2016/8/6 Hiroshi Watanabe Transmat “Multiverse” Release Tour Final @ Sankeys TYO
日本人としては初となるTransmatからの作品をリリースしたHiroshi Watanabeが、そのリリースツアーとして半年間に渡り日本各地のパーティーでプレイしてきたが、その集大成としてSankyesでツアーファイナルが開催される。そこにゲストとして呼ばれるのはTransmat繋がりとしてDerrick Mayのおかげでシーンへと復活を果たしたKarim Sahraouiで、彼の曲はテクノのみならずハウスのパーティーでもプレイされるなどエモーショナルな作風はWatanabeとも通じるものがあり、今回の初来日は期待していた者も多いだろう。勿論それだけではなく、ここに至るまでに積み重ねてきたWatanabeのライブも期待せずにはいられず、今夜その集大成を披露する事になるだろう。
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| EVENT REPORT6 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Yogurt & Koyas - Remix Works 2010 To 2013 (Upset Recordings:UPSETRMX001)
Yogurt & Koyas - Remix Works 2010 To 2013
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2005年頃からDJ Yogurt & Koyasとして活動を続けていた二人は、様々なアーティストのリミックスを行うと同時に二人によるオリジナル音源も制作しアルバムもリリースしたが、本コンピレーションはその活動の最後を飾るであろう作品だ。このアルバムにはロック方面 -大澤誉志幸、曽我部恵一、原田茶飯事、などなど- のアーティストを中心に、二人がリミックスを行った曲を収録しながらも、二人の音楽性が十分に伝わるアルバムだ。特筆すべきはクラブ・ミュージックではなく日本の歌モノのリミックスが主軸となっており、いかにこのユニットがクラブ・ミュージック外のアーティストからも認められていたかという事が分かるだろう。おそらくその繋がりはDJ Yogurtによるものが大きかったのだろうが、ロックミュージックをクラブ・ミュージックの要素も取り入れながらロック方面のリスナーにも訴求するように作り変える意識を、実際の音として表現に繋げたのはKoyasによるエンジニア/プログラマーとしての資質だろうし、その意味ではこの二人の音楽的な相性はこの上ない程に良かったのではないだろうか。名曲は幾つもあるが、まるでPrimal Screamのゴスペルハウスを意識したような原田茶飯事の"太陽 (YOGURT & KOYAS REMIX)"は正にロックとダンスを繋ぐ架け橋的なリミックス、奇妙礼太郎トラベルスイング楽団の"機嫌なおしておくれよ(YOGURT & KOYAS DUB MIX PT.1)"における揺らぐダブ残響を駆使したレゲエ色全開の長閑なクラブリミックス、またKen Ishiiの"After The Rainstorm (YOGURT & KOYAS REMIX)"でのパーティーのピークタイムを飾るに相応しい清涼感溢れるテクノリミックスと、それぞれ二人の音楽性の幅を表現しながら原曲のイメージとダンス・ミュージックの要素を自然と同居させる手腕にはまったく恐れ入る。おそらくこの作品を聴く層はダンス・ミュージックのリスナーが多いのだろうが、アーティストとしてはむしろロックファンにこそ聴いて欲しいという思いもあるだろうし、そしてそのジャンルの架け橋になる可能性を間違いなく秘めている作品だと断言する。リミックス集ではあるが、そんな風にDJ Yogurt & Koyasとしての活動の集大成と呼ぶべきアルバムだ。





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| TECHNO11 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Ken Ishii presents Metropolitan Harmonic Formulas - Music For Daydreams (70Drums:FICS-2002)
Ken Ishii presents Metropolitan Harmonic Formulas - Music For Daydreams
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日本のテクノシーンを長きに渡り支え、そして早くから世界に飛び出したKen Ishii。目まぐるしく移り変わり激動の時代へと突入した近年の音楽シーンに、流石の彼もアルバムを作るモチベーションが保てなかったと発言していた。しかし2010年に"Tokyo Midtown Soundscape"と言うプロジェクトで東京ミッドタウンの館内BGMを選曲し、そこからダンスミュージックに依存しない音楽に活路を見出し、様々なアーティストとのコラボーレーションを行う事でより雑多な多様性を持つアルバムを創り上げた。真夜中の為のダンスミュージックではなく昼間でも楽しめる、そして聴く者を限定しない普遍的かつポピュラーな電子音楽は、セルアウトどころか既存の路線を越えていく野心に溢れている。とは言っても肩の力は抜けリラックスして制作された本作は、確かに"白昼夢の為の音楽"と言うタイトル通りに現実を忘れるようなラグジュアリーで色気のあるリスニング的な構成で統一されている。それは真夜中の何処か危険の香りのする色気ではなく、都会的な洗練されたポップな音の響き、オプティミスティックに透徹した空気から生まれたモノで、日常の生活の中で安らぎと和みを提供する。ボーカルとしてEmi Meyer、そしてダンスミュージック方面からはJazztronikやTokyoBlack Star、Masaki Sakamotoが、そして意外にもジャズミュージシャンである菊地成孔も制作に参加しているが、これらのコラボレートはKen Ishiiのサウンドに更にドラマティックな彩りを添える事に成功しリスニングとしての価値をより高めている。特に菊地がサクソフォンを吹くMr.Fingersのカヴァー"Can You Feel It"の出来映えは、原曲の切なさを全く損なう事なく現代にアップデートした傑作と言えるだろう。それ以外のトラックに関してもポップではありながら、Ken Ishiiにしか成し得ない未来的な音の奇才っぷりを発揮し想像力を刺激する点も忘れてはならない。ベテランだからこそ醸し出せた音楽的な成熟と、そして新たに生まれ変わったフレッシュな感覚を伴う、会心の出来と言えるアルバムだ。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Mr.V - Mix the Vibe : King Street To The Future (King Street Sounds:KCD271)
Mr.V - Mix the Vibe : King Street To The Future
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今やハウスと言えばベルリンディープハウスが隆盛を誇る中、NY産の本場ハウスは以前程の勢いを失っております。実際僕自身もNYハウスのクラシックと呼ばれる作品に出会う機会は減っているし、そもそもNYハウスをやっていたDJのプレイ自体もコテコテなハウスから変革している時代。それでもまだまだハウスの力を信じて伝統を守りながらも、新たなる局面にも立ち向かうNYハウスの老舗レーベル・King Street Soundsは活動を続けている。このハウス入門にも向いている"Mix The Vibe"シリーズは、余りにもベーシックなハウスが故に逆に作品毎の差異も無くなった印象も受けていたけれど、久しぶりに新作を聴いたら意外にも良いでないか(失礼)。新作はMasters At Workの魂を受け継ぐ若き才能・Mr.Vが担当。シリーズ20作目なので流石のKSSでもネタ切れかなと思っていたけれど、リミックストラックを多数使用した上に、音自体も以前よりもエレクトロニックを強めたテック仕様で良い意味で現代風。熱い汗を飛び散らすソウルフルなハウスはほぼ皆無で、洗練とメロウネスを極めたお洒落感の強い面もありますが、NYハウスの本質でもある歌物のメッセージ性もしっかり汲み取っています。ハウスのLove & PeaceだとかLove Is The Messageだとかは、やっぱり一緒に口ずさんで歌える詩があってこそ、そんな初心も忘れてはなりません。部屋聴きするのにも丁度ぴったりなMIXCDでしょう。

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| HOUSE6 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2009/07/31 Ken Ishii 15 Years Anniversary @ Air
日本が世界に誇るテクノゴッドことケンイシイも日本でのデビューから遂に15年だそうです。私もケンイシイの音楽には本当に影響を受けておりますし、彼のDJプレイも本当に大好きです。と言う事で去年の10月以来となるケンイシイのプレイを聴きに、AIRへと行ってきました。

24時半過ぎに到着するとJazztronikの野崎良太がプレイ中。この日はテクノセットを敢行と言う事前情報の通りで、バキバキと予想よりも派手で豪快なテクノをプレイしておりました。ただ普段この手のプレイをしない人がいきなりテクノをプレイしているせいか、やはり何となく違和感を感じるし上手く展開は作れていない気がしました。かなり強引に上げてましたよ。

お目当てのケンたんは1時過ぎから。むぉ〜パーカッシヴでざくざくとし、肉厚なテクノ中心ですぞ。自分の以前のケンたんの印象はソリッドでスピーディーな感じなんだけど、最近は重さで勝負してるのかな。分かり易いメロディーは少なめでリズムとか音圧で圧倒してくるようでした。勿論最新MIXCDのリリースパーティーでもあったので、そこからの曲も多めにプレイしておりました。やはり"Good Life"は凄い盛り上がったし、超絶トライバルなTomaz Vs Filterheadzの"Sunshine"(やはりこの時代は格好良い曲が多かったよな…)も回してフロアに激震が走りました。

3時過ぎからはお初のClaude Young。ハウス系のテクノ、又はテックハウスな選曲が多くて上げすぎず、下げすぎずな適度なノリのプレイ。元々DJには定評がある人ですが、やっぱり展開もスムースと言うか自然に進行していくね。しかも後半に進むにつれてヒット曲をどかどかと投入していて、良い感じで盛り上がりました。"Future Love Theme"、"Good Love(Luciano Remix)"、"Rej"とかそりゃ盛り上がるわな。ケンたんのヘヴィーなプレイに対して、幾分かスッキリと無駄の無い音でこれもまた良し。

で5時過ぎからは再度ケンたんのご登場。のっけからトップギアへシフトを入れて、かなり音数多めでやかましいテクノをアップテンポでどっかんどっかんと回す。相変わらずパーカッシヴでファンキーなんだけど、狂ったようにハイテンション。途中で自身の"Butter Bump Blaster"を回した時にゃ、フロアが大爆発ですよ。朝方なのに尚フロアにエネルギーが集まっていくようでした。アンコールラストはケンたんの名曲"Iceblink(Beat The Strings Attack Mix)"をプレイ。ストリングスが煌びやかに鳴る感動かつ高揚感溢れるテクノトラック。昔みたいにもうちょっとデトロイトクラシックを回してくれると尚更嬉しいのだけど、今夜は今夜でいっぱい踊れて素晴らしい一夜でした。

■Ken Ishii-Warrior On The Decks - Play, Pause And Play 2(過去レビュー)
Ken Ishii-Warrior On The Decks - Play, Pause And Play 2
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| EVENT REPORT2 | 08:40 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Pirahnahead Works Selected By Shuya Okino (CORE-MUSIC:CCRM-2018)
Pirahnahead Works Selected By Shuya Okino
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最近ふとMIXIのコミュ加入者数で気付いたんだけど、なんだか凄い違和感を感じる。確かにここ数年ハウスが流行っていると言うのはよく耳にしたけれど、これどうなんだ?別に自分は外人崇拝主義じゃないけれど、自分とは絶対に交わる事のない人種なんだろう。

DJ KAWASAKI (7032) Jazztronik (18171) STUDIO APARTMENT (13425) DAISHI DANCE (23386) PIANO HOUSE (15490)

Joe Claussell (3437) Francois K (6191) Kerri Chandler (1574) King Street Sounds/NiteGrooves (2364) metamorphose(12359)

デトロイトから届けられた本作は、先日リリースされた"Diviniti Sings"(過去レビュー)と対を成すであろうPirahnaheadの編集盤。PirahnaheadはDivinitiの旦那さんでもあり公私を共にしているのですが、Mahogani MusicやMoods & Groovesからも作品をリリースするなどその実力は折り紙付き。本作はオリジナル音源にリミックス作品や彼がプロデュースを手掛けた作品を収録した痒い所に手が届く内容。歌物ハウスが中心で一見控えめな構成ながらもしっかりと色々な音色が鳴っていて、デトロイトのアーティストにしてはとても丁寧に作りこんであると思います。自分でドラムプログラミングからキーボード、ギター、ベース、パーカッションを弾いちゃう程にアーティスト肌な人で、フロア向けだけでなくホームリスニングにも適したトラックメイクの才能を感じさせますね。またジャズやファンクっぽい面を見せながらも温故知新と言うべきか、決して古臭くならず今っぽいエレクトロニックな音も聴かせてくれて視点は常に未来へと向いているようです。心がほっと和むハウスアルバムですわ。

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| HOUSE5 | 00:05 | comments(3) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2007/12/01 (SAT)
Derrick L. Carter @ Yellow
DJ : Derrick L. Carter, Remi

2007/12/14 (FRI)
Space Lab YELLOW's 16th Anniversary Party @ Yellow
DJ : Moodymann aka Kenny Dixon Jr.

2007/12/14 (FRI)
X Party @ Womb
DJ : Charles Siegling
Live : Renato Cohen


2007/12/15 (SAT)
Space Lab YELLOW's 16th Anniversary Party DEF MIX 20th Anniversary Vol.2 @ Yellow
DJ : David Morales, Frankie Knuckles

2007/12/21 (FRI)
Womb Presents W @ Womb
DJ : Carl Cox

2007/12/22 (SAT)
Cristian Varela Japan Tour @ Air
DJ : Cristian Varela, Q'Hey

2007/12/29 (SAT)
URBANPHONICS presents Joaquin "Joe" Claussell Birthday Bash @ Yellow
DJ : Joaquin "Joe" Claussell

2007/12/31 (MON)
Air Presents 大晦日 Countdown 2007 To 2008 @ Air
DJ : Ken Ishii, Sugiurumn, Jazztronik

2007/12/31 (MON)
NEW YEAR'S EVE PARTY -COUNTDOWN TO 2008- @ Yellow
DJ : Quentin Harris

ゴリゴリワイルドなDerrick L. Carterは行きたいけれど仕事が被ってるな。Carl CoxはYELLOWだったら行きたかったのにな。今年の年末はお家で過ごす事になりそうだ。
| UPCOMING EVENT | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
2007/11/16 Standard 9 @ Air
前々から楽しみにしていたイベント・Standardに行ってきました。Standardは実力がありながらもそれ程一般的には知られていないアーティストをKen Ishiiの選球眼で呼ぶようなイベントなんだけど、今回は2年前にも確かライブをしたSoul DesignerことFabrice Ligがゲストでした。こうゆう人選は自分の波長と同調していて、やっぱりKenさんには一生着いていこうと思います。取り敢えず仕事帰りに旧友と飲んでから終電近くで渋谷に着き、Airに入る頃には既に1時過ぎ。フロアではJazztronikのテクノセットが行われておりました。
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| EVENT REPORT1 | 14:40 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Jazzy Jeff - In The House (ITH Records:ITH11CD)
Jazzy Jeff-In The House
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ハウスシーンにおいて「In The House」「Soul Heaven」などの人気ハウスMIXCDシリーズを送り出しているDefected。とにかく派手でクラブヒットはするだろうけどちょっとミーハー過ぎるんじゃないと思う曲をリリースしたかと思えば、時には生真面目にアンダーグラウンドな曲をリリースしたり、バランスが取れているんだか否かとにかく売れっ子レーベルなのは間違いなし。そんなレーベルの「In The House」シリーズには、Danny Krivit、Joey Negro、Bob Sinclar、Masters At Work、Miguel Migsなど売れっ子ハウサーが今まで参加しています。その中で異色なのがございまして、なんとヒップホップ畑のJazzy Jeffが参加しているのです。僕は彼に関して詳しくは分からないのですが、ヒップホップでは凄い有名な人らしくかつては(今では俳優として有名な)Will Smithとクラシックを生み出していたそうです。とまあそんな豆知識は知っていようとそうでなかろうと、このシリーズを聞くのには関係ないですね。

DISC1は比較的近年のハウスが中心で、「Samuri」や「Strings Of Life」などのヒット曲も混ぜつつ、ソウルフルで黒いビートをたんまりと聞かせてくれます。ヒップホップあがりのせいかどうかは分かりませんが、4つ打ちだけれどもスムースと言うよりはザクザクとしたビート感でリズミカルですね。NY系王道ハウスで気分も高揚する事間違いなし。

DISC2は前半がほぼダンスクラシックの連発なのでしょうか。年代の古いディスコ物で占められていてレイドバックしつつ、後半はしっかり華麗なスィートハウスで爽やかな風を吹かせます。朝のまったりアフターアワーズな空間を感じられて、DISC1のピークタイムプレイとは対照的ですね。上手い具合にテンションを下げてしっかり閉めに持って行ってます。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Jazztronik-The Remixes Part (徳間ジャパン:TKCA-72968)
Jazztronik-The Remixes Part
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昨日紹介したJazztronikのリミックス集ですが、Part兇眛瓜発売しております。こちらも豪華な面子が集まっておりまして、2000black(4 HeroのDego)、NEEDS、Two Banks Of Four、Domu、Phil Asher、Louie Vega、DJ Mitsu the Beatsなど知名度の高いアーティストがリミックスを提供。個人的に大好きなNEEDSのリミックスは、最近の彼らの流れであるフュージョン色が強めかな。壮大な世界観を生み出すリミックスは見られなかったものの、エレクトリックで郷愁を帯びたしっとり系としてはなかなかです。またかつてはドラムンで名を馳せた2000black(Dego)ですが、その面影を残すことなくソウルフルなブロークンビーツを披露。落ち着いて年を経た後の円熟味を感じさせる暖かさがありますね。Louie Vegaは予想範囲内のリミックスと言うか、最近の路線のラテンハウスですね。パーカッシブで爽やかな風が吹き込む流麗な曲。ファンが期待しているもののを、自分でもしっかり理解していると思います。あと個人的に好きだったテクノトラック「PHOENIX」は、半野喜弘がリミックスを担当。ってな〜、他の面子とちょっと合わないでしょうが。実際曲もクリック風のハウスなんだけど、つまらんの一言。原曲の良さが損なわれてしまって、聴くに耐えないですな。ラストはDJ Mitsu the Beatsのジャジーヒップホップ。安易な表現だけど、スモーキーでゆる〜い仕上げが心地良いです。Part気醗貊錣砲款淕あれ。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(3) | |
Jazztronik - The Remixes Part (徳間ジャパン:TKCA-72968)
Jazztronik-The Remixes Part
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去年2枚のアルバムを出し溢れ出す才能を惜しげもなく見せつけたJazztronikこと野崎良太。ポップシーンとクラブミュージックシーンの架け橋となる存在であり、日本で最も人気のあるクラブジャズアーティストだと思う。とは言うものの個人的な好みでは無い為、今まで敢えて自分から聴く事もありませんでした。しかしながらこんな豪華なリミックスアルバムを出された日には、これを見過ごす事なんて大罪に等しく取り敢えず聴いておけと反応しました。親密な関係である福富幸宏や、デトロイト系ではRedoose、As One、ハウス系ではRasmus Faber、Franck Roger、DJ Spinna、Osunladeなど超強力な面子がJazztronikを再構築する為に集結。オリジナルの楽曲は殆ど知らないので比較は出来ませんが、どの曲も個性があって秀逸でした。お気に入りはRasmus Faberのリミックス。濃厚でスウィートな味付けと、軽快なリズムで爽やかな空気を持ち込んだ哀愁漂うブロークンビーツに調理しています。今井美樹の色気のあるボーカルも良いですね。あとは福富幸宏の「Samurai」のリミックスも当然素晴らしいです。軽くボッサ風のハウスにアレンジしつつも、泣きのメロディーはそのまま利用しクラブ仕様に使いやすくなっていると思います。デトロイト信者のAs Oneは予想通り、透明感溢れるスペーシーなシンセを重ねてジャジーなテックハウスにリメイク。Sleep Walkerのリミックスは生演奏ばりばりなせいかモロにスピリチュアルで、まるで目の前でジャズバンドが演奏している様な姿が浮かんでくる位雰囲気があります。他のアーティストもおのおのの作風にリミックスを行い、Jazztronikの楽曲の良さを引き出していると思います。オリジナルアルバムとは違った観点で、Jazztronikの作曲力を再度感じる事が出来ますね。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(2) | |
Tony Humphries - Fabric 04 (Fabric(London):FABRIC07)
Tony Humphries-Fabric 04
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あんまり期待してなかった割にはいざ聴いてみたら大当たり、スウィートハウスなTony Humphries手掛けるFabricシリーズの4番目。ラジオショウで未発表曲やプロモ音源をいち早くプレイし、多くのDJからも注目を浴びる活動歴20年以上の大物ハウスDJらしいです(あんまり詳しく知らんのです…)。僕はFabricの冠に惹かれてこのMIXCDを買ったのですが、モロにガラージだったりクラシック連発とかじゃなかったので良かったです。むしろ現代的でソウルフルだけどドロドロにねちっこくないし、適度な爽やかさと軽さが心地良いですね。軽いのは上物だけでバスドラは適度にドシドシ響いて、ハウスの4つ打ちの快適さを見事に表現しています。前半はジャジーなトラックが中心で少しずつ盛り上げ、中盤はディープな4つ打ちや甘いハウスで都会的で洗練された展開になり、そして終盤はアフターアワーズなゆったり目の流れに落ち着きます。この流れが最高でCDと言う短い時間の制約の中で、スムースな繋ぎと適度な上げ下げを上手く作っています。お洒落と言う言葉だと軽く見られてしまうかもしれないけれど、まじでお洒落で心地良いハウスミックスです。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Yukihiro Fukutomi - Equality Remixes (File Records:FRCD-147)
Yukihiro Fukutomi-Equality Remixes
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2004年作の福富幸宏の「Equality」はハウスに収まらないジャズやラテンも取り入れた気持ちの良いダンスミュージックアルバムでしたが、昨年そのアルバムをリミックスしたアルバムが出ていました。参加アーティストは、砂原良徳、Jazztronik、Mark de clive-lowe、Breakthrough、Dimitri From Paris、Don Carlos、Blackbeard、そして福富自身。まあ僕の知っているアーティストなんて砂原とJazztronik、Dimitriくらいなもんですが、オリジナルアルバム以上にバラエティーに富んだダンスミュージックになっていると思います。砂原担当のM1はエレクトロニック色を強めながらも、ラウンジで聴けるようなモダンなハウスでやっぱり上手いなぁの一言。Dimitri担当のM6は、ボッサ風に少々古臭い感じに仕上げて軽く爽やかになれますね。Don CarlosのM7はセオリー通りのハウスなんですが、スウィートにそしてしっとりとした出来で心地良いですね。でも何と言っても福富自身のM4が最高!ビートレスでアンビエント風に作り直していますが、こりゃ朝方のアフターアワーズで聴けたら最高ですわ!体から疲れが引いていき今にも天に昇ってしまいそうな高揚感があります。福富がこんなリミックスするなんて意外だけど、是非ともこの曲調でアルバムを一枚作って欲しいですね。全体的に家でBGMとしてかけると最適なアルバムかなと思います。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 16:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Kyoto Jazz Massive - RE KJM (QUALITY!RECORDS:XACQ-25001)
Kyoto Jazz Massive-RE KJM
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レンタルする時は僕は大量に借りるので昨日紹介したKyoto Jazz Massiveの10THアニバーサリーの企画盤「FOR KJM」と共に、KJMを著名なアーティストがカバーした楽曲を集めた「RE KJM」も一緒に借りちゃっています。参加アーティストはCHARA、MONDAY満ちる、TOSHIO MATSUURA、JAZZTRONIK、BREATH(K.F.)など相変わらず豪華です。KJMのコネクションは凄いですね、地道に頑張ってきた成果なんでしょう。それぞれどのアーティストもナイ〜スなカバーをしているので、ちょこっとだけ紹介。COSMIC VILLAGE feat.CHARAは意外にもストレートなポップハウスで、CHARAの愛くるしいボーカルもマッチしています。ブロークンブーツ〜ハウスがお得意のYUKIHIRO FUKUTOMIは、爽やかかつファンクネス溢れるカバーを。TOSHIO MATSUURAはこのアルバムの中で一番ドープで妖艶、エキゾチックな空気に溢れた大胆な調理をしています。個人的に気に入ったAURORAは、真夏の夕暮れに日が沈む瞬間の哀愁に満ちています。柔らかいアコースティックギターが淡々と、そして優しく僕らを包むかの様です。なんて言う風にどのアーティストも、遠慮せずに我流でKJMの曲に力を注ぎ込み新たな魅力を引き出しています。KJMのオリジナルアルバムを持っていなくても、このカバー集は充分楽しめる様な一枚になっています。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 22:30 | comments(3) | trackbacks(0) | |
Inspiration (Tokuma Japan Communications:TKCA-72706)
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坂尻憲治、沖野良洋(Kyoto Jazz Massive)、福富幸宏、野崎良太(Jazztronik)の4人が集まって京都で開いているパーティーがInspirationと言うらしい。あんまりこの4人の音源は聴いた事が無いけれど、とにかく日本でのクラブジャズ/クロスオーバーシーンにおいてはまず名が上がる様な人達みたいだ。そんな人達が厳選して選びに選び抜いた曲をMIXして出来たのが、このパーティー名を冠したMIXCDだ。そうゆう意味ではBody & SoulのMIXCDにも似ているかもしれない。内容はと言うとやっぱりクラブジャズやブロークンビーツ、ハウスを中心に選ばれていて何かに偏る事なくバランスが良い。基本的には勢いとか展開とかを重視しているよりは、一曲一曲を聴いて楽しむ様な気がする。と言うのもどの曲も素晴らしい物ばかりだから。「Jazztronik-Phoenix(12inch Version)」は個人的には彼の「Samurai」よりも好きな曲で、テクノ指向が顕著な曲です。本人はEPで出して「DJ Rolando-Jaguar」みたいになると良いなみたいな事を言っていたけど、未だにEP化されてないぞ…。しかしキラキラとして徐々に盛り上がって行く展開は「Jaguar」に似て無くもない。良い曲だと思います。後は「Rasmus Faber-Ever After」も好きだなぁ。小鳥のさえずりみたいな可愛いボーカルと、パッカーシブなトラックが極上のハーモニーを奏でている。その他もパッカーシブなハウスや、ブロークンビーツも何でもみんなメロウな曲ばかりだ。ストレートに好きな曲を集めましたって感じだね。クラブジャズとかに馴染みの少ない僕でもすんなり聴く事が出来たのは、きっと本当に良い曲ばかり集めただからなんだろう。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 22:28 | comments(4) | trackbacks(1) | |
Jazztronik - JAZZTRONICA!! (Tokuma Japan Communications:TKCA-72828)
Jazztronik-JAZZTRONICA!!
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今クラブジャズシーンで人気があるのが、このJazztronikで特に「Samurai」は海外のアーティストも回したりしていて評判上場の様だ。そんな彼の初のMIXCDが遂に発売となったわけだが、うーんあんま思ってたよりも良くなかったかも。元々それ程期待してた訳でもないけど、更にそれ以下と言うか。大半の曲はクラブジャズと言われる物で、4つ打ちは少ない。Jeremy EllisやAndres、Louie Vegaなど自分の好みのアーティストの曲が収録されているので購入した訳だが、そう言ったアーティスト以外の曲が地味と言うか…。別に4つ打ちが少ないから悪いと言う訳でもなくて、聴き所がないな。のっぺらとした平坦なプレイで、渋いと言う表現よりは全くもって地味。更に曲のつなぎに不自然さを感じる。多分前後の曲の選択の仕方が良くないんだろう思うんだけどね。そして何よりもJazztronikファンの人がきっと突っ込むべき点は、「Samurai」が1分少々しか使われていないと言う事だろう。何のために「Samurai」をセットの中に組み込んだのか?中途半端な使われ様だ。少々退屈なMIXCDだが、きっとJazztronikはDJよりもアーティスト気質なんだろう。ま、たまにはこんなのも買ったついでに紹介しておきました。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 19:30 | comments(5) | trackbacks(0) | |
V.A. - House Things Vol.5 (Flower Records:FLRC-022)
House Things Vol.5
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NEEDSのパーティーでNEEDSの知名度が意外と低い事が分かったので、NEEDS布教活動を始めるとする。今回は第1弾。このコンピはFlower Recordsの高宮永徹がレコードでしか聴けないような旬な曲や、ハウスクラシック、未発表音源等をまとめた物である。クリーエーターの作家性に敬意を示し敢えてMIXは行っていないとの事です。と言うだけあって良い曲揃いです。3曲目のTouch Oneと言うのがNEEDSのLarsとAnthony Nicholsonとの共作で、普段のNEEDSとは多少違った雰囲気。ヴォコーダーのボイスにちょっと緩めのビートでほんわかした雰囲気です。郷愁を感じさせますね。4曲目のWalter JonesのMaurice Fulton Remixはハウスと言うのか苦言するが、奇天烈で変態な音を出しています。現在「MU」と言う日本人女性とのユニットで一躍名を挙げているらしいです。8曲目のKerri Chandler - Atmospheric BeatsはLarsも先日回していた曲のリメイクですが、これはほんと素晴らしい。ヘヴィーボトムなリズムにトランペットが高らかに鳴り響くクラシック中のクラシック!5-7曲目は浮遊感たっぷりのテックハウスで、夢見心地で気持ちの良い曲です。粒ぞろい、いや良い曲揃いなので普段EPを買わないハウスファンにとっては、自信を持ってお薦め出来る一枚です。

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| HOUSE1 | 19:26 | comments(0) | trackbacks(0) | |