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BEST OF 2018
今年も一年間当ブログを御覧頂いた読者の皆様、どうもありがとうございました。今年は節約も兼ねてBandcamp等の配信でも積極的に音楽を購入するようになった結果、輪をかけて購入する量は増えたもののそのおかげで聴き込めていない音楽も増えてしまい、レビューも書けずにこの年末のベスト紹介で掲載する機会も逃してしまう始末。また昨年に続きパーティーへと足を運ぶ機会も減っており所謂ダンス・ミュージックに対する関心は減少というか、良い意味でそこへの拘りは少なくなり、その半面ホームリスニングにも耐えるうバレアリック/アンビエント/ニュー・エイジといった音楽への興味がより増えた一年でした。そんな今の趣向から選んだ年間ベストは当ブログの昔のベストに比べると確かに方向性が変わったのは事実ですが、音楽への愛や興味は全く変わっておりません。また来年も素敵な音楽に出会い、そして色々と紹介出来たらと思います。それでは、来年も良いお年を!
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| BEST | 09:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Karim Sahraoui - Plenitude EP (R & S Records:RS 1804)
Karim Sahraoui - Plenitude EP
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ベルギーの名門テクノレーベルの一つであるR&S Recordsのカタログに、また新たなるアーティストの名が刻まれた。それこそデトロイト・テクノのソウルと共振する音楽性を持つKarim Sahraouiで、元々はDjinxx名義ではF-CommunicationsやDelsin等からもリリースしていたベテランかつ実力派アーティストだが、やはり近年の活動ではTransmatからのリリースでダンス・ミュージックの世界へと復帰したのが印象に残っているだろう。Derrick Mayに認められたエモーショナルなソウルを持ったテクノは、ある意味では近頃停滞しているデトロイト勢よりも更に本家デトロイト・テクノらしくもあり、だからこそTransmatの歴史の一部に加わった事も自然な出来事だったに違いない。その復活後以降は活動も軌道に乗りコンスタントに新作をリリースしていたが、ここに来てまた更なるキラートラックが届けられた。A面に収録された"Spy Of The Desert"は幽玄なパッドがふらふら酩酊しながらも彼にしては比較的エモーショナル性や大きな展開は抑制されており、その代りに疾走する勢いやグルーヴ感を持続しながらリズムで引っ張っていく機能性が重視されており、ミニマルなプレイとの親和性が高いか。本作ではB面の2曲がSahraouiに期待される音楽そのもので、"Born Again"はジャジーでスウィングするリズム感に柔らかいシンセのメロディーや幻想的に盛り上がっていくリフが用いられ、徐々に熱量が高まっていく情緒的な曲だ。だがしかし、彼のクラシックである"Nightflow"にも匹敵し、新たなるクラシックに成り得る可能性を秘めているのは"Before The 2nd Coming"だ。決して直球なダンストラックでもないためDJとしての使い所は限られるだろうが、荘厳でスピリチュアルなシンセパッドによる涙を誘う程の叙情性を旋律をなぞり、徐々に天上へと昇っていくようなドラマティックかつ甘美な構成を持ったこの曲は、正に90年代の栄華を誇ったデトロイト・テクノの時代から現在へと出現したテクノだ。少なからずともDerrick Mayの音楽性とも共鳴する熱き感情が渦巻いており、希望や癒やしと言ったポジティブな気持ちに満たされる。デトロイトがかつて程の勢いが無い中で、Sahraouiにはその穴を埋める存在として期待してしまうのも、本作を聞けば納得するに違いない。



Check Karim Sahraoui
| TECHNO13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Hiroshi Watanabe - Contact To The Spirits 3 (OCTAVE-LAB:OTLCD-2270)
Hiroshi Watanabe - Contact To The Spirits 3
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2016年は本人にとって新たなる局面へと突入した年であったに違いない。日本人としては初となる作品をデトロイトの老舗レーベルであるTransmatからリリースし、また過去の名義であるQuadraの失われたアルバムを復刻させるなど、過去と未来の両方を押し進めてアーティストとして実りのある一年になっただろう。そして本作もその一年の重要な要素であり、DJとしてのクラブで培った経験を作品化したMIXCDで、シリーズ3作目となる本作"Contact To The Spirits 3"だ。ドイツはKompaktとの関わりから生まれた1作目から彼自身を投影したと言う2作目を経て、4年ぶりとなる新作はこれまでと同様に精密な流れによる濃密なストーリー性を持ちつつ今まで以上に感情の起伏を誘発する内容で、ワタナベの激情が見事に音に反映されている。82分というCDの限界時間に21曲も使用した事で怒涛の展開によって熱き感情が激流の如く押し寄せるが、ミックスの最初は清らかな空気が漂い始めるアンビエントな"Sunrise On 3rd Avenue"を用いる事でこれからの壮大な展開を予期しており、そこからは聴く者を圧倒するドラマティックな展開が全く隙間なく続く。序盤にはYonenagaのプロジェクトであるR406による新曲の"Collapsar"がドラマティックな瞬間を作っており、デトロイト・テクノの叙情性がモダンに解釈されているが、中盤のKirk Degiorgio〜Ian O'Brien〜Rennie Fosterらの曲を繋げたデトロイト志向の流れは神々しいまでの光が天上から降り注ぐようで、勢いとエモーションが見事に融和している。また嬉しい事にR406の曲を用いたのと同様に、日本の隠れている才能を引っ張り出す事も意識しており、終盤に向かってjunyamabeによる幻想的な夢の世界に導かれるような"internal_external_where_is_my_body"をプレイし、ラストには7th GateのTomohiro Nakamuraによる"Memories Of Heaven"を配置して興奮と感動をピークに上げつつすっと余韻を残さず消えていくドラマティックな展開を生み出している。音の数や曲の数の密度の高さ、そして感情の込め具合は相当なエネルギー量で、聴く側も決して安易に聞き流せないような美しくも圧倒的な世界観はやや過度にも思われるが、それもワタナベの胸に秘めたるソウルを極限までプレイに反映させた結果なのだろう。魂と肉体を震わすエモーショナルなテクノに圧倒されるばかり。

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Tracklistは続きで。
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| TECHNO12 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2016/8/6 Hiroshi Watanabe Transmat “Multiverse” Release Tour Final @ Sankeys TYO
日本人としては初となるTransmatからの作品をリリースしたHiroshi Watanabeが、そのリリースツアーとして半年間に渡り日本各地のパーティーでプレイしてきたが、その集大成としてSankyesでツアーファイナルが開催される。そこにゲストとして呼ばれるのはTransmat繋がりとしてDerrick Mayのおかげでシーンへと復活を果たしたKarim Sahraouiで、彼の曲はテクノのみならずハウスのパーティーでもプレイされるなどエモーショナルな作風はWatanabeとも通じるものがあり、今回の初来日は期待していた者も多いだろう。勿論それだけではなく、ここに至るまでに積み重ねてきたWatanabeのライブも期待せずにはいられず、今夜その集大成を披露する事になるだろう。
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| EVENT REPORT6 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Karim Sahraoui - Sacred Kingdom EP (Loveland Recordings:LLR103)
Karim Sahraoui - Sacred Kingdom EP
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2014年、Transmatの後押しにより復活を果たしたDjinxxことKarim Sahraoui。一時は音楽業界から遠ざかっていた彼も復活を果たしてからは順調な活動を行っており、以前よりも一層デトロイト・テクノらしい美しいメロディーを強調した音楽性を強め、つい最近もTransmatから2枚目となるEPをリリースしたばかりだ。本作はそれよりも少し前にオランダでフェスをプロモートしているLovelandからリリースされたEPで、リミキサーには同じくデトロイト・テクノを深く愛するVince Watsonが迎えられており、この手のテクノに目が無い人にとっては涎が出る事は間違いない。先ずはA面に収録された"Horns Of Glory"が何と言っても素晴らしく、大きな展開を設ける事はなく多段の幻惑的なメロディーを用いてトランシーな作用を含ませながら、キックやリフの抜き差しによってじんわりとした起伏を付けながら持続感を出した完全なるピークタイム向けのトラックになっている。10分にも及ぶ長い構成ながらもその快楽性の高さが故に終わりのない展開を求めてしまいそうになる程で、ぐるぐると螺旋階段を昇り詰めて高揚は増していく。裏面の"The Earth From Above"はゴリゴリとした硬めのキックなどのリズムで横揺れを誘発しつつ、ソナー音のような反復するシンセがじわじわと脳髄を侵食しながら嵌めていくスタイルで、デトロイトのエモーショナル性よりは欧州のテック系な雰囲気を纏っている。そしてデトロイト・フォロワー(本人は否定しているが)としての力量が発揮された"Horns Of Glory (Vince Watson Reshape)"、原曲から大きな変化はないもののシンセは透明感を増し柔らかい音になり、その上で荘厳な響きも加えてドラマティックな盛り上がっていくこの曲は、Vinceの作風として生まれ変わり新たな魅力を発している。それぞれ期待通りで外れ無し、デトロイト・テクノ好きならば納得の一枚だ。



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| TECHNO12 | 09:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Karim Sahraoui - Eternal Life EP Part 1 (Transmat Records:MS200)
Karim Sahraoui - Eternal Life EP Part 1
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Djinxx名義ではF-CommunicationsやCocoon RecordingsにDelsinなど、そしてElectronic Resistance名義では自身のSahkatekからエモーショナルな旋律と洗練されたスタイルを伴うテクノをリリースしていたKarim Sahraoui。00年代には定期的に作品を制作し高い評価を獲得していたように思われたが、本人は業界に失望し一時期は音楽業界を身をおいていたそうだ。奇遇にもKarimから曲を受け取ったDerrick Mayは才能を見込み、彼を鼓舞しながら音楽業界への復帰を促し、その結果としてTransmatのコンピレーションである"MS00 / BEYOND THE DANCE TRANSMAT 4"(過去レビュー)でKarimの新曲を2曲も収録するに成功した。本作はその続きとでも言うべきか、Transmatにとっても4年ぶりの新作であり、Karimにとってもきっと新たな出発となるべき注目作。"Nightflow"は前述のコンピレーションにも収録されていた曲だが、デトロイト・テクノのフォロワー的な立場である彼がTransmatに捧げたのも納得なマシン・ソウルが全開のテクノだ。積み重なるように反復するエモーショナルシンセの波が覆い被さり、途中では熱さが吹き出す管楽器のメロディーも組み合わさり、星の間を駆け巡るようなハイテックな感覚が満ちていく。そして完全に新曲となる"Stella"はパーカッシヴなアフリカン・リズムに内向的でしっとりした旋律を組合せ、どこか物悲しくもある切なさが心を揺さぶる正にデトロイト・テクノと呼ぶべき名曲だ。Derrick Mayによれば更にアルバムの用意も出来ていると言うが、その言葉を真に受けるのは良くないと思いつつ(笑い)、しかしどうしたってアルバムに期待せずにはいられない程にKarimは再度輝きを増している。

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| TECHNO11 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
MS00 / BEYOND THE DANCE TRANSMAT 4 (Lastrum:LACD-0235)
MS00 / BEYOND THE DANCE TRANSMAT 4
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テクノと言う音楽を聴く者にとって、おそらくTransmatと言うレーベルを避けて通る事は不可能に近いだろう。デトロイト・テクノのイノベーターであるDerrick Mayが1986年に設立したこのTransmatは、多くのダイヤの原石だったアーティストを世に知らしめ、デトロイト・テクノの代名詞にも近い程の評価を獲得した。Derrick本人はTransmatの音楽を単なるダンスミュージック以上の価値を持つものと考えている為、それらをテクノと呼ばれる事にはあまり納得していないそうなのだが、しかし本作を聴くと確かにDerrickの意図する事は分からなくもない。本作はレーベルにとって実に12年ぶり、通算4枚目となるレーベルコンピレーションだ。Transmatの過去の隠れた名作と共に、傘下のレーベルであるFragileからも、そして今後Transmatからもリリース予定のある若手、更にはDerrick自身の失われた未発表作までもが収録されている。収録曲の多くはダンスミュージックと呼ばれるテクノではある事に間違いはないが、それと共に音の持つ繊細な美しさは芸術的に磨き上げられ、感情を揺さぶる内省的な、もっと言えばシリアスな佇まいさえ浮き出ている。それはダンスフロアを離れた音がベッドルームで鳴る時にも、決して単調で飽きないように意識に働きかける音として(アーティストのその意図があったかどうかは抜きにしても)作られているようにも感じられるのだ。今までのコンピレーションと異なっているのはレーベル初期の作品から近年の作品、そして新作までも網羅した正にレーベルの歴史(の一部)である事だ。Choice(Laurent Garnier)やCarl Craig、Silent Phase(Stacey Pullen)の大傑作と共に、DjinxxやDouble HelixにTony DrakeやSans Soleilなどの一般的にはそれ程知られていない作品、そしてレーベル再始動のきっかけとなったGreg GowやDVS1の作品が網羅されている事は、Transmatの音楽性を包括していると言っても過言ではないだろう。また複数の若手アーティストの楽曲も、テクノの未来を切り開くべく可能性に満ちた内容となっている。最後にはDerrick Mayの作品が待ちわびているが、まあこれはある意味サービスとして収録された位の出来だ。それは逆にもはやDerrickが作品を作らなくても、レーベルには多くの才能が存在している事の証でもある。そのダンスの向こう側に存在する音を、是非体験して欲しい。

Tracklistは続きで。
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| TECHNO10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |