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Masterpiece Created By Carl Craig (Ministry Of Sound:MOSCD303)
Masterpiece Created By Carl Craig
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ジャンルを限定せずにダンス・ミュージックに於ける重鎮を起用して人気を博しているMIXCDシリーズ「Masterpiece」、その最新作には遂にデトロイト・テクノの中心に居座り続ける重鎮・Carl Craigが登場した。彼について言及しておくとアーティスト的な面でデトロイト・テクノをそこからより多方へと飛翔させた手腕の評価は誰もが認めているだろうが、その一方DJ面については大箱やレイブでは受けはするであろうド派手なプレイが際立ち、求道的に個性を確立させた音はそれ程聞こえてはこない。ここで本作に注目するとMIXCDはCD1の"Aspiration"だけであり、他は"Inspiration"と"Meditation"のコンピレーションとなっているので、つまり彼のDJに然程魅力を感じていない人に対しても十分な価値を持たせるものとなっている。

"Aspiration"について言えばデトロイト発のアーティストの作品を多用はしているものの、ここでは殆どデトロイト・テクノ的なエモーションを感じられる瞬間は無いだろう。出だしこそKyle Hallによる凶悪なアシッドテクノで強い印象を打ち付けるが、そこからはヨーロッパ的なテック・ハウス/プログレッシヴ・ハウスの端正な電子音を打ち出して、スムースなミックスを施しつつズンドコしたグルーヴ感と心地よい陶酔が広がるテック感を継続させ、良い意味では万人受けしそうな分り易い展開を作っている。後半ではヒット曲の応酬でフィルター・ディスコやデトロイト・ハウスにオールド・エレクトロなどCarlの派手な音楽性が見事に炸裂しており、盛り上がりと言う観点からすると十分な内容ではある。決して長年の経験を重ねた深みがあるわけではないが、大箱でのプレイを体験するようなエンターテイメントとして楽しめるMIXCDとして価値はあるだろう。

そして”Inspiration”はそのタイトル通りにCarlが影響を受けた音楽を選び抜いており、アーティストの背景を知る楽しみを持ち合わせている。年代もジャンルも多岐に渡り、ファンクにレゲエやダブ、ヒップホップにR&B、ジャズやボサノバ、そして勿論テクノまで収録しており、こんな選曲をクラブでは無理だとしても今回のようなプロジェクトの中でMIXCDとして披露すれば余計に面白いのではと思うところもある。

本作でリリース前に最も注目を集めていたのは"Meditation"ではないだろうか。なんと全曲未発表曲でボリュームはアルバム級と、つまり久しぶりのオリジナルアルバムと考えれば熱心なファンが反応するのは当然だろう。しかし"黙想"と名付けられているようにここには彼らしいファンキーなグルーヴも実験的なサウンドも無く、沈静化したアンビエントが広がる正に"Meditation"な音が待っている。フロアからは遠ざかった神妙で張り詰めたムードがあるが、その一方では電子音と戯れながら自由に音を鳴らしたようなラフスケッチ的な印象も受け、作品としては少々煮え切らなさもある。ただ目を閉じ音に耳を傾ければ、世の中の喧騒から解き放たれ雑念も消えるような瞑想音楽としては確かに合っているようでもあり、就寝時のBGMとして心地良さそうだ。Carlによる最新のダンス・ミュージックが聴きたかったのも本音だが、先ず先ずは新作が聴けただけでも嬉しい限りだ。

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| TECHNO10 | 17:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Marcello Giordani - Respect Yourself (Endless Flight:Endless Flight CD 10)
Marcello Giordani - Respect Yourself
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平均して高品質な作品が大量にリリースされている近年のテクノ/ハウス界隈だが、フロアにどでかい一撃を加え記憶に鮮烈な印象を残す曲はなかなか生まれてこない。しかし2012年にリリースされたMarvin & Guyと言う覆面プロジェクトによる"Town"のディスコ・リエディットは、その年のパーティーにおいてはとにかくプレイされまくり皆の記憶に残っている事だろう。本作はそのMarvin & Guyの片割れと言われているイタリアのアーティスト・Marcello Giordaniのデビューアルバムだ。"Town"の大ヒットで注目を羨望を一身に集めたが、そもそもは何年も前からMule Musiqなどから作品をリリースはしていたようだ。リリースをMule Musiq傘下のEndless Flightへと移してはいるが、基本的にはやっている事にそう変化はない。アルバムの冒頭を飾る"Stand By"からしてChaka Khanをサンプリングしており、古き良き時代のブギーな空気を残しつつもよりも洗練されたモダンなハウスビートへと塗り替え、現在のフロアのモードへと適した作品へと作り替えている。その後にもErykah Baduのサンプルが出てくる事から推測するには、このアルバム全体が恐らくサンプリングを土台に据えた作品の集まりなのだろう。サンプリングが中心の為に反復を基調にしたツール的なディープ・ハウスとはなっているが、ディスコのコテコテな哀愁や胸を締め付ける切なさは全く損なわれていない事に、Marcelloの過去の作品に対する敬意も伝わってくる紳士的なアルバムになっている。"Town"程の爆発力のある曲はないけれど逆に駄曲も無い粒揃いなアルバムで、夜遅くに酒を片手に聴きたいしっとりしたムードがある。

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| HOUSE9 | 09:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2012/3/30 FACE presents RON TRENT JAPAN TOUR 2012 @ Eleven
昨年11月の来日公演がキャンセルとなっていたシカゴ・ハウスの巨匠であり、そしてアフロでアーバンなハウスを追求するRon Trentがようやく来日しました。元々毎年来日するでもない上にキャンセルも度々していた為、日本では滅多に聴く事が出来ないレアなDJと言う位置付けになっておりますが、レアか否かを抜きにしてアフロやトライバルと言ったブラックミュージックの要素にアンビエントな空気感を持ち込んだその独自なハウスは唯一無二の音楽として素晴らしい物です。自分が最後に彼のプレイを聴いたのは2004年のYellowだった記憶があるので、かれこれ8年ぶりの再開となるかと思うと胸が高鳴ってしまいました。
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| EVENT REPORT3 | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Nightmares On Wax Presents Wax Da Beach (Ministry Of Sound:MOSCD267)
Nightmares On Wax Presents Wax Da Beach
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バレアリック・ミュージックが生まれたイビサ、享楽都市を現実のものとしたこの島では多くのクラブで数多のパーティーが開催されているが、ダウンテンポのマスターであるNightmares On Waxが主催する"Wax Da Beach"もイビサで開催されている。自分はイビサには行った事はないが、しかし"Wax Da Beach"の空気をパッキングした本作を聴けば、きっとイビサの海岸から見る夕日はどれだけ素晴らしいんだろうと想像するのに難くない。いかなる時も緩いメロウソウルを貫くNOWの事だから本作でも良い意味で普段通り、ソウルやラヴァーズ・ロック、ジャズやファンク、そしてダンクラから少々のハウスまでを軽くミックスさせながら甘美なダウンテンポを鳴らしている。2枚組に分けられてはいるが片やSunset、片やSun Downとそのタイトルからは明確はコンセプトの差は分からない。聴いた限りで判断すればSunsetの方はルーズなグルーヴとしっとりとした郷愁が強く陽が落ちるまでの時間帯、Sun Downは濃密でアダルティーな空気が増してくる日が落ちてからの時間帯と言った印象で、2枚通して聴く事でゆったりとした風景の移り変わりを体験出来るはずだ。世の中にはお洒落なだけのMIXCDや陳腐なチルアウトのコンピレーションが氾濫しているが、NOWはブラックミュージックやダンクラなど自分のルーツを掘り下げつつイビサの快楽的な空気にも適応させた選曲を行い、楽園の心地良さと音楽の成熟を兼ね備えている。上質なダウンテンポを聴きたければ、そして恋人と甘い時間帯を過ごしたいならば、本作はそんな願いを叶えてくれる一枚になるだろう。

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| ETC3 | 14:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Ron Trent Presents : Erykah Badu's Honey (Remixed) (Prescription:PCR06)
Ron Trent Presents : Erykah Badu's Honey (Remixed)
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アメリカのメジャーシーンで活躍するソウルシンガー・ERYKAH BADU、僕はここら辺の音楽に全く造詣はないのですがシカゴディープハウスの天才・Ron Trentがリミックスを手掛けたからには、聴かない訳にはいかないじゃないですか。彼くらいの実力者になれば相手がメジャーだろうかアンダーグラウンドだろうか、そしてネタがハウスであろうとそうでなくとも、大概の物はRon Trentの音楽に仕立て上げてしまう技があるのは言うまでもありません。オリジナルは手に汗握る熱いボーカルが主張するエッジの効いたヒップホップですが、このリミックスは羽毛の如く優しく柔軟なアフロディープハウスへと様変わりしていて、Ron Trentのメロウな方面の味が強く出た作品となっております。キーボードやギターの演奏も追加して生温かい質感を生かし、Baduのボーカルにはダブ処理をして浮遊感を演出し、より開放的でリラックスしたアダルティーなリミックス。比較する必要は無いですが敢えて言います、オリジナルより断然良いです。そして裏面にはダブミックス、更に飛ばし系の音響効果が加えられた広い空間を感じさせるリミックス。両面10分超えの大作でクラブで聴かせるにもばっちりな一枚。

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| HOUSE6 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Nightmares On Wax - Coming Home (Stereo Deluxe:1013092SDX)
Nightmares On Wax-Coming Home
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色々と山あり谷ありの遊びまくった夏ももう終わりそうですが、まだまだ夏は終わらない、終わらせたくない。

と言う事で、スモーカーズダウンテンポの第一人者・Nightmares On Waxの最新MIXCD。今尚テクノのシーンでは大きな影響力を誇るWarp Recordsの中では最古参でありながら異端派でもあり、どんな時代であろうと生ユル系のほっこり心地良いダウンテンポを作り続けてきたNOW。もちろん最新MIXCDもやはりヒップホップやレゲエ、ソウル、ダブなど生暖かく湿度高めで、BPMも緩めないつもと変わらない内容。残念ながらここら辺のジャンルには自分は疎いので選曲を見ても何が何だか分からないんだけど、それでも聴けば感じるドリーミーで気怠い時間さえも心地良く感じる空気が満たされていくのが分かります。そうだね、真夏の蒸し暑い昼下がりの3時頃、プカプカとタバコでも吸いながら(自分は非喫煙者ですが)聴きたくなるような感じ。体中にじわ〜っと汗をかきながら、爽やかな風が吹き込む事でほんの涼しさを感じ、夢うつつな時間を過ごす。都会の喧騒を忘れてぐだぐだと適当な時間を過ごすのも、時には必要なんじゃないでしょうか。そう、NOWは都会に湧き出た真夏のオアシス的な存在。まだまだエンドレスサマー。

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| ETC3 | 07:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |