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Louie Vega - Vega On King Street : A 20 Year Celebration (King Street Sounds:KCD276)
Louie Vega - Vega On King Street A 20 Year Celebration
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ハウスミュージックと言うジャンルにおいて、定番と言えるメジャーどころからコアなリスナーまで唸らすカルトな作品まで幅広く手掛け、そしてハウスミュージックに関わる有望なアーティストと密接な関係を保ち続けてきたKing Street Sounds。ハウスミュージックの浮き沈みの中でも逞しく生き残り、そして遂にレーベルの運営が20周年を迎えた記念として、レーベルに数々の名作を残してきたLouie Vegaがレーベル音源を使用したMIXCDを制作した。Louie自身もこのレーベル音源を用いたMIXCDをかつて制作しているし、レーベル自体が重ね重ねショーケース的なMIXCDをリリースしているので今更新鮮味はないが、しかし往年の傑作から比較的新しい音源まで網羅されているのだから十分にハウスを味わい尽くせるだろう。以前に比べるとレーベルもこてこてのハウスは減り、時代に合わせてテッキーなハウスも増えているように思うが、本作では序盤から中盤にかけては正にそんな印象が強い。歌物も多く入っているが洗練されていて表面的にはクールな温度感が強く、NYハウスも時代と共に少しずつ変化しているのが伝わってくる。中盤以降はざっくりした生っぽく湿り気のあるビートも浮かび上がりソウルフルな展開、そしてズンドコとした重たいキックが迫力のあるNY系ディープ・ハウスも入り混じりながら、ラスト間際はラテンフレイヴァーを強めながらドラマティックにラストへと情感を強めていく。ハウスにも色々な要素と作風があるけれど、本作を聴くとKSSが実にハウスの変化に適合しながら本物の質を守り続けてきた事が分かるはずだ。CD2にはLouieがKSSへ残してきたリミックス作品が収録されているが、それらはハウスのパーティーに遊びに行けば普通に耳にするであろうクラシックばかりだ。中空へと抜ける爽快なパーカッションの響き、湿っぽく臨場感のある生の質感、そしてハウスのエモーショナルなメロディーを強調した作風は、これぞLouie Vegaと言う揺ぎない個性の塊である。お世辞抜きによくぞまあこれだけの名作を残せるものだと、ただただ感嘆するばかり。ハウス・ミュージックの過去〜今がここに詰まっている。

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| HOUSE9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Slow To Speak - Classic House Grooves : Dope Jams, New York City (King Street Sounds:KSS 580)
Slow To Speak - Classic House Grooves : Dope Jams, New York City
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昔からのハウスリスナーならば知らない者はいないだろう、かつて90年台にハウス・ミュージックの栄華を極めたKing Street Soundsは、EPにそのレーベル名さえ冠してあれば試聴せずとも手を出してしまう程に質の高さを誇っていたレーベルであった。KSSが当時のNYハウスを代表していたと言っても過言ではなく、このレーベルから作品を出す事がDJ/アーティストとしてトップへと昇る道の一つであった事も事実だ。しかし00年台以降NYハウスの人気の陰りと共にKSSの方向性も揺らぎつつ以前の華々しさは鳴りを潜めているわけだが、そんな空気を当然感じているアーティストは多いと思われる中でFrancis EnglehardtとPaul NickersonによるSlow To Speakは、現在のKSSに警報を鳴らし黄金時代であった頃のKSSを今に蘇らせる仕事を行った。膨大なカタログを所有するKSSからたった70分だけの時間で抜け漏れなく名曲を選び抜くのは当然不可能な事ではあるが、それでも尚ここに収録されている曲はそれぞれがクラシックと呼ばれる名曲であり、それぞれがNYハウスのサウンドを象徴している。現在主流となっているヨーロッパ産のディープ・ハウスの良さはシカゴやデトロイトのオールド・スクールに影響を受けながらも、それらを研磨し今の時代に合わせた洗練も伴っている物も多いが、このアルバムに収録されているハウスはそれらとは一線を画す汗をかき血がたぎる人間臭さを、ある意味ソウルフル過ぎてむさ苦しい程の感情を呼び起こす。愛のある歌が、涙を誘うメロディーが、多幸感を生み出すグルーヴが凝縮されたこれぞNYハウスの醍醐味が、怒涛の勢いで押し寄せてくるのだ。なんでもSlow To SpeakクルーがKSSが制作するMIXCDに納得出来なかった為、勝手にKSS音源をミックスしレーベルに持っていった所、KSSの公式MIXCDとして採用されてしまったそうだ。確かにKSSが生み出してきたレーベルショーケース的MIXCDの中でも、本作は最もKSSらしさが息衝いているようでNYハウスが最も熱かった時代の空気が封入されている。

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| HOUSE8 | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Danny Rampling - Break For Love (ITH Records:RAMP01CD)
Danny Rampling-Break For Love
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昨日に続きハウスMIXCDを紹介します。今日の担当はDanny Ramplingで3枚組の大作、聞くだけでしんどい…。Danny Rampling、ハイ、全然知りませんので調べた所、80年代後半にイビザに訪れた時にシカゴハウスに触れあい、そしてイビザの享楽的な空気をUKに持ち込んだハウスDJとの事。UKで「Shoom」と言うクラブイベントを立ち上げ、セカンドサマーオブラブを誘発させた重要人物らしいです。ところが去年を以てDJ業から身を引く事となり、最後の作品がこのMIXCDとの事。では一枚ずつ紹介していきましょうか。

DISC1は「Sounds Of Shoom」と言うタイトル通り、彼が「Shoom」で回していた曲中心だそうです。80年代のハウスクラシック、アシッドハウスを連発。昔からハウス聞いている人はきっと懐かしく感じるだろうし、最近のハウスを中心に聞いている人にはこのチープな音が逆に新鮮かも。DISC1からして哀愁が既に漂っているよ。

DISC2のタイトルは「Love Grooves」。こっちはかなりノリノリでソウルフル。最初から「Love Is The Message」→「Philly Groove」で横乗りグルーヴで踊らせてくれます。アッパーで派手だけれども、黒くて太いビートで一番楽しんで聞けると思います。ハウスの4つ打ちの快感がぎっしり詰まってますよ。最後は「The Whistle Song」で穏やかにクローズしていきます。

DISC3こそイビザの快楽を表現した「Balearic Soul」。いきなり名曲「Smokebelch」、シンセがキュインキュイン鳴ってて可愛らしい。でもその後は7〜80年代のディスコ物が中心で、自分のイメージしているイビザとはちょっと違ったかな。ここまで古臭いのはあんま好みではない。全体的にビートも弱めで、踊り疲れた後に聞く感じでしょうか。2005年作の「Snappiness (Devolution Mix) 」と言う曲が、涙々のバレアリックな感じでしたがこれ良いな。レコード出てないみたいだけど、欲しい…。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
King Of New York 2 Mixed By Andre Collins & Nick Jones (Cutting Edge:CTCR14441)
King Of New York 2 Mixed By Andre Collins & Nick Jones
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もしかしたら世界で一番有名かもしれないハウスレーベル、King Street Sounds。ハウス好きじゃなくてもその名は聞いた事があるだろうそのレーベルの設立者は、なんとヒサイシオカ氏日本人なのである。いや、まさか本場USでそんなレーベルを日本人が作ったなんてほんと凄い事だと思います。でもそれは彼の嗅覚の成せる業、アンダーグラウンドなダンスミュージックから時代の流れに沿った最先端のハウスまで、良質な音楽を提供する姿勢があるからこそなのでしょう。そんな彼の下には数多くの才能あるアーティストが集結し、数多くの天才がKSSに楽曲を提供しています。そしてヒサ氏はクラシックなハウスだけに止まらずより自由な楽曲を送り出す為に、Nite Groovesと言うレーベルも設立し当然そちらも大成功。そしてKSS設立12週年を記念したMIXCDがこれです!ミキサーには、Andre Collins & Nick Jonesだそうで僕も名前くらいは聞いた事があるアンダーグラウンドながらも、ヒサ氏が信頼をして送り出す位の素晴らしいDJです。DISC1のAndre Collinsはアッパーにどす黒く、がつんと踊れるピークタイム仕様。しかしソウルたぎるそのプレイは、聴く者の心を熱くさせるエモーションがあります。またDISC2担当のNick Jonesは、ラテンハウスやジャジーハウスを多様しスウィートかつリラックスしたプレイを見せます。いやいや、しかし一つのレーベルだけでこんなに素晴らしい楽曲が揃うなんて、本当に凄い事じゃないかな?KSSはこれからも時代をリードして、新たなる才能を発掘してくれると確信しました。EP中心のダンスシーンに於いて、こういったレーベルサンプラー的MIXCDは大層嬉しいのですが、レーベルサンプラー以上の質を伴っています。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
DJ ROMAIN feat. L.I.C. Rockers - Spin:BKLN (Unity Records:SMLP-1084)
DJ ROMAIN feat. L.I.C. Rockers-Spin:BKLN
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あんまり過去のハウスに詳しくはないので分からないけど、ガラージ直系?のDJ Romainの新作+ボーナスMIXCDが付いて2200円の超お買い得盤。ガラージ直系とは宣伝されつつも、自分には何がガラージなのかよく分からないのです。オリジナルアルバムはむしろFrancois K主宰のDeep Space直系のダビーハウスがメインだと思ったのですが、違うのでしょうか?モロにBasic Channelな曲もあるし、どれも地面に吸い付く様な重い低音が出ています。真っ暗な空間に広大な広がりを感じさせる残響音処理もあり、やっぱりガラージじゃなくてDeep Spaceだと思うのですよ。あ、でも何曲かはトライバルとかラテン気味のパンピンハウスでこちらはピーク仕様って感じでしょうか。一曲だけアシッドハウスもあり、とにかくやりたいように曲作りましたって感じのアルバムだけど、捨て曲無しのハイレベルな一枚だと思いました。

で実は僕はボーナスMIXCDを試聴してこのアルバムを買ったのですよ。MIXCDの方がめちゃめちゃ良かったんですよね。しょっぱなの「Love's Message」、この曲はずっしり身の詰まった図太いグルーヴがあり、この曲のやられちゃったのですよ。WEBで調べてみると、ガラージクラシックの「Love Is The Message」をDJ Romainがエディットしたものらしい。原曲は未聴なのですが、エディットはまじで素晴らしいです。続いて2曲目の「Pass the buck」、これはガラージっぽいのか?ストリングスが華麗に響き渡り、ちょっと古臭い感じの曲。何にせよもうノリノリな展開ですよ。その後もソウルフルなハウスと、ダビーなトラック物を混ぜて適度なテンションで引っ張っていきます。そして最後はお祭りっぽく賑やかで派手なトラックで、円満の笑みを浮かべて終わります。ガラージが何なのか未だに良く分からないけど、ピースフルで愛のある音楽だと思いました。

Check "DJ Romain"

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| HOUSE1 | 22:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |