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2019/1/26 Forbidden Dance × FreedomSunset ”New Years Party” @ Solfa
毎年夏の季節に湘南は江ノ島で開催されているSunset Loungeは老若男女が楽しめる夏の野外パーティーとして定着しているが、今回そこから派生したのはSolfaで開催されるクラブ型のFreedomSunset。しかも今回はSunset Loungeレジデントの一人である井上薫が主宰しているForbidden Danceとのコレボレーションで、更にはもう一人のSunset LoungeレジデントであるCalmも出演する事になり、クラブ型ではありながらも完全にSunset Loungeイメージそのものが投影される。クラブ開催ではありながらも夕方〜夜にかけての時間帯なので、また真夜中のパーティーとは異なる雰囲気もあるであろうし、期待が高まる。
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| EVENT REPORT7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Karim Sahraoui - Plenitude EP (R & S Records:RS 1804)
Karim Sahraoui - Plenitude EP
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ベルギーの名門テクノレーベルの一つであるR&S Recordsのカタログに、また新たなるアーティストの名が刻まれた。それこそデトロイト・テクノのソウルと共振する音楽性を持つKarim Sahraouiで、元々はDjinxx名義ではF-CommunicationsやDelsin等からもリリースしていたベテランかつ実力派アーティストだが、やはり近年の活動ではTransmatからのリリースでダンス・ミュージックの世界へと復帰したのが印象に残っているだろう。Derrick Mayに認められたエモーショナルなソウルを持ったテクノは、ある意味では近頃停滞しているデトロイト勢よりも更に本家デトロイト・テクノらしくもあり、だからこそTransmatの歴史の一部に加わった事も自然な出来事だったに違いない。その復活後以降は活動も軌道に乗りコンスタントに新作をリリースしていたが、ここに来てまた更なるキラートラックが届けられた。A面に収録された"Spy Of The Desert"は幽玄なパッドがふらふら酩酊しながらも彼にしては比較的エモーショナル性や大きな展開は抑制されており、その代りに疾走する勢いやグルーヴ感を持続しながらリズムで引っ張っていく機能性が重視されており、ミニマルなプレイとの親和性が高いか。本作ではB面の2曲がSahraouiに期待される音楽そのもので、"Born Again"はジャジーでスウィングするリズム感に柔らかいシンセのメロディーや幻想的に盛り上がっていくリフが用いられ、徐々に熱量が高まっていく情緒的な曲だ。だがしかし、彼のクラシックである"Nightflow"にも匹敵し、新たなるクラシックに成り得る可能性を秘めているのは"Before The 2nd Coming"だ。決して直球なダンストラックでもないためDJとしての使い所は限られるだろうが、荘厳でスピリチュアルなシンセパッドによる涙を誘う程の叙情性を旋律をなぞり、徐々に天上へと昇っていくようなドラマティックかつ甘美な構成を持ったこの曲は、正に90年代の栄華を誇ったデトロイト・テクノの時代から現在へと出現したテクノだ。少なからずともDerrick Mayの音楽性とも共鳴する熱き感情が渦巻いており、希望や癒やしと言ったポジティブな気持ちに満たされる。デトロイトがかつて程の勢いが無い中で、Sahraouiにはその穴を埋める存在として期待してしまうのも、本作を聞けば納得するに違いない。



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| TECHNO13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Jino / Ohno / Mitchell / Mills - Kobe Session (Axis Records:AX070)
Jino / Ohno / Mitchell / Mills - Kobe Session
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もはやテクノという世界を飛び出て例えば映画音楽、例えば交響楽団との共演、例えばライブセッションなど…その活動の幅は単なるクラブDJに収まりきるものではなく、創造力を実現させるアーティストとして孤高の地位を確立したJeff Mills。そして次なる挑戦は「Axis Audiophile Series」の第一弾となる本作で、180gのヴァイナルに32bit/48kHzの音源を収録した高品質のマスタリングを実施しているそうだ。音質への拘りも興味深いが、しかし本作の面白みはDVD『Exhibitionist 2』で実現したドラマーとの即興演奏を発展させたセッションであり、ここでは2015年9月19日にTodaysArt.JPにおける本人を含め4人の演奏者が行ったライブ・レコーディングが聞けるのだ。Jeff自身はTR-909 &パーカッションを、日野賢二がベース、Buffalo Daughterの大野由美子がMoogシンセ/ボーカル、デトロイトの盟友であるGerald Mitchellがキーボードを担当しており、「Techno Meets Jazz And Fusion」とでも呼ぶべき過去のジャズアーティストがもしテクノに挑戦したらというような創造力させ働かせる。優美なエレピの滴りから穏やかに始まる"Eventide"は、その後TR-909にキックやハイハット、そして生のベースがリズムを刻みだすと途端にライブ生が強くなり、マシンのみによるプレイとは異なる自由で活き活きとしたうねりが生まれてくる。TR-909によるリズムにしても平坦ではなく小刻みに強弱の変化が加えられ、美しさを彩るGeraldによるエレピ使いに大野による輝きを含んだMoogが自由に舞い踊るソロによって開放感がぐっと増し、15分にも及ぶインプロビゼーションは壮大なコズミック・ジャーニーを喚起させる。"Happy Gamma Ray"は何だか物悲しいベースソロで幕を開け、TR-909によるクラップやハイハットが尖ったビートが疾走りだし、そしてジャズ色の強いメロウなエレピのコード展開とスラップ奏法も使用したファンク色の強いベースによって、感傷的なムードに染めていく。中盤ではJeffによるものだろうか軽快なパーカッションの響きも加わる事でライブ感を増し、豊かな音色の刺激的なムーグのソロプレイもドラマティックな盛り上がりを生むのに一役買っている。Jeff一人では成し得なかった人間の手によるテクノ・セッション、彼のプロジェクトの中でも最もエモーショナルで最も自由度の高い音楽性で、過去の音楽からの影響を現在のテクノへと投影した挑戦はその面白みだけでなく音楽として優れている。宇宙の中を旅し続けるJeffの歩みはまだまだ止まらない。



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| TECHNO12 | 20:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2016/12/9 Danny Krivit Celebrating 45 Years of Djing presented by King Street Sounds @ Vent
Body & Soulの‥という説明は最早彼の音楽性を説明するには蛇足にしかならないかもしれない。ダンス・ミュージックに於ける生き字引、NYのシーンをアーティストとしてではなくDJによって生き抜いてきた生粋のDJであるDanny Krivitが、遂にそのキャリアの45周年を迎える。ディスコやハウスに対して実直に向かい合いながらも決して歩みを止める事はせず、(流行に寄り添うのではなく)その時代の新しい音楽も吸収しながらクラシカルなスタイルによってDJの素晴らしさを表現するDJであり、物珍しさはないからこそDJとしての本質的な才能によってこそ評価を受ける。そんなDJとしての45周年を祝う一夜では7インチセットも披露されるのではと珍しさもあるが、日本からはハウス/ディスコの魅力を普及させる事に努めているDazzle Drumsも参戦と、間違い無しのパーティーが表参道の新しいクラブであるVentで開催となった。
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| EVENT REPORT6 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Karim Sahraoui - Sacred Kingdom EP (Loveland Recordings:LLR103)
Karim Sahraoui - Sacred Kingdom EP
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2014年、Transmatの後押しにより復活を果たしたDjinxxことKarim Sahraoui。一時は音楽業界から遠ざかっていた彼も復活を果たしてからは順調な活動を行っており、以前よりも一層デトロイト・テクノらしい美しいメロディーを強調した音楽性を強め、つい最近もTransmatから2枚目となるEPをリリースしたばかりだ。本作はそれよりも少し前にオランダでフェスをプロモートしているLovelandからリリースされたEPで、リミキサーには同じくデトロイト・テクノを深く愛するVince Watsonが迎えられており、この手のテクノに目が無い人にとっては涎が出る事は間違いない。先ずはA面に収録された"Horns Of Glory"が何と言っても素晴らしく、大きな展開を設ける事はなく多段の幻惑的なメロディーを用いてトランシーな作用を含ませながら、キックやリフの抜き差しによってじんわりとした起伏を付けながら持続感を出した完全なるピークタイム向けのトラックになっている。10分にも及ぶ長い構成ながらもその快楽性の高さが故に終わりのない展開を求めてしまいそうになる程で、ぐるぐると螺旋階段を昇り詰めて高揚は増していく。裏面の"The Earth From Above"はゴリゴリとした硬めのキックなどのリズムで横揺れを誘発しつつ、ソナー音のような反復するシンセがじわじわと脳髄を侵食しながら嵌めていくスタイルで、デトロイトのエモーショナル性よりは欧州のテック系な雰囲気を纏っている。そしてデトロイト・フォロワー(本人は否定しているが)としての力量が発揮された"Horns Of Glory (Vince Watson Reshape)"、原曲から大きな変化はないもののシンセは透明感を増し柔らかい音になり、その上で荘厳な響きも加えてドラマティックな盛り上がっていくこの曲は、Vinceの作風として生まれ変わり新たな魅力を発している。それぞれ期待通りで外れ無し、デトロイト・テクノ好きならば納得の一枚だ。



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| TECHNO12 | 09:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Brawther & Alixkun - ハウス Once Upon A Time In Japan... (Jazzy Couscous:JC02)
Brawther & Alixkun - ハウス Once Upon A Time In Japan...
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今から約5年前、突然Facebook上でメッセージを送ってきて、日本のコマーシャルではないアンダーグラウンドなハウスを教えてくれと言ってきた外人がいた。ほんの短い時間ではあったがお互いの好きなアーティストを紹介し合ったのだが、その人こそ古きジャパニーズ・ハウスをこよなく愛するBrawtherだ。フランスはパリで活動しChez Damierに認められBalanceから作品をリリースし、今ではよりミニマル性の強いDungeon Meatを立ち上げて、DJ/アーティストとしての活躍の場を広げている。そしてもう一人、東京在住のフランス人DJであるAlixkunも同様に日本のハウスに心酔しており、Ele-king等でもかつて和製ハウスについて語っている。そんな二人が2010年頃に出会い、全国各地のレコードショップを歩き周り、歴史に埋もれ埃を被っている日本のハウスを掘り起こす作業を数年に渡り行っていたそうだ。その深い愛情の結果として生まれたのが、日本の80年代後半から90年代前半のハウスに焦点を当てたコンピレーション、「HOUSE」ではなく「ハウス Once Upon A Time In Japan...」だ。KatsuyaやT.P.O.に福富幸弘などの名のあるアーティストから近年のリイシューで名を知られるようになった寺田創一、逆に相当のマニアでも知らないであろう名前を耳にした事のないアーティストの曲まで多く収録されている。90年代前後と言えば丁度NYハウスが世界的に盛り上がっていた時期で、日本のクラブシーンでもそれに対し羨望の眼差しはあったのだろうか、本作に収録されたアーティストのようにNYハウスを目指したハウスを作り出すアーティストがぽつぽつと現れていたようだ。ただやはり日本人は日本人、ディープであったり跳ねたファンキーさもあったりするも決してNYハウスには成りきれず、いや、だからこそそんな作品はHOUSEではなく日本らしい味わいを持ったハウスになったのだろう。実際に本作に収録された曲からは確かに心に訴えかける温かみ持ったソウルフルなハウスや、軽い浮揚感を持ったディープ・ハウスに覚醒感のあるアシッド・ハウスまで、その当時のハウスの聖地を目指すような意識は含んでいる。しかし何故だかハウスのルーツである黒人音楽らしい香りは希薄で、逆に何だか日本の郷土愛が感じられる懐かしみがあるのが、ジャパニーズ・ハウスなのだろう。何にせよ、二人の情熱が無ければ知らないままであった当時のハウスが、本作で正に時代を越えて蘇った事はハウスを愛する者にとって、当然祝福すべき事象以外の何事でもない。昔を知る者もそうでない者にとっても、日本のハウスへの興味を抱かせるには十分過ぎる作品だ。



Tracklistは続きで。
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| HOUSE11 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Chris Tietjen - Zehn (Cocoon Recordings:CORMIX049)
Chris Tietjen - Zehn
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ここ数年は全盛期程の勢いは見られないものの、90年代から00年代にかけてのドイツのダンス・ミュージックと言えばSven VathによるCocoon Recordingsは中心の一つだったと思う。特にレーベルとしてだけではなく、イビサはAmnasiaにて開催していた「Cocoon Club」では世界中の著名なDJ/アーティストを巻き込んで、一大ムーブメントと呼んでも良いほどの勢いのあるパーティーに感じられた(が、それ故にどうしてもCocoonに対しては未だにミーハーな印象を拭えない)。そんなCocoon Recordingsがレーベル・ショーケース的な意味合いで2006年からMIXCDを毎年リリースしており、その初めての作品である「Eins」からミックスを今まで担当していたのがChris Tietjenだ。1985年生まれだと言うからまだその当時は齢21歳だったのだが、その若さにしてSvenに認められた才能は結局本物であった事は、現在までシリーズを担当した事で証明されたようなものだ。しかしながらそのシリーズもドイツ語で10を意味する本作「Zehn」によって10年の幕を閉じる事がアナウンスされているが、集大成らしくCocoon Recordingsのクラシックを惜しみなく使用しつつ、またレーベルの多様性を十分に体験させてくれる選曲がなされ十分に出汁が染み出たミックスである事を断言する。スタートは微かな残響が心地良いダブテクノの"Cow, Crickets And Clay"で静かなる船出だが、そのまま重心の低さと硬質感を保ちつつ闇の中から花弁がゆっくりと開くような美しさを伴う"Dead Room"をミックスし、Cocoonにもこんなシリアスな作風があるのだなと意外な展開だ。徐々に重さよりも加速度を増しながら浮かび上がり、エレクトロ気味のアクの強い曲や歌モノも織り交ぜて、そして中盤のハイライトである派手なプログレッシヴ・ハウスの"Unrelieable Virgin"でCocoonらしい快楽的な世界観に染めていく。そこからは持続感のあるミニマル寄りな選曲を中心として深みと恍惚感を継続させ、往年の跳ねた勢いのあるハード・ミニマルな曲も少々プレイしつつ、ハイエナジーな"Pump"からトライバル調の"Deep Down Inside (Reboot Rmx)"で再度のピークを迎える。そこからはなだらかにクローズに向かってテンションを落ち着かせながら、アンビエントな空気も纏うような"Seconds (Colour & Sound)"によってパーティーの終わりを告げるような物哀しい最後を迎える。レーベルの音楽性を十二分に披露したこのミックスは、70分に於ける音楽の旅と呼んでもよいだろう。そして何よりも大量のマテリアルをシームレスかつ重層的にミックスする事で、単に曲を繋ぐ以上のオリジナルからの変化を生み出したChrisの手腕が、ここでも素晴らしく光っている。



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| TECHNO12 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2015/1/17 Guidance 〜導き導かれる人生〜 10th Anniversary @ Amate-raxi
音楽と人に導き導かれて参加するみんなでパーティーを作り上げるGuidance。様々なクラブを渡り歩きながら続いてきたこのパーティーも遂に10周年を迎えた。移り変わりの早いクラブ・ミュージックにおいて10年もの歳月は色々なものを変えるだろうが、Guidanceのコンセプトは基本的に変わらない。また音楽だけでなくデコレーション、アート、フードに物販などパーティーを様々な面から楽しめるような工夫、みんなで楽しみたいという気持ちが伝わる主宰者の思いは今までに参加した者であれば感じ取れるはずだ。今回はそんなパーティーの10周年に合わせシカゴからThe Black Madonnaの初来日が予定させていたものの、直前になり体調不良でキャンセルになってしまったが…しかし、日本に久々に帰還するSTEREOCiTIのロングセット、ライブを再開させているAltz、そして大阪よりFlower of Life/POWWOWを主宰するDNT、ラウンジにはRee.Kやjinseiクルーと、アニバーサリを祝福すべく多くのアーティストが集結した。
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| EVENT REPORT5 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Karim Sahraoui - Eternal Life EP Part 1 (Transmat Records:MS200)
Karim Sahraoui - Eternal Life EP Part 1
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Djinxx名義ではF-CommunicationsやCocoon RecordingsにDelsinなど、そしてElectronic Resistance名義では自身のSahkatekからエモーショナルな旋律と洗練されたスタイルを伴うテクノをリリースしていたKarim Sahraoui。00年代には定期的に作品を制作し高い評価を獲得していたように思われたが、本人は業界に失望し一時期は音楽業界を身をおいていたそうだ。奇遇にもKarimから曲を受け取ったDerrick Mayは才能を見込み、彼を鼓舞しながら音楽業界への復帰を促し、その結果としてTransmatのコンピレーションである"MS00 / BEYOND THE DANCE TRANSMAT 4"(過去レビュー)でKarimの新曲を2曲も収録するに成功した。本作はその続きとでも言うべきか、Transmatにとっても4年ぶりの新作であり、Karimにとってもきっと新たな出発となるべき注目作。"Nightflow"は前述のコンピレーションにも収録されていた曲だが、デトロイト・テクノのフォロワー的な立場である彼がTransmatに捧げたのも納得なマシン・ソウルが全開のテクノだ。積み重なるように反復するエモーショナルシンセの波が覆い被さり、途中では熱さが吹き出す管楽器のメロディーも組み合わさり、星の間を駆け巡るようなハイテックな感覚が満ちていく。そして完全に新曲となる"Stella"はパーカッシヴなアフリカン・リズムに内向的でしっとりした旋律を組合せ、どこか物悲しくもある切なさが心を揺さぶる正にデトロイト・テクノと呼ぶべき名曲だ。Derrick Mayによれば更にアルバムの用意も出来ていると言うが、その言葉を真に受けるのは良くないと思いつつ(笑い)、しかしどうしたってアルバムに期待せずにはいられない程にKarimは再度輝きを増している。

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| TECHNO11 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Cesar Merveille / Mirko Loko - Vagabundos 2013 Volume II (Cadenza Records:CADCD13)
Cesar Merveille Mirko Loko - Vagabundos 2013 Volume II
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チリアン・ミニマルを代表するレーベルとして名高いLuciano主宰によるCacenzaだが、近年はイビサを中心に世界各地でレギュラーパーティーとして“Vagabundos”を開催している。本作はそのパーティーに関連したMIXCDシリーズの3作目だが、ここではCadenzaからのヒット作で注目を集めたCesar MerveilleとMirko LokoがDJに起用されている。Cadenza自体は今でもチリアン・ミニマルとしての要素も残しているが、それ以上にバレアリックな多幸感や慎ましやかな優美さを追求しているようで、その傾向は本作にも如実に表れている。Cesarが担当した方はレーベルによれば「ディープでアンダーグラウンドなハウス」との事だが、ハードではないが安定感のあるリズムを刻みながらふらふらと酩酊するメロディーが漂い、確かに浮上する事のないアンダーグラウンドな感覚が通底している。快楽の殻を突き破る事もなく深い世界の中を迷い込んだままのような適度にヒプノティックな感覚が続き、ミニマル〜ディープ・ハウス〜テック・ハウスをしなやかに紡ぎ合わせ、後半に進むに連れてメランコリーが増す展開がえも言われぬ酩酊感を発しているのだ。対してMirkoが手掛けたミックスはよりメランコリーが強く打ち出されており、半ば恍惚のトランス感にさえ包まれる程に快楽的だ。"Dea"から"Tarzan (Âme Remix)"に繋がる瞬間の美しくも深い快楽に包まれるも、そこから一転して荒々しいシカゴ・ハウスの"House Room (Paul Du Lac Vocal Remix)"で目を覚まされ、そして繊細なピアノやストリングスが端正にメロディーを組みながら長くドラマティックに盛り上がる"The Rebirth"で一旦ピークを迎える。そこから終盤にかけては更に感情の吐露による揺さぶりをかけながら、ラスト間際ではMaster C & JとVirgoによる懐かしい物悲しさを含むシカゴ・ハウスが続き、ラストには正にコズミックな深宇宙が広がる"Cosmic Race"で感動的なフィナーレを迎える。2枚どちらもCadenzaに連綿と受け継がれてきたひれ伏してしまう神々しさ、官能的なエレガンスが最大限発揮されているが、特にMirko Lokoによるミックスがオールド・スクールとモダンが自然と溶け合っており素晴らしい。

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| HOUSE9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2013/6/1 groundrhythm feat. Atrip × CRUZFADE @ Air
隔月で開催されているgroundrhythmは今回で今年において3回目の開催となる。近年単にゲストを迎えるだけでなく他にレギュラー開催しているパーティーをそのままフィーチャーする事も増えてきており、今回はAtripとCRUZ FADEの若手を迎えた上に更には白石隆之やDJ Kenseiらベテランも呼び込んで、groundrhythmに新たな変革をもたらそうとしているようだ。勿論パーティーの軸であり続けている井上薫のロングセットが聴けるのはここだけであり、その意味でも常に楽しみにしているパーティーの一つだ。
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| EVENT REPORT4 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
MS00 / BEYOND THE DANCE TRANSMAT 4 (Lastrum:LACD-0235)
MS00 / BEYOND THE DANCE TRANSMAT 4
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テクノと言う音楽を聴く者にとって、おそらくTransmatと言うレーベルを避けて通る事は不可能に近いだろう。デトロイト・テクノのイノベーターであるDerrick Mayが1986年に設立したこのTransmatは、多くのダイヤの原石だったアーティストを世に知らしめ、デトロイト・テクノの代名詞にも近い程の評価を獲得した。Derrick本人はTransmatの音楽を単なるダンスミュージック以上の価値を持つものと考えている為、それらをテクノと呼ばれる事にはあまり納得していないそうなのだが、しかし本作を聴くと確かにDerrickの意図する事は分からなくもない。本作はレーベルにとって実に12年ぶり、通算4枚目となるレーベルコンピレーションだ。Transmatの過去の隠れた名作と共に、傘下のレーベルであるFragileからも、そして今後Transmatからもリリース予定のある若手、更にはDerrick自身の失われた未発表作までもが収録されている。収録曲の多くはダンスミュージックと呼ばれるテクノではある事に間違いはないが、それと共に音の持つ繊細な美しさは芸術的に磨き上げられ、感情を揺さぶる内省的な、もっと言えばシリアスな佇まいさえ浮き出ている。それはダンスフロアを離れた音がベッドルームで鳴る時にも、決して単調で飽きないように意識に働きかける音として(アーティストのその意図があったかどうかは抜きにしても)作られているようにも感じられるのだ。今までのコンピレーションと異なっているのはレーベル初期の作品から近年の作品、そして新作までも網羅した正にレーベルの歴史(の一部)である事だ。Choice(Laurent Garnier)やCarl Craig、Silent Phase(Stacey Pullen)の大傑作と共に、DjinxxやDouble HelixにTony DrakeやSans Soleilなどの一般的にはそれ程知られていない作品、そしてレーベル再始動のきっかけとなったGreg GowやDVS1の作品が網羅されている事は、Transmatの音楽性を包括していると言っても過言ではないだろう。また複数の若手アーティストの楽曲も、テクノの未来を切り開くべく可能性に満ちた内容となっている。最後にはDerrick Mayの作品が待ちわびているが、まあこれはある意味サービスとして収録された位の出来だ。それは逆にもはやDerrickが作品を作らなくても、レーベルには多くの才能が存在している事の証でもある。そのダンスの向こう側に存在する音を、是非体験して欲しい。

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| TECHNO10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
2012/10/14 Atrip Vol.15 @ 蜂
丁度一年前に再開した休日アフタヌーンパーティーであるAtrip。自分もその時のAtrip Vol.11に初めて遊びに行ったのですが、日本人DJ/アーティストだけで日曜のパーティーだと言うのにもかかわらず多くの人で溢れていて、その盛り上がりにびっくりしたものです。今回は今まで主宰を続けていたAntonTarjinによるAtripは最後になるとの事で、日曜夕方にまったりと遊びに行ってきました。
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| EVENT REPORT4 | 16:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2012/9/2 TENKA3 @ おおばキャンプ村
2009年、2010年は和田海岸にて開催された野外パーティーであるTENKAが、2年ぶりの開催となる今年は場所を西多摩のおおばきゃんぷ村へと引越しをし開催されました。「最高のシチュエーションで、最高の音楽を」と言う主催者の熱いコンセプトの基、期待が高まる若手から日本を代表するベテランまで幅広くアーティストを集結させたTENKA3。普段のクラブとは異なる雰囲気も楽しみにパーティーへと遊びに行って来ました。
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| EVENT REPORT3 | 12:00 | comments(1) | trackbacks(0) | |
Ben Sims - Smoke & Mirrors (Drumcode:DCCD05)
Ben Sims - Smoke & Mirrors
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90年代後半から00年代前半に盛り上がったハードテクノ/ミニマル世代の中で、多くの盟友がディープな路線に変更したにも拘らず頑なにスタイルを守り続けたDJの一人・Ben Sims。トライバルな激しいグルーヴとファンキーなサウンドでフロアを熱狂に導くトラックを大量生産し、また3台のターンテーブルを駆使したバカテクかつファンキーなスタイルのDJプレイで一世を風靡し、ハードテクノと言うジャンルに於いて一時代を築いたベテラン中のベテラン。そして活動歴10年以上を経てようやく初のアルバムが届いた訳だが、これが愚者の執念みたいなものさえ感じられる時代錯誤なテクノで敬意さえ抱いてしまった。アルバムと言う形態を意識してかハードな面は幾分か抑えてはいるが、暗くモノトーンな空気に不良っぽい厳つさ、そして野暮ったくもっさりとした無骨な音の質感はまさにベンシムが長年追求してきたスタイルだ。特にシカゴ・ハウスへの偏愛っぷりは彼が頻度に行うエディットの結果からも分かっていはいたが、本作においてもシカゴ・ハウスに通じるやさぐれたファンキーさと古臭い音質のオールドスクール感が前面的に主張しており、更にはデトロイト・テクノのBlake Baxterやシカゴ・ハウスのTyree Cooperをボーカルとしてフィーチャーしている時点で完全にBack To Basicを狙っていた訳だ。EP作品群に比べればおとなしめではあるが、それでもハードテクノの停滞期を乗り越えてきたその自信に満ちたタフさは本物である。ちなみにダサいジャケットを手掛けたのは、やはりデトロイトのAlan Oldhamだ。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
2010/07/16 Terrence Parker's 30 Years of DJing Anniversary Tour @ Eleven
DJ活動歴30年、夜な夜な世界中の何処かしらでパーティーが開催されているとは言え、こんなにも長い年月をDJとして生きていくのは簡単な事ではないだろう。そしてその長い長いDJ活動30周年記念として、5年ぶりにデトロイトからの使者・Terrence Parkerが来日。日本での知名度は高くはないものの、デトロイトではテクニシャンとして注目を浴びているベテランの一人だ。
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| EVENT REPORT2 | 10:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
HARD TECHNO JAPAN TECHNOLOGY (AsianDynasty Records:DQC-504)
HARD TECHNO JAPAN TECHNOLOGY
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長らくテクノを聴いてきた人にとって2000年前後のハードテクノ隆盛は、まるで夢幻の如くであろう。リリースされた音源はどれもアップテンポかつ図太い低音の効いたドンシャリサウンドで、まるで猪突猛進する巨大な暴走列車の様でもあった。しかしその過激なスタイルはその過激さを極めた結果、遂にはバブルも弾けて2000年代のハードテクノはクラブの隅に追いやれてしまった。しかしここ1〜2年、ドイツを中心にハードテクノが少しずつシーンに返り咲いているのを皆も感じでいるだろう。しかも以前と同じ過ちを繰り返さないようにと、ただ過激なだけのハードテクノではない。このAsianDynasty Recordsが提唱するハードテクノも同様に、ただ過激なだけではなくフロアに直結しながらも楽曲性も高めたハードテクノだ。ここには世界で活躍するTakaaki ItohやGo Hiyama、Jin Hiyama、Glidelator4人のトラックが収録されているが、ひとえにハードテクノと言ってもインダストリアルな4つ打ちから非4つ打ちもあれば、メロディアスなテック系、リズム主導な物までバラエティーに富んでいる。どれも攻撃的でクラブでこそ真価を発揮するであろうエネルギーを発しているが、決して単調に陥るでもなくハードでありながらそれ単体で聴くにも耐えうるハードテクノで、それこそAsianDynastyが提唱している事なのだ。もちろん折角聴くのであれば、クラブの重圧と爆音に包まれて過激なミックスをされたDJセットの中で聴くのが一番だろう。



いつも音源を提供して頂いているAsianDynasty Records様には、この場を借りてお礼申し上げます。どうもありがとうございました。

Tracklistは続きで。
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| TECHNO8 | 07:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2010/07/03(SAT) UNIT 6th Anniversary Premier Showcase @ Unit
Special Live : Cluster
Live : Boris, evala
DJ : Fumiya Tanaka, KENJI TAKIMI, Ten

2010/07/03(SAT) Four Seasons of Deep Space ~Summer~ @ Eleven
DJ : Francois K., Toshiyuki Goto

2010/07/09(FRI) SUNSET PALM 2010 PRE-PARTY @ Unit
Special Guest DJ : Ewan Pearson
Special Guest Live : Dachambo
DJ : Shinya Okamoto, Motoki aka Shame
Live : qii

2010/07/09(FRI) ARIA 10 @ Air
DJ : Joel Mull, DJ Sodeyama

2010/07/16(FRI) Terrence Parker's 30 Years of DJing Anniversary Tour @ Eleven
DJ : Terrence Parker, DJ NOBU, Conomark

2010/07/16(FRI) ALTVISION @ Unit
Special Live Showcase : POLE VS. DEATBEAT
DJ : DJ Wada, Ree.K, Hina

2010/07/17(SAT) W @ Womb
DJ : James Holden, DJ Wada

2010/07/18(SUN) Mark Farina Japan Tour 2010 @ Eleven
DJ : Mark Farina, Remi

2010/07/18(SUN) Metamorphose pre-party LIQUIDROOM 6th ANNIVERSARY @ Liquidroom
DJ : Theo Parrish, Maurice Fulton

2010/07/31(SAT) Blue Windy Night "Clash" @ ageHa
Live : Los Hermanos
DJ : Green Velvet, DJ Tasaka

7月も気になるパーティー多数ですが、仕事の都合でどれに行けるかは未定。取り敢えず糞ファンキーなゴスペルハウスを展開するであろうTerrence Parkerだけは聴きたい。
| UPCOMING EVENT | 15:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Heartbeat Presents Mixed By Derrick May (Lastrum:LACD-0169)
Heartbeat Presents Mixed By Derrick May
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新作を出す出す、未発表曲を出す出す、コンパイルを出す出すと数々の嘘八百を繰り返してきたテクノシーンの二枚舌・デリックメイが、なんとなんと13年ぶりのMIXCDをリリースしてしまった!!!ある意味奇跡にも近い出来事だけれども、まずは喜びたい、そしてありがとうと感謝する。いつからか新作を作らなくなりクラブでのDJを体験する事しか出来なくなったデリックだけれども、クラブでは何度も素晴らしい体験をさせてくれている彼だ(最近は外す事も多いけれど)。この新作も完璧とまでは言わないが、最近の彼のプレイをそのまま反映した内容と言っても過言ではないだろう。テクノだけじゃない、ハウスだけじゃない、ミニマルもブロークンビーツもトライバルも回す。ジャンルなんか関係ない、彼が回せばどんな音楽であろうとデリックメイの世界の一部になってしまう。そう、それはHi-Tek Soulとも彼が呼ぶ人間臭くそして熱く激情が込み上げてくる音楽で、それをシカゴハウスから影響を受けた荒ぶれたイコライジングなどでよりパワフルに、よりファンキーに仕立て上げてしまうのだ。ヴァイナル中心で生でのミックスの影響もあるのかCDでも臨場感がばっちりある荒々しい内容で、目の前でデリックのプレイを聴いているかの様でもある。13年も経てば音的にも変わった点があるけれど、根本的な音楽に対する姿勢は変わっていないのだった。欲を言えばファンキーシットなシカゴハウスとデトロイト中心の音を聴きたかったかな。

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| TECHNO7 | 11:30 | comments(0) | trackbacks(3) | |
DJ JIN × JAZZY SPORT - THE MIX (Jazzy Sport:JSPCDK-1003)
DJ JIN × JAZZY SPORT-THE MIX
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久しぶりにヒップホップのMIXCDでもどうぞ。ヒップホップをそんなに聴かない自分でもこれならイケル、日本が誇るヒップホップの枠を超えたインディーレーベル・JAZZY SPORTの音源をDJ JINが巧みに調理したメロウでジャジーなMIXCDです。一言、メロウと言ってしまえばそれで終わりかもしれないけれど、でもやはり最初から最後までメロウな空気で満たされた本作を聴いていると、どうしたって切なくなってしまう。威圧感のある攻撃的なヒップホップは入ってないよ。ざっくりざくざくとしたラフなグルーヴがあるトラックがゆるりと紡がれて、緊張ではなく良い意味での弛緩したムードに包まれている。そして時にファンキーだったりコズミックだったりやはり黒い音を感じさせくれる。しかし暑苦しくは無い、微熱を帯びる程度の心地良い肌の暖かさが心に染み入る。もっぱら最近は家では緩い音楽しか聴いていないので、これも今の僕のモードにしっくりはまっております。メロウなヒップホップ好きな人は是非是非聴いてみてちょ。



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| ETC3 | 09:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2008/02/22 (FRI)
Taicoclub Presents So Very Show! @ WOMB
DJ : Dominik Eulberg, Crystal
Live : Shane Berry

2008/02/23 (SAT)
Ultra Music @ ageHa
DJ : DJ Emma
Guest Live: Spirit Catcher

2008/02/23 (SAT)
Real Grooves Vol.24 @ Space Lab Yellow
DJ : Steve Bug, Matthias Tanzmann, Aquira

2008/02/29 (FRI)
Plus Tokyo @ AIR
DJ : Shin Nishimura, Djinxx

2008/03/01 (SAT)
CHaOS @ Space Lab Yellow
DJ : Fumiya Tanaka, Jan Krueger
Live : Bruno Pronsato

2008/03/07 (FRI)
"WC" feat. RAUDIVE a.k.a. Oliver Ho @ UNIT
Guest DJ : RAUDIVE a.k.a. Oliver Ho, PERC
Live : Gonno, Numan a.k.a. Techriders
DJ : Salmon, Dasha

2008/03/08 (SAT)
Clash 32 @ ageHa
Live : Hardfloor
DJ : Fumiya Tanaka, Hitoshi Ohishi

2008/04/05 (SAT)
Clash 33 @ ageHa
DJ : Derrick May, Ken Ishii

2月、3月は全体的に低調な感じですなー。Spirit Catcherは昨年同様またEMMAのイベントかー(昨年はChabとでした)、これは酷い。テクノのイベントに担ぎ出すべきでしょ。Oliver Hoも聴きたいけれど、他のDJ陣が多すぎてHoのプレイ時間は短そうね、しょぼーん。デリックメイとケンイシイが救いです。
| UPCOMING EVENT | 23:00 | comments(8) | trackbacks(0) | |
Ben Watt & Ivan Gough - In The Mix 2006 (inthemix.com.au:ITMCD002)
Ben Watt & Ivan Gough-In The Mix 2006
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最近めっきり作曲家としての活動を行わずDJに没頭しているEverything But The GirlのBen Wattと、オーストラリアのハウスDJ・Ivan Goughによる2枚組MIXCD。前者はかなり有名なんで知っていますが、後者は誰って感じ?Benさんに関しては毎年自身のレーベル"Buzzin' Fly "のコンピレーションMIXCDをリリースしているので、MIXCD自体に特に新鮮味を感じなくなってきました。音も現在のシーンに沿ったミニマル、エレクトロハウスなどの恍惚感を重視した選曲で、レーベル初期のカラーであるディープハウスの面影は余りないですね。流行を掴むのが上手いと言うべきか尻軽なのかは置いといて、すっかりクラブでのトランス感覚を意識したプレイはもうBenさんがDJ業にも慣れたと言う事なんでしょう。対して初耳のIvanの方はヒット曲も織り交ぜたテクノ、ハウスを横断する選曲。Benの方に比べると癖があり上げ下げが大きく派手目で、自分にはそこまでツボに来ない。ややエレクトロハウス色が強く流行のど真ん中を行っていますが、流行の中では没個性的で何かもう一つ欲しい所ですね。

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| HOUSE3 | 18:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
DJ S2 aka UR-057 - The Slider's Joint Mix (Submerge Recordings:SUBUG-001CD)
DJ S2 aka UR-057-The Sliders Joint Mix
昨日は本年度のMetamorphoseで限定販売されたCDの紹介でしたが、今日は2005年のMetamorphose(とUnderground Galleryなど)で限定500枚で発売されたMIXCDです。DJを担当したのは現在のLos HermanosのメンバーでありGalaxy 2 Galaxyではターンテーブルを担当するSantiago SalazarことDJ S2(スクエアと読む)。DJとしての腕はもちろんの事、IcanユニットではPlane-Eや自身のレーベルからヒット曲を生み出し、アーティストとしては新世代の中では僕個人では一番期待している人です。僕が彼に期待しているのは今までのURには無い音楽性であり、テクノと言うよりはハウス、それもラテンの血が騒ぐハウスに取り組んでいる事で、彼らのルーツであるヒスパニックを意識した音楽はURに新たな風を取り込んでいます。またメロディーセンスに関しても抜群の才能を持っていて、URの中では"Mad" Mike Banksに次ぐ作曲能力があるのではないかと期待をかけています。それではDJingはどうかと言うとこちらも僕好みでありまして、ソウルフルな熱いハウスやラテンノリなハウスを中心にテクノも混ぜて、ここぞとばかりにクラシックを投入するプレイは革新性は全くないけれど普遍的に素晴らしい内容だと思います。URのダークサイドよりもG2Gのポジティブな面を前面に出した内容とも感じられて、コテコテなデトロイトミックスではありますがやっぱり外せないなーと言う印象。9/16にClub Wedgeでプレイするので、少しでも気になる人は来た方が良いです。まだまだ知名度が低いのは、ちょっと理解しかねるが。デトロイトテクノが日本で人気があると言ってもそれはあくまで表向きの事であって、アンダーグラウンドな物までは聴かれてないのが現状なんですね。

限定販売で聴けない人も多いかと思うので、一定期間だけ↓にうぷしておきます。
うぷ終了済み

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| HOUSE3 | 18:15 | comments(9) | trackbacks(0) | |
Kahimi Karie Presents Crue-l Crystallization (Crue-L Records:KYTHMAK111DA)
Kahimi Karie Presents Crue-l Crystallization
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遂にこのブログでもKahimi Karieが出てくるなんて自分でも思ってなかったけど、Crue-L Recordsの作品を彼女がたまたまコンパイルしただけで、別に彼女の事を好きでも無ければ詳しい知識も持ち合わせていない。自分の中ではKahimi Karieはフリッパーズギターと同じ渋谷系の一言で片づいてしまう、それ位彼女の事は分からないと言う訳です。でも実は彼女がCrue-Lの作品をコンパイルしたのは、初期にCrue-Lから作品を出していた事が関係あったみたい。知らなかったよ、Kahimi KarieがCrue-Lからリリースしてたなんて…。てかCrue-Lに関してもクラブミュージックに歩み寄った近年の作品以外は全く無知でございまして、初期の頃のレーベル作風も知らないです。

早速一通り聴いてみた所、人肌の温もりと静かなる情熱とそしてメランコリーな空気が混在するアダルトな音楽ですね。クラブミュージック性は皆無ながらもアコースティックで柔らかい音色が爽やかに体を通過して、随分と落ち着きを感じさせるラウンジを意識した内容でしょうか。ジャンル的に何というか分からないけれどダウンテンポが近いのかな、ゆったりと流れる音がゆったりと広がって決して部屋の雰囲気を壊さない様な楽曲が詰まっています。最近のCrue-L Recordsしか知らない僕にとっては、こんな静謐で厳格なるムードを持ったCrue-Lは逆に新鮮でした。男共は女の子を部屋に呼んで一緒に聴けば、二人の距離が縮まるんじゃないかと。そうじゃなくても違いの分かる人だと格上げされたり位はするかも、と自分に酔いたい人にも向いている。

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| ETC2 | 21:45 | comments(3) | trackbacks(0) | |
The Essential Blank - Dirty Grind (Blank:blcd-1001)
Essential Blank-Dirty Grind
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HMVの特売で100円で販売されていたので見かけた時に即購入。内容はと言うとWOMBでのテクノパーティー"CYCLONE"を主宰するDJ Mikuが、新たに立ち上げた"Blank"の初のコンピレーションアルバム。でもBlank RecordsってそんなにEP出してたっけ?と少々不可解な点もありますが、きっとDJ Mikuが交流のあるアーティストに楽曲提供を依頼したのでは。日本からはテックハウスでは最上級のHiroshi WatanabeやMexico、そしてDJ Miku自身も、海外からはディープでミニマルなJay HazeやAndy Vaz、Jake Fairley、クリッキーなテクノが得意のPan/Toneなどちょっと渋めのアーティストが集められていて、特筆すべきは全て未発表曲=新曲だと言う事。まだ出来て間もないレーベルの為に全員が新曲を提供するなんて、なかなか考えられない事ですよね。幾つか気になった曲を挙げますと、やはりHiroshi Watanabeの幽玄で透明感のあるシンセサウンドが特徴なテックハウスは、涙を誘う哀愁感で満ちていて極上です。初期のほのぼのハウスを脱却し、格段に切れ味を増したパキパキなシンセが格好良いMexicoのテックハウスも良いね。バブルが弾ける様な不思議なクリックハウスはAndy Vaz、淡々としながらも重心が低くフロアで地味に効きそうです。テッキーで綺麗目な音とクリッキーなリズムを合わせたJin Hiyamaは、初耳ながらも充分に興味をひく物でした。DJ Shirakuraって誰かは知らないけれど、アシッドブリブリで一番強烈な音を出しています。ディスコティックを現代風にリメイクした様でもあり、陽気なテンションで盛り上がりそう。とまあそんな感じでバラエティーに富んだコンピレーションで、統一性は無いけれどなかなか聴き応えはありました。しかしコンピレーション出したは良いけれど、今はBlank Recordsって全然新作出して無くない?

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| TECHNO4 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Soul Heaven Presents Kerri Chandler & Dennis Ferrer (Soul Heaven Records:SOULH04CD)
Soul Heaven Presents Kerri Chandler & Dennis Ferrer
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良くも悪くも売れ線のハウスの量産するDefectedが大物DJをフューチャーしたMIXCDシリーズを立ち上げておりますが、その名もなんとSoul Heaven!う〜ん、なかなかイカシタシリーズ名でありますが、Blaze、Masters At Workと来てKerri Chandler & Dennis Ferrerの黄金コンビを召喚しました。まあこの二人が揃えば悪い物など出来るはずもなく、素晴らしきディープハウスMIXCDがちょちょいと出来上がってますね。まずはケリチャンサイドなんですが、出だしはあれ?っと言った感じで緩めのソウルフルなハウスから。いつもは重いキックが特徴な彼なんですけど、今回はちょっと違います。そこから空間系ディープハウス「Dub Life」に繋げて、中盤ではかなり明るめでデトロイト風のシンセが鋭く入る「Shimmering Stars」でピークを持ってきます。それ以降もNY系のボーカルハウスを多用して、かなりメロウだったりジャジーだったりな展開ですねー。全体的にのびのびとスムースな流れで、アフターアワーズに聴くとぴったりなスウィートな出来ですね。意外なプレイだけど、これはこれで素晴らしいです。

対する初のMIXCDとなるフェラーさんは、出だしは同じく緩めのメロウなハウスから。と思いきや2曲目でいきなり超ディープな「Rej」を打ち込み、深く落としてきます。そこからは普段のケリチャン並にパーカッシブに盛り上げていき、なかなか図太いボトムラインで体を揺さぶります。でもしっかり透明感のある優しいメロディーもあって、耳に馴染みやすい音だと思います。終盤は太鼓がかなり入るアフロトライバル系の曲が多く、土着臭強し。ディープとアフロを程よくブレンドさせて、良くも悪くもそつのない出来ですね。

今作はケリチャンもフェラーさんも、ガツガツとぶっといボトムで攻めるよりはハーモニーを強調している気がしますね。デジタルを駆使したトラック作りが特徴のケリチャンの割りには、なかなか湿っぽく生暖かいソウルフルな面が前面に出ています。盛り上がるよりもしっとりと耳を傾けて聴きたいタイプですね。ボーナスCDの3枚目は、ケリチャンとフェラーの素晴らしいトラックが半分ずつ収録。硬めのディープハウスもしっかり収録で、トラックメーカーとして才能を感じます。不朽の名作「Inspiration(Main Vocal Mix)」が聴けるだけでも、美味しすぎるボーナスCDですね。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(3) | trackbacks(0) | |
DJ Wada - MIDNIGHTsnack The new interpretation of SOMA RECORDS (KSR:KCCD-155)
DJ Wada-MIDNIGHTsnack
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日本で最も信頼出来るDJ、それがDJ Wada。Co-Fusionとして活躍をして現在もManiac Loveで定期的にパーティーを行う精力的なアーティストです。DJingには定評のある彼ですが、長いキャリアにおいて初のMIXCDをSOMA RECORDS音源のみを利用して発表しました。発売前は音源を限定されていると言う事で一抹の不安を感じていましたが、実際聴いてみると特に違和感もないですね。レーベル買い出来るSOMAと言う事もあるのだろうけど、やはりDJ Wadaのセンスには頷くモノがあります。まずエレクトロで控えめに始まるのだけど、凛としたテクノ精神を感じますね。SOMAと言う事なのでテッキー系やストリングスが美しいトラックも挟み、中盤からは完璧SOMA流グルーヴィーなテクノの連発です。ボトムが効き、身を任せてしまうビート、そしてロマンティックさを兼ね備えた優秀なトラックには脱帽です。それらを違和感なく長めに繋いでゆくDJ Wadaも流石です。DJ Wadaファン、そしてFunk D'Void、Slamが好きな人にはお薦め出来ます。SOMA RECORDSのコンピも付いてきて、2枚組でございます。

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| TECHNO1 | 21:19 | comments(0) | trackbacks(1) | |