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MEZZANINE REMIX TAPES 98 [12 inch Analog]
MEZZANINE REMIX TAPES 98 [12 inch Analog] (JUGEMレビュー »)
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名作MEZZANINEリリース時に予定されていたマッド・プロフェッサーによるダブ・バージョンが、今になりリリース。こちらはアナログ盤。
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Gui Boratto - Pentagram (Kompakt:KOMPAKT CD 146)
Gui Boratto - Pentagram
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優秀なタレントを多く抱えるドイツはKompaktはその規模を活かしてクラブ・ミュージックを根底としながらも多様性を展開出来るレーベルであり、テクノやミニマルにハウス、またはロック寄りからアンビエントまで、そして流行のEDMを取り込む事さえも躊躇わない。流行り廃りが大きい業界だからこそ、敢えて大きく間口を広げる事で時代を生き抜いていると言えるが、そんなレーベルの多様性を一人で表現出来るアーティストがGui Borattoだ。同レーベルからは本作で5枚目となるアルバムをリリースするなど今ではレーベルを代表するにまで成長しており、初期のシューゲイザーかつミニマルな作風から、機能的なテック・ハウスやエレクトロ・ハウスにサイケデリックなポスト・ロック寄りまで、アルバム毎に多彩な音楽性を披露している。しかしそのどれもに共通するのがポップさだったり印象的なメロディーだったりで、人懐っこく心に訴え掛けるエモーショナル性はレーベルの中でも随一だ。アルバムの始まりはいきなり夕暮れ時の浜辺のようなメランコリーなメロディーが炸裂するミッドテンポの"The Walker"で、ややシューゲイザー風なシンセの使い方もある点は初期作風を思わたりもする。続く"The Black Bookshelf"は自身でピアノやドラムも演奏してバンド風な躍動感もあるハウスで、ピアノの美メロや綺麗なシンセのコード展開を武器に感動的に盛り上げていくアルバムの中でも特にポップさが強調された曲だ。逆にボーカルを起用した"Overload"は妖艶な歌の作用もあって真夜中のフロアをドラッギーに染めるようなプログレッシヴ・ハウス色強い曲で、また同様にシューゲイザーとプログレッシヴ・ハウスが一つになったような覚醒感の強いハイエナジーな"Forgotten"ら辺りも、ギトギトした中毒性が暗闇の中で侵食するような快楽性が強い。そして刺激的なシンセのリフと連打するビートが強迫的に迫るミニマル寄りな"Forgive Me"、逆にストリングスを用いてオーケストラを展開して物悲しいシーンを演出する"Scene 2"と、一枚のアルバムの中で異なるジャンルを見せながらもしかしドラマティックなストーリーを読ませるように流れは紡がれる。そして遂にここまで来たかと思わせられるのはEDMへと寄り添った"The Phoenix"で、元々ポップな音楽性のあるBorattoだからこそ派手なギターサウンドやブリブリとえぐいシンセの使い方も違和感を感じさせる事はなく、好き嫌いは別としても意外とBorattoの音としては成り立っている。EDMとの親和性の高さにより人によってはEDMへの認識を改めるようになる機会もあるのではと思うと、閉塞感が拭えないテクノシーンの中でもこういった試みは評価されるべきだろう。やや色々手を出し過ぎて散漫な印象がないわけでもないが、非常にBorattoの個性が体験出来るアルバムである。



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| TECHNO13 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Michael Mayer - & (!K7 Records:K7337CD)
Michael Mayer - &
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熱狂的な一夜を作り上げる一流のDJが、素晴らしい音楽センスを持ったレーベルオーナーが、必ずしも音楽制作に於いて同様の才能を発揮するとは限らない。淡々とレーベル運営に専念するアーティストもいれば、制作はせずにプレイのみで自己を主張するDJもいるが、Michael Mayerは日々DJを行いながらKompaktという巨大なレーベルの運営と制作を並行して行っている。レーベルを成長させた音楽に対する審美眼や非凡なるDJの才能については言うまでもないが、一方それらに対し楽曲を制作する事に於いては決して突出した個性を表現出来ているわけではない。新作はタイトルの『&』が示すようにMayerと親しい友人とのコラボレーションを纏めたアルバムになっているが、一人では出来ない事を多数のアーティストの協力を得て補完する事で、充実した音楽性を持った作品として成り立たせている。Gui Borattoとのコラボである"State Of The Nation"は正に彼の音が主張するシューゲイザー&プログレッシヴが打ち出された高揚感のあるテクノとなっており、アルバムの中でも特に喜びや多幸感に包まれる曲だ。一方でMiss Kittinをフィーチャーした"Voyage Interieur"は彼女のダークかつゴシックな雰囲気にエレクトロなベースラインを用いた個性ある曲で、その暗さの中にも妖艶なボーカルがそっと色気を発している。"Blackbird Has Spoken"ではフランスからAgoriaを迎え、透明感のあるシンセを用いたメロディアスで叙情的なテック・ハウスを聞かせ、その中にもちょっとした遊び心や毒気のある電子音を混ぜて強い印象を残すようだ。アルバムの最後はKompakt組であるAndrew Thomasとの共作である"Cicadelia"で、キラキラとした煌きを放つ電子音が散りばめられたアンビエントな雰囲気もあるテクノは、当然Thomasの音楽性が反映されている。他にもVoigt & VoigtやKolschのkompakt勢や、Roman FlugelやBarntにPrins Thomasといった才能豊かなアーティストが集結しており、それぞれの曲で彼等が得意とニュー・ディスコやディープ・ハウスにポップなものまで幅広く音楽性を披露している。そのおかげでバラエティー豊かなアルバムであるのは言うまでもないが、逆にアーティストとしてのオリジナル・アルバム的な意義は希薄となり、Mayer自身の個性を発揮するまでには至っていない。それでもMayerが監修したような見方をすれば、そのチョイスに間違いはないだろう。



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| TECHNO12 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Gui Boratto - Abaporu (Kompakt:KOMPAKT CD 115)
Gui Boratto - Abaporu
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今でも思う、前作である"III"(過去レビュー)はアーティストの心情に何か変化でもあったのかと。真っ黒なアルバムジャケットと随分と内省的で落ち着いた雰囲気は、それまで作り上げた個性を自ら上塗りして消してしまったような印象もあった。しかし彼のファンが求めていたのは、そして今でも求めているのはデビュー作である"Chromophobia"(過去レビュー)のようなカラフルかつドラッギーなダンス・ミュージックなのではないか。ブラジル出身、Kompaktの主要アーティストであるGui Borattoの4枚目のアルバムは、そんなファンの期待に応える作品であり、そして還ってきたと祝福すべき内容だ。あの頃はシューゲイザーを取り込んだテクノもちらほらとありGuiもその流れにのっていたが、流石に本作では同じようなシューゲイザー的な作風は封印されているものの、享楽的と言っても過言ではないトランシーな雰囲気に色彩豊かな音色やメランコリーを誘発するポップな旋律などが適度な調和をもって取り込まれ、アーティストとしての成熟の真っ只中にいる事を感じさせる。先行EPである"Joker"では快楽的なシンセのリフやピアノのメロディーを打ち出した真夜中のエナジーが溢れ、また別の先行EPである"Take Control"では舌っ足らずな甘いボーカルと清々しくもどこか哀愁漂うトラックにより甘酸っぱい気持ちに包まれ、この2曲だけで既にGuiの魅力が十二分に発揮されているのに気付く。他にもクラブの真っ暗闇を喚起させるミニマルな曲から切なさが胸に染み入るダウンテンポまで、心地良いビートや耳に残るメロディーに感情的な歌などその全てが豊かな感情の起伏を呼び起こす。デビュー作のような硬く尖ったビートも本作では丸く研磨され、ダンス・ミュージックとしての形は取りながらも耳に優しく入ってくるのも、全体の大人びた雰囲気に繋がっているのだろう。実にKompaktらしいポップでカラフルなテクノで、レーベル性を端的に表すようなアルバムでもある。



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| TECHNO11 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kaito - Recontact (Octave-lab:OTLCD1970)
Kaito - Recontact
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10年以上に渡りレーベル唯一の日本人としてKompaktから作品を送り出し続けているKaito。Kaito、またの名をワタナベヒロシはかつてKompaktの魅力を世に伝えるべく"Contact To The Spirits"(過去レビュー)と言うKompakt音源縛りのMIXCDを制作したが、2013年はレーベルの20周年記念と言うこともあり再度同じアプローチを手掛けるのに最適な瞬間であったのかもしれない。本作はその企画が還ってきた事、そして再度レーベルの音楽性と接触する意味合いも込めて"Recontact"と名付けられている。前作と明らかに異なる点は2枚組であり、1枚目は確かにKompakt音源のみなのだが、2枚目は傘下のSpeicherの音源を使用している事だ。Kompakt Sideに関しては膨大なカタログと多岐に渡るジャンルを取り扱うレーベル性をあまねくとは言えなくとも、しかし非常にストイックなミニマル性からシャッフルするテクノの躍動感、またはレーベル発足当初から息衝くアンビエントな佇まい、そして忘れてはならない快楽的ともさえ思われるポップな世界観まで掬い上げ、スケール感の大きい展開を生み出す緩急を付けたミックスを行い、これぞ正しくKompaktと言える世界観を引き出している。対照的にDJツールとして機能美を引き出したと言えるのがSpeicher Sideであり、こちらはKompaktに比べると多様性よりも断然ダンス・ミュージックとしてのグルーヴ感を主張したトラックが並んでいる。勿論全く幅が無いだとか味気ないツール集だとかそんな事はないが、ハイエナジーに漲るラフな攻撃性や図太いグルーヴながらも疾走感を伴っており、肉体に直接作用する事を目的とした音楽性がSpeicherなのだろう。不気味ささえ発するエグい狂気や平常心がドロドロと融解するトランス感覚もあり、Kompaktでは出来ない音楽性を実験しているようにさえ聞こえる。Kaitoと言う同じ一人のDJが手掛けながらも、兄弟レーベルでの違いをまざまざと感じさせれる事に興味を覚えつつも、Kaitoらしい激情が溢れる心情の吐露が大きな波となって迫り来るMIXCDだ。

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| TECHNO10 | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Taragana Pyjarama - Tipped Bowls (Kompakt:KOMPAKT CD 101)
Taragana Pyjarama - Tipped Bowls
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かつてはテクノ/アンビエントでドイツテクノを先導していたKompaktも近年は手探りでレーベルカラーを押し広げているが、その一例がThe FieldやWalls、Gui Borattoと言った新鋭らのシューゲイザーを取り込んだテクノだ。その取組は成功しこの路線がKompaktの新たなる顔になりつつもある中で、そこに更に加わるのがデンマークからの新星であるNick Kold EriksenことTaragana Pyjaramaだ。2011年に他のレーベルからリリースしたEPがKompaktに気に入られ、案の定青田刈りと言うか才能を見出されKompaktからデビュー・アルバムをリリースする事になったのだ。EPは未聴だったので試しに聴いてみると、これが白色光に包まれる躍動感あるシューゲイザー・ハウスで確かに素晴らしい。そしてこの本アルバムに繋がる訳だが、アルバムではダンス的な作風は抑えてリスニング志向に傾いた淡くサイケデリックな世界を展開している。何はともあれ"Growing Forehead"が素晴らしく、はっと息を呑むような女性ボーカルに連れられて夢の世界に没頭するノンビートなこの曲が耳に残る。Border Communityらしいサイケデリックなシンセ使いながらも、毒気を完全に抜いてポップな音へと昇華させている。"Lo Ng"では逆に中毒性を残したシンセがじわじわと侵食する下で力強いキックが4つ打ちを刻み、"Ballibat"ではスーパーマリオの効果音らしきサンプリングを用いたグニャグニャと視界が歪むコミカルなダウンテンポを聞かせ、タイトル曲では冷めきった正にチルアウトまでも披露している。正直な気持ちで言えばもう少し弾けた音も聴きたかったし何処か物足りなさもあるのだが、しかしまだ21歳でこれだけの色彩豊かな淡いサイケデリックな世界感を展開させているのだから、今後の活躍に期待せざるを得ない。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Âme - Live (Innervisions:IVCD07)
Ame - Live
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2005〜2010年代までのベルリンディープハウスを表立って率いていたのは間違いなくInnervisionsであったと思いますが、その中でもÂmeは数々のヒット作を量産しレーベルの方向性を指し示す広報となっていました。ただ今まではÂmeの一人であるKristian BeyerのDJによる来日のみで、Âmeとしてのライブを行う事はありませんでした。それが昨年からÂmeのもう一人であるFrank WiedemannによるÂmeライブが披露され、今年1月のElevenでもÂmeのライブを行った事は記憶に新しいでしょう。そして満を持してのÂmeのライブ盤がリリースされましたが、内容は実際のところライブと言うよりはDJミックスに近い印象を受けるÂmeの総決算的なベストアルバムになっています。Elevenでのライブから曲目・流れは殆ど大差はなく、恐らくですがÂmeのライブは事前にライブ用に再構築されたトラックが用意されていて後はフロアで曲を流しながらちょいちょいミキサーを弄ったりする程度の物ではないかと想像されます。と言うのも本作はスタジオで実際のライブを再現した内容と言う事もあるのでしょうが、ライブらしいライブ感・生々しさがそれ程感じられずに端正に整えられたミックスに聞こえてしまうからです。ロックバンドでもライブが下手だとスタジオバンドと野次られる事もよくありますが、Âmeにも感じるのはやはり生粋のトラックメーカーでありライブユニットではないのだろうと言う事です。それを抜きにすればEPでのリリースが多い彼等の活動を考えると、数々の素晴らしい自身のオリジナル作品、他アーティストのリミックス作品を収録しているのは有難く、Âmeの全容を知るには充分過ぎる程にÂmeの音楽性を堪能出来る事は間違いありません。黒さと白さの交じり合うマッドでファンキーな雰囲気、緻密に良く練られた盛り上がりを上手く誘発する曲の構成、トランス感さエグさもありながら優しさもある音色など、曲単体の素晴らしさにはケチの付けようは無くÂmeの曲作りに対する才能は確かに本物だと実感します。これはライブ盤ではなくてやはりベストアルバムですね。

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| HOUSE7 | 09:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
2012/5/18 PRIMITIVE INC. & UNIT presents KOMPAKT JAPAN 02 @ Unit
日本に於けるKompaktのレーベルショーケース第2弾のパーティーには、ブラジルからのGui BorattoとKompaktのブッキングマネージャーも務めるScharre、そして日本のKompakt代表であるKaito aka Hiroshi Watanabe、そしてDJ Yogurtが出演する徹頭徹尾テクノナイト。特にGui Borattoは前回の来日が平日であった為に聴く事が出来る人も多くなかったのですが、この度念願叶って週末でUNITへの出演をようやく果たしました。
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| EVENT REPORT3 | 17:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
2011/11/25 THE OATH -every friday night- @ OATH
昨日は都内各所で面白そうなパーティーが開催されており何処に遊びに行くか迷ったのですが、手軽にしかしがっつり踊れるパーティーである事を優先した結果、やけのはら、Katsuya、DJ Yogurt、Hotoriが出演するOATHに遊びに行ってきました。OATHは小さいバークラブではありますが財布を気にせず飲める酒と素晴らしいDJと、そして熱いクラバーが集まるので、小さな規模にも拘らず楽しい時間を過ごせる箱なのです。
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| EVENT REPORT3 | 16:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Gui Boratto - III (Kompakt:KOMPAKT CD 90)
Gui Boratto - III
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テクノと言う音楽に於いては珍しくブラジル出身で本場ドイツのKompaktに認められたGui Boratto。当時Kompaktにとって新たな取組みであるシューゲイザーへの偏愛をダンスフロアに持ち込み、Nathan Fakeをミニマルやエレクトロハウス寄りにした音楽性で、デビューアルバムから大好評を得ていたのも既に4年前の話。2ndアルバムは試聴した段階で耳に合わずスルーしましたが、久しぶりの新作は…随分と陰鬱で内省的なテクノに変わっていて少々戸惑いが。メロディアスな部分では変化はないものの、全体のトーンとして暗い物悲しさが強く、1stアルバムの外向きに拡張するトランス感覚やドラッギーな覚醒感も随分と後退している模様。またデビュー当時の力強さに満ちたハリのあるミニマルなグルーヴも弱く、生演奏の比重を増やし展開が増えた分だけポストロックの印象を受けてしまう本作は、本人もフロア向けでなくリスニング向けを意識して制作したのかもしれない。ラスト3曲、厳かで濃密なテックハウス"Talking Truss"、幻想的に儚い"The Third"、女性ボーカルを導入したポップなテクノ"This Is Not the End"辺りはGui Borattoらしいポップなセンスとクラブミュージックのグルーヴのバランスが良く、このレベルでアルバムが完成していたらと思うと物足りなさをどうしても感じてしまう。ただアルバムと言うフォーマットだから部屋で聴き込むのは当然で、そのリスニングとしての面で聴く分には悪くはないと言うのも事実。Kompaktなので流石に一定の品質は持ち合わせているのだ。



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| TECHNO9 | 12:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Ada - Lovestoned Remix (Kompakt:KOM206)
Ada - Lovestoned Remix
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リリースはほぼ一年前なのですが、なかなか良い曲なので紹介。Michaela DippelことAdaと言う女性アーティストの曲を、Kompaktで活躍するGui BorattoとGus GusのメンバーであるGluteus MaximusがリミックスしたEPです。原曲自体も未聴でAdaについても知らないのですが、Gui Borattoが手掛けているとなれば期待は十分。と言う訳でまずはGui Borattoのリミックスですが、Kompaktらしいポップな上物の音色がミニマルに繰り返され、更には妖艶なメロディーや哀愁漂うボーカルが入ってくる盛り上がる事間違い無しの傑作です。半ばトランシーさも強いシンセサウンドですが、そこは彼の手腕か下世話にならずに上品に幻想的な世界観にまとめております。そしてGluteus Maximusのリミックスですが、Gui Borattoの柔らかで優しいリミックスに対しクリッキーで硬くコツコツとした印象。リズムが強めで音数を絞ったミニマル調でありながら徐々に透明感のあるメランコリックなシンセを挿し込んでくるので、大箱やプログレッシヴハウス方面で受けが良さそうです。原曲はどうなのか分からないのですが、リミックス2曲ともメランコリーで非常に美しく流石Kompaktですね。

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| TECHNO8 | 11:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Michael Mayer - Immer 3 (Kompakt:KOMPAKT CD 83)
Michael Mayer - Immer 3
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KOMPAKTの共同設立者・主宰者であるMichael Mayerが手掛けるImmerシリーズ4年ぶりの3作目。KOMPAKTの他のコンセプトがあるMIXCDやコンピに比べると、このシリーズはMayer独壇場の好きな曲をプレイすると言うパーソナリティーの強い内容となっております。歌物テクノやベルリンミニマル、テックハウス、シューゲイザーなど一見まとまりの無い選曲ながらも、KOMPAKTの要素の一つであるポップなキュートさとニューウェーブ的な不安を感じさせる陰鬱な空気が混じり合い、今までのシリーズをほぼ継承しております。ただ前作に比べると多少重苦しくそしてクラブ的なダンスのグルーヴは弱まっていて、一つ一つの曲をじっくり聴く印象が強め。元々収録されている曲がどれも個性やアクが強い分、ミックスの流れや妙技を楽しむと言うよりはコンピ的な聴き方になってしまうのですね。Round Twoの傑作ディープハウスをクラシック風にカヴァーした"New Day"や、話題になっているMassive Attackの"Paradise Circus(Gui Boratto Remix)"など、確かに存在感のある曲がずらりと並んでいて気の利いた内容ではあるのかな。

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| TECHNO8 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2010/05/20 SOUNDPOST a night with GUI BORATTO and friends @ Eleven
ど平日ですがGui Boratto、Kaito、ScharrenbroichらKompaktメンバーが出演するパーティーに行ってきました。24時半頃フロアに入ると既にワタナベヒロシことKaitoがプレイ中。あら、Kaitoはトリだと思っていたので予想外でしたが、この日のKaitoはとにかくノリノリ。大河の壮大な流れの様に荒々しくも荘厳なシンセが埋め尽くすテックハウスをプレイしておりましたが、こんなハードなKaitoのプレイは久しぶり。ワタナベさんも陶酔しているかの様に笑みと生真面目な表情を切り替えながらプレイしていて、きっと気分も高揚していたんじゃないかと思わせるノリでした。激しくて荒々しくて、だけれどもいつもの情緒的でドラマティックな音もあり、序盤から良い感じでフロアを盛り上げてくれました。
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| EVENT REPORT2 | 08:15 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Gui Boratto - Renaissance : The Mix Collection (Renaissance:REN55CD)

Gui Boratto - Renaissance : The Mix Collection
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プログレッシヴハウスのレーベルでは世界一と言っても過言ではないRenaissanceから、Kompaktなどでも活躍しているGui Borattoの2枚組みMIXCDがリリース。プログレ系レーベルからとは言え彼の音楽性がぶれる事は全くなく、Boratto特有のシューゲイザーな音やポップさとメランコリーを兼ね備えた内容で、MIXCDでありながらまるで彼のオリジナルアルバムを聴いているかの様でもある。特にその特徴が出ているのはDISC1の方で、エレクトロニカっぽい曲やエレクトロハウスなどの曲も使って淡いメランコリックな夢の世界と牧歌的でのどかな田園風景を行き来し、そしてポップな歌物までも聴かせてうっとりとドラマティックに展開する選曲。陶酔する甘さと、そして相変わらずのBorder Communityの様な毒々しいアシッディーなシンセも混じって、覚醒感と恍惚感を誘発するのは彼の得意技。DISC2の方は比較的ダンストラックが中心で、起伏は少なくミニマル色を前面に出した展開が待っている。Boratto特有の音と言うよりは、フロアを意識してじわじわとミニマルの沼にはめてくる感じ。どちらも音の図太さに頼るのではなく旋律やグルーヴを重視して、存分に音を聴き事が出来ながらもダンストラックとしても成り立っていて素晴らしい。RenaissanceではなくKompaktのポップな音が華麗に花開いた一枚。

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| TECHNO7 | 10:30 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Carl Cox - Global Underground GU38 Black Rock Desert (Global Underground Ltd.:GU038CD)
Carl Cox - Global Underground GU38 Black Rock Desert
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UKテクノシーンにおいて絶大な人気を誇るDJ・Carl Coxの最新MIXCDは、アメリカの砂漠で行われている"Burning Man"と言う世界で最も過酷なフェスティバルでのライブ録音と言う話だったのですが、ライナーノーツを読んだ限りだとスタジオ録音って書いてある。実際にMIXCDを聴いてみたら音が普通に良かったので、きっとスタジオ録音でしょう。しかしトラックリスト見ても分からないアーティストばかりで、もう時代についていけないよ。Coxと言えばとにかく限界ぎりぎりまでバキバキズンドコと音数大目でアッパーなハードテクノを回して、すんげぇ太いグルーヴを生み出していた記憶があるのですが、このMIXCDは良くも悪くも今風でそこそこにはアッパーだけと随分と落ち着いたと言うか大人になった印象。クリッキーなミニマルとかパーカッションがポコスカ鳴っているミニマルとか、ブリープでぎとぎとしたテクノや上物が妖艶なトランシー系とかか回しているものの、ソリッドで勢いのあるテクノは殆ど無くて残念。じわじわと恍惚の深みにはまらせるタイプのMIXCDだと受け止めれば理解は出来なくもないけれど、Coxにそれを求めているリスナーっているのかね?爆音の中で何も考えずに無邪気に踊れるような勢いのあるテクノを聴かせて欲しかったです。

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| TECHNO7 | 11:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Gui Boratto - Azzurra (Kompakt:KOM209)
Gui Boratto - Azzurra
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Kompaktなどで活躍しているGui BorattoのニューEPは2NDアルバムからのシングルカットですが、ニューバージョンと未発表曲を含んでいて要チェック。A面の"Azzurra (It's Not The Same Version)"が白眉で、彼らしいシューゲイザー的な淡い世界観を生かしたポップな歌物。しっかりと規則正しい4つ打ちを刻んだハウシーなトラックながらも、可愛らしいシンセ音を多用し徐々にドリーミーな幻想の世界に引き込むメロディーにメロメロ。B面にはアルバム未収録曲が二つ、こちらはかなりBorder Communityを意識したようなシューゲイザーな毒々しいシンセが強めのトランシーなテックハウス。A面よりもフロア寄りなグルーヴがあり、そして哀愁と恍惚が混ざり合い強烈なアシッド感覚を生み出しており、まるで意識も朦朧として行くような感覚。全曲フロア仕様かつリスニングでも気持ちの良い、大変役に立つ一枚。

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| HOUSE5 | 06:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Calm - Mi-Mix (Octave Lab.:OTLCD-1259)
Calm-Mi-Mix
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夏の終わりが近づき、秋の足音が聞こえてくるこの頃。今年の夏は予想を覆して、海水浴やお祭り、バーベキューと色々な出来事があって感慨深い気持ちです。そしてまだまだ夏が終わって欲しくない、そんな気持ちを呼び起こすMIXCDが登場。ミックスを手掛けるはセンチメンタル一直線のCALM。メタモルフォーゼの朝方の雰囲気を意識して作った本作は、確かに緩めでリラックスしたムードが漂うバレアリックな展開。夜通し踊りまくって汗臭さの向こう側に感じる充足感、そして終わりを迎えてしまう切なさが漂う朝方のあの空気だ、それがここにはある。もう無意味にアゲアゲな選曲で踊らせる事はしない、ただただ流れてくる心地良く優しい音楽に身を委ねれば良い。そうするだけできっと体は再度動きだし、足はステップを踏み、薄れいく意識の中で心が満たされていく。朝日が昇り始め霧靄が開き始める、そんなシーンが浮かんでくる朝方の音楽。とても心地良いです、心が安らぎます。

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| HOUSE5 | 09:16 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Steve Bug - Bugnology 2 (Poker Flat Recordings:PFRCD16)
Steve Bug-Bugnology 2
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近年のミニマル隆盛と共に知名度を上げたPoker Flatのボス・Steve BugのMIXCD。既に結構な量のMIXCDをリリースしていて、本作は2006年にリリースされた物。彼のMIXCDはほぼ全部揃えているのですが、どの作品も淡々としていてクールなプレイが多いのが共通しています。リリースが増えるにつれてどのMIXCDも音が似通ってきているので、個人的にはもっと違ったプレイも聴いてみたくなってきたこの頃。だからと言って決して本作の質が低い訳でもなく、やはりミニマル系のDJでは安定したプレイでぼちぼちの質を保っております。ミニマルと言ってもただヒプノティックな音を追求するのではなくて、もっと肉体的と言うかリズムが直感的に体に来る感じのトラックが中心でしょうか。カチコチ系のパーカッションをベースに不安げで陰鬱なシンセがどろどろ入ってきて、ずーっと暗い夜道を彷徨う様なダークな展開で控えめに言っても派手は展開は無し。音数の少なさや不気味なベース音やら狂気を感じさせる雰囲気やら、そんな所にシカゴアシッドの影響なんかも感じたりしますね。事実他のMIXCDではシカゴハウスも回してますし。しかしまあ本当に地味と言うか淡々と冷たく、まるで能面の如く無表情なプレイですな。体感温度が下がりそうなひんやりとした音楽だね。

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| TECHNO6 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
BEST OF 2007
来たるべき大晦日が遂にやってきました。今年は特に年末年始は予定が無いので、今日はDynamite!!でも見ながら酒を飲みつつ年を越そうと思います。ちなみにロシアン皇帝VSチェ・ホンマンなんて、でくの坊のチェに勝ち目なんてねーだろ。何て言いながらチェが勝ったらどうしよう…。そう言えば今年は長年お世話になってきたシスコがクローズしたり、クラブ営業への圧力が一層高まったり、クラブミュージックがどんどんと良くない状況になっているのを感じました。元々一般人には馴染みのない世界、音楽なのに更に追いつめられてどうしようもない状況ですな。まぁ中には一般受けにヒットしてるアーティストもいるので、今後はよりアンダーグラウンドとオーバーグラウンドで境が出来ていくのでしょうか。とにかく真夜中のクラブ営業だけは、法を改善して問題を無くして欲しいですね。何で24時間営業の居酒屋で飲むのは合法で、クラブで夜中に踊るのは違法なんでしょうね?意味の無い法律は必要ありません。

無駄口が続きましたが、これから2007年のマイベスト作品を紹介致します。でも昨日掲載した売上ベストに出ている作品は敢えて外してあります。それらの作品でも自分の年間ベストに入っている物はありますが、折角なので今日はそれ以外を紹介したいと思います。ベタなチョイスではありますが参考にして頂ければ幸いです。

それでは続きをどうぞ。
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| BEST | 17:00 | comments(4) | trackbacks(2) | |
Fuse Presents Shinedoe (Music Man Records:MMCD029)
Fuse Presents Shinedoe
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正直最近のテクノシーンにはうんざりだ。クリックだかミニマルだか知らないが、チマチマネチネチユルユルで一気に老け込んだ様な音ばかりが氾濫している(と思う)。まあ一過性の流行だとは思うけど自分はテクノに入り始めた頃にJeff Millsに衝撃を受けた人間なので、根っこにはハードミニマルみたいなゴリゴリ激しいテクノがあり、だからどっちかと言うとテンションの高く山あり谷ありのハードなテクノが好きなので最近のテクノシーンには少々食傷気味なのです。し〜か〜しだ〜、オランダのデトロイト系列レーベル・100% Pureでも活躍するShinedoeのユルユルMIXCDは、想像以上に素晴らしか〜。確かにユルユルではあるんだけど、ディープなシカゴハウスやベーチャン系テクノなどの奥行きはあってもリズムがかっちりしている曲を繋いでいて、更にはURの名曲で一気に盛り上がったり意外性もあって楽しめますね。ミニマルもシカゴもデトロイトもごった煮ながら激昂する展開は少ないけれど、ずぶずぶと足を引き込まれる引力には抗えません。流行のミニマルもそうじゃないかって?確かに似た感覚はあるけれど、自分はリズムは硬い方が好きなので本作の方が好みです。本作も流行っぽいヒプノティックさを持ち合わせていますが、それでもテクノ本流の音寄りなので流行が終わった後も聴けるはず。

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| TECHNO5 | 22:30 | comments(5) | trackbacks(3) | |
Summer Sessions 2 Mixed By DJ Heather & Onionz (OM Records:OM-274)
Summer Sessions 2 Mixed By DJ Heather & Onionz
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ここ一週間猛暑が続いていて本当に死ぬかと思う位の暑さでしたが、週末でやっと快適な気温になりほっとしました。しかしラニーニャ現象だから猛暑だとかとってつけた様な解説を聞くけれど、○○現象ではなくて単純に温暖化してるだけだろうと突っ込みたくなります。○○現象のせいにするのではなく、現実に目を向けろと思うこの頃。

さて多少は暑さも解消された週末ですが、今日は猛暑にぴったりな夏向けの盛り上がりハウスMIXCDをどうぞ。リリースはやっぱり夏が似合うサンフランシスコのOM Recordsで、とにかく何も考えず開放的に踊りたいなら海が近い場所の音楽シーンなのです。一枚目はDJ Heatherなる女性DJがミックスを担当していて、シカゴハウス系の人だとか?確かにシカゴらしいスカスカでパンピンでファンキーな曲が数珠繋ぎになっていて、からっと乾燥した爽やかさとノリノリご機嫌なノリは夏向けと言うのが適切です。随分と明るい選曲で思考や意識とは別に誰でも盛り上がるのは明白ですが、個人的にはシカゴらしい凶悪で粗悪な音が前面に出る方が好きだったりします。でもまあ使い道としては海に向かうドライビング途中にでも爆音で聴けば、きっとスピード違反して海には着けない事でしょう。

しかし実は一枚目にはそこまで興味は無くて、テクノも使った二枚目に興味があったから購入したんです。だってFunk D'VoidもTechnasiaもLos HermanosもHardfloorもDeetronも入っているなんて、正に僕好みじゃありませんか!勿論ハウス中心のセットではあるけれど、その中にスパイスとしてクールなテクノがバランス良く入っているから、テクノ/ハウスのどちらのファンにも聴いて貰える様な内容です。ハウスにしても一枚目とは異なり多少ディープで感覚的に深みにはまっていき、ただ楽天的な一枚目とは雰囲気も音も違います。これは夏向けか〜?と疑問は湧いてくるけれど、むしろいつ聴いても楽しめる普遍的なミックスだからこっちの方が断然お勧め。テンションも一枚目より抑え目だし、ゆるゆるだらりと聴ける感じ。こちらは海から家に帰る途中のドライビング中に聴くと、喧騒の後の郷愁を味わえるかと思います。

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Check "DJ Heather" & "Onionz"

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| HOUSE3 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kaito - Contact To The Spirits (Kompakt:KOMCDJ002)
Kaito-Contact To The Spirits
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キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
このアルバムの情報が上がってからずっと楽しみにし、そして期待していたKaitoことワタナベヒロシが手掛けるKompakt音源のみを使用したスペシャルなMIXCD。もうKompaktに関しては説明など必要ない位に現在のテクノシーンの中心にある存在で、テクノのみならずハウス、トランス、ミニマル、ディスコ、アンビエントなどの要素を果敢に取り入れ、商業的な面よりも音の本質を追究する事に信念を置く今最も世界で信頼の於けるレーベルです(それと言うのもレーベルオーナーかつアーティストでもある、Wolfgang VoigtやMichael Mayerの選球眼のおかげであります)。そしてそんなKompakt、そしてKompakt傘下のサブレーベルの音源を使ってKompaktを代表するアーティストまでに成長した日本のワタナベさんがMIXCDを作ったなんて、本当に心から嬉しく思います。まあ当然と言えば当然だけどこれだけの条件が揃って悪いMIXCDなんて出来る訳もないですが、改めて聴いてみると期待を上回る程に素晴らしいです。色々な音が入っているから説明は難しいんだけど、空気感のあるテックハウスやらダークなミニマルやら幻想的なアンビエント、サイケデリックなディスコハウスまで、正にKompaktの総集編とでも言うべき内容です。しかしKaitoと言うフィルターを通す事に因りどこを取ってもメランコリックで情緒的な雰囲気が満ちていて、ある種トランスにも似た高揚感をテクノにもたらしていますね。ライナーノーツでMichael Mayerは「Kaitoがトランスの汚名を払拭した」と書いてますが、このMIXCDを聴けばその意味が分かるかと思います。またこのMIXCDの為に新たに制作した"Everlasting(Dub Mix)"は、よりダビーさを増した空間処理が幻想的で息を飲む美しさです。ますますKaitoは神懸かってきてますねー!とにかく今テクノを聴くなら絶対Kompakt、そしてこのMIXCD。これらを聴かずして一体どんなテクノを聴くの?と問いつめたい位です。もちろん現在の時流の音ではあるけれど、ただの流行で終わるレーベルでも無い事は音を聴けば分かります。

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Check "Hiroshi Watanabe"

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| TECHNO5 | 22:30 | comments(4) | trackbacks(2) | |
Gui Boratto - Chromophobia (Kompakt:KOMPAKTCD56)
Gui Boratto-Chromophobia
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最近新譜の量が多すぎて買いそびれてしまう事が多く、コレもその中の一つ。レーベルはKompaktからで試聴した結果も良かったので早く買おうと思っていましたが、発売からいつの間にか2ヶ月も経ってしまいました。その間にびびんば氏のacid over the rainbow(レビュー)やNove氏のNove-lyze(レビュー)でも取り上げられて、高い評価を得ているようでございます。僕も早速聴いてみましたが、エレクトロハウスにミニマル、プログレなど流行の音を取り込んで、いままでのKompaktからは無かった風味が感じられます。Kompaktと言えばミニマル〜テックハウス中心だったのですが、Kompaktも時代の流れには逆らえないのかそれとも器用なのか、ちゃっかり流行の音に流れてしまったのにはちょっと考え物ですね。しかしKompaktらしいポップさも失われておらず、尚かつ神経に作用するドラッギーな音や反復とミニマルによる高揚感も有り、聴き易くもありますが飽きの来ない奥深いアルバムです。この手の流行に乗った作品は数多く乱造されても、さすがKompaktはその中に埋もれる事なく素晴らしい作品をリリースしてくれるので本当に安心出来ますね。リスニング系からフロアトラックまで一辺倒にならないよう曲幅を持たせてあり、これはまじで超お勧めです。モロにBorder Communityを意識した様な音で、むしろそっちからリリースされてもおかしくないね。



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| TECHNO4 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Luke Slater - Fabric 32 (Fabric:FABRIC63)
Luke Slater-Fabric 32
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今日はUKのハードテクノ野郎ことLuke Slaterが担当したFabricのMIXCDを紹介します。どうでもいいんですけど、Luke Slaterとシリル・アビディって似てませんか?前々から思っていたんですけど、そう思っているのは僕だけでしょうか。そんな話はおいといて久しぶりのLukeのMIXCDですが、選曲を見ただけで以前とは随分変わっちゃったなと言うのが分かります。はっきし言ってハードミニマルは全く皆無で、あれ〜Lukeも音楽性を変えちゃったの〜?と正直げんなりです。たく、どいつもこいつもクリックだエレクトロハウスだとかそんなんばっかで、少しは一本気質で自分って物を貫けないものなのかね。ミニマルなテイストは意外と残っているんだけど、音自体はディスコダブ〜ニューウェーブ調でブリブリなシンセが耳に残ります。ブリブリ、ブーピー、デケデケ、そんなアナログ風な懐かしいディスコサウンドばかりで、なんでLukeがこんな事をしてるんだろうと気が滅入ってきます。いや、こうゆうディスコダブとか最近流行の音が好きな人にとっては面白い内容だと思うし、内容自体も悪いとは思いませんよ。ただね、こんなMIXCDをLuke Slaterが出す必要があるのかと、つまりはそこなんですな。一応終盤ではディープなミニマルに突入していき、ドラッギーな覚醒感も増してゆくのでそこら辺は好感度良し。またハードなMIXCDが出るのを期待して待っておりますよ。

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| TECHNO4 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(2) | |