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Dave DK - Chicama EP (Pampa Records:PAMPA 034)
Dave DK - Chicama EP
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ポップとユニークを、ダンスとリスニングを跨ぐテクノ/ハウスを絶妙のバランスで混合する事では右に出る者がいないと言っても過言ではない、そんなレーベルがPampa Recordsだ。熱狂的なクラブの興奮の中でも可愛らしくあったり癖があったりする曲が、しかし上手くダンスのグルーヴと馴染みながら場を沸かせる曲となる機能性もあり、ダンス・ミュージックの界隈で特に面白いレーベルの一つ。そんなレーベルの2019年作の一つがこちら、過去にはPampaを始めKompaktやMoodmusicといった人気レーベルに曲を提供しているベルリンのアーティスト、David KrasemannことDave DKによるEPだ。ベテランながらもポツポツと思い出した頃に作品を出す控えめな活動ではあるが、その分どの作品でも淡い霧に満たされたようなディープかつメロウなテック・ハウスは軒並み水準が高く、安定した作風は信頼を寄せられる。がこのPampaからの曲はやはりと言うか、どれも普段よりも癖があって幻惑的な陶酔感に溺れてしまう。"Jelly Legs"はしっかりとハウスの4つ打ちを刻んでいるものの、奇妙な打撃音やパーカッションが印象的で、そこにコラージュ風で抽象的ながらも甘く朧気なシンセが厚みを増して夢の中へと誘うドリーム・ハウスは近年のPampaの作風を踏襲している。余りにも眩いばかりの神々しさと絶対的な多幸感に包まれて、フロアを至福で満たす間違いのないキラートラックだろう。対して"El Point"は不鮮明でドローン調の音響がアンビエンス性を発しており、その中に不気味なボイス・サンプルや金属的なパーカッションを織り交ぜて、勢いはありながらもアブストラクトでトリッピーにはめていくディープ・ハウスを披露。そして土着的でリズムとダビなー音響によって揺らぐ音像を生み出す"Chicama"、チャイムの原始的な響きや荘厳なシンセに呪術的な歌が入り組み、Osunladeに負けず劣らずな壮大なアフロ・ディープ・ハウスを聞かせる。3曲それぞれタイプが異なりながらもPampaというレーベルに見受けられる奇抜性×メロウネスはここでも健在で、どれもフロアで体験したら高揚へ導かれるに違いない。



Check Dave DK
| HOUSE14 | 12:01 | comments(0) | - | |
The Orb - The Cow Remixes - Sin In Space Pt.3 (Kompakt:KOMPAKT 363)
The Orb - The Cow Remixes - Sin In Space Pt.3
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アンビエント・テクノの大御所であるThe Orbによるニューシングルは、アルバムからの作品をリミックスするシリーズ『Sin In Space』の3作目、今度は2016年にリリースされた目下最新アルバムである『COW / Chill Out, World!』(過去レビュー)から異なる3曲をそれぞれKompakt関連のアーティストがリミックスするという、全てにおいてKompaktカラーが打ち出されたのが本作だ。リミキサーにはテクノに於いてシューゲイザーの代表格であるThe Field、メランコリーな作風を得意とするDave DK、Kompakt古参の一人であるJorg Burgerと名実共に充実した面子が揃っているが、そのラインナップに負けない音楽的にも充実したリミックスが揃っている。いかにもなりミックスを提供しているのがThe Fieldによる"9 Elms Over River Eno (The Field Remix)"で、彼らしいループによる反復性、霞がかったようなシューゲイズな響き、そしてThe Orbに倣ったような環境音をコラージュのように配しながらスローモーなバレアリック風味に仕立てた音楽性は、原曲とは方向性を変えながら見事な開放感や多幸感を演出している。が後半は最近のThe Fieldらしい抽象的なサイケデリアの世界へと突入し、混迷を極めていく。"4Am Exhale (Dave DK Accellerator Mix)"も初っ端にThe Orbらしい牛の鳴き声のサンプルを用いているのはご愛嬌か、しかしそれ以降は原曲にはない整った4つ打ちをベースにオーロラのように極彩色なシンセを用いて幻想が広がるドリーミーな世界を構築し、Dave DKらしいメランコリーな音楽性を見事に反映させている。"5th Dimensions (Jorg Burger Dschungeloper Mix)"はノンビートな原曲から打って変わってシャッフルなリズムを導入してリズミカルに揺れだしディスコやブギーな感覚を得て、上モノは大幅には変わらないもののアンビエントな曲調が見事に肉体的なグルーヴ感を得たポップなダンス・トラックへと生まれ変わっている。面子が面子だけにどれもKompaktらしい音楽性、どれも各々のアーティスト性が打ち出されており、想定内ではあるものの期待を裏切らない良作が揃っている。



Check "The Orb"
| TECHNO13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pop Ambient 2016 (Kompakt:KOMPAKT CD 128)
Pop Ambient 2016
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アンビエント・ミュージックのシリーズにおいて間違いなく最高峰、ドイツはケルンのKompaktが毎年送る冬の風物詩、それが『Pop Ambient』。2015年の11月にリリースされた本作でシリーズは遂に16作目に突入と、もはや追い付いていけるシリーズは他になく、完全にアンビエントという枠組みの中では孤高の歩みを続ける名物シリーズだ。勿論その歴史の長さ故にKompakt系列のアーティストだけでは作品の完成は難しくなっているので、毎回外部からアーティストを招き寄せる事で新鮮さを保ち続けながら高純度なアンビエントを提唱する事に成功している。その例として本作ではエレクトロアコースティックを披露するStephan Mathieuが"April Im Oktober"を提供しており、ぼんやりとしたドローンがレイヤーとなって持続するだけの感情さえも排したような音のうねりによるアンビエントは、極寒の雪が吹雪く中に灯る火のような温かさを発している。他にも外部から参加したのはケルン発のMax Wurdenがおり、かねてよりサウンドトラックやアンビエントを手掛けるアーティストのようで、収録された"Unterwasser"はこれも淡くぼかされたドローンが持続するその奥にダビーなパーカッションが非常にゆっくりとした残響を生み、何だか時間軸さえも遅くなったように感じる空間の広がりを活かしたアンビエントだ。勿論Kompakt勢からも実力あるアーティストは多数参加しており、The Orbにしては珍しくノンビートなアンビエントに挑んだ"Alpine Dawn"は正にアルプスの夜明けというタイトルに相応しく神々しく眩いサウンドスケープを展開している。またDave DKは同じくKompaktのLeandro Frescoがリミックスした"Veira (Leandro Fresco Mix)"を提供しており、ビートを遅くしながらも原曲のドリーミーな世界観はそのままにガスが立ち込める曇った音響やスターダストのような煌めく音を追加し、抽象画を思わせる淡い世界を確立している。そして本シリーズのセレクトを担当している元KompaktのボスであるWolfgang Voigtも"Ruckverzauberung (Thore Pfeiffer Megamix)"を提供しており、オーケストラの荘厳な音響を用いてアンビエントを作ったらという風な崇高なメガミックスは、流石芸術へのこだわりを強く持つVoigtだけあって一際独自の路線を進んでいる。また本作はこのシリーズにしては珍しく軽くミックス処理がされている事で、途切れる事なく夢幻の持続をする事に可能になっており、よりアンビエントとしての効果を高める事に繋がっている。身も心も寒い冬だからこそ、仄かな温かさを発する微睡んだアンビエントはBGMとして適切な時期であり、是非とも今聴くべきな1枚だ。



Tracklistは続きで。
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| TECHNO12 | 18:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Dave DK - Val Maira (Kompakt:KOMPAKT CD 121)
Dave DK - Val Maira
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ダンス・ミュージックである事を前提としながらも、実にKompaktらしくポップでドリーミーな作風のアルバムとして素晴らしい。本作はドイツにて90年代後半から活動しているDavid KrasemannことDave DKによる8年ぶりのアルバムである。これまでにもMoodmusicやPlayhouseにPampaといったレーベルからメロディーやコード展開を大事にしたテック・ハウスを量産してきているが、2013年にKompaktより『Palmaille』(過去レビュー)をした事で、彼の音楽性が最も会うベストパートナーを見付けたようだ。Kompaktと言えばテクノやミニマルにアンビエント、そこにポップやロックも躊躇する事なく取り込んで、決して機能性だけを追求したレーベルではないのだが、本作に於いてもその音楽性は踏襲されておりリスニングとして機能する内向的ながらも美しいサイケデリアは、Dave DKの音楽性が見事に開花したものだ。アルバムのオープニングとなる"Fade In" - 正にタイトルの通りだが - は、霧の奥からカラフルな音の粒が現れてくるようなビートレスなアンビエント風で、この時点で此処ではない何処かへと誘われる幻夢の世界が広がる。続く"Halma"はまるでBorder Communityを思わせる甘くもサイケデリックなテック・ハウスを披露するが、BCが保有する毒っぽいアクは濾過され、Dave DKの曲ではただひたすら心地良い陶酔を誘発する。深い霧から様々なパーカッションやSEが現れる"We Mix At Six"も、トリッキーな構成のわりには気分を刺激する事なく、その美しい桃源郷の世界に溺れさせるような音楽性でまったりと落ち着いている。どの曲も長閑な田園地帯に霧が立ち込めたような幻想的なサイケデリアに満ちており、例えば普通に聴いていれば真夜中のパーティーの興奮よりは白昼夢に溺れる感覚に似ているかもしれない。勿論そういった音楽性に加えてクラブで機能する力強い4つ打ちの"Nueva Cancion"などもあり、非常にバランス感に長けたアルバムでもある。Kompaktに対するイメージが見事に発揮されており、Dave DKにとってもファンにとっても蜜月の出会いと呼ぶべき作品だ。



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| TECHNO11 | 16:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Dave DK - Palmaille (Kompakt:KOM 277)
Dave DK - Palmaille
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MoodmusicやPlayhouseと言った名門レーベルから10年以上に渡りリリースを続けているDave DK。メロディアスかつファンキーな要素を繊細に組み合わせたテクノ/ハウスを得意とし、一時期はPanorama Barでもレジデントを任されるなどベルリンを拠点に活躍している。3年ぶりの新作はドイツ最大のレーベルとも言えるKompkatからのリリースとなるが、今までこのレーベルからリリースが無かったのが不思議な位の親和性を見せている。タイトル曲である"Palmaille"は滑らかなパッドの周りに優雅なシンセストリングスを絡ませ、繊細に配置されたパーカッションがアクセントになりつつも落ち着いた4つ打ちのグルーヴが刻まれている。うっとりとした霞がかったボーカルループの効果で、夢の世界へと誘われるようだ。そしてKompaktのアンビエントサイドを意識したのだろうか、"Nakai Pop (Ambien Version)"はビートレスな展開の中を叙情性の強いシンセが揺らめくしんみり温かみのあるアンビエントで、Dave DKのメロディアスな作風が強く打ち出されている。そして内向的な歌とか弱いシンセが美しい旋律を奏で、メランコリー節が炸裂し胸を締め付ける切なさに包まれる"Home Again"と、3曲それぞれスタイルが異なれどKompaktらしいポップな音楽性へと結び付いているのが相性の良さを示している。流行とは離れた音楽性ながらも、モダンなエレクトロニック・ミュージックとして実に質が高い。

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| TECHNO10 | 16:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
A Classic Decade - 10 Years Of The Classic Music Company (Classic:CMCCD111)
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シカゴのDerrick Carter、ロンドンのLuke Solomonが立ち上げたClassic Music Companyは、既に創立から10年が経ちハウスシーンになくてはならないレーベルに成長しています。このシカゴ・ロンドンの組み合わせは類い希なる化学反応を起こし、Classic Music CompanyはシカゴハウスやUKハウスの枠を越えて様々な素晴らしいアーティストを送り出してきました。Blaze、Greens Keepers、Isolee、Rob Mello、DJ Sneak、Herbert、Metro Areaなど一癖も二癖もある強烈なアーティストが集まり、そして名実共にClassic Music Companyは世界トップクラスのレーベルに成長したのです。そしてそのレーベル創立10周年を記念して、2枚組のレーベルコンピレーションが発売されたのでした。中身はと言うとお決まりのパンピンなシカゴハウスから、幻想的なディープハウス、ヨーロッパからの影響が強い華麗で美しいハウスなどが収録されて、ヨーロッパとシカゴの架け橋と言うべきClassicの持ち味が存分に発揮されています。個人的に気になった曲をいくつか挙げると、Isoleeの"Brazil.com"なんかはシカゴの不穏さとドイツらしいアシッドが融合したかつて無いハウスですね。Herbertの"Got To Be Movin'"はガチガチ硬めのミニマルハウスで、全盛時の踊れるビートが溢れています。Blazeの"Lovelee Dae"は元々Playhouseからリリースされていたはずですが、Classicにもライセンスされて大ヒットした名作です。Metro Areaの"Pina"をSwagがリミックスしたバージョンは、UKらしい優雅な上物に艶を感じレーベルの多様性を感じました。膨大な紹介になるのでその他の曲は実際に自分で聴いてみて欲しいですのが、ハウス好きならば大抵の方はご納得されると思います。コンピレーションではありますが、控えめにミックスされている所も聞き易くて良いですよ。

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| HOUSE3 | 15:45 | comments(0) | trackbacks(0) | |
I Love Techno The Classics (541:541416501453)
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ベルギーのテクノフェスティバル「I Love Techno」の10周年を記念したコンピレーションアルバムが出ています。テクノにおける傑作をこれでもかと言わんばかりに収録した怒濤の3枚組、もうお腹一杯一杯なボリュームです。収録曲を見て貰えば分かるけど、最新の曲ではなくて過去の名作を集めていてテクノを昔から聴いている人には懐メロ特集みたいな感じ。しかしこうゆうコンピレーションはただヒット曲を集めましたってだけの、コンセプトも何も無い記念の為のリリースで、長くテクノを聴いている人には余り食指は動かないかもしれないですね。だけどこういったテクノベストを出す意義もある訳で、それはやっぱりこれからテクノを聴いてみたいと言う人にはうってつけだと思います。いきなり小難しいテクノを聴くよりとにかく派手で受ける曲を聴いて、それから色々なテクノを模索するきっかけになれば良いんじゃないでしょうか。もしくはEPを買わない人なんかにも勧められると思います。とにかくヒット曲満載、本当に良い曲ばかりです。

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| TECHNO3 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |