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Deetron - DJ-Kicks (!K7 Records:K7359CD)
Deetron - DJ-Kicks
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3台のターンテーブルを駆使してヒップ・ホップ上りのミックステクでハード・テクノなDJをしていたのも今や昔、制作するトラックもいつしかメロウでソウルフルな感情性豊かな作品へと移行し、上手く時代の波に乗って進化を遂げてきたDeetron。マイペースで作品をリリースしアーティストとしての確かな評価を獲得しつつ、『Fuse』や『Balance』に『Fabric』等の名物MIXCDシリーズにも抜擢されてきたDJとしての手腕もあり、かつてのハードテクノ勢の中では面白い変化を見せながら独自の音楽性を確立しているが、遂にこの『DJ-Kicks』にも参戦とはやはり海外での評価は日本よりも確かなようだ。本作でも分かる通りテクノ〜ハウスの境目を融かすように混在させる選曲の審美眼、ダンスとリスニングの親和性、デトロイト・テクノやシカゴ・ハウスのクラシックからモダンな時代の曲までと、どれにも偏らずに一つの流れへと組み込んでいくバランス感は比類なきモノで、80分34曲に渡るシームレスなミックスは優雅でさえある。オープニングからしてCarl Craigのガラス細工のような繊細な美しさを発する"Goodbye World"で始まり滑らかにビート入りの曲がミックスされ、古き時代の変異体ディスコの"School Bell / Treehouse"でアクセントも盛り込みつつ、シカゴ・ハウス名作の"Waterfall (Deetron's DJ-Kicks Version)"で垢抜けないながらも原始的なソウルの感情性を高めていく。そこからもジャズ・ファンク色なBurnt Friedmannからインテリジェンス・テクノな趣きのSpacetime Continuum、変異体テクノのMorgan Geistなどジャンルはばらばらなれどエモーショナルな共通項で雰囲気を作っていく。中盤ではDJ Kozeの甘美なサイケデリアの"Let's Love"からRon Trent & Chez Damierの幻想的でディープな朝方をイメージする"Morning Factory"へと繋がる瞬間が得も言われぬ程に素晴らしく、そこからはややテクノ寄りにグルーヴ強めの流れへと入り、リズムの崩れたダブ・ステップや逆にソウルフルなボーカル曲も用いて後半に向けて盛り上がる。そんな中にも古き良き時代のAIテクノのBlack Dog Productionsによる"Flux"を聞くと懐かしさが込み上げたりもするが、DeetronやDJ Boneによる骨太で激しいテクノもミックスしながら突入するFloorplanからTerraceにDerrick Mayのデトロイト系繋ぎの流れは非常にドラマティックで、非常に押し引きが上手い。そして混沌としたベース・ミュージック風な"Old Fashioned"から一気にテンションが落ちて、レフトフィールドなポップソングの"Strange Emotion"で今までの喧騒から解放される静謐な閉じ方は心残り無く綺麗に音が消えていく。いまいち日本に於いてはその実力に対しての正当な評価を獲得しているようには感じられないが、本作はそんな評価を覆すには最適なMIXCDで、Deetronのエモーショナルな音楽性を十分に堪能出来る事だろう。



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| TECHNO13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Ripperton, Carlos Nilmmns and Niko Marks - Various Characters EP (Character:character004)
Ripperton, Carlos Nilmmns and Niko Marks - Various Characters EP
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スイスの人気DJであるDeetronが2014年に設立したCharacterの新作は、同じくスイス繋がりのRippertonとデトロイト・ハウスのベテランであるNiko Marks、そしてSkylaxやOrnamentsでの活動が注目されるCarlos Nilmmnsが参加したスプリット盤だ。元々Deetron自体がデトロイト・テクノからの影響を色濃く残すアーティストであり、更に本作を制作した面子からもデトロイト色が濃厚である事から、やはりその路線で来るのかと興味は尽きない。Rippertonと言えば元々Lazy Fat PeopleとしてBorder CommunityやPlanet-Eからサイケデリックかつトランシーなハウスを送り出し、新人としては破格の注目を集めていたアーティストである。ここに収録された"I'm Gonna Make U Love Me"はかつて程のドラッギーな成分は抑えながらも、派手なシンセが羽開くように壮大なメロディーで包み込みながらナルシスティックなボーカルで官能に染めるプログレッシヴ・ハウス寄りの曲で、ああやはりこの人はいつも通りの作風だなと逆に納得してしまう。エモーショナルと言うような人間臭さは少ないものの大箱で受けるであろう荘厳さが際立ち、フロアを妖艶さに染めてしまう魅力がある。裏面にはかつても共同制作をした仲であるNilmmnsとMarksが、再度一緒に制作をした曲が2曲収録されている。"Night Not To End (Nilmmns Message Mix)"はスポークンワードにサクソフォンや情緒的なシンセのコードを用いて、そこにボコボコとした土臭さも漂うファットなリズムが加わればこれぞ漆黒のデトロイト・ハウスとでも呼ぶべき曲で、二人の音楽性が分かり易く反映された内容だ。一方で"Dark Ages"は毒々しくも妖艶なシンセや惑わすような声も入ったエレクトロニック寄りのハウスで、こちらの方は前述のRippertonの作風に近いように感じる。やはりNilmmnsとMarksの二人による音楽というものは黒くてファンキーさが滲み出るデトロイト・ハウスがらしいと思うものの、"Dark Ages"のようなドラッギーな沼に嵌るディープ・ハウスも悪くはない。



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| HOUSE11 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Stacey Pullen - Balance 028 (Balance Music:BAL016D)
Stacey Pullen - Balance 028
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近年は作品のリリースが殆ど無く、また来日も少ないためにどうしても記憶からは薄れがちだが、Derrick Mayの最後の愛弟子と称されるStacey Pullenは、間違いなくデトロイトの重要なアーティストの一人だ。Silent PhaseやBangoにKosmic Messengerなど複数の名義を用いてアフロ・ポリリズムが炸裂するファンキーなテクノを量産していた90年代の作品は、正にデトロイト・テクノと呼ぶべき叙情性と黒人のファンクネスの塊であった。しかし00年代以降はリリースペースも落ちて、時折MIXCDをリリースするなどはしていたものの、目立った動きは特に日本からは見えてこない状況だった。そんな所に大型MIXCDシリーズの「Balance」にPullenが参戦という話を聞きつけた時には歓喜したものだが、蓋を開けてみれば恐らくデトロイト・テクノのファンが期待する内容から外れてしまっているように思う。本人の説明では「今までにプレイする機会がなかった曲、そしてメロディアスな電子音楽」を意識して選曲したそうで、そして可能な限り最新の曲を使用している点を考慮すれば、挑戦しながらもトレンドも意識している点で評価はすべきなのだろうが、それがPullenに求められているかは疑問だ。CD1は淫らで色っぽいプログレッシヴ・ハウス風の"Strung Out In Reno (Marc Ashken Remix)"で始まり、それからもディープかつサイケデリックなテクノ〜ハウスでゆったりとした展開だ。中盤の"Dancing In Outer Space (The Revenge Rework 1)"からようやくキレのあるファンキーな持ち味も出てくるが、それ以降も黒っぽいと言うよりはエレクトロニックで妖艶なメロディーに幻惑されるようなじわじわとした展開が続き、これぞというデトロイトの叙情性や原始的な爆発力も見られず煮え切らない。CD2は序盤からPullenによるアフロ・パーカッシヴな新曲が続いて、いきなりダイナミックな流れで惹き付ける点は悪くない。そこから骨太な4つ打ちとヒプノティックなシンセが押し寄せる"Fine Lines"や、E-Dancerによるレイヴ調のど派手な"Foundation"に一直線に疾走するテック系の"2002"など、大箱を意識したであろう大仰な選曲はCD1よりはずっと魅力的だ。中盤以降は少しずつ安定感のあるグルーヴに移行する代わりに、よりメロディアスかつファンキーな、そして生っぽい要素も強めながらパーティーの終わり間近のようなしっとりした雰囲気へと変遷する。Pullenが説明したようにメロディアスな…との音楽性は確かに間違ってはいないが、かつて持っていた野性的なファンクネスはかなり後退しており、肩透かしを喰らってしまった。デトロイト・テクノというバックボーンから逃れる為の変化なのだろうか、挑戦はまだ試行錯誤の中にあるようだ。



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| TECHNO12 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Deetron - Fabric 76 (Fabric Records:fabric151)
Deetron - Fabric 76
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これでもにもメジャーからアンダーグラウンドまで数多のDJを起用し、人気を博しているMIXCDシリーズ「Fabric」の76作目は、スイスを代表するテクノアーティストの一人であるDeetron。00年代のハードミニマル全盛の時代に芽を出し、そのハードなスタイルにデトロイト・テクノにも通じるメロディアスな要素を加えた作風は、その世代の中でも個性が際立っていた。そしてハードミニマルが衰退する中で多くのアーティストが作風を変え、Deetronもよりディープかつ歌モノを手掛ける事で、時代に即しながら活動を続けている。本音でいうと当初はそのスタイルにも疑問はあったのだが、このMIXCDを聴く事でそんな変化もようやく馴染んできたのではと思う内容で、デトロイト・テクノ/シカゴ・ハウスのクラシックから現在形のトラック、果てはダブ・ステップやロックまで持ち込んでDeetronの私的な好みも匂わせ、ハードなスタイルから感情の起伏を感じさせるスタイルへの転身が結実している。出だしでいきなりジャジーな"Picadillo (Carl Craig's Breakdown Version)"を用意し、そこからスムースに透明感のあるメローなテック・ハウスへ移行、そこからファンキーなシカゴ・ハウスへと即座に展開が広がっていく。RedshapeやRippertonらのモダンなテック・ハウスもミックスし、中盤ではクラシックであるGalaxy 2 Galaxyの"Timeline"をさらりと落とし込むが、大ネタを用いながらも大袈裟になる事はなく揺蕩うようなリラックスした流れは実に大人びている。前半は4つ打ちを中心としたテクノ/ハウスが中心だったのに対し、中盤以降はパーソナルな音楽性を表現するようにバラエティー豊かに変則的に刻むリズムや癖のあるメロディーを伴うブレイク・ビーツやダブ・ステップも織り込み、Deetronのメロウで柔軟な音楽性が素直に打ち出されている。しまいには物悲しくもサイケデリックなAtoms For Peaceの"Before Your Very Eyes"も飛び出すが、そこにディープかつミニマルな"Falling The Same Way (Dommune Version)"が繋がる瞬間には、はっと息さえ飲むだろう。そしてラスト3曲ではパーティーの興奮が終息するようにがくっとテンションを落とし、しみじみとした余韻を残すシネマティックな流れでミックスは終わりを迎える。結果としてここにはかつてのハードなスタイルは殆どなく、クロスオーヴァーとでもいう柔軟かつ豊潤な音楽性があり、そして何よりもエモーショナルなムードが通底している。Deetronが製作するトラックがエモーショナルな方向に傾いている事を考慮すれば、このMIXCDもその結果として自然なように感じられるだろう。




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| TECHNO11 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Deetron - Music Over Matter (Music Man Records:MMCD040)
Deetron - Music Over Matter
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ハードミニマル全盛の00年台前半に図太くトライバルなビートにデトロイト・テクノ風なメロディーを掛け合わせて、一躍注目を集めたDeetron。しかしハードミニマル・シーンの衰退は多くのDJにも変化を促し、2006年にリリースされたDeetronのアルバムも歌を多く取り入れたハウス〜エレクトロ調の曲が主要を占め、それまでの作風の変化から驚きと戸惑いを残す作品となっていた。正直に言うとその時は変化の大きさを許容するだけの余裕が無かったのだろうが、7年ぶりとなるアルバムも過去のアルバムの続編と呼ぶべきボーカル物中心の作品となっている。しかし結論から言えばこのアルバムに困惑するだけの要素は見つからず、Deetronにとっての第2の春とでも呼ぶべき円熟期を迎えた完成度を誇っている。それは勿論Deetron自身の成長によるものだろうが、それと共に多種方面から集まったアーティストに依るサポートも影響しているのだろう。Ben Westbeech、Ripperton、Simbad、Seth Troxler、その他複数のアーティストが作曲やボーカルとして参加しており、ハードなグルーヴからの脱却を目指すと共に各々がエモーショナルで豊かな感情を付加する事に貢献している。全体としてリラックスした空気が漂っており、特に情感のある歌が活かされるようにトラックはしなやかで柔らかいディープ・ハウスに統一され、穢れ無き耽美な甘ささえもが聞こえてくる。元々エモーショナルな作風を得意としていたので実はそれを突き詰めれば、このようなモダンなハウスへ向かう事も当然だったのかもしれないが、それにしてもこの進化には目を見張るものがある。欧州からデトロイトへの回答的な"Rhythm"、幻想的なストリングスが華麗に彩るディープ・ハウスの"Count On Me"、エレクトロとディスコをベースした物憂げな"Crave"など聞き所は満載だ。トラックとしての機能性を保ちながら抒情的な性質を兼ね備え、アルバムとしても楽しめる高い完成度を誇っている。

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| HOUSE9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2013/4/6 groundrhythm "deep house session" @ Air
井上薫を中心に据え置きパーティーの都度、実力派のベテランから期待の新人まで国内勢のアーティストをゲストに迎えて開催されるgroundrhythm。今回のゲストはDJ歴30年近くになろうとしているEMMAが遂にgroundrhythmに出演する事になった。過去にDJ EMMAが当パーティーに出演した事は恐らくない筈で、今回はなんと"deep house session"とコンセプトを用意し、井上薫とDJ EMMAの二人だけでメインフロアを担当する異色の一夜なのだ。
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| EVENT REPORT4 | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Luciano - Vagabundos 2012 (Cadenza Records:CADCD10)
Luciano - Vagabundos 2012
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近年は当初思っていたよりもアーティスティックと呼ぶべきか芸術的に崇高さも兼ね備えた音楽性を表現し、自身が主宰するCadenza Recordsも含め良くも悪くも上手く売る術を理解しているLuciano。とまあ少々皮肉を込めた言い方をするのは近年の作品の完成度が高いのは言うまでもないのだけど、初期の頃のもっと単純なワクワク感と言うものが薄れてきているからで、まあそれは活動が長くなれば仕方ない事でもあるのだが。そんな中で4年ぶりとなるこのMIXCDは先行でデジタル版がリリースされていたものの、CD版ではタイトルは同じでも内容は全く異なる選曲で纏められている。選曲を見れば分かる通りで本作はPCを使って各曲をパーツとしてミックスしながら再構築を行うデジタルミックスとなっており、曲の大半が近年リリースされたテックハウスやミニマルなものの、Lucianoらしい陽気なパーカッション使いや異国情緒漂う怪しさに相反する軽やかなエレガンスを伴う空気は流石と言うしかないだろう。特に文句の付けようもない程にバランス良く様々なエッセンスを取り込みしっとりしたグルーヴで品の良い音を聴かせてはくれるのだが、しかしPCを使ったにしても余りにも機械的と言うかかっちりと固めて制作し過ぎなのはミックスに必要なライブ感が欠けてやしないだろうか。展開も押し並べて平坦でクラブでのピークタイムのように突き抜ける瞬間も無く、良く言えばスムースに聞き流して何時の間にか終わってしまう印象なのだ。勿論彼が素晴らしいトラックを作ってきた事は事実だし、DJに於いても彼らしいチリアン発の個性はあると思うが、それでも少々Lucianoと言う名前だけが一人歩きしてしまっている感も否めないのである。真価は生でミックスを体験し評価するしかないのであろう。

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| HOUSE8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Heartbeat Presents Mixed By Francois K.×AIR Vol.2 (Lastrum:LACD-0221)
Heartbeat Presents Mixed By Francois K.×AIR Vol.2
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クラブAIRが世界中で活躍するDJをフィーチャーして提供するMIXCDシリーズの最新作は、NYハウスの重鎮・Francois Kevorkianが担当。昨年3月にも同シリーズからMIXCDをリリースしたが、そこから一年半で更なる新作をリリースとは音楽への意欲は衰えるどころか尚盛ん。非常に長いDJ/アーティスト経験を持ちながらも常に前進する姿勢を持つ彼は、現在はターンテーブルの代わりにPCを用いてデジタルミックスを行なっている。それは単に楽をする為の道具としてではなく、アナログをCD以上の音質でPCに取り込む音への拘りや、デジタルミックスならではの有り得ないスムースな繋ぎを行う等、彼にとって最高のパフォーマンスを得る為の道具として導入している。あくまで品質を高める為、であるからしてエフェクターに関しては今でもハードウェアが中心と、全てが全てソフトウェア任せな事でもないところに職人気質を感じるだろう。さて前作では自身が主宰するWave Music音源を中心としたレーベルサンプラー的な意味合いもあったが、本作では最新のテクノを中心とした今を感じさせるプレイを披露している。幕開けは自身で本作の為に制作したSE的な壮大なトラックで始まり、そしてDonato Dozzyの揺蕩うアンビエントやAreaのディープテックで深みに嵌り、序盤にして最初のピークであるGonnoの"Acdise #2"が炸裂する。バレアリックな高揚感で昇天した後は再度ダビーテック、テックハウス辺りを彷徨いながらクラブでのドープな深い時間帯を匂わせつつ、終盤ではガス抜きされた様にテンションを抑えながらラストでSurgeonのSE的なトラックで幕を閉じる。非常に良く練られたストーリー性を持ち、そして上質と洗練を伴う展開でありながら、しかし老獪と言う言葉が似合わない新鮮でエネルギッシュなプレイには閉口するしかないだろう。Francois Kevorkianは正真正銘、今も現役なのだ。ただここ数年はテクノミックスが続いているので、そろそろジャンルと時代を横断するミックスも聴ければとも思う。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(2) | |
Motorcitysoul - Ushuaia Day (Simple Records:simple1047)
Motorcitysoul - Ushuaia Day
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[re:jazz]ではまんまクラブジャズを体現するMatthias Vogtと、DJでもあるChristian Rindermannの二人組ユニット・Motorcitysoul。初期の頃はお洒落で、悪く言えば癖の無いクラブジャズを前面に打ち出した音楽性でしたが、いつの間にか彼らも時代に乗ってかディープハウス寄りの作風にシフトしておりました。だからと言ってそれが駄目なんて否定する気もなく、ジャジーな雰囲気も残しながらもスムースな4つ打ちと透明感のある上物、生き生きとした底から支えるベースラインなど、今までの成果も上手く取り入れて時代に合わせた音作りと言う点で実力をいかんなく発揮していると思います。しかしこのEPで注目すべきはテクノ/ハウス、ハードミニマルからデトロイトテクノまでを横断するスイスのDeetronのリミックス。軽くオリジナルを上回るエモーショナルなテックハウスに仕立て上げていて、どう聴いてもDeetronの作品にしか聴こえないようになっておりました。フロアのピークタイム仕様でじわじわと盛り上がっていく、まるで快楽への螺旋階段を上り詰めるようなほんの一時。派手ながらも全く下品な面は見せずに、エレガンスにフロアを感動の坩堝へと陥れます。兎に角これはフロアで音を全身で浴びたいですな。

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| HOUSE6 | 13:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Aril Brikha - Deeparture In Time - The Remixes (Art Of Vengeance:AOV002)
Aril Brikha - Deeparture In Time - The Remixes
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デトロイトから遠く離れたスウェーデンで活動するAril Brikhaは、Derrick Mayにその才能を認められTransmat傘下のFragileから世界的デビューを果たしたのが1998年の話。デビュー盤にしてデトロイトクラシックとして名を残す"Groove La Chord"は今でもフロアでプレイされる程で、来月には1stアルバムであり大傑作でもある"Deeparture in Time"がリイシューされる予定もあり、まだまだ目が離せません。さてアルバムのリイシュー前にはリミックスEPがリリースされておりますが、参加メンバーがDeetron、Jori Hulkkonen、Octave Oneと豪華絢爛でございます。デトロイト系も得意とするDeetronは"Groove La Chord"を原作の雰囲気を壊さずに、より滑らかによりソフトにトランシーさを強調したテックハウスにアレンジ。大幅な変化はないものの、抑揚を抑えてディープに向かったリミックスは安定感を感じさせます。B面には後者二人が"Read Only Memory"のリミックスを提供。デトロイトの幻想的なシンセは残しつつボトムを太くして力強いダンストラックにリミックスしたJori Hulkkonen、原曲に無い耳に残るシンセのリフを付け足したOctave One、この二人も原曲への思いを残した作風で期待通りと言った感じ。元々が大傑作な故に手を付けるのが難しい曲ですが、三人共それぞれが仕事をこなしてくれました。

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| TECHNO8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Randolph - Echoes (Of Lonely Eden) (Still Music:STILLMDCD003)
Randolph - Echoes (Of Lonely Eden)
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デトロイトでDJメインではなく自らもプレイヤーとして生楽器を演奏し活躍しているアーティスト・Paul Randolph。ハウスやダンスと言うフォーマットを越えて、ソウルやジャズ、R&B、ファンクと言ったあらゆるブラックミュージックを租借し、デトロイトソウルとして纏め上げる才人。2007年にはアルバム"Lonely Eden"(過去レビュー)が発売され、それから3年経った今そのオリジナル盤に加えREMIX盤も追加した2枚組みがリリースされました。リミックス参加アーティストにはMike Banks、Recloose、Mark Flashらデトロイト勢に加え、Deetron、Charles Webster、Jazzanova、Todd Sinesらと各分野から実力者が集結。どのアーティストもRandolphの音楽性を良く理解していて、原曲のソウルフルで艶かしい質感を損なわずにハウスやヒップホップ、ダウンテンポとそれぞれが得意とする芸風に落とし込んでおり、良い意味でオリジナルからの極端な乖離が無く楽しめる内容だと思います。強いて言えばオリジナルは比較的リスニング寄りであったのが、リミックスではフロアを意識した作風が多くメロウなリスニングの要素と踊れる要素が良い塩梅で溶け合っているかなと。自分の作風に拘るあまりオリジナル音源の良さが失われる事も少なくないリミックスですが、本作はオリジナル盤が好きだった人にも違和感無く愛着を持って聴ける一枚ではないでしょうか。

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| HOUSE6 | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Samuel L Session - Again On Monoid (Monoid:monoidcd007-2)
Samuel L Session-Again On Monoid
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スウェーディッシュテクノを代表する一人・Samuel L Sessionが送る、ノリノリでヒット曲満載のテクノミックス。Samuelって言えば2000年位からハードミニマルとかの流行にのって頭角を表してきたアーティストの一人なんだけど、彼のトラックはハードでトライバルだけでなくデトロイトっぽさやメロディアスな面もあったり、一辺倒にならない器用さが目立っておりました。大ヒットした"Merengue"は、"Jaguar"ばりのメランコリーにハードなリズムが合わさっていて、本当に素晴らしかったですね。本作はそんな彼の音楽センスがモロに前面に出ていて、やはりアッパーでハードな硬めのテクノにメロディアスで流麗なトラックも混ぜて、勢いよくガンガンに曲を繋げていきます。非常に流れの早いミックスで、だいたい1分半程度で曲が繋がれていくんだけど、本作はハードミニマルではないものの勢いに任せたそのプレイは確かにハードミニマルが流行っていた時代を感じさせます。自身の曲やPaul Mac、Adam Jay、Deetron、Len Faki、Daniel Jacquesなどのごっついトライバル系、そしてRenato Cohen、Joris Voorn、Alexander Kowalskiらの浮遊感漂うメロディアスなトラックなどを、山あり谷ありで混ぜて最初から最後まで飽きない流れを作っているんです。まるでジェットコースタに乗っているかの様な激しい展開で、愉快痛快爽快な清々しささえ感じられます。でもこれって実はまだ4年位前の作品なんだけど、たった4年と言う期間なのにテクノのシーンも随分と変わった様に感じられますね。テクノシーンの移り変わりは本当に速いのです。

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| TECHNO7 | 09:15 | comments(0) | trackbacks(1) | |
2009/06/20 Directions @ ageHa
なんかageHaで新メンバー登録やってるんだが、今なら登録するともれなくインビ3枚(6月用1枚と7月用2枚)くれるんだ。しかもそれとは別に割引券1枚もくれたんだけど、これってテコ入れの一環なのかしら?しかしよ、数日前にWEB上で仮登録して現場でデータ照合して本登録しようとしたら、データが消えているので再度仮登録お願いしますとか言われてぶち切れですよ。その場で携帯からすぐに仮登録は出来るけど、パケ代かかるしドメイン指定による受信拒否解除とかしないといけなかったし、FU・ZA・KE・N・NA!!!

とまあちょっと切れましたが、スウェーデンからデトロイトテクノフォロワーとして活躍するAril Brikhaと同じくスウェーデンのハードテクノDJ・Joel Mullが出演するパーティーに行ってきました。
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| EVENT REPORT2 | 08:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
DJ Alex From Tokyo - The Flashback Mix (Reincarnation:RCD001)
DJ Alex From Tokyo-The Flashback Mix
オランダは何気にテクノが充実している国の一つ。Rush Hour、100% Pure、Delsin、Eevo Lute Muziqueなどご存知の通りヨーロッパの中でも、特にデトロイトを追従するレーベルが揃っております。そして今、新たに注目すべきオランダイタリア(※訂正しました)のレーベルがReincarnation。Tokyo Black Star、Gerald Mitchell、Attias、Pasta Boysなどの実力派アーティストがリリースをする事により、現在人気上昇中のレーベル。Reincarnationの名付け親はTokyo Black Starでも活躍するDJ Alex From Tokyoなんだけど、そのAlexがレーベルの音源を使ったMIXCDをリリースしました。AlexのDJに関しては当ブログでも何度も紹介している通り折り紙付きの実力ですが、今回もテクノ〜ハウス中心の選曲で文句無しに素晴らしいプレイを聴かせてくれました。と言うよりもレーベルの音源自体が非常に素晴らしいのだと思う。出だし3曲はロマンティックな未来感溢れるデトロイトっぽいのを持ってきて、4曲目ではレーベル音源ではないもののRon Trentのヒプノティックなテックハウスを繋ぎ、そのテックな流れから中盤のGerald Mittchellのトライバルなトラックで一旦ピークを迎えます。その後はTokyo Black Starのレーベル名を冠した恍惚感を煽るトラックでディープな流れに突入し、デトロイト系やシカゴハウスで儚く消え行く様に終焉を迎える起承転結がしっかり感じられるプレイですね。今回はレーベル音源を使用すると言う制約があるので割りと落ち着いたプレイなんだけど、トラック自体がそれ一つでしっかり聴ける曲が多いので、最初から最後まで曲の良さにじっくりと耳を傾けて聴ける内容だと思います。フロアトラックが多く使用されてはいるんだけど、メロディアスな曲が多くてその美しさに心が奪われてしまいそう。

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| HOUSE5 | 09:00 | comments(4) | trackbacks(0) | |
Fuse Presents Deetron (Music Man Records:MMCD033)
Fuse Presents Deetron
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ふしゅ〜ぅぅぅぅぅ…(気の抜けた音)。何だろう、この焦燥感は…。ベルギーテクノ名物・Fuseの最新作を担当するのは、かつてIntecやPhont Musicからハードテクノ+デトロイトテクノな作風でヒット作を量産していたDeetron。彼が以前出したMIXCDはデトロイトとハードなトラックを高速で繋いでいくかっちょいー内容だったのだけど、新作はまあ時代に流されたと言うべきかミニマルやらハウス、テックハウス中心の気だるくディープな音が中心。う〜ん、どうなん?この変わり様?僕が時代遅れなのかな?一応フォローしておくと確かに元からミニマル系だと言う概念があるのであれば、素直に格好良いと思えるよ。ただDeetronにかつて期待していた物を求めていた人は、合わないのかな。速さは無くとも粘りのグルーヴはあるしDJとしての底力は感じさせるけど、Deetronの個性はここに感じる事は出来ないんですよね。古いシカゴハウスなりが回されてオールドスクールなムードがある点には救われましたが。

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| TECHNO6 | 20:30 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Marcel Dettmann - Berghain 02 (Ostgut Tontrager:ostgutCD05)
Marcel Dettmann-Berghain 02
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ドイツこそがテクノ帝国である事は現状の繁栄を考えれば察しがつくと思いますが、近年良質なテクノをリリースしている新興レーベルのOstgut Tontragerもドイツ発信であります。Ostgut Tontragerはベルリンのクラブ・Berghainが運営しているレーベルであるらしく、そこのレジデントを務めているのがこのMIXCDを手掛けたMarcel Dettmannです。ドイツと言えば自分にとってはとにかく、ミニマル色濃厚なテクノと言うイメージが一番強く、いわゆるテクノらしいテクノを感じられます。そしてDettmannのプレイもやはりミニマル、そしてテクノをふんだんに使った内容で、最近のミニマルとは微妙に異なる昔のミニマルが感じられとても硬派な音でした。Radio Slave、T++(Monolake)、Deetron等の冷ややかなミニマル中心で淡々とストイックに、そして興奮と冷静の間を突き抜けていく様な中庸な展開を終始貫き、そのバランスの良さは絶妙の一言。そんな中、時折Kevin Saunderson、Shed、Strand、Tadeoなどのデトロイト系を差し込み、ぐっと盛り上げる表情を付けていくのもまた素晴らしいです。どこまでも無機質に、そして金属の様に硬く続く音楽、これこそ自分の求めるテクノの一つだと思いました。最近のひ弱なミニマルテクノに嘆いている人は、本作の様なミニマルテクノを聴いては如何でしょう。

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| TECHNO6 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Ben Sims - Ekspozicija 08 : Escapism Pt.2 (Explicit Musick:EXPLICITCD008)
Ben Sims-Ekspozicija 08 : Escapism Pt.2
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一時期は隆盛を誇ったハードグルーヴテクノももはや過去の遺産。ハードなプレイをしていた多くのDJがハードテクノに見切りをつけて、流行のエレクトロやミニマルにあっさり鞍替えする悲しい世の中。そんなハードグルーヴが下火なこのご時世の中、一人息巻いている真の漢がいる。その人こそかつてハードグルーヴで一躍シーンの最前線に躍り出たBen Sims。現在でもターンテーブル3台をフル活用し、バカテクで迫力に溢れたグルーヴを聴かせるハードテクノ好きにとっての神である。はっきり言って今のシーンの流れでは正直ベンシムスタイルでの活動は難しいと思われるのに、頑なにスタイルを変えない彼の心意気には敬意さえ抱いております。

さて本作でも以前と変わらぬバカテクで70分の中に41曲も詰め込む尋常ならざるミックスを披露していて、あれよあれよと移り変わる音の変遷はやはり凄い。一曲の中で良い箇所だけを繋げて常に盛り上げるのがこの手のミックスプレイの醍醐味で、かつてJeff Millsが実践していた事を現在に引き継ぐ巧みの技であります。選曲は彼の大好きなシカゴアシッドやデトロイトテクノ、そしてヨーロッパのテクノまで混ぜてざっくりと野性味溢れる音に仕上げております。しかし曲をただ繋げるだけではなく、多くの曲に彼がエディットを施していて良い感じのドンシャリした音になっていますね。音は洗練されておらず野暮ったいし曲も繋ぎ過ぎでどこかせわしないけれど、ファンキー度とトライバル度はやはり並々ならぬ内容と言えましょう。元々Jeff Millsに影響を受けていた自分には、この手のミックスは永遠に外せないですね。

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| TECHNO5 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Gilles Peterson - In The House (ITH Records:ITH23CD)
Gilles Peterson-In The House
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Defectedの名物であるハウスミックスシリーズ"In The House"の最新作は、なんとクラブジャズ第一人者であるGilles Petersonが担当。偉業とも言えるDJの選択ですが、どうやら本人はかなり本気でいるらしく久しぶりに最高の作品が出来たと自画自賛しております。確かにボリュームは3枚組ととんでもない量になっておりますが、さて内容はと言うと。

まずDISC1は完全にハウスをコンセプトにしており、伝統的なNYハウスから始まり、パーカッシブなハウス、テッキーなハウスと緩やかに盛り上がりを見せる好内容。爽やかに甘くライトな印象ながらも、滑らかな音触りが耳に心地良いですね。わざと難解にする事もせずハウスファンの多くが知っているであろうアーティストの曲も多く使われていて、ストレートにハウスの良さが分かる一枚ですね。

そしてDISC2はGillesのルーツが詰まっていると言う、ファンクやディスコを中心にミックスしております。と言っても自分はこの手の音楽は全く聴かないのでコメントが難しい。イメージとしては昔のディスコで流れる様な音楽でしょうか。生演奏中心でハウス史以前のハウスに近い物、ファンキーでブラック色が強くノリノリな感じですね。

最後のDISC3はこの企画の為に多くのアーティストが新曲を提供し、それを収録したミックスされていないコンピレーションです。ジャジーなハウスもシカゴハウスもラテンハウスも含め色々ありますが、そのどれもが新曲と言うのは凄いですね。クラブミュージックシーンでのGillesの信頼度、尊敬度の表れでしょうか。想像していたよりも格好良い曲が詰まっていて、曲を提供したアーティスト側も本気だと言う事です。

3枚組と言うなかなか聴くのは大変なボリュームですが、これは一聴の価値有りの名盤だと思います。また"In The House"シリーズにおいても、上位にランクインする素晴らしい出来ですね。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(2) | |
DJ Alex From Tokyo - Mi Mix (Octave Lab:OTLCD1110)
DJ Alex From Tokyo-Mi Mix
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NYに行ってしまったDJ Alex From Tokyoの新作MIXCDが登場。インディー的なリリースも含めると既に6〜7枚はMIXCDを出している位MIXCDに対して意欲がありそうですが、実際この人のMIXCDは毎回納得の出来なんですよね。特に今作は現場、イベントでのプレイをコンセプトに打ち出したリアルな内容。近年アレックスがよくプレイする曲を選んで現場の雰囲気を伝える様にしているそうですが、今までの彼のMIXCDの中で一番良いかもしれないですね。基本ハウスがベースとなっているんだけど、テクノ、ミニマル、ディスコ、ラテン、エレクトロハウスと今作はとにかく幅が広いです。序盤はディスコが流れてきたのであれ?って感じで心配したんだけど、中盤から恍惚感を誘うテクノ、エレクトロハウス系の音に変化してきて、Pryda、Joris Voorn、Carl Craigらの曲が目白押し。クラブでの盛り上がり方を想像させますね。終盤はエレクトロニックなハウス系で、気持ちの良い4つ打ちを保ったまま終わりを迎えます。今までの彼の作品と言えばソウルフルとかブラックネスを感じていたのですが、本作は一言クールって感じです。やっぱりテクノ系の音の比重が増えているせいなんでしょうかね?本当にクラブっぽい雰囲気が感じられて、お見事って内容です。

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| HOUSE3 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Darren Emerson - Global Underground 015 Uruguay (Boxed:GU015CD)
Darren Emerson-Global Underground 015 Uruguay
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中古5枚1000円で買った内の一枚、元Underworldのメンバーと言う説明も不用な位有名なDarren EmersonのMIXCD。ダレンと言えば以前ageHaでプレイした時には、客の空気読みまくって"Cowgirl"とか"Born Slippy"とかかけちゃって自分の中ではかなり評価落としたんだよなー。メタモでも同様に"Born Slippy"かけちゃったらしいけど、インタビューでは自分は本当はそうゆうのは回したくないって言ってたよ。ぶっちゃけそんな客層の事なんか考えないで、普段クラブでクラバーの為に回す時みたいにプレイすりゃ良いじゃんと思うんだけどね。

まあ以前のプレイが余りにもクラバーを舐めたプレイだったのでもう生で彼のプレイを聴く事は無いと思いますが、このMIXCDみたいなプレイをしてくれるのならまた聴きに行きたいとは思う。基本はテクノ寄りのハウスっつかプレグレッシヴハウスだけれでも、リズムはハウシーでも音はズンドコテクノ有り、ムードたっぷりのセクシー系有り、またはワイルドなシカゴ系まで意外にも音の幅は広いっす。プログレとは区分けされるDJだけどテクノの曲も結構多いので、自分には聴き易いっすよ。選曲の幅は広くてもごちゃごちゃした感もなく、滑らかに一曲一曲を大事に繋げて音楽の旅を体感させる内容ですね。そう言えばこの人、何時になったらオリジナルアルバムは出すんでしょうね?

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| HOUSE3 | 21:40 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Carl Cox - Pure Intec (Intec Records:INTECCD03)
Carl Cox-Pure Intec
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世間はもうクリスマス一色なんでしょうかね。でもクリスマスは大概男が女に指輪とかをプレゼントするだけのイベントなので、個人的にはぶっちゃけあってもなくてもどうでもいいわ〜と言う印象です。クリスマスなんかそんなの関係ね〜そんなの関係ね〜。

関係ね〜と言えば先日Carl Coxが来日してたからイベントには行きたかったけれど、仕事があったから行けませんでした。イベントがあっても仕事があればそんなの関係ね〜そんなの関係ね〜。定職に就いてからは行きたいイベントにも結構行けなくなってますよ。最後にCoxのプレイを聴いたのは3年前のYellowだったっけな、既に懐かしい存在に昇華しております。UKのヒットメイカーレーベル・IntecのボスであるCoxですが、DJの方も見かけまんまで超ファットで超ズンドコ系ミニマルだったんだよなー。今はどうか知らんけど。本作はCoxが自身のIntec音源のみを使用したMIXCDなんだけど、普段のCoxに比べると勢いや圧力が足らなくてちょっと肩透かしを喰らいます。勿論Intecの音源を使用しているので個々の曲はメロディアスでかつ適度にハードであり素晴らしいのですが、限界を突破する様なエネルギーは感じられないですね。無難に良い曲をまとめてみました〜って感じで、小綺麗に纏まり過ぎなんですな。CoxはMIXCDは他にも色々出しているので、他のを聴いた方がCox本来の力量が分かると思います。本作はあくまでIntecのショーケースMIXCDと受け取るべきですね。

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| TECHNO5 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
DJ Bone - Subject Detroit Volume 2 (Eukatech:EUKACD006-2)
DJ Bone-Subject Detroit Volume 2
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ずーっと前から欲しかったけど出荷が少ないのか、全然見かける事が無かった本作。ミックスを手がけているのはデトロイトでアングラに活動を続けるDJ Boneって言うテクノDJなんだけど、実は私はDJ Boneの音源は一枚も所有してないのです。でもこのMIXCDは一部で話題になっていたから気になっていて、それもそのはずトラックリストを見たらデトロイト好きはどうしたって心がときめいてしまう内容なのです。選曲見ただけで確実に素晴らしいってのは分かるんだけど、DJ Boneの手腕に因って更に素晴らしいミックスになっているんですよ。ここから感じるのはかつてのJeff Millsと同じスピリッツで、多分DJ Boneも相当にJeffの影響を受けているのではないでしょうか。パーカッシブでトライバルでファンキーで、矢継ぎ早に曲を繋いでいき、ここぞと言う瞬間でアンセムと投入するプレイは、どうしたってJeffの姿が浮かんでくるのです。猛々しい攻撃的な面とロマンチックでドラマを感じる面の2面性が同じプレイの中に共存し、聴く者を有無を言わさぬ圧倒的なパワーでぶっ飛ばす世界観に私も一発でやられてしまいました。いやーこんなMIXCDは本当に滅多に無いと思います、超絶プレイです、最高です。で入手方法なんだけど、実はSubject DetroitのHPで普通に売っています。送料含めると3000円弱にはなるけれど、それだけの価値はありますよ。

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| TECHNO5 | 21:50 | comments(3) | trackbacks(0) | |
Summer Sessions 2 Mixed By DJ Heather & Onionz (OM Records:OM-274)
Summer Sessions 2 Mixed By DJ Heather & Onionz
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ここ一週間猛暑が続いていて本当に死ぬかと思う位の暑さでしたが、週末でやっと快適な気温になりほっとしました。しかしラニーニャ現象だから猛暑だとかとってつけた様な解説を聞くけれど、○○現象ではなくて単純に温暖化してるだけだろうと突っ込みたくなります。○○現象のせいにするのではなく、現実に目を向けろと思うこの頃。

さて多少は暑さも解消された週末ですが、今日は猛暑にぴったりな夏向けの盛り上がりハウスMIXCDをどうぞ。リリースはやっぱり夏が似合うサンフランシスコのOM Recordsで、とにかく何も考えず開放的に踊りたいなら海が近い場所の音楽シーンなのです。一枚目はDJ Heatherなる女性DJがミックスを担当していて、シカゴハウス系の人だとか?確かにシカゴらしいスカスカでパンピンでファンキーな曲が数珠繋ぎになっていて、からっと乾燥した爽やかさとノリノリご機嫌なノリは夏向けと言うのが適切です。随分と明るい選曲で思考や意識とは別に誰でも盛り上がるのは明白ですが、個人的にはシカゴらしい凶悪で粗悪な音が前面に出る方が好きだったりします。でもまあ使い道としては海に向かうドライビング途中にでも爆音で聴けば、きっとスピード違反して海には着けない事でしょう。

しかし実は一枚目にはそこまで興味は無くて、テクノも使った二枚目に興味があったから購入したんです。だってFunk D'VoidもTechnasiaもLos HermanosもHardfloorもDeetronも入っているなんて、正に僕好みじゃありませんか!勿論ハウス中心のセットではあるけれど、その中にスパイスとしてクールなテクノがバランス良く入っているから、テクノ/ハウスのどちらのファンにも聴いて貰える様な内容です。ハウスにしても一枚目とは異なり多少ディープで感覚的に深みにはまっていき、ただ楽天的な一枚目とは雰囲気も音も違います。これは夏向けか〜?と疑問は湧いてくるけれど、むしろいつ聴いても楽しめる普遍的なミックスだからこっちの方が断然お勧め。テンションも一枚目より抑え目だし、ゆるゆるだらりと聴ける感じ。こちらは海から家に帰る途中のドライビング中に聴くと、喧騒の後の郷愁を味わえるかと思います。

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| HOUSE3 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Marco Bailey - Live In Ageha Tokyo (MB Elektronics:MBELEK035)
Marco Bailey-Live In Ageha Tokyo
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人は何故過ちを繰り返すのだろうか。もう買うまいと決めていたMarco BaileyのMIXCDを、またもや惰性で買ってしまいました。ベルギーのルードボーイことMarco Baileyは90年代から活躍するハードテクノ野郎なんですが、ここ数年はシーンのクリック化に合わせて彼もクリックやらエレクトロ色を増やしていき、今では過去のハードっぷりが殆ど見られなくなっています。中にはAdam Beyerみたいに上手くクリック方面に転向して活躍している人もいるけれど、大半はそこまで過去の経験とその転向が結び付いてないケースが多いのが実状だと思います。では2007年2月10日のageHaでのDJプレイを収録した本作はどうかと言うと、やっぱり低音シンセがブリブリばかりのエレクトロハウスばかりで激ハードな展開がないじゃないか〜。ミニマルでは無く展開は多いし享楽的で下品じみたシンセがモロ入っていて、やっぱり自分がマルコベに期待しているのとは程遠いな。メロディーが比較的多く導入されているからハードミニマルより一般的には聴き易いんだろうけど、以前のハードっぷりを知っているだけにその落差にはついて行けません。やっぱりズンドコハードなリズムにファンキーなパーカッションを被せたトラックを矢継ぎ早に繋いで、直球勝負で甘さ無しのハードテクノを聴きたいですよ。誰も彼もが同じ向きを向いている最近のシーンは正直痛々しく、最近ではエレクトロハウスだかクリックだか訳の分からん流行はさっさと終われと思っている次第であります。

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| TECHNO5 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
2007/04/14 Derrick May Hitek Soul 07 Feat. Ken Ishii @ AIR
今回はDerrick May+Ken Ishiiと言うテクノ好きが歓喜するイベントに言ってきましたが、最初に言っておきますが今まで行ったイベントの中でもワースト3に入るかもしれません。色々な悪条件が重なり全く楽しむ事の出来ないイベントとなり、非常に残念であります。正直こんな事があると有名なDJが出るイベントは、もう行かない方が良いのかなーとさえ感じてしまいました。取り敢えず続きで説明。
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| EVENT REPORT1 | 13:30 | comments(7) | trackbacks(0) | |
2007/03/30 Standard 7 @ Colors Studio
先週に引き続き今週もクラビング。今回は何とテクノゴッド・Ken Ishii主宰のStandardに、ゲストとしてDeetronを迎えたお得な一夜。この面子で入場料が2500円だったので素晴らしすぎです。そして場所は未経験の六本木にあるColors Studioと言う小箱。マニアックラブ閉店後は小箱に行く事もなくなった自分ですが、今回行って再認識したのは小箱はDJと距離が近くて一体感を感じられると言う事です。大箱だと確かに演出が派手なんだけど僕は派手さなんかはどうでもよくて、暗めの照明とアンダーグラウンドな雰囲気が存在すればそれで良いんですわ。今回は空いていたせいもあったかもしれないけれど、客層も落ち着いていて非常に過ごしやすい空間だったと思います。ただこの箱の難点としては男女各一つずつしかトイレが無い事。客が多い時は確実にトイレ行列が出来そうな予感でした。さてイベントのレポートをしたいのですが、今回はハプニングもありました。以下続きで…
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| EVENT REPORT1 | 10:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2007/03/30 (FRI)
Standard 7 @ Colors Studio
DJ : Ken Ishii, Satoshi Endo
Guest DJ : Deetron

2007/04/14 (SAT)
Derrick May Hitek Soul07 @ AIR
DJ : Derrick May
Guest DJ : Ken Ishii

2007/04/14 (SAT)
7by7 @ UNIT
Live : Luomo aka Vladislav Delay
DJ : Calm
saloon : RAMP
Live : Vladislav Delay aka Luomo

2007/04/21 (SAT)
Clash 20 @ ageHa
DJ : Dave Clarke, Hitoshi Ohishi
Live : Co-Fusion

2007/04/28 (SAT)
Club Phazon M_nus Special - Nothing Much @ Laforet Museum Roppongi
DJ : Richie Hawtin, Magda, Troy Pierce
Live : Mathew Jonson, Heartthrob, Gaiser

14日は悩むな〜。LuomoもDerrick Mayも行きたいし、困った!Club Phazonは多分行かねーな。もうリッチー食傷気味だよ。昔のハードなプレイなら聴きたいけど。なにげにDeetron+Ken Ishiiは熱い!Colors Studioは未経験だし行ってみるかな。
| UPCOMING EVENT | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Deetron In The Mix (Music Man Records:MMCD020)
Deetron In The Mix
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群馬温泉の旅行から帰ってきました。温泉に一杯浸かったので疲れは取れましたが、音楽の紹介は滞らずに行わなくては!と言う事で新年一発目の紹介は、スイスのハードトライバル野郎・Deetron。ハードなテクノを作りつつも、デトロイト系でも名作を作る事が出来る器用な男です。アーティストとして一流なのはフロアで使えるトラックをリリースしまくっているのでご存じでしょうが、DJとしても僕はかなり好きです。彼のMIXを好きになったきっかけは、彼が手掛ける公式MIXCDとして一枚だけ発売されている「Deetron In The Mix」のおかげです。使われているトラックは計37曲、さすがJeff Mills影響下にあるDJです。矢継ぎ早に曲をミックスして流れを損なう事なく、最後までだれずに聴けます。そして注目すべきはハードミニマルとデトロイトテクノを並べてミックスしている事。テクノ好きならばこの両者の掛け合わせで満足出来ない人なんて居ないんじゃない?ハードミニマルだけだと単調さが嫌って言う人もいるかもしれないし、デトロイトテクノだけだとちょっと激しさが足りないよねって事になるかもしれない。けれどもDeetronのプレイは、ハードテクノの激しい流れとデトロイトテクノの未来的なシンセサウンドが交互にやってきて、お互いを補完しあう様な相乗効果を見せていると思います。またハードはハードでも、かなりファンキーなトライバル調の曲が多いです。つまりは太鼓がポコポコ鳴り腰を直撃するパーカッシブな野性味に溢れ、まあ分かり易いと言えば分かり易いミックス。これを聴いて踊れないならば不感症の可能性有り!踊れる要素が全て詰まっているさ。

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| TECHNO4 | 22:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Deetron - Twisted (Music Man Records:MMCD027)
Deetron-Twisted
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なかなか日本に入ってこなくて待ち遠しかった一枚。スイス出身のハードトライバルテクノDJ、Deetronの何と初のアルバム。Jeff Millsの影響下にあるハードでファンキーなミニマルテクノから、デトロイトテクノの煌びやかなシンセを受け継いだ綺麗目のIntec系テクノまで器用に名作を生み出してきた彼ですが、アルバムはまだリリースされていなかったのですよね。EPではかなり良質な曲を送り出していたので、となればアルバムにも期待してしまうってもんです。と、ところがだ、アルバムは予想外にも大人しい作品になっているよ。むむむ、よくテクノにありがちなパターンで、EPはクラブ仕様、アルバムはリスニング仕様的な臭いが出てる。あちゃ〜、なんでテクノはこんなパターンが多いんだろう。EPの時みたいにクラブ仕様の曲を多めに入れてくれて構わないのにな。とぼやきたくもなりますが、このアルバムも悪い訳じゃない。ソリッドなデトロイティッシュテクノも当然あれば、渋く味のあるファンキーなミニマルテクノ、麻痺を起こしそうな位覚醒的なエレクトロハウス、そしてヒプノティックな歌物まで非常にバラエティーに富んでいます。なんだかんだ豊かなメロディーと締まりのあるリズムトラックで、耳に残る曲を作れてはいるのですね。ただただ欲を言うならば、ガツンと腰に来るハードな曲をもっと聴きたいです。いつだって挑戦は大事な事だけど、一本気な信条だって大事だと思うんだけどね。

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| TECHNO4 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Christian Smith - Ekspozicija 05 Tronic Treatment (Explicit Musick:EXPLICITCD005)
Christian Smith-Ekspozicija 05 Tronic Treatment
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テクノシーンでコンビを組むと素晴らしい作品を量産するアーティストがいる訳ですが、その中でも有名なのがChristian Smith & John Selwayでしょう。Intec Records、Tronic、Underwater Records、Ovum Recordingsなど人気レーベルからバカスカとヒット曲を量産し、フロアを賑わせる有名コンビです。Christian Smithは何度か日本に来日しているのですが、彼の過去のMIXCDを聴く限りだとグルーヴィーでハード、そして派手目のメロディーを使ったトラックも回して存分に盛り上がりやすいプレイだと思います。そして彼の久しぶりのMIXCDが先日リリースされました。一応ハードテクノのアーティストなのでハードな展開を期待していたのですが、序盤はクリックを通過した緩めのテクノ。う〜ん、彼までもクリック流行に毒されてしまったのか…。と思いきや4曲目・Robotmanで、ミニマルかつアシッディーなどどどファンキーな流れに身も引き締まります。そのままエレクトロハウスやディスコティークなベースの重いテクノを、徐々に肉厚に音を増していくようにじっくりと練り上げていきます。以前ならばフルスロットルでかなり盛り上げていたのでしょうが、今作では粘りのあるグルーヴに重点を置いている様に感じます。なのでハードテクノは殆ど使われておりません。終盤では多少ハードで派手な展開を持った自身の曲も回してピークを作りますが、またすぐにテンションを下げたり突き抜ける事がないですね。なんだか腑に落ちない点もありまして最初に聴いた時は、正直期待はずれだったなと言うのが本音。ただ何度か聴く内に、アッパーでハードな展開に頼らず一曲一曲を濃密に聴かせるプレイも、これはこれでぐっと来るなと認識を改めました。まあしかし、テクノと言うジャンルも以前とは本当に音が変わってきているなーと複雑な気分でもあります。

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| TECHNO4 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Marco Bailey - Sindustry (Ekspozicija Due) (Explicit Musick:EXPLICITCD002)
Marco Bailey-Sindustry(Ekspozicija Due)
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2月11日にageHaに来日するベルギーテクノのトップDJ・Marco Baileyこと通称マルコベ。元々はトランスなんかを作っていたらしいですが、僕が知っているのはハードテクノな作風になってからです。Primate RecordingsやMB Elektronicsからヒット作を送り出し、その他のレーベルからも数多くのリリースを行っておりますが、とにかくハードで痺れる格好良い作品が多いです。でもマルコベも近年のクリックハウス流行に乗っちゃったりして、クリック系のMIXCDを出したりお前もか!と突っ込みたくなった事もありました。以前のMIXCDはほんとゴリゴリな作風でいかにもハードミニマルだったので、別にマルコベのクリックにはあんま興味ないと言うか…。で彼のMIXCDの中でも僕がお勧めなのはやはり今回紹介する物です。ゴリゴリ感は前面に出てないのですが、ハードでメロディックなテクノを前半に多用して後半にバキバキに盛り上げるタイプなのでバランスが良かったのです。10曲目位まではDK9、Mr.Sliff(Adam Beyer)、Deetron等の色気のあるメロディーでじらしながら引っ張られて、後半は勢いで強引に持っていく感じ。まあ後半はちょっとマンネリ気味に感じられて面白味は余りないかなと思いましたが、マルコベなんで辛口に評価させて頂きます。なんて言いつつも疾走感のあるハードテクノなんで、結局よく聴いてたりします。ジャケットは最低ですがね(笑)

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| TECHNO3 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Ken Ishii - Play Pause, And Play (Sublime Records:IDCS1016/1017)
Ken Ishii-Play Pause, And Play
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先日のFuse-In @ ageHaでのケンイシイのプレイはどうでしたか?もう文句の付けようの無い素晴らしいプレイだったと思います。毎度の事ながらアグレッシブでバリエーションに富んだハードテクノで、それをいつのプレイでもテンションを保っている所が凄いですよね。実際、世界最高峰のDJ Awards 2004にて、Jeff MillsやCarl Cox、Sven Vathを抑えてベストテクノDJ賞を受賞した事が、現在の彼の実力を示していると思います。そんな彼の最近のプレイを丸ごと体験出来るのが、このMIXCD、しかもオンタイムとオフタイムの2枚組。オンタイムに関して言えば、確かに最近のDJプレイを丸ごと収録したかの如く、出だしのRenato Cohenの曲は実際のプレイでも最初に使いますよね。序盤はガツンガツンと硬めのトラックでハードにテンション挙げて、中盤は少し緩めてバリエーションを増やします。そして終盤ではメロディアスで派手目なトラックもばんばん使って、お決まりアンセム「Incident」でどかんっ!と来ます。しかしなんとなく先日出たばかりの「Ben Sims - Welcome To My World 」と似ていますねwでもKen Ishiiはハードだけれどもミニマル一辺倒じゃないので、テクノオタクじゃない人でもだいたい盛り上がれるプレイなんですよね。幅の広さが彼の人気の理由なんだと思います。その幅の広さをより生かしたのが、珍しいオフタイムセットの方。ざっくばらん過ぎだろうと突っ込みを入れたくなる程、色々な曲が入ってます。Anna Kaufen(Akufen)のドファンキーな隠れ名作トラックや、Jeff Millsのレアトラック、Isoleeのジャーマンディープハウス、Brian Enoのアンビエントまで、ゆっくりと耳を傾けて休みたくなる選曲です。これがKen Ishii曰く「ここ2、3年の自らの日常にもっとも近い作品」とコメントしていますが、こういった面があるからこそハードなDJ時にもバリエーションが生まれてくるのでしょうね。いや〜昔のインテリジェント期からは想像だに出来ない彼のプレイだけど、マジで凄いとしか言い様がないですね。テクノ好きは今すぐゲッチュ〜!

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| TECHNO2 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(3) | |
Funk D'Void - In The Mix iFunk (Cocoon Recordings:CORMIX008)
Funk D'Void-iFunk
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昨日Pascal FEOSのIn The Mixシリーズを紹介したので、ついでにこれも久しぶりに聴きました。Funk D'VoidはSOMA Recordsから毎回高品質なデトロイトライクなテックハウスを発表していて、そのシンセの美しさには定評があります。リミックスワークも外す事なく、リスニング系からアッパー系まで良い感じの仕事をしています。とにかくFunk D'Voidはアーティストとして素晴らしい才能を持っていて、僕の大好きなアーティストの一人であります。そんな彼のMIXCDがIn The Mixシリーズに初登場したのが、去年の話。実際のプレイはハードグルーヴと言う話を聞いていたので初めてこのCDを聴いた時、予想外にも結構大人しめで聴かせるプレイだったので困惑したものでありました。テックハウスメインなので音的には本人のイメージその物なのですが、終盤までとにかく緩い。メロウな曲をじっくり聴き込むための様な選曲です。流行のクリックハウスもエレクトロディスコも時折混ぜて、終盤までまだかまだかと引っ張ります。途中Carl Craig、Future Beat Allianceのデトロイト系を2発差し込み、少しだけはっとさせられました。でもまだまだ盛り上がりが足りません。結局ラスト2曲の綺麗目シンセなデトロイト系で感動的な盛り上がりを見せて終わるのですが(特にAdrenogroov等から作品を発表しているDan Corco & Fred Carreiraは素晴らしいです)、なんだか食い足りない感じでした。結局全体的にビートが弱かったと言うか、もう少しだけでもハードな4つ打ちが欲しかったかなと思います。緩いなら以前紹介したSteve BugのMIXCDも同じじゃないかと思いますが、あちらは4つ打ちミニマルで反復の高揚感がありました。こちらはミニマルでも無いし、グルーヴが稀薄になったJohn TejadaのMIXって感じですね。

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| TECHNO1 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Joey Beltram - Live @ Womb 02 (WOMB Recordings:WOMB-010)
Joey Beltram-Live @ Womb 02
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去年の11月にDeetronと一緒にWOMBでプレイしたJoey Beltramのプレイをそのまま真空パック詰め…と言う訳でもなく、実は後からある程度処理を施したMIXCDがこれ。それはさておきBeltramはNYをハードなテクノで長く生き抜いている素晴らしかったアーティストであり、昔の作品は今でも好きです。と言うのも最近はフィルターディスコ路線なので、ちょっと僕の好みとは違うのですね。フィルターディスコは嫌いじゃないけど、Beltramのはあんま好きじゃないだけ。でこのMIXCDも案の定フィルターディスコ満載で、デンデケベースがメインです。プレイがそんなに上手いとも感じないので、この人の場合とにかく派手な曲で盛り上げる感じだね。歓声を聞く限りでは良い感じで盛り上がっていたのではないでしょうか?しかしイントロはまじ酷い、これは悪夢だ。WOMBを嫌いな理由がここに凝縮されていると言っても過言では無い。いらねーMCをつけるな!TIMELINEの時もそうだったけど、ここは場の雰囲気を読める関係者はいないのかね?これは一体何のパーティーなんだ?とにかく一曲目だけは完璧に閉口です。でBeltramのプレイの話に戻るけど、一番の盛り上がり所はCaliber→Start It Up辺りかなと。やっぱり彼の曲は確かに格好良い。特に今でもKen Ishiiのプレイリストに載るStart It Upは砕岩機の様に、怒濤のパーカッション攻めで破壊力満点のベリーナイスなトラックです。注ですが、CaliberもStart It Upも実は10年以上前の作品です。昔はマジでハードエッジで格好良かったね。で後半はCaveの未発表曲からBen Sims Remixに繋げる辺りのトライバル感も宜しい。でもトライバルはここだけです。全体的に終始アッパーで休む事がないので、とにかく盛り上がりたい人向け。ここまで自分の曲ばかりを回すDJも珍しいけど、彼のエゴは相当な物なのだろう。NYと言う街で今までテクノ一筋で生き抜いてきた彼の、タフなDJのプライドみたいなのが滲み出ている。でも、個人的にはもろにシカゴハウス影響下にあった頃のコンピの「Joey Beltram-Trax Classix」がお薦めです。

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| TECHNO1 | 21:00 | comments(5) | trackbacks(4) | |
Kevin Saunderson - KS03 Deep Space Techno (Trust The DJ:TTDJCS052)

Kevin Saunderson-KS03 Deep Space Techno
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Derrick May、Juan Atkins、そしてこのKevin Saundersonがビルヴィレー・スリーと呼ばれるデトロイトテクノの創始者である。前者二人に比べるとケビンはハウスよりのトラックが多くて、いかにもデトロイトテクノと言う訳でも無かったのでデトオタにとって絶大な人気があった訳ではないと思う(売り上げは一番だったとは思うが)。しかーし、近年のケビンは圧巻のDJプレイにより評価もかなり高いのではないかな。作る曲はハウスなのに、DJはデリックやホアンに比べて躍動感溢れるハード+ラテン+ディープ+デトロイトなテクノでめちゃかっこいい。そんな彼のプレイをこのMIXCDで楽しめるのだから、悪い訳がない。しょっぱなズンズンズンと徐々に低音が大きくなり、何かを予感させる幕開け。その後もドンドンドンとぶっとい低音で流れを支配し、デトロイトライクな上物シンセがメロディックに仕立て上げる。常にアグレッシブに攻め続けるが大胆なイコライジングを効かせて、上手く展開も作っています。中盤ではメランコリックな自身の「Say Something」も使い、そして「Good Life」ネタの2曲「D-Clash」、「Man Alive」で盛り上げ、続けてデンデン唸りをあげるアンセム「Pontape」で発狂。最後はレイブ調の「Throw Your Hands」で決めっ!って昨年のAIRでのプレイと内容が似ている事を思い出しました。いや、しかしこのMIXCDは近年稀に見る出来だと思います。KS01、02も出ているけどそれを遙かに凌駕する出来。これはオールタイムフェイヴァリットに挙げられるべきMIXCDだと思います。Deep Space Technoの名に嘘偽りはありません。

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| TECHNO1 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Upcoming Event
2004/11/02 3RD.ANNIVERSARY feat. FABRICE LIG @ MODULE
2004/11/05 Cristian Varela、Ken Ishii @ ageHa
2004/11/12 CLUB PHAZON @ LAFORET MUSEUM ROPPONGI
DJ:Richie Hawtin、Ricardo Villalobos
2004/11/13 Present @ ageHa
DJ:Inoue Kaoru -exclusibe long set-
2004/11/19 VADE @ WOMB
SPECIAL GUEST DJ: JOEY BELTRAM、DEETRON
2004/11/19 RHYTHM & SOUND with PAUL ST. HILAIRE @ YELLOW
2004/11/20 DJ:DJ SPINNA LIVE:ANANDA PROJECT、KENNY BOBIEN @ YELLOW
2004/11/27 Oliver Ho @ AIR
2004/11/27 SECRET SERVICE meets KOMPAKT NIGHT Vol.6 @ UNIT
LIVE:THOMAS FEHLMANN DJ:Kentarou Iwaki、KAITO
2004/12/04 KERRI CHANDLER @ YELLOW
2004/12/10 SPACE LAB YELLOW'S 13TH ANNIVERSARY PARTY @ YELLOW
DJ:Lil Louis
2004/12/18 CARL COX @ YELLOW
2004/12/20 LAURENT GARNIER @ YELLOW
2004/12/22 FRANKIE KNUCKLES @ YELLOW
2004/12/25 FUMIYA TANAKA @ YELLOW

デトロイトテクノ好きとしてはファブリスリグは外せません。
ベーシックチャンネル好きとしてはRHYTHM & SOUNDは外せません。
トーマスフェルマンとカイトが一緒に見られるのも良いです。
リルルイスは最後のDJプレイをするらしいです。イエローがパンクしますね。
ローランガルニエが一年に二度も来るなんて、良くやったイエロー。
その他色々、年末に向けてイエローが特に頑張っています。
ageHaやAIRも後で豪華なイベントを発表するだろうけど、体が足りませんね。
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Adam Beyer - Essential Underground Vol.9 (DJ-sets.com:DJ022-2)
Adam Beyer-Essential Underground Vol.9
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テクノのMIXCDでは定番シリーズとなっているEssential Underground。今までClaude Young、Marco Bailey、Ben Sims、Christian Smith等人気者を引っ張り出してきたが、今回はスウェーディッシュハードテクノの雄、Adam Beyerが参戦。1枚目は普段の内容と変わらずゴリゴリで疾走感のあるハードテクノ。旬のトラックを使っていて、激しいのが好きな人にはかならず受けるものとなっています。そして2枚目なんですが、こちらは意外にもディープでゆるめのテクノ。最近はTruesoulなんてレーベルも立ち上げてデトロイトテクノっぽいトラックも作ったりしていますが、正にそれをイメージしたかのようなMIX。エレクトロ、テックハウスまたクリック系に近い物もMIXしてるんだけど、大人のMIXって感じで激しいのに疲れ気味な僕にはこの位が丁度良いかも。2枚目に使用されているTruesoulから出たJoel Mull、Cirez D、Henrik Bのトラックはまじカッコイイです。それにAdam Beyer別名義のMr.Sliff-The Riffのじわじわビルドアップしてゆくシンセも最高。Truesoulも含めてAdam Beyerは今後も要注目です。今回は1枚目より2枚目の方が内容的にはお薦めですね。取り敢えずトラックリスト見て下さい、買いたくなるでしょう。

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