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Xtal - Skygazer (Crue-l Records:KYTHMAK 156DA)
Xtal - Skygazer
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長らくリリースの告知がされていたものの予定は未定と延期が続いていたが、こうして実際にアルバムを手に取り聴いてみると期待以上の素晴らしさに心が震える。それこそTraks Boysとしても活動する元Crystal改めXtalが、Crue-l Recordsから発表したアルバムの『Skygazer』だ。元々Crue-lから2011年末にリリースした「Heavenly Overtone」(過去レビュー)が日本のクラブ/パーティーでヘビープレイされる大ヒットとなり、それを契機にXtalとしての天国への階段を昇るようなトランシーかつバレアリックな音楽観が形成されたように思うが、そこからが非常に長かった。途中には「Vanish Into Light」や「Break The Dawn」等のEPもリリースされ各々ヒットするも、それから予定はあれど一向にアルバムのリリース日が決まらず、気付いてみたら2年以上の時間が過ぎていた。最終的には今までにリリースされた既存の曲も盛り込みつつ、GonnoやFran-Keyに神田朋樹やS.Koshi、そしてレーベルの中枢でもあるCrue-l Grand Orchestraまでもフィーチャーして、パーティーでのアンセムとなるダンス・トラックから上品なポップス感覚まで盛り込んだリスニング系まで実にバラエティー豊かなアルバムになったのではと思う。門出を祝うような白色光のシューゲイザーに包まれる"Vanish Into Light (Album Version)"で始まり、そしてアルバムバージョンへと生まれ変わり骨太さも兼ね備え多幸感の成層圏を突き抜ける"Heavenly Overtone"やキャッチーなシンセが快楽的に反復し肉体を刺激するグルーヴが貫く"Red To Violet"など、フロアを底抜けの至福のムードへと染めるリリース済みのダンストラックは文句無しに素晴らしい。勿論4つ打ち一辺倒ではなく、神田をフィーチャーした"Unfamiliar Memories"はスパニッシュ風なピアノやビートが大人びた色気を、Fran-Keyをフィーチャーした"Pihy"では小刻みに動くアシッド音を使用しながらも野外の爽快な高揚を、そしてGonnoが参加した"Steps On The Wind"では現実と非現実の狭間にいるようなドリーミーな感覚を、アルバムの中に盛り込んで単に踊る為だけではないリスニングとしての強度を高める事に成功している。ラストはCrue-l Grand Orchestraによる桃源郷のような甘さの中に溶けてしまうようなストリングスに涙する"String Driven"をそのまま利用し、しみじみとした郷愁が継続するダウンテンポに仕立てあげた感動的な"Skygazer"だ。ダンスだけでもない、リスニングだけでもない、アルバムだからこその最初から最後まで起伏がある展開でXtalのトラックメーカーとしての才能が発揮された内容だ。Crue-l Recordsらしい優雅さもある、そしてレーベルの中で最もダンス色も強く、アーティスト/レーベルにとっても未来へのポジティブな意思が植え付けられている。



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| TECHNO12 | 13:00 | comments(1) | trackbacks(0) | |
Crue-L Cafe II (Crue-l Records:KYTHMAK 155DA)
Crue-L Cafe II
Amazonで詳しく見る(日本盤)

事情は分からないが、2010年代に入ってから活発に活動を行っていたCrue-l Recordsが、ここ2年は全く新作をリリースする事なく沈黙を保っている。レーベルの公式HPにはもうずっと変わらずに、新作リリースのスケジュールが記載があるにもかかわらずだ。そんな空白を埋めるように丁度リリースされたのが、『Crue-L Cafe』(過去レビュー)以来3年ぶりとなる続編的な名義のレーベルコンピレーションである本作だ。Crue-lはご存知の通り瀧見憲司が主宰するインディー・レーベルで、初期の東京の空気を目一杯吸い込んだネオアコ〜渋谷系と呼ばれた時代から近年のバレアリックなダンス・ミュージックとして定着するまでの長い時間をかけて、混沌としたジャンルの坩堝の中からエレガントな要素を掘り起こす審美眼によって素晴らしい音楽をリリースし続けていた。その音楽性は幅広く、そしてレーベル・カタログに名を連ねるアーティストもある意味では無秩序であり、それは本作に曲を提供したアーティストの幅の広さからも分かるだろう。ポップ・ソングのプロデューサーを務める神田朋樹、テクノ・シーンで頭角を現すCrystal、Crue-lに見出されたチルウェイヴ系のThe Beauty、100% SILKでも活躍するモダン・ハウスのMagic Touch、更にはリミキサーにウクライナを代表するアーティストでもあるVakulaやデトロイトからTheo Parrishまで、そこに名前だけ見れば統一感を探しだすのは難しい。しかし実際に作品を聴いてみれば確かにCrue-lらしい自堕落なダンス・ミュージックの快楽性から生まれる多幸感と、そしてトリップ感やサイケデリック感に惑わされながらも決して下品にはならずに上質なエレガンスがあり、Crue-lというフィルターを通す事によりそれらがレーベルとしての共通項になっているように思われる。さて、本作は収録曲全てが初CD化、または未発表曲(本来は既に発売済みだったはずのEP等の曲)から構成されており、レーベルに詳しくなくても手に取る価値のある内容だ。何といっても注目なのは店舗では販売されなかった200枚限定の"(You are) More Than Paradise (Theo Parrish Translation Long Version 2)"だろうか、17分にも及ぶ華麗でファンキーなビートダウン・ハウスへと生まれ変わった本作は、その余りにも強烈な個性が故にDJとして使うのは難しいだろうが曲自体は文句無しの素晴らしさだ。原曲よりも更に無骨さとトリップ感を増して白色光に包まれる多幸感の真っ只中にある"Heavenly Overtone (Vakula Remix)"、ミニマルな展開へとエディットしながら後半にサイケ感が爆発するダウンテンポの”Everybody Wants To Rule The World (Hikaru& Miyashita's Naha City Free Feel 2 Edit)”など、こういった全く方向性の異なる作風があるのも面白い。そう、Crue-lにはジャンルの壁など無く時代のダンス・ミュージックの流行に左右されずに、彼等自身が信じる音楽性を一心に追い求めているレーベルなのだろう。

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| HOUSE11 | 11:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Being Borings - Esprit (Crue-L Records:KYTHMAK145DA)
Being Borings - Esprit
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90年代からクラブミュージック・シーンのみならず渋谷系とも密接に繋がりつつ、日本のアンダーグラウンドな位置から海外のレジェンド・アーティストまでうならせる音楽を送り出してきたCrue-L Records。その総帥こそが瀧見憲司であり、レーベルを代表するCrue-l Grand Orchestraの舵取りを行なってきたアーティスト/DJだ。ここ数年はCrue-l Grand Orchestraとして活動は鳴りを潜めLuger E-Go、ML Boosterと言った変名を用いた制作を行なっていたが、ここにきて遂に本命といえる神田朋樹とのユニット・Being Borings名義でのアルバムが完成した。この作品に於いて先ず注目されるのは音の多くがサンプリングとエディットによって構成されている事だが、一般的なサンプリングの効果と言える曲を特徴付ける使い方はせずに、サンプリングの全てが曲を曲たらしめる為にそれぞれがコラージュされ一つの楽曲と成る為に使用されているのだ。よってサンプリングのネタ探しは意味を成さないものとなり、だたここにはコラージュの結果としての音楽があるのだ。とまあそんなウンチク話はおいておいて、久しぶりとなる瀧見憲司のアルバムは本当に素晴らしい。10年前にリリースされたCrue-l Grand Orchestraの3枚目からもう既に10年も経っているが、ジャンルとしてのスタイルは確かに変わりつつもダンスミュージックの枠組みだけに囚われない自由な表現方法や思想、そう言った根底にある物はさほど変わっていないように聞こえる。ディスコ・ダブだ、バレアリックだ、スローモーでブギーだと言う踊る目的にも向けられたダンストラックとしての前提は当然あるが、その先にある現実離れした神々しいまでの普遍的な祝祭感は10年前から続いているものだ。真夜中のピークタイムにやってくる圧倒的な興奮とはまた別の、踊り疲れた朝方の心神喪失状態に訪れるあの桃源郷の世界が、このアルバムの中にも広がっている。快楽的・享楽的な猥雑とは一線を画す優雅でありつつも中毒的なサイケデリアが満たされ、現代的な音楽のモードも内包しながらCrue-L Recordsらしい一時のトリップを体験させてくれるのだ。単なるDJでもない、単なるアーティストでもない、瀧見憲司と言う表現者が創り上げた一大絵巻。

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| HOUSE8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Crue-L Grand Orchestra vs Seahawks - Bon Voyage Trip (Crue-L Records:KYTHMAK144)
Crue-L Grand Orchestra vs Seahawks - Bon Voyage Trip

日本を代表するバリアリック・レーベルであるCrue-L Records。そのレーベルの主軸となる瀧見憲司率いるCrue-L Grand Orchestraと、UKから飛び出した新星バレアリックバンドのSeahawksの運命的とも言える邂逅が結実。Seahawksがバレアリック志向とは言えども偏にそれだけはなく、そこにはクラウト・ロックやニューディスコにAORなど様々な要素を持ち合わせていて、そんな雑多性が確かにCrue-L Recordsとも共鳴する点があったのだろう。本作はCrue-L Grand Orchestraの数々の作品をSeahawksが分解/再構築した作品との事だが、どの箇所にどの曲が使われているのかと言った事は正直なところ分からない。しかし"Bon Voyage Trip"と言うタイトル通りにパラダイスへと向かっていく大航海は、儚げな浮世の世界を忘れさせ一時の解放された精神旅行へと導いてくれるCrue-L Grand Orchestraの音楽観を見事に再構築している。正確に刻まれるディスコティックな4つ打ちの上をずんずんと脈打つベースライン、そして幻想的なパッドがフローティングしピアノのコードラインが揺れながら霞の奥にサイケデリックなギターサウンドが鳴り、極彩色な世界を浮かび上がらせる。広大な青空の下、ヨットでクルージングしながら未知なるパラダイスへと向かう大航海のようなバレアリックな世界は、限りなく壮大でどこまでも大らかだ。ブルークリアヴァイナルの爽やかな青さも音と完全に同期し、片面だけのアナログながらも10分を越すロングトリップに大満足である。

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| HOUSE8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Being Borings - E-Girls on B-Movie (Crue-L Records:KYTHMAK139)
Being Borings - E-Girls on B-Movie

日本のアンダーグラウンドかつバレアリックなCrue-L Recordsを束ねる瀧見憲司。古くはCrue-L Grand Orchestraでの活動がメインだった彼も近年は幾つかの変名を用いながら制作をしていましたが、2011年には神田朋樹とのユニットであるBeing Boringsの活動を開始させ、瀧見が関わったアルバムとしては随分と久しぶりとなるBeing Borings名義でのアルバムをリリースしたばかりです。とその前にこの名義でのEPがリリースされていておりますが、エディットやアルバム未収録の曲で構成されているのでこちらも要チェックです。"E-Girls On B-Movie(KT Re-Edit)"は微妙にリズムが崩れた変則的なキックが切り込んで来る構成をしていて、零れ落ちる泣きのピアノの旋律やセンチメンタルな情感で覆い尽くすストリングスが神々しく、もう殆ど映画を観ているようなドラマティックなハウスとなっています。そしてアルバム未収録の"Red Hat and Black Sun"は上モノにゴージャスなディスコサンプルを反復させたであろう優雅に舞い踊るディスコ・ハウスではあるものの、ギクシャクとした枠を外れたグルーヴ感が生々しい肉体感を生み出していて、一見優雅でありつつも何処かにクセを持たせた作風に尖ったセンスを感じさせます。裏面には前作収録の"Love House of Love"のEric Duncanによるリミックスを収録しており、フィルターを大胆に効かせて派手だった面を抑制をしながらディスコ・オリエンテッドな作風へと生まれ変わらせ、よりDJユース向けに使い勝手の良い曲と仕立てあげています。3曲ともCrue-L Records、そして瀧見憲司以外には成し得ない日本から生まれたディスコ・ハウス的な内容で、この後のアルバムも期待せずにはいられませんね。

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| HOUSE8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Crue-L Cafe (Crue-L Records:KYTHMAK140DA)
Crue-L Cafe
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Crue-L Recordsの生粋のファンならばまさかタイトル通りの内容だと思う人はいないだろうが、しかし"Crue-L Cafe"なんて言うタイトルに釣られてお洒落なコンピだと思い込み購入したリスナー(まずいないと思うが)は、そんな風に騙されたとしても幸運にもCrue-L Recordsの魅力を知る事になるだろう。Crue-L Recordsは古くから渋谷系とリンクし、そして日本のインディーのダンスミュージックシーンをリードしてきた稀有なレーベルだ。今でもそのスピリッツにぶれは無く、こんなご時世に於いてもアナログ中心のリリースを守り続けているのだから、本作の様に9割方を初CD化/新曲で満たしたコンピレーションのリリースは特に貴重と言えるだろう。そしてカフェと言うタイトルを真に受けてはいけないが、しかし淡い夢の世界へと引き込むリスニングミュージックもあれば、心も解脱して昇天するダンスミュージックもあり、ただ音に耳を傾けるだけで鎮静剤の様に緊張を解きほぐす作用があるのは確かだ。目玉は目下フロアを賑わしているCrystalの"Heavenly Overtone"だろうか、天国への階段を駆け上がっていく圧倒的な多幸感に包まれるハウスは正にCrue-Lらしいダンスミュージックだ。その一方でDiscossessionによる"Manitoba"は胸を締め付ける切ないギターとドリーミーなシンセが溶け合い、浮世離れした微睡みのアンビエントの世界へと連れて行ってくれるだろう。そして新人が育っているのにも注目だ。郷愁にかられるフォーク・ロックな"Ride a Watersmooth Silver Stallion"を提供した神田朋樹は、レーベルオーナである瀧見憲司と組んでBeing Borings名義で"Love House of Love"と言う祝祭を繰り広げるサイケデリックなディスコダブも披露している。かと思えば何処から引っ張ってきたのかTim Deluxeはポップで無邪気なアシッドトラックを提供し、Eddie Cはいつも通りの温かみのあるミニマルなディスコを聞かせている。ハウスもアンビエントもフォークもディスコダブもごちゃ混ぜだが、そこにはCrue-L Recordsの心神喪失を誘う陶酔感と洗練された優美な様式が共通項としてあり、だからこそ世界に誇れるバレアリックなレーベルと言う位置付けは今でも変らないのであろう。

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| HOUSE7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Being Borings - Love House of Love (Crue-L Records:KYTHMAK135)
Being Borings - Love House of Love

新作を立て続けにリリースしているCrue-L Recordsから、Being Boringsなる未知のユニットが新作をリリース。と思ったら瀧見憲司のLuger E-Go (Tiger Leo)名義に次ぐ新たな名義だそうで、Crue-l Grand Orchestraも含めると色々名義があって何のこっちゃと言う思いです。だが内容は抜群なブギーでファンキーなディスコダブ/ハウスで、Crue-L Recordsの安心印がしっかり刻印されております。"Love House of Love"はブリブリとしたベースラインとドスドスとした芯のあるリズム、そして祝祭を彩るコーラスワークにファンキーなギターカッティングも絡み合い、眠った精神も覚醒する力強いインパクトとそして朧げなサイケデリアを誘発する愛のハウス。まんまタイトル通りと言うかCrue-Lの音ってどんなに快楽的でも、優しい愛があったり心酔してしまう美しさがあり、スタイルは時代に合わせて微妙に変わっても根本的な部分では不変なんですね。裏面に深いダブ処理が際立つ"Some Are Here And Some Are Missing"を収録。タイトル曲の派手な作風に比べ、こちらはじっくりと深層心理へとダイブするような鎮静効果がありながらも、しかし色々なSEやギターやシンセの残響が混沌とした世界も描き出すサイケなディープハウス。両面とも瀧見憲司らしい多幸感とサイケ感がモクモクと立ち込めており、レーベル主宰者がCrue-Lと言うレーベルの魅力を見せつけた一枚と言えるでしょう。

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| HOUSE7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
BEST OF 2010
今年も一年間当ブログを御覧頂いた読者の皆様、どうもありがとうございました。世間では音楽が売れないだとか、アナログ文化の衰退だとか音楽業界の悲鳴が聞こえてきておりますが、決して音楽自体がつまらない物になった訳ではないと思います。ようは今までは金かけて宣伝していた物が売れていただけで、今はそのシステムが通用しなくなったので心底なファンしか買わなくなっただけなのでしょう。そんな時代だからこそ、自分の耳を信じて意識的に聴く事を、興味と探究心を持って新しい音楽を探す事を行い、受身でなく積極的に自ずから音楽を聴くようなリスナーが増えればなと思います。さてそれでは毎年恒例の年間ベストと共に、来年も良いお年を!
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| BEST | 11:30 | comments(4) | trackbacks(1) | |
Crue-l Grand Orchestra - Barbarella (Crue-L Records:KYTHMAK133)
Crue-l Grand Orchestra - Barbarella
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瀧見憲司率いるCrue-l Grand Orchestraの久しぶりとなる新作。彼が主宰するCrue-L Recordsの順調な運営やCrue-l Grand Orchestraもリミックス作のリリースのおかげで気付かなかったのですが、純粋な新作となるとおそらく8年ぶり(Luger E-Go名義でリリースはしてたけどね)。新作は映画"バーバレラ"のテーマ曲をクラブミュージック的にカヴァーしたそうで、この名義では久々となるだけにドープでサイケな中毒性の高いLuger E-Go名義での音とは打って変わり、多幸感溢れるバレアリック色強めなハウスを披露。その点では以前のCrue-L Grand Orchestraの流れを比較的引き継ぎつつも、ファンキーなギターカッティングやらドリーミーなシンセで賑わい、祝祭を祝うかの様に管楽器が鳴り響くファンファーレ風な歓喜と幻想に満ちた1曲。裏面には彼らの最初期のトラックである"Candymountain In The Rainywoods"が、今ニューディスコ/ビートダウン系では注目株のEddie Cによってリミックスされた曲が2バージョン収録。こちらはEddie Cの十八番とも言える生の質感を活かしたしっぽりアフターアワーズかつブギーなハウスで、クラブで踊り疲れた早朝でこそ映える耳障りの優しいトラックとなっております。

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| HOUSE6 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Ronny & Renzo - Broken Fingers (King Kung Foo Records:KKFR74006)
Ronny & Renzo - Broken Fingers
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ベルギーのレーベル・King Kung Foo Recordsの主軸ユニット・Ronny & Renzoの新譜は、Crue-l Grand Orchestraにも通じるドロドロなサイケデリック感と意識も遠のく程のバレアリックな高揚感が掛け合わされたダウンテンポな作品。そもそもRonny & Renzoって誰なのかと言うのもよく分からないのですが、一年に一枚と言う寡作な活動の上に限定リリースと言う形が多く、今回初めて彼らの音源を聴く事が出来ました。最初のリリースではQuiet Villageをリミキサーに迎えている事からすると、Ronny & Renzoは多分サイケデリック方面の人達なんでしょう。この新作も極度にテンポダウンし粘度の高い黒い沼が拡がる陶酔系ですが、奥底でウニョウニョとシンセが唸りをあげていてどこか不気味な雰囲気も感じさせます。裏面ではSombrero Galaxy(DiscossessionのメンバーJohnny Nash+Tako Reyenga)がリミックスを提供していて、ミニマルなベースラインで沈静化させつつニューエイジ風な郷愁丸出しのギターも加え、オリジナルのドープさよりもソフトでラウンジ等への親和性の高いリミックスとなっております。どちらも瀧見憲司が好きそうなトリップ感の強い作風で、しかも10分と長尺なので陶酔感が持続する素晴らしい一枚です。

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| HOUSE6 | 08:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Crue-L Grand Orchestra - (You are) More Than Paradise (Theo Parrish Remix) (Crue-L Records:CLCL1213)
Crue-L Grand Orchestra - (You are) More Than Paradise (Theo Parrish Remix)
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今年3月、ElevenでTheo Parrishがプレイして話題騒然となった"More Than Paradise (Theo Parrish Remix)"。元々はPort Of Notesの曲を瀧見憲司率いるCrue-L Grand Orchestraがバレアリックカヴァーを行い、それから8年を経てTheo Parrishが異形のリミックスを成し遂げました。"Theo Parrish Translation Long Version 1"は終わらない音楽の旅とでも言うべき17分の大作で、Theoが付け足したローファイなシンセが物哀しく鳴る幕開けから始まり、そして突如錆びついていた金属が光り輝く様にオリジナルのあの余りにも美しいストリングスが入る瞬間のえも言われぬ感動と言ったら…。その後、悲壮感漂うピアノの旋律とどす黒いベースやらざらついたハットが絡み合いディープに沈み込み、深い内なる心の世界へと入って行き長い音楽の旅が始まります。完全にTheoの音に塗り替えられたこのトラックは、ソウル・ブルースとでも言うべき人間臭さと生臭さが充満しております。また既発の"Freaks Switching Channels 12inch Mix"も再収録されており、こちらはフィルターを活かしたトリッピーなハウスでどこか楽天的なムードに溢れたリミックス。両面文句無しの傑作なので、聴き逃す事無かれ。

(You are) More Than Paradise Promo

ちなみにこちらは200枚限定のプロモ盤。"Theo Parrish Translation Long Version 2"が収録されているんだけど、"Version 1"と大差は無しと言うか今だに違いが分かりませぬ。

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| HOUSE6 | 08:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2010/06/26 Spinning Vol.2 @ 渋谷 Bar&Cafe特異点
友達と開催している"Spinning"の第二回は色々と課題は残っておりますが、無事終了しました。自分達レギュラー陣は割と大人しい選曲でメロウなハウスだったり緩めのセットでそんなに上げない内容でしたが、ゲストのDJ Aprilさんは古いシカゴハウスをパワフルにプレイしていかにもパーティー的な内容で盛り上げてくれました。時代が変わろうと本当に良い曲は変わらない良さがある訳で、そんな事を再認識させてくれるプレイだったと思います。

また次回に繋げる為に工夫なり努力が必要だと感じる点が多かったのですが、また必ずや次回開催したいと思います。遊びに来て頂いた皆様、どうもありがとうございました。

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| EVENT REPORT2 | 23:45 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Crue-L Grand Orchestra - Endbeginning - DJ Nobu Remixes (Crue-L Records:KYTHMAK132)
Crue-L Grand Orchestra - Endbeginning - DJ Nobu Remixes
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瀧見憲司主宰、アンダーグラウンドでありながら地道に良質なダンスミュージックを追求するCrue-L Grand Orchestraの新譜。本作はリミックス盤となりますが、リミキサーには千葉から叩き上げで育ったDJ Nobuが起用されております。"Endbeginning"の"Dazz Y Nobu Omi Dub 12" Remix"はブリーピーなベースラインとは対称的に華麗なピアノが花咲くようで、ギトギトアシッドな感覚とミニマルな展開でずぶずぶと深みはまるタイプのハウス。熱くなったフロアに冷や水を浴びせるようでもある。そして同トラックの"Nobu's Dub"は更にピアノのラインを差し引き、よりミニマルな面を強調してDJツールとして使い易い仕様になっております。不気味なボイスサンプルが空虚に響きますね。そしてB面にはなんと"Psycho Piano"をPrins Thomasがリミックスしたトラックが収録(既発ですがリマスターされているそうな)。これが非常に素晴らしいバレアリックディスコダブで、どっしり地に着いたボトムラインとトリッピーに空に響く上物が絡み合いながら高揚感がどんどん広がるオプティミスティックな一曲。クラブの疲れが溜まったアフターアワーズタイムに聴いたら、誰しも昇天するであろう幸せに満ち、笑みがこぼれるに違いない。絶品である。

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| HOUSE5 | 02:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2010/03/13 Sound Signature @ Eleven
Yellowに何度も来日していたTheo Parrishが、遂に還ってきました〜@Elevenへ!!Yellowの時には自分はセオには一度も行かなかったので、ようやく念願叶ったり。

24時半過ぎに着いた頃にはGrassrootsなどで活躍しているDJ Conomarkがプレイ中。セオを意識してかシカゴ系やらダーティーでファンキーなハウスで、不良っぽく攻め上げていて良い感じにフロアを温める。
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| EVENT REPORT2 | 11:30 | comments(7) | trackbacks(0) | |
Post Newnow Crue-l Classic Remixes Vol. (Crue-l Records:KYTHMAK 130DA)
Post Newnow Crue-l Classic Remixes Vol.
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日本屈指のアンダーグラウンドなレーベル・Crue-l Recordsのリミックス集第二弾が発売。Crue-lはダンスミュージックを中心としながらも、楽天的なバレアリックな音から精神を覚醒させるサイケデリックな音まで、果てはパンクやフォークまで幅広い音楽を手掛けるアングラの良心的なレーベルです。勿論CDのみならずヴァイナルでのリリースも多く、今回はそんなヴァイナルに納められていたリミックスを集めた大変お買い得な一枚。リミキサーにはケンイシイ、DJ Nobu、Force Of Nature、まりん、井上薫、ゆら帝、Quiet Village、Mark E、Sofr Rocksと各方面から実力者が集まっており内容も充実しております。テクノ、ハウス、ディスコダブ、サイケデリックなど音的にはばらばらなれど、どの曲もCrue-lらしいトリッピーかつ中毒性の高い作風に仕上がっていて、リミキサーがよくCrue-lの事を理解しているなとしっかり感じられるのが良い。お勧めはMark EとQuiet Villageの目眩のする様なサイケデリックな2曲、逝っちゃってます。

そしてこのCDは相当にハードコアな仕様になっておりまして、段ボールを使用した紙ジャケットはネジで留められており、CDを聴く度にわざわざネジを外して開けないとCDが出せないのです。やりすぎだよ!

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| HOUSE5 | 11:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Crue-L Grand Orchestra - Candidate For Love (Cosmic Arts Remixes) (Crue-L Records:CLCL1212)

Crue-L Grand Orchestra - Candidate For Love (Cosmic Arts Remixes)
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またヴァイナル買っちゃった…この浪費癖はやばいよなぁ。でもヴァイナルどころか音楽の売れない時代、俺は本当に好きなアーティストの為になら、こうやってお金を出してでも応援したいと思う。そしてヴァイナル…重い、場所を取る、高い…これだけ見たら良い事なんかないじゃん?そうじゃないのさ、データには無い温かみ、思い出、ジャケットの美しさ、音の良さ、不便だからこそそれだけ愛着が湧くの。

そんなヴァイナルを後世に伝えようと努力している人達もいる。Crue-L Grand Orchestraも勿論そうだけど、この作品のリミックスを担当したJoe Claussellは最もそうかもしれない。そんな信条を持つディープハウスの大御所がリミックスした本作は、音楽愛、人間愛に満ちた普遍的なクラシックだ。自分が常に必要としているのは、流行とか業界が金をかけて売ろうとする音じゃない、常に変わらないソウルを持ち続ける時代を越えた音。オリジナルはヴォーカルに畠山美由紀、パーカッションにDJ Harveyを迎えたお茶の間に合うダンクラなんだけど、Joe Claussellはいつも通り(良い意味で)の軽やかなパーカッションと郷愁アコギを加えた100%センチメンタルジャーニーをやってくれました。なんつーか、完全にアフターアワーズにばっちりはまった心温まるハウス。踊りで疲れ切った朝5時の疲労感を、優しく消し去ってくれる包容感がここにはある。う〜、朝方のクラブで聴きたいな、これ。そして更に最近のJoeがよくやるディープハウスを越えた天界系ハウスの"Cosmic Arts Crystal's Of Love Version"も、相当に涅槃の境地までぶっ飛んでおります。浮遊感のあるシンセやエフェクトを多用したアンビエントとも受け取れるが、極楽の極みじゃこれは。他オリジナルやインスト、アコースティックバージョンなど多数収録されたダブルパックEP、是非ともミュージックラバーに聴いて欲しい名曲であります。CD盤もあるけど曲が少ないし、絶対ヴァイナルお勧め。

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| HOUSE5 | 00:10 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Prins Thomas Presents Cosmo Galactic Prism (Eskimo Recordings:541416 501724)
Prins Thomas Presents Cosmo Galactic Prism
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Lindstromとのコンビでディスコダブブームを席巻するPrins Thomasの、タイトル通りでスペーシーな2枚組MIXCD。ジャーマンプログレのHolger Czukay、ファンクのParliament、スペースロックのHawkwindに混じって、Boards Of CanadaやTres Demented(Carl Craig)などのテクノ、日本からはCrue-L Grand OrchestraやDub Archanoid TrimとWaltz(Altz)、そしてハウスやイタロディスコ、レアグルーヴなどがまとまり一つの宇宙を形成する面白いミックスだと思います。本人曰わく2枚まとめて一つの作品だと言う事で1枚目のラストから2枚目の出だしが繋がっておりますが、1枚目は2枚目までにじわじわと上げていくゆったりとした内容、2枚目はよりダンサンブルでよりエモーショナルな内容。いやダンサンブルではあるんだけどやはり肩の力が抜けリラックスしふらふらとしたトラックが多く、ベッドルームで広がっていく宇宙を想像しながら聴けるような音で、決して馬鹿になって大騒ぎする様な音楽じゃあないです。でもバレアリックでもコズミックでもスペーシーでもサイケでも何でも良いんだけど、開放的で楽天的な恍惚の中毒がじわじわと浸透してくるんですね。選曲の幅の広さとは対称的に音の雰囲気にばらつきは感じられず、CosmoでGalacticでPrismなキラキラとしたハッピーな音に統一されていて気持ちEーです。力作っちゅーか怪作っちゅーか、ブームの先端にいるアーティストの本領が炸裂したお勧めの2枚。

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| HOUSE4 | 09:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Motley Crue-L House (Crue-L Records:KYTHMAK080DA)
Motley Crue-L House
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瀧見憲司が率いる狂えるCrue-L Records。近年の作風は和製バレアリック、昔は詳しく知らないが今とは違ったっぽい。どっちかと言うとクラブミュージックにシフトした近年の作品の方が好きです。本作は勿論タイトル通りにハウスを中心とした選曲になっていて、特にEP収録の曲や未発表曲が中心になっているので大変便利なコンピレーションになっております。ハウスとは言ってもそこは狂えるCrue-L、一筋縄ではいかない色んなハウスが詰まっております。"More Than Paradise"はFreaks(Luke Solomon)のリミックスが施されているんだけど、原曲のチリングな切なさはそのままにフロア対応になっていて素敵。EMMAがリミックスしている"La Dolce Vita"も、圧倒的なドライヴ感がありながらもはっと息を飲む美しい瞬間があり、静と動の対比が強調されてますね。井上薫も制作に参加した"Sheeprian Flying"は、正にバレアリックと言わんばかりの南国パラダイスな桃源郷トラック。エレガンスな美的センスは、世界レベルです。他にも荒っぽいディスコダブやらクラシック調のハウスやらあるけれど、Crue-Lらしいバレアリックな美意識で統一されていてレーベルの方向性を知るには丁度良いですね。今後もこの路線から外れずにバレアリック路線を極めてくれると嬉しいなと思います。

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| HOUSE4 | 00:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Jazzanova / Mr Scruff - Southport Weekender Volume 7 (SuSU:SUALBCD28)
Jazzanova / Mr Scruff-Southport Weekender Volume 7
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最近連日飲む事が多くて胃がくたびれておりますが、特にベルギービールを飲む機会が多いです。最近の日本人は若者ほどビール離れが顕著な様で、どうも苦いから美味しくないとか言う意見が多いとか。自分は日本の苦いビールも好きだしそれに一度海外のビール(特にベルギー)を飲めば、ビール苦手の意識も一気に覆ると思うんですよね。海外のビールは日本のビールより多様性に富んでいるし、アルコールが高くて飲み応えのある種類もあったり、決してビールが苦いだけじゃ無い事を理解して頂けるはず。ま、難点はベルギービールは圧倒的に高額だと言う事だ。バーで飲めば1000円オーバーは当たり前なんで、基本はベルギービールを扱ってる酒屋で購入して家で飲む事が自分は多いです。

お酒の話はそれ位にして今日の一枚は、ハウスミックスCDの人気シリーズ・Southport Weekender。ミックスを担当したのはSonar Kollektivを運営するJazzanovaとNinja Tune所属のブレイクビーツを操るMr Scruff。自分は特に好んで両者の音楽を聴く事は無いのですが、今までこのシリーズは集めていたので今回も何となく購入。個人的にはJazzanovaのハウス〜ブロークンビーツ路線が気に入りました。ソナコレやInnervisionsの曲を中心に予想外にもハウスを多めに使用して、生音系からエレクトロニック系まで右往左往し、華麗さと耽美を伴ってドラマティックな展開を創り上げています。無難な出来と言えばそうなんですが、お洒落かつ踊れる洗練された音楽なんでお酒を飲みつつ聴きたい感じです。対してMr Scruffなんですが、ファンクやディスコ中心で自分にはちょっと合わなかったです。音源自体もかなり古いのが多かったからねー、ちょっと時代から外れてる印象でした。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Kahimi Karie Presents Crue-l Crystallization (Crue-L Records:KYTHMAK111DA)
Kahimi Karie Presents Crue-l Crystallization
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遂にこのブログでもKahimi Karieが出てくるなんて自分でも思ってなかったけど、Crue-L Recordsの作品を彼女がたまたまコンパイルしただけで、別に彼女の事を好きでも無ければ詳しい知識も持ち合わせていない。自分の中ではKahimi Karieはフリッパーズギターと同じ渋谷系の一言で片づいてしまう、それ位彼女の事は分からないと言う訳です。でも実は彼女がCrue-Lの作品をコンパイルしたのは、初期にCrue-Lから作品を出していた事が関係あったみたい。知らなかったよ、Kahimi KarieがCrue-Lからリリースしてたなんて…。てかCrue-Lに関してもクラブミュージックに歩み寄った近年の作品以外は全く無知でございまして、初期の頃のレーベル作風も知らないです。

早速一通り聴いてみた所、人肌の温もりと静かなる情熱とそしてメランコリーな空気が混在するアダルトな音楽ですね。クラブミュージック性は皆無ながらもアコースティックで柔らかい音色が爽やかに体を通過して、随分と落ち着きを感じさせるラウンジを意識した内容でしょうか。ジャンル的に何というか分からないけれどダウンテンポが近いのかな、ゆったりと流れる音がゆったりと広がって決して部屋の雰囲気を壊さない様な楽曲が詰まっています。最近のCrue-L Recordsしか知らない僕にとっては、こんな静謐で厳格なるムードを持ったCrue-Lは逆に新鮮でした。男共は女の子を部屋に呼んで一緒に聴けば、二人の距離が縮まるんじゃないかと。そうじゃなくても違いの分かる人だと格上げされたり位はするかも、と自分に酔いたい人にも向いている。

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| ETC2 | 21:45 | comments(3) | trackbacks(0) | |
Crue-L Future Compiled By Kenji Takimi (Crue-L Records:KYTHMAK-100DA)
Crue-L Future Compiled By Kenji Takimi
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瀧見憲司率いるCrue-L Records設立15周年+カタログナンバー100を記念し、未発表曲や初CD化の曲を集めた最新のレーベル紹介盤が登場。僕自身はCrue-L Recordsには殆ど興味もないのですが、気になるアーティストも参加していたので取り敢えず購入。1曲目Crue-L Grand Orchestra「More Than Paradise (LUGER E-GO Re-Edit)」からして、既にバレアリックな空気プンプンなチルアウト。悲壮感に漂うストリングスが何度も何度も頭を駆けめぐり、途中から入る優しくもか弱いピアノアレンジに、いつの間にか世界は天国へ。2曲目「Walk Through Happiness(LINDSTROM Remix)」は今が旬のLINDSTROMをリミキサーに迎えています。アコースティックギターの郷愁に満ちた音に、ディスコダブ的なギラギラのベースアレンジを加え、最新のエクレクティックなモードを披露。そして3曲目「Inspiration Information(KAORU INOUE Remix Beatless)」では、クロスオーバーの代表的存在・井上薫が素晴らしいリミックスを披露。ギターアルペジオを多用した開放感あふれるビートレスなアレンジで、井上薫の持ち味が最大限に表現されたアジアンな出来だと思います。そして何と言っても注目は「Spend The Day Without You (EYE Remix#2)」でしょう。元々は限定でリリースされたレコードから、このCD用に再アレンジしたバージョンを収録。EYEによる変態曼荼羅な世界が爆発し、イコライジングを強烈に効かしたハイエナジーディスコサウンドに変容。頭の中を何だか分からない狂気と歓喜が混ざった気持ちが突き抜け、どんな場所でもどんな人でも盛り上がる事間違い無しの一曲です。その後もハウスやチルアウト、ディスコダブなどが収録されていますが、このCrue-L Recordsと言うのは和製イビザなのだと感じました。アンビエントの様に瞑想を誘う訳ではないのですが、実在の時間を無視したスロウな時を刻み聴くだけで心が安らぐパラダイスの世界を提供してくれる音なんですね。「Crue-L Future」と言う通り、これからのレーベルの進むべき道を示した素晴らしいコンパイルだと思います。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Crue-l Grand Orchestra - Crue-l Grand Orchestra (Crue-l Records:KYTHMAK-70DA)
Crue-l Grand Orchestra-Crue-l Grand Orchestra
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Kenji Takimi(瀧見憲司) Presents Crue-l Grand Orchestra。長年日本のアンダーグラウンドダンスシーンを支えてきた重要人物であり、ハウスやディスコダブのみならずサイケデリックロックやニューウェーブ、ハードロックまでもプレイし、独特の空間を創り上げる。しかしそんな説明はよそに、彼のユニット・Crue-l Grand Orchestraの2002年最新作は、オーケストラや生音を多用した幸福感とサイケリデリアに染まったチルアウト。イビザやバリ、ハワイで録音されたこのアルバムは、そこの空気をそのままパッキングしたかの様な享楽的で開放的な気分に満ちている。流麗で儚いストリングス、繊細で優しいピアノ、そして自然音などのSEもふんだんに取り入れ、とろけるようなドリーミーな世界が広がっていく。凝っている様で意外とシンプルな構成も、少ない音数でじっくりと気持ち良い音を聴かせてくれる。日本発イビザ直行の短いパラダイスワールド、奇想天外な旅が待っている。美しくも壊れかけの旅が待っている。疲れた日本人の為の、エナジーチャージとして是非勧めたい。ジャケットからしてもう狂ってる。

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| ETC1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2006/02/04 Groundrhythm @ Air
2年位前からずっと行きたいと思ってたんだけど、いつでも行けるからいいやと放置していたKaoru Inoue(井上薫)レジデントのGroundrhythmに行ってきました。井上さんのプレイは2〜3度ちょこっとだけ聴いた事があって、ハウスを中心にテクノとかも回したりするので自分の好みではあるんですよね。実際の今回初めて体験したロングプレイは、想像以上に覚醒的かつドラッギーで、時には優しく包まれ、そして高揚感溢れる至福のプレイでした。1時半から井上さんのプレイが始まったんだけど、序盤のとばし方は予想以上でしたね。
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| EVENT REPORT1 | 17:36 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kaoru Inoue - Ten Remixes (Seeds And Ground:SAGCD-1)
Kaoru Inoue-Ten Remixes
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Seeds And Ground(種と土壌)、素晴らしいレーベル名ですね。Chari Chariこと井上薫は、いつだって大地の鼓動を感じさせるダンスミュージックを聴かせてくれる。いつだって躍動的でどこまでも壮大な世界観を見せてくれる。Seeds And Groundはそんな彼が自分の思うがままに作品をリリースする為に作ったレーベルですが、その第一弾が井上薫のリミックス集です。Crue-L Grand Orchestra、Frankie Valentine、Calmと言ったいかにも的なアーティストから、OOIOO、Buffallo Daughter、宮沢和史と言った不思議な組み合わせまで色とりどりな収録です。こんな幅広い参加アーティストにも関わらず、全ての曲はやはり井上薫の曲であるかの如く生命の新しい息吹を感じさせます。大気の風の流れ、森の静寂、大地の鼓動、空に浮かぶ星々、そんな自然に囲まれた景色がいつの間にか目の前に広がり、自分は自然と一体化していく気分。きっと井上薫は世界自然遺産とかが大好きなんだろうなと思わせるBack To Natureぶりで、聴く者の心を浄化し穏やかな平穏をもたらしてくれます。でっかい自然の流れに身を任せようではないか。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kenji Takimi - SESSIONS VOL.2”THE DJ AT THE GATES OF DAWN-DANCESTONELIVE-” (Musicmine:IDCH-1009)
Kenji Takimi-SESSIONS VOL.2”THE DJ AT THE GATES OF DAWN-DANCESTONELIVE-”
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瀧見憲司、CRUE-L RECORDSの主宰者でありアンダーグランウンドなハウスDJ、否ダンスミュージックDJとして人気を博しています。なんて言いつつもまだDJプレイは未体験、彼のユニット:CRUE-L GRAND ORCHESTRAのバレアリックなチルアウトアルバムがお気に入りな僕です。じゃあDJの方はどうよって感じで、ヤフーオークションでお安く購入。まずトラックリストを拝見すると…お〜殆どの曲知らないぞ。Doc MartinとかDJ Garthのアメリカ西海岸ハウス位しかわかんね〜。幕開けはディスコっぽいけど、すぐに前半は適度にあげつつトライバル風のハウスの連続。時折ニューウェーブを感じさせる古臭いボーカル物を入れたり、流行のディスコダブでずぶずぶと沈めてくれる。ところが中盤以降はぐちゃぐちゃになっちゃって、テックハウスやディスコダブ、ディスコ、なんだかわからん物が規則性無しに並んでいる。DJMIXと言う物は大抵スタイルと言う物があるのだろうけど、この人のDJMIXには無国籍を感じる。一体どこの国の音楽なんだろう?東南アジアの危険な香りがするとも言えるがそれだけでは無いし、アメリカ西海岸の清涼な景色も思い浮かべられる。だが後半ではどこかの民族の怪しい呪術を聞かせられてもいる様な…。彼のDJMIXにはその呪術に依って、決して忘れる事が出来ず虜となってしまい何度も聴きたくなる様な魅力がある。スタイルを破壊して無国籍の音楽、つまりハウスミュージックでは無くダンスミュージックを創造している。僕自身はジャンルがばらばらなMIXCDは受け止め方が難しいけれど、そんな事はどうでも良くなってしまう。瀧見憲司のセンスが僕の心をロックした。

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| HOUSE1 | 22:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |