David Alvarado - Machines Can Talk
David Alvarado - Machines Can Talk
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前のアルバムから実に13年ぶり、通算4枚目となるアルバムを完成させたDavid Alvarado。近年はOvum Recordings等から極僅かながらもEPをリリースする程度の活動で日本への来日も過去に一度だけと、少々地味な存在のために注目される事は少ないが、DJ/アーティストとしてもっと評価を受けてもおかしくはない。かつてPeacefrog RecordsやNRK Sound Divisionからリリースしたアルバムは深い残響と弾けるパーカッションが爽快で、ミニマルな展開を軸にしたダビーなテック・ハウスとして実にフロア受けの良い楽曲性があり、また数枚のMIXCDでは前述の音楽性からプログレにデトロイトからソウルフルなハウスまで使い分けてグルーヴィーなプレイを披露している。海外では幾らかは日本よりも評価は高いのだろう、事実彼が手掛けた曲は多くのMIXCDに用いられている。さて、それはさておき久しぶりのアルバムは、どのレーベルに属す事もなく配信のみでリリースされている(極限定でアナログもあったようだが)。その意味ではレーベル性に束縛されずに自身が本当に作りたい音楽であろうと推測出来るが、過去の音楽に比べるとやや変化は感じられる。始まりの"Translat"こそ静謐さが広がるアンビエントかつダビーな音響に、静かな中にも壮大なテック感が感じられるが、続く"Gabriel's Run"も確かに奥深い残響やパーカッシヴなリズムは息衝いているが、ギラギラした上モノはプログレッシヴ・ハウス的にも思われる。颯爽と小気味良いグルーヴに浮遊感があり幻想的な上モノに覆われていく"Hope Between The Lines"はかつての作風にも近く、エモーショナルと言うかドラマティックと言うかスケール感の大きさが際立っている。一方で"Language"はリズム感が平坦に続く展開に、光沢感あるシンセのシーケンスでじわじわと盛り上げていく構成で、流れを適度に抑制しながら持続感を打ち出す事で既存の作風からの変化が汲み取れる。"Machines Can Talk"も同じタイプの曲で快楽的なシンセのフレーズはほぼプログレッシヴ・ハウスであり、重いキックは弾けるパーカッションで揺らすのではなく、耳に残るメロディーで恍惚を誘うタイプだ。そういった点で以前よりも浮遊感や開放感よりもシンセのメロディーや響きに重きが向いているように思われ、また全体的にダビーな残響に頼り過ぎる事なく躍動感を程よくコントールして落ち着いた雰囲気も持たせた点には、ある意味ではアーティストとして丁寧に聞かせるタイプへの成長と捉えられなくもない。ここまで随分と待たされ過ぎた感は否めないが、大人びたDavid Alvaradoの今がここにある。



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| TECHNO13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
David Alvarado / Santiago Salazar - La Soledad / Caja De Luz (Historia y Violencia:H&V006)
David Alvarado / Santiago Salazar - La Soledad / Caja De Luz

一時期はLos Hermanosのメンバーとして、そして自身のIcanで活動しているSantiago Salazarと、Sandwell Districtでの活躍も記憶に残るSilent Servantの共同レーベル・Historia y Violencia。レーベル公式のリリースながらもどのEPもホワイト盤らしき制作で、完全にDJツール向けのテクノトラックを粛々とリリースしているアンダーグラウンドなレーベルです。そのレーベルの新作はロスアンゼルスのテックハウサー・David AlvaradoとSantiago Salazarのスプリット盤。寡黙ながらもどの作品においても高品質なテックハウスを聴かせてくれるDavidは、やはり新作でも硬質で重厚感たっぷりなキックと朧げで無機質な上物で飛ばしまくるミニマルなテックハウスをやっていて、特に近年の硬派なベルリンテクノのミックスにはすんなりはまりそうな内容。そして一般的にはIcanでの活動からハウス系と思われている節もあるSantiagoは、なんとCarl Craigの"At Les"をネタに用いた神秘的なテックハウスを披露。"At Les"の儚いあの上物を終わりなくミニマルに反復させ、その下でアクの強いブリーピーなシンセが蠢き、美しさとドープなフロアの高揚が混じり合う見事な手腕を発揮しております。マイナーなレーベルなので一般的には耳にする機会は多くないのが寂しいところですが、是非とも今後も継続してフロア向けのトラックを制作して頂きたいですね。

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| TECHNO8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
David Alvarado - Mayasongs (Peacefrog Records:PFG010CD)
David Alvarado-Mayasongs
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David AlvaradoのMIXCDを気に入った方は、彼のオリジナルアルバムもついでにどうぞ。本作は彼がUKの優良レーベル・Peacefrogから2002年に出した2NDアルバム。それ以降は一年に一枚程度EPを出すか出さないか程度の活動で、来日もしていないしファンをヤキモキさせている状態です。しかしながらその分作品の質は総じて高く、本作もフロア仕様に耐えうるダブテックハウスが充分に堪能出来る内容となっております。基本的には浮遊感のある上物シンセと、ダビーで重みのあるリズム、抜けの良いパーカッションの組み合わせだけで説明が済んでしまう様な彼の作風なので単調と言えば否定も出来ませんが、テクノ・ハウス・プログッレシヴハウスのどの方面にも通用する音は非常にDJにとって便利な物なんじゃないでしょうか。特に壮大な展開を作る事に関しては太鼓判を押したくなる程で、フロアでの鳴り方は相当に気持ち良いんだろうと容易に想像出来ます。フランソワケヴォーキン辺りは、この手の音は大好きに違いない。日本だと岩城健太郎がよくプレイしてますね。それはさておき来日するなり新作出すなり、何か活動して欲しいですね、まじで。

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| HOUSE4 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Articulations By David Alvarado (Plastic City:PLAC055-2)
Articulations By David Alvarado
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リリース数は多くないもののPeacefrogやNRK、Ovumなどから大箱受けするディープなテックハウスをリリースしているDJ・David Alvarado。自分の記憶に間違いがなければ日本には一度だけ来日していて、新宿リキッドルームで壮大なテックハウスプレイを聴かせてくれました。来日はしないしリリース量も多くないものだから知名度的にはそこまで高くはないけれど、実力に関してはトップクラスだと思っています。新作がリリースされないのは残念ですが、代わりに最新のトラックをふんだんに使用したMIXCDが届けられました。驚いたのは2007年にリリースされた物ばかりをプレイしていて、いわゆる過去の名作・クラシックに頼らない内容である事。普通どんなDJだって山場には売れ線を持ってくる事が多いのだけれど、Davidは敢えて近年の音を披露する方向に進んだ訳ですな。その考えは結果的に成功したようで、ハウシーな音楽を中心にデトロイトやミニマル、テックを見事に調和させた展開になっていました。以前新宿リキッドで聴いた時のリズムにのせる事を目的としたパーカッシヴなテックハウスは封印されて、ここではより情緒的なメロディーを生かし幻想的でディープな音楽性が強調されています。どちらが良いと比較するのではなく、これがDavidの今のモードだと言う事でしょう。勿論パーカッシヴではなくとも芯に重さを感じるグルーヴはあるし、適度に緩やかな4つ打ちは丁度心地良いビートを刻んでいて気持ち良いですよ。山場は中盤の"Sweet Sensation"、Satoshi Fumiなる日本人のテックハウスです。Satoshi Fumiのアルバムもリリースされたばかりなので、今度チェックせねば。

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| HOUSE4 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Terry Lee Brown Jr. - Terry's Cafe 10 (Plastic City:PLACCD051-2)
Terry Lee Brown Jr.-Terry's Cafe 10
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テクノ帝国ドイツにはまだまだ自分の見知らぬ音楽が埋もれています。今日はドイツでディープなテックハウスをリリースするPlastic Cityの看板アーティスト・Terry Lee Brown Jr.のMIXCDを聴いてみました。Terryは既に10年以上も音楽活動をしているベテランらしいのですが、驚くべき事に毎年の様にこのMIXCDシリーズをリリースしているので今年で10作目です。10年も出していれば最初期と現在の音を比べたりして、その時の流れも掴める意味では面白いですね。さて10枚目の本作のDISC1は現在の時流に乗っ取った、ミニマルでディープなテクノ/ハウスを披露しております。Poker Flatの音などが好きな人にしっくりくるフラットで冷ややかなミニマルテクノですが、少ない音数ながらも無駄を排したその構成でインテリなセンスを感じさせます。またうっすらと色気を出していて、決して無表情にならずに情緒を伴っている事は心地良さも演出していますね。最近の田中フミヤに色気を足した感じと表現すれば分かり易いでしょうか。そして僕が気になっていた"Terry's Classics"と冠されたDISC2ですが、こちらは正にクラシックを惜しみなく使用しております。Link(Global Communication)、Hardtrax(Richie Hawtin)、Maurizio、David Alvarado、Villalobos、Mr. Fingers(Larry Heard)らの名作と言われるトラックが豪華に並んでいて、Terryが影響を受けた音楽を体感する事が出来ます。DISC1に比べるとMIXCDとしてはまとまりが無いのですが、素直に古き良き日を思い出させてくれて感慨深い内容ですね。ここに収められているクラシックスは作品としては古くても、時代が変わろうともその輝きが失われる事は決してないのでしょう。

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| HOUSE3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2007/05/26 KOMAMORPHOSE @ 東京大学(本郷)
メタモじゃないよ、コマモだよ!KOMAMORPHOSE!!!!
なんと東大の文化祭でUpsetsのDJ Yogurt、Kaitoでお馴染みHiroshi Watanabe、Kentaro Iwaki、元サニーデイサービスの曽我部恵一が出るイベント・KOMAMORPHOSEが行われたのです。最近じゃ大学の文化祭でこうやってダンスミュージックイベントを催すのは珍しくもないけれど、このイベントはなかなか通な人が主宰しているのでしょうね。文化祭だから出店も色々あるだろうし、面白そうじゃないですかと言う事で突撃してきました。
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| EVENT REPORT1 | 23:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Josh Wink - Profound Sounds V2 (Ovum Recordings:OVM9003)
Josh Wink-Profound Sounds V2
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アシッドテクノでキ○ガイっぷりを発揮した才能を見せつけたJosh Winkですが、DJプレイも地味に人気があったりします。生プレイは未経験ですが、このMIXCDを聴く限り相当に円熟味のあるプレイが出来る様ですね。自分が作るトラックの様にアシッドテクノや派手な曲は余り回さず、むしろディープでミニマルなハウス調のテクノを多用していますね。出だしはゆらゆらと睡眠を誘うクリッキーなハウスで始まり、地味に大きな流れも作らず淡々と曲が繋がれていきます。なんてぼーっと聴いているといつの間にか、じわりじわりとグルーヴも強められていて心地良いミニマルの世界に沈み込んでいます。中盤以降は少々ハード目のクールなテクノをここぞとばかりに投入し、ラストまでスムースな流れで盛り上がりを作ってくれました。地味と言ってはいけないですね、これは大人の渋さに満ちていると言う表現が正しかったです。ガシガシ素早く曲を繋いでいくのではなく、全体の流れを熟知して一曲一曲を上手く聴かせるDJなんだと思いました。来日したらガンガン盛り上がるプレイではなく、こう言ったディープなセットで聴きたいと思います。

ちなみにボーナスディスク付きなんですが、そちらがかなり豪華でLil Louis「French Kiss」ネタの「How’s Your Evening So Far?」や「Evil Acid」、「Superfreak」などの狂気に満ちたアシッドテクノが収録されております。DJプレイと全然違うやんけ!と言った突っ込みは無しで、真のアシッドテクノを体験してみてください。

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| TECHNO3 | 22:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Rolando - From There To Here & Now (NRK Sound Division:NRKCD025X)
DJ Rolando-From There To Here & Now
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Underground Resistanceの3代目DJとして、そしてGerald Mitchellと新たに立ち上げたユニット・Los Hermanosのメンバーとして活躍したDJ Rolando。しかしながらより広大で自由な活動を望むDJ Rolandoにとって、半ばコンセプト化されたURに居座り続けるには窮屈過ぎたのだろうか、人気を保ったままURを脱退。その後特にどんな活動をしているのかも耳に入らなくなって一年以上経ったのだが、遂に再始動なのか新たなるMIXCDをリリースする事になりました。しかも以前にも「Nite:Life 016」(過去レビュー)と言う名作MIXCDをリリースしたNRKから、今度は2枚組の大作でファン泣かせなリリースです。

Disc1はモロにハウス満開、軽く爽やかなアフロハウスから黒光りするディープハウス、キャッチーなアッパーハウス、温かみのあるソウルフルなハウスなど、どこをとっても4つ打ちハウスに囲まれています。以前生でDJ聴いた時は、ゴリゴリでミニマルなテクノ〜デトロイトテクノで鬼気迫る迫力のプレイだったけれど、このMIXCDでは幾分か肩の力が抜けてより自身のルーツに近いラテン的な面が出ている様な気がしますね。UR在籍時のハードで暗黒エレクトロをリリースしていた頃と同人物とは思えない程の変わり様ですが、このMIXCDの様なプレイをするのならばURとは一線を画すのも納得かな。デトロイト色が余りないから離れるファンも出てくるかもしれませんが、僕は素直に格好良いハウスだと思います。緩めの前半からキャッチーな中盤、疾走感溢れる後半(テクノ少々)まで手堅く盛り上げます。DJ Rolandoがまさか「Bar A Thym」をプレイするなんてって思ったけど、そんなプレイが彼のこれからの道を示唆しているんでしょう。

対してDisc2はダンサンブルながらもどちらかと言うと緩めの選曲で、夜にしみじみと聴くのに良いムードが出ています。Tread、David Alvarado、Vince Watsonらのテックハウス、Trackheadz、Indigenous Space People(Ron Trent)、Tokyo Black Star(DJ Alex From Tokyo)らのディープハウス、そしてデトロイト好きは見逃せない「Sueno Latino(Derrick May Illusion Mix)」を収録。ほぼフルレングスで収録してあるので、ミックスと言うよりはDJ Rolandoの自分用のリラクシングCDな意味合いが強そうです。たっぷり踊った後は体を休ませて、静かに時間を過ごそうって事なんでしょう。Disc1とは対照的に落ち着いて聴きたいですね。

さあ、後は新曲を待つのみ。DJ Rolandoの今後に期待が膨らむばかりです。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Journeys By DJ John Selway - Lightwave (Journeys By DJ:JDJCDS003)
Journeys By DJ John Selway-Lightwave
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Christian Smithとタッグを組み、バキバキのミニマルテクノや流麗なテックハウス、シカゴ経由のアシッドテクノなどを量産してきたJohn Selwayの2001年作のMIXCD。前述の通り自分の中ではJohn Selwayはハードなテクノアーティストってイメージだったのですが、実はトランスなんかも作ってたりしてたらしくその趣味がまんまこのCDに反映されています。元々メロディアスな作風で気持ちの良い曲が多かったのですが、そんな曲がこれでもかと回されてほぼトランス状態。序盤はリラックスした空気でゆったりまったりハウシーな感じで、徐々に勢いを付けて滑らからテックハウスに変わっていきます。基本的に綺麗目のシンセやら流麗なシンセストリングスが入ってる曲で固められて、恍惚感は相当に出ているのではないかと。終盤はテンポもテンションも上げ上げで更に美しい展開なんで、盛り上がらない訳にはいきません。Technasiaの「Future Mix」がじわりじわりと入ってくる辺りは、激カッコイイですよ。アッパーなのにアンビエントにも似た高揚感があり、最初から最後まで芸の無いトランシーな音ながらも気持ちの良さには抗えないですね。Kaito、David Alvarado、Technasiaなどが好きな人向けかも。

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| TECHNO3 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kentaro Iwaki a.k.a. DUB ARCHANOID TRIM - Izanai (mule:mmd01)
Kentaro Iwaki-Izanai
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岩城ケンタロウ特集第一弾。Dub Archanoid Trimこと岩城ケンタロウはStylusと言うレコードショップのバイヤーにしてDJ・アーティストであり、井上薫と共にレジデントを務める「Floatribe」などでも活躍し、既にクラブミュージックに感心の深い人には知れ渡っているアーティストであります。今までにも「Irma」音源のみを使用したレーベルサンプラー的な感もあるMIXCDを2枚出していましたが、今作は遂に制約の無しの岩城節全開のライブMIXCDです。初めに言ってしまうと本当に完璧で素晴らしい物語があり、ジャンルの垣根を無かった事に出来てしまうヤバイMIXCDです。オープニングは自身の新曲「Izanai」。正にこれからの物語に誘われる如く、アトモスフェリックで鳥の鳴き声や神秘的なSEが入ります。そして序盤はダウンテンポで土着的な展開が続くのですが、もうのっけからドープ!重心が低いだけじゃなく神経を麻痺させる様な危うさがあって、クラブで○○決めちゃうみたいな?(オイラはしませんよ)。その後はアッパー気味なクリックハウス攻めで、確実にヤバイ世界に突入。一端入り込んだ迷宮からは抜け出す事が出来ず、脳と体を同時に揺さぶるグルーヴにやられてしまいます。圧巻は中盤以降のVillalobos〜David Alvaradoの流れで、ダビーでドラッギーなテックハウスが続きピークを迎えます。際限なく反復するトラックが脳を覚醒し、目をこじ開け、体を強引に踊らせます。しかし、迷い込んだ迷宮から抜け出せないと思っていたその時、Chateau Flightの傑作「Cosmic Race」が!暗い闇を抜け出して輝かしいばかりの光が差し込み、息を飲み込む感動が待ちわびています。その後は物語の終わりを迎えるかの様に徐々にテンションは落ちていき、ダブディスコやレゲエでゆったりとそして穏やかなエンドになります。あぁ、なんて気持ちの良い物語だったんだろうと思う事は間違いありません。テクノもハウスもダブもディスコも自由に使う事が出来るオープンマインドな精神によって、ダビーで深く中毒的な世界を想像する岩城ケンタロウ。このMIXCDをかけてショートトリップに行ってみなよ!

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 13:00 | comments(5) | trackbacks(2) | |
Dennis Desantis - Five Minutes,Today,Forever (Third-Ear:XECD-1036)
Dennis Desantis-Five Minutes,Today,Forever
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たまたまタワレコで試聴して良かったので即購入。今年はデトロイトテクノが盛り上がっているとは言え、又してもイチオシのアルバムです。全然知らないので少し調べてみた所、パーカッショニストでありまた現代音楽の演奏家でもありSteve Reichの作品に参加した事もあるそうな…。面白い経歴だけどこのアルバムは貫禄の一枚です。デトロイトテクノと言うよりは彼の地を遠くより見つめ、望郷への帰還を待っている様な哀愁系デトロイトフォロワー。透明感溢れるシンセサウンドは美しくもあり儚い。オリジナルデトロイトテクノが大好きなんだなと感じさせる音であり、そのものに成りたがっていると感じさせます。パーカッショニストであるからか細かく入るリズムトラックもファンキーであり、ボトムは適度にファットな厚みがあります。浮遊感溢れるトラック作りでシンプルながらも、高揚感と快適性を持ち合わせています。いいよいいよいいよ〜!デトロイトとかテックハウス好きな人、もっと言えばDavid AlvaradoとかFunk D'Void好きな人は買うべし!

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| TECHNO2 | 21:30 | comments(3) | trackbacks(1) | |
David Alvarado - Transfiguration (NRK Sound Division:NRKCD015)
David Alvarado-Transfiguration
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キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ キター!!!!!
アマゾンで注文してて首を長くして待ってたこのアルバム。去年Transfiguration EPとしてダブルパックで発売されたのだけど、すぐに売り切れちゃって購入出来なかったのです。しかし評判が良かったらしく、新曲を加えてめでたくCDアルバムとして発売されたのです。さてDavid Alvaradoとは何者何でしょうか?僕も詳しい事は分からず、House Of Liquidで一度だけDJを体験した事がある位です。ダビーなボトムと浮遊感あふれる上物がナイスなテックハウスをプレイしていて、その時からこのアーティストの事を好きになっていました。アルバムも2枚程Peacefrogから出していて、やはりDJの時と似た様な雰囲気を持っています。

今回のこのアルバムも当然今までの路線を引き継ぐテックハウス路線なんだけど、これが予想以上に素晴らしいです。特にEPに収録されていた「Luna」、「Aire」、「Sol」のこの3曲は近年のテックハウスの中でもベストに近い作品でしょう。Basic Chennelの様に繰り返される深いエコーとダビー処理、そして揺らめく空間を演出する薄いシンセのベールが、聴いている者を徐々に覚醒させてゆきます。又、ひたらすディープな作りで反復ミニマルな4つ打ちなので、クラブ使用時にも存分に利用する事が出来るトラックだと思います。このアルバムの為に追加された新曲はと言うと、ダウンテンポ路線でシングル曲との間に挟まれて箸休め的な存在になっていると思います。やはり壮大な空間処理で、広がりと言う物を感じさせられます。こいつの作る空間は素晴らしい、ただその一言ですね。輸入量が少ないせいか量販店では見かけませんが、今ならアマゾンで即発送です。買い逃し厳禁、猛烈にプッシュするNOWなアルバムです。

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| TECHNO1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |