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Mr Raoul K - African Paradigm EP 1 (Compost Records:CPT 536-1)
Mr Raoul K - African Paradigm EP 1
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西アフリカはコートジボワール出身のMr Raoul K、自身のBaobab Musicを始めとしMule MusiqやInnervisionsにStill Musicから作品をリリースする実力派。西アフリカ出身から想像される音楽性、つまり民族楽器や有機的な響きの楽器を駆使したオーガニックな音楽性を現在活動の拠点としているドイツのディープ・ハウスと融合させて、アフロ・アフリカンなダンス・ミュージックを自分の個性として確立させている。DJとしてよりもアーティスト性を重視しており積極的に色々なアーティストとコラボレーションを行い、他者の音楽性も活かしながらディープな音楽性を開拓しているが、本作でもそんなコラボレーションは見事な形となって結実している。"Tamale"はボーカルにギニアのボーカリストであるSona Diabateを迎え、そしてInnervisions等でも活躍し頭角を現しているRancidoをフィーチャーしているが、そんなアーティストの起用の影響は音に現れている。アフロで民族的なパーカッションは当然としてダークでエレクトロニックなベースラインや妖艶な上モノはRancidoの影響か確かにInnervisionsの系譜上にあり、そして曲の途中から挿入される魂を捻り出すようなソウルフルな歌はひんやりとしたトラックに熱い感情を付け加える。今までの作風以上に強いエレクトロニックな音響や祈るような歌は、トランス効果となって働き快楽性を誘いながら、疾走するビート感も伴ってフロアを撹拌する非常に攻撃的な曲になっているのだ。そしてもう一曲はコラボレーションではないものの以前から交流のあるHiroshi Watanabeがリミックスをした"African Paradigm (Kaito Remix)"が収録されており、原曲が収録されていない為それとの比較は出来ないものの、有機的で柔らかい響きのギターを導入している点は新生Kaitoの流れの一環だろうか。リズムは跳ねながらも間を作ってすっきりとした軽さがあり、そこにメロウなギターや美しく荘厳なシンセストリングスを織り込んでじっくりとドラマティックに盛り上がっていく民族的かつテック・ハウスな作風は、Mr Raoul KとKaitoの個性が融合し一つとなっている。両曲とも長く壮大な構成でそれ一曲でインパクトを与える威力があり、互いのアーティストの音楽性が存分に発揮された一枚だ。



Check Mr Raoul K
| HOUSE14 | 16:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
BEST OF 2018
今年も一年間当ブログを御覧頂いた読者の皆様、どうもありがとうございました。今年は節約も兼ねてBandcamp等の配信でも積極的に音楽を購入するようになった結果、輪をかけて購入する量は増えたもののそのおかげで聴き込めていない音楽も増えてしまい、レビューも書けずにこの年末のベスト紹介で掲載する機会も逃してしまう始末。また昨年に続きパーティーへと足を運ぶ機会も減っており所謂ダンス・ミュージックに対する関心は減少というか、良い意味でそこへの拘りは少なくなり、その半面ホームリスニングにも耐えるうバレアリック/アンビエント/ニュー・エイジといった音楽への興味がより増えた一年でした。そんな今の趣向から選んだ年間ベストは当ブログの昔のベストに比べると確かに方向性が変わったのは事実ですが、音楽への愛や興味は全く変わっておりません。また来年も素敵な音楽に出会い、そして色々と紹介出来たらと思います。それでは、来年も良いお年を!
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| BEST | 09:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Hiroshi Watanabe - Threshold Of Eternity EP (Transmat:MS090)
Hiroshi Watanabe - Threshold Of Eternity EP

世界中のDJ/アーティストが羨望の眼差しで見るDerrick Mayが主宰するTransmatは、しかしそのDerrickの鋭い審美眼によって選ばれる事は容易い事ではなく、ただ知名度があるだけではレーベルからのリリースは叶わない。知名度は一切関係なく、その音楽に心を震わす事、情熱的である事、熱い魂がある事などによって選ばれると言う点では、名高いベテランも実力を秘めた新人にとっても変わりはなく、ただ音楽のみが評価される世界。そんなレーベルから日本人として初のリリースに至ったHiroshi Watanabeこそエモーショナルな音楽でDerrickを震わしたアーティストであり、『Multiverse EP』(過去レビュー)はレーベルにとっても、またアーティストにとってもエポックメイキングな作品となったのは、例えば収録された銀河のスーパーノヴァらしい壮大な"The Leonids"が大御所によってパーティーのこれ以上はない場面でプレイされた事などを含めても間違いはない。そんなリリースから2年、Watanabeは更に進化を遂げてレーベルへと帰還したのだが、そこで披露されるのは果敢にもビートレスバージョンである"The Leonids Strings"だ。踊らせる事を前提としたダンス・ミュージックというジャンルにおいてビートレスな作品は挑戦にも近いが、ここで繰り広げられるクラシックのような弦楽器のシンフォニーは余りにも壮大で余りにも情熱的で、例え刻まれるビートが無くともそこには深く広大な宇宙の広がりのような世界観が投影されている。原曲のビートやシンセは取り除きながら麗しい弦楽器のアンサンブルだけを強調する事でその美しい旋律がより際立っており、真夜中のフロアでプレイされたとしても神秘的な時間を作り上げる事が可能だろうし、既に実際にDerrickやWatanabeらを含むDJによってプレイされていると言う。そして裏面にはこれぞと言うダンス・トラックの"Into The Memories"が収録されているが、琴線に触れる物哀しさにも近いしんみりとした旋律をなぞるシンセのライン、そして近年よく用いているアシッド・ベースも控え目ながらも導入する事で覚醒感も煽り、デトロイト・テクノに存在する叙情性と同じ世界観を確立させている。ビートの有無にかかわらずWatanabeの音楽は胸を打つ情熱的なもので、だからこそDerrickが魅了されるのも当然であり、Transmatから世界へと熱い魂が放たれるのだ。



Check Hiroshi Watanabe
| TECHNO13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Masanori Nozawa - III (Medium Music:MECD-02)
Masanori Nozawa - III
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「宇都宮から生まれ出た眩い輝きを放つ星、Masanori Nozawaの初のアルバムはテクノが感情的である事を証明する。」

宇都宮を拠点として活動するMasanori Nozawaは元々は配信で攻撃的なテクノ中心にリリースを行っていたアーティストだが、2014年にMedium Musicを立ち上げて以降の音楽性ではよりエモーショナルな方向へと進み、深く胸に突き刺さるような感情性はテクノソウルと呼ぶべきものになった。そして2017年末、遂に初のアルバムである本作のリリースへと至ったのだが、何とその内容はオリジナル音源とそれを実力派アーティストがリミックスした2枚組となっており、初のアルバムにしては果敢な挑戦にも思われる。今回幸いにも野澤氏から声を掛けられてアルバムのライナーノーツを書かせて頂いたが、そちらはオリジナル音源について言及しているので是非とも作品を購入された方は読んで頂ければと思う。ここではリミックス音源について紹介させて頂くが、参加しているアーティストからしてXTALやHiroshi Watanabeと言った名を馳せている人、アンビエントに造詣の深いInner ScienceやMatsusaka Daisuke、元Mexicoとして活躍したjunyamabe、そしてKEITA YANOやHironori TakahashiにYuuki Horiらまで邦人のみにもかかわらず実に期待せずにはいられない面子だ。それぞれのリミックスには当然アーティストの個性が反映されているのだが、特に面白いのは"Felt The Sphere(junyamabe Remix)"で、ノンビートで壮大なアンビエンスを発していた原曲から一転してアンビエントの側面は残しつつも抽象的な音像で覆い尽くした作風は厳寒の雪が吹き荒れる真っ白な世界のようで、アブストラクトな音響によって深みへと誘われる。同様に金属がひしゃげるような奇怪な音を付け加えて実験的な面もある"Unknown Ruins(KEITA YANO Remix)"も面白いが、一方で雰囲気を変化させずに図太いリズム感で強固さを増した"Chrono (Hironori Takahashi Remix)"はテクノらしい硬い力強さの安定感がある。元々はアルバム中でも最も色彩豊かでエモーショナルな曲だったものの、"Iridescence (Yuuki Hori Remix)"はぐっと感情を内面に押し込めたようにソウルを燻らせる引き算の美学的な作風で、これもリミックスの妙技が感じられる。"The Orb of Day feat. shiba @ FreedomSunset (XTAL Remix)"は原曲のイメージを損なわずにXtalらしいニューディスコ風でアーティスト性が感じられ、そして濃霧に包まれるような音響の中にエレクトロニカらしいリズム感を得た"Beatific Planet(Matsusaka Daisuke Remix)"はアンビエントに対しての深い愛が伝わってくる。リミックスの中で最も情熱的だったのは当然と言うべきか、Kaitoによる"Mercury Breath(Hiroshi Watanabe aka Kaito Remix)"で、壮大なシンセストリングスと力強いビート感を伴って完全に彼の熱き感情が込み上げる世界観へと上塗りされており、輝かしくも激情が展開するテクノだ。最後はこれまたアンビエントでは独特の個性のある"Return to The Galaxy(Inner Science Remix)"で、豊かで色とりどりの音の粒が湧いてくる心地良いアンビエント・トラックは実に可愛らしい。それぞれのリミックスにそれぞれのアーティストの個性が確かに反映されており、リミックスとしての面白みは十分な事は間違いく、初のアルバムながらもリミックスも盛り込んだ事は野澤氏の本作に対する意気込みの強さが伝わってくるだろう。オリジナル音源、リミックス共にこれぞテクノソウルと呼びたい感情性豊かな音楽で、何度でもリピートして聞いている自分がいる。



Check Masanori Nozawa
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| TECHNO13 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2018/4/30 Underground Resistance as Depth Charge Live in Tokyo @ Contact
2016年、Taico Clubで初お披露目となったUndergorund Resistanceの新たなるプロジェクト・Depth ChargeはMad Mike BanksとMark Flashによるユニットだ。現在はバンドであるGalaxy 2 Galaxyが休止状態の為、その穴を埋めるようなプロジェクトかと思われるが、今回遂に都内クラブのContactへ初登場する。それをサポートするのはDJ WadaやKen Ishii、そしてセカンドフロアにはHiroshi WatanabeやTakamori K.らが集結と、完全にデトロイト魂なパーティーが開催された。
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| EVENT REPORT6 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Hiroshi Watanabe / R406 - Cosmos EP (Select Kashiwa Recordings:SKR-04)
Hiroshi Watanabe / R406 - Cosmos EP

千葉から世界に向けてデトロイト・テクノへの愛から生まれた日本のテクノを送り出す、それがYonenegaによるSelect Kashiwa Recordings。現在までにChick Tack CoreaとのユニットであるR406名義で3枚のEPをリリースし、デトロイト・テクノのエモーショナル性を継承しつつ現在にテクノにフィットした作風を会得し、着実にアーティストとして成長している期待すべきユニットだ。そしてレーベルとして4作目になる本作ではR406とHiroshi Watanabeによるスプリット盤になっているのだが、Watanabeと言えばKompaktに於けるKaito名義での活動の上に近年はデトロイト・テクノの伝説的レーベルであるTransmatからも日本人初として作品をリリースするなど、つまりはYonenagaが目指す音楽性と同じ方向を向いている。実は本作に収録されたWatanabeによる"Star Seeker"は元々Transmatからリリースされたアルバム向けに制作された曲だったのだが、結果的には収録から漏れてしまい素晴らしい曲が眠ったままになってしまったものを、勿体無いと言う事でYonenagaがリリースを提案していたものだ。曲自体は近年のWatanabeが積極的に取り組んでいるアシッド・ベースを弾けるようなリズム感で用いつつ、アトモスフェリックで幻想的なパッドや美しいシンセで彩っていき、そして強靭なグルーヴでがつがつと攻め立てる内容だ。アシッドの快楽的なトリップ感と叙情性に溢れたメロディー、そして力強く刻まれるビート感から生まれる世界観は、正に激しい宇宙旅行の真っ只中に居る「星を探す者」というタイトル通りだろう。勿論R406の新曲も期待に応えるように素晴らしく、WatanabeがMIXCDの中で用いていた"Collapsar"はデトロイト宜しくな情緒的なシンセのリフを軸にそこに絡みつくようなコズミックな電子音を導入して、大きなブレイクを用いる事はなく淡々と緊張感を持続させてじわじわと高揚する機能性を重視したテクノだ。対して"Peace Of Moments"はヒプノティックな上モノを散りばめやや浮遊感もあるハウシーなグルーヴ感で壮大な空間をイメージさせるようでもあり、Innervisions辺りのディープ・ハウスを思い起こさせるトリッピーな美しさを放っている。両者とも各々の持ち味を発揮してキラートラックと呼べる素晴らしい曲を提供しており、両面フロアを沸かす事が必至な素晴らしい一枚だ。



Check R406 & Hiroshi Watanabe
| TECHNO13 | 11:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Tomi Chair - Music Is My Life (Gabcat Records:GABCAT 009)
Tomi Chair - Music Is My Life
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日本よりも海外で評価された事で逆輸入的に日本でもその知名度を高めているTominori Hosoya、その音楽性は清涼で透明感ある美しいシンセワークを軸に無限の空の如く開放感ある世界観が特徴で、機能性に収束するのではなく響きの豊かさに秀でたディープ・ハウス〜テクノによって聞く者を魅了する。実際にここ2〜3年のリリースペースは鰻登りで海外のレーベルから作品を出す機会は増えているが、この新作もドイツの新興レーベルであるGabCat Recordsからとなり日本に居ながらにして海外に於いて音楽的に確かな評価を獲得している事を示唆している。本作にはオリジナルが2曲、そして他にKaito名義でも活躍するエモーショナル・テクノに於いては随一のHiroshi Watanabe、そしてBPitch Control等で活動するフィンランドのKikiがリミックスを提供しているが、どれも非常にエモーショナル性が強いのは当然として更にトランシーな感覚がある点が特徴だ。タイトル曲の"Music Is My Life"は正にHosoyaの個性が現れており、モヤモヤとしながらも透明感のあるシンセや空へと抜けていく爽快なパーカッションを響かせ、軽快に疾走するディープ・ハウスの中にアンビエント的な流れも挿入され、優美な空気を纏って空高く飛翔するような清々しいエモーショナルな曲。そして"Music Is My Life (Hiroshi Watanabe a.k.a Kaito Remix)"では独自に薄く伸びていくパッドやシンセのリフで光を纏う装飾を行い、また激しさも伴うハイハットなどでリズムも力強さを増し、全体として清々しいトランシーなサウンドを強めてKaitoらしい激情的な展開を繰り広げるリミックスへと生まれ変わっている。一方で"Autumn"は抜けの良いパーカッションが鳴りながらもどっしりとしたリズムが地に根を張るように安定感のある4つ打ちを刻み、じわじわと底から盛り上がってくる持続性のあるディープ・ハウスだが、徐々に視界が開けるような爽やかなシンセのメロディーが入ってくれば途端にHosoyaのエモーショナル性に染まっていく。面白いリミックスになったのは"Autumn (Kiki Remix)"で、鈍いパーカッションを用いながら躍動感や疾走感のあるリズムで心地良いが、上モノは相当に快楽的でトランス要素が前面に出ており、やや暗い雰囲気から妖艶な覚醒感を発するテクノへと一変している。Hosoyaらしさが存分に発揮されたオリジナルも、ドラマ性やトランス感を更に獲得したリミックスも、どれも豊かな響きを持ったダンス・トラックでフロアをきっと鮮やかに照らしてくれるに違いない。



Check Tominori Hosoya
| TECHNO13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pop Ambient 2018 (Kompakt:KOMPAKT CD 142)
Pop Ambient 2018
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シリーズ物としては長い歴史を誇るKompaktが手掛ける『Pop Ambient』シリーズもこの2018年を冠した本作で18作目に突入。アンビエント・シリーズとしては最高峰に属するのは言うまでもないが、それもKompaktの元頭領であり現在は芸術的に音楽を追求するWolfgang Voigtがこのシリーズに限ってのみ監修をしているからこそで、昔よりはやや商業的な動きもあるKompaktの中でもこのシリーズのみはVoigtの審美眼によって純粋にアンビエントの追求を継続している。例えば日本からは過去のシリーズにも登場しているYui Onoderaが本作にも(しかも2曲も)起用されていたりと、他のアーティストもそうだが単に知名度を優先したような選び方でない事は明白だ。またVoigtが来日した際に制作を依頼されたと言うHiroshi WatanabeことKaitoもシリーズ初参戦を果たす等、Voigtのネットワークが有効に働いているのだ。アルバムはKompaktの中では新世代に属するFresco & Pfeifferの"Splinter"によって幕を開けるが、凍えきった厳寒の空気が広がる冬景色の中でか弱い灯火で暖を取るようなアンビエントは、静けさの中に優しさが溢れている。そしてYui Onoderaによる"Prism"は彼らしい荘厳なドローンと弦の音色を用いて大人数の演奏によるクラシックを聞いているかのような重層的な響きがあり、ゆっくりとした流れの中に生命の胎動にも似た動きが聞こえる。レーベル初登場となるカリフォルニアのChuck Johnsonは、薄いパッドを静けさを保ちながら伸ばしてその中に悲哀を醸すペダル・スチール・ギターを鳴らし、夢と現の狭間に居る心地良い"Brahmi"を提供。そしてダンス・ミュージックだけでなくアンビエントに対しても造詣の深いKaitoには当然注目で、アコースティック・ギターの和んだメロディーとしなやかに伸びるパッドで広がりのある大空へと浮かび上がっていくような開放感ある"Travelled Between Souls"を提供しており、幻想的なトランス感を誘発する。Kompakt組として常連のThe Orbはやはり普通のアンビエントをやる事はなく、ややダブ/レゲエの音響やリズムも匂わせコラージュ的な捻れた世界観のある"Sky's Falling"はアーティスト性が出ていて面白い。同様にレーベルの古参のT.Raumschmiereは雪が吹き荒れる厳寒のような重厚なドローンによる"Eterna"において、大きな動きはないものの圧倒的なドローンの重厚さの中にロマンティックな響きを閉じ込め、ただただその壮大さに圧倒される。他にも同シリーズには常連のKompakt組がいつも通り静謐で美しいアンビエントを提供しており、シリーズの長さ故に金太郎飴的な点もありつつも他の追従を許さないレベルの高さを誇っている。凍える冬に温まるBGMとして是非利用したいアンビエント・アルバムだ。



Tracklistは続きで。
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| TECHNO13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2018/1/2 アシッ道 @ Contact
2017年最後のパーティーはアシッド・ハウスをコンセプトに挙げたものだったから、2018年の最初のパーティーもアシッド・ハウスへ…と意識した訳ではないものの、新年早々に「アシッ道」なるまんまアシッド・ハウスの再評価を意識したパーティーが開催される。出演はアシッド・ハウス再燃へ取り組んでいるDJ EMMAをはじめDJ TasakaやChidaにHiroshi Watanabe aka Kaito、そしてサブフロアにも普段からアシッド・ハウスへの意欲的な取り組みを見せているアーティストが総集結し、一晩かけてアシッド・ハウスの魅力に浸からせる。
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| EVENT REPORT6 | 18:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
kaito - Cosmic Soul Original Soundtrack (Music 4 Your Legs:COMICS-01)
kaito - Cosmic Soul Original Soundtrack
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ペインティングアーティストであり、かのFrancois K.の妻であるTomoko Kevorkian、クラブでVJも行うVJ HAJIME、そしてKompaktでのKaito等の活躍も華々しいテクノ・アーティストであるHiroshi Watanabeによるコラボレーション、それが本作『Cosmic Soul』だ。元々はTomokoがDeep Spaceとの活動を行っていた時に、Wave Musicの音源を使用してTomokoのアートワークを用いたDVDを制作する事が発端だったそうだが、それが一旦中止になった後にWatanabeの音楽をフィーチャして新たな映像プロジェクトとして再開した事で、ようやく本作の完成に至ったそうだ。近年は舞台音楽やシンクロナイズドスイミングに合わせる音楽も制作するなど活動はクラブ・ミュージック外へも及んでいたが、サウンドトラック的に映像を喚起させる音楽性があるWatanabeだからこそ、こういったコラボレーションもある種運命的な流れだったのかもしれない。当方が購入したのは映像の無いCD盤のためここでは音楽に対してのみ述べる事にはなるが、やはり作品が作品だけにいつもの作品よりはストーリー性を重視した流れが軸にある。始まりは"Birth"、正にそのタイトルが示すように宇宙の中から何かが生まれるような胎動を思わせるシンセがうねりつつ徐々にリズムが浮かび上がり、遂に殻を破ってビートが走り出す。続く"Transformation"では悲哀を伝えるピアノを軸に、途中からはオーロラーのように美しい輝きを持つシンセのメロディーが先導し、13分の中でドラマティックな変化を見せる。そしてタイトル曲のビートレスだからこそKaitoらしい壮大なメロディーが際立ち宇宙の神秘を奏でるようなアンビエントの"Cosmic Soul"、風の音や潮騒の中から原始的なパーカッションが現れ生命が湧き起こるリズムを刻む"Ancient Rhythms"、アルバムには静けさも激しさも人間の感情の如く同居している。そして祈りにも祝祭にも聞こえる霊的なボイスを用い、如何にもKaitoらしい美しいシンセのリフレインで感情の昂ぶりが最高潮に達するダンス・トラックの"Celebrate Life"はアルバムのハイライトだ。しかしCD盤にはDVD完成後に更に生まれた"Cosmic Celebration"が最後に収録されており、コズミックなシンセのリフレインを繰り返しつつ幾重にも美しい電子音に包み込まれ、その響きには霊的な力さえ宿る如く感情を激しく揺さぶれられる激情型の曲だ。例えばパーティーの最後にもはまるような盛り上がりも見せるが、しかしアルバム全体で考えるとやはり映像とのシンクロをイメージしたであろう映画的な印象はあり、Kaito流サウンドトラックとして成立している。プロジェクトとしての面白さもありつつ、勿論Watanabeの音楽を普段から好んでいる人にとって、期待に応えた作品だ。



Check "Hiroshi Watanabe"
| TECHNO13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
R406 - Chiba Boy #3 (Select Kashiwa Recordings:SKR-03)
R406 - Chiba Boy #3

デトロイト・テクノ愛を公言するYonenegaとZarigani.Rec名義でも活動しているChick Tack Coreaによる千葉のユニット、それがR406。2015年にはYonenagaによってSelect Kashiwa Recordingsが始動され、その音源は来日した際にDerrick Mayに手渡される事によりDerrickがフロアでもプレイする事で少しずつ認知されつつあるが、それは単に有名なDJがプレイしたからと言うだけで評価されるべきではなく、R406のデトロイト・テクノへの敬意とそこからの未来への眼差しがある事を理解した上で評価すべきだろう。本作はレーベルにとって3作目となるが、当初はデトロイト・テクノに固執するが故にやや古臭さもあったの否めないが、リリースを重ねるに連れて徐々にモダンなダンス・ミュージック性も兼ね備えて進化しており、この新作も今という時代にもしっくりとハマるエモーショナル性抜群のテクノになっている。"Twilight and Shadow"は音の数を絞りながらも抜けの良いタムや重低音が強調され、すっきりとしたキレのあるリズムが明瞭に浮かび上がる軽快なテクノで、近未来感のあるシンセのフレーズを用いてじわじわと持続感のある展開で引っ張っていく。ゴリゴリっと躍動感溢れる強いグルーヴが走る"Life"は、しかし美しいコードや繊細な電子音が散りばめられてディープな雰囲気はありながら、熱狂的なフロアの中で鳴るような劇的なエモーショナル性もある。B面にまるまる収録された"Walking On The Cloud"は8分にも及ぶ大作で、フロアでの機能性とデトロイト・テクノの叙情感を上手く取り込んだ曲で、やや荒々しいキックや鋭いハイハットによる滑らかなビートが走っており、そこに流麗で幻惑的なシンセのフレーズやSF感のあるパッドを用いてゆっくりと焦らずにドラマティックな流れを生んでいく。ビートの抜き差しも用いて動静/緩急も入れる事でより一層盛り上がりは強くなり、まるで暗闇が広がるフロアの中で星の瞬きのような美しい鳴りをした曲だ。作品を出す毎に着実にステップアップを重ね、最早デトロイト・テクノのフォロワーという以上に、R406の音楽性が確立されてきているように思う。尚、レーベルの4作目としてなんとHiroshi WatanabeとYonenagaのスプリット盤が予定されているそうで、アーティスト・レーベル共々期待すべき存在だ。



Check "R406"
| TECHNO13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Takkyu Ishino - Euqitanul (Ki/oon Music:KSCL 2821)
Takkyu Ishino - Euqitanul
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2016年8月にリリースされた『Lunatique』(過去レビュー)は、前作から6年という空白の時間を埋めるには十分過ぎる程の官能的なテクノ・アルバムで、石野卓球のアーティストとしての才能を再度意識せざるを得ない会心の出来だった。アルバムとして高い完成度を誇るが故に手を加えるのは難しいのではと思っていたが、そこは卓球チョイスによる信頼足りうるアーティストをリミキサーに起用する事で、このリミックス・アルバムはテクノという音楽をまざまざと聞かせる内容になっている。盟友であるドイツのWESTBAMや電気グルーヴ繋がりで砂原良徳やagraph、日本のテクノシーンをリードするHiroshi WatanabeやGonnoにDJ SODEYAMAなど、確かな実力と正当な評価を得ているアーティストが集結しており、それぞれの音を武器に卓球の曲を作り替えているのを比較しながら聞くのは面白い。例えば"Amazones (A. Mochi Remix)"、日本のハードテクノをリードするA.mochiによるリミックスは原曲よりも更に硬めに、更に灰色に染めたツール性の高いハードテクノに見事に生まれ変わっており、無駄な音を削ぎ落としつつスリム化する事で逆に骨太なグルーヴ感が浮かび上がっている。近年再度TRを含むアシッド・ハウスの魅力に取り憑かれたワタナベヒロシによる"Selene(Hiroshi Watanabe Remix)"は、原曲の多幸感を活かしつつそこに明るいアシッド・サウンドも持ち込んで、疾走感を付加させながらワタナベらしい壮大な叙情性を展開するアシッド・テクノへと自然に作り替えている。DJとしてもアーティストとしても春真っ盛りなGonnoによる"Die Boten Vom Mond(GONNO Remix)"は、つんのめるようなリズムの序盤からスムースな4つ打ちへと展開する変化球的な技を披露するが、強烈なパーカッションやキックによる切迫感はフロアのリアルな空気を表現している。Westbamによるヒップ・ホップな雰囲気もやや含むゴリゴリのベルリン・テクノ的な"Lunatique(WESTBAM Remix)"や、Teiによる小洒落たラウンジムード溢れる"Rapt In Fantasy(TOWA TEI Remix)"等は想定内と言うかリミックスの妙技は感じれられない点で、良い意味で安定感、悪い意味では凡庸にも思ったりもするものの、そこにもアーティスト性は確かに存在しているだろう。多様なアーティストがリミックスしているおかげでアルバムとしての統一感は当然の如く無く、しかしそんなバラティー豊かな内容を無邪気に楽しめば良いと思わせるのは卓球の音楽性であり、曲順もタイトルもオリジナルを逆にしたユーモアも含めて受け入れれば良いのだろう。

Check "Takkyu Ishino"

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| TECHNO12 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Hiroshi Watanabe - Contact To The Spirits 3 (OCTAVE-LAB:OTLCD-2270)
Hiroshi Watanabe - Contact To The Spirits 3
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2016年は本人にとって新たなる局面へと突入した年であったに違いない。日本人としては初となる作品をデトロイトの老舗レーベルであるTransmatからリリースし、また過去の名義であるQuadraの失われたアルバムを復刻させるなど、過去と未来の両方を押し進めてアーティストとして実りのある一年になっただろう。そして本作もその一年の重要な要素であり、DJとしてのクラブで培った経験を作品化したMIXCDで、シリーズ3作目となる本作"Contact To The Spirits 3"だ。ドイツはKompaktとの関わりから生まれた1作目から彼自身を投影したと言う2作目を経て、4年ぶりとなる新作はこれまでと同様に精密な流れによる濃密なストーリー性を持ちつつ今まで以上に感情の起伏を誘発する内容で、ワタナベの激情が見事に音に反映されている。82分というCDの限界時間に21曲も使用した事で怒涛の展開によって熱き感情が激流の如く押し寄せるが、ミックスの最初は清らかな空気が漂い始めるアンビエントな"Sunrise On 3rd Avenue"を用いる事でこれからの壮大な展開を予期しており、そこからは聴く者を圧倒するドラマティックな展開が全く隙間なく続く。序盤にはYonenagaのプロジェクトであるR406による新曲の"Collapsar"がドラマティックな瞬間を作っており、デトロイト・テクノの叙情性がモダンに解釈されているが、中盤のKirk Degiorgio〜Ian O'Brien〜Rennie Fosterらの曲を繋げたデトロイト志向の流れは神々しいまでの光が天上から降り注ぐようで、勢いとエモーションが見事に融和している。また嬉しい事にR406の曲を用いたのと同様に、日本の隠れている才能を引っ張り出す事も意識しており、終盤に向かってjunyamabeによる幻想的な夢の世界に導かれるような"internal_external_where_is_my_body"をプレイし、ラストには7th GateのTomohiro Nakamuraによる"Memories Of Heaven"を配置して興奮と感動をピークに上げつつすっと余韻を残さず消えていくドラマティックな展開を生み出している。音の数や曲の数の密度の高さ、そして感情の込め具合は相当なエネルギー量で、聴く側も決して安易に聞き流せないような美しくも圧倒的な世界観はやや過度にも思われるが、それもワタナベの胸に秘めたるソウルを極限までプレイに反映させた結果なのだろう。魂と肉体を震わすエモーショナルなテクノに圧倒されるばかり。

Check "Hiroshi Watanabe"

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| TECHNO12 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2017/1/7 Hi-TEK-Soul Japan Tour 2017 @ Contact
2015年のカウントダウン、代官山Airのフィナーレを飾ったのがデトロイト・テクノの暴君・Derrick Mayだった。その後、渋谷には新たにContactなる新しいクラブが誕生したのだが、その名付け親もDerrickだったのは何か運命的なモノを感じやしないだろうか。そしてContactにその名付け親であるDerrickが遂に初登場となる今回のHi-TEK-Soulには、彼が運営するTransmatから日本人としては初の作品をリリースしたHiroshi Watanabeも参加するなど、待ちに待っていた一夜が到来した。
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| EVENT REPORT6 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
BEST OF 2016
今年も一年間当ブログを御覧頂いた読者の皆様、どうもありがとうございました。今年も例年と変わらず音楽/パーティー三昧…とはいかず、私生活の変化により忙しくなりなかなか音楽へ時間を割く事が出来ない一年でしたが、それでも音楽に対する情熱は全く変わらず新しい音楽への探求が途切れる事は変わりませんでした。パーティーに関しても新風営法が現場の感覚にはやはり馴染んでいないと感じる点がありつつも、新しいクラブが生まれ少しずつではあるけれどこの業界も活気を取り戻しているようにも思われ、ダンス・ミュージックの未来に展望が見えてきた年でもありました。当方は今後も毎週のようにパーティーに行く事は出来ないと思いますが、来年も新しい音楽も古き良き時代の音楽も分け隔てなく楽しみ、そして素晴らしい音楽をこのブログでアウトプットしていく事を続けられたらという気持ちは変わりません。そんな気持ちで選んだ年間ベスト、皆様の素敵な音楽ライフに少しでも参考になれば。それでは、来年も良いお年を!

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| BEST | 18:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Quadra - Quadra Complete Selection 1995〜2007 Sketch From a Moment (Music In The Deep Cosmos:MITDC-1005)
Quadra - Quadra Complete Selection 1995〜2007 Sketch From a Moment
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2016年、Transmatからはニューアルバムをリリースし更なる躍進を果たしたHiroshi Watanabe。それとは別に自身で作品のクオリティー・コントロールを行うべく「Music In The Deep Cosmos」を立ち上げて、より自分の意思が尊重された作品を送り出す事を始めた。その結果として、彼がまだニューヨークでDJ活動を行っていた1997年の失われた作品、Quadra名義の『Sketch From a Moment』が待望のリイシューとなった。この頃と言えばまだニューヨークはハードハウス全盛時代、そんな中で作品のリリースを始めたばかりのWanatabeはNite Grooves等からハードハウスの影響を受けた今よりも激しさと荒々しさが強調されたハウスを送り出しており、その意味ではまだ若さ故の攻撃性や野心が感じられる初々しさがあった。そして同時期、日本の今はクローズしてしまったFrogman Recordsからリリースしていた名義がこのQuadraで、幾つかのEPをリリースした後に、EPの曲を収録せずに独立したアルバムとして本作をリリースしたのだ。こちらの名義はどちらかと言うとテクノ寄りではあるがやはり時代の背景は存分に音楽性に反映されており、オープニングの"Outset"からしてズンドコした激しいリズム感にうねるベースライン、ドラッギーな旋律に飲み込まれる曲調は正にハードハウスのそれだ。続く"Spiritual"では暴力的なバスドラムが弾け覚醒的なシンセが闇の奥底で黒光りするような危うさがあり、最近の優しくエモーショナルな音楽性とは対照的に真夜中の狂騒を感じさせる。勿論"Water Lily"や"Devastation"のようにKaito節とも言える大らかで包容力のあるメロディーが映える曲、激しい曲に挟まれて癒やしとなるような"Phantom"や"Spell of Rain"など胸を締め付ける程のセンチメンタルな空気に満ちた曲など、その後の円熟時代へと至る予兆は既にここに存在しているのも事実だ。また、畳み掛けるしなやかなビートを刻むドラムン・ベースの"Ground Loop"は、当時の流行を意識している点もあり驚きを隠せない。そんな失われた名作が本人によるリマスターで復活した事を喜ぶべきだが、更に嬉しい事に過去のEPやコンピレーションに収録されていたQuadra名義の曲がシングル・コレクションとして纏められたCDも付いてくるのだから、ファンとしては言う事は無しだ。余りにも感動的な正に大空へと飛翔するような高揚感のあるテクノの"Sky"、そしてその未発表バージョン、2000年以降のレアな曲まで収録されており、そこから時代毎の変化も感じ取れるだろう。長らく失われていた作品だけに、Hiroshi Watanabeの今まで知る事の出来なかった面を知る事が出来る点においても、非常に価値のある復刻と言えよう。





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| TECHNO12 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2016/8/29 Party Paradise Gallery × Night Museum ”Joy” @ Contact
Party Paradise GalleryがプロデュースするJoy、平日は月曜のオールナイトのパーティーながらもKo UmeharaがDJを務め、そしてTransmatからの作品で更に注目を集めているHiroshi Watanabe、Mule Musiq等で活躍するKuniyuki Takahashiの二人がライブを行う…だけではなくその両人のセッションライブも予定されるなど、平日にはもったいなさ過ぎるパーティー。台風も来襲しておりタイミングは難しかったものの、特別な夜になる事を期待してパーティーへと足を運んできた。
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| EVENT REPORT6 | 08:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2016/8/19 Tendenz 1st Anniversary mit U-More @ 0 Zero
青山Zeroを拠点にほぼ毎月開催されているTendenzが、初開催から一周年を記念したアニバーサリーパーティーに抜擢したのは、ベルリンから初来日となるU-Moreだ。今や海外での高い評価を獲得したCabaret RecordingsやFlugelからリリース歴があり、ミニマルとディープ・ハウスの中に更にはブレイク・ビーツの要素も加える事でU-More独自の音楽性を獲得し、今注目を集めるDJ/アーティストの一人となっている。そしてそれをサポートするのはR-406として活動中のYonenaga、Wataru Sakuraba、BroadのTatsuoki、in the mixからTokukazuにDaiyとTendenzのレジデントが集結し、一周年を盛り上げる事になる。
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| EVENT REPORT6 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2016/8/6 Hiroshi Watanabe Transmat “Multiverse” Release Tour Final @ Sankeys TYO
日本人としては初となるTransmatからの作品をリリースしたHiroshi Watanabeが、そのリリースツアーとして半年間に渡り日本各地のパーティーでプレイしてきたが、その集大成としてSankyesでツアーファイナルが開催される。そこにゲストとして呼ばれるのはTransmat繋がりとしてDerrick Mayのおかげでシーンへと復活を果たしたKarim Sahraouiで、彼の曲はテクノのみならずハウスのパーティーでもプレイされるなどエモーショナルな作風はWatanabeとも通じるものがあり、今回の初来日は期待していた者も多いだろう。勿論それだけではなく、ここに至るまでに積み重ねてきたWatanabeのライブも期待せずにはいられず、今夜その集大成を披露する事になるだろう。
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| EVENT REPORT6 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kaito - Another Stories (Music in the deep cosmos:MITDC-1003)
Kaito - Another Stories
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テクノを愛する者であれば多くの人がリリースを夢見るデトロイト・テクノのTransmatから、日本人初のアーティストとして作品をリリースしたHiroshi Watanabe。他にもKaito名義では長年の付き合いとなるKompaktから、そして他の名義でも複数のレーベルから作品をリリースするなど、世界の名立たるレーベルから認められる実力は言うまでもない。しかし、やはりレーベルとの付き合いに全くの制約が無い訳ではなく、ある程度はレーベル性を考慮した活動となるのは仕方のない事だ。だからこそ、今彼が自身のレーベルとなるMusic in the deep cosmosを立ち上げた事には意味があり、より自身の意志が尊重される事でリスナーとアーティストの距離を縮めるような役割を果たす事になる。そんな前提でリリースされたのは2013年にリリースされた『Until The End Of Time』(過去レビュー)のニューバージョンであるが、そのビートレス・バージョンである『Less Time Until The End』(過去レビュー)とも異なり、本人の説明ではオリジナルを制作していた際の初期音源を聞き直した上で現在の感覚で再構築したそうだ。発端になったのは"Star of Snow"だと言うが、より初期衝動を強くしたような"AS original mix"はフロア向けに研ぎ澄まされたオリジナルと比較すると、確かに展開の多いメロディーも加わっており素朴さと温かさが打ち出されているようだ。また柔らかいアコースティック・ギターの旋律に涙する"Smile"は、ここではそれがピアノへと差し替えられたライブで披露されている"Smile AS mix"となり、優しさで包み込む世界観は変わらないもののあどけない可愛らしさが感じられる。そして4つ打ちのリズムから揺れる変則ビートへと差し替えられた"Sky Is The Limit AS mix"は、原曲の直球テック・ハウスな雰囲気からグッと情緒的に溜めのあるダウンテンポへと変化していたり、ビートレスにしながらアコースティック・ギターの枯れた味わいを強調した侘び寂びバージョンの"Until The End of Time AS acoustic mix"など、ダンス/ビートレスに限らずレーベル性に囚われる事なく自身の感性に従うままに再構築したおかげで、Kompaktというフィルターから解放されたKaitoの音楽性が表現されているのだ。Kompaktのレーベル性に沿ったオリジナルと本作のどちらが素晴らしいとかを競うのではなく、これがHiroshi Watanabeというフィルターのみを通したKaitoの音楽である事を示す為の『Another Stories』であり、今後より一層創作活動を広げていく事を示唆するアルバムなのである。



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| TECHNO12 | 11:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2016/5/21 Sunset Lounge @ 江ノ島展望台
Sunset Lounge 2016 Part1

もう既に蒸し暑さも強くなってきた5月、今年もまたSunset Loungeの季節の到来だ。2003年のFreedom Sunset時代からもう10年以上も経過し、老若男女が気軽にピースフルな体験を出来る夏の海のパーティーとして定着しているが、世界的にも活躍するベテランから実力を秘めた若手、そしてテクノ/ハウスだけに拘らないダンス・ミュージックまでの人選と、幅広い層が参加出来る環境ながらも本格的な音楽性を伴う事で間口を今も尚広げている。今回はパーティーのレギュラーDJになっている井上薫、TransmatからアルバムをリリースしたばかりのHiroshi Watanabe、人力ブレイク・ビーツを披露するKEIZOmachine!、ハウスのプレイでは定評のあるDazzle Drums、そしてDJ NOAと全く隙のない出演者が揃い期待度は非常に高い。
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| EVENT REPORT6 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Hiroshi Watanabe - Multiverse (U/M/A/A Inc.:UMA1078-1079)
Hiroshi Watanabe - Multiverse
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過去にはNYハウス全盛時代にNite Groovesから、00年代にはドイツはKompaktやIbadanにKlik Recordsと、日本よりは海外で評価を高め世界の著名なレーベルから作品をリリースしているワタナベヒロシ。そんな彼にとってもテクノの聖地であるデトロイトは夢のまた夢であったに違いない。そんな折、熱き情熱を持つ彼に共感したアーティスト/DJの一人にデトロイト・テクノのイノベーターでもあり、Transmatを主宰するDerrick Mayがいた。Yellowクローズ時のパーティーでのDerrickとの共演や出会いはいつしか長い交流へと発展し、その音楽的な情熱の共感は遂にワタナベの作品をTransmatからリリースする事へと繋がった。それが久しぶりのTransmatの活動の復活第1弾作品として2月にリリースされた"Multiverse EP"(過去レビュー)であり、国内でも早々とソールドアウトし、来日した海外のDJも真っ先にその曲をプレイするなど、やはりと言うか当然の如く既に注目を集めている。但しTransmatとしては現在はアルバムをリリースしない方針のためEPに続くアルバムは出ないかと思っていたところ、喜ばしい事に日本国内のみでEPと同時に制作された音源がアルバム化されたのだ。前述のEPからも分かる通りこのアルバムは時代を象徴する最新の音楽性と言うよりは、むしろデトロイト・テクノのクラシカルな部分の純度を高めて、無駄なギミックや展開を用いる事なくどれだけエモーショナル性を追求出来るか、そんな気持ちが伝わってくる内容だ。感動的なまでの美しいメロディーの展開や叙情的な世界観を演出する事に長けているワタナベは、当然デトロイト・テクノやTransmatとの相性が悪い訳がないとは思っていたが、それでもすんなりとあるがままに馴染んでいるとは、最早この邂逅が運命だったと言われても疑いようはないだろう。前述のEPは選びぬかれた作品だけにフロアのピークタイムに適した曲が多かったが、本作にはアルバムとしての構成を活かすようなバランスの取れた選曲がなされている。TR系を思わせるタムが爽快なグルーヴを生み躍動する"Inner Planets"、優しく包み込むようなストリングスが伸びる耽美なテック・ハウスの"Heliosphere"、そしてアルバムの終盤で幻想的なシンセとストリングスが融け合っていくアンビエントの"Time Flies Like an Arrow"と、EPの音楽観を壊さずに更にドラマティックな起伏を盛り込む事に成功している。ただただ熱き情熱を基にどれだけ人の心を揺さぶれるのか、それを訴えかけるような実に真摯なテクノは、デトロイトの愚直なマシン・ソウルと共振する。またボーナスCDとしてアルバムの曲をミックスした盤も付いているが、そちらはよりクラブのパーティーらしい興奮を呼び起こす高揚感があるので、なお一層盛り上がれる事だろう。



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| TECHNO12 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Enitokwa - 2069 (non-entertainment-research:nercd001)
Enitokwa - 2069

何とソロとしては15年ぶりのアルバムだとか、突然リリースされたTakashi HasegawaことEnitokwaのニューアルバム。近年は目立った活動は無かったので知らない人も多いかもしれないが、90年代にはSpace Lab YellowのレーベルであるEast Edge Recordsのアーティスト兼A&RとしてDJ K.U.D.O aka ARTMANとも活動し、日本のテクノの創生に貢献した一人でもある。近年の目立った活動と言えば2008年にJun Yamabeとの共作である『Bisai』(過去レビュー)のリリースで、そこでは霞の奥に消え入るような美しいテックハウスを披露していた。当方もその作品でEnitokwaの音楽に出会い魅了された者の一人だが、このソロ名義の新作こそEnitokwaの全容が顕になったと言っても過言ではない。所謂一般的なテクノのパーティーでプレイされる4つ打ちやダンストラックは皆無で、フィールド・レコーディングも用いてアンビエントやドローンといった要素もある音響で精神世界の旅へと誘い、現実を超越したかの如くここではない何処かの音を鳴らしている。不思議で奇妙な電子音と地上や大気の生命力が伝わるフィールド・レコーディングは一体となりスピリチュアルな雰囲気を醸し、決して表層的なビートはないものの肉体の鼓動と共振するように躍動し、体の隅々まで浄化作用のある音が染みわたる。ライナーノーツのEnitokwa自身による曲解説を呼んで貰えば分かる通り、それぞれの曲にはレコーディングの環境や製作時の様子が述べられているが、そこからも単にツールを目的とした製作ではなく精神状態が音楽性へと反映される事が主となり、感情表現が前面に打ち出されている事は伝わってくる。一体どう述べれば伝わり易いのか、ジャンルとして定義するのは最早困難なEnitokwaワールドは、その音に惑わされ迷った末に辿り着くユートピアか。Hiroshi WatanabeやYoshitake EXPE、SYNTH SISTERSにYuuji HiromotoとMental Youth、そんなゲストらもEnitokwaの音楽性に豊かな音色を付け加える事でよりスピリチュアルな趣きを加え、かつ生命の胎動さえも感じられる展開を見せる。その奇想天外で唯一無二なサウンドはユーモアに溢れているが、耳を澄ませばいつしか忘我へと至るだろう。



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| TECHNO12 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2016/4/30 GET BETTER ANDREW !!!!! @ Womb
久しぶりの来日という事で楽しみにしていたAndrew Weatherallが、パーティー直前になり体調不良でキャンセルというショッキングな状態。そこで急遽組まれたパーティーは国内勢のアーティストのみという潔さが伝わってくる内容で、元々出演予定であったGonnoに加え、国内外で活躍し最近Transmatから新作をリリースしたHiroshi Watanabe、エレクトロニカ系の牛尾憲輔ことagraph、そしてWombでもレジデントを担当する石野卓球が参戦と一夜を楽しむには十分な面子が集結した。
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| EVENT REPORT6 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2016/4/23 Laurent Garnier @ Contact
オープニングパーティーからいきなりパーティー途中で営業中止となり、幸先が危ぶまれたContact。それから3週間が経過してようやくオールナイト営業へと戻り、久しぶりの来日となるLaurent Garnierのパーティーも準備は万全。テクノやハウスだけではなくジャンルを横断し、正に音楽の旅を表現するGarnierのプレイは今夜は一体どんな道を進むのか。
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| EVENT REPORT6 | 19:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Hiroshi Watanabe - Multiverse EP (Transmat Records:MS96)
Hiroshi Watanabe - Multiverse EP

デトロイト・テクノを体現するDerrick Mayが主宰するTransmatは、恐らく情熱的なテクノを愛する者にとってはいつかは自分の作品がリリースされたらと夢を見るレーベルの一つだろう。DerrickのDJ業が多忙を極めるが故にレーベル運営自体が決して順風満帆とは言えないが、忘れた頃に時々復活を果たすこのレーベルは何時だって注目の的だ。そして、予てからDerrickがその人が手掛けた曲を積極的にプレイしつつ、同時にその人と共演を果たしていた日本人が居る。その人こそKaito名義でも活躍するワタナベヒロシで、長年の関係が実を結び遂に彼の曲がTransmatからリリースされたのだ。元々エモーショナルで激情型のテクノを産み出す事には長けているワタナベ氏ではあるから、Transmatからの作品だからと言って無理にレーベル性に合わせたような意識はなく、寧ろ自然とそれに調和しているのは最早運命的とさえ言ってよいだろう。タイトル曲の"The Multiverse"からして広大な宇宙の遠く何処までも飛翔するようなハイテックなテクノで、その突き抜ける疾走感とドラマティックでさえある高揚感は正にTransmat的であり、そしてワタナベヒロシ節でもある。"The Leonids"では彼らしい叙情的なストリングスの中から胸を締め付ける切ないピアノのコードが浮かび上がってくるが、これは如何にも彼らしいソウルフルで熱さを伴うテクノで、何となくDerrickと共振する精神性が伝わってくるだろう。裏面の"Soul Transitions"はやや闇に潜り込むようなディープな質感があるが、じわじわと侵食する如くシンセのフレーズが反復を繰り返し、DJ視点で言えばツール的な要素が強いだろう。そして最後はふっくらとしたキックが安定感のあるビートを刻みつつ、小刻みに揺れ動くシンセのメロディーが疾走感を産み出す"Aperture Synthesis"が収録されているが、途中から浮かび上がる幻想的なパッドが壮大な世界観を演出する。見事なまでのテクノ・ソウル、レーベル性と違和感の無い音は、流石Derrickが自ら聴き込んで厳選してリリースする方針を貫いている証拠であり、決して縁故だけではなく音楽性を認めた証でもある。尚、アートワークはデトロイト関連では第一に名が挙がるAbdul Qadim Haqqが担当しており、当然デトロイト・テクノ好きな人を刺激するのは間違いなく、ここはデータよりもアナログで買うべきなのは言うまでもない。



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| TECHNO12 | 12:00 | comments(1) | trackbacks(0) | |
2016/1/23 WOMB presents REEL UP 新年会 @ Womb
記憶を遡ってみると最後にWombに行ったのも既に2年以上にも前になり随分と足が遠のいていたが、今回は久しぶりに足を運ぶのもテクノ好きならば当然といった内容だ。長らくKen IshiiとDJ Yamaが開催しているReep Upが久しぶりに開催される事になったのだが、そこには日本のテクノ黎明期から活動するDJ Wada、そしてHiroshi WatanabeによるKaito名義のライブ、近年世界的に評価を高めているGonnoが参戦するとなれば遊びに行かずにはいれないないというものだ。また15年以上もパーティーが繰り広げられているWombも2月にはリニューアルの為に店内が改装工事される事が決まっており、開始時からのWombを体験出来るのもこれも最後といった意味で興味深い一夜だ。
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| EVENT REPORT6 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2015/8/14 INNERVISIONS 2015 feat. Marcus Worgull @ Air
Dixon、Âme、Henrik Schwarzといったタレントを擁するInnervisionsは確かに現在のダンス・ミュージックに大きな影響を与えたレーベルではあるものの、前述のアーティストの活動ばかりが目立ち、それ以外のアーティストの来日はどうしても少ないのが現状だった。レーベルの初期から活動するアーティストの一人であるMarcus Worgullも未だ来日はなかったものの、しかしこの度ようやくの初来日を果たす事になった。Marcusの音楽性はInnervisionsらしい官能的なメロディーとソウルフルな歌を組み合わせたスタイルが多く、リリースする楽曲はどれもヒットしアーティストとしての存在感は言うまでもないが、そんな彼が一体どんなDJをするのか期待をせずにはいられない。
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| EVENT REPORT5 | 15:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2015/7/11 groundrhythm x Freedom Sunset @ Air
Airオープン当初から続くgroundrhythm、今回はレジデントでもある井上薫も何度も出演を果たしているFreedom Sunsetとのコラボレーションを行う。Freedom Sunset改めSunset Loungeへの出演の為に結成されたSunset Sessions、またKompaktでの活躍も輝かしいHiroshi WatanabeことKaitoと二組がライブ出演もしつつ、アフターにはMax Essaが待ち受けておりメインフロアの充実度は言うまでもなく、当然メインの時間帯は井上薫が担当とこのパーティーの醍醐味は変わらない。
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| EVENT REPORT5 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
DJ Emma Presents Nitelist Music 4 Acid City 2 (Nitelist Music:NM21032)
DJ Emma Presents Nitelist Music 4 Acid City 2
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DJ EMMAによる過去のシカゴ・ハウスから派生したアシッド・ハウスの魅力を、現在の時代に即したものとして生まれ変わらせた「Acid City」。2013年に「Acid City」(過去レビュー)の第一弾をリリースしてから1年半、遂にその第二段がリリースされた。その間にもDJ EMMAは隔月開催のレギュラーパーティーとして「Acid City」を開催し、ハウスやテクノと共に新旧のアシッド・ハウスを織り交ぜながらその魅力の再認識させる布教活動を行い、また世の中ではTB-303やTR-808/909を生まれ変わらせたAIRAも発売されるなど、アシッド・ハウスという音楽に対して追い風が吹いているのは間違いない。そんな勢いに乗ってリリースされた本作には、過去に参戦したMalawi Rocks、Kuniyuki、Gonno、Nudeら、そして新たに参加したのはKen Ishii、 DJ Nori、Disq Clash(Chester Beatty + DJ Shufflemaster + DJ Yama)、Hiroshi Watanabe、Q'Hey、Chidaなど、前作以上によりバラエティーに富んだアーティストが収録されている。DJ Noriによる"80's Drug"はMaurice Fultonとの共作で昨年にRunning Backからリリースされていたものだが、シカゴ・ハウスの凶悪的な音とは異なる冷ややかなブリープ・ベースが特徴のアシッド・ハウスで、歪なアシッド・サウンドながらもユーモアさえ感じられる明るい曲調だ。Kuniyukiによる"Acid Air"は「Acid City」のパーティーにライブ参加した時のインスピレーションを元に制作されたそうだが、Kuniyukiらしい有機的なパーカッションによる生命力が溢れるグルーヴの中に新たに導入したTR-8/TB-3のドラッギーなアシッド音がじわりと染み入るディープなアシッド・ハウスで、古典的な音の要素を活かしながら原始的な祭事の狂騒を喚起させる。最もアンセムらしい出来栄えの曲は間違いなくHiroshi Watanabeによる"Infinity Sign"だろうか、じんわりとベースラインが反復する序盤から徐々にTR系のシャッフルするリズムが浮かび上がり、その中を掻い潜るプリミティブなアシッド・サウンドはワイルドピッチ・スタイルを踏襲している。そして滴り落ちるように情感を添えるピアノのソロ展開と美しいパッドによる開放感は、アシッド・ハウスという音楽を根底に持ちつつもHiroshi Watanabeという個性によって新たな魅力を発するのだ。その他にもプログレッシヴ・ハウス寄りなアシッド系からバレアリックな多幸感のある緩いアシッド、エレクトロ寄りのギラついたアシッドにアッパーで硬めのアシッド・ハウスまで、アーティスト毎の特色を打ち出しながらアシッド・ハウスの魅力を存分に体感させる内容だ。古き良き時代の音楽をただ拝借するだけでなく、それを時代に合わせてアップデートするこのプロジェクトは、アシッド・ハウスを知らない世代に対してもきっと訴えかけるような新たなる魅力を放つだろう。





Tracklistは続きで。
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| HOUSE10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2015/1/16 The Field Live In Tokyo 2015 @ Unit
昨年の来日ツアーから丁度一年、今年は東京のみとなるがThe Fieldが来日ライブを披露する。昨年はアルバムをリリースしたばかりであった上に、バンド体制ではなくソロでのライブという点で新生The Fieldを体験出来る意味合いもあった。しかし、今回は特にアルバムリリースもなかったので昨年からの変化はないのではと気になる点もあったが、ファンとしては素直にThe Fieldの音楽をあるがままに楽しみたいと思い遊びに行ってきた。そしてその脇を固めるのは日本からはHiroshi WatanabeとGonno、Berghain系のOstgut-TonからBarker & BaumeckerのBarkerと、DJ陣も全く隙のない実力派が揃い、パーティーの体制は万全だ。
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| EVENT REPORT5 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2014/12/28 Leaves @ Origami
Iori WakasaとYou Forgotが2014年に立ち上げたLeavesは、まだ2回の開催ながらもどちらとも多くの動員を記録して、尚且つパーティーとしても非常に素晴らしい内容と話には聞いていた。不幸にも予定が合わずに今までは遊びに行く事が出来なかったが、3回目にしてシカゴからDJ Sneakが来日するとの事で照準を合わせて待っていたのだが…前日になり体調不良によりDJ Sneakのキャンセルが告げられた。正直に言えば非常に楽しみにしていた分だけ落胆を隠す事は出来なかったが、しかし若手有望株のIori WakasaとYou Forgotのプレイに期待し遊びに行く事にした。
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| EVENT REPORT5 | 17:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2014/12/13 Acid City @ Air
アシッド・ハウスに可能性を見出し再度その普及と発展に身を捧げているDJ EMMAが、新たに立ち上げたパーティーが"Acid City"だ。年内最後となる今回の開催は5年ぶりにリリースした自身の人生とも呼べる"EMMA HOUSE"のリリース記念も兼ねているそうだが、そこにはEne Recordsを主宰するChidaと、日本が世界に誇るアーティスト・Hiroshi Watanabeが登場する。
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| EVENT REPORT5 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kaito / Mohn - Michael Mayer / Saschienne Mix (FM X:Kompakt 1)
Kaito / Mohn - Michael Mayer / Saschienne Mix
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ドイツはケルンの老舗レーベルであるKompaktはその傘下に様々なレーベルを抱えているが、近年はKompakt直販という名分でFM Xなるレーベルを設立してアナログのみの限定シリーズをリリースしている。とは言いながらも日本にも量は少ないながらも輸入されたので、購入したのが本作(と思ったら早速デジタル配信されたのは、もやもやした気持ち)。収録されたのはKompaktを代表するKaitoと、そしてKompaktの設立者でもあるWolfgang Voigtの曲で、それぞれをKompakt関連のMichael MayerとSaschienneがリミックスと、その全てがKompakt色となっている。目玉は何といってもKaitoのリミックスである"Behind My Life (Michael Mayer Mix)"であろうか、ダウンテンポで激情とでも呼ぶべき熱い感情が湧き出るトラックを、よりDJツールとして使いやすさを携えた4つ打ち感を強めたリミックスを行っている。原曲は如何にもKaito節が炸裂したドラマティックな作風なのだが、Michael Mayerは郷愁の念を残しながらも全体的にフラットな構成に抑制しながら持続感を引き出す事で、DJミックスにもはまるような作風へと作り変えているのだ。"Saturn (Saschienne Mix)"の方もクラブ・トラックとして調理されており、ビートレスで荘厳な宗教的な世界観もあったWolfgangの個性を、ディスコ的な4つ打ちやボーコーダーを通した歌を加える事で西洋的ブギーとでもいうようなやんちゃなテクノに生まれ変わらせ、Kompaktらしいポップな才能を発揮している。と作品に参加している全員がKompaktアーティストなので、レーベルのファンならば当然気に入る作品であろうし、またそうでなくともDJ向けに手が加えられたリミックスは必見だ。



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| TECHNO11 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2014/7/18 Dub & Raven @ Bonobo
クラブというよりはその小さやや和んだ雰囲気からは、ミュージック・バーと呼ぶのが相応しいBonobo。古民家を改装したこのバーは1階にフロアとバーがあり、2階にはなんと座敷や屋外テラスのチルアウト用スペースもあるなど、他のクラブでは体験出来ない一風変わった作りが持ち味だ。当方は数年前に行ったきり足が遠のいていたが、この度Hiroshi Watanabe aka Kaito、Word Of MouthはDJで、KoyasやShigefumi Wadaがライブで出演するパーティーがあり、聴き馴染みのあるアーティストから初めて体験するアーティストまで興味深い面子が揃ったので、久しぶりにBonoboへと遊びに行く事にしたのだ。
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| EVENT REPORT5 | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kaito - Less Time Until The End (Kompakt:KOMPAKT 292)
Kaito - Less Time Until The End
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Kompaktを代表する日本人アーティスト・ワタナベヒロシによるKaitoは、オリジナル・アルバムを制作する度にそれと対を成すビートレス・アルバムを手掛ける事が慣例化している。本作もそれに倣って2013年にリリースされた4thアルバム"Until The End Of Time"(過去レビュー)のビートレス・バージョンであるが、単にビートを抜いた作品ではなく一から構成を見なおした上でのリアレンジ作品である事を念頭に置くべきであろう。違いはまずジャケットから気付くかもしれないが、モノクロな空の写真に何処かシリアスな雰囲気も漂っていたオリジナル・アルバムに対し、本作では同様に空の写真を使いながらも深く青い空の中に星の瞬きさえもが映り込み、一転して心の中の雲が晴れたようにさえ感じられる。実際に曲の方もビートを無くした事により、よりメロディーやコード展開へと主体は移るわけだが、幾分かシリアスな雰囲気は残りつつもビートによる重厚感が無くなった事で全体としてのムードは郷愁へと傾いているように聞こえる。Kaitoにしては珍しいアコギの音色を取り込みオリジナル盤でも異才を放っていた"Smile"は、ビートレス化の際に柔らかなストリングスを上乗せするなどよりメロウな趣を強めている。またKaito節とも言える圧倒的なビートの勢いに飲み込まれる"Star Of Snow"も、ここでは静謐なストリングスが聴く者を癒やすかのように優しく包み込み、大らかな宇宙が何処までも広がっている。ビートではなくメロディーを浮かび上がらせる事で、ある意味ではオリジナル以上に心の奥底にある強い希望/意志がはっきりと伝わってくるようで、ビートを削ぎ落とした事で基盤が弱体化しているなどという事は一切無い。またビートレスだから本作がアンビエント・ミュージックかというとそうでもなく、単にBGMとして聴き流すには余りにも心象風景を誘発する音楽は、どちらかといえば音にイメージを含ませるサウンドトラック的な傾向が強い。アルバムを違う解釈で見直したら…と意義と面白味を伴い、Kaitoのより美しく深遠なる世界が広がるビートレス・アルバムだ。



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| TECHNO11 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
G.I.O.N. - Rising Up EP (Human Race Nation:hrn 9)
G.I.O.N. - Rising Up EP
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日本は長野にて10年程の活動を続けるインデペンデント・レーベルのHuman Race Nation。Atsushi FujisawaとShouhei KoshiによるG.I.O.N.名義で活動する場であり、非常にのんびりとしたペースではあるが時折発表する作品はフロアに根ざした機能的なテクノで、地道な活動ながらも着実に個性を上積みしている。そしてG.I.O.N.による3年ぶりの新作は、今までにもテクノリスナーには馴染み深いアーティストをリミキサーに起用してきたのと同様に、今回もHiroshi WatanabeによるQuadra名義と、そしてシカゴ・ハウスの巨匠であるRobert Armaniを起用している。G.I.O.N.による"Forever Forward"は乾いたキックやハイハットなど最小限の音で鋭角的なリズムを生み出した完全ツール仕様で、全体をシェイプアップして音の抜き差しで展開を付けているのだが、このリズムのみによる粗暴なグルーヴ感は何となくシカゴ・ハウスに通じるものを感じる。対してQuadraのリミックスはよりどっしりした4つ打ち感を強めた上に、オリジナルにはない叙情が溢れだす幻想的なメロディーを被せて、まさにヒロシワタナベ風なしんみりしたディープな世界感を展開。逆にRobert Armaniはオリジナルの方向性をそのまま推し進めて、前のめりな暴力的グルーヴにドラッギーな発信音を付け足して、ガッチガチで狂ったようなシカゴ・テクノを披露。機能性のオリジナル、感情に訴えかけるQuadra、インパクト勝負のRobertと三者三様の持ち味が発揮されており、DJによってどれを使うかと選択肢のある一枚となっている。



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| TECHNO10 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2013/12/21 PRIMITIVE INC. & UNIT presents KOMPAKT.JAPAN 05 20th Anniversary edition KAITO "Until the End of Time" Release Party @ Unit
今年はドイツはケルンのテクノレーベル・Kompaktの20周年。年内にあるのかないのか微妙だったものの、紆余曲折の末ようやくレーベル20周年記念とKaitoのアルバムリリース記念を合わせたKompakt Japanの開催が決まった。今までにもKompaktの人気アーティストを招待し開催を続けていたが、今回はデンマークの新星・Taragana Pyjaramaを招待。弱冠22歳ながらも一枚のEPがKompaktに認められ、2012年にはKompaktよりデビューアルバムもリリースしている。そして日本のKompaktと言えばHiroshi WatanabeことKaito。今回は何と90分にも及ぶライブを行うと言う事で、いつも以上に特別にKaitoがフォーカスされるパーティーとなっていた。
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| EVENT REPORT4 | 17:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kaito - Until The End Of Time (Kompakt:KOMPAKT CD 111)
Kaito - Until The End Of Time
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個性を守りぬく事と個性を塗り替える事は相反するように思われるが、4年ぶりのKaito aka Hiroshi Watanabeの新作はそれを同時に成し遂げているように思われる。今までのトレードマークであったアルバムジャケットに息子のカイト君が登場しない事は、Kaitoの再スタートとしてイメージを刷新する事を示唆しているが、このアルバムではKaitoらしい大らかな包容力や優しい温もり、そして感動的ですらある性質としてのトランス感を携えている。その一方で、今までにはあまり聞けなかった内向的なダウンテンポが増えるなど、ダンスフロアを以前よりも意識しない私的な作品としての性質も浮かび上がっている。前作「Trust」で開放感のある晴々しい作風として一旦はピークを迎えた感もあったKaitoの音楽性だが、精神的な意味で仕切り直しを実行した事で、よりワタナベ氏がKaitoと一生を共にすると言う決意の重みを増したムードが強まっているのだ。そう言った意味でも本作に於ける密度の高いムードには、爽やかで至福が満ちた開放感と言うよりは、自身の内面と向き合った真摯な気持ちが込められているようで、表面的には突き抜ける多幸感で覆われているわけではない。先行シングルとなった"Run Through The Road In The Fog"にしろ"I'm Leaving Home"にしろ、明確なメロディーと言うよりはもやっとした叙情で包み込むような作品だ。勿論メロディアスなKaito節が炸裂する"Star Of Snow"では神々しくオーロラに包まれるような幻想的な世界観は圧倒的で、フロアでこそ映えるドラマティックなダンストラックとして成り立っている。また本作に於ける変化を象徴する曲が先行シングルの"Behind My Life"と、最後に用意された"Smile"だろう。前者はノイジーなギターサウンドらしい咆哮が切ないダウンテンポであり、特に後者はアコギを指弾きしたようなメロディーが耳に残るラストを締め括るのに相応しい曲で、新生Kaitoの存在感を強く表している。陳腐な表現になってはしまうが、アーティストとして円熟を迎えた上でより進化が感じられるアルバムであり、いつにも増してシリアスな心情が投影されている。



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| TECHNO10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2013/10/11 Hiroshi Watanabe @ Origami
表参道に新たにオープンしたクラブ・Origami。まずまずクラブのホームページを見る時からアカウント登録が必要だとか、曜日毎にレジデントを完全に固定し一夜に1DJだけなど、今どきのクラブにしては随分とストイックなスタイルを貫き敷居を高く設定しているようだが、サウンドシステムにはアジア圏では初導入になるINFINITE SYSTEMを設置と謳って音にも拘りを示している。今回の第二金曜はKaito名義でも人気を博しているHiroshi Watanabeがオープン〜ラストでDJを担当しているので、Origamiの様子見も兼ねて遊びに行ってきた。
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| EVENT REPORT4 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kaito - Recontact (Octave-lab:OTLCD1970)
Kaito - Recontact
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10年以上に渡りレーベル唯一の日本人としてKompaktから作品を送り出し続けているKaito。Kaito、またの名をワタナベヒロシはかつてKompaktの魅力を世に伝えるべく"Contact To The Spirits"(過去レビュー)と言うKompakt音源縛りのMIXCDを制作したが、2013年はレーベルの20周年記念と言うこともあり再度同じアプローチを手掛けるのに最適な瞬間であったのかもしれない。本作はその企画が還ってきた事、そして再度レーベルの音楽性と接触する意味合いも込めて"Recontact"と名付けられている。前作と明らかに異なる点は2枚組であり、1枚目は確かにKompakt音源のみなのだが、2枚目は傘下のSpeicherの音源を使用している事だ。Kompakt Sideに関しては膨大なカタログと多岐に渡るジャンルを取り扱うレーベル性をあまねくとは言えなくとも、しかし非常にストイックなミニマル性からシャッフルするテクノの躍動感、またはレーベル発足当初から息衝くアンビエントな佇まい、そして忘れてはならない快楽的ともさえ思われるポップな世界観まで掬い上げ、スケール感の大きい展開を生み出す緩急を付けたミックスを行い、これぞ正しくKompaktと言える世界観を引き出している。対照的にDJツールとして機能美を引き出したと言えるのがSpeicher Sideであり、こちらはKompaktに比べると多様性よりも断然ダンス・ミュージックとしてのグルーヴ感を主張したトラックが並んでいる。勿論全く幅が無いだとか味気ないツール集だとかそんな事はないが、ハイエナジーに漲るラフな攻撃性や図太いグルーヴながらも疾走感を伴っており、肉体に直接作用する事を目的とした音楽性がSpeicherなのだろう。不気味ささえ発するエグい狂気や平常心がドロドロと融解するトランス感覚もあり、Kompaktでは出来ない音楽性を実験しているようにさえ聞こえる。Kaitoと言う同じ一人のDJが手掛けながらも、兄弟レーベルでの違いをまざまざと感じさせれる事に興味を覚えつつも、Kaitoらしい激情が溢れる心情の吐露が大きな波となって迫り来るMIXCDだ。

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| TECHNO10 | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kaito - Behind My Life (Kompakt:KOMPAKT 284)
Kaito - Behind My Life
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ワタナベヒロシにとってのライフワークと言っては言い過ぎだろうか、唯一ドイツはKompaktと契約を結ぶ日本人アーティストによるKaitoは、彼にとっての音楽活動の中でも最も重要なプロジェクトだろう。特にご子息の名前から名付けられたユニット名に、作品のジャケットではカイト君が被写体となるなど独特の存在であり続けたが、3年ぶりとなる本作では遂にジャケットからカイト君の姿は消えている。アートワークを手掛けたのはTread名義でも活動を共にする北原剛彦氏で、カイト君からの独立と共に遂にKaitoの新章が始まったのだ。音楽については静謐な瞬間を封じ込めたジャケットから想像出来るように、浄化した如くトリートメントされたシンセの音を用いた内省的で荘厳なテクノをより極めている。霞の奥でダイナミックに躍動するキックが鳴り響く中、徐々に幻想的なシンセリフが浮かび上がりストリングスと有機的なハーモニーを奏でながら、叙情感を拡散させずにキープし続ける"Run Through The Road In The Fog"。対して切なさを帯びた淡いシンセと意外にも咆哮するギターサウンドが郷愁を醸し出し、ゆったりと揺蕩うようなブロークンビーツと絡み合って開放感を生み出す"Behind My Life"。どちらも単なる踊る為だけのテクノではない、よりパーソナルな心象を描き出したKaitoの希望や情熱が感じられ、このプロジェクトにも変化が訪れている事を告げている。勿論今までのKaitoファンを納得させる出来である事は言うまでもない。

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| TECHNO10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2013/7/6 DAIKANYAMA UNIT 9TH ANNIVERSARY LOS HERMANOS -SOUL SAVER LIVE- supported by PRIMITIVE INC. & METAMORPHOSE @ Unit
早いものでUnitも遂に開業9周年。今週から来週にかけてはその記念パーティーを数度に渡り開催しているが、2日目はPRIMITIVE INC.とMETAMORPHOSEがサポートを行い、デトロイトからはLos Hermanosに日本からはHiroshi Watanabe、Calm、Ametsub、Inner Scienceらが出演した。Los HermanosはSoul Saver Liveを銘打ったライブを予定し、Inner Scienceもライブ出演と、普段のパーティーよりもライブが打ち出されているのが9周年のパーティーらしく楽しみであった。
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| EVENT REPORT4 | 11:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2013/5/2 PRIMITIVE INC. & UNIT presents KOMPAKT.JAPAN 04 20th Anniversary edition @ Unit
日本にて定期的に開催されているKompaktに焦点を当てたKompakt.Japan。今年はKompaktの前身から数えると20周年にもなるそうで、Kompakt.Japanも20周年記念バージョンとして気合を入れて開催される事になった。今回のゲストはKompaktの夫婦ユニット・SaschienneのライブにそのメンバーであるSascha FunkeのDJ、そして日本からは当然Hiroshi WatanabeことKaitoのライブとAmetsubも参加してKompaktの一夜を繰り広げた。
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| EVENT REPORT4 | 17:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2013/4/13 ESCAPE presents Galactic Soul @ Eleven
魂を揺さぶる程にエモーショナルなテクノを手掛けるVince Watsonだが、Vincent I. Watson名義によるサウンドトラックを思わせるノンビートなアルバムに於いても、ビートが無い事でより美しい音響を活かしたエモーショナルなテクノを聴かせる事に成功した。そして彼の音楽の真骨頂はライブにあるのだが、初来日であったYellowから10年以上経過した上でElevenへと改められた場所へと遂に帰還してライブを披露する事になった。そのライブの前後にはHiroshi WatanabeとAlex from TokyoのDJがあり、正に"Galactic Soul"と言う一夜に相応しいアーティストが集結した。
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| EVENT REPORT4 | 17:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
BEST OF 2012
今年も一年間当ブログを御覧頂いた読者の皆様、どうもありがとうございました。相変わらず音楽は作品が売れないだとか、パーティーも以前に比べると活気がないだとか、ここ数年同じように苦しい状況が続いています。しかし昔から変わらず、それどころか都内ではパーティーもどれに行くべきか悩むくらいに溢れており、その充実度は昔よりも遥かに高いでしょう。またクラブミュージックに於いてさえデジタル配信は既に充実していますし、その一方で再度アナログでのリリースに拘るアーティストも増えてきたり、音楽を聴く為の環境自体は十分に整っている事は間違いありません。決して音楽自体の魅力が失われているわけではないと、私は信じています。さて、それではそんな気持ちで選択した毎年恒例の年間ベストと共に、来年も良いお年を!
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| BEST | 09:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2012/12/8 KOMPAKT. JAPAN 03 Michael Mayer "Mantasy" World Tour @ Unit
ドイツテクノの象徴とも言えるKompaktが日本に於けるレーベルショーケースとして開催しているKompakt Japan。半年ぶりとなる第3回目の開催は、先日アルバムをリリースしたばかりのレーベルオーナーであるMichael Mayerをゲストに、そして日本からはKompaktを代表するアーティストの一人であるKaito aka Hiroshi Watanabeと正確無比で職人芸的なDJを実践するDJ Wadaと強力な面子が集結した。
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| EVENT REPORT4 | 18:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2012/9/2 TENKA3 @ おおばキャンプ村
2009年、2010年は和田海岸にて開催された野外パーティーであるTENKAが、2年ぶりの開催となる今年は場所を西多摩のおおばきゃんぷ村へと引越しをし開催されました。「最高のシチュエーションで、最高の音楽を」と言う主催者の熱いコンセプトの基、期待が高まる若手から日本を代表するベテランまで幅広くアーティストを集結させたTENKA3。普段のクラブとは異なる雰囲気も楽しみにパーティーへと遊びに行って来ました。
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| EVENT REPORT3 | 12:00 | comments(1) | trackbacks(0) | |
2012/8/3 HIROSHI WATANABE "Contact To The Spirits 2" RELEASE PARTY @ Air
ワタナベヒロシにとって特別な意味合いを持つまでになったMIXCD「Contact To The Spirits 2」のリリースパーティーが日本各地に渡って開催されましたが、その最終章は代官山はAIRにて開かれました。特にこの最終章ではMIXCDにも曲が起用されワタナベさんが気になっているアーティストを集め、デトロイトからはミニマル・ダブ狂のDeepchord presents Echospace、日本からはワタナベさんもプロデュースしたMingussにJun Yamabe exe MexicoやBirdcageが出演とリリースパーティーのラストを飾るに相応しいパーティーとなりました。
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| EVENT REPORT3 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
SERi - Time And Space (414EAST Recording:414ECD-001)
SERi - Time And Space
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静岡在住のテクノアーティストであるShigeru SerizawaことSERiの初のアルバムがリリースされました。初のアルバムとは言うものの音楽活動はかれこれ20年近くにも及ぶようで、2006年頃から国内のAsianDynastyや海外のHypnotic Room、Elektrax Recordingsなどから着々とデジタル配信を行っていました。そして本作では近年の代表作とアルバムの為の新作、そしてShin NishimuraやHiroshi Watanabe、M.Fukudaによるリミックスも収録した現時点でのSERiにとっての集大成と言えるアルバムとなります。端正に組まれたリズムや発信音らしき物が執拗に反復する"Elements"、えぐいアシッドな音がじわじわと侵食する"Backfire"や"Monotone2.5"は、ミニマルなDJツールに特化した作風。その一方で"Crytal Edge"や"Dawn"では明確にメロウなメロディーを打ち出していて、湿り気や情緒を含むソフトなテックハウスを披露しています。特に"Raindrops"においては幻想的なパッドやシンセのアルペジオを使用して壮大なドラマを展開しつつ、その下ではかっちりしたリズムが強固なグルーヴを継続させ、アルバムの中でも一際印象的なキラートラックと言えるでしょう。更に"Raindrops (Hiroshi Watanabe Remix)"はオリジナルを落ち着かせつつも荘厳で重厚な世界感を聞かせる、正にワタナベヒロシらしいスケールの大きいテックハウスで有無を言わさぬ心地良さがあります。アルバムの中にはダンストラック/リスニング系の曲があるものの決してちぐはぐな印象は無く、どれも良く考えて緻密に織り込まれた楽曲として統一がありますね。活動歴が長いだけあって初のアルバムとは言うものの、既にベテランらしい安定感のあるアルバムに仕上がっていました。

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| TECHNO9 | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2012/5/20 Nagisa Music Festival Tokyo Edge Effects @ ageHa
今回金環日食に合わせてageHaで行われた"渚"に遊びに行ってきましたが、当ブログの過去記事を検索したところ以前ageHaに行ったのが2010年の7月末だったので、なんとほぼ2年ぶりのageHaへの訪問となりました。久しぶりのageHaと言う事もあり、また出演するアーティストも好みの人が多く楽しみにしておりましたが、日曜夕方から月曜朝までの開催と言う事もあり多少の危惧も感じておりましたがどうだったのでしょうか。
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| EVENT REPORT3 | 22:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
2012/5/18 PRIMITIVE INC. & UNIT presents KOMPAKT JAPAN 02 @ Unit
日本に於けるKompaktのレーベルショーケース第2弾のパーティーには、ブラジルからのGui BorattoとKompaktのブッキングマネージャーも務めるScharre、そして日本のKompakt代表であるKaito aka Hiroshi Watanabe、そしてDJ Yogurtが出演する徹頭徹尾テクノナイト。特にGui Borattoは前回の来日が平日であった為に聴く事が出来る人も多くなかったのですが、この度念願叶って週末でUNITへの出演をようやく果たしました。
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| EVENT REPORT3 | 17:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Hiroshi Watanabe - Contact To The Spirits 2 (Octave Lab:OTLCD-1760)
Hiroshi Watanabe - Contact To The Spirits 2
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5年前にKaito名義でリリースした"Contact To The Spirits"(過去レビュー)はKaitoの魅力と、そしてKompaktとの共同プロジェクトとしてKompaktの魅力を世に伝える意味で特別であった。そして本作はそのタイトルの続編ではあるが名義は本名でとなり、Kompaktの制約も無くなるなど相違はあるが、やはり特別である事は曲目を見て気付くはずだ。一目見て気付くのは彼との繋がりもそれ程なさそうであったデトロイト・テクノやシカゴ・ハウスが導入されている事で、リスナーからすれば少々意外な印象を受けるだろう。しかし本人から聞かせて頂いた話では元々NYでの活動時代からそれらを好んで聴いていた訳で、本人の中ではデトロイト・テクノと結び付く事はなにも意外な事ではないと伺った。となると今それらが表面化してきた事は、レーベルや名義での制約から解き放たれ自分自身の中に常に存在する音楽を、自然と手繰り寄せミックスした結果なのだろう。だからと言って本作がデトロイト系のミックスであるとも思わない。やはりここで聴けるのはワタナベヒロシと呼べる音であり、それは優しく包み込み包容力やそれに相反する沸き起こる力強さを伴うテクノ/ハウスである。これまで以上にリズム/グルーヴの変化の付け方は深みを増し、幻想的なトランス感を呼び起こす音から生々しい肉体感を感じさせる音まで広がりを聞かせながら、曲と曲とを多層的に被せる事で未知なる展開を生み出す事に成功している。また一瞬足りとも気の抜けない流れの中で、最後には日本人の曲が3曲並んでいる事は同じ日本人として喜ぶべきだろう。無理な展開は感じさせずにそれらは当たり前の様に自然とミックスされているが、そこにワタナベさんが日本のダンスミュージックの期待を一身に背負っている気概は伝わってくるだろう。彼にとってもう6枚目となるMIXCDであるのに、停滞とは全く無縁であるどころか明日へと前進を尚続けている。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2012/04/27 PUBLICHOUSE 2nd anniversary party! @ Eleven
この二年間月末の木曜日と言う平日に開催されていたPUBLICHOUSEが、目出度く金曜日へのパーティーへと昇格しました。この日はお馴染みのHiroshi Watanabeのライブにはスペシャルゲストの参加があり、そしてとてつもないファンキーな黒いプレイがお得意のKez YM、そして自分は初めて耳にするRADIQのライブもありと気になるアーティストが揃っていたので、GWの幕開けとして遊びに行ってきました。
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| EVENT REPORT3 | 16:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2012/04/14 SIGNATURE vol.02 @ Sound Museum Vision
Sound Museum Visionと言う大型クラブだからこそ成し得るパーティーがあるとしたらやはり豪華なブッキングを突き詰める事だと思うが、その端的な例が今回のパーティーではなかろうか。デトロイトからテクノとラテンを融合させたライブを行うLos Hermanosを招致し、日本からは若かりし頃にデトロイト・テクノに魅了されたKen Ishii、デトロイトの叙情的な音楽感とも共通する方向性を持つHiroshi Watanabe、そしてデトロイトテクノを愛するTakamori K.が出演すると言うフェスティバルに勝るとも劣らない素晴らしいアーティストが集結した。
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| EVENT REPORT3 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Century Groove Innovation Vol.1 Mixed By Hiroshi Watanabe (Plaza In Crowd:PICCD-006)
Century Groove Innovation Vol.1 Mixed By Hiroshi Watanabe
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ライブに定評のあるKaito名義でも活躍中のHiroshi Watanabeですが、DJに於いては率先的にPCDJに活用すると同時に機器制作の監修も行うなどテクノロジーの発展に寄与しつつ、DJの可能性を広げるプレイに取り組んでいます。そしてこの度PCDJを駆使してFountain Music / Plaza In Crowdの音源のみを使用した、レーベルショーケース的な意味合いを含むMIXCDを完成させました。このレーベルは2008年頃に設立され折衷主義的に美しいエレクトロニック・ミュージックをリリースする事に腐心し、若手やベテランに拘らずに国内外から選び抜いた音楽を日本から世界に向けてリリースしています。そんな音楽性を持つレーベルのトラックを纏め上げるのに適任なのは、となれば壮大で美しい音楽を鳴らすワタナベさんが抜擢されたのも当然の成行きと言えるでしょう。さて、この手のMIXCDはDJの我を出し過ぎればレーベルの情報は局所的となり、一方使用する音源を広く掬い上げるとDJの個性が失われてしまうと言う困難を伴いますが、テクノとハウスの境目を感じさせないジャンル的にシームレスな選曲とそしてPCDJによって実現されるシームレスなミックスにより、制約を忘れさせる程にディープかつ美しいダンスミュージックの魅力を見せつけました。ダビーな残響の中を疾走して行く前半、一息ついてディープな音色に魅了される中盤、そしてラストに向かってエモーショナルな感情が炸裂する終盤と流れに関しては文句無し。そして一時間弱の中で25曲を詰め込んだ事は曲と曲を常に重ねて新たなる鳴り方を生み出し、例えば普段聞き慣れていた曲もいつもとは違う印象を植え付ける作用を生じさせる事でしょう。自分は元々知らない曲ばかりだったのだけれど、それを差し引いても曲はばらばらなのではなく一つのミックスの中で前後の曲と補完しあう様な鳴りをしており、自然に曲と曲とが溶け込んでいるのが心地良く感じられました。ワタナベさんらしい壮大な抒情詩を体験出来ると共に、勿論レーベルにはこんなに素晴らしい音源があったのかと言う驚きもあり、レーベルの思惑は見事に成功したのではないでしょうか。



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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2012/3/12 U.S. - Usual Suspects - @ Warehouse 702
仕事も始まる月曜日ど平日の夜ですが、3月のWarehouseではHiroshi Watanabeがレジデントを務める"Usual Suspects"が開催されています。週毎に選りすぐりのゲストを招いてレジデントとの絡みを楽しめるのですが、その第二週のゲストはDJ Kensei。ヒップホップやディスコから始まりエレクトロニカを通過後のハウスへの接近などジャンルを横断するDJ Kenseiが、テクノをプレイするHiroshi Watanabeと出会う事で一体どんな音が吐き出すのか興味もあり遊びに行ってきました。
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| EVENT REPORT3 | 16:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Minguss - Night Of The Vision (IZIDOA disc:IZDA-1001)
Minguss - Night Of The Vision
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広大な夜空には人の目には感じられない程の光で輝く星が数多ある。普段は感じられないその存在だが、しかし確実にそこに存在する。そしてMingussもまだ我らが見ぬ静かにひっそりと輝く星だったのだろうか。Mingussは元々クラシックを嗜み音大在学中にはジャズに没頭していたのだが、突如として彼女の音楽性を一気に変える邂逅があった。それこそがDerrick Mayの熱狂的なDJであり、デトロイト・テクノであり、その偶然の出会いが彼女が求める音楽像を一気に変えてしまったのだ。またManuel Gottschingの音楽にも魅了された彼女はベルリンまで行きGottschingとも交流をするなど、急速にエレクトロニック・ミュージックへ傾倒をしている。そして世界中で活躍しているお馴染みのHiroshi Watanabeのサポートを得て制作された本作にて、Mingussは目に見えぬ星から眩い光を放つ星へとなるだろう。プロフィールの説明だけで長くなってしまったが、本題に入ろう。テクノに可能性を見出して完成させた本作は確かにテクノであるが、それはダンスフロアの為のだけの音ではなく密室から生まれた想像力溢れる電子音楽でもある。しなやかに紡がれるポップかつ夢見心地なメロディー、重厚感と相反する浮遊感のあるシンセのサウンド、深い透明感と神聖な佇まいを響かせる彼女の歌が自然と融和し、真夜中のハイな気分になれるテクノトラックから夜が明ける頃のドラマティックな歌物トラックまで、アルバムと言うフォーマットの中で一つの物語が繰り広げられる様に場面が切り替わり展開する。Kaitoらしい荘厳な美しさやGottschingらしい官能的なトランス感覚も聞こえてくるが、本作では更に女性らしい繊細でソフトな印象が際立っている。Hiroshi Watanabeプロデュースと言う力添えも影響しているのは間違いなく、ワタナベさんがミックスダウンやマスタリングなどを行う事で彼女の音楽性の方向を忠実に押し進め、Mingussの音その物に更なる繊細さや温かい包容力を与えているのだろう。まだ序章と言えるMingussの音楽、彼女の可能性に期待が大きくなるばかりだ。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2012/1/27 root & branch / UNIT presents "THE FIELD" @ Unit
今ではKompaktの看板的存在にまで成長したThe Fieldですが、テクノやミニマルのみならずクラウトロック等も意識したその音楽性はクラブミュージック外にまで影響を及ぼし、多くのファンを虜にしている模様です。そして昨年3rdアルバムをリリースし満を持しての再来日が決まり、その脇を固める布陣は同じKompaktメンバーであるHiroshi Watanabe、DJ Yogurt、Gonno、Muso Matsuiと抜かりないDJが集まり鉄板のパーティーとなりました。
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| EVENT REPORT3 | 16:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
BEST OF 2011
あけましておめでとうございます。2011年は東日本大震災や原発事故と言う想像だにしなかった災害が日本を襲い、その影響で音楽シーンにも暗い影を落としていたように思われます。しかし多くの海外からの支援や、また国内のチャリティー活動もあり少しづつではありますが、復興に向けて進んでいるのも事実です。そしてそれは音楽と言う文化に於いても同様で、一時期は萎縮してしまったパーティーやクラブミュージックも今ではまた以前と同じ位までに活動を盛り返しております。そんなご時世の中で素晴らしい音楽も、特にそれが日本から多く出てきた事は本当に喜ばしい事で、そんな音楽は僕に人生を楽しく過ごす為の原動力となってくれています。さて今年も本当に沢山の音楽を聴きそれぞれが素晴らしかったのでどれがベストと言うのも難しいのですが、今の気持ちで気に入っている作品を選んでみました。皆様のポジティブな力の原動力となる事を祈って紹介致します。
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| BEST | 09:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Heartbeat Presents Mixed By Derrick May×Air Vol.2 (Lastrum:LACD0216)
Heartbeat Presents Mixed By Derrick May×Air Vol.2
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昨年13年ぶりに新しいMIXCDをリリースしたデトロイトの巨匠・Derrick May。インタビューでの彼の発言からは何処までが本気なのかよく分からない適当さを感じさせるが、その一方で東日本大震災の直後にも拘らず来日しAirやDommuneでプレイした数少ない外国のアーティストであり、良い意味で不真面目に熱い男でもある。だからこそとりわけ日本に対し特別な感情を持っている彼が、またこうして前作から2年も経たないうちに日本向けに新作を出すのは不思議な事ではないのかもしれない。前作に続き相変わらずの一球入魂っぷりが感じられる一発録りのライブレコーディングで、事前に組み立ても考えずその時その時の気持ちに任せた選曲には老獪に練られた流れはないものの、前作に比べると全体を通し音が鮮明でありながら逞しいグルーヴもあり、何よりもエモーショナルな気持ちの揺さぶりたるや前作の比ではない。テクノ、ハウス、アフロ、ジャズ等を入り混ぜたアフリカンな躍動感に合わせて鳴らされる熱き情熱的な音は、震災後の日本への応援の気持ちも込められているのかもと思ったりもするが、それに加えて彼がターンテーブルとあくせく格闘しプレイするからこそ生まれるものなのだろう。流れに関しては前述したように確かに勢いに任せているものの、選りすぐられた曲は普段のファンキーでラフな曲に加え湿っぽく感傷的な曲の比重が増えており、だからこそ力強さとメランコリーに介在するプレイとなっているのだ。前作も悪くはなかったが、新作は前作以上にクラブでの脂の乗っている時間帯のプレイを表現しており、クラブで体感出来るの最高の高揚感を感じさせてくれるに違いない。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(2) | |
2011/12/3 groundrhythm 9th ANNIVERSARY @ AIR
代官山のクラブ・AIRに於ける最長のレギュラーパーティー・groundrhythm。井上薫の自由に解放されたロングセットを体験出来ると共に、彼の審美眼に適う選りすぐりDJ/アーティストがゲスト出演するパーティーも、今回のパーティーで遂に9周年を迎えました。そしてそんな日を祝福する為に呼ばれたゲストには、以前から関わりの深いJebski、Hiroshi Watanabeとライブに定評のある二人。充実した布陣を以って9周年を祝う夜が待ち侘びていました。
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| EVENT REPORT3 | 16:30 | comments(4) | trackbacks(0) | |
2011/10/16 Atrip Vol.11 Restart Anniversary @ 蜂
日曜の夕方ですが、青山のクラブ・蜂にて面白そうなパーティーがあったので遊びに行ってきました。なんでも一年ぶりに開催されるAtripと言うパーティーの再始動記念だそうで、ゲストにはワタナベヒロシや白石隆之、Inner Scienceや北原剛彦を迎えて充実した布陣となっておりました。
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| EVENT REPORT3 | 20:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
2011/09/23 Off-Tone Vol.4〜Early Autumn Ambient Music Festival〜 @ Club Seata
クラブでのパーティーと言えばがんがん踊れる音楽が流れるのが中心ですが、中には踊り疲れた後にチルする為の音楽や、しっとりと楽しむアンビエント系のパーティーもあります。残念ながら日本では海外に比べるとチルアウトルームの存在感は薄く、アンビエントでまったり楽しむ文化も根付いておりません。そんな中、吉祥寺の元映画館を改造したClub Seataでアンビエント系のパーティーが開催されており、Kaito aka Watanabe HiroshiやKoyasが出演していたので遊びに行ってきました。
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| EVENT REPORT3 | 09:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Hiroshi Watanabe - Isolated Soul (Undertone Recordings:UDTR-001)
Hiroshi Watanabe - Isolated Soul
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2010年、札幌で旗揚げしたデジタル配信でテクノをリリースするレーベル・Undertone Recordingsが、突如としてアナログ盤のリリースに着手。その第一作目はKaito名義でも世界で活躍しているワタナベヒロシが新曲を披露。時代、流行に左右されずに自分の音を鳴らす彼らしく、新作でも荘厳な世界観を描き出すディープでメロディアスな作風は健在で、どっしりした4つ打ちのビートにオーロラの様に美しく壮大なパッドが被さるテクノをいつも通りに聴かせてくれます。Kaitoに比べるとよりシンプルに展開も抑えたクラブミュージックとして機能性を打ち出した作風ではありますが、ドラマティックなシンセのリフやしっとりとした音の湿り気には、やはりワタナベさんの熱き魂を感じずにはいられません。そして本作にはリミックスも収録されているのですが、リミキサーに呼ばれたのはなんと井上薫と高橋クニユキ。それぞれが各人の味を打ち出したリミックスを披露しており、これが想像以上に素晴らしいです。クニユキの有機的なパーカッション乱れ打ちな大地の鼓動と共鳴するディープハウスに、井上薫の艶のあるテッキーなシンセを加え切れ味を効かせたテックハウスと、原曲の叙情性を損なわずに自身の味も付け加えたお仕事もオリジナルに負けず劣らず素晴らしい。デジタル配信のレーベルが、敢えてアナログに回帰すると言うのも非常に嬉しいですね。

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2011/07/22 root & branch presents UBIK @ Eleven
音源は買っていないのですがFlying Lotus meets Boards Of Canadaとも評されるLoneの来日ライブ、そしてHiroshi WatanabeのSync Positiveライブや井上薫のDJがあったので、Elevenへ遊びに行ってきました。
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G.Mitchell & Jebski Feat. Kengo Ono - Natsu EP 3 (Panoramic Audio Domain:pad-07)
G.Mitchell & Jebski Feat. Kengo Ono - Natsu EP 3

デトロイトからLos HermanosのGerald Mitchellと東京のJebskiの友情から生まれた"Natsu"プロジェクト第三弾も、前作と同様に国内外からJebskiと音楽面において精神的な繋がりを持つであろうアーティストを起用したリミックス盤。先ずはKaito名義でも世界を股にかけて活動するHiroshi Watanabeのリミックス。オリジナルには無いメロディーを付け加えて、普段の荘厳な世界観のテックハウスを基軸にねっとりジワジワと盛り上げていき、夏の終わりを予感させるエモーショナルなリミックスを披露。そして海外イタリアからは重厚なテクノを得意とするClaudio Mateが"Detroit Calling Remix"を提供。メインのストリングスメロディーはそのまま活用しつつも、タイトル通りにデトロイト風な幻想的な上物の反復を付け加えて、トラック自体に重厚感と疾走感をもたらしたフロアを刺激する事間違い無しのリミックス。そして最後はかつてNXS時代にJebskiともバンドを組んでいたJuzu aka Moochyの意表を付く民族的なリミックス。バラフォンを使用して野性味溢れる大地の鼓動を表現したかのように、クラブサウンドでもありながらまるで太古の祭事を思わせる呪術的な音も感じられ、トライバルと言う表現がぴったりなハウスリミックス。各アーティスト毎の個性が際立つようなリミックスが収録されており、多方面のパーティーで頼り甲斐のあるリミックス盤となる事でしょう。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Hiroshi Watanabe - Sync Positive (Klik Records:KLCD070)
Hiroshi Watanabe - Sync Positive
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KompaktからKaito名義で華々しい世界デビューを飾ったのが2001年(実は1996年に本人名義でNite Groovesから世界デビューしている。と言う事は最初期から世界を相手に音楽を作っていたのだ)、そこから既に10年が経ち世界を股にかけるアーティストにまで成熟したワタナベヒロシ。自分もKaito名義の最初のEPから追っかけており当ブログでも何度も紹介する程に彼の音楽にどっぷりはまっておりますが、どれだけ時間が経とうとどれだけの作品のリリースを重ねようと一向に熱が収まる気配はありません。本人名義では4年ぶり2枚目となるこのアルバムも、タイトル通りにワタナベさんのポジティブなヴァイヴが詰まった清々しい心象を伺えます。インタビューで"Think"ではなく"Sync"、自分自身が前向きな考えに同調して行くと言う事を述べておりましたが、確かに何事にも負けない前向きなエネルギーが伝わってきます。基本ワタナベさんの音楽は何時だってポジティブですが、このアルバムではKaito名義に比べると曲尺はコンパクトに収め振り幅も小さくし、クラブミュージックを意識したビートの強さを打ち出して、体感的にポジティブな力強さを感じさせてくれます。勿論ワタナベさん特有のある種トランスにも似た叙情的な染み入る美しい音も全く損なわずに、喜びや切なさや儚さも飲み込んだ熱き感情が入れ乱れ、聴く者の魂を揺さぶるアルバムとなっております。作る人の感情がダイレクトに伝わってくるようで、その意味でも"Sync"しているのだと感慨深い気持ちになりました。

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| TECHNO8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2011/4/2(SAT)
GUIDANCE feat. SPIRIT CATCHER & DJ EMMA @ Eleven
Live : Spirit Catcher
DJ : DJ EMMA, DJ ENDO, DJ SHIBATA

2011/4/2(SAT)
groundrhythm @ Air
DJ : Kaoru Inoue, Cashy, Iori Wakasa
Live : Yosa

2011/4/8(FRI)
Return of The DJ 7 Hours @ Oppala
DJ : DJ Yogurt

2011/4/8(FRI)
THE OATH -Spring Special- @ Oath
DJ : MASANORI IKEDA, DJ NORI, クボタタケシ

2011/4/9(SAT)
Real Grooves vol48 @ Eleven
Live : Los Hermanos, Conoley Ospovat
DJ/Live : Gerald Mitchell
DJ : Ozmzo aka Sammy, Daia Taguchi, Mx, EZ

2011/4/22(FRI)
Hituji 1st Anniversary Day2 @ Club Asia
Live : Dachambo
DJ : EYE, DJ Yogurt

2011/4/23(SAT)
Clash @ ageHa
DJ : Technasia, Joris Voorn, Ken Ishii

2011/4/28(THU)
CLUB MUSEUM 8th Anniversary!Surgeon "Breaking The Frame" Tour @ Unit
Live : Surgeon
DJ : Go Hiyama, ROK DA HOUSE

2011/4/28(THU)
Mule Muusiq 7 Years Anniversary party Pt. 2 @ Womb
Live : HENRIK SCHWARZ, KUNIYUKI
DJ : TOSHIYA KAWASAKI
WOMB LOUNGE : LAWRENCE(LONG SET), STEREOCITI
VIP LOUNGE : KZA AND HIS FRIENDS

2011/4/30(SAT)
Deep Space @ Eleven
DJ : Francois K., Toshiyuki Goto
Live : HIROSHI WATANABE aka Kaito

2011/4/30(SAT)
CABARET @ Unit
DJ : Daniel Bell, DJ Masda, yone-ko
| UPCOMING EVENT | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2010/12/31 ELECTRONIC TRIBE YEBISU NEW YEAR'S PARTY 2011 @ 恵比寿ガーデンホール & COUNT DOWN PARTY @ amate-raxi
明けましておめでとうございます。年が変わってもマチュのクラブ意欲は衰えるどころか、ますます盛ん…かどうかは分かりませんが、家になんか閉じこもってられません。そんな訳で友達連れてカウントダウンも踊りに行ってきました。
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| EVENT REPORT3 | 07:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2010/11/22 2E2L @ Womb
デジタル配信をメインとして音楽活動を行う国内新興レーベル・2E2L Recordings。デジタル配信の利便性を生かして尋常ならざるペースで新作をリリースし、国内外で着々と評価を高めているとの事ですが、今回はそんなレーベルのショウケースに遊びに行きました。ゲストにはKompaktで世界的に活躍するWatanabe HiroshiことKaitoのライブと、そしてロックからダンスミュージックまで手広くプロデュースを手掛けているEwan Pearson(調べたら7月に来日したばかりじゃないか!)のDJを迎えておりました。
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| EVENT REPORT3 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2010/09/10 HYPER MODERN MUSIC SALON - Dinosaur meets Techno - @ Mado Lounge
Mado Loungeには良い思い出は無いものの、今回はオールジャパニーズかつ新旧世代が集まった面白そうなパーティーがあったので、久しぶりにMado Loungeへと足を運んでみました。

結果から述べますと都内各クラブでビッグパーティーがあったり、翌日には大型フェスが待っていたせいか、動員的にはなかなか厳しい状況だったと思います。その上困ったのが景色が素晴らしいメインフロアであるスカイギャラリーが、煙草どころかドリンクも持ち込み不可と言う状況で、音楽にはお酒が必要な自分には非常に困った環境でした。スピーカーはFunktion Oneを持ち込んでかなりバカでかい音は出せていたものの、展望台一面のガラスの反響も酷くてう〜んと悩ましい思い。

とまあそんな状況だったのでMado Loungeへ酒を飲みに行ったり、メインフロアで音楽を聴いたりと行ったり来たりで、なかなか集中してDJプレイを楽しめなかったのですが、軽く各アーティストの印象でも。

CALMは予想外にアッパーでバキバキなテクノを中心にプレイ。ハードテクノとまでは行かないまでも、鋭角的に切れがありその上で彼らしいメロディックな音も混ぜて、オープニングからアゲアゲ。

Hiroshi Watanabeは低音の効いたダビーで伸びのあるテクノでズブズブと深みを見せつつも、スピード感がありそして重厚な神々しさもあり、いつも通り安定感のあるプレイ。彼の様に重みのあるトラックを使用すると辺り一面のガラスの共振も酷くて、せっかく良い低音が出ているのにもったいないなと残念でした。途中でPaperclip Peopleの"4 My Peepz"がかかった辺りでは、夜景を眺めつつ心の中でガッツポーズしておりましたが…

Hiroshi Kawanabeも以前聴いた印象を受け継いでカッチリとタイトなテクノで、どっかんどっかん攻め上げておりました。彼の昔のDJは全く知らないのだけど、最近は音数を絞ってすっきりとしているのにハードな音と言うのが彼の最近の傾向なんでしょうかね。とてもテクノらしいテクノで良い感じでした。

最後にA.Mochiのライブ。WIREにも出演していた様ですが、自分が聴くのは初めて。これが予想外に良くてハードでミニマルなテクノの連発。重いキックがイーヴンな4つ打ちを刻みつつ、微妙にテッキーな上物も入ってきたりで、終始攻撃的で一辺倒かと思いきや飽きを感じさせないライブでした。是非とも次はクラブで聴いてみたいなと思わせられましたね。

■Hiroshi Watanabe-Mi-Mix(過去レビュー)
Hiroshi Watanabe-Mi-Mix
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| EVENT REPORT3 | 08:30 | comments(1) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2010/09/04(SAT) Metamorphose 10 @ 修善寺 サイクルスポーツセンター
Act : Manuel Gottsching performs "more INVENTIONS FOR ELECTRIC GUITAR" with Steve Hillage, Elliott Sharp & Zhang Shouwang, X-102, Moritz Von Oswald Trio, Mogwai, Larry Heard and more

2010/09/10(FRI) Hyper Modern Music Salon -Dinosaur Meets TECHNO! @ Mado Lounge
DJ : Hiroshi Kawanabe, A.Mochi, CALM, Hiroshi Watanabe aka Kaito, no.9, Haruka Nakamura
Live : evala

2010/09/10(FRI) HI-TECK-SOUL Japan Tour 2010 @ Eleven
DJ : Derrick May, Ryo Watanabe

2010/09/10(FRI) SOLAR FREQUENCY @ Womb
Galaxy Stage
DJ : DJ Tasaka, DJ Nobu, The Backwoods
Future Lounge
DJ : DJ Yogurt, JZ, Leyziro

2010/09/10(FRI) CLUB MUSEUM "DETROIT LEGEND" @ Unit
DJ : Kevin Saunderson, Cloude Young Jr., Rok Da House

2010/09/22(WED) GUIDANCE @ Eleven
DJ : Michael Mayer, Takkyu Ishino

2010/09/24(FRI) Urban Tribe Japan Tour 2010 @ Eleven
Live : Urban Tribe
DJ : DJ Stingray (aka Sherard Ingram / Urban Tribe)

2010/09/25(SAT) AIR 9th ANNIVERSARY "DIXON × AIR Release Party @ Air
DJ : Dixon, Ko Kimura, DJ Sodeyama

2010/09/26(SUN) ShinKooeN fes 10' @ 神奈川県茅ケ崎市柳島海岸
DJ : Altz, DJ Nobu, DJ Quietstorm, DJ Yogurt, Ko Kimura and more
Live : Dachambo, Kaoru Inoue, O.N.O and more
| UPCOMING EVENT | 07:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kaito - Trust Less (Octave Lab.:OTLCD1365)
Kaito - Trust Less
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日本が世界に誇る叙情派アーティスト・ワタナベヒロシことKaitoの新作は、アルバム"Trust"(過去レビュー)と対を成すビートレスアルバム。今までもアルバムをリリースする毎にそれと対をなすビートレスアルバムをリリースしてきましたが、その作風もここにきて涅槃の境地へと達している様であります。単にビートを抜いただけではなく音色や強弱にまでこだわり再構築したトラックは、まるで元からビートレスである事を意識して作られたかの様に美しい。特に本作はアコースティックな音色を意識したと言う本人の発言通りに、エレクトロニックな音色でさえも血の通った温かさを感じさせる点が強く、今までの作品の中でも最も柔軟で耳に優しく馴染んできます。そして海底よりも深く大空よりも広大な包容力を以ってして、不安や悲しみを優しく包み込む慈愛に満ちており、作曲者であるワタナベさんの心がダイレクトに伝わってくると言っても過言ではないでしょう。そう、まるで果てしてない大空と言うキャンバスに淡い色の絵の具でペイントする様な壮大な作品でありながら、繊細な手付きで作品に優しさと真摯な気持を織り込んでいく様でもあります。単なるアンビエントミュージックと言っては申し訳ない位に、この作品は人の温もりに満ちた魂の音楽です。

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| TECHNO8 | 10:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
2010/05/20 SOUNDPOST a night with GUI BORATTO and friends @ Eleven
ど平日ですがGui Boratto、Kaito、ScharrenbroichらKompaktメンバーが出演するパーティーに行ってきました。24時半頃フロアに入ると既にワタナベヒロシことKaitoがプレイ中。あら、Kaitoはトリだと思っていたので予想外でしたが、この日のKaitoはとにかくノリノリ。大河の壮大な流れの様に荒々しくも荘厳なシンセが埋め尽くすテックハウスをプレイしておりましたが、こんなハードなKaitoのプレイは久しぶり。ワタナベさんも陶酔しているかの様に笑みと生真面目な表情を切り替えながらプレイしていて、きっと気分も高揚していたんじゃないかと思わせるノリでした。激しくて荒々しくて、だけれどもいつもの情緒的でドラマティックな音もあり、序盤から良い感じでフロアを盛り上げてくれました。
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| EVENT REPORT2 | 08:15 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kaito - And That Was The Way (Kompakt:KOM 208)
Kaito - And That Was The Way
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もうすぐリリース予定のワタナベヒロシことKaitoのビートレスアルバムからの先行シングルカット。とは言ってもA面にはアルバム未収録の"And That Was The Way (Echospace Dub)"が収録。ミニマルダブの現在形であるEchospace(Deepchord)がリミックスを提供していて、Kaitoの音源を完全にEchospaceへと塗り替えていて流石な手腕。押しては引き返す波の様なダビーな音響がどこまでも続くシンプルなのに奥深いミニマルダブで、しっとり濡れた感も妙に艶を感じさせます。しかし僕が気に入ったのはB面に収録されているKaito自身によるビートレスな3曲。正直に言おう、初めて聴いた時、僕は泣きそうになった。それ程までに切なく、そして美しい世界が広がっている。単なるビートレスなアレンジなどはされていない。よりオーガニックで、そして清流が溢れる泉の様に優しさが満ち溢れている。以前クラブで会った時にワタナベさんが、本作はアコースティックな音色を強調したと言う話をしていたのだけれども、正にその通りの人間的な温度を感じさせる音色。アンビエントではない、単なるビートレスでもない。ワタナベさんの朗らかな人柄が表現されたソウルテクノだ。

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| TECHNO7 | 10:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
2010/04/16 KEIICHI SOKABE『Remix Collection 2003-2009』Release Party @ Liquid Loft
今週はLoquid Loftで開催された曽我部恵一のREMIX CDリリース記念のパーティーに行ってきました。曽我部恵一のライブに加えて、REMIXを提供したHiroshi Watanabe aka Kaito, DJ Yogurt, Traks Boysの3組のDJも聴けると言う大変魅力的な内容でした。

みぞれの降る悪天候の中、会場に着いた頃には丁度DJ YogurtがDJを開始したばかりながらもそこそこの人入りで、リラックスしたブギーなディスコダブや切なさを感じさせる音を中心に緩い4つ打ちでまったりとした空気を演出。そこから徐々に開放的なバレアリックな音が増えていくも、やはりテンションは上げずにあくまでゆる〜い空気でほっこり温かい感じが続きます。終盤では次に控える曽我部恵一のライブを意識してか、フォーキーなロック歌物を中心にプレイしていつもとは異なる面を感じる事が出来ました。

そしてメインの曽我部恵一ライブですが、自分は普段ここら辺の音楽を聴かないから気の利いたコメントも出来ないのです。アコースティックギター弾き語りでシンプルに歌勝負な内容だったと思いますが、お客さんはなかなか盛り上がっていたようで、ファンには充実なライブだったのでしょう。

そして、次は久しぶりにワタナベヒロシことKaitoのDJを聴く事に。この人の場合Kaito節と言う物があって、DJプレイにも彼が作るトラックから感じる音が影響していて、幻想的で荘厳な空気が広がるテックハウスを中心にプレイしておりました。重いシリアスなムード、だけれどもそのオーロラーの様に美しいサウンドに包まれて、じわじわと陶酔感が深みを増していきました。Kaitoの新曲もプレイして、相変わらずの独特な美しさを堪能出来ました。

最後にTraks Boys。メンバーの一人はHDDをCDJに接続してプレイしていたのにはびっくらこいた。音は締まりを感じさせる硬めミニマル/クリックみたいなテクノが中心だったかな。とは言ってもこの日のDJはTraks Boysを含め全員無闇にアッパーにする事はなく、上げ過ぎないでダンスさせる感じの展開が多くて、朝方の時間帯でもそこまで疲労が溜まらずに踊る事が出来ました。勿論アゲアゲなパーティーも好きなんだけど、Loquid Loftのお洒落で落ち着いた箱には適度に緩い位の音楽がぴったりだと思います。

5時でパーティーは終わるかと思ったら、その後Traks BoysとDJ YogurtでB2Bをやったり、再度曽我部恵一がライブをやったりして、最後までお客さんが多く残ったままパーティーは6時で終了。この最後までお客さんが残っているパーティーと言うのはなかなか多くないもので、それだけ今回は充実していた一夜だった事を伺わさせました。

■Hiroshi Watanabe - Mi-Mix(過去レビュー)
Hiroshi Watanabe-Mi-Mix
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| EVENT REPORT2 | 19:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2010/04/03(SAT) groundrhythm @ Air
DJ + Live : Kaoru Inoue
DJ : PSYCHEDELIC BUS a.k.a. HIROKI MURAI

2010/04/04(SUN) MUSICO @ "content" 東京都現代美術館地下レストラン
Live : OOIOO
DJ : DJ Yogurt, Shhhh, Moodman

2010/04/09(FRI) Klass 1st Anniversary @ Module
DJ : Malik Pittman aka Marcellus Pittman, Naoki Shinohara, Satoshi Tachiban, Ko Umehara

2010/04/11(SUN) 渚音楽祭 2010 春 @ お台場 青海オープンコート
DJ : Louie Vega, Mixmaster Morris, DJ Yogurt and more
Live : Dachambo, The SunPaulo and more

2010/04/16(FRI) KEIICHI SOKABE『Remix Collection 2003-2009』Release Party @ Liquid Loft
Live : 曽我部恵一
DJ : Hiroshi Watanabe aka Kaito, DJ Yogurt, Traks Boys

2010/04/24(SAT) Guidance @ Eleven
Live : Spirit Catcher
DJ : Jean Vanesse, Hiroshi Kawanabe, DJ Endo

2010/04/28(WED) World Connection HI-TECK-SOUL DERRICK MAY×AIR RELEASE PARTY @ Air
DJ : Derrick May, DJ Yama
Lounge DJ : DJ Yogurt, Takamori K.

2010/04/30(FRI) HITSUJI @ Club Asia
DJ : Kaoru Inoue and more
Live : Kaito, Cro-Magnon and more

2010/04/30(FRI) Endless Flight @ Womb
Live : Minilogue, Koss aka Kuniyuki
DJ : Foog, Toshiya Kawasaki
Lounge DJ : DJ Sprinkles aka Terre Thaemlitz, Alex From Tokyo

Spirit Catcherのライブ聴きたいお!渚も復活したので、久しぶりに行ってみるかも。デリックメイは在日してるかの様な来日頻度だな。
| UPCOMING EVENT | 11:00 | comments(4) | trackbacks(0) | |
Kaito - Trust (Kompakt:KOMPAKT CD 74)
Kaito-Trust
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日本のミスターセンチメンタル、ワタナベヒロシことKaitoの3年ぶりのニューアルバム。音楽は人に力を希望を勇気を与え、時には悲しみや切なさの共感を呼び起こす魔法みたいな物だ。そしてワタナベさんは、聴く者を優しい気持ちにしてくれる音楽を作り続けている。日本人がドイツテクノの中心・Kompaktから作品をリリースし続けるなんて、誰が想像出来たであろう?でもワタナベさんはKaitoプロジェクトを立ち上げた頃から、一貫した美しさと荘厳さを兼ね備えたテックハウスを今でも作り続けている。そして新作だ、至福と優しさに満ちたどこまでも空が広がるサウンドスケープ。思えば今までのKaitoアルバムは空間にこれでもかと音を詰め込んだ密度の高い音に感じられたが、新作ではそこから一歩引いて開放感を目指した音楽なのかもしれない。圧倒的な音の密度と圧力はダンスするエネルギーに満ちていたかもしれないが、新作ではより優しさと柔軟さと開放感を選んでいるように感じられる。かつてのトランシーだったメロディーもそこまで快楽度を求めるよりは、やはり柔らかくなっていて和やかなムードが強くなっている。フロアに対応している音に変化は無くとも、むしろ野外パーティー向きの広がりを感じさせる音と言うべきか。ダンスだけじゃない、享楽だけじゃない、心に温かさと幸せを運ぶ人間味に溢れた素晴らしきテックハウスだ。断言しよう、一生着いていきます。

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| TECHNO7 | 00:10 | comments(3) | trackbacks(2) | |
2009/10/09 root & branch presents UBIK featuring THE FIELD @ Unit
25時近くにUNITに入る。DJ Hikaruがプレイ中でアゲアゲ、イケイケ。ズンドコなテクノ〜テックハウス、ディスコっぽいのもプレイしていた気がするが、取り敢えず自分が既に酔っていたので普通に楽しく踊りつつ、あんまり記憶無し。
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| EVENT REPORT2 | 08:30 | comments(6) | trackbacks(3) | |
2009/10/03 groundrhythm @ Air
最近気付いた事、このブログって自分が思っていた以上の人に読まれている事。プライベートな話も書いているので、なんだか羞恥プレイされている気になった。それを書く事でストレス発散にもなっているから、仕方はないんだけど。あ、でもほんと普通の人間なんで…

と言う訳で今週末もクラブへ行ってきた、ってこんなペースで毎週毎週何やってんでしょうかね、享楽的な人生にも程がある。いつもは大概一人で行くんだけど、今回は友達の女の子と一緒に遊びに行った。なんとなく一人で行くより楽しいね、友達連れだと。今回は井上薫が繰り広げるクロスオーヴァーな世界、groundrhythm。でも以前よりはクロスオーヴァー性は減ってきて、プログレ〜テックよりな音が強いかなと思います。ゲストはエモーショナルなテクノを得意とするWatanabe HiroshiことKaitoのライブってこりゃ熱い。
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| EVENT REPORT2 | 07:00 | comments(11) | trackbacks(0) | |
Hiroshi Watanabe - Mi-Mix (Octave Lab.:OTLCD-1220)

Hiroshi Watanabe-Mi-Mix
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日本発のダンスフロア直結型MIXCDシリーズ"Mi Mix"の最新作は、日本が世界に誇るドラマティックなアーティスト・ワタナベヒロシ氏が担当。ワタナベ氏に関してはこのブログで何度も述べているので割愛。内容はと言えばいかにもKaitoらしい壮大な展開と大きな起伏を持ったディープセンセーション。コッテリコテコテの埋め尽くされたシンセサウンドが終始貫いていて、ここまで来るともはや仙人級。このコテコテ感たっぷりのテックハウスは人によって好みはあろうけれど、まるでオーロラの様に煌くシンセサウンドの美しさはこの世の物とは思えません。今までのMIXCDとの違いといえば、よりダビーな音響によって空間の奥深さが感じられる事でしょうか。その分パートによっては幾分か勢いが抑制され溜めが出来て、その後に高まった感情が爆発するような瞬間もあります。でも基本的にはいつの時代であろうと流行が何であろうと、ワタナベ氏の音楽にはぶれがないなと感じさせるワタナベ色が必ずありますね。こう言う頑ななスタンスは大事だと思います。

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| TECHNO7 | 06:30 | comments(0) | trackbacks(2) | |
ENJOY THE SILENCE (Mule Electronic:mecd15)
ENJOY THE SILENCE
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テクノと言うとやはり圧倒的に海外のレーベルが精力的ですが、日本でもMULE MUSIQは世界規模で評価を得ているレーベルの一つだと思います。Kompaktが配給を行っている事からも分かる通りKompaktと共鳴する音も持ち合わせており、魅力的な作品をリリースし続けております。そのMULE MUSIQが現在テクノシーンで高い評価を得る面子を一気に集結させ、更には全曲新曲と言う豪華なアンビエントアルバムを制作してしまいました。参加メンバーは日本からはKoss a.k.a. Kuniyuki、Hiroshi Watanabe、KompaktからはThomas Fehlmann、DJ Koze、デトロイトフォロワーのVince Watson、独創的なエレクトロニカを展開するJan Jelinekなどぐうの音も出ない人達。彼等のトラックに関しては当然荘厳で美しいアンビエントが展開されているので説明は割愛しますが、それ以外にも良質なトラックがごっそり収録されています。初めて聞く日本人アーティスト・Takuwanは、美しいシンセサウンドがふわふわと揺れ日本的な侘び寂びも感じさせる神秘的なトラックを提供。Benjamin Brunnは奥深くバックでクリッキーな音が鳴り、表層ではチェロと思われる弦楽器がクラシックを思わせる音色を奏でる生っぽいアンビエントを展開。DJ SprinklesことTerre Thaemlitzは哀愁漂うピアノがどこか切なさを誘う枯れたアンビエント、ってこの曲は彼のアルバムに収録されていた気が…。Strategyは重苦しいシンセのヴェールに覆われた中に、宝石の様にキラキラと輝くシンセが散りばめられたトラックで、教会の中の神聖で厳かなムードを感じさせます。アンビエントと言う括りではあるけれど、どれも享楽的な方向に向かうのではなく非常に真摯で芸術的な赴きを感じさせるのが特徴ですね。MULE MUSIQ、今後も注目しておいて損はありません。

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| TECHNO6 | 06:40 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2009/01/23 TAICO CLUB presents SO VERY SHOW! @ Womb
昨日はVADERを家に呼んでマチュ家と一緒に夕飯を一緒したので、封印しておいた兄貴からの頂き物「Bernachon」のチョコを開封。VADERと一つずつ頂きましたが、上品で綺麗に消えゆく甘さの極上のチョコレートでした。僕もベルナシオンのチョコを買おうと思ってたら「やじうまプラス」で放送されちゃったせいか、その直後にネットでも売り切れ(ほんとにただのやじうまだわ)。でもクラブ行く前に再度「サロン・ド・ショコラ」を見たら、購入可に戻っていたので即購入。

家で飯食べてがっつり酒飲んだ後は、一人で子宮に向かう。なんだかエロイ表現ですが、常識的に考えてWOMBです。常識的に考えて昨夜はミニマルナイト、流石にそんなに客入らないかと思ってたら人いっぱいになったので、何だか嬉しかったです。最初はKaitoことHiroshi WatanabeのDJですが、普段よりも幾分か硬めのテックハウスだった気が。重厚で幻想的なシンセヴェールの曲を回しながらも、ドンチク重めのリズムでアッパーに盛り上げておりました。
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| EVENT REPORT1 | 09:00 | comments(3) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2009/01/16 (FRI)
HORIZON presents HOUSE LEGEND ALFREDO AGAIN!! @ Unit
DJ : Alfredo, Takimi Kenji, YODA

SALOON "Erection"
DJ : DJ Yogurt, CRYSTAL, やけのはら, YAMADAtheGIANT, ALF

2009/01/17 (SAT)
Bed making... @ Heavy Sick Zero
Act : L?K?O, G.RINA a.k.a. Goodings RINA, ユダヤ JAZZ, DJ Yogurt, 1TA-RAW, K.E.I

2009/01/23 (FRI)
Taicoclub Presents SO VERY SHOW! @ Womb
Live : Sleeparchive, Akiko Kiyama
DJ : Kaito a.k.a Hiroshi Watanabe, DJ Nobu

2009/01/24 (SAT)
Beatport 5th Aniversary @ Womb
DJ : Richie Hawtin

2009/02/07 (SAT)
root & branch presents UBIK featuring LUOMO @ Unit
Live : Luomo
DJ : Moodman, Hikaru, DJ Yogurt

2009/02/07 (SAT)
groundrhythm @ Air
DJ : Kaoru Inoue
Live : TRAKS BOYS

2009/02/10 (TUE)
World Connection @ Air
DJ : Kerri Chandler

2009/02/14 (SAT)
DBS Presents 2009 "Dubstep Warz" Skream+Benga @ Unit
DJ : Skream, Benga, Goth-Trad, Yama a.k.a. Sahib

世の中が不安や悩みに包まれても、どぉんすとぉっぷざみゅ〜じっく!こんな時こそ必要なのは愛!と言う事でHeavy Sick Zeroのパーティーはブラコン・ナイトらしい。ブラザーコンプレックスじゃなくて、ブラック・コンテンポラリー。DJ YogurtはMakin' Love Set!をやる予定。つまりは愛のあるプレイ!ならば行かんでど〜する〜?ルオモのパーティーにもDJ Yogurt出るのね。ルオモたんは新宿リキッドのライブは愛と狂気が倒錯したライブだったけど、最近はどうなんしょ?きっとまた愛のある一夜を聴かせてくれるかい?ミニマル元坊主に愛は不要だが、ロングセットならたまには聴いてみたい。ケリチャンのDJは最先端のテクノロジーを駆使したプレイで、見た目的にもまじですげーよ。去年行った時はびっくらこいた。そしてハウス愛がある。
| UPCOMING EVENT | 00:05 | comments(4) | trackbacks(0) | |
Kaito - A Moment For The Life (Octave Lab.:OTLCD1186)
Kaito-A Moment For The Life
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ワタナベヒロシ氏のプロジェクト・Kaitoが、Kaitoのみの楽曲を使用したMIXCDをまたもやHMV限定でリリース。ってこれが当然悪い訳がなかろう、HMV限定なんて言うのがもったいない位の極上のMIXCDです。ワタナベさんについて説明するとKaito以外にもTreadや32 Project、そして本人名義でと様々な名前と様々なレーベルで世界を股に掛けて活躍しているアーティストで、テクノ、ハウス、アンビエントとどの分野でも才能を発揮し本当に僕が尊敬しているお方です。特に彼が注目を浴びる事となったKaitoは、幻想的なシンセを使用し半ばトランシーな雰囲気まで感じさせる荘厳な世界観が特徴で、彼の中でも最も人気が高いプロジェクトです。今回はそんなKaitoの楽曲だけでミックスをしちゃったのですが、これがもう恍惚の荒波に揉まれて天国へと昇天する様な至福の80分です。最初このMIXCDの話を知った時はKaitoだけの楽曲だとくどすぎる、重すぎるんじゃないかと言う危惧を感じていたのですが、全くそんな事は無くむしろKaito特有のドラマティックな流れがしっかり生きていて安心しました。確かに音数はかなり多いのですが、内(密閉)と外(開放)を行き来する激しい展開のおかげでどんどん流れに乗っていき、終盤で溢れる叙情はまるで止まる事を知らない。きっとワタナベさんが情熱家なんだ、そう感じざるをえない情熱的なMIXCDです。

ワタナベヒロシのインタビュー@HMV

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| TECHNO6 | 23:30 | comments(0) | trackbacks(2) | |
Jonas Bering - Behind The Silence (Klik Records:KLCD045)
Jonas Bering-Behind The Silence
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テックハウス〜プログレッシヴハウスを中心にKaitoことHiroshi WatanabeやJun Yamabe(EX.Mexico)も作品をリリースするギリシャのレーベル・Klik Recordsは、レーベルオーナーの親が富豪であり、その圧倒的な財力を以ってして自分の好きな作品だけをリリースしているそうです。この運営方法は金が無いと出来ない事だけれども、誰しも理想と考えているレーベル方針で羨ましい限りですね。さてそんなレーベルからKompaktで活躍するJonas Beringのベストアルバムがリリースされております。Kompaktからリリースされたシングルなどを中心に選曲されておりますが、何故Klik Recordsからのリリースに至ったんでしょうね。音的には両レーベルに共通性はあるので違和感は無いですが、Kompaktからリリースするのが普通の流れだと思うのですが。ま、ベスト盤なので格好良いディープ〜テックハウスが粒揃いしていて、Kompakt好きなら文句無しですね。僕はKaitoのMIXCD"Contact To The Spirits"(過去レビュー)の冒頭でも使われていた"Before Sunset"が一番好きですよ。ざくざくと切り込んでくるシンセのフレーズが、ドラマティックに鳴り響いて盛り上がりますね。他の曲も幻想的でメロディアスなシンセ使いが存分に聴けて、いかにも欧州的で耽美なテックハウスが満載でお腹いっぱいです。

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| TECHNO6 | 19:45 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2008/06/17 Escape presents "Beyond The Dance" @ Space Lab Yellow
おはようございます、朝帰りマチュでございます。遂に今週で終焉を迎える老舗クラブ・Space Lab Yellow。今週は毎日大きなパーティーが催され、今ではクラブに行かなくなった人も今もクラブに通う人も、各人が思い思いにYellowに訪れる事でしょう。そんな中テクノ好きの僕が行ってきたのは、やはりDerrick May。そしてYellowで数々のイベントをプロモートしてきたRyo Watanabeと、Kaito名義で活躍しているHiroshi Watanabeもイベントを盛り上げておりました。
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| EVENT REPORT1 | 08:30 | comments(4) | trackbacks(0) | |
Kaito - Alive (Kompakt:KOM173)
Kaito-Alive
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ワタナベヒロシが送るテクノプロジェクト・Kaitoの最新作は、去年リリースされたMIXCD"Contact To The Spirits"(過去レビュー)に収録された新録"Everlasting Dub"をシングルカットした物。元々は2001年に"Everlasting"がリリースされていて、そのダブバージョンがMIXCDに収録、そして更にそれに手を加えたのが本作と言う事です。ダブバージョンだけあってズズズ〜と重いビートの上を、ダブっぽいエコーが幾重にも反射していく荘厳な展開。素晴らしい音響空間、心地え〜わ〜。そしてB面には新曲の"Alive"が収録されていて、こちらはモノラルな"Everlasting Dub"に比べると色彩豊かで情緒的ないかにもワタナベ節を感じられるテクノサウンド。シンセの鳴りがどこまでも広がる空を喚起させ、開放的な気分になってきます。情緒的なシンセの使い方はもはやワタナベさんの十八番と言え、この路線だけはずっと続けて欲しいなと思います。

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| TECHNO6 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Hiroshi Watanabe feat. Keiichi Sokabe - Life, Love (Life Line:LLCD-1018)
Hiroshi Watanabe feat. Keiichi Sokabe-Life, Love
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KAITO名義などでも活躍する僕がとっても大好きなワタナベヒロシさんの新作は、元サニーデイ・サービスの曽我部恵一さんをボーカルに迎えた異色作。ワタナベさんの音楽と言えば儚げで美しいシンセサウンド、トランシーで覚醒的な世界観が特徴的で、極彩色な景色が広がっていくテクノと言うイメージ。そうつまりは基本的に極上のダンスミュージックです。本作においてもそう言った要素を含みつつも、どこか生っぽいと言うか湿り気のある情緒的な要素が強くなっている雰囲気。ギターなども取り入れられているせいなのかシューゲイザーの様な霞んでいく淡い世界が見えていて、強烈な4つ打ちの曲さえもどことなく悲しげな空気が漂っています。またアルバムの半分位を占めるビートレスの曲では、曽我部さんの消え行く声と相まってよりそんな悲壮感が強まっております。しかしボーカルがあろうがなかろうが、基本となるトラックはワタナベさんが全部手掛けているせいか特に違和感は無いですね。とは言いつつも僕の趣向では、やはりワタナベさんにはインストのテクノが一番だと思います。まあ本作はあくまでも本人名義のコンセプチュアルな作品だし、フロア向けのテクノはKAITO名義でやってるからね。しかし本当に内省的なアルバムであるよのう、梅雨のじめじめした季節感が強調されます。

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| HOUSE4 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
UPCOMING EVENT
2008/01/25 (FRI)
Taicoclub Presents So Very Show! @ WOMB
LIVE : Sleeparchive, Kuniyuki Takahashi
DJ : Fumiya Tanaka, Foog

2008/01/25 (FRI)
SQ presents FINE : Frogman “Cold Sleep” Party @ UNIT
SPECIAL LIVE SET : Quadra (a.k.a. Hiroshi Watanabe / Kaito), Hitoshi Ohishi
DJ : Kagami, Taichi Master, Toby

SALOON (B3F)
DJ : C.T. Scan (a.k.a. CMJK), Hirofumi Goto (a.k.a. Rondenion), Susumu Yokota, KEN=GO→
SPECIAL LIVE SET : Hulot, Jun Yamabe (a.k.a. Mexico), Riow Arai

2008/01/26 (SAT)
FACE presents ANDRE COLLINS JAPAN TOUR 2008 @ YELLOW
DJ : Andre Collins, Ryo Watanabe

2008/02/02 (FRI)
LUKE SOLOMON "The Difference Engine" Release Tour @ YELLOW
DJ : Luke Solomon, Remi

2008/02/07 (THU)
SPiN30 : ElecTek @ YELLOW
Guest DJ : Rennie Foster
DJ : DJ Khadji, Shigeru Tanabu

2008/02/08 (FRI)
Orbdjsessions feat. Alex Paterson & Thomas Fehlmann @ UNIT
DJ : Alex Paterson & Thomas Fehlmann

2008/02/08 (FRI)
King Street Sounds presents Kerri Chandler Japan Tour @ YELLOW
DJ : Kerri Chandler

2008/02/10 (SUN)
Deep Space @ YELLOW
DJ : Francois K.
LIVE : Henrik Schwarz, Kuniyuki Takahashi
| UPCOMING EVENT | 22:30 | comments(1) | trackbacks(0) | |
2007 Best Seller
今年も遂に終わりがやってきました。と言う事で年間ベストなんですが、その前に今年も年間売上ベストを行おうと思います。皆様今年もこの「Tokyo Experiment」経由@アマゾンで、多くの商品を購入して頂いてありがとうございました。とここまでは、去年と全く同じ文章を使わせて頂きました、手抜きですいません。さて今年はテクノシーンではミニマル、エレクトロハウス、ロックテイストなのが流行っていた気がしますが、我がサイトでは一体どんな音楽が人気があったのでしょうか?続きに売上高が多かった物を掲載しております。

それでは続きをどうぞ。
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| BEST | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Denki Groove - Recycled A (Ki/oon Records:KSC2202)
Denki Groove-Recycled A
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昨日は電グルの"A"を紹介したから、今日はそのリミックス盤"Recycled A"です。以前はそんなに気にしてなかったけど今になってリミックスに参加した面子を見ると、実は結構凄いです。HerbertことDoctor Rockit、Kaito名義で活躍するHiroshi WatanabeことQuadra、ハードファンキーテクノのDJ Misjah、ジャーマンテクノシーンで人気を博すMijk Van DijkやThomas Schumacher、エレクトロを得意とするDMX Krewなどクラブミュージックの視点に立った人選が成されております。 特に98年の時点でまだ一般的に知名度が高くなる前のHerbert、Hiroshi Watanabeを起用してる辺りは、石野卓球の嗅覚の良さが窺えますね。だからと言って全てのリミックスが良いかと言うとそうでもないですが、原曲よりも更にファンキーに仕上げたDJ Misjah、フラットなミニマルさを強調したSchumacherは無難と言えば無難ですがやっぱりクラブで使いやすい仕様になっています。Quadraは今みたいに荘厳な音ではなくて、音数多めで少々ハードなテクノアレンジで意外です。しかしJimi TenorがリミックスしたShangri-laはラウンジミュージックみたいにかつての渋谷系お洒落を狙ったみたいで、これは如何なものだろうか。Doctor Rockitのリミックスは完全に彼の音になってしまっていて、もはや元が電グルだとは判別不可能です。個人的にはユーモアに溢れるDoctor Rockitのリミックスは好きだけど、電グルには合わないのかと思いますが。色々なアーティストが参加しているから音もざっくばらんで統一感はありませんが、その統一感の無さが電グルっぽいのかもしれないですね。

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| TECHNO5 | 23:50 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2007/09/14 (FRI)
SAL BY CORROCHE PRESENTS CROSS MOUNTAIN NIGHTS THE 6TH ANNIVERSARY @ WOMB
Guest DJ : Adam Beyer
DJ : Torsten Feld
LIVE : Dr.Shingo

2007/09/14 (FRI)
Kompakt Night Meets Stefan Marx Exhibition At Beams T Opening Party &
Supermayer First Album Release Party @ YELLOW
DJ : Superpitcher, Toshiya kawasaki
LIVE : Lawrence, Code E
Lounge DJ : Kaito, Lawrence

2007/09/16 (SUN)
Mutant Disco @ Club Wedge
DJ : DJ S2 a.k.a. Santiago Salazar, KZA
Support DJ : MATSUSHIMA, chack

2007/09/21 (FRI)
VADE @ WOMB
DJ : Ben Sims and more...

2007/09/22 (SAT)
Directions @ ageHa
Arena DJ : Laurent Garnier, DJ Wada
Water Bar DJ : Ken Ishii, DJ Yama
Tent DJ : Kenji Takimi, Force Of Nature

2007/09/22 (SAT)
Runch @ UNIT
GUEST DJ : Daniel Bell
GUEST LIVE : The Suffragettes
DJ : Yoshiki, Yone-Ko

2007/09/23 (SUN)
Jerome Sydenham Nagano Kitchen Release Party @ YELLOW
DJ : Jerome Sydenham, Hideo Kobayashi
LIVE : Hiroshi Watanabe a.k.a. Kaito
Lounge : Toshiyuki Goto

2007/09/29 (SAT)
Public Outburst Laurent Garnier Tour @ YELLOW
LIVE : Laurent Garnier(maestro)+Benjamin Rippert(keyboard)+Phillipe Nadaud(saxophone)
DJ : DJ Alex From Tokyo

2007/10/07 (SUN)
Deep Space @ YELLOW
DJ : Francois K.
SPECIAL GUEST LIVE!

2007/10/12 (SAT)
vendor & BAL Presents ON THE FLOOR @ UNIT
DJ : Theo Parrish
LIVE : The Recloose Live Band, CRO-MAGNON
| UPCOMING EVENT | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kaito - Contact To The Spirits (Kompakt:KOMCDJ002)
Kaito-Contact To The Spirits
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キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
このアルバムの情報が上がってからずっと楽しみにし、そして期待していたKaitoことワタナベヒロシが手掛けるKompakt音源のみを使用したスペシャルなMIXCD。もうKompaktに関しては説明など必要ない位に現在のテクノシーンの中心にある存在で、テクノのみならずハウス、トランス、ミニマル、ディスコ、アンビエントなどの要素を果敢に取り入れ、商業的な面よりも音の本質を追究する事に信念を置く今最も世界で信頼の於けるレーベルです(それと言うのもレーベルオーナーかつアーティストでもある、Wolfgang VoigtやMichael Mayerの選球眼のおかげであります)。そしてそんなKompakt、そしてKompakt傘下のサブレーベルの音源を使ってKompaktを代表するアーティストまでに成長した日本のワタナベさんがMIXCDを作ったなんて、本当に心から嬉しく思います。まあ当然と言えば当然だけどこれだけの条件が揃って悪いMIXCDなんて出来る訳もないですが、改めて聴いてみると期待を上回る程に素晴らしいです。色々な音が入っているから説明は難しいんだけど、空気感のあるテックハウスやらダークなミニマルやら幻想的なアンビエント、サイケデリックなディスコハウスまで、正にKompaktの総集編とでも言うべき内容です。しかしKaitoと言うフィルターを通す事に因りどこを取ってもメランコリックで情緒的な雰囲気が満ちていて、ある種トランスにも似た高揚感をテクノにもたらしていますね。ライナーノーツでMichael Mayerは「Kaitoがトランスの汚名を払拭した」と書いてますが、このMIXCDを聴けばその意味が分かるかと思います。またこのMIXCDの為に新たに制作した"Everlasting(Dub Mix)"は、よりダビーさを増した空間処理が幻想的で息を飲む美しさです。ますますKaitoは神懸かってきてますねー!とにかく今テクノを聴くなら絶対Kompakt、そしてこのMIXCD。これらを聴かずして一体どんなテクノを聴くの?と問いつめたい位です。もちろん現在の時流の音ではあるけれど、ただの流行で終わるレーベルでも無い事は音を聴けば分かります。

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| TECHNO5 | 22:30 | comments(4) | trackbacks(2) | |
The Essential Blank - Dirty Grind (Blank:blcd-1001)
Essential Blank-Dirty Grind
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HMVの特売で100円で販売されていたので見かけた時に即購入。内容はと言うとWOMBでのテクノパーティー"CYCLONE"を主宰するDJ Mikuが、新たに立ち上げた"Blank"の初のコンピレーションアルバム。でもBlank RecordsってそんなにEP出してたっけ?と少々不可解な点もありますが、きっとDJ Mikuが交流のあるアーティストに楽曲提供を依頼したのでは。日本からはテックハウスでは最上級のHiroshi WatanabeやMexico、そしてDJ Miku自身も、海外からはディープでミニマルなJay HazeやAndy Vaz、Jake Fairley、クリッキーなテクノが得意のPan/Toneなどちょっと渋めのアーティストが集められていて、特筆すべきは全て未発表曲=新曲だと言う事。まだ出来て間もないレーベルの為に全員が新曲を提供するなんて、なかなか考えられない事ですよね。幾つか気になった曲を挙げますと、やはりHiroshi Watanabeの幽玄で透明感のあるシンセサウンドが特徴なテックハウスは、涙を誘う哀愁感で満ちていて極上です。初期のほのぼのハウスを脱却し、格段に切れ味を増したパキパキなシンセが格好良いMexicoのテックハウスも良いね。バブルが弾ける様な不思議なクリックハウスはAndy Vaz、淡々としながらも重心が低くフロアで地味に効きそうです。テッキーで綺麗目な音とクリッキーなリズムを合わせたJin Hiyamaは、初耳ながらも充分に興味をひく物でした。DJ Shirakuraって誰かは知らないけれど、アシッドブリブリで一番強烈な音を出しています。ディスコティックを現代風にリメイクした様でもあり、陽気なテンションで盛り上がりそう。とまあそんな感じでバラエティーに富んだコンピレーションで、統一性は無いけれどなかなか聴き応えはありました。しかしコンピレーション出したは良いけれど、今はBlank Recordsって全然新作出して無くない?

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| TECHNO4 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2007/05/26 KOMAMORPHOSE @ 東京大学(本郷)
メタモじゃないよ、コマモだよ!KOMAMORPHOSE!!!!
なんと東大の文化祭でUpsetsのDJ Yogurt、Kaitoでお馴染みHiroshi Watanabe、Kentaro Iwaki、元サニーデイサービスの曽我部恵一が出るイベント・KOMAMORPHOSEが行われたのです。最近じゃ大学の文化祭でこうやってダンスミュージックイベントを催すのは珍しくもないけれど、このイベントはなかなか通な人が主宰しているのでしょうね。文化祭だから出店も色々あるだろうし、面白そうじゃないですかと言う事で突撃してきました。
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| EVENT REPORT1 | 23:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Hiroshi Watanabe - Genesis (Klik Records:KLCD032)
Hiroshi Watanabe-Genesis
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ドイツ・KompaktにおいてはKaito、そしてグラフィックデザイナー・北原剛彦とのユニット・Treadなどで活躍する日本が誇るワタナベヒロシさんが、遂に遂に自分自身の名義によるフルアルバムをリリース。ちなみにリリース元のKlik Recordsは、今までにワタナベさんの作品を気に入って彼のベスト盤やらMIXCDをリリースしていますが、念願叶ってオリジナルアルバムまでも送り出してしまいました。こう言った経緯でアルバムを出すと言う事は、レーベルが売上に関係なく本当にミュージシャンを信用していると言う事で本当に嬉しい気持ちであります。さてさてそれはさておきアルバムの内容はと言うと、思いの外ダンスミュージックとして面が強く出ているとな言うのが一聴しての感想です。今までの別名義に比べるとビートが強く前面に出ていて、フロアで肉体を刺激する作りになっていると言うのでしょうね。KompaktからのKaito名義ではミニマルな流れを強調したり、Ibadanからの32 Project名義ではディープハウスな深い音を強調したり、やはりレーベル毎に音を使い分けていたと言わざるを得ないです。それが今作では躍動感溢れるパワフルなビートで正にテクノと言うべき音を表現していて、言うならばあれこれ考えずに体で感じる心地良さを率直に表現したのではないでしょうか。だからと言って今までの儚く深遠な音が失われたかと言うとそうでもなく、相変わらず幻想的なメロディーがふんだんに用意されていて泣きの要素もしっかりと存在しています。元々期待している存在だけに大きな驚きも無かったのですが、正直ワタナベさんの作品には敬意を抱かずにはいられません。

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| TECHNO4 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(8) | |
2006 Best Seller
今年も遂に終わりがやってきました。と言う事で年間ベストなんですが、その前に今年も年間売上ベストを行おうと思います。皆様今年もこの「Tokyo Experiment」経由@アマゾンで、多くの商品を購入して頂いてありがとうございました。とここまでは、去年と全く同じ文章を使わせて頂きました、手抜きですいません。さて売上ベストですが、結果を見るとなかなか面白い結果でありまして、2年以上も前にリリースされた作品が今でも売れていたり意外でした。しかしブログで紹介した甲斐はあったなと、嬉しい気持ちでもあります。これからも素晴らしい音楽を紹介し続けられる様に更新がんばらないとね。では早速売上上位から発表したいと思います。

それでは続きをどうぞ。
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| BEST | 12:20 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2006/11/17 CLASH 17 × STANDARD presents KEN ISHII "SUNRISER" RELEASE TOUR 2006 @ ageHa
昨日はageHaのテクノイベント「Clash」とKen Ishiiが送る「Standard」がコラボレートし、テクノ好きにはたまらない大型イベントが行われました。Ken Ishiiがライブを行い、ゲストにはCarl Craigを迎え、また日本の秘蔵ユニット・7th Gateのライブ有り、KaitoことHiroshi WatanabeのDJ有り、その他大勢のアーティストが集結。これで3500円(自分はディスカウント使用で2000円)なんだから、ほんと安くてお腹一杯なイベントですね。

まずは1時前に入場しワタナベさんのDJを聴く事に。久しぶりに彼のDJを聴いたのですが、やはりKaitoにも通じる荘厳で流麗なプレイ。ドラマチックなシンセサウンドに囲まれて、幻想的な世界にぐいぐい引き込まれました。美し目のテックハウスから徐々に重く音数の多い音に移っていき、終盤では儚くもガツンと来るKaito節を堪能出来存分に満足でした。DJテクニックがどうのこうのより、流す曲が自分に合いまして単純に気持ち良いんですね。
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| EVENT REPORT1 | 15:30 | comments(0) | trackbacks(2) | |
Hiroshi Watanabe - Beatmania (King Records:KICA-7930)
Hiroshi Watanabe-Beatmania
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狂っている訳でも無いですし、ふざけている訳でも無いですが、突然Beatmaniaのサントラを紹介します。Beatmaniaとはご存じゲームセンターにかつてあったリズム感を競うゲーム?で、J-POPやヒップホップ、トランス、テクノ、ハウスなどあらゆる音楽がゲーム中に流されていたのです。でなんと驚く事に今をときめくKaitoことワタナベヒロシさんが、Beatmaniaに楽曲を提供していたんですよね〜!その当時はQuadra、DJ FX、Nite Systemを言う名義を利用し秘かに活動をしていたみたいですけど、まあ意外と言えば意外でBeatmaniaに提供している曲って微妙なんじゃね?と正直思います。何はともあれアルバム通して聞いてみましたが、確かにワタナベさんっぽい流麗なメロディーは顔を出しているけれど、やはりゲーム音楽にありがちなアグレッシブさが逆に変な感じだな。中には幻想的で透き通るKaitoに通じるトラックもあるけれど、まだまだ現在ほど洗練されていないのは当然かな。勿論メロディーとかはなかなか美しい物が多いので、再度アレンジすれば今風のワタナベさんの曲が出来上がりそうですね。こうゆう時代もあったと言う事で、気になるファンの方が聞いてみると良いかも。

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| TECHNO4 | 22:00 | comments(4) | trackbacks(2) | |
Kaito - Hundred Million Love Years (Kompakt:KOMPAKTCD53)
Kaiot-Hundred Million Love Years
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私のとっても大好きで敬愛するアーティスト・ワタナベヒロシさんのKaito名義の新作が、前作から半年を待たずして送り届けられました。今作は「Hundred Million Light Years」(過去レビュー)からリズムトラックを差し引いたビートレスバージョンと言う事ですが、単純にリズムが無いだけでなく音色や構成もリアレンジされていて改めてワタナベさんの楽曲の素晴らしさに出会う事が出来ます。テクノ、ハウス、プログレッシブハウスなど各ジャンルで受けの良いワタナベさんの楽曲、それはやはり独特の美しいメロディーラインがあるからなのだと思います。どこか物悲しく琴線に触れる温かい旋律は、機械が奏でる音であっても人間味の感じられる優しさがあり、それはワタナベさんの優しさから来ているのかなと思ってしまいます。ビートレスにした事でよりメロディーの美しさ、幻想的な世界が強調されてどこか地上で無い場所に連れて行かれそうですね。アンビエントだとかチルアウトだとかそうゆうのとは似て非なる極楽浄土の世界?まだ見果てぬ世界が広がっていく広大さ、極彩色にペイントされた透明な音。「Hundred Million Light Years」以上に好きになるかもしれないな。音楽とマッチした美しいジャケットは、毎度の事ながらワタナベさんによる物です。

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| TECHNO4 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(2) | |
UPCOMING EVENT
VADE 2ND ANNIVERSARY EXTRA feat. GREEN VELVET @ WOMB
2006/10/08 (SUN)
DJs : Green Velvet (a.k.a. Cajmere ), DJ Mayuri, Sodeyama

Deep Space @ Yellow
2006/10/08 (SUN)
DJ : Francois K.
Live : Mutabaruka

Jeff Mills Weekly Residency 2006 "One Man Spaceship" @ WOMB
2006/10/13 (FRI)
DJ : Jeff Mills
Guest : Robert Hood The Grey Area DJ Set

Jeff Mills Weekly Residency 2006 "One Man Spaceship" @ WOMB
2006/10/20 (FRI)
DJ : Jeff Mills
Guest : Sleepaechive Live Set

Jeff Mills Weekly Residency 2006 "One Man Spaceship" @ WOMB
2006/10/27 (FRI)
DJ : Jeff Mills (Extended One Man Spaceship Set)

Clash 16 @ ageHa
2006/10/27 (FRI)
Arena : Luke Slater, Ryukyudisko (RKD1, RKD2), more
Island Bar : Dominik Eulberg, more

Mule Musiq Presents Endless Flight @ UNIT
2006/11/02 (THU)
Live : Thomas Fehlmann, Kaito
DJ : Hiroshi Kawanabe,Toshiya Kawasaki

INNERVISIONS JAPAN TOUR feat. Ame @ YELLOW
2006/11/04 (SAT)
DJs : Dixon, Ame, Alex From Tokyo

FACE presents QUENTIN HARRIS JAPAN TOUR 2006 @ YELLOW
2006/11/10 (FRI)
DJs : Quentin Harris, Ryo Watanabe

CLASH 17 STANDARD presents KEN ISHII SUNRISER RELEASE TOUR 2006 @ ageHa
2006/11/17 (FRI)
Special Live Set : Ken Ishii
Special Guest DJ : Carl Craig
DJ & Live : DJ Wada & DJ Yama, Q'hey & Shin Nishimura, Kagami, Hitoshi Ohishi, 7th Gate

MIGUEL MIGS Album Release Tour @ YELLOW
2006/11/22 (WED)
DJ : Miguel Migs

THEO PARRISH JAPAN TOUR 2006 @ YELLOW
2006/11/25 (SAT)
DJ : Theo Parrish

最終週のJeff Millsは驚愕の6ターンテーブルセット、オープンからクローズまで全曲自身が作曲した曲を流すとか。つまりはFinal CutからUR、そしてAxis、Purpose Maker、Tomorrowなどのレーベルからの曲をプレイするって事。前代未聞の宇宙が展開されそうですね。
| UPCOMING EVENT | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kaito - Hundred Million Light Years (Kompakt:KOMPAKTCD49)
Kaito-Hundred Million Light Years
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キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
最初に断言します。大傑作です。どこを聴いてもシングルカット出来る位のクオリティーです。1stアルバム(過去レビュー)も本当に素晴らしかったのに、2ndアルバムも期待以上に素晴らしい作品となっています。僕はワタナベヒロシさんのファンなので評価は甘口になりがちですが、それを差し引いたって本当にやばい。なんで彼は毎度毎度こんなに美しい作品を作れるんだろう。フロアを揺るがす硬いビートと幻想的でトランシーなシンセをこれでもかと使用し、その上快楽的かつ優しいメロディーラインがすっと頭の中に入ってきます。テクノの音とハウスのビートが見事に調和したいわゆるテックハウスだけれども、彼以上に深い音響空間と壮大な世界を表現出来るテックハウサーはいないんじゃないかな。快楽的と言えども俗物的な快楽とは無縁で、音楽の心地良さを最大限に表現する為の作品だと思いました。1stアルバムからの変化と言うと、この作品が出来上がるまでにお子様が増えた事でより優しさや明るさと言うのが出て来てると思います。1stアルバムはまだクールで淡々として面もありましたが、新作では曲のタイトルもポジティブな物が多く音も広がりを持ち開放的になっていますね。あ〜でもほんと気持ちいいサウンドです、かっこよすぎです。現時点で年間ベスト3に入れておきます。ジャケットは長男のワタナベカイト君ですよ。

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| TECHNO3 | 22:30 | comments(9) | trackbacks(5) | |
2006/03/10 IRIZO @ Womb
「新しい!」は新しくない。
New thing -- Calling it a new thing means already old.
IRIZO<イリーゾ>とは、エスペラント語で虹色の輝きという意味をもち、現在、混沌としているダンスミュージックシーンに異彩に輝く光で色を染めるという意味を持っています。ダンスミュージックシーンを創造してきたシーンのイノベーターから日本人の才能のあるアーティストを積極的にフューチャーします。

WOMBで奇数月第2金曜に行われるテクノパーティー、IRIZO。今までも素晴らしいアーティストを招致してきましたが、今回は昨年以来の再登場となるVince Watsonと世界を股にかけるKen Ishiiがゲストです。さてイベントはどうだったのでしょうか?
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| EVENT REPORT1 | 20:30 | comments(3) | trackbacks(0) | |
Hiroshi Watanabe - Sounds Of Instruments_01 (Klik Records:KLCD023)
Hiroshi Watanabe-Sounds Of Instruments_01
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ワタナベさんの作品はほんと良いなぁ、KAITO名義でKOMPAKTからリリースして以来ずっと大ファンですよ。活動歴は意外と長くて90年代からニューヨークを起点にプレイし、TREADやQuadra、32 Projectでも大ヒットを飛ばす日本の素晴らしきアーティストです。この人の作品はテクノであっても、電子的と言うより人間味がありオーロラの様な幻想的なサウンドをどばーっと放射し、荘厳な耽美の世界を創り上げてしまうんですよね。そして期待していた彼の初のMIXCDは、予想通りKAITO路線の美しきテックハウスでガチガチに固められています。実は彼の周辺のアーティストの曲を意図的に集めたと言う宣伝を見て、そうゆうのは如何なものかと思ったりもしましたが、そんな事を忘れる位美しい曲が一杯ですよ。透明感溢れるシンセ音に囲まれてまるで霧の中を進むかの様に、深い夢の世界に誘われて行きます。そしてふわふわと浮遊するシンセ音に対し、ドスドスと一定のリズムで鳴らされるキックが体を揺らします。綺麗なシンセ音を使ったテクノが好きな人だけでなく、プログレ、トランス方面でも好まれそうな感じですね。ほんとワタナベさんの作品は良い物ばかりだな。

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| TECHNO3 | 22:00 | comments(4) | trackbacks(1) | |
2005 Best Seller
今年も遂に終わりがやってきました。と言う事で年間ベストなんですが、その前に今年は年間売り上げベストを行おうと思います。皆様今年もこの「Tokyo Experiment」経由@アマゾンで、多くの商品を購入して頂いてありがとうございました。アフィリエイトのおかげでより多くのCDを購入出来、色々な音楽を紹介する事が出来たと思います。ただの趣味で始めたこのブログですが、テクノやハウス、自分の好きな音楽をもっとみんなに聴いていただけたらなんと素晴らしい事かと。それでは僕が紹介したCDで、今年売り上げの良かった順に紹介させて頂きます。

それでは続きをどうぞ。
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| BEST | 10:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Tread - Tread 5 (Norm:nocd-005)
Tread-Tread 5
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Kaito名義でも活躍中、テクノ・ハウスシーンから賞賛を浴びるHiroshi Watanabeの新作が遂に登場。Tread名義の今作は、アルバムジャケットがボーダーシリーズであったTread 1〜4までとは装い新たに、ジャケットが淡い心象風景を描き出した様な物に変化していました。それに伴い音楽性もより情緒深く、また和のわびさびを感じさせる静閑なものとなっています。たゆたう様に心に入ってくる人間味溢れる優しい旋律、非常にシンプルで簡素なトラックは何も考える必要も無くひとときの休みの時間を与えてくれます。周りの時間とは別次元のスロウな次元にいるかの如く、世界はゆっくりと進み徐々に普段の喧騒が頭の中から薄れていきます。メランコリックで壮大な世界観を演出するのは得意中の得意のWatanabe氏ですが、今作はメランコリックではありつつも大仰な展開はありません。煩悩を断ち切った無我の境地に至る、ただひらすたのんびりのんびりと生きていく世捨て人的な心象が見事に表現されています。

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| TECHNO2 | 18:00 | comments(0) | trackbacks(2) | |
Kaito - Color Of Feels (Kompakt:KOM119)
Kaito-Color Of Feels
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今まで何度も紹介している我らが日本の輝ける星、ヒロシワタナベさんの新作が出ちゃいました!KAITO名義では久しぶりだから余計に期待してたけど、こりゃほんと彼も神懸かって来たと言うか…それは言い過ぎかもしれないけど、これだけコンスタントに素晴らしい作品を送り出せる人はそうはいないよ。KompaktからKAITO名義で活動し始めてからは、テクノであろうとディープでハウシーであろうと、またはリスニング向けの楽曲であろうと、どれも外した事は一度たりともありません。僕はKAITO名義が一番好きなんですけど、それは徐々に盛り上がる壮大なトラックが多いからなんですよね。表題曲は当然そんな感じで情緒溢れる感動的なメロディーと、優しくそして美しい延びのあるシンセラインが僕らを夢幻の世界に導いてくれるのです。クラブで爆音で聴いてみたいわぁ、これ。KAITO名義はどうしてもドラマティック路線が多いので展開も似通ってしまうけど、もはやここまで来ると伝統工芸士級。これは絶賛に値します。ジャケも毎度の事ながら好きです。今回も長男のカイト君がジャケの様ですね。今年中にKAITO名義でアルバム出してくり〜、我慢できんっ!

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| TECHNO2 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Jerome Sydenham - Ibadan People (Ibadan:irc043-2)
Ibadan People
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ハウスシーンにスピリチュアルでディープな旋風を巻き起こした、Jerome Sydenham主宰のIbadan。それはJoe Claussell率いるSpiritual Life Musicとも共振し、互いに影響を及ぼし合い現在のハウスシーンに多大なる深化をもたらした(はず)。このMIXCDはIbadanの貴重なるレコードを一纏めに聴く事が出来る素晴らしい物である。Jerome Sydenham自身をはじめ、Joe Claussell、Dennis Ferrer、Jephte Guillaume、Kerri Chandler等のキラートラックを収録し、近年の32 Project(Hiroshi Watanabe)、Nature Soul(DJ Katsuya)らの日本人トラックさえも使用されている。前述のアーティストの曲を聴けば分かると思うが、Ibadanによってハウスシーンは一気にアコースティック、オーガニック指向が進んだと思われる。特にIbadanは過去の遺産をリイシューする事にも力を入れているのだが、「Ten City-All Loved Out(Joe Claussell Remix)」は柔らかいギターの音色をフューチャーした初期の傑作である。全てはここから始まったのかもしれない。アフリカンリズムを継承するパーカッション、人間の手によって鳴らされるアコースティックな音、優しく人間の温かみに溢れたメロディー。Ibadanはそんなレーベルなのだ。結局言いたい事は「Body & Soul」好きには必聴。

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| HOUSE1 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(2) | |
Hiroshi Watanabe - Klik Records Tribute To The Most Imaginative Japanese Producer (A klik records:KLCD012) & 32 Project -Rule Of Humanity (Ibadan:irc065)
32 Project-Rule Of Humanity Hiroshi Watanabe-Klik Records Tribute To The Most Imaginative Japanese Producer
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どういった経緯でギリシャのレーベルからワタナベヒロシ氏のコンピレーションが出る事になったのかは分からないけど、とにかくめでたい。僕はEPも買っているのコンピレーションは敢えて買う必要もないけど、新曲が入ってるしCDで気楽に聴けるので重宝しています。僕のブログでもワタナベさんの作品は何度も紹介していますが、とにかくどの作品も耽美でディープでうっとりする様な曲が多いです。フロアで回しても効き目のある曲もあるし(実際にFrancois Kは「INTENSION」がお気に入り)、展開があるので家で聴くにも適しています。一般的にはテクノのハウスの中間と言うべき音なのでしょうが、作品の水準たるや毎度舌を巻く高さです。ドイツのテクノシーン最前線であるKompaktやUSのディープハウスレーベルIbadanからも作品を発表している事自体、既に周りから認められている証拠だと思います。さてこのアルバムは新曲が一曲ありますが、やっぱりナイスな出来です。「POINT OF LIFE」と言うこの曲に僕が感じたのは、TREAD名義での4枚目のアルバムの質感に近いかなと感じました。TREADは比較的ホームリスニング向けな落ち着いた曲が多いのですが、その4枚目は生っぽく湿った音質が特徴的でした。今回の新曲も本人名義だけど、湿った音と優しい空気に包まれる様な温かい音楽でした。新曲以外はKAITO、QUADRA、32 Project名義でおのおのディープな曲から哀愁に満ちた曲、またはガシガシっとビートの強い曲もありどれも必ず美しい。名ばかりのコンピではなく、本当に良い曲ばかりです。

今回のコンピレーションとは別にIbadanから2枚目のEPも発売されています。「32 Project-Rule Of Humanity」と言うEPなんですけど、ちょっと雰囲気が変わった様な気がしました。なんとなく以前より穏やかになった気がしますね。Ibadanからもアルバムが出て欲しいなと勝手に期待しております。

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| TECHNO1 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Tread - Tread 4 (NORM:nocd-004)
Tread-Tread 4
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先日Unitでワタナベヒロシさんと遂にお会いする事が出来てお話もしたのですが、NORMのスタッフの方ともお目にかかる事が出来ました。このNORMと言うのは、ワタナベヒロシさんとキタハラタケヒコさんのユニット、TREADが所属するレーベルです。TREADは多分キタハラさんが主にビジュアル面を担当し、音楽面をワタナベさんが担当しているのでしょう。TREADの1-4はボーダーシリーズと言う事で、ジャケットは全てボーダーになっています。Tread 3は以前にも紹介した通り緩い温かみのあるリスニングミュージックです。美しい音色にしっとりした感じですが、この最終章Tread 4では以前と似ていて少し異なる物があります。それは音の質感です。元々人間味溢れる温かみのある音だったのですが、今作では更に有機的な質感も持ち合わせより情緒的になりました。実際に生楽器を使っているのかもしれないですね、どうなのでしょう。ドラムの音なども随分湿っぽくなっていますし。このアルバムも評判は上々で、「Last Resolution」と言う壮大でメロディックな曲は眉唾です。Fabrice Ligもフェイバリットに入れていた位です。勿論どの曲も部屋で落ち着いて聴くにはぴったりな、しっとりとしたリスニング向けの音楽です。Tread 4で終わりだと勘違いしている人も結構いるみたいだけど、ボーダーシリーズが終わりなだけなので今後にも期待しましょう。

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| TECHNO1 | 21:23 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2005/01/22 UNITE @ Unit
今年初めてのクラブイベントはHIROSHI WATANABEさんも出たUnitのイベントに行きました。TOM MIDDLETONもメインアクトと言う事なので、どんなものかと思い遊びに行ったのです。12時頃に会場に着くと既にワタナベさんがプレイ中。ありゃ、トップバッターだと残り1時間位しかないじゃん。トップバッターと言う事で多分抑えめにしてたのでしょう、緩やかなKAITOっぽいプレイでした。情緒的なテックハウスで山あり谷ありでじわりじわりと盛り上がっていき、体をほぐしてくれます。暖かい空気の層が段々と被さっていき、透明感のある世界観を演出していました。ワタナベさん自身のプレイが終わるとフロアに居る所を見つけたので、挨拶をしに行きました。今年中にはKAITOのアルバムが出来上がりそうだとか、「tribute to hiroshi watanabe(ワタナベさんのコンピ)」はギリシャ国内で売り切れちゃったみたい(残念)だとか、今日はKAITOの新曲もやったんだよとか色々気さくに教えて頂けました。今回は1時間しかプレイを聴く事が出来なかったので、またワタナベさんが出るイベントに行けたら良いです。
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| EVENT REPORT1 | 17:31 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kaito - Special Love (kompakt:KOMPAKT CD23)
Kaito-Special Love
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Kompaktの作品を連日紹介し、そしてKAITOことHiroshi WatanabeさんのDJが1月22日にUNITであるのでKAITOのアルバムを紹介しちゃいましょう。このアルバムは以前にも紹介した事がある「Special Life」のリミックスアルバムで全編ノンビートのアンビエント風な作品になっています。オリジナルの方は壮大な展開で気持ち良く踊れるトラックなんだけど、ビートレスな今作はシンセの一音一音までがじんわり染み渡るようなしっとりする様な作品です。透明感のあるシンセには定評のあるワタナベさんですが、ビートレスになった事でよりシンセの美しさが際立ちます。この美しさには静寂の白銀の世界感、又は北欧の雰囲気を感じるのは僕だけでしょうか。時折シュワーーーーーっと入ってくるレーザーの様なシンセ音、いいなぁ、カッコイイですよ。雪の結晶に太陽の光が乱反射した様な、一面キラキラの世界にうっとりしちゃいます。アンビエント風であって非アンビエント、そしてチルアウトでもないリスニングミュージックです。

kahansinさんのサイト「kahansinのTechno Memo」でオリジナルの方が今紹介されているので、参考にどうぞ。

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| TECHNO1 | 19:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Upcoming Event
2005/01/07 (FRI) VADE feat. ADAM BEYER @ WOMB
DJ:ADAM BEYER, SODEYAMA

2005/01/09 (SUN) HUMP ZERO 5 @ ageHa
DJ:DERRICK L. CARTER & LUKE SOLOMON, Dego, DJ KENSEI
DJ HIRAGURI、Greenkeepers, etc

2005/01/21 (FRI) a night with DJ Matthew Herbert @ CAY
DJ:Matthew Herbert, DJ KENTARO IWAKI
LIVE:PAINTING:nu:g

2005/01/22 (SAT) UNITE @ Unit
DJ:TOM MIDDLETON, DJ KENT, HIROSHI WATANABE

2005/01/29 (SAT) JET SET PRESENTS route #15 @ Yellow
DJ:HAKAN LIDBO, TOWA TEI, KZA(FORCE OF NATURE)
Laetitia a.k.a HITOSHI OHISHI
LIVE:DATA 80

2005/02/04 (FRI) Breath @ AIR
DJ:DJ Katsuya, yoshihisa.h
LIVE:Special Guest

2005/02/13 (SUN) metamorphose presents SUBMERGE TOUR @ Liquidroom
LIVE:Galaxy 2 Galaxy, Los Hermanos, Mr.DE'
DJ:James Pennington, B.CALLOWAY

年越しイベントは終わっても、パーティーは今年も続いてゆく。Herbertが来ますけどDJなので、多分行かないでしょう。注目はUNITでのTOM MIDDLETON & HIROSHI WATANABE。アンビエントで有名なTOM MIDDLETONはDJではテクノ、ハウスを横断したプレイで期待出来るし一緒にワタナベさんも出るので今回はまじで行かないと。HUMP ZERO 5も行きたいが金が無い…。DERRICK L. CARTERのダーティーでハードなハウスはテクノ並のあげっぷりでやばいっすよ。DATA 80(=HAKAN LIDBO)のライブも気になるなぁ。「One More Time」のメランコリー+テックハウスって感じです。

そしてもう言わずとしれた伝説が現実になる瞬間の到来、Galaxy 2 Galaxyが来日です。前回TIMELINEで来てますけど、多分演奏内容に大差は無いと思います。しかしそれでも期待せずにいられないのは、やはりデトオタのさだめ。
| UPCOMING EVENT | 19:36 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Rays - Moonflowers (Horizon:HRZN-010)
Rays-Moonflowers
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2004年1月2日、思い出の新宿Liquidroomはクローズした。ラストは「The Last Dance」と言うイベントだったのだが、その時の為に作られた曲が「Rays-The Last Dance」だった。このプロジェクトは今なお歩みを止めず、第2弾「Rays-MoonFlowers」を発表した。まずオリジナルは、哀愁あるPOPなソウルフルボーカルハウス。テック系な仕上がりなのでテクノ、ハウス両方でいけると思います。透明感のあるトラックに、エフェクトのかかったボーカル、単純にこれはカッコイイよ。そしてリミキサーにはKAITO a.k.a Hiroshi WatanabeやHousedust Sound System a.k.a DJ Shufflemaster等が参加。KAITOのリミックスは、やはりKAITOっぽい。この人がリミックスすると絶対KAITOって分かる音になります。静寂の中煌めくようなシンセが美しい。オリジナル以上にメランコリックで相変わらず良い作品を作りますね。で面白かったのが、Housedust Sound System。ブレイクビーツで始まって、中盤カオティックで渦を巻き、終盤は4つ打ちに成ると言う変遷が激しいトラック。最近はこの人はハードミニマルの人と言う認識ではなく、プログレ、アバンギャルド臭が漂っています。これからどんな作品を作って行くのか、興味がありますね。

さてRaysは今後はアルバムを出す予定もあるらしいけど、このシングルと「The Last Dance」では明らかに曲調が違うし幾人かのプロジェクトだと思われます。やはりリキッドルームに縁のある人なのでしょうか?

Who is Rays?

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| HOUSE1 | 10:17 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Virgin Mary - sugata (Burger Inn Records:BUCA1002)
Virgin Mary-sugata
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さて、このユニットは誰でしょう。きっと知っている人は余り居ないと思います。僕も当然知りませんでした。シスコでぶらぶらレコード漁りをしていると、本当にたまたまCDのレビューに目が行き…ワタナベヒロシ…と書いてあるではありませんか。Kaito、Tread、Quadra、Hiroshi Watanabe等の名義で活動しているあの人です。こんなの出してたのか〜、しかも2003年10月ってそんなに古くもないし。

このユニットはワタナベさんと大阪在住のボーカリスト、キモトクミコさんによるものだそうです。内容はどんなもんでしょうか。ふむふむ、やっぱりトラックはいかにもワタナベさんっぽいどこか儚くロマンチシズムを感じるものがあります。しかしいつもよりポップより、Imajukuの時に近いものがあります。しかしあのポップ感とは又違うかな。それも全てはボーカルの影響でしょうか。女の子のボーカルが妖艶なせいで、いつものワタナベさんとは一味違ったものになるのでしょう。13分もある「ジュ・テーム」はずっと女の子のぼやきが続いて、途中でトラックが入れ替わりQuadraの時の様なアグレッシブな展開になると言う驚きの展開です。「the starry sky」なんかはKaitoに似たようなトラックに切ないボーカルが載った、普通にJPOPとしても売れそうな曲だと思ったりもします。5曲ですが捨て曲が無いし、これはワタナベさんファンなら買いでしょう。しかしワタナベさんがこんなの作っていたとは露知らず…。

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| TECHNO1 | 20:56 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Hiroshi Watanabe's Tracks Part 2
Kaito-Beautiful Day Kaito-Awakening

さて今回はKAITO名義の作品を紹介。
■左:Kaito - Beautiful Day (Kompakt:KOM39)
Beautiful Dayはアルバム未収録なのがもったいない素晴らしい曲です。物静かなシンセからシャキシャキとしたリズムが入ってゆき、徐々に盛り上がりを見せていきます。途中から儚げなシンセがうなりをあげて、正にビューティフルな世界を演出。というかむしろ悲しげな感じでしょうか。

■右:Kaito - Awakening (Kompakt:KOM56)
KAITOの作品の中でも一番好きかもしれないのが、このAwakening(Original Version)です。アルバムにはBeatlesstrumentalのバージョンが入っていますが、やはりオリジナルが最強。ドスドスしたあげめのビートに、とにかく美しいシンセが唸り唸りまくってやばいの一言。中盤から入るアトモスフェリックなシンセに伴い、2重3重のシンセの重なりが幻想的な空間を作り上げていきます。シンセのオーロラ状態とでも言いましょうか。美しいシンセ音を出させたらワタナベさんは世界一かもしれません。

さて今回ワタナベさんのEP作品を2回に渡って紹介致しましたが、最後に嬉しいお知らせです。ワタナベさんから直々にメールを頂きまして、TREADが実は完結ではなく1〜4のストライプシリーズが終了したと言うだけで、キタハラさんとワタナベさんはこれからもずっとTREADとして作品を出し続けるとの事です。危うく世間の情報に騙される所でしたが、これからもTREADを含めワタナベさんにはがんばって頂きたいですね。

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| TECHNO1 | 22:03 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Hiroshi Watanabe's Tracks Part 1
Larry Heard-Reminisce Hiroshi Watanabe-Matrix EP 32 Project-The Root Of World

今回はワタナベヒロシさんのレコードを2回に渡って紹介しようと思います。
■左:Larry Heard - Reminisce (Life Line:LL1027)
なななんと、シカゴハウスの巨匠、ラリーハードの曲をKAITO名義でリミックスです。実はこの曲は2003年4月のライブで最後に演奏していて、この時点では未発表だったのですがボーカル入りの曲をKAITOが演奏していたので驚いた曲です。その時初めて聴いたにもかかわらず、あまりの美しさに鳥肌が立ちました。ラリーの呟くようなボーカルとドスドスしたリズムに、どこまでも透き通るかのようなシンセが徐々にビルドアップされてゆく。中盤から泣きのギターソロも入り、感動の盛り上がりを見せます。ラリーハードも大好きですが、このリミックスはオリジナルを凌駕しています。見つけたら即買ですっ!!

■中:Hiroshi Watanabe - Matrix EP (Third Ear Recordings:3EEP 019)
夜の新宿がジャケットのこのEP。内容もダークで深淵な作品となっています。これはA面がとっても素晴らしいです。ダークではあるけどれ、ディレイの聴いたシンセが美しく浮遊感のあるトラックとなっています。夜空に飛んでいってしまいそう。夜にドライブしながら爆音で聴いたらよさげな感じですね。B面2曲は落ち着いたリスニングミュージックです。

■右:32 Project - The Root Of World (Ibadan:irc055-1)
ディープハウスのレーベルから32 Project名義でワタナベさんがEPを出しました。Ibadanと言うとスピリチュアルハウスなんだけど、ワタナベさんはハウス方面からも受けが良いと言う事なのでしょう。A面はMatrixに近い感じのテックハウスです。やはり深い。B面はポコポコっとしたパッカーションが入って、軽快なトラック。アップテンポなんだけど、のどかでゆったりとしたたたずまい。矛盾した言い方ですね(笑)

どのEPも外れ無し、毎回質が高いです。なのでついつい新作が出る度に買ってしまいます。CDユーザーの方に聴いてもらえないのが、残念な位ですね。32 ProjectはIbadanのMIXCD「Ibadan People」に入っていますので、機会があれば是非。

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| TECHNO1 | 21:00 | comments(1) | trackbacks(0) | |
Tread - Tread 3 (norm:nocd-003)
Tread-Tread 3
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引き続きTreadことWatanabe Hiroshiさんの作品を紹介。これはリスニングミュージック。かといってTiny Balanceのようにリズムが無い訳ではない。淡々とそして緩やかにリズム、メロディーが流れていく。音はシンプルに、そして削ぎ落とされ雪国の様な静けさの感じ。でも時々ロマンチックに、又は切なく、温かみのある音楽。テクノともハウスとも受け取れる。しかしWatanabeさんの音っていつもこうなんで美しいんだろう。ほんとうっとりしちゃいます。いかにもシンセ音って感じなのに音の被さり方とかが神秘的ですよ。このシリーズは最近出た4で完結らしいですが、1から3と違って4は生っぽくなってるみたいです。

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| TECHNO1 | 22:09 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Imajuku - Imajuku Cafe (Burger Inn Records:BIR1024)
Imajuku-Imajuku Cafe
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引き続きHiroshi Watanabeさんの作品を紹介。これはモデル等をしている今宿麻美を中心としたImakujuと言うユニットのアルバムです。何故かこのアルバムの全曲作曲、MIXをWatanabeさんが担当。今宿麻美は一言も歌っちゃいないし、果たしてこのユニット名で出す必要があるのか?Watanabeさんもユニットのメンバーではないし。まあ内容は良いので問題はないんですけど。普段よりはPOPな感じでキラキラしていて爽やかですね。ちょっとメジャーを意識しているのかもしれません。ほぼアッパーな4つ打ちテクノで疾走感があり、暑いこの時期をクールダウンさせてくれます。クラブで流れるにはちょっと明るすぎる気もするような感じもしますが、やっぱりプロダクションは上手い、流石の一言です。

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| TECHNO1 | 23:25 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kaito - Special Life (Kompakt:KOMPAKT CD 19)
Kaito-Special Life
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引き続きKaitoことHiroshi Watanabeさんの作品をご紹介。このアルバムはドイツの大御所レーベル、Kompaktからのリリース。テックハウスやアンビエント、幽玄テクノ系を得意としているレーベルですが、Kaitoがまた新しい息吹をこのレーベルにもたらしました。アルバム前からのEPから盛り上がりを見せていましたが、アルバムも充実した内容となっています。彼曰く、ワイルドピッチスタイルと言う最初はじらしてじらして後半に音がどんどん被って盛り上がる様な曲が多いですね。このアルバムは基本的にダンスミュージックなので、曲の後半の盛り上がりはほんと凄いです。美しいメロディーを透き通る様なシンセ音で、手弾き?な感じで演奏して壮大で幻想的な空間を作り出しています。ヨーロッパを喚起させる日本人場離れした音には、ほんと脱帽ですね。最近テクノに傾向中のFrancois Kも良く回しているそうですよ。

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| TECHNO1 | 20:50 | comments(3) | trackbacks(3) | |
Hiroshi Watanabe - Tiny Balance (Colorve:CLVC-001)
Hiroshi Watanabe-Tiny Balance
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Kaito、Tread、Quadra等の複数の名義で良作を発表し続けているHiroshi Watanabe。幻想的なシンセ音で僕を虜にしている信頼出来るアーティストの一人です。普段はワイルドピッチスタイルで徐々にアッパーに盛り上げてゆくダンスミュージックが多いですが、今回は完全にリスニングミュージックです。彼は音楽活動と平行して写真活動も行っているのですが、Tiny Balanceと言うDVD作品から音楽だけを抜き出してサウンドトラックとしてこのCDを出しました。DVDは見ていないので良く分からないけど、音はいつも通り儚げで美しい。いつもよりは幽玄なシンセは控えめですが、その分落ち着きがあります。Treadが好きな方ならこのCDもきっと買っているはずですね。4曲いりですが30分強あるので、充分聴き応えはあります。寝る時のBGMにどうぞ。

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| TECHNO1 | 22:39 | comments(0) | trackbacks(2) | |