John Tejada - Dead Start Program (Kompakt:KOMPAKT CD 141)
John Tejada - Dead Start Program
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LAを拠点にするDJでありドラマーでもあるJohn Tejadaは、USテクノのベテラン勢が制作面で停滞している中でコンスタンスに作品をリリースし、またアシッド・テクノ狂のTin ManやボーカリストのReggie Wattsらとコラボーレーションする事で音楽性の幅を広げたりと、長きに渡り積極的に音楽制作を行う点だけでも十分に評価すべき存在だ。ここ数年はケルンは老舗レーベルのKompaktと関係を築き上げそこからのリリースが続いているが、この2018年の最新作は同レーベルから4枚目のアルバムとなる。Kompaktからのリリースとなって以降はTejadaの多彩な表現力はそのままにポップさやメランコリーといった性質が強く打ち出されていたが、このアルバムではややダンス・フロア寄りのミニマル性も伴う曲調へと戻っており、爆発力や強烈な個性を発するわけではないが多彩性がありながらもベテランらしく手堅く纏めた音楽性はより洗練を極めている。冒頭の"Autoseek"は不整脈のような歪なリズムを刻みややダブ・ステップらしく感じるところもあり、そしてプログレッシヴ・ハウス調な恍惚感あるメロディーにうっとりと陶酔させられる。メロディやコードの妖艶さは"Detector"でも際立っていて、そこに滑らかな4つ打ちのリズムが入ってくれば、機能的かつモダンなテック・ハウスとなる。しかし単純な直球テクノ/ハウスだけにならないのが彼の幅広い音楽活動によるもので、"Sleep Spindle"ではライブ感ある生っぽいブレイク・ビーツを披露したり、"Loss"における金属がひしゃげるような鈍いパーカッションが印象的なダブ・ステップ風など、ここら辺のリズムの豊富さは本人がドラムプレイヤーである事も影響しているのだろう。勿論そんな奇抜な曲だけではなく例えば"The Looping Generation"のようにすっきりと贅肉を削ぎ落としつつ、ミニマルのグルーヴを重視してヒプノティックな旋律のループや中毒的なアシッド・ベースによる恍惚感を打ち出して機能性に溢れたテック・ハウスにおいては、音圧や勢いに頼らずに洗練されたグルーヴを生むTejadaのセンスが現れている。他にもデトロイト・エレクトロのコズミック感にも似た感覚がある鈍いエレクトロの"Telemetry"や、小気味良いブレイク・ビーツにシンセパッドも用いた叙情感溢れるAIテクノ風な"Quipu"など、曲調は様々だがアルバムという枠組みの中でフロアに即したダンス・トラックとして纏まっている。海外ではさておき日本では不遇な程に決して知名度が高くはないのだが、非常に多くの作品を送り出しながらも聞き込める高い水準で毎回アルバムを作っており(だからこそKompkatからリリースされているのだが)、本作も粒揃いという表現が相応しい内容だ。



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| TECHNO14 | 11:59 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Carl Craig | Sonja Moonear - Cocoon In The Mix (Cocoon Recordings:CORMIX053)
Carl Craig Sonja Moonear - Cocoon In The Mix
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真夏の夜の饗宴を繰り広げるイビサはAmnesiaで開催されるCocoonのパーティーは毎年の恒例行事となっているが、そのパーティーの公式MIXとなっている『Cocoon In The Mix』の最新作(と言ってもリリースは昨夏ですが)は、デトロイト・テクノの至宝であるCarl Craigとスイスの女性DJでありミニマル系で評価を得ているSonja Moonearが手掛けている。このシリーズのコンセプトは二人のDJのミックスを収録するだけなので、音楽的な繋がりから言えば共通項は見えてこないので、それぞれ全く別のプレイとして本作は楽しむべきなのだろう。それでも本作を聞けば例えば当方のようにAmnesiaのパーティーを体験した事のない人にとっても、その雰囲気だけでも何となく掴める事は可能なのかもしれない。それは特にC2のプレイの方が顕著と感じ、序盤から"What Is House Muzik (Ricardo Villalobos What Is Remix)"や"7 Directions (Dennis Ferrer Drum Mix)"などミニマルかつドラッギーな大ネタを繰り出して、大箱らしい派手な盛り上がりを作っていく。制作するトラックに比べるとプレイの方は余りデトロイトらしさは感じさせないのがC2の特徴だが、それでも疾走しうねるビート感や覚醒的な上モノを用いたヨーロッパ寄りのテクノやテック・ハウスなどは一般的には馴染みやすい音ではあり、またFloorplanやOxiaなどクラシックも当然の如く用いて真夜中の興奮を演出し、終盤ではデトロイト系の"Episode"や"Speechless (C2 Remix)"を投下して感動のエンディングへとスムースに盛り上がっていく。ミックス自体に何か特別な個性を感じるような内容ではないものの、Amnesiaの興奮に包まれた景色が浮かんでくるような、これぞ大箱らしいプレイだろう。対してMoonearの方がDJとしての力量を感じさせるプレイが体験出来る内容で、色っぽい呟きによりハウスを宣言するような"New Age House"に始まり"Music, Music (The I Humped Mix)"によって滑らかに加速し、常にグルーヴをキープする。大袈裟に展開を作る事はせずに淡々とした抑制されたビートを刻み、Cocoonらしいドラッギーなテック・ハウスも織り交ぜながら中盤でのエモーショナルな"Creepin"や"Translated Translations Translated"等のハウスでドラマティックな流れも生み、ミニマルな展開の中にも淡い叙情性を盛り込む。中盤以降は更に深い空間を感じさせるディープ・テックな闇に進んで、ラストに向かって80年代シンセ・ポップらしさを含む"M9"からアンビエントな音響処理の強いダビーな"98%"で微睡みつつ、最後にはVillalobosによるその名も"Amnesia"でじわじわと感覚が鈍っていくようなドープ・ミニマルで深みに嵌まりながらいつしかパーティーは終わりを迎える。半ば強引なまでに盛り上げるC2、対してフロアの感覚を掴むように嵌めていくMoonear、DJとしては当然後者に軍配が上がるだろう。



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| TECHNO12 | 16:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Joris Voorn - Fabric 83 (Fabric Records:fabric165)
Joris Voorn - Fabric 83
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かつてRichiw Hawtinが成し遂げたPCによって各曲を最小のパーツにまで分解し、それらを再度組み立て上げて同時に複数のパーツを層のようにミックスする事で、新たなる曲として創造する手法は今では決して珍しいものではない。またその手法が時としてライブ感を失い、見せびらかすように芸術的な面だけを強調してしまう恐れは多々あり、例えばオランダのテクノ貴公子ことJoris Voornについては典型的にその例に挙げられよう。活動の初期は複雑なミックスをする事なくテクノ・クラシックも多用しながら若いエナジーが溢れがつがつとフロアを盛り上げていたプレイも、近年リリースしたMIXCDでは多数の曲を糸を細かく編み込むような芸術的なミックスを披露する事に専念し、何かクラブの衝動は欠けていたように思われる。そんな折、新たに発表されたFabricシリーズからのMIXCDには、何と20トラックの中に65曲を詰め込むという以前からの手法を踏襲した内容だ。そこにまたもクラブの熱狂は存在しているのか不安になったが、そんな心配はどうやら杞憂だったようだ。本人が「Abletonがターンテーブルなどでは成し得ない、エディットとミックスとリミックスを可能にした」と述べているように、正にPCでしかありえない重層的なミックスをしながら各曲の繋ぎ目さえも消え去ったシームレスなプレイを披露しているが、それはまた目的ではなく手段として活かしながら、ミックスによって新たなる曲を創造しながらフロアのディープな感覚も確実に残す事に成功している。Jorisらしい美しいメロディーや感傷的なムードに甘い陶酔感はたっぷりと発揮されているが、侵食され何時の間にか抜け出せないミニマルな機能美やドラッギーなトランス感は間違いなく真夜中のフロアで体験出来るそれであり、それらが自然と一体化してドラマティックな世界観を構築している。また単にテクノやミニマルだけでなく、プログレッシヴ・ハウスやスピリチュアルな歌モノやエレクトロニカなど、多様なジャンルの音から要素を抽出しながらそれを違和感なく溶け込ませる手法は、ここをピークに迎えているようだ。勿論本作のような余りにも緻密な構成は生のプレイでは再現する事は不可能だろうが、しかしリリースされる作品としては本作は究極的な表現でもあり、それがフロアの空気も伴っているのだから素晴らしい。



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| TECHNO12 | 20:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
John Tejada - Signs Under Test (Kompakt:KOMPAKT CD 119)
John Tejada - Signs Under Test
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ある時はデトロイト・テクノやミニマルなテック・ハウスを、ある時はポストロックやエレクトロニカをと時代によって様々な音楽に取り組んできたJohn Tejadaは、ここ数年はドイツはKompaktと蜜月の関係を作り上げて、レーベル性を意識したようにミニマル性とポップ性を両立させたテック・ハウスを披露してきた。そしてKompaktから続けて3作目となる本作は、やはり繊細で綺麗なシンセを用いながらポップな要素やエモーショナルな流れを重視しながら、TejadaのIDMやエレクトロニカの側面も盛り込んだある意味ではアーティストの様々な音楽性が開花したアルバムになった。冒頭を飾る"Two 0 One"からして浮遊感のある優美なシンセがふわふわと広がりながら、柔らかいキックが快適な4つ打ちを刻み、この時点でKompaktらしいポップな世界観にDJツール性が溶け込んでいる。続く"Y 0 Why"では横揺れする起伏の多いリズムに繊細なシンセのメロディーが絡み合い万華鏡のようなカラフルな景色を描き、"Beacht"では色彩豊かなサイケデリックなシンセが広がるも重いベースラインが機能性を高め、フロアで映えるようなグルーヴと共に感情を前面に打ち出した情緒的な音が表現されている。"R.U.R."では一転してリラックスした間のあるビートと共に妙にピコピコとしたアナログシンセのメロディーを打ち出して、妖艶なムードの中にテクノポップのようなロマンチシズムを詰め込んだ奇っ怪なダンストラックだ。だが本作に於ける特徴はやはり"Cryptochrome"で特に強調されるような繊細で優しいシンセのメロディーが生むメランコリーで、霞んだ霧の中に消え行くような儚く淡い音像がほんのりと広がっている。全体的にフロアで聴くにはやや線は華奢でリズムも細いかと思いつつも、その線の細さを活かしてセンチメンタルな感情も呼び起こす繊細なメロディーは格別で、そして流麗なテック・ハウスからジャンルが枝分かれしたようにリズムにも多様性も持ち込んだ音楽は、これぞTejadaの長年に渡る経験が反映されている。芸術的と呼んでも過言ではない位だ。



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| TECHNO11 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Funk D'Void - Balance 022 (Balance Music:BAL006CD)
Funk DVoid - Balance 022
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大物のテクノ/プログレッシヴ・ハウス系のDJを起用して人気を博しているミックス・シリーズ"Balance"の最新作は、グラスゴーを代表するテクノ・アーティストであるFunk D'Voidが担当している。綺麗目のテック・ハウスや壮大な展開のプログレッシヴ・ハウスもこよなく愛すD'voidならば、このシリーズに起用されるのも至極当然であり、恐らく多くの人が彼に期待しているミックスを期待通りに手掛けている。本作では彼自身のルーツをも意識してミックスしたそうで、CD1にはLos Hermanos、Vince Watson、Spirit Catcher、Delano Smith、Monty Lukeなどデトロイト周辺、またはそれに影響を受けたアーティストの曲が多く収録されている。基本的には4つ打ちのダンススタイルではあるが無闇にアッパーにする事もなく、D'Voidらしい透明感や清潔感を保ちながらテクノ/ハウス/ミニマルを滑らかに綱渡りするスタイルだ。高低差のある山と谷を行き交う派手は展開は無いが、スムースなミックスによってじわじわとD'Voidのテッキーな世界へと引きずり込む手腕はなかなかのもの。一方CD2の方は真夜中の熱狂的なダンスフロアからは少々距離を置き、どちらかと言えば朝方になりなだらかに終焉に向かって行くような、またはベッドルームでのBGMにも適したリスニング系として選曲されている。Lucid Nationのシネマティックな曲から始まり、Kolomboによる極上のバレアリックを通過後、Steve Reichによるミニマルなアンビエントの"Electric Counterpoint"へと繋がる序盤の流れは本当に素晴らしい。その後Space Dimension Controllerの切ないスペーシーなテクノである”Journey To The Core Of The Unknown Sphere"、Vince Watson変名の男泣きアンビエント"Celtic Beauty"、Joris Voornによる"Re-2001"など幻想的なシンセの壁に包まれ、そこから流麗なテック・ハウスで穏やかな波に揺られつつ終盤ではファンキーな流れでクライマックスを迎える。2枚組と言う事で少々情報過多な量に食傷気味になるのも否めないが、そこは2枚のCDでコンセプトを分けた点である程度は解消されているし、Funk D'Voidらしさは期待を裏切る事なく表現されていると思う。

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| TECHNO10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
John Tejada - The Predicting Machine (Kompakt:KOMPAKT CD102)
John Tejada - The Predicting Machine
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前作がKompaktからのリリースと心機一転したのが活力となったのか、前作より一年余でまたまたKompaktより新作をリリースしたJohn Tejada。アメリカでもカリフォルニアと言うテクノの印象が然程無い地域で孤軍奮闘し、テクノシーンの重要なレーベルからミニマル/テクノ/ハウスと形態を変えながら良質な作品を送り出してきたベテランだ。そんな彼も前作にてKompaktと言うレーベル性を意識したのかテクノ/ハウスと言うスタイルを保ちながらも、思っていた以上にポップかつ牧歌的な作風へと傾いていた。そして新作もやはりその路線を進めるが如く、前作以上に随分とポップでメロディアスな楽曲が並んでいる。線の細さは前作並みで繊細かつ柔らかな音で透明感や綺麗さを打ち出し、その音色を活かすようにゆったりと大らかなテックハウスやダウンテンポ、幻想的なビートレス物までリスニング志向の作品として聞かせている。どの曲も凛とした煌めきや甘美な夢の世界を展開し、モダンに洗練された安定感のあるアルバムである事に異論は無い。しかし少々綺麗に纏められ過ぎたきらいもあるだろうか、表面的には牧歌的で長閑な音の平野が広がっているもののベテランらしく理性的に上品な音に仕上げられた為に、奥底に秘める感情的なソウルは希薄になっているように思われる。と少々のケチは付けてしまったが、それはそれとして秋の夜長に似合う落ち着いたテクノとして心地良く聴ける作品だ。



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| TECHNO10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Joris Voorn & Cassy - Cocoon Heroes (Cocoon Recordings:CORMIX040)
Joris Voorn & Cassy - Cocoon Heroes
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数多くのタレントを擁するドイツのCocoon Recordings。夏の間は享楽の地と化すイビサはAmnesiaで著名なDJを集めて"Cocoon Heroes"を開催しているが、そのパーティーをCDとしてJoris VoornとCassyがパッケージしたのが本作だ。とは言ってもこの二人が年中Amnesiaでプレイしているわけでもなければ、生粋のCocoonのメンバーと言うわけでもないので、レーベルカラーとは関係なく二人のDJが聴けると言う意味では安心してよいだろう。Joris Voornのミックスについては80分の中に26曲も詰め込み完全にグルーヴをコントロール下においた精密なプレイを聴く事が出来るが、やはり初期の頃に比べると妙に大人びていると言うか抑制されたミニマル色強めな印象だ。恐らく全てがPC内で組み立てられているのだろう、確かに上品に纏められたプレイには繋ぎも展開も違和感無くスムースに聴けるのだが、しかしそれにしたって少々臨場感や人間味と言うものが欠けている気がする。後半に入ればミニマルに深く潜っていく音とメロディアスな音が融け合いながら、パーティーでのピークタイムへと駆け上がっていく昂揚感が増しては行くのだが、初期の初々しさも感じられたテクノクラシックを使用したプレイの方が彼には合っている気がするのだが。対してCassyは13曲だけの使用ながらも鉄鋼のような芯のある太さを基盤に持ちつつ、官能的な夜っぽさや野性的なトライバル感を含むテクノともハウスとも取れる中庸なプレイをしている。しかしJorisの何処か機械的なミックスに比べCassyの方はグルーヴが走っていて、むしろこちらの方が男らしい気迫を感じさせる力強い音を鳴らしている。個性的なプレイではないのだがパーティーの白熱した光景が浮かび上がる生き生きとしたプレイではあるし、余りに凝ったミックスよりは単純な方がやはり踊るには適している場合もあるのだろう。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
John Tejada - Parabolas (Kompakt:Kompakt CD93)
John Tejada - Parabolas
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テクノシーンが根付かないアメリカにおいて、古くから自らPalette Recordingsを主宰し独特なミニマルテクノ/ハウスの地平線を切り開いてきたJohn Tejada。自身のレーベル以外にPlug Research、7th City、Sino、Poker Flat Recordingsなど名立たるレーベルからリリース歴があるアメリカ切っての実力派テクノアーティストですが、そんな彼の最新作はドイツKompaktから。綺麗目のスムースなテックハウスや色気のあるディープミニマルに定評のある彼ですが、新作もそんな流れを受け継ぎつつより洗練されたモダンテックハウスと呼べる内容。薄氷の上を踊り歩くように繊細でほっそりとしたパッドをふんだんに使いながら、線の細い軽やかなグルーヴが舞い踊る上品なトラックが中心で、クラブのピークタイムチューンとは一線を画すシリアスな内容です。最近のKompaktの傾向から少しはポップな流れもあるかと思いきや、Tejadaは自身のスタイルを崩さずに無駄を削ぎ落したミニマルな作風を保ち、リスニングとダンスの中庸を行き交う感じのアルバムを創り上げました。派手ではないけれど、(まだ夏だけど)秋の夜長にぴったりなまろやかサウンドです。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Vladislav Delay as Sistol - Remasters & Remakes (Halo Cyan Records:PHC02)
Vladislav Delay as Sistol - Remasters & Remakes
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最近11年ぶりに新作をリリースしたVladislav Delayの変名・Sistol。Vladislav Delayと言えばChain ReactionやMille PlateauxからBasic Channelを継承するアブストラクトなテクノをリリースしておりましたが、このSistol名義の作品はよりダンスフロアへ視点が向いているテクノです。そして最近新作がリリースされたのに合わせて11年前の1stアルバムのリイシューにリミックスアルバムも追加したのが本作。新作はちょっと手広く締りのない印象もあったのですが、こちらの11年前の作品は当時流行っていたグリッチ音も多用したシンプルに肉を削いだミニマルで、その無機質な質感や色の無い音色、芯の強い低音が極限にまで高められており非常にストイックな作風になっております。Vladislav Delayから色気を削いでリズムを強めたと言うか、又は初期Poleのダンスバージョンと言うか、Thomas Brinkmannの幾何学的ミニマルと言っても差し支えないかもしれない。そしてリミックスアルバムにはMike HuckabyやJohn Tejada、Alva Noto、Sutekh、DMX Krewら様々な方面の人が参加しており、当然統一性はないものの元々のクールな印象を保ったリミックスが楽しめる内容です。

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| TECHNO8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Gui Boratto - Renaissance : The Mix Collection (Renaissance:REN55CD)

Gui Boratto - Renaissance : The Mix Collection
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プログレッシヴハウスのレーベルでは世界一と言っても過言ではないRenaissanceから、Kompaktなどでも活躍しているGui Borattoの2枚組みMIXCDがリリース。プログレ系レーベルからとは言え彼の音楽性がぶれる事は全くなく、Boratto特有のシューゲイザーな音やポップさとメランコリーを兼ね備えた内容で、MIXCDでありながらまるで彼のオリジナルアルバムを聴いているかの様でもある。特にその特徴が出ているのはDISC1の方で、エレクトロニカっぽい曲やエレクトロハウスなどの曲も使って淡いメランコリックな夢の世界と牧歌的でのどかな田園風景を行き来し、そしてポップな歌物までも聴かせてうっとりとドラマティックに展開する選曲。陶酔する甘さと、そして相変わらずのBorder Communityの様な毒々しいアシッディーなシンセも混じって、覚醒感と恍惚感を誘発するのは彼の得意技。DISC2の方は比較的ダンストラックが中心で、起伏は少なくミニマル色を前面に出した展開が待っている。Boratto特有の音と言うよりは、フロアを意識してじわじわとミニマルの沼にはめてくる感じ。どちらも音の図太さに頼るのではなく旋律やグルーヴを重視して、存分に音を聴き事が出来ながらもダンストラックとしても成り立っていて素晴らしい。RenaissanceではなくKompaktのポップな音が華麗に花開いた一枚。

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| TECHNO7 | 10:30 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Kevin Saunderson - History Elevate (KMS:KMSHISTORYCD01)
Kevin Saunderson-History Elevate
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うほっ、どう見てもゴリラです…。あーちゃん?

相変わらず一向に新作の出ないデトロイトの御三家ですが、その中で一番商業的には成功しているであろうケビンサンダーソンが過去の遺産を活かして新譜をリリース。内容はDISC1は今までのKSのリミックスワーク集なんだけど、さすがに90年前半の仕事も多くて時代を感じせるし、今聴くとちょっと古いかな。KS特有の図太いベースが響く大箱系トラックが多いけれど、そんなに目を見張る点は無し。本作の醍醐味はやはりKSのトラックを現在のヒットメーカーがリミックスしたトラックを集めたDISC2の方。2年に渡って5枚のEPでリリースされていたリミックストラックを、更にKSが全部繋げたミックス仕様。DJでもなければ全てのEPを集める人も少ないからその点でも本作は価値があるだろうし、何よりリミキサーが豪華で素晴らしい。チリアンミニマルのLuciano、デトロイトの至宝・Carl Craig、若きテクノ貴公子・Joris Voorn、ハードテクノからはBen SimsやChristian Smith & John Selway、ミニマルの前線に立つLoco Dice等々、どんだけ人気アーティストを集めたんだよと思います。これだけの面子が集まれば文句は無かろう、完全にフロアで馬鹿受けするトラックばかりに決まっている。ただよぅ、過去の遺産に頼らずに音楽製作してくれよな〜。完全新曲がやっぱり聴きたいよ。

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| TECHNO7 | 07:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Stacey Pullen - Stacey Pullen's 2020 Vision (20:20 Vision:VIS182CD)
Stacey Pullen-Stacey Pullen's 2020 Vision
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使い古されたフレーズになりますがデリックメイの最後の愛弟子・ステーシープレンの新作は、UKの老舗テクノレーベル・20:20 Visionの音源縛りのMIXCD。このレーベル自体は活動暦15年とかなり長いんだけど、自分が馴染みのあるアーティストって言うとSpirit Catcher位で他はよく分からんのですわ。だからどんなもんかなーと期待と不安を胸に待っていたのですが、やはり音源に制約があるせいかステーシー色は前面には余り出ていない感じ。全体的にパーカッションの効いたテックハウス〜ミニマル中心で、抑揚を抑えて淡々とした展開が続いていますね。デトロイトの叙情とか黒人らしいファンキーな要素が余り感じられないのは、やはりレーベル縛りの影響が大きいのかな。各曲毎に聴けば確かにピークまでの繋ぎとかには向いている曲が選ばれているんだけど、じゃあそこから山場はあるのかと問われると無いと応えてしまう。例えるならキス、前戯で盛り上がってきて、挿入は無しの時の残念感に近い。ねぇ、やっぱりステーシーにはテクノもハウスも好きな様にプレイさせてあげたいですよ。

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| TECHNO7 | 08:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
John Tejada - Fabric 44 (Fabric:FABRIC87)
John Tejada-Fabric 44
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時代はミニマルです。ミニマルが溢れ過ぎています。その中でオリジナリティーを捻り出せるのは極少数の才能あるアーティストだけですが、John Tejadaも彼独自のドラッギーな音が特徴的なオリジナティーを持った才能あるアーティストです。現にPoker Flat、Sino、7th Cityなどの老舗レーベルからもリリースされる程なので実力は推して知るべしですが、その実力を買われてか人気MIXCDシリーズのFabricに遂に登場。出だしから3〜4曲目辺りまででいきなり美しくも儚いテック系の曲でピークを迎える驚きの展開ですが、それ以降がTejada独自の不穏気な変態ミニマルが炸裂。ギトギトで毒々し怪しく光るシンセが入る曲が多めで、麻薬の泥沼に引き込まれるような中毒性の高いトラックが連発。気持ち良い状態を追い越して行き過ぎた感もあるドラッギーな状態で、ねちねちと暗黒の世界に陥ります。そこから終盤に向けては多少綺麗目のテック系に持ち直して、毒気が抜けて清涼感のある風が吹き込んできます。中盤の暗黒世界とは逆転した快楽的なエンディングが待ちわびていて、何とか救われた気持ちになれる表裏一体型のMIXCDですね。しかしながらやはりこれだけ強く印象に残るのは、やはりTejadaが自分の世界観を形成している証でしょう。またMIXCDなのに自分の曲を4割程も回していてエゴも感じるけれど、それだけ自分の曲に自信も持っているんですね。派手ではないけれど、スルメみたいな味わいのあるミニマル〜テック系のプレイでした。

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| TECHNO6 | 00:10 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Steve Bug - Bugnology 2 (Poker Flat Recordings:PFRCD16)
Steve Bug-Bugnology 2
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近年のミニマル隆盛と共に知名度を上げたPoker Flatのボス・Steve BugのMIXCD。既に結構な量のMIXCDをリリースしていて、本作は2006年にリリースされた物。彼のMIXCDはほぼ全部揃えているのですが、どの作品も淡々としていてクールなプレイが多いのが共通しています。リリースが増えるにつれてどのMIXCDも音が似通ってきているので、個人的にはもっと違ったプレイも聴いてみたくなってきたこの頃。だからと言って決して本作の質が低い訳でもなく、やはりミニマル系のDJでは安定したプレイでぼちぼちの質を保っております。ミニマルと言ってもただヒプノティックな音を追求するのではなくて、もっと肉体的と言うかリズムが直感的に体に来る感じのトラックが中心でしょうか。カチコチ系のパーカッションをベースに不安げで陰鬱なシンセがどろどろ入ってきて、ずーっと暗い夜道を彷徨う様なダークな展開で控えめに言っても派手は展開は無し。音数の少なさや不気味なベース音やら狂気を感じさせる雰囲気やら、そんな所にシカゴアシッドの影響なんかも感じたりしますね。事実他のMIXCDではシカゴハウスも回してますし。しかしまあ本当に地味と言うか淡々と冷たく、まるで能面の如く無表情なプレイですな。体感温度が下がりそうなひんやりとした音楽だね。

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| TECHNO6 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Ben Watt & Ivan Gough - In The Mix 2006 (inthemix.com.au:ITMCD002)
Ben Watt & Ivan Gough-In The Mix 2006
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最近めっきり作曲家としての活動を行わずDJに没頭しているEverything But The GirlのBen Wattと、オーストラリアのハウスDJ・Ivan Goughによる2枚組MIXCD。前者はかなり有名なんで知っていますが、後者は誰って感じ?Benさんに関しては毎年自身のレーベル"Buzzin' Fly "のコンピレーションMIXCDをリリースしているので、MIXCD自体に特に新鮮味を感じなくなってきました。音も現在のシーンに沿ったミニマル、エレクトロハウスなどの恍惚感を重視した選曲で、レーベル初期のカラーであるディープハウスの面影は余りないですね。流行を掴むのが上手いと言うべきか尻軽なのかは置いといて、すっかりクラブでのトランス感覚を意識したプレイはもうBenさんがDJ業にも慣れたと言う事なんでしょう。対して初耳のIvanの方はヒット曲も織り交ぜたテクノ、ハウスを横断する選曲。Benの方に比べると癖があり上げ下げが大きく派手目で、自分にはそこまでツボに来ない。ややエレクトロハウス色が強く流行のど真ん中を行っていますが、流行の中では没個性的で何かもう一つ欲しい所ですね。

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| HOUSE3 | 18:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Renaissance Presents Nic Fanciulli Vol.2 (Renaissance:REN31CD)
Renaissance Presents Nic Fanciulli Vol.2
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前職を辞めて一ヶ月、その間に久しぶりにPCゲームをしたりハローワーク通ったりお家で昼寝をしたり、なかなかグダグダな生活を送っていました。がやっと新しいお仕事が決まり、これからは責任を持って社会人としての生活を送る事になります。最初の内は研修期間だろうと思われるのでそこまでは忙しくないと思うのですが、その後はIT関連なので時間も不規則になり多忙な予感がしています。まあこのブログも多少ペースは落ちる可能性が高いけれど、マイペースでがんばるぞっと。

今日は昨日に続きプログレッシヴハウスのMIXCDで、担当はUKプログの新星・Nic Fanciulli。自分は全然彼に関しては知らないのですが、MIXCDの中で自分の好きな曲が使用されていたのでついつい買ってしまいました。"Early Doors"と"Late Night Floors"と言う風に2つの異なるコンセプトで選曲をされていますが、まずは"Early Doors"から。日が変わる前のクラブをイメージしたと思われるタイトルですが、確かにそこまでアッパーではないしむしろラウンジなどで軽くBGMとして流れる位の耳当たりの良い内容だと思います。透明感に溢れ身も心も軽やかにお酒の進みそうな音ではあるんだけれども、ちょっとビートが弱いかなと…。自分の中でプログレッシヴハウスと言うと、徐々にエネルギーを溜めて終盤に上げて行く強烈な4つ打ちが好きなので、物足りなさが残るかな。しょうがねーなーと思いつつ"Late Night Floors"を聴いてみると、こちらは最初から滑らかな4つ打ちが鳴っています。しかしこの人の選曲って良くも悪くもメロディーの起伏が多く、MIXCDなんだけれども一つの世界に統一されてないのですね。例えば他のDJだと色んな楽曲を使っても見事に調和の取れた世界観を創り上げるけど、この人の場合MIXじゃなくてコンピを聴いている気持ちになってしまうなぁ。流行のエレクトロハウスっぽい音や綺麗目の音も入れたりしてそつはないけれど、なんだか全体的に緊迫感が持続しないのは何故?比較するのは可哀想だけれども前日紹介したHernan Cattaneoに比べると、Nic Fanciulliはまだまだと思わざるを得ない出来ですね。自分が聴きたかったFunk D'Void(=Francois DuBois)の新曲は予想通り素晴らしかったです。

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| HOUSE3 | 21:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Famous When Dead (Playhouse:PLAYCD09)
Famous When Dead
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昨日に続きPlayhouseのコンピレーション「Famous When Dead」の3作目を紹介。ジャケットは一見ヨーロピアン風で美しいな〜と眺めていると、実はドクロが煙草をくわえている悪趣味な絵。こうゆうちょっと皮肉めいて世間に驚きを与えるような音を持っているのが、Playhouseなんですね。ちなみに昨日紹介した4作目と参加してるアーティストは、殆ど変わりません。って事で、数曲気になる曲を紹介。1曲目のInternational Pony Vs. Losoul、これはポスポスと萎んだアシッドな音とロッキンな音が特徴的なポストアシッドハウスとも言える曲。メランコリーなメロディーではあるけれど、どこか退廃的。Villalobosの5曲目は大ヒットした物なので皆様ご存じだと思いますが、なんでこんなスルメ的なシオシオな曲が大ヒットしたんだろう?家で聴くにはしっくりこないが、これがクラブではパーカッシブで恍惚感が最大限に発揮されるらしい。John Tejadaはどこのレーベルからリリースしても音が変わらずに、相変わらず透明感のあるテックハウスが素晴らしいです。カルト的人気を誇るIsoleeは、ディスコとダブを取り込んだクラクラ覚醒感のあるジャーマンディープハウス。天才と言うよりも奇才と言うべき、常人離れしたギラギラする曲ですな。かと思えばロボティックなボーカルが可愛く、ポップでディスコチックなハウスのThe Visitorsもいたり。こう文章にしてみるとなかなかバラエティー豊かなレーベルなのかと思うけど、まあやっぱりどこか浮世離れしてるイメージがあるのがPlayhouseなんですわ。

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| HOUSE3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Famous When Dead (Playhouse:PLAYCD016)
Famous When Dead
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「Famous When Dead」って、死んだ後に有名になるって事?つまりはリアルタイムでは評価されないって事だよね?でもPlayhouseのそんなレーベルのコンセプトに逆らって、多くのクラバーから最大の評価を得てしまっているのは面白い所。まさか一般的とは程遠いPlayhouseの音が、ここまで市場で受けるなんてレーベル側も思っていなかったんじゃないかな。ドイツにテクノ帝国・Kompaktがあるならば、ハウス帝国を牛耳るのはPlayhouseと言う事にみんなも異論はないよね?Playhouseはドイツにおいて初期の頃はミニマルなディープハウスを作品を多くリリースしていたけれど、やはり注目を浴び始めたのはIsolee、Ricardo Villalobosらによる狂って変態的なハウスをリリースし始めた頃だったと思う。何がやばいって曲の流れとか展開とかよりも、音その物の恍惚感とでも言うのかしら。Kompaktがポップで透明感のある綺麗な音なのに対し、Playhouseは荒くてジャーマンプログレ的な音もあればドラッギーで中毒性の高い音もあるし、神経をえぐるような毒のあるサウンドだと思うんですね。これを快感と感じるか不快と感じるかは人によって分かれる位強烈な音であるし、ほんと一般的に受け入れられる音からは程遠いと思う。でも実際には、Playhouseはレーベル買い出来る素晴らしいレーベルとして認知されてしまってしまった。まあとにかくこのレーベルサンプラーを聴いてみなよ。既に4作目だけどディープなハウス作品に混じって、今作ではジャーマンプログレッシブロックを通過した様なクラブトラックが多く収録されているよ。どこか懐かしいサウンドでありながら、ただの過去の遺産を模倣しただけでない新たなるジャーマンディープハウスとでも言うべき流れだ。最近流行のディスコダブとも共通する重くうねるベースライン、ロッキンで生っぽい音が特徴だね。

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| HOUSE3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
John Tejada - Cleaning Sounds Is A Filthy Business (Palette Recordings:PAL042CD)
John Tejada-Cleaning Sounds Is A Filthy Business
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テクノと言えばデトロイトを除けばヨーロッパに才能あるアーティストが多いのですが、アメリカの中でデトロイト出身以外でもJohn Tejadaは一部で注目を浴び続けている素晴らしいアーティストです。テクノとハウスの両方良い所取りなテックハウスで才能を現し、最近ではクリックやらアシッドも取り入れて覚醒感ある深い音に関してはピカイチな輝きを見せています。例えばPoker Flat RecordingsとかPlayhouseからリリースしている事から、だいたいどんな音かは想像して頂けるかとは思います。ハウシーで流れる様な4つ打ちなのに、どこかいびつさを感じさせるミニマルなリズムトラック。その上を細かく分けられたメロディーが、空間をふわふわ漂う様に淡々と鳴っています。音と音の隙間が大きく無駄を削ぎ落としたミニマルテクノですが、妖艶なメロディーセンスのおかげで単調さは皆無。分かり易い派手な展開は無いけれど、最近のミニマルやクリックシーンの中では段違いに水準の高さを誇っていると思われます。現在の流行を代表した音として、聴く価値は有りですね。

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| TECHNO4 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Daniel Bell - The Button-Down Mind Strikes Back! (Logistic Records:LOG028CD)
Daniel Bell-The Button-Down Mind Strikes Back!
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Richie Hawtinと並ぶデトロイトの重要ミニマリスト・DBXことDaniel Bellが、今週末UNITで来日DJを行います。デトロイトのミニマルと言えばJeff Millsがいますが、Jeffが徹底的にハードだったのに対しDBXはむしろファンクが強調されています。シカゴハウスを経由したミニマルテクノと言えば分かり易いかと思いますが、無駄を削ぎ落としたシンプルなトラックなのにビキビキっとしてて痺れまくりですね。体に作用するのではなく、神経に作用する危ない音として覚えておくと良いでしょう。

実は新宿リキッドルームに彼が来日した時聴きに行っていたのですが、その時は正直退屈でしたね。単純に地味過ぎたと言うか、かなり渋めのプレイだったんですね。でも改めてこのMIXCDで体験してみると、これは格好良いぞと言う事です。自身の曲同様にDJプレイもやはりシンプルでスカスカな選曲なんですが、これってかなりハウス調ですね。今で言うとクリックハウスとかマイクロハウスとか、そっち方面で語られる渋めの音。だからと言って完全にクリックハウスに流れているかと言うとそうでもなく、シカゴハウスのファンキーさとミニマルテクノの冷ややかさが溶け合っている様な。地味と言えば地味なんだけど、ベテランの絶妙な上げ下げでゆったりとした流れが気持ち良いです。刺激的に直感的に来るんじゃなくて、後からじわじわと、そして聴く度にドラッギーな汁が滲み出てくるプレイです。いかにもベテランらしい妙技が存分に味わえる一枚ですぞ。Karafuto名義のFumiya Tanakaのプレイに似てる気がする。

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| HOUSE2 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Josh Wink - Profound Sounds Volume 3 (Thrive Records:90746-2)
Josh Wink-Profound Sounds Volume 3
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自身が作るトラックは激ハイパーなアシッド作風が多く派手なのに、何故かJosh WinkのDJはかなり渋い。生で聴いた事がないから実際はどうかしらんけど、前作の「Profound Sounds Volume 2」(過去レビュー)も渋かったのに今作はより深く渋い。1枚目はクリックハウスから入ってきて、Winkまでもクリック熱にやられたのかと呆気に取られた。そこからはRichie Hawtin風のディープでウニョウニョなミニマルが続き、何故か中盤でLos Hermanosのラテンハウスが入る。しかし続くRadioheadのJosh Wink Remixでまたもディープな作風に戻り、最後まで淡々とミニマルな世界観が続きます。決して浮上する事はなく、地べたをずっと這いずり回るような重苦しさがあるね。2枚目は更にミニマルで多少ハードになったり、浮遊感のあるテックハウスを回したりするけれど、むしろ深く沈み込むダークな世界観に注目すべき。ハードミニマルの様に派手は展開はないけれど、一貫して暗黒の音に統一されたプレイには美学みたいな物を感じるね。クラブでもこんなプレイを本当にするのか疑問だけど、CDとしてリリースするなら家で聞く物だしこれはこれであり。テクノ系のDJプレイでここまで我慢してテンション上げないのも、ある意味珍しいかも。決してつまらないと言う意味では無くて、本当に彼のDJは素晴らしく激渋だよ。強いて言うならば今作はハウスグルーヴが強いので、今度はテクノ色が強いプレイを聴きたいな。
※Ministry Of Soundからは同内容で「Sessions」としてリリースされています。

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| TECHNO3 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(2) | |
Ben Watt - Buzzin' Fly Volume (Buzzin' Fly Records:CD003BUZZ)
Ben Watt-Buzzin Fly' Volume
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90年代のドラムンベースの流行に乗り一躍クラブシーンの人気者となったEverything But The Girlのメンバー、Ben Wattが送るBuzzin' Fly RecordsのショウケースMIXCDの第3段。EBTGはドラムンベースで人気が出ましたが、現在のBen Wattの趣向はヨーロッパ的ディープハウス。アメリカ産みたいにどす黒い訳でもなく、浮遊感と恍惚感の溢れるテッキーでメランコリックな路線が好みの様です。もちろんこのMIXCDでもBuzzin' Flyお得意のディープでメランコリックな曲がこれでもかと使われ、ほのかに甘くとろける妖艶さと都会的で洗練された音がブレンドされ、この音が流れるその場の空気をお洒落な物に一変させる力を持っています。ただこのシリーズも既に3作目なのですが、今までよりもテックハウス/プログレッシブハウス色が前面に打ち出され、恍惚感は今まででNO.1だと思います。ハイテンションでアゲアゲでは無く、ゆるゆるとまったり紡がれるハウスグルーヴが素敵(うっとり…)。ただBen WattのMIXCDが聴けるのは嬉しいんだけど、そろそろ本家EBGTの活動も再開して欲しいですね。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Titonton Duvante - Voyeurism (Starbaby:SB01CD)
Titonton Duvante-Voyeurism
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興味があって再発を機に買ったのに全然聴いていなかった…と言う事で、思い出して紹介します。厳密にはデトロイト生まれの人ではないのですが、デトロイト系に組み入れられているTitonton Duvante。ティトントン・ドュヴァンテと読むのでしょうか、発音し辛いですね。興味を持ったきっかけはMetro Area(Morgan Geist)率いるEnvironからEPをリリースしていた事、またDego(4 Hero)絡みで2000 Blackからリリースも行い、またはJohn Tejadaとの共作などがあり、なかなか交流の幅が広く面白そうだなと思ったからです。そういった交流の広さのせいかモロに直球デトロイトテクノと言うよりは、ブロークンビーツなども取り入れリズムが多彩だなと感じました。手数の多いリズム帯でノリが良いと言うか弾けるパーカッション使いで、しっかりとした土台がありグルーヴィーですね。ドラムマシーンを使っているんだろうけど、乾いた音使いが生演奏にも感じられて西ロンブロークンビーツの流れが感じられました。メロディはやっぱりデトロイト流に透明感のある美メロが多用されて、安直だけれどもエモーショナルな世界観を描き出していますね。ここで分かったのはFabrice LigのSoul Designer名義に感触が近いなと気付きました。あれ、黒人なのにむしろ西洋の白人の音に近いのか!つまりデトロイトテクノよりは少々さっぱりとした音なのです。

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| TECHNO3 | 23:00 | comments(4) | trackbacks(1) | |
Michel De Hey - Two Faces (541:541416 501376)
Michel De Hey-Two Faces
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微妙に名前を聴く位で殆ど詳細の分からないMichel De Hey。なんでもオランダテクノシーンでは最も有名なアーティストだそうで、活動歴も20年以上を誇るベテラン中のベテランだそうです。WIRE04にも出演していたそうで実力は保証されていそうだし、Secret CinemaやJoris Voornとも共作をしているのでそこら辺の音が好きな人は注目でしょうか。Michel De Heyの事を知らないのにこのMIXCDを買ったのは、Vince WatsonやAril Brikhaらの自分の好きなアーティストの曲が使われていたからなんですがね。実際購入したのは正解で、「Two Faces」のタイトル通り内容の異なる2枚組で充実しておりました。

取り分け気に入ったのはCD1で、最近流行のNathan FakeやAlex SmokeなどBorder Communityに通ずる覚醒的プログ系の曲が中心にまとめられています。終盤近くまで上げる事もなく、じわりじわりと感覚が麻痺していく様なドラッギーかつギラついた流れで終始テンポを保ちます。激しさで一気に持っていくより、やっぱりディープでミニマルな徐々に独特の世界観に引き込むこうゆうスタイルが近年の流行なんですね(自分も以前程家ではハードなCDは聴いてないし…)。途中まではそんな感じでゆらりゆらりとしているのですが、終盤3曲で一気に豹変。自身の曲〜(Funk D' Void's Remix)〜Aril Brikhaと立て続けに透明感溢れるデトロイト系のトラックを連発し、覚醒的な雰囲気から目覚めた様にスタイリッシュでエモーショナルな雰囲気に変化します。特に「Camera(Funk D' Void Remix)」は幽玄なシンセサウンドが鳴り響き、このMIXCDの山場になっていると思います。まさかこんな意外な展開が待っているなんて、想像だに出来ませんが良い意味で裏切られました。

対してCD2の方は至って普通で、デケデケベースライン+ハードテクノです。ビキビキのベースラインは好きですが、ディスコっぽいデケデケはそんな好きでもないし、プレイ自体も終始ハードな感じで特に新鮮味はないかなと。あ、いや、まあハードテクノなら他にもっと良いDJがいると言うだけで、別に悪いと言う事ではないです。ただ至って普通の出来だなと言うだけです。それでもCD1の為だけでも、このMIXCDを買う価値は充分にあるので見つけたら即購入あれ。

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| TECHNO3 | 17:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
John Tejada - Plus : Los Angeles (Plus:PLUS104)
John Tejada-Plus DJ Mix Vol.4
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John Tejadaのめちゃ上手なプレイを堪能出来るMIXCDがこちら、Technasiaが送るPlusシリーズの最終章です。Charles Siegling、Amil Khan、Shin Nishimuraと続いたシリーズに、何故かTejadaがトリを飾ります(Technasiaと交流があったんでしょうけど)。今までの人達がかなりアッパーで激しいプレイを聴かせていたのとは対照的に、Tejadaはクリッキーな曲から始まり物静かです。シカゴハウスを通過した様なクリックや生っぽい音を生かしたクリックで、派手な展開もなく全く以て地味なんですが渋いの一言。中盤以降は徐々にテンションを高めつつテクノ色も増やして、ミニマル調に変化してゆきます。暗めな曲調が多いながらも、時折目の覚めるような派手なトラックをぶち込みはっとさせてくれたりもします。元々はヒップホップDJだったらしく、テクノにしては珍しい巧みなスクラッチもばしばし差し込んで痺れる〜!実際あんまりTechnasia関連の音っぽいかと言うとそうでもないけれど、めちゃくちゃプレイの上手いって事は聴けば分かります。後半は普通にテクノテクノで盛り上がるし、最初から最後までパーフェクトッ!自分の持っているMIXCDの中でも、相当ランキングは高いですね。

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| TECHNO3 | 23:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
John Tejada - More Backstock (Palette Recordings:PAL-CD2)
John Tejada-More Backstock
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わぉっ、アマゾンで安売りされててびっくり。3月6日現在で1,528円って、こんなに安くて良いんですか?John Tejadaと言えば、名門テクノレーベルであるSinoやPoker Flat、7th City、Playhouse、もしくはディープハウスレーベル・Moods & Groovesからもリリースを行い、自身はPalette Recordingsを運営し数多くのEPをリリースする地味ながらも素晴らしいアーティストです。作風と言えば過去はクールなテックハウスな作品が多かったものの、近年はクリック路線からミニマルハウス路線へと移行しディープ目になっている気がします。今日紹介するお買い得盤は、2003年作のMIXCDです。と言ってもPalette Recordingsからの自身のEP収録の曲をMIXしている訳でありまして、ある意味ベスト盤にも近いのでしょうか。しかしなんとまあバリエーションがある事か。空間系テックハウスからミニマルなアシッド、跳ね系のクリック前夜な曲からディープ目のテクノまで、彼の総集編とも取れる手の広さがあります。その一曲一曲のどれもが緻密で洗練された構成を持ち、決して手抜きな作品になる事はなく、どんなジャンルであろうとしっかりと地に足が着いていると思います。ミックスとしては聴いていて大して面白い流れと言うのがないんですけど(そりゃ全部自分の曲なんだもんな…)、多作にも関わらず質の高いトラックを提供している事は分かるかな。まあ、彼のミックスの上手さはまた次回に紹介しようと思います。

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| TECHNO3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Loco Dice & Ricardo Villalobos In The Mix - Green & Blue (Cocoon Recordings:CORMIX011))
Loco Dice & Ricardo Villalobos-Green & Blue
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クリックハウス大本命盤。ドイツのベルリンで行われる「Green & Blue」と言うイベントでの、Loco DiceとRicardo Villalobosのプレイを収録したのがこの2枚組MIXCD。Locoについては詳しくは知らないですけど、Ricardoと言えばPlayhouseやPerlonでの活躍も記憶に残るクリックハウス界の大天才。出すEPはあれよあれよと大ヒットし、いつの間にかシーンの中心に居座ってますね。とまあ前置きはこれ位にして、まずはLoco盤、前半はスカスカで比較的硬めのトラックが多め。意外にもパーカッシブで程よくテンションを保ちつつ、中盤からはドラッギーな危ない音になり、後半はクリックでありつつも微妙にトランシー。全然知らないアーティストだったけど、悪くないじゃんってのが感想です。そして目当てのRicardoに関しては、やっぱり予想を裏切らずに良いなと。少々ウェットに沼に沈み込んでいく様な重さに、彼独特の痺れるファンキーな音がこれでもかと放出されます。クリックもミニマルもディープテクノもごちゃ混ぜに、もうほんと形容のし難いプレイです。今の時代ってこうゆうプレイが好まれるんでしょうか?面白い時代になったと思います。決して聴きやすい音楽ではないと思うのに、僕も何故か彼のプレイには引き寄せられています。一言で言うならば、「するめ」。一口食べただけでは全然分からない、何度も何度もしゃぶる必要がある、そんな感じです。もうちょっと色気出してもいいんでないかい?なんて。

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| HOUSE2 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Funk D'Void - In The Mix iFunk (Cocoon Recordings:CORMIX008)
Funk D'Void-iFunk
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昨日Pascal FEOSのIn The Mixシリーズを紹介したので、ついでにこれも久しぶりに聴きました。Funk D'VoidはSOMA Recordsから毎回高品質なデトロイトライクなテックハウスを発表していて、そのシンセの美しさには定評があります。リミックスワークも外す事なく、リスニング系からアッパー系まで良い感じの仕事をしています。とにかくFunk D'Voidはアーティストとして素晴らしい才能を持っていて、僕の大好きなアーティストの一人であります。そんな彼のMIXCDがIn The Mixシリーズに初登場したのが、去年の話。実際のプレイはハードグルーヴと言う話を聞いていたので初めてこのCDを聴いた時、予想外にも結構大人しめで聴かせるプレイだったので困惑したものでありました。テックハウスメインなので音的には本人のイメージその物なのですが、終盤までとにかく緩い。メロウな曲をじっくり聴き込むための様な選曲です。流行のクリックハウスもエレクトロディスコも時折混ぜて、終盤までまだかまだかと引っ張ります。途中Carl Craig、Future Beat Allianceのデトロイト系を2発差し込み、少しだけはっとさせられました。でもまだまだ盛り上がりが足りません。結局ラスト2曲の綺麗目シンセなデトロイト系で感動的な盛り上がりを見せて終わるのですが(特にAdrenogroov等から作品を発表しているDan Corco & Fred Carreiraは素晴らしいです)、なんだか食い足りない感じでした。結局全体的にビートが弱かったと言うか、もう少しだけでもハードな4つ打ちが欲しかったかなと思います。緩いなら以前紹介したSteve BugのMIXCDも同じじゃないかと思いますが、あちらは4つ打ちミニマルで反復の高揚感がありました。こちらはミニマルでも無いし、グルーヴが稀薄になったJohn TejadaのMIXって感じですね。

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| TECHNO1 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Upcoming Event
2005/02/10 (THU) RECLOOSE JAPAN TOUR 2005 @ MODULE
DJ:RECLOOSE, KZA

2005/02/11 (FRI) IN:FLAME @ AIR
DJ:John Tejada, DJ SODEYAMA

2005/02/18 (FRI) ART OF SEDUCTION @ Yellow
DJ:KING BRITT

2005/02/19 (SAT) IAN POOLEY @ Yellow
DJ:IAN POOLEY, Remi, Nako

2005/02/25 (FRI) ROBERT HOOD JAPAN TOUR 2005 @ MODULE
DJ:Robert Hood

2005/03/05 (SAT) DEEP SPACE JAPAN TOUR 2005 @ Yellow
DJ:FRANCOIS K

2005/03/26 (SAT) CLASH06 @ ageHa
DJ:Juan Atkins, Ken Ishii, Hitoshi Ohishi

2005/04/01 (FRI) "The Theory Of Everything" Tour 2005 in Japan @ Liquid Room
Appearance:Octave One / R.N.G (Full Live Set)
featuring Ann Saunderson & P. Gruv

Special VJ:Chuck Gibson a.k.a. Perception

2005/04/02 (SAT) UNITE @ UNIT
Live:Le Petit Orb (Alex Paterson & Thomas Fehlman)
DJ:Alex Paterson ,Thomas Fehlman

未定だが3月AIRにJoe Claussell

とまあパーティーは腐るほどある訳だが、勿論全てに行ける訳じゃない。
個人的に行きたいのはプーリーとフランソワ、ホアンアトキンス、
プチオーブ(他も行きたいのはあるが…)。超やばめがやはりプチオーブか。
フェルマンとのコンビで来るんだし、期待せずにはいられない。
ホアンアトキンス+ケンイシイもデトロイト好きを裏切らない
プレイをするでしょう。
| UPCOMING EVENT | 20:05 | comments(2) | trackbacks(0) | |