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2019/5/10 Theo Parrish Japan Tour 2019 @ Contact
半年前には盟友Marcellus PittmanとのB2Bで来日したばかりだが、それから半年も経たずに来日となるデトロイトの至宝・Theo Parrish。あれはあれで話題性という点においては十分でそれぞれのプレイを対比する意味でも興味深い一夜であったが、しかしやはり醍醐味はソロで長い時間をかけて自身の世界を作り上げていくロングセットにあるのは間違いなく、今回はそんな要望に応える一夜だ。
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| EVENT REPORT7 | 12:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Dego & Kaidi - A So We Gwarn (Sound Signature:SSCD12)
Dego & Kaidi - A So We Gwarn
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決して定形にはまったハウス・ミュージックを送り出すわけではないSound Signatureとは言えども、まさかDego & Kaidi Tathamによるアルバムがリリースされると予想出来た者は一人としていないだろう。ドラムン・ベースや西ロンドン系ブロークン・ビーツで台頭した4 Heroの一人であるDego、Agent Kとしてのソロ名義やBugz In The Atticのメンバーとしてキーボード奏者の力量を発揮してきたKaidi、2000年頃に盛り上がったウェスト・ロンドン・シーンの立役者でもある彼等は元々当時から共同での制作を行う事はあったが、ここ数年ではSound SignatureだけでなくEglo Recordsからも新作をリリースするなど再び盛んな活動を見せていた。そんな彼等が変異体的な個性はありながらも軸はハウス・ミュージックであるレーベルからアルバムを出すには、彼等の音楽性はフュージョンやジャズにファンクと言った音楽に対しての素養が強すぎるのではと思う所もある。確かに本作を聞けば何か目新しさを感じる点は殆ど無いだろうし、Sound Signatureらしい強烈で奇怪な主張は少ないだろうが、鮮やかな蛍光色を発するようなフューチャー・ジャズと呼ぶべき音楽には燦々と光り輝く響きと揺るぎない自信が感じられる。特に本作ではギターやバイオリン、サクソやトランペットの奏者の協力を得る事で音色の豊かさの拡張や生き生きとしたライブ感にも繋がっており、彼等の元からある音楽性からぶれずに実直にそれを推し進めいる。始まりの"See & Blind, Hear & Deaf"は優美なエレピの演奏な軽やかなパーカッションが弾けるしなやかなブロークン・ビーツで、ブラック・ミュージックのルーツを尊重しながらもモダンな雰囲気を纏っている。変拍子が小気味良い引っ掛かりを生む"Treasure Beach"では管楽器がゴージャスな響きを含み、ジャズやファンクにブギーといった要素が渾然一体となってしなやかなグルーヴを刻む。かと思えば"Too Much Ginger"では複雑なビートを刻みつつ、コズミックなシンセの効果音がフュージョン的でそこに気品あるヴァイオリンも舞い踊り、広がりのある展開によって鮮やかに彩っていく。逆に"Sista's Love"のようにヒップ・ホップやR&Bからの影響が見え隠れする曲もあり、ビートだけに頼るのではなくどっしりしたベースやマナーに沿ったコード展開があるからリスニングに耐えうる楽曲性が映えるのだろう。またアルバムの終盤にやってくるボーカル・トラックの"It's All For Us"は、ギターやベースにホーンやストリングスを総動員したライブ感溢れるジャズ色が強く、熱く豪華さのある歌も相まって特に拳を振り上げて盛り上がれるような熱狂的でドラマティックな曲の一つだろう。00年代の頃から変わったでもなく音楽的な目新しさを伝えるような作品ではない、しかし彼等が影響を受けたであろう黒人音楽としてのルーツからの影響を率直に晒しながら、UK BLACKとして解釈したモダン・フュージョンな音楽はタイムレスと呼んでも差し支えないだろう。Dego & Kaidiのアーティストとしての才能が素直に反映され、クロスオーヴァーを体現するアルバムだ。



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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 07:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Dego & Kaidi - Adam Rock Dissed!! (Sound Signature:SS054)
Dego & Kaidi - Adam Rock Dissed!!

近年活動を共にしている4 HeroのDegoとBugz In The AtticのKaidi Tathamは、どちらもウェスト・ロンドンに於けるブロークン・ビーツの代表格と呼んでもよいだろう。元々2000 Black名義としてユニットも組んでいたりとその付き合いは長いが、近年その活動は再度活発化している。そんな流れがあったとしてもTheo Parrishが主宰するSound Signatureから新作をリリースするとは、誰も予想出来るわけがないだろう。確かにブラック・ミュージックという根源を同じくする点はあるものの、Dego & Kaidiはどちらかと言えば4つ打ちから遠くへ飛翔するフュージョンやジャズなどを得意とするだけに、ファンクやジャズをベースにしながらも比較的4つ打ちのスタイルも保持するSound Signatureと繋がったのには、驚きを隠せない。しかしそんな意外性はよそに作品自体は当然素晴らしく、タイトル曲である"Adam Rock Dissed!!"からしてフュージョン風な麗しく艶のあるエレピ使いは豊潤な音色を奏で、変則的ながらもタイトに刻むビート感はしなやかさもあり、華麗で軽快なブロークン・ビーツを聞かせている。逆に"Moths In Wallets"ではねっとりと絡み付くような粘りのあるビートと湿った低重心のベースがビートダウン風な様相も見せるが、上モノはやはり輝くような鮮やかさや躍動的な動きもあり、現代版ファンクやフュージョンといった趣だ。裏面の"Backchat For Toprock"はより自由度が高くブロークン・ビーツと言うよりはもはやジャズと呼ぶべきか、変則の極みに達するビートとがらっと変わる展開は圧巻ながらも、コズミックなシンセやエレピに爽やかなカウベルの音色が色鮮やかに舞い踊る世界観はひたすら爽快で美しい。Sound Signatureがリリースしてきた作品の中でもその自由で躍動的なビート感は一際目立っており、レーベルに新風を巻き起こすようにDego & Kaidiの個性が光る作品だ。



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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Life Force Mixed By Nick The Record (Cutting Edge:CTCR-14443)
Life Force Mixed By Nick The Record
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Nick The Record、イギリス人ながらも日本のアンダーグラウンドなパーティー"Life Force"のレジデントを90年代から長きに渡り務めているDJ。またパーティー自体もどうも不定期な様で大掛かりな宣伝もしないせいか僕もかすかに耳にした事がある位で、実際にどんな感じの音楽がかかったりするのかは正直知らないです(多分ハウス中心なんだろうけれど)。なんで機会があれば行ってみたいなと思っております。そんな僕の様な人の為に"Life Force"の名を冠したNick The RecordのMIXCDがリリースされているので、パーティーの雰囲気を掴むには参考になりますね。ええ、やはり正統派のハウス中心で非常に丁寧で滑らかなプレイは、熟練者たる落ち着きと円熟味を感じられます。余裕しゃくしゃくでプレイしているのが浮かんでくるなリラックスした雰囲気ですが、それは決して手を抜いているのではなく音楽を熟知しているからなんでしょうか。ハウス中心ながらもUK系の小洒落たブロークンビーツも挿んだりして、上品かつ優雅な空間を創り上げておりますよ。全体的にNY系の黒っぽいハウスと言うよりは、ヨーロッパの洗練された面が前面に出ていますね。派手な展開は無くともセンスの感じられる一枚。

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| HOUSE4 | 21:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Laws Of Motion (File Records:FRCD099)
Laws Of Motion
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前日に続きクラブジャズ・フュージョン系のコンピレーションを紹介します。本作はウェストロンドンのシーンを賑わせていたレーベル・Laws Of Motionの紹介盤でありまして、ブロークンビーツのみならずソウルやダブ、ボッサ、ダウンテンポなど多彩な音楽性を吸収した先進的で研ぎ澄まされた音が詰まっています。本当に多彩で一括りには出来ない音楽が詰まっているので、ジャンルとしてどう説明すれば良いのか難しい所です。Laws Of Motionがそれだけ雑食性の高いレーベルとも言えるのかもしれませんが、どの曲も洗練された上質と未来に繋がる可能性を含んでいるのかなと感じました。電子と生楽器の鬩ぎ合い…なんて言うと使い古された表現ですが、自然に生音と打ち込みが、温かいメロディーとエッジの効いたビートが溶け込んでいます。甘いメロディーを生かした曲は徹底的にメロウだし、ビートが強い躍動感のある曲は多くのクラバーを踊らすでしょう。繊細さと大胆さを兼ね備えた楽曲群は、クラブ/ホームでの環境に依らずに聴ける物なのです。正直この手のジャンルに詳しくないのですが、4Heroとかが好きな人に相性が良いと思います。では何故僕がこのコンピを購入したかと言うと、ラストのHipnoticの"Naima"が大好きなので。コズミックなジャズハウスって言うのかな、これヤバスギ。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kyoto Jazz Massive - FOR KJM (QUALITY!RECORDS:XACQ-25002)
Kyoto Jazz Massive-FOR KJM
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現在ツタヤでレンタル料金が半額のキャンペーンを行っています。毎度の事なんですが半額になると一気にCDを借りに行きます。特に新宿店はクラブ系がかなり充実しているので、普段買わなかったり聴かなかったりするCDを一杯借ります。Kyoto Jazz Massiveの10THアニバーサリーの企画盤も置いてあるなんて、なんて素晴らしいレンタル店なんだろうとつくづく思います。これはKJMの活動10周年をお祝いして、彼らに馴染みのあるアーティストが新曲を捧げた特別な盤なのであります。参加アーティストはRestless Soul、Louie Vega(Masters At Work)、Domu、Lars Bartkuhn(NEEDS)、Dego(4 Hero)など本当によくぞここまで集まったと驚くべきアーティストが参加しています。ここまで色々なアーティストが集まるとクラブジャズと言う枠組みがあっても、ラテンやハウス、フュージョンにブロークンビーツなど多岐に渡る音楽性を感じる事が出来ます。しかしKJMの為に集まったアーティストだけにどの曲も流麗なメロディーがあり、小意気な空気に溢れた一枚となっています。普段クラブジャズなんて聴かない自分ですけれど、簡単に説明すると「センスが良い」と言う事でしょう。難しい説明が出来ないのでこれにて終了。まあ、こうゆうのを聴くとほっと出来るなぁと思っています。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 23:00 | comments(4) | trackbacks(4) | |