2019/12/5 ALL-GROUND @ Contact
今回のパーティーは平日開催ながらもデトロイト・テクノにラテン要素を持ち込んだGerald Mitchell率いるLos Hermanosが久しぶりに来日ライブを行うため、翌日休みを取って参加する事に。近年はヨーロッパのテクノが世界的にも人気で、デトロイト・テクノは最早古典というか日本でも若者には人気は無いように思われるが、それでもテクノの原点の一つであるデトロイト・テクノのファンクネスとエモーショナル性は今も尚大きな影響を残している。そんな音楽は当方にとってもルーツの一つでありいつになっても心に残るものだが、今回はそんなLos Hermanosに合わせて、強烈なデトロイト・テクノのフォロワーであるIan O'Brienも加わる特別なセッション、これを体験せずにはいられないだろう。
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| EVENT REPORT7 | 14:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Various - Street Soul Brasil (1987 - 1995) (Hello Sailor Recordings:HSR 006)
Various - Street Soul Brasil  (1987 - 1995)

筆者にとっては全く造詣のないブラジリアン・ミュージックをコンセプトにした本作、タイトル通りに1987〜1995年のブラジル・アーティストによって制作された音楽を纏めたコンピレーションだが、これが心の中に眠った懐かしさが込み上げる至極サウダージな音楽ですこぶる良いので紹介したい。編集を担当したのはブラジルのエクスペリメンタルかつコズミックな秘蔵音源のリイシューに力を入れるSelva Discosを主宰するSelvagemやTrepanadoの名義でも活動するAugusto Olivaniで、前述のレーベルが少々特異性が際立つブラジリアン・ミュージックを手掛けているのに対し、本作ではそういった実験性よりも素直にブラジル音楽の表現に一般的に用いられやすいサウダージを前面に打ち出しており、その意味では多くの人に馴染みやすい感情性に溢れている。実際に本作ではひとえにブラジル・ミュージックと言っても、ディスコやファンク、ソウルにヒップ・ホップなどジャンルは多様ながらもどれもポップなりメロウなりの要素があり、そしてダンス・ミュージックとしてのグルーヴ感はありながらもただ熱狂的に踊る事よりもそれをクールダウンさせるしっとりした情感が強い。"Fora De Mim"はフルートの朗らかなメロディーとエレクトロニックな打ち込みを活かしたシンセ・ポップ調の曲だが、甘ったるく優しい歌はR&B調で、一聴して泣きを誘う実にドラマティックな曲だ。"Ladroes De Bagda"はレイドバックしたディスコかダウンテンポか、まったりした打ち込みのリズムにピアノやギターが簡素に装飾したすっきりした作風で、それが故にポップながらも何とも言えない侘び寂びも感じさせる。"Guarde Minha Voz"なんからSoul II Soulを思い起こさせるヒップ・ホップのスタイルで、ずっしりねっとりした重心の低いビートに合わせてぐっと胸を締め付ける感傷的な歌は正にサウダージそのもの。"Coisas Do Amor (Trepanado Edit)"は元は3分にも満たない曲をOlivaniがこのコンピレーションの為にエディットしたもので、ギターのファンキーなカッティングが切なくもポップさを演出し、陽気な歌が心を躍動させるポジティブなラテントラック。一転"Jeito De Ser (Menina)"は甘いセクシーさが際立つR&Bやヒップ・ホップの系譜にあり、切なくも美しいシンセが伸びる中にしっとりした打ち込みのビートが心地好く、ぐっと心に染みる一曲。喜びや悲哀、切なさといった心象が込み上げる本作は基本的にはどの曲もポジティブな響きで通底しており、ブラジル・ミュージックに詳しくない人にとってもジャンルに対し身構える必要はなく、すっと耳に自然と入ってくる非常に馴染みやすいポップ・ミュージックなのだ。アナログのみの販売だがダウンロードコードが封入されており、その点でもありがたい一枚。



Tracklistは続きで。
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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ3 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Gallo - Colori EP (Hell Yeah Recordings:HYR 7201)
Gallo - Colori EP
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イタリアからのモダン・ディスコ/バレアリック系レーベルであるHell Yeah Recordingsは例えば日本で活動するCalmやMax Essaの作品もリリースするなど、そういったグローバルなアーティスト性によって日本でもちょっとした注目を集める実力派レーベルだ。そのレーベルからリリースされたGalloなる聞き慣れないアーティストの新作が思いの外素晴らしいので、是非とも聞いて欲しい。Galloは2018年から同レーベルやSlow Motion Recordsから作品をリリースし始めたベルリンを拠点とするイタリア系アーティストのようだが、元々DJとして活動しつつBalearic Gabba Sound Systemのメンバーの一員でもあるなど、音楽家としては決して新人ではないようだ。さて、この新作だがバレアリック・クラシックとなってもおかしくはない位に開放感があり清涼な空気に満たされるバレアリックな世界観があり、キックレスの"Colori"はきれいめの艷やかなシンセのコードやフレーズと底辺で唸るようなベースラインのみでひたすら平穏な時間が続くアンビエントな感もある曲で、全く汚れの無いピュアな響きが体の隅々まで浄化するようだ。そしてゆったりとリラックスしたリズムを刻む"Sapori"は透明感のあるパッドを伸ばしながら和んだシンセのフレーズで何処までも広がる開放感を演出し、次第に入ってくる優美なピアノのコードが加わるとイタロ・ディスコ的な雰囲気も生まれて、90年代前後のオールド・スクールな時代を思い起こさせる。"Odori"は日本の踊りを指しているのだろうか、崩れたグルーヴィーなリズム感に揺さぶられ郷愁たっぷりなメランコリーなメロディーは、海辺の夕日が落ちてオレンジ色に染まっていく時の切なさを誘う。そして何とバレアリック・レジェンドの一人であるChris Cocoもリミキサーとして参加しており、"Colori (Chris Coco Deep Space Version)"は原曲のイメージを変えるのではなく、リバーブ系の残響を用いる事で視界が揺らぐ音響を作り、身も心も全てが自然の中に融解していくような心地好い白昼夢状態を生み出している。全曲見事にバレアリック仕様、特にイビサ系の自然を感じさせるバレアリック代表のMark Barrott辺りとも共鳴する音楽性で、これは要注目な存在だ。



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| HOUSE14 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Tominori Hosoya - Halfway (TH Pressing:THPVLP01)
Tominori Hosoya - Halfway

DJというスタイルが基本的には中心にあるダンス・ミュージックの業界、その中で自身で曲を送り出す事はある程度はプロモーション的な意味合いがありそれが本業でない事は多々あるが、逆にDJをせずにプロデューサー/作曲家として自身の音を生み出す事に専念するアーティストも多くは無いが存在する。東京を拠点にTomi ChairとTominori Hosoyaの名義を並行させて活動するこのアーティストは間違いなく後者に属するアーティストで、ここ数年はdeepArtSoundsやSoul Print Recordingsを含む様々なレーベルからアナログの形態で作品がリリースされ、それらの曲が世界中の有名なDJからもサポートされてきた実績も鑑みれば、彼がそういった創作能力の高いアーティストである事に異論は無いだろう。人気レーベルから引く手数多なHosoyaはこれまでに多くのEPをリリースしてきたが、2018年9月遂に自身のTH Pressingから自身の半生をテーマにしたアルバムを送り出した。先ず内容に関して言えば過去の作品の延長線、それは透明感や清涼感のある美しいシンセの響きとパーカッシヴなリズムを武器とした感情的なディープ・ハウスであり、つまりはHosoyaというアーティストを実直に表現したアルバムという点に於いてファンが期待している内容そのものだ。オープニングには2016年にリリースされた『Love Stories EP』(過去レビュー)から異なるバージョンとなる"We Wish 2 Cherry Trees Bloom Forever (Full Length Version)"が抜擢され、からっと乾いた抜けの良いパーカッションのリズムから始まり、じわじわと湧いてくる叙情的なシンセと天井から降り注ぐような耽美なピアノの旋律が湿り気を帯びた情熱となって、冒頭から実に感動的なディープ・ハウスを展開する。こういった作風はHosoyaの特徴であり、シンセの厚みのあるレイヤーが荘厳な景色を描き出す"Love You Again"やより疾走感のあるビートを活かしつつ薄くも美しく伸びるパッドと動きのあるシンセのメロディーで躍動感を出した"Beautiful Lives"なども、安定感のあるハウスの4つ打ちと感情性豊かなメロディーとコードによるテック・ハウスの作風が見事にアーティスト性を表現している。アルバムという形態だからこそ一辺倒にならない展開の工夫もあり、"Cycling (Sunday Evening Version)"ではリズム抜きの荘厳なパッドが覆う中をエレガントなピアノが滴り落ちるアンビエントを聞かせ、"Weekend Othello"ではぐっとビートを落とした事で複数のシンセの響きもじっくりと耳に入りメロウネスを増したダウンテンポを披露し、そして"Interlude Of Life"における子供の呟きもフィーチャした何処か童心に返ったような懐かしさも感じさせるチルアウトもあるなど、ただ勢いに任せただけのアルバムではない。そして終盤以降は再度クラブでも映えるパーカッシヴかつ情緒豊かな旋律に引っ張られる壮大なテック・ハウス/ディープ・ハウスを通過し、最後は深い濃霧のような叙情的なシンセの層の中で清らかなピアノが感情を揺さぶるアンビエント性の強い"Scenery From Halfway"でしっとりしながら霧散する。アルバムという形態を念頭に置いたであろう起承転結な構成があり、そして過去を振り返りつつも未来へと突き進むべくポジティブな感情に満たされた音楽は、決して抑圧的なグルーヴは無くとも感情性の強さが芯にあり心に響くものだ。一旦はキャリアにおける総決算と呼んでも過言ではない充実したアルバムとなったが、その歩みは2019年となった今でも全く止まっていない。



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| HOUSE14 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Max Essa - Themes From The Hood, The Cad & The Lovely (Deconstructed By Balearic Demand) (Hell Yeah Recordings:HYR7183)
Max Essa - Themes From The Hood, The Cad & The Lovely (Deconstructed By Balearic Demand)
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イタリアから現行バレアリックを先導するHell Yeah Recordings、そこから2017年にリリースされたMax Essaによる『Themes From The Hood, The Cad & The Lovely EP』はレーベルオーナーのMarco Peedooをして「これまでにリリースした中でも最もバレアリックなレコード」と言わしめた作品だ。英国生まれ日本在住のEssaはBear FunkやIs It Balearic?からも作品をリリースするなど、現在のバレアリック隆盛以前からその音楽性をハウスに取り込んで開拓してきたアーティストで、特にここ数年はその音楽性は豊潤さを増している。その決定打とも呼べる作品が前述のEPなのだが、そこから更に「バレアリックな需要に合わせて解体された」という作品が本作だ。元々は12分にも及ぶ「Themes From The Hood, The Cad & The Lovely」がここでは4つへのパートで計17分への作品へと生まれ変わっており、曲そのものは殆ど変わっていないものの曲を分割する事でバレアリック向けのDJに使いやすいように編集したというところか。ベルや笛に弦楽器らしき音などを用いてどこか和のスピリチュアル感もある始まり方の"Setting Sail"、重厚で美しいシンセストリングスも入ってきて深い瞑想を誘うニュー・エイジ/アンビエントなスタイルのパートで、終盤では繊細ながらも悲哀のムードを注ぐピアノが感傷的だ。そこに続く"Gold Hush (Part 1)"で軽くビートも入ってきて視界も開けたように清々しくクリアなバレアリック性が湧き出し、大海原をヨットに乗ってクルージングするような大らかで爽やかな世界へと出航する。"Dance Indigo"はおそらくニューパートだと思われるが、前のパートの雰囲気を引き継いだダウンテンポで、透明感のあるパッドやディレイするシンセで空間の広がりを作りながら、微かにしっとり切ないピアノの用いて叙情をもたらす。そして最後の"Gold Hush (Part 2)"で清らかでメロウなピアノのコード展開を続けながらまた静けさが漂う凪の状態へと戻りながら終息するなど、4つのパードで構成された組曲は薫風がそよぎ燦々と太陽の光が降り注ぐ大海原やビーチを思い起こさせる真夏のバレアリック・ミュージック。これからの季節にもぴったりなスローモーバレアリック、季節感があって実に素晴らしい。



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| ETC4 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2019/2/22 Music Of Many Colours with Rancido @ Contact
特にハウス・ミュージックに対しては深い造詣とそれを利用して素晴らしいDJプレイを行っているDazzle Drumsが、2017年4月から始動したパーティーが「Music Of Many Colours」だ。以前より毎月のレギュラーパーティーとして「Block Party」も主宰しているものの、それとは異なりこちらはそのタイトル通りに様々なジャンルの音楽を展開する事が前提としているようで、古典のハウス・ミュージックを尊重するDazzle Drumsが音楽領域をより広げようとするプレイが聞けるのではと予想している。そして今回そんなパーティーのゲストに迎えられたのはInnervisionsなどからもリリースをしているRancidoで、最近Dazzle Drumsが推しているアフロ・ハウスとエレクトロニックなサウンドを融合させたディープな音楽性との事。レジデントのDazzle Drums、そしてゲストのRancidoそれぞれが一体どんな風にパーティー名から意識される音楽をどう展開するのか、興味は尽きない。
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| EVENT REPORT7 | 17:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Esteban Adame - Unofficial Discourse EP (Dolly:DOLLY 029)
Esteban Adame - Unofficial Discourse EP
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Steffiが主宰するDollyは取り分けオールド・スクールなデトロイト・テクノやシカゴ・ハウスを、現在のアーティストの視点から見直したような音楽性が特徴であったように思うが、それは遂にここに来て本場デトロイトのアーティストを招いた事でよりリアルなものとなった。新作に抜擢されたのはGalaxy 2 GalaxyやLos Hermanosのメンバーとしても活躍し、そして自身ではIcan等のユニットでも新世代の台頭をアピールしたキーボーディストのEsteban Adameで、DJしてよりはライブでの活躍も目立っているアーティストたる作曲家としての才能は新世代でも特筆すべき存在だ。タイトル曲の"Unofficial Discourse"でも彼らしいキーボードのスムースで温かいコード展開とすっと伸びるパッドを用いたデトロイトの情緒感を前面に出し、ざらついた生々しい質感とキレを持ったビート感で跳ねるように揺らすハウス・トラックは、デトロイトという街へのしみじみとした思いが馳せるような曲だ。そこに仲間であるGerald MitchellによるLos Hermanosが提供したリミックスの"Unofficial Discourse (Los Hermanos Remix)"は、前のめりで荒々しいビート感を打ち出してより鋭い攻撃性が目立つテクノ・トラックになっており、展開を抑えながら激しいパーカッションの響きや骨太なグルーヴ感を強調してミニマルなツール性を獲得している。"Throwing Signs"も躍動感溢れるキーボード使いとシャッフルする跳ねるリズム感が非常にファンキーで、途中から入ってくる望郷の念が込められたようなシンセソロによるドラマティックな展開はこれぞデトロイト・テクノだ。そして音に隙間を作りうねるようなシンセのメロディーがコズミックにも響く"Where's The Map Point"、こちらもすっきりと軽快なパーカッションやキックで疾走するツール寄りなハウスだが、未来への希望が感じられる明るい曲調に心も弾む。どれもキーボーディストの手腕が存分に発揮されたメロディーやコードが存在しており、これぞデトロイト魂と呼びたくなる作品だ。



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| TECHNO13 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Jino / Ohno / Mitchell / Mills - Kobe Session (Axis Records:AX070)
Jino / Ohno / Mitchell / Mills - Kobe Session
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もはやテクノという世界を飛び出て例えば映画音楽、例えば交響楽団との共演、例えばライブセッションなど…その活動の幅は単なるクラブDJに収まりきるものではなく、創造力を実現させるアーティストとして孤高の地位を確立したJeff Mills。そして次なる挑戦は「Axis Audiophile Series」の第一弾となる本作で、180gのヴァイナルに32bit/48kHzの音源を収録した高品質のマスタリングを実施しているそうだ。音質への拘りも興味深いが、しかし本作の面白みはDVD『Exhibitionist 2』で実現したドラマーとの即興演奏を発展させたセッションであり、ここでは2015年9月19日にTodaysArt.JPにおける本人を含め4人の演奏者が行ったライブ・レコーディングが聞けるのだ。Jeff自身はTR-909 &パーカッションを、日野賢二がベース、Buffalo Daughterの大野由美子がMoogシンセ/ボーカル、デトロイトの盟友であるGerald Mitchellがキーボードを担当しており、「Techno Meets Jazz And Fusion」とでも呼ぶべき過去のジャズアーティストがもしテクノに挑戦したらというような創造力させ働かせる。優美なエレピの滴りから穏やかに始まる"Eventide"は、その後TR-909にキックやハイハット、そして生のベースがリズムを刻みだすと途端にライブ生が強くなり、マシンのみによるプレイとは異なる自由で活き活きとしたうねりが生まれてくる。TR-909によるリズムにしても平坦ではなく小刻みに強弱の変化が加えられ、美しさを彩るGeraldによるエレピ使いに大野による輝きを含んだMoogが自由に舞い踊るソロによって開放感がぐっと増し、15分にも及ぶインプロビゼーションは壮大なコズミック・ジャーニーを喚起させる。"Happy Gamma Ray"は何だか物悲しいベースソロで幕を開け、TR-909によるクラップやハイハットが尖ったビートが疾走りだし、そしてジャズ色の強いメロウなエレピのコード展開とスラップ奏法も使用したファンク色の強いベースによって、感傷的なムードに染めていく。中盤ではJeffによるものだろうか軽快なパーカッションの響きも加わる事でライブ感を増し、豊かな音色の刺激的なムーグのソロプレイもドラマティックな盛り上がりを生むのに一役買っている。Jeff一人では成し得なかった人間の手によるテクノ・セッション、彼のプロジェクトの中でも最もエモーショナルで最も自由度の高い音楽性で、過去の音楽からの影響を現在のテクノへと投影した挑戦はその面白みだけでなく音楽として優れている。宇宙の中を旅し続けるJeffの歩みはまだまだ止まらない。



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| TECHNO12 | 20:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Moodymann - DJ-Kicks (!K7 Records:K7327CD)
Moodymann - DJ-Kicks
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名門MIXCDシリーズのDJ Kicksにまさかこの人が参戦してくるとは、夢にも思っていなかったので衝撃を受けた人も少なくはないだろう。その人こそデトロイト・ハウスにおいてカリスマ的な存在感を放つKenny Dixon Jr.ことMoodymannだ。初期のフロアに即したキックの強いディープ・ハウスから徐々にジャズやファンクなど黒人音楽にルーツに向かった音楽性を強め、躍らせるDJと言うよりはアーティストとしての表現力を磨く方向性へ向かっていたここ数年を考えると、MIXCDという形態と向き合って彼のルーツを掘り下げるような選曲が成された本作は非常に貴重な物だ。但し彼のDJを体験した事のある者ならば理解はしているだろうが、上手くミックスを行い継続的なグルーヴと起伏を盛り込む一般的なDJをするような人ではなく、本作もやはり繋ぎさえしていない箇所もあり決してミックスの妙技を楽しむ内容ではない。その代わりと言っては何だが、ハウスやディスコのみならずファンクやダウンテンポ、そしてニューウェーブやフォークに最新のベース・ミュージックまで、実に様々な音楽性を盛り込んだ内容は前述した通りDJという立場からアーティストとしての表現力を発揮している。序盤の気怠くメロウなヒップ・ホップやダウンテンポ路線、少しずつ官能的なディスコやベース・ミュージックに移行する中盤、それ以降のハウスのグルーヴが目立ち始めるもフューチャー・ジャズなど躍動的なリズム感も弾け、更にはニューウェーブ等も交えて奇抜性を強める終盤と、展開は意外にも筋書き通りに感じられる。しかしMIXCDとは言いながらも決してスムースで違和感の無い繋ぎに拘ってはおらず、何だかMoodymannという人の中に秘めた一代絵巻を紐解くような音楽の羅列は、MIXCDとして聴くよりはやはりコンピレーションとしての意味合いが強いように思う。実際にミックスされていようがそうでなかろうが、本作の価値はそれ程変わらないだろう。Moodymannの汚らしくも甘美な猥雑さは見事に表現されており、単にデトロイト・ハウスという枠組みを越えた存在感を放っている。



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| HOUSE11 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Defected Presents House Masters - Masters At Work Volume Two (Defected Records:HOMAS24CD)
Defected Presents House Masters - Masters At Work Volume Two
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ハウス・ミュージックという音楽の中で最強のコンビ、それはLouie VegaとKenny Dopeから成るMasters At Workである事に異論はないだろう。いや、単にハウス・ミュージックという枠組みの中だけで語る事は最早困難で、二人の異なる多様なルーツが混ざる事で、ラテンやアフロの血湧き肉躍るビート感やソウルフルな歌と情熱的な旋律でアンダーグラウンドなダンス・トラックからポップな音楽までクロスオーヴァーし、時代を先取りながら後世に残るクラシックを膨大に生み出した稀代のDJ/アーティストだ。オリジナルからリミックスまでその素晴らしい作品群は嘘偽り無く膨大であり、レアな曲まで含めればその全てを集めるのは困難に等しい。そんな状況下で2014年にリリースされた第1弾(過去レビュー)のコンピレーションだけでも40曲収録であったが、それから1年経ってリリースされた第2弾の本作でもまたもや40曲収録と、両者を揃えればMAWの魅力を十分に理解するには十分過ぎる程のボリュームと質だ。喜ばしい事に4枚組というボリュームを活かしてどの曲もフルバージョンで収録されており、例えばGeorge Bensonによるメロウなギターと憂愁の歌、そして優しく包み込む美しいキーボードがフィーチャーされた"You Can Do It (Baby) (Nuyorican Style Mix)"は15分での完全版で聴く事が出来るのは、想像するだけで感涙必至だろう。またLoose JointsやFirst Choice、Donna SummerやNina Simoneなど過去のディスコやジャズに於ける巨匠の名曲を、MAWがリミックスして再度生まれ変わらせるように新たな魅力を引き出した曲も収録されており、当方のようにそんなリミックスを知らなかった人も多いだろうから守るべき遺産を世に知らせるベスト盤としての価値もあるのだ。ちなみにレーベルの広報によればクラブ向けの曲を中心とした第1弾に比べると、本作はどちらかと言うと緩んでリラックスしダウンテンポな曲が多いとの事だが、実際に聴いてみればそれは雰囲気からの判断で、実際にはメロウながらもMAWらしいざっくりと生っぽくも躍動感のあるグルーヴが通底している。文句無しに素晴らしい至宝のハウス・ミュージックが並んでおり、第1弾と合わせて聴けば一先ずMAWでお腹いっぱいになるだろう。



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| HOUSE11 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
2015/12/11 THE OATH -every friday night- @ Oath
今年も12月と最後の月になったものの、気付いたら半年以上もOathから足が遠ざかっていた。決して大きなクラブではなくどちらかと言うとバーと呼ぶ風合いが強い場所ではあるものの、日本人のDJを中心にした構成とリーズナブルに楽しめながらも良質な音響でダンス・ミュージックを楽しめる場所として、魅力のあるクラブの一つだ。そんな折、丁度ソウルフルなハウス・ミュージックのプレイに定評のあるDazzle Drums、Capricious Recordsを運営しているJun Kitamura、Oathでも頻繁にプレイをしているKAZZとベテランが揃ったパーティーが開催されるので、この機会に久しぶりに足を運ぶ事にした。
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| EVENT REPORT6 | 15:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Luminodisco - Understory (Hell Yeah Recordings:HYR 7142)
Luminodisco - Understory
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イタリアから沸き立つバレアリック・ハウス/ディスコの代表格であるHell Yeah Recordings。同レーベルの中心的アーティストとしてBalearic GabbaことEnzo Eliaの華々しい活躍は記憶に新しいが、もう一人中心的存在として成長しているアーティストを挙げるのであれば、Federico CostantiniことLuminodiscoがそうだろう。2010年から同レーベル、そしてその傘下のDanny Was A Drag Kingから多数のEPをリリースし、既に多くのDJからのサポートを受けているそうだ。そしてDJからは高い評価を受けた上で、この初となるアルバムによってDJだけでなくリスニングとしてダンス・ミュージックを楽しむ層にまで、Luminodiscoの名前は浸透する事だろう。結論から言ってしまえば、気の抜けたセイウチがアマゾンの中で微笑んでいるジャケットから感じる、ユーモアに溢れつつ桃源郷のような多幸感、それこそがこのアルバムの音楽性を象徴している。森林の奥地で鳥や虫の鳴き声が響くイントロから、徐々に総天然色のバレアリック感満載なシンセに満たされるニュー・ディスコの"Understory"でアルバムは幕を開けるが、この時点でジャケットのような色彩豊かなトロピカル感にリスナーは出くわしている事だろう。続く"La Mission"ではぐっとテンポを落として生っぽいマリンバや笛の音色と共に祝祭感のあるボーカルを加えたダウンテンポを披露し、"The Pirates"ではフロアを賑わすであろうどっしりとした4つ打ちとファンキーなシンセのリフが主張するディスコを鳴らし、緩急を付けながらも色調は総じて底抜けに明るく自然が茂る熱帯の空気に満たされている。アルバム中盤の"Equipe"ではファンキーなチョッパーベースと爽快なパーカッションが躍動感を生み出しながら、切なさを生むしんみりしたシンセのメロディーが肌に染み入るようで、現代版イタロ・ディスコと呼びたくなる。アルバムの終盤では瞑想的なシンセがどんよりと蠢くアンビエント色強めな"Lavori Forzati"から、流麗なストリングスや可愛らしいシンセによって華々しく飾られた正にパーティー基調のディスコな"Oh Mary"が続き、ハッピーな感情を誘発させて綺麗な閉じ方を用意している。アルバムとしての総合力、ホームリスニングも意識した前提が活かされた見事な作風で、一時も飽きさせる事なく聞かせる曲群は見事と言わざる得ない出来栄えだ。リゾート地にいるかのようなトロピカルで涼し気な感覚は、蒸し暑い真夏に聴くにも最適で開放的な昂揚を誘う事間違いなし。



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| HOUSE11 | 21:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Rick Wilhite - Vibes New & Rare Music 2 (Rush Hour Recordings:RHM 010 CD)
Rick Wilhite - Vibes New & Rare Music 2
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Theo ParrishやMoodymannにMarcellus Pittmanと共に3 Chairsのメンバーとして、またデトロイトのレコ屋である「Vibes」(現在は閉店)のオーナー兼バイヤーとして、そしてDJ/アーティストとしても高い評価を得るRick Wilhite。2010年にはオランダのRush Hourと手を組み"Vibes : New & Rare Music"(過去レビュー)なるデトロイト/シカゴのアンダーグラウンドな音楽を集めたコンピレーションを手掛けた際に、そこで大物から隠れた原石まで引っ張り出して新旧世代を交えたソウルフルな音源を集め、流石のローカルなベテラン故の音楽センスを披露した。それから4年、再度Rush Hourと協力して手掛けた続編となる作品が本作なのだが、ここでは前作以上に意外ともとれるアーティストが集まっている。例えばニュージャージ・ハウスからBlazeのJosh Milan、NYハウスのベテランであるJovoon、シカゴの変態的なK-Alexi、そしてまだ余り名の知られていないJon Easleyがそうだろう。その一方ではデトロイトからはGerald MitchellやMoodymannにOrlando Voorn、Urban TribeことDJ Stingrayも招集し、Rickのセレクターとして人望の厚さが伝わってくる程のアーティストが揃っている。このように前作よりもその幅の広い人選故に音楽的にも多少のばらつきは見受けられるが、Josh Milanによる"Electro Dreams"にしても彼らしいソウルフルな温かさはありながらも、普段のBlazeよりは幾分かより無骨な質を強めていて、方向性としてはやはりデトロイトのハードな気質が勝っているようだ。Gerald Mitchellはいつも通りで"It's The Future"と言うタイトルを表現するような希望に満ちたアフロ・ハウスを展開し、Orlando Voornは"The Recipe"で煌めくような明るさを発するビートダウンを聞かせ、デトロイト勢はあるがままに自身の音楽性を披露している。レコ屋の元バイヤーとしての手腕を存分に発揮しているRickだが、アーティストのしての腕も間違いなく、Norm Talleyとの共作である"30 Years Later"では地面を這いずり回るような重心の低いビートダウン・ハウスで粘着質な黒さを発している。アルバムとしてジャンル的な纏まりはないかもしれないが、精神的な意味での音楽に対するアティチュードではアンダーグラウンドであり、その心意気は存分に伝わってくるだろう。




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| HOUSE10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2014/8/16 DAWD @ Oath
Jun Kitamura、REMI、haraguchic、SINOがOathにて定期開催しているDAWD。ベテランから若手までが手を組み、各々が持つ異なる音楽性 - シカゴ・ハウス、ディープ・ハウス、テクノ、ニュー・ディスコ- などなどを一晩で纏め上げるパーティーだ。今回は1998年、2000年にJun Kitamuraがリリースした名作"Outergaze"の再発に合わせたリリースパーティーでもあるようだが、その上で現在のミニマル/ハウスでは特筆すべき才能を発揮しているdj masdaをゲストに呼び、DAWDに一風変わった旋風を巻き起こす。
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| EVENT REPORT5 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Balearic Gabba Sound System - What You Really Need EP (Hell Yeah Recordings:HYR7133)
Balearic Gabba Soundsystem - What You Really Need EP
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今年1月に初来日を果たしたEnzo Elia。イタリアから「Balearic Gabba Edits」なるシリーズで過去の名作をバレアリック化した作品は、ニュー・ディスコやハウス方面でも御用達となり若手ながらも注目を集めている。本作はBalearic Gabba Sound System名義での作品となるが、中身はEnzoによるエディット作品という点で今までのシリーズの延長線上にあるものだ。しかし内容については今までの中でも格別で、イタリアのアーティストらしくイタロ・ハウスのクラシックに手を付けるなど、懐かしさと新鮮さが同居する素晴らしいエディット作品だ。A面にはSoft House Companyが1990年に放った"What You Need"のエディットが収録されているが、原曲を2倍以上の11分へと引き伸ばした事で先ずはDJとして使い易いように手が加えられている。また元々は今となっては野暮ったいハウスのリズム感だったが、ここでは細かく刻んだようなアレンジも施して今っぽいニュー・ディスコへと生まれ変わらせ、燦々とした太陽が降り注ぐようなトロピカルなピアノのコード感もより活きた開放感のあるエディットへと生まれ変わった。B面にも同じくイタロ・ハウスでは定番ともいえるDon Carlosによる"Ouverture"と"Chicago"のエディットが収録されているが、前者はアマゾンの中に居るような鳥の鳴き声もサンプリングされよりトロピカル感を増した透明感のあるディスコへと、そして後者はセクシーな女性の喘ぎ声をサンプリングしつつキックを抜いた事でよりリラックスしたリゾート感溢れるトラックへとアップデートされ、正にバレアリックなエディットを披露している。オリジナルからして既に名作といえるものだったが、その雰囲気を壊さずにモダンなバレアリックな要素を加えた本作が悪いわけがない。



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| HOUSE10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Hardcore Traxx Dance Mania Records 1986-1997 (Strut:STRUT114CD)
Hardcore Traxx Dance Mania Records 1986-1997
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ジューク/フットワークの隆盛と共にその原点として再度注目を集め出しているシカゴ・ハウスだが、本作品はその決定打とも言えるシカゴ・ハウスの老舗・Dance Mania Recordsの2枚組コンピレーションだ。Dance Maniaは1986〜1997年の活動期間にアナログで膨大な作品を残しシカゴ・ハウスの基礎を成したレーベルである事に間違いはないが、シカゴ・ハウスらしく良くも悪くも玉石混淆であり全ての作品が高品質ではなく、その点からも公式にレーベル・コンピレーションが手掛けられた事は素直に喜ぶべきであろう。さて、Dance Maniaというと当方もそうだが一般的な評価としてゲットー・ハウス系のイメージが先行しているが、本作においてはレーベル初期の作品を多く収録する事でそのイメージを覆す事にも成功している。CD1にはレーベルの初期〜中期までの作品を収録しているが、これが予想外にもオーセンティックなハウスが並んでおり、Dance Maniaにもこんな時代があったのかと意外な印象を受けつつ普遍的なハウス作品として素晴らしい。特にVincent Floydによる"I Dream You"やDa Posseによる"Searchin' Hard (Mike Dunn's AC Mix)"はピアノの旋律がラブリーなディープ・ハウスで、その流れは90年代のメロディアスなUSハウスにも通じるものがある。その他にもジャッキンな感覚を強調した安っぽくもファンキーなトラックもあったりと、しかしまだテンポはまだ加速せずに普通の形態を保っている。CD2にはレーベル中期〜後期の作品が収録されているが、その辺りからレーベルはゲットー・ハウスなるシカゴ・ハウスの変異体としてより注目を集めるようになっていたようだ。特に今再度高い評価を獲得しているDJ Funkは2曲収録されているが、チージーな音質ながらも高速ビートに合わせ下品なボイスサンプルを執拗に重ねた作品は、これぞファンキーなゲットー・ハウスの一例だろう。またPaul JohnsonやRobert Armaniの曲はもはやテクノ方面で評価されるべきハードなスタイルへと進化しているし、今をときめくTraxmenは"French Kiss"をパクったようなリフにアホアホボイスサンプルを被せて遊び心とファンク溢れる曲を披露するなど、Dance Maniaが一般的なシカゴ・ハウスのその先へと向かった軌跡を見つける事は容易い。その点で当方のようなシカゴ・ハウスが単純に好きな人には当然お勧めなコンピレーションだが、ジューク/フットワークと呼ばれる音楽に魅了された若者にとっても、そのルーツを掘り起こす意味で本作は価値のある作品である。



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| HOUSE10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
DJ Hell - Kern Vol. 02 (Tresor Records:KERN002CD)
DJ Hell - Kern Vol. 02
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現在のテクノシーンの中心地とも言えるベルリン・テクノは多様性とアンダーグラウンド性を伴いつつ隆盛を誇っているが、昔からのジャーマン・テクノのファンにとってはベテランでもありInternational Deejay Gigolosを主宰するDJ Hellも馴染み深いのではないだろうか。本作はベルリンの重要なテクノレーベルであるTresorが新たにスタートさせたMIXCDシリーズ「Kern」の2作目で、DJ Hellも単に一括りにテクノと言うだけでなくアフロ・アシッドやエレクトロ、ブレイク・ビーツ、デトロイト・テクノにインダストリアルなものまでプレイし、多様性とアンダーグラウンド性を両立させている。しかし音のムード自体は先進的と言うよりは懐古的なオールド・スクール感を打ち出されており、良い意味で言うと流行や時代感に頼る事なく自身のタイムレスかつ破茶滅茶なノリが息衝いている。出だしから管楽器の怪しいメロディーが先導する民族的な"Movements 1-4"で始まると、暗い雰囲気とレトロなビートのハウス"Quad 1"、そしてやはり暗く退廃的なエレクトロの"Club Therapy"、更にはDJ Hellのデトロイト愛を示す"War Of The Worlds"と序盤からシリアスながらもジャンルを横断した個性を見せ付ける。そしてやはり目立つのは前述のDark ComedyにInner City、Robert Hood、DBXなどデトロイト系のアーティストの曲が惜しげも無く使われている事だが、一方では近年のテクノシーンで俄に脚光を浴びるJonas KoppやReconditeの冷たいマシーンサウンドを軸にインダストリアル色の強いテクノも投入して、より暗闇の中をひたすら突き進む。DJ Hellにしては随分と生真面目で一見地味なようには聞こえるが、しかし音の古さゆえなのだろうかジャンルの幅広さ故なのか、何でもありのレイヴ的な快楽主義に覆われたところにDJ Hellの個性を感じ取る事が出来るだろう。ドイツではBerghain系のテクノが圧倒する中で、DJ Hellはそれに安易に寄り添う事なく自分の道を歩んでいる。



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| TECHNO10 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2014/1/17 UNIT / root & branch presents UBIK "THE FIELD JAPAN TOUR 2014" @ Unit
テクノのみならずロックファンも虜にするKompaktのThe Field。昨年には4枚目となるアルバムをリリースし順調な活動を続けているが、そのアルバムではバンド形態を封印しハードウェア中心の作風へと原点回帰。今回の来日公演でも当然バンドセットは封印し、ハードウェアでのライブを披露する事になった。日本からはGonno、Crystal、Inner Scienceら現在クラブシーンで注目を集めるDJや、そして人力ミニマルと称されるNISENNENMONDAIのライブも予定され、その一夜全てが期待されるパーティーとなっていた。
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| EVENT REPORT4 | 18:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Los Hermanos - Descendants Of The Resistance (GMi Productions:LHCD003JP)
Los Hermanos - Descendants Of The Resistance
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デトロイト・テクノの中心的存在であるMike Banksが沈黙を守る中、その代わりと言うべきかURのスピリットを伝承し歩みを止めずに前進を続けるLos Hermanos。Gerald Mitchellが中心となってバンド形態で活動をするユニットの6年ぶりのアルバムとなるが、2011年にもGerald Mitchellソロ名義でアルバムを出しているので、そんなに待たされた気はしない。「レジスタンスの子孫」と名付けられた本作はSoul SaverやThe DescendantにG. Mitchellと言ったユニット名を使い分ける傍ら、様々なアーティストとの共同制作も行い、共同体となって魂の伝承をするような傾向が見受けられる。勿論中心にいるのはGeraldではあり、内容に関して言えばシャッフル感の強いエモーショナルなデトロイト・テクノや血潮がたぎるハウスに、ファンクやラテンやジャズを前面に出しバンドが演奏しているようなライブ感を打ち出し曲など、これまでのLos Hermanosが辿ってきた道をそのまま真っすぐに進んでいる。一聴して以前よりも陽気でポジティブな要素が強く感じられ、デトロイトらしい耳に残るメロディーも自由に踊っており、DJとしてではなくプレイヤーとして楽器を演奏出来るが故の豊かなコード展開やラフな臨場感のあるサウンドがしっかりと息衝いている。ただ少し気になったのは何となく以前にも聴いたようなメロディーが度々登場し、その場のセッション的なプレイをそのまま収録したようにも思えてしまう事だ。デトロイトのアーティストにありがちな体の奥底から湧き出るノリ、それは衝動と言ってもよいものだが、本作ではそれが勝ち過ぎていて全体の構成が以前程練られていないようにも聞こえてしまう。躍動感のあるダンサンブルな曲がたっぷりと詰まっていて、Geraldらしいゴスペル風手弾きピアノも炸裂しているし、Los Hermanosがあくまでバンドである事を表現する意気込みは伝わってくる。だからこそ、スタジオに籠もってより完成度を高める事が出来たのではないかと言う心残りもある。ライブバンドなのだから、真価はライブで体験すべきと言う事なのかもしれない。

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| HOUSE9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
In The Dark : Detroit Is Back (Still Music:STILLMDCD011)
In The Dark : Detroit Is Back
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以前に比べると神格化された感もあったデトロイトの音楽に対する評価は落ち着いてきているように思われるが、それを尻目に一貫してデトロイトの魂を守り続けているレーベルも存在する。その代表として挙げられるのがJerome Derradjiが主宰するStill Musicで、レーベル自体は2004年にシカゴで生まれているものの、デトロイト周辺のアンダーグラウンドなアーティストに焦点を絞って作品を手掛けている。2005年にはデトロイト・ハウスの - 特に表舞台と言うよりは長年地下で土台を支えてきたような - アーティストの作品を収録した「In The Dark (The Soul Of Detroit)」と名付けられたアルバムを纏め上げたが、本作はタイトル通りにその続編となる2枚組のデトロイト・ハウスのコンピレーションだ。レーベルが提唱するには「デトロイトの地下クラブ、スタジオや倉庫で鳴っている音」だそうで、Delano SmithやRick WilhiteにMike Clarkらのベテラン勢から、Patrice ScottやKeith WorthyにDJ 3000などこれからの世代を担う人材まで、デトロイトのローカル色を強く打ち出したアーティストが集められている。デトロイトと言うとどうしてもベルヴィル・スリーやUR周辺に注目が集まりがちだが、本作を聴くとやはり現在の音楽制作的な面から見るのであれば世代は確実に変わってきている事を実感する。音的には世界の流れからは外れつつもエモーショナルな熱量を濃厚に煮詰め、アナログ感覚の強い温かい音質を打ち出したソウルフルなハウスを中心に纏められた本作には、デトロイトと言うブランドに頼らずとも評価されるパーティーに在るべき音楽が詰まっている。所謂クラブ・アンセムと言われるような派手な曲があるわけではないが、各アーティストの実直なデトロイト・ソウルが伝わってくる事もあり、デトロイト入門としてもお薦めしたくなる作品集だ。勿論アンダーグラウンドなデトロイト好きな人にとっては、長く愛せる作品となる事は言うまでもない。

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| HOUSE9 | 08:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
DJ EMMA Presents Nitelist Music 3 - Acid City (Nitelist Music:NM21032)
DJ EMMA Presents Nitelist Music 3 - Acid City
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アシッド・ハウス、狭義の意味で言えばTB-303(だけではないが)が生み出す偶発的な狂気のサウンドを使用したハウスではあるが、取り分けその中枢にあったのがシカゴ勢のそれだった。彼等が生み出すラフで粗雑なサウンドはアシッド・ハウスとの相性は抜群で、やはりその不安定で不完全にも思えるラフな音が肝でもあったと思う。そして2013年、DJ EMMAが中心となりそんなアシッド・ハウスの本質を見失わずに、日本から世界に向けたアシッド・ハウスのコンピレーションを完成させた。アシッド・ハウスと言えば大量にコンピレーションもリリースされており中途半端な出来では埋もれてしまうのも当然に思えるジャンルではあるが、ここに収録されている日本人によるアシッド・ハウスはオリジナルの伝統にも敬意を示し、また時代に左右されない普遍的な個性も持ち合わせている。本作が生まれる発端となったDazzle Drumsによる"Jack In The Box"(タイトルからして最高ですね)は、序盤は数少ない地味なアシッド音がビヨビヨと反復しているところに、徐々にどぎついシンセやボイスにハイハットなどが重層的に被さり、ワイルドピッチスタイルも継承する狂うほどにドープな曲だ。対照的にどこか気の抜けたユーモア溢れるアシッドを聞かせたのがGonnoによる"Sloppy Acid”で、TB-303の不気味な狂気が迫り来る感覚はなく、GonnoらしいスロウなIDM感覚のあるテクノに多幸感のあるアシッドを注入している。またオーガニックなハウスを得意とする高橋クニユキも参加しているのは意外だが、"Push Button Three"では彼らしい有機的なパーカッションを使用しつつも、底の方ではアシッドベースが這いずり回り密林の奥の祭事のような覚醒感を生み出している。そして本作のタイトルにもなったDJ EMMAとHideo Kobayashiによる"Acid City"、音が削ぎ落とされたスカスカの構成にもかかわらず、もう嫌という程に強烈なアシッドのラインと太くマッチョな4つ打ちのリズムが強靭なグルーヴが脳髄を刺激する、これぞアシッド・ハウスな曲だ。その他にも多様性のあるアシッド・ハウスを収録しており、またどれもが派手になり過ぎずラフな部分を残した感覚が徹底されており、期待を越えて素晴らしいプロジェクトとなっている。



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| HOUSE9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2013/7/6 DAIKANYAMA UNIT 9TH ANNIVERSARY LOS HERMANOS -SOUL SAVER LIVE- supported by PRIMITIVE INC. & METAMORPHOSE @ Unit
早いものでUnitも遂に開業9周年。今週から来週にかけてはその記念パーティーを数度に渡り開催しているが、2日目はPRIMITIVE INC.とMETAMORPHOSEがサポートを行い、デトロイトからはLos Hermanosに日本からはHiroshi Watanabe、Calm、Ametsub、Inner Scienceらが出演した。Los HermanosはSoul Saver Liveを銘打ったライブを予定し、Inner Scienceもライブ出演と、普段のパーティーよりもライブが打ち出されているのが9周年のパーティーらしく楽しみであった。
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| EVENT REPORT4 | 11:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Steffi - Panorama Bar 05 (Ostgut Ton:OSTGUTCD25)
Steffi - Panorama Bar 05
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ベルリンのクラブミュージックシーンを代表するBerghain/Panorama Barがフロアの現在形を指し示すMIXCDシリーズは、それが全てと言う事ではないが間違いなくベルリンの今の空気を含む作品だと思う。そしてどちらかと言えばハウス方面を担っているPanorama Barの第5作目は、オランダ出身で現在はPanorama Barでレジデントも務めている女性DJのSteffiが制作している。Steffiと言えば今年の3月にelevenへと来日しDJを披露したのだが、その際には猛烈にアッパーなBerghainスタイルのテクノセットだった事に拍子抜けしてしまった。しかし本作はそんな落胆した人にこそ聴いて欲しい作品で、Steffiに本来期待しているであろうハウスセットを100%体験する事が出来る。Panorama Barと言うと確かに最先端、流行と言うイメージも湧き立つようなところもあるのだが、しかし本作を聴いても例えば流行り廃りとか商業的とは全く結び付かず、むしろディープ・ハウスと言う音楽に対して基本を守り続けているように見受けられる。本人が今の時代を反映させたとの事で曲自体は2010年以降の曲が大半を占めており、なおかつアルバムが発表された時点ではまだリリースされていない未発表曲が6曲も収録されている事は驚くべき事だが、しかし音楽性自体は厳かに情緒的でロウな質感もあるオールド・スクール性があるのだ。前半はデトロイト系とも共通する仄かなエモーションが漂うハウスで、ほんのりと上品さのあるセクシーな香りと共に闇夜へと吸い込まれて行く。中盤からは徐々にかっちりした厳ついビートも強調されながらより肉体性を増しつつ、後半はシカゴ・ハウス風な曲やアシッド・ハウスなどでどんどん荒くて悪いマッドな音楽へと変化し、いつの間にか高揚したフロアの喧騒に飲み込まれているだ。無闇に派手に盛り上げる展開も無く自然とピークへと入り込んでいく滑らかな流れが耳には心地良く、叙情の強い曲を中心に選曲をされているからこそホームリスニングにも適した内容となっている。本作を聴くと最先端のクラブであるPanorama Barとは言いながらも、寧ろ温故知新なレーベル性ではないのだろうかと思わせられる。

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| HOUSE9 | 09:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
DJ Nobu - Crustal Movement Volume 01 - Dream Into Dream (tearbridge records:NFCD-27349)
DJ Nobu - Crustal Movement Volume 01 - Dream Into Dream
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日本のアンダーグラウンドを地で行きながら、千葉と言うローカルの地にて熱狂的なFuture Terrorを長年に渡り主宰する事でいつしか日本各地のテクノリスナーを虜にしたDJ Nobu。海外の人気DJとパーティーに出演する時も臆する事なくゲストに負けない爆発力のあるプレイを披露し、日々新たなファンを獲得しているように思われる。本作は国内の3人のDJによって同時に3枚リリースされたシリーズの内の1枚だが、その中でもアーティストに期待している音からは想像出来ない程に変容を遂げた衝撃的な作品となっている。DJ Nobuに対しては昔からのファンであればハウスの時代を思い出すであろうし、近年ではベルリンに接近したハードなテクノを好んでいる印象だが、本作は所謂普通のダンス・ミュージックの類ではない。いや、確かにテクノでもあるがドローンやノイズにミュージック・コンクレートやインダストリアルなど電子音響系と呼ばれるような作品が中心だ。今思うと少し前からDJ Nobuのプレイをクラブで聴く時に何かいつもと異なる違和感を感じる事があったのだが、もしかしたらその時から既に試行錯誤しながらフロアで新機軸の実践をしていたのかもしれない。本作ではヴァイナルでのラフな爆発力を生むプレイではなく、Abreton Liveを用いる事により前述の実験的な音楽を緻密に組み立てる事で、ミックスと言うよりはコラージュと呼ぶべき音の切り貼りをしている。制約と言う殻を破った曲だからこそ使い方は難しくなるが、果敢にも彼の個性であるひりつくような緊張感は保ちつつも電子音の自由な創造性と弄れるように、無機質で淡々としながらも変化に富んだグルーヴを紡いでいる。例えばシンプルなループを用いた4つ打ちの音楽が肉体を踊らせるものであれば、ここで聴けるトリッピーで歪んだ音の羅列は神経や脳髄を刺激するもので、ある意味では体を小刻みに痙攣させるような痺れる電子音の世界が広がっているのだ。もしクラブでのDJ Nobuのプレイを期待しているとしたら最初は違和感を抱くかもしれないが、しかし本作は自身のアーティスト性を塗り替える事に成功した自己啓発な作品であり、そして単純にかっこいい。

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| TECHNO10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Pan Sampler Vol.2 (Pan Records:PAN 04)
Pan Sampler Vol.2

Ryo Murakami、DJ PI-GE、Sisiが運営するPan Recordsのレーベルサンプラー第二弾。新進気鋭のアーティストを起用しながら日本から世界へ向けて発信されるディープ・ハウスは、正にディープと言う表現が適切なフロアに広がる闇夜に密接にリンクした音を鳴らしている。本作ではRyo Murakami自身の曲と共に、MojubaからはSven Weisemann、海外のレーベルからのリリースで注目を集めつつある日本人アーティストのImugem Orihasamの曲も収録され、それぞれが空気の揺らぎさえも伝わるような奥深い音響を生み出している。Svenによる"Nandus"は所謂体が動き出すダンストラックではないが、彼らしいナチュラルで繊細な音質をねっとりとしたダブ処理で平たく延ばし、様々な音が融解するアンビエンスを生み出している。対してImugem Orihasamの"Hellucination"はダブ・ステップも意識した躍動するリズムとダブ音響が刺激的だが、しかし淡々と発しては消えて行くソナー音のようなパッドが物悲しくもあり、深海を航行する潜水艦のように孤独でもある。徹底して感情を排した冷たさが思考を停止させ、真っ暗闇に包まれたフロアに居る人達を更に深く深く潜らせて行くだろう。際立った個性を放っているのはRyo Murakamiによる"Deep Forest"だろう。タイトル通り濃霧が広がる森の奥へと誘われるようにフィールド・レコーディング風にも聞こえるノイズやSEを多用し、霧の奥からはアコースティックな音やぼやけたシンセ音が浮かび上がっては消え、宗教的にも感じられる崇高な世界を創り上げているのだ。Mike InkによるGas名義にも似たドローンアンビエントは、ただひたすら心地良い。

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| HOUSE8 | 15:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kern Vol.1 Mixed By DJ Deep (Tresor Records:KERN001CD)
Kern Vol.1 Mixed By DJ Deep
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ドイツにてテクノの旋風を巻き起こしているBerghainの影響は、フランスへも及んでいるのだろう。DJ Deepはフランスに於いて古くからハウスシーンを開拓してきた重要なアーティストの一人で、自身でも"Deeply Rooted House"と言うレーベルを運営している事からも分かる通り、古き良き時代の空気を含むクラシカルなハウスに強く影響を受けてそれを現代に受け継ぐアーティストだ。しかし変化の兆しは既に2008年頃には見受けられ、リミキサーとしてBen Klockを起用した辺りからレーベルはBerghainを意識したようなダークで凍てついたテクノへと傾倒して行く。そして今、同じくドイツの老舗テクノレーベルであるTresorからDJ DeepがMIXCDをリリースするとなると、ハウスも使用しつつもやはりBerghainにも接近したテクノも捩じ込んだ内容となっていた。”House Meets Techno”というコンセプトを基にオールド・スクールなハウスからディープでメロウなハウスに野性的な息遣いのするトライバルなハウス、粗悪な鳴りのシカゴ・ハウスから凶悪な中毒性を誇るアシッド・ハウス、そして中盤から終盤までは完全に硬質なテクノに染め上げているが、DJ Deepと言うアーティストからは新鮮な時代の空気と言うよりは、何をやってもクラシックと呼ばれる普遍的な音が感じられるのだ。ミックスはスムースに行い派手なエフェクトも使用せず、曲の良さをそのまま引き出す事に専念したプレイであるのも影響しているのだろうが、テクノもハウスもそれ程今っぽさを強調する事なくロウな質感ながらも流行に影響しないベーシックな曲を使用しているように思われるのだ。元々"City to City"と言うシリーズになっていたMIXCDでも同じような印象は受けていたので、本作でもテクノも回そうが根本はそう変わらないのだろう。DJとしての個性は少ないかもしれないが、しかし非常に安定感のあるプレイと単純にナイスな選曲が僕は気に入っている。

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| TECHNO10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2012/8/3 HIROSHI WATANABE "Contact To The Spirits 2" RELEASE PARTY @ Air
ワタナベヒロシにとって特別な意味合いを持つまでになったMIXCD「Contact To The Spirits 2」のリリースパーティーが日本各地に渡って開催されましたが、その最終章は代官山はAIRにて開かれました。特にこの最終章ではMIXCDにも曲が起用されワタナベさんが気になっているアーティストを集め、デトロイトからはミニマル・ダブ狂のDeepchord presents Echospace、日本からはワタナベさんもプロデュースしたMingussにJun Yamabe exe MexicoやBirdcageが出演とリリースパーティーのラストを飾るに相応しいパーティーとなりました。
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| EVENT REPORT3 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Masterpiece Created By Andrew Weatherall (Ministry Of Sound:MOSCD287)
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Ministry Of Soundが提供する「Masterpiece」、そのタイトルからしてDJ中のDJが担当すべき3枚組MIXCDシリーズの最新作は、遂に久しぶりのクラブでの来日プレイを控えているUKテクノ番長のAndrew Weatherallが担当。テクノ、ロック、ダブ、パンク、ハウス…そこに境界線を引く事なくあらゆる音楽を一夜の内に自分のモノとして表現出来る素晴らしいDJが、CD3枚と言うボリュームに渡って繰り広げる音楽は、彼が2010年からロンドンで開催しているパーティーである「A Love From Outer Space」がコンセプトになっているそうだ。夜の11時、12時、1時と1時間毎に区切りをつけてはいますが、アッパーなテクノや沈み込むディープハウスは封印して、BMP105〜120までに抑えたロッキンでパンキッシュ、そしてディスコディックでダブな雑食性の高いプレイは、これこそWeatherallの真価と呼べるでしょう。1枚目は特にWeatherallのリミックスや制作した曲が含まれているせいか、ねちねちとした足取りながらも鉄槌で叩かれるようなグシャッとしたキックが破滅的で、途中のダークなアシッドも入ってきたりすると90年前後のインディーダンスにかかわっていた頃のサイケな空気も漂ってきます。対して2枚目は重苦しい空気も晴れたようにコズミックなディスコダブや、煌きのある奇妙なシンセ音が印象的なニューウェブやエレクトロなどで、無心になり楽天的なダンスミュージックを軽快なノリで楽しむ様な音楽が聴ける事でしょう。そして3枚目はパーティーのラスト1時間を飾るが如く昂揚感と開放感が混ざり合うドラマティックな展開が待っていて、ダンスビートを強めながら獰猛なしばきによって鼓舞されつつ、終盤では盟友であるPrimal ScreamのWeatherall Remixでふっと放心し、ラストのWeatherallがインスパイアを受けたA.R. Kaneの”A Love From Outer Space"でハッピーにパーティーは終焉を迎えます。と3時間に渡る異形のダンスでロッキンなDJ、あっと驚く様なトリッキーな技は無くとも本当にWeatherall以外に成し得ない弾けるパワーと痛快なユーモアが感じられる選曲で、3時間にもかかわらず全く飽きないどころか中毒性の高いプレイは流石です。今までにも多くのMIXCDをリリースしてきた彼ですが、これはお世辞抜きに現時点での最高傑作と言えるでしょう。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
2012/5/20 Nagisa Music Festival Tokyo Edge Effects @ ageHa
今回金環日食に合わせてageHaで行われた"渚"に遊びに行ってきましたが、当ブログの過去記事を検索したところ以前ageHaに行ったのが2010年の7月末だったので、なんとほぼ2年ぶりのageHaへの訪問となりました。久しぶりのageHaと言う事もあり、また出演するアーティストも好みの人が多く楽しみにしておりましたが、日曜夕方から月曜朝までの開催と言う事もあり多少の危惧も感じておりましたがどうだったのでしょうか。
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| EVENT REPORT3 | 22:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
2012/04/14 SIGNATURE vol.02 @ Sound Museum Vision
Sound Museum Visionと言う大型クラブだからこそ成し得るパーティーがあるとしたらやはり豪華なブッキングを突き詰める事だと思うが、その端的な例が今回のパーティーではなかろうか。デトロイトからテクノとラテンを融合させたライブを行うLos Hermanosを招致し、日本からは若かりし頃にデトロイト・テクノに魅了されたKen Ishii、デトロイトの叙情的な音楽感とも共通する方向性を持つHiroshi Watanabe、そしてデトロイトテクノを愛するTakamori K.が出演すると言うフェスティバルに勝るとも劣らない素晴らしいアーティストが集結した。
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| EVENT REPORT3 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Los Hermanos - On Another Level (Gmi Productions:LHCD-001)
Los Hermanos - On Another Level
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今週土曜にVisionでの久しぶりのフルバンドライブを控えたLos Hermanosだが、2004年にリリースされた彼らのデビューアルバム(過去レビュー)がリイシューされている。日本盤はCiscoからリリースされていたのだがレーベルが倒産した為、本作も廃盤となっていたところのリマスター済みでの復刻は嬉しい事だ。このアルバムには自分も複雑な思いを持っていて、デトロイトテクノ/ハウスにおける希望と情熱を高密度で具現化するのを結実させた素晴らしいアルバムではあるが、しかしその一方でアルバムがリリースされる頃には(リリース当時は気付かなかったが)メンバーの内部分裂が実は始まっていたのだ。その影響は音楽性にも顕著に現れており、当初のLos Hermanosは"Jaguar"を大ヒットさせたDJ Rolandoのユニットと言う触れ込みで、EPもクラブトラック/DJツールとして機能的なグルーヴにプログラミングによるデトロイトらしい感情を揺さぶる美しいシンセのメロディーを多用したりと、どちらかと言うとDJ RolandoのDJ的な側面を残す音楽性ではあったと思う。しかしアルバムを聴けば分かる通りで、アルバム初収録となった曲の多くはもう一人のオリジナルメンバーであるGerald MitchellのDJではなくプレイヤーとしての演奏力を基にしたバンドセット調のファンキーでメロウな音楽性を打ち出している。またオリジナル盤の方でもDJ Rolandoの名はMixed &Edited By DJ Rolandoとしか記載はないが、このリイシュー盤ではそのクレジットも消去されてしまう程にメンバー間の亀裂は深い様だ。そんな事もあって今でももどかしい気持ちは残っているが、しかしそんな問題を除けば本作は電子楽器によって黒人音楽をデトロイトテクノへ進化させた物を、更にそこから原点を見つめ直し再度人間の手による演奏によって血肉沸き踊る黒人音楽へと復権させた、バンド形態でのデトロイトテクノの指標となるべき素晴らしい作品だ。正確に言えばアルバムではまだプログラミング中心ながらもバンド風に表現しているのだが、その真価は土曜のフルバンドライブを体験すれば言わんとする事を理解して頂けるはずだ。兎に角初期のヒットしたEPからも多くを収録しているから良い曲が揃っているし、クラブミュージックである前提を抜きにして多くの人に希望の火を灯すだろう傑作だ。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Octave One - Revisited : Here, There, and Beyond (430 West Records:4WCLCD1-500)
Octave One - Revisited : Here, There, and Beyond
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デトロイト・テクノ界隈にしては古参ながらも細々と定期的に制作活動とライブを行う奇異なユニット・Octave One。主軸のBurden兄弟2人と更に他の兄弟も加わり最大5人で活動する事で常に前進し続け、2011年には彼らが運営する430 Westも20周年を迎えたその記念として、お世辞抜きに豪華なアーティストを起用したリミックスシリーズをリリースしていました。やけに矢継ぎ早にシリーズ化するなと思っていたら、案の定未発表リミックスも追加しこんな風にコンピレーション化されました。Octave One自身によるリミックスからGerald Mitchell、デトロイトフォロワーとしてVince WatsonやAril Brikha、ハードテクノ方面からはFunction+RegisやCari Lekebusch、Luke Slater、そして世界のテクノゴッドであるKen Ishiiらが参加と近年稀に見る実力派ベテランが集まっており、これもOctave Oneの地道な長い活動に対する敬意があってこそだと感じられます。まあしかし逆に言うと既に大成しているベテランを起用しているだけあって、聴く前から何となくは音の予想が出来ると言う点に於いて期待を超える事は無いのですが、その分どのアーティストも外さない安定感のあるリミックスを提供しています。Aril BrikhaとVince Watsonは抒情豊かなメロディーを生かして完全に彼らの音へと作り替え、Ken Ishiiは特有の奇妙な音色がファンキーで、そしてGerald Mitchellな軽快なラテングルーヴを導入し疾走します。Cari LekebuschやLuke Slaterは暗く退廃した雰囲気の漂うDJツール向けとして、そしてAlter Egoによる"Blackwater"は極度に展開を抑え焦らしに焦らすトランス調な曲調で、各々の味は分り易く表現されていると思います。これだけ豪華なリミックスであればOctave Oneは知らないなんて人でも、またデトロイト・テクノに馴染みがなくとも十分に楽しめる事でしょう。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Gerald Mitchell - Family Property (Underground Gallery:GMICD001)
Gerald Mitchell - Family Property
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DJ Rolandoとのユニット・Los Hermanosに於ける大ヒットで彼の名前は大々的に知れ渡り、その後Galaxy 2 GalaxyやUnderground Resistanceの活動をサポートする事でも高い評価を得ているGerald Mitchell。しかし実はかつてM5、D'Lareg、The Deacon、Hardlifeなどの変名で秘匿性の高い活動を95年頃から行なっており、URと言う共同体の中でも実は古参であった事が今では分かっている。特にDJではなくアーティスト/ユニットとして活動を行なっている事からも分かる通り楽曲制作能力は、余りの存在感の大きさ故にURの将来を一手に担っていたMike Banksにも匹敵する程だ。アルバム制作を殆ど行わないUR関連のアーティストの中でも既にLos Hermanosとして2枚もアルバムを制作した事が、彼の溢れんばかりの創造性や創作意欲の高さを示している。そして遂に長い音楽活動を経て完成した本人名義のアルバムは、今までの変名ユニットやLos Hermasnoの延長線上でありながら、更にダンスミュージックと言う前提以前にヒューマニズムを強く意識した熱い魂を感じさせる内容となった。それは曲名にも"Soul"や"D.N.A"と言う人間の根源、"Afro"や"Funk"や"Tech"と言った様式、"Family"や"Hermanos"などの人間関係の言葉が含まれている事からも分かる。スタイルとしてはデトロイトの系譜を実直に受け継ぐテクノ/ハウス/ジャズ/ファンクだが、DJが制作した時にありがちな機能だけに特化した単調な音楽とは異なり、豊かなハーモニーやメロディーと多彩なグルーヴも生演奏と電子楽器の巧みな演奏から生み出しいる。これは基本Geraldが一人で創り上げたアルバムではあるが、しかし決して一人ある事を感じさせないバンドを意識した構成で成り立っており、そして音楽を愛する人間との関係から生まれたと言う意味では確かに一人ではなく大勢の思いが込められているのだろう。だからこそ、"Family Property"と言うタイトルが付けられている。Gerald Mitchellの集大成であり、そしてデトロイトテクノの指標となるべき作品だ。

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| HOUSE7 | 18:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
2011/07/15 Instant Dub @ Oath
Oathで面白そうなパーティーがあったので遊びに行ってきました。この箱はエントランスフィーは無料かつ出入り自由、ドリンクも一杯500円と分り易いシステムでお財布にも優しい場所でございます。クラブの中で踊り続けるだけでなく、クラブの目の前の広場でもだらだらと和んだりも出来るし、特に夏に遊びに来るにはうってつけの箱なんですね。
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| EVENT REPORT3 | 17:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
G.Mitchell & Jebski Feat. Kengo Ono - Natsu EP 2 (Panoramic Audio Domain:pad-06)
G.Mitchell & Jebski Feat. Kengo Ono - Natsu EP 2

デトロイトからLos HermanosのGerald Mitchellと東京のJebskiの友情から生まれた"Natsu"プロジェクト第二弾は、国内のクラブシーンを盛り上げるアーティストがそれぞれの持ち味を存分に打ち出したリミックスを披露。リミキサーにはJebskiとも交流の深い井上薫(Kaoru Inoue)、DJ Yogurt & Koyas、Calmとばっちり相性の合うアーティストが集められ、どのリミックスも原曲のエモーショナルな面を残しつつ更なる進化を遂げております。Calmのリミックスはライブ感溢れるブレイクビーツとファンキーなサックスの絡み合いから始まり、後の盛り上がりを予想させるブレイクで一旦4つ打ちに移行し、再度ブレイクビーツに回帰する予想外の構成。サックスを残しながらもドスドスと力強い4つ打ちと透明感のある美しいシンセリフを被せたDJ Yogurt & Koyasのリミックスは期待通りの出来で、中盤での壮大な感情の爆発が素晴らしく、とにかくフロアでも野外でも盛り上がりそうな大箱向けのテック系。そして贅肉を削ぎ落としてミニマル色を強めた井上薫のリミックスは、テックな音でじわじわ引っ張りつつも中盤以降は煮えたぎるソウルフルなサックスも爆発させ、電子とオーガニックの自然な融和が成り立っています。どのリミックスもアーティストの持ち味が存分に発揮されているとともに、様々なフロアの状況で映えそうな音でお薦めです。

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| TECHNO8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2011/4/2(SAT)
GUIDANCE feat. SPIRIT CATCHER & DJ EMMA @ Eleven
Live : Spirit Catcher
DJ : DJ EMMA, DJ ENDO, DJ SHIBATA

2011/4/2(SAT)
groundrhythm @ Air
DJ : Kaoru Inoue, Cashy, Iori Wakasa
Live : Yosa

2011/4/8(FRI)
Return of The DJ 7 Hours @ Oppala
DJ : DJ Yogurt

2011/4/8(FRI)
THE OATH -Spring Special- @ Oath
DJ : MASANORI IKEDA, DJ NORI, クボタタケシ

2011/4/9(SAT)
Real Grooves vol48 @ Eleven
Live : Los Hermanos, Conoley Ospovat
DJ/Live : Gerald Mitchell
DJ : Ozmzo aka Sammy, Daia Taguchi, Mx, EZ

2011/4/22(FRI)
Hituji 1st Anniversary Day2 @ Club Asia
Live : Dachambo
DJ : EYE, DJ Yogurt

2011/4/23(SAT)
Clash @ ageHa
DJ : Technasia, Joris Voorn, Ken Ishii

2011/4/28(THU)
CLUB MUSEUM 8th Anniversary!Surgeon "Breaking The Frame" Tour @ Unit
Live : Surgeon
DJ : Go Hiyama, ROK DA HOUSE

2011/4/28(THU)
Mule Muusiq 7 Years Anniversary party Pt. 2 @ Womb
Live : HENRIK SCHWARZ, KUNIYUKI
DJ : TOSHIYA KAWASAKI
WOMB LOUNGE : LAWRENCE(LONG SET), STEREOCITI
VIP LOUNGE : KZA AND HIS FRIENDS

2011/4/30(SAT)
Deep Space @ Eleven
DJ : Francois K., Toshiyuki Goto
Live : HIROSHI WATANABE aka Kaito

2011/4/30(SAT)
CABARET @ Unit
DJ : Daniel Bell, DJ Masda, yone-ko
| UPCOMING EVENT | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
The Plan - D. Part Vol.1 Innerspace (Submerge Recordings:SUBCD-3022-2)
The Plan - D. Part Vol.1 Innerspace
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昨年末からアマゾンでもデジタル配信が開始されておりますが、URとも交流の深いデトロイトのレーベル・Submerge Recordingsの音源も続々デジタル化されております。本作はMike Banksも賞賛しているCliff ThomasとJon MacNishの二人から成るThe PlanのMIXCDで、リリース自体は2007年なのですが目出度くデジタル化されました。デトロイトの新世代が取り組んだだけあって、デトロイトテクノ/ハウスのクラシックを惜しみなく使用した豪華な選曲ですが、プレイ自体は35曲も使用しているだけあって矢継ぎ早に曲を被せまくってファンキーな面が目立ちます。デトロイトの暗く狂気なエレクトロの面も、琴線を震わすエモーショナルな面も、未来指向なハイテックな面も、黒人音楽から生まれた熱いハウスの面も、デトロイトの根源の一部でもあるKraftwerkの音も、ありとあらゆるデトロイト関連のダンスミュージックを詰め込んだ疾走感溢れるテクノセットで若々しい力を感じさせます。音自体の目新しさは感じないけれど、逆にここまでデトロイトミュージックに入れ込んだMIXCDも珍しいし、怒涛の勢いでミックスされたファンキーなプレイなので一聴の価値ありですね。

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| TECHNO8 | 13:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
BEST OF 2010
今年も一年間当ブログを御覧頂いた読者の皆様、どうもありがとうございました。世間では音楽が売れないだとか、アナログ文化の衰退だとか音楽業界の悲鳴が聞こえてきておりますが、決して音楽自体がつまらない物になった訳ではないと思います。ようは今までは金かけて宣伝していた物が売れていただけで、今はそのシステムが通用しなくなったので心底なファンしか買わなくなっただけなのでしょう。そんな時代だからこそ、自分の耳を信じて意識的に聴く事を、興味と探究心を持って新しい音楽を探す事を行い、受身でなく積極的に自ずから音楽を聴くようなリスナーが増えればなと思います。さてそれでは毎年恒例の年間ベストと共に、来年も良いお年を!
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| BEST | 11:30 | comments(4) | trackbacks(1) | |
2010/10/30 Spinning Vol.3 @ 渋谷 Bar&Cafe特異点
台風直撃な予報と言う最悪の状況の中で、結局は雨さえ降らずに穏やかな天気の中無事"Spinning"3回目を開催する事が出来ました。差し入れを持って来てくれた方、特異点のハロウィンパーティーに合わせて遊びに来たお客さん達が集まってくれて、丁度やりやすい雰囲気の中でプレイする事が出来たと思います。本当に来て頂いた皆様に感謝。そしてゲストで回していただいたgouuuuogさんは硬めのミニマルダブ〜テックな音が中心で、特異点と言う小さなバーの中でも良い鳴りを聴かせてくれて気持良かったです。

自分は今回はとにかく好きな曲をどしどしと詰め込んだのでかなりコテコテな選曲になりましたが、まあバーの雰囲気に合わせて色気のある流れは表現出来たかなと。では今後もお客さんに楽しんで貰えるように改善を試みつつ、ぼちぼちと開催したいと思いますのでどうぞ宜しくです。

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| EVENT REPORT3 | 16:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2010/07/31 MILD SEVEN presents Blue Windy Night "Clash" @ ageHa
世間はフジロック真っ只中ですが、東京でもそれに負けないパーティー"Clash"が開催されており、今回はシカゴハウスの狂った大ベテラン・Curtis Alan JonesことGreen Velvetと、デトロイトの哀愁ユニット・Los Hermanosが来日しておりました。最近はそれ程イケてるパーティーが無かったのでageHaはご無沙汰(9ヶ月ぶりだよ…)でしたが、この面子なら行くしかないでしょう。
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| EVENT REPORT2 | 09:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Michael Mayer - Immer 3 (Kompakt:KOMPAKT CD 83)
Michael Mayer - Immer 3
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KOMPAKTの共同設立者・主宰者であるMichael Mayerが手掛けるImmerシリーズ4年ぶりの3作目。KOMPAKTの他のコンセプトがあるMIXCDやコンピに比べると、このシリーズはMayer独壇場の好きな曲をプレイすると言うパーソナリティーの強い内容となっております。歌物テクノやベルリンミニマル、テックハウス、シューゲイザーなど一見まとまりの無い選曲ながらも、KOMPAKTの要素の一つであるポップなキュートさとニューウェーブ的な不安を感じさせる陰鬱な空気が混じり合い、今までのシリーズをほぼ継承しております。ただ前作に比べると多少重苦しくそしてクラブ的なダンスのグルーヴは弱まっていて、一つ一つの曲をじっくり聴く印象が強め。元々収録されている曲がどれも個性やアクが強い分、ミックスの流れや妙技を楽しむと言うよりはコンピ的な聴き方になってしまうのですね。Round Twoの傑作ディープハウスをクラシック風にカヴァーした"New Day"や、話題になっているMassive Attackの"Paradise Circus(Gui Boratto Remix)"など、確かに存在感のある曲がずらりと並んでいて気の利いた内容ではあるのかな。

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| TECHNO8 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Agoria - Balance 016 (EQ Recordings:EQGCD029)
Agoria - Balance 016
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フレンチテクノシーンの奇才・Agoriaが、名物MIXCDシリーズとなっている"Balance"の16作目を担当。今までに2枚のMIXCDをリリースしていてそれらもジャンルレスで強烈なぶっ飛び感覚を感じさせる内容でしたが、この新作もやはり同様にテクノだけではなく様々な音を組み合わせ、フロアとチルアウトルームを行き来する様な変態的なミックスを披露しております。ジャンルの多様性はテクノ、ハウス、ダウンテンポ、ディスコダブ、アンビエント、ミニマル、ニューウェーブなどまでに及び、最早このMIXCDがどんな音に当てはまるのかを説明するのは意味が無い状態にまでなっております。そして単純に曲を繋げるだけではなく曲の一部のサンプルを途中に混ぜ込んだり、同じ曲を2度も使用する事で、1度目で感じた印象が2度目で更に強まる効果を誘発するなど、展開の作り方は確かに印象的。何よりも彼の創る音源からも感じられるギトギトでドラッギーな感覚が終始漂っていて、リズムトラックの強さやノリで引っ張っていく勢いのあるタイプのミックスとは異なる、つまりは精神作用の大きい麻薬的な覚醒感の大波に飲み込まれるミックスは、彼特有のトリッピーな感覚があり独創性が存分に感じられる事でしょう。その分振れ幅や展開の浮き沈みも大きく、また音の余りのどぎつさに体力が無い時は聴くのもしんどいかなと感じる点もあります。インパクトがある分だけ聴く人を選ぶ内容でもありますが、はまる人には心底はまって抜け出せなくなるのではないでしょうか。

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| TECHNO7 | 10:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
HeartBeat Presents Mixed By Francois K.×AIR (LASTRUM:LACD0172)
Heart Beat Presents Mixed By Francois K.×AIR
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第一弾は13年ぶりのMIXCDとなったDerrick Mayが起用された"HeartBeat"シリーズ第二段は、NYからジャンルを横断する大御所・Francois K.が参戦。長い経験と深い知識に基づいたジャンルレスな選曲と、細かな音への配慮を持ち合わせたプレイは周知の事実ですが、今回は彼が近年傾倒しているダビーなテクノを中心とした真夜中のクラブの雰囲気を伝える内容。クラブでのロングセットを全て閉じ込めるのは土台無理としても、Airでのプレイを出来るだけリスナーに伝えたいと言う気持ちで制作したそうです。第一弾を手掛けたDerrick Mayはヴァイナルでの荒々しいプレイを聴かせてくれましたが、フランソワはそれとは全く対照的にDJソフトを使用し正確無比で緻密なプレイを披露。曲毎の切替も分らない位なスムースな繋ぎや、違和感無く繋ぐ為のイコライジングやエフェクトによる音の微調整、そして非常に澄んだ高音質な音色、これぞ正にデジタルミックスの醍醐味と言うのが存分に感じられるミックス。だからと言って人間味に欠ける訳でもなく序盤のゆったりとした出だしから暗いトーンで闇が広がり始め、徐々にダビーな世界に包まれ真夜中2〜3時頃のピークタイムへと突入する盛り上がり方はとても自然で、何時の間にかクラブに居るかの様な錯覚さえ覚えます。そして盛り上がった所でCosmic Twins(Francois K.×Derrick May)のアンビエントなトラックで溜まったエネルギーは解放され、緩やかにラストへと終着するエレガントに練られた知的なプレイですね。また自身のWave Music音源も多目に使用したレーベル紹介的な意味合いもあり、フランソワの現在の音の趣向が存分に詰まっております。上質を知る男、Francois K.の極上なミックスでした。

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| TECHNO7 | 09:30 | comments(3) | trackbacks(0) | |
2010/03/21 Spinning @ 渋谷 Bar&Cafe特異点
レギュラーパーティー化する予定の"Spinning"、無事終了致しました。お越しくださった皆様、どうもありがとうございました。そしてパーティーを知らずに飲みに来たお客さんの一人が、実は自分も読んでいるブログの管理人だったり、世界は狭いな〜とびっくり。

DJの平均年齢が30歳を越すロートルなパーティでしたが、各人の好みが出た音楽を十分に堪能出来ました。一番手のShooterさんはメタル〜ヒップホップ〜ポップ〜ダブステップなど、彼がブログで紹介している音楽を色々とプレイ。次のTakeshtさんはジャズっぽいのにデトロイト系の音も混ぜて洗練された音楽。beatjunkieさんはニューウェーブに2000年前後のハードテクノを織り込んでがっつんがっつんとハードに。

beatjunkieさんが盛り上げてくれて、自分は最後にプレイ。折角だし新曲を多めにやろうと言う意識が強すぎたのか、う〜んあまり良い流れを作れなかったよ…。緊張と酔いの為か、ミックスも全然合わせられなかったな。

何はともあれ自分の好きな音楽をプレイ出来る機会があり、程々に満足出来ました。また次回開催出来るように努めますので、皆様どうぞ宜しくお願いします。

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| EVENT REPORT2 | 11:30 | comments(7) | trackbacks(2) | |
2010/02/27 Guidance @ Eleven
元YellowがElevenへと再始動を開始しましたが、今週もオープン記念と言う事でデトロイトからIcan/Los Hermanos、日本からKen Ishii、Jebski、Loud Oneと強力な面子を招集。特にIcanは良質なハウスを量産しているものの、来日は初だったので期待でわくわく。
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| EVENT REPORT2 | 10:00 | comments(13) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2010/03/01 (MON)
@ Eleven
DJ : DJ Nobu, Gerald Mitchell, Santiago Salazar, Esteban Adame

2010/03/05 (FRI)
DJ Yogurt & Keihin 二人会 @ Grassroots
DJ : DJ Yogurt, Keihin

2010/03/06 (SAT)
Legend @ ageHa
DJ : Frankie Knuckles

2010/03/13 (SAT)
Sound Signature @ Eleven
DJ : Theo Parrish, DJ Conomark

2010/03/13 (SAT)
Skinni Pants Indoor Festival in concert with Hitomi Productions @ Unit
Live : Roy Ayers with Philip Woo Band, Dachambo, 9dw
DJ : Motor City Drum Ensemble, Shuya Okino, Stereociti, Grooveman Spot

2010/03/19 (FRI)
Mark E Japan Tour 2010 @ Eleven
DJ : Mark E, Moodman, DJ Kent

2010/03/20 (SAT)
CHAOS @ Eleven
DJ : Fumiya Tanaka, Sammy Dee

2010/03/26 (FRI)
ALMADELLA @ Module
Live : Shackleton
DJ : Karafuto, Keihin, Rilla, Yusaku Shigeyasu

2010/03/26 (FRI)
a la mode @ Heavy Sick Zero
DJ : Altz, DJ Yogurt, DJ Hiroaki, O.P.P., Masa

2010/03/27 (SAT)
mule musiq 6 years anniversary pt.2 @ Womb
Live : Henrik Schwarz
DJ : Levon Vincent, Toshiya Kawasaki, KZA

1日のElevenは平日なのに随分豪華ですね〜、行けませんが。

5日のGrassrootsは小箱でしか出来ない予想のつかないカオスなパーティーになるそうです。行くよ〜

13日はMCDE行きたかったけど、出演者が大勢なせいか値段も高くて断念。313はデトロイトの日!ならばセオパリッシュ@Elevenに行くしかない!

19日のMark Eは行きたいけど、次の日結婚式があるし難しいな。翌日のCHAOSなら行けそうか。

27日のHenrik Schwarzライブ、ちょっと気になるが…。
| UPCOMING EVENT | 11:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
BEST OF 2009
2009年も当ブログをご愛読頂きありがとうございました。今年は転職したりDJしたりと転機もあり、山あり谷ありながらも充実した一年でした。また様々な方にご迷惑&お世話になり謝罪と感謝の気持ちで一杯です。歳と体は成長しても精神面では相変わらず小学生のノリなので、来年からは落ち着いた大人になりたいものです。

さて音楽業界にも不況の波が訪れておりますが、決して音楽の質が落ちている訳じゃありません。夜空には目には見えないけれども数多くの星が輝いている様に、音楽だってまだ僕も貴方も見つけていない素敵な音楽が埋もれている筈。音楽に対し愛を持ち自分の心に忠実になり耳を澄まして、貴方を幸せにしてくれる音楽を見つけて欲しいと思います。最後に自分の中での2009年ベストを選んでみました。が、あくまで今の気分なんで、また後で選び直したら変わるでしょう。それでもミュージックラバーの参考になれば幸いです。ではでは来年も良い一年になる事を祈って…
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| BEST | 00:10 | comments(4) | trackbacks(2) | |
Frankie Knuckles - Motivation Too (Nervous Records:20921)
Frankie Knuckles - Motivation Too
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House of Godfatherによる久しぶりのMIXCDは、非常に真っ当で直球なNYハウス。近年の本場のハウスの落ち込みには目も当てられない惨状だけど、本作を聴いて胸の奥から何か熱い物が込み上げてくるのを僕は感じた。そうだ、ハウスとは永遠に120前後のBPMでバスドラ鳴らし続けるディスコであり、そしてソウルがあり愛があり、メッセージを投げかけるパーティーソングだったんだ。本作においてKnucklesは歌物のNYハウスをこれでもかと回しているけれど、もぉ〜これがソウルフルでグッと心に来る物ばかりでどうしたって音楽を人を愛さずにはいられなくなってしまう。普段テクノと言うインスト音楽を聴く事が多い僕には歌はそれ程重要では無いのだけれど、ハウスにおける歌とは言霊であり、それ自体が人の精神へ作用し希望や安心を生み出す物だと僕は信じている。派手な展開もスキルを見せ付けるミックスも無いけれど、愛があり心がある。完全に選曲勝ちの心温まるハウスミックス。House Is Love!

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Cehck "Frankie Knuckles"

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| HOUSE5 | 09:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Collection Vol.1 Bijou R.I SOUNDS mixed by DJ MAAR (Avex Entertainment Inc.:NFCD-27204)
Collection Vol.1 Bijou R.I SOUNDS mixed by DJ MAAR
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ぶっちゃけどうでもいい事ですが、7〜8年ぶりにパーマをあてました。髪が長かったけどパーマかけたらスタイリングがかなり楽ちん(と言うか今までスタイリングほぼしてなかった)。頭が禿げないかだけが心配です。

発売前にAVEXで働いている子から頂いたのでレビューおば。正直なところ自分はDJ MAARや彼が組むユニットであるDEXPISTOLSには関心が無いんだけど、このMIXCDに関しては割りと自分好みの選曲でありました。テーマは「肩パットとNEW WAVE」だそうですが、肩パットと音の結び付きは謎。あ、でもニューウェーブって言う空気は確かに漂っていて、ダークで不穏な尖った感覚は感じさせるかな。そしてニューウェーブと言うだけだって、やはり80年代っぽい懐かしいチープな音でダンスなグルーヴが奏でられていて、良い意味で時代を感じさせるね。エレクトロ中心の中にテクノやアシッドハウス、レゲエやロッキンな物まで色々混ぜられていて多様性を感じさせつつも、しっかりとムードは80年代に収まっているのでとっちらかった印象は無いですよ。ただアクセサリーブランドの為のMIXCDと言う事もあってか、微妙にお洒落にまとめようとしている空気も感じられたのは、俺の考えすぎかな。クラブの荒々しさは前面に出ず、小奇麗にまとめた印象。

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| HOUSE5 | 07:30 | comments(2) | trackbacks(1) | |
DJ Alex From Tokyo - The Flashback Mix (Reincarnation:RCD001)
DJ Alex From Tokyo-The Flashback Mix
オランダは何気にテクノが充実している国の一つ。Rush Hour、100% Pure、Delsin、Eevo Lute Muziqueなどご存知の通りヨーロッパの中でも、特にデトロイトを追従するレーベルが揃っております。そして今、新たに注目すべきオランダイタリア(※訂正しました)のレーベルがReincarnation。Tokyo Black Star、Gerald Mitchell、Attias、Pasta Boysなどの実力派アーティストがリリースをする事により、現在人気上昇中のレーベル。Reincarnationの名付け親はTokyo Black Starでも活躍するDJ Alex From Tokyoなんだけど、そのAlexがレーベルの音源を使ったMIXCDをリリースしました。AlexのDJに関しては当ブログでも何度も紹介している通り折り紙付きの実力ですが、今回もテクノ〜ハウス中心の選曲で文句無しに素晴らしいプレイを聴かせてくれました。と言うよりもレーベルの音源自体が非常に素晴らしいのだと思う。出だし3曲はロマンティックな未来感溢れるデトロイトっぽいのを持ってきて、4曲目ではレーベル音源ではないもののRon Trentのヒプノティックなテックハウスを繋ぎ、そのテックな流れから中盤のGerald Mittchellのトライバルなトラックで一旦ピークを迎えます。その後はTokyo Black Starのレーベル名を冠した恍惚感を煽るトラックでディープな流れに突入し、デトロイト系やシカゴハウスで儚く消え行く様に終焉を迎える起承転結がしっかり感じられるプレイですね。今回はレーベル音源を使用すると言う制約があるので割りと落ち着いたプレイなんだけど、トラック自体がそれ一つでしっかり聴ける曲が多いので、最初から最後まで曲の良さにじっくりと耳を傾けて聴ける内容だと思います。フロアトラックが多く使用されてはいるんだけど、メロディアスな曲が多くてその美しさに心が奪われてしまいそう。

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| HOUSE5 | 09:00 | comments(4) | trackbacks(0) | |
El Coyote / Gerald Mitchell / Ican - El Quinto EP (Ican Productions:ICAN-005)
Ican-El Quinto EP
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デトロイトのICANレーベルから通算5枚目となるEPは、UR一派が勢揃いしたスプリット盤。曲を提供するのはDJ DexことDan Cabelleroのユニット・El Coyote、Los HermanosのGerald Mitchell、そしてIcanことEsteban AdameとSantiago Salazar。これだけの面子が揃うなんてデトロイト好きには堪りませんが、内容の方も非常に強力なトラックが勢揃い。本作の中で一番の出来は、El Coyoteの"Esfuerzo"。これぞ"Jaguar"直系の煌びやかなラテンテックハウスで、途中から入ってくるストリングスとかも正にデトロイトを感じさせます。Gerald Mitchellの"Los Sunshine"も、ざくざくとしたリズムが彼らしい攻撃的なトライバルハウスで良い出来だと思います。ICANによるB面の"Make It Hot"も強力。綺麗目のシンセリフが入った疾走感溢れるテックハウスで、文句無しのメロディーメーカーっぷりを発揮。三者三様でデトロイトの実力を見せつけた一枚です。しかしそろそろIcanはアルバムを出すべきですな。EPばかりでもったいない。

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| HOUSE4 | 07:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Darren Emerson - Global Underground GU36 : Bogota (Global Underground Ltd.:GU036CD)
Darren Emerson-Global Underground GU36 Bogota
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プログレッシヴハウスのMIXCDシリーズとしては最長を誇るであろうGlobal Undergroundの最新作は、元Underworldと言う肩書きはもはや不要なDarren Emerson。Underworld加入以前からDJとしては活躍していたそうなので、ある意味ではDJが本業の今こそ彼の才能を感じられる時なのかもしれない。さてGUシリーズでは本作で既に3枚目となるのですが、以前のシリーズが比較的オールドスクールな曲も使用していたのに対して、本作では完全に現在のフロアモード。プログレッシヴハウス〜テックハウス、そしてミニマルなども取り入れてドラッギーにじわじわ上げてくるプレイ。クラブでは大ネタをプレイしまくっていたのでこのMIXCDでの渋いプレイはちょっと意外だったけど、これこそ彼のやりたい事なはず。お勧めはDISC2でオープニングの煌びやかなテックハウスで始まり、中盤のJosh Winkのミニマルアシッドでずぶずぶな展開に突入、ディープさと疾走感を伴いつつ終盤に入り、Joris Voornの"Blank"でドラマチックな終焉を迎えるのが良いです。最後は自身も関わった"Mmm Skyscraper...I Love You"でもう一度盛り上げて終わり。普段はさほどプログレ系は聴かないけど、最近はプログレもテクノもミニマルもみんな垣根が低くなって一括りでミックスされる事も多く、本作もそんな内容なので割と自分でも聴いていて違和感は感じなかったです。とは言いつつもまたセカンド・サマー・オブ・ラブやハシエンダを意識した様な懐かしめのプレイも聴いてみたい気がする。

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| HOUSE4 | 01:15 | comments(0) | trackbacks(0) | |
MARGINALMAN a.k.a. DJ TUTTLE - Honcho Sound Vol.39 あ・き・ら・め・る (HONCHO SOUND:HSM-039)
MARGINALMAN a.k.a. DJ TUTTLE-Honcho Sound Vol.39 あ・き・ら・め・る
現在の仕事上、どうしても体を動かさないのでメタボ気味。高校生の時は水泳・水球やってたんで、自分で言うのもなんだけどかなりイイ体してたんだけどね。仕方ないので2年位まえからジムで軽く運動しているんだけど、最近は更に行く回数を増やしてダイエット中。周りの男も女も痩せればって言うんだもん。えぇ、メタボです、メタボ。酒の飲み過ぎと豪華な食事のし過ぎですね。痩せた方がクラブで踊るときも楽だしさ、がんばらないと。

とある女の子から貰い物その4。彼女が「バングラビートがカッコイイヨ」って絶賛してた品。バングラって一体ナニ??バングラとはWikipediaによれば「インドとパキスタンにまたがるパンジャーブ州の民謡および舞踊」との事だそうで…。う〜ん、それだけじゃいまいち音が想像出来ない。ならば感じろ!ってなんかすげ〜エキゾチックな音ばかりが詰まってるよ。東洋〜中近東辺りの音が中心で殆ど知らない曲ばかり。終盤ではTHE SMITHSとTHE WHOとかFRONT 242もプレイされているんだけど、こんなのがダンスミュージックとして成立するのか?いえいえ、全然成立しているんですよ、これが。いやー普段はこんなの聴かないから、久しぶりにまじで衝撃を受けたMIXCDだわ。中近東の妖艶なムードたっぷりなんだけど、リズムはめっちゃズンドコグルーヴィーで腰が自然と揺れちゃうぜ。しかし中東の怪しい露店に迷い込んだ様な空気と言うか、まるでラクダに乗ってシルクロードを旅している様な世界観は、何とも言い難い中毒性がありますなー。どっぷりDJの世界観に引き込んでしまう魅力に溢れていて、まじカッコイイわ。オイラの稚拙なレビューじゃ魅力が全く伝わらないので、正直申し訳ない。試聴してくれた方が早いよ。オイラは、あ・き・ら・め・な・い!

結局とある女の子から4枚音源頂きましたが、どれも良かった。それもありふれた音楽じゃなくて、オリジナリティーを感じさせる音ばかりで彼女のセンスは本当に素敵です。この場を借りてお礼を申し上げます。どうもありがとう。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 00:05 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2009/01/16 HORIZON presents HOUSE LEGEND ALFREDO again!! @ Unit
今回のUNITはALFREDOっつーバレアリックの伝説的なDJがメインだったみたいです。自分はALFREDOと言われても全く知らないので、今回はぐだぐだ飲んでぐだぐだ音楽聴く感じで遊びに行きました。でクラブ行く前に余りに暇すぎて、一人で恵比寿のBilly Barew's Beer Barに飲みに行く。まあここはベルギービールを扱ってるチェーン店では有名なのでわざわざ紹介しなくてもご存じでしょうが、ベルギービール以外にも世界各国のビールが揃っているので大変重宝しているバーです。今回はベルギーのローデンバッハグランクリュとチェコのピルスナー・ウルケルを飲みました。前者は樽で2年寝かした褐色のビールで、甘酸っぱくて不思議な味。後者はピルスナーの元祖として有名なビールで、美しい淡黄金色と共に爽やかな爽快感のある味で確かに美味しかったですね〜。しかし外国のビールは財布にダメージを与えるので、時々しか行けないのが残念であります。

適当に飲んだ後はUNITに突撃。と行ってもだいたいサルーンでぶらぶらしてた。最初のやけのはらが甘くてトロトロのダウンテンポを回していて、酒を飲んでいた自分にはとても心地良かったです。最近の自分は甘い・切ないモードと言うか、緩いのが体に染みこんでしまったようです。適当にALFREDOのプレイも断片的に聴きに行ったら、"The Man With the Red Face"やら"Jaguar(Derrick May Remix)"→"キング牧師の説法"→"Blackwater"とかかなりクラシック多用してて、アッパーに盛り上げてた気がする。聴けてなかった時間ではバレアリックなプレイをしてたの?でサルーンのDJ Yogurtも断片的に聴いていたけれど、テックハウス中心だったかしら?こちらもかなり盛り上がっていて、"Dreamin' (Satoshi Reconstructed Dubshell)"ではフロア爆発って感じ。その後のYAMADAtheGIANTはトライバルハウス中心で土着的だった気がするけれど、クラブで久しぶりに"Give It Up(Re-edit)"を聴いた。数年前まではこんな音が主流だったのに、今はミニマルばかりだよね。ミニマルはもう勘弁だよ、ソウルが無いよ。そして上でもかかった"The Man With the Red Face"がサルーンでもかかって大盛り上がり。最後は瀧見憲司のプレイをちょこっとだけ聴いたけど、ハウスの曲をピッチを落としまくってかけたり独特なプレイですね。とまあ本当にぐだぐだし過ぎて、無心で踊ってたパーティーでした。最近の自分は軟派なのでハードな音も聴きに行かないと、駄目だとも思った日。でも甘くて緩い、そんなモードに浸り中。
| EVENT REPORT1 | 15:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
DJ Yogurt - Good Songs In The House, Again (Upset Recordings:UPSETMIXCD008)
DJ Yogurt-Good Songs In The House, Again

ケフィア。いいえ、ヨーグルトです。

DJ Yogurtが熱いです。彼の作る曲も好きなんですが、リリースするMIXCDのどれもが非常に素晴らしいです。R & Bやソウルなどのメロウな物から、トロトロのチルアウト〜ダウンテンポ、またはロックなんかも回したり色々なジャンルのMIXCDをリリースしているのですが、本作は歌物ハウス中心のグルーヴィーな4つ打ち集。自分は4つ打ちと言うだけでパブロフの犬の如く身体が反応してしまうのですが、ズンズンと来る4つ打ちにこれでもかとキャッチーな曲が紡がれていてこりゃまじで盛り上がりまくりっす。そう、これは真夜中のピークタイムハウスで、踊らにゃ損々と言わんばかりの展開で身も心もロックするのだ。アッパーで攻めまくりだけど下世話な方向に向かうよりは、ファンキーに痺れさせたりラブリーにしっとりとムード出したり大人の上品さも感じさせるね。う〜ん、きっとこれは愛なんだ、愛!愛に溢れたこの音楽が、人と人との潤滑油になるに違いない。クラブでこんなのかかったら、男女の距離だってそりゃ縮まるさ。カップルで聴いてもメイクラブの潤滑油になるよ、超絶お勧め。

2009年1月17日にはHeavy Sick ZeroでヨーグルトのMakin' Love Mix Set!!!!が再度降臨予定。Lover's Nightよ、もう一度。

DJ YogurtのMIXCDは彼のHPでも購入出来るので、気になる方は是非。
http://www.djyogurt.com/

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| HOUSE4 | 07:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
DJ Yogurt - Makin' Love Mix,More (Upset Recordings:MIXCD003)
DJ Yogurt-Makin' Love Mix,More
DJ Yogurtらがプレイしたエッチでムーディーなパーティーに行きエロイ話もしてしまったせいか、たまにはメイクラブしてみてーなーと思うこの頃。どうでもいいけれどメイクラブって言っても、現実的にはラブなぞ無くてもセックスはするよな(ブラックマチュ出没)。いや、俺はしないが(ウソ)一般的な話で。しかし何で日本ってあんなにラブホテルがあるんでしょうか?週末はどこも満室でどんだけセックス好きな国民なんだよ(俺も大好き)と思うが、実際は世界的に見れば日本はまだセックス回数は少ないそうで。結婚するとセックスレスになる家庭が多いらしいけれど、俺の脳内からはそんな事が想像だに出来ないわ。で今日は日本人のカップルに聴いて欲しい"Makin' Love Mix"シリーズの3作目、これを聴いて俺の分まで子供を生み国力増強に励んで下さい。以下は真面目に音楽の話で、基本的にはメロウなR & Bやレゲエやディスコ中心。微睡みの昼下がりとか真夏の黄昏時なんかが似合いそうなスウィートで切なく、微熱を帯びた愛くるしい内容でカップルの距離も5僂暴未泙襪里牢岼磴い覆掘ポップなんだけどポップ過ぎずラブリーだけどベタベタ過ぎでもなく、適度にチルアウトな昇天系で一人で聴いても最高です。陳腐な言い方だけどセンスが良いんだよね。もうすぐクリスマスも近いので、彼女のプレゼントにでも如何でしょうか。愛のあるメイクラブを楽しんで下さい。俺のクリスマスは何も予定無いけどな。

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| ETC2 | 20:30 | comments(9) | trackbacks(0) | |
Fumiya Tanaka - I Am Not A DJ (Sony Music Entertainment:SRCS7663)
Fumiya Tanaka-I Am Not A DJ
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昨日は田中フミヤのCHaOSに行こうと思って渋谷のバーで一人飲んでいたんだけど、体調がよろしくなく結局飲んだ後帰宅してしまいました。YELLOW亡き後WOMBで初のCHaOSだったので興味はあったのですが、体調不良には勝てませぬ。次のCHaOSはUNITでしたっけ?

さてそんな田中フミヤの懐かしいMIXCDが1995年リリースの本作。当時はまだMIXCD自体が極めて貴重であったのですが、彼がこうやってジャパニーズテクノの道を切り開いてきた訳なんですね。内容の方も現在のフミヤからはとても想像の付かないごった煮ハードなテクノで、Jeff Mills、Basic Channel関連、Carl Craig、Richie Hawtin、Planetary Assault Systems、Robert Hoodなど今ではテクノの大御所となったアーティストの曲がこれでもかと使用されています。若いだけあって荒々しい展開ながらも汗を感じられる激しいプレイで、最近のフミヤの特徴である知的でディープなプレイしか聴いた事がない人は衝撃を受けるんじゃないでしょうか。いやね、これはまじで格好良いですよ。まだまだ日本にクラブシーンが根付く前にこんなプレイをしていたなんて、やっぱりフミヤは漢です。モロにかつてのJeff Millsの影響下である事を差し引いても、暴力的でノーコントロールに爆走して行く猪突猛進なプレイは、フロアに音の爆弾を投下してるイメージで体もウキウキです。正直な気持ちを言うと、最近のプレイよりこう言った過激なプレイが聴きたいのが本音で、一年に一度でも良いからそんなパーティーを開いてくれると本当に嬉しいのですがね。昔からテクノを聴いている人は、多分こんな感じのMIXCDに共感する人は多いはず。ちなみに各曲に野田努とKEN=GO→が解説を付けているので、それを読むだけでも十分に楽しいです。

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| TECHNO6 | 21:15 | comments(3) | trackbacks(2) | |
2008/07/12 LIQUIDROOM 4th ANNIVERSARY @ LIQUIDROOM
ふぅ〜、連日クラブで疲れましたが恵比寿リキッドルーム4周年記念はデトロイトからLos HermanosとシカゴからLarry Heard。特にLarryは何度も聴きたいと思っていましたが、都合によりYellowで回していた時は行く事が出来ずもどかしい思いをしていたので、ようやく念願かなったりです。そう言えばリキッドルームも久しぶりでしたが、低音から高音まで大音量が出ているにもかかわらず音が割れる事もなく、また照明などもストロボフラッシュの単純な物だけのデトロイトスタイルで、箱の雰囲気はやはり良いですね。後は今回の様に定常的に深夜営業が出来れば良いのですが、それは難しいんですかね。
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| EVENT REPORT1 | 18:00 | comments(4) | trackbacks(0) | |
Tokem - A Story In Sound (Underground Gallery:UGCDHTF01)
Tokem - A Story In Sound
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Underground Resistanceの活動理念を表現するコンセプト・アルバム『Interstellar Fugitives』からスピンアウトしたもうひとつのレジスタンス・ストーリー...『トークン』。反逆の遺伝子を与えられし少年“TOKEM”の視点で語られる抗いの詩...。

本作はURやサブマージの音源のアートワークを担当しているChuck Gibson=PerceptionがコードナンバーUR041を与えられ、そして6年にも及ぶ構想から創り上げた架空のサウンドトラックだそうです。半数以上はChuckが曲を提供し、残りは彼の思いに共感したGerald Mitchell、Fabrice Lig、DJ 3000、A Guy Called Gerald、Ann Sanderson、Mike Banksが曲を提供すると言う豪華な布陣。Gerald、Fabriceはメロディアスでコズミックな、DJ 3000は勢いのあるトライバルな音が聴け、普段の彼らから想像の付く内容で取り合えず安心。Mike Banksはハードロック調のギターが唸りを上げるヘヴィーなエレクトロロックって感じで、なんか鬼気迫る物を感じます。A Guy Called Geraldは意外にもノンビートのアンビエントなトラックで、荒廃したデトロイトと言う街から発せられる希望に出くわした様な雰囲気。そしてコンセプトメーカーであるChuck Gibson、まだまだ音楽経験は浅いながらも予想外にバラエティーに富んだ音楽性で将来性を感じました。UR直系のエレクトロ、ゴリゴリなトライバル、色気のある艶っぽいダウンテンポ、又は軽快なジャジーな物まで様々な面を見せつけデトロイトテクノを越えた音楽性はURらしからぬ存在です。サウンドトラックと言うと寄せ集め的なコンピレーションが多いですが、本作はなかなか出来の良い楽曲が揃っていてお勧めです。

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| TECHNO6 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
The Very Last Week at Space Lab Yellow

2008/06/14 (SAT)
EMMAHOUSE FINAL PARTY -Music, Love & Dance with DJ EMMA-
DJ : DJ EMMA

2008/06/16 (MON)
DJ: United Future Organization, Jazz Brothers Production, 小林 径, 須永辰緒, 大沢伸一, 田中知之, 松浦俊夫 and more

2008/06/17 (TUE)
Escape presents "Beyond The Dance"
DJ : Derrick May

2008/06/18 (WED)
"Love Saves The Day" release party
DJ : Danny Krivit
LIVE : Rochelle Fleming (First Choice)

2008/06/19 (THU)
DISTORTION
DJ : Fumiya Tanaka

2008/06/20 (FRI)
Laurent Garnier Closing Set
DJ : Laurent Garnier

2008/06/21 (SAT)
Francois K. Closing Set
DJ : Francois K

クローズに向けてYELLOWのカウントダウンが始まります。16年間も活動してきたYELLOWの内自分は7年間位しかお世話にはなっていないのですが、多分日本のクラブで一二を争う位好きです(新宿リキッドと双璧だよね)。ここが無くなったらハウスのロングセットは出来なくなっちゃうよね?天井の低さと暗さがテクノには合ってたよね?一つの時代が終わりを迎えようとしています。寂しいなー
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2008/05/23 (FRI)
root & branch presents UBIK @ Unit
DJ : Newworldaquarium, Ian O'Brien, Kentaro Iwaki

2008/05/24 (SAT)
The Final Chapter of Frankie Knuckles with You @ Space Lab Yellow
DJ : Frankie Knuckles

2008/05/24 (SAT)
7 Dunham Place Release Party @ Womb
DJ : Loce Dice

2008/05/29 (THU)
Anything Goes @ Space Lab Yellow
DJ : DJ Spinna

2008/05/31 (SAT)
Theo Parrish Japan Tour @ Space Lab Yellow
DJ : Theo Parrish

2008/06/06 (FRI)
groundrhythm @ Air
DJ : Kaoru Inoue

2008/06/07 (SAT)
Reboot 10th Anniversary Tour Final @ ageHa
DJ : Christian Smith, Q'Hey, Mayuri, Kana, Takami

2008/06/07 (SAT)
FACE presents THE SHELTER JAPAN TOUR 2008 @ Space Lab Yellow
DJ : Timmy Regisford

2008/06/13 (FRI)
SPICE @ Space Lab Yellow
DJ : Hernan Cattaneo

2008/06/28 (SAT)
RED BULL VISUARHYTHM @ Womb
DJ : Guido Schneider
Live : Glimpse, Johnny D
| UPCOMING EVENT | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Francois K. - Masterpiece (Ministry Of Sound:MOSCD150)
Francois K-Masterpiece
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ゲップが出る程のテクノ三昧!!テクノの大洪水!!

UKクラブミュージックの老舗・Ministry Of Soundが送る新シリーズ"Masterpiece"の第一弾は、なんとこちらもクラブミュージックの大御所中の大御所・Francois Kevorkianが担当。最近彼がテクノ化しているのは周知の事実ですが、本MIXCDでも彼のテクノ趣味がばりばり前面に出たテクノミックス3枚組みの超大作。いくらなんでもゲップが出るくらいのボリュームだわな。しかしもうフランソワも完全にテクノが板に付いて来たと言うか、もうテクノDJ一本でもやっていけると断言出来る位テクノなDJになりましたね。CD3枚組みの大作だけど各ミックスごとに特徴があって、決して飽きずに聴けるどころかそれぞれの魅力にぐいぐい引き込まれる内容となっております。

CD1の"Napoli"はプログレッシヴハウス色が強めに出た大箱でのプレイを意識した壮大な展開で、じわじわとドラッギーな音が効いてきます。少々派手な気もするけれど、今回はマニア向けではなく一般的な人向けに意識したと発言しているので、これはこれで良いのかなと。CD2の"Manchester"は一番テクノ色が強く、そしてデトロイトテクノ、またはそれに影響を受けた曲を多めに入れた内容です。アッパーに盛り上げつつもメロディアスな曲をふんだんに使っていて、泣きの旋律が入ってくる後半は感動物。オールドスクールな曲も使用していて、テクノへの敬意も感じられますね。そしてCD3の"Tokyo"ではコアなファンも忘れてないぞと言わんばかりに、普段のDeep Spaceワールドを意識した幅広いプレイを聴かせてくれます。テクノの中にダブアンビエント〜ディープハウス〜アフロハウスを落とし込み、横揺れグルーヴとファットな低音でゆらりゆらりと体を揺さぶる好プレイ。個人的にはCD3が一番ディープで、ゆるゆるな浮遊感に包まれ気持ち良いと思います。

テクノと言う枠組みの中で自由に羽ばたきを見せるフランソワ、老いてなお盛んなDJであります。"Masterpiece"と言う主題が付いたこのシリーズですが、正にそのタイトルが相応しいテクノの指標となるべきMIXCDですね。

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| TECHNO5 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(3) | |
Spirit Catcher - Harmonized Session (IRMA JAPAN:IRJP-0009)
Spirit Catcher-Harmonized Session
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今週末ageHaにベルギーからのディスコ大使・Spirit Catcherが来日します。昨年彼らがリリースした"Night Vision"(過去レビュー)は各音楽雑誌でも賞賛され、我がブログでも売れ行き好調の人気アーティストです。ディスコと言うとやはり古臭い音を想像しますが、彼らの音はレトロフューチャーを感じさせる懐かしい近未来的イメージ。それはネオンライトの輝くメトロポリスを喚起させる近未来都市の音で、テクノやハウス風に音付けされているから割と違和感無くディスコが再構成されております。今回の来日イベントに合わせて彼らのライブミックスCDが発売されましたが、やっぱり彼らの特徴である煌びやかでレトロな音がしっかりと聴ける様になっています。華やかで艶のあるシンセサウンドばりばりでいかにもちょい古臭そうなディスコティックなテクノサウンドですが、どこか気の抜けた展開と合わせてまったりした感じはホームリスニング向けでしょうかね。デトロイトテクノ系の音も幾らか入っていて、近未来感が余計に高まっている雰囲気。個人的にはもっとガツンと来るテンション高めのプレイも聴きたかったですが、彼らの特徴自体はしっかり表現出来ているとは思います。聴く時は是非、部屋の中でミラーボールを回しましょう!

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| TECHNO5 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Analog Soul - Still Music Compilation (Underground Gallery Productions:UGCD-SM001)
Analog Soul-Still Music Compilation
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以前リリースしていたコンピの副題が"Soul Of Detroit"なのでデトロイトのレーベルだと思っていたら、実はシカゴのレーベルだったStill Music。しかもレーベル主のJerome Derradjiはフランス出身なので、余計に意外性が強い。2004年設立の新興レーベルながらもカタログ数はもはや30近くとかなり勢いのあるレーベルで、シカゴだけに限らずデトロイト、日本、ヨーロッパ全体からまだそれ程有名ではなくとも才能のあるアーティストの作品をリリースしている。本コンピでもデトロイトからLos HermanosのGerald Mitchell、The GodsonことRick Wilhite、Delano Smith、Paul Randolph、日本からは先日クローズしたFrogman Recordsからデビューを飾っていたHirofumi GotoことRondenion、ヨーロッパからPatchworksやFrancois Aなど、地域を限定せずとにかく良い作品を選定している。何と言ってもタイトルの"Analog Soul"って響きが素晴らしい。参加しているアーティストの多くがアナログ機材を使用しているからそう命題したらしいのだが、やっぱりアナログの音って耳に優しいから人間にしっくり来る。スムースで柔軟な肌触りのディープハウス満載で、このレーベルの質の高さが伺える。今後はこのレーベルは要チェックだ。

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| HOUSE3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Los Hermanos - Traditions & Concepts (Submerge Recordings:SUBJPCD-015)
Los Hermanos-Traditions & Concepts
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キタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(`  )━(Д` )━(;´Д`)ハァハァ !!
今年最後になってデトロイトテクノの至宝・Los Hermanosの2NDアルバムが到着。元々はGerald MitchellとDJ Rolandoから成るユニットだったのですが、音楽観の違いからDJ Rolandoが離脱すると言う危機を乗り越え本当の意味でのアルバムが出来上がりました。と言うのも1stアルバム"On Another Level"(過去レビュー)はどうしてもEPの寄せ集め的な印象が強かったのですが、本作では完全にアルバムを意識したバラエティー豊かな音楽性に満ちているからです。基本にはパーカッションの聴いたラテンのソウルが根源にあるのですが、コズミックな上物を使用した"Central Nervous Systems"、アルバム内で一番ソウルフルな"Remember Detroit"(これってDJ S2のMIXCDの一曲目に使われてるやつだね)、どこか憂いげかつメランコリーで奥深い"Midnight in Madrid"などのハウスを中心に"Festival Parade"や"Dark Samba No.7"などトライバル感の強い曲もあれば、"Theme From Tony Dash"の様にドラムンベースっぽい曲、または汗たぎるファンクが濃厚な"Message Of Hope"もあり、デトロイトテクノ/ハウスとは言ってもとても一括りには出来ない音楽性に富んでおります。前作に比べると所謂キラートラックの存在はありませんが、アルバム全体での聴き応えがあり充実した内容ではないでしょうか。1STアルバムから本作への流れは斜めに見ればよくありがちな安定を求めた無難な流れとも言えるのですが、EP中心のクラブミュージックシーンにおいてはやはり本作の様な通して聴けるアルバムは少ないので非常に価値がありますね。しかしDJ Rolandoが脱退した後は色々なアーティストが組み合わさるユニットになるみたいな事をGeraldが言っていた気がしますが、結局Los Hermanos=Gerald Mitchellに落ち着いちゃったみたいですね。ゲストにIan O'Brien、DJ S2(Santiago Salazar)、Raphael Merriweathers Jr.も参加しているけれど、あくまでゲストみたいだし。DJ Dexに至っては全く関わってなさそうです。まあ今後も良い音楽を創ってくれれば、それで良いんですが。

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| HOUSE3 | 23:45 | comments(0) | trackbacks(1) | |
DJ 3000 - Ekspozicija 09 The Detroit Connection Pt.2 (Explicit Musick:EXPLICITCD009)
DJ 3000-Ekspozicija 09 The Detroit Connection Pt.2
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スロベニアのExplicit Musickが送るテクノミックスシリーズ"Ekspozicija"の新作は、前作担当のKevin Saundersonに続き又もデトロイトからDJ 3000が参戦しています。ちなみに残りのシリーズではBen SimsとUmekが参戦する予定です。さて本作はサブタイトルに"The Detroit Connection"と謳われている通り、流行とは全く無縁にあくまでデトロイトのDJらしいデトロイトトラックを中心にトライバルなプレイを聴かせてくれます。DJ 3000は既に数枚のMIXCDを出しているのですが、今回はUR関連のリリースでは無い為レーベルの制約に捕らわれない今までで一番自由な選曲になってるのが肝。とは言っても聴こえて来るのはやはり彼が東欧系出身である事を感じさせるエキゾチックで乾燥した音で、最初から最後まで突っ走りでテンションが高くてもむさ苦しくなく、むしろ心地良い疾走感が際立っております。そして勿論ここぞと言う所でエモーショナルなテクノを回し、自然なピークを作り出して良い具合に盛り上がれる展開が出来ています。僕はデトロイトテクノが大好きな人間なんで評価は甘くなりがちですが、やはりこの様な作品を聴くとデトロイトは人材が豊富だなと感心します。まあ自分の好み云々は抜きにしても野性味溢れる荒々しいプレイで、本作はお勧めなり。

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| TECHNO5 | 22:15 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Dave Clarke - Remixes & Rarities 1992-2005 (Music Man Records:MMCD026)
Dave Clarke-Remixes & Rarities 1992-2005
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Dave Clarkeと言えば兎にも角にもフィルター流行の起爆剤となった"RED"シリーズが有名なんですが、近年はFatboy Slimのレーベル・Skintから作品をリリースしていて平凡なブレイクビーツをやったりしてなんだかなーと言う状態です。しかしそんな彼に愛想を尽かしている人には、彼が今までに手掛けたリミックス集を聴いてみて欲しいと思います。タイトル通り新旧のリミックスが収録されておりますが、やはりどちらかと言うと昔の作品の方が素晴らしい出来が多いでしょうか。DJ Rush、Green Velvet、Leftfield、New Order、Robert Armaniなどのリミックス仕事は冴えまくっていて、狂気のシカゴハウスを通過したラフでハードな4つ打ちテクノを披露しています。やっぱりDave Clarkeはフィルターハウス/テクノをやらせると超一流で、個人的にはこの路線でオリジナル楽曲を創って欲しいんだけどねー。だって比較的近年のリミックスになると特に目立たないブレイクビーツ作品ばかりで、かつてのDave Clarkeの才能が陰ってる気がするんですよね。Skintと言うレーベル性には合ってるけれど、一体この路線変更した訳は何なのか気になるな。

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| TECHNO5 | 17:30 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Vexille The Soundtrack (Warner Music:WPCB-10031)
Vexille The Soundtrack
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これはベクシルっつーアニメ映画のサントラなんだけど、何故かテクノ(と言うかクラブミュージック)系はCG系のサントラに頻度に使われますね。やっぱりテクノロジーを感じさせる音だから、映像と音の相性が良いのでしょうか。参加陣は一般的にはかなり豪華だけど、自分の好きな人はCarl Craig位しかいないですね…。と言うかCarl Craigの曲が飛び抜けて良かったので、その為だけに買ったんだよ。その曲こそ"Future Love Theme"、タイトルからして何だか素敵。デトロイトテクノと言うよりはAme系のミニマルでテッキーなドイツを思わせる出来ですが、やっぱりCarlのセンスと言うのは段違い。音楽構成的には何も難しい事はしていないけれど、音の選びや生じるグルーヴは何故か最高の物が出来上がっているんですな。普段はイケイケのBasement Jaxxは、今回はしっとりバラードを聴かせてくれて意外に良かった。Underworldはただのアンビエントだな、可もなく不可もなくと言った所。DJ Shadowはサイケデリックヒップホップと言うべきか、ギターがごりごり入っているけれどスモーキーな空気が妖しさを醸し出しています。The Prodigyは一昔前のデジロックで、古臭さを越えて懐かしさが込み上げて来ました。個人的にどうかと思ったのは世界No.1DJ(?)のPaul Oakenfoldで、DJとしては才能はあるのかもしれないけれどトラックメイカーとしては才能の片鱗さえも感じられない80年代ハードロックのダンスバージョンを披露。正直こうゆう仕事はアーティストどころかDJとしての評価も落とすだけなので、今後はアーティストとしては活動しない方が無難だと思いました。と言うか無駄に有名なPaul Oakenfoldに3曲も創らせるより、Carl Craigに一括してサントラ頼んだ方が安くて高品質な内容で出来上がるのは言うまでもない。

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| TECHNO5 | 19:20 | comments(0) | trackbacks(1) | |
DJ 3000 - Perseverance (Submerge Recordings:SUBCD-3012-2)
DJ 3000-Perseverance
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先日のイベントでのプレイが素晴らしかったDJ 3000ことFranki Juncajは元Submergeのスタッフだったと思うのですが、その経歴を生かしてかUnderground ResistanceやSubmerge関連の曲を多用したMIXCDも出しています。このMIXCDの良い所は未発表曲やもしくはアナログオンリーの曲を多用している所で、レコードを聴かない人達にとってこそ大変便利な物となっています。幾ら日本でデトロイトテクノが人気があると言っても大半のファンはレコードを買ってないだろうし、レコードでこそ真に素晴らしい作品が多いので率直に言えばファンならばレコードをもっと聴くべきでしょう。(まあ最近はダウンロード音源でも聴ける様になっているから、レコードは尚更聴かれなくなる訳であるが…)。それはおいといて本作ではデトロイトのテクノ、ハウス、エレクトロをバランス良く繋いでおりますが、一般的なデトロイトの特徴である未来に希望を抱く感動的な音は無く、かといってUR直系の怒り爆発のハードコアな音も無く、なんだかアジアや中東の土着的な匂いが漂ってくるトライバルな雰囲気が強いです。パーカッションなども湿気が低く乾燥した鳴り方で、音数が多くてもそこまでむさ苦しさは無いですね。先日のクラブでのプレイに比べると地味な感はありますが、まあこれもデトロイトテクノの一面なので是非聴いて欲しいと思います。

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| TECHNO5 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2007/10/19 迷彩 Project Event - MITTE - Vol.05 @ Club Asia
気付いたら2ヶ月間もクラブに行ってませんでした。こんなにクラブに行ってないのは、本当に久しぶりです。まあでも今日は色々興味のあるイベントがあったのですが、総合的に考慮した結果DJ 3000ことFranki Juncajのイベントに行く事にしました。Club Asiaは普段は正直それ程興味のあるイベントを開いていないので、今回初めて行く事になりました。ちなみに同日にClub Asiaの近くの糞箱に超大物が来日していたのでClub Asiaの方は空いているのかなと予想していましたが、常連かもしくは物好きが集まったのか意外にもほどほどの客の入りでほっとしました。
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| EVENT REPORT1 | 08:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
DJ S2 aka UR-057 - The Slider's Joint Mix (Submerge Recordings:SUBUG-001CD)
DJ S2 aka UR-057-The Sliders Joint Mix
昨日は本年度のMetamorphoseで限定販売されたCDの紹介でしたが、今日は2005年のMetamorphose(とUnderground Galleryなど)で限定500枚で発売されたMIXCDです。DJを担当したのは現在のLos HermanosのメンバーでありGalaxy 2 Galaxyではターンテーブルを担当するSantiago SalazarことDJ S2(スクエアと読む)。DJとしての腕はもちろんの事、IcanユニットではPlane-Eや自身のレーベルからヒット曲を生み出し、アーティストとしては新世代の中では僕個人では一番期待している人です。僕が彼に期待しているのは今までのURには無い音楽性であり、テクノと言うよりはハウス、それもラテンの血が騒ぐハウスに取り組んでいる事で、彼らのルーツであるヒスパニックを意識した音楽はURに新たな風を取り込んでいます。またメロディーセンスに関しても抜群の才能を持っていて、URの中では"Mad" Mike Banksに次ぐ作曲能力があるのではないかと期待をかけています。それではDJingはどうかと言うとこちらも僕好みでありまして、ソウルフルな熱いハウスやラテンノリなハウスを中心にテクノも混ぜて、ここぞとばかりにクラシックを投入するプレイは革新性は全くないけれど普遍的に素晴らしい内容だと思います。URのダークサイドよりもG2Gのポジティブな面を前面に出した内容とも感じられて、コテコテなデトロイトミックスではありますがやっぱり外せないなーと言う印象。9/16にClub Wedgeでプレイするので、少しでも気になる人は来た方が良いです。まだまだ知名度が低いのは、ちょっと理解しかねるが。デトロイトテクノが日本で人気があると言ってもそれはあくまで表向きの事であって、アンダーグラウンドな物までは聴かれてないのが現状なんですね。

限定販売で聴けない人も多いかと思うので、一定期間だけ↓にうぷしておきます。
うぷ終了済み

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| HOUSE3 | 18:15 | comments(9) | trackbacks(0) | |
DJ Skurge - Radio UR Vol.1.1 - A Lost Transmission (Underground Resistance:UGCD-UR004)
DJ Skurge-Radio UR Vol.1.1-A Lost Transmission
今年のMetamorphoseの目玉は何と言ってもデトロイトテクノのレジェンド・Model 500(Juan Atkins)の日本初のライブだったと思います。知名度で言えばDerrick May、Kevin Saundersonには負けていますが、やはりテクノの始まりはJuan Atkinsだったのです。自分はメタモには行ってないけれど、Model 500だけは聴きたかったですね。で実はその時のライブのサポートメンバーが"Mad" Mike BanksとURコードナンバー064のDJ Skurgeだったそうで、ついでにメタモ会場でこのCDが販売されていたのです。メタモに行かないと買えないのかーと残念な気持ちだったのですが、ラッキーな事にHMVとUnderground Galleryで限定666枚販売される事になりました。中途半端な流通と出荷量には首を傾げるものの、今回はUR音源に拘らずに自由なプレイが聴けるので"Radio UR... Vol.01"(過去レビュー)とはまた違ったデトロイトらしさがありますよ。前作がハードコア一直線なエレクトロだったのに対し、本作は一般的に人気のあるデトロイトテクノ色が濃厚でざらついたアナログ的な耳障りがあり、そこに適度なトライバルなリズムやら軽くエレクトロも繋いでバランスの取れたプレイになっていると思います。Vol.01は思いっきりURのダークサイドだったので聴く者を選ぶ内容だったのに対し、本作ならデトロイトテクノ入門者にも聴き易いですよ。しかしURのメンバーがヨーロッパのフォロワーの曲なども回しているのを考えると、良い意味でヨーロッパの中でデトロイトテクノが育っていると言う事でしょうか。URは親日家なのだから、日本でももっとデトロイトを追求するアーティストが出て来てくれると嬉しいです。

Check "DJ Skurge"

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| TECHNO5 | 18:30 | comments(0) | trackbacks(1) | |
DJ Hell - Misch Masch (Fine.:FOR88697030152)
DJ Hell-Misch Masch
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知ってる人は知ってると思うが、ドイツはデトロイトの衛星都市である。Tresorの一番最初の作品はX-101(Jeff Mills+Mike Banks+Robert Hood)だし、初期Basic ChannelはURの影響下にあったし、Jeff Millsの1stアルバムもTresorからだし、よくよく考えるとテクノに影響をもたらしたKraftwerkはドイツ出身だ。種明かしをしちゃうとDerrick Mayが「ドイツはデトロイトの衛星都市である」と発言していたのだ。とにかくドイツの人もデトロイトテクノには、影響を受けそして畏敬の念を抱いているのだと思う。

そしてそれをあからさまにしているのが、ドイツの貴公子・DJ Hell。「デトロイトテクノの再評価と言う感覚は、テクノのリアルな部分を見過ごしている事」とさえ言い切っている位、彼の中ではテクノ=デトロイトテクノと言う事なんだろう。テクノが細分化し色々な方向へ袂を分かっても、結局の所流行とは関係無くその存在が揺るがないのはデトロイトテクノのみなのだ。DJ Hellも余りにもデトロイトテクノを愛すが故に本作の様なデトロイトテクノ満載のMIXCDをリリースしてしまった訳だが、ドイツの事も忘れずに合間にジャーマンテクノも混ぜつつデトロイト好きを納得させるプレイを聴かせてくれます。シンセストリングス重視では無くて、比較的煌びやかで金属的な鳴りのするデトロイトテクノが多く、オリジナルデトロイトと言うよりはそれに影響を受けたドイツのテクノと言う感じですかね。ミニマルで陶酔感を生み出す流行の中、この様なメロディーを大切にした聴かせるMIXCDは非常に好感が持てるなー。ベタだけどなんだかんだデトロイトテクノ満載のMIXCDは好きなんですよ、はい…。一応古臭い内容にならない様に新しめのテクノも使っている所で、プロアーティストとしてのプライドを守っているのかDJ Hell。ちなみにDISC 2はDJ Hellのリミックスワーク集なんだけど、全然聴いてないしどうでも良い。

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Check "DJ Hell"

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| TECHNO5 | 21:30 | comments(7) | trackbacks(0) | |
Pete Heller - Nite:Life 14 Dirty Grooves (NRK Sound Division:NRKMX014)
Pete Heller-Nite:Life 14 Dirty Grooves
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HMV半額セール戦利品その2。なんとNRKの有名なMIXCDシリーズ「Nite:Life」も半額と言う事で、財布に優しく良質な盤を入手。MIXを手掛けたのはかつてAndrew Weatherallと一緒にBocca Juniorsと言うハウスユニットを組んでいたPete Heller。Bocca Juniorsと言えばUnderworldが所属するJunior Boy's Ownの前身Boy's Own Recordingsのユニットで、となれば初期のプログレッシブハウスだった頃のUnderworldにも近い物があります。Pete Heller自身はUKにおけるアシッドハウスの知名度を高める事になったクラブイベント・ShoomのレジデントDJでもあったそうで、もはやベテラン中のベテランであり実力は言わずして分かる物。このMIXCDではほぼプログレッシブハウスと言われるエレクトロニックで硬いビートのハウスが中心ですが、じわりじわりと込み上げる深いエモーションが最高。極端に上げたり派手にせずにディープで暗めの選曲ながら、時にトライバル、時にミニマルが強調されて微妙な起伏を付けています。中盤はパーカッションが効いた跳ね系の選曲で、そこからロマンティックな後半に移ろいゆく展開がぐっとはまりました。自分の普段聴かないジャンルなので知らない曲ばかりだったけど、良い曲ばかりでぞっこんです。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Danny Rampling - Break For Love (ITH Records:RAMP01CD)
Danny Rampling-Break For Love
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昨日に続きハウスMIXCDを紹介します。今日の担当はDanny Ramplingで3枚組の大作、聞くだけでしんどい…。Danny Rampling、ハイ、全然知りませんので調べた所、80年代後半にイビザに訪れた時にシカゴハウスに触れあい、そしてイビザの享楽的な空気をUKに持ち込んだハウスDJとの事。UKで「Shoom」と言うクラブイベントを立ち上げ、セカンドサマーオブラブを誘発させた重要人物らしいです。ところが去年を以てDJ業から身を引く事となり、最後の作品がこのMIXCDとの事。では一枚ずつ紹介していきましょうか。

DISC1は「Sounds Of Shoom」と言うタイトル通り、彼が「Shoom」で回していた曲中心だそうです。80年代のハウスクラシック、アシッドハウスを連発。昔からハウス聞いている人はきっと懐かしく感じるだろうし、最近のハウスを中心に聞いている人にはこのチープな音が逆に新鮮かも。DISC1からして哀愁が既に漂っているよ。

DISC2のタイトルは「Love Grooves」。こっちはかなりノリノリでソウルフル。最初から「Love Is The Message」→「Philly Groove」で横乗りグルーヴで踊らせてくれます。アッパーで派手だけれども、黒くて太いビートで一番楽しんで聞けると思います。ハウスの4つ打ちの快感がぎっしり詰まってますよ。最後は「The Whistle Song」で穏やかにクローズしていきます。

DISC3こそイビザの快楽を表現した「Balearic Soul」。いきなり名曲「Smokebelch」、シンセがキュインキュイン鳴ってて可愛らしい。でもその後は7〜80年代のディスコ物が中心で、自分のイメージしているイビザとはちょっと違ったかな。ここまで古臭いのはあんま好みではない。全体的にビートも弱めで、踊り疲れた後に聞く感じでしょうか。2005年作の「Snappiness (Devolution Mix) 」と言う曲が、涙々のバレアリックな感じでしたがこれ良いな。レコード出てないみたいだけど、欲しい…。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Submerge Live In Japan (Submerge:SUBJPDVD001)
Submerge Live In Japan
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もはやテクノ、ダンスミュージックに限らずに世界に存在する音楽の中で、確実に重要指定文化財として認められるべきUnderground Resistance。彼らがGalaxy 2 Galaxy名義で2005年2月13日にリキッドルームで行ったライブを、後世に語り継がれるべくDVDにパッケージ化。もちろんあの瞬間、あの場所を再現するなんて言うのは土台不可能な訳ではあるけれど、それでもこのDVDには充分に価値がある。なんと言ってもマスクを脱いだMad Mikeの素顔が見れる事だ。おぉ、実は結構格好良い顔をしてるんだね、Mad Mikeは。彼が今までマスクを被ってきたのには訳がある。「音楽で大事なのは、演奏者ではない。スピーカーから出る音が大事なのだ」とはMad Mikeの言葉で、だから今まで自分を認識不可能な存在として正体を明かさなかったのだ。今になって公に姿を現したのには、もう充分音楽で彼らの信念を伝える事が出来たと言う事なのだろうか?

さて、取り敢えずテクノ好きな人は僕が紹介せずともきっと買おうと思っている人も多いだろうし、内容も語らなくなって素晴らしい事は分かっている。ラテンパワー全開のLos Hermanos、シットでファンキーなElectrofunk、そしてフュージョン節丸出しのGalaxy 2 Galaxy、そのどれもが人力でテクノを演奏している。このマシンに頼らずに人力でと言うのが、彼らの真骨頂であり彼らの信念である。マシンに頼るから悪いのではなく、彼らのソウルを表現するのに人力である必要があっただけの事。Love & Peaceに溢れた演奏は、聴く者を魅了し希望を抱かせるには充分なエネルギーが詰まっている。URは本当に素晴らしいコミュニティーだよ。

残念なのは、Los Hermanosが演奏したKraftwerkのDentakuと、Galaxy 2 Galaxyが演奏したKraftwerkのNumbersが版権の問題によりカットされている事だ。むぅ、これは悔しい。あとMad Mikeよ、JaguarのクレジットにMad MikeとGerald Mitchellの名前しか無いのはどうゆう事なんだ?あれはDJ Rolandoが手掛けている曲のはずだ。Mad Mikeは真の男なのだから、その釈明を聞かせて頂きたいぞ。

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| TECHNO3 | 21:00 | comments(3) | trackbacks(1) | |
Cristian Varela - Intecnique 02 (Intec Records:INTECCD05)
Cristian Varela-Intecnique 02
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スペインにおけるハードテクノの重鎮、Cristian Varela。今までに数々の賞を総なめにしたその手腕は、間違いなくトップクラスに君臨するレベルなのですが、近年は世間の流れと一緒にハードテクノからクリックに移行したプレイになってしまい少々残念ではありました。実は少し前にクリック系を多めに使った「Ekspozicija Vol.3」と言うMIXCDを出したばかりなのですが、今度は名門Intec RecordsからMIXCDをリリースしました。このレーベルからであればクリック要素は少ないと予想していましたが、その予想通りでハードテクノ、ミニマル、エレクトロ/ディスコ系で大半を占められています。とは言っても以前のプレイとはかなり様子が異なり、激ハードミニマルな点はほぼ皆無。オープニングは緩めのエレクトロハウスが繋げられて、デケデケのベースラインが耳に残ります。あんまここら辺の音は好きじゃないけど、彼にしては結構メロディアスだなーと意外でした。中盤から徐々にミニマルなども混ぜ初めテンションを上げていくのですが、やっぱりメロディアスなシンセ音が鳴っている曲が多いですね。そこから少々下げて、そして今度は最後までアッパーな流れで程よいハード加減でガツンと行きます。あ〜でも、やっぱりどこでもギラギラのシンセ音が入っている。彼のプレイと言えばタンテを3台同時に使う音数多めのバキバキハードミニマルが印象なのですが、このMIXCDの中では一曲をしっかり聴かせる感じ。悪いとは思わないけれど、今までと全然印象が違って同じ人のプレイには聞こえないですね。ただ素直にテクノだと考えると、全体的な流れや聴きやすさと言う意味では高品質だと思います。Intec Records系の音が好きであれば、まず聴いても間違いは無いと思います。

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| TECHNO3 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Rolando - From There To Here & Now (NRK Sound Division:NRKCD025X)
DJ Rolando-From There To Here & Now
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Underground Resistanceの3代目DJとして、そしてGerald Mitchellと新たに立ち上げたユニット・Los Hermanosのメンバーとして活躍したDJ Rolando。しかしながらより広大で自由な活動を望むDJ Rolandoにとって、半ばコンセプト化されたURに居座り続けるには窮屈過ぎたのだろうか、人気を保ったままURを脱退。その後特にどんな活動をしているのかも耳に入らなくなって一年以上経ったのだが、遂に再始動なのか新たなるMIXCDをリリースする事になりました。しかも以前にも「Nite:Life 016」(過去レビュー)と言う名作MIXCDをリリースしたNRKから、今度は2枚組の大作でファン泣かせなリリースです。

Disc1はモロにハウス満開、軽く爽やかなアフロハウスから黒光りするディープハウス、キャッチーなアッパーハウス、温かみのあるソウルフルなハウスなど、どこをとっても4つ打ちハウスに囲まれています。以前生でDJ聴いた時は、ゴリゴリでミニマルなテクノ〜デトロイトテクノで鬼気迫る迫力のプレイだったけれど、このMIXCDでは幾分か肩の力が抜けてより自身のルーツに近いラテン的な面が出ている様な気がしますね。UR在籍時のハードで暗黒エレクトロをリリースしていた頃と同人物とは思えない程の変わり様ですが、このMIXCDの様なプレイをするのならばURとは一線を画すのも納得かな。デトロイト色が余りないから離れるファンも出てくるかもしれませんが、僕は素直に格好良いハウスだと思います。緩めの前半からキャッチーな中盤、疾走感溢れる後半(テクノ少々)まで手堅く盛り上げます。DJ Rolandoがまさか「Bar A Thym」をプレイするなんてって思ったけど、そんなプレイが彼のこれからの道を示唆しているんでしょう。

対してDisc2はダンサンブルながらもどちらかと言うと緩めの選曲で、夜にしみじみと聴くのに良いムードが出ています。Tread、David Alvarado、Vince Watsonらのテックハウス、Trackheadz、Indigenous Space People(Ron Trent)、Tokyo Black Star(DJ Alex From Tokyo)らのディープハウス、そしてデトロイト好きは見逃せない「Sueno Latino(Derrick May Illusion Mix)」を収録。ほぼフルレングスで収録してあるので、ミックスと言うよりはDJ Rolandoの自分用のリラクシングCDな意味合いが強そうです。たっぷり踊った後は体を休ませて、静かに時間を過ごそうって事なんでしょう。Disc1とは対照的に落ち着いて聴きたいですね。

さあ、後は新曲を待つのみ。DJ Rolandoの今後に期待が膨らむばかりです。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Upcoming Event
PEOPLE WANT MORE LIFE @ YELLOW
2006/04/14 (FRI)
DJ: JEFF MILLS(AXIS), TAKAMORI K.

MATERIAL feat. IAN POOLEY @ AIR
2006/04/21 (FRI)
Guest DJ: Ian Pooley

CROSS MOUNTAIN NIGHT feat. JAMES HOLDEN @ WOMB
2006/04/21 (FRI)
DJS: JAMES HOLDEN, TORSTEN FELD, Dr,SHINGO

CLUB MUSEUM @ UNIT
2006/04/21 (FRI)
Special Live Performance: BRITISH MURDER BOYS(SURGEON & RISIS) -5 hours gig-

UNDERGROUND RESISTANCE "INTERSTELLAR FUGITIVES" TOUR @ LIQUIDROOM
2006/04/28 (FRI)
Featuring members:INTERSTELLAR FUGITIVES SPECIAL LIVE UNIT
Formed by - GERALD MITCHELL as THE DEACON (UR044), THE ANALOG ASSASIN (UR040), CORNELIUS HARRIS as THE ATLANTIS (UR3.14), RAY 7 as THE UNKNOWN SOLDIER (UR051)
...And maybe more fugitives
DJs:SUBURBAN KNIGHT aka JAMES PENNINGTON (UR011), DJ S2 aka SANTIAGO SALAZAR (UR057), DJ DEX aka NOMADICO (UR061)

STANDARD 4 @ WOMB
2006/04/28日 (FRI)
GUEST DJ: JORIS VOORN
DJ: KEN ISHII, SATOSHI ENDO

MOODYMANN JAPAN TOUR 2006 @ YELLOW
2006/04/29 (SAT)
DJs: MOODYMANN aka Kenny Dixon Jr, Alex From Tokyo

PANORAMA @ YELLOW
2006/05/02 (TUE)
DJs : Kentaro Iwaki a.k.a Dub Archanoid Trim, Terre Thaemlitz
LIVE: LUOMO a.k.a VLADISLAV DELAY

CLASH 12 feat. DERRICK MAY @ ageHa
2006/05/06 (SAT)
DJs :Derrick May, Ken Ishii, DJ Tasaka, Fumiya Tanaka, DJ Wada, Q'Hey
Toby, Yama, Shin Nishimura, DR.Shingo, Kagami, RKD1 & RKD2
LIVE : Chester Beatty, Newdeal

JAPANECTION PRESENTS SOUL DESIGNER TOUR @ WOMB
2006/05/19 (FRI)
DJs: Fabrice Lig, Jean Vanesse, Ken Ishii, Sisk
| UPCOMING EVENT | 23:55 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Jerome Sydenham - Explosive Hi-Fidelity Sounds (Ibadan Records:IRC068-2)
Jerome Sydenham-Explosive Hi-Fidelity Sounds
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オーガニックでスピリチュアル、確実に新しいハウスシーンを創り出したIbadan Records。生暖かく人間的な温度を感じさせ、黒光りし深く潜行するようなハウスサウンドにおいては右に出ないとさえ思える素晴らしいレーベルなのですが、そのボスがこのJerome Sydenhamです。このJeromeの手掛けるMIXCDはもろにIbadan Recordsの音そのもので、と言う事はIbadan Recordsは完全にJeromeのセンスが反映されている訳であり、レーベルが巨大化するにつれて失っていくコントールをJeromeが今も失わない事には大変尊敬の念を抱きます。以前にもJeromeは「Ibadan People」と言うIbadan RecordsのコンピレーションMIXを手掛けていますが、今作はレーベル制限無しのMIXCDでハウス〜テックハウス系のハウス・テクノ両方面で受け入れられる様な気持ちの良い4つ打ちが続きます。しょっぱなCarl Craigの余りにもディープで覚醒的なトラックから始まり、郷愁を帯びたストリングスとアフリカンなリズムのセットが心地良いGlen Lewisの2曲目、「Jaguar」並にメランコリックなテックハウスの3曲目…その後も湿っぽいアフロハウスやら、重心低めのダブハウス、野性味溢れるトライバルハウスなどを使い、どディープで躍動感溢れるミックスを披露しています。ミックステクが云々の前にこの人の選曲が単純に好き、ディープで覚醒的な高揚感を最大限に増幅する曲を迷いなく選びます。よ〜く見ると売れ線のアーティストの曲ががんがん使われているし、ハウス未開拓の人にも聴きやすい良い意味でのメジャーさがあると思います。変な風に渋めの曲をがんがん使うよりも、ここまで分かり易い選曲だと素直に気持ち良いですな。なんだか深い森の奥で原住民がこんな音楽で踊ってそうだね!

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Christian Smith - Live @ Womb 01 (Womb Recordings:WOMB004)
Christian Smith-Live @ Womb 01
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先日Wombのイベントに行った時、いつもは小さい音が今回はばかでかかったです。やっぱり音は大きい方が良いよね。そんなWombですが最近はレーベルとしても力を入れているらしく、Christian SmithのWombでプレイしたDJMIXを収録したMIXCDなんかも出したりしています。Christian Smithと言えばJohn Selwayとのタッグでバンギンなミニマルトラックからメロディーを強調したテックハウスまで、とにかくDJが喜ぶ使えるトラックばかり量産しているイケテル野郎です。このMIXCDはChristian Smithの良い所が完璧に生かされてハードミニマルからパーカッシブなトライバル、メランコリーなテックハウスまで程よく使われていて確実にフロアを直撃する選曲となっています。実際にフロアで「Mispent Years (Funk D'Void Remix)」が流れたら涙無くしては聴けないだろうとか思ったり、「Evergreen (Technasia Remix)」〜「Carnival」のメロディアスなトラックとハードトライバルを行き来するその盛り上げ方には上手いな〜の一言だし、派手過ぎなのにここまでやればむしろ誇りに思うべきだと感じました。ハードな展開の間に綺麗目シンセのトラックを入れる事は、テクノに入り始めた人も聴きやすいしやっぱ単純に盛り上がるプレイだなと思います。要所要所に山あり谷ありで単調に陥らず、最後まで超特急で爽快にぶっ放せますよ!

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| TECHNO2 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(2) | |
Joey Beltram - Live @ Womb 02 (WOMB Recordings:WOMB-010)
Joey Beltram-Live @ Womb 02
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去年の11月にDeetronと一緒にWOMBでプレイしたJoey Beltramのプレイをそのまま真空パック詰め…と言う訳でもなく、実は後からある程度処理を施したMIXCDがこれ。それはさておきBeltramはNYをハードなテクノで長く生き抜いている素晴らしかったアーティストであり、昔の作品は今でも好きです。と言うのも最近はフィルターディスコ路線なので、ちょっと僕の好みとは違うのですね。フィルターディスコは嫌いじゃないけど、Beltramのはあんま好きじゃないだけ。でこのMIXCDも案の定フィルターディスコ満載で、デンデケベースがメインです。プレイがそんなに上手いとも感じないので、この人の場合とにかく派手な曲で盛り上げる感じだね。歓声を聞く限りでは良い感じで盛り上がっていたのではないでしょうか?しかしイントロはまじ酷い、これは悪夢だ。WOMBを嫌いな理由がここに凝縮されていると言っても過言では無い。いらねーMCをつけるな!TIMELINEの時もそうだったけど、ここは場の雰囲気を読める関係者はいないのかね?これは一体何のパーティーなんだ?とにかく一曲目だけは完璧に閉口です。でBeltramのプレイの話に戻るけど、一番の盛り上がり所はCaliber→Start It Up辺りかなと。やっぱり彼の曲は確かに格好良い。特に今でもKen Ishiiのプレイリストに載るStart It Upは砕岩機の様に、怒濤のパーカッション攻めで破壊力満点のベリーナイスなトラックです。注ですが、CaliberもStart It Upも実は10年以上前の作品です。昔はマジでハードエッジで格好良かったね。で後半はCaveの未発表曲からBen Sims Remixに繋げる辺りのトライバル感も宜しい。でもトライバルはここだけです。全体的に終始アッパーで休む事がないので、とにかく盛り上がりたい人向け。ここまで自分の曲ばかりを回すDJも珍しいけど、彼のエゴは相当な物なのだろう。NYと言う街で今までテクノ一筋で生き抜いてきた彼の、タフなDJのプライドみたいなのが滲み出ている。でも、個人的にはもろにシカゴハウス影響下にあった頃のコンピの「Joey Beltram-Trax Classix」がお薦めです。

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| TECHNO1 | 21:00 | comments(5) | trackbacks(4) | |
Various - Techno Sessions (Sessions:SESHDCD224)
Various-Techno Sessions
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うわー買っちゃったよ…。良く考えると別に買う必要も無かったのだけど、まあ何となくトラックリストに釣られて購入。新旧テクノの名曲を押さえたコンピレーションで、これからテクノを聴こうと思ってる人には超お薦め!参加アーティストに関してはもう口を出す必要が無い位で、Jeff Mills、E-DnacerとInner City(Kevin Saunderson)、Rhythim Is Rhythim(Derrick May)のデトロイト系から、Funk D'void、Laurent Garnier、Technasiaのデトロイトフォロアー系、Slam、Tomaz Vs Filterheadz、Bryan Zentz等のハードテクノ系、他にも新進気鋭なAgoriaまで収録。まあこうやって全部一緒に聴くと、テクノにも色々ジャンルがあるんだねと頷いてしまう。最初はデトロイトから始まったテクノも徐々に細分化して、このコンピレーションに含まれている様な色々なテクノに枝分かれ。遂にはデトロイトテクノの面影も残さない様な姿にまで変化を遂げた。個人的にはデトロイト関連の曲がやっぱりお気に入りで、Jeff Millsの曲は特に良い。この曲の頃のJeffは今とは異なり、ファンキートライバル系で最高に格好良かった時。その後、他のアーティストが真似しまくったせいでJeffはその路線を進まなくなったと発言していた。Jeffには又ファンキートライバル系の曲を作って欲しいと、切に願うばかりだ。後は日本とは異なりUKで大人気のSlamの初期大ヒット曲「Positive Education」なんかも、今聴くと懐かしさを感じる。リアルタイムで聴いていた訳ではないけれど、93年頃からこんなグルーヴィーで太いボトムの曲を作っていたなんて、ある意味奇跡だ。現在のテクノが求心力を失いつつある様な気がするけれど、確かに今のテクノでもこんなに素晴らしいトラックはそうはないと思う。そんな中、フランスの新人Agoriaには、これからのテクノを引っ張っていって欲しいと期待している。特に目新しさがある訳ではないが、センチメンタルでフューチャリスティックなトラックを披露。Agoriaは期待しちゃっていいと思う。さて他にも良い曲が一杯ありすぎてコメント出来ない位なので、後は自分で聴いて確かめてみて欲しい。ノスタルジックに浸るのも、参考書にするのもそれは君の自由だ。

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各アーティストのお薦めのアルバムも以下に紹介しておきます。
Derrick May-Innovater
Funk D'void-Volume Freak
Jeff Mills-Exhibitionist
Agoria-Blossom
Technasia-Future Mix

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| TECHNO1 | 22:20 | comments(4) | trackbacks(1) | |
Laurent Garnier - Excess Luggage (F-Communications:F1873CDBOX)
Laurent Garnier-Excess Luggage
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元料理人でありフランスの伊達男、ローランガルニエ。そのプレイはテクノ伝道師とも言える幅広い選曲で、一夜のプレイで様々な面を伺う事が出来る。個人的にはテクノセットが好きだけど、ハウスやロック、果てはドラムンベースまでも回す何でもありな人です。そんな彼もデトロイトにはやはり興味があるのか、自身のアルバムにおいてデトロイトライクなトラックを多く作っています。さてこのMIXCDは2000年のSONAR、2002年のデトロイト、後多分PBBと言うラジオのライブを収録した物でやはり彼の幅広い選曲を体験するにはもってこいです。

一枚目のSONARのプレイはハウス中心のセットでムーディーな物から、シカゴ、アシッドまで気持ち良く聴けます。DAVINA-Don’t you want itはデトロイトハウスのクラシック、今年のイエローでのプレイでも回していました。

二枚目は血管ぶち切れデトロイト中心のMIX。しょっぱなHi-Tech Jazzですよ!この曲は他のDJにもここ1、2年で実際のDJでよく使われている気がします。ほぼデトロイトに関連のある曲を使っているので、デトロイト好きには必ず受けると思います。終盤自身のThe Man with the red faceは、彼の曲の中でも最もデトロイトへの愛着を示した結果となるものでしょう。そこから69-Desireに繋ぐと言う悶絶必至のMIXです。

三枚目のラジオでのプレイは、テクノやハウスじゃなくてダウンテンポなのかな。寂れたバーとかで流れてそうな感じで、哀愁がありますが僕は余り聴いていないので何とも言いようがありません。

実際のプレイではテクノ→ハウス→ロック→…と目まぐるしくどんどん変わっていくので忙しい感じもするけど、一夜にして壮大なロングジャーニーを経験する事が出来ます。そして今週末にageHa、来週月曜にYellowと今回は2回も東京でプレイ。この機会に是非ともテクノ好きは、ガルニエのプレイを体験してみてはどうでしょうか。

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ちなみにこのMIXCDには4、5枚目がありF-COMショップ直販で買えます(現在はアマゾンでも購入可)。4枚目がデトロイトとシカゴハウスのクラシックを多用したMIXで超絶物です。僕は当然買いました。

Laurent Garnie-Excess Luggage
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| TECHNO1 | 17:19 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Los Hermanos - On Another Level (Submerge:SUBJPCD-003)
Los Hermanos-On Another Level
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兄弟を意味するLos Hermanos、「Jaguar」が大ヒットしたDJ Rolandoと、Mad Mike率いるTimelineのメンバーでもあるGerald Mitchellのユニットです。今まで出してきたEPも軒並みヒットしているし、アルバムも期待しない訳が無いのだけど期待を裏切らないアルバムを出してくれました。「Jaguar」ばりのメランコリックな「Queztal」、深淵で儚い「Birth of 3000」、Galaxy 2 Galaxyの名曲をリミックスした「Return of the Dragons-Los Hermanos Remix」などの既発の曲も充実しているのだけど、アルバム収録曲も負けてはいません。ギターのカッティングらしき音がファンキーな「The Very Existance」、デトロイト流のストリングが哀愁漂う「In Deeper Presence」、ディープでミニマルな「Olmec My Brother」などバリエーションも豊かで粒ぞろいな感じです。一般的なデトロイトテクノを意識して聴けば期待を裏切る事はないのではないでしょうか。いや、それにしたってこのファンキーでソウルフルな音楽は黒人特有の物を感じさせますね。デトロイトが又しても、テクノの中心地である事を思い知らされました。このユニットに関してはとやかく言うよりも、まず聴いて体感して欲しいと思います。

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| TECHNO1 | 21:01 | comments(4) | trackbacks(10) | |
Fumiya Tanaka - Mix-Up Vol. 4 (Sony Music Entertainment:SRCS8140)
Fumiya Tanaka-DJ MIX 1/2[MIX.SOUND.SPACE]
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昨日はディープ目のMIXを紹介したので、今日はFumiya Tanakaの本気汁モードの激ハードMIXを紹介。Mix-Upと言えば「Jeff Mills-Mix-Up Vol.2」と同じシリーズ。このシリーズは良いですね。これは96年のライブ録音で今よりも荒々しさ、猛々しさみたいなのを感じます。今もハードなんだけど、今はもっとシンプルでストイック。96年頃は若さ溢れんばかりのパワーで押し切る感じのMIXですね。Jeff Mills、Steve Bicknell、Regis、Surgeonみたいなミニマル勢にFunk、Robert Armani、Traxmenみたいなシカゴハウス勢、その他有名無名勢関係なくガンガン繋いでいきます。オープニングからテンション高くて、途中中だるみにはなるけれど55分位からはもうノンストップ爆走状態で、ハードミニマルの真骨頂を見せてくれます。日本版Jeff MillsなのでJeff Mills好きは是非。amazonで売ってないけど、中古屋では良く見かけるので探してみて欲しいです。しかしスタートIDが入っていないので、曲を飛ばす事は出来ず入門にはお薦めするには悩む所です。

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| TECHNO1 | 21:17 | comments(0) | trackbacks(0) | |
DJ Rolando - Sweat Volume One (Sweat Records:SWEATCD-01)
DJ Rolando-Sweat Volume One
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DJ Rolandoは素晴らしいテクノDJなのですが、ハウスを回しても最高です。そしてなんとこのMIXCDでは古き良き時代を感じさせるデトロイトハウスのみをMIX。しょっぱなUnderground Resistanceでどファンキーにきます。その後もダーティーかつチープでありながらも、ソウルフルなトラックを連発。前半ハイライトはMad Mike-Give It To Me!温かくも力強いソウルハウスです。その後もAlton Miller、kenny Dixon Jr.から世に知れ渡っていないトラックまで、次々とデトロイトハウスを回す回す。デトロイトはテクノだけじゃないことを教えてくれます。そして終盤に最高にハッピーな瞬間を迎える。Davina-Don't You Want Itだ。Mad Mike作のこの曲はデトロイトと言う荒廃した街の中にも、希望があるかのような瞬間を垣間見せる。2003年作のこのMIXCDですが、時代遅れさえも感じさせる雰囲気。しかしそこは温かいソウルに溢れています。

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| HOUSE1 | 21:03 | comments(0) | trackbacks(1) | |
DJ Rolando - Nite:Life 016 (NRK Sound Division:NRKMX016)
DJ Rolando-Nite:Life 016
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先日ナイスなプレイで会場を盛り上げたDJ Rolandoの4枚目となるMIXCD。ageHaでのプレイではテクノ寄りだったが、このMIXCDではテクノ、エレクトロ、ハウスを自由に跨ぎ懐の深さを見せてくれる。最初は穏やかなハウスから始まるのだが、ハウスメインにやらせても充分いけそうな感じです。6曲目から立て続けにMr. De-2001 Space Odyssey、Los Hermanos-Quetzal、Adam Beyer-Ignition Key(Aril Brikha Mix)とデトロイトクラシックを3連発。じわじわと盛り上げます。徐々にテクノよりの曲で盛り上げつつTechnasia-Crosswalk以降はエレクトロでクールダウン。最後はJeff Mills-See This Wayで儚くエンディングを迎えます。普段はもっとダークで鬼気迫る感じですが、このMIXCDではリラックスした感じが伺えますね。エレクトロやテクノをやっても激しいわけではなく、貫禄させ感じさせる大人のプレイ。Nite:Lifeシリーズはハウスの定番シリーズですが、DJ RolandoのこのMIXCDはその中でも一番の出来だと思います。

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| TECHNO1 | 18:04 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Richie Hawtin - Decks, EFX & 909 (NovaMute:NoMu072CD)
Richie Hawtin-Decks EFX & 909
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ハードミニマルの名盤Jeff Mills - Mix-Up Vol.2と肩を並べるのが、今回紹介するRichie Hawtin - Decks Efx & 909。今となってはRichie Hawtinのパーティーは激混み状態で大盛況ぶり(初年度エレグラの空き具合が懐かしい…)。そんな彼のアグレッシブなプレイがこのCDで体験出来てしまうのは嬉しい限り。ハードではあるが、Jeff Millsが本能的であるのに対して、Richieは機械的、計算し尽くされたプレイをする。緻密で良く練られたプレイだ。しかしだからと言って元々の踊らせる機能が失っていないのは流石である。最近のハードミニマルは音数多めで過激なのが多いが、Richieは音の隙間を生かした音数少なめでありながらも硬質でファンキーな曲を使用する事が多い。そして今回はそこにTR-909でリズムを載せているらしい。ここまで来るとDJだってライブと変わらないなと思ったりもする。前半から中盤までのアグレッシブな展開は、ほんとCOOOOOOL!って感じです。後半は沈み込むようにダウナーになってしまいますが…。

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| TECHNO1 | 22:20 | comments(0) | trackbacks(3) | |
Jeff Mills - Mix-Up Vol.2 (Sony Music Entertainment:SRCS7969)
jeff mills-mixupvol2
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1995年10月28日、Jeff Millsはリキッドルームに舞い降りた。そしてその時の神懸かったプレイを記録したのが、このMIXCDである。テクノ好きならば誰もが通るJeffなので語る事は少ないが、元Underground Resistanceでその後ハードで過激な作風でミニマルテクノを世に知らしめた張本人である。DJに至ってはとにかくファンキーで、3台のターンテーブルを使って矢継ぎ早にレコードを変えてはMIXを繰り返していく。その曲の良い所だけど抜き出してプレイするのであれば、もちろん悪い訳がない。余りにもMIXは早く1時間に40枚程はレコードを使う程だ。このMIXCDでは自身の曲を多く含みつつも、Jeffのフォロワーの曲も使い、未来的な兆候を感じさせながらも時にファンキーに、時にソウルを感じさせる。最初の8曲位までは前半のハイライトだが、圧巻は中盤の「Strings Of Life」だろう。Jeffは何故か昔からこの曲をほぼ回している。何故ミニマルプレイでこの曲を回すのか?それはJeffがソウルのこもったプレイをするからに他ならないだろう。最近はHOUSEのアーティストもこの曲を回したりするけど、やっぱりJeffが使ってこそだと思います。

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| TECHNO1 | 21:24 | comments(0) | trackbacks(1) | |