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The Far Out Monster Disco Orchestra (Far Out Recordings:FARO 181DCD)
The Far Out Monster Disco Orchestra
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ロンドンにて運営を続けるFar Out Recordingsはブラジリアン音楽を根底にクラブ・ミュージックを取り込みながら、時代に則しながら様々なアーティスト・音楽の発信を行っている。元々はその活動15周年の記念として2008年頃からFar Out Recordingsに所属するリオのアーティストが集まり立ち上がったプロジェクトがFar Out Monster Disco Orchestraであり、またプロデューサーとしての立場でレーベルオーナーであるJoe DavisとIncognitoの息子であるDaniel Maunickも参加している。2010年にはようやく初の作品がリリースされたのだが、そこにはオリジナルは収録されずJohn MoralesやMarc Macのリミックスのみが聞けたのだが、その後も同じようにリミックスのみを収録したEPを2013年まで計8枚リリースし続けていた。そして2014年、レーベルの20周年記念としてようやくプロジェクトのオリジナル音源を収録したアルバムである本作がリリースされた。ブラジリアン音楽と共にディスコやファンクを愛する音楽性はオーケストラも起用する方向へと繋がり、ライブ感溢れる演奏と生々しい音の連なりは南国の陽気なムードと胸に染み入るサウダージをさらっと表現している。音楽自体の斬新性というよりはブラジリアン音楽への実直な愛を曝け出すクラシカルな作風で、そこにディスコのビートやファンクの熱量が融け込みクラブとしてのダンス・ミュージックの機能も兼ね備えているが、切ない歌や哀愁のメロディーはどこか望郷の念を呼び起こすようで人肌の温度感が心地良い。当方がブラジリアン音楽に教養があるわけではないが、ディスコ/ファンクの影響も含まれている事もあってか軽快でしなやかなダンス・グルーヴが耳に馴染む事もあり、特に生音系のそれが好きな人にはこんなブラジリアン音楽も気に入るのではと思う。そしてCDには今までにリリースされたリミックスEPも収録されており、テクノからビートダウンまで色々なスタイルが聞けるが、特にTheo Parrishのリミックスが圧巻だろう。オリジナル/リミックスの豪華2枚組と大変お得なアルバムになっているので、ブリジリアン音楽好きもダンス・ミュージック好きにもお薦めだ。



Check The Far Out Monster Disco Orchestra

Tracklistは続きで。
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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Dokta Venom - Burnt Roses EP (Five Fold Records:FFOLD002)
Dokta Venom - Burnt Roses EP
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UKはロンドンにて新旧良質なブラジル音楽を手掛けている事で名高いFar Out Recordingsは、2013年から傘下にFive Fold Recordsを設立し、ジャンルやテンポといった枠組みに囚われない音楽をリリースする事を原理として新たなレーベルを稼働させている。レーベルの2作目となる本作はDokta Venomなる初めて耳にするアーティストによるものだが、実はIncognitoのリーダーであるJean-paul Maunickの息子のDaniel Maunickによるプロジェクトとの事だ。最近ではFar Out Monster Disco Orchestraのプロジェクトも手掛けて注目を集めていた彼は、どちらかといえばプロデューサー/エンジニア的な立場で活動を続けていたようだが、このソロ作品によってアーティストとしての方向も押し進める事になるように思える。A1の"Only U"は安定感のある4つ打ちにセクシーなパッドや煌めくようなシンセを配し、囁くような女性ボーカルのサンプルを用いてモダンで華麗なディープ・ハウスだが、作品としては良質なもののDokta Venomとしての個性をアピールするものではない。だがA2の"Burnt Roses"ではビートダウンとブロークン・ビーツを組み合わせたような粘り気のある生っぽいリズムが通底し、そこにオーケストラのような重厚なストリングスで荘厳な雰囲気を被せていく事で、ディープ・ハウスの変異体のような空気を発している。B2の"Space Dust"はブラジリアン音楽の影響も受けたように弾けるチョッパーベースや華麗なローズ・ピアノが清楚なムードで広がり、ハンドクラップやリラックスしたリズムが爽やかな風を吹かせ、クラブ・ミュージックと言うよりはモダン・フュージョンな趣さえ見せるのだ。Far Out Recordingsのブラジリアン音楽の爽やかさを現代のダンス・ミュージックへと落とし込んだ作風は、ハウス好きにもブロークン・ビーツ好きにも訴えかける音楽性があり、今までの経験がアーティストとして結実したかのようだ。



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| HOUSE10 | 19:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Far Out Monster Disco Orchestra - Vendetta (Far Out Recordings:FOMD08)
Far Out Monster Disco Orchestra - Vendetta
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ロンドンにてブラジリアン・ミュージックを発信するFar Out Recordings。その15周年のプロジェクトとして始まったFar Out Monster Disco Orchestraは、レーベルを主宰するJoe Davisや、Incognitoのメンバーの息子であるDaniel Maunickが集まったユニットで、2011年から継続してEPをリリースしている。本作はそのシリーズの8作目であり伝説的なアンビエント・ユニットのGlobal CommunicationからMark Pritchardと、デトロイトから古参アーティストのMarcellus Pittmanがリミックスを提供している。意外な仕事をしているのはMark Pritchardの方で、オールド・スクールなシカゴ・ハウスを思わせる音の隙間が目立つ簡素なハウスリミックスを披露し、普段の彼の作風からはちょっと想像は出来ない。感情の起伏を隠すように平坦なリズム感と落ち着いた展開が続くが、仄かに情緒的なパッドを配しながらほのぼのしたシンセのメロディーが先導し、パーティーの朝方に聴きたくなる穏やかな地平が広がっている。Marcellus Pittmanmのリミックスもローファイと言う点では共通点もあるが、ふらつくようなストリングスと土着的なパーカッションが原始的な響きをする展開が長く続き、途中からは野暮ったいスリージーなマシンビートと生の質感を強調したジャジーなピアノが絡むスモーキーなデトロイト・ハウスへと変化し、錆び付いたようなざらついたビート感が黒光りしている。どちらも実に人間の温かみが伝わる作品ではあるが、洗練されたUKと古き良きデトロイトと言う地域性の違いが音に表れており、その対比も面白い。

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| HOUSE9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
BEST OF 2011
あけましておめでとうございます。2011年は東日本大震災や原発事故と言う想像だにしなかった災害が日本を襲い、その影響で音楽シーンにも暗い影を落としていたように思われます。しかし多くの海外からの支援や、また国内のチャリティー活動もあり少しづつではありますが、復興に向けて進んでいるのも事実です。そしてそれは音楽と言う文化に於いても同様で、一時期は萎縮してしまったパーティーやクラブミュージックも今ではまた以前と同じ位までに活動を盛り返しております。そんなご時世の中で素晴らしい音楽も、特にそれが日本から多く出てきた事は本当に喜ばしい事で、そんな音楽は僕に人生を楽しく過ごす為の原動力となってくれています。さて今年も本当に沢山の音楽を聴きそれぞれが素晴らしかったのでどれがベストと言うのも難しいのですが、今の気持ちで気に入っている作品を選んでみました。皆様のポジティブな力の原動力となる事を祈って紹介致します。
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| BEST | 09:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Far Out Monster Disco Orchestra - Keep Believing (Far Out Recordings:FOMDO6)
Far Out Monster Disco Orchestra - Keep Believing
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たとえそれがオリジナル作品であろうとリミックスであろうとどんな音楽でも自分の色に染め上げてしまうアーティストは少なからずいるもので、その中でもTheo Parrishの手掛ける作品は普遍性と強い個性を兼ね備えた物が多く、試聴せずに手を出してもまず裏切られる事は無い。本作はUKにおいてブラジリアン・ミュージックの発信を行うFar Out Recordingsの16周年記念の一環で、レーベルオーナーであるJoe DavisとHarmonic 313のメンバーでもあるDave Brinkworth、そしてIncognitoのメンバーの息子であるDaniel Maunickらによるプロジェクトで、リミキサーとしてTheo ParrishとKompleksが参加している。当然の如く白眉なのがセオのリミックスで、ナイーブな女性の呟きに儚げなストリングスとピアノが被さり幕を開き、そこからゆっくりとしかし荒れ狂う様に脈打つドラムが差し込み、正にセオらしい美しさとローファイさを伴っている。ジャズなのかデトロイト・ビードダウンなのかと言う括りさえ霞んでしまうセオ流スピリチュアルな世界観は、一聴してセオの物と分かる程にアクの強い個性を放っている。裏面には最近デビューを果たしたばかり?らしいKompleksなるユニットのリミックスを収録。こちらもピアノの旋律を主張させゆったりとしたアレンジながらも、4つ打ちに徹しダビーなエフェクトで奥深さを演出した粘り気のあるダブハウスで、なかなか良いサイケ感を醸し出している。本作も限定1000枚らしいので、ファンならば無くなる前に是非とも。

試聴

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| HOUSE7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |