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Randolph - Not Gonna Let (Remixes) (Mahogani Music:MM-38)
Randolph - Not Gonna Let (Remixes)
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自身の作品だけではなくボーカリストとしてJazzanovaとの共演や、Innerzone Orchestraにはベーシストとして参加をするなど、デトロイトの中でもマルチな才能を誇るPaul Randolph。ハウスという枠組みに収まる事なくR&Bやファンクにソウルなど黒人音楽を自然と包括する音楽性をプレイヤーとしての技量で表現し、だからこそ他の多くのアーティストからもシンガーやプレイヤーとして起用されるのも当然の事なのだろう。さて、ソロとしては実に10年ぶりとなるアルバム・リリースに先駆けてリリースされる新作は、古巣Mahogani Musicへと戻りレーベル性も意識したのか以前にも増してセクシャリティーになった歌モノ作品で、リミックスも含めて期待を裏切らない。新作は2曲、その一つである”Not Gonna Let”は自身で色っぽく官能的な歌を披露するニューソウルとでも呼ぶべき甘い曲で、ヒップ・ホップ調のダウンビートにしっとりしたオルガンや凛としたピアノを合わせて、濃密な黒さで染めていくブラック・ミュージック。これまで以上にぐっと夜に生きる大人のような色気を増して、肌にしっとりと染みこむようなソウルフルな歌モノだ。一方で"Peace"も演奏は無しにRandolphによる歌とコーラスのみを合わせた曲で、ちょっとした息抜きと言うかインタールードと言うか、それでもRandolphの甘く誘うような歌が魅力的だ。さて、本作にはリミキサーにも強力が二人がフィーチャーされており、その内の一人はUKにて甘美なハウスならお任せのベテラン・Charles Webster。こちらのリミックスは原曲の溶けるような甘さを、ねっとりとした4つ打ちのディープ・ハウスへと変化させる事で、より濃密でお洒落さも増したWebsterお得意の色気爆発な音楽性が反映されている。方やMahogani Music繋がりでもあり同郷のDez Andresがリミックスした方は、4つ打ちではあるもののざっくりしたヒップ・ホップ感が爽やかなビートに繋がっており、Websterの粘性の高いリミックスとは逆に音を削ぎ落として控え目にメロウで小気味良いブギーな感覚のあるハウスに仕上がっている。どちらもアーティストの音楽性がはっきりと感じられるリミックスで、原曲とリミックスのどれもが異なる場面で使い方はそれぞれと、充実したEPであるのは間違いない。



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| HOUSE12 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Francois K - Renaissance The Masters Series Part 19 (Renaissance Recordings:RENEW05CD)
Francois K - Renaissance The Masters Series Part 19
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以前に比べると勢いは落ちているように思われるUKプログレッシヴハウスの指標となっていたRenaissance。そのレーベルでは大物プログレDJを招いてMIXCDをシリース化していたのだが、その最新作にはなんと意外にもFrancois Kを招き入れている。Francois Kがプログレッシヴハウス?いやいや、まさかそんな安直な事を彼が当然するわけもないが、しかしジャンルの垣根を越えて音楽に対して隔たりなく平等に向き合ってきたからこそ、このRenaissanceのシリーズを手掛ける事も本来はおかしな事でもないのだろう。先ず以て断言しておくとやはり内容は最近の彼の傾向が強く出たテクノセットにはなっているが、良い意味でのベテラン的な安定感と成熟した大人の親父の包容力を持ち合わせており、パーティーの一夜の流れを感じさせつつも非常に丁寧なミックスを施している。1枚目はJazzanovaのレイドバックしたディープ・ハウスから始まり、Francois自身のラグジュアリーな新曲のハウス、そして音響系ダブハウスなどでじっくりとフロアに火を入れていく。メロディアスなシーケンス、かっちり安定感のあるビートが強まりながらテクノやハウスが気付かない内に融解した流れに巻き込まれ、トレンドもしっかりと掴んだ硬めの厳ついダブ・ステップも混ぜながら1枚目は終了。そして2枚目は最初からパーティーが盛り上がっている時間帯の雰囲気から始まり、パーカッシヴで野性的なハウスやエモーショナルなデトロイト風のテクノ、またはTechnasiaによるシカゴ・ハウスらしいジャッキンなトラックなどピークタイムに合わせた曲を用いて、真夜中の狂騒へと雪崩れ込んでいく。終盤では破壊力のあるLen Faki Remixや大箱仕様のスケール感の大きいテクノを投下し、最後の最後でChronophoneによる感動的なラストに相応しい切ないデトロイト・テクノで見事に幕を閉じる。余りにも自然な流れ、現在のモードを掌握したセンスは、意外性ではなく正攻法で自身の音楽性を存分に表現しているようであり、王道的でありながら時代のさなかに存在している事を証明しているのだ。派手ではないかもしれないが、DJと言う行為に対して非常に真面目な性格が伝わってくる良心の作品だろう。



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| TECHNO10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Jazzanova - Upside Down (Sonar Kollektiv:SK232CD)
Jazzanova - Upside Down
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Jazzと言う単語を含んだそのユニット名以上にテクノ、ハウス、ソウル、ヒップホップなど幅広いジャンルを咀嚼し、ベルリンのクロスオーヴァー可を押し進めたJazzanova。人気、実力共にトップクラスである事はご存知ながらも、彼らが主宰する"Sonar Kollektiv"も含め時代から取り残されつつある事も事実。ならば現在のクラブミュージックシーンに於いて前線で活躍しているアーティストに再構築させるのも、Jazzanovaを時代に最適化させる手段としてはベストな方法であったのだろうか、まあそんな目論見があったかどうかまでは知らないが兎に角Jazzanovaの名曲群を著名なDJ/アーティストにリミックスさせた作品集がリリースされました。リミックスを提供したのはJazzanova本体からAlex Barck、Innervisions組からHenrik SchwarzやÂme、ドイツディープハウスの雄であるMotor City Drum Ensemble、UKのブロークン・ビーツで活躍したAtjazzなどクロスオーヴァーな音楽を手掛ける事を苦としないアーティストが揃っています。だいたいは想像が付くかと思いますが、生の質感を含むディープハウスや透明感のあるシンセサウンドと研ぎ澄まされたビートを組み合わせたテックハウス、またはライブ感のある生演奏が主張するジャズハウスなどで、Jazzanovaの丹念に精錬された上品な空気やインテリな面を損なわない様に手堅いリミックスを披露しております。勿論彼等の安定感のある作品も良いのですが、本作にて注目すべきはそう言った著名どころではなく余り名が知れ渡っていないYe:Solar、Soldiers Of House、Midnight Maraudersらのリミックスだと思います。Ye:Solarは完全にジャズ化させメロウで渋い枯れ感を漂わしているし、後者の二人は夜のクラブにフィットした幻想的な音に包まれる穏やかなディープハウスを披露し、知名度とは反比例するかの様に各々の個性を出しつつ質の高い踊れるクラブトラックを提供しております。オリジナルトラックは未聴なので断定は出来ませんが、本作を聴くと恐らくJazzanova本体よりもよりクラブへ上手く馴染むトラックが多い様に思われました。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Randolph - Echoes (Of Lonely Eden) (Still Music:STILLMDCD003)
Randolph - Echoes (Of Lonely Eden)
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デトロイトでDJメインではなく自らもプレイヤーとして生楽器を演奏し活躍しているアーティスト・Paul Randolph。ハウスやダンスと言うフォーマットを越えて、ソウルやジャズ、R&B、ファンクと言ったあらゆるブラックミュージックを租借し、デトロイトソウルとして纏め上げる才人。2007年にはアルバム"Lonely Eden"(過去レビュー)が発売され、それから3年経った今そのオリジナル盤に加えREMIX盤も追加した2枚組みがリリースされました。リミックス参加アーティストにはMike Banks、Recloose、Mark Flashらデトロイト勢に加え、Deetron、Charles Webster、Jazzanova、Todd Sinesらと各分野から実力者が集結。どのアーティストもRandolphの音楽性を良く理解していて、原曲のソウルフルで艶かしい質感を損なわずにハウスやヒップホップ、ダウンテンポとそれぞれが得意とする芸風に落とし込んでおり、良い意味でオリジナルからの極端な乖離が無く楽しめる内容だと思います。強いて言えばオリジナルは比較的リスニング寄りであったのが、リミックスではフロアを意識した作風が多くメロウなリスニングの要素と踊れる要素が良い塩梅で溶け合っているかなと。自分の作風に拘るあまりオリジナル音源の良さが失われる事も少なくないリミックスですが、本作はオリジナル盤が好きだった人にも違和感無く愛着を持って聴ける一枚ではないでしょうか。

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| HOUSE6 | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Dixon - Temporary Secretary (Innervisions:IVCD04)
Dixon - Temporary Secretary
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時代は完全にInnervisions、出す作品のどれもが高品質かつヒットさせているクラブシーンの中心。ジャンルの垣根を越えてテクノ、ハウスの両方面から支持されるそのディープでドラッギーな作風は、完全にInnervisionsの音としか表現出来ない域にまで達している。そんなレーベルのオーナーであるDixonの最新MIXCDは、現代的なクラブミュージックを集めミックスした、所謂最も新しいクラブの音楽が閉じ込められた内容。個人的に感じるのはやはりテクノと言うよりは滑らかなハウスのグルーヴ。勢いのあるグルーヴではなくねっとりと絡むグルーヴと、鋭角的ではなく柔らかで柔軟な音、ダークで恍惚感のあるメロディーでどっぷりと闇の沼に誘い込む様な感覚があり、じわじわと時間をかけて肉体ではなく精神を侵食してくるトリッピーな音楽だと思うのです。テクノだと汗汗しながら熱くなって聴くのが普通だけど、ここら辺のベルリン勢はひんやりクールでむしろ寒気がする位の空気が漂っていて、アダルティーで妖艶な雰囲気。家で聴く分だと多少地味な位なんだけど、これがクラブで聴くと恍惚と狂乱の沼にはまってしまうのです。

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| HOUSE5 | 12:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Ian O'Brien - Kokoro (OCTAVE-LAB: OTLCD-1245)
Ian O'Brien-Kokoro
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かつてただの古典的なジャズやファンクのファンでしかなかった青年は、90年代半ばにデトロイトテクノと出会う。そこから彼はテクノにもソウルが存在する事を知り、いつしかエレクトロニックミュージックへと傾倒し、デトロイトテクノを消化しつつも彼の基礎でもあるジャズやフュージョンを自然と融合させ、ハイテックなソウルを生み出す事に成功した。その人こそUK屈指のデトロイトテクノオタクであるIan O'Brien。2001年を最後にニューアルバムは途絶えているものの、時々発表するリミックスなどは相変わらずの輝きと力強さを伴い、地味に活動中。そして今、彼のリミックスワークや未発表曲をコンパイルした貴重なアルバムが遂に送り出された。断言しよう。

全てがキラートラックである。

今までヴァイナルでリリースされていたレアなリミックスや、Los Hermanosや盟友・Kirk Degiorgioとの共作、そして未発表曲、そのどれもが未来へと向かう力強い意志が感じられるハイテックなテクノだ。オプティミスティックに光る上物シンセ、力強く大地を踏みならすキック、躍動感に溢れたグルーヴ、それらが融合し幸せと希望を聴く者に抱かせる。無闇に暗いミニマルを作る事もせず、ただ派手なだけのアッパーハウスを作る事もせず、彼が愛しているデトロイトテクノに敬意を示しながら彼流のポジティブなテクノを聴かせてくれるのだ。特にJohn Coltraneの名曲である"Naima"のリミックスは、彼の作品の中でも最も美しくソウルフルで切ないコズミックフュージョンだと思う。リミックスであろうとオリジナルトラックであろうと、ここには彼の心が100%詰まっている。そしてHEART 2 HEART。





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| TECHNO7 | 07:30 | comments(11) | trackbacks(1) | |
Francois K. - Essential Mix (London Records:8573 82178 2)
Francois K-Essential Mix
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フランソワケヴォーキン、NYクラブミュージックシーンの生き字引。数々の有名なアーティストの音楽制作に手を貸すと共に、自身でWave Musicを設立し才能あるアーティストの育成に貢献し、そして自身はジャンルレスな選曲で音楽を紡ぎダンスミュージックの素晴らしさを世に伝える。彼の前ではどんな音楽だろうとそれ自身が良ければ差別される事なくミックスの中に放り込まれ、ディープスペースを形成する一つ流れの中に組み込まれる。フランソワは数多くのMIXCDを発表してきたがその中でも最も評価が高く、そして最もディープスペースを感じ取れるのがこの"Essential Mix"。正にタイトル通りの極めて重要で極めて基本的なミックス。彼の長年に渡るDJ生活の中でも特に彼が好み重要な曲を余す事なく注ぎ込んだ極上のミックスであり、NYダンスミュージックの歴史でもある。テクノ、ハウス、エレクトロ、ファンク、ヒップホップ、クラブジャズ、ドラムンベースなどが違和感無く同じ時系列に存在し、ダンスミュージックの多様性と過去を感じさせ、未来への展望を伺わせる内容。選曲は言わずもがな各曲の自然な繋ぎ方、展開のまとめ方はさすがベテランと言うべきもので、文句の付け所の無い歴史的傑作だと断言出来ましょう。惜しむらくは現在廃盤となっていて入手困難かつ、オークションなどでもかなり高額化してしまった事だろう。

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| HOUSE4 | 10:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Jazzanova / Mr Scruff - Southport Weekender Volume 7 (SuSU:SUALBCD28)
Jazzanova / Mr Scruff-Southport Weekender Volume 7
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最近連日飲む事が多くて胃がくたびれておりますが、特にベルギービールを飲む機会が多いです。最近の日本人は若者ほどビール離れが顕著な様で、どうも苦いから美味しくないとか言う意見が多いとか。自分は日本の苦いビールも好きだしそれに一度海外のビール(特にベルギー)を飲めば、ビール苦手の意識も一気に覆ると思うんですよね。海外のビールは日本のビールより多様性に富んでいるし、アルコールが高くて飲み応えのある種類もあったり、決してビールが苦いだけじゃ無い事を理解して頂けるはず。ま、難点はベルギービールは圧倒的に高額だと言う事だ。バーで飲めば1000円オーバーは当たり前なんで、基本はベルギービールを扱ってる酒屋で購入して家で飲む事が自分は多いです。

お酒の話はそれ位にして今日の一枚は、ハウスミックスCDの人気シリーズ・Southport Weekender。ミックスを担当したのはSonar Kollektivを運営するJazzanovaとNinja Tune所属のブレイクビーツを操るMr Scruff。自分は特に好んで両者の音楽を聴く事は無いのですが、今までこのシリーズは集めていたので今回も何となく購入。個人的にはJazzanovaのハウス〜ブロークンビーツ路線が気に入りました。ソナコレやInnervisionsの曲を中心に予想外にもハウスを多めに使用して、生音系からエレクトロニック系まで右往左往し、華麗さと耽美を伴ってドラマティックな展開を創り上げています。無難な出来と言えばそうなんですが、お洒落かつ踊れる洗練された音楽なんでお酒を飲みつつ聴きたい感じです。対してMr Scruffなんですが、ファンクやディスコ中心で自分にはちょっと合わなかったです。音源自体もかなり古いのが多かったからねー、ちょっと時代から外れてる印象でした。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
DJ Alex From Tokyo - Mi Mix (Octave Lab:OTLCD1110)
DJ Alex From Tokyo-Mi Mix
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NYに行ってしまったDJ Alex From Tokyoの新作MIXCDが登場。インディー的なリリースも含めると既に6〜7枚はMIXCDを出している位MIXCDに対して意欲がありそうですが、実際この人のMIXCDは毎回納得の出来なんですよね。特に今作は現場、イベントでのプレイをコンセプトに打ち出したリアルな内容。近年アレックスがよくプレイする曲を選んで現場の雰囲気を伝える様にしているそうですが、今までの彼のMIXCDの中で一番良いかもしれないですね。基本ハウスがベースとなっているんだけど、テクノ、ミニマル、ディスコ、ラテン、エレクトロハウスと今作はとにかく幅が広いです。序盤はディスコが流れてきたのであれ?って感じで心配したんだけど、中盤から恍惚感を誘うテクノ、エレクトロハウス系の音に変化してきて、Pryda、Joris Voorn、Carl Craigらの曲が目白押し。クラブでの盛り上がり方を想像させますね。終盤はエレクトロニックなハウス系で、気持ちの良い4つ打ちを保ったまま終わりを迎えます。今までの彼の作品と言えばソウルフルとかブラックネスを感じていたのですが、本作は一言クールって感じです。やっぱりテクノ系の音の比重が増えているせいなんでしょうかね?本当にクラブっぽい雰囲気が感じられて、お見事って内容です。

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| HOUSE3 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kyoto Jazz Massive - BY KJM (QUALITY!RECORDS:XACQ-22003)
Kyoto Jazz Massive-BY KJM
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Kyoto Jazz Massive、なんてお洒落なユニット名でしょう。京都の最上のジャズ、それだけで気が惹かれてしまいますよ。沖野兄弟からなるこのユニットは、日本を代表するクラブジャズアーティストと言っても過言ではありません。そんな彼らの活動10周年を祝ってカバーやトリビュートなどの作品がリリースされたのですが、その最後のシリーズがクラブシーンのアーティストの曲をKyoto Jazz Massiveがリミックスした作品を集めた、この「BY KJM」(そのまんまですね)。リミックスされてしまったのは、ハウスシーンのAnanda ProjectやSusumu Yokota、クラブジャズシーンのNicola Conte、Jazzanova、Incognito、そしてドラムンベースからはMakotoなど、その筋の中では名だたる人達ばかりです。つか、まじで収録されている曲、かっこぃぃぃぃ物ばかりだ!多岐に渡るアーティストの曲をリミックスしているにも関わらず、アルバムはKyoto Jazz Massive一色に染まった統一感のある構成で、ほんのり甘く爽やかで、軽快で小気味良く、そしてエレガントで都会的な上品さのあるクラブジャズです。と言うかもはやクラブジャズが好きかどうかを抜きにして、これを嫌いだと言うのが居るのか?と言う位、音楽として完成されていると思います。特にエレピの音の入れ方は、郷愁を誘って男泣きしてしまいそうですね。Susumu YokotaからNicola Conteまでの4曲は特に、透明感に溢れスウィートなムードに溺れそうです。クラブじゃなく、部屋の中でも良いムードが作れる素晴らしきコンピレーションアルバム。「FOR KJM」(過去レビュー)、「RE KJM」(過去レビュー)と共に揃えて聴いて頂きたい。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Âme - Âme (Sonar Kollektiv:SK044CD)
Ame-Ame
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アマゾンで売り切れになっていたAmeの1stアルバムがいつの間にか購入出来るようになっていたので、この機会に紹介させて頂きます。Ameと言えばハウスシーンのみならずテクノシーンでも大ヒットした超ディープトラック「Rej」(Amazonで詳しく見る)を送り出したそのユニットで、今でもDefected Recordsなんかにライセンスされてヒットを飛ばしています。ジャズにクラブの要素を持ち込んだCompost Recordsにしろ、またJazzanova率いるSonar Kollektivにしろ、最近は何故かテクノ化の傾向が進んでいてその先端にいるのがAmeだと思います。そう言えばCompost RecordsからリリースしたKing BrittのThe Nova Dream Sequence名義のアルバム(過去レビュー)はモロにディープでミニマルなアルバムでしたが、その点Ameはテクノの要素はありつつも幾分かまだハウス寄りでしたね。まだ「Rej」の様なトランシーな曲は無いですが、空気感のある奥の深い音響はなかなかの物。エレクトロニックな上物のシンセも陶酔感があったりして、US産ハウスにドイツのテッキーな感触が見事に融合されていると思います。今みたいな超弩級のヤバサは感じられないけれど、家で聴くならこうゆう落ち着いたハウスの方が良いのかな。地味だけれども全曲メロディアスだし、流行のアーティストとして一応聴いておくが吉でしょう。しかしこのアルバムからどうやって「Rej」に繋がったのか、謎ですなー。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
2006/06/02 BETTER DAYS -2ND ANNIVERSARY SPECIAL!- @ Module
5月は結局一度もクラブに行かなかったので、今日は一ヶ月間が空いてのクラブ通いになりました。お目当ては「マッドマイク病」に冒されたIan O'Brienの久しぶりのライブ+DJセットです。ライブに関しては3年前に行われた新宿リキッドルーム以来のライブで、その時のライブが良かったので本日も期待を膨らませて遊びに行きました。
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| EVENT REPORT1 | 07:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Rima - This World (Jazzanova Compost Records:JCR039-2)
Rima-This World
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クラブジャズ関連のアーティストでありながらデトロイトテクノ方面からも注目を集めるアーティスト、DOMU。若干24歳ながらもUmod、Bakura、Yotoko名義などでも活躍し、精力的に作品を作り続けています。そのDOMUがVolcovと組んだユニットがRimaでありまして、Jazzanova率いるJCRからアルバムがリリースされていました。と言うとはやり予想するのはクラブジャズを意識した音なのですが、それ以上にテクノやハウス、フュージョンなどのエッセンスも取り入れた豊かな音楽性で、テクノ好きな僕にもすんなり聴き入る事が出来ました。生演奏とプログラミングを取り入れている事は珍しくもないのですがその使い方が上手く、洗練された弾けるリズムトラックと爽やかかつハートフルなメロディーが良い塩梅で溶け込んでいます。また4つ打ちも導入されたり、デトロイトテクノ的なスペーシーな音も出て来て、小宇宙を垣間見せてくれたりもします。新人らしからぬ手堅い出来のせいか小綺麗にまとまった感もありますが、そこを差し引いても納得の出来です。テクノ好きな人にも、DOMUは注目しておいて損はないかと思います。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Nite:Life 05 Mixed By Nick Holder (NRK Sound Division:NRKMX05)
Nite:Life 05 Mixed By Nick Holder
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昨日に引き続き本日もNick Holderですが、今回は名作ハウスMIXCD・Nite:Lifeシリーズを担当した盤を紹介致します。Nite:Lifeは自分のブログでも何度か紹介させて頂いておりますが、著名なDJが召喚され素晴らしいMIXを披露しており、Nick Holderのこの一枚も素晴らしいであります。この人のオリジナルの曲もそれ程派手な曲は無くむしろ地味目なのですが、MIXCDも同様に地味ですよね〜…って確かに地味なんだけど、枯れたとは異なる地味な渋さがありますね。ジャジーディープハウス中心でほのかにメロウであり、透明感のある世界がどこまもで広がっていき清々しい。丁度良い強さのパーカッシブなリズムが小気味良いグルーヴを生みだし、淡々と時間は進んでいくのですがいつのまにか彼の世界観に引き込まれていますね。派手でもないし特別な盛り上がりを見せる訳でもないのに、熟練のプレイとはこうゆうものを指すのかな?有名な曲を使えばそりゃ誰でも盛り上げられるけど、そうじゃなくても盛り上げられるのが一流のDJだと言わんばかりのプレイです。これはほんと今でも良く聴く機会が多い位お気に入りの盤なので、是非ともハウス好きは聴いて欲しいですね。Nick Holderの生プレイを聴いてみたいの一言。

