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Popol Vuh - Revisited & Remixed 1970-1999 (SPV Recordings:SPV 70442 2CD)
Popol Vuh - Revisited & Remixed 1970-1999
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かつてはクラウト・ロック(※蔑称している表現)とも呼ばれ評価の低かったドイツのプログレッシヴ・ロックですが、その後はテクノ・ハウスの分野から再評価をされた経緯がある事からも分かる通り、ドイツのロックはエレクトロニクスを駆使し既成概念に囚われない独自の音楽を生み出しました。その点でジャーマン・プログレとテクノの相性は抜群なのですが、ドイツのPopol Vuhと言うプログレ・バンドのリーダー・Florian Frickeの没10年目にして、追悼盤としてテクノ系アーティストがリミックスを提供したコンピレーションがリリースされました。実はFlorian Frickeは初期作品にてムーグ・シンセサイザーを利用していたものの、宗教観にそぐわないと言う理由によりムーグをKlaus Schulzeに売り飛ばしてしまい、それ以降の作品では自然回帰の姿勢でニューエイジ化しました。本コンピレーションの一枚目には70〜99年までの作品が収められているのですが、やはり新しい時代の作品は(特にサントラ曲は)穏やかな酩酊感を感じさせるだけの楽曲が多く、正直な所ジャーマン・プログレの狂った高揚感は無く物足りないのが本音です。しかし二枚目にはリミックスが収録されており、Thomas FehlmannやMika Vaini(Pan Sonic)の重厚なアンビエント、Moritz von Oswaldの研ぎ澄まされたダブテクノ、Stereolabのヒーリング色のあるお洒落なラウンジ系など、こちらはそれなりにアーティスト毎の個性が感じられる電子音楽となっており楽しめるのではないでしょうか。まあ作品の善し悪しを抜きにしても、テクノの原点の一部を知ると言う意味に於いては価値のある作品だと思います。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Muting The Noise 01 (Innervisions:INNERVISIONSCD02)
Muting The Noise 01
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現在、ミニマルやハウスと言った音楽では最も注目を集めているであろうレーベルが、ドイツのInnervisions。Âmeの大ヒットに続き、Tokyo Black Star、Henrik Schwarz、Marcus Worgullら注目株だけでなく、フランスのテクノ伝道師・Laurent GarnierやChateau Flightさえもこのレーベルから新作を発表するなど、才能あるアーティストが続々とInnervisionsに集結しております。ところで現在のダンスミュージックシーンの最先端を進んでいるであろうInnervisionsですが、本作はビートレスな曲中心の非ダンスミュージック的なコンピレーションです。"Muting The Noise"と言うタイトルからも分かる通り、肉体に躍動を呼び起こすのではなく精神に安堵と快適をもたらすはずの静かな内容です。と言ってもアンビエントやチルアウトの様に浮遊感があって底抜けに享楽的かと言うとそうでもないし、内省的でどこか重苦しさを感じます。シンセの音色などは美しいけれどInnervisionらしいドゥープな面も見え隠れしていて、快楽の中に一滴だけ毒液が注入された様なイメージ。個性が強いので場合によっては逆に落ち着けなくなる様な音ではありますが、Innervisionsがそれだけ独特の音を放っていると言う事かもしれません。ジャーマンプログレの大御所・Klaus Schulzeを参加させたのは驚きですが、相変わらず18分と長尺な曲を提供していてどぅぅぅ〜んと気分も重くなりました。

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| TECHNO6 | 18:15 | comments(4) | trackbacks(0) | |
Klaus Schulze - Moondawn (Revisited Records:REV031)
Klaus Schulze-Moondawn
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本日もまだまだ引き続きジャーマンプログレッシブロックの紹介です。こんなマニアックな特集を組んでいるせいか、徐々にアクセス数が減っていて寂しいこの頃です。でもテクノを聴く者の宿命として、ジャーマンプログレ特集は続けるぞと。昨日はManuel Gottsching様を紹介したので、今日はその友人であるキーボーディストのKlaus Schulze氏を紹介します。Gottsching様とSchulze氏と言えば元Ash Ra Tempelのメンバーとして、完全にラリッている瞑想(迷走?)サイケデリックロックをプレイしていました。"E2-E4"のGottsching様しか知らない人には到底聴く事の出来ない強烈な音楽でありまして、その時はSchulze氏はドラマーとして超絶に自由奔放なリズムを叩いていたんですね。アルバム一枚を出した所でSchulze氏はバンドを脱退するのですが、ソロになった時点から彼のシンセサイザー奏者としての道が始まったのです。さて名作として誉れ高い本作は、珍しくもドラマーを引き入れて電子音の演奏と生演奏を共演させています。電子音と言うかシンセサイザーはたんまり利用されているものの、分かり易い音ではなくて難解なジャーマンプログレを象徴しているドロドロと重苦しい雰囲気に包まれています。曲の途中からメランコリックなシーケンスも入ったりしてくると、テクノっぽい連続的な繰り返しも出てくるのですが、やっぱり爽快感は皆無ですな。ただ細かく入っているSEとか浮遊感のあるシンセのエコー、ミニマルなシンセのシーケンスの使い方とかは、とても76年に一人で作ったとは思えない出来です。またそれに合わせたドラムの躍動的なグルーヴがあるおかげで、だれる事無く大きなうねりを生み出しボーナストラック含め3曲78分と言う壮大なストーリーを聴き通す事が出来るようになっています。いやしかし気持ち良い音なんだか不快な音なんだか分からないけど、とても深い世界である事には間違いないですね。

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| ETC1 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Klaus Schulze - Irrlicht (TKO Magnum Music:CDTB133)
Klaus Schulze-Irrlicht
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ジャーマンプログレシーンで最も有名なキーボード奏者と言うと、このKlaus Schulzeになるに違いない。元々Tangerine Dreamのドラマーであったが1stアルバム発売後に脱退、その後Manuel GottschingAsh Ra Tempelを結成するもこちらも1stアルバム発売後に脱退。そして何故かドラムを捨ててシンセサイザーを手にし、エレクトロニクスミュージックを始めた。鍵盤楽器に触れてから3週間で作ったと言う1stアルバムがこのIrrlichtだ。1stアルバムにして傑作と言う評判だが、僕は他のアルバムを聴いた事が無いのでまだ断言は出来ません。しかしながら、このバッドトリップ感はジャーマンプログレの中でも断然に群を抜いています。メロディーと言うメロディーは無いし、聴いていて凹ませるような鬱感しかなく、真夜中の墓地に火の玉でも出るようなおどろおどろしい感じです。オーケストラとの競演らしいが、どの音がオーケストラでどの音がシンセサイザーなのか全くもって区別がつきません。とにかく終始重厚でブゥゥ〜ンとかゴォォ〜とした音が続くばかり。ジャーマンプログレの難解さが一番際だつ作品ですね。CDの帯には「ジャーマントランスのカリスマ」とか書いてあるけど、トランスはトランスでもキメすぎちゃってやばい方のトランスじゃないのかな。快楽とは全く対極の音楽です。こんな事書いて、興味持つ人いるのだろうか…。

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| ETC1 | 15:34 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Tangerine Dream - Phaedra (Virgin Music(Italy):7243 8 40062 28 TAND)
Tangerine Dream-Phaedra
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ジャーマンプログレの中でも特に気持ちの良いアナログシンセ音を出していたのが、このEdgar Froese率いるTangerine Dreamだ。Klaus Schulze在籍時の1stアルバムももちろん名盤でそっちの方が、普通にジャーマンプログレと言った感じ。今回紹介するアルバムは、むしろ現在のアンビエントやメディテーションミュージックにも通じる壮大なエレクトロニクスミュージックだ。現在では複雑なシーケンスも簡単に行えるが、この作品が作られた時代には当然そんな事は不可能だったと思う。技術的にどうしたのかは分からないけれど、結果的にドロ〜ンとしたシーケンスが組まれグィィ〜ンと唸るスペーシーなシンセが前面に出てきている。特に表題曲がもっともアンビエンスを感じさせ、重厚な作りになっている。もっとも他の曲も電子音を使ったエレクトロニクスミュージックではあるが、どっちかって言うとクラシック的荘厳さを感じさせる。技術的には現在の方が色々出来るようになったが、それでもつまらない作品は多い。しかし技術は無くともこのアルバムの様に、アーティストの力量次第で素晴らしい作品は出来る物だ。ただただ感嘆するのみ。



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| ETC1 | 16:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |