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名作MEZZANINEリリース時に予定されていたマッド・プロフェッサーによるダブ・バージョンが、今になりリリース。こちらはアナログ盤。
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Hidden Spheres Ft Oscar Jerome - Words Can't Explain (Church:CHURCH014)
Hidden Spheres Ft Oscar Jerome - Words Cant Explain
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Seb Wildblood率いるロンドンのChurch、テクノ/ハウスのみならずジャズやダウンテンポと手を広げて面白い作品をリリースする近年注目すべきレーベルで、そこからの新作もジャズからの影響が滲むハウス作で興味深い。手掛けているのはRhythm Section InternationalやMoods & Groovesからも作品をリリースしているTom HarrisことHidden Spheresで、そういったレーベルからの曲もベースは勿論ハウスながらもジャズの要素を散りばめて艶かしく情緒豊かな作品をリリースしており、本作でもその流れは更に強まっている。ロンドンのジャズ・グループであるKokorokoからOscar Jeromeをフィーチャーしている事からもジャズへの傾倒は感じ取れるだろうが、実際に"Words Can't Explain"は湿っぽく仄かにエモーショナルなフェンダー・ローズや大人びてソウルフルな歌が洗練されたニュージャズの延長線上にあり、小気味良いブロークン・ビーツ調なドラムに生き生きとしたシンセ・ベースやギターが躍動を生み出して、実に耳を惹き付けるアーバンでモダンなハウスだ。甘く感情を吐露する歌が入っているバージョンも良いが、"Words Can't Explain (Dub)"のインスト・バージョンの方を聞いてみると、より黒い音楽性の強いハウス/ディスコのミックスの流れの中に違和感無く組み込まれるように思われる。そして本作で特筆すべきはSecond CircleやArcaneからのエクスペリメンタルかつバレアリックな作品で一躍注目を集めている中国生まれのYu Suがリミックスを提供している事で、寧ろこのYu Suの名があったからこそ購入したようなものだ。ここでの"Words Can't Explain (Yu Su Remix)"は奇を衒う事はなく原曲を尊重してジャジーな雰囲気は残しつつも、ざっくりロウな響きのリズムがクラブ・ミュージック色を増して軽くも弾けるグルーヴ感を獲得している。元のしなやかなジャジー・グルーヴではなく直線的で4つ打ちへと接近し、全体をエレクトロニックな質感で滑らかに染め直して、一見クールなテクノ/ハウスながらもローファイ感が微熱を感じさせる点はYu Suらしい。



Check Hidden Spheres
| CROSSOVER/FUTURE JAZZ3 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Good Mellows For Stardust Memory (Suburbia Records:SUCD1006)
Good Mellows For Stardust Memory
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2015年春に開始し本作にて通算7枚目となる『Good Mellows』シリーズ最新作は、その名も「星屑の記憶」と先ずタイトルからして素晴らしい。橋本徹が正にそのタイトル通りにメロウな曲をジャンルに拘る事なく選曲し、それぞれの時間帯やシーン毎に風景を喚起させるようなコンセプトを用意し、ダンス・ミュージック側の視点からリスニング志向となる音を聞かせるシリーズ。バレアリック、アンビエント、又はハウスでもありテクノでもありジャジーでもあり、橋本によるメロウへの確かな審美眼がジャンルを超越して纏まった世界観を作り上げるシリーズは、埋もれた古典やレア曲に現在の時流まで網羅する事でも非常に音楽的な価値を持っている。アルバムの始まりはサンプリングを用いてチルなヒップ・ホップ風な"By And By"、優しく心に染みるピアノのフレーズが印象的な曲。そこからこのシリーズではお馴染みのGigi Masinによる新曲"My Red Rose"、彼らしく開放感溢れるシンセに耽美なピアノが滴り落ちる静謐なインストで、平穏な情景が伸びていく。続くも常連のInternational Feel主宰のMark Barrottによる"Over At Dieter's Place (Luis Delgado Mix)"では、青々しい木々が生い茂るエキゾチックな密林を思わせるバレアリックな世界を広げ、そしてそこに繋がるのは井上薫によるChari Chari復活作"Luna de Lobos"。ネオアコを思わせる枯れ感漂う哀愁のアコギから徐々にハウスへと変化するチルアウト・ハウスは旅情にも似た侘びしさがあり、そこから中盤は"Waiting"や"Love Story"等淡い色彩感覚のハウス色でスムースな流れに乗って、後半には"Miles Away"によって夜の帳が落ちたようにしっとりとした闇に染めてくディープ・ハウスへと入っていく。そこから鳥の囀りも交えて微睡みを誘発するダウンテンポ・バレアリックな"Tropic Of Capricorn"で真夜中を迎え、その闇の先には朝の光が優しく射し込むような正しくタイトル通りの"Sunday Morning"によって暗闇が明けていく。何処を切り取ってもメロウでバレアリックな、そして星屑が飛び交う夜空のようなドラマティックな世界観は、ゆったりと大らかで包容力に満ちている。疲労の溜まった夜や心に余裕がない忙しない日常に、そんな時でもほっと心身をリラックスさせてくれる音楽がここにある。

Tracklistは続きで。
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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |