CALENDAR
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< May 2018 >>
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
セレブラル・ヘミスフィアーズ
セレブラル・ヘミスフィアーズ (JUGEMレビュー »)
ミスター・フィンガーズ,MR. FINGERS
RECOMMEND
BLACK SUN
BLACK SUN (JUGEMレビュー »)
FAR OUT MONSTER DISC
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
MOBILE
qrcode
SPONSORED LINKS
JP Enfant - Virtus EP (a.r.t.less:A.R.T.LESS 2183)
JP Enfant - Virtus EP

ベルリンのディープ・ハウス深層に属するMojuba Records傘下で、比較的クラシカルなデトロイト・テクノにも接近するa.r.t.lessの最新作は同レーベルからは2枚目となるJP Enfantによるもの。JP EnfantことJan Pieter Kindは1989年生まれ、つまりまだ28歳程の比較的若手アーティストではあるものの、2014年のデビュー作である「Echoes Of You」(過去レビュー)からしてレトロなインテリジェンス・テクノやオールド・スクール性に凍てついたインダストリアル感も含めたテクノで、期待十分な存在感を放っていた。その後自身でLET Recordingsも立ち上げ作品をリリースしていたが、3年ぶりにa.r.t.lessへと帰還した本作はやはりJP Enfantに期待する音楽性が発揮されている。特に"Fadings"は無機質かつ金属的で冷えた4つ打ちのビートが淡々と刻みながらも、ヒプノティックな上モノや電磁波のような電子音を反復させる中からモヤモヤとした幻想的な霧のようなサウンドが広がっていく流れは叙情的なアンビエント性もあり、硬派なテクノのグルーヴと合わせて美しくエモーショナルな音響美が映えるデトロイト影響下な秀作だ。一方でインテリジェンス・テクノの影響が色濃く出た"Virtual Midnight Drama"は美しいシンセの旋律をぼかしなら展開し、変則的で崩れたリズムと繊細な電子音を散りばめながら、未来的なSFの世界観が広がっていくテクノで想像性を刺激する。そして最も攻撃的なトラックの"Virtue Of Generosity"は前のめり気味な勢いで激しくリズムが叩き付けられるが、空間の奥底で不気味な電子音響が牙を剥きつつアンビエント的な夢想も同居し、ハードな流れながらもドラマティックだ。レトロ・フューチャーな趣き、そしてフロアで機能するハードなグルーヴ感、デトロイト・テクノ好きも間違いなく魅了する一枚だ。



Check JP Enfant
| TECHNO13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Daniel Avery - DJ-Kicks (Studio !K7:K7342CD)
Daniel Avery - DJ-Kicks
Amazonで詳しく見る(US盤)
 Amazonで詳しく見る(日本盤)
MIXCDシリーズとしては名実共にトップに君臨するDJ-Kicksシリーズは、テクノやハウスだけに限らず多種多様なジャンルに於ける実力者を起用しているが、決してコマーシャルな訳ではないが比較的名の知られているDJが多かったように思う。新作はUKテクノシーンの新星であるDaniel Averyが担当しているが、確かにここ数年めきめきと頭角を現してはいるものの、決して幅広く知られているかと言うとそうでもなくアンダーグラウンドな雰囲気を今も尚纏っている。そんなDJを起用したDJ-Kicksの選択は間違っていなかった…本作を聴けば誰しもそう思わずにはいられない、これが今のテクノだと言わんばかりの時代性とアンダーグラウンドなパーティーの感覚がここには閉じ込められている。ダンス・ミュージックの中のテクノの、更により深いアンダーグラウンドな音楽に慣れていなければ、本作で聴ける展開が少なく氷点下のような冷たい電子音の持続は、単調に感じるかもしれない。明確な旋律のないスモーキーなドローンが満ちる"Soundscape I"で幕を開けると、続く"Sensation (Rrose Remix)"では殺伐で荒涼とした風景が浮かぶ電子音が酩酊を誘う4つ打ちで胎動を開始し、暴力的なキックと無機質な金属の打撃音で猪突猛進する"Vertigo"で深く真っ暗な地下のトンネルを疾走するような感覚に陥っていく。展開を極力抑えられたダークなテクノはミニマルと呼ぶべきなのだろうが、例えばリズムにうねりがあるグルーヴのミニマルではなく、抑揚を排し深い音響によって持続間を生むAveryのプレイは、非常に機械的であり温度は極度に冷えている。しかしだからといって盛り上がりが全くない事はなく、中盤のアタック感の強いキックと覚醒的な電子音が反復する"Stortorget"からゴリゴリと掘削するようなキックに感覚を麻痺させるドローンが乗った"Capitulo 5"辺りの流れは、ハード・グルーヴが目を出して肉体的な刺激も十分だ。そこからはドローンや細かな電子音が散りばめられたハードな音響テクノを中心に、ずぶずぶと地底に沈んでいくようなダークかつサイケデリックな流れが続き、次第に感覚や意識が薄れていくようだ。最後は始まりと同様にAveryによるモノトーンなアンビエントである"Space Echo"が待っており、それまでの荒々しさが嘘の如く霞となって消えて終わりを迎える。比較的どの曲も長くプレイされるせいで派手なミックスも無ければ、曲自体もモノトーンで荒廃した世界観が長時間続く平坦な流れだが、しかしそれこそが我を失う酩酊した感覚を生むのであり、ハマる人にとっては最上級の恍惚感を与えるに違いない。



Check "Daniel Avery"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| TECHNO12 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2015/12/5 STEREOCiTI "Lost Land" Japan Tour Final In Tokyo @ Solfa
2014年の初頭、新たなる活動の場を求めてベルリンへと移住したKen SumitaniことSTEREOCiTI。ベルリンのディープ・ハウスのレーベルであるMojuba Recordsのと関係も続いているようで、年内にはMojubaより2枚目となるアルバムのリリースが予定されている。今回はそれに先駆けて日本でのリリースパーティーのツアーが複数地方で開催され、そしてその最終日の都内はSolfaにて開催される。メインフロアのゲストにはこれまたディープ・ハウスには定評のあるKabutoがフィーチャーされ、オープンからクローズまで二人だけとファンにとっては大変贅沢な夜であろう。

続きを読む >>
| EVENT REPORT6 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
JP Enfant - Dreaming Backwards (Les Enfants Terribles:LET001)
JP Enfant - Dreaming Backwards
Amazonで詳しく見る(MP3)

オランダはアムステルダムにて開催されているLes Enfants Terriblesというパーティーが、新たに同名のレーベルを開始して音楽制作へと乗り出す。レーベルの第一弾はそのパーティーでレジデントを務めるJP Enfantによる作品だが、このJP Enfantは2014年にはドイツのディープ・ハウスを手掛けるMojuba傘下のa.r.t.lessからデビューを飾ったばかりの期待の新人であり、90年代のインテリジェンス・テクノ〜デトロイト・テクノからの影響を滲ませる理知的な音楽性が特徴だ。本作においても基本的な路線に変更はなくクールながらも幽玄で、未来的なサイエンス・フィクションの世界観を含むテクノを展開している。"Subconscious Leverage"は少々鈍いキックによる4つ打ちからはラフな質感が発せられるが、すっと静謐に薄く伸びる上モノのパッドからはやはりインテリジェンス・テクノ系の繊細な美しさが表現され、疾走感のあるテクノではあるがその慎み深くもある深遠さは、初期のCarl Craigを思わせるところも。一方でタイトル曲の"Dreaming Backwards"はくねったようなリズムに、ビリビリと電磁波のように振動するサウンドや重厚なシンセなどが緻密に配置され、闇の中で雷鳴轟くような電子音響による宴を繰り広げる。裏面の"Subliminal Message Of Fear"は展開や音を削ぎ落としてミニマルなDJツール性へと向かった作風だが、ソナー音のように淡々と反復する電子音とオールド・スクール感のある乾いたハンドクラップやハイハットによる抜き差しだけで、全くテンションを落とさずに疾走し続けるテクノはフロアで効果的に鳴るだろう。何処か機械的で人間味に溢れた温度感を感じさせない音ではあるが、控えめに情緒を含みつつ繊細さと洗練へと向かった音楽性は、かつてのインテリジェンス・テクノをよりフロア向けにした現代版のようにも感じられる。



Check "JP Enfant"
| TECHNO12 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
JP Enfant - Echoes Of You (a.r.t.less:A.R.T.LESS 2189)
JP Enfant - Echoes Of You

ドイツのMojuba Recordsはディープ・ハウスを手掛けるレーベルであるが、平行してa.r.t.lessというサブ・レーベルも運営されている。そのレーベル名通りにシンプル、ナチュラルをテーマにしながらデトロイトとベルリンの系統にあたるディープでソウルフルなテクノを追求している。本作はそんなレーベルからオランダはアムステルダム出身のJP EnfantことJean Pierre Enfantによる初の作品になるが、これもまた流石a.r.t.lessらしい目利きのある内容でレーベルの確かな嗅覚を証明している。"Echoes Of You"は音自体はモダンな感覚があるものの、90年代にUKで流行っていたArtificial Intelligenceの系譜に連なる知的な作風で、電子的なメロディーの絡みが未来的なSFの世界を喚起させる。冷たくも幻想的なサウンドが薄く伸びる中、胎動のように生き生きとしたビート感が蠢き、無機的ながらも何処か漂う近未来の終末観には儚ささえもが付随する。一方"Artefacts"も薄っすらと浮かぶ透明感のあるサウンドに同じような未来的な感覚はあるものの、インダストリアルなSEも入れながら4つ打ちのリズムを刻む事で、最近のヨーロッパでのディープなテクノとの相性も良いのではと思う。裏面の"Serque"はポコポコと安っぽい音質のビートがシカゴ・ハウスを思わせるが、ふわふわと舞い踊るようなシンセのリフと透明感のあるパッドの絡みが優美でさえもあり、90年代のインテリジェンス・テクノの空気を見事に現在へと持ち込んでいる。JP Enfantにとっては初の作品となるものの今後にも期待を抱かせるには十分過ぎる内容で、最近は余り聴ける事のないインテリジェンスな方向のテクノに再度関心を持つ契機になるであろう。



Check "JP Enfant"
| TECHNO11 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2014/9/20 CAMP Off-Tone 2014 @ マウントピア黒平
アンビエント・ミュージックを爆音で聴く…というコンセプトから立ち上がったOff-Toneはクラブ・パーティーとして始まるが、2012年からは野外キャンプパーティーとしてCAMP Off-Toneへと進化した。順調に回を重ね今年で3回目となるCAMP Off-Toneだが、出演アーティストはKaito aka Hiroshi Wanatabe、CD HATA&Koyas、Ian O'Brien、Ko Umeharaとお気に入りのアーティストが揃っている事もあり、野外用の道具は全く持ち合わせていないものの参加する事にしたのだ。
続きを読む >>
| EVENT REPORT5 | 21:45 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2013/5/31 WOMB presents Ricardo Villalobos vs Zip @ Womb
幾ら大好きなDJでも行くべきかどうか迷う箱もあるが、今回のRicardo Villalobos vs ZipもWombで開催されると知った時には非常に困惑した。DJプレイが幾ら素晴らしくてもそれだけではパーティーが成り立たないのは当然で、逆にその箱の質や客層次第では魅力が損なわれる場合もあるからだ。しかしRicardo Villalobosを聴けるのは5年ぶりと言う事もあって、意を決して遊びに行ってきた。
続きを読む >>
| EVENT REPORT4 | 18:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Laurent Garnier - Retrospective 1994-2006 (F-Communications:F255DCD)
Laurent Garnier-Retrospective 1994-2006
Amazonで詳しく見る(US盤)
 Amazonで詳しく見る(UK盤)
フランステクノシーンの伝道師・Laurent Garnierの待望のベスト盤が登場。実は以前にもベスト盤が出てるんですけど、未発表バージョンや初CD化の曲を含んだ今作で彼の10年以上に渡る軌跡を辿る事が出来ます。まず注目はライブバージョンの「Man With The Red Face」と「Acid Eiffel」ですね。どちらもドラムスやベース、サックスフォンらを生演奏で行うバンド編成で、オリジナルよりもかなり有機的でこうゆうのはMad MikeよろしくなGalaxy 2 Galaxyのライブにも近さを感じますね。前者はデトロイト直系のメロディアステクノ、後者はアシッドハウスでどちらも傑作ですぞ。徐々に盛り上がりハードなシンセがガリガリ鳴り響く「Crispy Bacon」も素晴らしい。Carl Craigの狂気のトライバル「Demented」も、Laurentがエディットしてるせいかついでに収録してますね。「Butterfly(Laurent Garnier Remix)」はDJ Markyのドラムンベースを、ムーディーで綺麗目のダウンテンポに調理しています。初期の名作「Astral Dreams」なんかは今聴くと、まだまだ垢抜けない新人らしいピコピコでチープなテクノで微笑ましい。ただこれは彼の音楽史を辿った物なので、どの時代の作品も均等に収録しているのはコンセプトには合っていますね。しかし聴いた後思ったのは意外とLaurent Garnierの作品って、暗いと言うか重いと言うか楽観的な面が殆ど無いんですね。この闇の深さと言うのは、デトロイトのSuburban Knightを思い出させますね。デトロイトフォロワーと言うと表層上の希望や夢に満ちた点だけを抽出する場合が多いですけど、Laurentの場合はしっかりと根底にある怒りや反骨精神も継承している所が流石です。そんなご託もいらんと思うので、四の五の言わずに聴いて欲しい。

試聴

Check "Laurent Garnier"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| TECHNO4 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |