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Mac-Talla Nan Creag (Firecracker Recordings:FIREC015CD)
Mac-Talla Nan Creag

近年はダンス的な要素の強いEPではなくアルバムに依って音楽表現の拡大を続けているスコットランドはエジンバラのFirecracker Recordingsから、更にコンセプト重視のアルバムがリリースされている。公式サイトによれば「1万年より昔、最後の氷河期の後に人類は現在のスコットランドと呼ばれる場所で、探検をし定住を始めた…」という件から始める長いコンセプトがあり、そんなスコットランドに根付いた探検から生まれたのが本作なのだ。製作者として記載されているのはエジンバラで活動するLord Of The Isles、レーベル主宰者であるLindsay ToddことHouse Of Traps、レーベルとは馴染みの深いFudge Fingas、そして正体不明のD. Wrightの4人だ。彼らは2014年の暮れにスコッチを嗜みながら古美術を学びつつ廃墟を訪れてはセッションを行い、そしてフィールド・レコーディングで音を集めながら、それぞれがギターやシンセにパーカッション、ハーモニウムやハープを演奏して、そんな短い探検の末に得られた材料を元にして本作を完成させたそうだ。その意味で本作は正にスコットランドから生まれた音楽であり、レーベルが今までリリースしてきた作品の中でも特に異色さが際立っている。つまりは一般的なパーティーで聴けるであろうダンス・ミュージックは皆無で、民族音楽やレフト・フィールドにフォークのような音楽性が中心となっており、その土地から発せられたスピリチュアルな空気を含んでいる。特に曲によってはシャーマンによる祈りを喚起させる歌も入っており、そこに伝統楽器と電子楽器にその土地から発せられた環境音を絡めながら、半ば宗教的な神妙さと大自然の謎めいた営みを体感させるのだ。環境音やセッションを元にした音楽性だけあって、形式に則っるのではなく生き物のように常に流動的で自由な変化を続ける音楽からは、探検を続ける内に様々な未知なる風景に出くわすかの如く。Firecrackerのファンが期待している音楽性とは全く異なるだろうが、あくまでコンセプト有りきである事を考えれば、スコットランドを拠点として活動するレーベルの郷土への思いが表現された作品として面白い。

| ETC4 | 08:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Linkwood - Expressions (Firecracker Recordings:FIREC013CD)
Linkwood - Expressions
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スコットランドはエディンバラを拠点にアンダーグラウンドなテクノ/ハウスを手掛けるFirecracker Recordingsは、発足当初はLinkwoodやFudge Fingasによるスプリット盤が年に一枚出るか出ないかの非常にスローペースな活動を行うレーベルだった。その作品の少なさがレーベル性をミステリアスなものとし、高品質な音楽性と相まってカルト的な人気を博していたが、最近では積極的にアルバムリリースも行うまでにレーベル/アーティスト共々に成長している。そんなレーベルの最新作がレーベル発足当時から中心的存在として活動しているNick MooreことLinkwoodによるアルバムだ。Linkwood自身は過去にPrime Numbersからアルバムをリリースしているのでこれが初になるわけではないのだが、古巣であるFirecrackerからは初のアルバムと言う意味で、ようやくファンが望んでいたであろう形でアルバムがリリースされた事になる。しかし1stアルバムのリリースが2009年、つまりは既に6年前の話なのだから最新作はそれから随分と音楽性を変えている事は、今となっては驚くべき事実ではないのかもしれない。ディスコやフュージョンにファンクなど黒人音楽からの伝統にビートダウンを溶け込ませた音楽性は後退し、新作ではテクノの要素やアルバムとしての多様性を発揮しつつモダンなハウス・ミュージックへと傾倒しているように思われる。アルバムはいきなりリゾート地での優雅な一時を過ごすようなノンビートの"Sonrise"で始まり、続く"Outside In"も非常に穏やかな流れの中で耽美なコードのシンセが浮かび上がるサウンドトラック風な曲で、出だしは予想外にも抒情的だ。3曲めの"Off Kilter (No Midi Mix)"でようやくハウスらしいキックが入ってくるが、ここでも黒人音楽の匂いは薄く非常に今っぽく洗練されたエレクトロニックな音で耽美な世界を作り上げている。更に幻想的なパッドを用いながらも執拗なシンセの反復がテクノを思わせる"Object"や、音と戯れているようなアンビエント風のインタールードとして用意された"Minus 12"や"Coral"など、以前の作品に比べると表現方法は随分と多様性を見せている。勿論"Expressions"のようにフロアでこそ真価を発揮するディープかつ幽玄なテック・ハウスや、シカゴ・ハウス風なベースラインを用いつつディープ・ハウスの微睡んだ深みを持つ"Ignorance Is Bliss (Live Mix)"など、決してフロアを忘れた訳ではない事も明白だ。しかしかつての黒人音楽への偏愛や古き良き時代の復権とは違う路線を、つまりは伝統に束縛される事なく自身の道を確立させる動きが、本作には強く感じられる。もしかすれば予てからのファンには戸惑いが全くない訳でもないだろうが、Linkwoodのアーティストとしての成長や個性を作り上げるその過程として、本作は面白いアルバムだと思う。



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| HOUSE10 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
The Early Emissions (EPs 1-4) (Firecracker Recordings:FIREC011CD)
The Early Emissions
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かつてカルトレーベルとして一部のマニアから高い評価を得ていたエジンバラ発のFirecracker Recordings。音楽としての質の高さだけでなく共にシルクスクリーン印刷によるジャケットや数量限定などの売り方により、作品としての希少価値を高めた事でよりレーベルに対して羨望を集め、今では名が知れ渡った重要レーベルの位置付けとなっている。本作はそんなレーベルの希少な初期4枚の10インチをCD化したレーベル初のコンピレーションである(やはり限定盤として布カバーに包まれた物が極少数ある)。内容はレーベルを主宰するLinkwoodと盟友であるFudge Fingasの曲で占められているが、レーベル第一弾作品である"Miles Away"からして湿り気を帯びたホーンや煙たいパッド音と共に官能的な女性ボーカルが艶を生み出し、濃厚なブラックネスの芳香が立ち上がるビートダウン・ハウスで素晴らしい。続く"Gettin' Togetha"はサンプリングとフィルター主体のハウスだが、この重心の低いグルーヴはねっとり執拗に絡み付き、そしてただただ素直にエモーショナルな空気が湧き出ている。更に続く"Fate"では、優雅なエレピの音色と共にジャジーヴァイブス溢れるリズム感が仄かな黒さを演出している。ここまでがレーベル最初の10インチに含まれていた作品で、それ以降にもディスコやジャズにソウルからの影響をハウス・ミュージックの中に落とし込んだトラックが並んでいる。そんな音楽性から思い起こすのはやはりデトロイトのソウルでありエモーションであり、特にBPMを落としたスローモーな性質からデトロイト・ビートダウンを西洋の面から解釈したと言ってもよいだろう。勿論、本家の感情豊かな点と濃いブラックネスは引き継ぎつつも、よりモダンに洗練し作品としての完成度を高めた事で、単なるデトロイトのフォロワーの域を脱却している事を付け加えておく。本作も数量限定の為、買い逃しは厳禁だ。

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| HOUSE9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Fudge Fingas / Linkwood - Untytled (Firecracker Recordings:FIREC 009)
Fudge Fingas Linkwood - Untytled

ほぼ一年に一枚とのんびりとしたペースでリリースを続けているUKはエジンバラのハウス・レーベルであるFirecracker Recordings。Linkwoodが主宰するこのレーベルの音楽はデトロイトのビートダウンやディスコにブギーなどを咀嚼し、ポスト・デトロイトとも言える音楽として形成し、世界中の玄人たちをも呻らせている。新作はFudge FingasとLinkwoodにスプリット盤だが、相変わらずのFirecrackerらしいメロウネスとディープネスを存分に含んだハウスで素晴らしい。Fudge Fingasによる"Untytled"は小刻みに躍動するファンキーなベースとぶりっとしたコズミックなシンセが先導しながら、途中からはデトロイト・テクノ風な揺らめくパッドがすっとムードを作っていく温かさで包み込むディープ・ハウスだ。途中から入ってくる綺羅びやかなシンセは手弾きなのだろうか、枠に嵌ることなく自由に旋律を奏でている。それは遠く離れた故郷への思いを馳せるように郷愁じみていて、それと共に大らかな包容力もあり実に開放的だ。裏面にはLinkwoodの"Secret Value (Fudge Fingas Remix)”が収録されており、原曲よりもエレクトロとしてのベースラインやリズムを強調しながら、その一方では静謐なピアノとアトモスフェリックなパッドが繊細な美しさを作り上げている。エレガンスとファンクネスが融け合ったブレイク・ビーツ的ハウスとでも呼ぶべきか、躍動的かつ耽美なトラックとなっている。ボーナス的に収録されたFudge Fingasによる"Minus 616"は、ほぼピアノだけによるビートレスな構成でエピローグとして聴けるメランコリーな一曲。本作も期待通りでFirecrackerは本当に素晴らしいレーベルであり、ハウス好きなら是非チェックすべきであろう。

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| HOUSE8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Fudge Fingas - What Works EP (Firecracker Recordings:FIREC 007)
Fudge Fingas - What Works EP
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スコットランドはエディンバラのカルトレーベル・Firecrackerの新作は、ポストデトロイトハウスの役割を担うFudge Fingasが担当。10年以上の活動を経て今年リリースした初のアルバム"Now About How"(過去レビュー)ではハウスのみに収まらない総合的なブラックミュージックへの造詣の深さを示しましたが、新作ではFirecrackerらしい厳かなディープな作風のハウスを披露。幻想的なパッドやコズミックなシンセ、重厚なベースサウンドに浮遊感のあるか細いギターを一体化させた重層的なディープハウスは、漆黒のと言うよりは洗練と上質に向かったデトロイトハウスのようで、フロアでの機能性はばっちり。裏面には同じくFirecrackerからリリース歴もあり、今年大躍進した新星・Vakulaがリミックスを提供。端整に研ぎ澄まされた美しいシンセストリングスを追加しつつも、リズム対をロウに荒らした分だけ混沌としたビートダウン的な印象も感じさせるリミックスを行なっており、Vakulaの才能はもはや疑うべくもない。それに続く"Mass X"はビートレスなアンビエント・ハウス風で、望郷の念を静かに残してEPを締めくくる。年に一枚のペースでリリースするFirecracker、流石に質が高い。

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| HOUSE7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Linkwood - System (Prime Numbers:PNCD01)
Linkwood - System
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UKスコットランドはエディンバラを拠点にほぼ一年に一枚と言うスローペースなリリースを行うも、そのどれもがカルトヒットしているハウスレーベル・Firecracker Recordings。そこに名を連ねるはFudge Fingas、House Of Traps、Linkwood Family、そしてNick MooreことLinkwood。UKからデトロイトへの回答、またはポストビートダウンとも言える湿度のある黒い音を鮮やかに聴かせる話題のアーティストですが、このアルバムは同じくデトロイトハウスを猛追するTrus'meのPrime Numbersより。ポストビートダウンなんて言った割にはあそこまでの濃密な粘着性は無いのですが、安っぽいアナログのリズムボックスから聴こえるようなスネアやキックにクラップ音を多用した80年代を意識したディスコサウンド全開で、また地べたを這いずり回るシンセベースは艶めかしさを強調しております。そして何よりもこのアルバムを特徴付けるのは、コズミックなシンセサウンド。ムーグも使用してアナログ感を打ち出したシンセはレトロな煌きと共に優しさや素朴な音質を生み出し、ディスコも飛び越えてフュージョンやファンクにも似た躍動感のあるプレイを聴かせてくれます。多分プログラミングをメインに組み立てられてはいるのだろうけれど、それを意識させない手作り感の強い温かみがあり、また汚れを綺麗に落としたスタイリッシュ感もありそこが単なるデトロイトハウスの物真似に終っていない所以なのでしょう。

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| HOUSE6 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Fudge Fingas - Now About How (Prime Numbers:PNCD04)
Fudge Fingas - Now About How
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UKにおいてポストデトロイトハウスの最右翼に立つTrus'Me主宰のPrime Numbersから、これぞその決定打となるべきアルバムがリリースされました。Fudge Fingas、本名はGavin Sutherland、まだ知名度は一部の者にしか伝わっていないであろうが、制作活動は寡黙ながらもFirecracker等のレーベルから地道に作品をリリースしてきた10年以上の経歴があり、耳の肥えたコアな層の心を既に鷲掴みしている注目のアーティスト。この初のアルバムは端的に言ってしまうと煙たいデトロイト・ビートダウンの系譜であり目新しさも特に無いけれど、しかしそこからの音楽性の拡がりや深み、そしてよく練られた構成などと言う点でオリジナルのデトロイトから更に進んだ音楽性と言えるはず。温かくメロウなディープハウス、鋭い切れ味を見せるブロークンビーツ、気怠くドリーミーなダウンテンポ、熱く沸騰するブギーなハウスなど、その何をやっても上手く聴かせてしまう手腕は流石ベテランと言える業であり、感情の赴くままに創作するデトロイトのアーティストとは異なり理性によって創造性をコントールした事で、デトロイトの叙情を残しつつもアルバム全体に整った趣きも生んでおります。確かに強い個性なりアクなりは身を潜めているものの、それを超越した安定感のある完成度は聴く者を選ばないでしょう。兎に角まあ本当に良く出来たアルバムなので、これを聴かないのは非常にもったいないと断言します。

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| HOUSE6 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Trus'me - In The Red (Fat City:FCCD030)
Trus'me - In The Red
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ポストビートダウンか、又はTheo ParrishやMoodymannとも比較された音楽性でデビューを果たしたマンチェスターのTrus'me。しかし2ndアルバムとなる本作では、そんな比較はもう不要と思える程に多様性を開花させ深みも増しておりました。その多様性はもしかしたら参加したゲスト陣の影響なのだろうか。デトロイトからはAmp Fiddler、Paul Randolph、Pirahnahead、Stones ThrowのDam-Funk、そしてTrus'meが主宰するPrime Numbersからもリリース歴のあるFudge FingasやLinkwoodら、数多くのアーティストが制作に加わっています。曲によってはゲスト陣の影響が強く出ており、例えばDam-Funkが参加した"Bail Me Out"はレトロ感のあるヴォコーダーのボイスとギトギトなシンセがブギー感を生み出したファンクだし、Paul Randolphがベースで参加した"Sucker For A Pretty Face"も重くうねりのあるベースラインが強調された汗が飛び散るファンク。Linkwoodが参加した"Need a Job"では力強いハウスの4つ打ちとメランコリーが聴こえてくるし、Amp Fiddlerが参加した2曲はねっとりとしたソウルその物です。じゃあTrus'meの個性は無いかと言うとそうでもなく、どぎつくなり過ぎない様に適度な黒っぽさを残して本格的なブラックミュージック性もありながら、またモダンなお洒落感も含んでいるそのバランス感覚の良さがTrus'meの才能なのかもしれないですね。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 08:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |