Joey Negro - Distorted Dreams EP (Z Records:ZEDD12262)
Joey Negro - Distorted Dreams EP

購入してから放置しておいたらいつの間にか発売から1年経過していた本EP、ソウルやファンク、そして特にクラシカルなディスコの求道者であるJoey Negroによるものだが、これがすこぶる良いので紹介したい。2017年にリリースされたアルバムの『Produced With Love』に収録された曲を他アーティストがリミックスしたEPなのだが、Negroの音楽性が比較的熱心なディスコ信者らしいクラシカルなスタイルなのに対し、ここではCrackazatとLay-FarにFoukと現在形のハウスを提唱するアーティスト、そしてシカゴ・ハウスの巨匠であるRon Trentがリミックスを手掛けて、これぞモダン・ハウスと言わんばかりの内容でアップデートを掛けている。Trentによる"Distorting Space Time (Ron Trent Remix)"はここではレイドバックして肩の力が抜けたグルーヴとダビーな残響を活かした開放感のある生っぽいディスコ×ダブ・ハウスで、生演奏によるギターやベースの湿っぽさやオルガンやシンセのうっとり甘いメロディーに軽く陶酔させられ、大人の余裕さえ感じさせる包容力に満ちた作風だ。対して"Latican Boogie (Crackazat Remix)"は序盤からすっきりと、そして太いキックが地を固めつつ、美しいシンセのリフやピアノのコード展開をフィルターで変化させながら盛り上げていくポジティブなハウスで、若々しいエネルギーが溢れ出すピアノ・アンセム的な爆発力を伴い高揚感の中を突き抜ける。"In Search Of The Dream (Lay-Far Remix)"もフューチャー・ジャズやディスコにファンクなどの要素が混在するLay−Farらしい音楽性が発揮されたリミックスで、ざっくりとした生っぽい響きのブロークン・ビーツにエレクトロニックで豊かなシンセやベースサウンドによって色彩豊かな感覚に包み込んで、喜びや希望が溢れるブギー・ハウスは現在形のモダン・ディスコでもある。そしてJunktionとDaniel LesemanのユニットであるFoukの"Distorting Space Time (Fouk Remix)"、こちらはライブ感あるパーカッションとざっくり生っぽい荒さのあるブギーなビートを活かして、浮遊感のあるTrentのリミックスよりもどっしり重心を落としややツール性を強調したディスコ・ファンクな趣きか。参加アーティストの豪華さに惹かれながら、更に期待を越えてくる位の各アーティストの音楽性が自然と表現されたリミックスで、これはもう文句無しだろう。



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| HOUSE14 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2019/5/10 Theo Parrish Japan Tour 2019 @ Contact
半年前には盟友Marcellus PittmanとのB2Bで来日したばかりだが、それから半年も経たずに来日となるデトロイトの至宝・Theo Parrish。あれはあれで話題性という点においては十分でそれぞれのプレイを対比する意味でも興味深い一夜であったが、しかしやはり醍醐味はソロで長い時間をかけて自身の世界を作り上げていくロングセットにあるのは間違いなく、今回はそんな要望に応える一夜だ。
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| EVENT REPORT7 | 12:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2019/3/9 Funky Sensation @ Contact
Body & Soulの一人としても活躍しニューヨークのディスコ時代から活動を続けるDJ中のDJ、Francois Kevorkian。ダブをコンセプトに長らく開催してきた「Deep Space」を終了させた彼が新たに向かうのは、自身のルーツを顧みるようにディスコやファンクを軸としよりパーソナル性の強い音楽で、それこそ「Funky Sensation」だ。ディスコやファンク、ハウスやテクノから時にドラムン・ベースやロックまでその言葉通りにクロスオーヴァーな音楽性を体現するDJではあるが、ここ10年程はパーティーによってはかなりテクノ色を打ち出した時も少なくはなく、その意味ではルーツ回帰な面もあるコンセプトは逆に新鮮味を帯びている。当方にとっては2016年のContactのオープニングにKevorkianが抜擢されながらも開始早々に中止になってしまって依頼なので、リベンジの意味もある今回のパーティーに寄せる期待は大きい。
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| EVENT REPORT7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Captain Vinyl Presents Diggin' Disco (Universal Music:UICZ-1681/2)
DIGGIN DISCO presented by CAPTAIN VINYL
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2018年7月22は『サタデー・ナイト・フィーバー』が日本で公開されてから丁度40周年だったそうで、それに合わせて各レコード会社がDisco Feverキャンペーンとして色々なディスコ関連の作品を制作していた。本作もその一連の作品であり手掛けているのは「Captain Vinyl」を名乗る二人、キング・オブ・ディギンことMuroと日本におけるガラージ/ディスコの伝道者であるDJ Noriだ。Captain Vinylは渋谷はContactにて毎月最終火曜の夕方に開催されているパーティー名でもあり、熱心なディガーである彼らが7インチレコードをメインに用いて自由なジャンルで自己表現を可能とする場だ。そんなユニット名が冠された本作は前述のキャンペーンに関するものなので基本的にはディスコを軸にしているが、流石はベテラン中のベテランで聞く者を楽しませる/幸せにするような選曲が貫かれており、またディスコを知らない人がそれにのめり込んで行くのも助けるクラシカルな選曲でもあり、ディスコの魅力を実直に伝えてくれる。Noriサイドはいきなりジャズ・ファンクの傑作でありハッピーな気持ちにされてくれる"Happy Music"から始まり、レゲエ色強い土着ディスコな"Now That We've Found Love"や煌めく色彩感覚がモダンなフュージョンの"Starchild (Remix)"など名作もがっつり用いつつ、"Finally (Choice Mix)"や"The Whistle Song (Ek Mix - Fade)"など心を熱くするソウルフルなハウス・クラシックも用いるなど、ディスコから派生したハウス・ミュージックへも手を広げて歴史を紐解く。中盤の"I Wanna Rock You"から"I Feel Love"など快楽的なシンセベースを用いたディスコの大傑作2連発にはどうしたって笑みがこぼれてしまう展開もあるが、後半には" My First Mistake"や"Any Love"などストリングスやギターにベースなど生演奏を軸にゴージャスかつ人情味溢れる熱い曲調のディスコへと振れて、偏にディスコと言っても色々なスタイルを楽しませてくれる。一方でMuroサイドも初っ端から耳を惹き付ける選曲で、哀愁あるヴォコーダとポップなサウンドで煌めく雰囲気の"The Sound Of Music (European Mix)"で始まり、陽気なノリを保ってハッピーな気持ちにさせてくれる歌モノなソウルフル・ディスコの"I Need Your Lovin' (M+M Lovin' All Night Mix)"や"Circles (Joey Negro Extended Disco Mix)"を通過するが、ポップなメロディーだけではなくズンズンとした肉感的なグルーヴ感も強く打ち出して熱気溢れるディスコ・フロアを喚起させる。中盤以降にはディスコ・パーティーで聞き覚えがあるだろう汗迸る激熱ファンクな"I Just Wanna Do My Thing"からストリングスも華やかな歌モノディスコの"Let's Go All The Way (Down)"などこちらもクラシックを繋げて、ラストはドラム・パーカッションが爽快な晴々しい正にハッピーな"Happy Feet"で締め括る。どちらもベテランDJとしての横綱相撲的なディスコの王道を用いながら、しかしソウルフルな感情性が強いNoriサイドに対し弾けるグルーヴ感重視なMuroサイドとそれぞれがアピールする音楽性でも明確に差が現れており、この2枚組で十分にディスコの魅力を堪能出来る企画物としてお薦めである。

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| HOUSE13 | 12:30 | comments(0) | trackbacks(1) | |
2018/10/13 Chez Damier Japan Tour @ Contact
シカゴ・ハウスのディープ方面の伝説的レーベルであるPrescription、それを運営していたのが一人は今もなお積極的に制作/DJを行うRon Trent、そしてもう一人がChez Damierだ。前者に比べると一時期はシーンから遠ざかっていた時期もありDJとしてもそれ程活動的ではないためやや忘れ去られていた時期もあったが、近年のヨーロッパのミニマル隆盛に合わせたように再浮上し、シカゴ・ハウス発ながらもミニマルの機能性も持ち合わせたそのハウス・ミュージックは現在形で発展している。来日は非常に少なく今回は5年ぶりと貴重な機会になるが、そこに合わせて日本からはシカゴ・ハウスならば何はともあれRemi、そして様々なスタイルを持ちながらもハウス・ミュージック愛も強いCMTなど、強力な布陣を構えてのパーティーは間違い無しだ。
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| EVENT REPORT6 | 11:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2017/12/9 Nuts @ Grassroots
Unit/SaloonにてARTEMISを主宰しているNehanが2015年から東高円寺はGrassrootsにて新たに立ち上げたNuts。不定期開催ながらも毎回ゲストを迎えてもう2年も開催しているが、この度のゲストは日本から世界へと羽ばたいたGonno。ヨーロッパでは大箱でもプレイするGonnoのプレイを、愛すべきGrassrootsという小さな酒場で聞けるのは貴重な機会でもあり、またあの場所で一体どんなプレイをするのかという興味が尽きない。
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| EVENT REPORT6 | 18:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
EMMA HOUSE XX Non Stop Mixed By DJ EMMA 30th Anniversary (Universal Music:UICZ-9075)
EMMA HOUSE XX Non Stop Mixed By DJ EMMA 30th Anniversary
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1985年にDJ活動を開始してから芝浦GOLDやSpace Lab Yellow等伝説的な箱でレギュラーパーティーを開催し、また早くからクラブの臨場感を宅内でも体感させるMIXCDの制作に積極的に取り組み、現在も尚シーンの最前線でDJとしての生き様を見せるEMMAは、日本のダンス・ミュージックに於ける生き字引の一人と呼んでも過言ではないだろう。本作は2015年にDJ活動30周年を迎えた事を記念するMIXCDであり(リリースは2016年10月)、またシリーズとしても20周年目の通算20作目と、記念づくしの『EMMA HOUSE』シリーズの最新作である。彼の音楽を現す『EMMA HOUSE』にはハウスという言葉が使われているが、決してハウスだけではなくテクノやロックにアシッド・ハウスまでも網羅した分け隔てないダンス・ミュージックのプレイが前提であり、当然本作もそんな彼のクラブに於けるプレイがそのまま閉じ込められている。Disc1は彼の音楽性では最も特徴と思われるソウルフルなNYハウスの"A Deeper Love (A Deeper Feeling Mix)"で始まり、いきなり胸を熱くするソウルフルな歌によってぐっと引き込まれていく。続くピアノの華やかなコード展開に盛り上がるピアノ・ハウスの"Soul Roots (Piano House Mix)"、現在形のロウでトリッキーなハウスである"Looking 4 Trouble"から90年代のハードなハウス時代を象徴する"Jumpin"へと繋がれるなど、ある種のクラシック的な趣きでがつがつと攻める前半。そしてEMMAの中で再燃するアシッド・ハウスの勢いを爆発させた"Acid City"から"The Original Disq Clash (DJ EMMA Jesus Remix)"へと流れは正に現在と言う時代性も含んでおり、そこからイタロ・ディスコ名作の"Chase"やハードロック・バージョンの"I Feel Love"へと古き時代に戻り懐かしさを誘いつつ、ラストにはこれまたハウス・パーティーでは定番とも言える"You Are The Universe (Curtis & Moore's Universal Summer Groove)"で幸せなパーティーの空間を共有する雰囲気を作って上手く纏めている。Disc2も古き良き時代のゴスペル・ハウスやレイブ・アンセムから現在のバレアリック・ミュージックやソウルフル・ハウスまで、過去と未来を同列に混在させる選曲で実に感情的に実にドラマティックに聞かせるプレイで、これこそEMMAの魂を震わすDJなのだ。驚くべき展開は無いかもしれない、流行を意識する事もない、そんな事に頼らずともクラブでのパーティーで培われた経験を元に実直に音楽に向き合った結果、真っ直ぐにプレイする事が感情が最もダイレクトに伝わる事を証明しているかのようだ。

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| HOUSE12 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2016/5/15 Deck The House @ Oath
2015年にZaki、hbk、DJ FGRによって月曜夕方のパーティーとして始動したDeck The Houseは、現在は隔月で日曜夕方のサンデーアフタヌーン・パーティーとして定着している。テクノからハウスにニューディスコなど3人の好みが直に反映された内容と、また彼等の仲間が振る舞うフリーフードもあったりと、憂鬱な日曜の夕方を楽しんでもらうための姿勢が伝わってくるパーティーだ。また毎回既に実力が保証されたゲストも呼んでいるが、今回はデトロイト・ハウスやディスコなどの黒い音楽性で熱狂的なプレイをするYou Forgotが招かれている事もあり、初のDeck The Houseへと赴く事にした。
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| EVENT REPORT6 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2016/5/2 月光 @ Grassroots
高円寺はGrassrootsのかつての名物パーティーと言えば、平日は月曜日の真夜中にDJ Hikaruによって開催されていたその名も月光。今では日本全国の大小のパーティー/フェスに出演するDJ Hikaruの主戦場であった場所であり、つまりは彼にとってのホームとも言える場所で個性を最も発揮出来たパーティーなのだろう。近年は沖縄へと移住した事もあり開催は不定期になっているものの、このGWに挟まれた変則的な日程に開催されるおかげで久しぶりに遊びに行ける事になった。DJ Hikaruの他にはBlack SmokerのKiller-Bongやmsqt、そしてGrassrootsの主であるQ a.k.a. INSIDEMANが出演と、Grassrootsに馴染み深いDJが集結した事でパーティーの体制は万全だ。
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| EVENT REPORT6 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2016/1/16 Guidance ~導き導かれる人生~ 11th Anniversary Party @ Unice
「導き導かれる人生」という言葉通りに繋がりや共有をコンセプトに、様々なクラブを渡り歩きながら国内外の有名無名に限らず実力のあるアーティストを招き、そして音楽だけでなくデコレーションやフードにVJなどを盛り込んでパーティーを作り上げてきたGuidance。浮き沈みの激しいダンス・ミュージックという業界の中で、10年以上もパーティーを継続してきた事は称賛するしかないわけだが、今回の11周年では初のUnice開催となり今までにもGuidanceと絡んできたカナディアンDJのEddie Cが出演する。そして大阪からはOoshima ShigeruやAltzも参戦、勿論VJやフードもありとGuidanceらしさはいつもと変わらない。
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| EVENT REPORT6 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2015/11/6 EUREKA! @ Air
Midori Aoyama率いる"Eureka!"は確かな審美眼を元に海外から新しく生まれる流れを掴み、ベテランだけではなく積極的に新世代のDJ/アーティストも招致し、良質なハウス・ミュージックを聞かせるパーティーの一つだろう。特にスウェーデン・ハウスの中でも今最も熱いLocal Talkとの絡みは今までの活動からも分かるだろうが、今回はそんなLocal Talkの主宰者であるMad Mats、そして同レーベルからもリリース歴がありサンプリング・ハウスでめきめきと頭角を現しているS3Aを招き寄せた。
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| EVENT REPORT6 | 19:00 | comments(3) | trackbacks(0) | |
2014/10/12 Red Bull Music Academy presents Dohyo-Iri @ Air
クラブ・ミュージックに限らず若き才能を発掘し育てる事を役目とするRed Bull Music Academy。2014年も日本は東京に於いてほぼ一ヶ月の間、それに関連するパーティーが怒涛の勢いで開催される予定だが、そのオープニングとなるのがこのDohyo-Iri。ここでのメインとなるのは来日がほぼ3年ぶりとなるニュージャージー出身のKerri Chandlerだ。ハウス・ミュージックというジャンルに於いては勿論の事、テクノ方面からも支持されるエレクトロニックで硬質なトラックに心温まるエモーショナルなメロディーや歌を絡ませたその手腕は、これぞデジタル・ソウルと呼ぶに相応しい。また古典的な音楽性に留まる事なく最新テクノロジーをも駆使した楽曲性やDJプレイには、オープンマインドな精神性を伺えるなど、ハウス・ミュージックの過去と未来を紡ぐアーティストなのである。
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| EVENT REPORT5 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2014/6/28 Resident Advisor @ ageHa
クラブ・ミュージック好きな人であればご存知であろう、エレクトロニック・ミュージックに焦点をおいたWEBマガジン「Resident Advisor」。2001年にオーストラリアで設立され電子音楽に関する情報を展開すると共に、RAが選ぶRA Pollは鋭い選球眼で時流の音楽だけでなく普遍的に価値のある音楽まで選ばれ、読者からは一つの指標として高い人気を得ている。2011年にはめでたく日本語サイトも設立されたおかげで日本でも定期的に読んでいる人は多いだろうが、そのRAが遂にageHaで初のフェスティバルを開催したのだが、RAらしく出演するアーティストにもこだわりが感じられ、DJ HarveyやEddie Cといった人気アーティストから、今注目を集めるTiger & Woods、玄人受けするであろうLevon VincentやGerd JansonにJoey Anderson、そして日本からは井上薫によるプロジェクト・Chari Chariの復活ライブ、瀧見憲司やDJ Sodeyamaなど誰を聞くか考えるだけでも悩んでしまう充実した出演陣となった。
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| EVENT REPORT5 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Frankie Knuckles Presents Tales From Beyond The Tone Arm (Nocturnal Groove:NCTGDA007)
Frankie Knuckles Presents Tales From Beyond The Tone Arm
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昨年末のクリスマスの時期にリキッドルームに降臨した黒いサンタクロース、その人こそシカゴからのHouse of GodfatherであるFrankie Knuckles。シカゴ発ながらも今ではNYハウスの典型的なアーティスト、つまりは模範とされるべきハウスのフォーマットを形成した重要な人物でもあり、NYハウス苦境の時代に於いても色褪せない後光を発し続けているアーティストだ。本作はそんなナックルズの魅力を嫌という程味わい尽くせるMIXCDだ。何故ならMIXCDでありながら8割以上はEric Kupper & Frankie KnucklesによるDirector's Cut名義の作品やリミックスで構成されており、つまりは音そのものがナックルズによって作られたものであるからだ。内容はもう目玉が飛び出る程に凄くて永遠不滅の自身のクラシックである"The Whistle Song"のリメイクに加え、ディスコ・クラシックである"You Make Me Feel"やLil' Louisの新作"Fable"に"Back Together"などの名曲群のリミックス、そして彼等が近年制作した新曲まで出し惜しみする事なく収録している。熱くシャウトするボーカルにゴージャスなストリングスや優雅なピアノ使い、そしてどこまでも終わらない定番の4つ打ちビートと温度感は常に高く、余りの甘さとソウルネスにコテコテ感があるのは否めない。しかしNYでのハウスが光明を見出だせない現在に於いても、彼等はアンダーグラウンド化の流れに飲み込まれる事なく、彼等が信じるハウスを堂々と信念を持って体現している事に感動すら覚えるのだ。確かにここに収録されているハウスが今のトレンドとは言えない事は分かっているが、それでも尚揺ぎないハウスの愛を、温かさを、メッセージ性を伴っているのは、ナックルズがハウスの基本を守り続けているからなのだろう。これはHouse of Godfatherの愛に満ちたハウス名作集である。

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| HOUSE8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Hacienda 30 (Newstate Entertainment:newcd9121)
Hacienda 30
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1982年5月21日、ロンドンなどの先進都市に比べれば到底モダンとは言えない工業都市であるマンチェスターにて、後々語り草となるクラブ"Hacienda"はオープンした。途方もない資金を投資し野暮ったい街には似つかわしくないハイセンスなクラブを造り、エクスタシーが流行ったせいで酒が売れずに常に赤字経営にもかかわらず、クローズするまで妄信的にもHaciendaを走らせ続けた共同運営者の中にはNew OrderのPeter Hookもいた。決して経営的には成功とは言えないこのクラブが、しかし名声を獲得したのはジャンルを超越したオープンマインドな音楽性だった。当方も含め勿論リアルタイムでそれを体験している人はそれ程多くはないだろうが、それでもこのHacienda創立30周年記念のCDを聴けば幾らかは、いや十分に時代の空気を感じ取れる筈だ。本作でミックスを手掛けたのは前述のPeterに、HaciendaのレジデントDJでもあったGraeme ParkとMike Pickeringだ。Graemeは徹底的にハウスに拘りを見せ、ソウルフルで胸が熱くなるトラックから覚醒感のあるアシッディーなトラックを緩いBMPながらも跳ねたグルーヴで繋ぎ、Mikeは毒気付いたブリープ・ハウスから始まり粗悪なシカゴ・ハウスやレイヴィーなテクノまでクラブの混沌とした空間を描き出している。Peterはお世辞にも上手いDJとは言えないが(笑)、お得意のロッキンな曲もふんだんに使用しマッドチェスターな時代を再現している。ここにパッケージされたその多くの曲が、今となってはクラシックと呼ばれる時代を越えて愛される曲であり、Haciendaを狂乱の渦に包み込んでいた曲であったのだろう。決して新鮮味があるでもないし余りにも時代を象徴し過ぎている音はダサくもあるのだが、このごった煮な狂騒が一夜をどんなに素晴らしいものとしていたかは、きっと伝わってくるだろう。

Check "Graeme Park", "Mike Pickering" & "Peter Hook"

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| HOUSE8 | 09:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
DJ Yogurt - Good Songs In The House, Again (Upset Recordings:UPSETMIXCD008)
DJ Yogurt-Good Songs In The House, Again

ケフィア。いいえ、ヨーグルトです。

DJ Yogurtが熱いです。彼の作る曲も好きなんですが、リリースするMIXCDのどれもが非常に素晴らしいです。R & Bやソウルなどのメロウな物から、トロトロのチルアウト〜ダウンテンポ、またはロックなんかも回したり色々なジャンルのMIXCDをリリースしているのですが、本作は歌物ハウス中心のグルーヴィーな4つ打ち集。自分は4つ打ちと言うだけでパブロフの犬の如く身体が反応してしまうのですが、ズンズンと来る4つ打ちにこれでもかとキャッチーな曲が紡がれていてこりゃまじで盛り上がりまくりっす。そう、これは真夜中のピークタイムハウスで、踊らにゃ損々と言わんばかりの展開で身も心もロックするのだ。アッパーで攻めまくりだけど下世話な方向に向かうよりは、ファンキーに痺れさせたりラブリーにしっとりとムード出したり大人の上品さも感じさせるね。う〜ん、きっとこれは愛なんだ、愛!愛に溢れたこの音楽が、人と人との潤滑油になるに違いない。クラブでこんなのかかったら、男女の距離だってそりゃ縮まるさ。カップルで聴いてもメイクラブの潤滑油になるよ、超絶お勧め。

2009年1月17日にはHeavy Sick ZeroでヨーグルトのMakin' Love Mix Set!!!!が再度降臨予定。Lover's Nightよ、もう一度。

DJ YogurtのMIXCDは彼のHPでも購入出来るので、気になる方は是非。
http://www.djyogurt.com/

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| HOUSE4 | 07:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Gilles Peterson - In The House (ITH Records:ITH23CD)
Gilles Peterson-In The House
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Defectedの名物であるハウスミックスシリーズ"In The House"の最新作は、なんとクラブジャズ第一人者であるGilles Petersonが担当。偉業とも言えるDJの選択ですが、どうやら本人はかなり本気でいるらしく久しぶりに最高の作品が出来たと自画自賛しております。確かにボリュームは3枚組ととんでもない量になっておりますが、さて内容はと言うと。

まずDISC1は完全にハウスをコンセプトにしており、伝統的なNYハウスから始まり、パーカッシブなハウス、テッキーなハウスと緩やかに盛り上がりを見せる好内容。爽やかに甘くライトな印象ながらも、滑らかな音触りが耳に心地良いですね。わざと難解にする事もせずハウスファンの多くが知っているであろうアーティストの曲も多く使われていて、ストレートにハウスの良さが分かる一枚ですね。

そしてDISC2はGillesのルーツが詰まっていると言う、ファンクやディスコを中心にミックスしております。と言っても自分はこの手の音楽は全く聴かないのでコメントが難しい。イメージとしては昔のディスコで流れる様な音楽でしょうか。生演奏中心でハウス史以前のハウスに近い物、ファンキーでブラック色が強くノリノリな感じですね。

最後のDISC3はこの企画の為に多くのアーティストが新曲を提供し、それを収録したミックスされていないコンピレーションです。ジャジーなハウスもシカゴハウスもラテンハウスも含め色々ありますが、そのどれもが新曲と言うのは凄いですね。クラブミュージックシーンでのGillesの信頼度、尊敬度の表れでしょうか。想像していたよりも格好良い曲が詰まっていて、曲を提供したアーティスト側も本気だと言う事です。

3枚組と言うなかなか聴くのは大変なボリュームですが、これは一聴の価値有りの名盤だと思います。また"In The House"シリーズにおいても、上位にランクインする素晴らしい出来ですね。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(2) | |
Patrick Forge - Excursions 02 (Obsessive:EVSCD05)
Patrick Forge-Excursions 02
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今日はたまにはクラブジャズ系の渋い音楽でもどうでしょうか。本作は情緒豊かなブラジリアンハウスを聴かせるユニット・Da Lataの片割れ、Patrick Forgeがクラブジャズやハウスを適度なバランスで織り交ぜたミックスCDです。クラブジャズ系と言っても単にお洒落なイメージを固めてしまうのではなく、ここではジャズの躍動感溢れるリズムや生音を強調した臨場感を楽しんで欲しいと思います。前半は変則的で複雑なリズムで小刻みに体を震わせるグルーヴがありまして、控えめな心地良い空間を楽しんで頂けるでしょう。まるでどこかのカフェで心地良く流れるBGMの様な雰囲気。そのまま中盤もぐぐっとエネルギーを溜めるかの如く聴かせるプレイを続けるのですが、終盤にて遂に抑えを開放しBlazeのハウストラックを投入します。一緒に口ずさめるキャッチーなボーカル入りで俄然盛り上がり、そのままHipnoticの名曲"Naima"から"Serena "X" (Inner Zone Mix)"←(Carl Craigのリミックスです)も繋いでクラブでのピークを表現したかの様な流れですね。お洒落なんだけど嫌味でもなく、耳で聴いてリラックス出来て体で体感して踊れる、なかなか上手い所を押さえた一枚でしょう。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 23:00 | comments(3) | trackbacks(1) | |
DJ Alex From Tokyo - Shibuya Flavas (Flavour Of Sound:FVCK-80118)
DJ Alex From Tokyo-Shibuya Flavas
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今じゃFrom NYになってしまったかつてのDJ Alex From TokyoのMIXCD。昔はDJオンリーでコンピレーションやMIXCDなんかは数枚出したりし色々なハウスイベントに出演するなど、フランス人でありながら日本に於いてディープな音楽を紹介してきたお馴染みの人です。今の一般的なクラブ業界と言うのは、ヒット曲を創る→DJとして人気が出ると言う流れがあるのですが、この人はそれに反して曲は創っていなかったのにDJとして評価が高かったみたいです。でもその理由もこのMIXCDを聴けば理解出来ると思います。一言で言うならばセンスが良い!このMIXCDはハウスが中心ながらも、ラテン、テクノ、フューチャージャズなどを絶妙に混ぜて、クラブの中での勢いとそしてホームでのまったり感を見事に演出しているのです。色々なジャンルを回す人は別に珍しくもないのですが、ジャンルは異なれどどれも深みのある曲ばかりを繋げて、垣根を越えた一つのクラブミュージックとしてまとめてしまう事に彼のセンスを感じます。前半の爽やかなラテンやジャズ系で軽くウォーミングアップし、中盤のGroove La' ChordからNaimaではテクノとハウスの垣根を越えてヒートアップし、後半ではソウルフルなハウスで魂を震わす幅の広いプレイ。ハウスオンリー?テクノオンリー?そんな聴き方が非常にもったいない事に気付かせてくれるAlexさん。本作はともすれば小洒落たカフェミュージックにも使われそう位アーバンな出来ですが、そんな安っぽい所からは対極の位置に属す熱いソウルがこもっています。

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| HOUSE3 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Nothin' But House Feat. NRK (KSR House:KCCD-210)
Nothin But House Feat. NRK
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世界中にクラブミュージックは広がりメジャーからアンダーグラウンドまで様々なレーベルが揃った今こそ、一つ一つのレーベルを掘り下げていく。そんな聴き方もあると思うのですが、そんなコンセプトを持ったシリーズがこの「Nothin' But House」。最高品質を持ったある一つのハウスレーベルの音源だけを使用したMIXCDシリーズでして、その中でも個人的には好きなのはNRKをフューチャーした物です。NRKからはNick Holder、Ian Pooley、Kerri Chandler、Miguel Migs、Jamie Andersonら大物アーティストが作品をリリースしていて、ハウスを中心にテックハウスやディープハウスなどの作風で評価が高いです。有名なアーティストばかりだから作品が良いのは当たり前と言う意見もあるでしょうが、メジャーにも通じる普遍性とアンダーグラウンドに基づいた信念を持った音を両立させている所は褒め称えるべきでしょう。またNite:Life(作品群を見る)と言う名作MIXCDシリーズでも著名なDJを惜しみなく引っ張り出し、名作をこれでもかとリリースしているのは皆様ご存じですね。

前置きが長くなりましたがこのMIXCDを聴いて思ったのは、やっぱりNRKには素晴らしいハウス作品が一杯あるんだなーと。Nick Holderの永遠のサマーアンセム「Summer Daze」は泣けてしまうし、Miguel Migsの「Latop Excurtion」は大人の甘さに酔ってしまうし、お洒落なムード一杯のジャズハウスだとか、懐かしさを感じるディスコティックなハウスだとか、どのハウスを聴いても大人の渋さと甘さに満ちた美学っつうもんがあるんですよ。かといってスノッブな嫌らしい所がある訳でもなくて、非常に親近感のあるハウスと言うのかな。ドライブしながり聴いたり、女の子と聴いたりとか邪魔にならない音楽。ライナーノーツには曲毎の解説も付いていて、安心して買える一枚ですよ。MIXはDJ KeNsEiとも交流のある、DJ HIRAGURIが担当です。

Check "DJ HIRAGURI"

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| HOUSE3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Danny Rampling - Break For Love (ITH Records:RAMP01CD)
Danny Rampling-Break For Love
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昨日に続きハウスMIXCDを紹介します。今日の担当はDanny Ramplingで3枚組の大作、聞くだけでしんどい…。Danny Rampling、ハイ、全然知りませんので調べた所、80年代後半にイビザに訪れた時にシカゴハウスに触れあい、そしてイビザの享楽的な空気をUKに持ち込んだハウスDJとの事。UKで「Shoom」と言うクラブイベントを立ち上げ、セカンドサマーオブラブを誘発させた重要人物らしいです。ところが去年を以てDJ業から身を引く事となり、最後の作品がこのMIXCDとの事。では一枚ずつ紹介していきましょうか。

DISC1は「Sounds Of Shoom」と言うタイトル通り、彼が「Shoom」で回していた曲中心だそうです。80年代のハウスクラシック、アシッドハウスを連発。昔からハウス聞いている人はきっと懐かしく感じるだろうし、最近のハウスを中心に聞いている人にはこのチープな音が逆に新鮮かも。DISC1からして哀愁が既に漂っているよ。

DISC2のタイトルは「Love Grooves」。こっちはかなりノリノリでソウルフル。最初から「Love Is The Message」→「Philly Groove」で横乗りグルーヴで踊らせてくれます。アッパーで派手だけれども、黒くて太いビートで一番楽しんで聞けると思います。ハウスの4つ打ちの快感がぎっしり詰まってますよ。最後は「The Whistle Song」で穏やかにクローズしていきます。

DISC3こそイビザの快楽を表現した「Balearic Soul」。いきなり名曲「Smokebelch」、シンセがキュインキュイン鳴ってて可愛らしい。でもその後は7〜80年代のディスコ物が中心で、自分のイメージしているイビザとはちょっと違ったかな。ここまで古臭いのはあんま好みではない。全体的にビートも弱めで、踊り疲れた後に聞く感じでしょうか。2005年作の「Snappiness (Devolution Mix) 」と言う曲が、涙々のバレアリックな感じでしたがこれ良いな。レコード出てないみたいだけど、欲しい…。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Jazzy Jeff - In The House (ITH Records:ITH11CD)
Jazzy Jeff-In The House
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ハウスシーンにおいて「In The House」「Soul Heaven」などの人気ハウスMIXCDシリーズを送り出しているDefected。とにかく派手でクラブヒットはするだろうけどちょっとミーハー過ぎるんじゃないと思う曲をリリースしたかと思えば、時には生真面目にアンダーグラウンドな曲をリリースしたり、バランスが取れているんだか否かとにかく売れっ子レーベルなのは間違いなし。そんなレーベルの「In The House」シリーズには、Danny Krivit、Joey Negro、Bob Sinclar、Masters At Work、Miguel Migsなど売れっ子ハウサーが今まで参加しています。その中で異色なのがございまして、なんとヒップホップ畑のJazzy Jeffが参加しているのです。僕は彼に関して詳しくは分からないのですが、ヒップホップでは凄い有名な人らしくかつては(今では俳優として有名な)Will Smithとクラシックを生み出していたそうです。とまあそんな豆知識は知っていようとそうでなかろうと、このシリーズを聞くのには関係ないですね。

DISC1は比較的近年のハウスが中心で、「Samuri」や「Strings Of Life」などのヒット曲も混ぜつつ、ソウルフルで黒いビートをたんまりと聞かせてくれます。ヒップホップあがりのせいかどうかは分かりませんが、4つ打ちだけれどもスムースと言うよりはザクザクとしたビート感でリズミカルですね。NY系王道ハウスで気分も高揚する事間違いなし。

DISC2は前半がほぼダンスクラシックの連発なのでしょうか。年代の古いディスコ物で占められていてレイドバックしつつ、後半はしっかり華麗なスィートハウスで爽やかな風を吹かせます。朝のまったりアフターアワーズな空間を感じられて、DISC1のピークタイムプレイとは対照的ですね。上手い具合にテンションを下げてしっかり閉めに持って行ってます。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Southport Weekender Vol.4 Mixed By Tony Humphries & DJ Spen (SuSU:SUALBCD14)
Southport Weekender Vol.4 Mixed By Tony Humphries & DJ Spen
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数年前は考えもしなかった量のMIXCDが、現在は大量にリリースされています。その中で注目を集めるにはやはりネームバリューや実力が必要な訳ですが、この「Southport Weekender」シリーズも十二分にブランド力がある中の一つだと思います。今までには以下のアーティストがミックスを手掛けております。

「Southport Weekender」Mixed By Joey Negro、Miguel Migs、Giles Peterson
「Southport Weekender Vol.2」Mixed By Blaze、Joe Claussell
「Southport Weekender Vol.3」Mixed By Dimitri From Paris、Jazzie B、Quentin Harris

そして最新「Southport Weekender Vol.4」はTony Humphries、DJ Spenが担当しています。半ば定番化しつつあるこのシリーズですが、きっとハウス好きには今回のチョイスもきっとグッと来るものなのでしょう。Tonyサイドは軽やかでスムース、直球ハウスなプレイ。爽やかな甘さと陽気なフレイバーに溢れ、どっちかと言うと部屋で落ち着いて聴きたいミックスですね。そして対照的にDJ Spenは起伏に富んだアップリフティングなプレイを見せつけています。こちらも甘さはありつつも、硬めの4つ打ち、ソウルフル系、ディープ系など程よく取り入れ、最後まで盛り上げて行くタイプかと。どちらかと言うとDJ Spenサイドの方が僕は気に入りました。とか言いつつも、このシリーズ自体には多少飽食気味なのも事実。質が低い訳でもないんだけど、やっぱりミックスシリーズが際限なくリリースされる時代、もうちょっとインパクトがあれば良いのにね。可もなく不可もなくと言った感じか。

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| HOUSE2 | 22:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Southport Weekender Vol.3 (SuSU:SUALBCD11)
Southport Weekender Vol.3
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Joey Negro、Miguel Migs、Giles Petersonが担当した「Southport Weekender」、Blaze、Joe Claussellが担当した「Southport Weekender Vol.2」、そして三作目は何とDimitri From Paris、Jazzie B、Quentin Harrisの異色の組み合わせ。つうか3枚もあって一通り聴くだけでもお腹イパーイです。喜ばしいシリーズではあるが、ほんとファン泣かせなシリーズでもありますね。Dimitriは予想通りなディスコ系でとにかく弾けています。Quentinはムーディーな典型的NYハウス。個人的に一番気に入ったのが、Jazzie Bのソウル・ファンク系のMIX。基本的にはハウス系のMIXCDなのである程度スムースな選曲ではあるけれど、腰に来るリズムと艶めかしいファンキーさがツボです。ダウンテンポ〜アッパーまで自在に展開を広げて、終わりまで休む暇もなく楽しめますね。他の二人はセオリー通りのハウスとは別に、こうやって異色なMIXがあると逆に新鮮さが際立ちます。また三者三様の味があるので、自分の好みの一枚って言うのが必ずあるのではないでしょうか。全て聴く時は気合いを入れて聴きましょう。

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| HOUSE1 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(2) | |
Upcoming Event
ageHa 2ND ANNIVERSARY feat. LAURENT GARNIER
2004/12/18 (Sat) @ ageHa, Tokyo _ 23:00 〜
Door : Y4,000
Arena DJs : Laurent Garnier. DJ Maar
Music : Techno, House

PARADISE BALL VOL.9 feat. FRANKIE KNUCKLES
2004/12/25 (Sat) @ ageHa, Tokyo _ 23:00 〜
Door : Y4,000
Arena DJs : Frankie Knuckles, Wara
Music : House

DOUBLE TROUBLE 09 feat.TIMMY REGISFORD and JOEY NEGRO
2004/12/29 (Wed) @ ageHa, Tokyo _ 23:00 〜
Door : Y5,000 _ Adv : Y4,500
Arena DJs : Timmy Regisford, Joey Negro
Music : House

ageHa COUNT DOWN 2005
2004/12/31 (Fri) @ ageHa, Tokyo _ 21:00 〜
Door : Y5,000 _ Adv : Y4,500
Arena DJs : Special Guest DJs
Music : House

Freedom Village 2004
2004/12/31 (Fri) @ パシフィコ横浜展示ホールA/B _ 20:00 〜
Door : Y10000 _ Adv : Y8500 _ Pre Sale : Y7500
DJs : Transit Kings DJ Set -alex paterson&jimmy cauty-
Theo Parrish, Sebastian Leger, X-Press 2, Basement Jaxx
Audio Active, 勝井 祐二(ROVO), Kaoru Inoue, etc

ローランガルニエもフランキーナックルズもYellowでもプレイするけど、
ageHaの方が確実に踊れるだろうな。雰囲気を取るか、快適さを取るか。
ageHaの年末のハウスは誰なんだろう?ダニーテナグリアがこの値段では
ないだろうし。ルイベガはもう来たしな。予想がつかん。
フリーダムヴィレッジはアレックス&ジミーとセオが見たいな。
メタモの客をセオは踊らせる事が出来るのだろうか?
そしてアレックス&ジミーは吉と出るか、凶と出るか。
こいつはAll or Nothing、素晴らしいか最悪かのどっちかでしょう。
メタモ側はベースメントジャックスをメインに考えている様だけど、
勘弁してほしーわ。セオとアレックス&ジミーで4時間はやって欲しい。
| UPCOMING EVENT | 21:37 | comments(2) | trackbacks(0) | |