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Antoine Kogut - Remixes (Versatile Records:VER125)
Antoine Kogut - Remixes
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フレンチ・ハウスと言ったら兎にも角にもVersatile Records、ストレンジな電子トラックから耽美なディープ・ハウスに、ダンスからリスニングとバランス感覚に優れた老舗レーベルは、ダンス・ミュージックという忙しない業界に於ける流行り廃りとは距離を置いて迷い無き道を突き進む。本作はフランス人アーティストであるAntoine Kogutが2018年にリリースしたアルバム『Sphere Of Existence』からのシングルカットで、レーベル主宰のGilb'RとI:CubeによるChateau Flight、そしてI:Cube単独、3人組のDJクルー&ライブバンドであるFlegon、そしてAntinoteからレフトフィールドなダンスをリリースしたRaphael Top Secretの4組がリミックスを提供している。アルバム自体はゆったり肩の力が抜けた切ないバレアリックなモードだったものの、このリミックスではそういった雰囲気を引き継ぎながらもクラブ感覚を増したダンス性も加わり、曲によっては興奮に包まれる真夜中のバレアリック・ダンスになっている。"Sphere Of Existence (Chateau Flight Remix)"は甘く囁くような歌を活かした90年代のイタロ系バレアリック・ハウス調で、メランコリーを誘うサックスの響きから覚醒的なアシッドのシーケンスへの転調を伴い、耽美な鍵盤のコード展開と疾走するビート感の流れも含んで、実に大らかで心地好く展開する。I:Cube単独のリミックスとなる"Sphere Of Existence (I:Cube Unexpected Dub)"では、そのダブミックスという通りに派手なメロディーは抑えられてその代わりにタム等のパーカッションを活かしたビート重視の作風となり、やや内向的で陰鬱さもあるディープ・ハウス仕様。"L'oeillet Noir (Flegon Remix)"はバンドらしく生っぽさを打ち出したざっくり質感で、ドラムやオルガンに鍵盤といった楽器を生演奏しているのだろうか、しみじみと情緒深く聞かせるスローモーなディスコ・スタイル。そして"Current Density (Raphael Top Secret Remix)"は繊細なフェンダー・ローズが優美さを奏でつつ、ヒップ・ハウス的な軽く跳ねるリズムで浮遊感を伴って、色っぽさや官能といった芳香もする大人びたハウスになっている。どのリミックスにも各アーティストの音楽性が繁栄されているが、流石Versatileらしく基本はダンスな作風ながらもメロディーやハーモニーも尊重した音楽的な豊かさが活きており、メランコリーな気分に浸れる事だろう。



Check Antoine Kogut
| HOUSE14 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Chateau Flight - Dam House EP (Versatile Records:VER123)
Chateau Flight - Dam House EP
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フレンチ・ハウスの代名詞でもあったVersatile Recordsの中枢を成しその先駆者として活動を行っていたのが、Gilbert CohenことGilb'R & Nicolas ChaixことI:CubeによるChateau Flightだ。近年はフレンチ・ハウス自体が以前程には賑わっていないという状況も関係があるのか、それぞれソロ活動はしながらもChateau Flightとしての活動は全く音沙汰が無い状況で一ファンとしては残念な思いであったが、何と2018年に4年ぶりとなる新作EPがリリースされた。元々フレンチ・ハウスの中でも耽美なだけでなく癖のあるストレンジ感を持ったユニットではあったが、随分と久しぶりとなる新作においてもその性質に更に磨きをかけており、ダンスとしての機能性の中にユニークな特異性を潜ませてChateau Flightとしての存在感を強烈に発している。"Crazy"は特に今までの作品と比べても異質なビートレスなアンビエントの形をしており、闇が這い出てくるダークな幕開けに耽美で繊細な電子音を散りばめて静かに朽ちていく退廃美を感じさせ、そこからも不気味なクレージーという呟きやトリップ感のある音響が飛び交い、美しさと狂気が混在する彼等なりの芸術作品なのだろうか。そんな曲をダンス・トラック化した"Crazy (House Mix)"は弾力のあるキックが軽快なリズムを刻んだハウストラックになっており、揺らめくトリッピーな音響の中により優美でお洒落な上モノを活かしてメランコリーな空気も携えて、マッドなフレンチ・ハウスは快楽的だ。特に不思議な鳴りをしているのは"Lo"でミッドテンポな安定感のあるリズムで始まり、何処の国とも分からないエキゾチックな笛の音やレイヴ風なシンセ、ぐるぐると回転するような木琴のような奇妙な音階などが風景が切り替わるように現れて、終始じわじわとした低空飛行のグルーヴながらも摩訶不思議な世界観でトリップさせる。そして"Sargan"は10分にも渡る強烈なテクノで、骨太ハードではないが膨張したベースラインと切れ味のあるリズムで疾走感を出しながら、明確なメロディーはない奇妙な鳴りの電子音を散らしながらサイケデリックな空気で包み込む。短いインタールードも含めて5曲のEPながらも、ボリュームは十分にありそしてどれも過去の作品以上に優美ながらも奇天烈なサウンドでぶっ飛んでおり、Chateau Flightの復活の狼煙をあげるには相応しい作品だ。



Check Chateau Flight
| HOUSE13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
I:Cube - Double Pack (Versatile Records:VER 120)
I:Cube - Double Pack
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フレンチ・ハウスの老舗レーベルであるVersatile Recordsは今でこそ多彩なアーティストを擁しているが、そのレーベル発足時から活躍するのがNicolas ChaixことI:Cubeだ。レーベル運営を行うGilb'RとのユニットであるChateau Flightでの活躍も華々しいが、このソロ活動ではフィルター系のまんまフレンチ・ハウスではなくより自由なエレクトロニック・ミュージックがベースにあり、特に作品を重ねる毎にその奇抜で変幻自在な音楽性は拡張を成しており、ベテランだからと言って全く落ち着くどころか尖った個性をより尖らせている。新作はアナログではダブルパックでのリリースでミニアルバム的な扱いだろうか、その分だけ収録曲も多くその多彩性は富んでいる。初っ端はアフロ・トライバルな抜けの良いパーカッションが乱れ打ちつつ、そのタイトル通りにミニマルな旋律のフルートが密林の奥の怪しい祭事かのような雰囲気を醸す"Flutes Souterraines"で、エキゾチックな効果音も入る事でより催眠的な効果を強くしている。"Troglo Dance"もエキゾチックな感覚はあるものの、アタック感の強いドラムと光沢感のあるシンセリフから感じられるのはディスコの系譜で、野暮ったくも簡素な味わいが逆に新鮮に聞こえる。一方で眠気を誘うようなぼんやりとしたシンセがにうっとりさせられ繊細な電子音も組み込まれたディープ・ハウス性の強い"Bifurque"や、アシッドなベース音が膨張しながらも壮大でゴージャスなシンセが感動的に展開する真夜中の雰囲気たっぷりなバレアリック・ハウスの"Ramurc"と、どちらも大らかな作風の中に美しいメロディーを活かした曲だ。そして奇抜性が特に発揮されている"La Nuit Des Rats"、変則的なブレイク・ビーツと民族的なパーカッションが生み出す不気味なグルーヴは黒魔術か何かの儀式か、何かが生まれる胎動らしき原始的なエネルギーがほとばしりトランス感覚を誘うこの曲は、ジャンル分け困難なダンス・トラックだ。ひとえにフレンチ・ハウスと言っても単純なものではなく、流石ベテランらしくその底深さを教示する如く様々な要素を披露しているが、実験的だけでなくどれもにI:Cubeらしいメランコリーがあるのも素晴らしい。



Check I:Cube
| HOUSE13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2017/7/28 mule musiq presents cats Kuniyuki New Album Release Party @ Contact
おそらく日本のレーベルとしては最も世界的に成功したと呼べるmule musiq。レーベルの現在のレギュラーパーティーとして「Cats」が定期的に開催されており、潤沢なレーベル所属アーティストのおかげで国内勢/海外勢問わずに実力あるアーティストが出演し、レーベルの音楽性を伝える共に現在形のダンス・ミュージックの普及に努めている。今回はレーベルを代表するアーティストであるKuniyuki Takahashiによるニューウェーブ・プロジェクトのライブお披露目がメインになるが、海外からはフレンチ・ハウスのChateau FlightからGilb'rとコズミック系のDaniele Baldelliという大物も来日する他、レーベル主宰者であるToshiya KawasakiにChee & KzaやSisi & TosiのB2Bもあるなど、とても豪勢な面子が集結している。
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| EVENT REPORT6 | 20:30 | comments(1) | trackbacks(0) | |
2013/12/7 Groundrhythm 11th ANNIVERSARY @ Air
井上薫がレジデントを務めるgroundrhythm。Airがオープンしてからはその場所で最も長く続いているレギュラーパーティーだが、遂に11年目が終わると同時に12年目へと突入する。移り変わりの早いクラブミュージックの業界に於いて10年以上もの継続した活動は簡単なものではないものの、ディープ・ハウス〜テクノと時代と共に音楽性に変化を見せながらコスモポリタンな個性を主張したミュージック・ジャーニー的なDJプレイだからこそ、今でもファンを魅了しながらgroundrhythmは続いている。そして11周年のアニバーサリーは外部からゲストを呼ぶこともなく井上薫によるロングセットがメインとなるパーティーであり、groundrhythmが井上薫と言うアーティストを中心に動いている事を強調する一夜となった。
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| EVENT REPORT4 | 00:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Cesar Merveille / Mirko Loko - Vagabundos 2013 Volume II (Cadenza Records:CADCD13)
Cesar Merveille Mirko Loko - Vagabundos 2013 Volume II
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チリアン・ミニマルを代表するレーベルとして名高いLuciano主宰によるCacenzaだが、近年はイビサを中心に世界各地でレギュラーパーティーとして“Vagabundos”を開催している。本作はそのパーティーに関連したMIXCDシリーズの3作目だが、ここではCadenzaからのヒット作で注目を集めたCesar MerveilleとMirko LokoがDJに起用されている。Cadenza自体は今でもチリアン・ミニマルとしての要素も残しているが、それ以上にバレアリックな多幸感や慎ましやかな優美さを追求しているようで、その傾向は本作にも如実に表れている。Cesarが担当した方はレーベルによれば「ディープでアンダーグラウンドなハウス」との事だが、ハードではないが安定感のあるリズムを刻みながらふらふらと酩酊するメロディーが漂い、確かに浮上する事のないアンダーグラウンドな感覚が通底している。快楽の殻を突き破る事もなく深い世界の中を迷い込んだままのような適度にヒプノティックな感覚が続き、ミニマル〜ディープ・ハウス〜テック・ハウスをしなやかに紡ぎ合わせ、後半に進むに連れてメランコリーが増す展開がえも言われぬ酩酊感を発しているのだ。対してMirkoが手掛けたミックスはよりメランコリーが強く打ち出されており、半ば恍惚のトランス感にさえ包まれる程に快楽的だ。"Dea"から"Tarzan (Âme Remix)"に繋がる瞬間の美しくも深い快楽に包まれるも、そこから一転して荒々しいシカゴ・ハウスの"House Room (Paul Du Lac Vocal Remix)"で目を覚まされ、そして繊細なピアノやストリングスが端正にメロディーを組みながら長くドラマティックに盛り上がる"The Rebirth"で一旦ピークを迎える。そこから終盤にかけては更に感情の吐露による揺さぶりをかけながら、ラスト間際ではMaster C & JとVirgoによる懐かしい物悲しさを含むシカゴ・ハウスが続き、ラストには正にコズミックな深宇宙が広がる"Cosmic Race"で感動的なフィナーレを迎える。2枚どちらもCadenzaに連綿と受け継がれてきたひれ伏してしまう神々しさ、官能的なエレガンスが最大限発揮されているが、特にMirko Lokoによるミックスがオールド・スクールとモダンが自然と溶け合っており素晴らしい。

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| HOUSE9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kuniyuki - Earth Beats (Live & Larry Heard Remix) (Mule Musiq:mule musiq 151)
Kuniyuki - Earth Beats (Live & Larry Heard Remix)

世界へと羽ばたいた日本のレーベル・Mule Musiqを代表するアーティストである高橋クニユキの新作は、幾度目かの復活となる"Earth Beats"のリミックスEPだ。初出は2005年でその後Henrik SchwarzやChateau Flightにリミックスされ、最近もRoman FlugelとMagazineにリミックスされたばかりなのだが、その勢いを止める事なくシカゴ・レジェンドであるLarry Heardの手に依って更なる復活を果たした。これだけリリースを重ねると言う事はクニユキ氏本人にとっても特別な思いがあるのだろう、本人がライブ演奏した"Kuniyuki Live Version"も収録されている。このライブ盤はオリジナルの繊細なジャジーテイストから一変して、アコギのメロディーは残しつつも硬質なエレクトロニックサウンドを強調したテクノテイストになっており、こんなアレンジもあるのかと驚かされてしまう。そしてLarry Heardはなんと3バージョンも提供している事から相当の気合の入れようが伝わってくるが、やはり素晴らしいのはディープ・ハウス仕様の"Fingers Deep Mix"。しっかりと芯のある強いイーブンキックな4つ打ちをベースにしながらも、繊細で儚いアコギの爪弾きラインに愁いに満ちたシンセストリングスなどを被せてしっとり感とフロア対応のダンスグルーヴを共存させ、Larry節とも言える郷愁の世界を演出している。更にはLarryがシカゴ出身である事を今更ながら思い出させる"Fingers Acid Edit"は、これぞシカゴの特徴と言える中毒的なアシッドベースを導入した神経を麻痺させるようなディープ・ハウスとなっており、エグいDJセットにも使えそうな癖のあるアレンジになっている。そして最もメロウな旋律を生かしたビートレスバージョンである"Fingers Ambient Mix"は、踊り疲れたフロアの朝方にほっと心を癒してくれるであろう美しき空間が広がるバージョンだ。と様々な作風の"Earth Beats"が収録されているのでDJにも重宝するであろうし、どのアレンジも素晴らしいのでDJでなくとも手元に置いておきたいものだ。

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| HOUSE8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Nick Hoppner - Panorama Bar 04 (Ostgut Ton:OSTGUTCD21)
Nick Hoppner - Panorama Bar 04
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Ostgut Ton、それは現在ドイツのみならず世界中から最新の音を求めて人が集まるクラブであるBerghain/Panorama Barが、そのクラブの音をアウトプットする為のレーベルである。Berghainがテクノ/ハード/硬派と表現されるのであれば、Panorama Barはハウス/ソフト/官能的と言うべき対照的な要素を持ち合わせ、その両者がバランスを取りながらレーベルの評価を高める事に成功している稀有な存在だ。本作はPanorama BarのMIXCDシリーズの4作目となるが、遂にOstgut Tonの方向性を決めるべき存在であるレーベル・マネージャーのNick Hoppnerが登場した。率直な意見で言うとHoppnerが表立って目立つ事も無ければBerghainに比べてPanorama Barは地味な印象もあるが、このMIXCDを聴けばPanorama Barが如何にディープで如何にエレガントで、そしてクラブに於けるパーティーをどれ程鮮やかに彩るかを肌で感じるであろう。勢いで引っ張っていく時間帯は一時もなく終始音をリラックスして聴かせるタイプのMIXではあるが、しかし驚く程にスムースな流れで色気と叙情感を常に発し続けるプレイは、大人のと言うか酸いも甘いも知り尽くしたベテランだからこその賜だ。そしてBerghain/Panorama Barに共通する最新のクラブでありながら、温故知新とも言える古い作品を使用しながら今っぽく聴かせるレーベルの傾向はこのMIXCDにも息づいていて、タイムレスな音を伴う事がある意味ではPanorama Barが単なる流行的な音楽性ではない事を象徴している。Berghainは刺々しく荒々しい音楽で聴く者に忍耐力を要求する面もあるが、Panorama Barでは深い音楽性を保ちながらもドイツ・ディープ・ハウスの間口を広げる聴き易さもあり、日本に於いてはBerghainに比べると評価を低く見られがちなPanorama Barに正当な評価を下せる内容ではないかと思う。

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| HOUSE7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2012/7/15 TIMEWARP ~I:CUBE "M" MEGAMIX WORLD WIDE TOUR~ @ Eleven
DJ Alex From TokyoとTRによるレギュラーパーティーであるTimewarp、今回のゲストはフランスはパリからChateau FlightのメンバーであるNicolas ChaixのソロワークであるI:Cubeが呼ばれていた。I:Cubeと言えば個性的でありユーモアのあるフレンチ・エレクトロを一貫して鳴らし続けていたアーティストであるが、滅多に来日しないアーティストが今回はライブを披露すると言うので期待を胸に遊びに行ってきた。
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| EVENT REPORT3 | 17:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
I:Cube - "M" Megamix (Versatile Records:VERCD025)
I:Cube -
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フランスはパリの最新のモードを発信するVersatile Records、その中心にいるのがGilb'RとNicolas ChaixによるChateau Flightだ。二人の異なる音楽性が交わる事によって生まれるダンスミュージックは、デトロイト・テクノやディープハウス、ブロークンビーツやジャズなどがエレガントに融合し、フランスに対する美のイメージを喚起させる。今回はそんなChateau FlightのNicolas aka I:Cube名義でのアルバムが、前作から6年ぶりに届けられた。エレクトリック・ミュージック
に影響を受けたI:Cube単独での作品と言う事もあってか、Chateau Flightに比べると湿っぽさや生っぽさは隠れて奇天烈な電子音が飛び交うダンスミュージックが大量に並んでいる。開放感のある楽天的なディスコに低空飛行を続ける暗めのミニマル、浮遊感のあるテックハウスに万華鏡のような幾何学的な美しさのあるダウンテンポなど、実に多彩な音を聞かせているがエレクトロニックな煌く音質の統一感は感じられる。1時間のアルバムの中に先行EPとしてリリースされた曲も含め24曲がミックスされている事もあってか、良い感じで盛り上がってきたと思いきや即座に次の曲へと入れ替わり、目まぐるしい展開はなかなか一つの世界感に没頭させずに大量の情報で意識を困惑させトリップ感を生み出すようでもある。勿論I:Cubeらしいアクの強さとエレガンスを自然と両立させてもいて、ただ単にお洒落なだけのフレンチ・ハウスとは一線を画しダンスミュージックに対する深い造詣が感じられる前衛的なアルバムだ。



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| HOUSE7 | 09:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Robag Wruhme - Wuppdeckmischmampflow (Kompakt:KOMPAKT CD 84)
Robag Wruhme - Wuppdeckmischmampflow
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テクノもハウスもドイツ、特にベルリン勢が猛威を奮う中、いやいや忘れてはならないのがケルンから生まれた2000年代のドイツテクノを象徴したKompakt。硬派なミニマルテクノから荘厳なアンビエント、色鮮やかなポップや最近ではロック/ニューウェーブ色まで吸収したKompaktは、単純さを極めたフロア向けだけのダンスミュージックではなく雑食性と豊かな音楽性を伴い成長してきていた様に思われる。そしてRobag Wruhmeなるアーティストが手掛けるこのMIXCDも、今流行のベルリンテクノのストイックでモノトーンな音楽性とは一線を画し、緊張ではなくゆるさを極めた色気のあるディープなテクノ/ハウスを中心に、ミニマルもエレクトロニカも同時に聴かせてしまう。圧倒的に降り注ぐプレッシャーも図太い低音も凶悪なムードも一切無い、それ所かロマンティシズム溢れる情緒の豊かさとお酒に酔った時のあのフワフワとした酩酊感がどこまでも続き、終止リラックスしたムードで深層に連れて行ってしまう。線の細さ・か弱い音が故にしっかりと耳を傾け、出来るなら高音質なサウンドシステムの綺麗な音で聴きたいとさえ思う程に優雅な世界観だ。反復だけの単純な音楽でクラブで馬鹿騒ぎするのも楽しいけれど、時にはこんなドラマツルギーに踊らされる一夜も体験してみたいものだ。

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| TECHNO8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Tête - Rotor (Innervisions:V31)
Tête - Rotor
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昨年もベルリンディープハウスシーンを引率していたInnervisionsは、今年も年明け早々から強力なトラックをリリースしました。Têteなる初めて耳にするユニットですが、実は現在脂の乗っているChateau FlightからI:CubeとÂmeからFrank Wiedemannと言うInnervisionsで活動する二人のコンビ。レーベルインフォによればJupiter-6やTB-303、TR-808等のヴィンテージなアナログ機材を元に二日間で制作されたトラックを収録との事。タイトル曲の"Rotor"は妖艶な上物がアルペジオを奏でながら別の発信音らしき音が淡々と鳴り続け、微細な変化のあるミニマルな展開にどっぷり嵌めるハウス。一見地味ながらもスルメの様な味わいがあります。そして裏面の"Zuckerzeit"、初っ端からおどろおどろしい狂気の滲み出るダークな音が出てくるが、しかし途中から上昇気流に乗っていつの間にか心地良いトリップ感に包まれるテックハウス。単純な展開の様でSEやら色々な音色が細かく配置されていて、アート的にも感じられる芸術的なトラック構成は、Chateau FlightとÂmeと言うメンバーが揃っただけの事がありますね。しかしInnervisionsのアナログ盤のパッケージは毎度の事手がかかっていて、アナログを買う事で満足度が高まります。そんな面も含めてInnervisionsの音楽性はアート的ですね。

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| HOUSE6 | 12:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
The Gathering - In My System (Remixes) (Silver Network:SILVER029)
The Gathering - In My System (Remixes)
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シカゴディープハウスの巨匠でありながら、近年のジャーマンディープハウスにもリンクして再度注目を集めているChez Damier。昨年はThe Gathering名義(ユニット?)の"In My System"がまたも大ヒットとなるなど熱い状況が続いておりますが、その熱も冷めないうちに更にリミックスEPが到着。A面にはリエディットやビートダウン方面で躍進中のThe Revengeがリミックスを提供しており、普段とは作風の異なるアシッディーで不機嫌なシカゴハウス風のディープハウスを披露しています。オリジナルのメロウさは抑えクールで無機質にしつつ、不思議なSEも加えてどこかミステリアスな空気漂う簡素なスタイルへと削り落とした印象。そしてB面にはフレンチハウスの第一人者・Chateau FlightからI:Cubeが、極上のプログレッシブハウスなリミックスを提供。最近のI:Cubeの音楽性は以前からは想像も出来ない程に大箱向けなプログレッシブハウス寄りになっているけれど、その違和感以上に力強いダンストラックの魅力が優っているのも事実。本作でもハードで図太いキックの上にサンプルボイスをループさせ、奥行きを感じさせるダビーな音響とど派手なシンセで空間を埋め尽くして、眼前に圧倒的な音の壁が立ちはだかる様です。これはフロアで聴いたら絶対盛り上がるのは間違い無いでしょう。ちなみに私はアナログ盤を購入したのですが、デジタル配信だと更に3つのリミックスも収録されている模様。

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| HOUSE6 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Ripperton - Miegakure EP (Green Records:GR09.2)
Ripperton - Miegakure EP
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元Lazy Fat Peopleの一人・Rippertonが、今年リリースしたアルバムからシングルをカット。リミキサーにはフレンチハウスの先駆者であるChateau FlightからI:Cubeと、オランダのMark Augustなるアーティスト。注目すべきはI:Cubeが手掛けたプログレッシヴハウス方面、そして大箱向きなエレクトロニックハウスなリミックス。Chateau Flightと言えば兎にも角にもフィルターハウスと言う認識もあったでしょうが、今回は壮大な音響空間を生み出したプログレ系。原曲の線の細いメロウなボーカルハウスの色を一気に塗り替えて、メロウな旋律は残しつつダビーな音響で広い空間を感じさせリズムも図太く低音を効かせたピークタイムチューンへと肉付け。どこか儚げなで物哀しい雰囲気も、フロアの爆音で聴いたらうっとり陶酔するに違いないでしょう。対してMark Augustのリミックスはオルゴールらしい音がドラマティックに展開し、どちらかと言うとリスニング向け、又はピークまでにじわじわと深みにはめて行くタイプのリミックス。真夜中の墓場を散歩するようなおどろおどろしさも感じられます。

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| HOUSE6 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2010/10/30 Spinning Vol.3 @ 渋谷 Bar&Cafe特異点
台風直撃な予報と言う最悪の状況の中で、結局は雨さえ降らずに穏やかな天気の中無事"Spinning"3回目を開催する事が出来ました。差し入れを持って来てくれた方、特異点のハロウィンパーティーに合わせて遊びに来たお客さん達が集まってくれて、丁度やりやすい雰囲気の中でプレイする事が出来たと思います。本当に来て頂いた皆様に感謝。そしてゲストで回していただいたgouuuuogさんは硬めのミニマルダブ〜テックな音が中心で、特異点と言う小さなバーの中でも良い鳴りを聴かせてくれて気持良かったです。

自分は今回はとにかく好きな曲をどしどしと詰め込んだのでかなりコテコテな選曲になりましたが、まあバーの雰囲気に合わせて色気のある流れは表現出来たかなと。では今後もお客さんに楽しんで貰えるように改善を試みつつ、ぼちぼちと開催したいと思いますのでどうぞ宜しくです。

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| EVENT REPORT3 | 16:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Five Years Of Innervisions Compiled & Mixed By Dixon × Air (LASTRUM:LACD-0183)
Five Years Of Innervisions Compiled & Mixed By Dixon × Air
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代官山のクラブ・Airが手掛けるHeartbeatシリーズに、ドイツハウスシーンの急先鋒のInnervisionsのレーベルショウケースとでも言うべきMIXCDが登場。コンパイルとミックスを手掛けたのはレーベルの舵取り役でもあるDixon。しかし5年、レーベル発足から僅か5年でここまでの成長を遂げるなんて。元々はSonar KollektivのサブレーベルでしかなかったInnervisionsが、何時の間にか親レーベルよりも有名になり独立してしまった下克上。驚愕と感嘆以外の何物でもありません。そんな5年の軌跡をたった80分のMIXCDに収めるなんて土台無理な話ではありますが、それでもヒット曲や傑作と呼べるトラックはしっかりとチョイスされており、特にヴァイナルリスナーではない方にはとても便利な一枚だと言えるはず。一般的にはInnervisionsはハウスのレーベルと言う認識が強いですが、その中でもエレクトロやトライバル、ミニマル、テック、そしてメロウな歌物まで実にバラエティーに富んだ音楽性を持ち合わせていた事を本作に拠って気付く事でしょう。頑なに守り続けるアンダーグラウンドなレーベルの運営、そして変わって行くべき・進化すべきスタイル、一見矛盾した様なその両性を持ち合わせたInnervisionsの奥底はまだ一向に終わりが見えません。ハードなテクノが復権しつつあるベルリンダンスミュージックシーンの中で、Innervisionsもまた一つのスタイルを確立しております。

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| HOUSE6 | 07:30 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Josh Wink - When A Banana Was Just A Banana - Remixed & Peeled (Ovum Recordings:OVM-9008-2)

Josh Wink - When A Banana Was Just A Banana - Remixed & Peeled
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昨年リリースされ評判を得たJosh Winkのアルバム"When a Banana Was Just a Banana"(過去レビュー)を、現在テクノ・ハウスシーンで活躍している著名なアーティストがリミックスした作品集が登場。元々が激渋なミニマルでテックなフロアを意識したトラックでしたが、ここに集ったアーティストもその流れを組んだリミックスを披露しております。The BaysのメンバーでもあるJimpsterはディープでずぶずぶな展開の中に、夜の妖艶さを含ませたディープハウスを披露。最近はミニマルに傾倒しているSlamはやはりトリッピーな効果音が特徴的なミニマルを、Radio Slaveは徐々にビルドアップしていく恍惚感のあるミニマルを聴かせる。フランスの耽美派ハウスユニット・Chateau Flightさえも、華やかさを伴いつついかつくゴリゴリと荒さのあるミニマルを聴かせるなど、やはりシーンはミニマルなのでしょうか。Benny Rodriguesなるアーティストだけは鈍いアシッド音を使ったアシッドハウスを披露していて、それが古臭い訳でもなくしっかりと現在のシーンにも適用していて格好良いです。その他にもNic Fanciulli、Agoria、Martin Buttrichら随分と豪華なリミキサーが集結していて、その誰もが硬質なミニマルを意識していて、地味と言えば地味だけどフロアで使い勝手の良いリミックスを行っております。ジャケットの様にオリジナルから薄皮が一皮向けたような変化を見せたリミックスアルバムでした。

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| TECHNO7 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
I:Cube - Picnic Attack (Versatile Records:VER006)
I:Cube - Picnic Attack
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フランスのクラブミュージックと言えば自分の中で真っ先に上がるのが、テクノのLaurent GarnierとそしてハウスのChateau Flight。この二人はフレンチテクノ・ハウスでは絶対に外せないアーティストです。そしてChateau Flightのメンバーの片割れ・Nicolas ChaixことI:Cubeの1stアルバムにして傑作なのが本作。一時期は兎にも角にもフレンチハウスが流行っていた時期があったけど、そんな中でも本作は特に輝いている一枚。近年のI:Cubeと言えば雑食性を帯びてバラエティーに富んできているけれど、この頃はまだ真っ当にフィルターハウスを中心に作っていた頃。薄膜が張られた様な薄い4つ打ちのグルーヴながらも、逆にそれを生かした緊張感と繊細で煌く音色はフランスの耽美さを端的に表していて、芸術性の高いトラックが連なっています。フィルターハウスと言えばシカゴハウスも得意とする分野なんだけど、シカゴの音に比べるとフレンチのそれは下品じゃなくてやはり優雅で上品さが漂っているのよね。中には"Picnic Attack"や"Disco Cubizm"(Daft Punkがリミックスして大ヒットした名作)の様なイケイケでファンキーな曲もあるけれど、上品さも決して損なわれないのです。ついでにそんなフィルターハウスに混ざって、当時別に流行っていた西ロンを意識したジャジーなブロークンビーツも数曲収録されております。片手間に手掛けた訳じゃなくブロークンビーツのトラックもかなり本気と言うか、複雑なリズムに拘りがあって生きているグルーヴが存在しているね。ワインでも飲みながら聴いて、エレガンスな一時を過ごして欲しいと思います。



Check "I:Cube"
| HOUSE5 | 12:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Steve Bug - The Lab 02 (NRK Sound Division:LAB002)
Steve Bug-The Lab 02
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ミニマル旋風の中で着実に評価を上げてきたPoker Flatのボス・Steve Bugが、重要ハウスレーベルの新たなるMIXCDシリーズ"The Lab"の第二段に抜擢されました。この人の作るトラックは凄い秀でてる訳じゃないけれど、DJMIXに関しては中々グルーヴィーで色気やディープさを伴いベテランらしい大人なプレイが多く、アーティストと言うよりはDJ気質なお方だと思います。今回は2枚組みでそれぞれコンセプトを分けてプレイ。CD1はハウス〜ディープハウスの現代的要素をフューチャーした滑らかで深みのある音をコンセプトに、小さなクラブで一晩中プレイするのを意識した展開だそうです。実際殆どアッパーにはならずに緩みのあるグルーヴで、ミニマルでパーカッシヴなずぶずぶと深みにはまるプレイ。終盤テッキーで幻想的な場面も出てくるけれど、結構地味かな…。対してCD2はアップリフティングに、でもソウルフルかつテッキーな大箱向けのプレイだそうですが、う〜ん、やっぱり地味じゃないかな。ディープなミニマルを中心に終始陰鬱な音が続いて、ずっと沼の底に陥るような印象。これが今のクラブのメインストリートなの?なんかいかにもテクノって感じではないんだよな、ハウシーではあるけれど。一晩中こんな落ち着いたのを聴いて踊るほど自分はまだ歳くっちゃいないし、もっとテクノらしい衝動がある方が俺は好きだけどな。それに以前は聴けたセクシャル、アダルティーな要素が薄まっているのも個人的には残念。自分とSteve Bugの求める音に距離感を感じました。

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| TECHNO7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pepe Bradock - Confiote De Bits / A Remix Collection (BBE:BBE128CCD)
Pepe Bradock-Confiote De Bits A Remix Collection
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クラブミュージックの世界において奇才と呼ばれる存在は数は少なくとも確実に存在はしていて、このフランスのPepe Bradockもその一人。活動初期の頃は比較的フィルターハウスを前面に打ち出したキャッチーなトラックが多かったものの、途中からは神懸った様に独特の亜空間と狂った美しさを感じさせるディープハウスに移行し、そして彼の代表曲とも言える"Deep Burnt"によりその人気はピークに達したのでした。リリース数は少ないものの一つ一つのトラックの完成度は稀に見る素晴らしさで、多くのファンが新作を待ちわびている事でしょう。そんなところにペペさんのリミックスワーク集が到着。殆どオリジナルの楽曲を知らないので比較は出来ないのですが、テクノ、ハウス、ジャジーハウス、ダウンテンポなど多彩と言うかまとまりが無いと言うか、とにかくやりたい様にやっちゃいました的なリミックスが多いです。印象としてはデトロイトハウスの野暮で粗野な音質とフレンチの耽美な世界観を合体させたような美しくもスモーキーな音で、やはりなかなか類似の見つからないオリジナリティーのある存在ですね。普通じゃない事をやっているのにダンストラックとしても成立しているし、やはりペペさんは凄いです!



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| HOUSE5 | 00:10 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Muting The Noise 01 (Innervisions:INNERVISIONSCD02)
Muting The Noise 01
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現在、ミニマルやハウスと言った音楽では最も注目を集めているであろうレーベルが、ドイツのInnervisions。Âmeの大ヒットに続き、Tokyo Black Star、Henrik Schwarz、Marcus Worgullら注目株だけでなく、フランスのテクノ伝道師・Laurent GarnierやChateau Flightさえもこのレーベルから新作を発表するなど、才能あるアーティストが続々とInnervisionsに集結しております。ところで現在のダンスミュージックシーンの最先端を進んでいるであろうInnervisionsですが、本作はビートレスな曲中心の非ダンスミュージック的なコンピレーションです。"Muting The Noise"と言うタイトルからも分かる通り、肉体に躍動を呼び起こすのではなく精神に安堵と快適をもたらすはずの静かな内容です。と言ってもアンビエントやチルアウトの様に浮遊感があって底抜けに享楽的かと言うとそうでもないし、内省的でどこか重苦しさを感じます。シンセの音色などは美しいけれどInnervisionらしいドゥープな面も見え隠れしていて、快楽の中に一滴だけ毒液が注入された様なイメージ。個性が強いので場合によっては逆に落ち着けなくなる様な音ではありますが、Innervisionsがそれだけ独特の音を放っていると言う事かもしれません。ジャーマンプログレの大御所・Klaus Schulzeを参加させたのは驚きですが、相変わらず18分と長尺な曲を提供していてどぅぅぅ〜んと気分も重くなりました。

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| TECHNO6 | 18:15 | comments(4) | trackbacks(0) | |
Kuniyuki Takahashi - Remixed (Mule Musiq Distribution:MMD07)
Kuniyuki Takahashi-Remixed
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札幌発の心温まる音楽家・高橋クニユキのリミックスアルバムが登場。ハウスのフォーマットを元に自然的・有機的な音で心の奥底まで響かせるトラックは既に海外のアーティストからも賞賛を浴び、日本においても既に注目に値すべきアーティストに成長しております。今回は著名なアーティストがリミックスを提供していて、Cobblestone Jazz、Theo Parrish、Henrik Schwarz、Chateau Flight、A Mountain Of One、Tony Lionniらと大変豪華な人選。圧巻はやはりTheo Parrish、やばいですね。14分にも及ぶ超大作のリミックスを披露しているのですが、ざらつきのあるローファイなリズムトラックが煙たく、ねちっこいグルーヴは期待通り。フランスのお洒落かつ変態ユニット・Chateau Flightも彼等らしく、奇天烈なピコピコサウンドが何とも可愛らしい見事なフレンチエレクトロを聴かせてくれます。Tony Lionniと言う人は全然知らないのですが、オーガニックなディープハウスを披露。原曲にあったフルートやピアノの旋律を壊す事無く生かして、正当派な4つ打ちに仕上げ心地良い横揺れグルーヴを生み出しています。そしてクニさん本人も新曲やリミックスを提供していますが、本人がリミックスした"All These Things"は、まるでJoe Claussellみたいなスピリチュアルハウスで、広大な大地に包容される様な優しさに溢れています。その他にも素晴らしいトラックが多く収録されていて、十分に聴き応えのある力作ですね。

残念なのはリリースが延長された挙げ句に、元々収録予定だったMoodymannとTokyo Black Starのリミックスが削除されてしまった事。一体何があったんでしょう。。。

HMVのサイトでクニさんによる全曲解説はコチラ

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| HOUSE4 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(2) | |
Life Force Mixed By Nick The Record (Cutting Edge:CTCR-14443)
Life Force Mixed By Nick The Record
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Nick The Record、イギリス人ながらも日本のアンダーグラウンドなパーティー"Life Force"のレジデントを90年代から長きに渡り務めているDJ。またパーティー自体もどうも不定期な様で大掛かりな宣伝もしないせいか僕もかすかに耳にした事がある位で、実際にどんな感じの音楽がかかったりするのかは正直知らないです(多分ハウス中心なんだろうけれど)。なんで機会があれば行ってみたいなと思っております。そんな僕の様な人の為に"Life Force"の名を冠したNick The RecordのMIXCDがリリースされているので、パーティーの雰囲気を掴むには参考になりますね。ええ、やはり正統派のハウス中心で非常に丁寧で滑らかなプレイは、熟練者たる落ち着きと円熟味を感じられます。余裕しゃくしゃくでプレイしているのが浮かんでくるなリラックスした雰囲気ですが、それは決して手を抜いているのではなく音楽を熟知しているからなんでしょうか。ハウス中心ながらもUK系の小洒落たブロークンビーツも挿んだりして、上品かつ優雅な空間を創り上げておりますよ。全体的にNY系の黒っぽいハウスと言うよりは、ヨーロッパの洗練された面が前面に出ていますね。派手な展開は無くともセンスの感じられる一枚。

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| HOUSE4 | 21:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Sven Vath - In The Mix : The Sound Of The Fourth Season (Cocoon Recordings:CORMIX007)
Sven Vath-In The Mix : The Sound Of The Fourth Season
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最近は仕事の都合で行きたいパーティーも行けない事が多く、結構ストレスが溜まり気味。幾ら生活の為に仕事が大事とは言え、自分の趣味が台無しになる様な仕事をしてたんじゃ何の為に仕事をしてるのかと気が重くなります。今年中には今の現場から平日日勤のみの現場に移らせて貰うように上司に懇願でもするかな。

GW前後に行きたいパーティは幾つかあるけれど多分行けなそうで、今の所行けそうなのがSven Vathが出るCocoonのパーティー位なんだよね。率直な意見としてSvenのプレイにはさほど興味が無いのでそこまで行きたい訳じゃないんだけど、これに行かないと他のパーティーには行けなそうだしなー。Svenのプレイはただ最近のヒット曲をぱらぱらと繋げるだけなので、矢継ぎ早で豪快なプレイやらミキサーをぐりぐり弄るプレイが好きな自分としてはそんなにSvenに好感を持ってないんですわ。Cocoonと言うレーベル自体も既に人気のある他のレーベルのアーティストの作品をリリースするだけだし。まあ流行に乗るのは上手いレーベルだとは思いますけどね。でもSvenが手掛けるこの"In The Mix"シリーズの4作目は、意外にも僕は好きだったりします。2枚組みで真夜中の熱狂的なプレイの"Mon"と昼間のアフターアワーズを意識したプレイの"Day"に分かれていて、どちらもメロディーがふんだんに使われた楽曲を多く使用しております。まっとうに4つ打ちを聴かせるだけではなく、ミニマルやダウンテンポやエレクトロニカ、果てはノリノリでロッキンな曲まで回してやたらとテンションの上げ下げが多く盛り上がりますね。特に"Day"の方はディープな雰囲気に元々トランス出身であった事を思わせる情緒的な快楽も滲み出ていて、耽美で狂おしい美しさを感じられるはずです。いまいち統一感の感じられないプレイではあるんだけど、快楽に落とし込むトランス感覚はSvenの得意とする分野ですね。

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| TECHNO6 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
P'Taah - De'compressed (Ubiquity Records:URCD071)
PTaah-Decompressed
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Ananda Project名義で耽美なハウスを奏でる人気アーティスト・Chris Brannは、P'Taah名義ではダンスミュージックに囚われる事なく、より複雑なプレイで生演奏の有機的な構成を生かしたリスニング的な音楽に取り組んでいます。基本的にChris Brannはどんな表現方法であれ耽美な感性を失わない事は共通しておりますが、P'Taah名義ではクラブジャズやフュージョンが好きな人に焦点が合っているのかなと思います。本作は"Compressed Light"(過去レビュー)を複数のアーティストがリミックスしたリミックスアルバムでして、Offworld名義でKirk DegiorgioやX-Press 2のAshley Beedle、そしてChateau Flightなど上品なセンスを持つ方が参加しておりP'Taahのリミックスには最適ですね。どれも小気味良い繊細なグルーヴを持つブロークンビーツに手直しされて、耽美なだけでなく更にエレガントに深化して上質なムードを感じさせますね。ハウスのストレートなビートも気持ち良いけれど、複雑に織り込まれた変則的なビートも癖があって耳にしっかり残って良いですよ。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Innervisions Where We At (Sonar Kollektiv:SK120CD)
Innervisions Where We At
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今ドイツではハウスシーンに新しいムーブメントが生じていて、その中心とも言えるのがSonar Kollektiv傘下のInnervisionsです。テクノ、ハウス両シーン垣根を越えて大ヒットした「Rej」を作ったのは、Innervisionsに属するÂmeだし、ディープな奇才を発するHenrik Schwarzや、フランスからの親善大使・Alex From TokyoことTokyo Black Starも同じレーベルであります。レーベルカラーはディープハウスなのですが、感覚としてテクノやミニマルも織り込まれていて、いかにもドイツらしいエレクトロニックで温度を感じさせないクールなハウスに成っていますね。まだレーベルとしては9枚しかEPは出していないのですが、Chateau Flight、Franck Rogerらもリリースを行い、徐々にレーベルの質・量と共に充実して行きそうな予感がします。で、取り敢えず現時点でのレーベルの方向性を知る為のコンピレーションが今日紹介するアルバムです。メランコリックかつ覚醒的なアルペジオが特徴の「Rej」は当然入っているし、Tokyo Black Starのダークで煙でたくも不思議な高揚感のあるディープハウスも入っているし、奇天烈なシンセが派手に使われるChateau Flightのハウスも入っています。でも一番刺激だったのは、Henrik SchwarzとÂmeがボーカルにDerrick L. Carterを迎えた「Where We At」でした。シカゴハウスを思わせる不良っぽい音作りなのに、麻薬的に聴いてくるシンセサウンドが淡々と鳴り続けて中毒になりそうです。Carterのぼそぼそとした呟きも、ドスが効いてて不穏を煽り相当にヤバイ曲ですよ、これ。Innervisionsのハウスには黒人発祥である事を忘れさせる位、ヨーロッパ的な雰囲気に満ちています。今後注目しておくべきでしょう。

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| HOUSE3 | 23:00 | comments(1) | trackbacks(0) | |
Âme...Mixing (Sonar Kollektiv:SK096CD)
Ame...Mixing
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近年テクノ、ハウスの垣根を越えて大ヒットした「Rej」を送り出したÂme。ミニマルで覚醒感のあるハウシーな楽曲は、様々なアーティストがDJプレイで使用しフロアに熱狂の渦を呼び起こしてきました。あんなにもじわじわと神経を蝕む様に毒気があるディープなハウスは滅多に聴く事もなく、本当に何度聴いても格好良いなと思います。そんな彼らの根本にある音楽は一体どんな物なのでしょうか?それを解き明かす鍵が、Âmeに因るこのMIXCDです。ジャンルは本当にざっくばらんで、イタロディスコからデトロイトテクノ、ミニマルハウス、ディープハウス、果てはプログレッシブロックまで何でもありですね。また新旧時代が幅広く取り入れられて、時代を跨ぐ作品集とも言えます。技術的に感動を覚える箇所は特に無いのですが、選曲自体は渋くもなかなか侮れないセンスがあるのかなと思いました。幾つか気になる曲を挙げるなら、ジャジーで未来的なCarl Craigのリミックスや、ファンキーでコズミックなDerrick Mayのリミックス。またDouble、Nexusらイタロディスコ系は、近年のディスコダブに通じるズブズブかつエモーショナルな作風が良し。ミニマルハウス最先端のLucianoの曲も、中毒的に深い音で素晴らしいです。最後のトランシーなAshra(Manuel Gottsching)は、当然テクノ好きな方はご存じですよね?ジャンルはばらばらなれど、深い音響を生かした選曲でべたっとした流れながらも地味に神経に効きます。まったりゆったり、そしてズブズブの世界に落ちていきましょう。

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| HOUSE3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Cesaria Evora - Club Sodade Remixes (Rca Victor:82876527542)
Cesaria Evore-Club Sodade Remixes
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Cesaria Evoraとは誰か、そんな事は全く知らない。ただ彼女の曲をリミックスする為に集まった面子は、ただ驚愕の一言。ハウスレジェンド・Francois K、デトロイトテクノのパイオニア・Carl Craig、ディープハウスからKerri ChandlerやPepe Bradock、Osunlade、フレンチハウスの美・Chateau Flight、ドラムンベースからブロークンビーツまで横切る4 Heroなどハウス好きなら絶対に見逃していないだろうこの面子。特にこれ以上説明もいらないとは思うんだけど、それだけじゃ何なので数曲抜粋してコメントを。

Chateau Flight - ヘロヘロとラリッた様な足下のおぼつかないダウンテンポなリミックス。しかしながら王宮の中の優雅さを感じさせる変な作品。

Carl Craig - ぬっとり土着系のリズムにピキピキとしたサイケデリックなシンセが絡む極上の一曲。Tres Demented名義に通ずる妖艶でドロドロの高揚感。

Kerri Chandler - いつもの太く重いビートにちょっとラテンも加わったアッポテンポなハウス。ケリチャンの曲と言われても気付かないね。

Dj Rork & Demon Ritchie - 知らない人だけどオーソドックスにパーカッションの弾け具合が心地良いハウス。哀愁漂うメロディーがぴったりです。

Francois K - 当たり前の様に最上級の仕事をするが、やはり段違いのプロダクション。フランソワらしい透明感溢れる音、ドスが利き抜けの良い4つ打ちが繰り返すリズム、何も難しい事はしていないのに本当に心地良い。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2006/06/24 Fête de la Musique @ 東京日仏学院
土曜日は久しぶりに野外イベントに行ってきましたよー、雨との予報ながらも晴れたので気分もウキウキ。野外イベントと言ってもダンスミュージックオンリーのイベントではなく、東京日仏学院で行われた音楽祭なのです。ただフランス関係の学校と言う事もあり、トリを飾ったのはフランスのアーティストであるI:Cube。みんなもご存じChateau Flightの片割れですよー。しかもそれがただで見れちゃう挙げ句、この時にプレイする曲目はプラネタリウムの為に作った音楽なのです。
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| EVENT REPORT1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
I:Cube - Live At The Planetarium (Versatile:VERCD016)
I:Cube-Live At The Planetarium
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昨年12月から日本科学未来館で公開されているプラネタリウムでは、Rei Harakamiが提供した音楽が流されているそうです。テクノとプラネタリウムの相性は良いのか、フランスでも2005年6月にプラネタリム鑑賞会においてテクノのライブ演奏が行われていました。フランスにおけるハウスシーンの重鎮Chateau Flightの片割れであるI:Cubeは、そのプラネタリウムの為に完全新曲となる55分のコズミックジャーニーを創り上げたのでした。Chateau Flightと言えばフレンチハウスの雄ながらもデトロイトテクノから強く影響を受け、フランスのモダンな優雅さとロマンチックなデトロイトの空気を見事に調和させたユニットでもあります。ただ今までは少々遊び心に溢れていたりユーモアを先行させる面もありましたが、このサウンドトラックではコズミックでデトロイトの未来への希望を匂わせる面を前面に出しています。今までのカッティングエッジに富んだ音楽から、一気に懐古的な音楽にまで後戻りしてしまった彼の思いがいかなるものかは想像出来ませんが、デトロイトテクノ好きな僕にはそれはもはやどうでも良い事です。この作品は元々全体の流れを通して聴く物である為曲毎にタイトルはつけられておらず、よりイマジネーションが働く作品となっております。耳を傾けている内に徐々に暗闇が広がっていき、無限の宇宙には星や惑星が浮かび上がり、長い長い永遠の旅に引きずり込まれていきます。心地は良いけれど快楽的なアンビエントではないし、チルアウトでもない。この感覚はどろどろと強烈な思考が渦巻く、70年代のジャーマンプログレッシブロックのコズミック感覚に近いものがあります。部屋を真っ暗にし想像力をかき立て、内なるインナーシティーにダイブして欲しいと思います。

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| TECHNO3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Motorbass - Pansoul (Astralwerks:ASW81839-2)
Motorbass-Pansoul
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先日給料が入ったので、久しぶりに渋谷のユニオンへ行って中古漁り。そこでゲットしたのは、フレンチフィルターハウスの元祖:Motorbass。フレンチフィルターハウスを流行らせたのはDaft Punkなんですが、そんな彼らも影響を受けたのがMotorbassなんだとか。メンバーは現CassiusのPhilippe ZdarとAirをプロデュースしたEtienne De Crecy(って知らないな)の二人で、現在の活躍を見ればMotorbassが素晴らしいのも当たり前だったと言う事でしょうか。Daft Punkも影響を受けたと言うのはあくまでその手法だけで、Motorbassはもっとアンダーグラウンドでシリアスなハウスだと思います。ニューヨークハウスなんかにはどす黒いファンクや熱いソウルに溢れていますが、西洋の(特にフランス)ハウスにはそうゆう感覚は無く、逆に洗練され研ぎ澄まされたエレガンスが存在しています。決して下世話になる事もなければ派手過ぎる事もなく、品のある音楽なんですね。斜めに見れば気取っていると思われるかもしれませんが、それがフランス人気質なんでしょう。シンプルながらも意外と太いリズムトラックをループさせていて、Chateau Flightをストレースにハウス化させたらきっとこんな感じなんだろうと思いました。Daft Punkの100倍は良いよ、間違いない。ちなみにこれは再発盤なんで、初期レアトラックを納めたボーナスディスク付きです。

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| HOUSE2 | 14:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Detroit Beatdown Remixes (Third Ear:XECD-1043)
Detroit Beatdown Remixes
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テクノはデトロイト、シカゴはハウスなんていつの間にかそんな大きな区分けがされてしまった時、デトロイトにハウスを復権させたのはMoodymannやTheo Parrishだったんだろうな。もちろん彼らは超有名なアーティストな訳で誰もが知る存在なんだけど、よりデトロイトのハウスを掘り下げる為にMike "Agent X" Clarkは「Beatdown」を提唱した。それが2002年にリリースされたデトロイトハウスの最強コンピレーション「Detroit Beatdown」だ。黒人音楽を高密度の圧縮したこの低速ハウスコンピレーションには、Theo Parrish、Eddie Fowlkes、Mike Clark、Alton Millerから隠れた存在であるNorm Talley、Delano Smith、Rick Wilhite、Malik Alstonらの楽曲を収録。今までに類を見ない濃いデトロイトハウスである事は間違いない。そしてそのアルバムを多方面のアーティストがリミックスしたのが、この「Detroit Beatdown Remixes」だ。参加アーティストは、Carl CraigやAmp Dog Night、Gilb'r(Chateau Flight) らの有名処から、まだ一般的には知られていないアーティストまで色々。元々が濃い作品だらけだったのでどう調理されるかも楽しみだったのですが、リミックス後もやっぱり濃かったの一言。多くを述べる必要は無い。ハウスが好きな人ならば、きっと一回耳にするだけでこの「Beatdown」の素晴らしさが分かるはず。デトロイトは何度目かの春を迎えようとしている。

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| HOUSE2 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
I:Cube - 3 (Versatile:VERCD011)
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フレンチミュージックの紹介が続けば、フレンチハウスシーンをアンダーグラウンドな面から支えるVersatile Records関連も紹介せねばいかん。特にレーベル設立者であるGilb'Rと友人のI:Cubeから成るChateau Flightは、ファンクやソウル、ジャズのエッセンスをデトロイトテクノやハウスと融合した華麗なる音楽を送り出している。さてVersatile Recordsの中で一番の働き者と言えばI:Cubeな訳で、複数のEPと4枚のアルバムをリリースしている。このタイトル通りの彼にとっての3枚目のアルバムは、より深化を遂げてモロにハウス基調の曲は少なくなってきている。そう言った変化が好き嫌いがあるにはせよ、現代風のクラブジャズやディスコ調のビートを持ち込み、デトロイトテクノから引き継がれる流麗なシンセサウンドを多用した事により、円熟味のあるディープなエレクトロニックミュージック化している事は認めねばならない。メジャー路線で分かり易い音楽で知名度上げたDaft Punkらに対し、I:Cubeは総合的なダンスミュージックを咀嚼・再構築し、クラブシーンでの支持を得てきた訳である。何と言っても色々なジャンルを取り込もうとも、I:Cubeの音楽には一貫して華麗で凛とした耽美さが封じ込められている。これこそフレンチハウスシーンで僕が最も好きな点であり、またそのシーンを特徴付けているものではないかと思う。安易なフレンチフィルターハウスに負けない渾身の一枚。



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| HOUSE2 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Bebel Gilberto - Tanto Tempo Remixes (Ziriguiboom:ZIR10)
Bebel Gilberto-Tanto Tempo Remixes
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ボサ・ノヴァの巨人ジョアン・ジルベルトを父に、ブラジリアン・ポップ界を代表するシンガー、ミウシャ・ジルベルトを母にもつ。66年、リオ・デ・ジャネイロにて生を受ける。幼少の頃から英才教育を受け、9歳でプロの音楽家としてのキャリアをスタート。以後、両親のライヴに数多く出演しスキルを向上させていく。そして89年に、1stアルバム『ベベウ・ジルベルト』(ミニ・アルバム)を発表。ブラジル音楽界きってのサラブレッド・シンガーとして注目を浴びると同時に、天賦の才能としか言いようのないヴォーカル・ワーク――抜群のリズム感と柔らかな歌声で、大きな支持を獲得するに至った。90年代に入ると、2世アーティストとのパブリック・イメージから脱却すべく、ニューヨークへ移住。アート・リンゼイやカエターノ・ヴェローゾ、デヴィッド・バーン、坂本龍一、テイ・トウワなど、さまざまなジャンルのミュージシャンとのコラボレートを実践していく。99年には、自身初となるフル・アルバム『タント・テンポ』をリリース。伝統へのリスペクトを貫きながらも、コンテンポラリーな味わいが十分に発揮された傑作となっている。
Listen Japanより引用

Bebel Gilbertoに関して良くは知らないのですが、ブリジリアンミュージックでは名を馳せるファミリーらしいです。そして彼女が2000年にリリースしたボサノヴァの名盤として知られる「Tanto Tempo」を、名だたるクラブミュージックアーティストがリミックスした作品が本日紹介するアルバムです。Truby Trio、Chateau Flight、Ananda Project、Da Lata、Chari Chari(Kaoru Inoue)、4 Hero、King Brittが参加したとなれば当然買わずにはいられません。オリジナルは全く聴いた事が無いので比較出来ないのですが、このリミックスアルバムはジャジーなブロークンビーツを中心にまとめられて、ボサノヴァの爽やかな空気とクラブシーンの踊る欲求が自然と調和しています。有名所では、Chari Chariはパーカッションを多用しリズミカルに、4 Heroは洗練された都会派ブロークンビーツに、King Brittはしっとりと落ち着くダウンテンポに仕上げています。しかし一番気に入ったのはPeter Kruderなるアーティストのリミックスで、ムーディーに大人の夜をイメージした様なディープハウスな曲でしょうか。この他にも全体的に良質なリミックスが施されているので、上記のアーティストにピンと来た人は聴く価値は有ると思います。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 22:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Chateau Flight - The Meal (Versatile:VERCD013)
Chateau Flight-The Meal
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あんまり興味のある人はいなそうですが、実は今週末にChateau FlightのGilb'Rが来日プレイするんですよ。フランスのダンスミュージックを世に広めたのはもちろんDaft Punkらなんだろうけど、フレンチハウスの流行とは一線を画しその土台を支えてきたのは、Chateau Flightで又はGilb'Rに依って設立されたVersatile Recordsだと思います。まあつまり派手じゃないんですわ、だからそこまで目立たない。お洒落で洗練された過去の作品もほんとに良いんだけど、やっぱり表舞台には出てこない。と思っていたら2003年作の「Cosmic Race」は大ヒットしちゃいましたね。近年稀に見るコズミックテクノで、神秘的なシンセ音が乱反射するそのトラックはChateau Flightの真価を世間に確認させたものでしたね。そして2004年にリリースされたこの最新作では、かなり雑食性の高いバラエティーに富んだ作品となってしまいました。冒頭の曲は日本語を使ったテクノポップで、次はもろにニューウェーブなトラック、3曲目はエレクトロニックでお洒落目ダウンテンポ、他にはジャジーハウスやラップを取り入れた曲など、もう全然収集がつかなくなってます。一応フランス特有の洗練された綺麗目の音では統一されてますが、闇鍋の様にごった煮で何が飛び出てくるか予想がつきません。そんな中でやはり「Cosmic Race」だけは、より輝きを増してその華やかさを保ち続けるのでした。なんとも掴み所の無いアルバムですが、フランス人の耽美なセンスは失われておりません。

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| HOUSE2 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Upcoming Event
FACE presents RON TRENT JAPAN TOUR 2006 @ YELLOW
2006/02/25 (SAT)
DJ : Ron Trent, Ryo Watanabe

SACRED RHYTHM, NRK MUSIC & THE REBELS OF DESOGM DECLARE "TRANSLATE" RELEASE PARTY @ UNIT
2006/03/03 (FRI)
DJ : Joaquin Joe Claussell

DEEP SPACE @ YELLOW
2006/03/05 (SUN)
DJ : Francois K

IRIZO @ WOMB
2006/03/10 (FRI)
Live: Vince Watson
DJs: Ken Ishii, Yohei Ishijima, GA9

VADE feat. TECHNASIA @ WOMB
2006/03/17 (FRI)
Live : Technasia
DJ : Charles Siegling

Mule Musiq presents Endless Flight meets Etoiles @ UNIT
2006/03/31 (FRI)
Live : Kuniyuki with Guitar Tsukahara, Henrik Schwarz
DJ : Henrik Schwarz, Gilber aka Chateau Flight, Kaoru Inoue

URBANPHONICS presents DANNY KRIVIT BIRTHDAY BASH @ YELLOW
2006/04/01 (SAT)
DJ : Danny Krivit

立て続けにBody & Soulの3人が来ますね、僕は多分どれも行きませんが。3月はVince WatsonとTechnasiaのライブが楽しみです。3月31日のUNITのイベントもちょっとマニアックな人には楽しみでしょうね。Ron Trentは久しぶりだから行きたいな。
| UPCOMING EVENT | 18:52 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Versatile Mixtape Mixed By Dj Gilb'r (Versatile:VERCD012)
Versatile Mixtape Mixed By Dj Gilbr
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フランスで一番お洒落で上品なハウスレーベルと言えば、真っ先に思い浮かぶのがVersatileです。レーベルを主宰するChateau Flightを筆頭に、Pepe Bradock、Next Evidence、Phil Asher、Kirk Degiorgio、Future Beat Alliance、Franck Rogerなども作品をこのレーベルから発表するなど繊細で美しい楽曲を得意とする人達が集まっています。今作はVersatile音源からChateau FlightのI:Cubeが選曲を、DJ Gilb'Rがミックスを行っています。しかしハウスは世界中に色んな音があれど、ここまで洒落ていてキザな音はそうは無いんじゃないでしょうか。しかもただの洒落たハウスじゃなくてクラブでも使用出来るリズム感もあるし、メジャーに対して尖った感覚も持ち合わせています。お洒落なハウスは数あれどそういった物に埋もれる事もなく、Versatileとしてレーベルカラー・上品さと硬派さがしっかり出ていますね。ハウス、ジャジー系、ディスコ、テクノなど色々な物がミックスされていますが、どこを切っても上流階級の様にエレガンスで、侍の様に男気に溢れています。目玉は何と言ってもChateau Flightの「Cosmic Race」でしょうか。究極にエレガンスと繊細を極め、クリスタルの結晶に光が乱反射する様な美しさを発しています。他にもうっとりメロメロになる曲ばかり。静かな夜のお酒のお供にどうでしょうか?

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| HOUSE2 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kentaro Iwaki a.k.a. DUB ARCHANOID TRIM - Izanai (mule:mmd01)
Kentaro Iwaki-Izanai
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岩城ケンタロウ特集第一弾。Dub Archanoid Trimこと岩城ケンタロウはStylusと言うレコードショップのバイヤーにしてDJ・アーティストであり、井上薫と共にレジデントを務める「Floatribe」などでも活躍し、既にクラブミュージックに感心の深い人には知れ渡っているアーティストであります。今までにも「Irma」音源のみを使用したレーベルサンプラー的な感もあるMIXCDを2枚出していましたが、今作は遂に制約の無しの岩城節全開のライブMIXCDです。初めに言ってしまうと本当に完璧で素晴らしい物語があり、ジャンルの垣根を無かった事に出来てしまうヤバイMIXCDです。オープニングは自身の新曲「Izanai」。正にこれからの物語に誘われる如く、アトモスフェリックで鳥の鳴き声や神秘的なSEが入ります。そして序盤はダウンテンポで土着的な展開が続くのですが、もうのっけからドープ!重心が低いだけじゃなく神経を麻痺させる様な危うさがあって、クラブで○○決めちゃうみたいな?(オイラはしませんよ)。その後はアッパー気味なクリックハウス攻めで、確実にヤバイ世界に突入。一端入り込んだ迷宮からは抜け出す事が出来ず、脳と体を同時に揺さぶるグルーヴにやられてしまいます。圧巻は中盤以降のVillalobos〜David Alvaradoの流れで、ダビーでドラッギーなテックハウスが続きピークを迎えます。際限なく反復するトラックが脳を覚醒し、目をこじ開け、体を強引に踊らせます。しかし、迷い込んだ迷宮から抜け出せないと思っていたその時、Chateau Flightの傑作「Cosmic Race」が!暗い闇を抜け出して輝かしいばかりの光が差し込み、息を飲み込む感動が待ちわびています。その後は物語の終わりを迎えるかの様に徐々にテンションは落ちていき、ダブディスコやレゲエでゆったりとそして穏やかなエンドになります。あぁ、なんて気持ちの良い物語だったんだろうと思う事は間違いありません。テクノもハウスもダブもディスコも自由に使う事が出来るオープンマインドな精神によって、ダビーで深く中毒的な世界を想像する岩城ケンタロウ。このMIXCDをかけてショートトリップに行ってみなよ!

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 13:00 | comments(5) | trackbacks(2) | |
The Youngsters - The Army of 1-0 (F-Communications:F194CD)
The Youngsters-Army of 1-0
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フランスのダンスミュージックとなると、一般的にはやっぱりDaft PunkとかAIRとかCassiusとかのフレンチフィルターハウスになるんでしょう。だけど他にもChateau Flightって言うお洒落なハウスユニットだってあるのに、世間の目は全く向けられない。なんてこったい。それになんと言ってもフランスと言ったら、あれでしょ、Laurent Garnier率いるF-Communicationsだろーがと突っ込みたい。これを差し置いてフランスのダンスミュージックは語れないだろうがと。でだ、Laurent Garnier自身もデトロイトテクノに影響を受けたトラックは作っているんだけど、レーベル内にはSoul Designer(Fabrice Lig)やそしてこのThe Youngstersなんかも似たような影響を受けているんですわ。この2枚目となるアルバム、発売は丁度一年位前だったかな。アマゾンで値下がりしたのでやっと購入に至りました。いやー、UK盤やフランス盤は高いから参りますわ。内容はどうかって言うと、デトロイトテクノとエレクトロが良い塩梅で混ぜられていますね。上物とかはデトロイトちっくなシャープな切れ味があるし、ベースはぶいぶい太っく唸っているし、同じくフランスのAgoriaさん(要注目!)と似ているね。まあオリジナリティみたいなのを感じる訳じゃないけど、堅実な出来で安心して聴く事が出来るんじゃないかと。憂いのあるダークなテクノだが、そのせいか時折見せる荘厳で美しい展開にははっとしてしまう。名前もジャケットもちとださいが、内容は安心して下さい。

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| TECHNO1 | 18:50 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Chateau Flight - Puzzle (Versatile:VERCD004)
Chateau Flight-Puzzle
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フランスのハウスシーンと言えばやっぱりDaft Punkなんだろうけど、僕はI:CubeとDJ Gilb'Rから成るChateau Flightが一押しです。Chateau Flightと言えば近年の「Cosmic Race」が大ヒットしたので、耳にしている人も多いんではないかと思います。まあハウスだからと言ってNY系を想像してもらうと全く違うのですが。むしろデトロイトやジャズからの影響が大きくて、ブロークンビーツが中心ですね。キラキラした感じはデトロイトからの影響を感じるし、フレンチユニットらしくお洒落と言うか洗練されています。生っぽい楽曲を生かしてリズミカルなジャズテイストなんだけど、余り音は一杯詰め込んだりしていないので非常にすっきりしています。と思いきや中にはエレクトリックで神秘的な曲もあったり。こうゆうのを聴くと自分がハイソになった気分がしてくるのは、思い込みでしょうか。まあフレンチハウスだしお洒落である事は間違いない…かな?Ian O'Brienの「A History of Things to Come」なんかが好きな人には合いそうですね。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 22:55 | comments(0) | trackbacks(0) | |
ageHa Vol.5 Mixed By Kaoru Inoue (Gate Records:GAGH11)
ageHa Vol.5 Mixed By Inoue Kaoru
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井上薫って最近は色んなイベントで見かける様になりましたね。自身が開催しているGroundrhythmも今では大盛況の様です。僕はageHaで2回程少しだけしか聴いた事ないんですが、とっても素晴らしいみたいですよ。この人のはハウスと言っても民族系、ディープ、エスニック等と幅が広いですね。洗練されたと言うよりはナチュラルで土着系、大地の鼓動を感じさせます。途中テックハウスなんかも入ったりして、ジャンルの壁なんかないです。終盤まではあんまりテンション上げずに地味な感じで意外でしたが、終盤で盛り上がりを見せてラスト2曲で大ネタ投入。Chateau Flight-Cosmic Race、そして自身のChari Chari-Aurora 2004。このMIXCDはこの2曲のせいでここだけ目立ってしまっているような気もします。ジャケットはパラダイスだけど、その位極彩色な世界を生のDJでは感じさせてくれるのでしょうか?

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(2) | |