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Deep'a & Biri - Dominance LP (Black Crow Records:BCLP001)
Deepa & Biri - Dominance LP
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2009年頃から活動しているイスラエルのDeep'a & Biriはそれ程知名度が高いわけではないかもしれないが、しかし例えば特にデトロイト・テクノに興味のある人にとっては、その存在は記憶に植え付けられているかもしれない。過去にはAril Brikhaとのスプリット盤を制作し、2016年にはDerrick MayのTransmatからも作品をリリースしている事からも分かる通り、その音楽性は確かにデトロイト・テクノと親和性がある。とは言っても単に模倣ではなく、その叙情性を引き継ぎながらもよりミニマルな機能性やダブの深い音響、催眠的なメロディーなどを盛り込んでいて、デトロイト・テクノに影響を受けながらもヨーロッパ方面の音楽性として推し進めている。さて、本作は彼らにとってはアナログ媒体としては初のアルバムになり、そして自身のBlack Crow Recordsからのリリースなのだから、きっと大きな自信があるに違いない。アルバムと言うボリュームを活かして彼らの魅力をふんだんに体感出来る内容になっており、これこそが真のデビューアルバムと呼んでも差し支えないだろう。オープニングはこれから始まるであろう壮大な世界を予見させる"Theories Of Lonliness"、ビートレスな作風ながらも深いダブの音響と叙情的なシンセのレイヤーによって、ディープの極みへと誘いの手を差し伸べる。続く"Voltage"からは完全にフロア向けの機能的なグルーヴが走り出し、低音の効いたひんやりとした4つ打ちに深くも官能的ですらある残響を控え目に盛り込み、大きな展開で振らす事をせずに催眠的なループで一点に収束させるように意識を集中させる。"Alpha Cephei"も抑制された4つ打ちと仄かな残響を用いてはいるが、コズミックに展開する上モノがデトロイト・テクノの情緒的な世界観と共通しており、重力から解放されたような浮遊感もあって心地好い。中盤の"Avicenna"や"Alkalinaty"は完全にフロアでの機能性重視なミニマルなループと淡々とした4つ打ちで持続性を打ち出していて、硬質で金属的なパーカッションやひんやりとした電子音の響きが荒廃した世界を浮かび上がらせる。よりダビーな電子音の残響が強い"Ecole De Nancy"は奥深く暗い空間演出があり、一方で疾走感あるグルーヴに繊細で宝石が煌めくような電子音のメロディーで装飾した"Flow Diverter"はデトロイト・テクノのエモーショナル性をよりモダンに洗練したようで、曲毎に機能性と叙情性を振り分けながらもどれも冷たい音質と深い残響が特徴だ。Deep'a & Biriのファンにとっては期待に応えてくれたアルバムであり、そしてまだ彼らを知らない人にとってはこれが彼らの代表作となるべき一枚にはなるであろうし、デトロイト・テクノ好きは当然としてダブ・テクノやベルリンの硬質なテクノが好きな人にもお勧めしたい。



Check Deep'a & Biri
| TECHNO13 | 11:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Hiroshi Watanabe - Threshold Of Eternity EP (Transmat:MS090)
Hiroshi Watanabe - Threshold Of Eternity EP

世界中のDJ/アーティストが羨望の眼差しで見るDerrick Mayが主宰するTransmatは、しかしそのDerrickの鋭い審美眼によって選ばれる事は容易い事ではなく、ただ知名度があるだけではレーベルからのリリースは叶わない。知名度は一切関係なく、その音楽に心を震わす事、情熱的である事、熱い魂がある事などによって選ばれると言う点では、名高いベテランも実力を秘めた新人にとっても変わりはなく、ただ音楽のみが評価される世界。そんなレーベルから日本人として初のリリースに至ったHiroshi Watanabeこそエモーショナルな音楽でDerrickを震わしたアーティストであり、『Multiverse EP』(過去レビュー)はレーベルにとっても、またアーティストにとってもエポックメイキングな作品となったのは、例えば収録された銀河のスーパーノヴァらしい壮大な"The Leonids"が大御所によってパーティーのこれ以上はない場面でプレイされた事などを含めても間違いはない。そんなリリースから2年、Watanabeは更に進化を遂げてレーベルへと帰還したのだが、そこで披露されるのは果敢にもビートレスバージョンである"The Leonids Strings"だ。踊らせる事を前提としたダンス・ミュージックというジャンルにおいてビートレスな作品は挑戦にも近いが、ここで繰り広げられるクラシックのような弦楽器のシンフォニーは余りにも壮大で余りにも情熱的で、例え刻まれるビートが無くともそこには深く広大な宇宙の広がりのような世界観が投影されている。原曲のビートやシンセは取り除きながら麗しい弦楽器のアンサンブルだけを強調する事でその美しい旋律がより際立っており、真夜中のフロアでプレイされたとしても神秘的な時間を作り上げる事が可能だろうし、既に実際にDerrickやWatanabeらを含むDJによってプレイされていると言う。そして裏面にはこれぞと言うダンス・トラックの"Into The Memories"が収録されているが、琴線に触れる物哀しさにも近いしんみりとした旋律をなぞるシンセのライン、そして近年よく用いているアシッド・ベースも控え目ながらも導入する事で覚醒感も煽り、デトロイト・テクノに存在する叙情性と同じ世界観を確立させている。ビートの有無にかかわらずWatanabeの音楽は胸を打つ情熱的なもので、だからこそDerrickが魅了されるのも当然であり、Transmatから世界へと熱い魂が放たれるのだ。



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| TECHNO13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Karim Sahraoui - Plenitude EP (R & S Records:RS 1804)
Karim Sahraoui - Plenitude EP
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ベルギーの名門テクノレーベルの一つであるR&S Recordsのカタログに、また新たなるアーティストの名が刻まれた。それこそデトロイト・テクノのソウルと共振する音楽性を持つKarim Sahraouiで、元々はDjinxx名義ではF-CommunicationsやDelsin等からもリリースしていたベテランかつ実力派アーティストだが、やはり近年の活動ではTransmatからのリリースでダンス・ミュージックの世界へと復帰したのが印象に残っているだろう。Derrick Mayに認められたエモーショナルなソウルを持ったテクノは、ある意味では近頃停滞しているデトロイト勢よりも更に本家デトロイト・テクノらしくもあり、だからこそTransmatの歴史の一部に加わった事も自然な出来事だったに違いない。その復活後以降は活動も軌道に乗りコンスタントに新作をリリースしていたが、ここに来てまた更なるキラートラックが届けられた。A面に収録された"Spy Of The Desert"は幽玄なパッドがふらふら酩酊しながらも彼にしては比較的エモーショナル性や大きな展開は抑制されており、その代りに疾走する勢いやグルーヴ感を持続しながらリズムで引っ張っていく機能性が重視されており、ミニマルなプレイとの親和性が高いか。本作ではB面の2曲がSahraouiに期待される音楽そのもので、"Born Again"はジャジーでスウィングするリズム感に柔らかいシンセのメロディーや幻想的に盛り上がっていくリフが用いられ、徐々に熱量が高まっていく情緒的な曲だ。だがしかし、彼のクラシックである"Nightflow"にも匹敵し、新たなるクラシックに成り得る可能性を秘めているのは"Before The 2nd Coming"だ。決して直球なダンストラックでもないためDJとしての使い所は限られるだろうが、荘厳でスピリチュアルなシンセパッドによる涙を誘う程の叙情性を旋律をなぞり、徐々に天上へと昇っていくようなドラマティックかつ甘美な構成を持ったこの曲は、正に90年代の栄華を誇ったデトロイト・テクノの時代から現在へと出現したテクノだ。少なからずともDerrick Mayの音楽性とも共鳴する熱き感情が渦巻いており、希望や癒やしと言ったポジティブな気持ちに満たされる。デトロイトがかつて程の勢いが無い中で、Sahraouiにはその穴を埋める存在として期待してしまうのも、本作を聞けば納得するに違いない。



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| TECHNO13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Deetron - DJ-Kicks (!K7 Records:K7359CD)
Deetron - DJ-Kicks
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3台のターンテーブルを駆使してヒップ・ホップ上りのミックステクでハード・テクノなDJをしていたのも今や昔、制作するトラックもいつしかメロウでソウルフルな感情性豊かな作品へと移行し、上手く時代の波に乗って進化を遂げてきたDeetron。マイペースで作品をリリースしアーティストとしての確かな評価を獲得しつつ、『Fuse』や『Balance』に『Fabric』等の名物MIXCDシリーズにも抜擢されてきたDJとしての手腕もあり、かつてのハードテクノ勢の中では面白い変化を見せながら独自の音楽性を確立しているが、遂にこの『DJ-Kicks』にも参戦とはやはり海外での評価は日本よりも確かなようだ。本作でも分かる通りテクノ〜ハウスの境目を融かすように混在させる選曲の審美眼、ダンスとリスニングの親和性、デトロイト・テクノやシカゴ・ハウスのクラシックからモダンな時代の曲までと、どれにも偏らずに一つの流れへと組み込んでいくバランス感は比類なきモノで、80分34曲に渡るシームレスなミックスは優雅でさえある。オープニングからしてCarl Craigのガラス細工のような繊細な美しさを発する"Goodbye World"で始まり滑らかにビート入りの曲がミックスされ、古き時代の変異体ディスコの"School Bell / Treehouse"でアクセントも盛り込みつつ、シカゴ・ハウス名作の"Waterfall (Deetron's DJ-Kicks Version)"で垢抜けないながらも原始的なソウルの感情性を高めていく。そこからもジャズ・ファンク色なBurnt Friedmannからインテリジェンス・テクノな趣きのSpacetime Continuum、変異体テクノのMorgan Geistなどジャンルはばらばらなれどエモーショナルな共通項で雰囲気を作っていく。中盤ではDJ Kozeの甘美なサイケデリアの"Let's Love"からRon Trent & Chez Damierの幻想的でディープな朝方をイメージする"Morning Factory"へと繋がる瞬間が得も言われぬ程に素晴らしく、そこからはややテクノ寄りにグルーヴ強めの流れへと入り、リズムの崩れたダブ・ステップや逆にソウルフルなボーカル曲も用いて後半に向けて盛り上がる。そんな中にも古き良き時代のAIテクノのBlack Dog Productionsによる"Flux"を聞くと懐かしさが込み上げたりもするが、DeetronやDJ Boneによる骨太で激しいテクノもミックスしながら突入するFloorplanからTerraceにDerrick Mayのデトロイト系繋ぎの流れは非常にドラマティックで、非常に押し引きが上手い。そして混沌としたベース・ミュージック風な"Old Fashioned"から一気にテンションが落ちて、レフトフィールドなポップソングの"Strange Emotion"で今までの喧騒から解放される静謐な閉じ方は心残り無く綺麗に音が消えていく。いまいち日本に於いてはその実力に対しての正当な評価を獲得しているようには感じられないが、本作はそんな評価を覆すには最適なMIXCDで、Deetronのエモーショナルな音楽性を十分に堪能出来る事だろう。



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Tracklistは続きで。
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| TECHNO13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2018/4/30 Underground Resistance as Depth Charge Live in Tokyo @ Contact
2016年、Taico Clubで初お披露目となったUndergorund Resistanceの新たなるプロジェクト・Depth ChargeはMad Mike BanksとMark Flashによるユニットだ。現在はバンドであるGalaxy 2 Galaxyが休止状態の為、その穴を埋めるようなプロジェクトかと思われるが、今回遂に都内クラブのContactへ初登場する。それをサポートするのはDJ WadaやKen Ishii、そしてセカンドフロアにはHiroshi WatanabeやTakamori K.らが集結と、完全にデトロイト魂なパーティーが開催された。
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| EVENT REPORT6 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Rhythim Is Rhythim - Icon / Kao-Tic Harmony (Vince Watson Reconstructions) (Transmat:MS 091)
Rhythim Is Rhythim - Icon  Kao-Tic Harmony (Vince Watson Reconstructions)
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リリースのずっと前から噂になっていて随分と待たされた2017年の目玉作品の一つ、それがRhythim Is RhythimことDerrick Mayによる名作であるIconとKao-Tic Harmonyのリミックス。手掛けたのは強烈なデトロイト・テクノ愛が自身の音楽性にも反映されているUKのVince Watson。歴史に残る名作のリミックスを行うのはおこがましい、または手に余る可能性が大きいのだが、そこはデトロイト・テクノの叙情性にも負けず劣らずな音楽的才能を持つWatsonであればこそ、原曲の魅力を損なう事なく現代のダンス・ミュージックに寄り添い機能性を磨いたリミックスを披露している。オリジナルへの敬意もあるのだろう、そしてオリジナルの揺るぎないクラシックたる存在感は、やたらめったらに手を加える必要はなくただその流れに沿えば良い。"Icon (Vince Watson Remix & Reconstruction)"はあの幽玄に微睡むようなぼんやりと浮かび上がるパッドはそのままに、Watsonお得意の物悲しくも闇の中に映える美しいピアノを加え、滑らかでハウシーな4つ打ちにする事によって他の曲とのミックスの相性も増した作風。オリジナルがその曲だけで成立する程のものだから決してミックスに向いているとは言えないが、それはWatsonによって幽玄さを保ちながらもツールとして使用される事も考慮したアップデートが成されたのだ。若かりしCarl Craigも制作に参加していた曲も、Watsonの手にかかれば繊細なブレイク・ビーツからハウスの4つ打ちに生まれ変わった"Kao-Tic Harmony (Vince Watson Remix & Reconstruction)"、これも曲のSF的なレトロ・フューチャーの世界観や壮大な叙情性は全く損なわれていない。繊細でパーカッシヴなリズムによる跳ね感は活きつつも滑らかに疾走するグルーヴが生まれ、そして物憂げで何処か儚くもあるシンセのメロディーはそのままに、デトロイト・テクノのソウルを大切に扱ったリコンストラクションだ。本作に限って言えばクラブ・ミュージックとしてのリミックスの妙を楽しむような作品ではない、寧ろオリジナル・デトロイトの音に忠実に今風な装飾を施した程度で、現在のダンス・ミュージックらしくツール性にも気を遣った再構築と捉えるべきだろう。驚くべき作品ではないが、ずっと心にあり続けていた音が今に蘇ったような懐かしさのある名作だ。



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| TECHNO13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
R406 - Chiba Boy #3 (Select Kashiwa Recordings:SKR-03)
R406 - Chiba Boy #3

デトロイト・テクノ愛を公言するYonenegaとZarigani.Rec名義でも活動しているChick Tack Coreaによる千葉のユニット、それがR406。2015年にはYonenagaによってSelect Kashiwa Recordingsが始動され、その音源は来日した際にDerrick Mayに手渡される事によりDerrickがフロアでもプレイする事で少しずつ認知されつつあるが、それは単に有名なDJがプレイしたからと言うだけで評価されるべきではなく、R406のデトロイト・テクノへの敬意とそこからの未来への眼差しがある事を理解した上で評価すべきだろう。本作はレーベルにとって3作目となるが、当初はデトロイト・テクノに固執するが故にやや古臭さもあったの否めないが、リリースを重ねるに連れて徐々にモダンなダンス・ミュージック性も兼ね備えて進化しており、この新作も今という時代にもしっくりとハマるエモーショナル性抜群のテクノになっている。"Twilight and Shadow"は音の数を絞りながらも抜けの良いタムや重低音が強調され、すっきりとしたキレのあるリズムが明瞭に浮かび上がる軽快なテクノで、近未来感のあるシンセのフレーズを用いてじわじわと持続感のある展開で引っ張っていく。ゴリゴリっと躍動感溢れる強いグルーヴが走る"Life"は、しかし美しいコードや繊細な電子音が散りばめられてディープな雰囲気はありながら、熱狂的なフロアの中で鳴るような劇的なエモーショナル性もある。B面にまるまる収録された"Walking On The Cloud"は8分にも及ぶ大作で、フロアでの機能性とデトロイト・テクノの叙情感を上手く取り込んだ曲で、やや荒々しいキックや鋭いハイハットによる滑らかなビートが走っており、そこに流麗で幻惑的なシンセのフレーズやSF感のあるパッドを用いてゆっくりと焦らずにドラマティックな流れを生んでいく。ビートの抜き差しも用いて動静/緩急も入れる事でより一層盛り上がりは強くなり、まるで暗闇が広がるフロアの中で星の瞬きのような美しい鳴りをした曲だ。作品を出す毎に着実にステップアップを重ね、最早デトロイト・テクノのフォロワーという以上に、R406の音楽性が確立されてきているように思う。尚、レーベルの4作目としてなんとHiroshi WatanabeとYonenagaのスプリット盤が予定されているそうで、アーティスト・レーベル共々期待すべき存在だ。



Check "R406"
| TECHNO13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2017/1/7 Hi-TEK-Soul Japan Tour 2017 @ Contact
2015年のカウントダウン、代官山Airのフィナーレを飾ったのがデトロイト・テクノの暴君・Derrick Mayだった。その後、渋谷には新たにContactなる新しいクラブが誕生したのだが、その名付け親もDerrickだったのは何か運命的なモノを感じやしないだろうか。そしてContactにその名付け親であるDerrickが遂に初登場となる今回のHi-TEK-Soulには、彼が運営するTransmatから日本人としては初の作品をリリースしたHiroshi Watanabeも参加するなど、待ちに待っていた一夜が到来した。
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| EVENT REPORT6 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2016/8/6 Hiroshi Watanabe Transmat “Multiverse” Release Tour Final @ Sankeys TYO
日本人としては初となるTransmatからの作品をリリースしたHiroshi Watanabeが、そのリリースツアーとして半年間に渡り日本各地のパーティーでプレイしてきたが、その集大成としてSankyesでツアーファイナルが開催される。そこにゲストとして呼ばれるのはTransmat繋がりとしてDerrick Mayのおかげでシーンへと復活を果たしたKarim Sahraouiで、彼の曲はテクノのみならずハウスのパーティーでもプレイされるなどエモーショナルな作風はWatanabeとも通じるものがあり、今回の初来日は期待していた者も多いだろう。勿論それだけではなく、ここに至るまでに積み重ねてきたWatanabeのライブも期待せずにはいられず、今夜その集大成を披露する事になるだろう。
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| EVENT REPORT6 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2016/7/22 FRUE -To the Moon and Beyond- @ Unit
知名度ではなく、まだそれ程知られてはいなくても間違いのない実力を持ったDJ/アーティストを招致し、日本のパーティーに新風を巻き込んでいるFRUE。今回はテクノを聴く者ならば恐らく大半の人がご存知であるThe OrbのAlex Patersonを呼んだのは、一見前述のコンセプトには反している。しかし、アンビエント黎明期から活動しテクノやハウスにヒップ・ホップやダブ、そしてロックまでを自由に繋ぎ合わせユーモア溢れる世界観を創るPatersonのDJは、唯一無二と言っても過言ではなく、今回はそんなプレイをオープン〜ラストの6時間で体験出来るのであれば、貴重な体験を提供する意味に於いて決して間違いではない。
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| EVENT REPORT6 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Deep'a & Biri - Echoic Memories EP (Transmat Records:MS95)
Deepa & Biri - Echoic Memories EP
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知名度は高いもののレーベルを運営するDerrick Mayの本業がDJ故に決して活発な活動とは言えないTransmatは、眠っていた休火山が突如噴火するような復活を果たす。数年ぶりの復活となる2016年も例によって一挙に4アーティストの新作をリリースするなど、レーベル30周年としての溜まっていたエネルギーが怒涛の勢いで噴出する活動で、久しぶりに注目を集めている。そんな新作の一つに選ばれたのはイスラエルの二人組ユニットであるDeep'a & Biriで、2009年頃からデトロイト・テクノのメロディーを咀嚼しつつ西洋風に洗練されたテクノを制作しているが、2012年にはTransmatの『MS00/Beyond The Dance Transmat 4』(過去レビュー)、2013年にはDerrickが監修をした『We Love... Detroit』に曲が収録されるなど早くからDerrickに見初められていたようだ。本作はこの3年間で制作され様々なダンスフロアでその鳴りをテストされた上で完成したそうで、Transmatというその存在に恥じないキラートラックになっている。ソナー音らしい反復とアシッディーなエグいサウンドの反復で覚醒感を煽る"Echoic Memories"は、大きな展開はなくとも闇に溶け込むような機能性があり正にフロアの為のダンストラックだ。"1406 Days"は一転してグルーヴはリラックスしたハウスのそれを刻み、静粛に浮かび上がってくる綺麗目のシンセのフレーズはデトロイト・テクノに通じるものがあり、刺激的なパーカッションも組み合わさってじっくりと盛り上がりを作る展開のある曲だ。"3 Forms Of Sadness"も霧のような空気感のあるパッドが美しくデトロイトの影響を滲ませ、すっきりとタイトなリズムや揺れを生むハイハット等によって爽快に疾走するフロア向けの作風で、そして”Ritual”は音の間を活かしつつダビーな音響のおかげでややディープ・ハウス寄りな音楽性もあり、収録されたどの曲もデトロイト・テクノのファンキーな要素は無いながらも彼等なりにその音楽性を理解し、そして現在のテクノシーンへと合わせた事でDeep'a & Biriの個性が生まれている。Transmatとしてもこうやってデトロイト外から積極的に実力あるアーティストをリリースする事で、レーベルが停滞しないように常に生まれ変わりを成しているのだろう。



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| TECHNO12 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Hiroshi Watanabe - Multiverse (U/M/A/A Inc.:UMA1078-1079)
Hiroshi Watanabe - Multiverse
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過去にはNYハウス全盛時代にNite Groovesから、00年代にはドイツはKompaktやIbadanにKlik Recordsと、日本よりは海外で評価を高め世界の著名なレーベルから作品をリリースしているワタナベヒロシ。そんな彼にとってもテクノの聖地であるデトロイトは夢のまた夢であったに違いない。そんな折、熱き情熱を持つ彼に共感したアーティスト/DJの一人にデトロイト・テクノのイノベーターでもあり、Transmatを主宰するDerrick Mayがいた。Yellowクローズ時のパーティーでのDerrickとの共演や出会いはいつしか長い交流へと発展し、その音楽的な情熱の共感は遂にワタナベの作品をTransmatからリリースする事へと繋がった。それが久しぶりのTransmatの活動の復活第1弾作品として2月にリリースされた"Multiverse EP"(過去レビュー)であり、国内でも早々とソールドアウトし、来日した海外のDJも真っ先にその曲をプレイするなど、やはりと言うか当然の如く既に注目を集めている。但しTransmatとしては現在はアルバムをリリースしない方針のためEPに続くアルバムは出ないかと思っていたところ、喜ばしい事に日本国内のみでEPと同時に制作された音源がアルバム化されたのだ。前述のEPからも分かる通りこのアルバムは時代を象徴する最新の音楽性と言うよりは、むしろデトロイト・テクノのクラシカルな部分の純度を高めて、無駄なギミックや展開を用いる事なくどれだけエモーショナル性を追求出来るか、そんな気持ちが伝わってくる内容だ。感動的なまでの美しいメロディーの展開や叙情的な世界観を演出する事に長けているワタナベは、当然デトロイト・テクノやTransmatとの相性が悪い訳がないとは思っていたが、それでもすんなりとあるがままに馴染んでいるとは、最早この邂逅が運命だったと言われても疑いようはないだろう。前述のEPは選びぬかれた作品だけにフロアのピークタイムに適した曲が多かったが、本作にはアルバムとしての構成を活かすようなバランスの取れた選曲がなされている。TR系を思わせるタムが爽快なグルーヴを生み躍動する"Inner Planets"、優しく包み込むようなストリングスが伸びる耽美なテック・ハウスの"Heliosphere"、そしてアルバムの終盤で幻想的なシンセとストリングスが融け合っていくアンビエントの"Time Flies Like an Arrow"と、EPの音楽観を壊さずに更にドラマティックな起伏を盛り込む事に成功している。ただただ熱き情熱を基にどれだけ人の心を揺さぶれるのか、それを訴えかけるような実に真摯なテクノは、デトロイトの愚直なマシン・ソウルと共振する。またボーナスCDとしてアルバムの曲をミックスした盤も付いているが、そちらはよりクラブのパーティーらしい興奮を呼び起こす高揚感があるので、なお一層盛り上がれる事だろう。



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| TECHNO12 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Microworld - Orange Sun (Curle Recordings:CURLE 055)
Microworld - Orange Sun
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もはや新作は出ないのではないかと諦めかけた時、または多くの人がその存在を忘れた頃に再度現れる、それがPhilip McGarvaことMicroworldだ。スコットランド出身で現在はメルボルンで生活をしているこのアーティストは、Derrick Mayに実力を認められ1999年にTransmatからデビューを果たすも、その活動は当初から断続的で数年毎に新作をリリースするものだった。本作にしても6年ぶりとなる新作なのだから、恐らく彼の人生に於ける音楽への比重は高くはないのだろう。そうだとしてもアーティストとしての才能は疑うべくもなく、久しぶりの作品でも初期のDerrick MayやCarl Craigのデトロイト・テクノを受け継ぐMicroworldらしい音楽性は全く変わらない。複雑で繊細なリズムにやや内向的なメロディーが素朴に響く”Grey Melody”は、その無駄を削ぎ落とした構成によってより思慮深さが際立つリスニング寄りのテクノで、想像力を喚起させるようなディープな世界観だ。一方で"Orange Sun"は躍動感のあるハイハットやパーカッションが刺激を生むダンス・トラックだが、爽快でエモーショナルなメロディーが地平線の遠くまで伸びるような正にクラシカルなデトロイトの雰囲気があり、朝焼けが似合うようなアフターアワーズ向けの開放感がある。最も真夜中のパーティーに合うのは4つ打ちスタイルのテクノである"Step Sequence"で、空間を切り裂くような金属的なシンセのフレーズに意外性を感じつつも、温かみを含んだ叙情性もあるデトロイト・テクノを現代風に解釈したようなモードもある。久しぶりの新作も旧来のファンやデトロイト・テクノを愛する者にとって、きっと愛着が持てるクラシカルな風合いがあり、これだけの才能があればもっと作品のリリースをと望むのは当然だ。



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| TECHNO12 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2016/4/23 Laurent Garnier @ Contact
オープニングパーティーからいきなりパーティー途中で営業中止となり、幸先が危ぶまれたContact。それから3週間が経過してようやくオールナイト営業へと戻り、久しぶりの来日となるLaurent Garnierのパーティーも準備は万全。テクノやハウスだけではなくジャンルを横断し、正に音楽の旅を表現するGarnierのプレイは今夜は一体どんな道を進むのか。
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| EVENT REPORT6 | 19:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Hiroshi Watanabe - Multiverse EP (Transmat Records:MS96)
Hiroshi Watanabe - Multiverse EP

デトロイト・テクノを体現するDerrick Mayが主宰するTransmatは、恐らく情熱的なテクノを愛する者にとってはいつかは自分の作品がリリースされたらと夢を見るレーベルの一つだろう。DerrickのDJ業が多忙を極めるが故にレーベル運営自体が決して順風満帆とは言えないが、忘れた頃に時々復活を果たすこのレーベルは何時だって注目の的だ。そして、予てからDerrickがその人が手掛けた曲を積極的にプレイしつつ、同時にその人と共演を果たしていた日本人が居る。その人こそKaito名義でも活躍するワタナベヒロシで、長年の関係が実を結び遂に彼の曲がTransmatからリリースされたのだ。元々エモーショナルで激情型のテクノを産み出す事には長けているワタナベ氏ではあるから、Transmatからの作品だからと言って無理にレーベル性に合わせたような意識はなく、寧ろ自然とそれに調和しているのは最早運命的とさえ言ってよいだろう。タイトル曲の"The Multiverse"からして広大な宇宙の遠く何処までも飛翔するようなハイテックなテクノで、その突き抜ける疾走感とドラマティックでさえある高揚感は正にTransmat的であり、そしてワタナベヒロシ節でもある。"The Leonids"では彼らしい叙情的なストリングスの中から胸を締め付ける切ないピアノのコードが浮かび上がってくるが、これは如何にも彼らしいソウルフルで熱さを伴うテクノで、何となくDerrickと共振する精神性が伝わってくるだろう。裏面の"Soul Transitions"はやや闇に潜り込むようなディープな質感があるが、じわじわと侵食する如くシンセのフレーズが反復を繰り返し、DJ視点で言えばツール的な要素が強いだろう。そして最後はふっくらとしたキックが安定感のあるビートを刻みつつ、小刻みに揺れ動くシンセのメロディーが疾走感を産み出す"Aperture Synthesis"が収録されているが、途中から浮かび上がる幻想的なパッドが壮大な世界観を演出する。見事なまでのテクノ・ソウル、レーベル性と違和感の無い音は、流石Derrickが自ら聴き込んで厳選してリリースする方針を貫いている証拠であり、決して縁故だけではなく音楽性を認めた証でもある。尚、アートワークはデトロイト関連では第一に名が挙がるAbdul Qadim Haqqが担当しており、当然デトロイト・テクノ好きな人を刺激するのは間違いなく、ここはデータよりもアナログで買うべきなのは言うまでもない。



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| TECHNO12 | 12:00 | comments(1) | trackbacks(0) | |
2016/4/2 Contact Opening Party -Deep Space- @ Contact
惜しまれつつも2015年末にクローズしてしまった代官山Air。知名度だけを重視するのではなく将来を期待された新星も積極的にブッキングする音楽面での確かなセンス、適度な大きさでアンダーグラウンドからポップなフィールドまでカバー出来る箱の作りなど、クラブ・ミュージックを愛する者にとっては無くてはならない存在だった。14年以上に渡る活動故にそのクラブのクローズは、パーティーに対する希望の喪失にも近い気持ちがあった。しかし2016年3月、そんなAirの意志を受け継ぐクラブの誕生が発表された。それこそがDerrick Mayが名付けたというContactで、YellowやElevenにAirのテイストを受け継いでビッグネームのDJと共に新進アーティストを同時に招聘し、アンダーグラウンドと道玄坂のメジャーな客層の融解を目指していく方針であるというクラブだ。オープニングパーティーは2日に渡って開催される事になり、その2日目にはElevenのオープニングを務めたFrancois K.がメインフロアを担当する。
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| EVENT REPORT6 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Stacey Pullen - Balance 028 (Balance Music:BAL016D)
Stacey Pullen - Balance 028
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近年は作品のリリースが殆ど無く、また来日も少ないためにどうしても記憶からは薄れがちだが、Derrick Mayの最後の愛弟子と称されるStacey Pullenは、間違いなくデトロイトの重要なアーティストの一人だ。Silent PhaseやBangoにKosmic Messengerなど複数の名義を用いてアフロ・ポリリズムが炸裂するファンキーなテクノを量産していた90年代の作品は、正にデトロイト・テクノと呼ぶべき叙情性と黒人のファンクネスの塊であった。しかし00年代以降はリリースペースも落ちて、時折MIXCDをリリースするなどはしていたものの、目立った動きは特に日本からは見えてこない状況だった。そんな所に大型MIXCDシリーズの「Balance」にPullenが参戦という話を聞きつけた時には歓喜したものだが、蓋を開けてみれば恐らくデトロイト・テクノのファンが期待する内容から外れてしまっているように思う。本人の説明では「今までにプレイする機会がなかった曲、そしてメロディアスな電子音楽」を意識して選曲したそうで、そして可能な限り最新の曲を使用している点を考慮すれば、挑戦しながらもトレンドも意識している点で評価はすべきなのだろうが、それがPullenに求められているかは疑問だ。CD1は淫らで色っぽいプログレッシヴ・ハウス風の"Strung Out In Reno (Marc Ashken Remix)"で始まり、それからもディープかつサイケデリックなテクノ〜ハウスでゆったりとした展開だ。中盤の"Dancing In Outer Space (The Revenge Rework 1)"からようやくキレのあるファンキーな持ち味も出てくるが、それ以降も黒っぽいと言うよりはエレクトロニックで妖艶なメロディーに幻惑されるようなじわじわとした展開が続き、これぞというデトロイトの叙情性や原始的な爆発力も見られず煮え切らない。CD2は序盤からPullenによるアフロ・パーカッシヴな新曲が続いて、いきなりダイナミックな流れで惹き付ける点は悪くない。そこから骨太な4つ打ちとヒプノティックなシンセが押し寄せる"Fine Lines"や、E-Dancerによるレイヴ調のど派手な"Foundation"に一直線に疾走するテック系の"2002"など、大箱を意識したであろう大仰な選曲はCD1よりはずっと魅力的だ。中盤以降は少しずつ安定感のあるグルーヴに移行する代わりに、よりメロディアスかつファンキーな、そして生っぽい要素も強めながらパーティーの終わり間近のようなしっとりした雰囲気へと変遷する。Pullenが説明したようにメロディアスな…との音楽性は確かに間違ってはいないが、かつて持っていた野性的なファンクネスはかなり後退しており、肩透かしを喰らってしまった。デトロイト・テクノというバックボーンから逃れる為の変化なのだろうか、挑戦はまだ試行錯誤の中にあるようだ。



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| TECHNO12 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2014/12/28 Leaves @ Origami
Iori WakasaとYou Forgotが2014年に立ち上げたLeavesは、まだ2回の開催ながらもどちらとも多くの動員を記録して、尚且つパーティーとしても非常に素晴らしい内容と話には聞いていた。不幸にも予定が合わずに今までは遊びに行く事が出来なかったが、3回目にしてシカゴからDJ Sneakが来日するとの事で照準を合わせて待っていたのだが…前日になり体調不良によりDJ Sneakのキャンセルが告げられた。正直に言えば非常に楽しみにしていた分だけ落胆を隠す事は出来なかったが、しかし若手有望株のIori WakasaとYou Forgotのプレイに期待し遊びに行く事にした。
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| EVENT REPORT5 | 17:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Deep’a & Biri, Aril Brikha - Hope (Black Crow Records:BC002)
Deep'a & Biri, Aril Brikha - Hope
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イスラエルはテルアビブで活動するDeep'a & Biriは、以前にはDerrick Mayが手掛けたコンピレーション「We Love... Detroit」にも曲が採用されるなど、デトロイト・テクノとも共振するサウンドが特徴だ。2013年にはテルアビブにてBlack Crow Recordsなるレーベルも始動させたが、そのレーベルの2作目となる本作では自身の作品と共にAril Brikhaの新作を収録している。イランで生まれたという共通点を持つ両者がテルアビブでプレイした際に、政治的問題に直面した経験から生まれそうで、売上の一部はパレスチナ問題の平和活動へと寄付されるとの事。さて、それはさておき"Isthar"と題されたArilによる楽曲は正に彼らしいもやっとした上モノがトランシーで、えぐいシンセベースも流れるように快楽的な旋律をなぞり、幾分か落ち着いて内向的な雰囲気ながらも自身の個性が的確に反映されたテクノになっている。一方Deep'a & Biriがリミックスした"Ishtar (Deep'a & Biri Remix)"は、先ずは空間の奥底で重く響くキックが目立っており、メロディーを闇の中に閉じ込めるように後退させながらダビーな残響を打ち出した重厚なテクノへと姿を変えている。裏面のDeep'a & Biriによる"Har Zion 110"も空間の広がりを感じさせる残響が活きており、幾重にも重なっていく透明感のあるシンセのサウンドは幻想的でも、またその無機質な印象がどこか凍てついて荒廃した世界を喚起させる。がそれをArilがリミックスした"Har Zion 110 (Aril Brikha Remix)"は、有機的な音質を伴い人肌の温もりを感じさせるメランコリーなテクノへと姿を変えるのだから、リミックスというものは面白いものだと思わせられる。両者がリミックスをし合う事で、よりアーティストの個性が浮き彫りになるという分り易い一例だろう。



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| TECHNO11 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Karim Sahraoui - Eternal Life EP Part 1 (Transmat Records:MS200)
Karim Sahraoui - Eternal Life EP Part 1
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Djinxx名義ではF-CommunicationsやCocoon RecordingsにDelsinなど、そしてElectronic Resistance名義では自身のSahkatekからエモーショナルな旋律と洗練されたスタイルを伴うテクノをリリースしていたKarim Sahraoui。00年代には定期的に作品を制作し高い評価を獲得していたように思われたが、本人は業界に失望し一時期は音楽業界を身をおいていたそうだ。奇遇にもKarimから曲を受け取ったDerrick Mayは才能を見込み、彼を鼓舞しながら音楽業界への復帰を促し、その結果としてTransmatのコンピレーションである"MS00 / BEYOND THE DANCE TRANSMAT 4"(過去レビュー)でKarimの新曲を2曲も収録するに成功した。本作はその続きとでも言うべきか、Transmatにとっても4年ぶりの新作であり、Karimにとってもきっと新たな出発となるべき注目作。"Nightflow"は前述のコンピレーションにも収録されていた曲だが、デトロイト・テクノのフォロワー的な立場である彼がTransmatに捧げたのも納得なマシン・ソウルが全開のテクノだ。積み重なるように反復するエモーショナルシンセの波が覆い被さり、途中では熱さが吹き出す管楽器のメロディーも組み合わさり、星の間を駆け巡るようなハイテックな感覚が満ちていく。そして完全に新曲となる"Stella"はパーカッシヴなアフリカン・リズムに内向的でしっとりした旋律を組合せ、どこか物悲しくもある切なさが心を揺さぶる正にデトロイト・テクノと呼ぶべき名曲だ。Derrick Mayによれば更にアルバムの用意も出来ていると言うが、その言葉を真に受けるのは良くないと思いつつ(笑い)、しかしどうしたってアルバムに期待せずにはいられない程にKarimは再度輝きを増している。

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| TECHNO11 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2013/8/30 Better Days @ 0 Zero
一夜限りのBetter Daysが復活。Takamori.K、No Milk、STEREOCiTI、Misuzuが集まり荒廃したデトロイトと言う街から生まれた希望をもたらす音楽によって、「ある日々が少しでもより良い日となる」ことを祈って主宰していたデトロイト・ハウスを中心としたパーティーがBetter Daysだった。2004年から2006年頃までの短い間ながらも早くからデトロイト・ビートダウンの普及にも務めるなど、もしかしたら早すぎるパーティーだったのかもしれない。今回はMisuzuは不参加ながらも日本に於いても黒人並みのブラックネス溢れるファンキーなプレイを実践するKez YMを招き、デトロイト・ソウルが還ってくる。
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| EVENT REPORT4 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Masterpiece Created By Carl Craig (Ministry Of Sound:MOSCD303)
Masterpiece Created By Carl Craig
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ジャンルを限定せずにダンス・ミュージックに於ける重鎮を起用して人気を博しているMIXCDシリーズ「Masterpiece」、その最新作には遂にデトロイト・テクノの中心に居座り続ける重鎮・Carl Craigが登場した。彼について言及しておくとアーティスト的な面でデトロイト・テクノをそこからより多方へと飛翔させた手腕の評価は誰もが認めているだろうが、その一方DJ面については大箱やレイブでは受けはするであろうド派手なプレイが際立ち、求道的に個性を確立させた音はそれ程聞こえてはこない。ここで本作に注目するとMIXCDはCD1の"Aspiration"だけであり、他は"Inspiration"と"Meditation"のコンピレーションとなっているので、つまり彼のDJに然程魅力を感じていない人に対しても十分な価値を持たせるものとなっている。

"Aspiration"について言えばデトロイト発のアーティストの作品を多用はしているものの、ここでは殆どデトロイト・テクノ的なエモーションを感じられる瞬間は無いだろう。出だしこそKyle Hallによる凶悪なアシッドテクノで強い印象を打ち付けるが、そこからはヨーロッパ的なテック・ハウス/プログレッシヴ・ハウスの端正な電子音を打ち出して、スムースなミックスを施しつつズンドコしたグルーヴ感と心地よい陶酔が広がるテック感を継続させ、良い意味では万人受けしそうな分り易い展開を作っている。後半ではヒット曲の応酬でフィルター・ディスコやデトロイト・ハウスにオールド・エレクトロなどCarlの派手な音楽性が見事に炸裂しており、盛り上がりと言う観点からすると十分な内容ではある。決して長年の経験を重ねた深みがあるわけではないが、大箱でのプレイを体験するようなエンターテイメントとして楽しめるMIXCDとして価値はあるだろう。

そして”Inspiration”はそのタイトル通りにCarlが影響を受けた音楽を選び抜いており、アーティストの背景を知る楽しみを持ち合わせている。年代もジャンルも多岐に渡り、ファンクにレゲエやダブ、ヒップホップにR&B、ジャズやボサノバ、そして勿論テクノまで収録しており、こんな選曲をクラブでは無理だとしても今回のようなプロジェクトの中でMIXCDとして披露すれば余計に面白いのではと思うところもある。

本作でリリース前に最も注目を集めていたのは"Meditation"ではないだろうか。なんと全曲未発表曲でボリュームはアルバム級と、つまり久しぶりのオリジナルアルバムと考えれば熱心なファンが反応するのは当然だろう。しかし"黙想"と名付けられているようにここには彼らしいファンキーなグルーヴも実験的なサウンドも無く、沈静化したアンビエントが広がる正に"Meditation"な音が待っている。フロアからは遠ざかった神妙で張り詰めたムードがあるが、その一方では電子音と戯れながら自由に音を鳴らしたようなラフスケッチ的な印象も受け、作品としては少々煮え切らなさもある。ただ目を閉じ音に耳を傾ければ、世の中の喧騒から解き放たれ雑念も消えるような瞑想音楽としては確かに合っているようでもあり、就寝時のBGMとして心地良さそうだ。Carlによる最新のダンス・ミュージックが聴きたかったのも本音だが、先ず先ずは新作が聴けただけでも嬉しい限りだ。

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| TECHNO10 | 17:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
MS00 / BEYOND THE DANCE TRANSMAT 4 (Lastrum:LACD-0235)
MS00 / BEYOND THE DANCE TRANSMAT 4
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テクノと言う音楽を聴く者にとって、おそらくTransmatと言うレーベルを避けて通る事は不可能に近いだろう。デトロイト・テクノのイノベーターであるDerrick Mayが1986年に設立したこのTransmatは、多くのダイヤの原石だったアーティストを世に知らしめ、デトロイト・テクノの代名詞にも近い程の評価を獲得した。Derrick本人はTransmatの音楽を単なるダンスミュージック以上の価値を持つものと考えている為、それらをテクノと呼ばれる事にはあまり納得していないそうなのだが、しかし本作を聴くと確かにDerrickの意図する事は分からなくもない。本作はレーベルにとって実に12年ぶり、通算4枚目となるレーベルコンピレーションだ。Transmatの過去の隠れた名作と共に、傘下のレーベルであるFragileからも、そして今後Transmatからもリリース予定のある若手、更にはDerrick自身の失われた未発表作までもが収録されている。収録曲の多くはダンスミュージックと呼ばれるテクノではある事に間違いはないが、それと共に音の持つ繊細な美しさは芸術的に磨き上げられ、感情を揺さぶる内省的な、もっと言えばシリアスな佇まいさえ浮き出ている。それはダンスフロアを離れた音がベッドルームで鳴る時にも、決して単調で飽きないように意識に働きかける音として(アーティストのその意図があったかどうかは抜きにしても)作られているようにも感じられるのだ。今までのコンピレーションと異なっているのはレーベル初期の作品から近年の作品、そして新作までも網羅した正にレーベルの歴史(の一部)である事だ。Choice(Laurent Garnier)やCarl Craig、Silent Phase(Stacey Pullen)の大傑作と共に、DjinxxやDouble HelixにTony DrakeやSans Soleilなどの一般的にはそれ程知られていない作品、そしてレーベル再始動のきっかけとなったGreg GowやDVS1の作品が網羅されている事は、Transmatの音楽性を包括していると言っても過言ではないだろう。また複数の若手アーティストの楽曲も、テクノの未来を切り開くべく可能性に満ちた内容となっている。最後にはDerrick Mayの作品が待ちわびているが、まあこれはある意味サービスとして収録された位の出来だ。それは逆にもはやDerrickが作品を作らなくても、レーベルには多くの才能が存在している事の証でもある。そのダンスの向こう側に存在する音を、是非体験して欲しい。

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| TECHNO10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
2013/1/5 KMS RECORDS "TRIBUTE TO DETROIT" @ Air
2013年も遂に始まりましたが、その一発目のパーティーはデトロイトテクノのベルヴィル・スリーの一人であるKevin Saundersonが登場。Juan Atkinsがオリジネーターであり、Derrick Mayはイノベーターであり、そして一方Kevin Saundersonはと言うとエレベーター、つまり売り上げ的な面も含めて最もデトロイトテクノを高みに上がらせたアーティストです。コマーシャルな作風ではありつつもテクノ/ハウスの両面でヒット作を量産し、メジャーへ殴り込みを掛けたその功績は疑うべくもありません。そして今回は彼が主宰するKMS Recordsをフィーチャーしたパーティーと言う事で、日本からもデトロイト・テクノ/ハウスに造詣の深いSTEREOCiTIやDifferent World(Claude Young & Takasi Nakajima)らが招かれ、デトロイト好きには堪らないパーティーが開催されました。
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| EVENT REPORT4 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2012/11/10 SOUND MUSEUM VISION 1st ANNIVERSARY Heartbeat Special @ SOUND MUSEUM VISION
2011年に渋谷にオープンした大型クラブ・Sound Museum Vision。その一周年記念としてこのクラブがリリースにも関連しているMIXCDであるHeartbeatのパーティーが開催されたのですが、そのゲストがデトロイトからDerrick MayとNYからFrancois K.によるCosmic Twinsと言うスペシャルユニットとなっており、東京でこの両者が同時にプレイした事は数える程しかない貴重な体験であるので期待を胸に遊びに行ってきました。
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| EVENT REPORT4 | 12:30 | comments(1) | trackbacks(0) | |
2012/5/20 Nagisa Music Festival Tokyo Edge Effects @ ageHa
今回金環日食に合わせてageHaで行われた"渚"に遊びに行ってきましたが、当ブログの過去記事を検索したところ以前ageHaに行ったのが2010年の7月末だったので、なんとほぼ2年ぶりのageHaへの訪問となりました。久しぶりのageHaと言う事もあり、また出演するアーティストも好みの人が多く楽しみにしておりましたが、日曜夕方から月曜朝までの開催と言う事もあり多少の危惧も感じておりましたがどうだったのでしょうか。
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| EVENT REPORT3 | 22:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Hiroshi Watanabe - Contact To The Spirits 2 (Octave Lab:OTLCD-1760)
Hiroshi Watanabe - Contact To The Spirits 2
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5年前にKaito名義でリリースした"Contact To The Spirits"(過去レビュー)はKaitoの魅力と、そしてKompaktとの共同プロジェクトとしてKompaktの魅力を世に伝える意味で特別であった。そして本作はそのタイトルの続編ではあるが名義は本名でとなり、Kompaktの制約も無くなるなど相違はあるが、やはり特別である事は曲目を見て気付くはずだ。一目見て気付くのは彼との繋がりもそれ程なさそうであったデトロイト・テクノやシカゴ・ハウスが導入されている事で、リスナーからすれば少々意外な印象を受けるだろう。しかし本人から聞かせて頂いた話では元々NYでの活動時代からそれらを好んで聴いていた訳で、本人の中ではデトロイト・テクノと結び付く事はなにも意外な事ではないと伺った。となると今それらが表面化してきた事は、レーベルや名義での制約から解き放たれ自分自身の中に常に存在する音楽を、自然と手繰り寄せミックスした結果なのだろう。だからと言って本作がデトロイト系のミックスであるとも思わない。やはりここで聴けるのはワタナベヒロシと呼べる音であり、それは優しく包み込み包容力やそれに相反する沸き起こる力強さを伴うテクノ/ハウスである。これまで以上にリズム/グルーヴの変化の付け方は深みを増し、幻想的なトランス感を呼び起こす音から生々しい肉体感を感じさせる音まで広がりを聞かせながら、曲と曲とを多層的に被せる事で未知なる展開を生み出す事に成功している。また一瞬足りとも気の抜けない流れの中で、最後には日本人の曲が3曲並んでいる事は同じ日本人として喜ぶべきだろう。無理な展開は感じさせずにそれらは当たり前の様に自然とミックスされているが、そこにワタナベさんが日本のダンスミュージックの期待を一身に背負っている気概は伝わってくるだろう。彼にとってもう6枚目となるMIXCDであるのに、停滞とは全く無縁であるどころか明日へと前進を尚続けている。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2012/5/4 DELANO SMITH "An Odyssey" Release Party @ eleven
Derrick Mayもが尊敬の眼差しを向けるデトロイトの現役アーティストでは最古参に属するDelano Smith。今年になって彼のキャリア初となるアルバムをリリースしたのですが、その時齢49歳ですよ、49歳。もう人生が半分を過ぎてからようやくアルバムをリリースすると言う遅咲きの才人(活動は長いんですけどね)ですが、DJだってばんばんこなして今でも精力的に活動中です。昨年末にも他の箱で来日プレイしていたのだけどその時は残念ながら集客にも恵まれず盛り上がりに欠けたパーティーだったのですが、それから半年を待たずしてアルバムリリースパーティーを兼ねて再度来日してくれたのでした。
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| EVENT REPORT3 | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Chez Damier - Can You Feel It (New York Dub) - The Steve Bug Remixes (Dessous Recordings:DESLTD02)
Chez Damier - Can You Feel It (New York Dub) - The Steve Bug Remixes
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ここ数年で完全に復活を果たしたシカゴ・ハウスの巨匠であるChez Damier。自身のBalance関連のレーベル運営や過去の名作のリイシュー、リミックスの提供に加え新作の制作まで非常に活発な動きを見せておりますが、今度は92年にKMSよりリリースされた彼の代表曲とも言える"Can You Feel It (New York Dub)"のリミックス盤がリリースされました。Damierのディープハウスはドイツのそれとも親和性が高いのか、本作ではドイツのミニマルハウスを切り開くSteve Bugがリミックスを担当しております。先ずA面の"Steve Bug Re-Mix"ですが、原曲のヒプノティックな質感は損なう事なくよりエレガントに、よりスマートな洗練を極めたクールなテックハウス仕様で、見事に現在形のハウスへと昇華させたリミックスと言えます。そしてB面には同じくBugによる"Steve Bug Re-Dub"を収録しておりますが、こちらはタイトル通りにボーカルよりもシンセの美しく伸びるトラック自体へと注目がいくツール的な仕様で、トラックの荘厳で幻想的な美しさが際立ちます。そしてもう1曲、なんと"Can You Feel It (New York Dub)"自体もリマスターされて収録されているのですが、実はこれを手掛けていたのはMKことMarc KinchenとDerrick Mayなのです。90年代前半のミドルスクールな空気感、NY系ハウスとも結び付くこのシンプルな4つ打ちにシンプルなシンセリフやストリングスを組み合わせたこのハウスは、古き良き時代感を持っているのは当たり前だがプリミティブな響きと力強いグルーヴを伴っており、今尚輝きをは失っておりません。時代を軽々と飛び越えるこのクラシカルな曲は、ハウスの踊れる心地良さを雄弁に語っております。

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| HOUSE7 | 09:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kevin Saunderson In The House (Defected Records:ITH43CD)
Kevin Saunderson In The House
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来日目前にしてデトロイト御三家の一人・Kevin Saundersonの5年ぶりのMIXCDが、なんとハウスレーベルではメジャーとも言えるDefectedよりリリースされました。originaterであるJuan Atkins、innovatorであるDerrick Mayと比べるとSaundersonの知名度は日本に於いても低い様に思われますが、elevatorとして認められる彼の功績は其の実三人の中で最も売上を伸ばした事であります。特にInner City名義によるソウルフルな歌物ハウスはデトロイトと言う枠組みを越えてメジャーシーンに於いても大ヒットし、前述の二人がテクノを開拓するのに対しSaundersonは徹底的にハウスに拘りデトロイトの知名度を上げるのに貢献していたのではないでしょうか。逆に言うと(今回もDefectedと組んでいるし)結構商業的な面は否めないのですが、その分だけDJプレイについては比較的広い層に受ける大箱向けの大味なセットも得意で盛り上がるのだと思います。ただ以前はトライバルかつハードなテクノ中心でズンドコと上げ目なプレイをしていた彼も、本作ではDefectedとの絡みの影響もあるのかスピード感は抑えてハウシーな要素の強いトラックで焦らすように低空飛行を続けるプレイを披露しております。00年代のハードテクノの終焉と共に時代に合わせて変化したのか、そんな点も含めて上手くシーンに適応する才能はやはり御三家の中では一番ですね。そして一番の醍醐味は躊躇なく自身のクラシックや現在ヒットしている曲をプレイする事で、本作に於いてもリリースしたばかりの"Future"や"Good Life"の2011年バージョンを回すなど、焦らしてからのタイミングを測ってお祭りの如く盛り上げるプレイが特徴です。どうせ派手にするなら硬めのテクノも織り交ぜて突き抜けても良かったんじゃないかと思いますが、Inner Cityでの活動はハウスである事を考慮すると本作に於いてもハウス中心なのは何もおかしくない訳ですね。

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| HOUSE7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Minguss - Night Of The Vision (IZIDOA disc:IZDA-1001)
Minguss - Night Of The Vision
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広大な夜空には人の目には感じられない程の光で輝く星が数多ある。普段は感じられないその存在だが、しかし確実にそこに存在する。そしてMingussもまだ我らが見ぬ静かにひっそりと輝く星だったのだろうか。Mingussは元々クラシックを嗜み音大在学中にはジャズに没頭していたのだが、突如として彼女の音楽性を一気に変える邂逅があった。それこそがDerrick Mayの熱狂的なDJであり、デトロイト・テクノであり、その偶然の出会いが彼女が求める音楽像を一気に変えてしまったのだ。またManuel Gottschingの音楽にも魅了された彼女はベルリンまで行きGottschingとも交流をするなど、急速にエレクトロニック・ミュージックへ傾倒をしている。そして世界中で活躍しているお馴染みのHiroshi Watanabeのサポートを得て制作された本作にて、Mingussは目に見えぬ星から眩い光を放つ星へとなるだろう。プロフィールの説明だけで長くなってしまったが、本題に入ろう。テクノに可能性を見出して完成させた本作は確かにテクノであるが、それはダンスフロアの為のだけの音ではなく密室から生まれた想像力溢れる電子音楽でもある。しなやかに紡がれるポップかつ夢見心地なメロディー、重厚感と相反する浮遊感のあるシンセのサウンド、深い透明感と神聖な佇まいを響かせる彼女の歌が自然と融和し、真夜中のハイな気分になれるテクノトラックから夜が明ける頃のドラマティックな歌物トラックまで、アルバムと言うフォーマットの中で一つの物語が繰り広げられる様に場面が切り替わり展開する。Kaitoらしい荘厳な美しさやGottschingらしい官能的なトランス感覚も聞こえてくるが、本作では更に女性らしい繊細でソフトな印象が際立っている。Hiroshi Watanabeプロデュースと言う力添えも影響しているのは間違いなく、ワタナベさんがミックスダウンやマスタリングなどを行う事で彼女の音楽性の方向を忠実に押し進め、Mingussの音その物に更なる繊細さや温かい包容力を与えているのだろう。まだ序章と言えるMingussの音楽、彼女の可能性に期待が大きくなるばかりだ。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Mike Huckaby - Tresor Records 20th Anniversary (Tresor Records:Tresor.245)
Mike Huckaby - Tresor Records 20th Anniversary
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今でこそドイツテクノのメインストリームではなくなったが、かつてテクノと言えばここが真っ先に上がる位に勢力を誇っていた老舗中の老舗であるTresor Records。工場跡地を利用した如何にもドイツ的なシチュエーションのクラブに、そして今では重鎮と言える迄に成長したアーティストを率先的に紹介し続けてきたレーベル、その両面でTresorは世界のテクノをリードし続けてきた。特にSurgeonやJoey Beltram、Fumiya Tanakaの世界的リリースと言ったハードテクノに於ける功績は言うまでもなく大きく、何と言ってもレーベルの初のリリースがUnderground Resistanceだった事は驚きだ。またDerrick Mayをして「デトロイトはドイツの衛星都市だ」と言わしめた程にデトロイトとベルリンの結び付きは強く、URに始まりJeff Mills、Eddie Fowlke、Blake Baxter、Juan Atkins、Robert Hood、Drexciyaを積極的にヨーロッパに持ち込み、享楽的な面を排し切実な現実を生き抜く為の硬派なテクノを迷いなき信念を以てして推し進めていた。そんなレーベルも2011年で遂に設立から20年が経ち、その記念盤としてデトロイトからMike Huckabyを迎えてMIXCDをリリースした。音だけ聴けば身も蓋もない言い方をすれば一昔前…どころか現在の時流であるBerghain周辺のテクノの丹念に練り上げられた音は無く、今聴けばそれ程ハードにも感じられず音圧や圧倒的な勢いも、かつて感じていた程には感じられないだろう。時の流れは無常なのだろうか、いやしかしここにはハードテクノもミニマルもエレクトロもゲットー・ファンクも同列に並べられているが、Tresorの快楽や享楽からは距離を置き闘争心剥き出しのスピリッツが一貫して感じられる。例え音そのものは古くなろうともTresorの生き様や意思が、今のベルリンに影響を与えた事は間違いなく、テクノの原点を理解する意味でも重要な記念碑となるであろう。

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| TECHNO9 | 13:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Orlando B - The Harlem Connection EP (Undertones:UT013)
Orlando B - The Harlem Connection EP

UKはエジンバラ出身のOrlando Bが流麗でディープなハウス作品を続けて送り出しています。特に10、11年と続いてデトロイト〜シカゴのハウスに力を入れているYore RecordsからEPをリリースした事で着実に成果を上げ、そしてなんとDerrick MayのMIXCDにも曲が使用されると言う快挙を成し遂げ、脂の乗ったタイミングでの新作もこれまた黒さとエモーションを兼ね備えた内容です。タイトル曲は粘り強いベースラインやどっぷり地に根を下ろしたリズムでじわじわ侵食するビートダウン系で、迫力あるスクラッチや端整なシンセのリフを導入しファンキーなディスコっぽさをモダンに解釈した逸品。そしてそれを日本から世界に羽ばたいたハウスDJ・Kez YMがリミックスしているのですが、こちらは一転力強い4つ打ちに仕立て上げておりますが艶のある音色やボトムの厚みがより真夜中のピークタイム仕様に適しており、DJ活動が楽曲制作にも良い影響を与えているのだろうと感じられます。裏面には"Back 2 Basics"なる恥ずかしくなるような直球タイトルの曲が収録。これがタイトルまんまでスムースにドスドス地面を打ち付けるキックに軽快なパーカッションが絡み、優美なストリングスが舞い踊りピアノが控えめに上品さを演出するディスコハウスで、ここまで恥ずかしげもなくオールドスクールな味を打ち出されるとそりゃ抗えません。今後に期待を抱かせるには十分過ぎる気持ちの良いハウスの一枚です。

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| HOUSE7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
BEST OF 2011
あけましておめでとうございます。2011年は東日本大震災や原発事故と言う想像だにしなかった災害が日本を襲い、その影響で音楽シーンにも暗い影を落としていたように思われます。しかし多くの海外からの支援や、また国内のチャリティー活動もあり少しづつではありますが、復興に向けて進んでいるのも事実です。そしてそれは音楽と言う文化に於いても同様で、一時期は萎縮してしまったパーティーやクラブミュージックも今ではまた以前と同じ位までに活動を盛り返しております。そんなご時世の中で素晴らしい音楽も、特にそれが日本から多く出てきた事は本当に喜ばしい事で、そんな音楽は僕に人生を楽しく過ごす為の原動力となってくれています。さて今年も本当に沢山の音楽を聴きそれぞれが素晴らしかったのでどれがベストと言うのも難しいのですが、今の気持ちで気に入っている作品を選んでみました。皆様のポジティブな力の原動力となる事を祈って紹介致します。
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| BEST | 09:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Heartbeat Presents Mixed By Derrick May×Air Vol.2 (Lastrum:LACD0216)
Heartbeat Presents Mixed By Derrick May×Air Vol.2
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昨年13年ぶりに新しいMIXCDをリリースしたデトロイトの巨匠・Derrick May。インタビューでの彼の発言からは何処までが本気なのかよく分からない適当さを感じさせるが、その一方で東日本大震災の直後にも拘らず来日しAirやDommuneでプレイした数少ない外国のアーティストであり、良い意味で不真面目に熱い男でもある。だからこそとりわけ日本に対し特別な感情を持っている彼が、またこうして前作から2年も経たないうちに日本向けに新作を出すのは不思議な事ではないのかもしれない。前作に続き相変わらずの一球入魂っぷりが感じられる一発録りのライブレコーディングで、事前に組み立ても考えずその時その時の気持ちに任せた選曲には老獪に練られた流れはないものの、前作に比べると全体を通し音が鮮明でありながら逞しいグルーヴもあり、何よりもエモーショナルな気持ちの揺さぶりたるや前作の比ではない。テクノ、ハウス、アフロ、ジャズ等を入り混ぜたアフリカンな躍動感に合わせて鳴らされる熱き情熱的な音は、震災後の日本への応援の気持ちも込められているのかもと思ったりもするが、それに加えて彼がターンテーブルとあくせく格闘しプレイするからこそ生まれるものなのだろう。流れに関しては前述したように確かに勢いに任せているものの、選りすぐられた曲は普段のファンキーでラフな曲に加え湿っぽく感傷的な曲の比重が増えており、だからこそ力強さとメランコリーに介在するプレイとなっているのだ。前作も悪くはなかったが、新作は前作以上にクラブでの脂の乗っている時間帯のプレイを表現しており、クラブで体感出来るの最高の高揚感を感じさせてくれるに違いない。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(2) | |
Global Communication - Back In The Box (NRK Music:BITBCD05)
Global Communication - Back In The Box
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アンビエント、テクノ、ハウス、ボサノバ、エレクトロ、クラブジャズ、そしてダブステップ…Tom MiddletonとMark Pritchardのそれぞれソロとして、又は二人でのユニット・Global Communicationとして、テクノ黎明期から様々なジャンルを開拓してきた二人。ここ15年以上はお互いに距離を置き別の道を歩んできた二人が、今年になり遂にGlobal Communicationとして復活を果たしライブ活動も行うなど期待を感じさせますが、その流れでを受け継ぎGlobal Communication名義でのMIXCDも制作しました。しかもNRKが提唱するバック・トゥ・ザ・ベーシックスのシリーズを担当するなんてきたら、そりゃ彼等のマニア心も駆り立てられたのか、80年後半から90年前半のデトロイト・テクノやAI系と呼ばれるピュアテクノ、そして美し過ぎるアンビエントまで盛り込んだテクノ黄金時代を象徴する選曲を行っております。所謂テクノクラシックと呼ばれる作品を選びつつも、表立ってはいなかったものの玄人受けする隠れ名曲まで掘り起こすその知識とセンスたるや、流石に時代の寵児であった事を感じさせずにはいられません。R & SやWarp Records、Eevo Lute、Planet-Eをはじめとするその時代を象徴していたレーベル等から今尚輝きを失わない名曲を選りすぐりし、Disc1はダンスオリエンテッドに、Disc2はリスニング寄りのプレイを聴かせてくれます。新鮮味は当然皆無ながらも再度90年代前半のテクノを聴くと、今よりも洗練さや熟練と言う点では劣るものの、それ以上にアイデアや衝動を重視しテクノの自由な創造性が溢れていた事が感じられます。そう、テクノとは元来解放されたエクスペリメンタルな音楽であるべきで、それを遂行していたのがGlobal Communicationでもあったのだから、ここで聴けるテクノは彼等の指標でもあったのでしょう。普通のクラブで盛り上がるようなDJMIXとは全然違うけれど、テクノの歴史を紐解くアーカイブとして大層役立つ内容である事は断言します。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2011/7/8 Hi-TEK-SOUL @ Air
Derrick MayによるDerrick Mayの為のパーティーと言っても過言ではないHi-TEK-SOULに、Derrick本人の強力なプッシュによりTransmatからの作品でも評価を得たGreg Gowが登場(ちなみに日本初来日だそうな)。Gregはカナダのアーティストではあるけれど、その作風は確かにデトロイトテクノやTransmatの系譜にも入るエモーショナルかつファンキーなもので、DJプレイもきっとデトロイトを意識しているのだろうと期待して遊びに行きました。
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| EVENT REPORT3 | 09:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2011/3/4(FRI)
STERNE @ Womb
Live : Hardfloor
DJ : Takkyu Ishino, Ten

2011/3/5(SAT)
FACE presents Andre Collins Japan Tour 2011 @ Eleven
DJ : Andre Collins, Ryo Watanabe

2011/3/5(SAT)
Only 1 DJ @ Grassroots
DJ : Keihin

2011/3/11(FRI)
CITY TRIANGLE VOL.2 @ Air
DJ : Ken Ishii, Mickey Zhang
LIVE : O.N.O

2011/3/12(SAT)
Return of The DJ 7 Hours @ Oppala
DJ : DJ Yogurt

2011/3/12(SAT)
Larry Heard Japan Tour 2011 @ Eleven
DJ : Larry Heard, ACKKY, Kez YM

2011/3/19(SAT)
Chez Damier in Tokyo @ Eleven
DJ : Chez Damier, STEREOCiTI, Remi, Kouki.K

2011/3/20(SUN)
The Boss @ Liquid Loft
DJ : 高橋透×Jazzy Sport Crew(cro-magnon, Out Of Control a.k.a Naoki Nishida, OKD)

2011/3/25(FRI)
Andres Japan Tour 2011 @ Air
DJ : Andres, T.Seki
Live : Coffee & Cigarettes Band

2011/3/25(FRI)
The Oath @ Oath
DJ : DJ Yogurt, Altz, Gonno

2011/3/26(SAT)
Hi-TEK-SOUL @ Air
DJ : Derrick May
| UPCOMING EVENT | 12:00 | comments(5) | trackbacks(0) | |
Aril Brikha - Deeparture In Time - Revisited (Art Of Vengeance:AOVCD001)
Aril Brikha - Deeparture In Time - Revisited
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デトロイトテクノ史において名を残したDJ Rolandoの"Jaguar"が大ヒットした前年、それと同じく重要な位置付けである"Groove La Chord"がリリースされた。それをリリースしたのは当時弱冠22歳、しかもスウェーデンと言う外部においてデトロイトの御大・Derrick Mayに認められた存在であるAril Brikha。Derrick Mayが運営するFragile Recordsから華々しくデビューを飾った新人だった。デビュー作の"Groove La Chord"は奇跡的とも言える大ヒットを記録し、今尚フロアでよく耳にする大傑作となった。その勢いで2000年にリリースした1sアルバム"Deeparture In Time"もデトロイトテクノの名盤として語り継がれる評価をものにし、その後も寡黙な活動ながらも水準の高いテクノトラックを世に送り出し今に至る。そしてデビューアルバムから10年、廃盤となっていたそのアルバムがリマスター化+未発表曲集の2枚組として蘇った。エッジの効いたファンキーなグルーヴと柔らかい幻想的なパッドは黒さの無いエモーショナルなデトロイトテクノとでも言うべきか。洗練に洗練を重ね上澄みを掬い上げたようにソウルフルで情緒がしっとりと奏でられる音は、マシンソウルと呼ばずにはいられない。95〜99年に制作された未発表曲集にしても何故にこれが世に出なかったのか、不思議な程に実に感情的でグルーヴィーなテクノ満載となっている。もし貴方がテクノを好きで、しかしまだ本作を持っていない…と言うのであれば、それはテクノを聴く上で最も美味しい一部を味わっていないと断言する。そしてこの10周年記念盤は、まだ未開拓である若いテクノリスナーをこそ間違いなく刺激するであろう。

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| TECHNO8 | 12:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
The Plan - D. Part Vol.1 Innerspace (Submerge Recordings:SUBCD-3022-2)
The Plan - D. Part Vol.1 Innerspace
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昨年末からアマゾンでもデジタル配信が開始されておりますが、URとも交流の深いデトロイトのレーベル・Submerge Recordingsの音源も続々デジタル化されております。本作はMike Banksも賞賛しているCliff ThomasとJon MacNishの二人から成るThe PlanのMIXCDで、リリース自体は2007年なのですが目出度くデジタル化されました。デトロイトの新世代が取り組んだだけあって、デトロイトテクノ/ハウスのクラシックを惜しみなく使用した豪華な選曲ですが、プレイ自体は35曲も使用しているだけあって矢継ぎ早に曲を被せまくってファンキーな面が目立ちます。デトロイトの暗く狂気なエレクトロの面も、琴線を震わすエモーショナルな面も、未来指向なハイテックな面も、黒人音楽から生まれた熱いハウスの面も、デトロイトの根源の一部でもあるKraftwerkの音も、ありとあらゆるデトロイト関連のダンスミュージックを詰め込んだ疾走感溢れるテクノセットで若々しい力を感じさせます。音自体の目新しさは感じないけれど、逆にここまでデトロイトミュージックに入れ込んだMIXCDも珍しいし、怒涛の勢いでミックスされたファンキーなプレイなので一聴の価値ありですね。

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| TECHNO8 | 13:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Aril Brikha - Deeparture In Time - The Remixes (Art Of Vengeance:AOV002)
Aril Brikha - Deeparture In Time - The Remixes
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デトロイトから遠く離れたスウェーデンで活動するAril Brikhaは、Derrick Mayにその才能を認められTransmat傘下のFragileから世界的デビューを果たしたのが1998年の話。デビュー盤にしてデトロイトクラシックとして名を残す"Groove La Chord"は今でもフロアでプレイされる程で、来月には1stアルバムであり大傑作でもある"Deeparture in Time"がリイシューされる予定もあり、まだまだ目が離せません。さてアルバムのリイシュー前にはリミックスEPがリリースされておりますが、参加メンバーがDeetron、Jori Hulkkonen、Octave Oneと豪華絢爛でございます。デトロイト系も得意とするDeetronは"Groove La Chord"を原作の雰囲気を壊さずに、より滑らかによりソフトにトランシーさを強調したテックハウスにアレンジ。大幅な変化はないものの、抑揚を抑えてディープに向かったリミックスは安定感を感じさせます。B面には後者二人が"Read Only Memory"のリミックスを提供。デトロイトの幻想的なシンセは残しつつボトムを太くして力強いダンストラックにリミックスしたJori Hulkkonen、原曲に無い耳に残るシンセのリフを付け足したOctave One、この二人も原曲への思いを残した作風で期待通りと言った感じ。元々が大傑作な故に手を付けるのが難しい曲ですが、三人共それぞれが仕事をこなしてくれました。

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| TECHNO8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2010/12/31 ELECTRONIC TRIBE YEBISU NEW YEAR'S PARTY 2011 @ 恵比寿ガーデンホール & COUNT DOWN PARTY @ amate-raxi
明けましておめでとうございます。年が変わってもマチュのクラブ意欲は衰えるどころか、ますます盛ん…かどうかは分かりませんが、家になんか閉じこもってられません。そんな訳で友達連れてカウントダウンも踊りに行ってきました。
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| EVENT REPORT3 | 07:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2010/09/04(SAT) Metamorphose 10 @ 修善寺 サイクルスポーツセンター
Act : Manuel Gottsching performs "more INVENTIONS FOR ELECTRIC GUITAR" with Steve Hillage, Elliott Sharp & Zhang Shouwang, X-102, Moritz Von Oswald Trio, Mogwai, Larry Heard and more

2010/09/10(FRI) Hyper Modern Music Salon -Dinosaur Meets TECHNO! @ Mado Lounge
DJ : Hiroshi Kawanabe, A.Mochi, CALM, Hiroshi Watanabe aka Kaito, no.9, Haruka Nakamura
Live : evala

2010/09/10(FRI) HI-TECK-SOUL Japan Tour 2010 @ Eleven
DJ : Derrick May, Ryo Watanabe

2010/09/10(FRI) SOLAR FREQUENCY @ Womb
Galaxy Stage
DJ : DJ Tasaka, DJ Nobu, The Backwoods
Future Lounge
DJ : DJ Yogurt, JZ, Leyziro

2010/09/10(FRI) CLUB MUSEUM "DETROIT LEGEND" @ Unit
DJ : Kevin Saunderson, Cloude Young Jr., Rok Da House

2010/09/22(WED) GUIDANCE @ Eleven
DJ : Michael Mayer, Takkyu Ishino

2010/09/24(FRI) Urban Tribe Japan Tour 2010 @ Eleven
Live : Urban Tribe
DJ : DJ Stingray (aka Sherard Ingram / Urban Tribe)

2010/09/25(SAT) AIR 9th ANNIVERSARY "DIXON × AIR Release Party @ Air
DJ : Dixon, Ko Kimura, DJ Sodeyama

2010/09/26(SUN) ShinKooeN fes 10' @ 神奈川県茅ケ崎市柳島海岸
DJ : Altz, DJ Nobu, DJ Quietstorm, DJ Yogurt, Ko Kimura and more
Live : Dachambo, Kaoru Inoue, O.N.O and more
| UPCOMING EVENT | 07:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
K' Alexi Shelby - I Can Go Vol.1 (Detelefunk:DET13)

K Alexi Shelby - I Can Go Vol.1
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古くはDerrick MayのTransmatやD.J. International、Djax-Up-Beats、Trax Recordsなどからファンキーなハウスをリリースし、そしてDerrick MayやJeff Millsらもヘビープレイした傑作"Club MCM"を生み出したシカゴハウスの大ベテラン、Keith Alexi Shelbyの新譜はやっぱり猛々しいワイルドなハウス。お勧めはK-Alexi自身がリミックスしたA面の2曲。パンピンな跳ね感のあるファンキーなハウス"Chicago House Mx1"、ゴリゴリと猪突猛進タイプのテクノ"Chicago TecSoul Mx2"共に、汚らしい質感を生かした不良じみた音を発していて荒々しくも図太いグルーヴに痺れてしまいます。特に"Chicago TecSoul Mx2"はアシッディーなベースラインに狂気の呟きが余計に不安を煽り、これぞシカゴなトラックになっております。B面にはOlver HoことRaudiveのリミックスも収録されておりますが、昔の面影は全く無いけれどブリーピーで卑猥さを兼ね備えた面白い出来。激ハードではないけれど、夜のしっとりアダルティーな場に合いそう。

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| HOUSE5 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2010/04/28 World Connection HI-TECK-SOUL DERRICK MAY×AIR RELEASE PARTY @ Air
先日Dommuneにも出演したデトロイトの巨匠・Derrick MayのMIXCDリリース記念パーティーがありましたので、半年ぶりにDJプレイを聴きに行きました。ぶっちゃけな気持ちDommuneでのプレイを聴いた時、やはりここ2〜3年のデリックに感じる物足りなさは間違っていなかったと再認識していたので、今回の生プレイも正直そこまでは期待はしておりませんでしたが、さあどうだったのでしょうか。
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| EVENT REPORT2 | 11:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Pal Joey - Somewhere In New York (Pal Joey Music:PJM 1040)
Pal Joey - Somewhere In New York
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活動歴が長い割にはアルバムリリースが殆ど無いせいかいまいち地味な気もするPal Joeyのベスト盤。自分が知っている範囲だとThe Orbに素晴らしいハウスリミックスを提供していたり、Derrick MayもヘビープレイするEarth People名義の"Dance"と言う曲を手掛けている位でしょうか。本作は色々な時代、変名でのトラックも収録しているせいか、クラブミュージックと言う括りはあるものの幅広い作風の音楽が収録されております。出だしの"Hot Music"は小洒落たクラブジャズだし、傑作"Dance"は手に汗握るクソ暑いファンキーなハウスで、と思えばセクシーな女性声ネタで色気を出したハウストラック"Tomorrow"もあるし、Pal Joeyも時代に合わせて変化を遂げているようですね。それでもどのトラックにも彼なりの選美眼が感じられ、派手さよりもしとやかな趣や儚くて繊細な要素を前面に出した音楽観は、ダンスミュージックとしてある前にリスニングミュージックとしても聴くに耐えうるもので、流行云々とは全く関係の無い普遍的な音楽として聴けると思いました。小洒落たカフェやラウンジで流れていても、全くおかしくない位のムードある音楽満載。DISC1はミックス仕様、DISC2はアンミックス仕様とDJにとっても役立つ2枚ですね。

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| HOUSE5 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2010/04/03(SAT) groundrhythm @ Air
DJ + Live : Kaoru Inoue
DJ : PSYCHEDELIC BUS a.k.a. HIROKI MURAI

2010/04/04(SUN) MUSICO @ "content" 東京都現代美術館地下レストラン
Live : OOIOO
DJ : DJ Yogurt, Shhhh, Moodman

2010/04/09(FRI) Klass 1st Anniversary @ Module
DJ : Malik Pittman aka Marcellus Pittman, Naoki Shinohara, Satoshi Tachiban, Ko Umehara

2010/04/11(SUN) 渚音楽祭 2010 春 @ お台場 青海オープンコート
DJ : Louie Vega, Mixmaster Morris, DJ Yogurt and more
Live : Dachambo, The SunPaulo and more

2010/04/16(FRI) KEIICHI SOKABE『Remix Collection 2003-2009』Release Party @ Liquid Loft
Live : 曽我部恵一
DJ : Hiroshi Watanabe aka Kaito, DJ Yogurt, Traks Boys

2010/04/24(SAT) Guidance @ Eleven
Live : Spirit Catcher
DJ : Jean Vanesse, Hiroshi Kawanabe, DJ Endo

2010/04/28(WED) World Connection HI-TECK-SOUL DERRICK MAY×AIR RELEASE PARTY @ Air
DJ : Derrick May, DJ Yama
Lounge DJ : DJ Yogurt, Takamori K.

2010/04/30(FRI) HITSUJI @ Club Asia
DJ : Kaoru Inoue and more
Live : Kaito, Cro-Magnon and more

2010/04/30(FRI) Endless Flight @ Womb
Live : Minilogue, Koss aka Kuniyuki
DJ : Foog, Toshiya Kawasaki
Lounge DJ : DJ Sprinkles aka Terre Thaemlitz, Alex From Tokyo

Spirit Catcherのライブ聴きたいお!渚も復活したので、久しぶりに行ってみるかも。デリックメイは在日してるかの様な来日頻度だな。
| UPCOMING EVENT | 11:00 | comments(4) | trackbacks(0) | |
HeartBeat Presents Mixed By Francois K.×AIR (LASTRUM:LACD0172)
Heart Beat Presents Mixed By Francois K.×AIR
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第一弾は13年ぶりのMIXCDとなったDerrick Mayが起用された"HeartBeat"シリーズ第二段は、NYからジャンルを横断する大御所・Francois K.が参戦。長い経験と深い知識に基づいたジャンルレスな選曲と、細かな音への配慮を持ち合わせたプレイは周知の事実ですが、今回は彼が近年傾倒しているダビーなテクノを中心とした真夜中のクラブの雰囲気を伝える内容。クラブでのロングセットを全て閉じ込めるのは土台無理としても、Airでのプレイを出来るだけリスナーに伝えたいと言う気持ちで制作したそうです。第一弾を手掛けたDerrick Mayはヴァイナルでの荒々しいプレイを聴かせてくれましたが、フランソワはそれとは全く対照的にDJソフトを使用し正確無比で緻密なプレイを披露。曲毎の切替も分らない位なスムースな繋ぎや、違和感無く繋ぐ為のイコライジングやエフェクトによる音の微調整、そして非常に澄んだ高音質な音色、これぞ正にデジタルミックスの醍醐味と言うのが存分に感じられるミックス。だからと言って人間味に欠ける訳でもなく序盤のゆったりとした出だしから暗いトーンで闇が広がり始め、徐々にダビーな世界に包まれ真夜中2〜3時頃のピークタイムへと突入する盛り上がり方はとても自然で、何時の間にかクラブに居るかの様な錯覚さえ覚えます。そして盛り上がった所でCosmic Twins(Francois K.×Derrick May)のアンビエントなトラックで溜まったエネルギーは解放され、緩やかにラストへと終着するエレガントに練られた知的なプレイですね。また自身のWave Music音源も多目に使用したレーベル紹介的な意味合いもあり、フランソワの現在の音の趣向が存分に詰まっております。上質を知る男、Francois K.の極上なミックスでした。

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| TECHNO7 | 09:30 | comments(3) | trackbacks(0) | |
2000 And One - Voltt 2 (Voltt:voltt002)
2000 And One - Voltt 2
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デトロイトラブなシーンが存在するオランダの中でも、特に歴史が長くデトロイトテクノの影響を受けている(最近はそうでもないようですが)レーベルが"100% PURE"。豆知識ですが"100% PURE"からはDerrick Mayも作品をリリースしていたんだけど、Derrickは勝手にリリースされたとかで両者が揉めていたそうです。その"100% PURE"を主宰している2000 And OneことDylan Hermelijnが、20年にも及ぶ活動を経て遂に初のMIXCDをリリース。が内容はここまでの説明通りのデトロイト色は無く、Cadenza、Desolat、Oslo、100% PURE傘下のRemote Area音源などのハードではないタイプのミニマルテクノが中心。序盤は乾いたパーカーションが空虚に響くミニマルでフラットな展開を作り、時折声ネタなどと使いつつ上げもせず下げもせずじわじわと。そして中盤からようやく流麗なシンセのメロディーが入るトラックが増えてきて、妖艶な色気が空間に満ちていきます。そこからはCadenzaらしい神秘的な華麗さとファンキーなリズムで終盤まで上げたテンションを保ち、最後にはLucianoのエスニックと耽美さが合わさった不思議な感覚の"Conspirer"でドラマティックにクローズ。今流行のミニマルを十分に堪能出来るのではないでしょうか。

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| HOUSE5 | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Heartbeat Presents Mixed By Derrick May (Lastrum:LACD-0169)
Heartbeat Presents Mixed By Derrick May
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新作を出す出す、未発表曲を出す出す、コンパイルを出す出すと数々の嘘八百を繰り返してきたテクノシーンの二枚舌・デリックメイが、なんとなんと13年ぶりのMIXCDをリリースしてしまった!!!ある意味奇跡にも近い出来事だけれども、まずは喜びたい、そしてありがとうと感謝する。いつからか新作を作らなくなりクラブでのDJを体験する事しか出来なくなったデリックだけれども、クラブでは何度も素晴らしい体験をさせてくれている彼だ(最近は外す事も多いけれど)。この新作も完璧とまでは言わないが、最近の彼のプレイをそのまま反映した内容と言っても過言ではないだろう。テクノだけじゃない、ハウスだけじゃない、ミニマルもブロークンビーツもトライバルも回す。ジャンルなんか関係ない、彼が回せばどんな音楽であろうとデリックメイの世界の一部になってしまう。そう、それはHi-Tek Soulとも彼が呼ぶ人間臭くそして熱く激情が込み上げてくる音楽で、それをシカゴハウスから影響を受けた荒ぶれたイコライジングなどでよりパワフルに、よりファンキーに仕立て上げてしまうのだ。ヴァイナル中心で生でのミックスの影響もあるのかCDでも臨場感がばっちりある荒々しい内容で、目の前でデリックのプレイを聴いているかの様でもある。13年も経てば音的にも変わった点があるけれど、根本的な音楽に対する姿勢は変わっていないのだった。欲を言えばファンキーシットなシカゴハウスとデトロイト中心の音を聴きたかったかな。

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| TECHNO7 | 11:30 | comments(0) | trackbacks(3) | |
Juan Atkins - 20 Years Metroplex 1985-2005 (Tresor:Tresor.216)
Juan Atkins-20 Years 1985-2005
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最近の音楽シーンと言えば兎にも角にもリイシューが目立ちますが(新作が売れないから?)、デトロイトテクノのドンことJuan Atkinsのベスト盤も目出度くリイシューとなりました。もしJuanが居なければDerrick MayもKevin Saundersonもテクノと言う道に足を踏み入れなかったかもしれないし、Underground ResistanceやCarl Craigと言う存在さえ出てこなかったかもしれない。Juanの活動自体は非常に地味なもののその存在自体がテクノアーティストの支えとなっているのは間違いないでしょう。本作はそんな彼の20年に渡る活動の軌跡であり、そしてテクノの歴史の一つでもあります。詳細は過去レビューでも書いているので割愛しますが、彼の作る音楽には流行とは無縁で自分の魂に忠実で誠実な思いが込められているように思います。それがテクノやハウス、エレクトロやミニマルであろうとも、テクノソウル・マシーンソウルを感じさせる熱い感情的な音が鳴っていて、テクノとは何かとその基本を思い出させるようです。さてさて、近年はMike Banksもサポートに加わったModel 500名義でライブを行っており、更にはアルバムも制作中との事ですが、今後も尚楽しみな存在ですね。

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| TECHNO7 | 16:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2009/11/14 CLASH49 @ ageHa
テクノゴッド・Ken Ishiiのライブ+DJ、そしてデトロイトからDerrick Mayと言うゴールデンコンビでのパーティーとなれば行かない訳にはいきませぬ。しかもデリックは自分は去年の渚以来となるので、今回はどうだろうと少しだけ期待していたのですが…

まずケンイシイのライブ、レーザー光線の様な輝きを感じさせる音色が特徴的な"Sunriser"で幕開け。そしてヒット曲"Iceblink (Ken Ishii's Beat The Strings Attack Mix)"、パーカッシブで流麗なメロディーが響き渡るケンイシイ流デトロイトテクノ的な名曲。その後はケンイシイの中で一番ハードな"Butter Bump Blaster"、ズンドコズンドコのキックと荒れ狂うノイジーな上物でフロアに狂乱を呼び起こす。ラストは永遠のアンセム"Extra"、オリジナルよりも低音を太く引き締めダンサンブルにしたバージョンでがっつんがっつんに踊れて最高に格好良かった。真夜中のハイウェイをドライブしているような気分だった。ライブに関しては文句無し。
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| EVENT REPORT2 | 10:30 | comments(8) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2009/10/31 (SAT)
GRASSROOTS 12th ANNIVERSARY DAY 2 @ Grassroots
DJ : Altz, DJ Nobu, Keihin

2009/10/31 (SAT)
De La FANTASIA 2009 -Vol.ZERO- FANTASIA Night @ Liquidroom
Live : Lindstrom, Nikakoi aka Erast, AOKI takamasa, d.v.d
DJ : TOWA TEI, EYE, MOODMAN

2009/11/02 (MON)
Body & Soul 2009 @ ageHa
DJ : Francois K., Joaquin "Joe" Claussell, Danny Krivit
Live : JOI

2009/11/07 (SAT)
AIR & Primitive Inc. present DERRICK L. CARTER @ Air
DJ : Derrick L. Carter, Remi, Mako

2009/11/13 (FRI)
THE OATH @ Oath
DJ : Masanori Ikeda, DJ Yogurt

2009/11/14,15 (SAT-SUN)
音泉温楽vol.1 @ 渋温泉
ACT : DE DE MOUSE(アンビエント・セット), ASA-CHANG & 巡礼, 七尾旅人
渚ようこ, metalmouse(アンビエント・セット), SNOW EFFECT, コーヒーカラー
Double Famous DJ Team(坂口修一郎 / 高木次郎, サワサキヨシヒロ a.k.a Naturally Gushing Orchestra

2009/11/14 (SAT)
CLASH49 @ ageHa
DJ : Derrick May, Ken Ishii, Takkyu Ishino

2009/11/22 (SUN)
LIQUIDROOM and root & branch presents THE ORB @ Liquidroom
Live : The Orb
DJ : Alex Paterson, Thomas Fehlmann
Liquidloft : DJ Yogurt, Univesal Indiann, DJ Wada

31日はリキッドルームでもFANTASIA Nightがあるけど、Grassrootsのアニバーサリーも気になる。後者の方が断然安くて酒はいっぱい飲めるしな…、酒いっぱい飲みたいねん。7日のデリックカーターは絶対行くしかねーだろ、ゴリゴリワイルドシカゴハウス。14日の音泉温楽行きたいけど、予算的に厳しいかな。無理ならデリック+ケニシのデトロイトへの旅へ。22日のジ・オーブは絶対行く、ウルトラワールドを体感せよ。
| UPCOMING EVENT | 00:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Manuel Gottsching - E2-E4 Live In Japan (Music Mine:IDBQ-9001)
Manuel Gottsching-E2-E4 Live In Japan
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もし奇跡と言う言葉を使用する事を許されるのであれば、この"E2-E4"(過去レビュー)の世界初ライブは正に奇跡なのであろう。いや、ワンフレーズで60分を引っ張っていくこの曲の存在自体も既に奇跡ではある。音源のリリースから20数年、テクノロジーの発達により遂に一人でライブを行えるようになった時、その世界初のライブ場所に選ばれたのが日本。本当にこれは嬉しく素晴らしい事であったと思う。ここに来るまでに"E2-E4"はジャーマンプログレと言う世界を飛び出し、クラブと言う場所において大勢のダンサーを狂わせ、テクノやハウスの大御所達のリメイクを誘発し、ジャーマンプログレ以外のリスナーの沢山を巻き込んできた。官能的で情熱的でしかしクールで、そして神々しささえ感じさせる美しさが濃縮された一時間。そして2006年の世界初ライブ、きっと期が熟していたのであろう、そして完璧なタイミングだったんだ。SHM-CD仕様、ライブ映像を完璧収録したDVD付きで限定3000枚、追加生産・販売は一切無し。これを聴き逃す事無かれ。

最後に"E2-E4"を最高に官能的なバージョンでリミックスしたDerrick Mayが、"Strings Of Life"に対して発言したコメントを引用したい。何故ならば"E2-E4"にもきっと同じ物が存在するから。

「君は高い崖っぷちからダイブしたような、そんな気持ちにさせてくれる音楽を聴いた事があるかい?自分ではそれは出来ないと思っていても、心の中は満ち足りてしまったようなあの状態、あの曲はきっとみんなをそんな気持ちにさせたんだと思う」



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| TECHNO7 | 10:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2009/07/03 (FRI)
UNIT 5th Anniversay Party
Live : SILVER APPLES, Buffalo Daughter, SALMON feat. MAKI999
DJ : KENJI TAKIMI, DJ NOBU, CHIDA, DJ KIMI

2009/07/10 (FRI)
CABARET Celebrate the 5th anniversary of UNIT!!
DJ : DANIEL BELL, CASSY

2009/07/10 (FRI)
Bound for Everywhere -3rd Anniversary- @ Wedge
DJ : Calm

2009/07/11 (SAT)
MILD SEVEN presents BLUE WINDY NIGHT @ ageHa
DJ : Francois K, Derrick May

2009/07/17 (FRI)
THE BEACH @ MICROCOSMOS
DJ:Toshio Matsuura, Kaoru Inoue

2009/07/19 (SUN)
MIDNIGHT DJ LOUNGE “human” @ MICROCOSMOS
DJ : Nick Jones, Aron T

2009/07/19 (SUN)
Francois Dubois aka Funk D' Void Japan Tour Osamu M&Satoshi Fumi "Outerspace" Release Party @ Womb
DJ : Francois Dubois a.k.a. Funk D'Void, Osamu M, Satoshi Fumi

2009/07/31 (FRI)
WARRIOR ON THE DECKS Launch Party @ Air
DJ : Ken Ishii

スケジュール的に行けないのが多いです。ミクロコスモスの"The Beach"なんか楽しそうで行ってみたいのに。デリック×フランソワは流石に来日し過ぎて、有り難みを全く感じなくなっているこの頃。月末のケンイシイは久しぶりに行きたい。GWはクラシック回しまくったそうで、今回も期待したい。
| UPCOMING EVENT | 00:10 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Tom Middleton - One More Tune (Renaissance:REN49CD)
Tom Middleton-One More Tune
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元Global Communication…と言う肩書きは最早不要ですね、Tom Middletonの最新MIXCDは、パーティーの最後にかけるアンセム曲を自身でリミックスやエディットを施した曲を中心に選りすぐりした内容。GC解散後は色々な名義を使い分けてかなりポップなハウスを作っていた時期もありましたが、本作のリミックスも予想以上にポップなハウスが多め。開眼したのか突き抜ける程に耳に残るメロディーがあって、まずは素直に良いトラックだなと感じました。もちろん根はクラブアーティストなんでしっかりと踊れるテックハウスの4つ打ち仕様で、それらが隙間無く繋がれる事により快楽は持続し、いつの間にか快楽は恍惚へと、恍惚は郷愁へと変化していくドラマティックな展開が広がっています。GCとの方向性は確かに異なるけれども、洗練された煌びやかな音色の美しさと言う点では共通点も感じるし、曲単位での出来はかなりハイクオリティーですよ。そんな訳でDJの為にと、DISC2はノンミックス仕様。"Strings Of Life"のリミックスだけじゃなく、全てがキラートラックとさえ言えるレベルに到達しております。テックハウスの参考書としてお勧めしたいですね。

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| HOUSE4 | 15:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2009/05/02 (SAT)
mule musiq 5th anniversary party pt.3 "ENDLESS FLIGHT" -EDITION SPECIAL- @ Womb
Live : Henrik Schwarz - 2 Hours Long Set -
Line up : Kuniyuki Special Band -Ian O'brien, Shuichiro Sakaguchi, Omar Guaindefall, Yoshihiro Tsukahara and Kuniyuki- & The Special Session Of Henrik Schwarz & Kuniyuki, Toshiya Kawasaki

2009/05/03 (SUN)
Ken Ishii 15th Anniversary In Japan Kick-Off Party @ Air
DJ : Ken Ishii, Tetsushi Hiroyama + Yosuke Hiroyama (RYUKYUDISKO)

2009/05/08 (FRI)
CLUB MUSEUM 6th Anniversary! "House of Industrial God" @ Unit
SPECIAL GIGS : SURGEON "4 HOURS DJ SET" + DORIS WOO SPECIAL VISUAL SHOW
RESIDENT DJ : KIHIRA NAOKI, ROK DA HOUSE

2009/05/16 (SAT)
桑田つとむ「THIS IS MY HOUSE」Release Party @ Unit
DJ : 桑田つとむ, DJ KENSEI, FORCE OF NATURE, DJ NOBU, MOODMAN, YAZI

2009/05/16 (SAT)
- X - @ Womb
DJ : Charles Siegling
Live : Renato Cohen feat. KTA★BRASIL

2009/05/23 (SAT)
Derrick May @ Air
DJ : Derrick May

2009/05/30 (SAT)
Real Grooves X Red Box RG 36 @ Unit
LIVE : Stewart Walker
DJ : Fumiya Tanaka, Tech Booty Funk

年越しのケンイシイはクラシックも多用したらしいんで、GWも似た感じになるなら久しぶりに聴いてみたい。そして翌週のサージョン、極悪ハードなインダストリアリスト。地獄の4時間が展開されるんだろう。桑田つとむは前のageHaでのプレイと一緒でオールドスクールなシカゴアシッド連発と予想。同日のテクネジアの片割れとアルバムリリース直前のレナートコーエンも行きたいな〜。
| UPCOMING EVENT | 00:05 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Joris Voorn - Balance 014 (EQ Recordings:EQGCD024)

Joris Voorn-Balance 014
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新次元…と言うのは言い過ぎかもしれないが、これが最新のテクノの形である事にもはや疑いはないだろう。世界各地、日本においても大人気となったJoris Voornの最新MIXCDはアルバム2枚に100曲ものトラックを使用した驚愕の内容。とは言えこのPCを使ったスタイル自体は、2001年のRichie Hawtinの"DE9"(過去レビュー)の時点で完成系を成しているので、実は最新であるとは言い切れない。が、このスタイル自体がテクノと言う世界に普及しているのは間違いない。各曲から一部分をパーツとして切り出し、それをPC上で細かにループ・エディットを繰り返し、本人が言うように"絵を描く"様な作業を繰り返すスタイル。全く異なる曲の一部が同じ時間・場所に存在する事により、全く異なる新しい音楽へと変容を遂げる進化。もはやこれはMIXCDと言うよりも、Jorisのオリジナルアルバムとさえ言える様な境地にまで達している。"Mizurio mix"は(比較的)アッパーでグルーヴィーなテクノ、ミニマル、テック系中心の内容で、しかしながら覚醒感を刺激するドラッギーさも感じさせます。対して"Midori Mix"はエレクトロニックミュージックをより幅広く吸収したフリースタイルな選曲で、テクノの中にディスコダブやバレアリック、ダウンテンポ、ジャズも取り入れられて開放感のある音が持ち味。どちらのミックスも各曲が自然に融解し、そして再度融合し、今まで違う世界観が繰り広げられ非常に興奮出来る内容でした。同じ事を既にやっているRichie HawtinのMIXCDに比べると、カラフルなのが特徴でこれはこれで素敵です。

ただ欲を言わせて貰うと、本作があくまでホームリスニング仕様である事。これは結局はクラブではプレイする事の出来ない内容だから。かつてJeff Millsがアナログを一時間に40枚程も矢継ぎ早に回していたプレイは、既に過去の物となってしまったのか?いや、そうではないと思う。そこには瞬間瞬間に生まれる独創性や閃きがあったはずで、あれにこそ僕は人間的な熱や魂を感じる訳で。だからJorisにも一枚位はコンピューターを使用しないで、クラブで再現出来る単純だけども爆発力のあるプレイが聴けるMIXCDを出して欲しいと言う気持ちもあります。テクノロジーが必ずしも全てを豊かにする訳じゃないんだ。

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| TECHNO6 | 00:30 | comments(2) | trackbacks(1) | |
2009/01/16 HORIZON presents HOUSE LEGEND ALFREDO again!! @ Unit
今回のUNITはALFREDOっつーバレアリックの伝説的なDJがメインだったみたいです。自分はALFREDOと言われても全く知らないので、今回はぐだぐだ飲んでぐだぐだ音楽聴く感じで遊びに行きました。でクラブ行く前に余りに暇すぎて、一人で恵比寿のBilly Barew's Beer Barに飲みに行く。まあここはベルギービールを扱ってるチェーン店では有名なのでわざわざ紹介しなくてもご存じでしょうが、ベルギービール以外にも世界各国のビールが揃っているので大変重宝しているバーです。今回はベルギーのローデンバッハグランクリュとチェコのピルスナー・ウルケルを飲みました。前者は樽で2年寝かした褐色のビールで、甘酸っぱくて不思議な味。後者はピルスナーの元祖として有名なビールで、美しい淡黄金色と共に爽やかな爽快感のある味で確かに美味しかったですね〜。しかし外国のビールは財布にダメージを与えるので、時々しか行けないのが残念であります。

適当に飲んだ後はUNITに突撃。と行ってもだいたいサルーンでぶらぶらしてた。最初のやけのはらが甘くてトロトロのダウンテンポを回していて、酒を飲んでいた自分にはとても心地良かったです。最近の自分は甘い・切ないモードと言うか、緩いのが体に染みこんでしまったようです。適当にALFREDOのプレイも断片的に聴きに行ったら、"The Man With the Red Face"やら"Jaguar(Derrick May Remix)"→"キング牧師の説法"→"Blackwater"とかかなりクラシック多用してて、アッパーに盛り上げてた気がする。聴けてなかった時間ではバレアリックなプレイをしてたの?でサルーンのDJ Yogurtも断片的に聴いていたけれど、テックハウス中心だったかしら?こちらもかなり盛り上がっていて、"Dreamin' (Satoshi Reconstructed Dubshell)"ではフロア爆発って感じ。その後のYAMADAtheGIANTはトライバルハウス中心で土着的だった気がするけれど、クラブで久しぶりに"Give It Up(Re-edit)"を聴いた。数年前まではこんな音が主流だったのに、今はミニマルばかりだよね。ミニマルはもう勘弁だよ、ソウルが無いよ。そして上でもかかった"The Man With the Red Face"がサルーンでもかかって大盛り上がり。最後は瀧見憲司のプレイをちょこっとだけ聴いたけど、ハウスの曲をピッチを落としまくってかけたり独特なプレイですね。とまあ本当にぐだぐだし過ぎて、無心で踊ってたパーティーでした。最近の自分は軟派なのでハードな音も聴きに行かないと、駄目だとも思った日。でも甘くて緩い、そんなモードに浸り中。
| EVENT REPORT1 | 15:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Remix Trax Vol.7 Cosmic Soul (Meldac:MECP30021)
Remix Trax Vol.7 Cosmic Soul
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取り敢えず本日で今年のレビューは最後。今年も毒舌、シモネタばかりの駄文ブログを読んでいただいた読者の皆様、どうもありがとうございました、そしてすいませんでした。ブログでは毒ばかり吐いている最低人間ですが、実際に会うとシモネタばかりの最低人間で、どっちにしてもダメですね、えぇ。でも音楽は本当に愛しているので、来年も皆様に楽しんで読んで頂ける様なブログを書くように精進したいと思います。特にクラブは行くけどクラブミュージックには詳しくないと言う人にも、音楽そのものに興味を持ってもらえるようになれたら嬉しいです。

さて最後は何故か今までレビューを放置していたテクノコンピ大名作の"Cosmic Soul"。"Cosmic Soul"って言うタイトル自体が素晴らしいじゃないですか、当時Remix編集長の小泉雅史のセンスには感嘆。この"Cosmic Soul"には単なるダンストラック以上の価値が含まれていて(勿論踊れないと言う訳でもない)、音楽にもっと知性や思考の喚起、感情の揺さぶりをもたらす音楽としての意味があるのだと思う。本コンピにはデトロイト系のUR、Red Planet、Carl Craig(Naomi Daniel、PCP)、Rhythim is Rhythim(Derrick May)、アシッドテクノのThe Kosmik KommandoとAcid Junkies(Stefan Robbers、Terrace)、UKインテリジェントテクノのAs One(Kirk Degiorgio)とReload(Global Communication)、そして日本のKen IshiiとC.T. Scan(CMJK)と本当に素晴らしいとしか言いようのないアーティストの曲が収録されています。多分今までリリースされたテクノコンピの中でも、ベスト5には入るのでないかと思う位に名曲揃いですね。各アーティスト確かに出音は違えど根底に共通するのは、エクスペリメンタルでエモーショナルな音と言う事。クラブでのリスニングに依存せず場所を問わない音楽としての純度を高めたエレクトロニックミュージックと言えば良いのかな。音楽自体が主張しリスナーの感情に問い掛ける力があり、個々の精神面に深く突き刺さるエモーションが発せられているのです。クラブにただナンパしに来たりただ騒ぎに来たりするのも否定はしないが、クラブミュージックにはそれだけの意味ではなく、もっと深い精神性がある事を認識させてくれるであろう音楽が"Cosmic Soul"なのです。クラブでも時折音にじっくりと耳を傾けて欲しい、そして深いインナースペースに飛んでみて下さい。

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| TECHNO6 | 08:00 | comments(4) | trackbacks(1) | |
Sueno Latino (Golden-Dance-Classics:GDC2099-8)
Sueno Latino
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メリークリスマス!クリスマスと言えば、一年で一番日本が揺れる日、またはラブホテルの稼働率が一番高い日、またはレストランがぼったくる日で有名ですが、分かり易く説明すると日本中で一番セックルが行われる日でございます。でもよぉ日本人でクリスチャンは少ないんだし、そもそもこんな日だけじゃなくて普段からばんばんセックルすりゃ良いのにね。日本の夫婦の4割がセックスレス状態だそうで、その理由が「仕事で疲れている」「面倒くさい」だそうです。なんてもったいない理由なんだ!と童貞が僻んでおりますが、くっ、悔しくなんかないんだからねっっ!!

しゃーねーです、クリスマスだからお祝いに下世話で快楽的な"Sueno Latino"でも聴かせてやるのです。



まあこのブログの読者ならご存知だとは思いますが、Manuel Gottschingの"E2-E4"(過去レビュー)をハウスリミックスしたのが"Sueno Latino"で、更にそれをDerrick Mayがリミックスしたり、二度あることは三度あるって事でCarl CraigがPaperclip People名義で"Remake"しちゃったり、とにかく神懸り的な軌跡を歩んでいる曲なんですわ。オイラはPCP名義の"Remake"がストイックなリミックスで好きなんだけど、まあ酒池肉林になって騒ぐなら"Sueno Latino"の方が向いておるよ。快楽的なイビザトラックっつかセカンドサマーオブラブ真っ只中のアンビエントハウスっつか、Eをきめまくりとことん快楽を追求したバージョンが"Sueno Latino"だからね。カップルはこれでも聞いてどろどろの快楽に溺れてくれたまえ。このCDには"Sueno Latino"のオリジナルバージョンに、Derrick Mayによる"Illusion First Mix"やらManuel Gottschingのギターを追加した"Winter Version"やら計5バージョンも収録されていて、大変お買い得になっております。

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| HOUSE4 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2008/10/13 NAGISA MUSIC FESTIVAL @ ODAIBA OPEN COURT
Derrick Mayが渚に出演すると言うので前売りチケットを買ってしまった。そうしたらその後に、代官山AirでDerrickがロングセットをやると言う情報が公開された。そう言った情報は先に公開してくれないか?Airでロングセットが聴けるなら、わざわざ渚には行きませんよ。だいたい前売りチケットを持っているのに当日客と同じ列に2時間以上も並ばされると言う最悪の運営をしていた渚ですから、嫌な思い出があって金輪際行かないなと思っていたんですよ。ま、しかし前売り買ってしまった訳だし、それならそれで渚を楽しめばいいやと気軽な気持ちで出陣。1時頃に会場に着いたけれど5分位しか待たずに入れたので、少しは運営も改善されたみたいですね?
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| EVENT REPORT1 | 08:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2008/10/04 (SAT)
CLASH39×STANDARD @ ageHa
DJ : Francois K., Ken Ishii

2008/10/04 (SAT)
Animismic ~Deep Spiritual and Organic~ @ Unit
DJ : Ron Trent, DJ Olive

2008/10/04 (SAT)
groundrhythm @ Air
Guest Live : Aril Brikha
DJ : Kaoru Inoue, Shutaro Tanizawa

2008/10/04 (SAT)
Double Force @ Seco Lounge
DJ : Nick the Record, Frederic Galliano

2008/10/11 (SAT)
TWO SENSES @ Air
DJ : Toshiyuki Goto, DJ Katsuya, Kazuaki Kawamura

2008/10/11 (SAT)
OVUM presents JOSH WINK @ Womb
DJ : Josh Wink

2008/10/12 (SUN)
HORIZON presents MADCHESTER NIGHT ~20 years from The Stone Roses~ @ Unit
DJ : YODA, Kenji Takimi, Sugiurumn

2008/10/12 (SUN)
Escape @ Air
DJ : Derrick May

2008/10/24 (FRI)
Awake @ Unit
LIVE : Exercise One
DJ : Oliver Bondzio, DJ Wada, HINA

2008/10/25 (SAT)
URBANGROOVE @ Seco Lounge
DJ : Frankie Feliciano, DJ AK
LIVE : Trans Of Life

2008/10/25 (SAT)
WOMBNOISE @ Womb
DJ : Anderson Noise, Ken Ishii

2008/10/31 (FRI)
Air Tokyo Presents Halloweeeeeen Party @ Air
DJ : Ken Ishii

WOMBはがさ入れが入ったそうで、もう流石に終焉の雰囲気を感じるな。そんなに好きなクラブでもないけれど、都内のクラブは本当にやばい状態だ。クラブ摘発より政治家とヤクザを摘発してください、警察は。クラブは悪くなんかないんです。ただ音楽好きが集まってるだけなんです。しかしYELLOWのオーナーが脱税してたそうで、移転→新規開店は難しくなるのかな。どうでも良いけれど4日(土)にイベントが固まり過ぎだよ!自分は久しぶりにケンイシイとフランソワが聴きたいので、アゲハに行きますが。
| UPCOMING EVENT | 09:45 | comments(2) | trackbacks(0) | |
2008/06/17 Escape presents "Beyond The Dance" @ Space Lab Yellow
おはようございます、朝帰りマチュでございます。遂に今週で終焉を迎える老舗クラブ・Space Lab Yellow。今週は毎日大きなパーティーが催され、今ではクラブに行かなくなった人も今もクラブに通う人も、各人が思い思いにYellowに訪れる事でしょう。そんな中テクノ好きの僕が行ってきたのは、やはりDerrick May。そしてYellowで数々のイベントをプロモートしてきたRyo Watanabeと、Kaito名義で活躍しているHiroshi Watanabeもイベントを盛り上げておりました。
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| EVENT REPORT1 | 08:30 | comments(4) | trackbacks(0) | |
Stacey Pullen Presents The Collected Works Of Kosmic Messenger (Elypsia:ELY015CD)
Stacey Pullen Presents The Collected Works Of Kosmic Messenger
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もういっちょデトロイト関連で、Derrick May最後の愛弟子と評されるStacey Pullenが送るKosmic Messenger名義のアルバム。多分このアルバムは結構レアなんじゃないでしょうか、殆ど中古でも見かけないですよね。でも名前からして"宇宙の使者"なんて付いていて期待せざるを得ないのですが、実際内容の方も相当にヤバイです。Silent Phase名義でのTransmatからのアルバムも素晴らしいですが、本作はそれ以上にコズミックでファンキーです。特にグルーヴ感が非常にありまして、土着的な雰囲気さえも感じさせる跳ねたリズムは正にテクノは黒人が作り出した証明でしょう。デトロイトテクノにありがちな綺麗目のシンセパッドは敢えて控えめにしながらも、ローファイなアナログシンセ音を多用した人肌を感じさせる柔らかい音色でコズミックなメロディーを奏で、宇宙的な浮遊感を演出します。どの曲にも勢いが感じられ当然フロアでの使用にうってつけですが、メロディアスな側面も強いのでホームリスニングにも適していると言う完璧なアルバムです。デトロイトテクノのアルバムの中でも、最上級に位置する一枚と断言しましょう。中古で見かけたら即購入必至。

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| TECHNO6 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Derrick May - Innovator [Original recording remastered] (R & S Records:TMT2RM)
Derrick May-Innovator
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R & Sリイシューシリーズ第二段は、デトロイトテクノのレジェンド・Derrick Mayのベスト盤が登場。実は自分がブログを始めた時に一番最初にレビューを書いたのが本作で、それはコチラに記載してあります。やっぱり一番最初に何を掲載するかはとても悩むし、それなりの作品を紹介したかったんですよね。テクノとは一体なんぞや?それに対する答えが、本作には含まれているからこそどうしても紹介したかったのかな。

Derrickと言えばアーティストとして活動していたのは90年位までで、それ以降は新作が全く出ないし、その上何度も新作を出すと言っておきながら約束を反故している大口叩きなので、人間的に疑わしいレベルは相当に高いです。しかしながらそれを差し引いても彼が残してきたテクノクラシックスは、リリースから20年近く経とうとも輝きを失わずに、今も尚クラブで数多のDJがプレイすると言う魅力に溢れています。一言で彼の音楽を説明するならば、テクノソウル。テクノ、または電子音楽に魂が籠ってないなんて言う人が言うならば、そんな人には本作を聴かせなさい。一体どの口が魂が籠ってないなんて言うのですか?"Strings Of Life"が一体どれだけの人の心を震わせてきたか?何故にハードミニマリストのJeff Millsが、一番のピークで"Strings Of Life"を回すのか?それはこの曲が、人間味を感じさせるソウルを纏っているからに違いありません。勿論これは一例であり、本作に収録されている曲はそのどれもが屈指のテクノクラシックスばかりです。テクノを聴くならば、決して避けては通れない登竜門の一つ。

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| TECHNO6 | 21:45 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
The Very Last Week at Space Lab Yellow

2008/06/14 (SAT)
EMMAHOUSE FINAL PARTY -Music, Love & Dance with DJ EMMA-
DJ : DJ EMMA

2008/06/16 (MON)
DJ: United Future Organization, Jazz Brothers Production, 小林 径, 須永辰緒, 大沢伸一, 田中知之, 松浦俊夫 and more

2008/06/17 (TUE)
Escape presents "Beyond The Dance"
DJ : Derrick May

2008/06/18 (WED)
"Love Saves The Day" release party
DJ : Danny Krivit
LIVE : Rochelle Fleming (First Choice)

2008/06/19 (THU)
DISTORTION
DJ : Fumiya Tanaka

2008/06/20 (FRI)
Laurent Garnier Closing Set
DJ : Laurent Garnier

2008/06/21 (SAT)
Francois K. Closing Set
DJ : Francois K

クローズに向けてYELLOWのカウントダウンが始まります。16年間も活動してきたYELLOWの内自分は7年間位しかお世話にはなっていないのですが、多分日本のクラブで一二を争う位好きです(新宿リキッドと双璧だよね)。ここが無くなったらハウスのロングセットは出来なくなっちゃうよね?天井の低さと暗さがテクノには合ってたよね?一つの時代が終わりを迎えようとしています。寂しいなー
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2008/05/23 (FRI)
root & branch presents UBIK @ Unit
DJ : Newworldaquarium, Ian O'Brien, Kentaro Iwaki

2008/05/24 (SAT)
The Final Chapter of Frankie Knuckles with You @ Space Lab Yellow
DJ : Frankie Knuckles

2008/05/24 (SAT)
7 Dunham Place Release Party @ Womb
DJ : Loce Dice

2008/05/29 (THU)
Anything Goes @ Space Lab Yellow
DJ : DJ Spinna

2008/05/31 (SAT)
Theo Parrish Japan Tour @ Space Lab Yellow
DJ : Theo Parrish

2008/06/06 (FRI)
groundrhythm @ Air
DJ : Kaoru Inoue

2008/06/07 (SAT)
Reboot 10th Anniversary Tour Final @ ageHa
DJ : Christian Smith, Q'Hey, Mayuri, Kana, Takami

2008/06/07 (SAT)
FACE presents THE SHELTER JAPAN TOUR 2008 @ Space Lab Yellow
DJ : Timmy Regisford

2008/06/13 (FRI)
SPICE @ Space Lab Yellow
DJ : Hernan Cattaneo

2008/06/28 (SAT)
RED BULL VISUARHYTHM @ Womb
DJ : Guido Schneider
Live : Glimpse, Johnny D
| UPCOMING EVENT | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2008/04/04 (FRI)
groundrhythm @ Air
DJ : Kaoru Inoue, Hajime Murayama
Live : Satoshi Fumi

2008/04/05 (SAT)
Clash 33 @ ageHa
DJ : Derrick May, Ken Ishii

2008/04/05 (SAT)
Joaquin Joe Claussell Presents Corresponding Echoes CD Release Tour @ Space Lab Yellow
DJ : Joaquin Joe Claussell

2008/04/11 (FRI)
Cocoon Morphs Tokyo @ Womb
DJ : Ricardo Villalobos, Fumiya Tanaka
Live : Fumiyandric

2008/04/25 (FRI)
TAICOCLUB Presents So Very Show! @ Womb
Live : Aril Brikha, Shaneberry
DJ : Moodman, and more

2008/04/26 (SAT)
Deep Space @ Space Lab Yellow
DJ : Francois K
Live : Flying Rhythms

2008/04/26 (SAT)
15 Years of King Street Sounds presents URBAN GROOVE - NIGHT BLOSSOM & KING OF NEW YORK 3 DOUBLE RELEASE PARTY - @ Unit
Live : Ananda Project
DJ : Daishi Dance, DJ Kawasaki

2008/05/03 (SAT)
CHaOS @ Space Lab Yellow
DJ : Fumiya Tanaka
Live : Melchior Productions Ltd.

2008/05/04 (SUN)
Juan Atkins As Model 500 Live Tour 2008 @ Unit
Special Live : Model 500 with His Band feat. Mark Taylor, DJ Skurge and Mad Mike Banks
DJ : DJ Hikaru, DJ Compufunk
Live : O.N.O.

2008/05/10 (SAT)
Minus Connected @ Womb
DJ : Richie Hawtin, Ambivalent

2008/05/16 (FRI)
X-Party @ Womb
DJ : Charles Siegling
Live : Renato Cohen

仕事があるので行けないイベントもありますが、幾つか気になるのをピックアップしております。Yellowでの田中フミヤは今回で最後だよね?行きたいねぇ。Model 500も是非とも行きたいね、マイクバンクスもサポートで参加するんですから。内容はオールドスクールなテクノ・エレクトロなんでしょうけれど。
| UPCOMING EVENT | 21:00 | comments(6) | trackbacks(0) | |
Tom Middleton - Renaissance 3D (Renaissance:REN40CD)
Tom Middleton-Renaissance 3D
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昨日に引き続き今日も大作MIXCDなので聴くのもレビュー書くのも正直しんどい。そんな作品を手がけたのは90年代の輝けるアンビエントシーンを築いたGlobal Communicationの片割れ・Tom Middleton。この人かなり多くのMIXCDを手掛けていて、まあ当たり外れがあるんだけど本作は当たりに属す内容だと思います。しかし本作を聴いて思うのは、もはやTomにGCの過去の栄光を求める必要も無く、アンビエント性が無くとも素晴らしいアーティストだと断言出来る事。本3枚組みCDではクラブでのプレイを意識した"Club"、彼のスタジオワーク集である"Studio"、そして彼のお気に入りの曲を集めた"Home"とそれぞれコンセプトを明確にし違った内容を楽しめる物になっています。

まず"Club"、DJプレイを意識しているだけあって4つ打ちでグルーヴィーですが、結構ハウスビートが強めでスムースなプレイは心地良いですね。透明感、恍惚感に溢れたテックハウスを多めに使用し、上げもせず下げもせず比較的緩やかな波を作りながら舞い上がる様なプレイ。勿論クラブで聴いても絶対気持ち良いのだろうけど、部屋の中で晩酌しつつ聴いてもうっとり出来る内容ですよ。

対して"Home"ではTomの好きなようになんでもかんでもごちゃ混ぜなプレイで、テクノ、アンビエント、ダウンテンポ、ブロークンビーツなどが一つのミックスの中に存在しています。全く統一感の感じられないプレイですが、これはTomにとって思い入れのある曲や特別な意味合いを持つ曲を選んだ為でしょう。哀愁じみた懐かしさが沸いてくるメロウな内容で、チルアウト的な感覚で受け入れられると思います。

そして最後は彼の作品やリミックスワークを収録した"Stuido"ですが、アルバムリリースの無いCosmosやThe Modwheel名義での曲が収録されているので、大変嬉しい内容ですね。しかしここでの彼の仕事を聴く限りだと既にアンビエントには心あらずと言った感じで、アッパーでキャッチーなハウスが最近の彼の作風なんでしょうかね。内向的だったGCから比べると全く正反対な外向的かつオプティミスティックな音は少々戸惑いも感じますが、美しいシンセの使い方などは昔と変わらず今も冴えています。

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| TECHNO5 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
UPCOMING EVENT
2008/02/22 (FRI)
Taicoclub Presents So Very Show! @ WOMB
DJ : Dominik Eulberg, Crystal
Live : Shane Berry

2008/02/23 (SAT)
Ultra Music @ ageHa
DJ : DJ Emma
Guest Live: Spirit Catcher

2008/02/23 (SAT)
Real Grooves Vol.24 @ Space Lab Yellow
DJ : Steve Bug, Matthias Tanzmann, Aquira

2008/02/29 (FRI)
Plus Tokyo @ AIR
DJ : Shin Nishimura, Djinxx

2008/03/01 (SAT)
CHaOS @ Space Lab Yellow
DJ : Fumiya Tanaka, Jan Krueger
Live : Bruno Pronsato

2008/03/07 (FRI)
"WC" feat. RAUDIVE a.k.a. Oliver Ho @ UNIT
Guest DJ : RAUDIVE a.k.a. Oliver Ho, PERC
Live : Gonno, Numan a.k.a. Techriders
DJ : Salmon, Dasha

2008/03/08 (SAT)
Clash 32 @ ageHa
Live : Hardfloor
DJ : Fumiya Tanaka, Hitoshi Ohishi

2008/04/05 (SAT)
Clash 33 @ ageHa
DJ : Derrick May, Ken Ishii

2月、3月は全体的に低調な感じですなー。Spirit Catcherは昨年同様またEMMAのイベントかー(昨年はChabとでした)、これは酷い。テクノのイベントに担ぎ出すべきでしょ。Oliver Hoも聴きたいけれど、他のDJ陣が多すぎてHoのプレイ時間は短そうね、しょぼーん。デリックメイとケンイシイが救いです。
| UPCOMING EVENT | 23:00 | comments(8) | trackbacks(0) | |
Christian Prommer's Drumlesson - Drum Lesson Vol.1 (Sonar Kollektiv:SK162CD)
Christian Prommer's Drumlesson-Drum Lesson Vol.1
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既に話題になっているChristian Prommer's Drumlessonによる"Strings Of Life"のジャズカバー。ぶっちゃけ"Strings Of Life"のカバー・リミックスは今までにも幾つかあったけど満足出来る作品は無かったです。だからどうせ今回もと高をくくっていたのですが、CPDのカバーは予想外に出来が良かったです。原曲の叙情的なメロディーを生かしつつ、ジャズアレンジを施す事によりテクノとはまた異なる躍動感を生み出していて文句無しな内容ですね。そのCPDが更に発展して、テクノ・ハウスの名曲を全部ジャズカバーしたのが本アルバムです。選ばれたアーティストはLarry Heard、Ame、Jay Dee、Kraftwerk、DJ Gregory、Patrick Pulsinger、Josh Wink、Derrick May、Isolee、Nuyorican Soulと一流所が勢揃い。また選曲の方も名曲が勢揃い。これでもし陳腐なカバーなどしよう物なら周りから生卵を投げつけられる事は必至ですが、どうやらその不安は杞憂に終わったようです。ピアノ、ドラム、ベースをメインとしたシンプルなセットながらもピアノの華麗なアレンジ、ドラムの繊細かつ生き生きとしたビートがクラブミュージックを完全に別の物に作り替えている所が絶品です。単純に一発芸に頼った音でもなく、個々の演奏力・アレンジ力があるからこそ成し得たアルバムですね。

2/27追記
なんと日本盤にはGalaxy 2 GalaxyのHi-Tech JazzとYMOのComputer Gamesのカヴァーも収録!

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 18:30 | comments(2) | trackbacks(3) | |
Paperclip People - 4 My Peepz (Planet E:PE95281-1)
Paperclip People-4 My Peepz
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なんとなく今日はレコード紹介。未だにクラブミュージックシーンではアルバムではなくてEPが主体になっておりますので、クラブミュージック好きな人は出来るだけレコードを聴いた方が良いんじゃないかと思います。自分もDJはしませんが気になる曲はレコードで揃えています。でレコードならCarl Craig関連はかなり揃えてます。Carlさんは何故だかアルバムを殆ど作ってくれないのですが、EP単位で傑作が多過ぎです。本作も大傑作なのですが、2006年にリイシューされたおかげで手軽に入手出来るのでかなりお勧めです。超ヘヴィー級のベースラインとヒプノティックな上物シンセで底からもりもり盛り上がっていくハウシーな楽曲で、漆黒のファンクネスを電子楽器で構築した様なエクスペリメンタルな構成にはCarlさんの才能が爆発しております。でリイシュー盤の特典はB面にオリジナルを更にフロア向けにエディットした物と、更にDerrick Mayがリミックスを手掛けた"Jerry Lewis"と言う曲が収録されている事です。"Jerry Lewis"は完全に未発表曲なので、Carlさんのファンには非常に喜ばしい内容ですね。

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| HOUSE3 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2007/10/13 (SAT)
Funk D'Void Presents BARCELONA TRIP!!! @ Air
DJ : Funk D'Void

2007/10/19 (FRI)
Minus Connected 01 - Expansion Contraction CD Release Party @ Womb
DJ : Richie Hawtin
Live : Gaiser

2007/10/19 (FRI)
迷彩 Project Event - MITTE - Vol.05 @ Club Asia
Special Guest : DJ 3000 aka Franki Juncaj
Guest Artists : DJ Compufunk

2007/10/19 (FRI)
Louie Vega Japan Tour 2007 @ Yellow
DJ : Little Louie Vega

2007/10/20 (SAT)
Clash 26 × Standard 8 @ ageHa
Arena
DJ : Misstress Barbara, Ken Ishii
Water Bar
DJ : Ian O'Brien, Moodman
Live : 7th Gate

2007/10/21 (SUN)
Live At Liquid Planet @ Liquidroom
Live : System 7, Sun Paulo, Kinocosmo, Mirror System
DJ : Funky Gong, Slack Baba

2007/11/03 (SAT)
Derrick May Japan Tour 2007 @ Yellow
DJ : Derrick May

2007/11/16 (FRI)
Standard 9 @ Air
DJ : Ken Ishii, Jazztronic (Exclucive Techno Set)
Live : Soul Designer aka. Fabrice Lig

2007/11/17 (SAT)
Larry Heard Japan Tour 2007 @ Yellow
DJ : Larry Heard
| UPCOMING EVENT | 12:21 | comments(0) | trackbacks(0) | |
DJ Skurge - Radio UR Vol.1.1 - A Lost Transmission (Underground Resistance:UGCD-UR004)
DJ Skurge-Radio UR Vol.1.1-A Lost Transmission
今年のMetamorphoseの目玉は何と言ってもデトロイトテクノのレジェンド・Model 500(Juan Atkins)の日本初のライブだったと思います。知名度で言えばDerrick May、Kevin Saundersonには負けていますが、やはりテクノの始まりはJuan Atkinsだったのです。自分はメタモには行ってないけれど、Model 500だけは聴きたかったですね。で実はその時のライブのサポートメンバーが"Mad" Mike BanksとURコードナンバー064のDJ Skurgeだったそうで、ついでにメタモ会場でこのCDが販売されていたのです。メタモに行かないと買えないのかーと残念な気持ちだったのですが、ラッキーな事にHMVとUnderground Galleryで限定666枚販売される事になりました。中途半端な流通と出荷量には首を傾げるものの、今回はUR音源に拘らずに自由なプレイが聴けるので"Radio UR... Vol.01"(過去レビュー)とはまた違ったデトロイトらしさがありますよ。前作がハードコア一直線なエレクトロだったのに対し、本作は一般的に人気のあるデトロイトテクノ色が濃厚でざらついたアナログ的な耳障りがあり、そこに適度なトライバルなリズムやら軽くエレクトロも繋いでバランスの取れたプレイになっていると思います。Vol.01は思いっきりURのダークサイドだったので聴く者を選ぶ内容だったのに対し、本作ならデトロイトテクノ入門者にも聴き易いですよ。しかしURのメンバーがヨーロッパのフォロワーの曲なども回しているのを考えると、良い意味でヨーロッパの中でデトロイトテクノが育っていると言う事でしょうか。URは親日家なのだから、日本でももっとデトロイトを追求するアーティストが出て来てくれると嬉しいです。

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| TECHNO5 | 18:30 | comments(0) | trackbacks(1) | |
K-Led - Tomorrow In The Morning (Force Inc. Music Works:FIM-1-065)
K-Led-Tomorrow In The Morning
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ディストリビューターであったEFA倒産の煽りをくらって、人気絶頂のさなか倒産してしまったForce Inc.はご存じでしょうか?Mille Plateaux、Force Tracks、Force Labなどのコンセプトの異なる系列レーベルも同時に稼働し、その当時の勢いは今のKompaktに並ぶ程であったであろうForce Inc.。確かその頃はクリックハウス全盛期でそれを率先していたのがForce Inc.だったはずですが、それでも潰れちゃうなんてやっぱりメジャーに比べると金銭的な耐久力は無いのねと寂しく思う。そんなレーベルのほぼ最後のすかしっぺは、K-Ledによるデトロイト直系のテクノアルバム。曲名からして"Detroit City"とか"The Detroit Style"など、デトロイトテクノが大好きなんだろうと思わせられます。でやっぱり出てくる音もフューチャリスティックなシンセがデトロイトテクノを感じさせ、模倣の粋は出ないもののテクノの純度の高さはかなりの物。デトロイトのフォロワーの場合やはり物真似っぽくなってしまうので、後は楽曲自体をどれだけ聴ける内容で作れるかと言う事が大事なのですが、K-Ledに関しては捨て曲らしい曲は無いですね。近年のデトロイトフォロワーだと疾走感をアピールするアーティストが多いのに比べ、K-Ledは横揺れのリズミカルな曲が多くホームで聴くのにも適していると思います。2曲ほどオールドスクールを意識したシカゴアシッドハウス風の曲もあって、それは初期Derrick Mayをイメージさせる所なんかもあります。Force Inc.らしくないアルバムだけど、是非ともこの後の音を聴きたかったなと残念な気持ちになりました。

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| TECHNO5 | 22:20 | comments(0) | trackbacks(0) | |
DJ Hell - Misch Masch (Fine.:FOR88697030152)
DJ Hell-Misch Masch
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知ってる人は知ってると思うが、ドイツはデトロイトの衛星都市である。Tresorの一番最初の作品はX-101(Jeff Mills+Mike Banks+Robert Hood)だし、初期Basic ChannelはURの影響下にあったし、Jeff Millsの1stアルバムもTresorからだし、よくよく考えるとテクノに影響をもたらしたKraftwerkはドイツ出身だ。種明かしをしちゃうとDerrick Mayが「ドイツはデトロイトの衛星都市である」と発言していたのだ。とにかくドイツの人もデトロイトテクノには、影響を受けそして畏敬の念を抱いているのだと思う。

そしてそれをあからさまにしているのが、ドイツの貴公子・DJ Hell。「デトロイトテクノの再評価と言う感覚は、テクノのリアルな部分を見過ごしている事」とさえ言い切っている位、彼の中ではテクノ=デトロイトテクノと言う事なんだろう。テクノが細分化し色々な方向へ袂を分かっても、結局の所流行とは関係無くその存在が揺るがないのはデトロイトテクノのみなのだ。DJ Hellも余りにもデトロイトテクノを愛すが故に本作の様なデトロイトテクノ満載のMIXCDをリリースしてしまった訳だが、ドイツの事も忘れずに合間にジャーマンテクノも混ぜつつデトロイト好きを納得させるプレイを聴かせてくれます。シンセストリングス重視では無くて、比較的煌びやかで金属的な鳴りのするデトロイトテクノが多く、オリジナルデトロイトと言うよりはそれに影響を受けたドイツのテクノと言う感じですかね。ミニマルで陶酔感を生み出す流行の中、この様なメロディーを大切にした聴かせるMIXCDは非常に好感が持てるなー。ベタだけどなんだかんだデトロイトテクノ満載のMIXCDは好きなんですよ、はい…。一応古臭い内容にならない様に新しめのテクノも使っている所で、プロアーティストとしてのプライドを守っているのかDJ Hell。ちなみにDISC 2はDJ Hellのリミックスワーク集なんだけど、全然聴いてないしどうでも良い。

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| TECHNO5 | 21:30 | comments(7) | trackbacks(0) | |
Aril Brikha - Ex Machina (Peacefrog Records:PFG097CD)
Aril Brikha-Ex Machina
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本当に久しぶりのフルアルバムが登場、デトロイトソウルを継ぐ者・Aril Brikhaの7年ぶりのアルバム。Derrick Mayに才能を見出されTransmatとその傘下のFragile Recordsから作品をリリースし、特に大ヒットとなった"Groove La Chord"はテクノ、ハウスの垣根を越えて数多のDJがスピンし今でもクラブでしょっちゅう耳にする劇的なトラックで、デトロイトフォロワーの中でも最も注目を浴びていたアーティストです。しかし1stアルバムリリース後は全くと言って良い程活動を停止し、その間にデトロイトからは数多くの新人が現れ欧州からもフォロワーが追随し、もうAril Brikhaの出番はないのかなとさえ思っていました。また今年になってからPoker FlatやKompaktからEPをリリースする等突如として活動を再開するものの、新曲がかつての彼の音とは全く別物となっていたので多少の危惧を感じていたのも事実でした。しかし、しかしである、このPeacefrogからリリースされたアルバムは、かつてTransmatからリリースされた1stアルバムを継承する新作だと断言して間違いないでしょう。エモーショナルなシンセサウンドやエッジが効きミニマルなリズムトラック、奥深い浮遊感のある幻想的な空間演出は、我らファンが長年待ちわびていた音であると思います。余りにもコテコテでデトロイトの影響を全面に打ち出して新しい何かと言うのは期待も出来ないのですが、洗練されて研ぎ澄まされたソウルが確実にここに存在しています。ただやはりフォロワーらしくストリングス等の音は一杯あっても、黒いファンキーさというのは殆ど感じられないですね。昔と違って今Aril Brikhaの音を聴くと、かなりヨーロッパ寄りのプログレッシヴな音も感じられました。ソウルフルと言うよりはドラッギー、そして覚醒的なテクノ。でも長年待ちわびただけありまして、アルバムとして想像以上に充実した作品となっているので満足です。

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| TECHNO4 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(3) | |
Kevin Saunderson - Ekspozicija 07 The Detroit Connection (Explicit Musick:EXPLICITCD007)
Kevin Saunderson-Ekspozicija 07 The Detroit Connection
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初めに言っておきますがサブタイトルの"The Detroit Connection"なんて言葉は、まず鵜呑みにしない方が良い。何度かKevin SaundersonのDJプレイは聴いているけれど、デトロイトの範疇を越えて完全にハードテクノな域に入ってます。"Good Life"は確かにデトロイトハウスだけど、しょっちゅうKSが回す"Good Life(Re-Edits)"は完全にハードテクノの域だ。Juan Atkinsはエレクトロ(かな?)、Derrick Mayはシカゴハウスを基にしているとしたら、KSのDJプレイは多分ヨーロッパのハードかつスタイリッシュなテクノを基にしているはず。彼のプレイを聴いている人は分かると思うんだけど、勢いのある4つ打ちテクノをこれでもかと繋げてフィルターで音を切ったりしてブレイクを作るプレイはデトロイトとは異なる物だと思う。だからと言ってKSのプレイは駄目じゃんなんて事は無く、むしろ上記3人の中ではKSのプレイが一番好き。プレイ的にはKen IshiiとかBen Simsなんかに近いと思うけど、ハードな中にもここ一番で盛り上げるヒット曲を随所に挟み込むプレイは基本的に盛り上がらない訳が無いんですよ。ハードテクノからトライバルテクノ、太鼓の効いたパーッカシブなテクノなどをガツガツと、勢いよく繋げて豪快な流れを生み出すんですな。でそれを踏まえて本作ですが、やっぱ変わってねーなーと言うのが感想w。いや、良い意味で変わってない。序盤にBorder Communityの曲を持ってきたのは意外だったけれど、その後は終始ズンドコ節で時折上げたり下げたりの繰り返し。永遠にワンパターンな男だけれども、緩急の付け方とかフィルタの掛け具合はセンスが良いとしか言いようが無い。彼がデトロイト3人衆の中で一番ヒットした訳は、やっぱり派手な作風があったからだと言うのがここでも証明された。でも何だかんだ3人衆の中で一番大好きなのがKS。

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| TECHNO4 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2007/04/14 Derrick May Hitek Soul 07 Feat. Ken Ishii @ AIR
今回はDerrick May+Ken Ishiiと言うテクノ好きが歓喜するイベントに言ってきましたが、最初に言っておきますが今まで行ったイベントの中でもワースト3に入るかもしれません。色々な悪条件が重なり全く楽しむ事の出来ないイベントとなり、非常に残念であります。正直こんな事があると有名なDJが出るイベントは、もう行かない方が良いのかなーとさえ感じてしまいました。取り敢えず続きで説明。
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| EVENT REPORT1 | 13:30 | comments(7) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2007/03/30 (FRI)
Standard 7 @ Colors Studio
DJ : Ken Ishii, Satoshi Endo
Guest DJ : Deetron

2007/04/14 (SAT)
Derrick May Hitek Soul07 @ AIR
DJ : Derrick May
Guest DJ : Ken Ishii

2007/04/14 (SAT)
7by7 @ UNIT
Live : Luomo aka Vladislav Delay
DJ : Calm
saloon : RAMP
Live : Vladislav Delay aka Luomo

2007/04/21 (SAT)
Clash 20 @ ageHa
DJ : Dave Clarke, Hitoshi Ohishi
Live : Co-Fusion

2007/04/28 (SAT)
Club Phazon M_nus Special - Nothing Much @ Laforet Museum Roppongi
DJ : Richie Hawtin, Magda, Troy Pierce
Live : Mathew Jonson, Heartthrob, Gaiser

14日は悩むな〜。LuomoもDerrick Mayも行きたいし、困った!Club Phazonは多分行かねーな。もうリッチー食傷気味だよ。昔のハードなプレイなら聴きたいけど。なにげにDeetron+Ken Ishiiは熱い!Colors Studioは未経験だし行ってみるかな。
| UPCOMING EVENT | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Alton Miller - Rhythm Exposed (Distance:Di1332)
Alton Miller-Rhythm Exposed
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デトロイトハウスの最古参・Alton Millerのベスト盤や新作がリリースされるのに合わせ、彼の1stアルバムを紹介したいと思います。今でこそデトロイトハウスも世に認知されていますが、Theo ParrishやMoodymannなんかが出てくるまではデトロイトテクノは評価されどデトロイトハウスなんて大して見向きもされてなかったはず。僕もその中の一人でありますが、実は昔からデトロイトハウスだって地味ながらも静かな胎動を帯びていたのです。Alton Millerは実はそんなデトロイトハウスを長く支えてきた人で、更に言うならばデトロイトの伝説的クラブ"Music Institute"をChez Damierと立ち上げたその人なのです。確かにDerrick Mayもそこでプレイはしていたのですが、実際にオーガナイズしていたのは前者の二人でその影響たるや語る必要も無い位でしょう。とにもかくにも長い活動歴のあるAltonが2000年にリリースした本作は、ベテランらしい充実したデトロイトハウスと言えるでしょう。しょっぱなボトムが太く弾けるパーカッションが心地良い"Rhythm Exposed"から、ファンキーで硬いリズムに楽観的で明るいヴィブラフォンを絡めた"Vibrations"。ジャジーで落ち着いた詫び寂びを感じさせる"For All Time"、粘りけのあるグルーヴにだらりとした自身の歌を被せた"Love Ballads"、透明感ある上物がどこか寂しげな"Alone"など、どれもこれも大人の落ち着いた雰囲気があるハウスで良く出来ていると思います。まあベテランなのでこの位当たり前と言えばそうなのですが、デトロイトの黒さを程良く吸収して更に適度にソウルフルなハウスをやっているので聞き易い所も流石ですね。MoodymannとかTheo Parrishなんかはどぎついと思う人は、まずはAlton Millerはどうでしょうか。

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| HOUSE3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
As One - In With Their Arps, And Moogs, And Jazz And Things [Limited Edition] (Spiral Records:XQAW-1002)
As One-In With Their Arps, And Moogs, And Jazz And Things
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昨日に引き続き90年代の普遍的名作を再発する「Electric Soul Classics」シリーズの一枚を紹介しましょう。本日はUK屈指のデトロイトフォロワー・Kirk DegiorgioことAs Oneの97年リリースのアルバムです。97年の僕と言えばまだ(デトロイト)テクノを聴き始めたばかりで、Derrick MayとかJeff Mills位しか知らなかったんですよね。タワレコでIan O'Brienの1stアルバムが紹介されていたのは覚えているけれど、その当時それを買わずに過ごしてしまう位テクノに対しまだ深い知識も無く、当然Kirk Degiorgioの事も全く知りませんでした。でもこの作品を聴いて思ったのは、きっと90年代のテクノシーンは今よりも希望に溢れドキドキするような感覚があったんだろうなと言う事。彼は最初の内はいかにもデトロイト系の作風が多くこのアルバムでもアトモスフェリックなシンセサウンドは心地良いのですが、規則正しい4つ打ちは排しより複雑で生身のプレイを思わせる繊細なリズムを聴かせ始めています。ああ、彼はテクノとジャズを一緒に存在しうる物だと考えていたのですね。もちろん皆様周知の通りデトロイトテクノは、ハウスもソウルにも影響を受けていればジャズにだって影響を受けているのですが、90年代においてデトロイトテクノは電子音楽としての"テクノ"と言う地位を確立していたと思います。しかしKirkはブラックミュージックに影響を受けてそこからデトロイトテクノに傾向していったので、その彼が結局行き着くのはジャズと言う事だったんでしょうね。そう言った意味でデトロイトテクノにジャズを再度取り込もうとする姿勢は、過去の遺産に対する尊敬とまた未来への挑戦が感じられて褒め称えるべきでしょう。控えめな情緒と慎ましいムードで内省的な音だとは思いますが、この当時Kirkが新たなる道を切り開こうとした意志は感じられます。これ以降は更にテクノ色を弱め生音を増していき、ブロークンビーツ/クラブジャズの繁栄に寄与した訳ですが、その繁栄前夜の実験的アルバムと言えるでしょう。「ジャズは生き方そのもの」と認めるKirk Degiorgioだからこそ成し得た結果です。限定盤なのでお早めにどうぞ。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 23:00 | comments(4) | trackbacks(0) | |
BEST OF 2006
来たるべき大晦日が遂にやってきました。今年はPRIDEの不祥事で格闘はK-1しかTV放映されません。非常に残念です。さて、今年の年越しは万座温泉で過ごすので、31日から3日までは外出しています。なのでこの更新も前もってまとめておいたのが、自動でアップされるようになっています。今日は年間ベストを選ぶと言う事で、時間をかけて今年リリースされた物で印象に残ったのを探していたのですが、あちらを立てればこちらが立たず状態でどれを切るか本当に迷いました。年間ベストとは謳っておりますが、実際の所数日後に選び直したらまた内容は変わるだろうし、今の時点の気持ちで選んで物と考えた頂いた方が宜しいかと。でもどれも最高に素晴らしい音楽ばかりなんで、是非参考にしてみてくださいね。

それでは続きをどうぞ。
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| BEST | 12:00 | comments(12) | trackbacks(4) | |
Steve Rachmad - Neo Classica (Sino:SINO102CD)
Steve Rachmad-Neo Classica
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さあさあ、今年も残り一週間を切りました。そんなタイミングで期待のテクノアルバムがリリースされました。Technasia主宰のSINOから、Steve Rachmadと言う新人です?いえいえどうやら新人ではなく、数々の名義でTransmat傘下のFragileや100% Pure、Strictly Rhythm、Music Man、Rotationなどの優良レーベルから作品をリリースしているオランダ人だそうです。オランダと言えばStefan Robbers主宰のEevo Lute MuziqueやDelsinなど、デトロイトを追従するグループの中でも屈指のレーベルがあるお国で素晴らしきテクノ国家と思われます。なんでどうしたってこのアルバムには期待していた訳ですが、SINOからのリリースと言う事もありなかなかの充実ぶりです。「Neo Classica」と言うタイトル通り、かつてのDerrick Mayみたいな未来的かつ懐かしめのテクノもあれば、アッパーなトラックに流麗なシンセが乗ったTechnasia系の曲もあり、過去の遺産を現在に蘇らせた音がします。シンセの音自体は分厚い感じですが、音の数自体は少なめでオールドスクールなシカゴハウスとデトロイトテクノを混ぜた感触ですね。どう聴いても目新しさはないものの、デトロイトテクノ好きな人にとってはこうゆう音にやられちゃいますよね。ただベテランのせいか思ったよりも優等生ぶりが目立って、落ち着いたアルバムになっているのは少々残念です。同レーベルのJoris Voorn並にハイテンションな曲を、もう少し用意してくれていれば更に満足出来たかなと。何度か聴き込めば、また違った見方が出来るようになるのかな。

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| TECHNO4 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
2006/12/15 SPACE LAB YELLOW's 15th ANNIVERSARY PARTY @ Space Lab Yellow
今回は東京の老舗クラブ・Yellowの15週年記念イベントの為に、先週に引き続きYellowに遊びに行きました。そのYellowを祝福する為に呼ばれたのが、テクノ伝道師・Laurent Garnier。1994年にYellowに初登場したLaurent Garnierですが(その頃自分はロックを聴いていました)、それから早10年。Garnierも注目を浴び始めた存在からテクノシーンの中心人物となる地位にまで成長し、もはやなくてはならない存在となっています。テクノだけに止まらずハウス、プログレッシブハウス、ロック、ドラムンベースなど、フロアを盛り上げる事が出来るのであれば、ジャンルの垣根を越えて音楽を鳴らす事の出来るスーパーDJであります。
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| EVENT REPORT1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2006/12/08 ESCAPE presents HI-TEK-SOUL JAPAN TOUR 2006 @ Space Lab Yellow
今月は毎週行きたいイベントがあって大忙しですね。つーことで一年半ぶりのDerrick Mayに行ってきました。あれ…よくよく調べたらYellow自体も一年半ぶりで、前回行ったのもDerrick Mayでした。何でこんなにもYellowに行ってなかったのか思い出すと、以前程テクノのイベントが充実しなくなったからなんだよね。他のクラブにブッキング負けてきてる気がする。新宿Liquidroomが無き今、Yellowには何とかがんばって欲しいんだけどな。まあそれはさておき久しぶりにYellowに入ってみると、やっぱりここの雰囲気は好きだわ。低い天井、最新とは言えない照明を逆に効果的に使用した暗いフロア、そして熱狂的に踊りに来ているお客、何もかもが他のクラブとは違います。やっぱりクラブの中ではYellowが一番好きだなーと実感。
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| EVENT REPORT1 | 16:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Âme...Mixing (Sonar Kollektiv:SK096CD)
Ame...Mixing
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近年テクノ、ハウスの垣根を越えて大ヒットした「Rej」を送り出したÂme。ミニマルで覚醒感のあるハウシーな楽曲は、様々なアーティストがDJプレイで使用しフロアに熱狂の渦を呼び起こしてきました。あんなにもじわじわと神経を蝕む様に毒気があるディープなハウスは滅多に聴く事もなく、本当に何度聴いても格好良いなと思います。そんな彼らの根本にある音楽は一体どんな物なのでしょうか?それを解き明かす鍵が、Âmeに因るこのMIXCDです。ジャンルは本当にざっくばらんで、イタロディスコからデトロイトテクノ、ミニマルハウス、ディープハウス、果てはプログレッシブロックまで何でもありですね。また新旧時代が幅広く取り入れられて、時代を跨ぐ作品集とも言えます。技術的に感動を覚える箇所は特に無いのですが、選曲自体は渋くもなかなか侮れないセンスがあるのかなと思いました。幾つか気になる曲を挙げるなら、ジャジーで未来的なCarl Craigのリミックスや、ファンキーでコズミックなDerrick Mayのリミックス。またDouble、Nexusらイタロディスコ系は、近年のディスコダブに通じるズブズブかつエモーショナルな作風が良し。ミニマルハウス最先端のLucianoの曲も、中毒的に深い音で素晴らしいです。最後のトランシーなAshra(Manuel Gottsching)は、当然テクノ好きな方はご存じですよね?ジャンルはばらばらなれど、深い音響を生かした選曲でべたっとした流れながらも地味に神経に効きます。まったりゆったり、そしてズブズブの世界に落ちていきましょう。

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| HOUSE3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
UPCOMING EVENT
DERRICK L. CARTER @ Yellow
2006/12/02 (SAT)
DJ : Derrick L. Carter, Remi

ESCAPE presents HI-TEK-SOUL JAPAN TOUR 2006 @ Yellow
2006/12/08 (FRI)
DJ : Derrick May, Ryo Watanabe

REAL ROCK DESIGN 10th Anniversary @ Unit
2006/12/09 (SAT)
DJ : Steve Kotey, Stacey Pullen, DJ Mayuri, Kihira Naoki

SPACE LAB YELLOW's 15th ANNIVERSARY PARTY @ Yellow
2006/12/15 (FRI)
DJ : Laurent Garnier

SPACE LAB YELLOW's 15th ANNIVERSARY PARTY @ Yellow
2006/12/16 (SAT)
DJ : Joaquin Joe Claussell

X PARTY feat. TECHNASIA, STEVE RACHMAD @ Womb
2006/12/22 (FRI)
DJ : Amil Khan, Charles Siegling, Steve Rachmad

CHaOS @ Yellow
2006/12/23 (SAT)
DJ : Fumiya Tanaka

AIR COUNT DOWN 2006 to 2007 @ AIR
2006/12/31 (SUN)
Special Guest DJ : Ken Ishii, Sugiurumn, and more...

年末に向けて老舗Yellowが本気を出してきましたね。流石と言うべきでしょうか。他にもビッグイベントはあるのですが、余り心惹かれる物でもないのは掲載していません。特に今年のカウントダウンは、近年の中ではかなり低調な気がします。マンネリなのかな?
| UPCOMING EVENT | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Laurent Garnier - Electrochoc (河出書房新社)
Laurent Garnier-Electrochoc
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フランスにテクノシーンを根付かせた張本人でありジャンルを横断する真のDJ・Laurent Garnier。現在来日中なのですが、実は同時に彼の長年に渡る音楽生活が詳細に書かれた自伝が発売されました。元々は2004年にフランスで出版された物で大ヒットとなり、Alex From Tokyoが翻訳、野田努監修の元で遂に日本語版が発売となったのです。実は読む前はそこまで期待していなかったのだけど、これは素晴らしい。イギリスにおけるセカンドサマーオブラブ、伝説のクラブ・ハシェンダでの体験、フランスでのメディアとの格闘、デトロイトでの壮絶なパーティー(殺されそうになったそうです)、テクノシーンの繁栄と衰退、とにかく彼が体験してきた事がそのままリアルに感じられる内容なのです。有名なDJやクラブも多数登場して、そこでの熱狂的な雰囲気やDJの信念なんかも忠実に伺う事が出来ます。Mad Mike、Jeff Mills、Derrick Mayらに真摯な敬意を抱いていて、やはりLaurentもデトロイト信者なのねーと感慨深いです。個人的に嬉しかったのは、Laurentは大きなレイブよりも小さなクラブでプレイするのが好きだと言う事。お金じゃないんだ、大事なのはヴァイブスなんだよね。別に大きなレイブを否定する訳じゃなくて、小さなクラブであればDJからファンに伝わる物も増えるんじゃないのかな。ビッグイベントでガバガバ稼ぐDJも多いけれど、DJが仕事になってしまうとちょっと寂しい(そりゃ確かに生活はかかってるけどさ)。とLaurentの活動は、根本的に大事な事を思い出させてくれました。あと年代毎に重要な曲がリスト化されていて、なるほど〜とシンパシーを感じますね。各章ごとに「French Kiss」「Wake Up」「Beyond The Dance」「Final Frontier」「Cycle 30」「Can You Feel It?」などどタイトルが付けられているけれど、クラブミュージック好きならば当然分かりますよね?w

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| ETC1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Fuse-In Live Sets Vol.2 (ナウオンメディア:NODD-00067)
Fuse-In Live Sets Vol.2
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2000年からデトロイトシティーを盛り上げるべく、そしてテクノの聖地としてテクノを知らしめるべく、Carl Craigが立ち上げたDetroit Electronic Music Festival(DEMF)。ただ元々は無料フェスであった為イベントの資金難は現在まで続き、デトロイト市との確執もあったりでCarl Craigが蚊帳の外に出されたり、色々と苦難に阻まれているイベントがDEMF。そんな苦難があって2003〜4年はDerrick Mayが主宰し、自らの資産をなげうってまでDEMF改めMovementを開催するも、結局は借金漬けになってしまう。2005年はKevin Saundersonが有料のフェスとしてFuse-Inに改め開催するも、多くの人間を集める事は叶わず彼も借金を背負う事に。2006年はプロモーターが見つかりなんとか開催するも、出演アーティストの大半はデトロイトに関係ない人だったり。となんともまあ厳しい現実ではあるDEMF。これはきっとアメリカではデトロイトテクノはヨーロッパ程深く浸透しておらず、またデトロイトがテクノの聖地だと言う認識もないからではあると思う。多分DEMFがヨーロッパや日本で行われれば多くの人を集める事が出来るだろうに、なんとも悲しいアメリカの現実だ。

さて、このDVDは2005年のFuse-In参加アーティストから、Model 500(Juan Atkins)、Kevin Saunderson、Stacey Pullen、James Pennington、Aril Brikhaら約20アーティストを収録。Juan Atkinsのエレクトロライブは初めて見たけど、やっぱり本物は格好良い。でも糖尿病のせいか痩せ過ぎな気もして、ちょっと心配だぞ。James Penningtonも硬派で芯のあるプレイ、さすがURのメインDJだ。しかし地元デトロイトハウスの重鎮・Mike Clarkよりも、ミニマルテクノのMarco Corolaの方が人気あったり、なんだかイベントの主旨ぶち壊しな面も…。ヒップホップのSlum Villageが出たりしているのは、許容を広げると言う意味では良いかもね。でもまあ、かつては荒廃していたデトロイトから毎年の如くこうやってダンスミュージックイベントが行われるなんて、ほんと素晴らしい事だとは思うよ。後はデトロイトアーティストを中心にイベントが行われ、かつ客をしっかり繋ぎ止める事が出来るようになれば、その時こそ本当の成功だと言えるだろうね。
| TECHNO4 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
High Tech Soul The Creation Of Techno Music (Victor Entertainment:VIBF5095)
High Tech Soul The Creation Of Techno Music
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デトロイトテクノファンお待ちかね、デトロイトテクノ発祥の歴史を辿るドキュメンタリーDVDです。まあデトロイトテクノファンにとっては大半は知っている内容ばかりで、特に目新たしさは特にないけれど、デトロイトテクノのオリジネーターであるJuan Atkins、Derrick May、Kevin Saundersonから直接の発言が聞けたりとか、他にもCarl Craig、Jeff Mills、Richie Hawtin、その他大勢のアーティストのコメントが聞けるのは嬉しいですね。実はオリジネーター3人につまはじきにされたと言うEddie Flashi Fowlkesの話なんかもあって、Eddieもデトロイトテクノの基礎になっていたのかと驚きもあったり。またデトロイトの大勢のアーティストに影響を与えたラジオDJ・Electrifying Mojoもノイズまみれの映像でコメントをしていて、「自分がデトロイトのアーティストに影響を与えたが、また僕も彼らから影響を受けていたんだ。相互作用だったんだよ」と言う話にはちょっとほろっときたりしました。しかしまあDerrick Mayはほんと大口叩いてますね。饒舌なのか態度がでかいのか、中には「彼は好きになるか嫌われるかのどちらか」とまで他のアーティストに言われたり、とにかくそれ位よく喋る。Juan Atkinsが裏番、Derrick Mayは表番って感じですね。ちなみに商業的に一番成功したのはKevin Saundersonです。この3人はデトロイトテクノの基礎と言う意味においては、本当に重要な人物であります。個人的にはデトロイトテクノを更に広げる事となったCarl Craig、Jeff Mills、Underground Resistance辺りももっと特集して欲しかったなと思いますが、またそれは今度で。
| TECHNO4 | 23:00 | comments(5) | trackbacks(0) | |
John Beltran - Americano (Exceptional Records:EXLPCD0201)
John Beltran-Americano
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先日紹介したデトロイトのアーティスト・John Beltran、彼の中の転機となった作品がこの「Americano」。かつてはCarl CraigのRetroactiveやDerrick MayのTransmat、もしくはUKのPeacefrog Recordsから作品をリリースした様に、テクノが中心となりそこにジャズやアンビエントを注入した作品が多かったです。しかしこのアルバムからはテクノ色は徐々に弱くなり、オーガニックなアコースティック路線が前面に出て来ました。それまではデトロイト在住だったらしいですが、この作品からマイアミに住み始めたのが関係あるのでしょうか。この後にリリースされたアルバム「Sun Gypsy」はモロにラテン過ぎて微妙でしたが、今作ではディープハウス、ラテン、ドラムンベース、ダウンテンポ、アンビエントなどが自然に存在しています。幻想的、透明な空気を一杯に含んだ柔らかい音色で、午後の昼下がりの微睡みを誘発する世界観。ラテンの要素が入っていても決して暑苦しくないのは、アンビエントに含まれるチルアウトなムードがあるからでしょう。大海原に太陽が沈んでゆく黄昏時の瞬間の、海がオレンジに輝いている景色が浮かんでくるね。イビザみたいな享楽的な世界観とは異なるしっとりした高揚感が感じられます。夏がぴったりな傑作です。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 22:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
The Nova Dream Sequence - Interpretations (Compost Records:MPOST 222-2)
Nova Dream Sequence-Interpretations
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ブロークンビーツやクラブジャズを得意とするCompost Recordsが?ハウスやソウル、ジャズ、ヒップホップなどで才能を見せつけるKing Brittが?まさかまさか純粋なテクノに手を出すなんて誰が予想出来ただろうか?そう、King Brittが送る彼自身が見た夢を音像化したのがThe Nova Dream Sequenceです。デトロイトテクノのファンであり、ずっとデトロイトテクノを作る事を希望していた彼が、ここに来てテクノへの接近しつつあるCompost Recordsからテクノアルバムをリリース。多彩なジャンルにおいて才能を持っているKing Brittですが、それはテクノにおいても同様で非常にイマジネイティブでディープ、デトロイトテクノにモロに影響を受けた感じになっていますね。深淵かつ妖艶なシンセサウンド、抑揚の無いミニマルなリズムラインを駆使し、夢見た内容と言うだけあってドリーミーで朧気な世界を創り上げています。無駄を省いたシンプルな構成で高純度にテクノ化した音は、相当に覚醒的でプログレッシブハウス方面でも人気が出そうな位ですね。デトロイトテクノの物真似では無く、デトロイトテクノを咀嚼した彼なりのテクノと言うべきで、やはり才能がある人は何をやっても凄いの一言。セクシー、ダーク、ミステリアス、ドリーミー、色々な言葉が浮かんできます。またここ2〜3年のエレクトロニック全開なCarl Craigの作品にも近い音の様な気も。Derrick Mayも絶賛してるし、テクノ好きは無視してはいけないですよ。

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| TECHNO3 | 23:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Manuel Gottsching - E2-E4 (Re-masterd) (Arcangelo:ARC7168)
Manuel Gottsching-E2-E4
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今年のMETAMORPHOSEの目玉は何と言っても、Manuel Gottschingによる「E2-E4」世界初ライブであろう。実は既に「E2-E4」のライブは、オーケストラ+アコギセットで行われているのだが、今回はなんとリズムマシーンやエレキでのセットと言う事で、これこそが真の「E2-E4」初ライブと言えるだろう。「E2-E4」って何でしょうと言う人は、私の過去レビューをまず参照して頂きたい。

さて、とにもかくにも「E2-E4」のクラブシーンへの影響はとても大きい。テクノ、ハウス、ガラージのクラシックスとして各アーティストに影響を与え、Sueno Latinoによるアンビエントハウスを誘発し、そしてDerrick MayとCarl Craigによるリミックスは今でも燦然と輝きを放つ。

しかし今になって「E2-E4」の初ライブが日本で行われるなんて驚き以外の何でもないし、むしろ今までライブが行われていなかった事の方がもっとびっくりだ。ジャパンマネーの力を想像するのは容易いが、それでも野外であの官能的なギターサウンドを一時間も体験出来るのであれば、それはきっと至福の時となる事も間違いないだろう。今年はチケットの値上げだったり、いまいちしっくりこない面子が多いのでMETAMORPHOSEには行かないけれど、「E2-E4」のライブだけはマジで聴きたいな。

取り敢えず廃盤になっていたこのアルバムが、リミスター済みで再発される事に乾杯!

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| ETC1 | 23:40 | comments(6) | trackbacks(3) | |
Francois K. - Frequencies (WaveTec:WT50165-2)
Francois K.-Frequencies
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待った待った、ほんとーに待った。今度こそと何度も思いつつ実現しなかったDerrick Mayの新作が、遂にMIXCDの中で披露されました。しかもダンスミュージックの伝道師・Francois Kと組んだユニット・Cosmic Tiwns名義で、「Solar Flare」なる新曲を届けてくれました。で内容はと言うとほぼFrancoisが手掛けたんじゃないかと思わせるハウスグルーヴ基調で、そこにコズミックなシンセが絡みつくまあまあの出来。まあ御代二人の共作の割りには意外と落ち着きのあるテックハウスで、マジックは見られなかったけど素直にDerrickの新作としては喜ばしいですね。

肝心のFrancoisのミックスプレイはと言うと、もはやハウスのDJとしてではなくテクノもすっかり馴染んだディープスペースワールドを見せつけてくれました。流行のAmeやNathan Fakeなどのどディープなテックハウス、Jeff Mills、Carl Craig、Joris Voornらの王道テクノ、Sleeparchiveのミニマルテクノ、Oliver Ho、Samuel L.Sessonsらのハードテクノ、Co-Fusinのアッパーハウスなど内容も豊かに全体的にクールでヒンヤリとしたプレイです。Francois K、Aril Brikhaの新作が収録されているのも、嬉しい限りでかなり豪華な選曲ですね。元々がハウスDJのせいか小刻みに流れを作るよりはかなりスムースな流れで、長い時間をかけて広がりのあるプレイを聞かせてくれます。ハードな音は少なめでハウスファンにも聴きやすいプレイだとは思いますが、個人的にはもう少しアッパーな箇所が欲しかったなと。壮大な世界観はさすがFrancoisだとは思いましたが、理路整然と考えた挙げ句に決めた流れは少々クール過ぎるかも。もうちょっと人間らしさと言うか、大雑把でも良いから勢いがあればなと思います。完璧すぎるのはベテランの味だとも言えるし、逆にマイナスにも成りうると言う事なのですね。

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| TECHNO3 | 23:00 | comments(3) | trackbacks(0) | |
The Detroit Escalator Co. - Excerpts (Peacefrog Records:PF099CD)
The Detroit Escalator Co.-Excerpts
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Derrick Mayに初期Transmatのマネージャとして雇われていた経歴のある、Neil OllivierraことThe Detroit Escalator Co.。Ian O'Brienなんかもリリース歴のあるFerox Recordsから「Soundtrack (313)」と言うアルバムを1996年にリリースしたのですが、レーベル消滅と共にアルバムも廃盤となり余り日の目を浴びる事がありませんでした。そこで手を組んだのがPeacefrog Recordsで、「Soundtrack (313)」に新曲等を加えて再編集した「Excerpts」が2000年にリリースされました。元のタイトルである「Soundtrack (313)」から察する通り、Neilがデトロイトの街を駆けめぐりその時に録音した音も利用して作られているそうです。つまりはデトロイトと言う街の空気を目一杯吸い込んだ、真のデトロイトテクノとも言える作品なのです。まるで暗黒の世界とでも言うべきデトロイトの町並みの迷路に吸い込まれて行く様に、ずぶずぶと深い奥底に沈んでゆくダブ残響音。浮遊感のあるアンビエントダブで心地良くは感じるものの、やはり空虚に溢れどこか物悲しいメロディーがデトロイトが未だに廃退している事を気付かせます。しかしそう行った荒んだ世界の中にも、ひっそりと佇む揺るぎない美しさがあり希望は捨ててはいません。デトロイトアーティストによるデトロイトテクノ好きへのサウンドトラック。

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| TECHNO3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Rolando - From There To Here & Now (NRK Sound Division:NRKCD025X)
DJ Rolando-From There To Here & Now
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Underground Resistanceの3代目DJとして、そしてGerald Mitchellと新たに立ち上げたユニット・Los Hermanosのメンバーとして活躍したDJ Rolando。しかしながらより広大で自由な活動を望むDJ Rolandoにとって、半ばコンセプト化されたURに居座り続けるには窮屈過ぎたのだろうか、人気を保ったままURを脱退。その後特にどんな活動をしているのかも耳に入らなくなって一年以上経ったのだが、遂に再始動なのか新たなるMIXCDをリリースする事になりました。しかも以前にも「Nite:Life 016」(過去レビュー)と言う名作MIXCDをリリースしたNRKから、今度は2枚組の大作でファン泣かせなリリースです。

Disc1はモロにハウス満開、軽く爽やかなアフロハウスから黒光りするディープハウス、キャッチーなアッパーハウス、温かみのあるソウルフルなハウスなど、どこをとっても4つ打ちハウスに囲まれています。以前生でDJ聴いた時は、ゴリゴリでミニマルなテクノ〜デトロイトテクノで鬼気迫る迫力のプレイだったけれど、このMIXCDでは幾分か肩の力が抜けてより自身のルーツに近いラテン的な面が出ている様な気がしますね。UR在籍時のハードで暗黒エレクトロをリリースしていた頃と同人物とは思えない程の変わり様ですが、このMIXCDの様なプレイをするのならばURとは一線を画すのも納得かな。デトロイト色が余りないから離れるファンも出てくるかもしれませんが、僕は素直に格好良いハウスだと思います。緩めの前半からキャッチーな中盤、疾走感溢れる後半(テクノ少々)まで手堅く盛り上げます。DJ Rolandoがまさか「Bar A Thym」をプレイするなんてって思ったけど、そんなプレイが彼のこれからの道を示唆しているんでしょう。

対してDisc2はダンサンブルながらもどちらかと言うと緩めの選曲で、夜にしみじみと聴くのに良いムードが出ています。Tread、David Alvarado、Vince Watsonらのテックハウス、Trackheadz、Indigenous Space People(Ron Trent)、Tokyo Black Star(DJ Alex From Tokyo)らのディープハウス、そしてデトロイト好きは見逃せない「Sueno Latino(Derrick May Illusion Mix)」を収録。ほぼフルレングスで収録してあるので、ミックスと言うよりはDJ Rolandoの自分用のリラクシングCDな意味合いが強そうです。たっぷり踊った後は体を休ませて、静かに時間を過ごそうって事なんでしょう。Disc1とは対照的に落ち着いて聴きたいですね。

さあ、後は新曲を待つのみ。DJ Rolandoの今後に期待が膨らむばかりです。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Stacey Pullen - DJ-KiCKS (Studio !K7:!K7049CD)
Stacey Pullen-DJ-KiCKS
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デトロイトを代表するDJと言えばJeff Millsなのだろうけど、あれはハードミニマルスタイルであってデトロイトにはもっと色んな側面もあります。僕が秘かに気に入っているデトロイトのDJは、Derrick Mayの最後の愛弟子・Stacey Pullenです。Silent Phase名義でも活躍をして、テクノにファンキーなアフロ魂を注入しデトロイトテクノ第3世代?としても注目を浴びていました。まあしかしあんまり作品数が多くないし、一般的な知名度はそこまで高くないかもしれないです。でもこの人はDJが特に素晴らしくて(生で聴いた事ないけどね…)、以前紹介した「Fabric 14」(過去レビュー)なんか最高ですよ。滑らかに緩やかに、心地良い浮遊感と伴ったハウシーな選曲で最高にイカシテました。では今日紹介する「DJ-KiCKS」はどうかと言うと、またこれも良い感じです。こちらはモロにデトロイト色濃厚なんですが、特にリズムが切れまくってます。体を上下に揺さぶるアフリカンリズムが前面に出て、ファンキー&トライバル!そしてがつがつと攻め上げつつも、デトロイトのソウルが籠もったロマンティックなメロディーを伴った曲が後半には待ち受けています。原始的な踊る欲求を呼び覚ましデトロイトへの哀愁を思い出させるストーリーを作るプレイは、先輩のDerrick Mayに勝るとも劣らないです。一度生で聴きたいDJの一人ですわ、はい。

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| TECHNO3 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Upcoming Event
PEOPLE WANT MORE LIFE @ YELLOW
2006/04/14 (FRI)
DJ: JEFF MILLS(AXIS), TAKAMORI K.

MATERIAL feat. IAN POOLEY @ AIR
2006/04/21 (FRI)
Guest DJ: Ian Pooley

CROSS MOUNTAIN NIGHT feat. JAMES HOLDEN @ WOMB
2006/04/21 (FRI)
DJS: JAMES HOLDEN, TORSTEN FELD, Dr,SHINGO

CLUB MUSEUM @ UNIT
2006/04/21 (FRI)
Special Live Performance: BRITISH MURDER BOYS(SURGEON & RISIS) -5 hours gig-

UNDERGROUND RESISTANCE "INTERSTELLAR FUGITIVES" TOUR @ LIQUIDROOM
2006/04/28 (FRI)
Featuring members:INTERSTELLAR FUGITIVES SPECIAL LIVE UNIT
Formed by - GERALD MITCHELL as THE DEACON (UR044), THE ANALOG ASSASIN (UR040), CORNELIUS HARRIS as THE ATLANTIS (UR3.14), RAY 7 as THE UNKNOWN SOLDIER (UR051)
...And maybe more fugitives
DJs:SUBURBAN KNIGHT aka JAMES PENNINGTON (UR011), DJ S2 aka SANTIAGO SALAZAR (UR057), DJ DEX aka NOMADICO (UR061)

STANDARD 4 @ WOMB
2006/04/28日 (FRI)
GUEST DJ: JORIS VOORN
DJ: KEN ISHII, SATOSHI ENDO

MOODYMANN JAPAN TOUR 2006 @ YELLOW
2006/04/29 (SAT)
DJs: MOODYMANN aka Kenny Dixon Jr, Alex From Tokyo

PANORAMA @ YELLOW
2006/05/02 (TUE)
DJs : Kentaro Iwaki a.k.a Dub Archanoid Trim, Terre Thaemlitz
LIVE: LUOMO a.k.a VLADISLAV DELAY

CLASH 12 feat. DERRICK MAY @ ageHa
2006/05/06 (SAT)
DJs :Derrick May, Ken Ishii, DJ Tasaka, Fumiya Tanaka, DJ Wada, Q'Hey
Toby, Yama, Shin Nishimura, DR.Shingo, Kagami, RKD1 & RKD2
LIVE : Chester Beatty, Newdeal

JAPANECTION PRESENTS SOUL DESIGNER TOUR @ WOMB
2006/05/19 (FRI)
DJs: Fabrice Lig, Jean Vanesse, Ken Ishii, Sisk
| UPCOMING EVENT | 23:55 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Jimmy Edgar - Color Strip (Warp Records:WARPCD116)
Jimmy Edgar-Colorstrip
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名門テクノレーベルWARPの期待の新星、Jimmy Edgarのアルバムが遂にリリースされました。今までの別名義の作品ではポストPrefuse 73と称されるヒップホップエレクトロニカが特徴だったらしいのですが、僕がWEBで試聴したJimmy Edgar名義の作品は全然そうではなく、むしろWARPのAI(Artificial Intelligence)シリーズを思い出させるテクノでした。デトロイト出身でKevin SaundersonやJuan Atkins、Derrick Mayとも競演経験があるそうで、とにかくデトロイト新世代と言うだけで注目は集めているかもしれません。しかしデトロイト系の音を期待するよりも、やはりWARPと言うレーベルを意識した緻密なテクノサウンドが前面に出ています。綺麗目のデジタル音からチープなアナログ音まで使いこなし、ブレイクビーツやヒップホップ風のリズムの導入、デトロイトテクノの影響まんまなトラックからJuan Atkinsのエレクトロまで、とにかく良いとこ取りなアルバムです。ハイファイとローファイの組み合わせ、洗練されていながらださい所もあり、久しぶりに面白い新人が出て来たかなと言う感じです。個人的にはこうゆう破天荒なアーティストは、ポストAphex Twinに成りうるかなと思いました。でもあそこまでいかれてもなく、メランコリックなメロディーがしっかり生きていて聴きやすいですよ。

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| TECHNO3 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(4) | |
Sans Soleil (Catalog.:CATCD#006)
Sans Soleil
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デトロイトテクノを広める事に貢献したDerrick Mayは、90年代に入り自身の作曲活動は停滞しているものの、その後はTransmatレーベルを主宰する身として新人の育成・発掘に励んでいます。その成果の一環として2004年にはTransmatから新人3人のアルバムをリリースしたのですが、その中の一人がSans Soleil。これがまた良い味を出していて、闇夜に広がる壮大なアンビエンスが心地良い空間を演出してくれているのです。強烈なダンストラックは無いものの、デトロイトテクノの深淵なメロディーに身を揺られ、いつの間にか心は空に広がる宇宙空間へと飛ばされてしまいます。所謂黒人音楽からなるファンキーさは無くても、Transmatからリリースされるに相応しいエモーションは感じられるし、これからのデトロイトテクノの発展・進歩が多少なりとも伺えるのではないでしょうか。直感的な刺激では無く徐々に体に馴染んでくる音が、非常に心地良い一枚ですね。

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| TECHNO3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
E-Dancer - Heavenly (Planet E:PE65241CD)
E-Dancer-Heavenly
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新年そうそう最初のレビューは、去年大躍進を果たしたデトロイトテクノからビルヴィレー・スリーと呼ばれる内の一人、Kevin SaundersonのE-Dancer名義のベスト盤を紹介します。KevinはDerrick May、Juan Atkinsに比べるとハウス色が強くまた派手で盛り上がるトラックメイキングが得意です。大柄な体格に似ていてDJプレイもとにかく派手で、ジェットコースターの様に緩急自在に最大限に盛り上がる選曲でほんとに上手いです。でこのベスト盤なんですが、ベスト盤だけあって全ての曲のクオリティーが最上級。特にざらついたフィルター使いが特徴で硬く荒々しい音を出しつつも、ムーディーなメロディが導入されテクノとハウス両方で使えるトラックが多数。Ken IshiiやJeff Mills、その他色々なアーティストが今でも、「World Of Deep」、「Pump The Move」、「Velocity Funk」などを回しているのはクラブに行った事がある人ならば周知の事実でしょう。しかしやっぱり体格同様、彼のトラックはまじで図太いですね。ズンドコ節でクラブヒットしない訳がないですね。EPでいちいちシングルを集めるのは面倒なので、こう言ったベスト盤は大変重宝します。一家に一枚お勧めします

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| TECHNO3 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2005/12/09 THE ULTIMATE DJ CHAMPIONSHIP REEL UP FIGHT NIGHT @ Womb
年末恒例のテクノイベントReel UpがLiquidroomからWombに移動してから初めて、Reel Upに参戦しました。何と言っても今回は全員がタッグマッチでDJやライブをすると言う楽しみイベントだったので、ご機嫌でWombに向かいました。

0時頃入館すると意外にもフロアには100人以下のお客しかいなくて、なんでこんなに空いてんの?って驚き(同日Derrick May @ Yellowと割れたんでしょうが)。すぐにDJ Wada VS Wall Five(Heigo Tani)のCo-Fusion DJ Setが始まります。初めに言っちゃいますが今回のCo-Fusionはほんとにヤバメでした。相変わらずクリック系のセットからディープめのテクノ、そしてスカスカのシカゴルーツのテクノ、複雑なリズムトラック系、そして怒濤のハードミニマルテクノまで徐々にビルドアップしていく展開。彼らのDJは曲の繋ぎが本当にスムースで、いつの間にか次の曲になっていると言う素晴らしい技術です。大ネタぶちかましで「Jam The Box」、「Gypsy Woman(She's Homeless) 」は勿論、今回はネオアシッド「Hot! Hot!!」をバージョン違いで3回も回しました。おいおいおい、やりすぎだろって笑いが止まらなかったのですが、終盤のハードミニマルテクノは凄い疾走感で序盤で既に踊り疲れちゃいました。
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| EVENT REPORT1 | 22:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Juan Atkins - 20 Years Metroplex 1985-2005 (Tresor:Tresor.216))
Juan Atkins-20 Years 1985-2005
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昨日の素晴らしいデトロイトテクノコンピに続き、本日はデトロイトテクノの始まり、Juan Atkinsのベスト盤を聴いて欲しいと思います。全ては彼から始まったと言っても過言では無く、デトロイトテクノいやテクノのゴッドファーザーとして現在も活躍中なその人です。テクノと言うよりもエレクトロと言うべきCybotron名義から始まり、ファンキーでコズミックな精神を注入したModel 500名義、ストレートで硬派なテクノ系Infiniti名義、意外なるハウスを披露したVision名義、そして遂にはジャーマンテクノとシンクロした3MB(Moritz Von Oswald+Thomas Fehlmann) feat. Juan Atkins名義など、彼の20年に渡る活動は本当に偉大なテクノ軌跡であり、テクノの一つの指標に違いありません。テクノと言うシーンの流れが早い中で20年もの間、その世界に降臨し続ける事自体が驚くべき事なのですが、今でも彼の活動意欲は衰えを見せず素晴らしいテクノを創り続けています。Underground Resistanceの様に神懸かりに近い奇跡や、Carl Craigの様に未来を超越するセンス、またはDerrick MayやKevin Saundersonの様な大ヒットもないかもしれない。それでもJuan Atkinsはこれからもテクノと言うシーンを支えていく人で有り得るし、彼こそがオリジネーターである事に変わりはありません。「Ocean To Ocean」や「The Flow」のファンキーでエモーショナルな音には心が揺さぶられるし、「I Wanna Be Free (I Wanna Be Thereが正しいタイトル)」や「Jazz Is The Teacher」には深い精神世界を感じられさせ、「Game One」や「Skyway」には硬派で頑固一徹なテクノ精神が宿っています。Juan Atkinsだけがデトロイトテクノではありませんが、彼は紛れもなくデトロイトテクノの真髄でしょう。

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| TECHNO2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Electric Institute (New Religion:REG118CD)
Electric Institute
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今年はやたらデトロイトテクノがブームになっている気がします。デトロイトの大物の来日、レアなコンピレーションやデトロイトクラシックの再発、限りなく続く新譜の発表などとにかく今年はデトロイトが熱い!それでだ、年末に差し掛かり究極のデトロイトコンピとも言えるアルバムが遂に出ました。今まで数多く発表されたデトロイトテクノのコンピレーション(「Cosmic Soul」や「Panic In Detroit」、「Virtual Sex」など)を上回る力作、確実にデトロイトの最良の瞬間が閉じこめられている「Electric Institute」です。コンパイラーはデトロイト信者であるKirk Degiorgioが務めているのですが、彼のこの仕事は尊敬と畏敬の念を以てして迎えられるべきである程です。Kirk自身はAs One、Blue Binary、Super-A-Loof(Ian O'Brienを含む)名義で曲を提供し、そしてデトロイトの天才69(Carl Craig)、新世代デトロイトアーティストNewworldaquarium、古参のデトロイトフォロワーBalil(元Black Dog)、デトロイトハウサーShake(Anthony Shakir)、Derrick Mayの愛弟子Stacey Pullen、そしてリミキサーとしてDerrick Mayも起用され、これまでに類を見ないアーティストが集結しています。隠れた未発表音源や未発表バージョンを集める為に各アーティストに声をかけたとの事ですが、さすが信頼を置けるKirkだからこそこれだけの楽曲を集められたのでしょう。どの曲も90年前後のデトロイトテクノ至福期を感じさせる深いエモーションを感じさせ、未来派なテクノサウンドはこれからも歩みを止めないデトロイトテクノの前衛性を表現しています。これを機にKirkはかつて活動させていた伝説のテクノレーベル・ART(Applied Rhythmic Technology) を復活させ、テクノの可能性をこれからも追求していくそうです。確かにこのコンピを聴けばテクノの深さと広大さはまだ無限の様であり、それはテクノを含めたエレクトロニックミュージックの可能性にも繋がっていくのだと思いました。冗談ではなくて期待と幸福、そして可能性を見出せるのです。本当に素晴らしいコンピレーションが登場しました。

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| TECHNO2 | 23:00 | comments(3) | trackbacks(2) | |
System 7 - Mysterious Traveller (A-Wava:AAWCD008)
System 7-Mysterious Traveller
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テクノ・プログレッシブハウス界で年齢を重ねる毎に深みを増し成長してきたSystem 7。齢50は越えているだろうに今だに成長を続けるユニットなのですが、その成長を促したのはその時々の旬のアーティストとコラボレーションのおかげなのでしょう。彼らは特にデトロイトテクノにも敬意を払いCarl CraigやDerrick Mayとも交流が深いのですが、そのDerrick Mayとのコラボ作品を一同に集めたアルバムを出しています。それがこの「Mysterious Traveller」、タイトルからしてもう大好きです。1900年から2002年までのコラボ作品やそれらのニューリミックス、未発表曲を収録しているのですが、不思議と時代のばらつきはあるものの作品のばらつきは感じられません。彼ら自身も「永久の音だよ。何故時間を超越したクオリティーを維持しているのかというと、私たちが作っている音がテクノの源、インスピレーションの源から来ているのと関連する」と述べています。Mayのエモーショナルでファンキーなビートとメロディー、System 7の浮遊感のあるサウンドスケープが見事に融合し、彼らにしか為し得ないテクノサウンドを実現しています。時々思うのは実はこれらの楽曲が、作曲活動を辞めたMayの新曲なんじゃないかって事。それ位Mayのカラーが前面に出ているし、独特なリズムはMayそのもの(Big Sky Cityを聴いてみなよ! )。そうゆう意味でも彼らのコラボ曲は興味をひき、また新たなるSystem 7の進化を期待していました。一番テクノな音を出していたこの頃のSystem 7は自分に合っていましたが、その後はプログレ〜サイケデリックトランスと微妙な方向に流れています。それはまた後の話ですが、System 7の音楽を吸収する貪欲さは若者以上に凄いですね。そういやMayの至高の傑作「Icon」も収録されているのですが、それはSystem 7からMayへの畏敬の念を込めての事なのでしょう。

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| TECHNO2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Upcoming Event
CLASSIC MUSIC COMPANY presents THANKS FOR COMING BY-CELEBRATING A CLASSIC DECADE @ Yellow
2005/12/3 (SAT)
DJs : Derrick L.Carter, Luke Solomon, Remi

SPACE LAB YELLOW'S 14th ANNIVERSARY PARTY @ Yellow
2005/12/9日 (FRI)
DJs : Derrick May, DJ Katsuya

THE ULTIMATE DJ CHAMPIONSHIP REEL UP FIGHT NIGHT @ Womb
2005/12/9 (FRI)
ASIA GP : Ken Ishii vs DJ Yama
U.S. GP : DJ Funk vs Chester Beatty
JAPAN GP : DJ Wada vs Heigo Tani

DE9 WORLD TOUR IN JAPAN @ Womb
2005/12/22日 (THU)
DJs : Richie Hawtin, Magda and more

FRANKIE KNUCKELS JAPAN TOUR @ AIR
2005/12/22日 (THU)
DJs : Frankie Knuckles and more

SHANGRI-LA 01 presents THE WHITE BALL - gay mix party - @ ageHa
2005/12/23 (FRI)
Arena DJs : Frankie Knuckles, Wara

DOUBLE TROUBLE 10 @ ageHa
2005/12/29日 (THU)
Arena DJs : Timmy Regisford, Danny Krivit

UNIT 06 NEW YEAR'S PARTY @ Unit
2005/12/31日 (SAT)
Line Up : Thomas Fehlmann, Tobias Thomas, Jennifer Cardini
Triple R, Steve Barnes aka Process/Cosmic Sandwich, dublee
Kosuke Anamizu, Kentaro Iwaki aka Dub Archanoid Trim, Keita Magara
Toshiya Kawasaki, and more....

AIR COUNTDOWN SP @ AIR
2005/12/31 (SAT)
DJs : Ken Ishii and more
| UPCOMING EVENT | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Fuse-in Live Set Vol.1 (ナウオンメディア:NODD-00049)
Fuse-in Live Set Vol.1
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2000年Carl Craigが中心になって開催されたDEMF(Detroit Electronic Music Festival)は、デトロイトをもっと世界的に知って貰う為にと開かれたイベントであった。しかし2001、2002年はデトロイト市とアーティスト側で溝が出来てしまい、DEMF本来のあるべき姿が失われつつあった。2003年主導権をアーティスト側に取り戻そうと、Derrick Mayが自腹を切って出資しDEMF改めMovementを開催。そして2004年も同じイベントを見事に成功させた訳だが、やはり無料でのイベントでは金銭面でのやりくりも難しいのだろう。2005年は主導権をKevin Saundersonに譲り、Fuse-inとイベント名を改め初めてのチケット制を導入させた訳だが、Galaxy 2 Galaxyもライブ出演するなど内容は充実していた様だ。

とまあデトロイトの音楽祭典の話だけれども、2003年2004年のMovementの映像を収録したDVDが出ています。Kevin Saunderson、The Detroit Experiment、Stacey Pullen、Francois Kなど豪華アーティストが勢揃いで、イベントの空気がダイレクトに伝わってきます。ただ各アーティストが10分位ずつの収録でロングセットを聴く事が出来ないのが残念。イベントの紹介的DVDなのでしょうがないですかね。だからめちゃめちゃデトロイトが大好き!とにかくデトロイト関連は集めたい!って人なら購入してみても良いかもね。
| TECHNO2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Alton Miller - Stories From Bohemia (Peacefrog Records:PFG044CD)
Alton Miller-Stories From Bohemia
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デトロイトテクノ・ハウスにおいて伝説となっているクラブ、「Music Institute」のレジデントDJであったAlton Miller。そう、かつてはChez DamierやDerrick Mayとも共に活動をしていた、デトロイトハウスの牽引者である。活動歴も大変長いのだが、まだアルバムは「Stories From Bohemia」を含め2枚しか出ていない。しかしやはり大ベテラン、丁寧にしっとりと作り込まれソウルフルなディープハウスを提唱している。同じデトロイト系でもTheo ParrishやMoodymann程どす黒くはなくて、しっとりと生暖かくしんみり心に染み入る様な作風が特徴。多彩で渋いパーカッションと流麗なエレピやストリングスを、音数を絞ってシンプルに使う事でエモーショナルなメロディーが強調されている。派手な作風ではなく夜に小耳を傾けて、お酒でも飲みながら聴き入りたくなってしまう。Larry Haerdとかのハウスが好きなら、間違いなく聴かれるべき作品。

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| HOUSE2 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kenny Larkin - The Chronicles 1992-1997 (Rush! Production:ACCR-10036)
Kenny Larkin-The Chronicles 1992-1997
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今年のデトロイトテクノはベスト盤が多いですね。そんな中デトロイトテクノ第2世代のKenny Larkinもベストアルバムを発売しています。Carl Craigとかに比べると地味な存在でイマイチな人気だけど、アルバムの出来は総合的に優れていたりする信頼のおけるアーティストです。別名義でも色々EP出していたりしてそれらを今更集めるのは大変しんどい…。って事ならこのベストアルバムは今から彼の音楽を聴く人には、大変重宝出来る物だと思います。特に初期の作品は今となってはレア物で手に入らない。その上初期の方が内容が充実していたわけですわ。それらが2枚組で聴けちゃうなんて便利ですよね。僕が好きなのはWARPがAI(Artificial Intelligence)シリーズを推奨してた頃に、Kenny Larkin名義で出した曲でしょうか。それは例えば「Tedra」とかなんですけどね。彼の創り出す音はDerrick Mayの情緒深さとCarl Craigの実験精神を持ち合わせていて、ダンサンブルでありながらも音に魅入る事が出来ます。AIシリーズ流行の頃に出してた曲は、確かに先進性と言うか知的なイメージも持ち合わせていましたね。「Tedra」は本人も大好きな曲らしく、僕も神秘的な美しさに惚れ惚れしています。ベスト盤だから他にもお勧めの曲が一杯。まだ知らない人は一回聴いてみてね。

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| TECHNO2 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(2) | |
Upcoming Event(今回はまじ(´Д`) ハァハァ)
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

2005/08/27 (SAT) metamorphose05 @ サイクルスポーツセンター伊豆修善寺
LIVE:GALAXY 2 GALAXY、TORTOISE、GREEN VELVET、ISOLEE
ROVO、BOOM BOOM SATELLITES、HIFANA...and MORE!!

DJs:MARCO BAILEY、EYE、FUMIYA TANAKA、QHEY、KAORU INOUE
KIHIRA NAOKI、DJ BAKU、DJ SHIRO THE GOODMAN、DJ NOBU...and MORE!!

2005/07/08(FRI) CLASH07 @ ageHa
Arena DJs :JUAN ATKINS、FUMIYA TANAKA、HITOSHI OHISHI
LIVE:CO-FUSION

2005/07/17 (SUN) DEMENSION K presents 2300 A.D. @ ageHa
Arena DJs :DERRICK MAY、STACEY PULLEN
Water Bar :IAN O'BRIEN、K.F. a.k.a. Calm、KENTARO IWAKI

2005/07/22 (FRI) STANDARD 2 feat. KEN ISHII & FABRICE LIG @ AIR
DJs :Ken Ishii and more
Live :Fabrice Lig aka Soul Designer

2005/07/24 (SUN) LIQUIDROOM 1st ANNIVERSARY MAHOGANI MUSIC presents MOODYMANN LIVE IN JAPAN 2005
Live : Moodymann with Andres+Piranha Head+Paul Randolph+Roberta Sweed+Nikki-O
DJs :Andres、Pirahana Head

もう何も言うまい…全て必要不可欠。東京で見る事が出来なかった人にとってGalaxy 2 Galaxyは奇跡の再来日だし、Moodymannのフルバンドでのライブも日本初(前回はアメリカテロ事件でバンドでの来日がお釈迦になっています)。Derrick Mayとその愛弟子STACEY PULLENの競演に、先日来日したばかりのIAN O'BRIENがまた来る。そして日本初のSoul Designerのライブと、どれも見逃せない物ばかり。夏に向けてイベントが目白押し、こりゃスケジュールがしんどいわ。
| UPCOMING EVENT | 23:40 | comments(3) | trackbacks(0) | |
2005/05/28 UNITE @ UNIT
Ian O'BrienとCharles Websterが一緒に聴けるぜ〜みたいな感じで楽しみにしていたイベント。HUBで強いお酒を注入してほろ酔いで12時過ぎにUNITへ入りました。プレイしているのはIan O'Brien、こっちが先でしたか。まだ時間が浅い事もあり余りメロディーの無いパーカッシブなだけの曲で、地味なプレイをしています。フロアも空いてるしイマイチ盛り上がっていません。ん〜以前の様なオプティミスティックなプレイを期待してたんだけどな…。落胆していると1時位から明るめのメロディーが入った曲をプレイする様になり、Fabrice LigやDerrick May、BFC(Carl Craig)、また自身のQuerida名義の曲なども回すようになりアッパーでポジティブな面が徐々に現れて来ました。クラブで初の「Derrick May-The Beginning」なんかも聴いちゃったりして、やっぱデトロイト系の曲を回す事を期待してただけに一人興奮。2時位にはIan自身が手がけたハイテックコズミックチューン「Jazzanova-Days To Come(Ian O'Brien Remix)」が高らかに鳴り響き、宇宙の果てまでぶっ飛ばされました。もうこの頃になるとフロアも人一杯でみんな盛り上がっています。そのまま3時までコズミックでハイテンションにガンガン飛ばして、納得のプレイを満喫出来ました。
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| EVENT REPORT1 | 13:00 | comments(6) | trackbacks(0) | |
2005/05/07 ESCAPE PRESENTS HI-TECK SOUL JAPAN TOUR 2005 @ Space Lab Yellow
うぐぐぐぐ、ハードフロアのライブも行けずにゴールデンウィーク後の週末の予定も空けておいたが諸事情により遊べなくなり、あっちも3ヶ月近くご無沙汰でプライベートでもすんげぇ欲求不満状態(悶々)。まじで精神状態が良くないこの頃です。つーことで、もう不満解消の為に急遽Derrick Mayに行く事にしました。実はデリックメイは初体験(ぽっ!)バージンが遂に奪われてしまうのね。

さてイエローは今年初めて、久しぶりです。12時過ぎにフロアに入ると、Ryo Watanabe氏がプレイ中。ファンキーでパーカッシブなプレイでなかなか良い感じでした。上げすぎる事もなく前座に徹したプレイですが、体をほぐしながら酒をぐいぐい…良い気持ちですが、前日に余り寝ていないせいかお酒の飲み過ぎか眠くなりました。2時から夢の中へ、夢の中へ、行ってみたいと思いませんか?はい、夢の中へ行きたいです。完璧に4時まで就寝モード。うわ〜、起きたら4時。隣に座っていた日本語ペラペラの外人の兄ちゃんに話しかけられます。やっぱイエローは良いよねとか、ケンイシイ大好きとか二人で妙な連帯感を覚えました。外人の気さくさを僕も学びたいものですね。
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| EVENT REPORT1 | 15:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
DJ Deep - City to City (BBE:BBECD052)
DJ Deep-City to City
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最近のハウスシーンではデトロイトテクノの曲も回される様になった。実際「Body & Soul」でも「Jaguar」は回されるし、ハウスパーティーで「Strings Of Life」や「Hi-tech Jazz」が回される事も珍しくは無くなった。そうゆう意味でデトロイトテクノがようやく世界的に認められたと嬉しい気持ちも反面、ハウスシーンでの扱われ方には少々悲しい物がある。今までだってデトロイトテクノは存在していたのだ。「Strings Of Life」なんて一体何年前の曲だと思っているのだろう。それを今になって回して賞賛を浴びるのはどうかと思うし、そんな事は孤高のミニマリストのJeff Millsがハードミニマルプレイの中で「Strings Of Life」回す事で、ずっと前から実践していたのだ。またハウスシーンに取り込まれた事によって食い物にされて、「Strings Of Life」はDefectedから最低なバージョンでリメイクをされる事になってしまった。なんとも下品なボーカルを入れて気持ちの悪いシンセ音を被せ、デトロイトテクノに敬意を感じられないリメイクを施したのである。いくらハウスシーンが停滞してるからと言って、安易にデトロイトテクノを利用する事には警報を発したい。

DJ DeepのこのMIXCDは、安易にデトロイトテクノやシカゴハウスを使ったのではなく玄人受けするようなMIXをしているので、否定せずに受けいられる事が出来た。曲目を見れば一目瞭然で、ちょっとかじった程度の人には分からない様な選曲がされている。出だしから「Acid Tracks」、「Phylyps Track Volume 1」、「Expanded」の3曲が同時に回される箇所があるんだけど、凄い使い方だ。アシッドビキビキで、アブストラクナな音が被り、浮遊感のあるシンセが振れ動く初めての体感。Derrick Mayの曲を使うにしても「Kaos」、「Sinister」の裏方的な曲だったりするけれど、MIXで使われると新鮮に聞こえてくる。Carl Craigの「Elements」もMIXCDで聴くのは初めてだな、DJ Deepめマニアック過ぎるぞ。そしてラスト2曲は怒濤のUR連発。敢えて「Hi-tech Jazz」では無いし、ラストの「Your Time is Up」はURのファーストEPじゃないか!最高にソウルフル過ぎるぜ!シカゴハウスとデトロイトテクノで構成されたこのMIXCDは、一部のマニアにとっては最高にプレゼントになるに違いない。

そしてMIXCDのみならず、CD2のハウスコンピレーションもお世辞抜きに素晴らしい。Glenn UndergroundやCajmere、Kerri Chandler、Ron Hardy、Ron Trentらの重鎮のトラックが揃っているからと言う事ではない。本当に収録されている曲のどれもが素晴らしいのだ。ソウルフルなボーカルハウス、大人の渋みを感じさせるディープハウス、流麗なジャジーハウス、スカスカなシカゴハウスなどDJ Deepのセンスの良さを体に感じる事が出来るコンピレーションなのだ。CD1、CD2合わせて久しぶりに会心の一撃、いや二撃って感じだ。ちなみにプレスミスでCD1とCD2の内容が入れ替わっています、ご注意を。

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| HOUSE1 | 22:35 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Body & Soul NYC Vol.3 (Wave Music:WM50060-2)
Body & Soul NYC Vol.3
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さぁ、今年も遂にこの時がやってきました。Danny Krivit、Francois K、Joe Claussellの3人が揃って催している「Body & Soul」 in Japan!!とにもかくにもハウスパーティーの中では一番の名実があり、現在では年に一度日本でしか行われていないので外人も参加したければ日本に来るしかないと言う、外人にとってははた迷惑なイベントだろう。そんなイベントを家でも体験出来るのがこのMIXCD。この3人が揃えば当然優良な物しか出来ないので、安心して買う事が出来ると思います。ディープハウスからトライバルハウス、ジャジーハウス、そしてデトロイトテクノまでおのおのの名曲がずらりと納められています。前半は深くトライバル的な展開で始まりますが、「Romain-Philly's Groove」が凄いな〜。素晴らしいトラックだとは小耳に挟んでいたけど、初めて今回聴いた瞬間にキタッ!!て感じだ。ぶっといグルーヴに躍動的なパーカッションが弾け、高らかに響き渡るトランペット?の音。クラブでかかればノリノリで腰をフリフリ、踊らずにはいられまいって曲だね。中盤ではデトロイトクラシックが2曲連続で使われているけれど、これはFrancois Kの趣味だなと思う。3人の中では一番前衛的と言うかやっぱり他の二人より頭一つ抜けている人だと思っています。Francoisは最近じゃDerrick Mayとも競演したり、テックハウス路線に力を入れたり自分の好みにも合っているしね。「Jaguar」は言わずもがなハウスに比べて人気のないテクノが、ハウスシーンに多大なる影響を及ぼした曲。深淵でもの悲しげな雰囲気に、神秘的なメロディーが反復し聴く者全てを魅了します。「Groove La Chord」もテクノ、ハウス両シーンで人気のある曲。切れ味鋭いシンセが被さる独特な曲です。後半ではメロウなハウスに移ってまた大きなボムが投入されちゃいます。そう「Elements of Life」、これがフロアを狂喜乱舞の世界に陥れる傑作です。ラテン調の陽気な打楽器が軽快に打たれ、爽やかな風に包まれる名曲です。そして爽やかになったのにラストではまたホットな「Casa Forte」によって暑くなってしまいます。Joe Claussellのリミックスと言う事もあり、強烈なトライバル感。この人ジャングルにでも住んでいたのでしょうか…。全体的に通して飽きずに聴ける、優良印を押して勧める事が出来るMIXCDですね。「Body & Soul」イベントの前にこれで予習するのが吉でしょう。

しかし日本でしかこのイベントを開催しない事には、やはりマネーの力が絡んでいるのだろうと少し寂しくなりますね。

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| HOUSE1 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Manuel Gottsching - E2-E4 (Racket Records:715037)
Manuel Gottsching-E2-E4
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プログレッシブロックの本を読み返していたら、ジャーマンプログレの事を思い出した。テクノを聴いている人はジャーマンプログレを聴く人も多いと思っているが、それはやはり電子楽器を多様していたからに他ならないだろう。テクノとも共通するミニマル感覚もあったり、古い音楽なのに今聴いてもなかなかのインパクトはあると思う。と言う訳でしばらくジャーマンプログレ特集を組んでみる。

栄えある第一回目はやはりこれ、「E2-E4」。Manuel Gottschingと言えばAsh Ra Tempelではブルージーなサイケデリックロックをやって、次第にトランシーなミニマルな作風に移行し、この「E2-E4」によって後になってテクノ方面から絶賛された人だ。このアルバムは60分一曲の超大作で、官能的なシンセに反復するリズムマシーンを使い、その上にブルージーなギターソロがまとわりつく殆ど展開のないミニマルな曲で、テクノでもないのによくもこんなにも長い曲を作ったなと思う。ギター以外は展開のないミニマルな作品だからこそテクノ方面からの支持が高いのだろうと思うが、結局後にSueno Latinoによる「Sueno Latino」と言うリメイクをなされ官能的ハウスとして生まれ変わった。そしてその後、Derrick Mayが「Sueno Latino」をリミックスすると言う事件が起きたのだ。そして奇跡は起きた。なんとCarl Craigが「Remake」と言うタイトルで、原曲に最も忠実なリメイクを施すと言うとんでもない事件だったのだ。きっとこういった事件がなければ、「E2-E4」だって今の様な絶大な人気は出なかったのかもしれない。そして3度のリメイクがあったからこそこれほど認知されたのも確かだが、一曲60分のオリジナルバージョンこそが最も官能的で最も溺れる事が出来る曲なんだと思う。

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| ETC1 | 21:00 | comments(7) | trackbacks(3) | |
Upcoming Event
2005/05/02 (MON) DIMENSION K presents -100°@ ageHa
Arena DJs : FRANKIE KNUCKLES,FRANKIE VALENTINE
Rose Room : SHUYA OKINO,TOSHIO MATSUURA
Tent : FREDERIC GALLIANO,DJ DEEP,ALEX from TOKYO ,HADYA KOUYATE(Live Act)
Water Bar : TOMITAKA KIYAMA,IZURU UTSUMI

2005/05/02 (MON) DOC MARTIN JAPAN TOUR 2005 @ Yellow
DJs : Doc Martin (Sublevel/LA), DJ Remi (Lumber/Lemiori)

2005/05/04 (WED) CHAOS @ Yellow
DJs : Fumiya Tanaka and more

2005/05/07 (SAT) ageHa LIVE @ ageHa
Arena DJs : SLAM, MAAR, RYUSUKE NAKAMURA

2005/05/07 (SAT) ESCAPE PRESENTS HI-TECK SOUL JAPAN TOUR 2005 @ Yellow
DJ : Derrick May, Ryo Watanabe

2005/05/28 (SAT) UNITE @ UNIT
DJs : CHARLES WEBSTER, IAN O'BRIEN

DIMENSION Kがヤベ〜、ヤバスギル。しかしドクマーティンのロングセットも捨てがたい。スラムは大好きなんだけど、完璧ブッキング間違い。マーとリュースケナカムラ?っておいおいおい…スラムはテクノだぞ。前座が二人もいるんじゃ、イエローの時みたいにロングセットも聴けないだろうし大変遺憾である。と言う事でデリックメイに決まりかな?そしてUNITでイアンオブライエンとチャールズウェブスターだ!これは確定です、ぜってー行く。
| UPCOMING EVENT | 19:57 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Various - Techno Sessions (Sessions:SESHDCD224)
Various-Techno Sessions
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うわー買っちゃったよ…。良く考えると別に買う必要も無かったのだけど、まあ何となくトラックリストに釣られて購入。新旧テクノの名曲を押さえたコンピレーションで、これからテクノを聴こうと思ってる人には超お薦め!参加アーティストに関してはもう口を出す必要が無い位で、Jeff Mills、E-DnacerとInner City(Kevin Saunderson)、Rhythim Is Rhythim(Derrick May)のデトロイト系から、Funk D'void、Laurent Garnier、Technasiaのデトロイトフォロアー系、Slam、Tomaz Vs Filterheadz、Bryan Zentz等のハードテクノ系、他にも新進気鋭なAgoriaまで収録。まあこうやって全部一緒に聴くと、テクノにも色々ジャンルがあるんだねと頷いてしまう。最初はデトロイトから始まったテクノも徐々に細分化して、このコンピレーションに含まれている様な色々なテクノに枝分かれ。遂にはデトロイトテクノの面影も残さない様な姿にまで変化を遂げた。個人的にはデトロイト関連の曲がやっぱりお気に入りで、Jeff Millsの曲は特に良い。この曲の頃のJeffは今とは異なり、ファンキートライバル系で最高に格好良かった時。その後、他のアーティストが真似しまくったせいでJeffはその路線を進まなくなったと発言していた。Jeffには又ファンキートライバル系の曲を作って欲しいと、切に願うばかりだ。後は日本とは異なりUKで大人気のSlamの初期大ヒット曲「Positive Education」なんかも、今聴くと懐かしさを感じる。リアルタイムで聴いていた訳ではないけれど、93年頃からこんなグルーヴィーで太いボトムの曲を作っていたなんて、ある意味奇跡だ。現在のテクノが求心力を失いつつある様な気がするけれど、確かに今のテクノでもこんなに素晴らしいトラックはそうはないと思う。そんな中、フランスの新人Agoriaには、これからのテクノを引っ張っていって欲しいと期待している。特に目新しさがある訳ではないが、センチメンタルでフューチャリスティックなトラックを披露。Agoriaは期待しちゃっていいと思う。さて他にも良い曲が一杯ありすぎてコメント出来ない位なので、後は自分で聴いて確かめてみて欲しい。ノスタルジックに浸るのも、参考書にするのもそれは君の自由だ。

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各アーティストのお薦めのアルバムも以下に紹介しておきます。
Derrick May-Innovater
Funk D'void-Volume Freak
Jeff Mills-Exhibitionist
Agoria-Blossom
Technasia-Future Mix

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| TECHNO1 | 22:20 | comments(4) | trackbacks(1) | |
Derrick May - Mix-Up Vol.5 (Sony Music Entertainment:SRCS8250)
Derrick May-MIX-UP Vol.5
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テクノ方面で語られている人の中にも、シカゴハウスの影響がモロに出まくりな人なんかもいて、このDerrick Mayなんか一番分かりやすい例なんじゃないかと思う。彼の初期音源「Nude Photo」なんて実際アシッドハウスみたいなもんだし、その後のファンキーなリズムが躍動的な曲群だって、シカゴハウスの影響が大きいと思う。Juan Atkinsの音と比べればJuanがあくまでデトロイトテクノ、Derrickがシカゴハウスとさえ分けられてもおかしくない位だろう。未だDerrickのDJを生で聴いた事が無いのだが、このMIXCDでやはりDerrickはシカゴハウスの影響を大きく受けているんだなとまざまざと感じました。このMIXCDでのDerrickのプレイはパンピンでファンキー、そして官能的とこれで踊れない奴は不能なんじゃねーかと言う位のかっこいいものです。ハードグルーヴの勢いで攻めるのとは異なり、腰に来るグルーヴでねちっこく踊らされてしまいます。音数少なめでありながらアフリカンリズムを強調した流れは、やはり黒人特有な感じがしますね。そう彼の曲もそうなんだけど、弾ける様な激渋でファンキーなパーカッションが彼を特徴付けてるのではないだろうか。このセンスはJuan AtkinsやKevin Saundersonには無い物だよね?MIXCDでこれだけかっこよければ、生のプレイはもっと凄いのだろうか?機会があれば彼のプレイで踊りたいですね。そうそうDJばっかりじゃなくてたまには新曲も出してくれよとは思っているけれど、きっともう出ないでしょう…

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| TECHNO1 | 22:27 | comments(3) | trackbacks(0) | |
200CD DJファイル ターンテーブルの職人たちを聴く
200CD DJファイル ターンテーブルの職人たちを聴く
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今日CD屋をぶらぶらしてたらこんなんみっけました。買っちゃいました…。普段あんまり本は読まないのに、音楽関係の本はすぐ買ってしまう私です…。しかしこれDJファイルって書いてあるけど、別にDJと言うよりクラブミュージックのアーティストを紹介してるだけですよ。ハウスからテクノ、ジャズやヒップホップ、ブレイクビーツやダブなど、まとめて200人も紹介しています。僕はアーティストと一緒にMIXCDを紹介してるのかと思ったらそれだけでもなくて、アーティストのオリジナルアルバムも紹介してるよ。

まずは歴史を作った10人のDJたちと言う紹介があって、Grandmaster Flash、Afrika Bambaataa、Larry Levan、Frankie Knuckles、Francois K、Masters At Work、Andrew Weatherall、Giles Peterson、Derrick May、Jeff Millsが紹介されてます。うむ、さすがに豪華絢爛、これはダンスミュージック界のレアルマドリードみたいなもんだな。別にみんな一緒のチーム組んでる訳じゃないし、違うか…。これだけ見てるとテクノとハウスが圧倒的に押してますね。実際クラブ業界で一番客が多いのは、ハウスなのかな?いややっぱりトランスか?むぅぅ、それともヒップホップかな?取りあえずテクノは下から数えた方が早そうだが。

えと、この本はこれからダンスミュージックを聴いてみたいって人にこそ参考になると思います。アーティストの代表作品も書いてあるし、色々なジャンルが紹介されているので自分の好みの音楽を探すのにうってつけ!僕は読んでもふむふむって納得しただけでしたが。
| ETC1 | 18:13 | comments(0) | trackbacks(1) | |
BEST OF 2004
■ベストアルバム
「Joris Voorn-Future History」
Joris Voorn-Future History

何はともあれ今年はJoris Voornの年でしょう。伝統的なテクノに影響を受けつつも、次世代を感じさせる1枚。

「Susumu Yokota-Symbol」
Susumu Yokota-Symbol

ヨコタススムのクラシックを取り入れた新しい側面。物珍しいだけでなく、重厚なアンビエントはこの世の物とは思えない。

「Los Hermanos-On Another Level」
Los Hermanos-On Another Level

みんなが待ちに待っていたデトロイトのロマンティシズムの結晶。夢や希望に溢れている。
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| BEST | 19:30 | comments(3) | trackbacks(6) | |
Model 500 - Sonic Sunset (R & S:RS94043)
Model 500 - Sonic Sunset
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Derrick MayもKevin Saundersonも凄いけど、一番ストイックなのはやはりJuan Atkinsだと思う。このModel 500名義でのアルバムは原始的なシンセ音が延々と鳴り続け、展開も特に作らずにミニマルな作品となっている。しかし一曲だけぶっとんだ曲があり、これは今でもSuburban KnightがDJ時に使用したりする曲なのである。それは「I Wanna Be There」、そこに居たいと言う声が延々と復唱されるJuan Atkinsの中でも名曲中の名曲だと思う。この曲はアルバム「Deep Space」にも収録されているのだが、是非このアルバム「Sonic Sunset」のバージョンを聴いて欲しい。18分50秒のスピリチュアルジャーニーが聴けるのは、このアルバムだけなのだから。ホーン系の音がメロディーを作り、刻みの良いリズムが跳ねまくり、ドリーミーなシンセがコズミック感を演出する一種のDeep Space Techno、もしくはHi-Tech Funk。長尺曲にも関わらず長さを感じさせず、ずっとこのままでいられたらと思わせられる作品。最近活動が活発化しているJuan Atkinsにはこれからも期待します。
| TECHNO1 | 16:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kevin Saunderson - KS03 Deep Space Techno (Trust The DJ:TTDJCS052)

Kevin Saunderson-KS03 Deep Space Techno
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Derrick May、Juan Atkins、そしてこのKevin Saundersonがビルヴィレー・スリーと呼ばれるデトロイトテクノの創始者である。前者二人に比べるとケビンはハウスよりのトラックが多くて、いかにもデトロイトテクノと言う訳でも無かったのでデトオタにとって絶大な人気があった訳ではないと思う(売り上げは一番だったとは思うが)。しかーし、近年のケビンは圧巻のDJプレイにより評価もかなり高いのではないかな。作る曲はハウスなのに、DJはデリックやホアンに比べて躍動感溢れるハード+ラテン+ディープ+デトロイトなテクノでめちゃかっこいい。そんな彼のプレイをこのMIXCDで楽しめるのだから、悪い訳がない。しょっぱなズンズンズンと徐々に低音が大きくなり、何かを予感させる幕開け。その後もドンドンドンとぶっとい低音で流れを支配し、デトロイトライクな上物シンセがメロディックに仕立て上げる。常にアグレッシブに攻め続けるが大胆なイコライジングを効かせて、上手く展開も作っています。中盤ではメランコリックな自身の「Say Something」も使い、そして「Good Life」ネタの2曲「D-Clash」、「Man Alive」で盛り上げ、続けてデンデン唸りをあげるアンセム「Pontape」で発狂。最後はレイブ調の「Throw Your Hands」で決めっ!って昨年のAIRでのプレイと内容が似ている事を思い出しました。いや、しかしこのMIXCDは近年稀に見る出来だと思います。KS01、02も出ているけどそれを遙かに凌駕する出来。これはオールタイムフェイヴァリットに挙げられるべきMIXCDだと思います。Deep Space Technoの名に嘘偽りはありません。

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| TECHNO1 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Stacey Pullen - Fabric 14 (Fabric(London):FABRIC27)
Stacey Pullen-Fabric 14
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Derrick Mayの最後の愛弟子、ステーシープレン。アフリカンなリズムでパッカーシブな曲を得意とし、なかなかの良作を出しています。最近はあまり目立った活動も無かったのだけど、今年前半突如としてFabricシリーズからMIXCDを出しました。悪趣味なジャケや値段の高さ(2700円位した。売れなかったせいかシスコ等では暴落してます)、そして曲を見ても大半が分からないと言う事もあり買う時は随分躊躇しましたね。しかし!すいません、舐めてました。今年のMIXCDの中でも群を抜く出来です。今までの彼のMIXCDと比較して期待を裏切られた、それもかなり良い方向に。今までのアフリカンなリズムは身を潜めて、グルーヴィーなテックハウスに様変わり。上物シンセがふわふわと浮遊感を出し、一定なテンポを保ったズンズンとした低音が心地よく響く。序盤はかなり緩めに、中盤あげ気味にそしてMoodymann-Music peopleでディスコティックなノリノリの展開。また少し緩めて終盤では上手い具合にまたあげて、デトロイトテックハウスのDave Angel-Catch 2でピークを迎える。Dave Angel久しぶりの力作ですね。そんな良い感じに起伏のあるMIXをしてるんだけど、テックハウスも土着系やCatch 2の様にデトロイト風な物もあり選曲にも目を見張る物があります。これは今後来日したら、是非とも聴きに行かなくてはと思いました。テクノ、ハウス両面から注目して頂きたい一枚です。

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| TECHNO1 | 18:35 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Microworld - Microworld (Catalog.:CATCD#004)
Microworld-Microworld
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Derrick May主宰のデトロイトの重要なTransmatレーベル。重要とは言え一時期全く新作を出していなかったのだが、1999年突如として新人であるMicroworld-Signals/Smile EPを発表。Transmatからの久しぶりの新作と言う事を抜きにしても、Microworldの作品は素晴らしく、テクノ、ハウスの両方面で大ヒットしたものでした。そしてそんな彼の初のアルバムが2004年にやっと発売されました。アルバムもやっぱり、テクノ、ハウス両方から受ける作品となっています。柔らかく浮遊感のあるシンセがアルバムを特徴付けていて、透き通るかのような空気感を持っています。アルバムはリスニング向きだけど、中には「BC Style (Vinyl Mix)」みたいにクラブ仕様なダンサンブルな作品もあったりします。反復しながらくるくる回る様なシンセによって瞑想の世界に誘われます。かと思えば、「DB」では可愛い子供のヴォーカルをフューチャーしたコズミックテクノを展開します。デトロイトテクノってほんと素晴らしいですね。Derrick Mayはもう新作を出す事はないだろうけど、新人がこれ程育っているのであれば問題ないでしょう。でもMICROWORLDも音楽活動自体にはもう興味がないらしいんですけどね…。

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| TECHNO1 | 21:50 | comments(0) | trackbacks(0) | |
System 7 - Power Of Seven (A-Wave:AAWCD004)
System 7-Power of Seven
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System 7で一番のアルバムを選べと言われたら、迷わずこのアルバムを選びます。この頃が一番テクノっぽくてアルバムにもバラエティーがあって、バランスが良かったんではないかなと。冒頭「Interstate」ではNEUをサンプリングしてあったり、続いての「Civilization」ではCarl Craigとコラボ。当然デトロイトっぽいです。続いてアンビエント大作「Davy Jones' Locker」ではAlex Patersonとコラボ。アコースティックギターが心地よく響き、柔らかい空気に包まれるような錯覚を覚えます。続いてはデトロイトの巨匠Derrick Mayとのコラボ「Big Sky City」。これは完璧にDerrickっぽい特有のリズムに、美しいシンセライン、素晴らしいです。その後はブレイクビーツ、ハウスっぽい作品も混じって、7、8、9曲目はOsmosis Suite3部作。アッパーな流れですが、目まぐるしく展開が変わってゆきます。そして10曲目「Mektoub」でYouthと競演。ばりばりのゴアトランスですな。ラストは美しい展開を見せる「Europa」。なんとSueno Latinoをサンプリング。あの名曲の快楽的なシンセ音が鳴り響きます。System 7はコラボをする事によって成長してきたけど、この頃の人選が一番良かったと思います。色々なジャンルを含んではいるけれど、テクノ好きな人なら普通に馴染めると思いますよ。

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| TECHNO1 | 19:57 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Techno Legend,Juan Atkins Has Come Back!!!
Juan Atkins-Back To Basics Part1 Juan Atkins-Back To Basics Part2 Juan Atkins-Rebound
左からBack To Basics Part.1(Regal Recordings:REG92)、Back To Basics Part.2(Regal Recordings:REG89)、Rebound(Subject Detroit:Sub005)

Juan Atkinsと言えばデトロイトテクノ創始者。かのDerrick Mayも彼には頭が上がらないとか。もうゴッドファーザーですよ、神ですよ。テクノ、エレクトロ、そしてジャズまで器用にこなす彼は生ける伝説です。そんな彼も最近は活動を潜めて何してんだか謎だったが、今年は精を出して働いています。今年に入ってもう3枚もEPを出しているなんて、嬉しい限りです。Back To Basics Part.1のA面はドラムンベース?な展開。あれ?って感じだけど、透き通るようなデトロイト特有の上物シンセは間違いない!これぞデトロイトな音だ。B面はちょっと生っぽくKirk Degiorgioがリミックス。Back To Basics Part.2はB面が美味しい。上物シンセはPart.1と似ているが、リズムが直線的。ガシガシと体をシャッフルします。そして極め付きはReboundのA面。オリジナルデトロイトテクノに回帰しています。リズムは太いんだけどオールドエレクトロな雰囲気も漂わせつつ、ピコピコなシンセが乗っかる所なんてKraftwerkを喚起させる。エレクトロとテクノの良い所取り。B面に昔の曲のリマスターが入ってるのは、許しましょう。もう活動歴20年、老いて尚盛んなJuan Atkins。この勢いでアルバムも作っちゃってください。

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| TECHNO1 | 11:45 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Derrick May - Innovator (Sony Music Entertainment:SRCS7980~1)
innovator
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まず第一回目の音楽紹介で何を紹介すれば良いのか迷ったのだが、僕がテクノで衝撃を受けた「Strings Of Life」が入っているこのアルバムを紹介しよう。

Rhythim Is Rhythim名義でテクノ史上に名を轟かせたDerrick May。初期デトロイトテクノで重要な鍵を握っていた人物だ。今でこそDJ活動しかしていないが、80年代後半から90年初期まで積極的に作品を作り続け、名曲と言われる数は多数。とにかく「Strings Of Life」を聴いて欲しい。テクノと言うと機械的なイメージがあるだろうが、この曲を聴けばそのイメージは覆されるだろう。チープなマシーンを使っても感情的でソウルフルな曲は作れるのだ。この曲はJeff MillsがDJセットに常に使う曲としても有名だ。そして哀愁漂う「R-Theme」、アフリカンリズムが支配する「The Biginning」、分厚いベースに神秘的なストリングスが乗る「Beyond The Dance」、その他多数とにかく名曲揃いだ。イノベーター・デリックメイはパッカーシブなリズムにストリングスが乗るデトロイトスタイルを90年前後に確立させてしまっています。このアルバムはほぼベストなので、EP買うのが面倒な人にもお薦めです。

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| TECHNO1 | 16:39 | comments(2) | trackbacks(3) | |