営やらMIXCDを出したりやらで活動しているものの、EBTG本家は1999年の"Temperamental"から開店休業状態。そんな訳でTracey Thornの新作に期待していたのですが、事前情報の通り音はかなりエレクトロニック寄りになっています。Ewan Pearson(って誰?)がメインでプロデュースを行い、自分の知っている人だとCharles Websterなんかも参加していていて、やっぱりTracey自身もネオアコからクラブミュージックにシフトしている様ですね。ただEBTGの様にグルーヴィンなハウスミュージックかなと予想していたら、意外にもそうではなくてエレクトロニックなポップスと言う感じ。だから雰囲気としては近年のEBTGの様にシーンの最前線に居るというよりは、ネオアコ時代のEBTGを電子化して蘇らせた様にも感じられます。切なさや寂しさを胸一杯に歌うTracey譲の歌は昔と変わらずに今も心に響きますが、クラブシーン寄りのEBTGとネオアコ時代のEBTGの境にあるような今作は少々曖昧な立ち位置ですね。どうせクラブシーンの方にプロデュースを頼むなら、もっとフロア向けのトラックに編曲しても良かったんじゃないかなと思います。あと音が綺麗すぎると言うか小綺麗にプロダクションされてしまって、彼女の1stアルバム"A Distant Shore"程臨場感が無いですね。抜群のメロディーセンスは持っているだけに消化不良な点は否めないですが、EBTGの新作までの繋ぎとしては聴けると思います。つか早くEBTGは新作出せ!

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| HOUSE3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
2007/01/19 7by7 @ Unit
今日はPeacefrogレーベルの二人、Charles WebsterとIan O'Brienが来日していたので久しぶりにUNITへ行ってきました。特にIan O'Brienは彼自身が作る曲も素晴らしいけれど、DJでも彼が敬愛するデトロイトテクノを惜しみなく回してくれるので、僕のお気に入りのアーティストであります。一方Charles Websterはオールドスクールなハウスから、シカゴ、デトロイトなども回しますが基本はハウスですね。つかこの二人組、2年前も一緒に来日してたし、以前には新宿リキッドにも一緒に来日してたから仲が良いんでしょうな。
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| EVENT REPORT1 | 08:40 | comments(8) | trackbacks(1) | |
UPCOMING EVENT
あけましておめでとうございます。と言っても、現在万座温泉にいる予定ですので、この文章もあらかじめ書き留めておいた物を自動で更新させているだけですが。僕は温泉で去年の垢をさっぱり落とし、また新しい気持ちで一年を過ごせるような思いにふけている事でしょう。さて年が変わったと言っても大好きな音楽は今まで通りい〜っぱいやって来る訳で、新年早々Reel Upがあります。WOMBメンバーは2000円ですよ!ベイヤー、ケンイシイ、コフュと言う嬉しい面子で低料金。僕はこのイベントから今年が始まりそうですね。

2007/01/05 (FRI)
REEL UP NEW YEAR BASH!! feat. ADAM BEYER @ Womb
DJ : Adam Beyer, Ken Ishii, DJ Yama
Live : Co-Fusion

2007/01/06 (SAT)
TIME WARP @ Yellow
DJ : Charles Webster, Alex From Tokyo

2007/01/07 (SUN)
JAPANECTION vol.10 feat. THE ADVENT @ Womb
DJ : The Advent, Q’Hey, Sisk

2007/01/19 (FRI)
7by7 @ Unit
DJ : Charles Webster, Ian O'Brien

2007/01/27 (SAT)
SVEN VATH IN THE MIX - THE SOUND OF THE SEVENTH SEASON WORLD TOUR @ Womb
DJ : Sven Vath
| UPCOMING EVENT | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Tom Middleton - The Sound Of The Cosmos (Label: Hooj Choons:HOOJ CDLP011)
Tom Middleton-The Sound Of The Cosmos
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Global CommunicationのTom Middletonが気合いを入れて作った3枚組のMIXCDを、ようやく手に入れたので気合いを入れて聴きました。いやー、3枚もあるとほんと全部聴くの大変ですね。数日前に紹介したGlobal Communication名義の「Fabric 26」はそれ程アンビエント色もなく、ファンはちょっとがっかりしていたかもしれません。しかしこれはボリュームもさることながら、内容もアンビエント色強めなプレイも入っていて納得して頂けるのではないでしょうか。CD1はRhythmがテーマでありまして、テクノ、ハウス、クラブジャズなどジャンルに拘らずに、リズムが強調されているトラックが中心です。多彩なビートを織り交ぜて、爽やかで軽やかなプレイを披露しています。対してCD2のテーマはMelodyで、まあいわゆるハウスですね。最初から最後まで4つ打ちで通し、甘さたっぷりのスウィートな展開でムードたっぷりです。Melodyがテーマと言う事に嘘偽り無く、一聴して耳に残るハウスばかりです。これはかなり良かったですね。そしてCD3こそGlobal Communicationファンがお待ちかね、Harmonyがテーマのアンビエント色強めなプレイです。トラック的にはダウンテンポやクラブジャズっぽいのが使われていますが、身体の中から疲れが抜けていく様な気持ち良さは正にチルアウト。重くドラッギーなアンビエントではなくて、快楽を重視したヒーリングアンビエントって感じでしょうか。こちらも充実したプレイで満足です。相当なボリュームながらも、三者三様のプレイが楽しめて文句の付けようがないですね。Middletonの宇宙を全身に感じられる素晴らしいMIXCDです。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Southport Weekender Vol.3 (SuSU:SUALBCD11)
Southport Weekender Vol.3
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Joey Negro、Miguel Migs、Giles Petersonが担当した「Southport Weekender」、Blaze、Joe Claussellが担当した「Southport Weekender Vol.2」、そして三作目は何とDimitri From Paris、Jazzie B、Quentin Harrisの異色の組み合わせ。つうか3枚もあって一通り聴くだけでもお腹イパーイです。喜ばしいシリーズではあるが、ほんとファン泣かせなシリーズでもありますね。Dimitriは予想通りなディスコ系でとにかく弾けています。Quentinはムーディーな典型的NYハウス。個人的に一番気に入ったのが、Jazzie Bのソウル・ファンク系のMIX。基本的にはハウス系のMIXCDなのである程度スムースな選曲ではあるけれど、腰に来るリズムと艶めかしいファンキーさがツボです。ダウンテンポ〜アッパーまで自在に展開を広げて、終わりまで休む暇もなく楽しめますね。他の二人はセオリー通りのハウスとは別に、こうやって異色なMIXがあると逆に新鮮さが際立ちます。また三者三様の味があるので、自分の好みの一枚って言うのが必ずあるのではないでしょうか。全て聴く時は気合いを入れて聴きましょう。

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| HOUSE1 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(2) | |
2005/05/28 UNITE @ UNIT
Ian O'BrienとCharles Websterが一緒に聴けるぜ〜みたいな感じで楽しみにしていたイベント。HUBで強いお酒を注入してほろ酔いで12時過ぎにUNITへ入りました。プレイしているのはIan O'Brien、こっちが先でしたか。まだ時間が浅い事もあり余りメロディーの無いパーカッシブなだけの曲で、地味なプレイをしています。フロアも空いてるしイマイチ盛り上がっていません。ん〜以前の様なオプティミスティックなプレイを期待してたんだけどな…。落胆していると1時位から明るめのメロディーが入った曲をプレイする様になり、Fabrice LigやDerrick May、BFC(Carl Craig)、また自身のQuerida名義の曲なども回すようになりアッパーでポジティブな面が徐々に現れて来ました。クラブで初の「Derrick May-The Beginning」なんかも聴いちゃったりして、やっぱデトロイト系の曲を回す事を期待してただけに一人興奮。2時位にはIan自身が手がけたハイテックコズミックチューン「Jazzanova-Days To Come(Ian O'Brien Remix)」が高らかに鳴り響き、宇宙の果てまでぶっ飛ばされました。もうこの頃になるとフロアも人一杯でみんな盛り上がっています。そのまま3時までコズミックでハイテンションにガンガン飛ばして、納得のプレイを満喫出来ました。
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| EVENT REPORT1 | 13:00 | comments(6) | trackbacks(0) | |
Charles Webster - Remixed on the 24th of July (Peacefrog:PFG037CD)
Charles Webster-Remixed on the 24th of July
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Charles Websterが再来日するので先日「Born On The 24th Of July」を紹介したのですが、そのリミックスアルバムも存在します。その参加アーティストが何とも豪華で、Pepe Bradock、Ian O'Brien、Herbert、Theo Parrishなど比類無きアーティストが勢揃い。オリジナルアルバムが好きだった人は、こちらも是非聴いて頂きたいと思います。それ程有名ではないですがThe Detroit Escalator Companyの迷宮的アンビエントリミックスは、奥深く打ち寄せては引くような感覚が心地よいです。Ian O'Brienは10分にも及ぶ大作ながらも、今回はハイテック路線ではなくボサノバ風味。清涼な空気一杯の軽めな仕上がりです。Daniel Wangは相変わらずディスコ風で、お洒落かつ懐かしさを感じさせます。Presence名義でのCharles Websterのリミックスは、けだるさの中に甘さもあり、かつディープでミニマルな意外とフロア対応な仕上げ。Herbertの場合はリミックスをしても、彼自身の作品と殆ど変わらない感じですね。でCharles Websterと有り得ない組み合わせのTheo Parrishはと言うと…相変わらずスモーキーで荒めの音響。原曲が思い出せないな、これは。オリジナルアルバムが濃厚な甘さ一杯の西洋ケーキだとしたら、リミックス盤は渋めのお茶と和菓子と言った作品。甘すぎた後にはさっぱりするのも必要って事でしょうか。じっくり噛みしめてください。

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| HOUSE1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Charles Webster - Born on the 24th of July (Peacefrog:PF097CD)
Charles Webster-Born on the 24th of July
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今週末遂にIan O'Brienと共にCharles Websterが再来日を果たします。前回の来日の際はHi-tech Jazzなんかも回してたっけ?新宿リキッドルームでのプレイが懐かしいです。そんなCharles Websterも活動歴はゆうに10年を越えるらしいですが、その名が知れ渡ったのはこのPeacefrogからの本人名義でのアルバムからでしょう。本人名義初にも関わらずかなり濃密で、ベテランらしいしっとりとしたハウスを披露しています。前半はダウンテンポ中心でラウンジミュージック的な落ち着いた空気に満ち、甘酸っぱい青春の様な、もしくは愛らしくキュートな雰囲気です。女の子とベッドに寝っ転がりながらいちゃついちゃったりして、そんな時にぴったりな感じ。中盤以降はストレートな西洋4つ打ちハウスがメイン、あぁやっぱりこうゆう盛り上がりもあると良いよね。アメリカのファンクネスたぎるハウスとは別物の、お洒落で耽美に満ちたハウス。透明感溢れる幻想的な音響にスウィートなメロディーが奏でられ、ベッドでいちゃついてその後のセックス最中にぴったり(か?)。徐々に内に籠もっていた心が開放されて、闇の中に光が射し込んでくるかの様です。彼女がいればこのCDをプレゼントしてあげたいなぁと思ったりする一枚です。

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| HOUSE1 | 22:55 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Upcoming Event
2005/05/28 (SAT) UNITE @ UNIT
DJs : CHARLES WEBSTER, IAN O'BRIEN

2005/06/03 (FRI) BETTER DAYS @ Module
Special Guest DJ : Mike "Agent X" Clark
DJs : Takamori K., No Milk, Misuzu, Sumitani

2005/06/10 (FRI) REAL GROOVES Volume 5 @ Yellow
DJs : Steve Bug、AKR + John Connell
Live: Luciano

2005/06/10 (FRI) IRIZO @ WOMB
Special Live Set : Speedy J
Special Guest DJ : Shufflemaster(traktor DJ set)
DJs : YOHEI ISHIJIMA, Nxx Oxxxx

2005/06/10 (FRI) Autechre @ CLUB CITTA' KAWASAKI
Live : Autechre
special guests: LFO, Rob Hall, Russell Haswell

黄金週間も終わり、祭りも終わり、宴の終演を迎えたようです。5、6月はそんなに大きなイベントもないなぁ。ま、CHARLES WEBSTER+IAN O'BRIENは絶対行きますけど。Speedy Jは1〜2年前に来日の話があって、急遽キャンセル。そして遂に来日ライブが決まりましたね。Surgeon並に超極悪な音を出せるやば〜いアーティストなので、興味津々です。

追加

2005/06/25 (SAT)MUSIC CONCEPTION presents MOONBEAMS @ Yellow
DJ : K.F. aka Calm
Live PA : Kirk Degiorgio (As One), New Ponta Box

2005/07/02 (SAT) LARRY HEARD JAPAN TOUR 2005 @ Yellow
DJs : Larry Heard aka Mr.Fingers, Alex From Tokyo

またまたラリーハードがイエローを襲撃。何度も行こうと思ってたのに予定が合わずに行けなかったので、今度こそ行かせてもらいます。
| UPCOMING EVENT | 22:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Ben Watt presents Buzzin' Fly Vol.2 (Astralwerks:ASW60303)
Ben Watt presents Buzzin' Fly Vol.2
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Everything But The Girlとして活躍していたBen Watt主催のBuzzin' Fly RecordsのMIXCD。MIX担当はVol.1と同じく当然Ben Wattであります。身を見張る様なMIXをする人ではないが、雰囲気を持ったスウィートな選曲でDJの上手下手が技術だけでは無い事を教えてくれます。元々EBTGがメランコリックでどこか儚い曲を得意としていたので、MIXの方にもそういった影響が出ているのでしょう。vol.1と比べると少しディープさが薄くなった様な気もしますが、殆どメランコリックハウスで統一されて内容に違いはないと言うか雰囲気は一緒ですね。相変わらずセンチメンタルで儚い展開にはうっとりせずにはいられないし、女の子が部屋に遊びに来たらこれをかければ間違いないっ!って感じです。レーベルサンプラーとしてBuzzin' Fly Recordsのアーティストの曲も収録されているらしいけど、誰がそうなのか良く分かりませんね。個人的には「Nookie-Better Love」が超イイッす!確かドラムンのアーティストだった気がするんだけど、テッキーな上物が被った甘いハウスで大当たりですね。Vol.1が気に入った人はこのVol.2も当然買いでしょう。大人のセンスを感じさせる一枚です。

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| HOUSE1 | 22:31 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Upcoming Event
2005/05/02 (MON) DIMENSION K presents -100°@ ageHa
Arena DJs : FRANKIE KNUCKLES,FRANKIE VALENTINE
Rose Room : SHUYA OKINO,TOSHIO MATSUURA
Tent : FREDERIC GALLIANO,DJ DEEP,ALEX from TOKYO ,HADYA KOUYATE(Live Act)
Water Bar : TOMITAKA KIYAMA,IZURU UTSUMI

2005/05/02 (MON) DOC MARTIN JAPAN TOUR 2005 @ Yellow
DJs : Doc Martin (Sublevel/LA), DJ Remi (Lumber/Lemiori)

2005/05/04 (WED) CHAOS @ Yellow
DJs : Fumiya Tanaka and more

2005/05/07 (SAT) ageHa LIVE @ ageHa
Arena DJs : SLAM, MAAR, RYUSUKE NAKAMURA

2005/05/07 (SAT) ESCAPE PRESENTS HI-TECK SOUL JAPAN TOUR 2005 @ Yellow
DJ : Derrick May, Ryo Watanabe

2005/05/28 (SAT) UNITE @ UNIT
DJs : CHARLES WEBSTER, IAN O'BRIEN

DIMENSION Kがヤベ〜、ヤバスギル。しかしドクマーティンのロングセットも捨てがたい。スラムは大好きなんだけど、完璧ブッキング間違い。マーとリュースケナカムラ?っておいおいおい…スラムはテクノだぞ。前座が二人もいるんじゃ、イエローの時みたいにロングセットも聴けないだろうし大変遺憾である。と言う事でデリックメイに決まりかな?そしてUNITでイアンオブライエンとチャールズウェブスターだ!これは確定です、ぜってー行く。
| UPCOMING EVENT | 19:57 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Ben Watt - Buzzin' Fly Volume One (Buzzin' Fly Records:CD001BUZZ)
Ben Watt-Buzzin' Fly Volume One
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Everything But The Girlで活躍するBen WattのメロウでディープなMIXCD。元々はEBTGでアコースティックでメロウな音楽を作っていたが、ドラムンが流行した時にハウスやドラムンと言った系統に染まりました。元々メロディー重視のアーティストなので、基盤がダンスミュージックに変わっても、センチメンタルな部分は失われず尚一層良質な作品を出し続けています。このMIXCDにおいてもあまりエフェクト等は聴かせずに、4つ打ちハウスを一曲一曲を大切にロングミックスしています。5曲目のBen Watt - A Stronger Manと6曲目のS.O.M. - Musicaのスウィートなボーカルを生かした流れには切なすぎて最高です。ラストでNeedsのPassion Dance Orchestra - Worlds(Theme 2)が登場。フィナーレを飾るに相応しい名曲。どこをとっても甘く切なくムーディーに統一されて、男臭い部屋もこのCDをかければあっという間にムーディーな部屋に(笑)Body & SoulやMiguel Migsが好きな人なんかにはお勧め出来るかな。EBTGでも早く新作出してください。

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| HOUSE1 | 23:28 | comments(0) | trackbacks(0) | |