2019/11/17 PRIMITIVE INC. 13th Anniversary MASTERS AT WORK in JAPAN - Our Time Is Comming - @ ageha
誇張でも何でもなく正にハウス・ミュージック界の最強の二人組コンビ、Louie VegaとKenny Dopeから成るMasters At Work。近年は別々にソロ活動が中心なものの、ラテンやアシッド・ジャズをハウスに取り込んだNuyorican Soulやよりクラブ・トラック的なKenlouといったプロジェクト、そして当然Masters At Workとしての功績はハウス・ミュージックという枠を越えてダンス・ミュージックとして大きな影響を残すレジェンドな存在。そんな二人がMAWとして揃う事は近年は稀であるのだが、ここ日本においては2016年以降PRIMITIVE INC.が主体となってMAWを軸に据えたパーティーを開催しており、当初はその余りのゴージャスさに単年開催かと思っていたものの蓋を開けてみれば本年まで4年連続開催とある種の恒例お祭り行事として定着するまでになった。本年度もメインフロアではMAWのみのロングセットを中心に、他のフロアでは近年再燃するジャパニーズ・ハウスから横田信一郎やジャンルをクロス・オーヴァーするKaoru Inoue、DJ NoriとMuroによるアナログセットを披露するCaptain Vinylらバラエティー豊かな人材が揃って、祝祭な一日を作り上げる。
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Klauss & Craig - DJ Deep & Traumer Remixes (Planet E:PLE65395-6)
Klauss & Craig - DJ Deep & Traumer Remixes
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2018年の中頃に久しぶりの新作を発表したCarl Craig、それはアルゼンチンの電子音楽グループであるKlaussとのセッション作『Momentum』(過去レビュー)で、近年再燃しているモジュラーシンセに興味を持ったCraigがそれを用いて重厚感溢れるサイケデリックなテクノを制作した。ここで紹介する本作はそのリミックス盤となるが、手掛けているのはかつてDeeply Rooted House、現在はそれがテクノ化したDeeply Rootedを運営するDJ Deepと、自身でGETTRAUMを主宰しつつDJ Deepとも定期的にコラボしているRoman Poncet aka Traumerの二人。3曲収録なのものの全て同じ曲を同じアーティストがリミックスしている事もありインパクトとしてはやや物足りなさは拭えないが、実際に曲を聞いてみれば現在は硬派なテクノへと傾倒している彼等の手腕が発揮されて、原曲よりもフロアでの効果や機能性に磨きを掛けた内容に一安心だ。3曲のリミックスに共通するのはどれもブレイク・ビーツである事でデトロイト・テクノらしさは特に感じられず、彼等の硬い響きを打ち出したDJツール向けとしての機能に絞られ、その意味では原曲に束縛されず自分達らしさをそのまま表現している。ざっくりと金属的な鈍い響きのブレイク・ビーツに揺さぶられる"Repeat After Me (DJ Deep & Traumer - Free Your Mind)"は、やはり硬質で冷えた響きが如何にもベルリン的で無駄をこそぎ落としながらグルーヴ重視だが、中盤から線の細いコズミックなシンセのラインが浮かび上がる瞬間もあり、冷たいだけでなくエモーショナルに転換する場面はパーティーでも盛り上がりそうな展開を設けている。より切れ味鋭く跳ねたグルーヴ感を強調した"Repeat After Me (DJ Deep & Traumer - Free Your Soul)"もやはり無駄がなくスカスカな構成だが、こちらは重いベースラインが躍動しつつ叙情的なパッドと繊細な電子音が絡み合いながら、前述のリミックスよりはディープで艷やかな情緒によって包んでいく。そしてTraumer単独による"Repeat After Me (Traumer - Reduced Mind)"、こちらはより繊細でスムースなビートや電子音を細やかに配置した先の細さが強調されたリミックスで、前の2つのリミックスが上げるダンス仕様なのに対しこちらはクールなミニマルで沼へと嵌めていくタイプだろう。どれも原曲の重厚感満ちたSF的な雰囲気を残さずに、徹底的に機能性を特化させたリミックスで、これはこれで潔いお仕事だ。



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| TECHNO14 | 14:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2019/8/23 Hi-TEK-Soul @ Contact
デトロイト第一世代の中でも最もDJとして精力的に活動するDerrick May、そんな彼によるテクノソウルを表現するパーティーがHi-TEK-Soulだ。DJとしての精力的な活動は言うまでもないが、近年はちょくちょくと自身で主宰するTransmatの運営にも力を入れており、忘れた頃にレーベルから新たなる才能を送り出したりもしている。そんなレーベルからIndio名義でアルバムもリリースした事もあるデトロイト第二世代の一人であるJohn Beltranも、Derrick同様にエモーショナルなテクノソウルを持つアーティストであり、その幻想的なアンビエンスは特に稀有な個性だ。今回Derrickと共に出演するBeltranはアンビエントセットを披露するという事前情報があり、そんな点でも興味深いパーティーになっている。
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| EVENT REPORT7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2019/8/12 Euphony @ Aoyama Zero
ニュー・エイジやアンビエントの再燃・再発掘が作品のリリースとしては肌に感じるものの、実際にそれをクラブ/パーティーで聞く機会は未だ少ない。どうしてもクラブ側が盛り上げようとするとメインフロアもセカンドフロアもダンス中心に向かいがちな現状において、敢えてアンビエントやニュー・エイジ、いやそれだけでなくエクスペリメンタルやワールド・ミュージックとダンスに執着する事ない音楽を軸に、オーガニックからエレクトロニクスが交差し時代や国境を超越した世界を構築するパーティー『Euphony』が立ち上がった。元来ワールド・ミュージック性が強いInoue Kaoruが発起人となり、バレアリックやアンビエントに造詣の深いmaa、そしてサイケからアンビエントまで広範囲なshunhorの3人が紡ぐバレアリックのその先へ。時代にジャストにハマるパーティー『Euphony』が始動する。
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| EVENT REPORT7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Leon Vynehall - DJ-Kicks (!K7 Records:K7377CD)
Leon Vynehall - DJ-Kicks
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ストリーム配信により最新のMIXが無料で聞けるようになった今、敢えてMIXCDをリリースする意義は薄れつつあり、数多くあったMIXCDシリーズも時代と共に消えつつある現在。しかし恐らく現在残っているMIXCDシリーズでは一番古いであろう『DJ-Kicks』シリーズは、テクノ/ハウスに限らない音楽性と多種多様なジャンルからのDJを起用する事で、まんねりを回避しながら時流の音楽も掬い上げてMIXCDの存在感を示している。その新作はUKの新世代の中でも評価の高いLeon Vynehallによるものなのだが、このMIXCDシリーズがコンセプトとしてDJにとって自由でありパーソナル性が強い事を前提としても、このVynehallによるMIXは自由気ままである意味ではミックスというよりはコンピレーション的な雰囲気さえもある。ここではディープ・ハウスのアーティストというイメージはがらっとひっくり返され、幕開けは自身の新曲であるドローン・アンビエントな"Who Loved Before"により静粛な始まり方で、しかしそこからダンスホール・レゲエな"Genie"やノイズ混じりのアバンギャルドな"Giant Bitmap"、そして何と細野晴臣によるカントリー調の気の抜けた"Rose & Beast (薔薇と野獣)"まで幅広い音楽性を見せる事で、ミックススキルに拘るのではなく音楽そのものの表現力を主張しているようだ。ここまでの流れだけを見てもダンスフロアからは離れており何か統一感があるでもなく、本当にDJがかけたい音楽をただかけているという印象だ。ソウルかつファンキーな"Set Me Free"、アンニュイなシンセ・ポップの"August Is An Angel"、破壊的なインダストリアル調の"Moving Forward"、刺激的なエレクトロの"Nuws"など、全く予想もつかなければスムースな流れに乗って踊らされるでもなく、もしかしたら私的なホームリスニングの選曲という事なのだろうか。序盤は少々虚を突かれる展開ながらも、中盤のざっくりブレイク・ビーツとエモーショナルな旋律で一気に雰囲気を塗り替える"Mellow Vibe"以降はダンスフロアへと突入し、IDM調の鋭利なリズムが弾ける"Fushigi"や"Lapis Lazuli B2"、硬質なミニマル・テクノの"Ploy"、幻想を見るようなドリーミーなディープ・ハウスの"Ducee's Drawbar"と踊れるトラックを滑らかに繋いで、一気に高揚感を増してDJMIXらしい展開に一安心。終盤には更に激しくリズムは暴れ出して細かいリズムが刻まれるジャングルの"Unsung Hero Of Irrelevance"、そして余りにもアンビエントな浮遊感が心地好い名作ドラムン・ベース"Deep Rage"等のハイエナジーな時間を通過して、最後はピアノ演奏だけによる優雅ながらも静けさへと回帰する"Music For Piano"によって喧騒の後さえも消し去りMIXは終了する。一般的なMIXCDを想像していると確実に予想や期待は裏切られる、その意味では非常にユニークな内容で、Vynehallによる選曲重視としたアプローチによる音楽性は家で聞くMIXCDのホームリスニング性に適ってもいる。前半のばらばなら音楽性はやや違和感を感じなくもないが、こういった挑戦的なアプローチが『DJ-Kicks』が存続する理由の一つなのかもしれない。



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Tracklistは続きで。
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| ETC4 | 15:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Gallo - Colori EP (Hell Yeah Recordings:HYR 7201)
Gallo - Colori EP
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イタリアからのモダン・ディスコ/バレアリック系レーベルであるHell Yeah Recordingsは例えば日本で活動するCalmやMax Essaの作品もリリースするなど、そういったグローバルなアーティスト性によって日本でもちょっとした注目を集める実力派レーベルだ。そのレーベルからリリースされたGalloなる聞き慣れないアーティストの新作が思いの外素晴らしいので、是非とも聞いて欲しい。Galloは2018年から同レーベルやSlow Motion Recordsから作品をリリースし始めたベルリンを拠点とするイタリア系アーティストのようだが、元々DJとして活動しつつBalearic Gabba Sound Systemのメンバーの一員でもあるなど、音楽家としては決して新人ではないようだ。さて、この新作だがバレアリック・クラシックとなってもおかしくはない位に開放感があり清涼な空気に満たされるバレアリックな世界観があり、キックレスの"Colori"はきれいめの艷やかなシンセのコードやフレーズと底辺で唸るようなベースラインのみでひたすら平穏な時間が続くアンビエントな感もある曲で、全く汚れの無いピュアな響きが体の隅々まで浄化するようだ。そしてゆったりとリラックスしたリズムを刻む"Sapori"は透明感のあるパッドを伸ばしながら和んだシンセのフレーズで何処までも広がる開放感を演出し、次第に入ってくる優美なピアノのコードが加わるとイタロ・ディスコ的な雰囲気も生まれて、90年代前後のオールド・スクールな時代を思い起こさせる。"Odori"は日本の踊りを指しているのだろうか、崩れたグルーヴィーなリズム感に揺さぶられ郷愁たっぷりなメランコリーなメロディーは、海辺の夕日が落ちてオレンジ色に染まっていく時の切なさを誘う。そして何とバレアリック・レジェンドの一人であるChris Cocoもリミキサーとして参加しており、"Colori (Chris Coco Deep Space Version)"は原曲のイメージを変えるのではなく、リバーブ系の残響を用いる事で視界が揺らぐ音響を作り、身も心も全てが自然の中に融解していくような心地好い白昼夢状態を生み出している。全曲見事にバレアリック仕様、特にイビサ系の自然を感じさせるバレアリック代表のMark Barrott辺りとも共鳴する音楽性で、これは要注目な存在だ。



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| HOUSE14 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Tominori Hosoya - Halfway (TH Pressing:THPVLP01)
Tominori Hosoya - Halfway

DJというスタイルが基本的には中心にあるダンス・ミュージックの業界、その中で自身で曲を送り出す事はある程度はプロモーション的な意味合いがありそれが本業でない事は多々あるが、逆にDJをせずにプロデューサー/作曲家として自身の音を生み出す事に専念するアーティストも多くは無いが存在する。東京を拠点にTomi ChairとTominori Hosoyaの名義を並行させて活動するこのアーティストは間違いなく後者に属するアーティストで、ここ数年はdeepArtSoundsやSoul Print Recordingsを含む様々なレーベルからアナログの形態で作品がリリースされ、それらの曲が世界中の有名なDJからもサポートされてきた実績も鑑みれば、彼がそういった創作能力の高いアーティストである事に異論は無いだろう。人気レーベルから引く手数多なHosoyaはこれまでに多くのEPをリリースしてきたが、2018年9月遂に自身のTH Pressingから自身の半生をテーマにしたアルバムを送り出した。先ず内容に関して言えば過去の作品の延長線、それは透明感や清涼感のある美しいシンセの響きとパーカッシヴなリズムを武器とした感情的なディープ・ハウスであり、つまりはHosoyaというアーティストを実直に表現したアルバムという点に於いてファンが期待している内容そのものだ。オープニングには2016年にリリースされた『Love Stories EP』(過去レビュー)から異なるバージョンとなる"We Wish 2 Cherry Trees Bloom Forever (Full Length Version)"が抜擢され、からっと乾いた抜けの良いパーカッションのリズムから始まり、じわじわと湧いてくる叙情的なシンセと天井から降り注ぐような耽美なピアノの旋律が湿り気を帯びた情熱となって、冒頭から実に感動的なディープ・ハウスを展開する。こういった作風はHosoyaの特徴であり、シンセの厚みのあるレイヤーが荘厳な景色を描き出す"Love You Again"やより疾走感のあるビートを活かしつつ薄くも美しく伸びるパッドと動きのあるシンセのメロディーで躍動感を出した"Beautiful Lives"なども、安定感のあるハウスの4つ打ちと感情性豊かなメロディーとコードによるテック・ハウスの作風が見事にアーティスト性を表現している。アルバムという形態だからこそ一辺倒にならない展開の工夫もあり、"Cycling (Sunday Evening Version)"ではリズム抜きの荘厳なパッドが覆う中をエレガントなピアノが滴り落ちるアンビエントを聞かせ、"Weekend Othello"ではぐっとビートを落とした事で複数のシンセの響きもじっくりと耳に入りメロウネスを増したダウンテンポを披露し、そして"Interlude Of Life"における子供の呟きもフィーチャした何処か童心に返ったような懐かしさも感じさせるチルアウトもあるなど、ただ勢いに任せただけのアルバムではない。そして終盤以降は再度クラブでも映えるパーカッシヴかつ情緒豊かな旋律に引っ張られる壮大なテック・ハウス/ディープ・ハウスを通過し、最後は深い濃霧のような叙情的なシンセの層の中で清らかなピアノが感情を揺さぶるアンビエント性の強い"Scenery From Halfway"でしっとりしながら霧散する。アルバムという形態を念頭に置いたであろう起承転結な構成があり、そして過去を振り返りつつも未来へと突き進むべくポジティブな感情に満たされた音楽は、決して抑圧的なグルーヴは無くとも感情性の強さが芯にあり心に響くものだ。一旦はキャリアにおける総決算と呼んでも過言ではない充実したアルバムとなったが、その歩みは2019年となった今でも全く止まっていない。



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| HOUSE14 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Joseph Ashworth - Trooper EP (Life And Death:LAD041)
Joseph Ashworth - Trooper EP
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AnjunadeepやNeedwant Recordingsを含む様々なレーベルからリリースをしているロンドン出身のJoseph Ashworth、公式サイトの案内ではテクノやハウスにエレクトロニカの狭間に存在する独特の音楽を制作し…という記載もあり、確かに過去の作品を聞いてみても力強いクラブトラックからメランコリーなリスニングまで手掛けている。当方はこの作品までアーティストの存在自体を知らなかったもののバナナののほほんとしたバレアリックなムードのジャケットと、そしてシカゴ・ハウスのレジェンドであるRon Trentがリミックスを行っている事に惹かれて購入した次第だ。タイトル曲の"Trooper"はシューゲイザー風な音響の甘いメロディーとズンチャズンチャと軽快なリズムによる明るいエレクトロ・ハウスといった趣きで、大きな展開は無くのびのびとフラットな流れで心地好さが続く。対照的に"Laminated"は爽快なパーカッションが力強く空間に響くトライバルな要素の強いハウスで、中盤にぐっと艷やかなシンセのメロディーが入ってきてドラマティックなブレイクが挿入されているが、基本的にはグルーヴ重視のツール特化型でありフロアを確実に揺らすのは間違いない。だがやはり圧巻はRon Trentのリミックスである"Trooper (Ron Trent Remix)"で、太く力強いキックの端正な4つ打ちが走りつつ陶酔感のあるパッドがすっと伸びていく(まあいつもの彼の作風ではあるのだが)壮大なディープ・ハウスは、色っぽい呟きや優美なシンセの響きも導入しつつエレクトロニックなトリートメントを施されながら、余りにも広い宇宙の中を旅行するようなハイテックな感覚に包まれる。もう一つのリミックスはLife And Deathを運営するDJ Tennisとの共作もしているSebra Cruzによる"Trooper (Sebra Cruz Remix)"で、原曲の雰囲気を変える事はないが音を削ぎ落としてミニマル性を強めながら上モノのメロディーを浮かび上がらせて、すっきりタイトな作風へと生まれ変わっている。オリジナル2曲とリミックス2曲、それぞれにアーティストの個性が表現されていてどれも魅力があり、メロディアスなダンス・ミュージック好きな方には是非とも。



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| HOUSE14 | 12:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2019/4/19 Deep Distance @ KGR'n
神楽坂というクラブとは一見無縁の場所に生まれたクラブ・KGR'n。2017年5月にオープンだから既に2年が経過しようとしており、外国のいわゆるタレントに頼らずとも国内のアンダーグラウンド勢らがレジデントパーティーを開催するなどして、神楽坂にパーティーを着実に根付かせている。そんなレジデントパーティーの一つがその名も「Deep Distance」で、Dessous Recordings等からのリリースも高い評価を得ているIori Wakasaと様々なフェスやへの出演やDJ Wadaとのcontattoを主宰するKo Umeharaの二人が主宰となり、正にそのパーティー名通りに深い場所まで到達させてくれるであろうと予想される。このパーティーは3回目の開催となるが、ようやく遊びに行くタイミングが見つかったので、満を持してパーティーへと足を運んできた。
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| EVENT REPORT7 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
S3A - Sydmalaide EP (Local Talk:LT090)
S3A - Sydmalaide EP
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日本のハウス・パーティーでもありレーベルでもあるEUREKA!でお馴染み、そしてSoundofspeedやQuintessentialsといった人気レーベルから作品をリリースするなど、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍する新生代ハウス・アーティストであるS3A。Sampling As An Artを称するその音楽性は勿論サンプリングを武器にジャズやファンクにディスコを咀嚼したクロスオーヴァーなハウスで、エネルギッシュに弾けるグルーヴと陽気かつエモーショナルなムードに染めながらご機嫌なパーティー感覚に包み込む。新作はスウェーディッシュ・ハウス代表格であるLocal Talkからとなればお墨付きを頂いたようなもので当然外す事はないのだろうが、それでも期待を裏切らずに見事な曲を揃えている。冒頭の"Premiere Rexidence"からしてファンクかディスコをサンプリングしたであろうその手腕が映える作風で、流麗なキーボードのコード展開に対して魂を吐き出すような熱い歌やギターカッティングがファンキーで、派手派手しくも優雅さも兼ね備えたファンキー・ディスコ・ハウスはS3Aに期待する音楽そのものだ。"End Track For A DJ"は更に手数が多くイケイケアッパーなハウスで、ゴリゴリと骨太で荒いビートを叩き出しつつゴスペル風の雄叫びやボイス・サンプルをたんまりと織り交ぜ、そして分かり易いシカゴ・ハウス風なピアノのコードや麗しいストリングスの装飾なども現れて、これ以上はないという位にポジティブなエネルギーが爆発するピークタイム仕様だ。また光沢感を発するような輝かしいディスコ・フィーリングに溢れた"Searching Force"はエフェクトをかけて展開する懐かしくもあるフィルター・ハウスで、作風としての目新しさはないものの優美なピアノやストリングスのサンプリングネタのセンスが断然に素晴らしく、フロアを盛り上げる術を熟知したと言っても言い過ぎではない。最後の"Deep Mood Vol.4"はそれまで上げ上げだった曲への反動という事でもないのだろうが、パーカッションは弾けながらも重心の低いベースラインとマイナー調のコード展開による訝しいディープ・ハウスで、このぼやけた黒さはデトロイト・ハウスの系譜上にあってもおかしくはない。単にアッパーに盛り上げるだけではなく雰囲気を持続させるための曲でも才能を発揮するS3A、そこに懐の深さを見出だせるのだ。EP単位では文句無しに魅力的な作品をリリースし続けているので、そろそろ総括としてアルバムも期待したいところだ。



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| HOUSE14 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2019/3/9 Funky Sensation @ Contact
Body & Soulの一人としても活躍しニューヨークのディスコ時代から活動を続けるDJ中のDJ、Francois Kevorkian。ダブをコンセプトに長らく開催してきた「Deep Space」を終了させた彼が新たに向かうのは、自身のルーツを顧みるようにディスコやファンクを軸としよりパーソナル性の強い音楽で、それこそ「Funky Sensation」だ。ディスコやファンク、ハウスやテクノから時にドラムン・ベースやロックまでその言葉通りにクロスオーヴァーな音楽性を体現するDJではあるが、ここ10年程はパーティーによってはかなりテクノ色を打ち出した時も少なくはなく、その意味ではルーツ回帰な面もあるコンセプトは逆に新鮮味を帯びている。当方にとっては2016年のContactのオープニングにKevorkianが抜擢されながらも開始早々に中止になってしまって依頼なので、リベンジの意味もある今回のパーティーに寄せる期待は大きい。
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| EVENT REPORT7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2019/2/9 NUTS @ Grassroots
東高円寺の音楽酒場であるGrassrootsでは複数のレギュラーパーティーが開催されているが、その一つがNehanが主宰するNUTSだ。かつてはUnit等幾つかのクラブにて開催されていてたARTEMISのメンバーでもあるNehanが、2015年頃から新たに自身の表現の場として立ち上げたパーティーであり、またゲストには有名無名に限らず実力ある国内の、そして音楽的な繋がりのあるDJを迎えて、不定期ではあるもののGrassrootsの看板の一つとして地道に開催を続けている。今回は同じくGrassrootsで長くレギュラーパーティーを持つKabuto、そしてDessous Recordingsからも作品をリリースし作曲家としてもDJとしても評価を獲得しているIori Wakasaをゲストに迎えており、今年初のNUTSは盤石の布陣をもって開始する。
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| EVENT REPORT7 | 11:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
BEST OF 2018
今年も一年間当ブログを御覧頂いた読者の皆様、どうもありがとうございました。今年は節約も兼ねてBandcamp等の配信でも積極的に音楽を購入するようになった結果、輪をかけて購入する量は増えたもののそのおかげで聴き込めていない音楽も増えてしまい、レビューも書けずにこの年末のベスト紹介で掲載する機会も逃してしまう始末。また昨年に続きパーティーへと足を運ぶ機会も減っており所謂ダンス・ミュージックに対する関心は減少というか、良い意味でそこへの拘りは少なくなり、その半面ホームリスニングにも耐えるうバレアリック/アンビエント/ニュー・エイジといった音楽への興味がより増えた一年でした。そんな今の趣向から選んだ年間ベストは当ブログの昔のベストに比べると確かに方向性が変わったのは事実ですが、音楽への愛や興味は全く変わっておりません。また来年も素敵な音楽に出会い、そして色々と紹介出来たらと思います。それでは、来年も良いお年を!
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| BEST | 09:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2018/12/14 RRD presents 交信と制御 @ Unit
ビジュアル・アート・デザインのREALROCKDESIGNが提供する「交信と制御」、年末度パーティーらしく非常に豪華な人選でトルコ出身で現在はベルリンで活躍するOnur OzerやCircolocoレジデントのTania Vulcnoを海外から迎え、そして日本からはGonnoやKabutoに現在は海外に拠点を移したSTEREOCiTI、そしてIori×Toshiyuki GotoによるB2Bオールナイトセットなど、Unit/Salonn/Uniceをフル活用。更にUnitではCOSMIC LABとYAMACHANGとREALROCKDESIGNによる映像と照明の演出があり、音楽と共に空間演出にもこだわるなど期待値の高いパーティーだ。
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| EVENT REPORT6 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Juan Atkins & Moritz von Oswald Present Borderland - Transport (Remixed) (Tresor Records:Tresor.298)
Juan Atkins & Moritz von Oswald Present Borderland - Transport (Remixed)
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デトロイト・テクノの生みの親であるJuan Atkins、そしてミニマル・ダブの求道者であるMoritz Von Oswald、その伝説的な二人によるデトロイト×ベルリン同盟の夢のタッグがBorderlandだ。単発的なプロジェクトで終わる事なくアルバムも2枚リリースする等、ベテランによるテクノへの飽くなき情熱は今も尚続いているが、そこに更に絡んできたのはデトロイト・テクノを躍進させたCarl Craigだ。ここ最近はリミックス中心で新作は以前に比べると少なくなっているものの、デトロイト・テクノのアーティストの中では特に制作に秀でている事は間違いなく、ここではアルバム『Transport』(過去レビュー)に収められた「Transport」に対しオリジナルに負けず劣らずの未来的な響きと重厚感溢れるリミックスを施している。オリジナルはリズムは控えめながらも電磁波が空間に散乱して間を体感させる見事なミニマル・ダブ×デトロイトな作風だったが、Craigは上モノに大きく手を加える事はせずに重厚感を引き継ぎつつ、20分という長尺を活かして上モノを焦らすように展開させながらじわじわと快楽へと上り詰めていく壮大なスケール感を生み出している。遠くで微かに聞こえる電子音や繊細なリズムを導入し、途中からは圧力のある太いキックによる角ばったリズムが入ってくる事で大胆なうねりを引き出し、電子音が入り乱れる混沌とした流れも通過しながら電子狂想曲とも呼べる圧倒的な音響空間を旅する20分は、どこを切っても全く隙きが無い。本作では更に面白い事に前述の曲をDJ DeepとRoman Poncetが手を加えた"Transport (Carl Craig Remix - DJ Deep & Roman Poncet Rework)"が収録されている事で、こちらは近年のDJ Deepの作風であるベルクハイン系の硬質で凍てついた温度感のハードな4つ打ちテクノへと生まれ変わっているが、単にハードなだけでもなく音の隙間を残しつつ切れ味を磨いた鋭さがあり、ピークタイム向けなテクノとして肉体を震撼させる機能性がある。尚、アナログだとCraigのリミックスは10分程にエディットされているものの、DLコードが封入されており完全版がダウンロード出来るので、是非ともアナログをお勧めしたい。



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| TECHNO13 | 12:01 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Aybee & Lars Bartkuhn aka The Astral Walkers - Passage EP (Deepblak:DBR-V031)
Aybee & Lars Bartkuhn aka The Astral Walkers - Passage EP
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遂に2017年末にはディープ・ハウス大旋風を巻き起こしたNeeds名義で作品をリリースしそのプロジェクト復活の狼煙を上げる事に成功したLars Bartkuhn、そしてDeepblakからは才能ある新星を送り出しつつ自身でもアフロやディープ・ハウスから実験的なテクノまで制作するAybee、その両者が手を組んだ話題性十分のプロジェクトがThe Astral Walkersだ。両者ともDJよりは演奏家としての才能が光っており、それは勿論豊かな楽曲性へと反映されているが、電子音楽を用いたダンス・ミュージックに於いても非常に有機的でライブ感溢れる演奏がその根本となっている。本作でも当然の如くギターからピアノにパーカッションやドラム・プログラミング、果てはボーカルまで披露しており、電子音楽と生演奏の狭間を埋めていくような楽曲性はほぼ完成の域に達している。"Passage (Full Experience)"の方は最早Needsの新作として紹介されてもおかしくないフュージョンからの影響も伺えるディープ・ハウスで、弾けるような爽快な4つ打ちのハウス・グルーヴを軸にディレイの効いた開放感あるギターや空間の広がりを演出するシンセで彩り、そしてマリンバらしき朗らかなリフや耽美なピアノなど様々な装飾を緻密に編み込んでいるが、それらは決して過度にはなり過ぎずに絶妙なバランスで用いられているのがセンスの良さなのだろう。ともすればコテコテの作風に成りかねない煌めくような装飾性の高さだが、豊かな響きはありながらも実に洗練されたディープ・ハウスは優雅でさえある。同じ楽曲の異なるバージョンである"Passage (Astral Stroll)"は疾走感と共にミニマル性を高めながら、サイケデリックなギターソロなどによって混沌としてディープなスピリチュアル・ジャズ性を増し、より奥深い空間性が際立つ異色なバージョンだ。やはりNeedsの音楽性に期待するのは前者の方でそちらの華々しい作風に惹かれるが、この作品で手応えを掴んだのか二人は現在もセッションを行っているようで、今後の活動も期待せずにはいられない。



Check Aybee & Lars Bartkuhn
| HOUSE13 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kuniyuki & Friends A Mix Out Session - Mixed Out (Soundofspeed:SOSR023)
Kuniyuki & Friends A Mix Out Session
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ここ数年、DJ NatureやVakulaにJimpsterなど著名なアーティストと積極的にコラボレーションを行い、プレイヤー/アーティストとしての手腕を発揮しているKuniyuki Takahashi。一連のシリーズとして続いたそのラストはロンドンの気鋭アーティストであるK15とのコレボレーションだが、K15と言えばWild Oatsからの作品を始めとしてオーガニックで情熱的な響きを打ち出してハウスのみならずブロークン・ビーツやダウンテンポやジャジーなものまで巧みに披露するアーティストで、そういった素養があるからこそKuniyukiとの共同作業は当然の如く相乗効果として働くに違いない。ここでは二人で制作した楽曲をそれぞれが解釈したバージョンで収録されているが、"Moving Minds (Kuniyuki Version)"はKuniyukiらしい人情味溢れる作風なのは当然としてフュージョンらしいの光沢のシンセが躍動し優美なエレピでしんみりムードを強めつつ、軽快ですっきりしたジャジーなマシン・ビート感で肉体を程良く揺らす。ジャズのスウィング感と呼んでも全く違和感はなく、Kuniyukiらしい熱き感情を誘発する作風が発揮されている。一方"Moving Minds (K15 Version)"も艶と温かみのあるシンセのメロディーで引っ張る点は変わらないが、全体的に慎ましくスピリチュアル性を増したモダン・フュージョンで、内面へと深く潜っていくような繊細なディープ性が際立っている。そして本作には過去にリリースされたJimpsterとの共作をTerre ThaemlitzことDJ Sprinklesがリミックスした"Kalima's Dance (Sprinkles' Deeperama)"が収録されているが、ある意味ではこれもリミックスという作業を通してのコラボレーションと解釈するのもありだろう。ジャズやファンクの要素に華麗な雰囲気もあった原曲から一転、DJ Sprinklesらしく無駄な脂を落としたつつ乾いたパーカッションも加えて枯れた侘び寂びの世界観を演出したディープ・ハウスは、全く派手な瞬間はないものの深い残響を活かしたアンビエント性によってしみじみと心に染み入る彼の作風へと生まれ変わっている。どれもアーティストの誠実さが伝わるような素晴らしい作品だが、特にDJ Sprinklesの枯れた中に存在する退廃的な美しさは圧巻だ。



Check Kuniyuki Takahashi & K15
| HOUSE13 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2017/12/9 Nuts @ Grassroots
Unit/SaloonにてARTEMISを主宰しているNehanが2015年から東高円寺はGrassrootsにて新たに立ち上げたNuts。不定期開催ながらも毎回ゲストを迎えてもう2年も開催しているが、この度のゲストは日本から世界へと羽ばたいたGonno。ヨーロッパでは大箱でもプレイするGonnoのプレイを、愛すべきGrassrootsという小さな酒場で聞けるのは貴重な機会でもあり、またあの場所で一体どんなプレイをするのかという興味が尽きない。
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| EVENT REPORT6 | 18:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Good Mellows For Beautiful Lights (Suburbia Records:SUCD1007)
Good Mellows For Beautiful Lights
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渋谷にて良質な音楽を提供するCafe Apres-midiを運営する橋本徹が、近年メロウをコンセプトに選曲するシリーズ『Good Mellow』も本作にて9作目。作品毎に風景や環境を想起させるタイトルを付けてはそれに見合った選曲を行い、コンセプトを遵守しながらメロウを追求するシリーズは、橋本の新たなる顔となりつつある。アナログでしかリリースされないレアな曲などもさらっと盛り込む事で貴重な音源の紹介に貢献しつつも、しかし本質は音楽そのものであり、ディープ・ハウスからバレアリックにアンビエントやジャジーなものまで網羅したメロウな響きが根底にある。そんな新作のテーマは「美しい光」と太陽の朗らかな光を全身で浴びるようなイメージなのだろうか、比較的ここでは清々しく明るめでムードが強いように思う。幕開けにはUnknown Mobileによる"No Motion"、鳥の囀りとフィールド・レコーディングによってオーガニックな響きと澄んだ空気に満ちた透明感のあるアンビエントで、まるで朝靄の中の目覚めのようだ。続くはSorcererによるアコギやマリンバらしき音色に微睡むフォーキー・バレアリックな"Afro Heaven"、そして甘くも気怠いメロウでジャジーな"Southern Freeez (Mudd's Mix For Emma)"を通過すると序盤のハイライトが待ち受けている。それこそKenneth Bagerによる"Love Won't Leave Me Alone"で、Jean Luc Pontyの麗しいヴァイオリンも映える何にも束縛されずに開放感溢れるメローかつバレアリックなハウスは、その華麗な美しさに酔いしれる事は間違いない。コンピレーションが単なるBGMではなく素晴らしい音楽の紹介という導きの意味があるならば、この曲はアルバムの中でもその目的に最も適っているだろう。そこからは牧歌的なメロディーで多幸感が広がるテクノ寄りの"For You (DJ Koze Mbira Remix)"、優雅に舞い踊るピアノと軽やかに走るジャジー・グルーヴによって心地良い爽快感のあるディープ・ハウス"Father"、そして洗練されたジャジーなトラックに甘く優しいボーカルが朗らかさを添える"Rescue Me (The Sophisticado L.O.V.E. Mix)"、旬のアーティストであるLay-Farによる煌めく音色が華やかで端正なハウスの"Like The First Time"と比較的フロア方面からの曲が並んでいるが、そのどれもが音楽的に豊かでリスニング性を持っているからこそDJミックスではなくコンピレーションの中でも映えるのだ。そしてラストはメルボルンからのニューカマーであるAlbrecht La'Brooyによる"Encounter (Midnight)"、神秘的なアンビエントのムードとしっとりとハウスのグルーヴで徐々に微睡みに落ちていくように静かにクローズを迎える。タイトルに偽り無しの外交的な空気が広がる中で美しい光に包まれるようなサウンドは快適性に満ちており、勿論このシリーズに通底するメロウネスは本作でも変わらず、質素な部屋を彩るBGMになる事は間違いない。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 14:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2017/11/11 DJ Kabuto Presents LAIR 10th anniversary @ Grassroots
先週は高円寺Grassrootsの20周年記念パーティーが続いたが、今週末はKabutoがその場所で続けているレギュラーパーティーであるLairの10周年記念パーティーだ。当方が初めてLairに遊びに行ったのは2013年、そこでKabutoの無骨ながらもエモーショナルなハウス・グルーヴに魅了され、それからLairやそれ以外にも彼が出演するパーティーには度々訪れている。元Future Terrorのメンバーであり一時期はCabaretのレジデントにも加わるなどの変遷を経て、現在はLair以外にも新たにDaze Of Phazeを立ち上げて古き時代に埋もれてしまったテクノやハウスにエレクトロへの再発見をするような活動を行っており、生粋のDJとして在り続けている。そしてLairのアニバーサリーはやはり特別で、Kabutoだけがオープン〜ラストでプレイするその場こそKabutoの魅力を100%体験出来る夜なのだ。
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| EVENT REPORT6 | 12:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Anthony Nicholson - Gravity (deepArtSounds:dAS016CD)
Anthony Nicholson - Gravity
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シカゴのディープ・ハウスのアーティストとして堅実な活動を続けるAnthony Nicholson。Ron TrentやChez Damierの盟友であり音楽的にも共通点が多く、パーカッシヴなリズムやフュージョン的なメロウな旋律を活かした作風のハウスは、ディープでありながらも屋外に合うような開放感も伴っている。本作は前作に続きシカゴ系に特に力を入れているスイスのDeepArtSoundsからとなるが、元々は2016年にアナログのみでリリースされていたものが幸いにも2017年になってCD化された。基本的には既に前述の作風は確率されており近年の作品でもどれも大きな変化はないが、本作では殆どがボーカル・トラックとなっており、メロウな音楽性がより活かされているように感じる。スペーシーなシンセや耽美なローズ・ピアノにジャジーグルーヴ溢れる爽快なパーカッションが組み込まれた"Miquifaye El Tema"は、麗しい女性の声も伸び伸びと広がって、曲に更なる広がりや爽快感をもたらしている。"Imagine"はあのJohn Lennonのカバーであるが、当然原曲とは異なり爽やかで青々しいダンス・グルーヴが走っていて、アフロパーカッシヴな響きやメロウなピアノ等が織りなすジャジーハウスになっている。"Too Late"では以前から繋がりを持っているLars Bartkuhnがギターで参加しており、ダビーなパーカッションが水しぶきのように弾けつつも、優美なシンセやピアノの共にフュージョン性の強いギターが豊かな響きを加え、嬉々としたフュージョン・ハウスを聞かせている。大半が滑らかな4つ打ちを軸にしたディープかつジャジーなハウスではあるものの、"Discojazzfunkdelite"ではややその形式から外れた変則的なビートを叩き出しておりアルバムにアクセントを加えているが、生っぽい音を軸に情熱的なギターカッティングやメロウなローズ・ピアノに麗しいシンセのコード展開などそのどれもが溜息が出る程に美しい。どれもこれもメロウで自己陶酔してしまうような甘くも切ないハウスは、この手の音楽の中でも特にロマンティックな作風を得意とするNicholsonの十八番と呼べるもので、金太郎飴的になってきてはいるものの好きな人にとっては堪らないだろう。何より定期的にアルバムを制作し自身の音楽性を的確に表現するのだから、DJよりもアーティストとして評価されるべき存在なのだ。



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| HOUSE12 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Various - Dance 2017 (Secretsundaze:SSXCD004)
Various - Dance 2017
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Giles Smith & James Priestleyによって主宰されているロンドンのSecretsundaze、同名のサンデー・アフタヌーン・パーティーとしても定着しているパーティー兼レーベルは、今までにその二人によってパーティーの雰囲気をパッキングしたであろうMIXCDをリリースしてきたが、この度初のレーベル・コンピレーションを纏め上げた。彼等の説明に拠れば「'80年代後期から'90年代かけてのダンスコンピレーションのタイトルに因んで付けた」との事だが、その内容は90年代とはかけ離れた現在のテクノやハウスを収録しており、一部の曲を除いてレーベルが過去に発表した曲の編集であるから正にレーベル・ショーケースなのだ。レーベルから3枚のEPをリリースしている事から特に信頼を得ているであろうEthyl & Floriは、音数を絞ったハウシーな4つ打ちに憂いを感じさせるエレピを展開させた”Shelter"を提供しており、非常にシンプルではある作風だが丁寧に情緒的な空気を作っている。今や売れっ子の一人であるハウスDJのBrawtherによる"Spaceman Funk (Deep Club Mix)"も同様に無駄の少ないハウスだが、こちらは跳ねるような軽快な4つ打ちに疾走感がありその上でふんわりとした浮遊感ある上モノを被せる事でよりグルーヴの走りが強まっている。Wbeezaによる"Ferguson"は特に勢いのあるツール的な曲で、これもハウシーな4つ打ちではあるもののカチッとした硬いリズム感で疾走する意外にもハードさもあり、ミニマルなトラックとの相性も良さそうだ。喜ばしい事に未発表も収録されており、エグいアシッド・サウンドが侵食しつつ情緒的なストリングスで仄かに優美さの映えるディープ・ハウスの"Baia 2012 (Aybee's Solar Dub)"や、またネタとして有名な"Little Sunflower"をサンプリングしたFred Pによる花弁が静かに花開くような優雅さを聞かせるハイテックな"Trust"と、これらもSecretsundazeのアーバンかつモダンな作風が根付いている。他にも激しくビートが躍動するテクノや朗らかなムードが広がるジャジー・ハウスも収録されており、思っている以上にジャンルとしての幅は広いもののレーベルの音に対する確かな嗅覚を感じ取れるであろう良作揃いで、流石15年以上も同名パーティーを続けているだけの経験に培われた音楽センスだ。尚、Disc2は曲順も同じままに軽くミックスされた物だが、これは特に必要性はないのでは?と思う。



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| HOUSE12 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
EMMA HOUSE XX Non Stop Mixed By DJ EMMA 30th Anniversary (Universal Music:UICZ-9075)
EMMA HOUSE XX Non Stop Mixed By DJ EMMA 30th Anniversary
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1985年にDJ活動を開始してから芝浦GOLDやSpace Lab Yellow等伝説的な箱でレギュラーパーティーを開催し、また早くからクラブの臨場感を宅内でも体感させるMIXCDの制作に積極的に取り組み、現在も尚シーンの最前線でDJとしての生き様を見せるEMMAは、日本のダンス・ミュージックに於ける生き字引の一人と呼んでも過言ではないだろう。本作は2015年にDJ活動30周年を迎えた事を記念するMIXCDであり(リリースは2016年10月)、またシリーズとしても20周年目の通算20作目と、記念づくしの『EMMA HOUSE』シリーズの最新作である。彼の音楽を現す『EMMA HOUSE』にはハウスという言葉が使われているが、決してハウスだけではなくテクノやロックにアシッド・ハウスまでも網羅した分け隔てないダンス・ミュージックのプレイが前提であり、当然本作もそんな彼のクラブに於けるプレイがそのまま閉じ込められている。Disc1は彼の音楽性では最も特徴と思われるソウルフルなNYハウスの"A Deeper Love (A Deeper Feeling Mix)"で始まり、いきなり胸を熱くするソウルフルな歌によってぐっと引き込まれていく。続くピアノの華やかなコード展開に盛り上がるピアノ・ハウスの"Soul Roots (Piano House Mix)"、現在形のロウでトリッキーなハウスである"Looking 4 Trouble"から90年代のハードなハウス時代を象徴する"Jumpin"へと繋がれるなど、ある種のクラシック的な趣きでがつがつと攻める前半。そしてEMMAの中で再燃するアシッド・ハウスの勢いを爆発させた"Acid City"から"The Original Disq Clash (DJ EMMA Jesus Remix)"へと流れは正に現在と言う時代性も含んでおり、そこからイタロ・ディスコ名作の"Chase"やハードロック・バージョンの"I Feel Love"へと古き時代に戻り懐かしさを誘いつつ、ラストにはこれまたハウス・パーティーでは定番とも言える"You Are The Universe (Curtis & Moore's Universal Summer Groove)"で幸せなパーティーの空間を共有する雰囲気を作って上手く纏めている。Disc2も古き良き時代のゴスペル・ハウスやレイブ・アンセムから現在のバレアリック・ミュージックやソウルフル・ハウスまで、過去と未来を同列に混在させる選曲で実に感情的に実にドラマティックに聞かせるプレイで、これこそEMMAの魂を震わすDJなのだ。驚くべき展開は無いかもしれない、流行を意識する事もない、そんな事に頼らずともクラブでのパーティーで培われた経験を元に実直に音楽に向き合った結果、真っ直ぐにプレイする事が感情が最もダイレクトに伝わる事を証明しているかのようだ。

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| HOUSE12 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Hiroshi Watanabe - Contact To The Spirits 3 (OCTAVE-LAB:OTLCD-2270)
Hiroshi Watanabe - Contact To The Spirits 3
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2016年は本人にとって新たなる局面へと突入した年であったに違いない。日本人としては初となる作品をデトロイトの老舗レーベルであるTransmatからリリースし、また過去の名義であるQuadraの失われたアルバムを復刻させるなど、過去と未来の両方を押し進めてアーティストとして実りのある一年になっただろう。そして本作もその一年の重要な要素であり、DJとしてのクラブで培った経験を作品化したMIXCDで、シリーズ3作目となる本作"Contact To The Spirits 3"だ。ドイツはKompaktとの関わりから生まれた1作目から彼自身を投影したと言う2作目を経て、4年ぶりとなる新作はこれまでと同様に精密な流れによる濃密なストーリー性を持ちつつ今まで以上に感情の起伏を誘発する内容で、ワタナベの激情が見事に音に反映されている。82分というCDの限界時間に21曲も使用した事で怒涛の展開によって熱き感情が激流の如く押し寄せるが、ミックスの最初は清らかな空気が漂い始めるアンビエントな"Sunrise On 3rd Avenue"を用いる事でこれからの壮大な展開を予期しており、そこからは聴く者を圧倒するドラマティックな展開が全く隙間なく続く。序盤にはYonenagaのプロジェクトであるR406による新曲の"Collapsar"がドラマティックな瞬間を作っており、デトロイト・テクノの叙情性がモダンに解釈されているが、中盤のKirk Degiorgio〜Ian O'Brien〜Rennie Fosterらの曲を繋げたデトロイト志向の流れは神々しいまでの光が天上から降り注ぐようで、勢いとエモーションが見事に融和している。また嬉しい事にR406の曲を用いたのと同様に、日本の隠れている才能を引っ張り出す事も意識しており、終盤に向かってjunyamabeによる幻想的な夢の世界に導かれるような"internal_external_where_is_my_body"をプレイし、ラストには7th GateのTomohiro Nakamuraによる"Memories Of Heaven"を配置して興奮と感動をピークに上げつつすっと余韻を残さず消えていくドラマティックな展開を生み出している。音の数や曲の数の密度の高さ、そして感情の込め具合は相当なエネルギー量で、聴く側も決して安易に聞き流せないような美しくも圧倒的な世界観はやや過度にも思われるが、それもワタナベの胸に秘めたるソウルを極限までプレイに反映させた結果なのだろう。魂と肉体を震わすエモーショナルなテクノに圧倒されるばかり。

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| TECHNO12 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Rebirth 10 - Compiled And Mixed By Larry Heard A.K.A. Mr. Fingers (Rebirth Records:REB036CD)
Rebirth 10 - Compiled And Mixed By Larry Heard A.K.A. Mr.Fingers
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シカゴ・ハウスのレジェンド…とだけで括るのでは恐れ多い、時代を越えて何時までも残る曲を制作する音楽家として孤高の位置に存在するMr. FingersことLarry Heard。初期シカゴ・ハウスのロウで荒ぶれる作風から、次第にそこにツール性のみならず趣深い情緒や琴線に触れるエモーショナル性を加えた張本人であり、伝説的な存在として尊敬の眼差しを浴びながらも今も音楽家として制作を続け、求道的な生き方を続けている。アーティストとしての技量は言うまでもないが今までにDJとして公式にミックスをリリースした事はなく、活動歴30年を経てようやくMr. Fingers名義でのミックスがここに届けられた。オフィシャルでの初のミックスである事は非常に貴重ながらも、今回はイタリアのレーベルであるRebirthの10周年を記念した作品とあって、あくまでレーベルの音楽性を伝えるショーケースが前提になっている。レーベルからの作品にはテクノからハウスにディスコ、USから欧州まで幅広い要素があり、レーベルを追い続けている人でなければその全容を計り知るのは困難だろう。しかし決してDJとしては超一流という訳でもないLarryが、ここでは穏やかで慎み深い点で音楽的には親和性のある事をベースに、ショーケースとしては十分に魅力あるミックスを披露している。ショーケースというコンセプトが前提なのでトリッキーさや派手な展開はほぼ皆無で、曲そのものの良さを打ち出す事を前提としたミックス - それは普段のLarry Heardのプレイでもあるのだが - で、幽玄なディープ・ハウスからアシッド・ハウスに歌モノハウス、またはディープ・ミニマルも使用して、穏やかな地平が何処までも続くような優しさに満ちた音楽性だ。丁寧に聞かせる事でしっとりと体に染み入るような情緒性を含みつつも、勿論ダンス・ミュージックとして体が躍り出すようなグルーヴ感もあり、Larryらしい大らかな包容力とレーベルの美しく幽玄な音楽性が見事にシンクロして相乗効果を発揮している。リスニングとしての快適性が故に部屋で流していて自然にさらっと聞けてしまうBGM風にも受け止められるが、それもLarryやレーベルの音楽性としてはあながち間違っていないのかもしれない。願わくば次はショーケースとしてではなく、よりパーソナリティーを打ち出したMIXCDも制作して欲しいものだが、さて今後の活動を気にせずにはいられない。



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| HOUSE12 | 12:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Carl Craig | Sonja Moonear - Cocoon In The Mix (Cocoon Recordings:CORMIX053)
Carl Craig Sonja Moonear - Cocoon In The Mix
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真夏の夜の饗宴を繰り広げるイビサはAmnesiaで開催されるCocoonのパーティーは毎年の恒例行事となっているが、そのパーティーの公式MIXとなっている『Cocoon In The Mix』の最新作(と言ってもリリースは昨夏ですが)は、デトロイト・テクノの至宝であるCarl Craigとスイスの女性DJでありミニマル系で評価を得ているSonja Moonearが手掛けている。このシリーズのコンセプトは二人のDJのミックスを収録するだけなので、音楽的な繋がりから言えば共通項は見えてこないので、それぞれ全く別のプレイとして本作は楽しむべきなのだろう。それでも本作を聞けば例えば当方のようにAmnesiaのパーティーを体験した事のない人にとっても、その雰囲気だけでも何となく掴める事は可能なのかもしれない。それは特にC2のプレイの方が顕著と感じ、序盤から"What Is House Muzik (Ricardo Villalobos What Is Remix)"や"7 Directions (Dennis Ferrer Drum Mix)"などミニマルかつドラッギーな大ネタを繰り出して、大箱らしい派手な盛り上がりを作っていく。制作するトラックに比べるとプレイの方は余りデトロイトらしさは感じさせないのがC2の特徴だが、それでも疾走しうねるビート感や覚醒的な上モノを用いたヨーロッパ寄りのテクノやテック・ハウスなどは一般的には馴染みやすい音ではあり、またFloorplanやOxiaなどクラシックも当然の如く用いて真夜中の興奮を演出し、終盤ではデトロイト系の"Episode"や"Speechless (C2 Remix)"を投下して感動のエンディングへとスムースに盛り上がっていく。ミックス自体に何か特別な個性を感じるような内容ではないものの、Amnesiaの興奮に包まれた景色が浮かんでくるような、これぞ大箱らしいプレイだろう。対してMoonearの方がDJとしての力量を感じさせるプレイが体験出来る内容で、色っぽい呟きによりハウスを宣言するような"New Age House"に始まり"Music, Music (The I Humped Mix)"によって滑らかに加速し、常にグルーヴをキープする。大袈裟に展開を作る事はせずに淡々とした抑制されたビートを刻み、Cocoonらしいドラッギーなテック・ハウスも織り交ぜながら中盤でのエモーショナルな"Creepin"や"Translated Translations Translated"等のハウスでドラマティックな流れも生み、ミニマルな展開の中にも淡い叙情性を盛り込む。中盤以降は更に深い空間を感じさせるディープ・テックな闇に進んで、ラストに向かって80年代シンセ・ポップらしさを含む"M9"からアンビエントな音響処理の強いダビーな"98%"で微睡みつつ、最後にはVillalobosによるその名も"Amnesia"でじわじわと感覚が鈍っていくようなドープ・ミニマルで深みに嵌まりながらいつしかパーティーは終わりを迎える。半ば強引なまでに盛り上げるC2、対してフロアの感覚を掴むように嵌めていくMoonear、DJとしては当然後者に軍配が上がるだろう。



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| TECHNO12 | 16:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
The People In Fog - Higher EP (Sound Of Vast:SOV007)
The People In Fog - Higher EP
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2015年にアーティスト名非公開でSound Of Vastより限定100枚でリリースされていた謎の作品、実は先日正式リリースとなりその詳細がDJ Sodeyamaの変名であるThe People In Fogによるものである事が判明した。過去にThe People In Fogとして2014年には同レーベルより「Deep EP」がリリースされており、DJ Sodeyamaのテクノ性よりはディープかつファンキーなハウス性を打ち出していたが、新作も更にルーツを掘り起こすような内容だ。レーベルの案内によれば「彼のルーツである90年代のオールド・スクール・ハウス色が前面に押し出された」そうで、"Higher"は正しくオールド・スクール感爆発の野暮ったくも弾けるようなリズムや、気の抜けたようで怪しげで色っぽくもある歌がファンキーな効果となって迫るシカゴ・ハウスの系列にあり、剥き出しのグルーヴ感と言うべきか荒々しい質感が特徴だ。本場のシカゴ・ハウスに混ぜ込んでも全く違和感を感じさせないルーツへの接近、しかし今聞いても古ぼけないナウな時代感、これは間違いなくフロアを盛り上げるだろう。そして正規リリースとなった本作には喜ばしい事に近年リバイバルで俄然注目を集めている寺田創一が"Higher (Soichi Terada Remix) "を提供しており、90年代に欧米で評価されたベテランによるハウス・リミックスはその当時の空気を今蘇らせるようでもある。ボーカル・サンプルはそのまま引用しつつ太くも滑らかな質感のキックが力強い4つ打ちを刻み、寺田の作風である可愛らしいキャッチーなシンセによるメロディーも追加して、オリジナルのラフな曲調とは異なるポップな感覚さえ漂わせている。また"Higher (Dub Mix)"はブレイク・ビーツ気味なリズムが更に強調される事で何だかレイヴらしい悪っぽい雰囲気を纏い、ドタドタとしたビートが肉体をより振動させるバージョンとして優れている。それぞれスタイルの異なる作風だが、どれも素晴らしくフロアで是非とも聴きたい一枚だ。



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| HOUSE12 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Quadra - Quadra Complete Selection 1995〜2007 Sketch From a Moment (Music In The Deep Cosmos:MITDC-1005)
Quadra - Quadra Complete Selection 1995〜2007 Sketch From a Moment
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2016年、Transmatからはニューアルバムをリリースし更なる躍進を果たしたHiroshi Watanabe。それとは別に自身で作品のクオリティー・コントロールを行うべく「Music In The Deep Cosmos」を立ち上げて、より自分の意思が尊重された作品を送り出す事を始めた。その結果として、彼がまだニューヨークでDJ活動を行っていた1997年の失われた作品、Quadra名義の『Sketch From a Moment』が待望のリイシューとなった。この頃と言えばまだニューヨークはハードハウス全盛時代、そんな中で作品のリリースを始めたばかりのWanatabeはNite Grooves等からハードハウスの影響を受けた今よりも激しさと荒々しさが強調されたハウスを送り出しており、その意味ではまだ若さ故の攻撃性や野心が感じられる初々しさがあった。そして同時期、日本の今はクローズしてしまったFrogman Recordsからリリースしていた名義がこのQuadraで、幾つかのEPをリリースした後に、EPの曲を収録せずに独立したアルバムとして本作をリリースしたのだ。こちらの名義はどちらかと言うとテクノ寄りではあるがやはり時代の背景は存分に音楽性に反映されており、オープニングの"Outset"からしてズンドコした激しいリズム感にうねるベースライン、ドラッギーな旋律に飲み込まれる曲調は正にハードハウスのそれだ。続く"Spiritual"では暴力的なバスドラムが弾け覚醒的なシンセが闇の奥底で黒光りするような危うさがあり、最近の優しくエモーショナルな音楽性とは対照的に真夜中の狂騒を感じさせる。勿論"Water Lily"や"Devastation"のようにKaito節とも言える大らかで包容力のあるメロディーが映える曲、激しい曲に挟まれて癒やしとなるような"Phantom"や"Spell of Rain"など胸を締め付ける程のセンチメンタルな空気に満ちた曲など、その後の円熟時代へと至る予兆は既にここに存在しているのも事実だ。また、畳み掛けるしなやかなビートを刻むドラムン・ベースの"Ground Loop"は、当時の流行を意識している点もあり驚きを隠せない。そんな失われた名作が本人によるリマスターで復活した事を喜ぶべきだが、更に嬉しい事に過去のEPやコンピレーションに収録されていたQuadra名義の曲がシングル・コレクションとして纏められたCDも付いてくるのだから、ファンとしては言う事は無しだ。余りにも感動的な正に大空へと飛翔するような高揚感のあるテクノの"Sky"、そしてその未発表バージョン、2000年以降のレアな曲まで収録されており、そこから時代毎の変化も感じ取れるだろう。長らく失われていた作品だけに、Hiroshi Watanabeの今まで知る事の出来なかった面を知る事が出来る点においても、非常に価値のある復刻と言えよう。





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| TECHNO12 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Deep House Japan (Loft Soul Recordings:LSR-003CD)
Deephouse Japan
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「日本のディープ・ハウス」…これ以上にない程に分り易い直球タイトルの本作は、その名の通り日本人DJ/アーティストのディープ・ハウスを収録したコンピレーションだ。手掛けたのはRhythm of Elementsとしても活動する内川マサヒコで、80年代からクラブでDJ活動をしている大ベテランだ。そんな風に日本でも長い経験を積んだ現在形のDJは増えており、尚且つ海外はディープ・ハウスの隆盛の中にある状況ながらも、日本にも素晴らしいDJ/アーティストは居るにもかかわらず日本のディープ・ハウスは一体何処に?とそんな思いに応えるような本作には、岩城ケンタロウや高橋邦之にHideo KobayashiやYoshi Fumi(Satoshi Fumi+Yoshi Horino)など既に貫禄ある実力者から、新鋭のIori Wakasaに若手のYusuke Hiraokaまで収録し、「日本人のアイデンティティによって生まれたハウスミュージック」をテーマに掲げている。流石の貫禄を発揮しているのはKuniyukiで、大気の振動さえも感じさせるトライバルなパーカッションに有機的なシンセや静謐なピアノを用いて神々しささえも含む"End Of Night"は、Kuniyukiという個性を象徴するディープ・ハウスだ。黒さ滲むファンキーなハウスも得意とするIori Wakasaは、声ネタのサンプリングやヒプノティックなシンセをループにさせ、どっしりと鈍重なグルーヴからねっとりと黒さが放出するディスコティックな"Toy Box Disco"にてディープ・ハウスの解釈をしている。NYハウスやテクノまで手掛けるHideo Kobayashiは、逆に長閑なアンビエンスさえ感じさせる開放的な"Your Aias"を提供しているが、一見ふっと脱力する浮遊感がありながらも深みもあるのだ。アルバムの中でも情緒的な世界観が強いのはYusuke Hiraokaによる"Sunrise"と、そしてKay Suzuki x Leonidasによる"Interstellar Vibraions"だろうか。滑らかなハウスビートに乗せて温かみのあるメロディーをしっとり聞かせる前者、ビートを落としてファンキーなベースやダビーなパーカッションを加えつつ大らかな電子音に包み込んでスケール感を強調した後者、それぞれテンポやグルーヴ感に差異はあれどこれらも広義な意味でディープ・ハウスだろう。また内川自身もMirugaとの共同制作で"Wild Ones"を提供しており、アシッド・ベースを用いながらも都会のナイトクラブの興奮や陶酔感のある洗練されたディープ・ハウスを鳴らし、アルバムの開始を高らかに宣言している。本作は日本的な…という音のディープ・ハウスではないかもしれないが、少なくともここに収録された曲のそれぞれは決して海外にディープ・ハウスに劣る物ではなく、やはり日本のそれも世界に通用する事を伝えている。古い和製ハウスを掘り下げる外人も多いからこそ、今こそ今の時代の和製ハウスが世界に発信されるべきだ。

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| HOUSE12 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2016/8/29 Party Paradise Gallery × Night Museum ”Joy” @ Contact
Party Paradise GalleryがプロデュースするJoy、平日は月曜のオールナイトのパーティーながらもKo UmeharaがDJを務め、そしてTransmatからの作品で更に注目を集めているHiroshi Watanabe、Mule Musiq等で活躍するKuniyuki Takahashiの二人がライブを行う…だけではなくその両人のセッションライブも予定されるなど、平日にはもったいなさ過ぎるパーティー。台風も来襲しておりタイミングは難しかったものの、特別な夜になる事を期待してパーティーへと足を運んできた。
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| EVENT REPORT6 | 08:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2016/8/19 Tendenz 1st Anniversary mit U-More @ 0 Zero
青山Zeroを拠点にほぼ毎月開催されているTendenzが、初開催から一周年を記念したアニバーサリーパーティーに抜擢したのは、ベルリンから初来日となるU-Moreだ。今や海外での高い評価を獲得したCabaret RecordingsやFlugelからリリース歴があり、ミニマルとディープ・ハウスの中に更にはブレイク・ビーツの要素も加える事でU-More独自の音楽性を獲得し、今注目を集めるDJ/アーティストの一人となっている。そしてそれをサポートするのはR-406として活動中のYonenaga、Wataru Sakuraba、BroadのTatsuoki、in the mixからTokukazuにDaiyとTendenzのレジデントが集結し、一周年を盛り上げる事になる。
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| EVENT REPORT6 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Good Mellows For Sunrise Dreaming (Suburbia Records:SUCD1004)
Good Mellows For Sunrise Dreaming
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週末の海辺〜海辺の夕暮れ時〜月明かりの下のランデブーと刻々と時間の経過を辿ってきた『Good Mellows』、次なるシリーズは真夜中の眠りから目覚め、朝日の到来と共に訪れるまだ瞼の重い夢の様な時間帯、それが『Good Mellows For Sunrise Dreaming』だ。メロウというコンセプトを様々な風景・時間帯で演出してきた橋本徹が、目覚めの為に用意した音楽はシリーズの中でも特に穏やかで、そして透き通るような透明感を持った清純な響きが静寂の中に広がるようだ。アルバムの冒頭は夢から優しく現実へと引き戻すMiguel Atwood-Fergusonによる"Intro Eternity"で、引いては寄せる波の音や鳥のさえずりと共にか弱いピアノの音色が夢現な状態にそっと目覚めを告げる和みのインストで、刺激を与える事なくゆっくりと心身を起床させる。続くWooによる"A Little Long Way"、気の抜けた笛の音色と牧歌的な電子音からなる現代で言うフォークトロニカと呼ぶべきか。夢の余韻を残しながら続く"Brasil (Abel's Gavea Mix)"では開放感を演出するアコギが爽やかなバレアリック感を生み、少しずつ肉体にも力が入るようにビートが流れだす。中盤ではクラブ・ミュージック性の強いディープ・ハウスであるDeep88による"Harmony"、Optikによる"Illusions"が続くが、この辺の浮遊感溢れるアンビエンスや清純な透明感は、今までのシリーズの中でも特に群を抜いており本作のコンセプトを象徴するようでもある。後半にはジャズ・ピアニストとその仲間のBugge & Friendsによる"Breed It"が待ち受けており、繊細で憂いに満ちたピアノソロから徐々にアフロなパーカッションも加わわってドラマティックに盛り上がる流れは、穏やかな興奮を誘うだろう。そこから哀愁のトライバルなハウスや落ち着いてエレクトロニックなハウスを通過して、最後はUyama Hirotoによる"End Of The Road"が魂を揺さぶるスピリチュアルな世界観のダウンビートを刻み、心の拠り所を見つけたように安堵なムードでラストを飾る。踊り疲れた後のチル・アウト…とも異なるこれからの活動を促すための促進剤と呼ぶべきか、開放的でバレアリックではあるが休むのではなく体に静かに活力を生む音楽性で、正に一日の始まりを告げる内容なのだ。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Deep'a & Biri - Echoic Memories EP (Transmat Records:MS95)
Deepa & Biri - Echoic Memories EP
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知名度は高いもののレーベルを運営するDerrick Mayの本業がDJ故に決して活発な活動とは言えないTransmatは、眠っていた休火山が突如噴火するような復活を果たす。数年ぶりの復活となる2016年も例によって一挙に4アーティストの新作をリリースするなど、レーベル30周年としての溜まっていたエネルギーが怒涛の勢いで噴出する活動で、久しぶりに注目を集めている。そんな新作の一つに選ばれたのはイスラエルの二人組ユニットであるDeep'a & Biriで、2009年頃からデトロイト・テクノのメロディーを咀嚼しつつ西洋風に洗練されたテクノを制作しているが、2012年にはTransmatの『MS00/Beyond The Dance Transmat 4』(過去レビュー)、2013年にはDerrickが監修をした『We Love... Detroit』に曲が収録されるなど早くからDerrickに見初められていたようだ。本作はこの3年間で制作され様々なダンスフロアでその鳴りをテストされた上で完成したそうで、Transmatというその存在に恥じないキラートラックになっている。ソナー音らしい反復とアシッディーなエグいサウンドの反復で覚醒感を煽る"Echoic Memories"は、大きな展開はなくとも闇に溶け込むような機能性があり正にフロアの為のダンストラックだ。"1406 Days"は一転してグルーヴはリラックスしたハウスのそれを刻み、静粛に浮かび上がってくる綺麗目のシンセのフレーズはデトロイト・テクノに通じるものがあり、刺激的なパーカッションも組み合わさってじっくりと盛り上がりを作る展開のある曲だ。"3 Forms Of Sadness"も霧のような空気感のあるパッドが美しくデトロイトの影響を滲ませ、すっきりとタイトなリズムや揺れを生むハイハット等によって爽快に疾走するフロア向けの作風で、そして”Ritual”は音の間を活かしつつダビーな音響のおかげでややディープ・ハウス寄りな音楽性もあり、収録されたどの曲もデトロイト・テクノのファンキーな要素は無いながらも彼等なりにその音楽性を理解し、そして現在のテクノシーンへと合わせた事でDeep'a & Biriの個性が生まれている。Transmatとしてもこうやってデトロイト外から積極的に実力あるアーティストをリリースする事で、レーベルが停滞しないように常に生まれ変わりを成しているのだろう。



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| TECHNO12 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
DJ Yogurt - Dub Techno and Smoky House (Upset Recordings:UPSETMIX33-34)
DJ Yogurt - Dub Techno and Smoky House

これまでにもテクノやハウス、R&Bにジャズ、アンビエントやダブ/レゲエと多岐に渡ってコンセプト重視なMIXCDを手掛けているDJ Yogurt。パーティーに合わせてそのスタイルを自由自在に変えるプレイがMIXCDによって家でも聴けるのは非常にありがたく、クラブに行けない人にとってもDJ Yogurtの長年の経験に裏打ちされた幅広く深いダンス・ミュージックを体験出来る点で、価値のあるシリーズだ。そんなMIXCDの最新作は今までありそうで無かったダブ・テクノとスモーキー・ハウスという音に焦点を当てた内容で、2枚組でも1500円弱なお値打ちな事もありお勧めの作品だ。先ずはダブ・テクノの方であるが、これはミニマル・ダブやダブ・ハウスと呼んでも差し支えないのない選曲で、いきなりRhythm & Soundの乾いた残響がうっすらと広がるダブの"Music A Fe Rule (Part 2)"で始まる辺り、もうこの手の音が好きな人にとっては間違い無しの内容だ。基本的にはBasic Channelが生み出したミニマル・ダブの揺らぐ残響を伴うテクノ〜ハウス〜レゲエ辺りが中心となっており、じわじわと侵食する序盤からズブッとヌメった深みにハマる展開、極限まで無駄を削ぎ落として骨格が浮かび上がるダブな時間帯、そして軽快で膨らみのあるグルーヴが心地良いダブ・ハウスなど、つまりはBasic ChannelやDeepchord周辺のディレイやエコーによる音の広がりが感じられるトラック中心なのだ。後半では上げ気味なハウスのグルーヴから一転して重心の低いドタドタしたレゲエ色の強い展開まで広がり、そこから"E2E4 Basic Reshape"のように官能的なミニマル・ダブやアフロ・アフリカンなダブの"Ole (A Remix by Moritz von Oswald)"など、またしてもDJ Yogurtが惚れ込むベーチャンの流れで音が熟すように温かくなり終わりを迎える。そしてスモーキー・ハウスというタイトルが付けられながらも、肩の力が抜けてリラックスしたディープ・ハウスやテック・ハウス中心の方は、上げ過ぎる事なくリズミカルな4つ打ちを軸に滑らかな流れで心地良く闊歩するようだ。気怠く夢のようなメロディーや柔らかく肌に染みこむような鳴りがあり、また密閉されたクラブよりは開放的な屋外の雰囲気を感じさせる和やかなムードで、燦々と太陽光が降り注ぐ真夏の海沿いをドライブするのにぴったりな陽気なノリが感じられる。真夜中のクラブ的なダブ・テクノ、昼間の屋外なスモーキー・ハウスみたいな相反する性質も感じられたり、2枚セットで楽しめるMIXCDだ。

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| TECHNO12 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2016/4/30 GET BETTER ANDREW !!!!! @ Womb
久しぶりの来日という事で楽しみにしていたAndrew Weatherallが、パーティー直前になり体調不良でキャンセルというショッキングな状態。そこで急遽組まれたパーティーは国内勢のアーティストのみという潔さが伝わってくる内容で、元々出演予定であったGonnoに加え、国内外で活躍し最近Transmatから新作をリリースしたHiroshi Watanabe、エレクトロニカ系の牛尾憲輔ことagraph、そしてWombでもレジデントを担当する石野卓球が参戦と一夜を楽しむには十分な面子が集結した。
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| EVENT REPORT6 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Juan Atkins & Moritz Von Oswald Present Borderland - Riod (Tresor Records:Tresor.284)
Juan Atkins & Moritz Von Oswald Present Borderland - Riod
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かつてドイツ・テクノの象徴と言えばベルリンを発端とするTresor Recordsだった事に、異論を唱える者は少ないだろう。クラブとしてのアンダーグラウンドな活動、そして今では有名となった多くのタレントを輩出し、90年代に栄華を極めていた。特筆すべきはベルリンとデトロイトとの結び付きであり、レーベルの第1弾作品はUnderground ResistanceのX-101であり、その後もJuan AtkinsとMoritz von Oswaldの共作もリリースするなど、デトロイト・テクノとの関係は根強かったのだ。そしてレーベル発足から25年、その邂逅が時代が一巡りして戻ってきたのが前述の二人が立ち上げたプロジェクトのBorderlandで、レーベル25周年を記念したアルバムが近々リリース予定となっている。既に3年前には本プロジェクト初のアルバムである"Borderland"(過去レビュー)をリリース済みであり、そこではミニマル+ファンク+ジャズセッションを成し遂げたテクノを体現していたが、この新作ではフロア寄りのテクノへと回帰し、90年代にJuan AtkinsがModel 500名義で制作した内なる宇宙を夢想させる『Deep Space』の音楽性へと寄り添っているように思われる。"Riod (Original Mix)"は正にその通りで、Moritzのミニマル・ハウス名義であるMaurizioのすっきり肉を削ぎ落としかつディープなグルーヴ感に、もやもやとしたスペーシーなシンセと有機的なベースに浮遊感を生む奥深い音響が加わり、この二人に求めるものが見事に表現されている。そしてダブバージョンとなる"Riod (Version)"では、更に視界が霧でぼやけるような効果が加えられキックやハイハットなどのリズムが現れては消え、揺れるような酩酊効果が強調されたアブストラクトな作風はDJツール向けなのだろうか。この後にはニューアルバムが控えているが、その前哨戦としては期待以上に二人の個性が発揮されており、テクノのパイオアニアである彼等が理想とするテクノを提示してくれるに違いない。



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| TECHNO12 | 08:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2016/4/2 Contact Opening Party -Deep Space- @ Contact
惜しまれつつも2015年末にクローズしてしまった代官山Air。知名度だけを重視するのではなく将来を期待された新星も積極的にブッキングする音楽面での確かなセンス、適度な大きさでアンダーグラウンドからポップなフィールドまでカバー出来る箱の作りなど、クラブ・ミュージックを愛する者にとっては無くてはならない存在だった。14年以上に渡る活動故にそのクラブのクローズは、パーティーに対する希望の喪失にも近い気持ちがあった。しかし2016年3月、そんなAirの意志を受け継ぐクラブの誕生が発表された。それこそがDerrick Mayが名付けたというContactで、YellowやElevenにAirのテイストを受け継いでビッグネームのDJと共に新進アーティストを同時に招聘し、アンダーグラウンドと道玄坂のメジャーな客層の融解を目指していく方針であるというクラブだ。オープニングパーティーは2日に渡って開催される事になり、その2日目にはElevenのオープニングを務めたFrancois K.がメインフロアを担当する。
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| EVENT REPORT6 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Brawther & Alixkun - ハウス Once Upon A Time In Japan... (Jazzy Couscous:JC02)
Brawther & Alixkun - ハウス Once Upon A Time In Japan...
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今から約5年前、突然Facebook上でメッセージを送ってきて、日本のコマーシャルではないアンダーグラウンドなハウスを教えてくれと言ってきた外人がいた。ほんの短い時間ではあったがお互いの好きなアーティストを紹介し合ったのだが、その人こそ古きジャパニーズ・ハウスをこよなく愛するBrawtherだ。フランスはパリで活動しChez Damierに認められBalanceから作品をリリースし、今ではよりミニマル性の強いDungeon Meatを立ち上げて、DJ/アーティストとしての活躍の場を広げている。そしてもう一人、東京在住のフランス人DJであるAlixkunも同様に日本のハウスに心酔しており、Ele-king等でもかつて和製ハウスについて語っている。そんな二人が2010年頃に出会い、全国各地のレコードショップを歩き周り、歴史に埋もれ埃を被っている日本のハウスを掘り起こす作業を数年に渡り行っていたそうだ。その深い愛情の結果として生まれたのが、日本の80年代後半から90年代前半のハウスに焦点を当てたコンピレーション、「HOUSE」ではなく「ハウス Once Upon A Time In Japan...」だ。KatsuyaやT.P.O.に福富幸弘などの名のあるアーティストから近年のリイシューで名を知られるようになった寺田創一、逆に相当のマニアでも知らないであろう名前を耳にした事のないアーティストの曲まで多く収録されている。90年代前後と言えば丁度NYハウスが世界的に盛り上がっていた時期で、日本のクラブシーンでもそれに対し羨望の眼差しはあったのだろうか、本作に収録されたアーティストのようにNYハウスを目指したハウスを作り出すアーティストがぽつぽつと現れていたようだ。ただやはり日本人は日本人、ディープであったり跳ねたファンキーさもあったりするも決してNYハウスには成りきれず、いや、だからこそそんな作品はHOUSEではなく日本らしい味わいを持ったハウスになったのだろう。実際に本作に収録された曲からは確かに心に訴えかける温かみ持ったソウルフルなハウスや、軽い浮揚感を持ったディープ・ハウスに覚醒感のあるアシッド・ハウスまで、その当時のハウスの聖地を目指すような意識は含んでいる。しかし何故だかハウスのルーツである黒人音楽らしい香りは希薄で、逆に何だか日本の郷土愛が感じられる懐かしみがあるのが、ジャパニーズ・ハウスなのだろう。何にせよ、二人の情熱が無ければ知らないままであった当時のハウスが、本作で正に時代を越えて蘇った事はハウスを愛する者にとって、当然祝福すべき事象以外の何事でもない。昔を知る者もそうでない者にとっても、日本のハウスへの興味を抱かせるには十分過ぎる作品だ。



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| HOUSE11 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2016/1/9 RESPONSE NEW YEAR'S PARTY @ Warp
2015年の初めにRESPONSEがサポートについて開催されたgroundrhythmで披露された井上薫×DJ Hikaru×DJ Yogurtのゴールデン・トライアングルから一年、残念ながらAirのクローズと共にこの組み合わせももはや体験出来ないかと思っていた。しかしそれから一年、RESPONSEが中心となり場所をWarpに移して新年会と称して昨年と同様にゴールデン・トライアングルを復活させるとは、期待以外のなにものでもない。そして今回はメイン会場はWarp、そしてサブ会場にCheekyと2店舗を解放しての開催だ。
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| EVENT REPORT6 | 16:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Soul Clap - Watergate 19 (Watergate Records:WG 019)
Soul Clap - Watergate 19
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今までに数多くのレーベルやDJがパーティーでの雰囲気を仮想的に体験出来るMIXCDを制作していたものの、現在ではWeb上には無料でのミックスが無造作に溢れる事で公式で販売する事のメリットは薄まり、徐々にその市場は狭まりつつある。しかしベルリンの大型クラブであるWatergateはこんな状況の中でもMIXCDをシリーズ化しているが、その最新作はSoul ClapによるWatergateでの今年7月のプレイをライブ録音したものを作品化している点で、これこそ正にパーティーの臨場感をはっきりと体験出来る点で意義を見出す事が出来る。Soul ClapはUSのボストンにて活動する二人組でR&Bやヒップ・ホップまで内包するモダンなディスコ・ハウスを手掛け、人気を博す中で最近ではFunkadelicでの共作でも名前が出たりと、非常に勢いを感じさせるユニットの一つだ。そんな彼等がピークタイムから太陽が燦々と降り注ぐクローズに向かっての時間帯に繰り広げたプレイは、意外や意外、ヴァイナルのみを使用してクラシカルなハウスやディスコを中心とした選曲でオールド・スクールな雰囲気を爆発させている。歓声が湧き上がるスタートからいきなりDeep Dishの変名であるChocolate Cityの"Love Songs (Taxi Luv)"で黒いファンキーさを打ち出したハウスで始まり、Alexander EastやRoy Davis Jr.など90年代後半のフレーヴァーが放出する往年のディープ・ハウスで上げるのではなくメロウな雰囲気に染め、中盤では爽やかなパーカッションが乱れ打つ"Say That You Love Me (FK-EK Percussive Dub)"から気の抜け方が面白いシカゴ・ハウス"Dance U Mutha"やエレガントなトリップ感溢れるアシッド・ハウス”Koukou Le (Jori Hulkkonen Remix) ”などで緩やかなピークタイムを演出。そこからは生臭さが強くなるようにサイケデリックなディスコ・ダブや暑苦しいディスコで一旦熱気を高めてから、Francois DuboisやChez Damierのスムースで透明感さえも見せる美しいテック・ハウス〜ディープ・ハウスを通過し、最後はRon Trentによるフュージョン・テイストの強い"Traveler"で闇を這い出た先にある太陽光が降り注ぐ爽やかな世界へと足を踏み入れ、実際にはパーティーはまだ続いていたのだろうがこの作品はここで終了する。音楽的な新鮮さで見れば懐古的な面は否定出来ないものの、これはそのパーティーの場所や時間帯の雰囲気を考慮して選曲したという点からは、確かにオープンエアのそのパーティーの開放感には適切だった事が伝わってくる。なかなか朝まで残れないというパーティーピープルにとっては、朝方の至福な気分を疑似体験出来る意味でも面白い作品なのではと思う。



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| HOUSE11 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2015/12/13 日本オシロサービス @ Oath
かつてOathにて開催されていたサンデーアフタヌーン・パーティーである日本オシロサービスは、ヨーロッパでの長い活動から現在は日本でDJをするDenと、現在はベルリンへと拠点を移しMojubaでも活躍するSTEREOCiTIが、彼らのパーソナルな面をより打ち出して通常のパーティーとは異なる音楽性を披露する実験とユーモアの場所であった。STEREOCiTIがドイツへと渡った事により現在は休止中であったが、この度彼の来日ツアーに伴い一夕限りの日本オシロサービスが開催された。
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| EVENT REPORT6 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2015/11/14 Nuit Noire -DJ NOBU MIX CD Release Party- @ Liquidroom
千葉というローカルな地での活動から始まり、いつしか日本各地のアンダーグラウンドなパーティーからフェスまで、そしてドイツはBerghainやポーランドのUNSOUND Festivalにまで出演し、更には海外は某箱でのレジデントも決定と、その活動の場を世界規模へと広げているDJ Nobuは今日本において最も期待を羨望の眼差しを集めるDJだろう。そして2015年6月には最新のテクノを表現すべく"Nuit Noire"というMIXCDをリリースし、今も尚DJ Nobuの音楽表現は進化している事を証明した。今回のパーティーはそんなMIXCDのリリースパーティーとしてDJ Nobuによる進化したテクノ・セットを体験出来ると同時に、日本からは同様に海外でも高い評価を得るGonno、そして近年湧いて出たミステリアスな存在であるテクノアーティストのRroseと、完全に100%テクノナイトなスリリングな一夜となるであろう。
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| EVENT REPORT6 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Tominori Hosoya - Recollections EP (deepArtSounds:dAS010)
Tominori Hosoya - Recollections EP

2012年から作品をリリースしているスウェーデンの新興レーベルであるdeepArtSoundsは、そのカタログにAnthony NicholsonやRon TrentにAbove Smokeなどが並んでおり、そこからも爽やかな浮遊感と幻想的なメロディーを軸としたディープ・ハウスを送り出すレーベルである事は何となく掴めるであろう。そしてそのレーベルからの新作は邦人アーティストであるTominori Hosoyaによるもので、彼にとってはソロ作品として期待の2作目となる。Hosoyaについて調べてみると2001年ごろからプログレッシヴ・ハウスやテクノをプレイするDJとして活動を始めており、2008年にはTomi Chair名義でデジタルにて初の作品をリリースしている。当方がその存在に気付いたのは2014年に彼が自身で立ち上げたレーベルであるTH Pressingから「Dear My Father...」というアナログをリリースした時で、そこでは清流のような透明で綺麗な音に磨きをかけたディープ・ハウスを聴く事が出来た。新作は正にその路線の延長線上にありながら爽やかなに抜けるパーカッションも効果的に使い、よりふんわりと柔らかい軽やかな空気感を伴うディープ・ハウスへと成長している。出だしから洗練された美しいパッドのコード展開とからっとしたパーカッションが開放感を演出する"Midnight Kiss"は、そこから滴り落ちるような繊細なピアノも仄かに現れ、一点の曇りもない透明感のあるエレガントな世界観を構築している。"Sweet Pain"もやはり流麗なシンセとチャカポコとしたタムの絡みからすっと伸びるように加速する滑らかな展開で、青空の向こう側に抜けるようなボーカル・サンプルも効果的に爽やかさを増す事に役だっている。甘美な非日常を想像してしまうタイトルの"Strawberry Dream"は、しかし最もパーカッシヴで骨太なグルーヴが脈打っており、その上に望郷の念を駆り立てる切なく淡いメロディーが彩っていくダンサンブルなハウス。硬めのキックやパーカッションがややテクノ寄りな風合いも感じさせる"Carousel"も、上昇気流にのるようなシンセの展開で清純な空気が溢れ出す透明感のある曲だ。やはりどの曲も適度な浮遊感と流麗なサウンドを中心に、多少はテクノな感覚も盛り込みつつも軸はぶれる事なく、アーティストの音楽性が直球で伝わってくる点にHosoyaのこれから目指す方向が感じられ、今後を期待してしまうのも自然な事だろう。



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| HOUSE11 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Chris Tietjen - Zehn (Cocoon Recordings:CORMIX049)
Chris Tietjen - Zehn
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ここ数年は全盛期程の勢いは見られないものの、90年代から00年代にかけてのドイツのダンス・ミュージックと言えばSven VathによるCocoon Recordingsは中心の一つだったと思う。特にレーベルとしてだけではなく、イビサはAmnasiaにて開催していた「Cocoon Club」では世界中の著名なDJ/アーティストを巻き込んで、一大ムーブメントと呼んでも良いほどの勢いのあるパーティーに感じられた(が、それ故にどうしてもCocoonに対しては未だにミーハーな印象を拭えない)。そんなCocoon Recordingsがレーベル・ショーケース的な意味合いで2006年からMIXCDを毎年リリースしており、その初めての作品である「Eins」からミックスを今まで担当していたのがChris Tietjenだ。1985年生まれだと言うからまだその当時は齢21歳だったのだが、その若さにしてSvenに認められた才能は結局本物であった事は、現在までシリーズを担当した事で証明されたようなものだ。しかしながらそのシリーズもドイツ語で10を意味する本作「Zehn」によって10年の幕を閉じる事がアナウンスされているが、集大成らしくCocoon Recordingsのクラシックを惜しみなく使用しつつ、またレーベルの多様性を十分に体験させてくれる選曲がなされ十分に出汁が染み出たミックスである事を断言する。スタートは微かな残響が心地良いダブテクノの"Cow, Crickets And Clay"で静かなる船出だが、そのまま重心の低さと硬質感を保ちつつ闇の中から花弁がゆっくりと開くような美しさを伴う"Dead Room"をミックスし、Cocoonにもこんなシリアスな作風があるのだなと意外な展開だ。徐々に重さよりも加速度を増しながら浮かび上がり、エレクトロ気味のアクの強い曲や歌モノも織り交ぜて、そして中盤のハイライトである派手なプログレッシヴ・ハウスの"Unrelieable Virgin"でCocoonらしい快楽的な世界観に染めていく。そこからは持続感のあるミニマル寄りな選曲を中心として深みと恍惚感を継続させ、往年の跳ねた勢いのあるハード・ミニマルな曲も少々プレイしつつ、ハイエナジーな"Pump"からトライバル調の"Deep Down Inside (Reboot Rmx)"で再度のピークを迎える。そこからはなだらかにクローズに向かってテンションを落ち着かせながら、アンビエントな空気も纏うような"Seconds (Colour & Sound)"によってパーティーの終わりを告げるような物哀しい最後を迎える。レーベルの音楽性を十二分に披露したこのミックスは、70分に於ける音楽の旅と呼んでもよいだろう。そして何よりも大量のマテリアルをシームレスかつ重層的にミックスする事で、単に曲を繋ぐ以上のオリジナルからの変化を生み出したChrisの手腕が、ここでも素晴らしく光っている。



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| TECHNO12 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Ananda Project - Love Is Deep (Octave-Lab.:OTLCD2155)
Ananda Project - Love Is Deep
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Wamdue Kids、P'Taah名義でも活躍するクリエイター・Chris Brannが、彼の音楽人生の軸におけるかのように特に長い期間に渡ってバンド体制でのハウス・ミュージックを手掛けるプロジェクトがAnanda Projectだ。1998年にデビュー以降、大量のEPとリミックス盤も含めると9枚のアルバムをリリースし、移り変わりの早いダンス・ミュージックの業界ながらも流行に左右される事なく、オーガーニックな質感と火照った情熱を呼び起こすハウス・ミュージックを確立し、音楽の創り手としての確固とした存在感を示している。そんなプロジェクトの活動の場はNYハウスの大御所であるKing Street Sounds(とその傘下のNite Grooves)であるのだが、本作はそこから例外的に外れて日本のインディーレーベルからのみのリリースとなっている。その背景が音楽的な変化によるものか他の何かなのは知る由もないが、今までからの変化といえば本作が南アフリカに一年間滞在していた期間に制作された事で、現地でのミュージシャンとのコレボレーション等も含めて音楽的な触発があった事だ。現在の南アフリカといえば今やハウス・ミュージック大国へと成長している一大スポットだが、一体そこでの生活はどうアルバムに反映されたのだろう。結論から言ってしまえばAnanda ProjectはAnanda Projectであり、木々が茂る自然の中の湿度感や色彩の美しさを伴うハウス・ミュージックである事に変わりはない。アルバムはプロジェクトに長らく参加するボーカリストのTerrance Downsをフィーチャーした"I Am Who I Say I Am"で始まるが、生っぽいジャジーなビートとしっとりした湿度を伴う霧に包まれるようなシンセの音色からは、既に彼等らしい亜熱帯の気候が漂っている。続く"Once Before"は南アフリカの音楽性が反映された一曲だろう、民族的なリズムが爽快だがAbraの可愛らしい歌と美しいストリングスがエモーションの高みへと連れて行く。Heather Johnsonもプロジェクトの古くからのメンバーだが、彼女がフィーチャーされた"Impatient"はTB-303のベースラインもスパイスに用いつつ、アフロ・ファンクとモダンな要素が入り混じったハウスで新機軸も伺える。ネオ・ソウル系のVel Benを迎えた"Where Were You"も、Ananda Projectにしては随分とモダンで綺麗なエレクトロニック色の強いハウスだ。本作でのハイライトと感じる"Never Give Up"では南アフリカで出会ったDJ Sueを歌手で起用しているが、これぞ正に彼等らしいアフロの有機的な爽快さと湿り気を帯びたエモーショナルな空気が広がるハウスで、ゆっくりと体の隅々まで血潮が染みわたるようだ。と概ねはそれ程変化はなく、いや寧ろそれこそがファンが期待している事でもあるはずだが、アルバムのジャケットからも分かる通り幾分かはモダンに洗練され透明感も強みを増している。もう少しキラートラック的な一曲…があればと思わないわけでもないが、アルバムに重きを置くChrisらしく充実の安定感と言えよう。



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| HOUSE11 | 17:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Brawther - Endless (P-Vine Records:PCD-17722)
Brawther - Endless
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ディープ・ハウスを嗜む人にとっては、長らく切望していた人も多かったと思われるAlexandre GouyetteことBrawtherの初のアルバムが遂にリリースされた。IzmoやBrawtherといった名義を用いつつ、またはParis Underground Traxという匿名でリリースした作品はカルトヒットし、そして何よりもChez Damierに才能が認められた事でBalanceからリリースするにまで至るなど、Brawtherはここ数年のディープ・ハウスの界隈での注目の的だった。現在ではユニット名でもありレーベル名でもあるDungeon Meatを主宰し、Brawtherとは異なるよりロウで暗さを含むダンス・トラックを手掛けるなど、その音楽活動は今も尚前進を続けている。そんなBrawtherの活動は前提としてアナログでのリリースであり、リリースされるやいなや即座に市場から姿を消すなど、どうしてもその音源は局所的にしか出まわらずに悔しい思いをしていた人も多いだろう。だが幸いな事に日本独占流通で過去の作品群のCD化が企画され、ようやくBrawtherの全貌が日の目を見る事になったのだ。このアルバムに収録された殆どの曲はBalanceからリリースされたものであり、正にChez Damierの直系、いや愛弟子としての広大な宇宙が広がるロマンティックなディープ・ハウスが繰り広げられている。Brawther名義での初の作品となった"Asteroids And Star Dust (Original Mix)"は、タイトル通りに小惑星や星屑が長閑に漂うような浮遊感と控えめに優雅な旋律が光るエレガントなディープ・ハウスで、この曲だけでBrawtherの虜になる人もいるだろう。同じく初期の曲である"Deep Down Paris"の静粛なる深海の深さのように余りにも大らかで包容力のあるディープ・ハウスも、アンビエント的なゆったりとした広がりが心地良い。唯一BalanceではなくMy Love Is Undergroundからリリースされた"Don't Go"は、現在のDungeon Meatへと繋がる押し寄せるグルーヴがパワフルでよりミニマル性を高めたハウスで、硬質な音質も相まってテクノ的な印象が強い。また、それら過去の曲を懐かしむだけでなく2015年に極度に限定でリリースされた"VXVXVX"も収録されており、ずっしりしながら跳ねるキックの4つ打ちと耳に残るシンセのコード展開を活かしたお得意の90年代を感じさせるディープ・ハウスにはクラシカルな風格さえ漂っている。最早これ以上の説明は蛇足だろうか、Brawtherのハウス・ミュージックに対する妄信的な愛着から生み出される曲は、クラブでハウスをプレイするDJにとっては言わずもがなリスニングとして堪能するリスナーまで、きっとハウスの魅力を伝える普遍性を持ったものになるに違いない。



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| HOUSE11 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
HVL - Away From Everything We Know (Organic Analogue Records:OA 002)
HVL - Away From Everything We Know

Rough House Rosieでの活躍も目覚ましいグルジア出身のGigi JikiaことHVLが、今年2枚目となる新作をOrganic Analogueよりリリースしている。東欧特有の神秘的な瞑想感を伴うディープ・ハウスはHVLの個性として確立されているが、この新作でも基本的な路線に変わりはない。タイトル曲の"Away From Everything We Know"はリヴァーブによって幻想的に揺らめくシンセの奥にロウなアシッドのベース・ラインと女性のポエトリーを配し、心地良い浮遊感の中にもベースとキックによる明確なグルーヴが刻み、Deepchordを思わせるアンビエンス感の強いディープ・ハウスだ。放射状に広がるようなディレイのシンセを用いながらもカタカタとしたロウなパーカッションを用いた"Space Venture"は、DJ Sprinklesが得意とするような枯れた感もある幽玄さがあり、荒ぶる事なく静かに心に侵食する。一方裏面の"Cygnus Loop"はブレイク・ビーツ風につんのめったリズム感が切り刻むようにエッジが効いていて、その上ではすっと軽く伸びる透明感のあるシンセと未来的な光沢感のあるシンセの絡み合い、A面の曲よりはファンキーな躍動が強い。また本作で特筆すべきは、Wild Oatsからのリリースが注目を集めたGBやJulian Abelar名義でも活動するGabriel Reyes-WhittakerがThe Reflektor名義でリミックスをしており、"Away From Everything We Know (Reflektor Remix)"は原曲の浮遊感を抑えた代わりにデトロイト的なレトロ・フューチャーを思わせるシンセの懐かしいメロディーを強調し、またカチッとした生っぽいビートに変化させた事でブギーな感覚を打ち出していて、面白いリミックスを披露している。HVLの緩やかに揺れるディープ・ハウスは言うまでもなく極上だが、The Reflektorのリミックスもより個性的で上手くハマった快作だ。



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| TECHNO11 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2015/6/12 Kyle Hall Japan Tour 2015 @ Air
デトロイト新世代を代表するKyle Hallが昨年に引き続き、今年もAirへと帰還する。デトロイト出身でありながら自身が過去のデトロイトのアーティストと比較される事に拒否し、自身の音楽性を鮮烈に植え付ける才能は、正にデトロイト新世代が現れた事を高らかに宣言するかのようだ。ディープ・ハウスだけでなはくロウ・ハウスにベース・ミュージックやダブ・ステップなども咀嚼しながら、デトロイトの殻を打ち破るように活動するKyleの音楽性は、DJによって如何に表現されるのか期待せずにはいられない。
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| EVENT REPORT5 | 15:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Tales Ov Rossi, BitterSuite - Pieces Of A Puzzle / Familiar Currents (DeepSystems Music:SYSTEMS001)
Tales Ov Rossi, Bittersuite - Pieces Of A Puzzle / Familiar Currents

UKはブライトンから隔週月曜日の夜に放送されているインターネットラジオ局のDeepSystems。公式サイトから試聴した限りでは欧州ディープ・ハウスを中心とした音楽性のようだが、この度そのラジオ局が同じ名前を用いてDeepSystems Musicというレーベルを立ち上げた。レーベル初の作品は新しいユニットであるTales Ov Rossiと、過去にFinale Sessions等からもリリース歴のあるBitterSuiteによるスプリット盤となるが、実はどちらのユニットにもJon Grayなるアーティストが作曲/プロデューサーとして名を連ねており、実質はほぼJon Grayによる作品なのだろうか。Tales Ov Rossiによる"Pieces Of A Puzzle"は、硬質でひんやりとした4つ打ちのキックが続く上をミニマルなリフや浮遊感のあるパッドが微かに鳴っているだけの、極力展開を排除したDJツール向けなダブ・テクノとなっている。微かな残響が奥深い空間を演出しながら淡々とタイトなリズムで反復を重ねながら覚醒感を煽っていく展開は、DJがミックスしてこそ曲の機能的な面を活かす事が出来るのだろう。裏面にはBitterSuiteが2曲提供しているが、どちらも広大な青空へと飛翔するような壮大な展開を持ったディープ・ハウスを披露している。引き締まり厚みのあるハウスのキックとアフロなパーカッションが乱れ打つ中で、優美なシンセが軽やかに舞い踊るよう美しい旋律を描き出す"Familiar Currents Part 1"、メロディーは控えめに後退しダブバージョン的にキックやパーカッションが強調され残響が広大な空間を演出する"Familiar Currents Part 2"、そのどちらにもどこかスピリチュアルな神聖な佇まいと煌めくような華麗な音色からRon Trent直系のディープ・ハウス性を感じずにはいられない。異なる音楽性が両面に収録されているものの、どちらも即戦力と言わんばかりの内容だ。



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| HOUSE10 | 20:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2015/4/17 Roundhouse @ Air
2014年に始動したハウスパーティーのRoundhouseはAirにて4回に渡り開催され、海外からは都度ハウス・ミュージックに於ける名実共にトップクラスのDJを呼びつつ日本からもハウスには定評のあるDJを揃え、徹底的にハウスに拘った形で記憶に残る内容だった。そしてその勢いは止まる事なく2015年もRoundhouseはハウスの復権を担うべく、装いも新たに始動する。さて今年の第1回はシカゴ・ハウスのレジェンドの一人であるMarshall Jeffersonがゲストで、何と8年ぶりの来日となるとか。"Move Your Body"や"Open Our Eyes"などの作品により初期シカゴ・ハウスの様式美の確立を担った存在でもあり、トラックメーカーとしての存在感の大きさは説明するまでもないだろう。そんなアーティストがどのようなDJを行うのか、そして日本からはシカゴ・ハウス狂いのRemiやStockにSinoらが迎え撃つ一夜、ハウス好きには間違いのないパーティーである。
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| EVENT REPORT5 | 12:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2015/4/4 Deeep Detroit Heat @ Air
テクノに於ける聖地とも言えるデトロイトの中でも、特にDJ歴の長いTerrence Parker。1979年にDJを始めたそうで既に経歴は35年を越えるが、受話器ヘッドフォンを使用した見た目の特徴と、ヒップ・ホップのスタイルを応用してテクノからハウス、ファンクやソウルにイタロ・ディスコまでミックスするゴスペル・ハウスと称されるプレイは、多くのDJからも高い評価を得ている。元々来日自体はそれ程多くなく昨年は大雪が降る中で東京以外でツアーを行っていたのだが、今回は5年ぶりに都内でのクラブに出演となった。そしてそれを迎え撃つのはFuture TerrorにてParkerを初来日させたDJ Nobu、そしてDJ ShibataやYou Forgotなどハウス・ミュージックに於いてはそれぞれ定評のあるDJで、充実した布陣となった。
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| EVENT REPORT5 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2015/1/10 groundrhythm -new year's party- @ Air
昨年末に12周年を迎えて尚その軌跡を進めているAIR屈指のレギュラーパーティーであるgroundrhythm。2015年最初のgroundrhythmは井上薫と共に勝手知ったるDJ Yogurt、DJ Hikaruという長年計画されてきたメンバーがようやく集結し、またRESPONSEクルーであるDJ Yu-TaとA Boy Named Hiroがメインフロアのオープニングを務める事になった。それだけでなくシーシャバーやフードに物販、またメインフロアには特別な形のスクリーンも持ち込んでVJも用意し、ラウンジには昭和感溢れるデコレーションを施すなど、今までのgroundrhythmの中でも特に気合の入った一夜だ。
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| EVENT REPORT5 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2014/11/23 Excursion @ Oppa-la
2014年5月、Future TerrorのDJ NobuとCabaretのdj masdaによって新たなパーティーであるExcursionが立ち上げられたが、今回はその2回目の開催。Oppa-laという場所柄、そして二人によるB2Bスタイルという事もあり普段の緊張感溢れるプレイとは異なるリラックスしたプレイを行うのが特徴だそうだが、今回はそこにWord Of MouthとSisiも参戦と興味深いDJが揃った。きっと各々がハウスセットを披露するパーティーになるであろう事を期待し、初のExcursionを体験しに行く事にした。
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| EVENT REPORT5 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Prins Thomas - Rainbow Disco Club Vol.1 (Endless Flight:ENDLESSFLIGHTCD13)
Prins Thomas - Rainbow Disco Club Vol.1
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2010年より東京晴海の海を望むロケーションで開催されているRainbow Disco Clubは都市型フェスとして定着してきているが、その音楽感を更にMIXCDとして表現したシリーズがEndless Flightと共同でスタートした。その第一弾にはRDCにも出演歴のある北欧ノルウェーのニュー・ディスコ大使であるPrins Thomasが抜擢されている。Prinsは過去にもニュー・ディスコを中心としたバレアリック路線なMIXCDをリリースしていたが、本作では一転して幅広い楽曲/音楽性を含みながらもテクノとしてのスタイルを披露している。しかし、それも最近テクノ路線のレーベルであるRett I Flettaを彼が始動させた事を考慮すれば、極自然な流れだったのだろう。始まりはDonato Dozzyによるビートレスかつトリッピーな電子音響なテクノから始まり、この時点で今までのPrinsとは異なる空気が発せられている。続くFloating Pointsによるディープなダブ・ステップで低空飛行を続け、The Shooktのサイケデリックな曲から遂にリズムに動きが見せ始める。Deepchordによる機能性を重視したミニマル・ダブ、Bjorn Torskeによる無邪気で陽気なムードに溢れたニュー・ディスコ、Marcellus Pittmanによる錆びた無機質なビートが鳴るロウ・ハウスなど、ジャンルは多彩だがロングミックスによって曲がいつ入れ替わったのかを曖昧とする自然な流れによって、不思議ととっ散らかった印象はない。寧ろ様々な音楽性がミニマルなミックスによって一つの流れを生み出し、特に中盤以降はビート感の強い曲が並んだ事でライブ感のある盛り上がりを見せている。ラストの盛り上げ方も圧巻だろう、一端Shedによる望郷の念を呼び起こすロマンティックな曲で仕切り直しをしつつ、最後にNY's Finestのハウス・クラシックで感情の昂ぶりを保ったままミックスは終了する。確かに以前のようなキラキラした底抜けの幸福感は薄れており、その分だけクラブを意識したグルーヴ感重視なプレイではあるのだが、しかしその中にもやや緊張感のあるコズミックな多幸感も存在する。何よりもニュー・ディスコなアーティストと言う自身の特徴や個性を振り払うかのような挑戦心あるミックスであるが、それがファンの期待を失う事なく新たな魅力を伴っている事は、Prins Thomasが単なるニュー・ディスコだけのアーティストではない事を気付かせてくれるのだ。



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| TECHNO11 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
S3A - Mimesis EP (Lazare Hoche Records:LHR08)
S3A - Mimesis EP
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2014年のハウスシーンで話題となっているアーティストといえば、フランス出身のS3A(Sampling As An Art)ことMax Faderは忘れてはならないだろう。2013年にはLocal TalkやPhonogrammeから作品をリリースし虎視眈々と活動を続けていたようだが、2014年に入ってからの数枚のEPでは著名なDJからもお墨付きを貰ったりと、名実共に高い評価を獲得するに至っている。Sampling As An Artと自らを名乗る通り作品性はサンプリング主体であろうファンキーなハウスが中心で、本作に於いてもそんなファンキーでフロア志向な音楽性が息衝いており、パーティーでの即戦力となる事請け合いだ。実際にA1の"4 Danilo"からしてサンプリングしたネタを使用して、執拗にベースラインやシンセをループさせた構成で、そこに熱狂的に叫ぶ女性ボーカルを落とし込みながら粘りのあるディスコ風ハウスに仕上げており、フロアを強烈に沸かすのは間違いない。サンプリング主体という制作で生っぽい質感は同じながらも、"Deep Into Amsterdam"では一転してスムースかつ弾ける軽快なビートを主体に都会の洗練されたディープ・ハウス風味で爽やかさが打ち出されている。裏面へと続くとパンピンで弾ける4つ打ちとサンプリングの煌きのある輝かしいフレーズがフレンチハウスを思わせる"Discofonk"、そしてピアノループを用いた煙たいヒップ・ホップな"Piano Interlude"と続き、変化球も効かせながら黒さをふんだんに曝け出している。芸術としてのサンプリングと名乗るサンプリングへの執着がありながら、しかし決して芸術的と鼻に付くような意味合いからは距離を置いたフロア志向な作品性が光っており、ハウスシーンで注目を集めるのも当然といった質の高さだろう。



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| HOUSE10 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2014/10/11 Cabaret 15th Anniversary Party Daniel Bell 10 hours @ Unit
Cabaretはテクノ/ハウスといった音楽をミニマルというスタイルに落とし込んだ音楽性で、その方向に確かな一貫性を持った質実剛健なパーティーだ。名古屋を拠点として活動を開始したが、今ではSo Inagawa、dj masda、Kabutoの3人がレジデントDJとなり海外から流行とは無縁の個性的なアーティストを招致しつつ、その活動を15年にまで伸ばしている。今回のパーティーはそのCabaret15周年記念となるが、そこに呼ばれるのは今までにも幾度となくCabaretを盛り上げたDaniel Bell、そして今後Cabaret Recordsからリリース予定があるIsherwood、そして日本からはJun Kitamuraと多くのゲストを迎えて入れて、15周年を祝う事になった。
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| EVENT REPORT5 | 21:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Chez Damier / Heart 2 Heart - Say The Word (Balance Music/Saytheword Music:SW01)
Chez Damier / Heart 2 Heart - Say The Word

近年、再度注目を集めだしているシカゴ・ハウスの重鎮であるChez Damier。本作はそんなChezによるBalance Music傘下に新たに設立されたSaytheword Musicの1作目で、久しぶりとなる新作やBen VedrenとのユニットであるHeart 2 Heart名義でのリミックスを収録している。注目すべきはやはり新作となる"Tudo For Amor"で、膨らみのある穏やかなリズムと軽快で爽やかなパーカッションに滴り落ちるような耽美なピアノや透明感のあるシンセのラインを組み合わせて、甘く上品な佇まいさえあるアーバンなディープ・ハウスを披露している。そしてStacey Pullenと共作した永遠不滅のクラシックである曲をリミックスした"Forever Mona (Deep Mix)"も、同様に肉厚なキックを用いてリズムに太さを出しながらも、オリジナルの可愛らしいタッチのメロディーはそのまま残して円熟味のある大人のディープ・ハウスとして生まれ変わっている。裏面にはHeart 2 Heart名義で異なるリミックス2曲を収録しているが、どちらも爽やかなパーカッション使いや湿ったリズム帯からChezの個性が感じられる作風だ。セクシャルな呟きを導入した上にメロウなコード展開が華麗さを醸し出す"Shigan (Original Rex Club Mix)"、メロディーを抑えながらよりDJツール的な側面を打ち出して夜の闇の深さを感じさせる"Shigan (Detroit 3000 Dub Mix)"と、それぞれ時間帯に合わせて用途が分けられているようなリミックスではないだろうか。どちらにしてもそこら辺に溢れる凡庸なディープ・ハウスとは一線を画し、安定感のある作風ながらも流石のレジェンドたる才能が光っている外れ無しの1枚だ。




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| HOUSE10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2014/9/13 groundrhythm @ Air
代官山はAirにおける最長不倒を更新しているレギュラーパーティーのgroundrhythmは、井上薫が中心となりながらその時その時で国内の若手からベテランまでジャンルと年代を越えるようにDJ/アーティストを起用し、新鮮さと懐かしさを伴いながら歩みを続けている。そして今回のgroundrhythmでは過去にSILICOMとしても活動し前衛的なテクノを展開するAOKI takamasa、そしてニュー・ディスコ方面で名を上げつつある二人組のユニットであるMonkey Timersら、またもやgroundrhythmに初出演となるアーティストを起用し変化をもたらす事となった。
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| EVENT REPORT5 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2014/7/18 Dub & Raven @ Bonobo
クラブというよりはその小さやや和んだ雰囲気からは、ミュージック・バーと呼ぶのが相応しいBonobo。古民家を改装したこのバーは1階にフロアとバーがあり、2階にはなんと座敷や屋外テラスのチルアウト用スペースもあるなど、他のクラブでは体験出来ない一風変わった作りが持ち味だ。当方は数年前に行ったきり足が遠のいていたが、この度Hiroshi Watanabe aka Kaito、Word Of MouthはDJで、KoyasやShigefumi Wadaがライブで出演するパーティーがあり、聴き馴染みのあるアーティストから初めて体験するアーティストまで興味深い面子が揃ったので、久しぶりにBonoboへと遊びに行く事にしたのだ。
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| EVENT REPORT5 | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Hardcore Traxx Dance Mania Records 1986-1997 (Strut:STRUT114CD)
Hardcore Traxx Dance Mania Records 1986-1997
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ジューク/フットワークの隆盛と共にその原点として再度注目を集め出しているシカゴ・ハウスだが、本作品はその決定打とも言えるシカゴ・ハウスの老舗・Dance Mania Recordsの2枚組コンピレーションだ。Dance Maniaは1986〜1997年の活動期間にアナログで膨大な作品を残しシカゴ・ハウスの基礎を成したレーベルである事に間違いはないが、シカゴ・ハウスらしく良くも悪くも玉石混淆であり全ての作品が高品質ではなく、その点からも公式にレーベル・コンピレーションが手掛けられた事は素直に喜ぶべきであろう。さて、Dance Maniaというと当方もそうだが一般的な評価としてゲットー・ハウス系のイメージが先行しているが、本作においてはレーベル初期の作品を多く収録する事でそのイメージを覆す事にも成功している。CD1にはレーベルの初期〜中期までの作品を収録しているが、これが予想外にもオーセンティックなハウスが並んでおり、Dance Maniaにもこんな時代があったのかと意外な印象を受けつつ普遍的なハウス作品として素晴らしい。特にVincent Floydによる"I Dream You"やDa Posseによる"Searchin' Hard (Mike Dunn's AC Mix)"はピアノの旋律がラブリーなディープ・ハウスで、その流れは90年代のメロディアスなUSハウスにも通じるものがある。その他にもジャッキンな感覚を強調した安っぽくもファンキーなトラックもあったりと、しかしまだテンポはまだ加速せずに普通の形態を保っている。CD2にはレーベル中期〜後期の作品が収録されているが、その辺りからレーベルはゲットー・ハウスなるシカゴ・ハウスの変異体としてより注目を集めるようになっていたようだ。特に今再度高い評価を獲得しているDJ Funkは2曲収録されているが、チージーな音質ながらも高速ビートに合わせ下品なボイスサンプルを執拗に重ねた作品は、これぞファンキーなゲットー・ハウスの一例だろう。またPaul JohnsonやRobert Armaniの曲はもはやテクノ方面で評価されるべきハードなスタイルへと進化しているし、今をときめくTraxmenは"French Kiss"をパクったようなリフにアホアホボイスサンプルを被せて遊び心とファンク溢れる曲を披露するなど、Dance Maniaが一般的なシカゴ・ハウスのその先へと向かった軌跡を見つける事は容易い。その点で当方のようなシカゴ・ハウスが単純に好きな人には当然お勧めなコンピレーションだが、ジューク/フットワークと呼ばれる音楽に魅了された若者にとっても、そのルーツを掘り起こす意味で本作は価値のある作品である。



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| HOUSE10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Danito & Athina - Deep Inside Your Love EP (JEUDI Records:JEUDI007V)
Danito & Athina - Deep Inside Your Love EP
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最近はドイツ製のディープ・ハウスの紹介が続いているものの、やはり今でもドイツからは竹の子のように生まれるハウス系の新興レーベルの躍進が目に付き、本作もその流れでキャッチした一枚。リリース元となるJEUDI Recordsはドイツはハンブルグに設立されたまだ新しいレーベルで、まだ知名度はそれ程でもないようだがDJからは高い評価を得ているようだ。そんなレーベルからDanito & Athinaなる男女のユニットのアナログでの初の作品がリリースされた。過去にはCocoonやGet Physicalからもリリースしているようで、特にDanitoは音楽活動が20年にも及ぶ程のベテランだ。そんな経歴もあってか、この新作も非常にベテランらしくアーバンな佇まいもあるディープ・ハウスを3曲収録している。タイトル曲の"Deep Inside Your Love"はディスコが根底にあるようなブリブリとしたベースラインが下地にあるものの、可愛いタッチのシンセと透明感のあるパッドが薄く伸びるディープ・ハウスで、過去のディスコを音楽を現代に蘇らせたようだ。また彼等は特にフィリーサウンドに影響を受けているとも発言しており、裏面にはそんなディスコやファンクの要素がより強く出ている。流麗なピアノのコード展開にゴージャスなシンセ使い、そしてしっとりした吐息を吹きかけるような歌が甘さを広げる"Really Like"、ディスコらしい生っぽく力強いリズムとうねるベースがファンキーな"Money Girl"、とそのどちらもがどこか古い香りを含みつつも今っぽく洗練されたディープ・ハウスへと生まれ変わっている。正直なところドイツのハウス隆盛はバブルを迎えているような気もしないが、まだまだ注目しておいて損はないだろう。



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| HOUSE9 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Deep Into Nite Grooves Mixed & Selected By DJ Spinna (Nite Grooves:KCD278)
Deep Into Nite Grooves Mixed & Selected By DJ Spinna
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NYハウスの伝統とも殿堂とも言えるKing Street Sound。一方、そんなハウスから零れ落ちながら時代に則すようにディープかつテッキーなハウスをリリースしてきたのが、姉妹レーベルであるNite Groovesだ。両者のレーベルはハウスを根底としそれ程大きな隔たりがあるわけではないが、敢えて言うならば前者がソウルフルで伝統的な、後者がエレクトロニックで現代的なと特徴付けられるかもしれない。そんなNite Groovesも2014年には設立20周年になるそうで、そのレーベルの軌跡を辿るべく集大成とも言えるMIXCDをリリースした。ミックスを手掛けたのは古くからレーベルと交流もあるDJ Spinnaで、ファンクやヒップホップにロックやハウスにテクノまで自由自在にジャンルを横断するプレイには定評があり、ならばこそNite Groovesの歴史を過去から未来へと向かって紐解く事にも難はないだろう。さてミックス自体はと言うとレーベルのショーケース的な扱いではあるので、DJ Spinnaの自由奔放なプレイが聞けるわけではないのだが、さりとてMIXCDとして平凡であるかと言うとそうでもない。音自体はエレクトロニックでしっかりとビートの強いハウス中心で、そこに潜って行くようなディープさや染み入るメロウな感覚、ずっしりした4つ打ちからざっくりしたジャジーなリズムまで、そしてハウスには重要な情熱的なボーカルトラックも織り交ぜて時代とジャンルを横断した選曲を行っている。このミックスの中心にあるのはあくまでレーベル性であり、それを正しく表現する為にDJ Spinnaはトラックの持ち味を壊さないように滑らかかつ自然なミックスを行っており、その意味ではNite Groovesの本質を体験すると共にエレクトロニックなハウス・ミュージックの入門としても適しているのだ。勿論20年にも及ぶレーベルの全てが詰まっているわけではないが、レーベルの過去、そしてこの先向かう未来を知るには十分過ぎる内容だろう。



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| HOUSE9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2014/3/29 ROUNDHOUSE @ Air
シカゴ出身、サンフランシスコ在住、西海岸ハウスを代表するMark Farina。日本には度々訪れてはDJを披露しているものの、今回は遂にAirに初登場。しかも新たにスタートを切るROUNDHOUSEの一回目のゲストと言う事もあってか、通常のハウスセットのみならずラウンジにてマッシュルーム・ジャズセットも披露するなどファンにとっては非常に興味を惹く内容だろう。更にはシカゴ愛を実直に表現するRemiやNebu SokuにStock、そしてラウンジにはOathにてレギュラーパーティーを主催するDAWDクルーらが集まり、メインフロアのVJには一年ぶりの技を披露する宇川直宏までもが登場する。門出となるROUNDHOUSEの一夜、期待せずにはいられない。
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| EVENT REPORT5 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2014/1/17 UNIT / root & branch presents UBIK "THE FIELD JAPAN TOUR 2014" @ Unit
テクノのみならずロックファンも虜にするKompaktのThe Field。昨年には4枚目となるアルバムをリリースし順調な活動を続けているが、そのアルバムではバンド形態を封印しハードウェア中心の作風へと原点回帰。今回の来日公演でも当然バンドセットは封印し、ハードウェアでのライブを披露する事になった。日本からはGonno、Crystal、Inner Scienceら現在クラブシーンで注目を集めるDJや、そして人力ミニマルと称されるNISENNENMONDAIのライブも予定され、その一夜全てが期待されるパーティーとなっていた。
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| EVENT REPORT4 | 18:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2014/1/12 Block Party "Sunday Before Holiday All Night Long" @ 0 Zero
Dazzle Drums主催、毎月第二日曜日にサンデーアフタヌーンパーティーとして開催されているBlock Party。オーセンティックなハウスやダンクラから最新のトラックまでプレイし、温故知新なスタイルの上に前進するヴィジョンを持っている事で、安心感と意外性を楽しめるパーティーだと認識している。今回は翌日が祝日となっているので夕方6時から翌朝6時までの12時間開催となっていて、例えば普段はオールナイトで遊べない層にも、またはやっぱり真夜中に遊びたいよねと言う層にも訴求していたが、自分は真夜中から遊びに行く事にした。
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| EVENT REPORT4 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
BEST OF 2013
今年も一年間当ブログを御覧頂いた読者の皆様、どうもありがとうございました。ElevenやSecoの閉鎖、関西方面ではオールナイトのパーティーは禁止となるなど、相変わらずパーティーを楽しむ人にとっては厳しい状態が続いております。その一方でOrigamiやLouverと言った新しいクラブもオープンしたり、また日本人が中心となるパーティーも増えているように思われるし、素晴らしいパーティーを作りたいと燃えているアーティストやオーガナイザーの熱い志に触れる機会があった一年でした。音楽にしても売れる量は確かに減っているものの、アナログ・レコードはその存在感を強めているし、良質なダンス・ミュージック作品も多かったと思います。で年間ベストに選んだ作品はリスニングとして耐えうる作品が中心になっているのですが、流行とかとは無縁なある意味ではベタな作品が多くなりました。結局時代に関係なく聴ける作品が自分の中で印象に残っているみたいですが、それとは別に毎週パーティーで最新のテクノやハウスを聴く事で、新しい成分を補完していた一年だったかなと。現場へ行く事で新しい音楽仲間の輪が繋がる事も多いわけで、その意味ではやはりパーティーへ足を運んで体験する事は重要な要素だったと思います。それでは、来年も良いお年を!
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| BEST | 13:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
DJ Sprinkles - Queerifications & Ruins - Collected Remixes By DJ Sprinkles (Mule Musiq:mmcd42)
DJ Sprinkles - Queerifications & Ruins - Collected Remixes By DJ Sprinkles
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クラブミュージックに於いてはリミックスと言う作業は、オリジナルに敬意を払いつつその方向性を押し進めるものと、または逆にオリジナルを跡形もなく破壊し再構築を行うものと、大きく分ければその2種類になる。近年ハウスシーンでは侘び寂びの心を投影させた音楽性で突出した才能を誇るTerre ThaemlitzことDJ Sprinklesは、どちらかと言えば前者に属するアーティストだと思う。元々の世界観を尊重し大きく変える事はしない…が、しかしDJ Sprinklesの手にかかれば最終的には奥ゆかしい耽美な装飾が施され、DJ Sprinklesと言う強い個性に上書きされる。本作はそんな彼が手掛けたリミックス曲を纏めたコンピレーションであり、大雑把に言えばディープ・ハウスに区分けされるのではあろうが、所謂一般的に派手に盛り上がるようなクラブミュージックからは距離を置いている。本人はこの作品を「DJツール」とみなしているようであるが、決して享楽的なダンスフロアの為だけの音楽ではなく、むしろシネマティックな物語を語るような長尺な曲はじっくりと腰を据えて聴くのにより適している。がっと心を鷲掴みにする熱いエモーションをひけらかす事はせず、終始朧気な夢を見るようなふわふわと揺蕩う浮遊感のあるディープ・ハウスは、端的に言えばメランコリーと言う表現が相応しい。滴り落ちる儚いピアノや薄く覆う幻想的なパッド、そして多用されるボイスサンプルなどスタイルは確立されており、何処を聴いても流行り廃りや売れ線とは無縁の世捨て人的な郷愁が通底している。決してオリジナル作品を壊しはしないが、長い時を経てようやく備わるような枯れた味わいを付加する作業は、DJ Sprinklesの十八番と言ってもよいだろう。単なるリミックス集と思う事なかれ、DJ Sprinklesの音楽はかくも美しく孤高の存在として静謐に輝いている。

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| HOUSE9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2013/12/14 WHITE Label Night @ Grassroots
とあるアーティストにEdward & Oskar Offermannが来日するから、是非聴いてみてと紹介されたものの、当方はその存在を全く知らなかった。調べてみるとドイツでWHITEと言うディープ・ハウスのレーベルを主宰し、またPanorama BarやRobert Johnsonでもレギュラーでプレイするなど、海を超えたドイツでは注目を集めているようだった。ただそんなネット情報だけでは実力は未知数だったものの、ドイツはテクノだけでなくハウスでも栄華を極めている状態である。また日本からはLAIRやCABARETで活躍しているKabutoらが出演する事もありパーティー自体は期待出来そうだったのに、ならばこの機会にEdward & Oskar Offermannを聴いてみよう思い立ってGrassrootsへと行く事にした。
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| EVENT REPORT4 | 23:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2013/11/23 Future Terror 12th Anniversary @ Unit
12年に渡って千葉と言う場所だけに限って開催され続けていた、正に地元密着型の叩き上げパーティーがFuture Terrorだ。DJ Nobuを中心に音楽もメンバーも変化を遂げながら、しかし千葉と言うローカル性を守りながらファンを増やし続けてきた。今年の3月にも千葉でパーティーがあったものの、既にキャパオーバー状態であったのが実情で、12周年はそんな問題も考慮して遂に東京はUnitへの初進出となった。そんな12周年のゲストにはまだそれ程知名度は高くないのだろうが、DJ Nobuが惚れ込んだMetaspliceとVrilを招致している。当方もこの2アーティストについては情報を持ち合わせていないものの、有名無名に限らずDJ Nobuが惚れ込み自信を持って勧めるアーティストなのだから、期待せずにはいられない。
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| EVENT REPORT4 | 17:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Charles Webster - House Masters (ITH Records:HOMAS19CD)
Charles Webster - House Masters
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Defectedが時代を作ってきたハウス・アーティストに焦点を当てるHouse Mastersシリーズの最新作は、UK生まれでサンフランシスコを拠点に活動していたハウスDJのCharles Webster。Furry PhreaksにLove From San Francisco、Presenceなど10以上の変名を用いて大量のEPを世に送り出してきたが、不思議と日本での知名度が高くないのはアルバムでのリリースが殆ど無いからだろう。特に近年は楽曲制作に於いても以前に比べると名前を見る事は少なくなっていたが、そんなところに丁度良く彼の様々な名義を用いた作品やリミックスを纏めたコンピが届いて嬉しいばかりだ。内容については文句無しにWebsterらしい甘く切ない、そして湿り気のある色っぽいディープ・ハウスで埋め尽くされている。良い意味で癖がないと言うか主張の少ないBGM的なラグジュアリーな趣さえあるハウスは、酸いも甘いも知り尽くした大人向けのエロスさえあるが、それでも尚フロアと言うディープな空間に響くぶっといキックによる踊れる4つ打ちの快楽性と言ったら。楽曲的にはべったりと甘いラブソング的なハウスと、フロア寄りのリズムが跳ねているファンキーなハウスに分けられるが、両者ともシンセやピアノなどの耽美な音色を十分に活かしたエレガントなメロディーが目立っている。エディットやリミックスと共に中には10年以上前のオリジナル曲も収録されているが、不思議と古さは感じられないのは前述したように癖が少ないからこそ普遍的なハウス・ミュージックとして時代を超えるのだろう。決して派手な個性は少ないが、愛して止まないハウスが詰まっている。ちなみに配信ではCD盤に14曲が追加されており、これだけ聴けばWebsterを理解するには十分過ぎるだろう。

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| HOUSE9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2013/11/8 root and branch presents "ubik" featuring Miles a.k.a. MLZ @ Unit
UKはマンチェスターのModern Loveは実験的なダブテクノにおいて高い評価得ており、Andy StottやDeepChordにClaro Intelectoなど注目すべきアーティストを抱えている。今回はそのレーベルから代表格であるDemdike Stareの片割れ・Miles a.k.a. MLZことを招き寄せているが、日本からもインダストリアルやダブ・ステップも咀嚼したハードなプレイを聴かせるKeihin、そしてノイズまみれの踊らせないライブが話題となっているRyo Murakamiも参戦と、モノクロームで退廃的な一夜が確定していたパーティーだ。
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| EVENT REPORT4 | 18:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kuniyuki Takahashi - Remixed Vol.2 (Mule Musiq:mmcd43)
Kuniyuki Takahashi - Remixed Vol.2
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北海道を拠点に世界へと飛翔した高橋クニユキ。その生命力が満ち足りたオーガニックなハウス・ミュージックは世界からも高い評価を獲得し、そこからアーティストとして多くの交流が生まれた結果として"Remixed"(過去ビュー)と言うリミックス作品が結実したのが2008年。本作はリミックス集としてその続編にあたるが、Joe ClaussellやLarry Heardと言った以前からクニユキを高く評価しているアーティストや、Roman FlugelにDJ Sprinklesらベテラン勢、Barnt(=Magazine)らニューカマーによるリミックスに加え自身によるリミックスも収録している。前もって述べておくとそれらの楽曲群は既にアナログ化されているものの、全てを揃える事の費用的な問題も考慮すれば、こうやってCDとして纏められた事自体は非常にありがたい。さて、本作では同じ曲を複数のアーティストがリミックスしており、その違いを楽しむのも醍醐味の一つだ。エレクトロニックな音に繊細な強弱をつけながら覚醒的なテックハウスに仕上げた"Earth Beats (Roman Flugel Remix)"に対し、原曲の儚いギターアルペジオを生かして端正なディープ・ハウスへと深化させた"Earth Beats (Fingers Deep Mix)"、そして辿々しいリズムを刻むチープなドラムマシンの音に奇妙な電子音によるメロディーが絡む蠱惑的な"Earth Beats (Magazine Remix)"と、三者三様に自身の音へと染め上げたリミックスを披露しているのは端的な例だろう。またクニユキによるセルフリミックスは、例えばアンビエントなり例えばダンスグルーヴなりと、より一方面への音楽性を前に進めつつも人情味溢れる温かい血潮は失っていない。そんな中で最大限に愛を込めてクニユキの世界観を拡張させたのが"All These Things (Joe Claussell Remix)"だろう。原曲の切ないピアノの音粒が滴り落ちるジャジーな作風を引き継ぎつつも、22分超えの7楽章にまで拡大解釈した壮大な展開を繰り広げるリミックスは、Martin Luther King Jr.の有名な説法も導入されて霊的な力も携えたコズミックなディープ・ハウスへと世界を広げている。Joeのスピリチュアルな性質に染まった圧倒的なまでに神々しい世界観に対し、謙虚な気持ちでその聖なる音を一身に受け入れたくなる至高の曲だ。同じ曲のリミックスが多いのは少々気になるところではあるが、リミキサー自体に確かな才能を持つアーティストが招かれている事もあり、クニユキとの高い親和性を持ちつつバラエティーに富んだリミックス集となっている。

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| HOUSE9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pirahnahead - Red Steam On Mars EP (Old Future Music:OFM002)
Pirahnahead - Red Steam On Mars EP
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デトロイトと言う地においては珍しく音楽的な教養を持ち、ピアノやギターにベースなど様々な楽器を演奏出来るプレイヤーであり、そして作曲家であるPirahnahead。そんな背景もあってかデトロイトの名門レーベルであるMahogani MusicやMoods & Groovesなどからリリースされた作品は、DJツールとしてではなくバンド編成を思わせるライブ感のあるハウスで評判は実に高い。新作はOld Future Music(レーベル名がかっこいいね!)と言うイタリアの新興レーベルからのリリースとなるが、予想に反してエレクトロニック度/プログラミング度の高い正統派クラブトラックとなっている。A面に収録された"Fragments (Me & My Hermano)"は洗練されたコズミック感の強いシンセリフとバウンス感の強いズシズシした4つ打ちが軸となったテックハウスで、美しい旋律を奏でるシンセラインが微妙な変化を繰り返しエモーショナルな高まりを伴いながら、闇のフロアに希望の光を灯すであろう。B面の"About Dat"ではPirahnahead自身のアンニュイな呟きも取り入れて、シルキーな質感が耳に優しく馴染む慎ましいディープ・ハウスを披露。そしてDJ Minxをボーカルにフィーチャーした"Queen Deep Inna Dub"では、目眩にも似た感覚を呼び起こす揺らめくダブ音響とDJ Minxの色気を振りまく歌が黒いスモーキーさを演出している。A面とB面とで明らかに作風が異なりバリエーションのあるEPとなっているが、A面のテック寄りのスタイルは新鮮さもあり要注目だ。

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| HOUSE9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2013/9/20 号外 @ Grassroots
高円寺の小さな小さなクラブ、と言うよりは酒と音楽好きが集まる酔いどれ酒場・Grassroots。あまりにも個性的で手作り感丸出しな内装と、とても小さなフロアとバーカウンターが一体型の箱は、友達の部屋に遊びに来ました的な感覚が強くクラブと呼ぶには語弊があるかもしれない。そんな不思議な魅力を放つ箱に、久しぶりにAlex From TokyoがMax Essaと共に帰還し、ニコイチ(56 & ムキムキテラちゃん)が一緒になって温かい一夜を作り上げた。
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| EVENT REPORT4 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2013/9/8 Block Party - House Classics Set @ 0 Zero
Loopの閉店と共に2013年1月に一旦はファイナルを迎えたDazzle Drums主宰のBlock Party。幸運な事にLoopが近くへ移転し青山0(Zero)として心機一転してオープンしたのと共に、Block Partyも7月から再度歩みを始めている。このパーティーは毎月第二日曜の15〜21時開催のレギュラーパーティーだが、ハウスに馴染みのない若い世代にとっても楽しめる機会を与える場になり、また歳を重ねてオールナイトで遊ばくなった大人にとっても再度クラブに足を運ぶ機会となり、その意味ではハウス・ミュージックの魅力を実直に伝えようとする熱意が感じられる。たまには私も健康的な週末を過ごすかと言う事で、今回初めてBlock Partyへと遊びに行く事にした。
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| EVENT REPORT4 | 17:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2013/8/30 Better Days @ 0 Zero
一夜限りのBetter Daysが復活。Takamori.K、No Milk、STEREOCiTI、Misuzuが集まり荒廃したデトロイトと言う街から生まれた希望をもたらす音楽によって、「ある日々が少しでもより良い日となる」ことを祈って主宰していたデトロイト・ハウスを中心としたパーティーがBetter Daysだった。2004年から2006年頃までの短い間ながらも早くからデトロイト・ビートダウンの普及にも務めるなど、もしかしたら早すぎるパーティーだったのかもしれない。今回はMisuzuは不参加ながらも日本に於いても黒人並みのブラックネス溢れるファンキーなプレイを実践するKez YMを招き、デトロイト・ソウルが還ってくる。
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| EVENT REPORT4 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Drexciya - Journey Of The Deep Sea Dweller III (Clone Classic Cuts:C#CC024CD)
Drexciya - Journey Of The Deep Sea Dweller III
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2011年末から始まった世界を震撼させたデトロイト・エレクトロのDrexciyaのアーカイブシリーズは、2013年明けにリリースされたこの第3段で遂に終焉を迎える。オランダはClone Records傘下にある名作を復刻すべく活動しているClone Classic Cutsの熱意に打たれたのか、Mike Banksも今回に限りDrexciyaの深海からの再浮上を許可したが、本作によってDrexciyaは再度深海へと帰還し永遠の闇に閉ざされる事となる。当初はシリーズ毎に年代順で分けて収録されるかと思っていたが、前作までと同様に本作においても年代はごちゃまぜになっており、シリーズ毎の選曲の背景は表向きには分からない。勝手に想像するならば第1弾が狂気にも思える暗く不吉なエレクトロ、第2弾はよりフロア寄りのファンキーなエレクトロだと思っているが、ならば第3弾はどうだろうか。確かに世界から拒絶され荒廃した暗さはないわけではないが、そこに悲壮感はなく前へと未来へと歩みを続けるパワーを感じさせるトラックが並んでいる。決してその当時でも綺麗とは言えない安っぽく粗雑な音を素材にしながらも、その荒さをも活かして大地をグラグラと揺るがすリズムとベースはファンキーな躍動を生み出し、肉体を叱咤するのだ。中には闇の深海から浮上し遂に陽の目を浴びた希望にも似た感覚を覚える曲もあり、このシリーズの中ではDrexciyaらしからぬ最もポジティブな空気が含まれている。またトラック的にもDJユースな規則正しい4つ打ちのテクノもある事は、Drexciyaのハードで凍てついたエレクトロを避けていた人にとっても、本作がDrexciyaに親しみ馴染んでもらうには最適な作品であるのではと思う。Drexciyaは決してオーバーグラウンドな活動ではないが、しかしDrexciyaはエレクトロ/テクノを愛する者を拒絶する事もない。アンダーグラウンドな活動であった為になかなか出会う機会のなかった人達もいるだろうが、本作はそんな人達にこそデトロイト・エレクトロの真髄と出会う絶好の機会となるのだ。

Drexciyaの最後の浮上を許可したMike Banksと、それに従い丁寧なリマスタリングでアーカイブ化を成し遂げたClone Classic Cuts、その両者には頭が下がる思いだ。

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| TECHNO10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2013/4/6 groundrhythm "deep house session" @ Air
井上薫を中心に据え置きパーティーの都度、実力派のベテランから期待の新人まで国内勢のアーティストをゲストに迎えて開催されるgroundrhythm。今回のゲストはDJ歴30年近くになろうとしているEMMAが遂にgroundrhythmに出演する事になった。過去にDJ EMMAが当パーティーに出演した事は恐らくない筈で、今回はなんと"deep house session"とコンセプトを用意し、井上薫とDJ EMMAの二人だけでメインフロアを担当する異色の一夜なのだ。
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| EVENT REPORT4 | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
DJ Sprinkles - Where Dancefloors Stand Still (Mule Musiq:mmcd41)
DJ Sprinkles - Where Dancefloors Stand Still
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稀にしか出会う事の出来ない物憂げで感傷的なハウス・ミックス、言葉が詰まる程に胸を締め付ける。NYやシカゴのハウスの様式美に倣う一方で、伝統から外れたエクスペリメンタルな電子音楽への可能性を見出し、日本在住にして世界から称賛を浴びるTerre Thaemlitzは、またの名をDJ Sprinklesとしても活躍している。この名義では初のミックスを手掛けたのだが、ダンスフロアが停止してしまう場所と題されたタイトルは日本の風営法に対しての彼なりの気持ちが込められているそうだ。選曲はと言うと近年のディープ・ハウスと共に半分程度は90年代のUSハウスが占めており、基本的に流行や俗世的な要素を切り捨て世捨て人としてダンスフロアを俯瞰する姿勢が感じられる。実際に彼のプレイをダンスフロアで聴いた時にはナルシズムが強調された官能と甘酸っぱさに満ちたハウスセットだったのだが、本作ではそんな要素を含みつつも穏やかな感情が波打つある種ホームリスニング向けにも最適化されたミックスとなっている。多くは汗をかくような事も意識がクラクラとする事もない沈静化した展開で、あくまで水平構造を保ちながら美しくも枯れ果てた余韻が伸びていく。ナルシストな性格が奇遇にも好転したのか彼自身のルーツを披露すると同時に、時代を越えるクラシックな美しいハウスが心を落ち着ける安定剤として作用しているのだ。消える事のない陶酔感、満ち溢れるアンビエンス、そして中盤から後半にかけては自然と体が踊りだしてしまう展開も少々あるが、意識的な心を持って音に耳を傾けて欲しい。ダンスフロアにはかくも優しく感情を包み込む瞬間がある。

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| HOUSE8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pan Sampler Vol.2 (Pan Records:PAN 04)
Pan Sampler Vol.2

Ryo Murakami、DJ PI-GE、Sisiが運営するPan Recordsのレーベルサンプラー第二弾。新進気鋭のアーティストを起用しながら日本から世界へ向けて発信されるディープ・ハウスは、正にディープと言う表現が適切なフロアに広がる闇夜に密接にリンクした音を鳴らしている。本作ではRyo Murakami自身の曲と共に、MojubaからはSven Weisemann、海外のレーベルからのリリースで注目を集めつつある日本人アーティストのImugem Orihasamの曲も収録され、それぞれが空気の揺らぎさえも伝わるような奥深い音響を生み出している。Svenによる"Nandus"は所謂体が動き出すダンストラックではないが、彼らしいナチュラルで繊細な音質をねっとりとしたダブ処理で平たく延ばし、様々な音が融解するアンビエンスを生み出している。対してImugem Orihasamの"Hellucination"はダブ・ステップも意識した躍動するリズムとダブ音響が刺激的だが、しかし淡々と発しては消えて行くソナー音のようなパッドが物悲しくもあり、深海を航行する潜水艦のように孤独でもある。徹底して感情を排した冷たさが思考を停止させ、真っ暗闇に包まれたフロアに居る人達を更に深く深く潜らせて行くだろう。際立った個性を放っているのはRyo Murakamiによる"Deep Forest"だろう。タイトル通り濃霧が広がる森の奥へと誘われるようにフィールド・レコーディング風にも聞こえるノイズやSEを多用し、霧の奥からはアコースティックな音やぼやけたシンセ音が浮かび上がっては消え、宗教的にも感じられる崇高な世界を創り上げているのだ。Mike InkによるGas名義にも似たドローンアンビエントは、ただひたすら心地良い。

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| HOUSE8 | 15:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kern Vol.1 Mixed By DJ Deep (Tresor Records:KERN001CD)
Kern Vol.1 Mixed By DJ Deep
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ドイツにてテクノの旋風を巻き起こしているBerghainの影響は、フランスへも及んでいるのだろう。DJ Deepはフランスに於いて古くからハウスシーンを開拓してきた重要なアーティストの一人で、自身でも"Deeply Rooted House"と言うレーベルを運営している事からも分かる通り、古き良き時代の空気を含むクラシカルなハウスに強く影響を受けてそれを現代に受け継ぐアーティストだ。しかし変化の兆しは既に2008年頃には見受けられ、リミキサーとしてBen Klockを起用した辺りからレーベルはBerghainを意識したようなダークで凍てついたテクノへと傾倒して行く。そして今、同じくドイツの老舗テクノレーベルであるTresorからDJ DeepがMIXCDをリリースするとなると、ハウスも使用しつつもやはりBerghainにも接近したテクノも捩じ込んだ内容となっていた。”House Meets Techno”というコンセプトを基にオールド・スクールなハウスからディープでメロウなハウスに野性的な息遣いのするトライバルなハウス、粗悪な鳴りのシカゴ・ハウスから凶悪な中毒性を誇るアシッド・ハウス、そして中盤から終盤までは完全に硬質なテクノに染め上げているが、DJ Deepと言うアーティストからは新鮮な時代の空気と言うよりは、何をやってもクラシックと呼ばれる普遍的な音が感じられるのだ。ミックスはスムースに行い派手なエフェクトも使用せず、曲の良さをそのまま引き出す事に専念したプレイであるのも影響しているのだろうが、テクノもハウスもそれ程今っぽさを強調する事なくロウな質感ながらも流行に影響しないベーシックな曲を使用しているように思われるのだ。元々"City to City"と言うシリーズになっていたMIXCDでも同じような印象は受けていたので、本作でもテクノも回そうが根本はそう変わらないのだろう。DJとしての個性は少ないかもしれないが、しかし非常に安定感のあるプレイと単純にナイスな選曲が僕は気に入っている。

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| TECHNO10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
MS00 / BEYOND THE DANCE TRANSMAT 4 (Lastrum:LACD-0235)
MS00 / BEYOND THE DANCE TRANSMAT 4
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テクノと言う音楽を聴く者にとって、おそらくTransmatと言うレーベルを避けて通る事は不可能に近いだろう。デトロイト・テクノのイノベーターであるDerrick Mayが1986年に設立したこのTransmatは、多くのダイヤの原石だったアーティストを世に知らしめ、デトロイト・テクノの代名詞にも近い程の評価を獲得した。Derrick本人はTransmatの音楽を単なるダンスミュージック以上の価値を持つものと考えている為、それらをテクノと呼ばれる事にはあまり納得していないそうなのだが、しかし本作を聴くと確かにDerrickの意図する事は分からなくもない。本作はレーベルにとって実に12年ぶり、通算4枚目となるレーベルコンピレーションだ。Transmatの過去の隠れた名作と共に、傘下のレーベルであるFragileからも、そして今後Transmatからもリリース予定のある若手、更にはDerrick自身の失われた未発表作までもが収録されている。収録曲の多くはダンスミュージックと呼ばれるテクノではある事に間違いはないが、それと共に音の持つ繊細な美しさは芸術的に磨き上げられ、感情を揺さぶる内省的な、もっと言えばシリアスな佇まいさえ浮き出ている。それはダンスフロアを離れた音がベッドルームで鳴る時にも、決して単調で飽きないように意識に働きかける音として(アーティストのその意図があったかどうかは抜きにしても)作られているようにも感じられるのだ。今までのコンピレーションと異なっているのはレーベル初期の作品から近年の作品、そして新作までも網羅した正にレーベルの歴史(の一部)である事だ。Choice(Laurent Garnier)やCarl Craig、Silent Phase(Stacey Pullen)の大傑作と共に、DjinxxやDouble HelixにTony DrakeやSans Soleilなどの一般的にはそれ程知られていない作品、そしてレーベル再始動のきっかけとなったGreg GowやDVS1の作品が網羅されている事は、Transmatの音楽性を包括していると言っても過言ではないだろう。また複数の若手アーティストの楽曲も、テクノの未来を切り開くべく可能性に満ちた内容となっている。最後にはDerrick Mayの作品が待ちわびているが、まあこれはある意味サービスとして収録された位の出来だ。それは逆にもはやDerrickが作品を作らなくても、レーベルには多くの才能が存在している事の証でもある。そのダンスの向こう側に存在する音を、是非体験して欲しい。

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| TECHNO10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
2013/1/5 KMS RECORDS "TRIBUTE TO DETROIT" @ Air
2013年も遂に始まりましたが、その一発目のパーティーはデトロイトテクノのベルヴィル・スリーの一人であるKevin Saundersonが登場。Juan Atkinsがオリジネーターであり、Derrick Mayはイノベーターであり、そして一方Kevin Saundersonはと言うとエレベーター、つまり売り上げ的な面も含めて最もデトロイトテクノを高みに上がらせたアーティストです。コマーシャルな作風ではありつつもテクノ/ハウスの両面でヒット作を量産し、メジャーへ殴り込みを掛けたその功績は疑うべくもありません。そして今回は彼が主宰するKMS Recordsをフィーチャーしたパーティーと言う事で、日本からもデトロイト・テクノ/ハウスに造詣の深いSTEREOCiTIやDifferent World(Claude Young & Takasi Nakajima)らが招かれ、デトロイト好きには堪らないパーティーが開催されました。
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| EVENT REPORT4 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Hacienda 30 (Newstate Entertainment:newcd9121)
Hacienda 30
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1982年5月21日、ロンドンなどの先進都市に比べれば到底モダンとは言えない工業都市であるマンチェスターにて、後々語り草となるクラブ"Hacienda"はオープンした。途方もない資金を投資し野暮ったい街には似つかわしくないハイセンスなクラブを造り、エクスタシーが流行ったせいで酒が売れずに常に赤字経営にもかかわらず、クローズするまで妄信的にもHaciendaを走らせ続けた共同運営者の中にはNew OrderのPeter Hookもいた。決して経営的には成功とは言えないこのクラブが、しかし名声を獲得したのはジャンルを超越したオープンマインドな音楽性だった。当方も含め勿論リアルタイムでそれを体験している人はそれ程多くはないだろうが、それでもこのHacienda創立30周年記念のCDを聴けば幾らかは、いや十分に時代の空気を感じ取れる筈だ。本作でミックスを手掛けたのは前述のPeterに、HaciendaのレジデントDJでもあったGraeme ParkとMike Pickeringだ。Graemeは徹底的にハウスに拘りを見せ、ソウルフルで胸が熱くなるトラックから覚醒感のあるアシッディーなトラックを緩いBMPながらも跳ねたグルーヴで繋ぎ、Mikeは毒気付いたブリープ・ハウスから始まり粗悪なシカゴ・ハウスやレイヴィーなテクノまでクラブの混沌とした空間を描き出している。Peterはお世辞にも上手いDJとは言えないが(笑)、お得意のロッキンな曲もふんだんに使用しマッドチェスターな時代を再現している。ここにパッケージされたその多くの曲が、今となってはクラシックと呼ばれる時代を越えて愛される曲であり、Haciendaを狂乱の渦に包み込んでいた曲であったのだろう。決して新鮮味があるでもないし余りにも時代を象徴し過ぎている音はダサくもあるのだが、このごった煮な狂騒が一夜をどんなに素晴らしいものとしていたかは、きっと伝わってくるだろう。

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| HOUSE8 | 09:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
2012/11/17 BLACK EMPIRE feat. Theo Parrish @ Liquidroom
既に恒例となっている年に一度のTheo Parrishによるワンマンロングセットが、今回はLiquidroomのパーティー「BLACK EMPIRE」によって開催された。デトロイトもシカゴもNYも西ロンも、そしてジャンルも時代も超越し混合と削り出しによる音の彫刻と呼ぶべきTheoのプレイだからこそ、たった一人による真夜中のパーティーを特別なものとする。
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| EVENT REPORT4 | 19:00 | comments(3) | trackbacks(0) | |
Kuniyuki - Earth Beats (Live & Larry Heard Remix) (Mule Musiq:mule musiq 151)
Kuniyuki - Earth Beats (Live & Larry Heard Remix)

世界へと羽ばたいた日本のレーベル・Mule Musiqを代表するアーティストである高橋クニユキの新作は、幾度目かの復活となる"Earth Beats"のリミックスEPだ。初出は2005年でその後Henrik SchwarzやChateau Flightにリミックスされ、最近もRoman FlugelとMagazineにリミックスされたばかりなのだが、その勢いを止める事なくシカゴ・レジェンドであるLarry Heardの手に依って更なる復活を果たした。これだけリリースを重ねると言う事はクニユキ氏本人にとっても特別な思いがあるのだろう、本人がライブ演奏した"Kuniyuki Live Version"も収録されている。このライブ盤はオリジナルの繊細なジャジーテイストから一変して、アコギのメロディーは残しつつも硬質なエレクトロニックサウンドを強調したテクノテイストになっており、こんなアレンジもあるのかと驚かされてしまう。そしてLarry Heardはなんと3バージョンも提供している事から相当の気合の入れようが伝わってくるが、やはり素晴らしいのはディープ・ハウス仕様の"Fingers Deep Mix"。しっかりと芯のある強いイーブンキックな4つ打ちをベースにしながらも、繊細で儚いアコギの爪弾きラインに愁いに満ちたシンセストリングスなどを被せてしっとり感とフロア対応のダンスグルーヴを共存させ、Larry節とも言える郷愁の世界を演出している。更にはLarryがシカゴ出身である事を今更ながら思い出させる"Fingers Acid Edit"は、これぞシカゴの特徴と言える中毒的なアシッドベースを導入した神経を麻痺させるようなディープ・ハウスとなっており、エグいDJセットにも使えそうな癖のあるアレンジになっている。そして最もメロウな旋律を生かしたビートレスバージョンである"Fingers Ambient Mix"は、踊り疲れたフロアの朝方にほっと心を癒してくれるであろう美しき空間が広がるバージョンだ。と様々な作風の"Earth Beats"が収録されているのでDJにも重宝するであろうし、どのアレンジも素晴らしいのでDJでなくとも手元に置いておきたいものだ。

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| HOUSE8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Drexciya - Journey Of The Deep Sea Dweller II (Clone Classic Cuts:C#CC023CD)
Drexciya - Journey Of The Deep Sea Dweller II
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ご存知デトロイトに於ける最大のミステリーであり、最恐エレクトロ集団であったDrexciyaの復刻シリーズ第2弾。元々正体不明のユニットとしてアンダーグラウンドな存在であり続けていた為、初期の作品は入手が困難となっておりその状況での復刻を行うオランダはClone Recordsには頭が下がる思いだ。シリーズ物の為てっきり年代順に収録されるかと思って蓋を開けてみると年代は第1弾とも被っているが、Warp RecordsやUnderground Resistanceからだけでなくデトロイトの実店舗でしか購入出来なかったSomewhere In Detroitからの作品、そして未発表曲も収録されておりDrexciyaの最後の復刻とアナウンスされたシリーズとしては十分過ぎる内容となっている。第1弾が完全武装で身を固め鋭利な牙を剥く凶暴なエレクトロ作品集であったのに対し、この第2弾ではなんとなくではあるが刺々しさは抑えてKraftwerkやModel 500に更に寄り添ったファンキーなエレクトロを鳴らしているように思われる。とは言ってもRoland TR-808/909による無機質で乾いたビートに肉体感を伴うファンキーなベースライン、そして痺れる電子のエレクトロサウンドにより彼等は深海(アンダーグラウンド)から地上(オーバーグラウンド)への徹底抗戦を行い、夢や非現実に逃れる事はせずに現実と戦い続ける深海の戦士であり続けた。暗くある種のネガティブなイメージさえ付き纏うDrexciyaの思想と音は決して親近感がある物とは言えないしDJユースに最適とも言えないが、しかしそれは彼等の反骨精神の現れであり商業主義に陥りがちな業界と更には無意識的にそれを選択する聴衆への警告でもあったのだろう。残念ながらメンバーの死によりDrexciya自体は消滅してしまったが、その不屈の精神と作品は今もここに尚息衝いている。

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| TECHNO9 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
2012/8/3 HIROSHI WATANABE "Contact To The Spirits 2" RELEASE PARTY @ Air
ワタナベヒロシにとって特別な意味合いを持つまでになったMIXCD「Contact To The Spirits 2」のリリースパーティーが日本各地に渡って開催されましたが、その最終章は代官山はAIRにて開かれました。特にこの最終章ではMIXCDにも曲が起用されワタナベさんが気になっているアーティストを集め、デトロイトからはミニマル・ダブ狂のDeepchord presents Echospace、日本からはワタナベさんもプロデュースしたMingussにJun Yamabe exe MexicoやBirdcageが出演とリリースパーティーのラストを飾るに相応しいパーティーとなりました。
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| EVENT REPORT3 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Area - Where I Am Now (Wave Music:WM50218-2)
Area - Where I Am Now
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Francois Kevorkian主宰のWave Musicから久しぶりとなるアルバムは、ディープかつダビーな作風を特徴とするEthereal SoundやSteadfastよりEPをリリースしてきたAreaによる物。シカゴ出身のAreaではあるが作風はUK/ドイツ寄りなダブテクノ/ハウスであり、特に本作はFrancois自身が選曲を行いアルバムとして纏め上げただけあって、彼がDeep Space Setに組み込むような飛びの要素が強い作品となっている。アップテンポに攻め上げる曲は無く大半がスローで、電子的な暗めのメロディーが展開されるエレクトロニック・ミュージックで、このレーベルにしては地味な印象にさえ感じられるだろう。しかし過剰なディレイやエコーは使用せずとも、不要な音を省いて音の間を作りながらその上に薄くシンセを伸ばす事で、ダブテクノに感じる広がりや浮遊感を上手く生み出している。飛びの心地良さもあるけれど闇の淵に誘い込まれるミステリアスな音も先行し、一筋縄でいかない変則的なリズムや覚束ないメロディーも伴って、トリッキーなDJツールとしての意味合いが強いか。Francoisが選曲をしたのだからよく考えればそれも当たり前な訳で、彼がDJの中でダブ空間を演出する一連の流れで使うと確かに効果は発揮するのだろう。家の中だけで聴いていると少々無味乾燥に感じられてしまうかもしれない。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
STEREOCiTI - Never Trust A DJ (Octave Lab:OTLCD-1755)
STEREOCiTI - Never Trust A DJ
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ミニマルテクノ全盛におけるドイツにて、Don Williamsはディープな音楽を深く掘り下げるべくMojuba、a.r.t.less、wanderingと言うそれぞれ趣向の異なるレーベルを運営している。簡単に説明するとディープハウスのMojuba、デトロイトに影響を受けたテクノのa.r.t.less、前者の枠組みに属さないエクスペリメンタルなwanderingとバランス良く音楽性は各方面に広がっている。その音の広がりと深さは確かに流行から離れたクラシカルな雰囲気も持ち合わせているが、Donの音楽に対する芸術としての拘りは音のみならずアナログのデザインやそれを包むジャケットにまで及ぶなど、アンダーグラウンドな社会に生きているからこそやりたい事をやり尽くしている素晴らしいレーベルだ。その反面どうしてもアナログ中心のリリースとなりなかなか広範囲にまで音が届かない面もあるのは事実だが、だからこそ日本人で唯一Mojubaに所属しているKen SumitaniことSTEREOCiTIがそれらの音源をコンパイル&ミックスした本作は非常に価値がある。普段からアナログを愛するSTEREOCiTIはここでもほぼアナログでの一発録りをしているが、そのスムースな繋ぎや緩やかな展開はレーベルの芸術性を追求する音にぴったりとはまっており、騒ぎ立てる夜のダンスミュージックとは全く異なる繊細かつ美しく優雅な音色をありのままに聞かせている。テクノもハウスもミニマルも同列として並べられており、重力を感じさせないダビーな音響空間の中を熱くも冷たくもない不思議な温度感の音が続き、感情的になり過ぎる事なくしみじみと盛り上がるドラマティックな展開がえも言われぬ程の心地良さを生み出すだろう。ディープと言う言葉が相応しいSTEREOCiTIの選曲センス、そして3つのレーベルの音楽、ドイツのアンダーグラウンドではこんなにも深淵な音が広がっている。

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| HOUSE7 | 12:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
2012/04/14 SIGNATURE vol.02 @ Sound Museum Vision
Sound Museum Visionと言う大型クラブだからこそ成し得るパーティーがあるとしたらやはり豪華なブッキングを突き詰める事だと思うが、その端的な例が今回のパーティーではなかろうか。デトロイトからテクノとラテンを融合させたライブを行うLos Hermanosを招致し、日本からは若かりし頃にデトロイト・テクノに魅了されたKen Ishii、デトロイトの叙情的な音楽感とも共通する方向性を持つHiroshi Watanabe、そしてデトロイトテクノを愛するTakamori K.が出演すると言うフェスティバルに勝るとも劣らない素晴らしいアーティストが集結した。
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| EVENT REPORT3 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2012/2/11 SOUND CIRCUS vol.02 Laurent Garnier “Our Futur Tour” 2012 @ Sound Museum Vision
昨年はL.B.S(Live Booth Session)として3人編成でのライブで来日したLaurent Garnierですが、本領はやはり音楽の伝道師としてのDJでしょう。ロランと言えばジャンルを横断するロングセットが有名ですが、今回の来日は渋谷に昨年出来たSound Museum Visionへと言う事で時間制限とかはどうなんだろうなどと多少の心配もあったのですが、そこはロランらしく予定を軽くオーバーしてしまうロングセットとなった模様です。
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| EVENT REPORT3 | 11:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Tornado Wallace - Underground Sugar Caves (Delusions Of Grandeur:DOG 21)
Tornado Wallace - Underground Sugar Caves

デトロイトハウスへの影響を受けつつディープハウス〜ブギーな音楽で俄然注目を集めているレーベル・Delusions Of Grandeur、実は流麗なUKテックハウスをリリースするFreerange Recordsを主宰しているJimpsterが2009年に新たに立ち上げたレーベルらしい。6th Borough Project(The Revenge)やZepp001、Deep Space Orchestraらを送り出し既に目が離せない状態となっているが、そのレーベルの中でも一際注目を集めているのがオーストラリアからの新星であるLewie DayことTornado Wallace。同レーベルからは本作で3枚目となるが、タイトル曲は今までのディープな作風にアシッドハウスの感覚も持ち合わせたワイルドピッチスタイルのハウスサウンド。ビキビキと反復する際どいリフが基本となりつつも、妖艶なパッドのおかげでディープさを保ちながら長い時間をかけて陶酔感に嵌めていく際どいトラックで、フロアでロングミックスされたらぶっ飛べそう。"Insect Overlords"はレーベルマナーに踏襲したリエディット感のあるブギーな歌物で、モコモコなアルペジオがまったり続きトロトロと控えめな甘さを放出し、終始陶酔間があり心地良い。極め付きはタイトル曲のIdjut Boysによるリミックスで、視界が歪む程のクラクラしたダブ処理を施し不健全そうな雰囲気たっぷりに染め上げたダブハウス。一聴して地味な構成なのに何時の間にかずぶずぶ嵌る中毒性があり、流石ディスコダブの大御所と言ったところか。

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| HOUSE7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2011/10/28 Grand Opening Party @ Sound Museum Vision
渋谷の道玄坂に1500人規模のでかいクラブが出来るとちょっと前から噂になり、そして明るみになったのはどうやらAIR系列でビルの地下に複数のフロアやバーが併設された箱だと言う事。その名も"Sound Museum Vision"、音の博物館と言うのもあながち嘘ではないでしょう。そのオープニングパーティーは日本人のDJを中心とした和パーティーでしたが、好きなDJが多く箱の視察も兼ねて遊びに行ってきました。
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| EVENT REPORT3 | 16:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
2011/6/24 GUIDANCE @ Eleven
3ヶ月近くクラブから離れておりましたが、一年ぶりにストックホルムからわざわざ日本の為にとライブを敢行しに来たAril Brikha、そして世界のテクノゴット・Ken Ishii、昨年もAril Brikhaと共演したHiroshi Wanatabe aka Kaitoらが揃ったテクノ三昧なパーティーがあったので、久しぶりにElevenへと遊びに行ってきました。
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| EVENT REPORT3 | 16:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2011/4/2(SAT)
GUIDANCE feat. SPIRIT CATCHER & DJ EMMA @ Eleven
Live : Spirit Catcher
DJ : DJ EMMA, DJ ENDO, DJ SHIBATA

2011/4/2(SAT)
groundrhythm @ Air
DJ : Kaoru Inoue, Cashy, Iori Wakasa
Live : Yosa

2011/4/8(FRI)
Return of The DJ 7 Hours @ Oppala
DJ : DJ Yogurt

2011/4/8(FRI)
THE OATH -Spring Special- @ Oath
DJ : MASANORI IKEDA, DJ NORI, クボタタケシ

2011/4/9(SAT)
Real Grooves vol48 @ Eleven
Live : Los Hermanos, Conoley Ospovat
DJ/Live : Gerald Mitchell
DJ : Ozmzo aka Sammy, Daia Taguchi, Mx, EZ

2011/4/22(FRI)
Hituji 1st Anniversary Day2 @ Club Asia
Live : Dachambo
DJ : EYE, DJ Yogurt

2011/4/23(SAT)
Clash @ ageHa
DJ : Technasia, Joris Voorn, Ken Ishii

2011/4/28(THU)
CLUB MUSEUM 8th Anniversary!Surgeon "Breaking The Frame" Tour @ Unit
Live : Surgeon
DJ : Go Hiyama, ROK DA HOUSE

2011/4/28(THU)
Mule Muusiq 7 Years Anniversary party Pt. 2 @ Womb
Live : HENRIK SCHWARZ, KUNIYUKI
DJ : TOSHIYA KAWASAKI
WOMB LOUNGE : LAWRENCE(LONG SET), STEREOCITI
VIP LOUNGE : KZA AND HIS FRIENDS

2011/4/30(SAT)
Deep Space @ Eleven
DJ : Francois K., Toshiyuki Goto
Live : HIROSHI WATANABE aka Kaito

2011/4/30(SAT)
CABARET @ Unit
DJ : Daniel Bell, DJ Masda, yone-ko
| UPCOMING EVENT | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Aril Brikha - Deeparture In Time - Revisited (Art Of Vengeance:AOVCD001)
Aril Brikha - Deeparture In Time - Revisited
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デトロイトテクノ史において名を残したDJ Rolandoの"Jaguar"が大ヒットした前年、それと同じく重要な位置付けである"Groove La Chord"がリリースされた。それをリリースしたのは当時弱冠22歳、しかもスウェーデンと言う外部においてデトロイトの御大・Derrick Mayに認められた存在であるAril Brikha。Derrick Mayが運営するFragile Recordsから華々しくデビューを飾った新人だった。デビュー作の"Groove La Chord"は奇跡的とも言える大ヒットを記録し、今尚フロアでよく耳にする大傑作となった。その勢いで2000年にリリースした1sアルバム"Deeparture In Time"もデトロイトテクノの名盤として語り継がれる評価をものにし、その後も寡黙な活動ながらも水準の高いテクノトラックを世に送り出し今に至る。そしてデビューアルバムから10年、廃盤となっていたそのアルバムがリマスター化+未発表曲集の2枚組として蘇った。エッジの効いたファンキーなグルーヴと柔らかい幻想的なパッドは黒さの無いエモーショナルなデトロイトテクノとでも言うべきか。洗練に洗練を重ね上澄みを掬い上げたようにソウルフルで情緒がしっとりと奏でられる音は、マシンソウルと呼ばずにはいられない。95〜99年に制作された未発表曲集にしても何故にこれが世に出なかったのか、不思議な程に実に感情的でグルーヴィーなテクノ満載となっている。もし貴方がテクノを好きで、しかしまだ本作を持っていない…と言うのであれば、それはテクノを聴く上で最も美味しい一部を味わっていないと断言する。そしてこの10周年記念盤は、まだ未開拓である若いテクノリスナーをこそ間違いなく刺激するであろう。

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| TECHNO8 | 12:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
DJ Nobu - On (Music Mine:MMCD20002)
DJ Nobu - On
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東京ではなく敢えて千葉と言う場所で孤軍奮闘しながらFuture Terrorと言うアンダーグラウンドなパーティーを主宰し、ベルリンテクノで隆盛を極めるBerghainやDommuneでのプレイで更なるファンを獲得しつつあるDJ Nobuが、その勢いで彼の現在の音をCDに収めてしまいました。この一年で彼のプレイをフロアで聴いた時は、筋肉質な肉体感とソリッドで金属系の硬い音がする音を合わせた様なパワフルでスピード感のあるセットが多かった気がしますが、ここでは意外にもそう言ったフロア寄りの音だけでなく、ダビーな音響を生かしたディープなテクノから幕を開けます。そして上げ過ぎずに、ベースやキックの低音に頼らずに、ハット等でメリハリを付けつつも深みに嵌めていく。徐々に加速しながら金属が金切り声を上げるようにノイジーな音が被せられ、ひりつくような緊張感の中混沌とした暴風雨に襲われ圧倒的なテクノの洪水に埋もれるだろう。ディープとアッパーを行き来しながら、不良の様に荒くれた刺々しさが肉体に深く突き刺さる。光明が差す気配も無いまま終焉に近付き、闇の中でゆったりと静寂を迎えるラストの瞬間にははっとする瞬間が待っているであろう。ノッている、スイッチが入っていると言う意味で、まさに"On"と言うタイトルがこのアルバムを象徴していると言っても過言ではない。

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| TECHNO8 | 11:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
2010/12/18 Deep River @ 東京都現代美術館 content
Kenkouのアルバムリリースツアーの最終公演・Deep Riverに遊びに行ってきました。美術館地下にあるContentと言うレストランでの開催、そして土曜夕方から夜中までの時間帯と言う事でどんな感じになるか不安もありましたが、蓋を開けてみれば大盛況で素晴らしいパーティーとなりました。オープンから遊びに行ったものの、酒をガバガバ飲んで友達とも喋りつつ遊んでいたので、覚えているだけでの紹介をします。
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| EVENT REPORT3 | 14:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2010/12/3(FRI) The Boss @ Liquidloft
DJ : 高橋透 × N.R.B.K.J [CMT, Universal Indiann, Shhhhh]

2010/12/4(SAT) groundrhythm @ Air
DJ : Kaoru Inoue, Kenji Takimi, HIROKI MURAI a.k.a Psychedelic Bus

2010/12/11(SAT) root & branch presents UBIK @ Unit
Live : Luke Abbot, aus
DJ : yoshiki, DJ Yogurt

2010/12/11(SAT) OVUM 15TH ANNIVERSARY PARTY IN TOKYO @ Womb
DJ : Josh Wink

2010/12/11(SAT) Joaquin Joe Claussell Presents The Resurrections Tour @ Eleven
DJ : Joaquin Joe Claussell

2010/12/18(SAT) deep river @ 東京都現代美術館 content
DJ : Calm, Pepe California, DJ Yogurt
Live : DSK Kojima, Inner Science, Kenkou feat .Sinsuke Fujieda, Kotaro Yoshida

2010/12/22(WED) MILD SEVEN PRESENTS 「BLUE WINDY NIGHT」@ Club Asia
DJ : DJ QUIETSTORM, EYE, KEN ISHII, O.N.O, REBEL FAMILIA

2010/12/24(FRI) WINTER WONDERLAND @ Eleven
DJ : Frankie Knuckles, DJ Nori

2010/12/25(SAT) CHAOS @ Eleven
DJ : Fumiya Tanaka
Live : Portable aka Bodycode

2010/12/26(SUN) Joaquin Joe Claussell Presents The Resurrections Tour @ Eleven
DJ : Joaquin Joe Claussell

2010/12/29(WED) Microcosmos 2nd Anniversary Presents THERE WAS A TIME @ Microcosmos
DJ : 矢部直, Raphael Sebbag, 松浦俊夫, 高木完 & K.U.D.O, 沖野修也, 井上薫
| UPCOMING EVENT | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2010/10/02 Four Seasons of Deep Space ~Autumn~ @ Eleven
Francois K.がダブをコンセプトにジャンルを超越して創造するDeep Space。今までに何度かフランソワのDJセットを体験してきたものの、このDeep Spaceと言うパーティーは初めてだったので、どんなものかと遊んできました。深夜24:30にフロアに入った頃には生音重視でパーカッシヴなブロークンビーツやハウスだとかが中心だった気がしますが、ダブをコンセプトにしているだけあって低音がしっかりと効いている印象。ただ闇雲に低音がバカでかいと言うのはと違って低音に厚みや芯があると言う感じで、更にはエフェクトも駆使してダビーな音響を生み出したり。これが普段とは違うDeep Spaceのコンセプトだったのかしら。ジャンルに限って言えばいちいち羅列をするのは全く無意味な程に多岐に渡り、フランソワがプレイすればどんな音楽さえも- 例えばダンスミュージックでなくとも- フロアに踊る欲求や慈愛を生み出すのは言うまでもない。普段僕が家では殆ど聴かないドラムンベースでも、今朝のセットではガッチリ心をロックして踊らせて頂きました。天の雲を突き抜ける様に昇天するスピリチュアルな輝きを持ったドラムンベースだったと思います。少々残念だったのは真夜中のピークタイムにはテクノを殆どプレイせず、朝方にテクノをプレイしていた事かな。ピークタイムには緩めの選曲が多かった印象。で朝方になってからドッカンドッカンと猛烈に激しいテクノをプレイし出して、そこからR&Bとかに流れていきました。今回は疲れて7時頃には退散したけれど、きっとその後もずっとフロアに賑わせていたに違いない。ちなみにゲストのCro-Magnonのライブ中は、友達とだべっていたので未聴。

■Francois K- Deep Space NYC Vol.1(過去レビュー)
Deep Space NYC Vol.1
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| EVENT REPORT3 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2010/10/01(FRI) Bed Making × 恥骨粉砕 @ heavysick ZERO
SPECIAL GUEST LIVE : ホテルニュートーキョー
SPECIAL GUEST DJ : TAICHI
RESIDENT DJ : L?K?O, DJ YOGURT
Bed Making DJs : KOR-ONE, Makossa, KURARA, I-TAL
恥骨粉砕 DJs : mew, DUBINCH, No`n, JUMBLE

2010/10/02(SAT) groudrhythm @ Air
DJ : Kaoru Inoue, Hikaru, HIROKI MURAI a.k.a Psychedelic Bus

2010/10/02(SAT) Four Seasons of Deep Space ~Autumn~ @ Eleven
DJ : Francois K.
Live : Cro-Magnon

2010/10/08(FRI) E-NAUT @ Eleven
LIVE : Calm -Moonage Electric Quartet-, Kuniyuki -live pa set-
DJ : DJ NORI, TAKAMORI K.

2010/10/09(SAT) CHAOS @ Eleven
DJ : Fumiya Tanaka, Zip

2010/10/09(SAT) Rejected Label Night @ Womb
DJ : Joris Voorn, Edwin Oosterwal

2010/10/09(SAT) Electric Skywalker @ Unit
LIVE : SYSTEM 7
DJ : SECRET CINEMA, RENNIE FOSTER

2010/10/10(SUN) MADCHESTER NIGHT 2010 @ SEATA
DJ : YODA, KENJI TAKIMI, DJ YOGURT

2010/10/16(SAT) freerange tokyo @ Warehouse
DJ : Tom Middleton, Jay Zimmermann aka JZ, DJ Sam Fitzgerald, Aosawa, Kaji

2010/10/23(SAT) Clash × Drumcode @ ageHa
DJ : Adam Beyer, Cari Lekebusch, Ida Engberg

2010/10/23(SAT) HOUSE OF LIQUID - liquidroom 6th anniversary @ Liquidroom
DJ : LEN FAKI × 石野卓球 × DJ NOBU

2010/10/30(SAT) Real Grooves Volume 43 RG Halloween Costume Party @ Eleven
Live : Stephen Beaupre
DJ : Akufen, Takuya × Kikiorix
| UPCOMING EVENT | 07:00 | comments(4) | trackbacks(0) | |
I'm Starting to Feel Okay Vol.4 Mixed By KZA (Endless Flight:EFCD5)
Im Starting to Feel Okay Vol.4 Mixed By KZA
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昨年の夏に続いて一年ぶりにMule Musiqとその傘下のEndless Flightなどの音源を使用した、レーベルショーケース的なMIXCDが届きました。河崎氏率いるMule Musiqは日本と言う枠組みの中だけでなく世界規模で数多くのDJから賞賛を浴びるレーベルに成長しており、その勢いたるや2010年に入っても全く落ちる事なく怒涛の快進撃を続けております。面白いのはテクノだけでもなくハウスだけでもなく、華麗なジャズや煌きのニューディスコなどジャンルを越えて -いや敢えて言うならばダンスミュージックと言う枠はあるのかもしれないが- アンダーグラウンドな姿勢を保ちつつ、普遍性の高い音楽性を打ち出しているレーベルだと言えるでしょう。そんなレーベルなのだからオーナーである河崎氏が選曲したこのMIXCDは音色もテンポもリズムもばらばら…でありながら、Force Of NatureのKZAが違和感無くMule Musiqの世界観として一つに纏め上げております。今回はダンスミュージックとは言え落ち着いた印象が強く、その中で音の美しさや快楽性でズブズブとディープにはめていく流れがあり、ホームリスニング仕様かなと思いました。各トラックの個性を強く感じさせつつも、聴き終わる頃にはMule Musiqの魅力を存分に感じられるはず。

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| HOUSE6 | 11:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
DJ Deep - City To City 3 (BBE:BBE119CD)
DJ Deep - City To City 3
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自身が主宰する"Deeply Rooted House"と"House Music Records"では未来と過去を紡ぐ作品をリリースし、そしてフランスにおいてデトロイトテクノやシカゴハウスを地下シーンで地味に掘り続けるDJ Deep。この都市から都市へと渡り歩く"City To City"も既に3作目、本作のコンセプトは「シカゴ、デトロイト、ニューヨークの隠れた珠玉のハウスを渡り歩く旅」。そんな訳で相変わらずのマニアックな選曲で、特にシカゴハウスにおいてはArmando、Adonisの別名義Gentry Ice、Liddell Townsell、Chicago Music Syndromeらの80年代後半のハウス黎明期の古典的とも言えるトラックが中心。最近はアシッド感覚のある初期シカゴハウスも見直されているらしくリイシューも増えておりますが、そう言った流れの中でも本作のように隠れ名作をまとめ上げるDJ Deepのセンスは本物。TB-303やTR-808辺りの名機を使用した安っぽく洗練もされていない、しかしながらマッドなハウスは今でも決して錆び付くことはありません。他にKerri Chandler、Claro Intelecto、Redshapeらの近年の作品も収録されておりますが、それらもシカゴハウスから影響を受けたスカスカで単調なリズムとローファイな音が中心のハウスで、アルバム全体からオールドスクール臭が滲み出ております。で、デトロイトとニューヨークはどうなった?

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| HOUSE6 | 07:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2010/07/03(SAT) UNIT 6th Anniversary Premier Showcase @ Unit
Special Live : Cluster
Live : Boris, evala
DJ : Fumiya Tanaka, KENJI TAKIMI, Ten

2010/07/03(SAT) Four Seasons of Deep Space ~Summer~ @ Eleven
DJ : Francois K., Toshiyuki Goto

2010/07/09(FRI) SUNSET PALM 2010 PRE-PARTY @ Unit
Special Guest DJ : Ewan Pearson
Special Guest Live : Dachambo
DJ : Shinya Okamoto, Motoki aka Shame
Live : qii

2010/07/09(FRI) ARIA 10 @ Air
DJ : Joel Mull, DJ Sodeyama

2010/07/16(FRI) Terrence Parker's 30 Years of DJing Anniversary Tour @ Eleven
DJ : Terrence Parker, DJ NOBU, Conomark

2010/07/16(FRI) ALTVISION @ Unit
Special Live Showcase : POLE VS. DEATBEAT
DJ : DJ Wada, Ree.K, Hina

2010/07/17(SAT) W @ Womb
DJ : James Holden, DJ Wada

2010/07/18(SUN) Mark Farina Japan Tour 2010 @ Eleven
DJ : Mark Farina, Remi

2010/07/18(SUN) Metamorphose pre-party LIQUIDROOM 6th ANNIVERSARY @ Liquidroom
DJ : Theo Parrish, Maurice Fulton

2010/07/31(SAT) Blue Windy Night "Clash" @ ageHa
Live : Los Hermanos
DJ : Green Velvet, DJ Tasaka

7月も気になるパーティー多数ですが、仕事の都合でどれに行けるかは未定。取り敢えず糞ファンキーなゴスペルハウスを展開するであろうTerrence Parkerだけは聴きたい。
| UPCOMING EVENT | 15:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
2010/06/26 Spinning Vol.2 @ 渋谷 Bar&Cafe特異点
友達と開催している"Spinning"の第二回は色々と課題は残っておりますが、無事終了しました。自分達レギュラー陣は割と大人しい選曲でメロウなハウスだったり緩めのセットでそんなに上げない内容でしたが、ゲストのDJ Aprilさんは古いシカゴハウスをパワフルにプレイしていかにもパーティー的な内容で盛り上げてくれました。時代が変わろうと本当に良い曲は変わらない良さがある訳で、そんな事を再認識させてくれるプレイだったと思います。

また次回に繋げる為に工夫なり努力が必要だと感じる点が多かったのですが、また必ずや次回開催したいと思います。遊びに来て頂いた皆様、どうもありがとうございました。

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| EVENT REPORT2 | 23:45 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2010/06/04(FRI) Autechre @ ディファ有明
Live : Autechre
DJ : Juan Atkins, Cloude Young, EYE

2010/06/04(FRI) MONK!!! @ Seco Lounge
Live : CRO-MAGNON, DUB STRUCTURE #9
DJ : ALTZ, HIKARU, CMT

2010/06/04(FRI) dance rodriguez @ Unit
Live : Auto Repeat a.k.a. DJ ELIN
DJ : Steve Bicknell -close the night with Lost Set-, Keita Magara, Mitchelrock

2010/06/05(SAT) groundrhythm @ AIR
Live : KAORU INOUE Feat. JEBSKI + NAG
DJ : KAORU INOUE, PSYCHEDELIC BUS aka HIROKI MURAI

2010/06/11(FRI) ISLAND @ amate-raxi
DJ : Secret DJ!!! × DJ Yogurt - Exclusive long set!!-, CHIDA

2010/06/12(SAT) CHAOS @ Eleven
Live : Thomas Melchior
DJ : Fumiya Tanaka

2010/06/19(SAT) The Real Thing @ Eleven
DJ : Frankie Feliciano

2010/06/19(SAT) Crue-L & Pigeon Presents "THE FUTURE IS MYSTERY" @ LOOP
DJ : EDDIE C, KENJI TAKIMI

2010/06/25 (FRI) 濡れ牧場 x MOODMAN @ Liquidloft
DJ : 濡れ牧場 x MOODMAN

2010/06/26 (SAT) house of liquid presents FIXED @ Liquidloft
DJ : CHIDA, DJ Conomark, KABUTO, KATSUYA, TARO

2010/06/26 (SAT) DEEPER SESSION vol.04 @ Module
DJ : No Milk, Rondenion, Kez YM, Sisi, Tomotsugu Kondo, y.

2010/06/26 (SAT) PANGEA 6th Anniversary @ Unit
GUEST : THE REVENGE
DJ : NAKA-G, SUPERNOVA, SHINYA-Y

SALOON
DJ : DJ YOGURT TIMO, YUYAMA TSUYOSHI, YUKI

2010/06/27(SUN) MUSICO 4 @ 東京都現代美術館
DJ : DJ Yogurt and more

MOTで開催される食と音楽のミックス・アップパーティーMUSICO、前回行けなかったので今回は行きたいな。あとはオウテカ来日パーティー、目当てはホアンとクロヤンですが。現在注目を集めるビートダウンハウサー・EDDIE Cは初来日かしら?
| UPCOMING EVENT | 09:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2010/05/04 LARRY HEARD JAPAN TOUR 2010 @ Air
GW音楽週間の三発目はシカゴハウスレジェンドのLarry Heard。ここ三日間程ハードなテクノパーティーを楽しんだので、たまには愛のハウスも聴いて調節しないとね。
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| EVENT REPORT2 | 10:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
10 Years Of Soul Heaven Compiled & Mixed By Louie Vega (Ministry Of Sound:MOSCD208)
10 Years Of Soul Heaven Compiled & Mixed By Louie Vega
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なんだか一年に一枚以上のハイペースでMIXCDなりコンピレーションを出している印象を受けるMasters At Workの片割れ・Little Louie Vegaが、UKのパーティー・Soul Heavenの10周年を記念して2枚組のMIXCD+1枚のコンピレーションを手掛けました。Louie Vegaと言えばイメージとしてはNYハウス、ラテンハウスと言うのが真っ先に上がりますが、DISC1の序盤では意外にも暗さを感じさせるディープテックでエレクトロトニック度高めの音が出て来ます。その後もテック度高めの音を中心にパーカッシヴな曲やアッパーで躍動感溢れる曲で、真夜中の狂騒にあるピークタイムが繰り広げられる展開。対してDISC2ではこれぞLouie Vegaとでも言うべきメロディアスな歌物中心のハウスを中心に、ソウルフルかつ小気味良いグルーヴを生み出しております。インストハウスも好きですが、歌謡曲みたいな歌物ハウスはやはり愛を感じてしまいますね。そしてDISC3はここ10年でLouie Vegaにとってのクラシックと呼ぶべき曲を収録したコンピレーションだそうで、確かに聴いた事ある名曲もちらほら。これぞハウス、メロディアスでBPM120前後の丁度心地良いリズムを刻むキックが詰まったぐっと心が温かくなるハウス、そんな事を思い出させるDISC3。実の所近年のハウスの低迷、そしてLouie Vegaのハイペースなリリースに食傷気味だったものの、本作ではLouie Vegaの底力を感じる事が出来ました。

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| HOUSE5 | 11:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2010/03/21 Spinning @ 渋谷 Bar&Cafe特異点
レギュラーパーティー化する予定の"Spinning"、無事終了致しました。お越しくださった皆様、どうもありがとうございました。そしてパーティーを知らずに飲みに来たお客さんの一人が、実は自分も読んでいるブログの管理人だったり、世界は狭いな〜とびっくり。

DJの平均年齢が30歳を越すロートルなパーティでしたが、各人の好みが出た音楽を十分に堪能出来ました。一番手のShooterさんはメタル〜ヒップホップ〜ポップ〜ダブステップなど、彼がブログで紹介している音楽を色々とプレイ。次のTakeshtさんはジャズっぽいのにデトロイト系の音も混ぜて洗練された音楽。beatjunkieさんはニューウェーブに2000年前後のハードテクノを織り込んでがっつんがっつんとハードに。

beatjunkieさんが盛り上げてくれて、自分は最後にプレイ。折角だし新曲を多めにやろうと言う意識が強すぎたのか、う〜んあまり良い流れを作れなかったよ…。緊張と酔いの為か、ミックスも全然合わせられなかったな。

何はともあれ自分の好きな音楽をプレイ出来る機会があり、程々に満足出来ました。また次回開催出来るように努めますので、皆様どうぞ宜しくお願いします。

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| EVENT REPORT2 | 11:30 | comments(7) | trackbacks(2) | |
2010/02/12 bug III @ Lazy Workers Bar
小野島大さん、24noさんが開催しているbug IIIでちょこっと回してきました。場所は渋谷の小さなバー・Lazy Workers Bar。以前は無かったDJブースが作られていて、しかも最新のCDJも用意されていたり、なかなかの設備。20名入ればいっぱいになってしまう小さなバーですが、むぅなかなか侮れん。

自分が着いた頃にはハッチΨさんがプレイ中。90年代のシューゲイザーを中心に回してましたが、ダムドの予想外なゴシックな曲も回したりしてびっくり。ダムドってパンクだけじゃなかったんだ…

で自分は一時間の中で下記のトラックをプレイ。新しいトラックと懐かしめのトラックを混ぜながら、黒っぽさとムーディーさとエモーショナルな音を表現したつもりです。しかしまあ好きな曲をかけると気分爽快ですね、スカッとしました。
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| EVENT REPORT2 | 09:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Martyn - Fabric 50 (Fabric:FABRIC99)
Martyn - Fabric 50
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名物MIXCDシリーズのFabricも遂に50作目ですが、そこに旬のダブステッパー・Martynが抜擢されました。昨年リリースされた"Great Lengths"(過去レビュー)は、確かに良く出来た内容ではあるものの自分がダブステップと相性が悪いのか、結局今でもそんなにダブステップには興味が持てない状態であります。がこのMIXCDは意外にもしっくり来まして、それは単純にダブステップがテクノにかなり寄り添ってきている(又はテクノがダブステップに寄り添っているの?)状態があって、もはや境目など感じさせなくなっていたからです。歌物や横揺れ系のダブステップにパーカッシヴなハウスやブロークンビーツ、土着系テクノを違和感無く混ぜてしまう辺りに選曲の良さがあり、調子よく上げ下げのある展開ですいすいと最後まで聴けてしまいました。相変わらずダブステップは楽天的なムードは皆無で闇夜の暗さが漂っているものの、多彩なリズムによる肉体への刺激や乾いたパーカションの響きが高揚感をもたらし、決して気が落ち込むような音ではないですね。ダブステップと言うと陰鬱で重苦しいイメージがありましたが、そんな考えを払拭させる好内容な一枚です。

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| TECHNO7 | 10:30 | comments(0) | trackbacks(1) | |
UPCOMING EVENT
2010/01/03 (SUN)
Chillout Village 09 @ 高井戸倶楽部
DJ : Mixmaster Morris, DJ Kensei, DJ Hikaru, Utsumi, Q a.k.a. Insideman, Sinn, Hiyoshi
Live : Dr.Tetsu ft. Arata

2010/01/08 (FRI)
LIQUIDROOM & root and branch PRESENTS MORITZ VON OSWALD TRIO - Vertical Ascent Japan Tour 2010 @ Liquidroom
Live : MORITZ VON OSWALD TRIO
DJ : DJ Nobu, DJ Tasaka, DJ Wada

2010/01/10 (SUN)
2010: An Inner Space Odyssey @ Microcosmos
DJ : Cloud Young, Takamori K., and more

2010/01/10 (SUN)
IOOIIO -unfinished sympathy is finished! - @ Solfa
DJ : DJ Yogurt, kai Kunimoto, Foliday
Live : Dorian

2010/01/16 (SAT)
THE GAME -The 10th Chamber Of Liquidloft Vol.2- @ Liquidloft
DJ : DJ Nobu, N.R.B.K.J(CMT, UNIVERSAL INDIANN, Shhhhh)

2010/01/22 (FRI)
Klass @ Module
DJ : Sven Weisemann, Naoki Shinohara, RANUMA, Ko Umehara

2010/01/22 (FRI)
DJ DEEP JAPAN TOUR 2010 @ Microcosmos
DJ : DJ DEEP, DJ AGEISHI, DJ NARIAKI

2010/01/23 (SAT)
Bound for Everywhere New Year Party @ Liquidloft
DJ : Calm

年が明けてもパーティーは竹の子の様に湧いてくる。まずはラグジュアリーなChillout Villageで優雅な一時を。MvOTは仕事で行けません(泣)。今超絶期待のSven WeisemannとDJ Deepが被ってしまったなぁ…Svenに行くと思うけど。CALMのB4Eは音に拘ったパーティーだそうで、かつLiquidloftと言うお洒落な場所で開催なので、ちょっと期待している。
| UPCOMING EVENT | 11:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
DJ Yogurt & Koyas - Strictly Rockers Re:Chapter 30 -Harvest Dub Beats 70's To 00's MIX- (EL QUANGO:EQPB028)
DJ Yogurt & Koyas - Strictly Rockers ReChapter 30 -Harvest Dub Beats 70s To 00s MIX-
「レゲエ専門ではないDJ/クリエイターによるレゲエ・ミックスCD」の人気シリーズ・Strictly Rockersに、待ち侘びていたDJ Yogurt & Koyasのタッグが登場。店舗に出回るのは今週末だそうですが、早く聴きたくて先日クラブでヨグさんから直接購入。ダブ・レゲエを普段聴かない自分でもこのシリーズは購入する程にかっこいいシリーズなのですが、本作は今までの中でベスト3に入る位じゃないかと思う程に素晴らしい。DJ Yogurtと一緒に音楽製作をしているKoyasがオリジナル曲にEditを施しそれを更にDJ Yogurtがミックスしたそうですが、奥深い空間を感じさせる残響音が効果的に響いていて、正にダブダブな世界が広がっております。前半は緩めのダブやレゲエで開放的かつまったり南国なムードに浸り、中盤からはプライマルの発禁になったレア曲などもスピンされ、シリアスなダブに流れ込む。更にそこからがDJ YogurtのThe Orb愛が炸裂する怒涛の流れで、The Orbのダブアンビエントが続々投入されてグルーヴィー度が一気にアップ。ずぶずぶ、トロトロ、ふわふわな夢想空間が浮かんで来て、極楽浄土へグッドトリップ&昇天。終盤ではまたテンションを落としてトロピカルなレゲエで、ふわりと終着点へと着地。最初から最後まで気持ち良過ぎるダブワールドが続いていて、こりゃまじでえーですよ。またトラックリスト以上に色んな曲がマッシュアップされていて、それも面白いね。

DJ YogurtのHPや音楽専門店で購入可能です。

Check "DJ Yogurt"

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| ETC3 | 07:30 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Frankie Knuckles - Motivation Too (Nervous Records:20921)
Frankie Knuckles - Motivation Too
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House of Godfatherによる久しぶりのMIXCDは、非常に真っ当で直球なNYハウス。近年の本場のハウスの落ち込みには目も当てられない惨状だけど、本作を聴いて胸の奥から何か熱い物が込み上げてくるのを僕は感じた。そうだ、ハウスとは永遠に120前後のBPMでバスドラ鳴らし続けるディスコであり、そしてソウルがあり愛があり、メッセージを投げかけるパーティーソングだったんだ。本作においてKnucklesは歌物のNYハウスをこれでもかと回しているけれど、もぉ〜これがソウルフルでグッと心に来る物ばかりでどうしたって音楽を人を愛さずにはいられなくなってしまう。普段テクノと言うインスト音楽を聴く事が多い僕には歌はそれ程重要では無いのだけれど、ハウスにおける歌とは言霊であり、それ自体が人の精神へ作用し希望や安心を生み出す物だと僕は信じている。派手な展開もスキルを見せ付けるミックスも無いけれど、愛があり心がある。完全に選曲勝ちの心温まるハウスミックス。House Is Love!

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Cehck "Frankie Knuckles"

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| HOUSE5 | 09:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Sounds You Can Feel... Mixed By Doc Martin (Classic Music Company:CMCCD104)
Sounds You Can Feel... Mixed By Doc Martin
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一時期は隆盛を誇っていたハウスですが、最近は世界規模で(特にニューヨーク)ハウスに陰りが出ているのを感じます。新譜も以前に比べると名作が減っている気がするし、少々心配な所。その中でも比較的日本で人気を保っているのは西海外ハウスだと思います。これもひとえに歌物でキャッチーなKaskadeやAnanda Projectの存在の影響が大きいですが、他にもMark FarinaやMarkus Wyatt、Miguel Migsなどのベテランが揃っていて、アンダーグラウンドとオーバーグラウンドの客層の両方を上手く掴んでシーンを盛り上げております。そして西海岸ハウスのアンダーグラウンド方面を支えるのがDoc Martin。生粋のDJで今までにも数枚のMIXCDをリリースしておりますが、このClassic Music CompanyからリリースされたMIXCDもなかなかの出来。基本的にDocのプレイも西海岸ハウスの例に漏れずふらふらと緩めのプレイですが、更に彼には一つの音だけに納まらない自由性がありハウスを中心としながらも、ハウスの中でディープ〜テック〜アシッド〜ディスコなどを旅の様に巡るプレイをしています。聴いてすぐに体が反応する様な瞬発力は無いけれど、時間をかけてじわじわと深みに嵌っていくトランシーな感覚があり、それが他の西海岸ハウスのアーティストと異なる点ですね。非常に地味で渋いプレイではあるものの、酸いも甘いも知り尽くしたベテラン的な流れが聴ける一枚。

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| HOUSE5 | 00:10 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Kevin Saunderson - History Elevate (KMS:KMSHISTORYCD01)
Kevin Saunderson-History Elevate
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うほっ、どう見てもゴリラです…。あーちゃん?

相変わらず一向に新作の出ないデトロイトの御三家ですが、その中で一番商業的には成功しているであろうケビンサンダーソンが過去の遺産を活かして新譜をリリース。内容はDISC1は今までのKSのリミックスワーク集なんだけど、さすがに90年前半の仕事も多くて時代を感じせるし、今聴くとちょっと古いかな。KS特有の図太いベースが響く大箱系トラックが多いけれど、そんなに目を見張る点は無し。本作の醍醐味はやはりKSのトラックを現在のヒットメーカーがリミックスしたトラックを集めたDISC2の方。2年に渡って5枚のEPでリリースされていたリミックストラックを、更にKSが全部繋げたミックス仕様。DJでもなければ全てのEPを集める人も少ないからその点でも本作は価値があるだろうし、何よりリミキサーが豪華で素晴らしい。チリアンミニマルのLuciano、デトロイトの至宝・Carl Craig、若きテクノ貴公子・Joris Voorn、ハードテクノからはBen SimsやChristian Smith & John Selway、ミニマルの前線に立つLoco Dice等々、どんだけ人気アーティストを集めたんだよと思います。これだけの面子が集まれば文句は無かろう、完全にフロアで馬鹿受けするトラックばかりに決まっている。ただよぅ、過去の遺産に頼らずに音楽製作してくれよな〜。完全新曲がやっぱり聴きたいよ。

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| TECHNO7 | 07:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Laurent Garnier - Tales Of A Kleptomaniac ([PIAS] Recordings:PIASR0160CDX)
Laurent Garnier-Tales Of A Kleptomaniac
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屋上へ行こうぜ…久しぶりにキレちまったよ…。先週ageHeでインビ貰ったのに、7月の行きたいパーティーではインビ使えない仕様かよ。金曜のヒップホップとかでは使えるのに、土曜のテクノの時は使えないって…。確かに土曜の方が充実してるのは理解出来るが、ぬか喜びさせやがって。

残念ながら活動を停止してしまったLaurent Garnier主宰のF-Communicationsではあるが、そんな暗雲を振り払うべくガルニエの集大成とでも言うべきアルバムがようやく到着。先行シングルである"Gnanmankoudji"と"Back To My Roots"は怒涛のアフロトライバルな内容だったのでアルバムも同じ路線かと思っていたところ、その予想は良くも悪くも裏切られたまとまりが全く無いとっちらかった印象を受ける出来。暗くヘビーなエレクトロの"No Musik, No Life"、煙たいダウンテンポの"Dealing With The Man"、激しいドラムンベースの"Bourre Pif"、消え行くアンビエントの"From Deep Within"まで、本当に色々詰め込まれ過ぎている。自分としてはもっとフロア寄りの選曲が多い方が良いと思う気持ちと、そしてガルニエのYellowでのプレイを思い出すとこれが彼の音楽の旅でもあったのかと納得する気持ちもある。彼はいつだってジャンルの垣根を越えてテクノもハウスもロックもヒップホップもドラムンベースも、同じ土台で回し続けてきた。そんな彼のプレイを聴いた事がある人ならば、このアルバムが的外れでない事は分かるであろう。Yellowへの追悼の意味も込められているであろう"Last Dance @ Yellow"も収録されていて、感慨深い気持ちになった。更にこのCDをPCに入れインターネットを繋ぐと、本作と別にリスニング中心のアルバムがダウンロード出来るようになっている。ガルニエの音楽の旅はまだまだ続く。

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| TECHNO7 | 00:15 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2009/06/20 Directions @ ageHa
なんかageHaで新メンバー登録やってるんだが、今なら登録するともれなくインビ3枚(6月用1枚と7月用2枚)くれるんだ。しかもそれとは別に割引券1枚もくれたんだけど、これってテコ入れの一環なのかしら?しかしよ、数日前にWEB上で仮登録して現場でデータ照合して本登録しようとしたら、データが消えているので再度仮登録お願いしますとか言われてぶち切れですよ。その場で携帯からすぐに仮登録は出来るけど、パケ代かかるしドメイン指定による受信拒否解除とかしないといけなかったし、FU・ZA・KE・N・NA!!!

とまあちょっと切れましたが、スウェーデンからデトロイトテクノフォロワーとして活躍するAril Brikhaと同じくスウェーデンのハードテクノDJ・Joel Mullが出演するパーティーに行ってきました。
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| EVENT REPORT2 | 08:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
The Kings Of House Compiled By Masters At Work (Rapster Records:RR0045CD)
The Kings Of House Compiled By Masters At Work
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長らくNYハウスミュージックの歴史を切り開いてきたMasters At Workが、ハウスミュージックを根こそぎ掘り下げたMIXCDが本作。最近のハウスはほぼ皆無、なのでまあこれに食い付くリスナーはだいたい30歳以上とかのクラバーが多いんじゃないかと。Kenny Dope Gonzalezはシカゴ〜デトロイト、Little Louie Vegaはシカゴ〜ニューヨークのハウスを中心にガチなオールドスクールっぷりを発揮。80年代のトラックが多めでやっぱり音自体は古いと言うか時代を感じるし、最近の綺麗目でお洒落かつ洗練されたハウスに慣れている人は、こんな昔のハウスを聴いてどう感じるのだろうか。確かにここら辺の80年代のトラックは素人臭さの残る未完成な部分もあったりするんだけど、それでも何かが生まれる胎動や衝動も確かに存在している。技術や知識よりも勢いや気持ちが前に出ていて、とにかくハウスが爆発しようとしていたその瞬間の空気がここにはあるんじゃなかろうか。特にKenny Dopeの方はシカゴアシッドとかデトロイトのクラシックがたんまりと使用されていて、デトロイトファンとしは血が騒ぐってもんです。最初期のハウスの歴史を知る為の教典として、そして昔を懐かしむためのアーカイブとしても良さそうです。

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| HOUSE4 | 00:30 | comments(0) | trackbacks(1) | |
2009/06/12 Luv & Dub vol.2 CHICAGO vs DETROIT @ KOARA と Todd Terje Japan Tour 2009 @ LIQUID LOFT
6月12日は幾つか気になるパーティーがあって迷っておりましたが、まずはシカゴォォォォVSデトロイトォォォォなるパーティーに向かう。渋谷にあるKOARAは初だったのですが、小さなバーと小さなフロアがあってなかなか良い雰囲気。音楽目当てじゃなくても飲みにくるだけでも全然使えそうなバーでした。久しぶりに会った友人と談笑を交わしつつも、バックではDeepchordっぽいのやPUBのアンビエントかつミニマルダブでトロトロと心地良い音楽から、Larry HeardやIan O'Brien関連、そしてデトロイトのムーディーなハウスまでジャストで快適な4つ打ちがかかり、デトロイトとシカゴのソウルに心を打たれる。朝までここに居たいな〜と言う気持ちが湧いてきて迷うものの、後ろ髪を引かれつつLIQUID LOFTへ移動。

LIQUID LOFTではTodd Terjeなるノルウェイのアーティストがゲストで、久しぶりに大勢の人で賑わうLOFTを体験。LOFTの奥には新しくレストランが出来ていて、落ち着いた感じでソファーやらテーブルを使用出来るようになっていたのでこれは良いんじゃないかな。お酒もそんなに高くないし適度な音量でDJのプレイが聴けるので、ラウンジとしても使い易そう。Todd Terjeを目的に行ったわりには、久しぶりに会った友人達と恋話とか恋話とかそんな話ばかりして音楽を聴くのは二の次になってしまったのが反省点。キラキラと輝くディスコティックでハッピーな感じだったかな、良い意味で派手だった気がする。ここら辺の音楽はストイックとは対称的なルーズ加減と、馬鹿になって楽しめる多幸感があるのだろう。たまにはこんなのも悪くないですね。

■Can You Jack? (Chicago Acid And Experimental House 1985-1995)(過去レビュー)
Can You Jack? (Chicago Acid And Experimental House 1985-1995)
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| EVENT REPORT2 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2009/06/03 (WED)
Deep Space @ Microcosmos
DJ : Francois K

2009/06/05 (FRI)
Innervisions Presents The Grandfather Paradox @ Air
DJ : Dixon

2009/06/06 (SAT)
groundrhythm @ Air
DJ : Kaoru Inoue、Tomoyuki Yasuda

2009/06/12 (FRI)
CrossGate @ Unit
DJ : Ken Ishii、Loud One、Leyziro

2009/06/12 (FRI)
Todd Terje Japan Tour 2009 @ Liquid Loft
DJ : Todd Terje、Dr.Nishimura、Hikaru、Kazuma
Live : Echoa

2009/06/19 (FRI)
root & branch presents UBIK @ Unit
Live : Substance & Vainqueur present Scion Versions
DJ : DJ Pete a.k.a. Substance、DJ Rene a.k.a. Vainqueur、yoshiki

2009/06/20 (SAT)
Directions @ ageHa
DJ : Joel Mull、DJ SO
Live : Aril Brikha

2009/06/27 (SAT)
CHAOS @ Unit
Live : Audio Werner
DJ : Fumiya Tanaka

6月は取り敢えずScionさえ行ければ満足。
| UPCOMING EVENT | 17:45 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Tom Middleton - One More Tune (Renaissance:REN49CD)
Tom Middleton-One More Tune
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元Global Communication…と言う肩書きは最早不要ですね、Tom Middletonの最新MIXCDは、パーティーの最後にかけるアンセム曲を自身でリミックスやエディットを施した曲を中心に選りすぐりした内容。GC解散後は色々な名義を使い分けてかなりポップなハウスを作っていた時期もありましたが、本作のリミックスも予想以上にポップなハウスが多め。開眼したのか突き抜ける程に耳に残るメロディーがあって、まずは素直に良いトラックだなと感じました。もちろん根はクラブアーティストなんでしっかりと踊れるテックハウスの4つ打ち仕様で、それらが隙間無く繋がれる事により快楽は持続し、いつの間にか快楽は恍惚へと、恍惚は郷愁へと変化していくドラマティックな展開が広がっています。GCとの方向性は確かに異なるけれども、洗練された煌びやかな音色の美しさと言う点では共通点も感じるし、曲単位での出来はかなりハイクオリティーですよ。そんな訳でDJの為にと、DISC2はノンミックス仕様。"Strings Of Life"のリミックスだけじゃなく、全てがキラートラックとさえ言えるレベルに到達しております。テックハウスの参考書としてお勧めしたいですね。

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| HOUSE4 | 15:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Spirit Catcher - Coast2Coast (NRK Sound Division:NRKCD044)
Spirit Catcher-Coast2Coast
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たっましぃ〜を掴みし者!って事でNRKのCoast2Coastシリーズの最新作は、ベルギーのディスコテック大使・Spirit Catcherが担当。彼等が鳴らす音楽はまるでディスコの様に煌きと輝きがありつつも洗練された華々しさを持ち、フロアでも聴衆を歓喜の渦に巻き込むドラマティックなテックサウンドが特徴なんですが、DJの方でも割かしとそんな特徴は受け継いでいるみたいです。やはり綺麗目のテック系やミニマル系が中心で、まるで雲一つ無い空の透き通るような透明感と清涼感に包まれて、ヨーロッパの典型的なテックハウスを十分に味わえる選曲ですね。ただ以前のMIXCDにも感じた事なんだけれど、どうもこの人達はDJ気質ってよりはアーティスト気質なんでしょうかね?良い選曲だとは思うんだけど、余り展開が無くて全体的にのっぺりしていてイマイチどっかんっと盛り上がらないのが残念。終盤は少々上げ目にはなるけれどパンチは弱く、メインフロアよりはラウンジとかで緩めに流れているミックスと言った風に感じられてしまうのですね。やっぱり序盤は緩めでじわじわ、終盤はアゲアゲってのが僕は良いと思うのですが、どうなんしょ。ミックス仕様、DJユースの為のアンミックス仕様の2枚組み。

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| HOUSE4 | 09:15 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Loco Dice - The Lab 01 (NRK Sound Division:LAB001)
Loco Dice-The Lab 01
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正直昨今のミニマル流行には食傷気味なんだけど、このLoco Diceは最近人気あるらしいんで取り合えず買ってみた。Sven Vath、Luciano、Richie Hawtin、Ricardo Villalobos辺りとつるんでいるみたいで、ミニマル系の中ではかなりの評価を得ているDJらしいです。本作は良質なハウスを中心にリリースするNRKが新たに立ち上げたMIXCDシリーズ"The Lab"の第一弾で、時代はハウスよりもやはりテクノとミニマルと言う事なんですかね。一枚目は幾分かどんよりムードで深みを感じさせるミニマルが中心で、昔の過激なミニマルとは全く以って異なっている。リズム中心のハイテンションな旧ミニマルに対し、なんつーかここら辺のミニマルってどうも薄っぺらくてペナペナに感じられて軟弱なイメージを払拭出来ないんだよね。中毒的な恍惚なり気の抜けたパーカッションの独特な気持ちよさはあるし品質の高さは分かるけれど、テクノの衝動的なパワー不足なのは否めないな。もっともこんな音を作ってる人達もパワーよりも聴かせる事を目的に作っているんだろうけれど、かと言って心にぐっと来るようなソウルがあるかって言うとそんなのも感じないし。取り合えず一枚目からはLoco Diceなりの個性は聴こえてこない。それに対し二枚目の方はミニマルでありながらハウスの心地良いグルーヴを前面に打ち出したミックスで、緊張感は無くむしろ薄っすらと甘い情緒さえ感じられるメロディアスな内容。勿論エレクトロニックで冷たい感触は一枚目と一緒なんだけど、そこにソウルフルな旋律もあって感情が揺さ振られたりもする。衝撃の無いミニマルであったとしても、そこにファンキーなりソウルフルなり感情的な音があった方が、自分には合うのかなと思います。またハウスとテクノの絶妙な混ざり具合も好きですね。しかし一体ミニマル流行は何時まで続くのかね?

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| HOUSE4 | 00:10 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2009/04/25 Francois K. presents FORWARD @ Air
半年ぶりにフランソワのDJが体験出来ると言う訳で、彼の新しいパーティー・FORWARDに行ってきました。フランソワのオープン〜ラストセットと言う豪華な内容にもかかわらず、当日は雨で寒かったせいか予想よりもそんなに混雑せずに、適度に踊れる程の客の入りだったのでラッキーでした。しかしプレイの方はある程度予想していたものの、それ以上にテクノ色強めのハードな音が中心で少々びっくりでしたね。ハードと言うには語弊があるかもしれないけれど、硬いキックと低音をかなり強調したセットで岩を砕くようにゴリゴリした音を発しながら、終始アゲアゲの展開。いやー自分は確かに硬いテクノは好きなんだけど、ここまで同じ音ばかりだとちょっと食傷気味になったのも事実。齢50を越える男がアッパーでガツガツとしたプレイをするのは格好良いなと思いつつ、フランソワらしさが感じられたかと言うとまた疑問にも思ったり。多分テクノからハウス、ダブやヒップホップ、ドラムンなどを一まとめにしたセットは後日Deep Spaceで披露してくれるので、今日はテクノ一本で進行したのも悪くはないんだろうけれど。中盤で"Rej"、"Journey Of The Dragons(Ian O'Brien Edit)"、"Sueno Latino"、"Throw"を繋げた時は、かなり熱い展開だったけどねー。いちゃもんは付けちゃいましたけど、素直に楽しかったですよ。後はフランソワの深い宇宙的なセットも聴けたら満足ですかね。最後に"Transition"からドラムンに繋げた所で5時位だったので、そそくさと退散。その後は一体どんなプレイをしてたんでしょうか?

■Francois K - Masterpiece(過去レビュー)
Francois K-Masterpiece
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■Francois K. - Frequencies(過去レビュー)
Francois K.-Frequencies
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| EVENT REPORT2 | 07:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
DJ Sneak - Back In The Box (Back In The Box:BITBCD04)
DJ Sneak-Back In The Box
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自分の好きなハウスのジャンルの一つにシカゴハウスがありまして、シカゴからは数多くの優秀なるアーティストが輩出しているんだけど、その中でも特にパンピンでファンキーな人と言えばDJ Sneak。と言っても以前にリリースしたオリジナルアルバムがソウルフルでメロウな歌物ばかりだったのでがっかりした思い出がありますが、このNRKからの新たなるMIXCDシリーズではガチで彼の本領が発揮された内容となっていたので一安心です。シカゴハウスと言っても中にはメロウでジャジーなトラック物もあるんだけど、CajualやReliefなどのレーベルとDJ Sneakら周辺に関してはネタをサンプリングしてループさせたフィルター系のハウスを得意としていて、イケイケでファンキー、バキバキでとびっきりのダンスミュージックを聴かせてくれます。そしてそんな特徴を持ったハウスの中でも、特に1995〜2000年までの最良とも言えるトラックを集めてDJ Sneakがミックスしちゃったもんだから、こりゃ偉いこっちゃ。大半がシカゴハウスとフィルターハウスで占められていて、もう展開とか上げ下げを無視した終始ズンドコでイケイケ一直線なミックスなんですわ。重く重心の低いリズムとシャープで切れのある高音域を大幅に強調して、派手にアッパーに飛ばしていくどうしたって盛り上がってしまうプレイで、そんなプレイの前には展開が無いとか終始一辺倒だとかそんな無粋な意見は軽く吹き飛ばされてしまいます。全編同じ音ばかりで腹にもたれるどころか、愉快痛快、枯れた心さえ奮い立たすファンキーで熱いハウストラックスです。

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| HOUSE4 | 00:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2009/04/17 Makin' Love Mix, Deep Ver. @ Grassroots
二ヶ月に一度のメイキンラブ!DJ Yogurtが高円寺の小さなクラブ・Grassrootsで開催するロマンチックで胸がときめく温かいパーティー。今回のゲストはUniversal Indiann。そう言えばかなり以前にGrassrootsで一度彼のプレイを聴いた事があって、確か古いディスコやファンクっぽいのをかけていた記憶があります。MIXCDも数枚リリースしていてそれらから確認した限りだと、やはりディスコやハウスとか黒っぽい音が中心のプレイをする人みたいですね。今回はそんな彼がゲストと言う事もあってか、Deep Ver.なるコンセプトでパーティーが開かれました。

大学時代の旧友を誘って日が変わった位にGrassrootsに潜入。やはり独特のアジアンテイスト+奇天烈な内装が面白いけれど、何故かアダルティーなムードもあるんだよね。小さい箱だけどGrassrootsは好きだわ。DJ YogurtとUniversal Indiannがだいたい一時間おきに交代してプレイしていたんだけど、最初はR & Bとかソウルとかまったり目の選曲中心、途中から上げてきてハウスも混ぜたりしていたんだけど、基本的にはねっとりと濃密な黒いグルーヴを感じさせてくれて、Makin' Loveと言うタイトルに相応しいエッチな感じがもっこりしまくりでした。このパーティーに来ると毎回エッチな気分になってしまうのはそれはそれで困る訳だが、なかなかこんな気分にさせれくれるパーティーは多くないんだよね。箱が小さいせいかDJとの距離感も近くて一体感もあるし、踊らされる事を強要される訳でもなく自然体でグダグダ出来るのも良いし。とまあ飲みまくって周りの人に絡んだり、寝ちゃったり、好き勝手自由気ままに楽しめたパーティーでした。後半は飲み過ぎた反動で寝過ぎて、店員に起こされた時既に7時半でクローズ。長い長い一夜でした。

そういえば廃盤となっていたMakin' Love Mixシリーズも、最近リイシューされました。かなりお勧めなんで興味のある方は、DJ YogurtのHPでも購入出来るのでどうぞ。
http://www.djyogurt.com/

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| EVENT REPORT2 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2009/04/04 (SAT)
groundrhythm @ Air
Featuring Live : Petar Dundov
DJ : Kaoru Inoue, PSYCHEDELIC BUS aka HIROKI MURAI

2009/04/04 (SAT)
World Spin @ LA FABRIQUE
Guest DJ : Boo Williams
Resident DJs: stock, taca

2009/04/11 (SAT)
Andres Japan Tour 2009 @ Air
DJ : Andres, DJ KENSEI

2009/04/11 (SAT)
SOLSTICE MUSIC PRESENTS SCRAMBLE @ FACE
Live : System 7, X-DREAM, MIRROR SYSTEM
DJ : MARCUS C. MAICHEL, FUNKY GONG, KLOWD

2009/04/17 (FRI)
Makin' Love Mix, Deep Ver. @ Grassroots
DJ : DJ Yogurt, Universal Indiann

2009/04/18 (SAT)
INNERVISIONS presents THE GRANDFATHER PARADOX @ Air
DJ : Âme
Live : Ryo Murakami

2009/04/24 (FRI)
UNIT presents FUMIYA TANAKA Long Set @ Unit
DJ : Fumiya Tanaka

2009/04/25 (SAT)
Francois K. presents FW @ Air
DJ : Francois K

今月はAIRが熱いですね。Petar Dundovのライブ聴きたいな。彼のトラックは最近はよくクラブでかかってるよ。Moodymann直系のAndresとDJ Kenseiのパーティーも楽しそうだ。System 7はいつも思うのだが、テクノのパーティーに出演して欲しい。今月のMakin' Loveはディーパーバージョンだそうです。楽しみです。フランソワはオープン〜ラストセットで長丁場、死ぬかも新米。そういや4月は誕生日なのでWOMBには一回だけ無料で入れるんだが、こんな時に限って目ぼしいパーティが無い、ムカムカ。
| UPCOMING EVENT | 00:10 | comments(4) | trackbacks(0) | |
Charles Webster - Coast 2 Coast (NRK Sound Division:NRKCD042)
Charles Webster-Coast 2 Coast
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PeacefrogやDefected、NRKを含め数々のレーベルから数々の変名を用いて活動しているUKのアーティスト・Charles Webster。基本的には欧州的な洗練された美しさが光るハウスを得意するアーティストですが、女の子受けする様な陶酔と甘さが持ち味ですね。と言っても全然下品じゃないし、むしろ気品に満ちているのが他の人との違い。近年は一向に新作が出ないのでヤキモキしておりますが、去年はNRKからのMIXCDシリーズ・Coast 2 Coastに参加しておりました。MIXCDにおいても彼の特徴である甘さや気品は充分に活かされていて、アッパーに盛り上げるのではなくてしっとり聴かせるタイプのハウスミックスを披露しております。派手なミックスや過剰なイコライジングは聴かせる事はなく、終始一曲を長めにつないで曲その物の良さを知って貰う落ち着いたプレイ。ミックスプレイ自体には特徴はないんだけど、その選曲の良さが素晴らし過ぎる内容ですね。夜の似合うアダルティーな音楽、それはただ下品にエロイのとは異なり上品なエロスを伴う官能的な妖艶さ。一歩引いた大人の美学とも言えるかもしれない。Charles Webster、この人のそんなエロさが今宵も体を火照らすのでした。

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| HOUSE4 | 06:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2009/03/07 (SAT)
FLOATRIBE @ Unit
DJ : KAORU INOUE, KENTARO IWAKI, YUMMY

2009/03/08 (SUN)
SYNCHRONICITY @ O-EAST
Live (MAIN STAGE) : 渋さ知らズオーケストラ, 曽我部恵一BAND, 犬式 a.k.a. dogggystyle, Tegwon, Anchorsong

DJ (3F DJ FLOOR) : Kentaro Iwaki, CALM, DJ YOGURT, L?K?O, Ko Umehara

2009/03/14 (SAT)
SiCK! @ ANGELO
GUEST DJ : Alton Miller
DJ : SiCK DJs
LIVE PAINTING : Abdul Qadim Haqq

2009/03/19 (THU)
VATON @ Module
DJ : MARCEL DETTMANN, yoshiki
Live : ditch

2009/03/19 (THU)
dB UKi Events and HORIZON @ Unit
DJ : Oliver Ho, KIHIRA NAOKI

2009/03/19 (THU)
mule musiq 5th anniversary party pt.2 "endless flight" @ Womb
DJ : DJ Koze aka International Pony, Adolf Noise, Toshiya Kawasaki
LIVE : Lawrence, Foog
DJ Sprinkles Deeperama LOUNGE : DJ Sprinkles aka Terre Thaemlitz, Lawrence, Dr.nishimura

2009/03/20 (FRI)
Organza meets Ostgut-ton @ Womb
DJ : Ben Klock, DJ PI-GE
LIVE : Shed

2009/03/21 (SAT)
FUTURE TERROR @ QUEENS CLUB
Special Guest DJ : MARCEL DETTMANN
DJs : DJ NOBU, CMT, KURUSU

2009/03/27 (FRI)
TAICOCLUB presents So Very Show! @ Womb
DJ : DJ KRUSH, DJ KENSEI, Koushik, DJ BAKU, Eccy

2009/03/28 (SAT)
春休み @ ageHa
DJ : Nick The Record, EYE, ALTZ, 桑田つとむ, Cro-Magnon ,SOFT, 宇川直宏, MOODMAN, DJ KENT, DJ NOBU, REE.K, FUNKY GONG, MOKMAL SOUND CREW, SANDNORM

Island Bar -Amami Eclipse Lounge eclipse2009-
DJ : JUZU a.k.a. MOOCHY, DJ KENSEI, HIKARU, SINKICHi

SYNCHRONICITYは前売り買ってあるんで確定。14日のAlton Millerも気になるな。仕事あるけど有休使えば行けない事もないが、遠い…うむー。19…19日、え…テクノのパーティー被りすぎだろ…。しかも仕事で行けないよ、オワタ。20日はOstgut TonからBen KlockとDelsinからShedか、こりゃ相当熱いね、そこまで混まないだろうし安心だ。21日はFUTURE TERROR @ 千葉…非常に遠い、いや行きたいのに行きたいのに。翌日有休でも使うかな。28日の春休みは最高、相当面子やべーな、うほっ!
| UPCOMING EVENT | 00:50 | comments(5) | trackbacks(0) | |
Cassy - Panorama Bar 01 (Ostgut Tontrager:ostgutCD02)
Cassy-Panorama Bar 01
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テクノ系の音楽ではお世話になっているVinylismacid over the rainbowで紹介されていたので、ならば良質であろうと考え購入した一品。Cassyって言う女性DJで詳細は知らんが、LucianoやVillalobosらと一緒に名前が出てくる事が多いですね。でもまあ今ベルリンで最も隆盛を誇るであろうクラブ・Panorama BarのオフィシャルMIXCDなんで、期待していいんじゃないだろうか。ふむふむ、渋めのミニマルな流れが中心ながらもデトロイトっぽいのやアシッドも上手くミックスしていて、地味ながらも徐々に上げていく展開がかっこいいよ。そして特筆すべきはミニマルかつ冷淡でありながらも、ねちっこいファンクネスを感じさせる事が彼女のオリジナリティーを発揮させておるのだ。血の通ったプレイって言うのかね、奥底には熱さを感じさせるイメージ。テクノともハウスともミニマルとも言える幅広い選曲で、それらを上手くまとめて地味に盛り上がるよ。Ostgut Tontragerは今後とも注目しておいて損はないでっせ。

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| TECHNO6 | 00:10 | comments(4) | trackbacks(1) | |
Terre Thaemlitz - You? Again? (Mule Electronic:MULECD007)
Terre Thaemlitz-You? Again?
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昨年リリースされたTerre ThaemlitzのDJ Sprinkles名義のアルバムはディープかつ情緒的な作風でとても素晴らしかったので、彼の作品を色々と購入してみた。このアルバムは1993〜2002年頃まで彼の運営するレーベル・Comatonse Recordingsからリリースされた彼の別名義の曲を集めた内容で、コンピレーションもしくはベストと言えるアルバムみたい。率直に言って派手でなくかなり地味なハウス中心なんだけど、侘び寂びを感じさせる枯れた味わいはボディーブローの様に地味に心に染みてくる。Larry Heardほどにはソウルフルではないけれど、そこにはLarryの音楽観にも共鳴する素朴な心情が感じられる。基本的にはシカゴハウスの延長的なシンプルな作りなんだけど、そこから狂気を取り去って耽美なピアノなどを入れて深遠な美しさを強調しているね。静寂の中を音が広がって行く様な空間を感じさせる音響で、表相上は重たい音楽ではないけれど実は濃いみたいな。Terre Thaemlitって音楽に対して几帳面と言うか真面目と言うか、愛の感じられる人だなって伝わってくる。

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| HOUSE4 | 05:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Kevin Saunderson - KS01 (Hi-note Music UK:66)
Kevin Saunderson-KS01
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ズンドコズンドコな懐かし目のトラックを多用したKevin Saundersonの素晴らしいMIXCDが何故かリイシューされております。元々は"Trust The DJ"と言うレーベルが多くの有名なDJにミックスCDを依頼してシリーズ化されていたんだけど、突如レーベルが倒産してしまった様なんですよね。まあとにかくそれらのシリーズの中でもKevinのシリーズは特に素晴らしいのですが、その第一弾は今聴くと時代を感じるハードでトライバルで、時にデトロイトのメロディアスなトラックを差込み、緩急自在のアッパーで疾走感に溢れた一枚となっております。"Remainings III"や"Rippin' & Dippin'"らのハードテクノ、"Diabla"や"Blackwater"や"Casa Cougat"などのデトロイトテクノ、そして一世を風靡したラテントライバルの"Love Story"などヒット曲多数とくれば、当然盛り上がらない訳がない。敢えてそんなに説明する必要も無い程に分かり易い痛快なテクノで、個人的には近年流行っているぬるいミニマルよりは断然こっちを気に入っております。勿論ディープで緩く効いてくるミニマルも悪くはないけれど、テクノって言う音は正にこんなKevinのプレイみたいなのだと僕は思うのですよ。派手なイコライジングなんかもかまして、ズンドコズンドコとお祭り騒ぎでえーじゃないかえーじゃないか。多くのDJがミニマル一辺倒になった今でも、Kevinはミニマルに傾倒せずに比較的スタンスを変えていないので安心出来るお方です。

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| TECHNO6 | 18:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Tokyo Black Star - Beyond The Future EP (Innervisions:INNERVISIONS04)
Tokyo Black Star-Beyond The Future EP
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シスコ倒産しちゃいましたね、実店舗閉じてから一年も持たないなんて。でもある程度は予測出来た事で、送料高いし品揃えは悪いし、それにシスコはやはり店舗に行って買うのが楽しかった訳だったし。通販のみでやっていくならもっとサイトを使い易くしたり、送料下げたり、商品に特徴出さないと無理でしょ。経営者の先を見る目が無かったんでしょうね。ま、シスコは潰れても未だに僕はレコードは買い続けている訳で、今回はInnervisionsのレコードが複数枚溜まったので、一気に紹介しようと思います。

まずはDJ Alex From Tokyoのユニット・Tokyo Black StarのEP。A面の"Beyond The Future"はRich Medinaの呟きボーカルを取り入れたLarry Heard直系の透明感のあるディープハウス。シンプルなトラック構成ゆえにポエトリーが強調され、リラックスしたムードを演出しております。逆にB面の"Deep Sea"は暗黒系ダブサイケデリックハウスで、ダビーに広がるパーカッションと空間をねじ曲げる様なサイケな音がヤバ過ぎる。もはや狂っているが、フロアでの鳴りはかなり良い感じでしょう。両面文句無しに素晴らしいです。そう言えばAlexに聞いたら、Tokyo Black Starのアルバムは来年初頭にリリースらしいのでお楽しみに。

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| HOUSE4 | 09:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Gilles Peterson - Worldwide Programme 1 (Talkin' Loud:560 100-2)
Gilles Peterson-Worldwide Programme 1
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アシッドジャズだかクラブジャズだか自分には余り縁の無いジャンルでは第一人者に挙げられるGilles PetersonのMIXCD。ですが風評を聞く限りではジャズのみならずヒップホップやドラムンベースやハウスやテクノなんかもプレイすると言うし、それにこのMIXCDでは自分の好きな曲も幾つか使用されているので購入。と言う訳で一枚目ですが、ダウンテンポ〜ソウル〜ファンク〜ブロークンビーツ〜ディープハウス〜ドラムンと確かに幅の広い選曲です。序盤はメロウで緩い選曲が続くのですが、中盤のブロークンビーツ辺りからが聴き所でしょうか。生っぽくも爽やかで上品な空気を醸し出しつつテンションも上げてきて、そしてPepe Bradockの真っ黒くクールなディープハウスで昇天するにくい展開です。その後は鋭角的な切込みが効いたシャープなドラムンでガツンと持ち上げて、最後はしっとりダウンテンポで緩く着地する起承転結なプレイが繰り広げられております。今でこそジャンルを横断するDJも珍しくはなくなりましたが、Gillesは人気があるだけあって色々プレイしてもまとまりが感じられて正にDJ(Disc Jockey)そのものです。ただ繋ぎは申し訳程度にしかしてないですけどね。ちなみに2枚目はジャズとかソウル中心で音が古い方に向かい過ぎていて、自分の耳には合わないのです。折角GillesのDJを楽しむなら、やはりジャンルの横断が体験出来る1枚目の方がお勧めだと思います。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2008/10/04 (SAT)
CLASH39×STANDARD @ ageHa
DJ : Francois K., Ken Ishii

2008/10/04 (SAT)
Animismic ~Deep Spiritual and Organic~ @ Unit
DJ : Ron Trent, DJ Olive

2008/10/04 (SAT)
groundrhythm @ Air
Guest Live : Aril Brikha
DJ : Kaoru Inoue, Shutaro Tanizawa

2008/10/04 (SAT)
Double Force @ Seco Lounge
DJ : Nick the Record, Frederic Galliano

2008/10/11 (SAT)
TWO SENSES @ Air
DJ : Toshiyuki Goto, DJ Katsuya, Kazuaki Kawamura

2008/10/11 (SAT)
OVUM presents JOSH WINK @ Womb
DJ : Josh Wink

2008/10/12 (SUN)
HORIZON presents MADCHESTER NIGHT ~20 years from The Stone Roses~ @ Unit
DJ : YODA, Kenji Takimi, Sugiurumn

2008/10/12 (SUN)
Escape @ Air
DJ : Derrick May

2008/10/24 (FRI)
Awake @ Unit
LIVE : Exercise One
DJ : Oliver Bondzio, DJ Wada, HINA

2008/10/25 (SAT)
URBANGROOVE @ Seco Lounge
DJ : Frankie Feliciano, DJ AK
LIVE : Trans Of Life

2008/10/25 (SAT)
WOMBNOISE @ Womb
DJ : Anderson Noise, Ken Ishii

2008/10/31 (FRI)
Air Tokyo Presents Halloweeeeeen Party @ Air
DJ : Ken Ishii

WOMBはがさ入れが入ったそうで、もう流石に終焉の雰囲気を感じるな。そんなに好きなクラブでもないけれど、都内のクラブは本当にやばい状態だ。クラブ摘発より政治家とヤクザを摘発してください、警察は。クラブは悪くなんかないんです。ただ音楽好きが集まってるだけなんです。しかしYELLOWのオーナーが脱税してたそうで、移転→新規開店は難しくなるのかな。どうでも良いけれど4日(土)にイベントが固まり過ぎだよ!自分は久しぶりにケンイシイとフランソワが聴きたいので、アゲハに行きますが。
| UPCOMING EVENT | 09:45 | comments(2) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2008/09/05 (FRI)
SQ presents AGORIA WORLD TOUR'08 @ Unit
DJ : Agoria, R.i.v.e.r, Dr.Shingo

2008/09/06 (SAT)
FLOATRIBE @ Unit
DJ : Kaoru Inoue, Kentaro Iwaki
Live : Kentaro Iwaki×Toshizo×Nori

2008/09/12 (FRI)
PUBLIC IMAGE @ Mado Lounge
Special Guest DJ Set : First Transmission From Jeff Mills
Live : Ryo Murakami
DJ : Akr, Sisi, Zuyack

2008/09/13 (SAT)
MINUS CONNECTED #04 -PLUS8 SPECIAL
DJ : Adam Beyer, Akr

2008/09/19 (FRI)
Endless Flight @ Unit
Guest Live : Isolee
Live : Koss aka Kuniyuki
DJ : KZA, Toshiya Kawasaki

2008/09/19 (FRI)
In:Flame @ Air
DJ : RAUDIVE a.k.a. Oliver Ho, DJ Sodeyama, Takuya

2008/09/20 (SAT)
NIXON presents "om:tokyo" @ Liquidroom
DJ : Mark Farina、J-Boogie、Anthony Mansfield、Groove patrol
Live : Samantha James

2008/09/22 (MON)
CHaOS @ Womb
DJ : Fumiya Tanaka, Zip

2008/09/26 (FRI)
AIR 7th Anniversary [01] @ Air
DJ : Ken Ishii, Kaoru Inoue, Ryota Nozaki, DJ Sodeyama, ☆Taku Takahashi

2008/09/26 (FRI)
Taicoclub Presents So Very Show! @ Womb
DJ and Live : Jimmy Edgar
Live : De De Mouse
DJ : Kaoru Inoue

2008/09/27 (SAT)
WOMB Presents W @ Womb
DJ : Steve Bug, DJ Wada

2008/09/27 (SAT)
Directions @ ageHa
DJ : Funk D'Void, Osamu U

2008/10/04 (SAT)
CLASH39×STANDARD @ ageHa
DJ : Francois K., Ken Ishii

2008/10/04 (SAT)
Animismic ~Deep Spiritual and Organic~ @ Unit
DJ : Ron Trent, DJ Olive

久しぶりのジェフミルズ。2010年1月1日12:01AMに東京に帰還するらしいけれど、2009年〜2010年はカウントダウンで来日って事ですよね?それまではもうジェフは来日しないそうなので、今回は何としても行かないと。10月4日はフランソワ、ケンイシイ、ロントレントが被ってしまった。迷うなぁ…。
| UPCOMING EVENT | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kerri Chandler - Southport Weekender Volume 6 (Endulge Records:ENDRCD006)
Kerri Chandler-Southport Weekender Volume 6
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ハウス系MIXCDシリーズ・Southport Weekenderの6作目は、デジタルマシンによってソウルを生み出すディープハウサー・Kerri Chandlerが担当。このシリーズって今までは2〜3人のDJが一つのシリーズに参加していたけど、ケリーは何故か一人で2枚組みを製作。これはやはり別格と言う扱いなのか、しかし聴く方としてはボリュームがあるので結構大変。僕はケリーの図太いリズムとか哀愁漂うメロディーが好きなんだけど、本作はちょっと毛並みが違うかなと。まず普段ほどボトムは重くなくあっさりライトで、全体的に波が少ない平坦なプレイをしております。更に比較的近年の曲を意識的に回しているせいかクラシックと呼ばれるキラートラックが少なく、そのせいもあって更に普段より地味な印象が残ってしまいました。クラブだとガツーンと強いリズムとグッと来るソウルフルなプレイで踊らせてくれるのに、さすがに本作だと部屋のムードを温める位にしかならなそう。そんな感じで一枚目を聴き終えたら、二枚目はなんとか盛り返してあっさり感を生かしたソウルフルな歌物を中心に、生の質感が強いざっくりとしたハウスやらムーディーなハウスやらを増やしてきて、波に乗ってきた〜って展開。二枚めの方は序盤から盛り上がっていて、ケリーのソウル節を十分に堪能出来ました。何故か異常に値段が安いので、まあハウス好きは買っておいて損は無いでしょう。

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| HOUSE4 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Robert Hood - Fabric 39 (Fabric:FABRIC77)
Robert Hood-Fabric 39
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元URのメンバーでありながら地味な人気で細長く活動しているRobert Hood。90年初期から殆ど変わらぬいわゆる旧体制のミニマルを貫き通す真の職人とも言えますが、今の時代に即しているかと言うと多分そんな事はないでしょう。そんな彼がFabricの人気MIXCDシリーズに引っ張られてきましたが、やはりここでも現在のミニマルとは一線を画すかつてミニマルと呼ばれていた音楽をメインに疾走感のあるテクノをばしばしと繋げております。変化球無しの直球勝負テクノで真っ向から硬質な音で攻め上げて、甘さ控えめどころか無糖位のストイックな展開。まあ途中でテックハウスになったりディープ目に行ったりはするものの、殆どぶれずにクールなテクノを聴かせてくれて個人的には一安心でしょうか。Jeff Mills、Pacou、John Thomas、そして自身の曲などミニマル好きな人の為のファンキーな曲が揃っているので、昔のミニマルが好きな人は聴いて損はないはず。ただやっぱり最近のテクノのシーンからは外れているし、今ミニマルと呼ばれている音楽とは全然違うから肌が合わない人には淡白に感じられるかもしれないですね。個人的には本作の様なミニマルが復権してくれると嬉しいのですが、それはまだまだ遠い先の話でしょうか。

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| TECHNO6 | 23:20 | comments(0) | trackbacks(2) | |
Tokem - A Story In Sound (Underground Gallery:UGCDHTF01)
Tokem - A Story In Sound
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Underground Resistanceの活動理念を表現するコンセプト・アルバム『Interstellar Fugitives』からスピンアウトしたもうひとつのレジスタンス・ストーリー...『トークン』。反逆の遺伝子を与えられし少年“TOKEM”の視点で語られる抗いの詩...。

本作はURやサブマージの音源のアートワークを担当しているChuck Gibson=PerceptionがコードナンバーUR041を与えられ、そして6年にも及ぶ構想から創り上げた架空のサウンドトラックだそうです。半数以上はChuckが曲を提供し、残りは彼の思いに共感したGerald Mitchell、Fabrice Lig、DJ 3000、A Guy Called Gerald、Ann Sanderson、Mike Banksが曲を提供すると言う豪華な布陣。Gerald、Fabriceはメロディアスでコズミックな、DJ 3000は勢いのあるトライバルな音が聴け、普段の彼らから想像の付く内容で取り合えず安心。Mike Banksはハードロック調のギターが唸りを上げるヘヴィーなエレクトロロックって感じで、なんか鬼気迫る物を感じます。A Guy Called Geraldは意外にもノンビートのアンビエントなトラックで、荒廃したデトロイトと言う街から発せられる希望に出くわした様な雰囲気。そしてコンセプトメーカーであるChuck Gibson、まだまだ音楽経験は浅いながらも予想外にバラエティーに富んだ音楽性で将来性を感じました。UR直系のエレクトロ、ゴリゴリなトライバル、色気のある艶っぽいダウンテンポ、又は軽快なジャジーな物まで様々な面を見せつけデトロイトテクノを越えた音楽性はURらしからぬ存在です。サウンドトラックと言うと寄せ集め的なコンピレーションが多いですが、本作はなかなか出来の良い楽曲が揃っていてお勧めです。

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| TECHNO6 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Rush Hour meets DJ WESSUN (Underground Gallery:UGCD-RH001)
Rush Hour meets DJ WESSUN
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Underground Galleryは良いレーベル。神戸にあるデトロイトテクノを中心にアンダーグラウンドなクラブミュージックを販売するショップなのですが、近年はレーベルとしても活動していてデトロイト関連の日本盤をリリースしております。特に嬉しいのはJASRACと契約を結んでいない事。CISCOもレーベルとしてUR関連をリリースしているんだけど、あっちはJASRACと契約結んじゃっているんだよね、もうアホかと…。

さてそんなUnderground GalleryがリリースするMIXCDが一枚、なんとオランダの優良レーベル・Rush Hourの音源のみを使用した日本企画盤。ミックスを担当したのは関西中心で活躍するDJ WESSUNなるヒップホップDJ(らしい)で、DJ Krushも推薦している実力派だそうで。このDJに関しては全く知らないのでとにかくCDを聴いたのですが、Rush Hour音源を使用した内容以上に素晴らしいですな。まず認識を改めないといけないのはRush Hourがデトロイトリヴァイヴァルに貢献したレーベルでありながらも、決してデトロイトテクノだけに限らない幅広い音楽性を持っていると言う事。そしてその音源を使用してDJ WESSUNがまるでストーリーを持ったかの様なグルーヴの変遷を創り上げ、テクノ・ハウス・ヒップホップのそれぞれの要素を感じさせる巧みなミックスをしているのです。言葉で説明すると安っぽく思われるでしょうが、単調に陥らないメリハリのあるファンキーなリズム、そしてデトロイトテクノ特有の未来的な空気、違和感を感じさせない心地良い曲の流れ、どこを取ってもこれは聴かれるべくテクノであると断言します。レーベル、そしてDJの両方の発掘をする好企画と言えるのではないでしょうか。

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| TECHNO6 | 08:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Kerri Chandler - Back To The Raw (Deeply Rooted House:DRH003)
Kerri Chandler-Back To The Raw
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引き続きDJ Deep主宰のDeeply Rooted HouseからKerri Chandlerの作品。何度も言いますがDeeply Rooted Houseはフランス産ハウスながらも、US産に匹敵する作品を量産するレーベルなので注目しておいて損はありません。そしてKerriもDJ Deepの期待に応えるべく気合いの入った作品を提供していて、この"Back To The Raw"もその例に漏れず最高です。オールドスクールなシンセベースやら哀愁を帯びたシンセストリングスを使用したKerri節全開のハウスで、本作もいつも通りと言えばその通りですがその質がやはり段違い。打ち付けるキックも強烈でズドッと重くみぞおちに入ってきます。レーベル名のまんまディープでルーツを意識したトラックで素晴らしすぎ。B面の"Get It Off 2004"は更にオールドスクール色を強めて、感情を排したようなクールで粗野なディープハウス。Kerriの語り調のボーカルが、空虚に響いてきます。取り敢えずDeeply Rooted Houseの作品は、今後も買いのシグナルが点灯中。

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| HOUSE4 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kerri Chandler - The Dark One, The Moon And The Candle Maker (Deeply Rooted House:DRH005)
Kerri Chandler-The Dark One, The Moon And The Candle Maker
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皆様DJ Deep主宰のDeeply Rooted Houseはご存じですか?フランスのレーベルながらもUS産に負けじと良質なハウスをリリースする新興レーベルでございます。そしてDJ Deepと親密な関係にあるKerri Chandlerもこのレーベルの為に率先して楽曲を提供していて、特に本作はかなりの力の籠もった内容となっております。お勧めはA面の"Six Pianos"、これ実はSteve Reichの"Six Pianos"にインスパイアされた作品で、ピアノのアルペジオが主導となってビルドアップして行く高揚感のあるハウスです。ピアノと並んでシンセも同じメロディーをなぞってきて、力強さと優雅さを兼ね備えた一曲です。B面の"Mental Moolight Fiesta"は哀愁漂うギターが特徴的な土着的なハウス、そして普段のKerri節が聴けるメランコリックな"Light The World"とこちら側も良質な2曲となっております。Deeply Rooted Houseはレーベル買いしても損はしないですね。

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| HOUSE4 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
DJ Nobu - Creep Into Shadows - The Midnight D Edits (Underground Gallery Productions:UGCD-801)
DJ Nobu-Creep Into Shadows - The Midnight D Edits
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デトロイトには有名無名に関わらず素晴らしいダンスミュージックレーベルが数多く存在するのですが、アンダーグラウンドなハウスをリリースしているレーベルと言えばMike Grant主宰の"Moods & Grooves"があります。このレーベルからはTheo Parrish、MoodymannことKDJ、Alton Miller、Rick Wade、Brian Hardenらデトロイトの猛者が、レーベル名通りに心地良い暖かさを持ったムードとグルーヴを発する質の高い楽曲をリリースしています。そしてそのレーベルの音源のみを使用してDJMIXを手掛けたのが、日本でアンダーグラウンドシーンから叩き上げられたDJ Nobu。千葉で"Future Terror"と言うパーティーを主宰し近年注目を浴びているその人であります。2006年末には"No Way Back"(過去レビュー)と言うテクノ系MIXCDで評価を得ており、自分はまだ生で彼のプレイを体験した事はないのですがとにかくカッコいいプレイをする人みたいです。

余り予備知識が無いのでとにかく本MIXCDを聴いてみましたが、正直地味だと思います。ひたすらローテンションで暗く地べたを這いずる様なローファイハウスが続いていて、まあ地味ですよ。実はどの音源もDJ Nobuがリミックスやエディットを施していて、オリジナル音源の大半を所有していないので正確な判断は出来ないのですが、多分オリジナルよりも更にざらつきなり深みなりを強めている気がします。だから確かに音や展開は地味だけれども、このローファイ感覚はデトロイトのアーティストとも共振していて、日本人にしては珍しいどす黒い音をたっぷりと聴かせてくれます。勿論それは"Moods & Grooves"と言うレーベルの音源を使用していると言う理由もありますが、それ以外にもDJ Nobuの音源の再構築の仕方や曲の使い方に拠るものも影響しているのでしょう。激しいプレイも無いし幸福感も全く無いけれど、どこか感傷的な気持ちになるのはやはりソウルが籠っているからです。暗い暗いトンネルを抜けた後には、きっと明るい未来が待っているはず。MoodymannやTheo Parrish好きなら、DJ Nobuのプレイに耳を傾けても損はないはず。

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| HOUSE3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2008/04/04 (FRI)
groundrhythm @ Air
DJ : Kaoru Inoue, Hajime Murayama
Live : Satoshi Fumi

2008/04/05 (SAT)
Clash 33 @ ageHa
DJ : Derrick May, Ken Ishii

2008/04/05 (SAT)
Joaquin Joe Claussell Presents Corresponding Echoes CD Release Tour @ Space Lab Yellow
DJ : Joaquin Joe Claussell

2008/04/11 (FRI)
Cocoon Morphs Tokyo @ Womb
DJ : Ricardo Villalobos, Fumiya Tanaka
Live : Fumiyandric

2008/04/25 (FRI)
TAICOCLUB Presents So Very Show! @ Womb
Live : Aril Brikha, Shaneberry
DJ : Moodman, and more

2008/04/26 (SAT)
Deep Space @ Space Lab Yellow
DJ : Francois K
Live : Flying Rhythms

2008/04/26 (SAT)
15 Years of King Street Sounds presents URBAN GROOVE - NIGHT BLOSSOM & KING OF NEW YORK 3 DOUBLE RELEASE PARTY - @ Unit
Live : Ananda Project
DJ : Daishi Dance, DJ Kawasaki

2008/05/03 (SAT)
CHaOS @ Space Lab Yellow
DJ : Fumiya Tanaka
Live : Melchior Productions Ltd.

2008/05/04 (SUN)
Juan Atkins As Model 500 Live Tour 2008 @ Unit
Special Live : Model 500 with His Band feat. Mark Taylor, DJ Skurge and Mad Mike Banks
DJ : DJ Hikaru, DJ Compufunk
Live : O.N.O.

2008/05/10 (SAT)
Minus Connected @ Womb
DJ : Richie Hawtin, Ambivalent

2008/05/16 (FRI)
X-Party @ Womb
DJ : Charles Siegling
Live : Renato Cohen

仕事があるので行けないイベントもありますが、幾つか気になるのをピックアップしております。Yellowでの田中フミヤは今回で最後だよね?行きたいねぇ。Model 500も是非とも行きたいね、マイクバンクスもサポートで参加するんですから。内容はオールドスクールなテクノ・エレクトロなんでしょうけれど。
| UPCOMING EVENT | 21:00 | comments(6) | trackbacks(0) | |
Francois K. - Masterpiece (Ministry Of Sound:MOSCD150)
Francois K-Masterpiece
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ゲップが出る程のテクノ三昧!!テクノの大洪水!!

UKクラブミュージックの老舗・Ministry Of Soundが送る新シリーズ"Masterpiece"の第一弾は、なんとこちらもクラブミュージックの大御所中の大御所・Francois Kevorkianが担当。最近彼がテクノ化しているのは周知の事実ですが、本MIXCDでも彼のテクノ趣味がばりばり前面に出たテクノミックス3枚組みの超大作。いくらなんでもゲップが出るくらいのボリュームだわな。しかしもうフランソワも完全にテクノが板に付いて来たと言うか、もうテクノDJ一本でもやっていけると断言出来る位テクノなDJになりましたね。CD3枚組みの大作だけど各ミックスごとに特徴があって、決して飽きずに聴けるどころかそれぞれの魅力にぐいぐい引き込まれる内容となっております。

CD1の"Napoli"はプログレッシヴハウス色が強めに出た大箱でのプレイを意識した壮大な展開で、じわじわとドラッギーな音が効いてきます。少々派手な気もするけれど、今回はマニア向けではなく一般的な人向けに意識したと発言しているので、これはこれで良いのかなと。CD2の"Manchester"は一番テクノ色が強く、そしてデトロイトテクノ、またはそれに影響を受けた曲を多めに入れた内容です。アッパーに盛り上げつつもメロディアスな曲をふんだんに使っていて、泣きの旋律が入ってくる後半は感動物。オールドスクールな曲も使用していて、テクノへの敬意も感じられますね。そしてCD3の"Tokyo"ではコアなファンも忘れてないぞと言わんばかりに、普段のDeep Spaceワールドを意識した幅広いプレイを聴かせてくれます。テクノの中にダブアンビエント〜ディープハウス〜アフロハウスを落とし込み、横揺れグルーヴとファットな低音でゆらりゆらりと体を揺さぶる好プレイ。個人的にはCD3が一番ディープで、ゆるゆるな浮遊感に包まれ気持ち良いと思います。

テクノと言う枠組みの中で自由に羽ばたきを見せるフランソワ、老いてなお盛んなDJであります。"Masterpiece"と言う主題が付いたこのシリーズですが、正にそのタイトルが相応しいテクノの指標となるべきMIXCDですね。

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| TECHNO5 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(3) | |
Kerri Chandler - Computer Games (Apt.international:APTI4006)
Kerri Chandler-Computer Games
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「コンニチワ イチ オア ゼロ…デジタルソウル…」こんなコンピューターボイスから始まるKerri Chandlerの久しぶりのニューアルバム。ディープハウスで名を馳せるケリーは古典的なソウルの籠もった音楽を創っているのですが、デジタル機器を率先して使用しマシンからソウルを奏でる事も出来る知的なお方です。プログラムなんかも得意だったらしく、実は元オタク少年だったのかしら?確かに彼の音楽を聴く限りでは至る所にテクノ的な硬い音も見られるし、とにかくマシン音が好きなのかもしれない。そして本作では彼のそのマシンに対する好奇心が爆発した内容で、タイトルである"Computer Games"まんまコンピューターやテレビゲーム(ドリームキャスト等)の音を使用したアルバムとなっております。なんかレトロなマシン音がピコピコ風に多く使用されていて懐かしさ満点、郷愁が込み上げてくるような良い親父味を醸し出しています。それが単純に古臭いと言う訳でもなく、すっきりと綺麗に洗練された音作りで普段のディープハウスからそれ程距離は無いので違和感は感じません。ソウルフルな面は幾分か控えめながらもやはり力強いキックや太いベースラインはいつも通りで、フロア対応の良質なトラックばかり。毎度毎度質の高い作品を安定してリリースするケリーは、もはやディープハウスの永世名人と呼びたい。海外でのリリースはDJ Deep主宰のDeeply Rooted Houseから。このレーベルは良質なハウス作品が揃っているんで、ハウス好きは要チェック。

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| HOUSE3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Tom Middleton - Renaissance 3D (Renaissance:REN40CD)
Tom Middleton-Renaissance 3D
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昨日に引き続き今日も大作MIXCDなので聴くのもレビュー書くのも正直しんどい。そんな作品を手がけたのは90年代の輝けるアンビエントシーンを築いたGlobal Communicationの片割れ・Tom Middleton。この人かなり多くのMIXCDを手掛けていて、まあ当たり外れがあるんだけど本作は当たりに属す内容だと思います。しかし本作を聴いて思うのは、もはやTomにGCの過去の栄光を求める必要も無く、アンビエント性が無くとも素晴らしいアーティストだと断言出来る事。本3枚組みCDではクラブでのプレイを意識した"Club"、彼のスタジオワーク集である"Studio"、そして彼のお気に入りの曲を集めた"Home"とそれぞれコンセプトを明確にし違った内容を楽しめる物になっています。

まず"Club"、DJプレイを意識しているだけあって4つ打ちでグルーヴィーですが、結構ハウスビートが強めでスムースなプレイは心地良いですね。透明感、恍惚感に溢れたテックハウスを多めに使用し、上げもせず下げもせず比較的緩やかな波を作りながら舞い上がる様なプレイ。勿論クラブで聴いても絶対気持ち良いのだろうけど、部屋の中で晩酌しつつ聴いてもうっとり出来る内容ですよ。

対して"Home"ではTomの好きなようになんでもかんでもごちゃ混ぜなプレイで、テクノ、アンビエント、ダウンテンポ、ブロークンビーツなどが一つのミックスの中に存在しています。全く統一感の感じられないプレイですが、これはTomにとって思い入れのある曲や特別な意味合いを持つ曲を選んだ為でしょう。哀愁じみた懐かしさが沸いてくるメロウな内容で、チルアウト的な感覚で受け入れられると思います。

そして最後は彼の作品やリミックスワークを収録した"Stuido"ですが、アルバムリリースの無いCosmosやThe Modwheel名義での曲が収録されているので、大変嬉しい内容ですね。しかしここでの彼の仕事を聴く限りだと既にアンビエントには心あらずと言った感じで、アッパーでキャッチーなハウスが最近の彼の作風なんでしょうかね。内向的だったGCから比べると全く正反対な外向的かつオプティミスティックな音は少々戸惑いも感じますが、美しいシンセの使い方などは昔と変わらず今も冴えています。

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| TECHNO5 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
DJ Alex From Tokyo - Mi Mix (Octave Lab:OTLCD1110)
DJ Alex From Tokyo-Mi Mix
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NYに行ってしまったDJ Alex From Tokyoの新作MIXCDが登場。インディー的なリリースも含めると既に6〜7枚はMIXCDを出している位MIXCDに対して意欲がありそうですが、実際この人のMIXCDは毎回納得の出来なんですよね。特に今作は現場、イベントでのプレイをコンセプトに打ち出したリアルな内容。近年アレックスがよくプレイする曲を選んで現場の雰囲気を伝える様にしているそうですが、今までの彼のMIXCDの中で一番良いかもしれないですね。基本ハウスがベースとなっているんだけど、テクノ、ミニマル、ディスコ、ラテン、エレクトロハウスと今作はとにかく幅が広いです。序盤はディスコが流れてきたのであれ?って感じで心配したんだけど、中盤から恍惚感を誘うテクノ、エレクトロハウス系の音に変化してきて、Pryda、Joris Voorn、Carl Craigらの曲が目白押し。クラブでの盛り上がり方を想像させますね。終盤はエレクトロニックなハウス系で、気持ちの良い4つ打ちを保ったまま終わりを迎えます。今までの彼の作品と言えばソウルフルとかブラックネスを感じていたのですが、本作は一言クールって感じです。やっぱりテクノ系の音の比重が増えているせいなんでしょうかね?本当にクラブっぽい雰囲気が感じられて、お見事って内容です。

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| HOUSE3 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2008/01/25 (FRI)
Taicoclub Presents So Very Show! @ WOMB
LIVE : Sleeparchive, Kuniyuki Takahashi
DJ : Fumiya Tanaka, Foog

2008/01/25 (FRI)
SQ presents FINE : Frogman “Cold Sleep” Party @ UNIT
SPECIAL LIVE SET : Quadra (a.k.a. Hiroshi Watanabe / Kaito), Hitoshi Ohishi
DJ : Kagami, Taichi Master, Toby

SALOON (B3F)
DJ : C.T. Scan (a.k.a. CMJK), Hirofumi Goto (a.k.a. Rondenion), Susumu Yokota, KEN=GO→
SPECIAL LIVE SET : Hulot, Jun Yamabe (a.k.a. Mexico), Riow Arai

2008/01/26 (SAT)
FACE presents ANDRE COLLINS JAPAN TOUR 2008 @ YELLOW
DJ : Andre Collins, Ryo Watanabe

2008/02/02 (FRI)
LUKE SOLOMON "The Difference Engine" Release Tour @ YELLOW
DJ : Luke Solomon, Remi

2008/02/07 (THU)
SPiN30 : ElecTek @ YELLOW
Guest DJ : Rennie Foster
DJ : DJ Khadji, Shigeru Tanabu

2008/02/08 (FRI)
Orbdjsessions feat. Alex Paterson & Thomas Fehlmann @ UNIT
DJ : Alex Paterson & Thomas Fehlmann

2008/02/08 (FRI)
King Street Sounds presents Kerri Chandler Japan Tour @ YELLOW
DJ : Kerri Chandler

2008/02/10 (SUN)
Deep Space @ YELLOW
DJ : Francois K.
LIVE : Henrik Schwarz, Kuniyuki Takahashi
| UPCOMING EVENT | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
BEST OF 2007
来たるべき大晦日が遂にやってきました。今年は特に年末年始は予定が無いので、今日はDynamite!!でも見ながら酒を飲みつつ年を越そうと思います。ちなみにロシアン皇帝VSチェ・ホンマンなんて、でくの坊のチェに勝ち目なんてねーだろ。何て言いながらチェが勝ったらどうしよう…。そう言えば今年は長年お世話になってきたシスコがクローズしたり、クラブ営業への圧力が一層高まったり、クラブミュージックがどんどんと良くない状況になっているのを感じました。元々一般人には馴染みのない世界、音楽なのに更に追いつめられてどうしようもない状況ですな。まぁ中には一般受けにヒットしてるアーティストもいるので、今後はよりアンダーグラウンドとオーバーグラウンドで境が出来ていくのでしょうか。とにかく真夜中のクラブ営業だけは、法を改善して問題を無くして欲しいですね。何で24時間営業の居酒屋で飲むのは合法で、クラブで夜中に踊るのは違法なんでしょうね?意味の無い法律は必要ありません。

無駄口が続きましたが、これから2007年のマイベスト作品を紹介致します。でも昨日掲載した売上ベストに出ている作品は敢えて外してあります。それらの作品でも自分の年間ベストに入っている物はありますが、折角なので今日はそれ以外を紹介したいと思います。ベタなチョイスではありますが参考にして頂ければ幸いです。

それでは続きをどうぞ。
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| BEST | 17:00 | comments(4) | trackbacks(2) | |
Mark Farina - Live In Tokyo (OM Records:OM284)
Mark Farina-Live In Tokyo
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この人はようMIXCD出すなーと既にもうお腹一杯気味なMark Farinaのライブミックス。今年7月の恵比寿リキッドルームで行われたイベントでのプレイを収録しているのだけれど、今までの路線と良くも悪くも変わらずと言った内容。個人的にはとろ〜りトロトロの"Mushroom Jazz"を聴きたいのですが、これは普通のハウスセットです。だから別にそれが悪いって訳でもないのですが、結構地味な部類に入ると思います。派手にぶちかます大仰な展開は皆無で、淡々とスムースに曲を繋いでる感覚ですね。ライブミックスって言うから音ももっと荒削りな感じで収録しているのかと思ったら、予想以上にすっきりしちゃってました。でも控えめにスウィートで上品な音には、この位すっきりした録音の方が合っているとエンジニアの方も判断したのでしょうか。まあなにげに聴いている内に丁寧なミックスの虜になっている良作だとしましょう。

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| HOUSE3 | 17:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
DJ Alex - Deep Atmosphere Non-Stop Mix (P-Vine Records:PVCP9105)
DJ Alex-Deep Atmosphere Non-Stop Mix
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現在はTokyo Black Star名義でトラックメーカーとしても活躍するDJ Alex From Tokyoが、東京と言う名を冠する前に出したディープハウスミックス。本作のリリースは98年なんだけど、何故かCD帯やライナノーツでやたらとディープハウスと言う単語が強調されています。98年頃ってディープハウスってそんなにメジャーじゃなかったのかしら?そんな事はさておき、DJ AlexのDJプレイはセンスが良くてフランス生まれと言う事もあってかお洒落感覚に長けています。なんかお洒落と言う言葉を使ってしまうと軽く思うかもしれませんが、ハートが温まる黒いソウルが根底にあり決して安っぽい内容ではありません。ただ一般的に黒さを感じるハウスは良い意味で粗雑なのが多いと思うのですが、DJ Alexはそこに更にエレガンスで耽美な音を求めているのかなと思います。ここに収められている楽曲も基本的には黒さを感じるハウスなのですが、そこに感じられるのは静謐なラウンジのムード。その場の空気を壊さないように控えめに彩るプレイで、落ち着いた時間と場所を提供してくれます。

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| HOUSE3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Deepburnt Mixed By Frankie Valentine (R2 Records:R2CD002)
Deepburnt Mixed By Frankie Valentine
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Frankie Valentineはロンドン生まれのDJ/アーティストで、既にDJ業は20年以上に渡るベテランだとか。アーティストとしては生楽器を多用したオーガニックでジャジーなハウスを作っていて、中堅所として活躍しているようです。まあ彼に関してはさほど知識を持ち合わせていなかったのですが、このMIXCDはジャケットが素敵だったので何となく購入。選曲はDennis Ferrer、Sylk 130(King Britt)、Metro Area、Osunladeなど黒系のハウスを感じさせますが、実際に聴いてみるとそこまでどす黒いファンキーさを感じる訳でもなく、むしろしっとり来るメロウな展開が待っています。一応ディープハウスと言う区分けにはなりそうだけど、汗かく程濃厚でもないし適度な軽さ加減があって爽やかな空気が心地良いですね。彼の生音志向はDJにも出ていてオーガニックを感じさせる音が、より爽やかさや軽やかさを強調しているのだと思います。

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| HOUSE3 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Laurent Garnier - X-Mix 2 - Destination Planet Dream (Studio !K7:!K7027CD)
Laurent Garnier-X-Mix 2 - Destination Planet Dream
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泣ける、社会人になるとほんとに自由がきかねえ。疲れたり仕事やらでクラブにも満足に行けねえ。これが大人になるって事なのね?じゃあ大人になんかならない!嘘です、生活する為に仕事はしなくてはなりません。だからってLaurent Garnierのパーティーに行けないのは、かなり悶々します。GarnierはフランスのDJ、そして早くからデトロイトテクノに注目し、デトロイトとのコネクションを作っていた伊達男。あ、でもプレイはテクノもハウスもロックもドラムンも、取り敢えず何でもありよ(トランスは流石に回さない?)。永らくパリのRexクラブでレジデントパーティを催していますが、平日の夜開催だと言うのに長蛇の列が出来る位、Garnierは人気があるのです。まあフランステクノシーンは彼が作ったと言っても過言では無い位だし、そりゃ注目に値する男な訳です。

で、彼のパーティーに行けないので久しぶりに彼のMIXCDでも聴いてみる。ん〜最高!デトロイトとシカゴとアシッドを紡ぐ壮大なジャーニー。ってテクノ好きは当然みんな持ってるよね、このCD。彼の趣味がモロに反映されたデトロイト色濃厚な内容だけど、時にメロウに時にハードに自然な流れで色々な表情を見せて、彼がテクノの生き字引である事を思い出させられます。有名な曲ばかり使っているのにただのヒットパレードにならないのは、このMIXCDの中に彼のストーリー性が出ているからでしょう。その代わりと彼が本気で取り組んだ作品の為、一切頭出しは無し。入門者には少々敷居は高いけれど、このMIXCDを敢えて途中から聴くのは無粋だね。最初から最後まで一瞬たりとも聴き逃しの出来ない感動的な内容なので、彼の旅にずっと付き合ってあげましょうよ。

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| TECHNO5 | 23:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
DJ Skurge - Radio UR Vol.1.1 - A Lost Transmission (Underground Resistance:UGCD-UR004)
DJ Skurge-Radio UR Vol.1.1-A Lost Transmission
今年のMetamorphoseの目玉は何と言ってもデトロイトテクノのレジェンド・Model 500(Juan Atkins)の日本初のライブだったと思います。知名度で言えばDerrick May、Kevin Saundersonには負けていますが、やはりテクノの始まりはJuan Atkinsだったのです。自分はメタモには行ってないけれど、Model 500だけは聴きたかったですね。で実はその時のライブのサポートメンバーが"Mad" Mike BanksとURコードナンバー064のDJ Skurgeだったそうで、ついでにメタモ会場でこのCDが販売されていたのです。メタモに行かないと買えないのかーと残念な気持ちだったのですが、ラッキーな事にHMVとUnderground Galleryで限定666枚販売される事になりました。中途半端な流通と出荷量には首を傾げるものの、今回はUR音源に拘らずに自由なプレイが聴けるので"Radio UR... Vol.01"(過去レビュー)とはまた違ったデトロイトらしさがありますよ。前作がハードコア一直線なエレクトロだったのに対し、本作は一般的に人気のあるデトロイトテクノ色が濃厚でざらついたアナログ的な耳障りがあり、そこに適度なトライバルなリズムやら軽くエレクトロも繋いでバランスの取れたプレイになっていると思います。Vol.01は思いっきりURのダークサイドだったので聴く者を選ぶ内容だったのに対し、本作ならデトロイトテクノ入門者にも聴き易いですよ。しかしURのメンバーがヨーロッパのフォロワーの曲なども回しているのを考えると、良い意味でヨーロッパの中でデトロイトテクノが育っていると言う事でしょうか。URは親日家なのだから、日本でももっとデトロイトを追求するアーティストが出て来てくれると嬉しいです。

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| TECHNO5 | 18:30 | comments(0) | trackbacks(1) | |
UPCOMING EVENT
2007/09/14 (FRI)
SAL BY CORROCHE PRESENTS CROSS MOUNTAIN NIGHTS THE 6TH ANNIVERSARY @ WOMB
Guest DJ : Adam Beyer
DJ : Torsten Feld
LIVE : Dr.Shingo

2007/09/14 (FRI)
Kompakt Night Meets Stefan Marx Exhibition At Beams T Opening Party &
Supermayer First Album Release Party @ YELLOW
DJ : Superpitcher, Toshiya kawasaki
LIVE : Lawrence, Code E
Lounge DJ : Kaito, Lawrence

2007/09/16 (SUN)
Mutant Disco @ Club Wedge
DJ : DJ S2 a.k.a. Santiago Salazar, KZA
Support DJ : MATSUSHIMA, chack

2007/09/21 (FRI)
VADE @ WOMB
DJ : Ben Sims and more...

2007/09/22 (SAT)
Directions @ ageHa
Arena DJ : Laurent Garnier, DJ Wada
Water Bar DJ : Ken Ishii, DJ Yama
Tent DJ : Kenji Takimi, Force Of Nature

2007/09/22 (SAT)
Runch @ UNIT
GUEST DJ : Daniel Bell
GUEST LIVE : The Suffragettes
DJ : Yoshiki, Yone-Ko

2007/09/23 (SUN)
Jerome Sydenham Nagano Kitchen Release Party @ YELLOW
DJ : Jerome Sydenham, Hideo Kobayashi
LIVE : Hiroshi Watanabe a.k.a. Kaito
Lounge : Toshiyuki Goto

2007/09/29 (SAT)
Public Outburst Laurent Garnier Tour @ YELLOW
LIVE : Laurent Garnier(maestro)+Benjamin Rippert(keyboard)+Phillipe Nadaud(saxophone)
DJ : DJ Alex From Tokyo

2007/10/07 (SUN)
Deep Space @ YELLOW
DJ : Francois K.
SPECIAL GUEST LIVE!

2007/10/12 (SAT)
vendor & BAL Presents ON THE FLOOR @ UNIT
DJ : Theo Parrish
LIVE : The Recloose Live Band, CRO-MAGNON
| UPCOMING EVENT | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Marco Bailey - Live In Ageha Tokyo (MB Elektronics:MBELEK035)
Marco Bailey-Live In Ageha Tokyo
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人は何故過ちを繰り返すのだろうか。もう買うまいと決めていたMarco BaileyのMIXCDを、またもや惰性で買ってしまいました。ベルギーのルードボーイことMarco Baileyは90年代から活躍するハードテクノ野郎なんですが、ここ数年はシーンのクリック化に合わせて彼もクリックやらエレクトロ色を増やしていき、今では過去のハードっぷりが殆ど見られなくなっています。中にはAdam Beyerみたいに上手くクリック方面に転向して活躍している人もいるけれど、大半はそこまで過去の経験とその転向が結び付いてないケースが多いのが実状だと思います。では2007年2月10日のageHaでのDJプレイを収録した本作はどうかと言うと、やっぱり低音シンセがブリブリばかりのエレクトロハウスばかりで激ハードな展開がないじゃないか〜。ミニマルでは無く展開は多いし享楽的で下品じみたシンセがモロ入っていて、やっぱり自分がマルコベに期待しているのとは程遠いな。メロディーが比較的多く導入されているからハードミニマルより一般的には聴き易いんだろうけど、以前のハードっぷりを知っているだけにその落差にはついて行けません。やっぱりズンドコハードなリズムにファンキーなパーカッションを被せたトラックを矢継ぎ早に繋いで、直球勝負で甘さ無しのハードテクノを聴きたいですよ。誰も彼もが同じ向きを向いている最近のシーンは正直痛々しく、最近ではエレクトロハウスだかクリックだか訳の分からん流行はさっさと終われと思っている次第であります。

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| TECHNO5 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Renaissance Presents Nic Fanciulli Vol.2 (Renaissance:REN31CD)
Renaissance Presents Nic Fanciulli Vol.2
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前職を辞めて一ヶ月、その間に久しぶりにPCゲームをしたりハローワーク通ったりお家で昼寝をしたり、なかなかグダグダな生活を送っていました。がやっと新しいお仕事が決まり、これからは責任を持って社会人としての生活を送る事になります。最初の内は研修期間だろうと思われるのでそこまでは忙しくないと思うのですが、その後はIT関連なので時間も不規則になり多忙な予感がしています。まあこのブログも多少ペースは落ちる可能性が高いけれど、マイペースでがんばるぞっと。

今日は昨日に続きプログレッシヴハウスのMIXCDで、担当はUKプログの新星・Nic Fanciulli。自分は全然彼に関しては知らないのですが、MIXCDの中で自分の好きな曲が使用されていたのでついつい買ってしまいました。"Early Doors"と"Late Night Floors"と言う風に2つの異なるコンセプトで選曲をされていますが、まずは"Early Doors"から。日が変わる前のクラブをイメージしたと思われるタイトルですが、確かにそこまでアッパーではないしむしろラウンジなどで軽くBGMとして流れる位の耳当たりの良い内容だと思います。透明感に溢れ身も心も軽やかにお酒の進みそうな音ではあるんだけれども、ちょっとビートが弱いかなと…。自分の中でプログレッシヴハウスと言うと、徐々にエネルギーを溜めて終盤に上げて行く強烈な4つ打ちが好きなので、物足りなさが残るかな。しょうがねーなーと思いつつ"Late Night Floors"を聴いてみると、こちらは最初から滑らかな4つ打ちが鳴っています。しかしこの人の選曲って良くも悪くもメロディーの起伏が多く、MIXCDなんだけれども一つの世界に統一されてないのですね。例えば他のDJだと色んな楽曲を使っても見事に調和の取れた世界観を創り上げるけど、この人の場合MIXじゃなくてコンピを聴いている気持ちになってしまうなぁ。流行のエレクトロハウスっぽい音や綺麗目の音も入れたりしてそつはないけれど、なんだか全体的に緊迫感が持続しないのは何故?比較するのは可哀想だけれども前日紹介したHernan Cattaneoに比べると、Nic Fanciulliはまだまだと思わざるを得ない出来ですね。自分が聴きたかったFunk D'Void(=Francois DuBois)の新曲は予想通り素晴らしかったです。

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| HOUSE3 | 21:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2007/06/15 (FRI)
RENAISSANCE @ WOMB
Special Guest DJ : Hernan Cattaneo
Guest DJ : Jeremy Boon

2007/06/23 (SAT)
SQ presents “The Observer” LIVE TOUR'07 @ UNIT
SPECIAL GUEST LIVE : JOEL MULL
DJ : DJ WADA, KAGAMI (MINIMAL SET), DR.SHINGO, DJ SON

2007/06/23 (SAT)
URBANPHONICS presents ANDRE COLLINS JAPAN TOUR 2007 @ YELLOW
DJ : ANDRE COLLINS

2007/07/07 (SAT)
DEEP SPACE -SUMMER- @ YELLOW
DJ : Francois K.
Special Guest Live : Kodama And The Dubstation Bnad

2007/07/13 (FRI)
MARK FARINA "HOUSE OF OM RELEASE PARTY" @ YELLOW
DJ : Mark Farina

2007/07/14 (SAT)
SVEN VATH WORLD TOUR 2007 @ WOMB
DJ : Sven Vath, and more...

2007/07/15 (SUN)
ESCAPE presents CARL CRAIG 2007 @ YELLOW
DJ : Carl Craig

2007/07/20 (FRI)
THOMAS FEHLMANN "HONIGPUMPE" RELEASE PARTY @ YELLOW
Live : Thomas Fehlmann
Exclusive Full Live Set : Ian O'Brien
DJ : Kaoru Inoue, Ian O'Brien, Inner Science

2007/07/21 (SAT)
VADE feat. LOCO DICE @ WOMB
DJ : Loco Dice, Hiroshi Kawanabe

2007/07/21 (SAT)
THEO PARRISH "SOUND SCULPTURES" RELEASE TOUR @ YELLOW
DJ : Theo Parrish

2007/07/28 (SAT)
CHaOS @ YELLOW
DJ : Fumiya Tanaka, and more...

7月のYELLOWは久しぶりに気合いが入ってます。テクノもハウスも本気汁が滲み出ています。毎回日曜夕方からのDEEP SPACEは、今回は土曜の夜からなので行ってみたいですね。アルバムがとんでもない事になっているThomas Fehlmannのライブは、一見の価値有り。
| UPCOMING EVENT | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2007/05/26 KOMAMORPHOSE @ 東京大学(本郷)
メタモじゃないよ、コマモだよ!KOMAMORPHOSE!!!!
なんと東大の文化祭でUpsetsのDJ Yogurt、Kaitoでお馴染みHiroshi Watanabe、Kentaro Iwaki、元サニーデイサービスの曽我部恵一が出るイベント・KOMAMORPHOSEが行われたのです。最近じゃ大学の文化祭でこうやってダンスミュージックイベントを催すのは珍しくもないけれど、このイベントはなかなか通な人が主宰しているのでしょうね。文化祭だから出店も色々あるだろうし、面白そうじゃないですかと言う事で突撃してきました。
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| EVENT REPORT1 | 23:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2007/03/23 TECHNASIA presents X PARTY @ WOMB
WIRE06では自分たちにアクシデントが起きた為、Joris Voornのライブが見れませんでした。そんな自分に幸運にも再度Jorisのライブを見る機会がもたらされた為、Technasiaが主宰するX PARTYに出かけて来ました。あ、でも今回も連れが遅刻したのでクラブに入ったのは一時過ぎ…殆どAmil Khanのプレイが終わりかけでした(泣)ところが今回の自分の中での山場は正にフロアに入った瞬間!なんとRed Planet"Journey To The Martian Polar Cap"→Jeff Mills"Detached"→Super-A-Loof"Night On The Promenade"とデトオタ悶絶のセットを披露していました。Amilはオープンからプレイしていたそうですが、一体どんなセットだったんだろうと非常に気になります。
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| EVENT REPORT1 | 09:00 | comments(4) | trackbacks(1) | |
UPCOMING EVENT
2007/02/03 (SAT)
LUKE SOLOMON JAPAN TOUR @ YELLOW
DJ : Luke Solomon, Remi, Nako

2007/02/09 (FRI)
URBANPHONICS presents KERRI CHANDLER JAPAN TOUR @ YELLOW
DJ : Kerri Chandler, Motoki Takahashi

2007/02/10 (SAT)
CLASH19×MOON AGE @ @ ageHa
DJ : Marco Bailey, Ken Ishii, Q'Hey, Takami

2007/02/10 (SAT)
OVUM Presents JOSH WINK "THE PROFOUND SOUNDS VOLUME 3 ALBUM RELEASE TOUR" @ WOMB
DJ : Josh Wink

2007/02/11 (SUN)
FOUR SEASONS OF DEEP SPACE @ YELLOW
DJ : Francois K.
Live : SCION

2007/02/16 (FRI)
HEIKO LAUX JAPAN TOUR @ YELLOW
DJ : Heiko Laux, Loud-One

2007/02/23 (FRI)
"Beyond Borders Vol.1, and Vol.2" Release Party @ AIR
DJ : RAPHAEL SEBBAG and more
Special Guest DJ : IAN O'BRIEN

2007/02/24 (SAT)
Real Grooves Volume 16 @ YELLOW
DJ : Steve Bug, Terence Kissner, John Connell
Live : Guido Schneider
| UPCOMING EVENT | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Âme...Mixing (Sonar Kollektiv:SK096CD)
Ame...Mixing
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近年テクノ、ハウスの垣根を越えて大ヒットした「Rej」を送り出したÂme。ミニマルで覚醒感のあるハウシーな楽曲は、様々なアーティストがDJプレイで使用しフロアに熱狂の渦を呼び起こしてきました。あんなにもじわじわと神経を蝕む様に毒気があるディープなハウスは滅多に聴く事もなく、本当に何度聴いても格好良いなと思います。そんな彼らの根本にある音楽は一体どんな物なのでしょうか?それを解き明かす鍵が、Âmeに因るこのMIXCDです。ジャンルは本当にざっくばらんで、イタロディスコからデトロイトテクノ、ミニマルハウス、ディープハウス、果てはプログレッシブロックまで何でもありですね。また新旧時代が幅広く取り入れられて、時代を跨ぐ作品集とも言えます。技術的に感動を覚える箇所は特に無いのですが、選曲自体は渋くもなかなか侮れないセンスがあるのかなと思いました。幾つか気になる曲を挙げるなら、ジャジーで未来的なCarl Craigのリミックスや、ファンキーでコズミックなDerrick Mayのリミックス。またDouble、Nexusらイタロディスコ系は、近年のディスコダブに通じるズブズブかつエモーショナルな作風が良し。ミニマルハウス最先端のLucianoの曲も、中毒的に深い音で素晴らしいです。最後のトランシーなAshra(Manuel Gottsching)は、当然テクノ好きな方はご存じですよね?ジャンルはばらばらなれど、深い音響を生かした選曲でべたっとした流れながらも地味に神経に効きます。まったりゆったり、そしてズブズブの世界に落ちていきましょう。

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| HOUSE3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
2006/12/01 Dimension K @ ageHa
先日は元Underworldの肩書きを持つDarren Emersonと、Deep Dishの片割れ・Dubfireがアゲハでプレイする為、プログレッシブハウス好きの子に連れられて久しぶりにプログレイベントに行ってきました。僕は元々Underworldは大好きだった(過去系)のでDarrenのプレイには興味があったし、Deep Dishもプログレ系では有名なので程々には楽しめるかな位の気持ちだったんですね。さて、実際に体験した内容とは以下に。
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| EVENT REPORT1 | 12:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
LTJ Bukem Presents Earth Volumes One & Two (Sony Music Entertainment:SRCS311~2)
LTJ Bukem Presents Earth Volumes One & Two
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僕の中ではドラムンベースってリズムが取り辛いし、どうも細々としていて率先して聴きたいと思う事は無かったんですよね。ただ先日中古CDショップに行ったら、この「Earth Vol.1 & 2」が安く売っていたので買ってみました。コンパイルを担当したのはUKドラムンベースシーンで最もコズミックな男、LTJ Bukem。Good Looking Recordsと言うUK屈指のドラムンベースレーベルを運営するLTJ Bukemは、それとはまたコンセプトの異なる「Earth」と言うレーベルを設立しドラムンベースの枠に捕らわれないドラムンベースに世に送り出す事に成功。その第一弾、第二弾が日本盤としてまとめられてリリースされています(9年前だけどね)。と言う訳で早速2枚とも聴いてみたんですけど、今まで聴いた事のあるドラムンベースとは全然違うなーと言うのが最初の感想。以前聴いたドラムンベースはエッジが強くて肌当たりが強かったけど、この「Earth」に入っているのはソフトでしなやか。ヒップホップ、ジャズ色も強いドラムンベースでドラムンベースと言う形態に拘りは感じられず、むしろソウルフルな音楽を集めた様な感じですね。勢いの強い水の流れに逆らう事無く、しなやかに柔軟にリズムは揺られる様で有機的なヴァイブレーションを生み出しています。また幻想的なメロディーがさらっと入っていて、ドラムンベース入門者にも優しい聴き易さがありますね。敷居は低くともソウルフル、フューチャリスティックな感覚は最上級で、もはやドラムンベースと言うよりはフューチャーソウルと名付けても良いのではと思います。流行はとっくに過ぎ去ったドラムンベースだけども、流行とは関係無く聴ける名盤です。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Hernan Cattaneo - Renaissance : Master Series Volume 2 (Renaissance:REN18CD)
Hernan Cattaneo-Renaissance : Master Series Volume 2
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先日はHernan Cattaneoのイベントに行ったのですが、今日ユニオンに行ったら彼のMIXCDが安く売っていたので即座に購入。ちなみに普段はプログレッシブハウスのCDなんて一切購入しませんから。Hernan Cattaneoはアルゼンチンを代表するプログレッシブハウスのDJらしく、Paul Oakenfold、Sasha、John Digweed、Deep Dishらも実力を認めるベテランらしい。本人曰く「極限までディープなハウス」をプレイするとの事。でも先日のageHaでのプレイはディープどころか、アゲアゲな大箱セットでディープな流れは少なかったかな…。

さてそんなプレイに落胆していた僕ですが、このMIXCDでは彼の真価を遂に伺う事が出来たと思います。有名なDJが彼のプレイを認めるのも頷ける、本当に奥が深く広大な展開を持った素晴らしいプレイですね。音は太くても長く低空飛行を続けるようなゆったりとしたプレイで、ジワジワとビルドアップしてゆく気持ち良さ。ageHaの時はずっとドスドスキラキラしっぱなしで疲れたけど、このCDでは抑えて抑えてガマン汁溢れる展開に痺れます。ハウスって行ってもプログレなんで全編エレクトロニック満載、透明感溢れる薄いシンセの音に囲まれていつの間にか極彩色な世界に導かれます。低い地べたから高い空の上まで上昇していく高揚感、終盤ではビシッと上げてきて覚醒的なシンセサウンドがこれでもかと耽美に鳴り続けます。酸いも甘いも知り尽くした完璧なプレイ、これをageHaで聴けたら最高だったのにな。久しぶりに自分の中でメガヒットな一枚です。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Basic Recordings Early Hours Mixed By Next Evidence (Discograph:6109152)
Basic Recordings Early Hours Mixed By Next Evidence
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さて昨日紹介したNext Evidenceですが、Basic Recordingsと言うディープハウスレーベルも運営しておりまして、フランスハウスシーンにおいて本格的なハウスを素直にリリースしている所は好感が持てます。Next Evidenceのオリジナルアルバムはディスコ色が強く家でしっとり聴く感の強い物でしたが、このBasic Recordingsの曲を集めたMIXCDはやはり体裁上踊れてのれるフロアユースなトラックが集められて良いですね。基本ニューヨーク直系のパーカッシブなハウスで、全体的に起伏は少なめにゆったりとした展開で繋がれて行きます。どの曲も派手な展開は無くメロディーのしっかりしたオーソドックスな作りですが、そこはフランス発のハウスと言う事でセクシーさは上品に漂っています。べっとりベトベトな甘さじゃなくて、ほのかに香る夜のセクシーさ。フィルターハウスの様な一発でがつんと来るインパクトは無いけれど、何度も聴いて曲の良さを実感出来る様な地味だけれど上質な内容。何度も繰り返しますが、フレンチハウス=フィルターハウスの認識は捨てましょう。Franck Roger、DJ Deep辺りが好きな人は是非聴いてみて。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
VADE 2ND ANNIVERSARY EXTRA feat. GREEN VELVET @ WOMB
2006/10/08 (SUN)
DJs : Green Velvet (a.k.a. Cajmere ), DJ Mayuri, Sodeyama

Deep Space @ Yellow
2006/10/08 (SUN)
DJ : Francois K.
Live : Mutabaruka

Jeff Mills Weekly Residency 2006 "One Man Spaceship" @ WOMB
2006/10/13 (FRI)
DJ : Jeff Mills
Guest : Robert Hood The Grey Area DJ Set

Jeff Mills Weekly Residency 2006 "One Man Spaceship" @ WOMB
2006/10/20 (FRI)
DJ : Jeff Mills
Guest : Sleepaechive Live Set

Jeff Mills Weekly Residency 2006 "One Man Spaceship" @ WOMB
2006/10/27 (FRI)
DJ : Jeff Mills (Extended One Man Spaceship Set)

Clash 16 @ ageHa
2006/10/27 (FRI)
Arena : Luke Slater, Ryukyudisko (RKD1, RKD2), more
Island Bar : Dominik Eulberg, more

Mule Musiq Presents Endless Flight @ UNIT
2006/11/02 (THU)
Live : Thomas Fehlmann, Kaito
DJ : Hiroshi Kawanabe,Toshiya Kawasaki

INNERVISIONS JAPAN TOUR feat. Ame @ YELLOW
2006/11/04 (SAT)
DJs : Dixon, Ame, Alex From Tokyo

FACE presents QUENTIN HARRIS JAPAN TOUR 2006 @ YELLOW
2006/11/10 (FRI)
DJs : Quentin Harris, Ryo Watanabe

CLASH 17 STANDARD presents KEN ISHII SUNRISER RELEASE TOUR 2006 @ ageHa
2006/11/17 (FRI)
Special Live Set : Ken Ishii
Special Guest DJ : Carl Craig
DJ & Live : DJ Wada & DJ Yama, Q'hey & Shin Nishimura, Kagami, Hitoshi Ohishi, 7th Gate

MIGUEL MIGS Album Release Tour @ YELLOW
2006/11/22 (WED)
DJ : Miguel Migs

THEO PARRISH JAPAN TOUR 2006 @ YELLOW
2006/11/25 (SAT)
DJ : Theo Parrish

最終週のJeff Millsは驚愕の6ターンテーブルセット、オープンからクローズまで全曲自身が作曲した曲を流すとか。つまりはFinal CutからUR、そしてAxis、Purpose Maker、Tomorrowなどのレーベルからの曲をプレイするって事。前代未聞の宇宙が展開されそうですね。
| UPCOMING EVENT | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2006/09/29 CLASH 15 @ ageHa
突如夜になってから友達に飲みに来ないかと誘われて、外出しぐだぐだ飲んでいるといつのまにか終電が終わっていました。やむなく渋谷までタクシーを乗り、そこからageHaシャトルバスを経由しなんとか深夜2時前にageHaに着く事が出来ました。危ない危ない(汗)。この日はLaurent GarnierのDJも興味あったのですが、それよりもKevin Saundersonのライブですよ、ライブ!DJでは何度も来日してるけど、ライブは初じゃない?って事で超楽しみにしていました。
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| EVENT REPORT1 | 08:00 | comments(3) | trackbacks(0) | |
Pete Heller - Nite:Life 14 Dirty Grooves (NRK Sound Division:NRKMX014)
Pete Heller-Nite:Life 14 Dirty Grooves
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HMV半額セール戦利品その2。なんとNRKの有名なMIXCDシリーズ「Nite:Life」も半額と言う事で、財布に優しく良質な盤を入手。MIXを手掛けたのはかつてAndrew Weatherallと一緒にBocca Juniorsと言うハウスユニットを組んでいたPete Heller。Bocca Juniorsと言えばUnderworldが所属するJunior Boy's Ownの前身Boy's Own Recordingsのユニットで、となれば初期のプログレッシブハウスだった頃のUnderworldにも近い物があります。Pete Heller自身はUKにおけるアシッドハウスの知名度を高める事になったクラブイベント・ShoomのレジデントDJでもあったそうで、もはやベテラン中のベテランであり実力は言わずして分かる物。このMIXCDではほぼプログレッシブハウスと言われるエレクトロニックで硬いビートのハウスが中心ですが、じわりじわりと込み上げる深いエモーションが最高。極端に上げたり派手にせずにディープで暗めの選曲ながら、時にトライバル、時にミニマルが強調されて微妙な起伏を付けています。中盤はパーカッションが効いた跳ね系の選曲で、そこからロマンティックな後半に移ろいゆく展開がぐっとはまりました。自分の普段聴かないジャンルなので知らない曲ばかりだったけど、良い曲ばかりでぞっこんです。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Lawrence Burden - 430 West Presents Detroit Calling (Concept Music:CEPTCD2)
Lawrence Burden-430 West Presents Detroit Calling
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デトロイトにRandom Noise Generation、またの名をOctave Oneと名乗るBurden5兄弟がいます。結構昔から地道に活動していてハウス・テクノ両方面で時折名作を生み出し、近年では世界的大ヒット曲「Blackwater」が記憶に懐かしいユニットであります。5兄弟の中で日本にDJをしに来ているのは、基本的に長男のLawrence Burdenがもっぱら。と言うか他の兄弟がDJをしに来たと言うのは、聞いた事ないですね。じゃあ実際Lawrenceのプレイはどーなんよと言うと、これ「430 West Presents Detroit Calling」を聴けば分かります。「デトロイトが呼んでいる」と言うタイトル通り、Octave One、Dark Comedy(Kenny Larkin)、Aril Brikha、E-Dancer(Kevin Saunderson)、Jeff Mills、Designer Music(Carl Craig)、DJ Rolandoなどデトロイト関連の曲ばかりが並んでいて見ただけでお腹一杯ですね。ただ実際に聴いてみると、ハウスとテクノが上手く混在してはいるのですが、何故だか余り印象に残らないのです。何だろうね、この不思議な感じは?ある程度緩急を付けているはずなのに、どこか一本調子で平べったい後味だけが残るのです。聞き込めばまた印象が変わるのかもしれませんが、う〜ん。個人的には5男・Lorne Burdenの「430 West presents Back To The Rhythm」(過去レビュー)の方が好みです。

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| TECHNO4 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Danny Rampling - Break For Love (ITH Records:RAMP01CD)
Danny Rampling-Break For Love
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昨日に続きハウスMIXCDを紹介します。今日の担当はDanny Ramplingで3枚組の大作、聞くだけでしんどい…。Danny Rampling、ハイ、全然知りませんので調べた所、80年代後半にイビザに訪れた時にシカゴハウスに触れあい、そしてイビザの享楽的な空気をUKに持ち込んだハウスDJとの事。UKで「Shoom」と言うクラブイベントを立ち上げ、セカンドサマーオブラブを誘発させた重要人物らしいです。ところが去年を以てDJ業から身を引く事となり、最後の作品がこのMIXCDとの事。では一枚ずつ紹介していきましょうか。

DISC1は「Sounds Of Shoom」と言うタイトル通り、彼が「Shoom」で回していた曲中心だそうです。80年代のハウスクラシック、アシッドハウスを連発。昔からハウス聞いている人はきっと懐かしく感じるだろうし、最近のハウスを中心に聞いている人にはこのチープな音が逆に新鮮かも。DISC1からして哀愁が既に漂っているよ。

DISC2のタイトルは「Love Grooves」。こっちはかなりノリノリでソウルフル。最初から「Love Is The Message」→「Philly Groove」で横乗りグルーヴで踊らせてくれます。アッパーで派手だけれども、黒くて太いビートで一番楽しんで聞けると思います。ハウスの4つ打ちの快感がぎっしり詰まってますよ。最後は「The Whistle Song」で穏やかにクローズしていきます。

DISC3こそイビザの快楽を表現した「Balearic Soul」。いきなり名曲「Smokebelch」、シンセがキュインキュイン鳴ってて可愛らしい。でもその後は7〜80年代のディスコ物が中心で、自分のイメージしているイビザとはちょっと違ったかな。ここまで古臭いのはあんま好みではない。全体的にビートも弱めで、踊り疲れた後に聞く感じでしょうか。2005年作の「Snappiness (Devolution Mix) 」と言う曲が、涙々のバレアリックな感じでしたがこれ良いな。レコード出てないみたいだけど、欲しい…。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Jazzy Jeff - In The House (ITH Records:ITH11CD)
Jazzy Jeff-In The House
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ハウスシーンにおいて「In The House」「Soul Heaven」などの人気ハウスMIXCDシリーズを送り出しているDefected。とにかく派手でクラブヒットはするだろうけどちょっとミーハー過ぎるんじゃないと思う曲をリリースしたかと思えば、時には生真面目にアンダーグラウンドな曲をリリースしたり、バランスが取れているんだか否かとにかく売れっ子レーベルなのは間違いなし。そんなレーベルの「In The House」シリーズには、Danny Krivit、Joey Negro、Bob Sinclar、Masters At Work、Miguel Migsなど売れっ子ハウサーが今まで参加しています。その中で異色なのがございまして、なんとヒップホップ畑のJazzy Jeffが参加しているのです。僕は彼に関して詳しくは分からないのですが、ヒップホップでは凄い有名な人らしくかつては(今では俳優として有名な)Will Smithとクラシックを生み出していたそうです。とまあそんな豆知識は知っていようとそうでなかろうと、このシリーズを聞くのには関係ないですね。

DISC1は比較的近年のハウスが中心で、「Samuri」や「Strings Of Life」などのヒット曲も混ぜつつ、ソウルフルで黒いビートをたんまりと聞かせてくれます。ヒップホップあがりのせいかどうかは分かりませんが、4つ打ちだけれどもスムースと言うよりはザクザクとしたビート感でリズミカルですね。NY系王道ハウスで気分も高揚する事間違いなし。

DISC2は前半がほぼダンスクラシックの連発なのでしょうか。年代の古いディスコ物で占められていてレイドバックしつつ、後半はしっかり華麗なスィートハウスで爽やかな風を吹かせます。朝のまったりアフターアワーズな空間を感じられて、DISC1のピークタイムプレイとは対照的ですね。上手い具合にテンションを下げてしっかり閉めに持って行ってます。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Vince Watson / Yohei Ishijima - Live At Irizo (Fenomeno Inc.:XQAU-1001〜2)
Vince Watson Yohei Ishijima-Live At Irizo
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ベテランから新進気鋭のアーティストまで、知名度に関係なく素晴らしいアーティストをフューチャーし、WOMBで隔月行われるテクノイベント・IRIZO。2006年3月10日にはUK出身、デトロイトテクノに影響を受けるVince Watsonがライブ出演しました。なんとその時のライブをそのまんまCD化し、更にはIRIZOレジデントのYohei Ishijimaのその時のDJプレイも収録しています。

ではまずVinceサイドなのですが、やはりCD化すると音が鮮明と言うかクラブだと分からなかった音がしっかり聴けるのが良いですね。クラブだとズンドコ節が強調されて透き通る美しいメロディーが分かりづらかったのですが、CDではハードなリズムと美しいメロディーが類い希なる融合を果たしています。イベントの時には「金太郎飴の様に同じ音」と思ったのですが、CDで聴いても確かに終始同じ展開で同じ音なんだけれど、曲その物が素晴らしいから最初から最後まで一気に聴けてしまいますね。ライブをCD化すると音圧が感じられなかったりする事も多いけれど、しっかり分厚い音が表現されているのも好印象。怒濤のテンションで一気に突き抜けるプレイは、まじでカッチョイイです!

そしてYohei Ishijimaサイドは、実際にイベントでは殆ど聴く事が出来なかったのですが、こちらは対照的にストイックなプレイで好印象。音はテクノでありながらハウスグルーヴの4つ打ちで、じわりじわりと練り上げていく構成力のある方ですね。比較的音数少なめのトラックを使用していて、ゆるゆると聴かせつつもいつの間にかダークな世界観に引き込まれていく感じです。毒気のあるヤバメの音が多くて、今度はイベントでしっかり聴いてみたくなりました。

激しいライブと聞かせるDJプレイ、対照的なCDが2枚セットで2500円。内容も素晴らしく、大変お得ですよ。

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| TECHNO3 | 23:00 | comments(4) | trackbacks(2) | |
Rhythm In Progression A guidance Non-Stop Mix By Kaoru Inoue (Chrai Chari) (P-Vine:PCD-4121)
Rhythm In Progression A guidance Non-Stop Mix By Kaoru Inoue (Chrai Chari)
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日本にいながらにして世界中の景色や街並みを想像させるDJ、井上薫。DJプレイにおいても自身の作る楽曲においても、ハウスに世界中の空気を詰め込み自然と一体化した広大な世界観を感じさせます。そんな彼の音楽観を理解するにはMIXCDを聴くのが最適ですが、彼がGuidanceレーベルの音源のみを使ったMIXCDがあります。Guidanceレーベルと言えばUK屈指のディープハウスレーベルで、素晴らしいコンピレーションアルバムも多く出していたんですね。そして日本のみの企画盤で井上薫がGuidanceレーベルの音源を使って、素晴らしいMIXCDを2000年に出していたのですわ。まあ彼の音楽を聴いた事があるならばだいたい予想はつくんでしょうけど、スピリチュアルジャーニーとでも言うべき広がりゆく広大な景色が浮かんでくるプレイですね。序盤はまったりねっとりなソウルで幕を開けるのですが、やはりパーカッションは多く使われています。太鼓の音は原始的な本能を呼び起こすのか、体もゆさゆさ揺らされてしまいます。中盤からはほぼハウスに移行しつつも、やはり民族的な声や太鼓が入ってきてアフロトライバル色が全開です。しかしリズムは強烈でも爽やかでフレッシュなメロディーを聴かせる所も有り、踊るだけでなくしっかりと耳を傾けて大地の音に没頭する事も出来ます。徐々に移り変わりゆく展開が自然に出来ていて、クロスオーバーとは正にこれなのだと実感。使用出来る音源が限定されているのに、それを感じさせないバラエティーの豊かさは井上薫の懐の深さなのでしょう。これを聴いてゆったりした世界の旅に出かけませんか?

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Submerge Live In Japan (Submerge:SUBJPDVD001)
Submerge Live In Japan
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もはやテクノ、ダンスミュージックに限らずに世界に存在する音楽の中で、確実に重要指定文化財として認められるべきUnderground Resistance。彼らがGalaxy 2 Galaxy名義で2005年2月13日にリキッドルームで行ったライブを、後世に語り継がれるべくDVDにパッケージ化。もちろんあの瞬間、あの場所を再現するなんて言うのは土台不可能な訳ではあるけれど、それでもこのDVDには充分に価値がある。なんと言ってもマスクを脱いだMad Mikeの素顔が見れる事だ。おぉ、実は結構格好良い顔をしてるんだね、Mad Mikeは。彼が今までマスクを被ってきたのには訳がある。「音楽で大事なのは、演奏者ではない。スピーカーから出る音が大事なのだ」とはMad Mikeの言葉で、だから今まで自分を認識不可能な存在として正体を明かさなかったのだ。今になって公に姿を現したのには、もう充分音楽で彼らの信念を伝える事が出来たと言う事なのだろうか?

さて、取り敢えずテクノ好きな人は僕が紹介せずともきっと買おうと思っている人も多いだろうし、内容も語らなくなって素晴らしい事は分かっている。ラテンパワー全開のLos Hermanos、シットでファンキーなElectrofunk、そしてフュージョン節丸出しのGalaxy 2 Galaxy、そのどれもが人力でテクノを演奏している。このマシンに頼らずに人力でと言うのが、彼らの真骨頂であり彼らの信念である。マシンに頼るから悪いのではなく、彼らのソウルを表現するのに人力である必要があっただけの事。Love & Peaceに溢れた演奏は、聴く者を魅了し希望を抱かせるには充分なエネルギーが詰まっている。URは本当に素晴らしいコミュニティーだよ。

残念なのは、Los Hermanosが演奏したKraftwerkのDentakuと、Galaxy 2 Galaxyが演奏したKraftwerkのNumbersが版権の問題によりカットされている事だ。むぅ、これは悔しい。あとMad Mikeよ、JaguarのクレジットにMad MikeとGerald Mitchellの名前しか無いのはどうゆう事なんだ?あれはDJ Rolandoが手掛けている曲のはずだ。Mad Mikeは真の男なのだから、その釈明を聞かせて頂きたいぞ。

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| TECHNO3 | 21:00 | comments(3) | trackbacks(1) | |
Francois K. - Frequencies (WaveTec:WT50165-2)
Francois K.-Frequencies
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待った待った、ほんとーに待った。今度こそと何度も思いつつ実現しなかったDerrick Mayの新作が、遂にMIXCDの中で披露されました。しかもダンスミュージックの伝道師・Francois Kと組んだユニット・Cosmic Tiwns名義で、「Solar Flare」なる新曲を届けてくれました。で内容はと言うとほぼFrancoisが手掛けたんじゃないかと思わせるハウスグルーヴ基調で、そこにコズミックなシンセが絡みつくまあまあの出来。まあ御代二人の共作の割りには意外と落ち着きのあるテックハウスで、マジックは見られなかったけど素直にDerrickの新作としては喜ばしいですね。

肝心のFrancoisのミックスプレイはと言うと、もはやハウスのDJとしてではなくテクノもすっかり馴染んだディープスペースワールドを見せつけてくれました。流行のAmeやNathan Fakeなどのどディープなテックハウス、Jeff Mills、Carl Craig、Joris Voornらの王道テクノ、Sleeparchiveのミニマルテクノ、Oliver Ho、Samuel L.Sessonsらのハードテクノ、Co-Fusinのアッパーハウスなど内容も豊かに全体的にクールでヒンヤリとしたプレイです。Francois K、Aril Brikhaの新作が収録されているのも、嬉しい限りでかなり豪華な選曲ですね。元々がハウスDJのせいか小刻みに流れを作るよりはかなりスムースな流れで、長い時間をかけて広がりのあるプレイを聞かせてくれます。ハードな音は少なめでハウスファンにも聴きやすいプレイだとは思いますが、個人的にはもう少しアッパーな箇所が欲しかったなと。壮大な世界観はさすがFrancoisだとは思いましたが、理路整然と考えた挙げ句に決めた流れは少々クール過ぎるかも。もうちょっと人間らしさと言うか、大雑把でも良いから勢いがあればなと思います。完璧すぎるのはベテランの味だとも言えるし、逆にマイナスにも成りうると言う事なのですね。

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| TECHNO3 | 23:00 | comments(3) | trackbacks(0) | |
Soul Heaven Presents Kerri Chandler & Dennis Ferrer (Soul Heaven Records:SOULH04CD)
Soul Heaven Presents Kerri Chandler & Dennis Ferrer
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良くも悪くも売れ線のハウスの量産するDefectedが大物DJをフューチャーしたMIXCDシリーズを立ち上げておりますが、その名もなんとSoul Heaven!う〜ん、なかなかイカシタシリーズ名でありますが、Blaze、Masters At Workと来てKerri Chandler & Dennis Ferrerの黄金コンビを召喚しました。まあこの二人が揃えば悪い物など出来るはずもなく、素晴らしきディープハウスMIXCDがちょちょいと出来上がってますね。まずはケリチャンサイドなんですが、出だしはあれ?っと言った感じで緩めのソウルフルなハウスから。いつもは重いキックが特徴な彼なんですけど、今回はちょっと違います。そこから空間系ディープハウス「Dub Life」に繋げて、中盤ではかなり明るめでデトロイト風のシンセが鋭く入る「Shimmering Stars」でピークを持ってきます。それ以降もNY系のボーカルハウスを多用して、かなりメロウだったりジャジーだったりな展開ですねー。全体的にのびのびとスムースな流れで、アフターアワーズに聴くとぴったりなスウィートな出来ですね。意外なプレイだけど、これはこれで素晴らしいです。

対する初のMIXCDとなるフェラーさんは、出だしは同じく緩めのメロウなハウスから。と思いきや2曲目でいきなり超ディープな「Rej」を打ち込み、深く落としてきます。そこからは普段のケリチャン並にパーカッシブに盛り上げていき、なかなか図太いボトムラインで体を揺さぶります。でもしっかり透明感のある優しいメロディーもあって、耳に馴染みやすい音だと思います。終盤は太鼓がかなり入るアフロトライバル系の曲が多く、土着臭強し。ディープとアフロを程よくブレンドさせて、良くも悪くもそつのない出来ですね。

今作はケリチャンもフェラーさんも、ガツガツとぶっといボトムで攻めるよりはハーモニーを強調している気がしますね。デジタルを駆使したトラック作りが特徴のケリチャンの割りには、なかなか湿っぽく生暖かいソウルフルな面が前面に出ています。盛り上がるよりもしっとりと耳を傾けて聴きたいタイプですね。ボーナスCDの3枚目は、ケリチャンとフェラーの素晴らしいトラックが半分ずつ収録。硬めのディープハウスもしっかり収録で、トラックメーカーとして才能を感じます。不朽の名作「Inspiration(Main Vocal Mix)」が聴けるだけでも、美味しすぎるボーナスCDですね。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(3) | trackbacks(0) | |
DJ Deep Presents City To City Part 02 (BBE:BBECD068)
DJ Deep Presents City To City Part 02
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フランスのディープハウスシーンなら俺にまかせろーいと言わんばかりの勢いであるDJ Deepが送る、デトロイト、シカゴ、ニューヨークのハウスヒストリー。サブタイトルが「A Retrospective Journey Through Chicago, Detroit And New-York Underground House Sounds」の通り、アンダーグラウンドハウスの回顧展みたいなMIXCDとなっております。「City To City Part01」(過去レビュー)もなかなかのマニアックぶりでしたが、今作も前作にまけじと玄人っぷりを発揮しています。だいたいの曲は90年前後のハウスサウンドなのですが、正直大半の曲は僕も分かりません。昔懐かしのTR-808のリズムトラックを使用したチープなシカゴハウスが多く、ここら辺の作品には芸がないものの伝統工芸みたいな一貫性を感じますね。単純に古臭い音と言えばそれまでですが、時が経てば経つ程ソウルが滲み出てくると思います。デトロイトハウスではUrban Culture名義でCarl Craigの傑作「Wonders Of Wishing」が一曲目に使われています。セクシーな女性ボーカルサンプルがこだまするディープハウスですが、Carlさんはほんと何やらせても天才だなって思わせる一曲ですね。Lowkeyの「Rain Forest」って曲は2006年作らしく、何故かまだ未リリースなのが収録されています。太く硬くかつソウルフルなハウスで、ちょっと気になりました。最近はハウスも聴いたりする僕なのですが、やっぱり昔の曲は全然わからん。そんな所にこうゆう隠れた名作を紹介してくれるMIXCDが出ると、大変参考になりハウスへの興味も更に増し、昔の音源も聴いてみたくなります。そうゆう意味ではこうゆう回顧録にも、しっかりと意味があるのだと思いますね。

ちなみにCD2はCD1の曲をミックスせずに収録したのと、ボーナストラックを3曲追加。ここでやはり目玉はCarl Craigが手掛けたNaomi Danielleの「Feel The Fire」でしょう。かなりレアな曲でもあるのですが、内容がまた最高にヤバイんです。それは聴いてのお楽しみって事で。

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| HOUSE2 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
DJ Deep - Deep Session 01 (Distance:Di2382)
DJ Deep-Deep Session 01
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最近テクノばかりレビューしてるからたまにはハウスもなんて思いつつ、なかなか紹介したいと思う新盤がございません。しょうがないので個人的に大好きな曲ばかりミックスされたMIXCDでも紹介します。フランスのハウスシーンと言えばフィルター系ハウスが注目を浴びていましたが、セレブなフランスにもディープハウスシーンは存在する訳で、その黎明期を支えてきたのがこのDJ Deepなんだとか。以前にもこの人がミックスした「Respect Is Burning Presents」(過去レビュー)や「City to City」(過去レビュー)を紹介したのですが、ディープハウス〜シカゴハウス〜デトロイトテクノまでをプレイするそのスタイルは自分のツボにはまっています。この「Deep Session」には見慣れぬアーティストの曲が並んでいますが、実はKerri ChandlerやRon Trentの変名、またはNeedsやArnold Jarvis、Masters At Work、Osunladeなどの大物の曲が収録され、かなり王道ど真ん中のディープハウスセットが繰り広げられています。最後から最後まで郷愁を誘うメロウな展開が分かり易くも、当たりの優しいスムースな流れがリラックス出来て本当に心地良いです。US本家よりもどっぷり重い展開でもなく、フランスのお洒落な感覚が注入されてコテコテ過ぎない重さも絶妙ですね。選曲が余りにも王道すぎるので身も蓋もないじゃないかと玄人に突っ込まれそうですが、それはそれ、これはこれ。良い曲揃いだしお洒落度もアップするし、普段ハウスを聴かない人にも絶対お勧め!

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| HOUSE2 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Jerome Sydenham As "Casino J"- Electric Pussycat (Ibadan Records:IRC073-2)
Jerome Sydenham-Electric Pussycat
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Jerome Sydenham自身の顔がアップになったジャケットも、そのCDのタイトルも本当にセンスないね…。セールス的に悪影響が出るのは間違いないと思うのですが、どうなのでしょう。ただJeromeの音楽はNYCの中でもかなりディープな黒光りするハウスで、Jerome主宰のIbadan RecordsはJoe Claussell主宰のSpiritual Life Musicと共にスピリチュアルハウスなるものを世に広めた重要なレーベルであります。生楽器を多用したアコースティック志向で、アフロやラテン色を前面に出したパーカッシブなトラックは、それまでのハウスとは一線を画すものでした。ただそんなJeromeにもここ数年は転機が訪れている様で、生音志向からかなりエレクトロニックでともすればテクノと言っても差し支えない位作風も変わってきています。実際、今作は今まで以上にテクノ色の強い電子音がメロディーを支配し、奥行きを感じさせる空間を見事に生み出しています。ここまで来るとスピリチュアルハウスはどうなったのと首を傾げたくなりますが、Jeromeのテクノへの傾倒はディープさとトライバルの両方を失わずに出来ているので流石の一言ですね。また要所要所にアフロな楽曲も挟んでいて、テクノ・ハウスの両方から支持を得られるでしょう。しかしこの人のミックスプレイと言うのは、いつでも艶があると言うか妖艶なエロスを感じますな。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(3) | trackbacks(0) | |
Stacey Pullen - DJ-KiCKS (Studio !K7:!K7049CD)
Stacey Pullen-DJ-KiCKS
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デトロイトを代表するDJと言えばJeff Millsなのだろうけど、あれはハードミニマルスタイルであってデトロイトにはもっと色んな側面もあります。僕が秘かに気に入っているデトロイトのDJは、Derrick Mayの最後の愛弟子・Stacey Pullenです。Silent Phase名義でも活躍をして、テクノにファンキーなアフロ魂を注入しデトロイトテクノ第3世代?としても注目を浴びていました。まあしかしあんまり作品数が多くないし、一般的な知名度はそこまで高くないかもしれないです。でもこの人はDJが特に素晴らしくて(生で聴いた事ないけどね…)、以前紹介した「Fabric 14」(過去レビュー)なんか最高ですよ。滑らかに緩やかに、心地良い浮遊感と伴ったハウシーな選曲で最高にイカシテました。では今日紹介する「DJ-KiCKS」はどうかと言うと、またこれも良い感じです。こちらはモロにデトロイト色濃厚なんですが、特にリズムが切れまくってます。体を上下に揺さぶるアフリカンリズムが前面に出て、ファンキー&トライバル!そしてがつがつと攻め上げつつも、デトロイトのソウルが籠もったロマンティックなメロディーを伴った曲が後半には待ち受けています。原始的な踊る欲求を呼び覚ましデトロイトへの哀愁を思い出させるストーリーを作るプレイは、先輩のDerrick Mayに勝るとも劣らないです。一度生で聴きたいDJの一人ですわ、はい。

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| TECHNO3 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Trackheadz (NRK Sound Divison:NRKCD021)
Trackheadz
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この前Nick HolderのDJを聴きに行ったけれど、そんなに混んでなかったし人気ないみたいですね。ハウスを聴く者ならばアンセムの一つとして知っているであろう「Summer Daze」が代表曲だけど、逆にそれ以外はそんなに派手じゃないって言うか渋いディープハウスが多いし知名度はいまいちかも。でもカナダから彼の様なディープハウサーが出てくる事は稀で、その上活動歴15年以程のベテランさんって事で意外としぶとく生き残っている事は実力がある証拠でしょう。そんな彼の最新作はTrackheadz名義でのアルバムです。今作は今までよりは陽気でラテンフレイバー一杯な、ブラジリアンハウスです。軽快にポコポコと叩かれるパーカッションは、空気を明るく一変させ太陽の燦々と照る南国気分を感じさせます。メロディーラインは相変わらず郷愁を帯びたシンセ使いを見せつけ、その上今作はストリングスが効果的に使われたりもします。特に「Our Music」はまるでPepe Bradockの「Deep Burnt」を思わせる不気味かつ流麗なストリングスが入っていて、不安を煽りつつも妖艶さを抱かせます。全体的には突出した作品ではなくてもいつも通りの郷愁溢れ空気感に満ちた作風で、安心して聴けるアルバムですね。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
LTJ Bukem Presents Logical Progression (FFRR:35040-2)
LTJ Bukem Presents Logical Progression
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ドラムンベース界きっての知性派、LTJ Bukem。ドラムンは聴かなくてもクラブミュージックを聴く者なら耳にした事位はあるだろう、とにかく美しく知的なドラムンを創り出すDJ/アーティストであります。「理論的な進歩」と言う言葉がしっくりなこのシリーズ、まあドラムンを聴かない自分がどうして持ってるかと言うとアマゾンで1600円で安いから、ただそれだけ。しかしそんな安い盤にもかかわらず、内容の方は相当に素晴らしいです。CD1は彼が主宰するGood Lookingのコンピレーションで、無駄の削ぎ落とされた美しきドラムンがごっそり。ドラムンでも色々種類はあるんだろうけど、アートの域にまで昇華されたドラムンは正にこれでしょう。そしてDISC2はなんとLTJ Bukemのミックスプレイです。こっちがも〜〜〜最高っ!これってドラムンなの?ん〜…僕にはフューチャージャズにしか聞こえませんw余りにも研ぎ澄まされた鋭角的なリズムと、スペーシーな上物の絡みが爽やかなファンクネスを生み出しています。ファンクネスって言うと濃そうですが、これは宇宙に放たれるコズミックソウルなんですね。デトロイトテクノにも共通点を感じるエモーションは、まさにドラムンもデトロイトテクノも同じ黒人音楽から生まれたと言う事を示しています。しなやかなソウルに包まれて、宇宙へと飛び出すスペースジャーニーの始まりがここにあります。

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| ETC1 | 23:45 | comments(4) | trackbacks(1) | |
Doc Martin - Fabric 10 (Fabric Records:FABRIC19)
Doc Martin-Fabric 10
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連日Fabricシリーズを紹介しているので、もう一丁ついでに紹介しちゃいましょう。今日のFabricシリーズは、アメリカ西海岸ハウスのトップDJ・Doc Martinが担当です。西海岸ハウスと言うと緩くてムードたっぷりなディープハウスと言うイメージだったのですが、Docちんのは覚醒的でドラッギーなディープ〜テックハウス色が強かったのですね(Miguel MigsやMark Farina、Kaskade辺りは前者に当てはまると思います)。両方僕は好きなんですけど、Docちんの方がアンダーグラウンド色が強くハマリ度も高めだとは思います。そんなDocちんが、いつもの覚醒的なプレイは封印してムード満点の緩めなプレイを聴かせちゃいました。ディープはディープなんだけど、いつもよりスウィートでピーク前に徐々に盛り上げていくまでの時間帯を凝縮した感じですね。うわっ、なんて憎いプレイなんだ。終わりの無い前戯でじらされて、ウハウハでエロチックなプレイです。はぁ、Docちんはこんなプレイも出来るんですね、ほんと上手いなぁ。重心も低くてゆらゆら低空飛行し、中盤以降はダビーな音も加わってディープ一直線。こりゃ生プレイを一度は聴きにいかないとね!

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| HOUSE2 | 22:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Upcoming Event
FACE presents RON TRENT JAPAN TOUR 2006 @ YELLOW
2006/02/25 (SAT)
DJ : Ron Trent, Ryo Watanabe

SACRED RHYTHM, NRK MUSIC & THE REBELS OF DESOGM DECLARE "TRANSLATE" RELEASE PARTY @ UNIT
2006/03/03 (FRI)
DJ : Joaquin Joe Claussell

DEEP SPACE @ YELLOW
2006/03/05 (SUN)
DJ : Francois K

IRIZO @ WOMB
2006/03/10 (FRI)
Live: Vince Watson
DJs: Ken Ishii, Yohei Ishijima, GA9

VADE feat. TECHNASIA @ WOMB
2006/03/17 (FRI)
Live : Technasia
DJ : Charles Siegling

Mule Musiq presents Endless Flight meets Etoiles @ UNIT
2006/03/31 (FRI)
Live : Kuniyuki with Guitar Tsukahara, Henrik Schwarz
DJ : Henrik Schwarz, Gilber aka Chateau Flight, Kaoru Inoue

URBANPHONICS presents DANNY KRIVIT BIRTHDAY BASH @ YELLOW
2006/04/01 (SAT)
DJ : Danny Krivit

立て続けにBody & Soulの3人が来ますね、僕は多分どれも行きませんが。3月はVince WatsonとTechnasiaのライブが楽しみです。3月31日のUNITのイベントもちょっとマニアックな人には楽しみでしょうね。Ron Trentは久しぶりだから行きたいな。
| UPCOMING EVENT | 18:52 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Southport Weekender Vol.4 Mixed By Tony Humphries & DJ Spen (SuSU:SUALBCD14)
Southport Weekender Vol.4 Mixed By Tony Humphries & DJ Spen
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数年前は考えもしなかった量のMIXCDが、現在は大量にリリースされています。その中で注目を集めるにはやはりネームバリューや実力が必要な訳ですが、この「Southport Weekender」シリーズも十二分にブランド力がある中の一つだと思います。今までには以下のアーティストがミックスを手掛けております。

「Southport Weekender」Mixed By Joey Negro、Miguel Migs、Giles Peterson
「Southport Weekender Vol.2」Mixed By Blaze、Joe Claussell
「Southport Weekender Vol.3」Mixed By Dimitri From Paris、Jazzie B、Quentin Harris

そして最新「Southport Weekender Vol.4」はTony Humphries、DJ Spenが担当しています。半ば定番化しつつあるこのシリーズですが、きっとハウス好きには今回のチョイスもきっとグッと来るものなのでしょう。Tonyサイドは軽やかでスムース、直球ハウスなプレイ。爽やかな甘さと陽気なフレイバーに溢れ、どっちかと言うと部屋で落ち着いて聴きたいミックスですね。そして対照的にDJ Spenは起伏に富んだアップリフティングなプレイを見せつけています。こちらも甘さはありつつも、硬めの4つ打ち、ソウルフル系、ディープ系など程よく取り入れ、最後まで盛り上げて行くタイプかと。どちらかと言うとDJ Spenサイドの方が僕は気に入りました。とか言いつつも、このシリーズ自体には多少飽食気味なのも事実。質が低い訳でもないんだけど、やっぱりミックスシリーズが際限なくリリースされる時代、もうちょっとインパクトがあれば良いのにね。可もなく不可もなくと言った感じか。

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| HOUSE2 | 22:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
E-Dancer - Heavenly (Planet E:PE65241CD)
E-Dancer-Heavenly
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新年そうそう最初のレビューは、去年大躍進を果たしたデトロイトテクノからビルヴィレー・スリーと呼ばれる内の一人、Kevin SaundersonのE-Dancer名義のベスト盤を紹介します。KevinはDerrick May、Juan Atkinsに比べるとハウス色が強くまた派手で盛り上がるトラックメイキングが得意です。大柄な体格に似ていてDJプレイもとにかく派手で、ジェットコースターの様に緩急自在に最大限に盛り上がる選曲でほんとに上手いです。でこのベスト盤なんですが、ベスト盤だけあって全ての曲のクオリティーが最上級。特にざらついたフィルター使いが特徴で硬く荒々しい音を出しつつも、ムーディーなメロディが導入されテクノとハウス両方で使えるトラックが多数。Ken IshiiやJeff Mills、その他色々なアーティストが今でも、「World Of Deep」、「Pump The Move」、「Velocity Funk」などを回しているのはクラブに行った事がある人ならば周知の事実でしょう。しかしやっぱり体格同様、彼のトラックはまじで図太いですね。ズンドコ節でクラブヒットしない訳がないですね。EPでいちいちシングルを集めるのは面倒なので、こう言ったベスト盤は大変重宝します。一家に一枚お勧めします

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| TECHNO3 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
BEST OF 2005
来たるべき大晦日が遂にやってきました。K-1とPRIDEの両方を見なくては!最近は年末は毎年そうです。ちなみに未だにカウントダウンはどれに行くか決めておりません。どれもインパクトに欠けるイベントばかりでとか言っておきながら、ケンイシイに行っちゃいそうですな。さて、勝手ながら今年も年間ベストを選んでみました。が、今年は余りにも量が膨大なんで選ぶのに困り、泣く泣くカットした物が多数。そう考えると相当な量の音楽を聴いたんだなとしみじみします。以下のリストに残った物は僕のお気に入りの一部ではありますが、是非とも皆様のCD選びの参考になって頂ければ幸いです。

それでは続きをどうぞ。
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| BEST | 14:00 | comments(11) | trackbacks(2) | |
DJ Spinna - Raiding the Crates (Shadow Records:SDW150-2)
DJ Spinna-Raiding the Crates
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シカゴ発祥、世界を又にかけるディープハウスの名門レーベル・Guidance Recordingsと、かつてはヒップホップDJとして活躍し現在はハウスシーンでも精力的に活躍しているDJ Spinnaが手を組んだ!これだけでハウスファンなら食いついてしまうものなのでしょうが、内容の方も期待を裏切らないお洒落で秋風の似合う物となっています。DJ Spinnaはヒップホップのみならず、R&Bやレアグルーヴ、ソウル、ファンク、ジャズ、ハウスなどの多方面で活躍している事もあり、Guidance Recordingsの音源のみに限られたこのMIXCDでもハウスな音の中にもそれだけではない何かを感じさせます。そう、ファンクの渋さ、レアグルーヴの郷愁、ソウルの熱さ、ヒップホップのざっくり感、そしてハウスの心地良いまでのスムースさが見事に調和し一つのストーリーを作りだしています。何よりもゆらゆらと漂うなまったり感が最高で、上げすぎない所に一歩引いた大人の渋みが滲み出ています。最初にディープハウスレーベルだと言っていましたがもちろんそれだけではないから、このMIXCDからも色々なジャンルの音を感じられる訳だし、DJ Spinnaだからこそ違和感無く一つのMIXCDに仕立て上げられたのかもしれません。ディープハウスはそれ程前面には出ておらず、心にすっと馴染む様な楽曲を多用しています。もう敢えてハウスと言う必要もなく(勿論ハウスが基調ですが)、心地良い音楽、ただそれだけで充分だと思いました。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Kentaro Iwaki a.k.a. Dub Archanoid Trim - Italo Old - Old School Cuts Of House Music Scene In Italy 1990-1995 (King Record:KICP5034)
Kentaro Iwaki a.k.a. Dub Archanoid Trim-Italo Old - Old School Cuts Of House Music Scene In Italy 1990-1995
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岩城ケンタロウ特集第三弾。Dub Archanoid Trimこと岩城ケンタロウはStylusと言うレコードショップのバイヤーにしてDJ・アーティストであり、井上薫と共にレジデントを務める「Floatribe」などでも活躍し、既にクラブミュージックに感心の深い人には知れ渡っているアーティストであります。連日彼のMIXCDの紹介をしてきましたが、今回もまたMIXCDの紹介です。これまたIrma音源を使ったMIXなのですが、「Dubmosphere Mix」とは打って変わってもろにイタロディスコ的なMIXになっています。やっぱりディスコって言うとデケデケベースラインとか、どこかポジティブで楽観的な明るさがあり聴いてるだけで単純に気持ち良くなれますね。と言っても岩城節であるダビーで深い世界観も失う事なく、オプティミスティックな開放感あふれる世界観を演出しています。早過ぎもなく緩すぎも無い一番心地良いテンポの4つ打ちを刻み、徹底的にトラックのキャッチーな部分を使用し快楽を持続させるのそのプレイは、彼のMIXCDの中でも一番単純に気持ち良い物かもしれません。3枚もMIXCDを出していてこれ程までに各MIXCDごとに特色を出し、またクオリティーを高く保つなんて素晴らしいの一言。確実にこれからのシーンを背負っていける人であると思います。

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| HOUSE2 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
King Of New York 2 Mixed By Andre Collins & Nick Jones (Cutting Edge:CTCR14441)
King Of New York 2 Mixed By Andre Collins & Nick Jones
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もしかしたら世界で一番有名かもしれないハウスレーベル、King Street Sounds。ハウス好きじゃなくてもその名は聞いた事があるだろうそのレーベルの設立者は、なんとヒサイシオカ氏日本人なのである。いや、まさか本場USでそんなレーベルを日本人が作ったなんてほんと凄い事だと思います。でもそれは彼の嗅覚の成せる業、アンダーグラウンドなダンスミュージックから時代の流れに沿った最先端のハウスまで、良質な音楽を提供する姿勢があるからこそなのでしょう。そんな彼の下には数多くの才能あるアーティストが集結し、数多くの天才がKSSに楽曲を提供しています。そしてヒサ氏はクラシックなハウスだけに止まらずより自由な楽曲を送り出す為に、Nite Groovesと言うレーベルも設立し当然そちらも大成功。そしてKSS設立12週年を記念したMIXCDがこれです!ミキサーには、Andre Collins & Nick Jonesだそうで僕も名前くらいは聞いた事があるアンダーグラウンドながらも、ヒサ氏が信頼をして送り出す位の素晴らしいDJです。DISC1のAndre Collinsはアッパーにどす黒く、がつんと踊れるピークタイム仕様。しかしソウルたぎるそのプレイは、聴く者の心を熱くさせるエモーションがあります。またDISC2担当のNick Jonesは、ラテンハウスやジャジーハウスを多様しスウィートかつリラックスしたプレイを見せます。いやいや、しかし一つのレーベルだけでこんなに素晴らしい楽曲が揃うなんて、本当に凄い事じゃないかな?KSSはこれからも時代をリードして、新たなる才能を発掘してくれると確信しました。EP中心のダンスシーンに於いて、こういったレーベルサンプラー的MIXCDは大層嬉しいのですが、レーベルサンプラー以上の質を伴っています。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2005/08/27,28 Metamorphose 05 @ 修善寺 サイクルスポーツセンター
先週末は恒例3ヶ月に一度の友達との温泉旅行を兼ねて、伊豆旅行とメタモに行ってきました。メタモ初参戦と言う事で勇んで参加しましたが、結局殆どゴロゴロしながら音楽聴いたりして、まったりとしてましたね。

まずはBOOM BOOM SATELLITES。ラウドでロッキンなエレクトロニックミュージック、いきなり盛り上がっていました。しかし僕はビールをぐびぐび飲んで、遠くで観戦。

その後、友達と一緒にルナーステージに移動して、Q-HeyとMarco Baileyで軽く踊ってきました。久しぶりにガツンガツンの4つ打ちテクノを聴いたけど、やっぱり4つ打ちは素晴らしい。家では聴かないけどクラブなら4つ打ちだろ〜と、しみじみ思いました。
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| EVENT REPORT1 | 23:30 | comments(12) | trackbacks(10) | |
Upcoming Event
UR, LOS HERMANOS, G2G, DJ S2 STRIKES YELLOW @ Yellow
2005/08/30 (TUE)
Guest DJ:S2 aka Santiago Salazar (UR-067, G2G, Los Hermanos)、 Takamori K.、Wataru Sakuraba

standard×CLASH presents FUSE-IN @ ageHa
2005/09/16 (FRI)
DJ:KEVIN SAUNDERSON、KEN ISHII,DJ 3000、Q'HEY、KAGAMI、TOBY、SUNRISE(Dr.SHINGO & TORSTEN FELD)、SHIN NISHIMURA、PHAZE 2 aka SHOTARO MAEDA
LIVE:CO-FUSION、NEWDEAL、7th Gate

RECLOOSE ALBUM "HIATUS ON THE HORIZON" RELEASE TOUR @ Yellow
2005/09/16 (FRI)
DJ:Recloose

AIR associated with VEGA RECORDS & KING STREET SOUNDS @ Air
2005/09/17 (SAT)
DJ:Louie Vega(CLASSIC SET)

IBADAN RECORDS 10 YEAR ANNIVERSARY『EXPLOSIVE HI-FIDELITY SOUNDS』 RELEASE TOUR @ Yellow
2005/09/18 (SUN)
DJ:Jerome Sydenham、Ryo Watanabe

WORLD CONNECTION & X-MIX PRODUCTIONS present DJ SNEAK @ Air
2005/09/22 (THU)
DJ:DJ Sneak

CLAUDE YOUNG JAPAN TOUR 2005 @ Module
2005/09/22 (THU)
DJ:Claude Young

VADE 1st Anniversary feat. Ben Sims @ Womb
2005/09/23 (FRI)
SPECIAL GUEST:BEM SIMS

AIR associated with VEGA RECORDS & KING STREET SOUNDS @ Air
2005/09/23 (FRI)
DJs:Louie Vega (HOUSE SET)

KLICK feat. DANIEL BELL & MELCHIOR PRODUCTION @ UNIT
2005/09/24日 (SAT)
DJ:Daniel Bell
DJ & Live:Melchior Productions

THEO PARRISH JAPAN TOUR 2005 @ Yellow
2005/10/01 (SAT)
DJ:THEO PARRISH

Nagisa @ Odaiba Open Court
2005/10/09、10 (SUN、MON)
DJ:FRANCOIS K.、KAORU INOUE、KENSEI
Live:SYSTEM7、more

DEEP SPACE @ Yellow
2005/10/10 (MON)
DJ:FRANCOIS K.

standard×CLASHはKS、KIの両名の二人だけでも価値があるがCO-FUと7th Gateのライブにも期待。7th Gate…RotationからEP出してたけど、最近の活動は謎。
Ben Simsがイエローでプレイしてた頃が懐かしいですが、WOMBですか…まったくしょうがねえな。
渚は今年はしょぼいね…フランソワはイエローで見れば充分だし、後はSystem 7位しか価値ないぞ。(他は普段のイベントで聴けるし)
| UPCOMING EVENT | 01:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
DJ ROMAIN feat. L.I.C. Rockers - Spin:BKLN (Unity Records:SMLP-1084)
DJ ROMAIN feat. L.I.C. Rockers-Spin:BKLN
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あんまり過去のハウスに詳しくはないので分からないけど、ガラージ直系?のDJ Romainの新作+ボーナスMIXCDが付いて2200円の超お買い得盤。ガラージ直系とは宣伝されつつも、自分には何がガラージなのかよく分からないのです。オリジナルアルバムはむしろFrancois K主宰のDeep Space直系のダビーハウスがメインだと思ったのですが、違うのでしょうか?モロにBasic Channelな曲もあるし、どれも地面に吸い付く様な重い低音が出ています。真っ暗な空間に広大な広がりを感じさせる残響音処理もあり、やっぱりガラージじゃなくてDeep Spaceだと思うのですよ。あ、でも何曲かはトライバルとかラテン気味のパンピンハウスでこちらはピーク仕様って感じでしょうか。一曲だけアシッドハウスもあり、とにかくやりたいように曲作りましたって感じのアルバムだけど、捨て曲無しのハイレベルな一枚だと思いました。

で実は僕はボーナスMIXCDを試聴してこのアルバムを買ったのですよ。MIXCDの方がめちゃめちゃ良かったんですよね。しょっぱなの「Love's Message」、この曲はずっしり身の詰まった図太いグルーヴがあり、この曲のやられちゃったのですよ。WEBで調べてみると、ガラージクラシックの「Love Is The Message」をDJ Romainがエディットしたものらしい。原曲は未聴なのですが、エディットはまじで素晴らしいです。続いて2曲目の「Pass the buck」、これはガラージっぽいのか?ストリングスが華麗に響き渡り、ちょっと古臭い感じの曲。何にせよもうノリノリな展開ですよ。その後もソウルフルなハウスと、ダビーなトラック物を混ぜて適度なテンションで引っ張っていきます。そして最後はお祭りっぽく賑やかで派手なトラックで、円満の笑みを浮かべて終わります。ガラージが何なのか未だに良く分からないけど、ピースフルで愛のある音楽だと思いました。

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| HOUSE1 | 22:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Ron Trent - Abstract Afro Journey (King Street Sounds:KCD-238)
Ron Trent-Abstract Afro Journey
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実は昨日Ron Trentが来日していました。以前Yellowでそのプレイを体験し、深い世界観とアフロトライバルな音に陶酔しておりました。そんなクラブでのプレイをこのMIXCDでも聴く事が出来ます。今までKing Street Soundsは「Abstract Afro Lounge」「Abstract Laten Lounge」「Abstract Jazz Lounge」と言ったコンピレーションアルバムを送り出していましたが、遂に今作ではクラブプレイをそのままCD化する事になったのです。RonのMIXCDは今までどれも外した事が無くどれも素晴らしいのですが、今作はその中で一番トライバル感が強いと思います。彼のプレイから打ち鳴らされるパーカッションは野性味溢れる躍動感があり、都会から遠く離れた神秘の森が目の前に広がってきます。そしてそこに古くから住む先住民が夜な夜なお祭りをしているような熱狂、興奮が伝わって来る様です。このどっしりと重く大地に根ざしたリズムは、都会の人間が忘れた人間の本能を呼び起こす物です。またリズム中心な選曲に思われがちかもしれないが、Ronはアトモスフェリックなプレイも得意とし、スピリチュアルでアンビエンスなメロディーも入ってくるのでうっとりと気持ち良くなれます。まるで母なる大地と無限の空を行き来する様なグレイトジャーニー。あぁ、これこそ「Abstract Afro Journey」なる由来だったのかと聴き終わった後には、安堵の気持ちが呼び起こされます。ディープかつアフロトライバルなMIXCDでは、真っ先にお勧め出来る一枚でした。

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| HOUSE1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Monika Kruse - On The Road Mix Vol.2 (Terminal M:Term0205-2)
Monika Kruse-On The Road Mix Vol.2
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テクノを聴く女の子は多くはないんだろうなー。だからテクノの女の子のDJとかアーティストも多くはないんだろうなー。ま、実力があればどっちでも良いんだけどね。そんなテクノシーンで孤軍奮闘している女性DJの一人、WIREとかにも参加し日本での人気は十二分にあるMonika KruseのMIXCDがコレ。とにかく自分の好きなアーティストの曲がふんだんに使われているので、ただそれだけでOKです。いきなりJeff Mills、Robert Hood、E-Dancer(Kevin Saunderson)の三段攻め、痺れるぜ。そこからはパーカッション多めのトライバル系でガンガンに突き進む。Thomaz Vs Filterheadzのラテン+ハードテクノの曲はかなり破壊力抜群で、これで踊れなければ不能に間違いない!中盤は微妙に抑えてブイブイベースのディスコ系やパンキッシュなVitalicを挿入し、ラストに向かって今度はダークなテクノで再度ペースをあげてゆく。「La La Land」は最凶に不吉過ぎるよ。ラスト手前で再度デトオタ泣かせのF.U.S.E.(Richie Hawtin)の曲でダークに行くと思いきや…Funk D'Voidの涼しげで美しいシンセがこだまする「Diabla」登場!終わりに向かって昇天してゆきますよ〜、気持ちE〜!こんな感動の展開が待っているなんて、憎い演出ですね(笑)ってな感じの山あり谷ありのツボを押さえたMIXです。美しいお姉さんだからと言って顔で売れてる訳じゃないんですよ、ちゃんと売れる訳があるんです。

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| TECHNO2 | 22:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Afterdark:Chicago (Kinkysweet Recordings:KSW013)
Afterdark:Chicago
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全然気付かなかったのだけど、いつの間にかその地方のレーベルに焦点を当てたハウスシリーズが出ていました。今回はChicago!今までに「New York City」「Paris」「San Francisco」など出ていますがやはりChicagoですよ。しかしChicagoと言えでもシカゴハウスでは無くて、ディープハウスのGuidance RecordingsとLarge RecordsのレーベルMIXCDであります。

Guidance Recordingsを担当するのはなんとディープハウス/クロスオーヴァーで大人気のAnanda Project!でもこの人ってDJ気質よりアーティストだよね?と言う事で予想通りお世辞にも余りMIXとは言えませんでした。ま、この人の場合選曲センスだよね。透き通る様でアトモスフェリック、基本的にちょっと憂いを帯びたメロディーのトラックが多い。ガツガツアッパーと言うよりは湿気を含み、ミドルテンポで緩急控えめに聴かせてくれる。もう夏間近なのに秋の夕暮れに合う様な、ムード満点のMIXCDだ。Guidance Recordingsのテーマ曲とも言える「Larry Heard-Theme From Guidance」、これを聴く為だけでも価値があります。Larry節満開の儚く、そして孤高の天上天下トラックだ。

片やLarge RecordsのMIXを担当したのは、Jask…ん〜全然知らないなぁ。そもそもこっちの選曲はちょっと微妙。Kerri ChandlerのDigitalsoulシリーズから一曲も入ってないし、Dennis FerrerやRoy Davis Jr.の曲も入っていない。どうゆうこっちゃぁぁぁぁ!!まあ内容は悪くないな。夏の海岸をドライビングしている時、真夏のビーチでバカンスする時、そんな気分にしてくれるアップリフティングでヘヴィーボトムなトラック満載です。ストレートな4つ打ちで腰をくねくね踊らせて、盛り上がれるでしょう。伸びのある切ないシンセ音が多用されて、微妙にテックハウス気味でもありますな。まあしかし何度も言うが、Digitalsoulシリーズ入れとけや…。このシリーズは良い曲一杯なのにな。MIXには合わないと言う事なのでしょうか?

どちらもMIXの流れを楽しむと言うよりは、レーベルの音を知る為のMIXCDって感じでしたな。どちらのレーベルも素晴らしい曲満載です。レコードを購入しない人にとっては、為になるMIX&コンピレーションCDです。

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| HOUSE1 | 20:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Solu Music - Affirmation (KSR:KCCD-172)
Solu Music-Affirmation
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Solu Musicと言えば何はともあれ「FADE」。ハウスシーンにおいて、いや結果的にはハウスについて余り面識の無かった人までも取り込んだであろうこの名曲。クラブミュージックって一般的にはそれ程聴く人は多い訳ではないんだろうけど、「FADE」はそこら辺にあるPOPな曲より遙かに分かり易いし、心底涙させられる曲なんだから、クラブミュージックを聴かない人にこそ是非聴いて欲しいなんて思ったりもする。それがクラブミュージックを聴くきっかけになれば良いな…なんてね。

とにもかくにもSolu Musicは「FADE」のおかげで有名になったのだけど、その後のEPは余り評価が良くなかったと思う。逆にそれだけ「FADE」が凄すぎたんじゃないかな。彼等自身もその壁を乗り越えるために、1stアルバムに「FADE」は収録されていません(日本盤のみボーナストラックで収録。僕は日本盤を購入)。しかしその結果、意外にも彼等が偽物では無かった事を証明出来たと思います。やはり彼等の根底にあるのは、人の暖かみを感じる事が出来る切ないメロディー。ハウスミュージックと言うスタイルを取りながらも、聴く者全てを引きつけるメロディーがあり奇をてらう事無く、ストレートに感情を込めています。中にはR&B風の曲やジャジーハウスもあり、体を揺らして踊る事も出来れば一途に耳を傾けて聴き入る事も出来ます。ただどんなスタイルを取ろうともソウルフルで、どこか切なさを感じさせ優しい気持ちにさせてくれます。比較的生演奏も取り入れられて、ブラジリアンな空気も感じられました。

ボーナストラックの「FADE」は残念ながらショートカットされています。
オリジナルを聴きたい方はこちらがお勧め。
「Joyride」

MIXCDで聴くなら以下の4枚はかな〜りお勧めです。
「Ron Trent - Deep & Sexy 2」
「Body & Soul NYC Vol.4」
「DJ Alex From Tokyo - Deep Atmosphere the journey continues」
「Toshiyuki Goto presents Progressive Funk」

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| HOUSE1 | 23:55 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Real Series:Volume One Mied By Frankie Feliciano (Ricanstruction Label:BBECD055)
Real Series:Volume One Mied By Frankie Feliciano
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この人、以前の「Mix the Vibe」が最高に素晴らしかったので今回もMIXCDを即買。Masters At Workなどと交流が深くリミックスワークも多数に渡り、良質な作品を送り出しているそうで、次世代のアーティスト/DJとして期待されているそうです。今回のMIXCDは自身のRicanstruction Labelからの初のMIXCDと言う事で、Ricanstructionからの音楽がほぼ独占しております。しかし使える音源が限られている制限があるにもかかわらず、なかなか魅力的な展開が待ちわびています。前半〜中盤は緩い感じで盛り上がりも大してなく過ぎるんですけど、終盤は高揚感溢れる楽曲が待ちわびています。「Studio Apt-Flight」はFrankie自身がリミックスしたのを使っていて、スウィートなボーカルと流麗で延びのあるストリングスがぐっと来ます。「Blaze faet. Stephanie Cook-Love Will」もBlazeらしいキャッチーなメロディーに、ソウルフルなボーカルが組み合わさった名曲です。NY Houseと言ってもディープなのだけではなく、Louie Vega直系のこういった爽やかで軽めのMIXもあるんです。僕はディープな方が好みなんですけど、さっぱり聴きたい時にはこうゆうのもアリなんじゃないかと思います。真夏の海で爽やかな風を感じた時の雰囲気があります。

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| HOUSE1 | 22:00 | comments(4) | trackbacks(2) | |
Kyoto Jazz Massive - RE KJM (QUALITY!RECORDS:XACQ-25001)
Kyoto Jazz Massive-RE KJM
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レンタルする時は僕は大量に借りるので昨日紹介したKyoto Jazz Massiveの10THアニバーサリーの企画盤「FOR KJM」と共に、KJMを著名なアーティストがカバーした楽曲を集めた「RE KJM」も一緒に借りちゃっています。参加アーティストはCHARA、MONDAY満ちる、TOSHIO MATSUURA、JAZZTRONIK、BREATH(K.F.)など相変わらず豪華です。KJMのコネクションは凄いですね、地道に頑張ってきた成果なんでしょう。それぞれどのアーティストもナイ〜スなカバーをしているので、ちょこっとだけ紹介。COSMIC VILLAGE feat.CHARAは意外にもストレートなポップハウスで、CHARAの愛くるしいボーカルもマッチしています。ブロークンブーツ〜ハウスがお得意のYUKIHIRO FUKUTOMIは、爽やかかつファンクネス溢れるカバーを。TOSHIO MATSUURAはこのアルバムの中で一番ドープで妖艶、エキゾチックな空気に溢れた大胆な調理をしています。個人的に気に入ったAURORAは、真夏の夕暮れに日が沈む瞬間の哀愁に満ちています。柔らかいアコースティックギターが淡々と、そして優しく僕らを包むかの様です。なんて言う風にどのアーティストも、遠慮せずに我流でKJMの曲に力を注ぎ込み新たな魅力を引き出しています。KJMのオリジナルアルバムを持っていなくても、このカバー集は充分楽しめる様な一枚になっています。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 22:30 | comments(3) | trackbacks(0) | |
Slam - Fabric 09 (Fabric (London):FABRIC17)
Slam-Fabric 09
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SLAMが日本にやって来る!!(5月7日ageHaに来襲)やって来るけど、特に注目はされていないのでこの機会にみんなに聴いてみて欲しいです。日本での不当とも思える評価の低さはどうゆうことなんでしょう?Soma Recordsのオーナーにして、デトロイトテクノとハードテクノを渡り歩き、ファンキーかつディープ、そしてハードなのにグルーヴィーなテクノを作る事が出来る本当に素晴らしいユニット。多分大のデトロイトテクノ好きで、MIXCDには山場でデトロイトクラシックを使ったりもします。そして彼らのMIXCDの中でも一番の出来だと思うのが、FABRICシリーズのコレ。序盤はプログレッシブハウス風にゆる〜くプレイ。相変わらず太いベースラインが素晴らしいです。4曲目辺りからデトロイトを意識したような、キラキラしたシンセが入ってきます。まだまだ緩いですがスムースなプレイで、グルーヴを保っています。8曲目辺りから疾走感溢れるハードテクノにシフトチェンジ。しかし冒頭からそうなんですが、必ずと言って良いほどハードでもメロディーを大事にした曲を回します。12曲目で今でも多くのDJが多用する「Bryan Zentz - D-Clash」を投入!SLAM MIXなのでかなりファットな仕様になっています。そこからは更にアゲてきてズンドコハード節、ハードミニマルテクノをゴリ押しです。し、しかし…最後には予想だにもしない感動の展開が!17〜19曲は完全にデトロイト系のトラックで、涙腺を振るわす事間違いなし。そして徐々に響いてくるこのスピリチュアルなシンセの音は?そう、「UR-Inspiration」ですっっ!やばいっ!まさかMIXCDでこの曲が聴けるなんて。つーことで、興味持った方は自分で聴いてみましょう。こんな感動、誰が予想できましょうか?

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| TECHNO2 | 21:16 | comments(0) | trackbacks(1) | |
DJ Deep - City to City (BBE:BBECD052)
DJ Deep-City to City
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最近のハウスシーンではデトロイトテクノの曲も回される様になった。実際「Body & Soul」でも「Jaguar」は回されるし、ハウスパーティーで「Strings Of Life」や「Hi-tech Jazz」が回される事も珍しくは無くなった。そうゆう意味でデトロイトテクノがようやく世界的に認められたと嬉しい気持ちも反面、ハウスシーンでの扱われ方には少々悲しい物がある。今までだってデトロイトテクノは存在していたのだ。「Strings Of Life」なんて一体何年前の曲だと思っているのだろう。それを今になって回して賞賛を浴びるのはどうかと思うし、そんな事は孤高のミニマリストのJeff Millsがハードミニマルプレイの中で「Strings Of Life」回す事で、ずっと前から実践していたのだ。またハウスシーンに取り込まれた事によって食い物にされて、「Strings Of Life」はDefectedから最低なバージョンでリメイクをされる事になってしまった。なんとも下品なボーカルを入れて気持ちの悪いシンセ音を被せ、デトロイトテクノに敬意を感じられないリメイクを施したのである。いくらハウスシーンが停滞してるからと言って、安易にデトロイトテクノを利用する事には警報を発したい。

DJ DeepのこのMIXCDは、安易にデトロイトテクノやシカゴハウスを使ったのではなく玄人受けするようなMIXをしているので、否定せずに受けいられる事が出来た。曲目を見れば一目瞭然で、ちょっとかじった程度の人には分からない様な選曲がされている。出だしから「Acid Tracks」、「Phylyps Track Volume 1」、「Expanded」の3曲が同時に回される箇所があるんだけど、凄い使い方だ。アシッドビキビキで、アブストラクナな音が被り、浮遊感のあるシンセが振れ動く初めての体感。Derrick Mayの曲を使うにしても「Kaos」、「Sinister」の裏方的な曲だったりするけれど、MIXで使われると新鮮に聞こえてくる。Carl Craigの「Elements」もMIXCDで聴くのは初めてだな、DJ Deepめマニアック過ぎるぞ。そしてラスト2曲は怒濤のUR連発。敢えて「Hi-tech Jazz」では無いし、ラストの「Your Time is Up」はURのファーストEPじゃないか!最高にソウルフル過ぎるぜ!シカゴハウスとデトロイトテクノで構成されたこのMIXCDは、一部のマニアにとっては最高にプレゼントになるに違いない。

そしてMIXCDのみならず、CD2のハウスコンピレーションもお世辞抜きに素晴らしい。Glenn UndergroundやCajmere、Kerri Chandler、Ron Hardy、Ron Trentらの重鎮のトラックが揃っているからと言う事ではない。本当に収録されている曲のどれもが素晴らしいのだ。ソウルフルなボーカルハウス、大人の渋みを感じさせるディープハウス、流麗なジャジーハウス、スカスカなシカゴハウスなどDJ Deepのセンスの良さを体に感じる事が出来るコンピレーションなのだ。CD1、CD2合わせて久しぶりに会心の一撃、いや二撃って感じだ。ちなみにプレスミスでCD1とCD2の内容が入れ替わっています、ご注意を。

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Check "DJ Deep"

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| HOUSE1 | 22:35 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Upcoming Event
2005/05/02 (MON) DIMENSION K presents -100°@ ageHa
Arena DJs : FRANKIE KNUCKLES,FRANKIE VALENTINE
Rose Room : SHUYA OKINO,TOSHIO MATSUURA
Tent : FREDERIC GALLIANO,DJ DEEP,ALEX from TOKYO ,HADYA KOUYATE(Live Act)
Water Bar : TOMITAKA KIYAMA,IZURU UTSUMI

2005/05/02 (MON) DOC MARTIN JAPAN TOUR 2005 @ Yellow
DJs : Doc Martin (Sublevel/LA), DJ Remi (Lumber/Lemiori)

2005/05/04 (WED) CHAOS @ Yellow
DJs : Fumiya Tanaka and more

2005/05/07 (SAT) ageHa LIVE @ ageHa
Arena DJs : SLAM, MAAR, RYUSUKE NAKAMURA

2005/05/07 (SAT) ESCAPE PRESENTS HI-TECK SOUL JAPAN TOUR 2005 @ Yellow
DJ : Derrick May, Ryo Watanabe

2005/05/28 (SAT) UNITE @ UNIT
DJs : CHARLES WEBSTER, IAN O'BRIEN

DIMENSION Kがヤベ〜、ヤバスギル。しかしドクマーティンのロングセットも捨てがたい。スラムは大好きなんだけど、完璧ブッキング間違い。マーとリュースケナカムラ?っておいおいおい…スラムはテクノだぞ。前座が二人もいるんじゃ、イエローの時みたいにロングセットも聴けないだろうし大変遺憾である。と言う事でデリックメイに決まりかな?そしてUNITでイアンオブライエンとチャールズウェブスターだ!これは確定です、ぜってー行く。
| UPCOMING EVENT | 19:57 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Everything But The Girl - Adapt or Die:Ten Years of Remixes (Atlantic:R2 79683)
Everything But The Girl-Adapt or Die:Ten Years of Remixes
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また風邪がぶり返してきて、だる〜い一日でした。こんな日にはライトなBGMのEBTGがぴったりでした。元々はアコースティックな作風でしたが、95、6年のドラムンベースの流行時にドラムンを取り込み、一気にクラブオリエンテッドな作風に変わりました。流行を取り込んで今までのファンの失笑を買う事は良くありますが、EBTGに関しては上手い具合にダンスミュージックへシフトしたと思います。過去の作品は聴いた事がないので言及は出来ませんが、ダンスミュージックにシフトした以降の作品はどれも素晴らしい物だと断言します。

今回のコンピレーションはEBTGの作品を色々なアーティストがリミックスした物を集めた1枚で、ドラムンとハウス中心で構成されています。EBTGの音楽はしっとりした夜に聴く様な、落ち着きを持った大人な雰囲気を臭わせお洒落ですね。お洒落一言で片付けるのはどうかと思うのですが、クラブ的作りを持っていてもどこか知的な感じがあるんですよね。例え激しいドラムンであろうとも、アップリフティングな4つ打ちであろうとも、決して温度が上がる事なくひんやりとした感じです。それは冷たい音楽と言う意味ではなく、決して前面には出てこない温かさを持った音楽だと言う事だと思います。ボーカルのトレーシー・ソーンの儚い声が、クールな雰囲気を作っているのでしょう。ハウス好きは迷う事無く買って損無しのコンピだと思います。もれなく正にEBTGを象徴した美しいジャケット付き。

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| HOUSE1 | 21:35 | comments(4) | trackbacks(3) | |
Coldcut - Journeys By DJ: 70 Minutes of Madness (Journeys By DJ:JDJCDS004)
Coldcut-Journeys By DJ:70 Minutes of Madness
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このCD有名だから結構前に買ったのだけど、実はあまり聴いていなかった。評判だと、テクノ、ハウス、ブレイクビーツ、ヒップホップ、ドラムンベースなどありとあらゆる音楽をMIXしていてとにかく凄いんだと。元々95年に発売されたが廃盤になってしまい、それが2002年にめでたく再発された時に丁度買った物です。実際聴いてみるとブレイクビーツ系が大半を占めている様な気がしないでもない。しかしさすがNINJATUNEを統括しているだけはあり、どんなジャンルでも難なく繋ぎ展開を壊さない事にはビートへの拘りを感じる。どうやらHDDレコーディングと言う事なので繋ぎもスムースと言う事だが、それでもまあ凄いんじゃないかな?Master At WorkとPlastikmanとLuke SlaterとGescomが、一緒にMIXされているCDなんて聴いた事ないよね?ただやはりビートの変遷が大きいから逆に僕は踊りつらい。踊るにはビートが一定の方が踊りやすいよね。それに僕個人が特にブレイクビーツ系の音楽が好みでもないので、いくらこのMIXCDが凄いと思っても何度も聴く気にはなれない。95年と言う時代においては、かなり時代を先取りしたMIXCDだったのかもしれないが…。

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| ETC1 | 22:30 | comments(2) | trackbacks(1) | |
2005/02/13 SUBMERGE TOUR @ Liquidroom
行ってきましたよ〜、Galaxy 2 Galaxy!!結論から言うと(・∀・)イイ!!まあ、その分混み具合は満員電車状態でしたけどね。じゃあ忘れない内にちゃちゃっと感想を。

B.Calloway-Black Grooves Mr.De'-Renaissance
左:B.Calloway-Black Grooves
右:Mr.De'-Renaissance

Los Hermanos-On Another Level UR Presents Galaxy 2 Galaxy-A Hi Tech Jazz Compilation
左:Los Hermanos-On Another Level
右:UR Presents Galaxy 2 Galaxy-A Hi Tech Jazz Compilation

今回出演したアーティストの作品です。アマゾンで購入可。
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| EVENT REPORT1 | 01:50 | comments(9) | trackbacks(4) | |
Upcoming Event
2005/02/10 (THU) RECLOOSE JAPAN TOUR 2005 @ MODULE
DJ:RECLOOSE, KZA

2005/02/11 (FRI) IN:FLAME @ AIR
DJ:John Tejada, DJ SODEYAMA

2005/02/18 (FRI) ART OF SEDUCTION @ Yellow
DJ:KING BRITT

2005/02/19 (SAT) IAN POOLEY @ Yellow
DJ:IAN POOLEY, Remi, Nako

2005/02/25 (FRI) ROBERT HOOD JAPAN TOUR 2005 @ MODULE
DJ:Robert Hood

2005/03/05 (SAT) DEEP SPACE JAPAN TOUR 2005 @ Yellow
DJ:FRANCOIS K

2005/03/26 (SAT) CLASH06 @ ageHa
DJ:Juan Atkins, Ken Ishii, Hitoshi Ohishi

2005/04/01 (FRI) "The Theory Of Everything" Tour 2005 in Japan @ Liquid Room
Appearance:Octave One / R.N.G (Full Live Set)
featuring Ann Saunderson & P. Gruv

Special VJ:Chuck Gibson a.k.a. Perception

2005/04/02 (SAT) UNITE @ UNIT
Live:Le Petit Orb (Alex Paterson & Thomas Fehlman)
DJ:Alex Paterson ,Thomas Fehlman

未定だが3月AIRにJoe Claussell

とまあパーティーは腐るほどある訳だが、勿論全てに行ける訳じゃない。
個人的に行きたいのはプーリーとフランソワ、ホアンアトキンス、
プチオーブ(他も行きたいのはあるが…)。超やばめがやはりプチオーブか。
フェルマンとのコンビで来るんだし、期待せずにはいられない。
ホアンアトキンス+ケンイシイもデトロイト好きを裏切らない
プレイをするでしょう。
| UPCOMING EVENT | 20:05 | comments(2) | trackbacks(0) | |
2005/01/22 UNITE @ Unit
今年初めてのクラブイベントはHIROSHI WATANABEさんも出たUnitのイベントに行きました。TOM MIDDLETONもメインアクトと言う事なので、どんなものかと思い遊びに行ったのです。12時頃に会場に着くと既にワタナベさんがプレイ中。ありゃ、トップバッターだと残り1時間位しかないじゃん。トップバッターと言う事で多分抑えめにしてたのでしょう、緩やかなKAITOっぽいプレイでした。情緒的なテックハウスで山あり谷ありでじわりじわりと盛り上がっていき、体をほぐしてくれます。暖かい空気の層が段々と被さっていき、透明感のある世界観を演出していました。ワタナベさん自身のプレイが終わるとフロアに居る所を見つけたので、挨拶をしに行きました。今年中にはKAITOのアルバムが出来上がりそうだとか、「tribute to hiroshi watanabe(ワタナベさんのコンピ)」はギリシャ国内で売り切れちゃったみたい(残念)だとか、今日はKAITOの新曲もやったんだよとか色々気さくに教えて頂けました。今回は1時間しかプレイを聴く事が出来なかったので、またワタナベさんが出るイベントに行けたら良いです。
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| EVENT REPORT1 | 17:31 | comments(0) | trackbacks(0) | |
DJ Alex From Tokyo - Deep Atmosphere the journey continues (Flower Records:FLRC-015)
DJ Alex From Tokyo-Deep Atmosphere the journey continues
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DJ Alex From Tokyo、東京在住だったフランス人DJ。CAYでのサンデー・アフタヌーン・パーティー「GALLERY」のレジデントの一人でもある。生のプレイは正味2時間位しか聴いた事なく、結構前の事なのでどんなプレイか忘れました。が、このMIXCDはトラックリストを見て買い!!と判断して購入致しました。ジャケットは多分都庁前の建物だと思う。都会的な作品をきっとイメージしてMIXしたのだろう。幕開けはJeff Millsのメトロポリスからのトラック。メトロポリスとは既に都会的じゃないか。前半はゆったりとしてアーバンハウスからTheo Parrishのスモーキーな展開に。Wamdue Kids、Slam Modeでスピリチュアルで壮大な世界を描き、そして涙涙のSolu Music feat. Kimblee-Fade (Earth Mix)。なんて最高の場所で最高のトラックが使われるのだろう。今、東京のざわめきのまっただ中、自分だけの時間をここに感じている。そして終盤はデトロイト攻め、Innerzone OrchestraからStrings Of Life!ロマンティストならずとも、必ず酔いしれるに違いない。そのままGiorgio Moroderのグッドオールドディズな気分で静かに終幕します。人に溢れた騒がしい都会と言うよりは、全く人のいない東京を自由気ままに巡るような旅。今まで感じた事のない新鮮な都会。名曲も多様した感動の展開のスぺーシーディープハウスです。

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| HOUSE1 | 22:36 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Respect Is Burning Presents:Respect To DJ Deep (Virgin Records:CDVIR134)
Respect Is Burning Presents : Respect To DJ Deep
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DJ Deep。聞いた事もないDJだなーとか思いつつ、この人のMIXCDを買うのは2枚目。なんで購入したかと言うとNEEDSが収録されてるから、ただそんだけです。それだけじゃなんなんで、ちょっと調べたのですがフランスの若き耽美派の旗手ハウサーと言う事らしい。トラックリストを見て頂けるとそれもご納得、ハイセンスで綺麗目のディープハウストラックを多様しています。しかし正直ベタ過ぎだろうと言った選曲でもあるけどね。逆にまだハウスを知らない人には、これが良い道標になるかもしれないね。「KCYC(Kerri Chandler)-I'm Not Dreaming」は太いボトムにめっちゃソウルフルなボーカルが乗った典型的ディープハウス。「Osunlade-Cantis a Ochun & Oya」は民族的なボーカルが特徴な流麗なハウス。「Sun Orchestra(Franck Roger)-Driftin」はMiguel Migsに似た爽やかなジャジーディープハウス。そして誰もが心を躍らせた「Louie Vega-Elements Of Life 」は南国のラテンの熱さに溢れたパーカッシブなハウス。「Kenny Bobien-Father」はファルセットな声に導かれるゴスペルハウス。そしてお待ちかねラストは「Needs-Brother」、ジャジーディープハウスの基本中の基本です。こんな感じで僕の様にハウスに詳しくなくても知ってる曲ばかりの、Classic of ClassicsなMIXCDなのでコンピとしても充分イケテル一枚だと思うのです。Kerri ChandlerJoe ClaussellMiguel Migs辺りが好きな人には格好の一枚だと思いますよ。

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| HOUSE1 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Miguel Migs - 24th Street Sounds - Nite:Life 020 (NRK Sound Division:NRKMX020)
Miguel Migs-24th Street Sounds
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以前にもNite:Lifeシリーズに登場したミゲールが再度登場。もうこのシリーズには著名なDJが数多く参戦してきて既に定番化しているけれど、2度登場するのはミゲールが初めてです。余程前回のMIXCDの受けが良かったのでしょうか。ディープと言うにはそこまで深い訳でも無く、エロティックでもないし、かといってアッパーでも無いこのMIXCD。別に何か特別な物を感じるわけじゃあ無いんだけど、彼のMIXはただひたすら気持ち良い。スムースなMIXで余り雰囲気を変えずに淡々と同じ世界観が続いていく。ドラムが延々とドスドスと丁度良い大きさで響くのも良いし、程よいBPMで適度なゆったり感だし、ジャジーな雰囲気で統一されているのも気持ち良い。大人の為にハウスと言うのがあるのなら、正にこれがそうだと言い切れるミッドナイトハウス。もちろん若い人が聴いても問題はございませんよ、ええ。「Miguel Migs - nite:life 03」とそんなに大差は無いと思うけど、どっちも良いです。ついでに彼のEPを集めたCDも一緒に付いてくるので、お買い得感満載。

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| HOUSE1 | 22:10 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Model 500 - Sonic Sunset (R & S:RS94043)
Model 500 - Sonic Sunset
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Derrick MayもKevin Saundersonも凄いけど、一番ストイックなのはやはりJuan Atkinsだと思う。このModel 500名義でのアルバムは原始的なシンセ音が延々と鳴り続け、展開も特に作らずにミニマルな作品となっている。しかし一曲だけぶっとんだ曲があり、これは今でもSuburban KnightがDJ時に使用したりする曲なのである。それは「I Wanna Be There」、そこに居たいと言う声が延々と復唱されるJuan Atkinsの中でも名曲中の名曲だと思う。この曲はアルバム「Deep Space」にも収録されているのだが、是非このアルバム「Sonic Sunset」のバージョンを聴いて欲しい。18分50秒のスピリチュアルジャーニーが聴けるのは、このアルバムだけなのだから。ホーン系の音がメロディーを作り、刻みの良いリズムが跳ねまくり、ドリーミーなシンセがコズミック感を演出する一種のDeep Space Techno、もしくはHi-Tech Funk。長尺曲にも関わらず長さを感じさせず、ずっとこのままでいられたらと思わせられる作品。最近活動が活発化しているJuan Atkinsにはこれからも期待します。
| TECHNO1 | 16:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Los Hermanos - On Another Level (Submerge:SUBJPCD-003)
Los Hermanos-On Another Level
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兄弟を意味するLos Hermanos、「Jaguar」が大ヒットしたDJ Rolandoと、Mad Mike率いるTimelineのメンバーでもあるGerald Mitchellのユニットです。今まで出してきたEPも軒並みヒットしているし、アルバムも期待しない訳が無いのだけど期待を裏切らないアルバムを出してくれました。「Jaguar」ばりのメランコリックな「Queztal」、深淵で儚い「Birth of 3000」、Galaxy 2 Galaxyの名曲をリミックスした「Return of the Dragons-Los Hermanos Remix」などの既発の曲も充実しているのだけど、アルバム収録曲も負けてはいません。ギターのカッティングらしき音がファンキーな「The Very Existance」、デトロイト流のストリングが哀愁漂う「In Deeper Presence」、ディープでミニマルな「Olmec My Brother」などバリエーションも豊かで粒ぞろいな感じです。一般的なデトロイトテクノを意識して聴けば期待を裏切る事はないのではないでしょうか。いや、それにしたってこのファンキーでソウルフルな音楽は黒人特有の物を感じさせますね。デトロイトが又しても、テクノの中心地である事を思い知らされました。このユニットに関してはとやかく言うよりも、まず聴いて体感して欲しいと思います。

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| TECHNO1 | 21:01 | comments(4) | trackbacks(10) | |
Kevin Saunderson - KS03 Deep Space Techno (Trust The DJ:TTDJCS052)

Kevin Saunderson-KS03 Deep Space Techno
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Derrick May、Juan Atkins、そしてこのKevin Saundersonがビルヴィレー・スリーと呼ばれるデトロイトテクノの創始者である。前者二人に比べるとケビンはハウスよりのトラックが多くて、いかにもデトロイトテクノと言う訳でも無かったのでデトオタにとって絶大な人気があった訳ではないと思う(売り上げは一番だったとは思うが)。しかーし、近年のケビンは圧巻のDJプレイにより評価もかなり高いのではないかな。作る曲はハウスなのに、DJはデリックやホアンに比べて躍動感溢れるハード+ラテン+ディープ+デトロイトなテクノでめちゃかっこいい。そんな彼のプレイをこのMIXCDで楽しめるのだから、悪い訳がない。しょっぱなズンズンズンと徐々に低音が大きくなり、何かを予感させる幕開け。その後もドンドンドンとぶっとい低音で流れを支配し、デトロイトライクな上物シンセがメロディックに仕立て上げる。常にアグレッシブに攻め続けるが大胆なイコライジングを効かせて、上手く展開も作っています。中盤ではメランコリックな自身の「Say Something」も使い、そして「Good Life」ネタの2曲「D-Clash」、「Man Alive」で盛り上げ、続けてデンデン唸りをあげるアンセム「Pontape」で発狂。最後はレイブ調の「Throw Your Hands」で決めっ!って昨年のAIRでのプレイと内容が似ている事を思い出しました。いや、しかしこのMIXCDは近年稀に見る出来だと思います。KS01、02も出ているけどそれを遙かに凌駕する出来。これはオールタイムフェイヴァリットに挙げられるべきMIXCDだと思います。Deep Space Technoの名に嘘偽りはありません。

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| TECHNO1 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
DJ Spinna - Mix The Vibe:Eclectic Mindset (Nite Grooves:KCD229)
DJ Spinna-Mix The Vibe
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いやー見事なドレッドをしているお方ですな。元々はヒップホップ方面の人らしいです。僕はハウスに移行してからの彼のMIXCDしか聴いた事ないので、過去の事は分かりません。イエローでプレイをした時にヒップホップ目当てに来た客に不評だったとか言う噂もあるけれど、そんな事もお構いなしです。だってこのMIXCDは本当に素晴らしいですからね。最初はダウンテンポでヒップホップな感じで始まります。でもモロにヒップホップでもないし、スムースな流れですね。中盤から徐々に4つ打ちに変化してゆくんだけど、その流れがほんとに自然で何時の間に?って感じなんです。その後もMasters At WorkやAnanda Projectみたいに生音でジャジー風味のハウスが続いて、ムーディーと言うかとにかく心地よいですね。テンションを上げるわけでもなく、かと言って低くもないし見事に丁度良いテンションを保っています。下手なラウンジ系を聴くなら真っ先にこうゆうのを聴けと思います。これを聴けば大人になれる一枚です。いやーしかし、指定されたレーベル音源のみの曲でこんだけのMIXを出来るなんて凄いなぁ。

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| HOUSE1 | 22:26 | comments(1) | trackbacks(0) | |
2004/11/02 Module 3rd. Anniversary feat. Fabrice Lig
Fabrice Lig@Module
Greetings for the 3rd anniversary of module Fabrice Lig
DJs:Fabrice Lig、Kentaro Iwaki a.k.a Dub Archanoid Trim、Takamori.K

一年ぶりのFabrice Lig来日と言う事で行ってきました。早めに行って11時過ぎに到着。最初はTakamori.Kでダビーテックハウス中心。こうゆうのはあまりクラブで聴いた事が無かったけど、上げすぎず緩すぎず心地よいです。Francois K.のDeep SpaceやSteve BugのPoker Flatとも共振するような感じです。相変わらず大人気のJoris Voorn-Incidentも回してました。レコード持ってくる枚数が少なかったのか、同じ流れで同じ曲を2回使用する事もありましたが徐々に盛り上げてくれて良かったです。そして1時前に予想外にFabriceがDJをスタート。
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| EVENT REPORT1 | 14:39 | comments(4) | trackbacks(1) | |
Adam Beyer - Essential Underground Vol.9 (DJ-sets.com:DJ022-2)
Adam Beyer-Essential Underground Vol.9
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テクノのMIXCDでは定番シリーズとなっているEssential Underground。今までClaude Young、Marco Bailey、Ben Sims、Christian Smith等人気者を引っ張り出してきたが、今回はスウェーディッシュハードテクノの雄、Adam Beyerが参戦。1枚目は普段の内容と変わらずゴリゴリで疾走感のあるハードテクノ。旬のトラックを使っていて、激しいのが好きな人にはかならず受けるものとなっています。そして2枚目なんですが、こちらは意外にもディープでゆるめのテクノ。最近はTruesoulなんてレーベルも立ち上げてデトロイトテクノっぽいトラックも作ったりしていますが、正にそれをイメージしたかのようなMIX。エレクトロ、テックハウスまたクリック系に近い物もMIXしてるんだけど、大人のMIXって感じで激しいのに疲れ気味な僕にはこの位が丁度良いかも。2枚目に使用されているTruesoulから出たJoel Mull、Cirez D、Henrik Bのトラックはまじカッコイイです。それにAdam Beyer別名義のMr.Sliff-The Riffのじわじわビルドアップしてゆくシンセも最高。Truesoulも含めてAdam Beyerは今後も要注目です。今回は1枚目より2枚目の方が内容的にはお薦めですね。取り敢えずトラックリスト見て下さい、買いたくなるでしょう。

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| TECHNO1 | 15:21 | comments(0) | trackbacks(2) | |
Ian Pooley - nite:life 06 (NRK Sound Division:NRKMX006)
Ian Pooley-nite:life 06
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NEEDS布教活動第4弾。nite:lifeはハウス系のシリーズですが、良い作品は多いので注目です。今回はテクノから始まりアフロ、ラテン風味のハウスに行き着いたIan Pooleyが担当。最近はラテンに行き過ぎてる感じもしなくないIanですが、この頃は最高でした。テクノもハウスもディスコもジャジーな物も見境無く回しちゃってます。これだけ聞くと統一性が無いように感じますが、特に違和感を感じないのは彼の選曲センスのおかげでしょうか。でけでけ唸るベースや、フィルターを効かした上物シンセ、ジャジーなリズム、図太いドラム等幅広い音楽性です。Ian O'Brien、Metro Area、Blaze、Sebastian Leger、Technasia等の曲も収録されていて、とても聴きやすいです。ともすればお洒落系MIXCD等と叩かれそうですが、決してそんなレベルの作品では無い事を保証します。お洒落でありながら、踊る本能も呼び覚ましてくれるMIXCDです。テクノ、ハウスの両方面に受けいられる事間違いなし。そしてNEEDS - Brother(Original Vibe)収録。カメモの様にこだまするボーカル?に小洒落たエレピと透明感のあるシンセ、洗練されたリズムと非の打ちようがない曲です。NEEDSは出す曲全てがキラーでございます。

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| HOUSE1 | 19:54 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Upcoming Event
2004/09/03 ESCAPE presents Deep Space @ Yellow
Francois K(Dub Set)

2004/09/17 VADE @ WOMB
Ben Sims,Ken Ishii

2004/09/18,20 3 Chairs Album Release Party @ Yellow
3 Chairs (Theo Parrish,Rick "The Godson" Wilhite,Malik Pittman,Kenny Dixon Jr.)

2004/09/19 Plus Tokyo @ AIR
Kevin Saunderson

2004/09/25 DIMENSION K presents ZOOM - ageHa @ Stuido Coast
DJ Rolando,Ken Ishii

time sensitive 2004 - Jeff Mills weekly residency @ WOMB
2004/10/08 Opening Party for Jeff Mills Residency
Special Guest:Francois K (The first techno live set)

2004/10/15 Detroit Techno Revenge
Special Guest:Octave One,Random Noise Generation feat. Ann Saunderson

2004/10/22 Turn it up,turn it loose
Special Guest:DJ Muro

2004/10/29 The Experience Jeff Mills Residency Closing Party
Special Guest:Ken Ishii

フランソワのYELLOWは行きたいけど、ダブセットなので悩んでいたらWOMBで1週目に初めてのライブセットではないか!でもWOMB…糞箱。ジェフは今回はフランソワかRNGの週に行くか行かないか程度(多分行かないけど)。Underground Resistanceが来た去年程興味涌かず。ベンシム行きたいけど、これもWOMB…糞箱。ケビンサンダーソンはこの時期、去年も行ったけどDJまじ上手い。デリック、ホアン、ケビンなら絶対ケビンだ。曲はハウスが多いのに、DJはアップテンポハードデトロイトテクノです。最後にロランド+ケンイシイで締め。美味しい組み合わせです。3 Chairsは行きたいけど激混み必至なのと、ケビンが翌日なのでスルー。
| UPCOMING EVENT | 23:10 | comments(0) | trackbacks(0) | |