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| HOUSE2 | 23:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
DJ Spinna - Raiding the Crates (Shadow Records:SDW150-2)
DJ Spinna-Raiding the Crates
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シカゴ発祥、世界を又にかけるディープハウスの名門レーベル・Guidance Recordingsと、かつてはヒップホップDJとして活躍し現在はハウスシーンでも精力的に活躍しているDJ Spinnaが手を組んだ!これだけでハウスファンなら食いついてしまうものなのでしょうが、内容の方も期待を裏切らないお洒落で秋風の似合う物となっています。DJ Spinnaはヒップホップのみならず、R&Bやレアグルーヴ、ソウル、ファンク、ジャズ、ハウスなどの多方面で活躍している事もあり、Guidance Recordingsの音源のみに限られたこのMIXCDでもハウスな音の中にもそれだけではない何かを感じさせます。そう、ファンクの渋さ、レアグルーヴの郷愁、ソウルの熱さ、ヒップホップのざっくり感、そしてハウスの心地良いまでのスムースさが見事に調和し一つのストーリーを作りだしています。何よりもゆらゆらと漂うなまったり感が最高で、上げすぎない所に一歩引いた大人の渋みが滲み出ています。最初にディープハウスレーベルだと言っていましたがもちろんそれだけではないから、このMIXCDからも色々なジャンルの音を感じられる訳だし、DJ Spinnaだからこそ違和感無く一つのMIXCDに仕立て上げられたのかもしれません。ディープハウスはそれ程前面には出ておらず、心にすっと馴染む様な楽曲を多用しています。もう敢えてハウスと言う必要もなく(勿論ハウスが基調ですが)、心地良い音楽、ただそれだけで充分だと思いました。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Ken Ishii - Play Pause, And Play (Sublime Records:IDCS1016/1017)
Ken Ishii-Play Pause, And Play
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先日のFuse-In @ ageHaでのケンイシイのプレイはどうでしたか?もう文句の付けようの無い素晴らしいプレイだったと思います。毎度の事ながらアグレッシブでバリエーションに富んだハードテクノで、それをいつのプレイでもテンションを保っている所が凄いですよね。実際、世界最高峰のDJ Awards 2004にて、Jeff MillsやCarl Cox、Sven Vathを抑えてベストテクノDJ賞を受賞した事が、現在の彼の実力を示していると思います。そんな彼の最近のプレイを丸ごと体験出来るのが、このMIXCD、しかもオンタイムとオフタイムの2枚組。オンタイムに関して言えば、確かに最近のDJプレイを丸ごと収録したかの如く、出だしのRenato Cohenの曲は実際のプレイでも最初に使いますよね。序盤はガツンガツンと硬めのトラックでハードにテンション挙げて、中盤は少し緩めてバリエーションを増やします。そして終盤ではメロディアスで派手目なトラックもばんばん使って、お決まりアンセム「Incident」でどかんっ!と来ます。しかしなんとなく先日出たばかりの「Ben Sims - Welcome To My World 」と似ていますねwでもKen Ishiiはハードだけれどもミニマル一辺倒じゃないので、テクノオタクじゃない人でもだいたい盛り上がれるプレイなんですよね。幅の広さが彼の人気の理由なんだと思います。その幅の広さをより生かしたのが、珍しいオフタイムセットの方。ざっくばらん過ぎだろうと突っ込みを入れたくなる程、色々な曲が入ってます。Anna Kaufen(Akufen)のドファンキーな隠れ名作トラックや、Jeff Millsのレアトラック、Isoleeのジャーマンディープハウス、Brian Enoのアンビエントまで、ゆっくりと耳を傾けて休みたくなる選曲です。これがKen Ishii曰く「ここ2、3年の自らの日常にもっとも近い作品」とコメントしていますが、こういった面があるからこそハードなDJ時にもバリエーションが生まれてくるのでしょうね。いや〜昔のインテリジェント期からは想像だに出来ない彼のプレイだけど、マジで凄いとしか言い様がないですね。テクノ好きは今すぐゲッチュ〜!

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| TECHNO2 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(3) | |
2005/05/28 UNITE @ UNIT
Ian O'BrienとCharles Websterが一緒に聴けるぜ〜みたいな感じで楽しみにしていたイベント。HUBで強いお酒を注入してほろ酔いで12時過ぎにUNITへ入りました。プレイしているのはIan O'Brien、こっちが先でしたか。まだ時間が浅い事もあり余りメロディーの無いパーカッシブなだけの曲で、地味なプレイをしています。フロアも空いてるしイマイチ盛り上がっていません。ん〜以前の様なオプティミスティックなプレイを期待してたんだけどな…。落胆していると1時位から明るめのメロディーが入った曲をプレイする様になり、Fabrice LigやDerrick May、BFC(Carl Craig)、また自身のQuerida名義の曲なども回すようになりアッパーでポジティブな面が徐々に現れて来ました。クラブで初の「Derrick May-The Beginning」なんかも聴いちゃったりして、やっぱデトロイト系の曲を回す事を期待してただけに一人興奮。2時位にはIan自身が手がけたハイテックコズミックチューン「Jazzanova-Days To Come(Ian O'Brien Remix)」が高らかに鳴り響き、宇宙の果てまでぶっ飛ばされました。もうこの頃になるとフロアも人一杯でみんな盛り上がっています。そのまま3時までコズミックでハイテンションにガンガン飛ばして、納得のプレイを満喫出来ました。
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| EVENT REPORT1 | 13:00 | comments(6) | trackbacks(0) | |
Fabrice Lig - My 4 Stars Remixed (Kanzleramt:KA119)
Fabrice Lig-My 4 Stars Remixed
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キター━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
Ian O'Brienと言えばフューチャージャズをやったり、テクノをやったり、でも結局スピリチュアルでコズミックな音楽性を持っているデトロイトフォロアーの第一人者。リミックスも半端なく素晴らしい作品が多くて、特に「Jazzanova-Days To Come(Ian O'Brien Mix)」は正に来たるべき未来を表現していたデトロイトトラックだった。そして今またIan O'Brienが神懸かったリミックスを披露。原曲は同じくデトロイトフォロアーのFabrice Lig。それをリミックスしたのだから、デトロイト以上にデトロイト、よりコズミック、よりスペーシーな作品に生まれ変わった。ノンビートの前半は宇宙に飛び立つまでのロケットの様にじわりじわりとエネルギーを溜めている。そして余りにも感動的な余韻を残して、遂には宇宙へ飛び立つ瞬間がやってくる。そして僕らは宇宙へ飛び立ち、一時の宇宙遊泳を楽しむのであった。

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| TECHNO1 | 14:32 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Jeremy Ellis - Lotus Blooms (Ubiquity:URCD165)
Jeremy Ellis-Lotus Blooms
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デトロイトからの期待のアーティスト、AyroことJeremy Ellisが2枚目(本人名義初)のアルバムをUbiquityから発売。Ubiquityからと言うだけで前作のデトロイトテイストよりも更に生音重視で、よりラテンテイストが強調されたのではないかと予想していた。実際蓋を開けてみれば予想と大した差もなく、すんなり聴く事が出来た。細かに打たれるリズムはJazzanovaとかに近いけれど、Jeremyのキーボード使いはよりファンクでコズミック。やはりデトロイト経由で来たせいもあるのか、この黒さと言うか熱さは失われていない。なのでブロークンビーツやジャズっぽいリズムの曲ばかりで4つ打ちは皆無だけど、デトロイトテクノ好きな人が聴いてもそれ程違和感は無いと思う。ともするとラウンジミュージック的な扱いをされそうな事も頭に浮かんだが、しかしJeremyの粋なキーボードプレイは目を見張る物があるし、真夏の陽気さを思わせるソウルフルでホットな音は決して軽い音楽では無い。過去に紹介した「As One - Out Of The Darkness」と一緒に聴いて欲しい。頭の中に南国の島の風景が浮かんできます。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(5) | |
Ian O'Brien Presents Abstract Funk Theory (Logic Records:74321 69334 2 )
Ian O'Brien Presents Abstract Funk Theory
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まあ、Ian O'Brienが選曲してるんだし、本人の曲も入ってるし間違いないよね?買っちゃう?…買っちゃいました。Abstract Funk Theoryは今までシリーズになっている物でCarl CraigやMixmaster Morrisも参加してるけど、特にIanの選曲は素晴らしい。スピリチュアルジャズと呼べば良いのだろうか?ハイテックテクノを通過して、スペーシーなジャズまで辿り着いたIanならではの選曲だと思う。ここにテクノの面影はないが、彼の宇宙指向がこのコンピレーションに凝縮されていると思って良いだろう。そして最近のURのコンピにはまっている人は、是非ともこちらのソウルフルでロマンティックなジャズを聴くべきだろう。デトロイトの天才たちがテクノから生音重視のジャズへ回帰した様に、Ianのルーツにもジャズと言う物があるのだろう。自身の新曲Midday Sunなんて、惚れ惚れする程ロマンティックだしコンピに収めておくのがもったいない位です。不治の病のAnthony Shakirも参加していて、ハウス風ブロークンビーツを披露。どこか内向的でちょっとダークな雰囲気を思わせます。なんか悲しげ。Jazzanovaはスウィートでゆったり落ち着けるラウンジ的な音楽で、相変わらず質がお高いようで。意外にもClaude Youngも参加していてどんな曲かと思ったら、テック系ジャズって言えば良いのかな。極彩色でパッション弾ける爽快な曲でした。以上の様にこのアルバムは落ち着いて聴けるムーディーな曲から、アップテンポでクラブ仕様な踊れる曲まで良い塩梅で収録されていて、クラブジャズ系のコンピとしては相当質が高いと思います。デトロイトテクノ好きも、クラブジャズ好きも、また宇宙指向?の人も聴いてみてください。最近はKanzleramtからテクノ作品を出したIan O'Brienの向かう先は、テクノかジャズか一体どちらなのでしょう。。。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Rei Harakami - Red Curb (Sublime Records:IDCS-1004)
Rei Harakami-Red Curb
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今となってはかなり有名になっていると思われるので、今更ながらレビューを書くのもどうかと思っているハラカミレイだけど、素晴らしい内容かつ僕の大好きなアーティストなので紹介させて頂こう。

このアルバムは巷ではエレクトロニカ扱いされている事が多い様な気もするけれど、別にエレクトロニカだとは個人的にはあまり感じてはないかな。じゃあJAZZANOVAなどのプレイチャートにも入ったりするから、クラブジャズ系なのかと言うとそうでもない。僕は今までこんな音楽は聴いた事がなかったし、彼の音楽に似た様な音楽も周りでは耳にした事がない。だから彼は自分の音を持っている、数少ないアーティストの一人なんだと思っている。元々は一つの機材しか使わずに作曲していたらしく、このアルバムを聴く限りでもあんまり機材の変化はないのかなと思っている。それなのに、味気ない地味な作品になる事はなく、逆に創造性に富み何度聴いても飽きない様な作品になっている事が凄い。前半は比較的アップテンポでリズムを強調したトラックが多い。彼の特徴でもあるエコーを多様した作りと、複雑に絡み合いながらも流れを損なう事のないリズム、そして変化する柔らかいシンセの音が牧歌的な雰囲気を作り出す。彼の音楽はテクノであるとは言えども、何故か妙に人間味があり優しい音楽で、だから人気があるのかもしれない。後半に行くに連れて徐々に沈み込んでいき、深いアンビエントの世界に入ってしまう。前半の世界とは大違いで最初は戸惑いもあったけど、シンプルなのに壮大な電子音響の世界には目を見張る物がある。前半は愉快に楽しんだら、後半はゆったりくつろぐ流れになっているのだろうか。前半と後半を対比しながら聴くのも、また一興かもしれない。ある意味このアルバムで極めてしまった感もあり、結局4年近く新譜が出ないままである近況。映画のサントラ作りをする前に、早く自分のアルバムを作って下さいと祈るばかりだ。

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| TECHNO1 | 18:00 | comments(8) | trackbacks(2) | |
Ian O'Brien With Hi-Tech Soul
Ian O'brien-Heartstrings Jazzanova-Days To Come(Remixes). Querid-Object Orient
左から「Heartstrings」、「Jazzanova-Days To Come(Remixes)」、「Querida-Object Orient EP」。「Tatto Jazz」のジャケは見つかりませんでした。

イアンオブライエンと言えば初期の頃はUnderground Resistance、特にHi-Tech Jazzに影響ありまくりのデトロイトフォロアーだったと思います。まだまだ認知度が低かったせいで初期の頃のEPは僕は持っていなかったのですが、運良くも手にする事が出来たので紹介してみようと思います。

「Tatto Jazz」はもろにUR影響を受けた分かりやすい曲です。シンセが水を得たかのように縦横無尽に暴れまくり、ビブラフォンが華を添えるように控えめに鳴り、リズムはアッパーに跳ねまくるURの影響受けまくりの超絶名曲。このオプティミスティック感は初期の頃の特徴で、キラキラした感じは彼特有の物でしょう。最近中古で購入しましたが、凄いレアなので是非とも再発すべきなEPですよ。

続いてはUKの偉大なPeacefrogから出した、「Heartstrings」。これはアフロパッカーシブなリズムが大地の躍動を思わせる、ブロークンビーツ風のトラックです。彼の場合ストレートなテクノも良いけど、生音を多様したパッカーション炸裂の曲も素晴らしいです。エレピとストリングスによって綺麗目に仕立て上げられています。B面にはやはりUR調の曲と、もろにフューチャージャズな曲があり懐の深さを伺わせます。

オリジナルトラックも素晴らしいけど、リミックスもほぼ神レベルな彼。その中でも「Days To Come (Ian O' Brien Remix)」は一大スペクタルな曲です。デトロイト以上にデトロイト、これこそが待ち望んでいたハイテックソウル。電子音が宇宙を飛び交うように交差し、そしてついに弾ける瞬間、宇宙旅行をするかのようにストレートなテック系4つ打ちが始まるギャラクシージャーニーです。今年の6月のYellowでLaurent Garnierが一番最初に使っていた曲です。フロアで聴いて宇宙に飛ばされました。「Jazzanova-Jazzanova Remixed」の2枚組アルバムにも収録されています。

そして一番新しい作品がQuerida名義の「Object Orient EP」。A面はやはりDays To Come (Ian O' Brien Remix)のハイテック感に似たような感じもあるけど、もっとテクノよりでよりシリアスになっていますが、コズミックな電子音が未来を垣間見せます。B面2曲も生っぽいトラックなのに、タフなビートでカッコいいですね。今後はもっとテクノよりのなるのを予感させます。

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| TECHNO1 | 21:04 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Fusionism
Fusionism
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クラブジャズ/フューチャージャズをメインに紹介しているREMIX編集部が制作したレビュー本。余り僕はクラブジャズとかには詳しくないので、こうゆう本があるととても有り難いです。4 HERO、Jazzanova、Kyoto Jazz Massive、Calm、Nicola Conte、Ian O'Brienと言ったクラブジャズ系が多く紹介されているけど、それだけではない。クラブミュージックはクロスオーバー化し、ハウスもテクノもソウルもファンクもラテンもブラジリアンも色々混ざる様になってきている。その為にクラブジャズを狭い範囲だけで語る事も出来ないので、USディープハウスや西ロン系、ヒップホップ等広範囲に渡ってCDの紹介がされている。Carl CraigやTheo Parrish、Moodymannが紹介されるのは嬉しい事だし、Joe ClaussellやRon Trentの紹介もある。その他有名無名関わらず膨大な数のレビューがある。読むだけでも楽しいし、読む内にあれこれCDが欲しくなってしまう。勉強本として重宝してます。
| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 17:21 | comments(2) | trackbacks(0) | |