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MEZZANINE REMIX TAPES 98 [12 inch Analog]
MEZZANINE REMIX TAPES 98 [12 inch Analog] (JUGEMレビュー »)
Massive Attack
名作MEZZANINEリリース時に予定されていたマッド・プロフェッサーによるダブ・バージョンが、今になりリリース。こちらはアナログ盤。
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Yourhighness - Stratofortress (CockTail d'Amore Music:CDA021)
Yourhighness - Stratofortress

テクノやハウスだけではなくディスコやアンビエントにまで手を広げながら異形な作風を展開するCockTail d'Amore Musicは、アンダーグラウンド性を伴いながらもこれからを期待させるアーティストを送り出してきている。過去にはBorn Free RecordsやRett I Flettaといった同様にアンダーグラウンドなレーベルから、破壊的で鈍い響きのアシッディーかつロウなテクノ/ハウスをリリースしているYourhighnessが、2018年2月頃にCockTail d'Amoreからリリースしたのが本作。オリジナルは"Stratofortress"の1曲のみだが、リミキサーにBorn Free主宰のSamo DJとエクスペリメンタルなモダン・テクノを作るRroseに、今や世界規模での評価を獲得した日本からのGonnoが名を連ねているのだから、内容に不足は無いだろう。"Stratofortress"はYourhighnessの過去の作風を踏襲したアーティストに期待する内容そのもので、鈍く野暮ったいキックがどっしり4つ打ちを叩き出しつつ鈍いアシッド・ベースがマシンガンの様に連打しながら現れ、そして金属的な鳴りのパーカッションも加わわって低温な空気感で退廃して狂った世界観を展開するテクノ・トラック。じわじわと微細な変化を付ける事で途切れない陶酔感を引き出し、ツール性に特化したロウ・アシッド・テクノは完全にフロアの狂騒の中にある。対して"Samo DJ Remix"は崩れたリズムがブレイク・ビーツとなり非常にグルーヴィーに揺れ爽快なハンドクラップも相まって実に躍動感に溢れているが、朧げで酩酊感のある呟きや金属が捻れるような奇怪な電子音が不気味さを醸し、こちらもトリッピーなテクノとして良い感じにぶっ飛んでいる。"Rrose Remix"は落ち着いた感もゆったりしたドラムのビートから始まりドローンにも近い電子音を被せて、所謂ディープな響きによって深く闇の中を潜航する音響テクノだが、次第にリズムも走り始めて1曲の中でじわじわと盛り上がっていく構成が演出されている。そして最後の"Gonno Remix"、やはりというか特に個性的なリミックスはスローモーながらも金属的な厳ついリズムがずんずんと沈み込み、歪んだアシッド・ベースが止めどなく牙を剥くロウ・アシッド・テクノはどこかインダストリアルな荒廃した雰囲気があり、一寸の光も見させずに闇で支配する狂気なりミックスだ。どの曲もアーティストの個性が表現されながら、全体的にマッドな作風で良い感じにフロアを狂わせてくれるであろう。



Check Yourhighness
| TECHNO14 | 11:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2018/12/14 RRD presents 交信と制御 @ Unit
ビジュアル・アート・デザインのREALROCKDESIGNが提供する「交信と制御」、年末度パーティーらしく非常に豪華な人選でトルコ出身で現在はベルリンで活躍するOnur OzerやCircolocoレジデントのTania Vulcnoを海外から迎え、そして日本からはGonnoやKabutoに現在は海外に拠点を移したSTEREOCiTI、そしてIori×Toshiyuki GotoによるB2Bオールナイトセットなど、Unit/Salonn/Uniceをフル活用。更にUnitではCOSMIC LABとYAMACHANGとREALROCKDESIGNによる映像と照明の演出があり、音楽と共に空間演出にもこだわるなど期待値の高いパーティーだ。
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| EVENT REPORT6 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2018/9/14 solfa 10th Anniversary ”DAY 1” @ Solfa
2008年9月に中目黒という場所にオープンしたSolfaも今年で10周年。決して周りにクラブが多いわけでもなく環境的に優位でもないにもかかわらず、知名度だけではない確かな国内外のアーティストのブッキング、そしてまた都会的で洗練された内装等を売りに、堅実に10年の間運営を続けている。そんなクラブの10周年パーティーは4日間に渡って開催されるが、その初日は今や世界的アーティストであるGonnoやKuniyuki Takahashi、ベテランであるMoodmanやDr.Nishimura、そしてYou ForgotやNuboによるライブユニットのUnconscious Fusion OrchestraとBOW & SISINOBUと若手までフィーチャーし、中規模のクラブでありながらその内容はそれ以上と非常に楽しみに一夜だ。
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| HOUSE13 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2018/7/8 Gonno × Masumura Album 「In Circles」 Release Party @ Unit
ダンスミュージックで世界的評価を獲得したGonno、そして解散してしまったバンドの「森は生きている」のドラマーであった増村和彦、その二人が取り組んだアルバムが『In Circles』。プレスリリースでは「現代のMoebius / Plank / Neumeier『Zero Set』か? それとも日本のBattles? Four Tet & Steve Reidか?」とも紹介され、近年では特に珍しくもないロック×ダンスが、しかし彼等の強い個性が一体となり過去には無かった音楽へと進化している。これはきっとライブでこそより映えるのではという思いはあったが、この度幸運にもアルバムのリリースパーティーが開催される事になった。
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| EVENT REPORT6 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Gonno × Masumura - In Circles (P-VINE Records:PCD-24714)
GONNO × MASUMURA - In Circles
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ロックとダンスの融合という試み自体はもはや新しい挑戦でもなく既に使い古された感もある中で、しかしこのアルバムを聞いた時にはそこにまだまだ未知の領域があるのではと痛感させられる程に、生ドラムと電子音によるコラボレーションは衝撃的だった。手掛けているのはInternational FeelやEndless Flightからのリリースによって世界でも高い評価を獲得しているGonno、そして日本の既に解散してしまったポストロックのバンドである"森は生きている"のドラマーである増村和彦だ。元々ダンスミュージック外のリミックスも手掛けるなどダンスの外へより世界を広げる為の動きもあったGonnoは、実は2014年には"森は生きている"の曲をリミックスしていた事もあり、そこでの邂逅で何か得る物があったのだろうかこの増村との共同作業へと繋がっている。アルバムは増村による生ドラム演奏によってテクノの4つ打ちから逸脱しながら生き物が脈打つように変幻自在なリズムを叩き出しているが、それは始まりである"Circuit"からして5拍子という事でも体感出来る。そこにGonnoによる催眠的な電子音のループを被せながら、一方でループではない躍動的で渦巻くように上昇していくドラミングと絡み付きながら両者が融解するように混沌の中に突入していくこの曲は、肉体を震わすダンス性やロックのダイナミズムがありながらも、単純なダンス×ロックだけでは表現出来ない個性を獲得している。続く"In Circles"は7拍子とここでも変拍子がキモになっているが、モジュラーシンセらしきやや毒々しいシンセのメロディーが覚醒感を煽り、動きのあるドラミングは迫力がありながらもずぶずぶと沼地にハマっていくような粘性の高い一曲だ。"Promoter Said Like It's All About Public Images"は増村のドラムが強調されていて、ダビーな処理によって残響も奥へと伸びていくダブやレゲエの要素も感じ取れるが、上に乗ってくるGonnoの電子音は飄々としており嬉々とした明るさが感じられる。執拗に電子音の反復を用いた"Wirbel Bewegung"はテクノらしいミニマル性と共に、その下では激しく脈打つビートを刻む変則リズムのドラムが蠢いて、電子音のひんやりとしたループに生命力が芽生えるように豊かな響きを加えて、オーガニックなダンス・ミュージックと化している。そして特にGonnoの多幸感、バレアリックな音が聞けるのが"Cool Cotton"で、輝きに満ちたポップな電子音の響きと爽快で安定したビートに導かれのどかな田園地帯を闊歩するようなこの曲は、比較的ダンス・ミュージックのフォーマットにはまる事から朝方のフロアに合いそうだ。二人のコラボはジャンルから見ればダンス×ロックという単純なものではあるが、その個性がばらばらになる事はなく互いのプレイがひりつくようなセッションをしているようでもあり、それが一つの個性となり過去のどのダンス×ロックとも異なる音楽へと進化している。この多幸感に溢れながらもスリリングなセッションは、きっとライブで更に映えるに違いない。

Check Gonno & Masumura
| TECHNO13 | 14:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2018/1/12 Âme 2018 @ Contact
テクノ/ハウスというダンス・ミュージックに於いては今や有数のレーベルやクラブが存在するドイツ。その中でも踊る為の機能性だけでなく繊細な美しさや妖艶さによって聞く者を魅了する音楽性を発揮するInnervisionsは、今も尚トップレーベルの一つと言っても過言ではない。今回そのレーベルから代表するアーティストの一人であるÂmeとしてDJ側のKristian Beyerが来日し、そしてそれを迎え撃つのは世界的知名度を得るまでになったGonnoと、その二人だけでメインフロアを担当するパーティーはきっとディープな音楽体験をさせてくれるに違いない。
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| EVENT REPORT6 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
DJ EMMA presents NITELIST MUSIC 5 "ACID CITY 3" (Nitelist Music:NM-21039)
DJ EMMA presents NITELIST MUSIC 5 ACID CITY 3
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DJ EMMAが取り組んでいるアシッド・ハウス再燃への意識が作品化したのが、2013年に始まったこの『Acid City』シリーズだ。日本のテクノ/ハウス、メジャー/アンダーグラウンドの垣根にとらわれる事なく、EMMAが信頼するアーティストにアシッド・ハウスをコンセプトに作品を制作してもらい一枚のコンピレーションとして纏め上げているが、偏にアシッド・ハウスと言ってもバラエティーは豊かで色々な表現が可能である事を示しつつそのジャンルとしての深さも含んでおり面白いシリーズになっている。最新作となる第3弾も今まで以上にユニークなアーティストが参加しており、例えば大沢伸一&石野卓球による新ユニットのRubber Bankは注目せずにはいられないし、SERiや909stateといったアンダーグラウンド方面からアシッド・ハウスに焦点を絞って活動するアーティストや、今話題のロウハウス〜ディスコハウスでは世界的に知名度を高めているKeita Sano、そしてGonnoやKuniyukiにKen IshiiやNude(DJ Shimoyama & DJ EMMA)などお馴染みのアーティストまで、もう話題性だけでも興味を惹かれるのは間違いない。幕開けはEMMA & Hideo Kobayashiによる笑ってしまうタイトルの"ようこそAcid Cityへ"、いきなり激しいハイハットやブイブイ唸るアシッド・ベースに情熱的な女性ボーカルが入ってくるハイエナジーなハウスで、派手目の演出が感じられる今っぽいトラック。Zeebraをフィーチャーした"No Picture (On My Phone) [CHIDA Remix]"はロボット・ファンクと言うかエレクトロ気味と言うか、角ばったビート感に加工された不気味なラップも加わり鈍い中毒性が滲む。話題性で言えば一番のRubber Bankによる"Money"は、しかし可愛らしくユーモアの感じられるふざけたようなアシッド・ハウスだが、そのタレント性以上に期待を越えていく曲ではなかったか。その点Keita Sanoによる"Day And Night"はディスコを取り込んで個性を主張しつつも、じわじわと盛り上がってきてトランシーなアシッド・サウンドが入ってくる快楽的な流れが素晴らしく、ディスコ・アシッドと呼びたくなる華麗なアシッド舞踏会だ。その一方で極限まで無駄を削ぎ落とした構成でアシッド・ハウスに取り組んだのが909stateによる"#3 (Spinosaurus)"で、スカスカの骨だけになったようなリズムに単純なアシッドのラインの変化で流れを作っていくのだが、プロト・アシッドみたいな簡素な作風でも酩酊感を誘うのがアシッド・サウンドの魅力なのだ。そしてやはり特別な才能を発揮しているのはGonnoで、"3n55L7nE"では何とブレイク・ビーツを基底にヒプノティックなアシッドを散りばめながらズブズブと深い沼底は嵌めるような奇怪なトラックを披露しており、個性という意味で群を抜いている。他にもまだまだ面白い曲はあるのだが、それは各自で聞いてその魅力を知って頂きたい。アシッド・ハウスと言うジャンル/スタイルは決して一つに収束するものではなく、広がりがあり色々な表現によってトリップ感としても愉快なムードとしても作用する音楽で、実に魅惑的な魔力を持っている事を本作は証明している。



Tracklistは続きで。
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| HOUSE12 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2017/12/9 Nuts @ Grassroots
Unit/SaloonにてARTEMISを主宰しているNehanが2015年から東高円寺はGrassrootsにて新たに立ち上げたNuts。不定期開催ながらも毎回ゲストを迎えてもう2年も開催しているが、この度のゲストは日本から世界へと羽ばたいたGonno。ヨーロッパでは大箱でもプレイするGonnoのプレイを、愛すべきGrassrootsという小さな酒場で聞けるのは貴重な機会でもあり、またあの場所で一体どんなプレイをするのかという興味が尽きない。
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| EVENT REPORT6 | 18:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2017/6/23 Akirahawks Asia Tour 2017 @ WWW
今でこそようやく海外のビッグクラブやフェスティバルでもプレイする日本のDJが出てきているが、勿論日本に於いては目立っていないながらも早くから海外を拠点に活動を行っていた邦人DJ/アーティストがおり、それこそ今回アジアツアーを行うAkirahawksもその一人だ。ドイツはベルリンにてHouse Mannequinなる変異体ディスコ/ハウスのレーベルを主宰し、その音楽性に共感したMr. TiesによるHomopatikとも繋がったりと、日本にいる環境からは感じ取れない程に海外では高い評価を受けているようだ。この度久しぶりに日本への凱旋ツアーを行うが、今回は同じく海外でも高い評価を獲得したGonnoも出演と、本場を知るDJによる経験に裏打ちされたプレイに期待が高まる。
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| EVENT REPORT6 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Takkyu Ishino - Euqitanul (Ki/oon Music:KSCL 2821)
Takkyu Ishino - Euqitanul
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2016年8月にリリースされた『Lunatique』(過去レビュー)は、前作から6年という空白の時間を埋めるには十分過ぎる程の官能的なテクノ・アルバムで、石野卓球のアーティストとしての才能を再度意識せざるを得ない会心の出来だった。アルバムとして高い完成度を誇るが故に手を加えるのは難しいのではと思っていたが、そこは卓球チョイスによる信頼足りうるアーティストをリミキサーに起用する事で、このリミックス・アルバムはテクノという音楽をまざまざと聞かせる内容になっている。盟友であるドイツのWESTBAMや電気グルーヴ繋がりで砂原良徳やagraph、日本のテクノシーンをリードするHiroshi WatanabeやGonnoにDJ SODEYAMAなど、確かな実力と正当な評価を得ているアーティストが集結しており、それぞれの音を武器に卓球の曲を作り替えているのを比較しながら聞くのは面白い。例えば"Amazones (A. Mochi Remix)"、日本のハードテクノをリードするA.mochiによるリミックスは原曲よりも更に硬めに、更に灰色に染めたツール性の高いハードテクノに見事に生まれ変わっており、無駄な音を削ぎ落としつつスリム化する事で逆に骨太なグルーヴ感が浮かび上がっている。近年再度TRを含むアシッド・ハウスの魅力に取り憑かれたワタナベヒロシによる"Selene(Hiroshi Watanabe Remix)"は、原曲の多幸感を活かしつつそこに明るいアシッド・サウンドも持ち込んで、疾走感を付加させながらワタナベらしい壮大な叙情性を展開するアシッド・テクノへと自然に作り替えている。DJとしてもアーティストとしても春真っ盛りなGonnoによる"Die Boten Vom Mond(GONNO Remix)"は、つんのめるようなリズムの序盤からスムースな4つ打ちへと展開する変化球的な技を披露するが、強烈なパーカッションやキックによる切迫感はフロアのリアルな空気を表現している。Westbamによるヒップ・ホップな雰囲気もやや含むゴリゴリのベルリン・テクノ的な"Lunatique(WESTBAM Remix)"や、Teiによる小洒落たラウンジムード溢れる"Rapt In Fantasy(TOWA TEI Remix)"等は想定内と言うかリミックスの妙技は感じれられない点で、良い意味で安定感、悪い意味では凡庸にも思ったりもするものの、そこにもアーティスト性は確かに存在しているだろう。多様なアーティストがリミックスしているおかげでアルバムとしての統一感は当然の如く無く、しかしそんなバラティー豊かな内容を無邪気に楽しめば良いと思わせるのは卓球の音楽性であり、曲順もタイトルもオリジナルを逆にしたユーモアも含めて受け入れれば良いのだろう。

Check "Takkyu Ishino"

Tracklistは続きで。
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| TECHNO12 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
YO.AN - Gnah EP (Hole And Holland Recordings:HOLEEP-005)
YO.AN - Gnah EP

東京にて活動するダンス・ミュージックのレーベルであるHole And Holland。ネット情報を確認してみると2006年に音楽家やデザイナーにスケーター達によって設立され、MIXCDやEPの他にも映像作品の為のサウンドトラックを制作するなど、決してDJの為だけではない幅広い活動によって独自の運営を続けているようだ。そんなレーベルの新作は今までにも同レーベルから複数のMIXCDを提供しているYO.ANによるEPで、これが初のソロリリースとなるようだ。ここに収録された新曲である"GNAH"はクラブフレンドリーなニューディスコで、アシッド気味な毒々しいベースラインが浮かび上がりつつもそれは明るさも伴うもので、所謂古典的なアシッド・ハウスの酩酊するような中毒感とは異なる多幸感を生み出している。グシャッとした生っぽいドラム・プログラミングと音の親和性もあってジャンル的にはニューディスコに分類されるのだろうが、奇妙なサウンドエフェクトや異国情緒が漂うシタールのような音色も導入する事でサイケデリックな感覚も生まれ、派手で賑やさが溢れるパーティーにも嵌りそうだ。"Stay Focus"は2012年にサウンドトラックに提供されていた既発曲であるが、OPSBのギターリストであるPONCHIもフィーチャーして有機的な響きを打ち出したアコースティック・バレアリックで、爽やかな青空の下で佇むような開放溢れる長閑さがタイトル曲とは真逆の緩んだ心地良さを体感させる。そして本作の目玉は言わずもがな今やDJ/アーティストの両面から世界的評価を獲得したGonnoによる"GNAH (Gonno Remix)"で、原曲のサイケデリックな雰囲気は残しつつもアシッドのうねりを活かしたテクノへと変換させる事で、疾走感や骨太さを増したピークタイム仕様なリミックスへと生まれ変わらせている。ユーモアから覚醒感まで幅広い効果を引き出すアシッド使いはGonnoの武器だが、ここではその後者の方がより発揮されており、リミックスという作品がGonnoの個性を主張するオリジナル的な曲になっている事は流石だろう。



Check "YO.AN"
| TECHNO12 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Your Song Is Good - Waves (Kakubarhythm:KAKU077)
Your Song Is Good - Waves
Amazonで詳しく見る(アナログ盤)

元々アナログ媒体の多いダンス・ミュージックの業界に限らず今や音楽シーン全体でアナログ熱が再燃しているのは明白で、そして敢えてデータ配信も行わずにアナログのみで音源を送り出す事さえも増えてきているこの頃。本作もデータ配信の予定は現時点でなくアナログ限定となるが、現在の日本のテクノ/ハウスでは世界に数少なく通用するGonnoがリミックスを提供している事に、今ままで熱心にアナログを愛してきたファンは歓喜すべきだろう。Your Song Is Goodは1998年から活動する日本のインストゥルメンタルバンドだそうで、しかし活動の初期からアナログでEPをリリースしており、決して本作が今のアナログブームに乗っかっただけではない。ようやく時代が彼等のスタイルにはまっただけなのだろうが、先ずは何よりも音楽だ。オリジナルとなる"Waves"は夏のトロピカル感溢れるレゲエでディスコな、そして開放感溢れるバレアリック・サウンドを展開している。クラブの電子的なダンス・ミュージックらしさとは異なり、ギターやベースにドラム、オルガンやトロンボーンなど完全に人力の演奏による弛緩しつつ気ままなセッション性に従ったようなプレイは、真夏の蒸し暑さの中でも爽快な空気に満たすような制汗剤のようで、このレビューが真冬の今にまで遅れてしまったのがもったいない夏向けのトラックだ。そして恐らく本作を購入する大半の人の目的はGonnoがリミックスした"Waves (Gonno Remix)"に違いないだろうが、今までにも「森は生きている」やアイドルである「チームしゃちほこ」のリミックスを行ってきた経緯からも分かる通り、普段のフィールドとは異なる音楽であろうと見事にGonno色に染めてしまう事は保証されている。リズムは駆け抜けるような4つ打ちへと生まれ変わり、そして原曲の夏らしいメロウかつ開放感を陽気に弾けるパワーへと転換させたバレアリックなサウンドは、底さえも見えない程のポジティブな心象が投影されている。闇や陰気を振り払い前へ前へと進み続ける事で今という先の見えない不安な時代を生き抜く、そんなエネルギーが爆発したかのような光を発散し、闇を照らし出すハイエナジーなハウス・ミュージック。原曲の雰囲気を損なわずにGonnoとしか言いようのない熱量の高さを付加し、パーティーのピークタイムでも、または朝方のドリーミーなフロアでも多幸感に包み込むであろう期待通りのリミックスだ。





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| ETC4 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2016/12/28 THE OATH -Year's End Special- @ Oath
年末になれば休みに合わせて面白そうなパーティーが増えてくるが、本年度の最後に選んだパーティーはXtalとGonnoによるThe Oathの年末度スペシャル。今となっては海外でも注目を集めるまでに躍進したGonno、そしてTraks Boysやポップスバンドの(((さらうんど)))としても活動しながら今年初のアルバムを完成させたXtal、その二人だけのロングセットを小箱であるOathで体験出来るのは、逆に贅沢で貴重なものだろう。大箱とは客層も雰囲気も異なる場所で、パーソナリティー性が強いに違いないプレイを聞きに、Oathへと足を運ぶ事にした。
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| EVENT REPORT6 | 23:00 | comments(1) | trackbacks(0) | |
2016/11/2 Grassroots 19th Anniversary Party !!! - DAY - @ Grassroots
随分と遠くまで来たものだ、東高円寺にぽつんと存在する小さなクラブ、もとい酔いどれ酒場のGrassrootsが19周年を迎えている。決して何百人が踊れる大きなフロアがある訳でもなく、派手なライティングや都会的な雰囲気も無いが、音楽好きやDJに愛される場所として重要な存在感を放っている。RAが特集した東京のミュージック・バーの記事でもGrassrootsが紹介され、DJ NobuやGonnoなど著名なDJのお墨付きでもある事も明らかにされた通り、ここで育ち全国規模へ巣立っていったDJも決して少なくはない。小箱だからこその友達の家に足を踏み入れたような安心感、そしてDJの自由度の高さが許される客層の許容度があり、音楽や踊る事が好きな人達が集まる素敵な酒場なのだ。そんな19周年の初日はDJ Nobu、Conomark、DJ Hikaru、YA△MAと正にこの場所で経験を積んだDJが集結した。
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| EVENT REPORT6 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Technique RSD 2016 (Technique:TECHNIQUERSD2016)
Technique RSD 2016

近年にわかに再燃しているレコードに対する羨望の眼差し。それとリンクするように日本でもレコードの祝祭イベントであるRecord Store Dayは定着し各レコード店毎のスペシャル盤も制作されるようになっているが、本作は日本を代表するテクノレコード店であるTechniqueによるRecord Store Day用のスペシャル盤になる。曲を提供しているのは今や国内のみならず海外でも知名度を得たGonnoや新鋭アーティストのSinob Satosi、そしてベルリン在住で海外のレーベルから多数の作品をリリースするKaitaroで、敢えて国内のアーティストに拘っている点に嬉しさを感じずにはいられない。しかし単に記念盤というだけで過大な評価を与えるわけにはいかないが、そこはTechniqueのテクノに対する品質の自負も主張するようにそれぞれテクノとしての質を兼ね備えており、各アーティストの個性が漫然と光っている。特にGonnoは閃光のような眩さの中にアシッド感を含んだシンセを用いてポジティブなメロディーを鳴らし、そして前へ前へと進もうとする跳ねたビートによってどんどん加速し多幸感の絶頂へと昇り詰めるアグレッシヴな曲を提供しており、彼らしい底抜けのバレアリック感も含んだ雰囲気はフロアの深遠な闇さえも光で消し去るような明るさがある。裏面のKaitaroは普段からモノクロなミニマルを手掛けているだけあり、音の数を減らす事で隙間を作りリズム感を際立たせたミニマルな"Mist M"を披露している。ミニマルな構成ではあるが横ずれするような揺れる感覚や、途中からホーンらしきメロディーが夜の不気味さを演出するなど、控え目に盛り上げる構成を作って機能性重視ながらも単調さを回避している。そして余り情報のないSinob Satosi、こちらは膨らみのあるキックや金属的なパーカッションが弾けてロウな質感も感じられるビートが軽快に疾走し、ほぼメロディーを入れる事なく淡々と突き進む"Kitty On Kat"でミニマルを演出。Kaitaroの深みやドープな感覚よりはより肉体的なグルーヴ感重視と言うか、もっと直接的な刺激が強くて爽快ささえも発している。それぞれのアーティストが自身の得意とするスタイルを披露しているおかげで、異なるパーティーの様式に合わせて使える便利な一枚だが、ここはやはりGonnoの曲をお勧めしたい。

試聴
| TECHNO12 | 08:00 | comments(1) | trackbacks(0) | |
Gonno & Nick Hoppner - Fantastic Planet (Ostgut Ton:o-ton95)
Gonno & Nick Hoppner - Fantastic Planet
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ベルリン最高峰のクラブと称されるBerghainが運営するレーベル・Ostgut Ton。今までの一般的なイメージとしては暗く冷徹なテクノというものであっただろうが、近年は比較的明るくキャッチーなハウスもリリースするなど何かしらの変化も見受けられる。本作もその一環と見做してよいだろう。日本から世界へと羽ばたいたGonnoと元レーベルマネージャーでもあるNick Hoppnerによる共作は、2015年の秋にHoppnerのスタジオで多数のビンテージ・ハードウェアを用いたセッションを行った結果として、お互いの個性が均衡を保つように溶け込んでいる。"Spocking Fivers"には光さえ放出するように複数の音色が豊かなメロディーとして躍動しており、その闇を振り払うようなポジティブかつバレアリックなヴァイブスはGonnoの影響を伺わせる。一方で揺れ動くブレイク・ビーツ気味なリズムは跳ねて、また透明感のあるパッド使いがディープさも演出するなど、そこにはHoppnerのディープ・ハウスの影響も感じ取れる。"Fantastic Planet"はチャカポコとしたパーカッションが鳴りつつもリズムは平坦に抑制され、管楽器風のメロディーがデトロイト・テクノを思わせる情緒的な響きをしており、疾走する勢いと共に至福のムードへと染め上げている。また"As Above, So Below"はよりグルーヴは均されてスムースな流れになっているが、ヒプノティックな電子音の中から牧歌的なシンセの旋律が下から上昇してくるように現れ、しっとりとした情感がありながらも多幸感が満ちた方向へ昇り詰める作風はGonnoっぽさが強いだろう。しかし、本作では感情を押し殺す事なくオプティミスティックに突き抜けるGonnoらしさは、Hoppnerによる影響もあるのか適度に抑えられており、全体的にDJツール性も意識したような機能的なグルーヴが備わっている点に共作の結果として現れているようだ。共作が必ずしも良い結果となる訳ではない事は多数の歴史により理解しているが、本作に於いては両者の釣り合いが取れて、リラックスしてセッションを行ったであろう親和性のある作品になっている。



Check "Gonno" & "Nick Hoppner"
| TECHNO12 | 07:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2016/4/30 GET BETTER ANDREW !!!!! @ Womb
久しぶりの来日という事で楽しみにしていたAndrew Weatherallが、パーティー直前になり体調不良でキャンセルというショッキングな状態。そこで急遽組まれたパーティーは国内勢のアーティストのみという潔さが伝わってくる内容で、元々出演予定であったGonnoに加え、国内外で活躍し最近Transmatから新作をリリースしたHiroshi Watanabe、エレクトロニカ系の牛尾憲輔ことagraph、そしてWombでもレジデントを担当する石野卓球が参戦と一夜を楽しむには十分な面子が集結した。
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| EVENT REPORT6 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Len Leise - Lingua Franca (International Feel Recordings:IFEEL049)
Len Leise - Lingua Franca
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現代のバレアリック・ミュージックを体現するレーベルの代表格と言えば、Mark Barrottが率いるInternational Feel Recordingsである事に異論を唱える者は少ないだろう。DJ HarveyのプロジェクトであるLocussolusやイビサを代表するJose Padilla、そして日本からはGonnoやSteve Cobbyなどそうそうたる顔ぶれが並んでおり、このレーベルから作品をリリースする事は成功する事を半ば保証されている。そして、レーベルが新たに立ち上げたミニアルバム・シリーズの第一弾に抜擢されたのは、メルボルンのレコード・コレクターであると言うLen Leiseによるものだ。何でもBarrottがLeiseのカセット作品を惚れ込みレーベルから作品をリリースする事を打診し、その結果として2014年には「Music For Forests」をリリースする事に成功したそうだが、そこでの高評価が本作へと繋がったのだろうか。本作ではどうやら曲によってはとある地名が曲名に盛り込まれているようで、それを眺めるだけでも世界各地を旅するような感覚に陥ってしまう。アルバムはモロッコを意識した"Forlorn Fields"はエキゾチックな鐘の音色とのっそりとした気怠いビートに先導され、続く"Leaving Llucmajor"ではスペインらしい爽やかで情熱的なシンセのフレーズが開放感を生む中で、笛らしき音や弦楽器風な旋律も加わって鮮やかな色彩を帯びる。”Route To Reutov”はロシアのイメージなのだろうが、情熱的なサックスにしんみりするジャジーダウンテンポなものの、全体の印象は何だかトロピカルな感覚もあってInternational Feelらしい。そして辿り着いた先はインドであろう"Mandala Maksim"で、宗教的な怪しさも発する瞑想的な電子音の反復とオーガニックな打楽器の響きは、快適なダンスビートでありながら確かにインドの風景が浮かび上がる。裏面へと移り変わるともっとダンスフロアを意識した曲が現れ、土着臭放つアフロと変異体ディスコが手を組んだ"O Caminho"や木管楽器とベルの音が麗しく躍動する"Tria Bells"と、表面の長閑なバレアリック感とは対照的なエネルギーの高い多幸感が待っている。世界各地を巡るコンセプトとして面白い事もあるが、青々しい自然と共生するオーガニックな響きと豊かな電子音の絡みや抑圧から解放された大らかな作風は正にInternational Feelの音楽性にはまっており、シリーズ第一弾として今後の期待を抱かせるには十分過ぎるだろう。



Check "Len Leise"
| ETC4 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2016/3/26 Xtal Debut Album “SKYGAZER” Release Party @ Circus Tokyo
長い活動の末、2016年2月に遂に初のソロアルバムをリリースしたCrystal改めXtal。Crue-l Recordsからリリースされたその作品は、それまでにフロアを賑わせてきたダンストラックを収録しつつシューゲイザーやポップな要素も兼ね備え、聴く者を光に包み幸せな気分にする素晴らしいアルバムとなった。そんなアルバムを祝うべくリリースパーティーが開催される事になり、レーベルの創始である瀧見憲司やアルバムで共同制作をしたGonnoらが集結し、Xtalは一晩でライブとDJを敢行するという実に充実した布陣が組まれる事になった。
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| EVENT REPORT6 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Xtal - Skygazer (Crue-l Records:KYTHMAK 156DA)
Xtal - Skygazer
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長らくリリースの告知がされていたものの予定は未定と延期が続いていたが、こうして実際にアルバムを手に取り聴いてみると期待以上の素晴らしさに心が震える。それこそTraks Boysとしても活動する元Crystal改めXtalが、Crue-l Recordsから発表したアルバムの『Skygazer』だ。元々Crue-lから2011年末にリリースした「Heavenly Overtone」(過去レビュー)が日本のクラブ/パーティーでヘビープレイされる大ヒットとなり、それを契機にXtalとしての天国への階段を昇るようなトランシーかつバレアリックな音楽観が形成されたように思うが、そこからが非常に長かった。途中には「Vanish Into Light」や「Break The Dawn」等のEPもリリースされ各々ヒットするも、それから予定はあれど一向にアルバムのリリース日が決まらず、気付いてみたら2年以上の時間が過ぎていた。最終的には今までにリリースされた既存の曲も盛り込みつつ、GonnoやFran-Keyに神田朋樹やS.Koshi、そしてレーベルの中枢でもあるCrue-l Grand Orchestraまでもフィーチャーして、パーティーでのアンセムとなるダンス・トラックから上品なポップス感覚まで盛り込んだリスニング系まで実にバラエティー豊かなアルバムになったのではと思う。門出を祝うような白色光のシューゲイザーに包まれる"Vanish Into Light (Album Version)"で始まり、そしてアルバムバージョンへと生まれ変わり骨太さも兼ね備え多幸感の成層圏を突き抜ける"Heavenly Overtone"やキャッチーなシンセが快楽的に反復し肉体を刺激するグルーヴが貫く"Red To Violet"など、フロアを底抜けの至福のムードへと染めるリリース済みのダンストラックは文句無しに素晴らしい。勿論4つ打ち一辺倒ではなく、神田をフィーチャーした"Unfamiliar Memories"はスパニッシュ風なピアノやビートが大人びた色気を、Fran-Keyをフィーチャーした"Pihy"では小刻みに動くアシッド音を使用しながらも野外の爽快な高揚を、そしてGonnoが参加した"Steps On The Wind"では現実と非現実の狭間にいるようなドリーミーな感覚を、アルバムの中に盛り込んで単に踊る為だけではないリスニングとしての強度を高める事に成功している。ラストはCrue-l Grand Orchestraによる桃源郷のような甘さの中に溶けてしまうようなストリングスに涙する"String Driven"をそのまま利用し、しみじみとした郷愁が継続するダウンテンポに仕立てあげた感動的な"Skygazer"だ。ダンスだけでもない、リスニングだけでもない、アルバムだからこその最初から最後まで起伏がある展開でXtalのトラックメーカーとしての才能が発揮された内容だ。Crue-l Recordsらしい優雅さもある、そしてレーベルの中で最もダンス色も強く、アーティスト/レーベルにとっても未来へのポジティブな意思が植え付けられている。



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| TECHNO12 | 13:00 | comments(1) | trackbacks(0) | |
2016/1/23 WOMB presents REEL UP 新年会 @ Womb
記憶を遡ってみると最後にWombに行ったのも既に2年以上にも前になり随分と足が遠のいていたが、今回は久しぶりに足を運ぶのもテクノ好きならば当然といった内容だ。長らくKen IshiiとDJ Yamaが開催しているReep Upが久しぶりに開催される事になったのだが、そこには日本のテクノ黎明期から活動するDJ Wada、そしてHiroshi WatanabeによるKaito名義のライブ、近年世界的に評価を高めているGonnoが参戦するとなれば遊びに行かずにはいれないないというものだ。また15年以上もパーティーが繰り広げられているWombも2月にはリニューアルの為に店内が改装工事される事が決まっており、開始時からのWombを体験出来るのもこれも最後といった意味で興味深い一夜だ。
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| EVENT REPORT6 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
BEST OF 2015
今年も一年間当ブログを御覧頂いた読者の皆様、どうもありがとうございました。何やかんやで今年も大小51ものパーティーへと足を運び、また価格高騰にも拘わらず素晴らしいヴァイナルに出会うとついつい購入し、大量のCDを購入しながらも未開封のまま放置したりと、例年と変わらず素敵な音楽に囲まれた続けた一年でした。その一方で仕事やプライベートにも時間が取られる事が多くなった影響もあって、大量にリリースされる音源に追いつかず、ブログの更新頻度も例年に比べるとやや落ち気味になったのも事実。でも音楽は好きなので細々とでも素晴らしい作品を、来年以降も紹介し続けられたならと思います。歳をとったせいかは分かりませんが、ベストに選んでいる作品は何だかリスニング寄りの物が増えてきている印象ですが、部屋の中で聴く音楽とクラブで聴く音楽は別物であり、そういった点も何となく反映されているかもしれませんが、少しでも皆様が素敵な音楽に出会えるきっかけになれば嬉しいです。それでは、来年も良いお年を!
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| BEST | 09:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2015/11/14 Nuit Noire -DJ NOBU MIX CD Release Party- @ Liquidroom
千葉というローカルな地での活動から始まり、いつしか日本各地のアンダーグラウンドなパーティーからフェスまで、そしてドイツはBerghainやポーランドのUNSOUND Festivalにまで出演し、更には海外は某箱でのレジデントも決定と、その活動の場を世界規模へと広げているDJ Nobuは今日本において最も期待を羨望の眼差しを集めるDJだろう。そして2015年6月には最新のテクノを表現すべく"Nuit Noire"というMIXCDをリリースし、今も尚DJ Nobuの音楽表現は進化している事を証明した。今回のパーティーはそんなMIXCDのリリースパーティーとしてDJ Nobuによる進化したテクノ・セットを体験出来ると同時に、日本からは同様に海外でも高い評価を得るGonno、そして近年湧いて出たミステリアスな存在であるテクノアーティストのRroseと、完全に100%テクノナイトなスリリングな一夜となるであろう。
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| EVENT REPORT6 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2015/10/9 宇宙の海 〜Ascension @ Space Orbit
三軒茶屋はSpace Orbitで開催されているらしい『宇宙の海』は、どうやらアンビエント系のパーティーであるらしく、靴を脱いでラウンジスペースとしての空間で一夜を寛いで体験出来るような触れ込みだ。まだ行った事のないクラブという点でも気にはなっていた上に、しかも今回はDJ Yogurtによる年に1〜2回プレイするかのレアなアンビエントDJやKo Umeharaも出演する事があり、意を決して遊びに行く事にした。
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| EVENT REPORT6 | 14:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2015/9/18 HOUSE OF LIQUID -15th ANNIVERSARY- @ Liquidroom
新宿の歌舞伎町時代から合わせると15年にもなるというLiquidroom名物のHouse of Liquid。その名通りにダンス・ミュージックに於けるハウスを根幹に様々なアーティストを招いて、その可能性を広げてきた信頼足りうるパーティーの一つだ。今回はその15周年記念に合わせてベルリンからミニマル・テクノ/ダブのパイオニアでもあるBasic ChannelからMoritz von Oswaldをゲストに、日本からは当パーティーのレジデントと呼んでも差し支えないMoodman、鰻登りで評価を高めるGonno、ユニークな電子音楽のライブを行うAOKI takamasaと贅沢過ぎる出演者での開催となった。
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| EVENT REPORT6 | 08:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Gonno - Remember the Life Is Beautiful (Endless Flight:ENDLESS FLIGHT CD 15)
Gonno - Remember the Life Is Beautiful
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2011年にInternational Feelよりリリースした"ACDise #2"が世界的ヒットとなった以降、その音楽活動は一気に加速しBeats In Space RecordsやEndless Flightからも作品をリリースする傍ら、多くのアーティストからの依頼も舞い込みアーティスト人生として円熟を迎えているGonno。そして2005年の『My Existence』から10年ぶりとなるアルバムの本作が遂にリリースされたが、前作がBPMを固定したある種特殊なコンセプトのアルバムであった事を考えると、本作こそがある意味ではキャリア初のアルバムと見做してもよいだろう。アルバムには所謂DJツール的な曲は殆ど無いのだが、ジャンルへの帰属意識が薄いGonnoにとってはテクノやハウスだけでなくディスコやエレクトロニカ等多様な音楽がダンス・ミュージックの枠組みに組み込まれ、単に4つ打ちだけではない起承転結を持ったような流れとしてアルバムは纏められている。冒頭の"Hippies"から既にカラフルな万華鏡の中に音の粒が飛び交うGonnoらしいポップな感覚が溢れているが、しかしじっくりと耳を傾けると奥底ではトリッピーなアシッド・ベースも唸っており、そのキャッチーさとトリップ感の自然な融和はGonnoの個性の一つだろう。じっくりと始まるオープニングから一転して暗雲立ち込めるタイトルの"The Worst Day Ever"では、タイトル通りに何処かヒステリックにも感じられる毒々しいシンセが繰り返されるサイケデリックなテクノだ。そこに続く先行EPとなった"Stop"は強烈な禍々しいベースとアシッド・サウンドが牙を剥くフロア向けの曲だが、それだけでなく瞑想へと誘うようなシンセのコード展開が深みも創出し、普通のアシッド・ハウスとは異なる快楽的な多幸感に満たされる。またGonnoのDJを聴いた事がある人にとっては周知の事実だろうが、ダンス・トラックだけでなくアンビエントの感覚にも長けた感性は本作にも生かされており、アルバムには"Beasts In Your Mind"や"The Island I've Never Been"のように大らかなシンセが波のように広がっていく上をサイケデリックな上モノに満たされる万華鏡アンビエントもあり、アルバムの中でドラマティックな展開を作る事に成功している。様々なビートとスタイルがありながらも、基本的にはどの曲もメロディーを大切にして闇を切り開くようなポジティブさが伝わってくる前向きなアルバムだが、それはこんな時代の中で逆境を糧にしたようなタイトルからも感じ取れる。祝祭感に満ちたこのアルバムは、きっと聴く者の心を励まし、そして前向きな気持ちにされてくれる事だろう。



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| TECHNO11 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Gonno - Obscurant (International Feel Recordings:IFEEL040)
Gonno - Obscurant
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Endless Flightから10年ぶりとなるアルバムをリリース予定のGonnoが、しかしその前にもまたもや話題作となるであろうEPをリリースした。2011年にInternational Feelよりリリースした"ACDise #2"はGonnoの才能を世界に知らしめる作品となったが、同様にInternational Feelから4年ぶりにリリースされたこの"Obscurant"は、Gonnoが"ACDise #2"の単なる一発屋ではなく紛れも無いオプティミスティックな音楽性を放つ才能である事を示している。様々なレーベルからフロア向けの4つ打ちからバレリックなもの、または異形な電子音楽や心地良いリスニング系などスタイルを流動的に変化させながら、そこにGonnoらしいオプティミスティックなムードを注ぎ込んできたが、やはりInternational Feelからの作品はその中でも別格と言わざるを得ない。タイトル曲である"Obscurant"はGonnoらしいアルペジオのメロディーが特徴で"ACDise #2"とも近似する多幸感溢れる曲だが、そのような強烈なグルーヴを叩き出すダンストラックとは異なりミドルテンポでゆっくりと天国への螺旋階段を上り詰めるような展開が待ち受ける。光り溢れるメロディーの裏にはひっそりとアシッドのラインも隠されている点もGonnoの特徴が発揮されており、うねるような粘り強いビートと相まってじわじわと高揚感を継続させながら、いつしか光の中へと意識も溶けこんでしまうだろう。一方ノンビートの展開で始まりエレクトリックハープの音色が目まぐるしく動き回る"A Life With Clarinet"は、途中から徐々にキックやパーカッションがリズムを構成し出し、遂には激しくビートを叩き出すダンストラックへと変容する強い個性を含む曲だ。しかし激しいビートの中に渦巻く狂おしい程にセンチメンタルなシンセの旋律が、圧倒的な高揚の波に覆い尽くす。裏面にはロンドンに新鋭であるCall Superが"Obscurant" (Call Super Inna Loft Mix)"としてリミックスを提供しているが、原曲のバレアリックな雰囲気とは対照的にパーカッシヴなリズムや鳥の鳴き声を導入しながら、ミステリアスな異国情緒溢れるハウス風に仕立てあげている。がやはり、Gonnoの圧倒的な多幸感と高揚感が弾ける2曲が素晴らしく、リミックスの方はやや蛇足であるか。このInternational Feelというレーベルの音楽性に寄り添いつつ、そしてGonnoの個性も全開となった作品でレーベルとアーティストの相性も抜群である事は言うまでもなく、このままアルバムも?なんて期待してしまうものだ。



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| TECHNO11 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2015/5/23 Nick Hoppner "Folk" Album Tour @ Air
一般的には硬質で無骨なテクノのBerghainに対し、官能的でしなやかなハウスのPanorama Barというイメージはある程度あるものの、過去にSteffiやこのNick Hoppnerのプレイを現場で聴く事によってその印象はより強まった経験がある。Berghain/Panorama Barが主宰するOstgut-Tonの元レーベルマネージャーであり、また両者のクラブでプレイをするHoppnerであればこそ、その音楽性への理解はレーベル関係者の中でも人一倍なのではないだろうか。そんなHoppnerが遂に自身のソロアルバムをリリースし、ワールドツアーの一環としてここ日本にも久しぶりに降り立つ機会がやってきた。
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| EVENT REPORT5 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
DJ Emma Presents Nitelist Music 4 Acid City 2 (Nitelist Music:NM21032)
DJ Emma Presents Nitelist Music 4 Acid City 2
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DJ EMMAによる過去のシカゴ・ハウスから派生したアシッド・ハウスの魅力を、現在の時代に即したものとして生まれ変わらせた「Acid City」。2013年に「Acid City」(過去レビュー)の第一弾をリリースしてから1年半、遂にその第二段がリリースされた。その間にもDJ EMMAは隔月開催のレギュラーパーティーとして「Acid City」を開催し、ハウスやテクノと共に新旧のアシッド・ハウスを織り交ぜながらその魅力の再認識させる布教活動を行い、また世の中ではTB-303やTR-808/909を生まれ変わらせたAIRAも発売されるなど、アシッド・ハウスという音楽に対して追い風が吹いているのは間違いない。そんな勢いに乗ってリリースされた本作には、過去に参戦したMalawi Rocks、Kuniyuki、Gonno、Nudeら、そして新たに参加したのはKen Ishii、 DJ Nori、Disq Clash(Chester Beatty + DJ Shufflemaster + DJ Yama)、Hiroshi Watanabe、Q'Hey、Chidaなど、前作以上によりバラエティーに富んだアーティストが収録されている。DJ Noriによる"80's Drug"はMaurice Fultonとの共作で昨年にRunning Backからリリースされていたものだが、シカゴ・ハウスの凶悪的な音とは異なる冷ややかなブリープ・ベースが特徴のアシッド・ハウスで、歪なアシッド・サウンドながらもユーモアさえ感じられる明るい曲調だ。Kuniyukiによる"Acid Air"は「Acid City」のパーティーにライブ参加した時のインスピレーションを元に制作されたそうだが、Kuniyukiらしい有機的なパーカッションによる生命力が溢れるグルーヴの中に新たに導入したTR-8/TB-3のドラッギーなアシッド音がじわりと染み入るディープなアシッド・ハウスで、古典的な音の要素を活かしながら原始的な祭事の狂騒を喚起させる。最もアンセムらしい出来栄えの曲は間違いなくHiroshi Watanabeによる"Infinity Sign"だろうか、じんわりとベースラインが反復する序盤から徐々にTR系のシャッフルするリズムが浮かび上がり、その中を掻い潜るプリミティブなアシッド・サウンドはワイルドピッチ・スタイルを踏襲している。そして滴り落ちるように情感を添えるピアノのソロ展開と美しいパッドによる開放感は、アシッド・ハウスという音楽を根底に持ちつつもHiroshi Watanabeという個性によって新たな魅力を発するのだ。その他にもプログレッシヴ・ハウス寄りなアシッド系からバレアリックな多幸感のある緩いアシッド、エレクトロ寄りのギラついたアシッドにアッパーで硬めのアシッド・ハウスまで、アーティスト毎の特色を打ち出しながらアシッド・ハウスの魅力を存分に体感させる内容だ。古き良き時代の音楽をただ拝借するだけでなく、それを時代に合わせてアップデートするこのプロジェクトは、アシッド・ハウスを知らない世代に対してもきっと訴えかけるような新たなる魅力を放つだろう。





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| HOUSE10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2015/3/13 Lose Yourself @ Air
かつてアンダーグラウンドなジャーマン・アシッドからそのキャリアを開始し、徐々にラテン・ハウスも取り入れながらその豊かな音楽性を開花させた、ベルリンのベテランアーティスト/DJのIan Pooley。MIXのスタイルにおいてもデトロイト・テクノやハウス・クラシックまで用いながら、しなやかなグルーヴ感にうっとりとする小洒落た感覚も持ち込んで、その陶酔感の強い音に魅了されたものだ。近年は欧州ディープ・ハウスの代表格であるInnervisionsからもリリースするなど、よりディープで荘厳な性質を強めた音楽性へとシフトしており、再度注目を集めている。今回は何とAirには9年ぶりの出演となるが、日本からはGonno、Motoki a.k.a. Shame、Lambも出演と充実した布陣でのパーティーとなった。
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| EVENT REPORT5 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2015/2/20 The Way @ Saloon
昨年に引き続き今年もこの時期には元Eleven、現Saloonスタッフの加茂さんの誕生日が近い事もあり、加茂さんが聴きたいDJを集めたわがままなパーティーがSaloonで開催される。今年出演するのはShhhhh、CMT、Gonno、Harukaとテクノやハウスにディスコや民族音楽などそれぞれが異なる音楽性を持ちながら、既に日本各地のパーティーを賑わす実力が集まり、それ程大きくはないSaloonにしては随分と贅沢な内容になった。
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| EVENT REPORT5 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2015/1/16 The Field Live In Tokyo 2015 @ Unit
昨年の来日ツアーから丁度一年、今年は東京のみとなるがThe Fieldが来日ライブを披露する。昨年はアルバムをリリースしたばかりであった上に、バンド体制ではなくソロでのライブという点で新生The Fieldを体験出来る意味合いもあった。しかし、今回は特にアルバムリリースもなかったので昨年からの変化はないのではと気になる点もあったが、ファンとしては素直にThe Fieldの音楽をあるがままに楽しみたいと思い遊びに行ってきた。そしてその脇を固めるのは日本からはHiroshi WatanabeとGonno、Berghain系のOstgut-TonからBarker & BaumeckerのBarkerと、DJ陣も全く隙のない実力派が揃い、パーティーの体制は万全だ。
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| EVENT REPORT5 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Niro - Tender As Asphalt (Sound Of Vast:SOV 002)
Niro - Tender As Asphalt

2014年の3月にルーマニア系のEgal 3の作品によって始動したアムステルダムを拠点とするSound Of Vastは、実はKnock とRed Pig Flowerという邦人アーティストによるものだそうだが、既にレーベル3作目となるThe Poeple In FogことDJ SodeyamaのEPまで含めて注目を集めている。テクノともハウスとも取れるグルーヴ感、太さよりも繊細さと深みが活きたフロア向けトラックは機能的でありながら、豊潤な要素が聞き取れる。さて、レーベルの2作目はイタリアのアーティストであるNiro Perroneの作品で、まだ本人にとってもヴァイナルでは3作目とリリースは少ないものの内容はそれに反して高い才能を予感させるものだ。先ずはテック・ハウス系に属する"La Cochonne Intergalactique"だが、金属的なビートから入っていく序盤からして揺れを体感させるグルーヴが素晴らしく、そこに浮遊感のあるぼやけたようなパットが透けて伸びて行き、広大な大空へと飛翔していくような爽快なドライヴィング感覚が堪らない。一方"Tender As Asphalt"はシャッフル系の跳ねるビートにむちむちしたアシッドのベースラインを絡めているが、覚醒感を煽るような中毒性よりは心地良いトリップ感を誘発する陽気なムードが特徴だ。また本作で注目すべきは、今世界中から注目されるGonnoが提供した"La Cochonne Intergalactique (Gonno Remix)"なのは間違いない。原曲の透明感は残しつつも睡眠を誘うようなもやもやしたシンセのシーケンスを加え、キックは厚みを増し荒々しいパーカションやハイハットが大胆なグルーヴを生み出すリミックスは、サイケデリックな高揚感がじわじわと何処までも高まっていくドリーミーな一曲だ。さて、ヴァイナル/デジタル配信のそれぞれにエクスクルーシブな曲を収録するSound Of Vastのポリシーがあるそうで、ヴァイナルだけには"Krissy Moon"が収録されている。こちらは金属が捻れるようなブリーピーな音を用いつつ、剥き出しの粗いビートのおかげで昨今のロウ・ハウスにも似た面白い曲だ。Niroのオリジナル曲、Gonnoのリミックス共に秀逸で、先ず先ずはSound Of Vastは幸先良いスタートを切っている事が伝わってくる。



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| TECHNO11 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
I'm Starting To Feel Okay Volume 6 10 Years Edition (Mule Musiq:MULE MUSIQ CD 44)
Im Starting To Feel Okay Volume 6 10 Years Edition
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本作のリリースにより何時の間にか日本発のMule Musiqが、設立10周年を迎えていた事に気付いた。そこで思うのは、日本に於いては個々のアーティスト活動は海外からも認められながらも、しかしダンス・ミュージックのレーベルが世界規模で運営を継続する事は非常に稀な事で、世界的に認められるレーベルはなかなか育たない。だがMule Musiqに関していえば傘下のMule ElectronicやEndless Flightなどを含めると、テクノ/ハウスだけに限らない音楽性と知名度に頼らない国内外の実力あるアーティストを起用する事で、多様性を伴うダンス・ミュージックを世界に展開してきている。インディペンデントな立ち位置を守りつつも世界へとダンス・ミュージックを発信する役割を担うMule Musiqの活動は、嘘偽りなくシーンの中で重畳な存在になっている。さて、そんなレーベルの10周年、そして「I'm Starting To Feel Okay」シリーズの6作目は、遂に2枚組へのボリュームへと発展した。国内勢ではKuniyukiにGonno、KzaやThe Backwoods、海外勢ではFred PやEddie Cに新鋭のMatt KarmilやMuskまで、手広く新旧実力あるアーティストの新曲を収録してMule Musiqの魅力をあまねく披露している。CD1はディープめのトラックからビートダウンにミニマルな作風が多いが基本はハウスのグルーヴで纏められており、CD2はニューウェーブやディスコにクラウトロックなどの影響も見受けられるダンス・トラックが中心かと思うが、特にどの作品からも感じるのは流行の音に寄り添う印象は受けずに(レーベル性・アーティスト性として)自分たちの音を持っている事だ。これだけレーベルが大きくなれば多少なりとも商業的な面が出てくるのは少なくない事だが、しかしMule Musiqにはそれとは相反する普遍的でありかつアーティストの個性を尊重する姿勢が伺えるのだ。規模が大きくなろうとインディペンデントな姿勢は崩さない、だからこそMule Musiqが高く評価される所以の一つだろう。そしてこのCDにはDJ Kent(The Backwoods)が本作に収録されている音源を使用してミックスを行ったDJMIXのダウンロードコードも収録されているので、MIXCDとしての楽しみ方も出来るようになっており、Mule Musiqの魅力を十分に堪能出来る作品である事は言うまでもない。



Tracklistは続きで。
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| TECHNO11 | 09:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
チームしゃちほこ いいくらし EP (HMV Record Shop:SHA001)
チームしゃちほこ - いいくらし EP
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突如としてレコード専門店にアーティスト名が不詳のブート盤が出現したのだが、そこには曲名の記載などはなくリミキサーとして今うなぎのぼりの評価を得るGonnoやDr.Tettoの名前のみが記載されていた。後で明らかになったのは名古屋のアイドルユニットである「チームしゃちほこ」の"いいくらし"のリミックス盤であり、オフィシャル・ブート盤として"Good Life (EEE KURASHI)"と改めリリースされたのだ。その後「HMV Record Shop」のオープン記念としても正規にリリースされたのだが、当方が手に入れたのはブート盤の方。ありがたい事にオリジナルも"Original Japanese Vocal"として収録されており、メジャー感のあるゴージャスな音使いながらもさらっとアシッド・ハウスなベースラインも導入されており、アイドルユニットの曲としては意外にもクラブ寄りなボーカル・ハウスになっている。またDr.Tettoによる"More Today Than Yesterday Mix"は、更にHardfloorを意識したようなパーカッシヴなリズム感で組み立てたアシッド・ハウスへと作り替えられ、ここまでの作風になるとアンダーグラウンドなパーティーでも耐えうるDJツール性が見受けられる。そして最もリミックスの面白さを体感させてくれるのがGonnoによる"Shut It Horror Core Dub"か、制約はなく自由にやらせてもらったというリミックスは原曲のボーカルを一部には使いつつも、原曲の影を跡形もなく消し去ったGonno流バレアリック・ハウスと呼ぶべきか。様々のトリッピーな音が効果音のように浮かんでは消え、酩酊感を誘う鈍い電子音と相まってサイケデリックな音響を生み出す作風は、完全にGonnoの個性が爆発している。この奇々怪々なるリミックスを聴くと、今Gonnoがその音楽人生に於いて春を迎えているであろう事を感じさせる程だ。これが「チームしゃちほこ」のファンにも届き、クラブ・ミュージックの入り口となるのであればそれは喜ぶべき事だろう。

| TECHNO11 | 17:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
2014/8/30 PRIMITIVE Presents PRIME @ Air
何でも既に14年も活動している音楽集団・PRIMITIVE。過去にも様々なアーティストを招聘し屋内・屋外のパーティーを盛り上げてきたそうだが、今回はLegoweltとGonnoの両者をライブでフィーチャーする特別な一夜が気になっていた。Legoweltといえばオランダのベテランアーティストであり、アナログ機材やモジュラーシンセなど古い電子楽器も用いてデトロイト・テクノやシカゴ・ハウスを継承し、近年ではCloneやL.I.E.S.といったレーベルからのロウな作品が注目を集めている。そしてGonnoも近年の活躍はもう説明不要な程にトラックメーカーとしてもDJとしても高い評価を得ており、独特のアシッド・サウンドが得も言われぬ高揚感を生み出す期待のアーティストだ。そんな両者がライブセットを披露するのだから、期待せずにはいられない。
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| EVENT REPORT5 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2014/7/4 Guidance Proudly Presents Mr.Ties 1st Japan Tour in Tokyo @ Amate-raxi
イタリア出身、現在はベルリンでHomopatikを主宰するMr.Tiesは若干27歳、楽曲制作としての活動ではなくDJとしての活動のみでアンダーグラウンドシーンで高い評価を獲得している。Homopatikは基本的にはゲイパーティーであるそうで、まあそれが日本で受けるかどうかは予測出来ないが、毎回20時間を超えるパーティーながらも事前に出演するDJの告知もせずに多くのファンを惹き付けるのだから、得体が知れない魅力がきっとあるのだろう。今回はかねてからMr.Tiesに関心を示していたGuidanceに遂にMr.Tiesの出演が決まったのだが、そこにはGuidanceらしくKenji TakimiやAltzにCMTなど日本のアンダーグラウンドシーンからも実力者を呼び寄せ、日独のスリリングなダンス・ミュージック・パーティーを繰り広げる事となった。
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| EVENT REPORT5 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Gonno / Inner Science - 125 Spaces / Electric Affair (EFDRSD:EFDRSD2014)
Gonno / Inner Science - 125 Spaces / Electric Affair

音楽が売れない、業界が縮小する状況の中でアナログが狭い範囲ながらも再度脚光を浴びる現象が起きているが、そんな流れを後押しするのがRECORD STORE DAYだ。2008年に開始されたRSDは4月第3土曜日に開催されているレコードの祭典で、日本を含む世界各地でRSD限定のレコードやグッズが販売され、レコードを楽しもうと言う人が店に集まったりする。それに合わせてクラブ・ミュージック業界からもRSD用のアナログが用意されたのだが、曲を提供したのはここ数年で着実な評価を獲得したGonnoとInner Scienceだ。両者ともアーティストとしても素晴らしい作品をリリースし、ここ最近の活動には目を見張るものがあるが、このアナログにおいても期待通りの結果を残している。Gonnoによる"125 Spaces"は彼が得意とするシャッフル調のビートと明るいアシッドを組み合わせた陽気なテクノだが、圧力のあるビート押し通すのではなく螺旋階段を上り詰めるように恍惚の階段を駆け上がるアシッドサウンドの使い方が快楽的で、最近流行っているアシッド・テクノの中でも独自の路線を開眼しているのは間違いない。アシッド・サウンドに中毒的な毒々しさを求めるのではなく、ウキウキする陽気な空気を生み出す使い方にはユーモア溢れる心が感じられる。そしてInner Scienceはカラフルな光の粒子が繊細に、しかし空間を埋め尽くすように溢れ出すように透明度の高い電子音が浮遊し、白色光の中に溶け込んでいくような"Electric Affair"を披露。隙間無くビートとメロディーが敷き詰められてはいるものの、重苦しさは皆無でそれどころか飛翔するようなフローティングな感覚が心地良い。どちらも単純なダンス・ミュージックと言う枠組みの中には収まらない独創性があり、今後の日本のテクノを引っ張っていくであろうと期待させる充実作だ。

試聴

Check "Gonno" & "Inner Scinece"
| TECHNO11 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2014/4/19 PLUS TOKYO @ Air
かつてはより過激な音を求めハードなテクノがかかるパーティーによく足を運んでいたものの、最近は歳のせいかめっきりハードな音からは遠ざかり、ハウス系のパーティーに入り浸りなこの頃。とは言えどもテクノの魅力を感じなくなったわけではなく、Shin Nisimuraが主宰するPlus TokyoにはGonnoやDJ Sodeyama、Takaaki ItohにA.Mochiのライブと魅力的なアーティストが集結していたので、久しぶりに激しいテクノの音を浴びるためにパーティーへと足を運んだ。
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| EVENT REPORT5 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2014/1/17 UNIT / root & branch presents UBIK "THE FIELD JAPAN TOUR 2014" @ Unit
テクノのみならずロックファンも虜にするKompaktのThe Field。昨年には4枚目となるアルバムをリリースし順調な活動を続けているが、そのアルバムではバンド形態を封印しハードウェア中心の作風へと原点回帰。今回の来日公演でも当然バンドセットは封印し、ハードウェアでのライブを披露する事になった。日本からはGonno、Crystal、Inner Scienceら現在クラブシーンで注目を集めるDJや、そして人力ミニマルと称されるNISENNENMONDAIのライブも予定され、その一夜全てが期待されるパーティーとなっていた。
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| EVENT REPORT4 | 18:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2013/12/7 Groundrhythm 11th ANNIVERSARY @ Air
井上薫がレジデントを務めるgroundrhythm。Airがオープンしてからはその場所で最も長く続いているレギュラーパーティーだが、遂に11年目が終わると同時に12年目へと突入する。移り変わりの早いクラブミュージックの業界に於いて10年以上もの継続した活動は簡単なものではないものの、ディープ・ハウス〜テクノと時代と共に音楽性に変化を見せながらコスモポリタンな個性を主張したミュージック・ジャーニー的なDJプレイだからこそ、今でもファンを魅了しながらgroundrhythmは続いている。そして11周年のアニバーサリーは外部からゲストを呼ぶこともなく井上薫によるロングセットがメインとなるパーティーであり、groundrhythmが井上薫と言うアーティストを中心に動いている事を強調する一夜となった。
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| EVENT REPORT4 | 00:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Crystal & S. Koshi - Break The Dawn (Beats In Space Records:BIS010)
Crystal & S. Koshi - Break The Dawn
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エレクトロニックミュージックを手掛けるNYの新興レーベル・Beats In Spaceは注目すべきレーベルで、前作は日本からGonnoを迎えて新作をリリースしたが、新作も続けて日本からのCrystalの作品と話題性抜群だ。CrystalはCrue-L Recordsからの過去2作において絶対的な多幸感、目も開けられない眩い光に包まれるバレアリックな世界を展開したが、この新作においてもそれを踏襲している。"Break The Dawn"ではボーカルも起用して祝祭を彩るかのような雄叫びがポジティブに響き渡り、Crystalらしい輝かしいピアノのコード展開が闇のヴェールを切り裂いて、圧倒的な高揚感を以ってして快楽への絶頂へと上り詰めるピークタイム仕様のテクノを繰り広げている。"From Red To Violet"の平たいビートは大らかながらもどっしりした安定感があり、そこに執拗に繰り返される輝かしいシンセリフを乗せたトラックは、ミニマルかつディスコ・エディット的な作風には多幸感のみならずファンキーな要素も含んでいる。どちらの曲にも言える事は決して闇や不安に囚われる事なく、常に前進するポジティヴでエネルギッシュな意志が通底しており、パーティーと言う真夜中のフロアに道を指し示す光で照らすような希望が溢れている。Crystalと言う人間はきっと元来根明なんだろうと思わせられる程に、彼の曲は常に力強く輝いている。

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| TECHNO10 | 11:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2013/9/21 ATOM - Exclusive Live at AIR A Night From Berlin @ Air
ATOM™、Ryo Murakamiによるライブセット、そしてGonno、Keihin、NehanによるDJとパーティーの最初から最後まで硬派なテクノの音に包まれる事が予想される一夜。特にATOM™はBerghainで行われた「GRAND LOOP SET」を特別なライブを披露する事に注目だが、日本のRyo Murakamiも半年ぶりにAirへ帰還して、再度フロアに踊る事を要求せずに震撼させるライブをする事にも期待が集まっている。誰もがテクノと言う括りにありながら、各アーティスト毎に異なるテクノを演出する一夜はどうだったのか。
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| EVENT REPORT4 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
DJ EMMA Presents Nitelist Music 3 - Acid City (Nitelist Music:NM21032)
DJ EMMA Presents Nitelist Music 3 - Acid City
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アシッド・ハウス、狭義の意味で言えばTB-303(だけではないが)が生み出す偶発的な狂気のサウンドを使用したハウスではあるが、取り分けその中枢にあったのがシカゴ勢のそれだった。彼等が生み出すラフで粗雑なサウンドはアシッド・ハウスとの相性は抜群で、やはりその不安定で不完全にも思えるラフな音が肝でもあったと思う。そして2013年、DJ EMMAが中心となりそんなアシッド・ハウスの本質を見失わずに、日本から世界に向けたアシッド・ハウスのコンピレーションを完成させた。アシッド・ハウスと言えば大量にコンピレーションもリリースされており中途半端な出来では埋もれてしまうのも当然に思えるジャンルではあるが、ここに収録されている日本人によるアシッド・ハウスはオリジナルの伝統にも敬意を示し、また時代に左右されない普遍的な個性も持ち合わせている。本作が生まれる発端となったDazzle Drumsによる"Jack In The Box"(タイトルからして最高ですね)は、序盤は数少ない地味なアシッド音がビヨビヨと反復しているところに、徐々にどぎついシンセやボイスにハイハットなどが重層的に被さり、ワイルドピッチスタイルも継承する狂うほどにドープな曲だ。対照的にどこか気の抜けたユーモア溢れるアシッドを聞かせたのがGonnoによる"Sloppy Acid”で、TB-303の不気味な狂気が迫り来る感覚はなく、GonnoらしいスロウなIDM感覚のあるテクノに多幸感のあるアシッドを注入している。またオーガニックなハウスを得意とする高橋クニユキも参加しているのは意外だが、"Push Button Three"では彼らしい有機的なパーカッションを使用しつつも、底の方ではアシッドベースが這いずり回り密林の奥の祭事のような覚醒感を生み出している。そして本作のタイトルにもなったDJ EMMAとHideo Kobayashiによる"Acid City"、音が削ぎ落とされたスカスカの構成にもかかわらず、もう嫌という程に強烈なアシッドのラインと太くマッチョな4つ打ちのリズムが強靭なグルーヴが脳髄を刺激する、これぞアシッド・ハウスな曲だ。その他にも多様性のあるアシッド・ハウスを収録しており、またどれもが派手になり過ぎずラフな部分を残した感覚が徹底されており、期待を越えて素晴らしいプロジェクトとなっている。



Tracklistは続きで。
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| HOUSE9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2013/7/13 FREEDOMMUNE 0<ZERO>ONE THOUSAND 2013 @ 幕張メッセ
昨年に引き続き今年も宇川直宏氏によるFreedommuneが開催される事になった。”東日本大震災復興支援イベント”と言う姿勢は変わらないものの、昨年の一人平均160円しか募金がされなかった事を考慮して、今年は入場の際に一人最低1000円の募金が義務付けられている。出演するアーティストは音楽イベントに出演はしないであろう少々変わった面白味のある人もいて、募金額が0円だろうと1000円だろうと、もしくはそれ以上であっても行ってみたいと思わせられる魅力がある。
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| EVENT REPORT4 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2013/7/5 DJ Kabuto presents LAIR @ Grassroots
クラブと言うよりはDJバー、更には音楽と酒好きの溜まり場とも言える高円寺の魅惑のフロア、Grassroots。今回は元Future Terrorのメンバーでもあり現在はCABARETなどでもレジデントを担当しているKabutoが、ここGrassrootsで定期的に開催しているLAIRへ初めて参加。ゲストにはITICO ERETSなる聞き慣れないDJとOut Of Control a.k.a. Naoki Nishidaを迎えており、どんな音が流れるのだろうと言う期待感も込めて遊びに行ってきた。
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| EVENT REPORT4 | 10:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2013/6/21 Liquidroom Presents Marcel Dettmann @ Liquidroom
先週に引き続き今週もリキッドルーム。ハウスDJが揃った先週とは打って変わって、今週はドイツはBerghainのレジデントを務めるMarcel Dettmannに、日本からはGonnoとCMTとテクノ一色に染まったパーティーとなる。Berghainと言う今では肥大化し産業化したクラブからの音に対し、日本のアンダーグラウンドシーンで活躍するDJがどう迎え撃つのかなどにも興味を持ちつつ、Dettmannの現在形を知る絶好の機会となった。
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| EVENT REPORT4 | 17:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2013/5/25 eleven Closing Party ARAS NIGHT @ eleven
YellowからElevenへと名を変えて再始動したこの場所も、3年弱と短い運営をこの日で終える事となった。あまりの急なクローズアナウンスで失意の念を隠せないが、この3年間で最も足を運んだクラブなので最後まで看取らずにはいられない。元々以前からブッキングが組まれていた為にelevenとは特に縁のないAndre Galluzziがゲストで呼ばれていたが、しかしクローズが決まってからDJ NobuやGonnoも参加を表明してくれたおかげで、今までelevenを支えてきた国内のDJで幕引きが出来るのはひとしお感慨深いものだった。
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| EVENT REPORT4 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2013/3/22 UNIT & HITOMI Productions present VAKULA JAPAN TOUR 2013 @ Unit
デトロイトハウスやビートダウンの系譜にあり更にその先へと進むウクライナのMikhaylo VitykことVakulaは、2008年頃から大量の作品を残して注目を集めている。特に生っぽいロウな質感と4つ打ちからジャジーなものまでねっとりしたグルーヴから生まれる情熱的な音には定評があり、トラックメーカーとして高い評価を得ている。今回はそのVakulaの来日と共に、瀧見憲司と神田朋樹によるBeing Boringsの初ライブ、そしてGonnoのDJと楽しみな面子が集まったパーティーがあったので、遊びに行ってきた。
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| EVENT REPORT4 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2012/11/10 SOUND MUSEUM VISION 1st ANNIVERSARY Heartbeat Special @ SOUND MUSEUM VISION
2011年に渋谷にオープンした大型クラブ・Sound Museum Vision。その一周年記念としてこのクラブがリリースにも関連しているMIXCDであるHeartbeatのパーティーが開催されたのですが、そのゲストがデトロイトからDerrick MayとNYからFrancois K.によるCosmic Twinsと言うスペシャルユニットとなっており、東京でこの両者が同時にプレイした事は数える程しかない貴重な体験であるので期待を胸に遊びに行ってきました。
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| EVENT REPORT4 | 12:30 | comments(1) | trackbacks(0) | |
2012/10/20 THE ORB JAPAN TOUR 2012 @ eleven
先日Lee 'Scratch' Perryとコラボレートしテクノとレゲエ/ダブを高純度で融合させたアルバムをリリースしたThe Orb。アルバムリリースパーティーとしてAlex Patersonと共に、長年の彼の右腕とも言えるThomas Fehlmannを引き連れての来日となり、更にはライブのみならず各人がDJも行う貴重な一夜に遊びに行ってきました。
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| EVENT REPORT4 | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2012/1/27 root & branch / UNIT presents "THE FIELD" @ Unit
今ではKompaktの看板的存在にまで成長したThe Fieldですが、テクノやミニマルのみならずクラウトロック等も意識したその音楽性はクラブミュージック外にまで影響を及ぼし、多くのファンを虜にしている模様です。そして昨年3rdアルバムをリリースし満を持しての再来日が決まり、その脇を固める布陣は同じKompaktメンバーであるHiroshi Watanabe、DJ Yogurt、Gonno、Muso Matsuiと抜かりないDJが集まり鉄板のパーティーとなりました。
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| EVENT REPORT3 | 16:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Heartbeat Presents Mixed By Francois K.×AIR Vol.2 (Lastrum:LACD-0221)
Heartbeat Presents Mixed By Francois K.×AIR Vol.2
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クラブAIRが世界中で活躍するDJをフィーチャーして提供するMIXCDシリーズの最新作は、NYハウスの重鎮・Francois Kevorkianが担当。昨年3月にも同シリーズからMIXCDをリリースしたが、そこから一年半で更なる新作をリリースとは音楽への意欲は衰えるどころか尚盛ん。非常に長いDJ/アーティスト経験を持ちながらも常に前進する姿勢を持つ彼は、現在はターンテーブルの代わりにPCを用いてデジタルミックスを行なっている。それは単に楽をする為の道具としてではなく、アナログをCD以上の音質でPCに取り込む音への拘りや、デジタルミックスならではの有り得ないスムースな繋ぎを行う等、彼にとって最高のパフォーマンスを得る為の道具として導入している。あくまで品質を高める為、であるからしてエフェクターに関しては今でもハードウェアが中心と、全てが全てソフトウェア任せな事でもないところに職人気質を感じるだろう。さて前作では自身が主宰するWave Music音源を中心としたレーベルサンプラー的な意味合いもあったが、本作では最新のテクノを中心とした今を感じさせるプレイを披露している。幕開けは自身で本作の為に制作したSE的な壮大なトラックで始まり、そしてDonato Dozzyの揺蕩うアンビエントやAreaのディープテックで深みに嵌り、序盤にして最初のピークであるGonnoの"Acdise #2"が炸裂する。バレアリックな高揚感で昇天した後は再度ダビーテック、テックハウス辺りを彷徨いながらクラブでのドープな深い時間帯を匂わせつつ、終盤ではガス抜きされた様にテンションを抑えながらラストでSurgeonのSE的なトラックで幕を閉じる。非常に良く練られたストーリー性を持ち、そして上質と洗練を伴う展開でありながら、しかし老獪と言う言葉が似合わない新鮮でエネルギッシュなプレイには閉口するしかないだろう。Francois Kevorkianは正真正銘、今も現役なのだ。ただここ数年はテクノミックスが続いているので、そろそろジャンルと時代を横断するミックスも聴ければとも思う。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(2) | |
Mind Fair - Kerry's Scene (International Feel Recordings:IFEEL017)
Mind Fair - Kerrys Scene
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2009年にウルグアイに設立されたInternational Feel Recordingsは、まだ新興レーベルながらもDJ HarveyのLocussolusやGatto Fritto、Rochaら実力派を擁し、最近では日本のGonnoがヒット作をリリースした事でも有名なディスコレーベルです。そのレーベルの新作はChicken Lipsのメンバーも参加しているMind Fairのデビュー作で、A面の"Kerry's Scene "はハーモニカやコンガ、ギターやピアノ、ムーグなど生演奏をふんだんに取り入れた土臭いディスコサウンドで、陽気なノリと訝しい空気感が漂いながらも時代を間違ったのかと思う位にロウな印象を受けます。そしてオランダのベテラン・Legoweltがリミックスしたバージョンは、豊かな音色のシンセとアシッディーなシンセでエレクトロニック化させたハウスを披露しており、懐かしさを保ったままよりフロア向けに作り替えております。しかし注目すべきはやはりTheo ParrishのSound Signature Transationバージョンで、オリジナルから僅かにメロディーの残像を残しつつ、目眩を覚えるような音の揺らぎでくらくらさせる異形のアレンジを披露しました。ジャズなのかディスコなのか、それともハウスと呼ぶべきか、黒人音楽のファンクネスが燻り続けた様な真っ黒なサウンドはそのどれとも称し難いワン&オンリーな作風で、TheoがDJセットで使う事で最大の効果を発するのは間違いないでしょう。今年のTheoの仕事っぷりはどれもずば抜けて凄いですね。

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| HOUSE7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2011/9/9 Guidance 〜導き導かれる人生〜 @ Amate-raxi
集客を外タレに頼ったパーティーが多い中、日本人を中心としたパーティーの在り方を提示し続けてきた"Guidance 〜導き導かれる人生〜"も、この日で一先ず第一章を終了させた。6年間も継続していたそうだが、昨今の厳しいクラブ業界において毎回充実した日本人アーティストを揃えていたナイスなパーティーで、終わってしまうのは残念だが兎に角華々しいラストパーティーを楽しく過ごしてきた。
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| EVENT REPORT3 | 16:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2011/3/25 THE OATH -every friday night- @ Oath
東北地方太平洋沖地震の影響で自粛ムード・節電ムード(そもそも夜間帯は電力余ってるから、節電は意味が無いんだけどね)が高まり、外タレのキャンセルも相次ぐなどクラブ業界も停滞ムード。そのおかげで自分の生活の一部とも言えるパーティーで遊ぶ事も出来ず相当に欲求不満でしたが、ようやくクラブ営業もゆっくりと再開を始めました。

って事で約一ヶ月ぶり、そして震災後初のパーティーは、青山OATHでAltz、DJ Yogurt、Dorian、GonnoによるThe Oath。24時位に現地に遊びに行くと予想外にも満員御礼状態、きっと多くのクラバーも僕と同様にフラストレーションを溜めていたのか、その反動で多くの人が遊びに来ておりました。丁度Gonnoがプレイ中で溜まった鬱憤を晴らすかの様に怒涛のテンションでかっちり硬めのテクノをばんばんプレイしていた。小さい、本当に小さい箱ながらも大音量かつ音圧が効いており、遊びに来ていた人達も本当に良い感じに盛り上がっていた。スピード感溢れるミニマルなテクノで突き抜けたGonnoに続き、DJ Yogurtも前半はトライバルでうねりのあるテクノで飛ばす飛ばす。途中からはサイケデリックなダンスバージョンの"Tomorrow never knows"やハイテックなJebskiの"Still"や井上薫の"The Invisible Eclipse"などDJ Yogurt御用達なトラックも使用しつつ、後半に入り一息ついてリラックスしたハウスからレゲエまでしっとり聴かせるモードに。The Style Councilバージョンの"Promised Land"もプレイ、本当に泣けるし元気が出た。

パーティーの途中で退散したものの、やはりパーティーは楽しいし頑張る意欲を与えてくれる。震災だからって何もせず沈黙するだけでなく、出来る人が出来る事をやっていく、前に進んでいく、そう言うのが大事だと思う。みんなが普段通りパーティーに遊びに来て、その利益の一部が震災の為の義援金に使用されるとかであれば、その方がみんなにとっても有意義だと思いますよ。
| EVENT REPORT3 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2011/3/4(FRI)
STERNE @ Womb
Live : Hardfloor
DJ : Takkyu Ishino, Ten

2011/3/5(SAT)
FACE presents Andre Collins Japan Tour 2011 @ Eleven
DJ : Andre Collins, Ryo Watanabe

2011/3/5(SAT)
Only 1 DJ @ Grassroots
DJ : Keihin

2011/3/11(FRI)
CITY TRIANGLE VOL.2 @ Air
DJ : Ken Ishii, Mickey Zhang
LIVE : O.N.O

2011/3/12(SAT)
Return of The DJ 7 Hours @ Oppala
DJ : DJ Yogurt

2011/3/12(SAT)
Larry Heard Japan Tour 2011 @ Eleven
DJ : Larry Heard, ACKKY, Kez YM

2011/3/19(SAT)
Chez Damier in Tokyo @ Eleven
DJ : Chez Damier, STEREOCiTI, Remi, Kouki.K

2011/3/20(SUN)
The Boss @ Liquid Loft
DJ : 高橋透×Jazzy Sport Crew(cro-magnon, Out Of Control a.k.a Naoki Nishida, OKD)

2011/3/25(FRI)
Andres Japan Tour 2011 @ Air
DJ : Andres, T.Seki
Live : Coffee & Cigarettes Band

2011/3/25(FRI)
The Oath @ Oath
DJ : DJ Yogurt, Altz, Gonno

2011/3/26(SAT)
Hi-TEK-SOUL @ Air
DJ : Derrick May
| UPCOMING EVENT | 12:00 | comments(5) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2011/02/04(FRI)
CHAOS @ Unit
DJ : Fumiya Tanaka
LIVE : San Proper

2011/02/05(SAT)
World Spin 2nd Anniversary Party @ Microcosmos
DJ : Pal Joey, stock, taca

2011/02/10(THU)
LAURENT GARNIER "L.B.S" TOUR @ Air
Live : L.B.S-Live Booth Session aka Laurent Garnier, Benjamin Rippert & Scan X
DJ : Laurent Garnier, Gonno, Goro

2011/02/11(FRI)
DJ YOGURT Presents Jebski Release Party "PAD" @ amate-raxi
Live : Jebski
DJ : DJ Yogurt, DJ Shibata

2011/02/11(FRI)
SWEET @ Loop
Guest DJ : STEREOCiTI
DJ : 白石隆之, METAL, SCANDAL, WHY

2011/02/12(SAT)
Return Of The DJ "7 Hours" Vol.1 @ OPPA-LA
DJ : DJ Hikaru

2011/02/19(SAT)
Eleven 1st Anniversary Party @ Eleven
DJ : Lil' Louis, DJ Nobu

2011/02/19(SAT)
FLOATRIBE @ Unit
DJ : Kaoru Inoue, Kentaro Iwaki

2011/02/26(SAT)
THEO PARRISH "SKETCHES" RELEASE TOUR @ Air
DJ : Theo Parrish -Opening Till Closing Set-
| UPCOMING EVENT | 12:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2010/05/01(SAT) CABARET @ Unit
Live : DBX
DJ : Daniel Bell, yone-ko, masda, sackrai

2010/05/01(SAT) FORWARD @ Air
DJ : Francois K., Calm

2010/05/01(SAT) Mother presents UNIVERSAL SOUND OF ORCHESTRA @ ageHa
Live : System 7, Son Kite and more
DJ : Mixmaster Morris, Artman, Sinn and more

2010/05/02(SUN) Thomas Fehlmann Japan Tour 2010 @ Eleven
Live : Thomas Fehlmann
DJ : DJ Wada, Universal Indiann

2010/05/02(SUN) Rainbow Disco Club @ 晴海客船ターミナル臨港広場特設ステージ
"RAINBOW DISCO"
DJ : DJ HARVEY, METRO AREA, KENJI TAKIMI, KOJIRO, MATT EDWARDS, NICK THE RECORD, GO KAMINOMURA

"THE TOP"
LIVE : VINCE WATSON, MIRKO LOKO, SIDE B
DJ : AME, LEON & SKINNI PANTS, TEZ & KUSDA, LOUD MINORITY RADIO, KELIE

2010/05/04(TUE) LARRY HEARD JAPAN TOUR 2010 @ Air
DJ : Larry Heard, DJ Sprinkles a.k.a. Terre Thaemlitz

2010/05/04(TUE) Redshape Japan Tour @ Module
Live : Redshape
DJ : Keihin, Gonno, Naoki Shinohara

2010/05/04(TUE) MINUS CONNECTED #8 @ Womb
DJ : Richie Hawtin

2010/05/07(FRI) CLUB MUSEUM 7th Anniversary!! "777" @ Unit
DJ : FREQUENCY 7 aka Ben Sims + Surgeon - 7 HOURS Show ! -

2010/05/08(SAT) DJ HARVEY 2010 tour of Japan @ Eleven
DJ : DJ HARVEY, DJ GARTH

2010/05/15(SAT) FUTURE TERROR VS BLACK CREAM @ Liquid Loft
DJ : FUTURE TERROR(DJ Nobu, Haruka, Kurusu) & BLACK CREAM(HATTORI, SE-1, Apollo)

2010/05/21(FRI) root & branch presents UBIK @ Unit
DJ : Norman Nodge, DJ Nobu

2010/05/29(SAT) Real Grooves Volume 41 Samurai FM Relaunch Tokyo @ Eleven
Live : Pier Bucci, Yasuharu Motomiya
DJ : Pepe Bradock, MX

2010/05/30(SUN) SOLAR FREQUENCY @ お台場青海シーサイドコート
【GALAXY STAGE】
DJ : JEFF MILLS, TAKKYU ISHINO, KEN ISHII, DJ NOBU, LOUD ONE

【WOMB SATELLITE STAGE】
DJ : DJ Aki, THE AMOS, Dr.SHINGO, RYUSUKE NAKAMURA, DJ LUU, スガユウスケ, DJ HARRY

【YOUNAGI AREA】
DJ : IZURU UTSUMI, DJ YOGURT, Shhhhh, Q, SINN

まだGW近辺の仕事の予定に目処がつかないので、どのパーティーにいけるかは未定。Thomas Fehlmannのライブは良いよ〜、エレガンスなダブテクノ。Larry Heard+DJ Sprinklesも行きたい、オールドスクールなハウスが多そう。そして最近軟弱になっている自分にはベンシム+サージョンのハードミニマル7時間地獄が気になるが、一夜を耐えきる自信は無いし、男臭そうなパーティーだよなぁ…。だがそこに痺れる憧れる!
| UPCOMING EVENT | 08:00 | comments(9) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2008/02/22 (FRI)
Taicoclub Presents So Very Show! @ WOMB
DJ : Dominik Eulberg, Crystal
Live : Shane Berry

2008/02/23 (SAT)
Ultra Music @ ageHa
DJ : DJ Emma
Guest Live: Spirit Catcher

2008/02/23 (SAT)
Real Grooves Vol.24 @ Space Lab Yellow
DJ : Steve Bug, Matthias Tanzmann, Aquira

2008/02/29 (FRI)
Plus Tokyo @ AIR
DJ : Shin Nishimura, Djinxx

2008/03/01 (SAT)
CHaOS @ Space Lab Yellow
DJ : Fumiya Tanaka, Jan Krueger
Live : Bruno Pronsato

2008/03/07 (FRI)
"WC" feat. RAUDIVE a.k.a. Oliver Ho @ UNIT
Guest DJ : RAUDIVE a.k.a. Oliver Ho, PERC
Live : Gonno, Numan a.k.a. Techriders
DJ : Salmon, Dasha

2008/03/08 (SAT)
Clash 32 @ ageHa
Live : Hardfloor
DJ : Fumiya Tanaka, Hitoshi Ohishi

2008/04/05 (SAT)
Clash 33 @ ageHa
DJ : Derrick May, Ken Ishii

2月、3月は全体的に低調な感じですなー。Spirit Catcherは昨年同様またEMMAのイベントかー(昨年はChabとでした)、これは酷い。テクノのイベントに担ぎ出すべきでしょ。Oliver Hoも聴きたいけれど、他のDJ陣が多すぎてHoのプレイ時間は短そうね、しょぼーん。デリックメイとケンイシイが救いです。
| UPCOMING EVENT | 23:00 | comments(8) | trackbacks(0) | |
Hiroshi Watanabe - Sounds Of Instruments_01 (Klik Records:KLCD023)
Hiroshi Watanabe-Sounds Of Instruments_01
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ワタナベさんの作品はほんと良いなぁ、KAITO名義でKOMPAKTからリリースして以来ずっと大ファンですよ。活動歴は意外と長くて90年代からニューヨークを起点にプレイし、TREADやQuadra、32 Projectでも大ヒットを飛ばす日本の素晴らしきアーティストです。この人の作品はテクノであっても、電子的と言うより人間味がありオーロラの様な幻想的なサウンドをどばーっと放射し、荘厳な耽美の世界を創り上げてしまうんですよね。そして期待していた彼の初のMIXCDは、予想通りKAITO路線の美しきテックハウスでガチガチに固められています。実は彼の周辺のアーティストの曲を意図的に集めたと言う宣伝を見て、そうゆうのは如何なものかと思ったりもしましたが、そんな事を忘れる位美しい曲が一杯ですよ。透明感溢れるシンセ音に囲まれてまるで霧の中を進むかの様に、深い夢の世界に誘われて行きます。そしてふわふわと浮遊するシンセ音に対し、ドスドスと一定のリズムで鳴らされるキックが体を揺らします。綺麗なシンセ音を使ったテクノが好きな人だけでなく、プログレ、トランス方面でも好まれそうな感じですね。ほんとワタナベさんの作品は良い物ばかりだな。

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| TECHNO3 | 22:00 | comments(4) | trackbacks(1) | |