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MEZZANINE REMIX TAPES 98 [12 inch Analog]
MEZZANINE REMIX TAPES 98 [12 inch Analog] (JUGEMレビュー »)
Massive Attack
名作MEZZANINEリリース時に予定されていたマッド・プロフェッサーによるダブ・バージョンが、今になりリリース。こちらはアナログ盤。
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FRKWYS Vol.15: serenitatem
FRKWYS Vol.15: serenitatem (JUGEMレビュー »)
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Smallpeople - Afterglow (Smallville Records:SMALLVILLE CD 12)
Smallpeople - Afterglow
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それがテクノであれハウスであれ、情緒の深遠にいるようなムーディーでジャジーな音楽性を特に発揮するハンブルクのレコードショップ兼レーベルであるSmallville Records。Smallpeopleはその運営に関わる数人の内、Julius SteinhoffとDionneことJust von Ahlefeldから成るユニットで、そもそもどちらもソロで同レーベルより例えばデトロイトのエモーショナル性やシカゴ・ハウスのシンプルな作風と共鳴する作品をリリースしており、その両者が手を組めば派手ではなくともじんわりと心に染み込んでいくディープ・ハウスになるのは当然で、これこそSmallvilleの音そのものである事に異論は無いだろう。決して盛んではない活動のため2012年の1stアルバムである『Salty Days』(過去レビュー)から7年ぶりとなった本作は、しかしその長い時間が経過しても作風は大きく変化する事せずSmallpeopleらしさを貫いている。淡々とした乾いた4つ打ちのキックと退色した灰色の世界観の中から情緒的なピアノのコードが浮かび上がり、ダンスのグルーヴではあるが丁寧に聞かせるディープ・ハウスである"Magic Interference"でアルバムは始まり、すっきりとした間を残して硬めの跳ねるキックでシカゴ・ハウス風なグルーヴにうっとりするエモーショナルなシンセの上モノに心惹かれる"Hearts At Whole"、シャッフル調ながらもスムースなビート感で躍動し透明感のあるシンセで上品に彩る"All States Of Dawn"と、冒頭の3曲からして如何に無駄な音を削り落としながら洗練されたグルーヴと端正なメロディーやコードを用いて丁寧な作りをしているかは感じ取れる筈だ。アルバムの中ではやや癖がある"Beyond"はラテン風なパーカッションやベースラインが目立つが、それと共に催眠術のような幻惑的な上モノが酩酊感を生み、ダンスフロアでも上げ過ぎる事なくふらふらと揺らしてくれるであろうディープ・ハウスだ。そして力強いハウスのリズムを刻んでデトロイト・テクノ的な望郷の念が馳せる幽玄なパッドを配した"Sonic Winds"は、途中から希望に満ちた鍵盤のコードも加わって滑らかなグルーヴに乗って何処までもエモーショナル性が伸びていく。そして最後の落ち着きのある滑らかなリズムと静けささえも感じさせる静謐なシンセで包み込む"Afterglow"は、繊細さもあるダビーな音響によって深く潜っていくようだ。全体を見ても突出した真夜中を盛り上げるキラートラックらしき曲は一つもなく、ひたすら淡々と過剰になる事なくすっきりした音の構成で丁寧に聞かせるディープ・ハウスに忠実で、その洗練されたムーディーな世界観も決してスノッブではなく一歩引いた控えめな上品さこそ彼等の特徴だろう。



Check Smallpeople
| HOUSE14 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Tonight Will Be Fine - Elephant Island (Mule Musiq:mule musiq cd52)
Tonight Will Be Fine - Elephant Island
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日本発のレーベルながらしてその知名度は世界規模なMule Musiq、新作は予てから交流のあるドイツの抒情派ディープ・ハウスのレーベルであるSmallville Records関連のJulius SteinhoffとAbdeslam Hammoudaによるプロジェクトの初の作品だ。元々この二人が2008年にSteinhoff & Hammouda名義で"Tonight Will Be Fine"というタイトルのEPをリリースしていた経緯があり、そこからの派生として本プロジェクトが生まれたようだが、かつての幽玄で穏やかなディープ・ハウスからがらっと方向性は変わっている。彼等自身が述べる「ほろ苦いアコースティックなシンガーソングライター・プロジェクト」というように、電子音楽ではなく人の手による演奏をベースにしたネオ・アコースティックのような音楽性は、何故に彼らが?Mule Musiqから?とただただ驚くばかり。アコースティックギターにピアノやバンジョー、そしてドラムなどをプレイし、その上彼等自身が歌まで披露するなど、Mule MusiqやSmallvilleが今までに手掛けていたダンス・ミュージックとはジャンルとしては全く異なる内容に、一体どんな経緯で本作を制作したのかと疑問は尽きない。しかし向いている方向としてはそんなに異なるかと言うとそうでもなく、内向的な静謐さを保ちながらそれをジャム・セッションで再構築した音楽と捉えれば、確かに彼等らしさは失われていない。冒頭の"Hello"からして爪弾きしているような優しいアコギのメロディーと囁くような甘いボーカルは、無駄を削ぎ落したシンプルな叙情があり、安静の日々が浮かぶようだ。”Mindwings”のように歯切れの良いパーカッションとアコーディオンを用いたタンゴ風な曲、"Fine Night"のように繊細に研ぎ澄まされたピアノや鉄琴のメロディーが感傷的なインストなど、ネオアコだけでなくポストロックやタンゴにフォークなどの要素も見受けられる。騒然とした現代の街から離れて、ただただ安らぎを求めて感情を吐露したような優しい音楽は、確かにSmallvilleの豪華さや派手さを取り除いてシンプルに感情表現をする音楽性と変わらない。真夜中のパーティーで踊り疲れた後の優しいBGMとして、一時の安らぎの時間を提供してくれる事だろう。



Check "Abdeslam Hammouda" & "Julius Steinhoff"
| ETC4 | 11:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Smallville Way - 10 Years (Smallville Records:SMALLVILLE CD 10)
Smallville Way - 10 Years
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ドイツのハウスシーンで盤石の地位を築き上げたハンブルクのSmallville Recordsは、元々はレコード屋から始まったレーベルだ。デトロイトやシカゴ、そしてUSのディープ・ハウスなどを積極的に販売していたそうで、そういった背景を知ればレーベルとしてのSmallvilleの音楽性も、何となくは理解出来るのではないだろうか。派手な作風は殆ど見受けられず、静謐な佇まいと内向的な落ち着き、そして欧州の洗練された美も兼ね備えたディープ・ハウスを売り物とし、ドイツにてミニマルが隆盛を誇っていた時代もハウスの作風で地道に基盤を固めていた。その結果としてSmallvilleの音楽性は、ぶれる事なく確立され信頼に足るレーベルにまで成長した。そんなレーベルの設立10周年としてリリースされた本作は、今までレーベルに携わってきたアーティストによる新曲が収録されている。レーベルの主力として活動しているChristopher RauやMoominにSTL、そしてレーベルの主宰者であるLawrenceやSmallpeople(Julius Steinhoff & Just von Ahlefeld)、他にもレーベルに初めて顔を出すKornel KovacsやTilman Tausendfreundなどが名を連ねており、初めてSmallvilleに手を出す人にも元々好きだった人にも大変便利な一枚であろう。幾つか気になった曲を紹介しようと思うが、ややテクノやダブにも接近するSTLによる"Leaving Peaceful"は、多段になったような揺らめく残響がうっすらと官能すら発するダブ・ハウスで優美な陶酔さえ感じられるだろう。生っぽいざらついたハウスビートと朗らかで優しく撫でるようなシンセのメロディーが用いられたMoominによる"I Whisper A Prayer"は、そのすっきりと無駄の無い構成だからこそメロディーがより際立つ作風だ。そんな中でJacques Bonはシカゴのアシッド・ハウスを思わせる粗いリズムとアシッド・ベースを用いた"Tribute To You"を提供しているが、それでもファンキーと言うよりはねっとりと深みにはめるようなディープ・ハウス色を何とか保っているのが面白い。ただやはりSmallvilleらしい作風というのはRVDS & Rauによる"Umbe Data"みたいな、繊細で控えめの情緒的なメロディーとかっちりと刻まれるハウス・ビートを基調にした曲で、吐息のような官能的なスキャットも加わって甘く耽美な世界観を確立している。Smallvilleを知らない人は先ずは本作を手掛かりとして聴くのはうってつけであり、特に真夜中の騒がしいパーティーに馴染めない人でも、このしっとりと情緒深いハウスは部屋の中で落ち着いて耳を傾けるのにも適しているのだから、これを機会に聴いてみて欲しい。



Tracklistは続きで。
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| HOUSE11 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
I'm Starting To Feel Okay Volume 6 10 Years Edition (Mule Musiq:MULE MUSIQ CD 44)
Im Starting To Feel Okay Volume 6 10 Years Edition
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本作のリリースにより何時の間にか日本発のMule Musiqが、設立10周年を迎えていた事に気付いた。そこで思うのは、日本に於いては個々のアーティスト活動は海外からも認められながらも、しかしダンス・ミュージックのレーベルが世界規模で運営を継続する事は非常に稀な事で、世界的に認められるレーベルはなかなか育たない。だがMule Musiqに関していえば傘下のMule ElectronicやEndless Flightなどを含めると、テクノ/ハウスだけに限らない音楽性と知名度に頼らない国内外の実力あるアーティストを起用する事で、多様性を伴うダンス・ミュージックを世界に展開してきている。インディペンデントな立ち位置を守りつつも世界へとダンス・ミュージックを発信する役割を担うMule Musiqの活動は、嘘偽りなくシーンの中で重畳な存在になっている。さて、そんなレーベルの10周年、そして「I'm Starting To Feel Okay」シリーズの6作目は、遂に2枚組へのボリュームへと発展した。国内勢ではKuniyukiにGonno、KzaやThe Backwoods、海外勢ではFred PやEddie Cに新鋭のMatt KarmilやMuskまで、手広く新旧実力あるアーティストの新曲を収録してMule Musiqの魅力をあまねく披露している。CD1はディープめのトラックからビートダウンにミニマルな作風が多いが基本はハウスのグルーヴで纏められており、CD2はニューウェーブやディスコにクラウトロックなどの影響も見受けられるダンス・トラックが中心かと思うが、特にどの作品からも感じるのは流行の音に寄り添う印象は受けずに(レーベル性・アーティスト性として)自分たちの音を持っている事だ。これだけレーベルが大きくなれば多少なりとも商業的な面が出てくるのは少なくない事だが、しかしMule Musiqにはそれとは相反する普遍的でありかつアーティストの個性を尊重する姿勢が伺えるのだ。規模が大きくなろうとインディペンデントな姿勢は崩さない、だからこそMule Musiqが高く評価される所以の一つだろう。そしてこのCDにはDJ Kent(The Backwoods)が本作に収録されている音源を使用してミックスを行ったDJMIXのダウンロードコードも収録されているので、MIXCDとしての楽しみ方も出来るようになっており、Mule Musiqの魅力を十分に堪能出来る作品である事は言うまでもない。



Tracklistは続きで。
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| TECHNO11 | 09:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Julius Steinhoff - Flocking Behaviour (Smallville Records:SMALLVILLE CD09)
Julius Steinhoff - Flocking Behaviour
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ドイツはハンブルグのSmallville RecordsはUSのディープ・ハウスやシカゴ・ハウス、そしてデトロイト・テクノに目を向け、それをヨーロッパ的な優美さを兼ね備えた音で表現する良質なレコードショップ兼レーベルだ。本作はJust von Ahlefeld(aka Dionne)とのユニットでもあるSmallpeopleの片割れであり、そしてレーベルオーナーでもあるJulius Steinhoffにとって初のソロアルバムとなるが、やはりその内容は前述した音楽性を含むものだ。アルバムの冒頭を飾る"Where Days Begins"は少々シリアスではあるもののデトロイト・テクノの幽玄な情緒性をハウス解釈したような曲で、乾いたハンドクラップやリズムからはシカゴ・ハウスの匂いも伝わってくる。続く"Treehouse"も内向的ではあるものの艶めく囁き声が色っぽさを発し、そこに穏やかなアシッド・ベースを絡めてシカゴのディープ・ハウスを精錬したような作風だ。"Under A Waterfall"や"Hey You"ではようやく闇から抜け出し、純粋かつ透明感を打ち出した穏やかなディープ・ハウスで、白昼夢に包まれるかのような安堵な空気が満ちている。その音楽性はタイトル曲である"Flocking Behaviour"でピークに達し、無駄な装飾を削ぎ落としながら簡素なリズムと清々しい光に包まれるような凛としたサウンドで構成されたこの曲は、初期デトロイト・テクノやシカゴ・ハウスのピュアな佇まいを現代版へとアップデートしているのではと思う。アルバムは通してシカゴやデトロイトのラフな質感を含みながらも非常に穏やかな流れで、控え目ながらもエモーショナルでソウルフルな感情が満ちており、オールド・スクールな音楽を丁寧に磨き上げた事でヨーロッパの音として成り立っている。派手な瞬間は一点も存在しない、それどころかパーティーの騒ぎとは無縁の位置にいるような達観した視点も伺えるが、それはLarry Heardとも共振する隠者のような音楽性が通底しているのだ。



Check "Julius Steinhoff"
| HOUSE10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
STL - At Disconnected Moments (Smallville Records:SMALLVILLE CD08)
STL - At Disconnected Moments
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昨今のドイツのディープ・ハウス台頭の一つとして、ハンブルクのSmallville Recordsの成功は見過ごす事は出来ない。Lawrence、Julius Steinhoff、Just von Ahlefeld(Dionne)の3人が設立したレコードショップであり、レーベルでもあるSmallvilleは、USのシカゴ・ハウスやデトロイト・テクノに影響を受けたムーディーを作風を得意としている。特にクラブトラックとしてEPが大量生産されるご時世に於いても、それだけではなくアルバムとしての総合的な完成度を軽視する事なく、粛々とリスニングにも耐えうるアルバムを提供し続けている事はレーベルの確かな実力を証明している。そんなレーベルの最新アルバムが、Stephan LaubnerことSTLによるSmallvilleからは初となるアルバムだ。掻い摘んで言ってしまうとBasic Channelをディープ・ハウス化した現代版になるのだろうか、深く揺らめく残響音とざらついて湿っぽいリズムが脈打つミニマル・ダブである。最初から最後まで抑揚は統一され、モノトーンな感情に支配されたミニマル度の高い作風は一聴してひんやりとクールな様相ではあるが、静かに湧き出るような感情にはやはりSmallvilleらしいムーディーな叙情が見え隠れしている。あくまでBasic Channelが音響の美学と共にEP単位でフロアでの機能性を追求していたのに対し、STLのアルバムは機能性よりもホームリスニングとして部屋の空気に馴染む音に重きを置き、不鮮明な音像の中から繊細で流麗なコード展開が微かに浮かび上がらせる事で、幾分か感情的なハウス色を打ち出しているのだ。とは言え半分以上の曲が10分超えと少々大作を狙い過ぎた感も拭えなく、全体の統一感が高いだけに冗長になっている点は否めない。それでも陶酔感をたっぷり含むディープ・ハウスとミニマル・ダブの邂逅は、Smallvilleのレーベルの名声を更に高めるであろう。



Check "STL"
| HOUSE9 | 23:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Smallpeople - Salty Days (Smallville Records:SMALLVILLE CD 05)
Smallpeople - Salty Days
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ヨーロッパのLarry Heardと呼ぶのは言い過ぎだろうか、Julius SteinhoffとJust von Ahlefeld(aka Dionne)によるSmallpeopleの初のアルバムは極めて穏やかな世界が広がるディープ・ハウスが詰め込まれている。ちなみにこの二人はLawrenceと共にドイツにてSmallville Recordsと言うレコードショップ兼レーベルを運営していて、その方向性はデトロイトやシカゴら辺のディープ・ハウスへと向いておりUSアンダーグラウンド・ハウスの復権に貢献している。Smallpeopleとしての活動は2009年からで自らのSmallville以外にもUSのUnderground Qualityからもハウストラックをリリースしていたが、その流れもこのアルバムを聴けば確かに納得のUSハウスに密接にリンクした内容だ。音自体には目新たしさと言ったものは無いものの一切の灰汁を取り除いた透明感と優しく包み込む情緒に溢れた90年台のハウス風であり、ダンスミュージックとしての4つ打ちのフォーマットを正しく守りつつも非情に音楽的 - 豊かなメロディーやスムースなコード展開と言う意味で - な作品であるからして、ハウスに馴染みのない人にとっても入門編として適切だ。勿論それはただ聴きやすいだけの商業的なハウスとは異なり、90年台のミドルスクールを思い起こさせるシカゴ・ハウスの乾いたリズムトラックの音色や薄く幻想的に伸びるパッドなどアナログ感を打ち出した素朴な人間臭さもあり、彼らが本当にハウス黄金時代の復権に誠実に取り組んでいるのが伝わってくるだろう。Larry HeardがDJ業から引退してしまったが、しかしSmallpeopleのこのアルバムを聴き次世代が育っている事を確認出来てほっと安心した。

試聴

Check "Smallpeople"
| HOUSE8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |