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2019/12/5 ALL-GROUND @ Contact
今回のパーティーは平日開催ながらもデトロイト・テクノにラテン要素を持ち込んだGerald Mitchell率いるLos Hermanosが久しぶりに来日ライブを行うため、翌日休みを取って参加する事に。近年はヨーロッパのテクノが世界的にも人気で、デトロイト・テクノは最早古典というか日本でも若者には人気は無いように思われるが、それでもテクノの原点の一つであるデトロイト・テクノのファンクネスとエモーショナル性は今も尚大きな影響を残している。そんな音楽は当方にとってもルーツの一つでありいつになっても心に残るものだが、今回はそんなLos Hermanosに合わせて、強烈なデトロイト・テクノのフォロワーであるIan O'Brienも加わる特別なセッション、これを体験せずにはいられないだろう。
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| EVENT REPORT7 | 14:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Esteban Adame - Unofficial Discourse EP (Dolly:DOLLY 029)
Esteban Adame - Unofficial Discourse EP
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Steffiが主宰するDollyは取り分けオールド・スクールなデトロイト・テクノやシカゴ・ハウスを、現在のアーティストの視点から見直したような音楽性が特徴であったように思うが、それは遂にここに来て本場デトロイトのアーティストを招いた事でよりリアルなものとなった。新作に抜擢されたのはGalaxy 2 GalaxyやLos Hermanosのメンバーとしても活躍し、そして自身ではIcan等のユニットでも新世代の台頭をアピールしたキーボーディストのEsteban Adameで、DJしてよりはライブでの活躍も目立っているアーティストたる作曲家としての才能は新世代でも特筆すべき存在だ。タイトル曲の"Unofficial Discourse"でも彼らしいキーボードのスムースで温かいコード展開とすっと伸びるパッドを用いたデトロイトの情緒感を前面に出し、ざらついた生々しい質感とキレを持ったビート感で跳ねるように揺らすハウス・トラックは、デトロイトという街へのしみじみとした思いが馳せるような曲だ。そこに仲間であるGerald MitchellによるLos Hermanosが提供したリミックスの"Unofficial Discourse (Los Hermanos Remix)"は、前のめりで荒々しいビート感を打ち出してより鋭い攻撃性が目立つテクノ・トラックになっており、展開を抑えながら激しいパーカッションの響きや骨太なグルーヴ感を強調してミニマルなツール性を獲得している。"Throwing Signs"も躍動感溢れるキーボード使いとシャッフルする跳ねるリズム感が非常にファンキーで、途中から入ってくる望郷の念が込められたようなシンセソロによるドラマティックな展開はこれぞデトロイト・テクノだ。そして音に隙間を作りうねるようなシンセのメロディーがコズミックにも響く"Where's The Map Point"、こちらもすっきりと軽快なパーカッションやキックで疾走するツール寄りなハウスだが、未来への希望が感じられる明るい曲調に心も弾む。どれもキーボーディストの手腕が存分に発揮されたメロディーやコードが存在しており、これぞデトロイト魂と呼びたくなる作品だ。



Check Esteban Adame
| TECHNO13 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Jino / Ohno / Mitchell / Mills - Kobe Session (Axis Records:AX070)
Jino / Ohno / Mitchell / Mills - Kobe Session
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もはやテクノという世界を飛び出て例えば映画音楽、例えば交響楽団との共演、例えばライブセッションなど…その活動の幅は単なるクラブDJに収まりきるものではなく、創造力を実現させるアーティストとして孤高の地位を確立したJeff Mills。そして次なる挑戦は「Axis Audiophile Series」の第一弾となる本作で、180gのヴァイナルに32bit/48kHzの音源を収録した高品質のマスタリングを実施しているそうだ。音質への拘りも興味深いが、しかし本作の面白みはDVD『Exhibitionist 2』で実現したドラマーとの即興演奏を発展させたセッションであり、ここでは2015年9月19日にTodaysArt.JPにおける本人を含め4人の演奏者が行ったライブ・レコーディングが聞けるのだ。Jeff自身はTR-909 &パーカッションを、日野賢二がベース、Buffalo Daughterの大野由美子がMoogシンセ/ボーカル、デトロイトの盟友であるGerald Mitchellがキーボードを担当しており、「Techno Meets Jazz And Fusion」とでも呼ぶべき過去のジャズアーティストがもしテクノに挑戦したらというような創造力させ働かせる。優美なエレピの滴りから穏やかに始まる"Eventide"は、その後TR-909にキックやハイハット、そして生のベースがリズムを刻みだすと途端にライブ生が強くなり、マシンのみによるプレイとは異なる自由で活き活きとしたうねりが生まれてくる。TR-909によるリズムにしても平坦ではなく小刻みに強弱の変化が加えられ、美しさを彩るGeraldによるエレピ使いに大野による輝きを含んだMoogが自由に舞い踊るソロによって開放感がぐっと増し、15分にも及ぶインプロビゼーションは壮大なコズミック・ジャーニーを喚起させる。"Happy Gamma Ray"は何だか物悲しいベースソロで幕を開け、TR-909によるクラップやハイハットが尖ったビートが疾走りだし、そしてジャズ色の強いメロウなエレピのコード展開とスラップ奏法も使用したファンク色の強いベースによって、感傷的なムードに染めていく。中盤ではJeffによるものだろうか軽快なパーカッションの響きも加わる事でライブ感を増し、豊かな音色の刺激的なムーグのソロプレイもドラマティックな盛り上がりを生むのに一役買っている。Jeff一人では成し得なかった人間の手によるテクノ・セッション、彼のプロジェクトの中でも最もエモーショナルで最も自由度の高い音楽性で、過去の音楽からの影響を現在のテクノへと投影した挑戦はその面白みだけでなく音楽として優れている。宇宙の中を旅し続けるJeffの歩みはまだまだ止まらない。



Check "Jeff Mills"
| TECHNO12 | 20:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Rick Wilhite - Vibes New & Rare Music 2 (Rush Hour Recordings:RHM 010 CD)
Rick Wilhite - Vibes New & Rare Music 2
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Theo ParrishやMoodymannにMarcellus Pittmanと共に3 Chairsのメンバーとして、またデトロイトのレコ屋である「Vibes」(現在は閉店)のオーナー兼バイヤーとして、そしてDJ/アーティストとしても高い評価を得るRick Wilhite。2010年にはオランダのRush Hourと手を組み"Vibes : New & Rare Music"(過去レビュー)なるデトロイト/シカゴのアンダーグラウンドな音楽を集めたコンピレーションを手掛けた際に、そこで大物から隠れた原石まで引っ張り出して新旧世代を交えたソウルフルな音源を集め、流石のローカルなベテラン故の音楽センスを披露した。それから4年、再度Rush Hourと協力して手掛けた続編となる作品が本作なのだが、ここでは前作以上に意外ともとれるアーティストが集まっている。例えばニュージャージ・ハウスからBlazeのJosh Milan、NYハウスのベテランであるJovoon、シカゴの変態的なK-Alexi、そしてまだ余り名の知られていないJon Easleyがそうだろう。その一方ではデトロイトからはGerald MitchellやMoodymannにOrlando Voorn、Urban TribeことDJ Stingrayも招集し、Rickのセレクターとして人望の厚さが伝わってくる程のアーティストが揃っている。このように前作よりもその幅の広い人選故に音楽的にも多少のばらつきは見受けられるが、Josh Milanによる"Electro Dreams"にしても彼らしいソウルフルな温かさはありながらも、普段のBlazeよりは幾分かより無骨な質を強めていて、方向性としてはやはりデトロイトのハードな気質が勝っているようだ。Gerald Mitchellはいつも通りで"It's The Future"と言うタイトルを表現するような希望に満ちたアフロ・ハウスを展開し、Orlando Voornは"The Recipe"で煌めくような明るさを発するビートダウンを聞かせ、デトロイト勢はあるがままに自身の音楽性を披露している。レコ屋の元バイヤーとしての手腕を存分に発揮しているRickだが、アーティストのしての腕も間違いなく、Norm Talleyとの共作である"30 Years Later"では地面を這いずり回るような重心の低いビートダウン・ハウスで粘着質な黒さを発している。アルバムとしてジャンル的な纏まりはないかもしれないが、精神的な意味での音楽に対するアティチュードではアンダーグラウンドであり、その心意気は存分に伝わってくるだろう。



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| HOUSE10 | 12:00 | comments(0) | - | |
Hardcore Traxx Dance Mania Records 1986-1997 (Strut:STRUT114CD)
Hardcore Traxx Dance Mania Records 1986-1997
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ジューク/フットワークの隆盛と共にその原点として再度注目を集め出しているシカゴ・ハウスだが、本作品はその決定打とも言えるシカゴ・ハウスの老舗・Dance Mania Recordsの2枚組コンピレーションだ。Dance Maniaは1986〜1997年の活動期間にアナログで膨大な作品を残しシカゴ・ハウスの基礎を成したレーベルである事に間違いはないが、シカゴ・ハウスらしく良くも悪くも玉石混淆であり全ての作品が高品質ではなく、その点からも公式にレーベル・コンピレーションが手掛けられた事は素直に喜ぶべきであろう。さて、Dance Maniaというと当方もそうだが一般的な評価としてゲットー・ハウス系のイメージが先行しているが、本作においてはレーベル初期の作品を多く収録する事でそのイメージを覆す事にも成功している。CD1にはレーベルの初期〜中期までの作品を収録しているが、これが予想外にもオーセンティックなハウスが並んでおり、Dance Maniaにもこんな時代があったのかと意外な印象を受けつつ普遍的なハウス作品として素晴らしい。特にVincent Floydによる"I Dream You"やDa Posseによる"Searchin' Hard (Mike Dunn's AC Mix)"はピアノの旋律がラブリーなディープ・ハウスで、その流れは90年代のメロディアスなUSハウスにも通じるものがある。その他にもジャッキンな感覚を強調した安っぽくもファンキーなトラックもあったりと、しかしまだテンポはまだ加速せずに普通の形態を保っている。CD2にはレーベル中期〜後期の作品が収録されているが、その辺りからレーベルはゲットー・ハウスなるシカゴ・ハウスの変異体としてより注目を集めるようになっていたようだ。特に今再度高い評価を獲得しているDJ Funkは2曲収録されているが、チージーな音質ながらも高速ビートに合わせ下品なボイスサンプルを執拗に重ねた作品は、これぞファンキーなゲットー・ハウスの一例だろう。またPaul JohnsonやRobert Armaniの曲はもはやテクノ方面で評価されるべきハードなスタイルへと進化しているし、今をときめくTraxmenは"French Kiss"をパクったようなリフにアホアホボイスサンプルを被せて遊び心とファンク溢れる曲を披露するなど、Dance Maniaが一般的なシカゴ・ハウスのその先へと向かった軌跡を見つける事は容易い。その点で当方のようなシカゴ・ハウスが単純に好きな人には当然お勧めなコンピレーションだが、ジューク/フットワークと呼ばれる音楽に魅了された若者にとっても、そのルーツを掘り起こす意味で本作は価値のある作品である。



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| HOUSE10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Los Hermanos - Descendants Of The Resistance (GMi Productions:LHCD003JP)
Los Hermanos - Descendants Of The Resistance
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デトロイト・テクノの中心的存在であるMike Banksが沈黙を守る中、その代わりと言うべきかURのスピリットを伝承し歩みを止めずに前進を続けるLos Hermanos。Gerald Mitchellが中心となってバンド形態で活動をするユニットの6年ぶりのアルバムとなるが、2011年にもGerald Mitchellソロ名義でアルバムを出しているので、そんなに待たされた気はしない。「レジスタンスの子孫」と名付けられた本作はSoul SaverやThe DescendantにG. Mitchellと言ったユニット名を使い分ける傍ら、様々なアーティストとの共同制作も行い、共同体となって魂の伝承をするような傾向が見受けられる。勿論中心にいるのはGeraldではあり、内容に関して言えばシャッフル感の強いエモーショナルなデトロイト・テクノや血潮がたぎるハウスに、ファンクやラテンやジャズを前面に出しバンドが演奏しているようなライブ感を打ち出し曲など、これまでのLos Hermanosが辿ってきた道をそのまま真っすぐに進んでいる。一聴して以前よりも陽気でポジティブな要素が強く感じられ、デトロイトらしい耳に残るメロディーも自由に踊っており、DJとしてではなくプレイヤーとして楽器を演奏出来るが故の豊かなコード展開やラフな臨場感のあるサウンドがしっかりと息衝いている。ただ少し気になったのは何となく以前にも聴いたようなメロディーが度々登場し、その場のセッション的なプレイをそのまま収録したようにも思えてしまう事だ。デトロイトのアーティストにありがちな体の奥底から湧き出るノリ、それは衝動と言ってもよいものだが、本作ではそれが勝ち過ぎていて全体の構成が以前程練られていないようにも聞こえてしまう。躍動感のあるダンサンブルな曲がたっぷりと詰まっていて、Geraldらしいゴスペル風手弾きピアノも炸裂しているし、Los Hermanosがあくまでバンドである事を表現する意気込みは伝わってくる。だからこそ、スタジオに籠もってより完成度を高める事が出来たのではないかと言う心残りもある。ライブバンドなのだから、真価はライブで体験すべきと言う事なのかもしれない。

Check "Los Hermanos"
| HOUSE9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
In The Dark : Detroit Is Back (Still Music:STILLMDCD011)
In The Dark : Detroit Is Back
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以前に比べると神格化された感もあったデトロイトの音楽に対する評価は落ち着いてきているように思われるが、それを尻目に一貫してデトロイトの魂を守り続けているレーベルも存在する。その代表として挙げられるのがJerome Derradjiが主宰するStill Musicで、レーベル自体は2004年にシカゴで生まれているものの、デトロイト周辺のアンダーグラウンドなアーティストに焦点を絞って作品を手掛けている。2005年にはデトロイト・ハウスの - 特に表舞台と言うよりは長年地下で土台を支えてきたような - アーティストの作品を収録した「In The Dark (The Soul Of Detroit)」と名付けられたアルバムを纏め上げたが、本作はタイトル通りにその続編となる2枚組のデトロイト・ハウスのコンピレーションだ。レーベルが提唱するには「デトロイトの地下クラブ、スタジオや倉庫で鳴っている音」だそうで、Delano SmithやRick WilhiteにMike Clarkらのベテラン勢から、Patrice ScottやKeith WorthyにDJ 3000などこれからの世代を担う人材まで、デトロイトのローカル色を強く打ち出したアーティストが集められている。デトロイトと言うとどうしてもベルヴィル・スリーやUR周辺に注目が集まりがちだが、本作を聴くとやはり現在の音楽制作的な面から見るのであれば世代は確実に変わってきている事を実感する。音的には世界の流れからは外れつつもエモーショナルな熱量を濃厚に煮詰め、アナログ感覚の強い温かい音質を打ち出したソウルフルなハウスを中心に纏められた本作には、デトロイトと言うブランドに頼らずとも評価されるパーティーに在るべき音楽が詰まっている。所謂クラブ・アンセムと言われるような派手な曲があるわけではないが、各アーティストの実直なデトロイト・ソウルが伝わってくる事もあり、デトロイト入門としてもお薦めしたくなる作品集だ。勿論アンダーグラウンドなデトロイト好きな人にとっては、長く愛せる作品となる事は言うまでもない。

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| HOUSE9 | 08:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2013/7/6 DAIKANYAMA UNIT 9TH ANNIVERSARY LOS HERMANOS -SOUL SAVER LIVE- supported by PRIMITIVE INC. & METAMORPHOSE @ Unit
早いものでUnitも遂に開業9周年。今週から来週にかけてはその記念パーティーを数度に渡り開催しているが、2日目はPRIMITIVE INC.とMETAMORPHOSEがサポートを行い、デトロイトからはLos Hermanosに日本からはHiroshi Watanabe、Calm、Ametsub、Inner Scienceらが出演した。Los HermanosはSoul Saver Liveを銘打ったライブを予定し、Inner Scienceもライブ出演と、普段のパーティーよりもライブが打ち出されているのが9周年のパーティーらしく楽しみであった。
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| EVENT REPORT4 | 11:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2012/5/20 Nagisa Music Festival Tokyo Edge Effects @ ageHa
今回金環日食に合わせてageHaで行われた"渚"に遊びに行ってきましたが、当ブログの過去記事を検索したところ以前ageHaに行ったのが2010年の7月末だったので、なんとほぼ2年ぶりのageHaへの訪問となりました。久しぶりのageHaと言う事もあり、また出演するアーティストも好みの人が多く楽しみにしておりましたが、日曜夕方から月曜朝までの開催と言う事もあり多少の危惧も感じておりましたがどうだったのでしょうか。
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| EVENT REPORT3 | 22:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
2012/04/14 SIGNATURE vol.02 @ Sound Museum Vision
Sound Museum Visionと言う大型クラブだからこそ成し得るパーティーがあるとしたらやはり豪華なブッキングを突き詰める事だと思うが、その端的な例が今回のパーティーではなかろうか。デトロイトからテクノとラテンを融合させたライブを行うLos Hermanosを招致し、日本からは若かりし頃にデトロイト・テクノに魅了されたKen Ishii、デトロイトの叙情的な音楽感とも共通する方向性を持つHiroshi Watanabe、そしてデトロイトテクノを愛するTakamori K.が出演すると言うフェスティバルに勝るとも劣らない素晴らしいアーティストが集結した。
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| EVENT REPORT3 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Los Hermanos - On Another Level (Gmi Productions:LHCD-001)
Los Hermanos - On Another Level
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今週土曜にVisionでの久しぶりのフルバンドライブを控えたLos Hermanosだが、2004年にリリースされた彼らのデビューアルバム(過去レビュー)がリイシューされている。日本盤はCiscoからリリースされていたのだがレーベルが倒産した為、本作も廃盤となっていたところのリマスター済みでの復刻は嬉しい事だ。このアルバムには自分も複雑な思いを持っていて、デトロイトテクノ/ハウスにおける希望と情熱を高密度で具現化するのを結実させた素晴らしいアルバムではあるが、しかしその一方でアルバムがリリースされる頃には(リリース当時は気付かなかったが)メンバーの内部分裂が実は始まっていたのだ。その影響は音楽性にも顕著に現れており、当初のLos Hermanosは"Jaguar"を大ヒットさせたDJ Rolandoのユニットと言う触れ込みで、EPもクラブトラック/DJツールとして機能的なグルーヴにプログラミングによるデトロイトらしい感情を揺さぶる美しいシンセのメロディーを多用したりと、どちらかと言うとDJ RolandoのDJ的な側面を残す音楽性ではあったと思う。しかしアルバムを聴けば分かる通りで、アルバム初収録となった曲の多くはもう一人のオリジナルメンバーであるGerald MitchellのDJではなくプレイヤーとしての演奏力を基にしたバンドセット調のファンキーでメロウな音楽性を打ち出している。またオリジナル盤の方でもDJ Rolandoの名はMixed &Edited By DJ Rolandoとしか記載はないが、このリイシュー盤ではそのクレジットも消去されてしまう程にメンバー間の亀裂は深い様だ。そんな事もあって今でももどかしい気持ちは残っているが、しかしそんな問題を除けば本作は電子楽器によって黒人音楽をデトロイトテクノへ進化させた物を、更にそこから原点を見つめ直し再度人間の手による演奏によって血肉沸き踊る黒人音楽へと復権させた、バンド形態でのデトロイトテクノの指標となるべき素晴らしい作品だ。正確に言えばアルバムではまだプログラミング中心ながらもバンド風に表現しているのだが、その真価は土曜のフルバンドライブを体験すれば言わんとする事を理解して頂けるはずだ。兎に角初期のヒットしたEPからも多くを収録しているから良い曲が揃っているし、クラブミュージックである前提を抜きにして多くの人に希望の火を灯すだろう傑作だ。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Octave One - Revisited : Here, There, and Beyond (430 West Records:4WCLCD1-500)
Octave One - Revisited : Here, There, and Beyond
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デトロイト・テクノ界隈にしては古参ながらも細々と定期的に制作活動とライブを行う奇異なユニット・Octave One。主軸のBurden兄弟2人と更に他の兄弟も加わり最大5人で活動する事で常に前進し続け、2011年には彼らが運営する430 Westも20周年を迎えたその記念として、お世辞抜きに豪華なアーティストを起用したリミックスシリーズをリリースしていました。やけに矢継ぎ早にシリーズ化するなと思っていたら、案の定未発表リミックスも追加しこんな風にコンピレーション化されました。Octave One自身によるリミックスからGerald Mitchell、デトロイトフォロワーとしてVince WatsonやAril Brikha、ハードテクノ方面からはFunction+RegisやCari Lekebusch、Luke Slater、そして世界のテクノゴッドであるKen Ishiiらが参加と近年稀に見る実力派ベテランが集まっており、これもOctave Oneの地道な長い活動に対する敬意があってこそだと感じられます。まあしかし逆に言うと既に大成しているベテランを起用しているだけあって、聴く前から何となくは音の予想が出来ると言う点に於いて期待を超える事は無いのですが、その分どのアーティストも外さない安定感のあるリミックスを提供しています。Aril BrikhaとVince Watsonは抒情豊かなメロディーを生かして完全に彼らの音へと作り替え、Ken Ishiiは特有の奇妙な音色がファンキーで、そしてGerald Mitchellな軽快なラテングルーヴを導入し疾走します。Cari LekebuschやLuke Slaterは暗く退廃した雰囲気の漂うDJツール向けとして、そしてAlter Egoによる"Blackwater"は極度に展開を抑え焦らしに焦らすトランス調な曲調で、各々の味は分り易く表現されていると思います。これだけ豪華なリミックスであればOctave Oneは知らないなんて人でも、またデトロイト・テクノに馴染みがなくとも十分に楽しめる事でしょう。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
BEST OF 2011
あけましておめでとうございます。2011年は東日本大震災や原発事故と言う想像だにしなかった災害が日本を襲い、その影響で音楽シーンにも暗い影を落としていたように思われます。しかし多くの海外からの支援や、また国内のチャリティー活動もあり少しづつではありますが、復興に向けて進んでいるのも事実です。そしてそれは音楽と言う文化に於いても同様で、一時期は萎縮してしまったパーティーやクラブミュージックも今ではまた以前と同じ位までに活動を盛り返しております。そんなご時世の中で素晴らしい音楽も、特にそれが日本から多く出てきた事は本当に喜ばしい事で、そんな音楽は僕に人生を楽しく過ごす為の原動力となってくれています。さて今年も本当に沢山の音楽を聴きそれぞれが素晴らしかったのでどれがベストと言うのも難しいのですが、今の気持ちで気に入っている作品を選んでみました。皆様のポジティブな力の原動力となる事を祈って紹介致します。
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| BEST | 09:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Gerald Mitchell - Family Property (Underground Gallery:GMICD001)
Gerald Mitchell - Family Property
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DJ Rolandoとのユニット・Los Hermanosに於ける大ヒットで彼の名前は大々的に知れ渡り、その後Galaxy 2 GalaxyやUnderground Resistanceの活動をサポートする事でも高い評価を得ているGerald Mitchell。しかし実はかつてM5、D'Lareg、The Deacon、Hardlifeなどの変名で秘匿性の高い活動を95年頃から行なっており、URと言う共同体の中でも実は古参であった事が今では分かっている。特にDJではなくアーティスト/ユニットとして活動を行なっている事からも分かる通り楽曲制作能力は、余りの存在感の大きさ故にURの将来を一手に担っていたMike Banksにも匹敵する程だ。アルバム制作を殆ど行わないUR関連のアーティストの中でも既にLos Hermanosとして2枚もアルバムを制作した事が、彼の溢れんばかりの創造性や創作意欲の高さを示している。そして遂に長い音楽活動を経て完成した本人名義のアルバムは、今までの変名ユニットやLos Hermasnoの延長線上でありながら、更にダンスミュージックと言う前提以前にヒューマニズムを強く意識した熱い魂を感じさせる内容となった。それは曲名にも"Soul"や"D.N.A"と言う人間の根源、"Afro"や"Funk"や"Tech"と言った様式、"Family"や"Hermanos"などの人間関係の言葉が含まれている事からも分かる。スタイルとしてはデトロイトの系譜を実直に受け継ぐテクノ/ハウス/ジャズ/ファンクだが、DJが制作した時にありがちな機能だけに特化した単調な音楽とは異なり、豊かなハーモニーやメロディーと多彩なグルーヴも生演奏と電子楽器の巧みな演奏から生み出しいる。これは基本Geraldが一人で創り上げたアルバムではあるが、しかし決して一人ある事を感じさせないバンドを意識した構成で成り立っており、そして音楽を愛する人間との関係から生まれたと言う意味では確かに一人ではなく大勢の思いが込められているのだろう。だからこそ、"Family Property"と言うタイトルが付けられている。Gerald Mitchellの集大成であり、そしてデトロイトテクノの指標となるべき作品だ。

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| HOUSE7 | 18:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Gerald Mitchell - Resurrection 2011 Remix (GMi:GMi-001)
Gerald Mitchell - Resurrection 2011 Remix

流動的なメンバーで活動するバンド・Los Hermanosではリーダーを務めるデトロイト・テクノ屈指のメロディーメーカー・Gerald Mitchell。変名や本人名義のソロ作品でもクラシックと呼ばれる作品を残してきた彼が、遂に自身の名義を冠したレーベルを立ち上げ新作をリリースしました。A面には今年発売されるアルバムからの先行として"Baby Ohh"と"Funktropolis 313"を収録。どちらもエモーショナルなシンセのコード感を生かしたGerald節が堪能出来るハウスで、奇妙なヴォイス・サンプルが特徴的な前者、どっしりしたリズムと渋いギターにファンクネスが感じられる後者と流石の出来です。そしてB面にはかつて彼がデトロイトで精神的にまいっていて、日本にライブの為に初めて訪れた際に日本人から感銘を受け制作した"Resurrection"のニューリミックスを収録。東日本震災で憔悴した日本人に捧げる為に新たにGeraldがアレンジし直した"Resurrection 2011"は、原曲の疾走感はそのままに熱いシャウトも閉じ込めどこか霊的な佇まいさえ感じさせるシンセワークを施し、心の底から希望を沸き立てるであろう力強さに満ちた屈指の名曲と言えるでしょう。復活と言うタイトル通りに聴く者に力を与えてくれる事を願っております。

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| HOUSE7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
G.Mitchell & Jebski Feat. Kengo Ono - Natsu EP 3 (Panoramic Audio Domain:pad-07)
G.Mitchell & Jebski Feat. Kengo Ono - Natsu EP 3

デトロイトからLos HermanosのGerald Mitchellと東京のJebskiの友情から生まれた"Natsu"プロジェクト第三弾も、前作と同様に国内外からJebskiと音楽面において精神的な繋がりを持つであろうアーティストを起用したリミックス盤。先ずはKaito名義でも世界を股にかけて活動するHiroshi Watanabeのリミックス。オリジナルには無いメロディーを付け加えて、普段の荘厳な世界観のテックハウスを基軸にねっとりジワジワと盛り上げていき、夏の終わりを予感させるエモーショナルなリミックスを披露。そして海外イタリアからは重厚なテクノを得意とするClaudio Mateが"Detroit Calling Remix"を提供。メインのストリングスメロディーはそのまま活用しつつも、タイトル通りにデトロイト風な幻想的な上物の反復を付け加えて、トラック自体に重厚感と疾走感をもたらしたフロアを刺激する事間違い無しのリミックス。そして最後はかつてNXS時代にJebskiともバンドを組んでいたJuzu aka Moochyの意表を付く民族的なリミックス。バラフォンを使用して野性味溢れる大地の鼓動を表現したかのように、クラブサウンドでもありながらまるで太古の祭事を思わせる呪術的な音も感じられ、トライバルと言う表現がぴったりなハウスリミックス。各アーティスト毎の個性が際立つようなリミックスが収録されており、多方面のパーティーで頼り甲斐のあるリミックス盤となる事でしょう。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
G.Mitchell & Jebski Feat. Kengo Ono - Natsu EP 2 (Panoramic Audio Domain:pad-06)
G.Mitchell & Jebski Feat. Kengo Ono - Natsu EP 2

デトロイトからLos HermanosのGerald Mitchellと東京のJebskiの友情から生まれた"Natsu"プロジェクト第二弾は、国内のクラブシーンを盛り上げるアーティストがそれぞれの持ち味を存分に打ち出したリミックスを披露。リミキサーにはJebskiとも交流の深い井上薫(Kaoru Inoue)、DJ Yogurt & Koyas、Calmとばっちり相性の合うアーティストが集められ、どのリミックスも原曲のエモーショナルな面を残しつつ更なる進化を遂げております。Calmのリミックスはライブ感溢れるブレイクビーツとファンキーなサックスの絡み合いから始まり、後の盛り上がりを予想させるブレイクで一旦4つ打ちに移行し、再度ブレイクビーツに回帰する予想外の構成。サックスを残しながらもドスドスと力強い4つ打ちと透明感のある美しいシンセリフを被せたDJ Yogurt & Koyasのリミックスは期待通りの出来で、中盤での壮大な感情の爆発が素晴らしく、とにかくフロアでも野外でも盛り上がりそうな大箱向けのテック系。そして贅肉を削ぎ落としてミニマル色を強めた井上薫のリミックスは、テックな音でじわじわ引っ張りつつも中盤以降は煮えたぎるソウルフルなサックスも爆発させ、電子とオーガニックの自然な融和が成り立っています。どのリミックスもアーティストの持ち味が存分に発揮されているとともに、様々なフロアの状況で映えそうな音でお薦めです。

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Check "Jebski"
| TECHNO8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2011/4/2(SAT)
GUIDANCE feat. SPIRIT CATCHER & DJ EMMA @ Eleven
Live : Spirit Catcher
DJ : DJ EMMA, DJ ENDO, DJ SHIBATA

2011/4/2(SAT)
groundrhythm @ Air
DJ : Kaoru Inoue, Cashy, Iori Wakasa
Live : Yosa

2011/4/8(FRI)
Return of The DJ 7 Hours @ Oppala
DJ : DJ Yogurt

2011/4/8(FRI)
THE OATH -Spring Special- @ Oath
DJ : MASANORI IKEDA, DJ NORI, クボタタケシ

2011/4/9(SAT)
Real Grooves vol48 @ Eleven
Live : Los Hermanos, Conoley Ospovat
DJ/Live : Gerald Mitchell
DJ : Ozmzo aka Sammy, Daia Taguchi, Mx, EZ

2011/4/22(FRI)
Hituji 1st Anniversary Day2 @ Club Asia
Live : Dachambo
DJ : EYE, DJ Yogurt

2011/4/23(SAT)
Clash @ ageHa
DJ : Technasia, Joris Voorn, Ken Ishii

2011/4/28(THU)
CLUB MUSEUM 8th Anniversary!Surgeon "Breaking The Frame" Tour @ Unit
Live : Surgeon
DJ : Go Hiyama, ROK DA HOUSE

2011/4/28(THU)
Mule Muusiq 7 Years Anniversary party Pt. 2 @ Womb
Live : HENRIK SCHWARZ, KUNIYUKI
DJ : TOSHIYA KAWASAKI
WOMB LOUNGE : LAWRENCE(LONG SET), STEREOCITI
VIP LOUNGE : KZA AND HIS FRIENDS

2011/4/30(SAT)
Deep Space @ Eleven
DJ : Francois K., Toshiyuki Goto
Live : HIROSHI WATANABE aka Kaito

2011/4/30(SAT)
CABARET @ Unit
DJ : Daniel Bell, DJ Masda, yone-ko
| UPCOMING EVENT | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
The Plan - D. Part Vol.1 Innerspace (Submerge Recordings:SUBCD-3022-2)
The Plan - D. Part Vol.1 Innerspace
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昨年末からアマゾンでもデジタル配信が開始されておりますが、URとも交流の深いデトロイトのレーベル・Submerge Recordingsの音源も続々デジタル化されております。本作はMike Banksも賞賛しているCliff ThomasとJon MacNishの二人から成るThe PlanのMIXCDで、リリース自体は2007年なのですが目出度くデジタル化されました。デトロイトの新世代が取り組んだだけあって、デトロイトテクノ/ハウスのクラシックを惜しみなく使用した豪華な選曲ですが、プレイ自体は35曲も使用しているだけあって矢継ぎ早に曲を被せまくってファンキーな面が目立ちます。デトロイトの暗く狂気なエレクトロの面も、琴線を震わすエモーショナルな面も、未来指向なハイテックな面も、黒人音楽から生まれた熱いハウスの面も、デトロイトの根源の一部でもあるKraftwerkの音も、ありとあらゆるデトロイト関連のダンスミュージックを詰め込んだ疾走感溢れるテクノセットで若々しい力を感じさせます。音自体の目新しさは感じないけれど、逆にここまでデトロイトミュージックに入れ込んだMIXCDも珍しいし、怒涛の勢いでミックスされたファンキーなプレイなので一聴の価値ありですね。

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| TECHNO8 | 13:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Jebski - Pad (Panoramic Audio Domain:padcd-01)
Jebski - Pad
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寡黙な活動ながらも一曲一曲に対する丁寧な制作を行い、そして多数のアーティストとのコラボレートにより幅広い音楽性も得て、そして2010年は溜まっていたエネルギーを発散するかの様に新作を披露してきたJebski。そして2011年、遂に待ちに待っていた1stアルバムがリリースされた。フロアでの大音量でも耐えうる綺麗な音質、豊かな情感を持ったメロディー、曲の隅々まで張り巡らされた細やかな音の配置、山あり谷ありのドラマティックな構成、霊験あらたかなアルバムジャケットとEPの素晴らしいアートワークも収録したパッケージとしての価値など、褒め称えるべき点は幾らでもある。しかしそんな説明などJebskiの音楽の前では最早不要とさえも思えてしまう、それ程まで流行や時代とは無縁で絶対的かつ普遍的な魅力を持ったベスト的アルバムとなっている。オープンニングのGerald Mitchellも制作に参加した"Still"から一気に魂を鷲掴みし、次の"Flame"では圧倒的な音の洪水でトライバルの波に引きずり込む。中盤の"Field"では光輝く至福の世界が広がり、次の祈りにも似た感情を呼び起こすダウンテンポ"September"でそっと癒される。そこからはラストまではエモーションが深みを重ね、徐々に落ち着きと切ないドラマを展開しながら、またもGerald Mitchellが参加した儚いブレイクビーツの"Breeze"で壮大な夢が終わるかの様に一大叙事詩の終焉を迎える。アルバムの隅々にはJebskiの喜怒哀楽の感情が詰め込まれ、電子から生まれながらも血の通った音と言う媒介を通してJebskiの内なるソウルを伝えきっている。言葉は要らない、ただ彼の音に魂にそっと耳を傾ければ良い。

JEBSKI by Panoramic Audio Domain

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| TECHNO8 | 11:30 | comments(4) | trackbacks(0) | |
G.Mitchell & Jebski Feat. Kengo Ono - Natsu EP1 (Panoramic Audio Domain:pad-05)
G.Mitchell & Jebski Feat. Kengo Ono - Natsu EP1

デトロイトからLos HermanosのGerald Mitchell、東京のJebski、そして以前にもJebskiの作品に参加したKengo Onoの交流から生まれた"Natsu"プロジェクトが本作。単に知名度や人気のあると言った事での関係ではなく、音楽的な面での共感や精神的な繋がりから生まれたであろうこのプロジェクトは、1+1+1=3ではなくそれ以上の大きな魂の鬩ぎ合いとなり素晴らしい作品となりました。Jebskiがトラックの根本となるプログラミングを行い、Geraldのエモーショナルなシンセストリングスは彩りを、Kengoの情熱湧き出るサックスは魂の震える熱さを添えて、テクノやジャズやハウスなどの様々な要素が混ざり合ったまさに人と人との交流から生まれた曲。更にGeraldのリミックスはオリジナルには無いゴスペルを付け加えたブラックミュージックの面を前面に出したゴスペルテック。Los Hermanosの新曲と言われても納得してしまうソウルフルなバージョンです。またJebskiがリミックスを行った"Jebski Epic Mix"は、都会的な夜を感じさせるハイテックなバージョンで、音の厚みが肉厚になりよりフロアを意識したダンストラックへと。美しいシンセのリフ、ドラマティックで泣きのあるストリングスが展開され、徐々に最高潮へと達する壮大な展開が待ちわびております。3人のスピリッツが混ざり合ったオリジナル、そしてそれぞれの持ち味が発揮されたリミックスと、3曲それぞれの味を楽しめました。

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| TECHNO8 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Jebski - Still / Hakuba (Panoramic Audio Domain:pad-04)
Jebski - Still / Hakuba

来年の年明け早々にリリースされるアルバムに向かってカウントダウンを告げるかのように、Jebskiが今年2枚目となるEPをリリースしました。今までにリリースされてきた作品毎にタイプの異なる新曲を聴かせてくれましたが、この新作はその中で最も情熱的なエレクトロニックソウルと呼ぶに相応しい作品となりました。特にLos HermanosのGerald Mitchellも参加した"Still"は、止めどなく熱い思いが溢れ出す力強いダンスミュージックで、聴き終わった後には切なさが胸を締め付ける位に感情を揺さぶります。ピッチカート奏法による躍動感溢れるヴァイオリンのメロディーは攻撃的に、そしてGeraldによる必殺のシンセのコードは曲に厚みを持たせ、疾走感を保ちながら最後まで一気に突き抜けるハイテックテクノ。あまりにもドラマティックな、あまりにもソウルフルな名曲。そして非日常的な白馬でのレイヴパーティーからインスパイアされたと言う"Hakuba"。こちらは対称的にアシッディーで狂気も滲み出るシンセがぶりぶりと唸りを上げつつ、途中のブレイクで昇華したと思いきや再度狂った電子の渦へ突入します。雨が降りしきる山奥と言う過酷な条件の中での過激なエネルギーに満ちたレイヴーパーティーを表現したかの様に、ジワジワと覚醒感の拡がるアシッドサウンド。陰陽を表すかの様な2曲ですが、アルバムへの期待を高めてくれる事でしょう。




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| TECHNO8 | 14:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2010/10/30 Spinning Vol.3 @ 渋谷 Bar&Cafe特異点
台風直撃な予報と言う最悪の状況の中で、結局は雨さえ降らずに穏やかな天気の中無事"Spinning"3回目を開催する事が出来ました。差し入れを持って来てくれた方、特異点のハロウィンパーティーに合わせて遊びに来たお客さん達が集まってくれて、丁度やりやすい雰囲気の中でプレイする事が出来たと思います。本当に来て頂いた皆様に感謝。そしてゲストで回していただいたgouuuuogさんは硬めのミニマルダブ〜テックな音が中心で、特異点と言う小さなバーの中でも良い鳴りを聴かせてくれて気持良かったです。

自分は今回はとにかく好きな曲をどしどしと詰め込んだのでかなりコテコテな選曲になりましたが、まあバーの雰囲気に合わせて色気のある流れは表現出来たかなと。では今後もお客さんに楽しんで貰えるように改善を試みつつ、ぼちぼちと開催したいと思いますのでどうぞ宜しくです。

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| EVENT REPORT3 | 16:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2010/07/31 MILD SEVEN presents Blue Windy Night "Clash" @ ageHa
世間はフジロック真っ只中ですが、東京でもそれに負けないパーティー"Clash"が開催されており、今回はシカゴハウスの狂った大ベテラン・Curtis Alan JonesことGreen Velvetと、デトロイトの哀愁ユニット・Los Hermanosが来日しておりました。最近はそれ程イケてるパーティーが無かったのでageHaはご無沙汰(9ヶ月ぶりだよ…)でしたが、この面子なら行くしかないでしょう。
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| EVENT REPORT2 | 09:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Gerald Mitchell - Strongholds (Cast Em Down) (Still Music:STILLM028)
Gerald Mitchell - Strongholds (Cast Em Down)
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3年前にCDでリリースされていたStill Musicのコンピレーション"Analog Soul"(過去レビュー)から、Gerald Mitchellのトラックがようやくシングルカット。既発の曲はタイトルにもなっている"Strongholds (Cast Em Down)"で、これは彼が所属しているLos Hermanosそのまんまなトライバルで攻撃的な一曲。テッキーなリフに咆哮するギターが雪崩れ込み、疾走感が持続しながらドラマティックに展開する様は、まるでロックミュージックのダイナミズムにも共通する。そして新曲"Fly High Like Eagles"、こちらはデトロイトハウス寄りのソウルフルで熱い一曲。情熱的なフェンダーローズと華麗に彩るストリングスが絡み合い、そして魂を揺さぶる熱の籠もった男性ボーカルでぐっと感情的にさせるデトロイトマナーに沿った名曲。そしてB面にはInnervisionsからMarcus Worgullがタイトル曲のリミックスを提供していて、こちらはMarcusの音まんまなディープテックハウス。ミニマルの如くテッキーなリフを何度も繰り返し展開を抑えつつも、螺旋階段を上っていく様に快楽が増していく使い易いリミックス。そんな訳で3曲全てが文句無しに素晴らしいので買い!

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| HOUSE5 | 08:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2010/03/21 Spinning @ 渋谷 Bar&Cafe特異点
レギュラーパーティー化する予定の"Spinning"、無事終了致しました。お越しくださった皆様、どうもありがとうございました。そしてパーティーを知らずに飲みに来たお客さんの一人が、実は自分も読んでいるブログの管理人だったり、世界は狭いな〜とびっくり。

DJの平均年齢が30歳を越すロートルなパーティでしたが、各人の好みが出た音楽を十分に堪能出来ました。一番手のShooterさんはメタル〜ヒップホップ〜ポップ〜ダブステップなど、彼がブログで紹介している音楽を色々とプレイ。次のTakeshtさんはジャズっぽいのにデトロイト系の音も混ぜて洗練された音楽。beatjunkieさんはニューウェーブに2000年前後のハードテクノを織り込んでがっつんがっつんとハードに。

beatjunkieさんが盛り上げてくれて、自分は最後にプレイ。折角だし新曲を多めにやろうと言う意識が強すぎたのか、う〜んあまり良い流れを作れなかったよ…。緊張と酔いの為か、ミックスも全然合わせられなかったな。

何はともあれ自分の好きな音楽をプレイ出来る機会があり、程々に満足出来ました。また次回開催出来るように努めますので、皆様どうぞ宜しくお願いします。

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| EVENT REPORT2 | 11:30 | comments(7) | trackbacks(2) | |
2010/02/27 Guidance @ Eleven
元YellowがElevenへと再始動を開始しましたが、今週もオープン記念と言う事でデトロイトからIcan/Los Hermanos、日本からKen Ishii、Jebski、Loud Oneと強力な面子を招集。特にIcanは良質なハウスを量産しているものの、来日は初だったので期待でわくわく。
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| EVENT REPORT2 | 10:00 | comments(13) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2010/03/01 (MON)
@ Eleven
DJ : DJ Nobu, Gerald Mitchell, Santiago Salazar, Esteban Adame

2010/03/05 (FRI)
DJ Yogurt & Keihin 二人会 @ Grassroots
DJ : DJ Yogurt, Keihin

2010/03/06 (SAT)
Legend @ ageHa
DJ : Frankie Knuckles

2010/03/13 (SAT)
Sound Signature @ Eleven
DJ : Theo Parrish, DJ Conomark

2010/03/13 (SAT)
Skinni Pants Indoor Festival in concert with Hitomi Productions @ Unit
Live : Roy Ayers with Philip Woo Band, Dachambo, 9dw
DJ : Motor City Drum Ensemble, Shuya Okino, Stereociti, Grooveman Spot

2010/03/19 (FRI)
Mark E Japan Tour 2010 @ Eleven
DJ : Mark E, Moodman, DJ Kent

2010/03/20 (SAT)
CHAOS @ Eleven
DJ : Fumiya Tanaka, Sammy Dee

2010/03/26 (FRI)
ALMADELLA @ Module
Live : Shackleton
DJ : Karafuto, Keihin, Rilla, Yusaku Shigeyasu

2010/03/26 (FRI)
a la mode @ Heavy Sick Zero
DJ : Altz, DJ Yogurt, DJ Hiroaki, O.P.P., Masa

2010/03/27 (SAT)
mule musiq 6 years anniversary pt.2 @ Womb
Live : Henrik Schwarz
DJ : Levon Vincent, Toshiya Kawasaki, KZA

1日のElevenは平日なのに随分豪華ですね〜、行けませんが。

5日のGrassrootsは小箱でしか出来ない予想のつかないカオスなパーティーになるそうです。行くよ〜

13日はMCDE行きたかったけど、出演者が大勢なせいか値段も高くて断念。313はデトロイトの日!ならばセオパリッシュ@Elevenに行くしかない!

19日のMark Eは行きたいけど、次の日結婚式があるし難しいな。翌日のCHAOSなら行けそうか。

27日のHenrik Schwarzライブ、ちょっと気になるが…。
| UPCOMING EVENT | 11:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
BEST OF 2009
2009年も当ブログをご愛読頂きありがとうございました。今年は転職したりDJしたりと転機もあり、山あり谷ありながらも充実した一年でした。また様々な方にご迷惑&お世話になり謝罪と感謝の気持ちで一杯です。歳と体は成長しても精神面では相変わらず小学生のノリなので、来年からは落ち着いた大人になりたいものです。

さて音楽業界にも不況の波が訪れておりますが、決して音楽の質が落ちている訳じゃありません。夜空には目には見えないけれども数多くの星が輝いている様に、音楽だってまだ僕も貴方も見つけていない素敵な音楽が埋もれている筈。音楽に対し愛を持ち自分の心に忠実になり耳を澄まして、貴方を幸せにしてくれる音楽を見つけて欲しいと思います。最後に自分の中での2009年ベストを選んでみました。が、あくまで今の気分なんで、また後で選び直したら変わるでしょう。それでもミュージックラバーの参考になれば幸いです。ではでは来年も良い一年になる事を祈って…
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| BEST | 00:10 | comments(4) | trackbacks(2) | |
DJ Alex From Tokyo - The Flashback Mix (Reincarnation:RCD001)
DJ Alex From Tokyo-The Flashback Mix
オランダは何気にテクノが充実している国の一つ。Rush Hour、100% Pure、Delsin、Eevo Lute Muziqueなどご存知の通りヨーロッパの中でも、特にデトロイトを追従するレーベルが揃っております。そして今、新たに注目すべきオランダイタリア(※訂正しました)のレーベルがReincarnation。Tokyo Black Star、Gerald Mitchell、Attias、Pasta Boysなどの実力派アーティストがリリースをする事により、現在人気上昇中のレーベル。Reincarnationの名付け親はTokyo Black Starでも活躍するDJ Alex From Tokyoなんだけど、そのAlexがレーベルの音源を使ったMIXCDをリリースしました。AlexのDJに関しては当ブログでも何度も紹介している通り折り紙付きの実力ですが、今回もテクノ〜ハウス中心の選曲で文句無しに素晴らしいプレイを聴かせてくれました。と言うよりもレーベルの音源自体が非常に素晴らしいのだと思う。出だし3曲はロマンティックな未来感溢れるデトロイトっぽいのを持ってきて、4曲目ではレーベル音源ではないもののRon Trentのヒプノティックなテックハウスを繋ぎ、そのテックな流れから中盤のGerald Mittchellのトライバルなトラックで一旦ピークを迎えます。その後はTokyo Black Starのレーベル名を冠した恍惚感を煽るトラックでディープな流れに突入し、デトロイト系やシカゴハウスで儚く消え行く様に終焉を迎える起承転結がしっかり感じられるプレイですね。今回はレーベル音源を使用すると言う制約があるので割りと落ち着いたプレイなんだけど、トラック自体がそれ一つでしっかり聴ける曲が多いので、最初から最後まで曲の良さにじっくりと耳を傾けて聴ける内容だと思います。フロアトラックが多く使用されてはいるんだけど、メロディアスな曲が多くてその美しさに心が奪われてしまいそう。

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| HOUSE5 | 09:00 | comments(4) | trackbacks(0) | |
El Coyote / Gerald Mitchell / Ican - El Quinto EP (Ican Productions:ICAN-005)
Ican-El Quinto EP
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デトロイトのICANレーベルから通算5枚目となるEPは、UR一派が勢揃いしたスプリット盤。曲を提供するのはDJ DexことDan Cabelleroのユニット・El Coyote、Los HermanosのGerald Mitchell、そしてIcanことEsteban AdameとSantiago Salazar。これだけの面子が揃うなんてデトロイト好きには堪りませんが、内容の方も非常に強力なトラックが勢揃い。本作の中で一番の出来は、El Coyoteの"Esfuerzo"。これぞ"Jaguar"直系の煌びやかなラテンテックハウスで、途中から入ってくるストリングスとかも正にデトロイトを感じさせます。Gerald Mitchellの"Los Sunshine"も、ざくざくとしたリズムが彼らしい攻撃的なトライバルハウスで良い出来だと思います。ICANによるB面の"Make It Hot"も強力。綺麗目のシンセリフが入った疾走感溢れるテックハウスで、文句無しのメロディーメーカーっぷりを発揮。三者三様でデトロイトの実力を見せつけた一枚です。しかしそろそろIcanはアルバムを出すべきですな。EPばかりでもったいない。

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| HOUSE4 | 07:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Gerald Mitchell - Out The Boat (Reincarnation:R004)
Gerald Mitchell-Out The Boat
Rush Hourと言えば古いデトロイトテクノの再発をしたり、その後継的な作品を積極的にリリースするなど注目に値すべきレーベルなのですが、その傘下にReincarnationと言う又しても注目すべきレーベルが出来ています。今の所はTokyo Black StarやAttias、Atjazzらがリリースしておりますが、なかなか水準の高い作品が揃っていると感じます。そしてそんなレーベルからLos HermanosのGerald Mitchellも新作をリリース。これが実にLos Hermanos以上に素晴らしく、本作の様な作風でアルバム作れば良かったんじゃないかと思わせる位の力作です。A面の"Out The Boat"は疾走感溢れるざっくりとしたリズムとコズミックなシンセを多用したテックハウス、B面の"Resident Warrior"は覚醒的なシンセリフが続くミニマルな展開のテックハウスで、どちらもアナログの音色の味わいが素敵です。洗練され過ぎずに微妙に人間らしい感覚があるのが、デトロイトテクノの良い点ですね。

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| HOUSE4 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2008/07/12 LIQUIDROOM 4th ANNIVERSARY @ LIQUIDROOM
ふぅ〜、連日クラブで疲れましたが恵比寿リキッドルーム4周年記念はデトロイトからLos HermanosとシカゴからLarry Heard。特にLarryは何度も聴きたいと思っていましたが、都合によりYellowで回していた時は行く事が出来ずもどかしい思いをしていたので、ようやく念願かなったりです。そう言えばリキッドルームも久しぶりでしたが、低音から高音まで大音量が出ているにもかかわらず音が割れる事もなく、また照明などもストロボフラッシュの単純な物だけのデトロイトスタイルで、箱の雰囲気はやはり良いですね。後は今回の様に定常的に深夜営業が出来れば良いのですが、それは難しいんですかね。
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| EVENT REPORT1 | 18:00 | comments(4) | trackbacks(0) | |
Tokem - A Story In Sound (Underground Gallery:UGCDHTF01)
Tokem - A Story In Sound
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Underground Resistanceの活動理念を表現するコンセプト・アルバム『Interstellar Fugitives』からスピンアウトしたもうひとつのレジスタンス・ストーリー...『トークン』。反逆の遺伝子を与えられし少年“TOKEM”の視点で語られる抗いの詩...。

本作はURやサブマージの音源のアートワークを担当しているChuck Gibson=PerceptionがコードナンバーUR041を与えられ、そして6年にも及ぶ構想から創り上げた架空のサウンドトラックだそうです。半数以上はChuckが曲を提供し、残りは彼の思いに共感したGerald Mitchell、Fabrice Lig、DJ 3000、A Guy Called Gerald、Ann Sanderson、Mike Banksが曲を提供すると言う豪華な布陣。Gerald、Fabriceはメロディアスでコズミックな、DJ 3000は勢いのあるトライバルな音が聴け、普段の彼らから想像の付く内容で取り合えず安心。Mike Banksはハードロック調のギターが唸りを上げるヘヴィーなエレクトロロックって感じで、なんか鬼気迫る物を感じます。A Guy Called Geraldは意外にもノンビートのアンビエントなトラックで、荒廃したデトロイトと言う街から発せられる希望に出くわした様な雰囲気。そしてコンセプトメーカーであるChuck Gibson、まだまだ音楽経験は浅いながらも予想外にバラエティーに富んだ音楽性で将来性を感じました。UR直系のエレクトロ、ゴリゴリなトライバル、色気のある艶っぽいダウンテンポ、又は軽快なジャジーな物まで様々な面を見せつけデトロイトテクノを越えた音楽性はURらしからぬ存在です。サウンドトラックと言うと寄せ集め的なコンピレーションが多いですが、本作はなかなか出来の良い楽曲が揃っていてお勧めです。

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| TECHNO6 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Analog Soul - Still Music Compilation (Underground Gallery Productions:UGCD-SM001)
Analog Soul-Still Music Compilation
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以前リリースしていたコンピの副題が"Soul Of Detroit"なのでデトロイトのレーベルだと思っていたら、実はシカゴのレーベルだったStill Music。しかもレーベル主のJerome Derradjiはフランス出身なので、余計に意外性が強い。2004年設立の新興レーベルながらもカタログ数はもはや30近くとかなり勢いのあるレーベルで、シカゴだけに限らずデトロイト、日本、ヨーロッパ全体からまだそれ程有名ではなくとも才能のあるアーティストの作品をリリースしている。本コンピでもデトロイトからLos HermanosのGerald Mitchell、The GodsonことRick Wilhite、Delano Smith、Paul Randolph、日本からは先日クローズしたFrogman Recordsからデビューを飾っていたHirofumi GotoことRondenion、ヨーロッパからPatchworksやFrancois Aなど、地域を限定せずとにかく良い作品を選定している。何と言ってもタイトルの"Analog Soul"って響きが素晴らしい。参加しているアーティストの多くがアナログ機材を使用しているからそう命題したらしいのだが、やっぱりアナログの音って耳に優しいから人間にしっくり来る。スムースで柔軟な肌触りのディープハウス満載で、このレーベルの質の高さが伺える。今後はこのレーベルは要チェックだ。

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| HOUSE3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Los Hermanos - Traditions & Concepts (Submerge Recordings:SUBJPCD-015)
Los Hermanos-Traditions & Concepts
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キタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(`  )━(Д` )━(;´Д`)ハァハァ !!
今年最後になってデトロイトテクノの至宝・Los Hermanosの2NDアルバムが到着。元々はGerald MitchellとDJ Rolandoから成るユニットだったのですが、音楽観の違いからDJ Rolandoが離脱すると言う危機を乗り越え本当の意味でのアルバムが出来上がりました。と言うのも1stアルバム"On Another Level"(過去レビュー)はどうしてもEPの寄せ集め的な印象が強かったのですが、本作では完全にアルバムを意識したバラエティー豊かな音楽性に満ちているからです。基本にはパーカッションの聴いたラテンのソウルが根源にあるのですが、コズミックな上物を使用した"Central Nervous Systems"、アルバム内で一番ソウルフルな"Remember Detroit"(これってDJ S2のMIXCDの一曲目に使われてるやつだね)、どこか憂いげかつメランコリーで奥深い"Midnight in Madrid"などのハウスを中心に"Festival Parade"や"Dark Samba No.7"などトライバル感の強い曲もあれば、"Theme From Tony Dash"の様にドラムンベースっぽい曲、または汗たぎるファンクが濃厚な"Message Of Hope"もあり、デトロイトテクノ/ハウスとは言ってもとても一括りには出来ない音楽性に富んでおります。前作に比べると所謂キラートラックの存在はありませんが、アルバム全体での聴き応えがあり充実した内容ではないでしょうか。1STアルバムから本作への流れは斜めに見ればよくありがちな安定を求めた無難な流れとも言えるのですが、EP中心のクラブミュージックシーンにおいてはやはり本作の様な通して聴けるアルバムは少ないので非常に価値がありますね。しかしDJ Rolandoが脱退した後は色々なアーティストが組み合わさるユニットになるみたいな事をGeraldが言っていた気がしますが、結局Los Hermanos=Gerald Mitchellに落ち着いちゃったみたいですね。ゲストにIan O'Brien、DJ S2(Santiago Salazar)、Raphael Merriweathers Jr.も参加しているけれど、あくまでゲストみたいだし。DJ Dexに至っては全く関わってなさそうです。まあ今後も良い音楽を創ってくれれば、それで良いんですが。

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| HOUSE3 | 23:45 | comments(0) | trackbacks(1) | |
DJ 3000 - Ekspozicija 09 The Detroit Connection Pt.2 (Explicit Musick:EXPLICITCD009)
DJ 3000-Ekspozicija 09 The Detroit Connection Pt.2
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スロベニアのExplicit Musickが送るテクノミックスシリーズ"Ekspozicija"の新作は、前作担当のKevin Saundersonに続き又もデトロイトからDJ 3000が参戦しています。ちなみに残りのシリーズではBen SimsとUmekが参戦する予定です。さて本作はサブタイトルに"The Detroit Connection"と謳われている通り、流行とは全く無縁にあくまでデトロイトのDJらしいデトロイトトラックを中心にトライバルなプレイを聴かせてくれます。DJ 3000は既に数枚のMIXCDを出しているのですが、今回はUR関連のリリースでは無い為レーベルの制約に捕らわれない今までで一番自由な選曲になってるのが肝。とは言っても聴こえて来るのはやはり彼が東欧系出身である事を感じさせるエキゾチックで乾燥した音で、最初から最後まで突っ走りでテンションが高くてもむさ苦しくなく、むしろ心地良い疾走感が際立っております。そして勿論ここぞと言う所でエモーショナルなテクノを回し、自然なピークを作り出して良い具合に盛り上がれる展開が出来ています。僕はデトロイトテクノが大好きな人間なんで評価は甘くなりがちですが、やはりこの様な作品を聴くとデトロイトは人材が豊富だなと感心します。まあ自分の好み云々は抜きにしても野性味溢れる荒々しいプレイで、本作はお勧めなり。

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| TECHNO5 | 22:15 | comments(0) | trackbacks(1) | |
2007/10/19 迷彩 Project Event - MITTE - Vol.05 @ Club Asia
気付いたら2ヶ月間もクラブに行ってませんでした。こんなにクラブに行ってないのは、本当に久しぶりです。まあでも今日は色々興味のあるイベントがあったのですが、総合的に考慮した結果DJ 3000ことFranki Juncajのイベントに行く事にしました。Club Asiaは普段は正直それ程興味のあるイベントを開いていないので、今回初めて行く事になりました。ちなみに同日にClub Asiaの近くの糞箱に超大物が来日していたのでClub Asiaの方は空いているのかなと予想していましたが、常連かもしくは物好きが集まったのか意外にもほどほどの客の入りでほっとしました。
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| EVENT REPORT1 | 08:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
DJ Skurge - Radio UR Vol.1.1 - A Lost Transmission (Underground Resistance:UGCD-UR004)
DJ Skurge-Radio UR Vol.1.1-A Lost Transmission
今年のMetamorphoseの目玉は何と言ってもデトロイトテクノのレジェンド・Model 500(Juan Atkins)の日本初のライブだったと思います。知名度で言えばDerrick May、Kevin Saundersonには負けていますが、やはりテクノの始まりはJuan Atkinsだったのです。自分はメタモには行ってないけれど、Model 500だけは聴きたかったですね。で実はその時のライブのサポートメンバーが"Mad" Mike BanksとURコードナンバー064のDJ Skurgeだったそうで、ついでにメタモ会場でこのCDが販売されていたのです。メタモに行かないと買えないのかーと残念な気持ちだったのですが、ラッキーな事にHMVとUnderground Galleryで限定666枚販売される事になりました。中途半端な流通と出荷量には首を傾げるものの、今回はUR音源に拘らずに自由なプレイが聴けるので"Radio UR... Vol.01"(過去レビュー)とはまた違ったデトロイトらしさがありますよ。前作がハードコア一直線なエレクトロだったのに対し、本作は一般的に人気のあるデトロイトテクノ色が濃厚でざらついたアナログ的な耳障りがあり、そこに適度なトライバルなリズムやら軽くエレクトロも繋いでバランスの取れたプレイになっていると思います。Vol.01は思いっきりURのダークサイドだったので聴く者を選ぶ内容だったのに対し、本作ならデトロイトテクノ入門者にも聴き易いですよ。しかしURのメンバーがヨーロッパのフォロワーの曲なども回しているのを考えると、良い意味でヨーロッパの中でデトロイトテクノが育っていると言う事でしょうか。URは親日家なのだから、日本でももっとデトロイトを追求するアーティストが出て来てくれると嬉しいです。

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| TECHNO5 | 18:30 | comments(0) | trackbacks(1) | |
2007/08/11 Clash 25 × METAMORPHOSE'07 @ ageHa
前日は不覚にも寝過ごしてCosmic Soulを逃してしまいました。なのでClash 25に行く事が完全に決定したので、気を取り直してLos Hermanosのライブを楽しみにしていました。いつもと同じく渋谷からシャトルバスで行ったんだけど、さすがに今回は集客率も良くバス待ちもかなりの状態でした。ageHaについてもセキュリティーチェックの所でかなり待たされ、ageHaは入るまでが面倒だなーと思い始めたり。取り敢えずなんとか12時半頃にアリーナに入った所で、既にFumiya Tanakaがプレイ中でした。
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| EVENT REPORT1 | 07:40 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Submerge Live In Japan (Submerge:SUBJPDVD001)
Submerge Live In Japan
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もはやテクノ、ダンスミュージックに限らずに世界に存在する音楽の中で、確実に重要指定文化財として認められるべきUnderground Resistance。彼らがGalaxy 2 Galaxy名義で2005年2月13日にリキッドルームで行ったライブを、後世に語り継がれるべくDVDにパッケージ化。もちろんあの瞬間、あの場所を再現するなんて言うのは土台不可能な訳ではあるけれど、それでもこのDVDには充分に価値がある。なんと言ってもマスクを脱いだMad Mikeの素顔が見れる事だ。おぉ、実は結構格好良い顔をしてるんだね、Mad Mikeは。彼が今までマスクを被ってきたのには訳がある。「音楽で大事なのは、演奏者ではない。スピーカーから出る音が大事なのだ」とはMad Mikeの言葉で、だから今まで自分を認識不可能な存在として正体を明かさなかったのだ。今になって公に姿を現したのには、もう充分音楽で彼らの信念を伝える事が出来たと言う事なのだろうか?

さて、取り敢えずテクノ好きな人は僕が紹介せずともきっと買おうと思っている人も多いだろうし、内容も語らなくなって素晴らしい事は分かっている。ラテンパワー全開のLos Hermanos、シットでファンキーなElectrofunk、そしてフュージョン節丸出しのGalaxy 2 Galaxy、そのどれもが人力でテクノを演奏している。このマシンに頼らずに人力でと言うのが、彼らの真骨頂であり彼らの信念である。マシンに頼るから悪いのではなく、彼らのソウルを表現するのに人力である必要があっただけの事。Love & Peaceに溢れた演奏は、聴く者を魅了し希望を抱かせるには充分なエネルギーが詰まっている。URは本当に素晴らしいコミュニティーだよ。

残念なのは、Los Hermanosが演奏したKraftwerkのDentakuと、Galaxy 2 Galaxyが演奏したKraftwerkのNumbersが版権の問題によりカットされている事だ。むぅ、これは悔しい。あとMad Mikeよ、JaguarのクレジットにMad MikeとGerald Mitchellの名前しか無いのはどうゆう事なんだ?あれはDJ Rolandoが手掛けている曲のはずだ。Mad Mikeは真の男なのだから、その釈明を聞かせて頂きたいぞ。

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| TECHNO3 | 21:00 | comments(3) | trackbacks(1) | |
Rolando - From There To Here & Now (NRK Sound Division:NRKCD025X)
DJ Rolando-From There To Here & Now
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Underground Resistanceの3代目DJとして、そしてGerald Mitchellと新たに立ち上げたユニット・Los Hermanosのメンバーとして活躍したDJ Rolando。しかしながらより広大で自由な活動を望むDJ Rolandoにとって、半ばコンセプト化されたURに居座り続けるには窮屈過ぎたのだろうか、人気を保ったままURを脱退。その後特にどんな活動をしているのかも耳に入らなくなって一年以上経ったのだが、遂に再始動なのか新たなるMIXCDをリリースする事になりました。しかも以前にも「Nite:Life 016」(過去レビュー)と言う名作MIXCDをリリースしたNRKから、今度は2枚組の大作でファン泣かせなリリースです。

Disc1はモロにハウス満開、軽く爽やかなアフロハウスから黒光りするディープハウス、キャッチーなアッパーハウス、温かみのあるソウルフルなハウスなど、どこをとっても4つ打ちハウスに囲まれています。以前生でDJ聴いた時は、ゴリゴリでミニマルなテクノ〜デトロイトテクノで鬼気迫る迫力のプレイだったけれど、このMIXCDでは幾分か肩の力が抜けてより自身のルーツに近いラテン的な面が出ている様な気がしますね。UR在籍時のハードで暗黒エレクトロをリリースしていた頃と同人物とは思えない程の変わり様ですが、このMIXCDの様なプレイをするのならばURとは一線を画すのも納得かな。デトロイト色が余りないから離れるファンも出てくるかもしれませんが、僕は素直に格好良いハウスだと思います。緩めの前半からキャッチーな中盤、疾走感溢れる後半(テクノ少々)まで手堅く盛り上げます。DJ Rolandoがまさか「Bar A Thym」をプレイするなんてって思ったけど、そんなプレイが彼のこれからの道を示唆しているんでしょう。

対してDisc2はダンサンブルながらもどちらかと言うと緩めの選曲で、夜にしみじみと聴くのに良いムードが出ています。Tread、David Alvarado、Vince Watsonらのテックハウス、Trackheadz、Indigenous Space People(Ron Trent)、Tokyo Black Star(DJ Alex From Tokyo)らのディープハウス、そしてデトロイト好きは見逃せない「Sueno Latino(Derrick May Illusion Mix)」を収録。ほぼフルレングスで収録してあるので、ミックスと言うよりはDJ Rolandoの自分用のリラクシングCDな意味合いが強そうです。たっぷり踊った後は体を休ませて、静かに時間を過ごそうって事なんでしょう。Disc1とは対照的に落ち着いて聴きたいですね。

さあ、後は新曲を待つのみ。DJ Rolandoの今後に期待が膨らむばかりです。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Upcoming Event
PEOPLE WANT MORE LIFE @ YELLOW
2006/04/14 (FRI)
DJ: JEFF MILLS(AXIS), TAKAMORI K.

MATERIAL feat. IAN POOLEY @ AIR
2006/04/21 (FRI)
Guest DJ: Ian Pooley

CROSS MOUNTAIN NIGHT feat. JAMES HOLDEN @ WOMB
2006/04/21 (FRI)
DJS: JAMES HOLDEN, TORSTEN FELD, Dr,SHINGO

CLUB MUSEUM @ UNIT
2006/04/21 (FRI)
Special Live Performance: BRITISH MURDER BOYS(SURGEON & RISIS) -5 hours gig-

UNDERGROUND RESISTANCE "INTERSTELLAR FUGITIVES" TOUR @ LIQUIDROOM
2006/04/28 (FRI)
Featuring members:INTERSTELLAR FUGITIVES SPECIAL LIVE UNIT
Formed by - GERALD MITCHELL as THE DEACON (UR044), THE ANALOG ASSASIN (UR040), CORNELIUS HARRIS as THE ATLANTIS (UR3.14), RAY 7 as THE UNKNOWN SOLDIER (UR051)
...And maybe more fugitives
DJs:SUBURBAN KNIGHT aka JAMES PENNINGTON (UR011), DJ S2 aka SANTIAGO SALAZAR (UR057), DJ DEX aka NOMADICO (UR061)

STANDARD 4 @ WOMB
2006/04/28日 (FRI)
GUEST DJ: JORIS VOORN
DJ: KEN ISHII, SATOSHI ENDO

MOODYMANN JAPAN TOUR 2006 @ YELLOW
2006/04/29 (SAT)
DJs: MOODYMANN aka Kenny Dixon Jr, Alex From Tokyo

PANORAMA @ YELLOW
2006/05/02 (TUE)
DJs : Kentaro Iwaki a.k.a Dub Archanoid Trim, Terre Thaemlitz
LIVE: LUOMO a.k.a VLADISLAV DELAY

CLASH 12 feat. DERRICK MAY @ ageHa
2006/05/06 (SAT)
DJs :Derrick May, Ken Ishii, DJ Tasaka, Fumiya Tanaka, DJ Wada, Q'Hey
Toby, Yama, Shin Nishimura, DR.Shingo, Kagami, RKD1 & RKD2
LIVE : Chester Beatty, Newdeal

JAPANECTION PRESENTS SOUL DESIGNER TOUR @ WOMB
2006/05/19 (FRI)
DJs: Fabrice Lig, Jean Vanesse, Ken Ishii, Sisk
| UPCOMING EVENT | 23:55 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Lorne Burden - 430 West presents Back To The Rhythm (Concept Music:CEPTCD5)
Lorne Burden-430 West presents Back To The Rhythm
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近頃デトロイト物はレコードもCDもラッシュで新作の発売や、旧作の再販がなされているのでついでにコレも紹介。「Blackwater」が大ヒットしたOctave OneはBurden5人兄弟からなるユニットで、その中の一人Lorne Burdenが手がけたMIXCDがこれ。とにもかくにもデトロイトクラシック祭りで、自身のOctave OneやRandom Noise Generation、そしてソロ名義のKSRも織り交ぜて豪華な選曲となっている。特に未発表曲も多く含んでいる事もあり、デトロイト好きにはなけなしのお金を叩いて購入する価値もあるでしょう。テクノかなと想像して最初は聴いた覚えがありますが、アッパーではないが攻撃的でかつ適度な緊張感もあり、デトロイトハウスの新たなる一面を伺う事が出来た物でした。「Blackwater」も収録されているけれど、個人的にはファンキーでより黒さを感じる事が出来る他の曲群に注目が行きます。また時にはディープでエモーショナルな展開を見せ、時には野蛮で攻撃的な一面も現れたり、全体の雰囲気は統一されていても単調に陥る事もありません。実はトラックリスト見て貰えれば分かるとは思いますが、大半の曲がLorne Burden(というかOctave OneやRNG)が関与しています。ある意味このMIXCDは彼らのストーリーを紹介する広報的な一枚なのかもしれません。それにしたって、相当良い曲が詰まっていると思います。

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| HOUSE1 | 22:34 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Los Hermanos - On Another Level (Submerge:SUBJPCD-003)
Los Hermanos-On Another Level
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兄弟を意味するLos Hermanos、「Jaguar」が大ヒットしたDJ Rolandoと、Mad Mike率いるTimelineのメンバーでもあるGerald Mitchellのユニットです。今まで出してきたEPも軒並みヒットしているし、アルバムも期待しない訳が無いのだけど期待を裏切らないアルバムを出してくれました。「Jaguar」ばりのメランコリックな「Queztal」、深淵で儚い「Birth of 3000」、Galaxy 2 Galaxyの名曲をリミックスした「Return of the Dragons-Los Hermanos Remix」などの既発の曲も充実しているのだけど、アルバム収録曲も負けてはいません。ギターのカッティングらしき音がファンキーな「The Very Existance」、デトロイト流のストリングが哀愁漂う「In Deeper Presence」、ディープでミニマルな「Olmec My Brother」などバリエーションも豊かで粒ぞろいな感じです。一般的なデトロイトテクノを意識して聴けば期待を裏切る事はないのではないでしょうか。いや、それにしたってこのファンキーでソウルフルな音楽は黒人特有の物を感じさせますね。デトロイトが又しても、テクノの中心地である事を思い知らされました。このユニットに関してはとやかく言うよりも、まず聴いて体感して欲しいと思います。

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| TECHNO1 | 21:01 | comments(4) | trackbacks(10) | |
DJ Rolando - Nite:Life 016 (NRK Sound Division:NRKMX016)
DJ Rolando-Nite:Life 016
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先日ナイスなプレイで会場を盛り上げたDJ Rolandoの4枚目となるMIXCD。ageHaでのプレイではテクノ寄りだったが、このMIXCDではテクノ、エレクトロ、ハウスを自由に跨ぎ懐の深さを見せてくれる。最初は穏やかなハウスから始まるのだが、ハウスメインにやらせても充分いけそうな感じです。6曲目から立て続けにMr. De-2001 Space Odyssey、Los Hermanos-Quetzal、Adam Beyer-Ignition Key(Aril Brikha Mix)とデトロイトクラシックを3連発。じわじわと盛り上げます。徐々にテクノよりの曲で盛り上げつつTechnasia-Crosswalk以降はエレクトロでクールダウン。最後はJeff Mills-See This Wayで儚くエンディングを迎えます。普段はもっとダークで鬼気迫る感じですが、このMIXCDではリラックスした感じが伺えますね。エレクトロやテクノをやっても激しいわけではなく、貫禄させ感じさせる大人のプレイ。Nite:Lifeシリーズはハウスの定番シリーズですが、DJ RolandoのこのMIXCDはその中でも一番の出来だと思います。

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| TECHNO1 | 18:04 | comments(0) | trackbacks(0) | |