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Rebirth 10 - Compiled And Mixed By Larry Heard A.K.A. Mr.Fingers
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シカゴ・ハウスのレジェンド…とだけで括るのでは恐れ多い、時代を越えて何時までも残る曲を制作する音楽家として孤高の位置に存在するMr. FingersことLarry Heard。初期シカゴ・ハウスのロウで荒ぶれる作風から、次第にそこにツール性のみならず趣深い情緒や琴線に触れるエモーショナル性を加えた張本人であり、伝説的な存在として尊敬の眼差しを浴びながらも今も音楽家として制作を続け、求道的な生き方を続けている。アーティストとしての技量は言うまでもないが今までにDJとして公式にミックスをリリースした事はなく、活動歴30年を経てようやくMr. Fingers名義でのミックスがここに届けられた。オフィシャルでの初のミックスである事は非常に貴重ながらも、今回はイタリアのレーベルであるRebirthの10周年を記念した作品とあって、あくまでレーベルの音楽性を伝えるショーケースが前提になっている。レーベルからの作品にはテクノからハウスにディスコ、USから欧州まで幅広い要素があり、レーベルを追い続けている人でなければその全容を計り知るのは困難だろう。しかし決してDJとしては超一流という訳でもないLarryが、ここでは穏やかで慎み深い点で音楽的には親和性のある事をベースに、ショーケースとしては十分に魅力あるミックスを披露している。ショーケースというコンセプトが前提なのでトリッキーさや派手な展開はほぼ皆無で、曲そのものの良さを打ち出す事を前提としたミックス - それは普段のLarry Heardのプレイでもあるのだが - で、幽玄なディープ・ハウスからアシッド・ハウスに歌モノハウス、またはディープ・ミニマルも使用して、穏やかな地平が何処までも続くような優しさに満ちた音楽性だ。丁寧に聞かせる事でしっとりと体に染み入るような情緒性を含みつつも、勿論ダンス・ミュージックとして体が躍り出すようなグルーヴ感もあり、Larryらしい大らかな包容力とレーベルの美しく幽玄な音楽性が見事にシンクロして相乗効果を発揮している。リスニングとしての快適性が故に部屋で流していて自然にさらっと聞けてしまうBGM風にも受け止められるが、それもLarryやレーベルの音楽性としてはあながち間違っていないのかもしれない。願わくば次はショーケースとしてではなく、よりパーソナリティーを打ち出したMIXCDも制作して欲しいものだが、さて今後の活動を気にせずにはいられない。



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| HOUSE12 | 12:00 | comments(3) | trackbacks(1) | |
Freaks - Let's Do It Again (Part 2) ( Music For Freaks:MFF15002V)
Freaks - Lets Do It Again (Part 2)
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UKはロンドンのアンダーグラウンド・ハウスを長きに渡って引率するMusic For Freaks。その主宰者であるJustin HarrisとLuke SolomonによるユニットがFreaksであり、シカゴ・ハウスとも共振しながらアシッドやエレクトロも取り入れ、UKベースのハウスを開拓している。但しレーベル自体はここ数年動きが無かったものの、ようやく動き出した末にリリースされたのがFreaksの過去の曲を新たにリミックスし直した企画で、本作はその第2弾。第1弾に続いてリミキサーに抜擢されたのは奇才には奇才をという意味が込められているのかRicardo Villalobosと、そしてUSの新世代ディスコ・デュオであるSoul Clapだ。当然注目すべきはVillalobosによる"Eighties Throwback (Villalobos Greiner Remix Two)"で、元々は4分にも満たないダーティーで卑猥なディープ・ハウスが、リミックスによって14分越えの麻薬的なミニマルへと変容しているのだ。序盤こそ奇妙なボイス・サンプルを交えて滑りながらも明確な4つ打ちを保つミニマルなものの、木魚か何か怪しげなパーカッションが奥で鳴りながら、後半ではビートが削ぎ落とされて形あったものが融解していくような変化を見せる。長尺さを全く感じさせないその効果は正にドラッギーな覚醒感、いや、精神を麻痺させる麻酔薬だろうか、FreaksとVillalobosの相乗効果でトリップ感はこの上ない。"Washing Machine (Soul Clap's Static Cling Mix)"も期待以上の出来ではないだろうか、原曲の陽気に弾けるノリを更に強調した上で、綺麗なシンセのメロディーが華々しく花開くモダン・テック・ハウスは勢いが感じられる。メロディーの分かり易さと共に爽快なパーカッションが心地良く響き、ピークタイムにも合わせられる高揚感を纏っている。"Robotic Movement"は1stアルバムに収録されていた曲だが、ブレイク・ビーツ気味のビートの上に郷愁を帯びたメロディーが薄っすらと広がるハウスで、Freaksにはこんな作風もあるのかと新鮮な思いだ。ちなみにアナログに収録されている"Eighties Throwback (Villalobos Greiner Remix Two)"は、何故か配信音源では"He's Angry (Argy & Honey Dijon Remix)"と差し替えになっているのだが、一体どういう理由なのだろうか。ならば当然買うのはアナログしかないだろう。



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| HOUSE11 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
XLAND Records Presents XMIX 03 Kenji Takimi (KSR Corp.:KCCD558)
XLAND Records Presents XMIX 03 Kenji Takimi
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2011年に新設されたFreaks Music FestivalはいきなりDJ Harveyを招致し度肝を抜いたが、2012年にはXLANDと名を変え野外フェスとして注目を集める。そのXLANDが手掛けるMIXCDシリーズがこのXMIXで、第一弾にはDJ Harveyを、第二弾にはRub N Tugを起用し捻りの効いたセンスで話題となるが、第三弾は日本からバレアリックを体現する瀧見憲司を起用し、更なるエスプリっぷりを披露している。元々普通でないダンス・ミュージックをプレイし現実離れした異形な世界を創出する手腕には定評があったが、公式では6年ぶりのMIXCDではその手腕には更に磨きを掛けて、最早ダンス・ミュージックですらある事を放棄したかのようにディスコやハウスだけでなくフォークやロックやジャズなどジャンルを横断しつつ、しかしリスニングとダンスのバランスを取りつつ極限までにロマンティックな世界を繰り広げていた。特に冒頭の4曲目辺りまでは享楽的なダンスの興奮を呼び起こすもなく、フォーク〜バレアリック〜コズミックなうっとりと甘美な音によって白昼夢へと誘われる。そこからは快楽的なニューディスコやファンキーなディープ・ハウス、幻惑的にサイケなロック(My Bloody Valentineのカヴァーまである!)など大きな振り幅をもってして、エグい音も織り交ぜながらBPMとジャンルを意識させることなく大胆な展開を作っていく。肉体へ作用する生命力に溢れたグルーヴと、精神に作用する倒錯的なサイケデリックと快楽的なバレアリックの応酬には、抗う事さえ出来ないだろう。終盤には見計らったように感動的な流れを用意しているが、物哀しいラウンジ系ハウスの"Cafe de Flore (Charles Webster's Latin Lovers Mix)"からNina Simoneのジャズ名作"My Baby Just Cares For Me"でそれまでの興奮を沈めるかのように、甘美ながらも和やかな空気で心地良い余韻を残してDJミックスは終わる。70分のDJミックスに収められた瀧見憲司によるストーリーは、快楽的で刹那的で、そして狂おしい程に美しい。

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| HOUSE9 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Defected Presents House Masters Derrick Carter (ITH Records:HOMAS18CD)
Defected Presents House Masters Derrick Carter
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翌週末にelevenの3周年記念にClassic Music Companyの看板を背負って来日するDerrick Carterは、シカゴ・ハウスの第二世代を代表すると言っても過言ではないアーティストだ。彼とLuke Solomonが主宰するClassic Music Companyはオリジナルのシカゴ・ハウスを継承しつつも、ヨーロッパーのハウスとも共振を見せ、ハウスの伝統を守る事を革新を続ける事を同時に行なってきたアンダーグラウンドなレーベルだ。それとは別にCarter自身もディスコ・リコンストラクトな手法に則り野暮ったく汚れていて、しかしファンキーである意味では麻薬的なサウンドを生み出してきた。しかしやはりアーティストであるよりはDJとしての活動が中心なせいか、アルバムとして纏められたCDが少なかったのは聞き手にとって敷居を上げていたのが事実だろう。そんな問題点を上手く補完してくれたのが古典ハウスを掘り起こすシリーズである"House Masters"であり、本作ではCarter名義・変名問わずに彼が関わった作品を盛り沢山で収録しているのが、何が凄いって大半の作品が彼のDJの為に使われるであろうエディットなど今まで未発表であったバージョンを収録している事だ。これだけ未発表の作品を詰め込んだのであればもはや新作集と言っても間違いではなく、その上で恐らくはディスコネタのリサイクルであろうファンキーな曲が嫌と言う程味わう事が出来る。CD1は彼のオリジナル作品を、CD2では彼が手掛けたリミックス作品を収録しているが、両者を聴いても音に違和感は全くなくリミックスさえもCarter色に染め上げられている。荒く研磨された粗雑な音で陰鬱な覚醒感に支配されるハウスから鋭いキレがあり跳ね上がるファンキーなまで、遅効性の多幸感が効いてくる曲から即効性のある肉体を刺激する曲まで、ある意味では相反するような作風を並行して披露している。また全てに共通しているのは芯の図太さであろうか野暮ったくも無骨なグルーヴが貫いており、彼がDJ業を生業としてきた経験がここに収束されている。100%Derrick Carterな2枚組アルバム、これはシカゴ・ハウス好きならば間違いないでしょう。

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| HOUSE8 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
STEREOCiTI - Never Trust A DJ (Octave Lab:OTLCD-1755)
STEREOCiTI - Never Trust A DJ
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ミニマルテクノ全盛におけるドイツにて、Don Williamsはディープな音楽を深く掘り下げるべくMojuba、a.r.t.less、wanderingと言うそれぞれ趣向の異なるレーベルを運営している。簡単に説明するとディープハウスのMojuba、デトロイトに影響を受けたテクノのa.r.t.less、前者の枠組みに属さないエクスペリメンタルなwanderingとバランス良く音楽性は各方面に広がっている。その音の広がりと深さは確かに流行から離れたクラシカルな雰囲気も持ち合わせているが、Donの音楽に対する芸術としての拘りは音のみならずアナログのデザインやそれを包むジャケットにまで及ぶなど、アンダーグラウンドな社会に生きているからこそやりたい事をやり尽くしている素晴らしいレーベルだ。その反面どうしてもアナログ中心のリリースとなりなかなか広範囲にまで音が届かない面もあるのは事実だが、だからこそ日本人で唯一Mojubaに所属しているKen SumitaniことSTEREOCiTIがそれらの音源をコンパイル&ミックスした本作は非常に価値がある。普段からアナログを愛するSTEREOCiTIはここでもほぼアナログでの一発録りをしているが、そのスムースな繋ぎや緩やかな展開はレーベルの芸術性を追求する音にぴったりとはまっており、騒ぎ立てる夜のダンスミュージックとは全く異なる繊細かつ美しく優雅な音色をありのままに聞かせている。テクノもハウスもミニマルも同列として並べられており、重力を感じさせないダビーな音響空間の中を熱くも冷たくもない不思議な温度感の音が続き、感情的になり過ぎる事なくしみじみと盛り上がるドラマティックな展開がえも言われぬ程の心地良さを生み出すだろう。ディープと言う言葉が相応しいSTEREOCiTIの選曲センス、そして3つのレーベルの音楽、ドイツのアンダーグラウンドではこんなにも深淵な音が広がっている。

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| HOUSE7 | 12:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
2011/10/1 Freaks Village 2011 @ さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト
今年5月に開催された野外フェス・Freaksが、今度は二日間のフェスへと拡大しFreaks Village 2011となって開催されました。都内から一時間弱で行ける相模湖にあるプレジャーフォレストと言うキャンプ場を使用して、昼間から夜にかけて国内外問わず多くのクラブ系アーティストがプレイするパーティーであり、しかも値段も前売りだと割安なので、事前情報から考慮すると中々良さそうな印象だったので遊びに行ってきました。
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| EVENT REPORT3 | 10:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Crue-L Grand Orchestra - (You are) More Than Paradise (Theo Parrish Remix) (Crue-L Records:CLCL1213)
Crue-L Grand Orchestra - (You are) More Than Paradise (Theo Parrish Remix)
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今年3月、ElevenでTheo Parrishがプレイして話題騒然となった"More Than Paradise (Theo Parrish Remix)"。元々はPort Of Notesの曲を瀧見憲司率いるCrue-L Grand Orchestraがバレアリックカヴァーを行い、それから8年を経てTheo Parrishが異形のリミックスを成し遂げました。"Theo Parrish Translation Long Version 1"は終わらない音楽の旅とでも言うべき17分の大作で、Theoが付け足したローファイなシンセが物哀しく鳴る幕開けから始まり、そして突如錆びついていた金属が光り輝く様にオリジナルのあの余りにも美しいストリングスが入る瞬間のえも言われぬ感動と言ったら…。その後、悲壮感漂うピアノの旋律とどす黒いベースやらざらついたハットが絡み合いディープに沈み込み、深い内なる心の世界へと入って行き長い音楽の旅が始まります。完全にTheoの音に塗り替えられたこのトラックは、ソウル・ブルースとでも言うべき人間臭さと生臭さが充満しております。また既発の"Freaks Switching Channels 12inch Mix"も再収録されており、こちらはフィルターを活かしたトリッピーなハウスでどこか楽天的なムードに溢れたリミックス。両面文句無しの傑作なので、聴き逃す事無かれ。

(You are) More Than Paradise Promo

ちなみにこちらは200枚限定のプロモ盤。"Theo Parrish Translation Long Version 2"が収録されているんだけど、"Version 1"と大差は無しと言うか今だに違いが分かりませぬ。

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| HOUSE6 | 08:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Classic Classic (Classic Music Company:CMCCD101)
Classic Classic
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シカゴハウスを色濃く継承するDerrick CarterとロンドンのLuke Solomonが運営するClassic Music Companyは、世界中の特徴を持ったアンダーグラウンドハウスをリリースしてきた素晴らしいレーベル。最近はレコードリリースは止めちゃって、データ音源の販売しかしていないみたいですね、残念です。かつてはDJ SneakやRoy Davis Jr.などのシカゴ勢から、Isolee、Losoulなどのジャーマンハウス、ミニマル勢のStefan Goldmann、Rekid、そしてなんと奇才・Herbertまでもリリースしていた幅のある面白いレーベルだったと思います。本作はそんなレーベルのコンピレーション。10曲、膨大なストックのあるレーベルからたったの10曲だけなのでレーベルの一端を知る事しか出来ないであろうが、それでも内容は抜群に良いです。目玉は何と言ってもBlazeの"Lovelee Dae"でしょうかね。後にドイツのPlayhouseにライセンスされ大ヒットを記録した、余りにもエモーショナルで深いジャーマンディープハウス。Blazeの中でも異色なエレクトロニックで暗めのハウスなんだけど、どことなく漂ってくる優雅な香りはアメリカのハウスではなくヨーロッパ的。Blazeが何でこんなトラックを作ったのかは今でも謎だけど、普段の生っぽい楽曲よりこっちの方が好きですね。あとはHerbertがミニマルハウスをやってた頃の曲も素晴らしいです。スカスカでリズム中心のハウスなんだけど、最近の余りにもポップよりな曲より遥かにファンキーです。シカゴ100%なDJ Sneakは、元気バリバリなフィルターハウスを提供。とにかくイケイケです。その他Luke SolomonやDerrick Carter、Gemini、Rob Melloらが関わった曲が収録されていて、ハウスファンなら存分に楽しめる内容かと思います。



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| HOUSE4 | 10:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Motley Crue-L House (Crue-L Records:KYTHMAK080DA)
Motley Crue-L House
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瀧見憲司が率いる狂えるCrue-L Records。近年の作風は和製バレアリック、昔は詳しく知らないが今とは違ったっぽい。どっちかと言うとクラブミュージックにシフトした近年の作品の方が好きです。本作は勿論タイトル通りにハウスを中心とした選曲になっていて、特にEP収録の曲や未発表曲が中心になっているので大変便利なコンピレーションになっております。ハウスとは言ってもそこは狂えるCrue-L、一筋縄ではいかない色んなハウスが詰まっております。"More Than Paradise"はFreaks(Luke Solomon)のリミックスが施されているんだけど、原曲のチリングな切なさはそのままにフロア対応になっていて素敵。EMMAがリミックスしている"La Dolce Vita"も、圧倒的なドライヴ感がありながらもはっと息を飲む美しい瞬間があり、静と動の対比が強調されてますね。井上薫も制作に参加した"Sheeprian Flying"は、正にバレアリックと言わんばかりの南国パラダイスな桃源郷トラック。エレガンスな美的センスは、世界レベルです。他にも荒っぽいディスコダブやらクラシック調のハウスやらあるけれど、Crue-Lらしいバレアリックな美意識で統一されていてレーベルの方向性を知るには丁度良いですね。今後もこの路線から外れずにバレアリック路線を極めてくれると嬉しいなと思います。

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| HOUSE4 | 00:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Charles Webster - Coast 2 Coast (NRK Sound Division:NRKCD042)
Charles Webster-Coast 2 Coast
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PeacefrogやDefected、NRKを含め数々のレーベルから数々の変名を用いて活動しているUKのアーティスト・Charles Webster。基本的には欧州的な洗練された美しさが光るハウスを得意するアーティストですが、女の子受けする様な陶酔と甘さが持ち味ですね。と言っても全然下品じゃないし、むしろ気品に満ちているのが他の人との違い。近年は一向に新作が出ないのでヤキモキしておりますが、去年はNRKからのMIXCDシリーズ・Coast 2 Coastに参加しておりました。MIXCDにおいても彼の特徴である甘さや気品は充分に活かされていて、アッパーに盛り上げるのではなくてしっとり聴かせるタイプのハウスミックスを披露しております。派手なミックスや過剰なイコライジングは聴かせる事はなく、終始一曲を長めにつないで曲その物の良さを知って貰う落ち着いたプレイ。ミックスプレイ自体には特徴はないんだけど、その選曲の良さが素晴らし過ぎる内容ですね。夜の似合うアダルティーな音楽、それはただ下品にエロイのとは異なり上品なエロスを伴う官能的な妖艶さ。一歩引いた大人の美学とも言えるかもしれない。Charles Webster、この人のそんなエロさが今宵も体を火照らすのでした。

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| HOUSE4 | 06:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Dave Clarke - Remixes & Rarities 1992-2005 (Music Man Records:MMCD026)
Dave Clarke-Remixes & Rarities 1992-2005
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Dave Clarkeと言えば兎にも角にもフィルター流行の起爆剤となった"RED"シリーズが有名なんですが、近年はFatboy Slimのレーベル・Skintから作品をリリースしていて平凡なブレイクビーツをやったりしてなんだかなーと言う状態です。しかしそんな彼に愛想を尽かしている人には、彼が今までに手掛けたリミックス集を聴いてみて欲しいと思います。タイトル通り新旧のリミックスが収録されておりますが、やはりどちらかと言うと昔の作品の方が素晴らしい出来が多いでしょうか。DJ Rush、Green Velvet、Leftfield、New Order、Robert Armaniなどのリミックス仕事は冴えまくっていて、狂気のシカゴハウスを通過したラフでハードな4つ打ちテクノを披露しています。やっぱりDave Clarkeはフィルターハウス/テクノをやらせると超一流で、個人的にはこの路線でオリジナル楽曲を創って欲しいんだけどねー。だって比較的近年のリミックスになると特に目立たないブレイクビーツ作品ばかりで、かつてのDave Clarkeの才能が陰ってる気がするんですよね。Skintと言うレーベル性には合ってるけれど、一体この路線変更した訳は何なのか気になるな。

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| TECHNO5 | 17:30 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Mark Farina - Live In Tokyo (OM Records:OM284)
Mark Farina-Live In Tokyo
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この人はようMIXCD出すなーと既にもうお腹一杯気味なMark Farinaのライブミックス。今年7月の恵比寿リキッドルームで行われたイベントでのプレイを収録しているのだけれど、今までの路線と良くも悪くも変わらずと言った内容。個人的にはとろ〜りトロトロの"Mushroom Jazz"を聴きたいのですが、これは普通のハウスセットです。だから別にそれが悪いって訳でもないのですが、結構地味な部類に入ると思います。派手にぶちかます大仰な展開は皆無で、淡々とスムースに曲を繋いでる感覚ですね。ライブミックスって言うから音ももっと荒削りな感じで収録しているのかと思ったら、予想以上にすっきりしちゃってました。でも控えめにスウィートで上品な音には、この位すっきりした録音の方が合っているとエンジニアの方も判断したのでしょうか。まあなにげに聴いている内に丁寧なミックスの虜になっている良作だとしましょう。

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| HOUSE3 | 17:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Marco Bailey - Live In Ageha Tokyo (MB Elektronics:MBELEK035)
Marco Bailey-Live In Ageha Tokyo
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人は何故過ちを繰り返すのだろうか。もう買うまいと決めていたMarco BaileyのMIXCDを、またもや惰性で買ってしまいました。ベルギーのルードボーイことMarco Baileyは90年代から活躍するハードテクノ野郎なんですが、ここ数年はシーンのクリック化に合わせて彼もクリックやらエレクトロ色を増やしていき、今では過去のハードっぷりが殆ど見られなくなっています。中にはAdam Beyerみたいに上手くクリック方面に転向して活躍している人もいるけれど、大半はそこまで過去の経験とその転向が結び付いてないケースが多いのが実状だと思います。では2007年2月10日のageHaでのDJプレイを収録した本作はどうかと言うと、やっぱり低音シンセがブリブリばかりのエレクトロハウスばかりで激ハードな展開がないじゃないか〜。ミニマルでは無く展開は多いし享楽的で下品じみたシンセがモロ入っていて、やっぱり自分がマルコベに期待しているのとは程遠いな。メロディーが比較的多く導入されているからハードミニマルより一般的には聴き易いんだろうけど、以前のハードっぷりを知っているだけにその落差にはついて行けません。やっぱりズンドコハードなリズムにファンキーなパーカッションを被せたトラックを矢継ぎ早に繋いで、直球勝負で甘さ無しのハードテクノを聴きたいですよ。誰も彼もが同じ向きを向いている最近のシーンは正直痛々しく、最近ではエレクトロハウスだかクリックだか訳の分からん流行はさっさと終われと思っている次第であります。

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| TECHNO5 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Derrick Carter + Mark Farina - Live At Om (OM Records:OM158)
Derrick Carter + Mark Farina-Live At Om
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シカゴハウスの重鎮・Derrick CarterとMushroom Jazzでとろーりとろけるプレイで有名なMark Farinaの二人のプレイを収録した、大変お得なシカゴハウスMIXCD。"Live At Om"なんてタイトルは付いているけれど、中身は全くOM Recordsの音は関係ありません。二人とも完全にやりたりようにプレイしていてシカゴハウス好きなら間違いなく聴き応えのある内容で、逆に言うと普段通りと言えば正にそのままです。Derrick Carterは基本的にはシカゴらしい粗野で猛々しいプレイで、滲み出る黒さはファンキーの一言。パンピン系からムーディー系の曲まで混ぜつつ上げ下げを繰り返す盛り上がり必至の展開で、シカゴの安っぽい音ばかりなのに古さを感じさせないのはやっぱりDerrickのワイルドな気持ちが込められているからでしょうか。一方Mark Farinaのプレイはと言うと、シカゴハウスらしい音ではありますがDerrickとは対照的に整頓された小綺麗な音が多く、荒々しさよりもムーディーさを強調した秘かにソウルが感じられる内容です。じりじりとねっとり長い時間をかけて心地良さが込み上げてきて、勢いだけに頼らない熟練者らしい見事なプレイですね。歓声も入ってライブ感たっぷりで、どちらも甲乙付けがたい極上の2枚組です。

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| HOUSE3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Mark Farina - House Of Om (OM Records:OM251)
Mark Farina-House Of Om
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もう何枚目になるのかも分からない位MIXCDをリリースしている西海岸ハウサー・Mark Farinaの最新作は、以前から絡みのあるOM RecordsのMIXCDシリーズとしてリリースされる事もあり、考える余地も無く安心して買える一枚になっています。ダウンテンポ、ディープハウス、ジャジー系、ヒップホップなど幅広いプレイで渋い空間を演出し、ハウスファンを魅了してきましたが、今作はファンキーで芯の詰まったシカゴハウスの様な比較的硬めのセットを用意していました。地味なのは相変わらずと言うか決して派手にプレイを見せつける事もしないし、黙々とただ自分の仕事をやり遂げる控えめな所が好印象ですね。実際シカゴハウスの音楽かどうかなんてのはトラック見ても分かりませんが、太めで硬いリズムトラックはほぼ骨組みので正にシカゴのそれなのだ。OM Recordsにしてはスウィートなメロディーやエロティシズムなど開放的な要素は少なめですが、元々のレーベルコンセプトは"ファンキーネス"だった事を考えると、本作はレーベルの音を象徴していると言っても過言ではないのかもしれない。最初はちょっと淡泊かなーと思うのですが、中盤以降は適度に盛り上がっていき腰砕きグルーヴが炸裂し、いつの間にか知らずに体も揺れる事間違いなしの渋いプレイですよ。派手な作風を求めている人には向きませんが、こうゆう作品でこそDJの真価が問われるんでしょうね。

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| HOUSE3 | 22:20 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Derrick L. Carter - Nearest Hits & Greatest Misses (Classic:CMCCD108)
Derrick L. Carter-Nearest Hits & Greatest Misses
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ぷっくらと憎めずどこか微笑ましい面構えをしている男、我らが尊敬する愛しきシカゴハウスの重鎮・Derrick Carterさん。しかしシカゴハウスとなりゃ、ファンキーでマッドでシッドでファットでダーティー、糞だ糞!とにかく荒れ狂い汚く、どう聴いたって洗練からは真逆の位置にある。Carterさんはそんなシカゴハウスの歴史を現在に色濃く受け継ぐ大変素晴らしい方でありまして、リミックスワークでも抜群に良い仕事をしてくれています。そして彼のそんなリミックス曲を集めたのが本作なのですが、タイトル通りレアな曲や未発表曲などを収録した貴重な内容となっています。彼の手にかかればどんなオリジナル曲もシカゴハウスに変わってしまうのですが、ポストロックバンド・Tortoiseの曲さえもサイケデリックで廃れた4つ打ちになってしまうのは流石。The Human Leagueのリミックスはもろにニューウェーブな懐古的リミックスで、ミラーボールが回転するディスコの風景が浮かんでくるよ。La TropicanaやThe Beloved、Blair、Modjo、Techniqueらのオリジナルは全く知らないのですが、Carterが手掛けたリミックスは超グルーヴィンで黒さ爆発のファンキーなシカゴハウスで、これぞCarterの醍醐味と言える作品じゃないかな。やっぱりリズムトラック自体が音数は少なくとも芯が通っているし、暴れ出しそうに溢れ出てくるパワーが凄いよね。日本の不良とかつっぱりとは違う、真の意味で不良っぽいワイルドな雰囲気だ。こんな雰囲気を醸し出せる男になりたいねー。



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| HOUSE3 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
The Godfather Chronicles (Minimaxima:MB205CD)
The Godfather Chronicles
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HMV半額セール戦利品その1。日本ではデトロイトと言うとテクノ、ハウスですが、現地ではゲットーテック・ゲットーベースなる物が人気あるそうで。普段聞かないジャンルなのでいまいち分かりづらいですが、特徴を述べるとBPM160越えは余裕でエレクトロやヒップホップ、ハウスやテクノまでもスクラッチを混ぜつつ高速にミックスし、ビッチだとかセックスだとか卑猥な言葉がべろべろに挿入される最高にお下品な音楽だそうです。今作はそのシーンの中でも絶大な人気を誇るらしいThe GodfatherのMIXCD+ドキュメンタリーDVD付きの豪華なセット。MIXCDの方だけどLos HermanosやらTechnasiaの曲も入ってますが、殆どはゲットーテックのアーティストの曲が中心。48曲をプレイなんで当然1曲は1分程で繋がれてゆく超絶スピンの繰り返しで、もはや早さだけならJeff Mills以上だ!ビートは早くても生き生きとしたベースラインは失われておらず、腰がくねくね動いてしまいそう。音はまあ最低にチープで同じデトロイトでも、テクノの神格化された音とは正反対ですね。しかしこれもデトロイトの一部である事は間違いない事なので、興味がある人は聴いてみて欲しい。DVDの方ではゲットーテックのアーティストのコメントやら、クラブでのパーティシーンの映像もあるのですが、そのパーティーでは卑猥な女が尻を突き出してブリブリと振りまくるシーンも…。さすがデトロイト、本場は違う。DVDの中であるDJが、「クラブはセックスの為のベッドなんだ」みたいな事言ってたけど、日本じゃクラブでセックスは流石に無理ですw

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| TECHNO4 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Luke Solomon - Mix This (KSR:KCCD190)
Luke Solomon-Mix This
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シカゴハウスのみならずジャーマンディープハウスとも共振し、今やアンダーグラウンドなハウスレーベルを代表すると言っても過言では無いClassic Music Companyではありますが、そのレーベル設立者がかのDerrick CarterとこのLuke Solomonであります。と言っても前者に比べると多少知名度と言う点では及ばないかもしればいが、実力は全くひけを取りません。当然このMIXCDだってシカゴハウス全開で、内容は完全にアンダーグラウンドな荒々しいハウスです。ライセンスにかかるコストの問題でそう言ったトラックばかりになってしまったそうですが、それはそれでやさぐれたチンピラ的なサウンドになっていて格好良いですね。シカゴハウスと言えばスカスカなトラックですが、やっぱり相変わらずスカスカ。前半はファンキーながらもダーティーで、中盤以降やっとこビキビキなアシッドハウスを混ぜつつパンピンハウスに変わっていきます。Derrick Carterなんかに比べるとそこまで攻撃的では無くて、大人の円熟味、ゆとりを感じさせる徐々に盛り上げていくタイプでしょうか。しかしシカゴハウスってほんと粗悪な音だよなぁ…って、そこが格好良いのかもしれないですね。録音状態とか安物の音源だとかを越えた作り手のファンキーな心が、音楽にそのまま反映されてるのかもしれないですね。

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| HOUSE2 | 22:00 | comments(2) | trackbacks(2) | |
Ian Pooley Presents A Subterranean Soundtrack (NRK Sound Division:NRKCD020)
Ian Pooley Presents A Subterranean Soundtrack
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NRKの「Nite:Life」MIXCDシリーズにも選ばれた事があるIan Pooleyが、今度は又もやNRKからMIXCDを「地下のサウンドトラック」と言うコンセプトで出しております。元々はドイツでアシッディーなテクノで活躍していて、徐々にハウス方面にシフト、更にはラテンハウスに完全に染まってしまい昔からのファンには?な人です。人気はあるんだけど過去と現在のファンが、全く成り代わっている様な気がしないでもない人です。あ、でもMIXCDは僕も気に入っていたりするんですな、これがまた。以前の「Nite:Life 06」はテクノ、ハウス両方面から評価されるべきベストなMIXCDでしたっけ。今作はどうかな?トラックリスト見ても実は殆ど知らない曲ばかり。全体的にのべ〜っとした平坦なMIXではあるけれども、スムースな展開で気持ち良く体に音が入ってきます。前半はディスコダブ系でギラギラ攻め立てて、中盤は爽やか系のアーバンハウス、後半はメロウにそしてキラキラな心地良いハウスで。派手な山場がある訳でもないけれど、それはプーリーも分かっております。彼はリスナーをじらさせるロングスパンでの盛り上げ方を知っています。後半に進むに従い気持ち良さも増大していき、聴き終わった後には爽やかな満足感が残っております。アゲ過ぎでもなく緩過ぎでもない良い塩梅のMIXですな。そして何とMIXCD以外に、プーリー自身が手がけたトラック、リミックスなどを集めた楽曲集も付いてきます。めっちゃお得ですね、プーリー好きは間違いなく買いでしょう。

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| HOUSE1 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kenji Takimi - SESSIONS VOL.2”THE DJ AT THE GATES OF DAWN-DANCESTONELIVE-” (Musicmine:IDCH-1009)
Kenji Takimi-SESSIONS VOL.2”THE DJ AT THE GATES OF DAWN-DANCESTONELIVE-”
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瀧見憲司、CRUE-L RECORDSの主宰者でありアンダーグランウンドなハウスDJ、否ダンスミュージックDJとして人気を博しています。なんて言いつつもまだDJプレイは未体験、彼のユニット:CRUE-L GRAND ORCHESTRAのバレアリックなチルアウトアルバムがお気に入りな僕です。じゃあDJの方はどうよって感じで、ヤフーオークションでお安く購入。まずトラックリストを拝見すると…お〜殆どの曲知らないぞ。Doc MartinとかDJ Garthのアメリカ西海岸ハウス位しかわかんね〜。幕開けはディスコっぽいけど、すぐに前半は適度にあげつつトライバル風のハウスの連続。時折ニューウェーブを感じさせる古臭いボーカル物を入れたり、流行のディスコダブでずぶずぶと沈めてくれる。ところが中盤以降はぐちゃぐちゃになっちゃって、テックハウスやディスコダブ、ディスコ、なんだかわからん物が規則性無しに並んでいる。DJMIXと言う物は大抵スタイルと言う物があるのだろうけど、この人のDJMIXには無国籍を感じる。一体どこの国の音楽なんだろう?東南アジアの危険な香りがするとも言えるがそれだけでは無いし、アメリカ西海岸の清涼な景色も思い浮かべられる。だが後半ではどこかの民族の怪しい呪術を聞かせられてもいる様な…。彼のDJMIXにはその呪術に依って、決して忘れる事が出来ず虜となってしまい何度も聴きたくなる様な魅力がある。スタイルを破壊して無国籍の音楽、つまりハウスミュージックでは無くダンスミュージックを創造している。僕自身はジャンルがばらばらなMIXCDは受け止め方が難しいけれど、そんな事はどうでも良くなってしまう。瀧見憲司のセンスが僕の心をロックした。

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| HOUSE1 | 22:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
DJ Funk - Booty House Anthems (Underground Construction:UCCD-034)
DJ Funk-Booty House Anthems
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前々から欲しかったがなかなか手に入らなくて、遂に再発されたのでアマゾンでボタンをポチッと押して購入。DJ FUNKって言うと古くはJeff Millsの「MIX-UP Vol.2」にも使われていたので、知っている人も多いのではないのでしょうか。とにかくハイテンションでブーティー、ダーティー、ファンキーな人です。このMIXCDも大半は本人の曲で、とにかくノリ一発でやっちゃったようなパンビンアホアホハウスです。ここまで潔いと笑うしかありません。笑うつうか苦笑って言うの?どんなに凹んでる人間だってこれを聴かせれば、元気一発!!!しかし見事にスカスカでめちゃめちゃチープな音なのに、今聴くと逆に新鮮なトラック群。自分がリアルタイムで聴いてないだけか…。これだけがシカゴハウスな訳ではないが、これは正にシカゴハウスのお下品な一面を極端に表している。お下品だが確実に男のチ○ポを揺さぶる一枚だ。彼女に聴かせたら距離が遠くなるでしょう。

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| HOUSE1 | 22:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Pascal FEOS - In The Mix Rize & Fall (Cocoon Recordings:CORMIX006)
Pascal FEOS-Rize & Fall
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近年のSven Vath率いるCocoonは昔のSvenの趣向のトランスではなく、現在形のジャーマンテクノ。Svenは嫌いだったけど、最近はなかなか良い所があると思います。そのCocoonからのIn The Mixシリーズの一つが、このRize & Fallで前出のSteve BugやSven本人、Ricardo VillalobosやFunk D'Voidも参加していてかな〜り豪華な面子になっています。Steve Bugはディープでセクシャルなハウスを披露していましたが、このPascal FEOSはどうでしょうか。こちらは流行のRicardo Villalobos、Lucianoの様なクリック系から始まります。まあ今となっては目新しさもありません。しかしここら辺の音はグリグリしてて、ほんと奇っ怪な音ですね。そしてクリック気味のテックハウスに繋がり、Freaksでは近年リヴァイバルが目立つアシッドォォォォ!シカゴ系のアシッドでは無くてジャーマン系のブリブリした感じですね。中盤以降はアッパー系のテクノ〜テックハウスで終始押しまくり、そこら辺は手堅くまとめた感じです。こう聞くと大した事なさそうだけど、丁寧なMIXで後半に向けて徐々に盛り上げてくれて軽〜く水準をオーバーするナイスなMIXCDなんですよ。前半が抑えめなおかげで後半がモリモリ盛り上がる訳です。アッパーだけど綺麗目のソリッドなシンセ音で構成されていて、デトロイト系までとは行かないけれど情緒的でもあります。ジャーマンテクノってKOMPAKTとかもそうだけど、硬派でありつつPOP感覚にも溢れているのです。流行を逃す事もなく、また地もしっかりした硬派なMIXCDだと認定します。昆虫がアップになったジャケットは、彼のプレイと同様に耽美を感じます。

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| TECHNO1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Derrick May - Mix-Up Vol.5 (Sony Music Entertainment:SRCS8250)
Derrick May-MIX-UP Vol.5
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テクノ方面で語られている人の中にも、シカゴハウスの影響がモロに出まくりな人なんかもいて、このDerrick Mayなんか一番分かりやすい例なんじゃないかと思う。彼の初期音源「Nude Photo」なんて実際アシッドハウスみたいなもんだし、その後のファンキーなリズムが躍動的な曲群だって、シカゴハウスの影響が大きいと思う。Juan Atkinsの音と比べればJuanがあくまでデトロイトテクノ、Derrickがシカゴハウスとさえ分けられてもおかしくない位だろう。未だDerrickのDJを生で聴いた事が無いのだが、このMIXCDでやはりDerrickはシカゴハウスの影響を大きく受けているんだなとまざまざと感じました。このMIXCDでのDerrickのプレイはパンピンでファンキー、そして官能的とこれで踊れない奴は不能なんじゃねーかと言う位のかっこいいものです。ハードグルーヴの勢いで攻めるのとは異なり、腰に来るグルーヴでねちっこく踊らされてしまいます。音数少なめでありながらアフリカンリズムを強調した流れは、やはり黒人特有な感じがしますね。そう彼の曲もそうなんだけど、弾ける様な激渋でファンキーなパーカッションが彼を特徴付けてるのではないだろうか。このセンスはJuan AtkinsやKevin Saundersonには無い物だよね?MIXCDでこれだけかっこよければ、生のプレイはもっと凄いのだろうか?機会があれば彼のプレイで踊りたいですね。そうそうDJばっかりじゃなくてたまには新曲も出してくれよとは思っているけれど、きっともう出ないでしょう…

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| TECHNO1 | 22:27 | comments(3) | trackbacks(0) | |
Derrick L. Carter Presents About Now... (Sixeleven Records:SER-1105)
Derrick L. Carter Presents About Now
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最近アマゾンの品揃えが悪くなってきている気がします。更に発売前に注文をしても発売日になった途端3〜5週間お待ち下さい状態になったり、とにかく品薄状態です。やっぱりこれって去年の輸入盤問題の影響が出てきてるんだろうか?全く酷い法律だよなー、数%にしか満たないアジアからの逆輸入CDを抑止するために大半の輸入盤も一緒に輸入禁止にするような法律だったはず(実際には音楽ファンの決死の反対により、多少修正は加わったらしいが?)。音楽を好きな人が音楽会社を運営するのではなく、ただの金儲けの道具にされているこの実情をなんとかして欲しい。ついでにJASRACも逝ってよし(JASRACって実際は厳しい縛りでアーティストと契約をしてるらしい…)

さて昨日ClassicレコードのコンピMIXCDを紹介したので、ついでにレーベルのボス、Derrick Carterも紹介しちゃおう。そのワイルドな見かけ同様、ファットでタフで荒々しいプレイがナイスなCarter。過去のシカゴハウスを現代に引き継ぐスーパーDJであり、Richie Hawtinもべた褒めしてる位です。僕がDJを体験したのは7 Hours @ Liquidroomで、確か記憶によると1時間位遅刻してきてクラウドを困惑させた記憶がある。まあその後のテクノ並の激しいプレイで脳髄まで揺さぶられて、遅刻した事は大目に見ていたと思います。そんなプレイをこのMIXCDでも体験出来ちゃう!シカゴハウス的なガシッとしたリズム帯の曲がメインに、意外にもフィルターディスコまでも駆使してアップリフティングでハードなMIXをしています。やっぱりシカゴハウスのダーティーで粗野な雰囲気と言うのは、他の地域からはなかなか感じられない物がありますね。機材の発展などがあっても、曲自体がそれ程変わらずにハウス初期の良さを含んでいます。更にCarterのイコライジング裁きが展開にメリハリを付けて、ぐっとファンキーな流れに引き込まれていきます。ハウスでも男気を感じる事の出来るアーティスト、それがDerrick Carter!

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| HOUSE1 | 23:04 | comments(0) | trackbacks(0) | |