2018/5/12 Sunset Lounge @ 江ノ島展望台
Sunset Lounge1

温かくなり始める春の季節と共にやってくる、そう今年も遂にやってきた湘南は江ノ島で開催されるSunset Loungeも前身のFreedom Sunsetから含めると15周年。海風が吹き抜ける江ノ島の頂上から夕暮れを見下ろせる絶好のロケーション、開放的な場で心も体も踊り出すダンス・ミュージックを浴びるパーティーは、人種や老若男女を問わずに魅了する。今回の5月開催ではレジデントとも言える井上薫を筆頭にオールジャンル・ミックスなクボタタケシ、繊細で煌めく電子音を聞かせるInner Science、DJ Kenseiらによるプロジェクトのcolorful house band、湘南をベースに活動するDJ Dante、そして主宰者であるshibaをユニットのsorto&nodo+shiba+No.9と、今年もジャンル問わずにダンスとリスニングの両面で楽しませてくれるアーティストが集まっており、期待せざるを得ない。
続きを読む >>
| EVENT REPORT6 | 16:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Masanori Nozawa - III (Medium Music:MECD-02)
Masanori Nozawa - III
Amazonで詳しく見る

「宇都宮から生まれ出た眩い輝きを放つ星、Masanori Nozawaの初のアルバムはテクノが感情的である事を証明する。」

宇都宮を拠点として活動するMasanori Nozawaは元々は配信で攻撃的なテクノ中心にリリースを行っていたアーティストだが、2014年にMedium Musicを立ち上げて以降の音楽性ではよりエモーショナルな方向へと進み、深く胸に突き刺さるような感情性はテクノソウルと呼ぶべきものになった。そして2017年末、遂に初のアルバムである本作のリリースへと至ったのだが、何とその内容はオリジナル音源とそれを実力派アーティストがリミックスした2枚組となっており、初のアルバムにしては果敢な挑戦にも思われる。今回幸いにも野澤氏から声を掛けられてアルバムのライナーノーツを書かせて頂いたが、そちらはオリジナル音源について言及しているので是非とも作品を購入された方は読んで頂ければと思う。ここではリミックス音源について紹介させて頂くが、参加しているアーティストからしてXTALやHiroshi Watanabeと言った名を馳せている人、アンビエントに造詣の深いInner ScienceやMatsusaka Daisuke、元Mexicoとして活躍したjunyamabe、そしてKEITA YANOやHironori TakahashiにYuuki Horiらまで邦人のみにもかかわらず実に期待せずにはいられない面子だ。それぞれのリミックスには当然アーティストの個性が反映されているのだが、特に面白いのは"Felt The Sphere(junyamabe Remix)"で、ノンビートで壮大なアンビエンスを発していた原曲から一転してアンビエントの側面は残しつつも抽象的な音像で覆い尽くした作風は厳寒の雪が吹き荒れる真っ白な世界のようで、アブストラクトな音響によって深みへと誘われる。同様に金属がひしゃげるような奇怪な音を付け加えて実験的な面もある"Unknown Ruins(KEITA YANO Remix)"も面白いが、一方で雰囲気を変化させずに図太いリズム感で強固さを増した"Chrono (Hironori Takahashi Remix)"はテクノらしい硬い力強さの安定感がある。元々はアルバム中でも最も色彩豊かでエモーショナルな曲だったものの、"Iridescence (Yuuki Hori Remix)"はぐっと感情を内面に押し込めたようにソウルを燻らせる引き算の美学的な作風で、これもリミックスの妙技が感じられる。"The Orb of Day feat. shiba @ FreedomSunset (XTAL Remix)"は原曲のイメージを損なわずにXtalらしいニューディスコ風でアーティスト性が感じられ、そして濃霧に包まれるような音響の中にエレクトロニカらしいリズム感を得た"Beatific Planet(Matsusaka Daisuke Remix)"はアンビエントに対しての深い愛が伝わってくる。リミックスの中で最も情熱的だったのは当然と言うべきか、Kaitoによる"Mercury Breath(Hiroshi Watanabe aka Kaito Remix)"で、壮大なシンセストリングスと力強いビート感を伴って完全に彼の熱き感情が込み上げる世界観へと上塗りされており、輝かしくも激情が展開するテクノだ。最後はこれまたアンビエントでは独特の個性のある"Return to The Galaxy(Inner Science Remix)"で、豊かで色とりどりの音の粒が湧いてくる心地良いアンビエント・トラックは実に可愛らしい。それぞれのリミックスにそれぞれのアーティストの個性が確かに反映されており、リミックスとしての面白みは十分な事は間違いく、初のアルバムながらもリミックスも盛り込んだ事は野澤氏の本作に対する意気込みの強さが伝わってくるだろう。オリジナル音源、リミックス共にこれぞテクノソウルと呼びたい感情性豊かな音楽で、何度でもリピートして聞いている自分がいる。



Check Masanori Nozawa
続きを読む >>
| TECHNO13 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2018/4/28 FORESTLIMIT 8TH PARTY ”FULL CONTACT!” 【Ripping Waves ~ New School Of Japanese Ambient Music ~】@ Forestlimit
クラブ・ミュージックのパーティーと言うと一般的には爆音の中で力強いビートが刻まれる一夜である事が多いが、何故かアンビエント的な視点でのパーティーが少ないのは、やはり熱狂的に盛り上がる要素が少ないからだろうか。しかし真摯に音に耳を傾けるアンビエント・ミュージックも大きな音で聞きたいという欲求はあり、そんなパーティーがもっと増えれば良いのにと思う事は常々。今回幸運な事にForestlimitの8周年記念のパーティーの一環でアンビエントに焦点を当てたパーティーがあり、なんとSUGAI KEN、Satoshi & Makoto、Inner Science、H.TAKAHASHI、Napa-Mariの5組がライブを行うというのだから、是が非でもという気持ちでパーティーへと参加する事にした。
続きを読む >>
| EVENT REPORT6 | 11:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Inner Science - Assembles 9-12 (Terminal Dream)
Inner Science - Assembles 9-12

ヒップ・ホップをルーツにサンプリングと多様なリズムを打ち鳴らすドラムマシンを用い、そして岩清水のような綺麗な透明感のある電子音を散りばめて色鮮やかに躍動するダンス・ミュージックを制作する西村尚美によるInner Science。彼にしか成し得ない個性的なダンス・ミュージックの本流と共に、近年は「Assembles」なるシリーズを立ち上げて精力的にその方向性を推し進めている。このシリーズは彼固有の電子音の響きは用いながらもそれを異なる方面から展開し、また表面的なリズムからの解放を推し進め、抽象的なコラージュ/エディット・サウンドで独自のアンビエントを引き出す事に成功している。さてそのシリーズの新作は自身のPlain Musicからではなく、ロシアはモスクワの新興レーベルであるTerminal Dreamからのリリースとなった。何でもレーベルに音源を送ったところ即座にOKを貰いリリースに至ったそうで、結果的にはこれを契機に海外への普及にも繋がる事に期待をしたい。普段の作風とは異なり、いや寧ろ自覚的に同じ事の積み重ねにならないように積極的に抽象性を突き詰める「Assembles」シリーズは、確かに一聴して掴み所はなさそうで手の平からするすると零れ落ちてしまいそうな程に自由度が高い。スクラッチや逆回転を思わせる効果、左右に極端に振れるパン、ミニマルとは真逆の流動性と、全編通して一時として同じ瞬間は感じない程だ。また目立ったビートは殆ど鳴っていないものの一つ一つの電子音の連なりがリズムとして機能しているようにも思われ、大胆かつ流れるような旋律によって静かなる躍動感へと繋がり、決して落ち着いたアンビエントに収まるでもなく生き生きとした生命力さえ感じさせる。そう、音が生きているように変化し奇妙なコラージュ・サウンドとなっているのだが、そこに突き放す難しさは無く寧ろ色とりどりの宝石がぶつかり合って弾けるような色彩感や美しさがあり、音の一つ一つに魅了されるのはInner Scienceの普段の音使いが発揮されているからだ。音そのものとの戯れ、響きへの遊び心に溢れた定形の無いコラージュは良い意味でBGMとして機能し、無意識的にアンビエントとして作用する。オプティミスティックで気持ちの良い電子音、ただそれに尽きる。



Check "Inner Science"
| TECHNO13 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2016/3/26 Xtal Debut Album “SKYGAZER” Release Party @ Circus Tokyo
長い活動の末、2016年2月に遂に初のソロアルバムをリリースしたCrystal改めXtal。Crue-l Recordsからリリースされたその作品は、それまでにフロアを賑わせてきたダンストラックを収録しつつシューゲイザーやポップな要素も兼ね備え、聴く者を光に包み幸せな気分にする素晴らしいアルバムとなった。そんなアルバムを祝うべくリリースパーティーが開催される事になり、レーベルの創始である瀧見憲司やアルバムで共同制作をしたGonnoらが集結し、Xtalは一晩でライブとDJを敢行するという実に充実した布陣が組まれる事になった。
続きを読む >>
| EVENT REPORT6 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Inner Science - Assembles 5-8 (Plain Music:PLCD-1007)
Inner Science - Assembles 5-8
Amazonで詳しく見る(日本盤)
 Amazonで詳しく見る(MP3)
サンプリングを駆使したアンビエントのPortral名義、ドラムマシンも用いてダンスとしての表現力を拡張したInner Science名義と、様々な手法に取り組んで個性を発揮している西村尚美は、ここ数年創作意欲が爆発したかの猛烈な勢いで作品を制作しその名声を高めている。2014年にはInner Science名義ながらもその本流とは異なるコラージュを中心とした実験音楽の『Assembles 1-4』(過去レビュー)を立ち上げ、またしても西村の自由な音楽性に魅了されたのはまだほんの一年前の話だ。そう、その第二弾としてもう本作が完成しているのだから、西村の創作意欲には驚かずにはいられない。前作と同様に本作もメロディーや起承転結という枠組みから外れてコラージュのような音そのものを聞かせる内容で、どれもが10分程の曲尺と長い流れを活かして遊び心溢れる自由な音の響きや連なりを見せており、そのコラージュ感は前作よりも更に強みを増して電子音による抽象画を描いているようだ。前作からの変化としてはそこにドラムマシンによるリズムが加わり、Inner Science名義の特徴である透明度の高い電子音によるピュアな雰囲気に変化球のリズムが点描のようなアクセントを施し、Portral名義のフラットなアンビエントとは異なるアバンギャルドな音楽へと進んでいる。単なるアンビエントでもなく、ダンスなテクノでもなく、逃避の為のメディテーションでもなく、浮かび上がってはあっという間に消えて様々な音が入れ替わり立ち代りで出現する音の粒による実験(遊び)は、もはや音階やコードの規則ではなく音そのものの響きを楽しむところまで到達しているのだ。更に本作を制作するにあたり素材となった音を用いて出来上がった"Assembles 5-8 Component"は、20分にも及ぶ清涼感に満ちた中に混沌が渦巻くコラージュ大作で、その自由な精神性をより体験出来る事だろう。複数の名義を用いて異なる音楽性を披露しながらも、一向にその質・量共に陰りの見えない西村は、今がピークと呼んでも差し支えない程に音楽人生の春の中にいる。



Check "Inner Science"
| TECHNO12 | 18:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Inner Science - Here (Plain Music:PLCD-1004)
Inner Science - Here
Amazonで詳しく見る(日本盤)
 Amazonで詳しく見る(MP3)
2014年にはInner Science名義で2枚のアルバム、そしてPortral名義で1枚のアルバムをリリースと制作意欲が高まり、その活動にも円熟味を見せている西村尚美。2015年もその勢いは止まらずに一年待たずとしてInner Science名義でのニューアルバムが完成した。電子音楽を探求する西村の音楽性は、宝石のような煌きに透明感のある粒子のような音と、複雑なリズムが生むしなやかなグルーヴを組み合わせた上で、アンビエントにも近い空間に溶け込むような演出を遊び心を込めて行うものだ。それはダンス・ミュージックとしてリスニングとしても両立するが、音色そのものやリズムからだけでもはっきりと西村の個性が感じられる程に、その特徴は際立ち既存の電子音楽に埋もれない独自の世界観を確立させているアーティストの一人だろう。さて、前作『Self Figment』(過去レビュー)までは比較的ダンスとして性質を強めていた傾向があったが、この新作ではそこから一転してリズムはやや希薄化しシンセの音色そのもので多彩な表現へのアプローチを試みている。事実アルバムの多くの曲ではビートレスなものだったり、DJ向けを意図しない曲尺も短いものが増えたりと、決して使う用途ではなくアルバム表現の為の音楽として方向性が定まっている。アルバムへの入り口となる"Introduction For Here"からして、前作からの変化は何かしら感じ取れるだろう。音の一つ一つがより際立ち明瞭な輪郭を見せるようになり、ビートレスであっても流れが感じられる。続く"Bare"は如何にもInner Scienceらしく、臨場感のあるドラムマシンのリズムと多彩な光を持つ音の粒が、神秘的な泉から湧いて出るような美しさがあり、エレガンスと呼んでも差し支えない電子音の華麗なる遊びだ。"Ivy"や"Not Far From Here"はやはりビートは入らないが、その代わりに左右へのパンや音量の変化を用いながら小刻みに揺さぶる動きを作り、ビートを内在させたような音楽はアンビエントとは似て非なる空間/環境への馴染み方がある。"Twin Birds"では変則的で引っかかるようなビートも入ってはいるが、やはり印象的なのは虹のようなシンセの音色で、すっと浮かんできたり大胆にパンしたりする音そのものの大きな動きが展開を作っている。アルバムは40分弱と随分コンパクトに収まり、その全く曇りのないオプティミスティックな多幸感にいつの間にか聴き終わってしまうと、またもっととその音を求めてリピートしてしまうのは間違いない。童心のような遊び心と音色の美しさを極めたこのアルバムは、電子音楽だからこそ表現出来た優美な世界が広がっている。



Check "Inner Science"
| TECHNO12 | 09:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Inner Science - Assembles 1-4 (Plain Music:PLCD-1004)
Inner Science - Assembles 1-4
Amazonで詳しく見る(日本盤)
 Amazonで詳しく見る(MP3)
2014年は西村尚美にとって多忙な一年だったに違いない。Inner Science名義での"Self Figment"(過去レビュー)は3年ぶりの、Portral名義での"Fill"(過去レビュー)は8年ぶりのアルバムを、それぞれがサンプリングの有無やビートの差異といった異なる方向の音楽性でリリースし、それぞれの名義でもライブを行うなどアーティストとしてより成熟期に至るような年だったと思う。そんな一年の最後の作品がまたもInner Science名義でのアルバムとなる本作だが、これはInner Science名義ながらもビートは殆ど入らないアンビエント作品であり、またPortral名義と同様にサンプリング中心の制作となる点では、一見Portral名義の抽象的なアンビエントに近いかと思われる。但しPortral名義ではレコードからのサンプリングでノイズも含みながら滲ませるように淡い抽象画を描くようなアンビエントだったのに対し、このInner Science名義では透明感のある音の一つ一つが粒のように明確に分離しており、それらが自由に遊び回りながら並んで抽象的かつ自由な旋律を鳴らしている。Assembleの1〜4までの4曲はどれもが10分程の大作で、その時間の中で常に定形を保持する事なく音の粒が浮かんでは消え水彩絵の具が溢れるような、しかし滲む事なく各色は切り貼りされながら真っ白のキャンバスを埋めていくようだ。そういった点からはピュアで明瞭な音色の響きが非常にInner Science的であり、それがもっと自由でもっとリラックスして音と戯れているような音楽性に感じられる。更に本作を制作した際の素材を正にコラージュ的に収めた"Assembles 1-4 Component"は27分にも及ぶ大作で、もはや聴くと言うよりはただ環境音として生活の中に溶け込んでいくようなBGMとして機能する。静かな森の中に流れる透明度の高い清流に身を洗われるような、そんな快適性の高い音が雑音にまみれた都市環境の中で耳を満たすのだ。



Check "Inner Science"
| TECHNO11 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Portral - Fill (Plain Music:PLCD-1003)
Portral - Fill
Amazonで詳しく見る(日本盤)

今年の4月にもニューアルバムをリリースしたInner Scienceこと西村尚美だが、それから間をおかずしてPortralでの8年ぶりとなるアルバムをリリースしている。これは本人の言葉を借りれば「レコードからのサンプリング音を思い切り使ってそれを加工していく事で出来るアンビエント作品」だそうで、一切のリズムが入らないノンビートな音響アルバムだ。Inner Science名義では透明感のある音の粒を緻密に散りばめながらしなやかなビートを絡ませ、他では聴けない独自のエレガントなダンス・ミュージックを奏でていたが、このPortral名義では透徹した音の音色で類似点は見受けられるものの、そもそも制作環境からして異なっている。レコードからのサンプリング音を使用した影響か、揺らぐ音像の上にか弱いチリチリとしたノイズが載っており、そのノイズさえもが臨場感を生み出す作用として働いているのだ。Inner Scienceの音楽が水彩のカラフルな景色を描き出す具象画だとしたら、Portralは水面にカラフルな水滴を静かに垂らし色がじっくりと混ざりながら滲んでいく抽象画と言うべきか、ビートは存在しないもののその自由な動きを見せる音色は優しく脳へと浸透する。元の音がレコードと言う事もあってか特に全体のムードとしては人肌の温もりを感じさせ、ノイズの影響や生き物のような音の動きもあってか非常にオーガニックで、ビートが無いにもかかわらずゆったりとした蠢きが静かなグルーヴを創出している。アンビエントと言うと時に宗教的なニューエイジあったり、または気難しい実験音楽となる場合もあるが、このアルバムに限って言えば一切の曇りが無いリラックスしてピュアな鳴りをしている快適なアンビエントだ。その点で当方の寝る時にBGMとしても役立っており、忙しい毎日に追われる中でほっと心を落ち着かせてくれる音楽なのである。



Check "Inner Science"
| TECHNO11 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2014/11/8 groundrhythm 12th Anniversary @ Air
井上薫という精神的支柱を中心にAirオープン当初から開催を続けるgroundrhythmが、遂に12回目のアニバーサリーを迎える。基本的には外タレに頼る事なく国内で音楽的にも繋がりのあるDJ/アーティストが出演し、ぶれる事のないドメスティック色の強いパーティーではあるが、テクノやハウスだけに限らずドラムン・ベースやヒップ・ホップにエレクトロニカまで様々な要素を取り込みクロスオーヴァーな音楽性を披露し続けていた。groundrhythmの時代と共に変わっていく音楽性、そして変わらない精神性は井上薫の軌跡そのものであり、レギュラーパーティーだからこそ長い間の変遷も体験する事が出来る。そしてそのアニバーサリーにはInner ScienceやForce Of NatureにMax Essaらが集結し、祝祭の夜を演出する。
続きを読む >>
| EVENT REPORT5 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2014/8/9 Reliez @ Lounge Neo
Hiromi Noguchiと244 aka 822が今年の2月に立ち上げた「Reliez」。フランス語で「繋がる=Connect」「参加する=join」という意味があり、パーティーに参加した者が繋がっていく事を期待してパーティー名に冠したそうだ。半年ぶりとなる第二回目の開催にはゲストに日本各地のパーティーで活躍するお馴染みのDJ Yogurt、そして今年3年ぶりのアルバムをリリースしたInner Scienceがライブで招かれており、またLounge Neoというまだ未体験のクラブでも有り興味があったので遊びに行く事にした。
続きを読む >>
| EVENT REPORT5 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Inner Science - Self Figment (Plain Music:PLCD1002)
Inner Science - Self Figment
Amazonで詳しく見る(日本盤)
 Amazonで詳しく見る(MP3)
例えば世界観や作風ではなく、一つ一つのその音色だけであのアーティストだと気付く個性的なアーティストは稀にいるが、西村尚美のプロジェクト・Inner Scienceも間違いなくその類であろう。宝石箱から色とりどりの宝石が散らかったようなオプティミスティックな輝きと透明感を持つシンセサウンド、繊細でありながら躍動感のある生音を強調したプログラミングによるリズムを巧みに操り、音を縫い合わすようにして色彩豊かなサウンド・スケープを描き出すその作風は、正に唯一無二という表現が相応しい。そして前作"Elegang Confections"から3年、アルバム前には2枚のEPをリリースして満を持してからの6枚目の本アルバムが遂にリリースされた。前作から路線的には大きな変化はなく、多くのファンが期待しているであろうInner Scienceの音がそのまま鳴っている。サウンドロゴのようにInner Scienceらしい音を主張する"Introduction for Figment"から始まり、うねるような透明感のあるシンセと複雑なブレイク・ビーツが絡む"Between Whiles"で静謐にアルバムは立ち上がる。そして光の源泉から色彩豊かな光が溢れ出すような"Melting Again"、フローティング感に溢れた4つ打ちのダンストラック"Two Suns"など高揚感のあるトラックを経て、ビートレスだからこそより煌めくサウンドの美しさが際立つ"Emerge"で一旦アルバムの盛り上がりはピークを迎える。後半でもブレイク・ビーツや4つ打ちの繊細で緻密なリズム感を保ちながら、様々な色彩が浮かび上がっては消えるような煌めく音の粒が浮遊し、大袈裟ではなくフラットな聞かせ方ながらも此処ではない何処かにいるような極彩色の世界に誘い込まれるのだ。ロウなビート感がありながらエレガントで、煌めく程に眩しい音色を放ちながらも淡々と慎ましく、ダンスとリスニングの狭間を行き交うサウンドはInner Scienceの他には成し得ない世界観を確立している。流行とは無縁の独特な電子音楽ではあるが、決してとっつきにくいものでもなく、とても愛らしく優しい音に笑みが溢れてしまう。



Check "Inner Science"
| TECHNO11 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Gonno / Inner Science - 125 Spaces / Electric Affair (EFDRSD:EFDRSD2014)
Gonno / Inner Science - 125 Spaces / Electric Affair

音楽が売れない、業界が縮小する状況の中でアナログが狭い範囲ながらも再度脚光を浴びる現象が起きているが、そんな流れを後押しするのがRECORD STORE DAYだ。2008年に開始されたRSDは4月第3土曜日に開催されているレコードの祭典で、日本を含む世界各地でRSD限定のレコードやグッズが販売され、レコードを楽しもうと言う人が店に集まったりする。それに合わせてクラブ・ミュージック業界からもRSD用のアナログが用意されたのだが、曲を提供したのはここ数年で着実な評価を獲得したGonnoとInner Scienceだ。両者ともアーティストとしても素晴らしい作品をリリースし、ここ最近の活動には目を見張るものがあるが、このアナログにおいても期待通りの結果を残している。Gonnoによる"125 Spaces"は彼が得意とするシャッフル調のビートと明るいアシッドを組み合わせた陽気なテクノだが、圧力のあるビート押し通すのではなく螺旋階段を上り詰めるように恍惚の階段を駆け上がるアシッドサウンドの使い方が快楽的で、最近流行っているアシッド・テクノの中でも独自の路線を開眼しているのは間違いない。アシッド・サウンドに中毒的な毒々しさを求めるのではなく、ウキウキする陽気な空気を生み出す使い方にはユーモア溢れる心が感じられる。そしてInner Scienceはカラフルな光の粒子が繊細に、しかし空間を埋め尽くすように溢れ出すように透明度の高い電子音が浮遊し、白色光の中に溶け込んでいくような"Electric Affair"を披露。隙間無くビートとメロディーが敷き詰められてはいるものの、重苦しさは皆無でそれどころか飛翔するようなフローティングな感覚が心地良い。どちらも単純なダンス・ミュージックと言う枠組みの中には収まらない独創性があり、今後の日本のテクノを引っ張っていくであろうと期待させる充実作だ。

試聴

Check "Gonno" & "Inner Scinece"
| TECHNO11 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2014/5/4 Man From Tomorrow @ Air
The Wizard、宇宙人と形容されるデトロイトのミニマリスト・Jeff Mills。哲学的な思想を常にコンセプトに持ちながら制作/DJを続ける彼は正にアーティストと言う表現が正しいが、その活動意欲は今尚衰える事を知らず、Jacqueline Caux監督の下でJeff自身のドキュメンタリーフィルムである"Man From Tomorrow"を制作するにまで至っている。"明日から来た男"(これは1994年に制作されたトラック名でもある)と何とも意味深なタイトルだが、そんなコンセプトと共にAirでのオープン〜ラストでJeffの世界を展開する一夜も設けられた。ラウンジにはDJ Yogurt、MASA a.k.a conomark、You Forgot、Iori Wakasaとこちらも充実した布陣で、パーティー全体がスペーシーな時間/空間となるような一夜が期待された。
続きを読む >>
| EVENT REPORT5 | 16:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2014/1/17 UNIT / root & branch presents UBIK "THE FIELD JAPAN TOUR 2014" @ Unit
テクノのみならずロックファンも虜にするKompaktのThe Field。昨年には4枚目となるアルバムをリリースし順調な活動を続けているが、そのアルバムではバンド形態を封印しハードウェア中心の作風へと原点回帰。今回の来日公演でも当然バンドセットは封印し、ハードウェアでのライブを披露する事になった。日本からはGonno、Crystal、Inner Scienceら現在クラブシーンで注目を集めるDJや、そして人力ミニマルと称されるNISENNENMONDAIのライブも予定され、その一夜全てが期待されるパーティーとなっていた。
続きを読む >>
| EVENT REPORT4 | 18:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2013/7/6 DAIKANYAMA UNIT 9TH ANNIVERSARY LOS HERMANOS -SOUL SAVER LIVE- supported by PRIMITIVE INC. & METAMORPHOSE @ Unit
早いものでUnitも遂に開業9周年。今週から来週にかけてはその記念パーティーを数度に渡り開催しているが、2日目はPRIMITIVE INC.とMETAMORPHOSEがサポートを行い、デトロイトからはLos Hermanosに日本からはHiroshi Watanabe、Calm、Ametsub、Inner Scienceらが出演した。Los HermanosはSoul Saver Liveを銘打ったライブを予定し、Inner Scienceもライブ出演と、普段のパーティーよりもライブが打ち出されているのが9周年のパーティーらしく楽しみであった。
続きを読む >>
| EVENT REPORT4 | 11:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
BEST OF 2012
今年も一年間当ブログを御覧頂いた読者の皆様、どうもありがとうございました。相変わらず音楽は作品が売れないだとか、パーティーも以前に比べると活気がないだとか、ここ数年同じように苦しい状況が続いています。しかし昔から変わらず、それどころか都内ではパーティーもどれに行くべきか悩むくらいに溢れており、その充実度は昔よりも遥かに高いでしょう。またクラブミュージックに於いてさえデジタル配信は既に充実していますし、その一方で再度アナログでのリリースに拘るアーティストも増えてきたり、音楽を聴く為の環境自体は十分に整っている事は間違いありません。決して音楽自体の魅力が失われているわけではないと、私は信じています。さて、それではそんな気持ちで選択した毎年恒例の年間ベストと共に、来年も良いお年を!
続きを読む >>
| BEST | 09:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2012/3/24 LIQUIDROOM & METAMORPHOSE presents HOUSE OF LIQUID @ Liquidroom
久しぶりのHOUSE OF LIQUIDはゲストにAkufenのライブにこれまた珍しい砂原良徳のDJ、リキッドロフトではInner ScienceやDJ Yogurtによるノンビートセットと、フロア毎に音楽に差を作り上でも下でも楽しめるパーティー仕様となっておりました。Akufenはマイクロサンプリング、又はカットアップハウスと呼ばれる独特の手法で一躍名を轟かせたアーティストであり、この名義では9年程は新作を出していないにも拘らず今でもファンが多いアーティストです。そして砂原ことまりんはライブ中心の活動を行う為、今回のDJセットは一体どうなるのかと言う楽しみもありました。更にはアンビエント中心のロフトも含め、一体どのような一夜となったのでしょうか。
続きを読む >>
| EVENT REPORT3 | 09:00 | comments(4) | trackbacks(0) | |
2011/10/16 Atrip Vol.11 Restart Anniversary @ 蜂
日曜の夕方ですが、青山のクラブ・蜂にて面白そうなパーティーがあったので遊びに行ってきました。なんでも一年ぶりに開催されるAtripと言うパーティーの再始動記念だそうで、ゲストにはワタナベヒロシや白石隆之、Inner Scienceや北原剛彦を迎えて充実した布陣となっておりました。
続きを読む >>
| EVENT REPORT3 | 20:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Inner Science - Elegant Confections (Music Mine:MMCD20004,20005)
Inner Science - Elegant Confections
Amazonで詳しく見る

昨年たまたまライブを耳にする機会があり、そこで一際特別な世界観を創り上げていた西村尚美のプロジェクト・Inner Science。アルバムはこれで5枚目、ヒップホップから出発したInner Scienceの音楽性は、しかしここではブレイクビーツは残しつつも4つ打ちの比重を増やし、エッジの効いたビートと清純で澄んだ音色や流麗なメロディーを前面に唯一無二とも言える音楽性を打ち出しました。Elegant Confections=高貴なお菓子と言うタイトルはあながち間違っておらず、確かに幾何学模様のように練られたビートは非常に洗練されながらも甘くポップな電子音が空間中に浮遊し、緊張感のあるビートと相反するリラックスした音色が絡み合うまるで童心の無邪気にさに満ちたエレクトロニカ×ブレイクビーツです。レイヤーの様に多くの音が重なり合いながら宝石の欠片の如く輝きを見せる繊細な電子音は、浮かんでは消えるエレガンスな響きで耽美な余韻を残しつつそっとビートに彩りを添えているのです。かなり手の込んだ作風ではありながらも、それを意識させない自由なフォームは子供だった頃の遊び心を喚起させられますね。そして特筆すべきはオリジナル盤を解体・再構築したと言うアンビエント盤。単にビートを取り除いたのではなくリミックスと言う程に変容を見せていて、オリジナルから更に上澄みを抽出した透明感のあるか弱い電子音がしんみりと鳴っているが、アンビエントミュージックの中毒的な快楽性の主張は無く、あくまで淡々と環境音楽の様に音が存在しているだけ。空気に溶け込んだ、いやまるで元からそこにあったとさえ思える存在感は日常に存在するBGMにも感じられます。


Elegant Confections - original digest


Elegant Confections - ambient digest

Check "Inner Science"
| TECHNO8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2010/12/18 Deep River @ 東京都現代美術館 content
Kenkouのアルバムリリースツアーの最終公演・Deep Riverに遊びに行ってきました。美術館地下にあるContentと言うレストランでの開催、そして土曜夕方から夜中までの時間帯と言う事でどんな感じになるか不安もありましたが、蓋を開けてみれば大盛況で素晴らしいパーティーとなりました。オープンから遊びに行ったものの、酒をガバガバ飲んで友達とも喋りつつ遊んでいたので、覚えているだけでの紹介をします。
続きを読む >>
| EVENT REPORT3 | 14:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2010/12/3(FRI) The Boss @ Liquidloft
DJ : 高橋透 × N.R.B.K.J [CMT, Universal Indiann, Shhhhh]

2010/12/4(SAT) groundrhythm @ Air
DJ : Kaoru Inoue, Kenji Takimi, HIROKI MURAI a.k.a Psychedelic Bus

2010/12/11(SAT) root & branch presents UBIK @ Unit
Live : Luke Abbot, aus
DJ : yoshiki, DJ Yogurt

2010/12/11(SAT) OVUM 15TH ANNIVERSARY PARTY IN TOKYO @ Womb
DJ : Josh Wink

2010/12/11(SAT) Joaquin Joe Claussell Presents The Resurrections Tour @ Eleven
DJ : Joaquin Joe Claussell

2010/12/18(SAT) deep river @ 東京都現代美術館 content
DJ : Calm, Pepe California, DJ Yogurt
Live : DSK Kojima, Inner Science, Kenkou feat .Sinsuke Fujieda, Kotaro Yoshida

2010/12/22(WED) MILD SEVEN PRESENTS 「BLUE WINDY NIGHT」@ Club Asia
DJ : DJ QUIETSTORM, EYE, KEN ISHII, O.N.O, REBEL FAMILIA

2010/12/24(FRI) WINTER WONDERLAND @ Eleven
DJ : Frankie Knuckles, DJ Nori

2010/12/25(SAT) CHAOS @ Eleven
DJ : Fumiya Tanaka
Live : Portable aka Bodycode

2010/12/26(SUN) Joaquin Joe Claussell Presents The Resurrections Tour @ Eleven
DJ : Joaquin Joe Claussell

2010/12/29(WED) Microcosmos 2nd Anniversary Presents THERE WAS A TIME @ Microcosmos
DJ : 矢部直, Raphael Sebbag, 松浦俊夫, 高木完 & K.U.D.O, 沖野修也, 井上薫
| UPCOMING EVENT | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Darren Emerson - Global Underground 015 Uruguay (Boxed:GU015CD)
Darren Emerson-Global Underground 015 Uruguay
Amazonで詳しく見る(US盤)
 Amazonで詳しく見る(UK盤)
中古5枚1000円で買った内の一枚、元Underworldのメンバーと言う説明も不用な位有名なDarren EmersonのMIXCD。ダレンと言えば以前ageHaでプレイした時には、客の空気読みまくって"Cowgirl"とか"Born Slippy"とかかけちゃって自分の中ではかなり評価落としたんだよなー。メタモでも同様に"Born Slippy"かけちゃったらしいけど、インタビューでは自分は本当はそうゆうのは回したくないって言ってたよ。ぶっちゃけそんな客層の事なんか考えないで、普段クラブでクラバーの為に回す時みたいにプレイすりゃ良いじゃんと思うんだけどね。

まあ以前のプレイが余りにもクラバーを舐めたプレイだったのでもう生で彼のプレイを聴く事は無いと思いますが、このMIXCDみたいなプレイをしてくれるのならまた聴きに行きたいとは思う。基本はテクノ寄りのハウスっつかプレグレッシヴハウスだけれでも、リズムはハウシーでも音はズンドコテクノ有り、ムードたっぷりのセクシー系有り、またはワイルドなシカゴ系まで意外にも音の幅は広いっす。プログレとは区分けされるDJだけどテクノの曲も結構多いので、自分には聴き易いっすよ。選曲の幅は広くてもごちゃごちゃした感もなく、滑らかに一曲一曲を大事に繋げて音楽の旅を体感させる内容ですね。そう言えばこの人、何時になったらオリジナルアルバムは出すんでしょうね?

Check "Darren Emerson"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| HOUSE3 | 21:40 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2007/06/15 (FRI)
RENAISSANCE @ WOMB
Special Guest DJ : Hernan Cattaneo
Guest DJ : Jeremy Boon

2007/06/23 (SAT)
SQ presents “The Observer” LIVE TOUR'07 @ UNIT
SPECIAL GUEST LIVE : JOEL MULL
DJ : DJ WADA, KAGAMI (MINIMAL SET), DR.SHINGO, DJ SON

2007/06/23 (SAT)
URBANPHONICS presents ANDRE COLLINS JAPAN TOUR 2007 @ YELLOW
DJ : ANDRE COLLINS

2007/07/07 (SAT)
DEEP SPACE -SUMMER- @ YELLOW
DJ : Francois K.
Special Guest Live : Kodama And The Dubstation Bnad

2007/07/13 (FRI)
MARK FARINA "HOUSE OF OM RELEASE PARTY" @ YELLOW
DJ : Mark Farina

2007/07/14 (SAT)
SVEN VATH WORLD TOUR 2007 @ WOMB
DJ : Sven Vath, and more...

2007/07/15 (SUN)
ESCAPE presents CARL CRAIG 2007 @ YELLOW
DJ : Carl Craig

2007/07/20 (FRI)
THOMAS FEHLMANN "HONIGPUMPE" RELEASE PARTY @ YELLOW
Live : Thomas Fehlmann
Exclusive Full Live Set : Ian O'Brien
DJ : Kaoru Inoue, Ian O'Brien, Inner Science

2007/07/21 (SAT)
VADE feat. LOCO DICE @ WOMB
DJ : Loco Dice, Hiroshi Kawanabe

2007/07/21 (SAT)
THEO PARRISH "SOUND SCULPTURES" RELEASE TOUR @ YELLOW
DJ : Theo Parrish

2007/07/28 (SAT)
CHaOS @ YELLOW
DJ : Fumiya Tanaka, and more...

7月のYELLOWは久しぶりに気合いが入ってます。テクノもハウスも本気汁が滲み出ています。毎回日曜夕方からのDEEP SPACEは、今回は土曜の夜からなので行ってみたいですね。アルバムがとんでもない事になっているThomas Fehlmannのライブは、一見の価値有り。
| UPCOMING EVENT | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
DJ Alex From Tokyo - Shibuya Flavas (Flavour Of Sound:FVCK-80118)
DJ Alex From Tokyo-Shibuya Flavas
Amazonで詳しく見る

今じゃFrom NYになってしまったかつてのDJ Alex From TokyoのMIXCD。昔はDJオンリーでコンピレーションやMIXCDなんかは数枚出したりし色々なハウスイベントに出演するなど、フランス人でありながら日本に於いてディープな音楽を紹介してきたお馴染みの人です。今の一般的なクラブ業界と言うのは、ヒット曲を創る→DJとして人気が出ると言う流れがあるのですが、この人はそれに反して曲は創っていなかったのにDJとして評価が高かったみたいです。でもその理由もこのMIXCDを聴けば理解出来ると思います。一言で言うならばセンスが良い!このMIXCDはハウスが中心ながらも、ラテン、テクノ、フューチャージャズなどを絶妙に混ぜて、クラブの中での勢いとそしてホームでのまったり感を見事に演出しているのです。色々なジャンルを回す人は別に珍しくもないのですが、ジャンルは異なれどどれも深みのある曲ばかりを繋げて、垣根を越えた一つのクラブミュージックとしてまとめてしまう事に彼のセンスを感じます。前半の爽やかなラテンやジャズ系で軽くウォーミングアップし、中盤のGroove La' ChordからNaimaではテクノとハウスの垣根を越えてヒートアップし、後半ではソウルフルなハウスで魂を震わす幅の広いプレイ。ハウスオンリー?テクノオンリー?そんな聴き方が非常にもったいない事に気付かせてくれるAlexさん。本作はともすれば小洒落たカフェミュージックにも使われそう位アーバンな出来ですが、そんな安っぽい所からは対極の位置に属す熱いソウルがこもっています。

Check "DJ Alex From Tokyo"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| HOUSE3 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Slam - Past Lessons/Future Theories (Distinct'ive Breaks Records :DISNCD65)
Slam-Past Lessons/Future Theories
Amazonで詳しく見る(US盤1)
 Amazonで詳しく見る(US盤2)
UK・グラスゴーのテクノシーンを支え、才能あるアーティストを数多く輩出しているSoma Recordings。そのレーベルの設立者であり中心的ユニットでもあるのが、このSlamです。ハードでアンダーグラウンドな硬派な面を見せつつも、デトロイトテクノからの影響を受けてメロディアスなトラックを量産しています。「Positive Education」等の大ヒット曲も出しながら日本での評価のされ方は不当な程の人気の無さですが、海外での評価は抜群でトラックメイカーのみならずDJとしても超一流です。この5年前に発売された2枚組MIXCDはテクノ、ハウスを分け隔て無く使いグルーヴィーかつタフでファットな傑作となっています。一枚目はハウス色が濃厚で、メロウでムーディーな流れから徐々に音を積み上げていき、終盤では音に厚みが出て来てアッパー目に盛り上げてきます。非常に丁寧なMIXを行っていて、スムースに盛り上がるその手腕にはベテランの円熟味を感じさせます。2枚目はテクノ色が強く出て、これぞいかにもSlamと言ったMIXになっています。メランコリックでアッパーな曲、パーカッシブな曲、洗練されたシャープな曲を展開を作るよりもひたすら気持ち良い状態を保ちつつ、アゲ目に繋いでいます。そしてラスト間際で自身の「Positive Education」からドラマティックに盛り上がる「Jaguar (Mad Mike String Mix)」の瞬間こそ、正に待ちわびた感動のエンディング。余りにも分かりやすい盛り上げ方ながらも、誰しも抗う事の出来ない感動が待ちわびています。Slam未聴の方は是非この機会に体験して頂きたいです。

Check "Slam"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| TECHNO2 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |