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Trinidadian Deep & Lars Bartkuhn - Sonics & Movements (Neroli:NERO 041)
Trinidadian Deep & Lars Bartkuhn - Sonics & Movements

イタリアにて優美なハウス・ミュージック〜クロスオーヴァー系には定評のあるNeroli、その新作はTrinidadian Deep & Lars Bartkuhnによる共作だ。Ron Trent直系でオーガニックかつアフロ・パーカッシヴなフュージョン・ハウスを量産するTrinidadian Deep、そして元Needsのメンバーでありジャズやフュージョンからの要素をハウス・ミュージックへと昇華させ耽美な世界観を創造するBartkuhn、そんな二人の音楽性がNeroliに合わない訳もなく、そしてその二人がコラボレーションしたのであれば興味を惹かずにはいられない。A面にはTrinidadian Deepのソロが2曲収録されているが、揺れるリズムに軽やかで爽やかなパーカッション使い、そして煌めきのある耽美なシンセにダビーな処理を加えて奥行きも演出した爽快感溢れるディープ・ハウスの"Native Palo"は、おおよそアーティストに期待している音楽そのものだ。途中から入ってくる麗しいシンセソロなど、一曲の中で魅力的な展開も作っている。"The People"はよりトロピカルなパーカッション使いに体も軽やかになり、スティールパンの朗らかな旋律やオルガンソロが躍動して、ラテン×フュージョンのような陽気なハウスだ。そして裏面には二人の共作がバージョン違いで収録されているが、"The Parish (Full Experience)"こそ両者の音楽性が正にフュージョンして、壮大でエレガント、豊かな表情を見せるディープでアフロなハウス傑作になっている。10分を超える大作なれど様々な要素を持ち込み飽きさせる事なく、かもめの鳴き声らしいオープニングから土着的で軽やかなパーカッションが快活なリズムを刻み、すっと伸びる光沢感あるシンセと耽美なエレピのリフで優雅に引っ張っていく。咽び泣くようなエモーショナルなシンセソロでぐっと郷愁を強めつつ、ダビーなパーカッションが空間の広がりを創出し、次には繊細なピアノが滴るように入ってきて、あの手この手で装飾するように展開を繰り広げる作風はアーティスト性の強いBartkuhnの手腕が発揮されている。バージョン違いの"The Parish (Dub)"はそのタイトル通りで、民族的なパーカッションが空へと響き渡るように爽快さが強調されており、特にオリジナル以上のダブ処理によってより躍動感を獲得している。どの曲もNeroliというレーベルの華麗な美しさを纏う音楽性に沿っており、二人のアーティストの相乗効果も抜群に作用した名作と断言する。



Check Trinidadian Deep & Lars Bartkuhn
| HOUSE13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Aybee & Lars Bartkuhn aka The Astral Walkers - Passage EP (Deepblak:DBR-V031)
Aybee & Lars Bartkuhn aka The Astral Walkers - Passage EP
Amazonで詳しく見る(MP3)

遂に2017年末にはディープ・ハウス大旋風を巻き起こしたNeeds名義で作品をリリースしそのプロジェクト復活の狼煙を上げる事に成功したLars Bartkuhn、そしてDeepblakからは才能ある新星を送り出しつつ自身でもアフロやディープ・ハウスから実験的なテクノまで制作するAybee、その両者が手を組んだ話題性十分のプロジェクトがThe Astral Walkersだ。両者ともDJよりは演奏家としての才能が光っており、それは勿論豊かな楽曲性へと反映されているが、電子音楽を用いたダンス・ミュージックに於いても非常に有機的でライブ感溢れる演奏がその根本となっている。本作でも当然の如くギターからピアノにパーカッションやドラム・プログラミング、果てはボーカルまで披露しており、電子音楽と生演奏の狭間を埋めていくような楽曲性はほぼ完成の域に達している。"Passage (Full Experience)"の方は最早Needsの新作として紹介されてもおかしくないフュージョンからの影響も伺えるディープ・ハウスで、弾けるような爽快な4つ打ちのハウス・グルーヴを軸にディレイの効いた開放感あるギターや空間の広がりを演出するシンセで彩り、そしてマリンバらしき朗らかなリフや耽美なピアノなど様々な装飾を緻密に編み込んでいるが、それらは決して過度にはなり過ぎずに絶妙なバランスで用いられているのがセンスの良さなのだろう。ともすればコテコテの作風に成りかねない煌めくような装飾性の高さだが、豊かな響きはありながらも実に洗練されたディープ・ハウスは優雅でさえある。同じ楽曲の異なるバージョンである"Passage (Astral Stroll)"はぐっとテンポを落としつつミニマル性を高めながら、サイケデリックなギターソロなどによって混沌としてディープなスピリチュアル・ジャズ性を増し、より奥深い空間性が際立つ異色なバージョンだ。やはりNeedsの音楽性に期待するのは前者の方でそちらの華々しい作風に惹かれるが、この作品で手応えを掴んだのか二人は現在もセッションを行っているようで、今後の活動も期待せずにはいられない。



Check Aybee & Lars Bartkuhn
| HOUSE13 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Earth Patterns - First Light (Utopia Records:UTA 006)
Earth Patterns - First Light

Soichi Teradaの名作の再発やModajiやLars Bartkuhnなどのジャジーヴァイブス溢れる作品、そしてギリシャの現代音楽家であるVangelis Katsoulisのアルバムまでもリリースするなど、時代やジャンルを超越しながら質の高い音楽のみを提供するUtopia Recordsは新興レーベルながらも特別な存在感を示している。そのレーベルからの見知らぬ名義・Earth Patternsのミニアルバムがリリースされたが、これもレーベル買いしては損はしない作品だ。実はVoyeurhythmやDelusions Of Grandeurからの作品で頭角を現しているBen Sunによる変名で、メローな旋律とサンプリングのディスコ・ハウスからブギーなハウスまで展開する実力派であり、この新作では一転してLarry Heard辺りを意識したリスニング向けのピュアなハウスに挑戦している。冒頭の"Sunflower"からして完全にHeardの影響下にあるディープ・ハウスで、透明感あるシンセの流麗なメロディーを武器にコズミックな音響も加え、そして圧力には頼らずにメロディーを支える端正で軽快な4つ打ちのビート、一切の余計な音は加えずにシンプルな構成ながらもエモーショナル性を追求した作風はクラシカルな趣きさえある。より温かみのあるパッドを用いて穏やかさが打ち出た"Horus Rising"では心地良く抜けるパーカッションも効果的で、開放感や爽快感を感じさせるハウスだ。更にテンポを落としたダウンテンポ調の"Fourth Axis (Instrumental)"でもピアノの可愛らしい旋律や子供の歌声らしきものが朗らかなムードに繋がっているが、Ben Sun名義のブギーな音楽性に通じる所もある。裏面は内面の宇宙へと潜っていくようなアンビエント性の高い"Transit Pan"で始まるが、これもHeardの深遠なる世界観を思い起こさせる。そしてアフロかエキゾチックなのか国籍不明な不思議な感覚のあるプロト・ハウス風な"After The Rain"から、最後は光沢のあるシンセから始まるも分厚いアシッド・ベースが加わって最もダンスフルなハウス・グルーヴの"Eight Circles"でアルバムは幕を迎える。ハウス〜アンビエント周辺をうろつきつつどの曲にも言える事は、やはり慎ましく穏やかなメロディー、それは控えめに美しく情緒を含むものでしっとりと肌に染みていくという表現が相応しい。素晴らしい作品なのでミニアルバムなのが勿体無い位なので、是非ともこの名義には再度期待したい。



Check Ben Sun
| HOUSE13 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Needs - Walkin' Thru Circles (2017) (Needs Music:NE-GE01)
Needs - Walkin Thru Circles

Yannick ElverfeldとLars & Marek Bartkuhn兄弟の3人によるディープ・ハウスのプロジェクト、それが1999年にデビューを果たすやいなやシーンの注目の的となったNeedsだ。やりたい事ではなくやらなくてはいけない音楽、それはリズムやグルーヴという機能性よりもムードや響きによる感情に訴えかける要素を重視し、豊かなコードやハーモニーによって鮮やかな色彩とソウルフルな音を鳴らすディープ・ハウスであり、その素晴らしい楽曲性に多くのDJが惚れ込んだ。00年代半ばには残念ながら空中分解してしまったものの、それ以降はLars一人でフュージョン寄りのバンドスタイルでの活動なども続いてはいたが、やはりファンとしてクラブ・ミュージックとしてのNeedsを期待していたのが本音だろう。そして近年になりかつてのNeedsを思い起こさせるディープ・ハウスへと回帰していたLarsだが、それが完全な形として成したのが本作だ。これは2001年にリリースされたNeeds名義では5作目のシングルのリイシューとなるのだが、リマスターだけではなく今の時代に合わせた新たなバージョンも収録され、Needsの復活の狼煙を上げる作品と捉える事が出来るだろう。"Walkin' Thru Circles (Thump Mix)"はオリジナルに収録されたバージョンの一つで、もはやこれ自体がクラシックと呼ばれるべき優美なディープ・ハウスで今も尚色褪せず、がっつりと芯の太い4つ打ちに合わせて優雅に登り詰めるようなシンセの重層的なコードやエモーショナルなソロが展開され、濃密な程に繊細な音が編み込まれた事でゴージャス感がありながらもモダンに洗練された名曲だ。そんな原曲を今のLarsの感性で解釈し直したので"Walkin' Thru Circles (Full Expansion)"で、プログラミンは用いながらもギターやベースにドラム、パーカッションやサクソ等の生演奏もふんだんに取り入れて、登り詰める多幸感と言う点では全く変わらないものの全体的に柔らかい音質が打ち出された事で穏やかな情感や温かい感情性が増し、爽やかなパーカッション弾けるコズミックなフュージョン・ハウスへと生まれ変わっている。Larsのジャズ/フュージョンへの造詣がディープ・ハウスへと自然と取り込まれ、ライブバンドが目の前で演奏しているかのようなライブ感さえ纏っているが、かつてのNeedsが時を経て円熟味を増した結果だろう。クラシックは時を超えても色褪せないからクラシック、その意味ではこれは正にそんな曲なのだ。



Check Lars Bartkuhn
| HOUSE13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Lars Bartkuhn - Elysium (Neroli:NERO 037)
Lars Bartkuhn - Elysium

近々Needs名義で送り出したハウス・クラシックのニューバージョンをリリースする予定だったりと、Needs復活の兆しが感じられるが、その活動の中心にいるのがLars Bartkuhnだ。本人はギターも弾く演奏家であり、ダンス・ミュージックだけにこだわらずフュージョン的なバンド体制での活動も行ったりと、ジャンルに固執する事なく作曲家としての才能を光らせる。そして本作は以前にもリリース歴のあるイタリアはNeroliからの目下最新作であり、Bartkuhnと言うよりはもはや00年代のNeeds名義の作品と言われても信じてしまう程に、非常にNeedsらしい音楽だ。A面を丸々使用した13分にも及ぶ"Full Experience"、端正なハウスの4つ打ちから始まるとジャズやアフロの感覚も含んだパーカッションも鳴り、そしてNeedsらしい耽美で優雅なピアノやホーン、煌めくようなシンセがゴージャスかつ繊細に彩っていく。遠くで薄っすらと鳴るような透明感ある電子音、情熱的なホーン等のソロパート、ジャングルの息遣いを感じさせる動物の鳴き声のサンプル、色々な音が情報となって盛り込まれているがそれが過剰になる事はなく、長い長い曲の中でドラマティックに展開していくのだ。プレイヤーとしてのバックボーンが反映されクラブ・ミュージックではありながらもコードや展開を重視し、(当然ミックスに使用されるべき曲だが)一曲そのもので完結してしまう音楽的な豊かさがあるのだ。"Inner Experience"はオリジナルを研磨し慎ましく落ち着いた作風にする事で、派手さよりも叙情性や生っぽい温かさが際立つような作風だ。そして"Paradise Dub"はダブという名の通りパーカッシヴなリズムが強調されて軽快なアフロ・ハウスらしくもありつつ、しかしサクソやシンセ等のソロパートも生き生きと躍動する事で楽園的な多幸感を得ている。どのバージョンも異なる視点から考えられた作風ではあるが、そのどれもがDJとして使うにも十分な機能性を保持しつつ、そして単にDJツールに留まらない音楽性も持っているからこそ、それはつまり"Needs"(必要とされるもの)なのだろう。文句無しに素晴らしいアフロ・フュージョン・ハウス。



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| HOUSE12 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Lars Bartkuhn - Massai (Utopia Records:UTA005)
Lars Bartkuhn - Massai

ダンス・ミュージックの界隈においてはDJが中心にあり、ミュージシャン/バンドは何故その外側にいるのか?という問題提起をFacebook上で行っていたLars Bartkuhn。かつてドイツからディープ・ハウスの大旋風を巻き起こしたNeedsの一員でもあるBartkuhnは、楽曲として間違いなくフロアでも機能するハウスを制作していたが、しかし前提としてミュージシャンである影響かその楽曲はフュージョンやジャズも吸収した豊かな響きを持っており、一過性ではない普遍的な音楽をダンス・ミュージックに求めているように思われる。一時期は音楽活動が見られなかったBartkuhnではあったが、近年NeroliやUtopiaから復活を果たしてからはまた以前のような優美なディープ・ハウスを手掛けるようになっているが、この新作では一転して演奏家としての面を強調してリスニング性の強いクロスオーヴァーな音楽を披露している。薄っすらとしたパッドと美しいシンセの絡みで始まる"Massai (Part I)"は序盤から叙情が湧き立つエモーショナルな曲だが、特に耳を惹き付けるのがPat Methenyを思わせる耽美なギターのフレーズで、そこに入れ替わるように物悲しいピアノがしんみりと切なさを増し、様々な生演奏を駆使しながら感情性豊かにドラマティックに展開する。派手さは抑えつつもじっくりと静かに熱量を高めていくソウルフルな流れで、ダンス・ミュージックとしての前提もありながら聞く/感じるという事を尊重した楽曲性は、やはりミュージシャンとしてのプライドが込められている。別バージョンとなる"Massai (Part II)"は柔からなパーカッションを用いながらもビートレスな作風で、複数のシンセ音やピアノによる望郷の念が込められたようなしみじみとした切なさとがより琴線に触れ、アンビエントな雰囲気と共にBartkuhnの感情的な内面がより投影された感もある。どちらのバージョンにおいても演奏家としてのハーモニーやコードの流れを重視し、心の奥底まで響くであろう感情を吐露した作風は通底しており、その音楽のスタイルがハウスであろうとなかろうとBartkuhnの情熱的な音楽愛が現れている。



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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 12:00 | comments(1) | trackbacks(0) | |
Anthony Nicholson - Gravity (deepArtSounds:dAS016CD)
Anthony Nicholson - Gravity
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シカゴのディープ・ハウスのアーティストとして堅実な活動を続けるAnthony Nicholson。Ron TrentやChez Damierの盟友であり音楽的にも共通点が多く、パーカッシヴなリズムやフュージョン的なメロウな旋律を活かした作風のハウスは、ディープでありながらも屋外に合うような開放感も伴っている。本作は前作に続きシカゴ系に特に力を入れているスイスのDeepArtSoundsからとなるが、元々は2016年にアナログのみでリリースされていたものが幸いにも2017年になってCD化された。基本的には既に前述の作風は確率されており近年の作品でもどれも大きな変化はないが、本作では殆どがボーカル・トラックとなっており、メロウな音楽性がより活かされているように感じる。スペーシーなシンセや耽美なローズ・ピアノにジャジーグルーヴ溢れる爽快なパーカッションが組み込まれた"Miquifaye El Tema"は、麗しい女性の声も伸び伸びと広がって、曲に更なる広がりや爽快感をもたらしている。"Imagine"はあのJohn Lennonのカバーであるが、当然原曲とは異なり爽やかで青々しいダンス・グルーヴが走っていて、アフロパーカッシヴな響きやメロウなピアノ等が織りなすジャジーハウスになっている。"Too Late"では以前から繋がりを持っているLars Bartkuhnがギターで参加しており、ダビーなパーカッションが水しぶきのように弾けつつも、優美なシンセやピアノの共にフュージョン性の強いギターが豊かな響きを加え、嬉々としたフュージョン・ハウスを聞かせている。大半が滑らかな4つ打ちを軸にしたディープかつジャジーなハウスではあるものの、"Discojazzfunkdelite"ではややその形式から外れた変則的なビートを叩き出しておりアルバムにアクセントを加えているが、生っぽい音を軸に情熱的なギターカッティングやメロウなローズ・ピアノに麗しいシンセのコード展開などそのどれもが溜息が出る程に美しい。どれもこれもメロウで自己陶酔してしまうような甘くも切ないハウスは、この手の音楽の中でも特にロマンティックな作風を得意とするNicholsonの十八番と呼べるもので、金太郎飴的になってきてはいるものの好きな人にとっては堪らないだろう。何より定期的にアルバムを制作し自身の音楽性を的確に表現するのだから、DJよりもアーティストとして評価されるべき存在なのだ。



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| HOUSE12 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Vangelis Katsoulis - If Not Now When (Utopia Records:UTA004CD)
Vangelis Katsoulis  - If Not Now When
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古典になっているハウス・ミュージックの掘り起こしから、現代的なジャズや電子音楽にまで影響を受けたダンス・ミュージックまで手掛けるUKの新興レーベルであるUtopia Recordsは、確かにカタログにLars BartkuhnやModajiが並んでおり、まだ作品数は少ないもののレーベルの方向性は窺い知れるだろう。そのレーベルにとって初のアルバム作品を提供したのがギリシャのシンセサイザー奏者であるVangelis Katsoulisで、1980年代前半からジャズを基調にニューエイジやフュージョンも融和させながら活動を続ける大ベテランだ。2015年には彼の曲を現在のダンス・ミュージックのアーティストにリミックスさせた『The Sleeping Beauties Remixed』(過去レビュー)も送り出し、ジャズや現代音楽からよりダンスへと接近するような方向性も示唆していたが、その結果としてこのニューアルバムは確かにジャズが軸にありながらも現代的なバレアリックやアンビエントの感覚も含んだモダンな作風になっている。始まりの"All The Blue Skies"から自由なビートを叩き出すジャズ色強めだが、オーガニックとエレクトロニックの調和や美しいサウンドスケープが広がっており、やはりジャズを提示すると言うよりは結果的にベースにジャズがあるもののコンテンポラリー・ミュージックと呼んだ方がしっくりくるか。続く"Zarrin"ではビートは排除しつつ女性の優しいボーカルを導入し、静謐で研ぎ澄まれたピアノの旋律を基に白昼夢を誘うかのようなアンビエント的な面も。そしてテクノの要素を取り入れた"Grand Delusions"では硬いビートがリズミカルに弾けるが、やはり温かくドリーミーな上モノはバレアリックの開放感があり、リスニングとダンスの程良い中庸を保っている。トランペットを導入した"Midsummer Tobago"もややジャズの匂いはあるものの、情緒的な雰囲気を生むシンセサイザーのな導入によってニューエイジ的な曲調になったり、深みのある音色を聞かせるフリューゲルホルンを用いた"It Not Now, When"もジャズに加えてダブの音響や透明感を作る電子音のヴェールが効果的に作用しており、単にジャズと呼ぶには難しい現代的な感覚が通底している。音楽的にはECMや昨今再評価の高いGigi Masinと近いだろうか、単に古典に留まらずに現代音楽ともコミットする拡張性があり、それでも尚クラシカルな響きもある実にリスニングとして心地良い現代音楽だ。



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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Claes Rosen - Kvasten I Hornet (Local Talk:LT073)
Claes Rosen - Kvasten I Hornet
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スウェーデンを代表するハウスレーベルにまで成長したLocal Talkというある種のブランドが背景にあるとしても、本作はディープ・ハウス好きならば注視せずにはいられないだろう。L-WIZと言うユニットではダブ・ステップをルーツ・レゲエも取り込んだダブ・ステップを披露し、そしてこのClaes Rosenのソロ活動ではデジタル配信を軸にギラついたプログレッシヴ・ハウスから近年は洗練された優雅なディープ・ハウスへと移行しているアーティストの新作で、特筆すべきは2000年代のディープ・ハウスのシーンを席巻したドイツのNeedsが久しぶりにリミックスを提供している事だ。近年はNeedsの一人であるLars Bartkuhnの活動ばかりが目立っていたが、Needs名義がその実Larsによるものかどうかは抜きにしても期待せずにはいられないものだ。それはさておきClaesによる"Kvasten I Hornet"もLocal Talkの名に恥じぬ明るく親和性の高いディープ・ハウスで、フュージョンを思わせる躍動感あるシンセのメロディーとブギーな4つ打ちでどっしり安定したグルーヴを生み、そこに開放感に繋がる広がりのあるコーラスや青々しいサウンドも被せて新鮮な爽快感が満ちる作風は正にレーベル性に沿っている。プログレッシヴ・ハウスを手掛けていたアーティストがこうもモダンに様変わりするのは意外だが、メロディアスな部分では以前からそう変わっていないのかもしれない。さて、本作の目玉である"Kvasten I Hornet (Needs Remix)"は原曲よりも派手さを抑えておしとやかなエレピのコード展開で控え目なエレガンスを展開しつつ、しかし弾けて空気感溢れるパーカッションを大胆に用いるのはNeedsの十八番と呼ぶべきか、この繊細で精密な構成と上品な耽美な世界観は確かにNeeds以外の何物でもないだろう。酔いしれて白昼夢に溺れるような快適性に優れており流石のディープ・ハウスだが、今になってNeeds名義を用いた事に今後の活動が何かあるのかと期待せずにはいられない。



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| HOUSE12 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Modaji - Belle Epoque EP (Utopia Records:UTA - 002)
Modaji - Belle Epoque EP

設立されたばかりながらも寺田創一やLars Bartkuhnの作品をリリースし一際注目を集めているUKのUtopia Records、その勢いに乗ってリリースされる第3段も間違いなく注目を集めるであろうModajiの9年ぶりの新作だ。今となっても燦然と輝く2000年前後のフューチャー・ジャズやブロークン・ビーツが繁栄していた時代、特にその中で一際注目を集めていたLaws Of Motionを代表するアーティストの一人で、情熱的な響きとしなやかなブロークン・ビーツによる洗練された音楽性が特徴で、それは先進的で都会的な雰囲気を含んでいた。ここ10年程は西ロンドンのフューチャー・ジャズのシーン自体も落ち着いており、Modaji自身も一向に新作を出す事なくもはや引退していたのではと思っていたが、まさかここに来て新作を引っ提げて帰還するとは誰も予想だにしなかっただろう。そしてその新作は期待に違わず素晴らしく、タイトル曲の"Belle Epoque (Belleville)"は透明感のあるパッドのコード展開とスムースに疾走する4つ打ちを軸にしたハウスだが、柔らかいオーガニックな質感と一転の曇りもないピュアな響きの電子音によってエレガントに装飾されており、当時のフューチャー・ジャズよりフロア寄りで直線的ではあるものの開放感が心地良い。Big Chill関連のBruce Bickertonがリミックスした"Belle Epoque (Alucidnation Remix)"はビートを抑えながら豊潤でカラフルな色彩を帯びたメロディーを付け加え、穏やかに引いては寄せる波のようなリラックスしたアンビエント感で纏め上げ、そして更にコズミックなシンセが煌めく"Belle Epoque (Ambience)"はもはやバレアリック的だ。ボンゴかコンガか、爽やかさを纏ったパーカッションが刺激的に弾ける"Espiritu Santo (Dance)"はスピード感に長けており、じわじわと継続する流麗な上モノから時折暴れるように激しいパーカッションのブレイクも現れたり、うっとりする程の耽美な雰囲気の中にも力強いグルーヴが走っている。そして最後の"17"は完全なるアンビエントで、蜃気楼のように朧気な風景を描き出すサウンド・スケープは、儚い哀愁を滲ませている。往年のModajiに比べると随分とハウスとアンビエントが前面に出ているが、全くフュージャー・ジャズの要素が無いわけでもなく、時代に合わせてモダンに進化したフュージョン・ハウスと呼んでも違和感はない。何よりもその小洒落て優雅な佇まいは、今も健在なのだから。



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| HOUSE12 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Lars Bartkuhn - Nomad (Utopia Records:UTA - 003)
Lars Bartkuhn - Nomad

ドイツから本場NYへディープ・ハウス攻勢をかけたNeeds、その元メンバーであるLars BartkuhnもNeeds解散後はフュージョンやバンド・スタイルでの音楽に取り組んでいたが、2015年末には久しぶりとなるEPの「Music For The Golden Age」(過去レビュー)をリリースし、ディープ・ハウス路線に於ける復活の狼煙を上げた。そして更なる新作はPhonica Recordsから派生した新興レーベルのUtopia Recordsの第2作目となり、前作と同様に優雅なフュージョンの音楽性も取り入れつつハウス・ミュージックへと戻り、かつてのNeedsにも劣らない素晴らしい煌きを放っている。タイトル曲である"Nomad (Full Experience)"はBartkuhnの豊かな音楽性が示された曲で、耽美なエレピの旋律や朗らかなアコギのコードに希望に満ちたフルートの音色、そしてアフロなパーカッションやジャジーなグルーヴが走り、Bartkuhn自身による歌が芳醇さを醸し出す。様々な楽器が渾然一体となり色彩豊かな響きへと繋がり、ミュージシャンとしてのバックボーンを持つBartkuhnらしい広がりのある展開が、ダンス・ミュージックとして以上のフュージョンやジャズをも含んだ洗練された音楽性を聞かせている。そして"Nomad (Reprise)"はビートを排しつつアコギやキーボードの旋律を浮かび上がらせる事で、その繊細な旋律や響きがより伝わる事で、Bartkuhnのメロディーメーカとしての才能を強く体験出来るだろう。そして本盤での目玉は"Tokyo Burning"である事に間違いはない。UR、更に言うならばGalaxy 2 Galaxyの系譜にあるハイテック・ジャズ路線と言うべきか、コズミックな輝きのある電子音が飛び交いジャジーグルーヴが跳ね、希望に満ちたシンセのコード展開がポジティブな気持ちを湧き起こす。古典的なデトロイト・テクノ/ハウスにも似た未来感がありながら、しかしBartkuhnの感覚によりモダンな雰囲気も持ち合わせたピークタイム向けの曲に仕上がっている。Needs時代に彼等の音楽に魅了された人も、そしてまだBartkuhnを知らない人にとっても、彼の耽美で優雅なフュージョン・ハウスにきっと魅了される事だろう。



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| HOUSE12 | 19:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2016/5/21 Sunset Lounge @ 江ノ島展望台
Sunset Lounge 2016 Part1

もう既に蒸し暑さも強くなってきた5月、今年もまたSunset Loungeの季節の到来だ。2003年のFreedom Sunset時代からもう10年以上も経過し、老若男女が気軽にピースフルな体験を出来る夏の海のパーティーとして定着しているが、世界的にも活躍するベテランから実力を秘めた若手、そしてテクノ/ハウスだけに拘らないダンス・ミュージックまでの人選と、幅広い層が参加出来る環境ながらも本格的な音楽性を伴う事で間口を今も尚広げている。今回はパーティーのレギュラーDJになっている井上薫、TransmatからアルバムをリリースしたばかりのHiroshi Watanabe、人力ブレイク・ビーツを披露するKEIZOmachine!、ハウスのプレイでは定評のあるDazzle Drums、そしてDJ NOAと全く隙のない出演者が揃い期待度は非常に高い。
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| EVENT REPORT6 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Lars Bartkuhn - Music For The Golden Age (Neroli:NERO 029)
Lars Bartkuhn - Music For The Golden Age

前にEPをリリースしたのは2008年、それから既に7年が経過してようやくLars Bartkuhnによる新作がリリースされた。2000年前後に高い評判を得ていたディープ・ハウスのユニット・Needsのメンバーであり、耽美かつ華麗なその音楽性は多くのDJを魅了したものだった。残念ながらユニットは空中分解し、それ以降はPassion Dance Orchestra名義でバンドアンサンブルなフュージョンをプレイしたりもしていたが、やはり期待していたのはNeedsのような煌めくフュージョン・ハウスだろう。新作はイタリアのNeroliからのリリースとなるが、両者がその優雅な音楽性で共通項があるのだから、相性の良さは抜群と言う他にない。さて、実際に"Golden Age (Cosmic Resonance Dub)"から聴いてみると完全にNeedsの音楽性が現代へと蘇っており、美しいピアノの旋律や細かく編み込まれたパーカッションによる大胆なグルーヴ感、コズミックなシンセを用いてエレガンスを極めたフュージョン・ハウスを展開している。何処までも昇り詰めるような高揚感、闇を振り払う眩い煌き、壮大な展開とドラマティックなハウスはパーティーで受ける事は間違いないだろう。対して"Daybreak Contemplation"はぐっとテンポを落としたダウンテンポで、滴り落ちるようなシンセの旋律やフルートらしき優美な笛の音色が絡み合いながら、じんわりと郷愁が沁みるアーバンテイスト溢れる曲だ。裏面には別バージョンとなる”Golden Age (Full Experience)”が収録されているが、こちらは何となく生っぽさが打ち出される事でラフな感もあり、豪華な装飾性を適度に抑制しながら控え目に優美なフュージョン・ハウスに仕上がっている。どれもこれも失われつつあったNeedsの要素を取り戻した事で、再度Bartkuhnがディープ・ハウスの業界へと戻ってくるのかと期待せずにはいられない。言葉を失う程に素晴らしい。



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| HOUSE11 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Lars Bartkuhn - Passion Dance Orchestra (Ropeadope Records:RAD 249)
Lars Bartkuhn - Passion Dance Orchestra
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90年代末に突如としてデビューを果たし、00年代前半にディープ・ハウスの業界を席巻したドイツはフランクフルトのユニット・Needs。繊細に作りこまれた曲と大胆かつ麗しい展開を伴うそのハウスは多くのDJにもプレイされ、今も尚その音楽をクラブで耳にする事は少なくない。残念ながらユニットは空中分解してしまったものの、メンバーの一人であるLars Bartkuhnはその後もフュージョンやポストロックの要素が強いバンド・アンサンブル重視のアルバムを手掛けて、Needsの余韻を残しながら音楽活動を続けている。本作は海外では2014年にリリースされたLarsにとっての7年ぶりのアルバムで、日本国内では2015年末になってようやく発売されたものだ。アルバムのタイトルは『Passion Dance Orchestra』、これはNeedsがかつて使っていたプロジェクト名でもあり、その言葉が示す通りに情熱的でオーケストラのように豊潤な音色を聞かせるダンス・ミュージックを意図しているからこそ、敢えてこれをタイトルに命名したのも的外れではない。NeedsとしてはDJやダンス・ミュージックとしての面を表に出していたものの、やはりソロではよりパーソナルな指向が打ち出されるのか、フュージョンやジャズなどの生演奏スタイルを重視してアーティストとしての側面を素直に表現している。Lars自身はギタリストとして即興的にギターをプレイし、他にローズピアノにベースやドラム、弦楽器や管楽器などのプレイヤーを起用して、生のルーズさも含みながら各楽器の一体感と豊かなハーモニーやコードを生み出して爽やかな情熱を体感させる。極めてセッション的というか堅苦しい展開や気負いは一切無く、気心の知れた仲間と楽しみながら演奏しているかのようなリラックスしたプレイからは、熱量の高さよりも和やかなムードが先行してすっと耳に入ってくる優しさが心地良い。ジャンルとしてはディープ・ハウスではないのだが、Needsの特徴であった耽美なメロディーはそのまま残っており、その気品と洗練はまるで変わっていない。欲を言えばその性質をディープ・ハウスで体験出来たらという思いはダンス・ミュージックが好きな人には少なくないのだろうが、アルバムだからこその表現としてLarsはここでルーツを見つめ直しているのだろう。



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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2015/11/6 EUREKA! @ Air
Midori Aoyama率いる"Eureka!"は確かな審美眼を元に海外から新しく生まれる流れを掴み、ベテランだけではなく積極的に新世代のDJ/アーティストも招致し、良質なハウス・ミュージックを聞かせるパーティーの一つだろう。特にスウェーデン・ハウスの中でも今最も熱いLocal Talkとの絡みは今までの活動からも分かるだろうが、今回はそんなLocal Talkの主宰者であるMad Mats、そして同レーベルからもリリース歴がありサンプリング・ハウスでめきめきと頭角を現しているS3Aを招き寄せた。

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| EVENT REPORT6 | 19:00 | comments(3) | trackbacks(0) | |
Needs - Lost Tracks Vol.1 (Needs Music:NE008)
Needs-Lost Tracks Vol.1
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Needs、それはやりたい事ではなくしなくては行けない事。Needs、それはドイツから世界に飛びだったハウスユニット。果たしてNYハウスが隆盛を誇っていた当時、ドイツからのハウスがNYで賞賛を浴びるとは誰が予想だに出来たであろうか。現在ではソロで活躍しているLars BartkuhnもNeedsのメンバーの一人。Needsのトラックに関しては全てがキラートラック級なので自分もヴァイナルで所有しているのですが、その中でも特に貴重かつ最高級なのがこの"Lost Tracks Vol.1"。結局Needs自体が解散したも同然なのでVo.2は未だに出ておりませんが、Vo.1だけでも泣けまくるエモーショナルで深いフュージョンハウス。B面の"Piano Groove"、こちらは"The Black Edition"(過去レビュー)と言うコンピに収録。流行のピアノハウスとは段違いのエレガンスかつ力強い4つ打ちがグルーヴィなディープハウス。何故こんなにもNeedsの音楽は感情的で涙を誘うのか、何故こんなにも気高いのか。Needsは真っ向から人の感情に問いかける。そしてアルバム未収録のA面"Feel Mix"、これはB面のバージョン違いなんだけどこちらも抜群に素晴らしい。ピアノではなく幻想的なシンセを生かしたフュージョンハウス。絶妙なパーカッションの打ち方や細かい所までの音の気配りは、プロダクションチームとしての完璧さが窺えます。全く隙がない構成で、文句の付けようがありません。Needsは自分の大好きなハウスユニット。

ヴァイナル買えない人には、"Needs (Not Wants)"(過去レビュー)がお勧め。

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| HOUSE4 | 00:05 | comments(2) | trackbacks(0) | |
BEST OF 2008
昨日の続き。先行きの暗い日本ではありますが、個人的には良い事も…あったっけ?いやいや、ありました。本人には面と向かっては恥ずかしいので言いませんが、当ブログを通して出会えたa4mさんには感謝しております。多分当ブログの読者で初めて会った人なんだけど、何故か今までは特に誰とも会う事は無かったのです。がa4mさんがパーティーに誘ってくれて、更には友達のクラバーを紹介してもらったり、新しい出会いがありました。周りからすればそんなの大した事ないじゃんと思うでしょうが、本来引き篭もりむっつり根暗系の自分は人付き合いもそんなに上手ではないので友人も多くもないし、まさか当ブログの読者に会うなんて事は考えてなかった訳ですよ。だから彼女が誘ってくれたのは嬉しかったし、彼女の気さくさと言うか親近感は見習いたいものです。つーことで、オイラもRevolution For Changeするよ。クラブで音楽を楽しめる方(ナンパとかしたい人はお断り)なら一緒にクラブでも楽しい時間を共有出来ると思うから、良かったら一緒に踊りに行きましょう。酒好きで女好きだけど、音楽も好きだから気軽に楽しみましょう。男の人でも、阿部さんみたいな人なら会いたいな、ウホッ!

しかし最近このブログも色んな人が見ているようで自分でもびっくりするけど、読者数が増えるにつれてシモネタや毒舌は控えないといけないねと思ったり、そこら辺のバランスは難しいですね。ま、そんなこんなで激動の一年でしたが、この一年間どうもありがとうございました。また来年も宜しくお願いしまーす。

では続きで自分の中の2008年ベストを紹介しようと思います。
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| BEST | 00:30 | comments(13) | trackbacks(3) | |
Lars Bartkuhn - The New Continent (Sonar Kollektiv:SK197CD)
Lars Bartkuhn-The New Continent
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もはや元NEEDSのメンバーと言う肩書きも不要なLars Bartkuhの4作目。3作目がちょっと前に出たばかりなのにもう新作とは驚きですが、今回はクラブジャズシーンを代表するレーベルであるソナコレからのリリースです。リリース元を意識したのかどうかは不明ですが、前作がポストロック寄りだったのに対し新作では幾分かフュージョン節が顔を見せている気がします。と言っても相変わらずのマルチプレイヤーっぷりを発揮して、一人で各楽器を演奏しプログラミングもやっているのでそれ程変わり映えが無いのも事実。基本的にはギターで哀愁に満ちた旋律を奏で、ハートフルなコーラスで深みを増し情緒豊かな世界観を演出。ざっくりとした生の音は臨場感があって実直に心に響き、素直に音と向き合えるような普遍的な音楽。小細工はいらない、無駄な肉付けもいらない、必要なのは心に響く感情的なメロディー。Lars Bartkuhnの向かう先は、クラブミュージックに依存しない感情的な音楽と言う事なのでしょう。とは言えただの懐古主義に陥らずに現代的なプロダクションをしているのは、さすが元NEEDSと言ったところですね。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Lars Bartkuhn - Images & Anthems Book (Inpartmaint Inc.:NBIP-5041)
Lars Bartkuhn-Images & Anthems Book
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かつてドイツからアメリカ本家のディープハウスシーンに殴り込みをかけたNEEDS。ここ数年NEEDS自体の活動は止まっているのですが、そのメンバーの一人であるLars Bartkuhnの3枚目のソロ作品が届きました。前2作ではハウスやフュージョンを基調としまだクラブミュージックとの繋がりは残っておりましたが、本作においてはポストロックや現代音楽にまで音が広がりよりクラブとの繋がりは薄れております。しかし、しかしである、ここにきてLarsの音楽的才能は見事に花開き、今まで以上にメロディーやハーモニーに磨きをかけて戻ってきました。まるで絵師がカラフルな色を用いてキャンパスに絵を描く様に、情緒豊かなメロディーラインが奏でられ極上のハーモニーが鳴っているのです。殆どがLars一人で作り上げた作品であるにもかかわらず、ここに存在するそのイメージの大きさや感情を揺さぶる情熱はとてつもなく深く広大で、その計り知れない郷愁には誰しも涙する事でしょう。またシンプルなメロディーとは対称的に音のプロダクションは凝っていて、ギターなどの生楽器とプログラミングが違和感無く調和し優しい音となって耳に入ってきます。エレクトロニカ的なノイズなどもバックに微かに流れていたり、細部にまで拘りを感じさせるプロダクションは本当に上手いです。NEEDSに期待する物とは確かに異なるのですが、そんな考えをどうにでも良くしてしまうエモーショナルな音がここにあったのです。"アンセムブック"と謳われたそのタイトルに、嘘偽りはありませんでした。

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| ETC2 | 11:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Lars Bartkuhn - Dimensions (Sonar Kollektiv:SK171)
Lars Bartkuhn-Dimensions
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2000年頃からドイツのディープハウスシーンを引っ張ってきたNeedsですが、最近はメンバー揃っての活動が見られなく寂しい思いをしております。そんな中、メンバーの一人であるLars Bartkuhnだけは活動を続けていて、そしてSonar Kollektivから久しぶりの新作が登場。ソロ作だとフュージョンハウスを意識した作品が多かったのですが、新作もその流れでブロークンビーツと言うかやはりフュージョンハウス。しかしその質たるやNeedsのメンバーだけあって、超一級品を打ち出しております。ピアノのリフが耳に残る耽美で甘いドラマティックな流れの中、バックではコズミックなシンセも入ったりやはり手の込んだトラックをそれが当たり前の様に聴かせてくれます。引っ掛かりのある揺さぶりを掛けるリズムトラックも秀逸で、特に文句の付けようがない一曲ですね。そしてもう片面にはInnervisionsで活躍するMarcus Worgullのリミックスが収録されており、浮遊感に満ちたシンセをメインに据えたテックハウスに調理されております。こちらの方はLos HermanosやGalaxy 2 Galaxyが好きな人には、好印象を受けるアレンジではないでしょうか。

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| HOUSE4 | 23:20 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Quietwave (Village Again:VIA48)
Quietwave
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今まで数多くのCDを紹介してきましたが、その中でも断トツの心地良さ、リラックスした空間を創り上げるコンピレーションが登場しました。その名も「Quietwave」=「静かな波」。選曲を担当するのはKyoto Jazz Massiveの沖野修也で、アルバムのコンセプトは映画館(映画ではない)のサウンドトラック。アルバム内の彼自身の解説を参照すると、海の見えるラウンジでリラクゼーション的な効用を持つ音楽を集めたとの事。キーワードは波、α波、音波、波動、波形。後は貴方自身でコメントを参照して頂きたいが、本当に落ち着いてムードのある音楽が集められたなーと率直に思います。単純にミーハーでお洒落な曲を集めたのではなく、Ian O'Brien、Kirk Degiorgion、Aurora(Kaoru Inoue)、Lindstrom & Prins Thomas、Lars Bartkuhn(A.K.A. Needs)ら各シーンで新時代を切り開いてきた一線で活躍するアーティストの曲を、しかも特にヒットした曲でもないのによくぞ堀探してきたなと思わせる曲ばかりを集めています。だから決してこれらの音楽を聴いても高揚する事は無く、むしろ体の火照りを冷ましじっくり静かな音に耳を傾けてくつろげる時間が提供される事でしょう。ジャズ、フュージョンの中にもテクノやエレクトロニックな音が混じり合い、決して懐古的なイメージは持たせません。2100円と言う買いやすい金額ながら、内容は最上級のリラクゼーション(チルアウトの享楽的な心地良さとは別の心地良さ)。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
饗宴 Summer Breeze (Incense Records:XNSS-10043)
饗宴 Summer Breeze
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数日前にドイツディープハウスシーンの重要ユニット・NEEDSのメンバー・Lars Bartkuhnを紹介したので、ついでにNEEDSの音源が多数含まれたコンピレーションも紹介したいと思います。タイトルから察する通り夏を意識したコンピレーションですが、コンセプトは「真のラグジュアリー感に満ちた生活空間の演出」との事。ジャケットもハイソで音も大人の落ち着いたムードを含む選曲。何と言ってもNEEDS関連はPASSION DANCE ORCHESTRA、TOUCH ONE、LAURENTIUS、DOCTOR M名義も含み5曲も収録。Doctor M、Touch One名義の曲は、NEEDSにしては緩めでコズミックなジャジーハウスで新たな路線へと変更したのかなと感じさせます。以前のハイファイ感は身を潜め、むしろローファイで多少戸惑いもありますが。ハウスの歌姫・Stephanie Cookeは2曲収録。アコースティックなラテンハウスですが蒸し暑さは全く感じさせず、むしろ軽やかにからっとした清涼な風が舞い込む心地良いトラックです。後は有名所でDalminjoとMark Farinaも収録されていて、コンピレーションとしての水準は高いと思います。NEEDS関連が約半分なのでこれはどうよって思う人もいるでしょうが、わたくしはNEEDSの大ファンなので評価は甘めになってしまうのですねw。ハウスだとか意識せずに、部屋のBGMとして気持ち良く流せるのでお許しを。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Lars Bartkuhn and his Passion Dance Orchestra - Dreamland (Needs Music:NECD02)
Lars Bartkuhn and his Passion Dance Orchestra-Dreamland
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NEEDS、必要としている物、なくてはならない物。そしてハウスシーンにおいて今ではなくなてならない存在となった、ドイツから世界に発信されるディープハウスユニット・NEEDS。彼らの代表曲と言えばPassion Dance Orchestra名義の「Worlds」で、大袈裟な展開を持った壮大な流れが圧巻で、上品なパーカッションやシンセをふんだんに使いエモーショナルな世界観を演出します。実は最近はNEEDS自体の活動が少なめなのが非常に残念なのですが、ソロとしてはぼちぼち活動していたりして、メンバーの一人・Lars Bartkuhnはアルバムも出しています。意外なのはソロだとディープハウス色は顔を出さず、どちらかと言うとフュージョンハウスとでも言うべきアコースティックな質感が強いですね。何でもLarsさんはギターもがんがん弾くそうで、結構アコギの音が多め。ピアノとかシンセも使っていてそこら辺はNEEDSと変わりはないはずなのに、出来上がる音は何故かNEEDSと雰囲気が異なるのは、ソロでの個人的な好みが作品に反映されているのでしょう。NEEDS程の壮大なスケールを前面に出した曲は無く、むしろ素朴で爽やか系。ディープハウスを期待していると肩透かしを食らいますが、曲自体は馴染みやすいハーモニーが奏でられ適度な軽快さで後味が良いですね。最新のモードと言うよりは、過去のフュージョンを現代風に蘇らしたリメイク。まあでも、また「Worlds」路線も聞きたいってのが本音ですな。



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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Lars Bartkuhn - Choreographies (Inpartmaint Inc.:NBIP-5025)
Lars Bartkuhn-Choreographies
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NEEDS、それは「やりたい事ではなくて、やらなくてはいけない事」、だからNEEDS (Not Wants)。今や押しも押されぬディープ〜フュージョンハウスのトップアーティストになったNEEDSであるが、最近のNEEDS本体の活動は休止中と言った感じで少々寂しげ。(何度もNEEDS関連は紹介しているけど、本当に素晴らしいです。コンピレーションアルバムを聴いてみて欲しい。)そんな中メンバーの一人であるLars Bartkuhnは、ソロで精力的に活動中であります。DJをしに来日した事もあるんだけど、その時のプレイはNEEDS風のディープハウスと言うよりはかなりフュージョン節が強めでした。そして3人揃ったNEEDSに比べるとソロアルバムは、かなりレイドバックした7〜80年代強めの音で影響を受けた音楽をそのまんまプレイしているかの様です。NEEDSに比べると繊細でナイーブというか内省的だね。クラブミュージックから離れて普段の生活で聴くべきような音楽。もはやハウスと言うフォーマットは存在せずに、もろにフュージョン…先進の音楽の真逆。それでも相変わらずの美しくスウィートなハーモニーと、生楽器を多様したソウルフルな楽曲にはうっとりせざるをえない。しみじみと哀愁を帯びたアコギの音の裏には、逆にフューチャリスティックなシンセSEが入ったり、クラシックな作品の割にはそれだけに止まらない出来である。やはり最高のプロダクションチームのNEEDSのメンバーであるだけに、センスとスキルの良さは別格です。蒸し暑い夏に爽やかな風が吹いてくる。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 21:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Kyoto Jazz Massive - FOR KJM (QUALITY!RECORDS:XACQ-25002)
Kyoto Jazz Massive-FOR KJM
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現在ツタヤでレンタル料金が半額のキャンペーンを行っています。毎度の事なんですが半額になると一気にCDを借りに行きます。特に新宿店はクラブ系がかなり充実しているので、普段買わなかったり聴かなかったりするCDを一杯借ります。Kyoto Jazz Massiveの10THアニバーサリーの企画盤も置いてあるなんて、なんて素晴らしいレンタル店なんだろうとつくづく思います。これはKJMの活動10周年をお祝いして、彼らに馴染みのあるアーティストが新曲を捧げた特別な盤なのであります。参加アーティストはRestless Soul、Louie Vega(Masters At Work)、Domu、Lars Bartkuhn(NEEDS)、Dego(4 Hero)など本当によくぞここまで集まったと驚くべきアーティストが参加しています。ここまで色々なアーティストが集まるとクラブジャズと言う枠組みがあっても、ラテンやハウス、フュージョンにブロークンビーツなど多岐に渡る音楽性を感じる事が出来ます。しかしKJMの為に集まったアーティストだけにどの曲も流麗なメロディーがあり、小意気な空気に溢れた一枚となっています。普段クラブジャズなんて聴かない自分ですけれど、簡単に説明すると「センスが良い」と言う事でしょう。難しい説明が出来ないのでこれにて終了。まあ、こうゆうのを聴くとほっと出来るなぁと思っています。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 23:00 | comments(4) | trackbacks(4) | |
Rainer Truby - Abstract Jazz Journey (King Street Sounds:KCD-244)
Rainer Truby-Abstract Jazz Journey
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「Body & Soul」に行かない割にはそのネタで引っ張る私であります。今回は「Body & Soul」がハウスだけでないと言うクロスオーバーな音楽の点に注目。と言う事で比較的最近発売された良質なMIXCDを紹介。King Street SoundsはMix The Vibeシリーズや、Abstract Afro Journeyシリーズと言った素晴らしいMIXCDシリーズを送り出していますが、その新しいシリーズがジャズに特化したこのシリーズ。ただジャズに特化していると言っても、それはまんまジャズと言う事ではなくハウスの中にもジャズを感じられる曲で構成されている。曲だけ見れば「Justice, Mercy」、「Find A Way」、「On My Way」、「Reach 4 Freedom」等所謂ディープハウス中心になるんだろうけど、ハウスの4つ打ちだけではない。ブロークンビーツも刻まれたり、Passion Dance Orchestraの様にフュージョン感覚に溢れた曲もあり、爽やかでかつ軽快であり深いハウス一辺倒になる事はない。King Street Soundsがハウスレーベルなのでハウス中心になるのは当然だけど、他のシリーズよりは生音重視で多少ジャジーな点が強調されていると思います。「Body & Soul」では「Justice, Mercy」とか「Find A Way」辺りは回されそうですね。しかしただ一つのレーベル音源だけでここまでのMIXCDが出来るなんて、King Street Soundsは偉大です。また限られた曲でここまでのMIXを行ったRainer Trubyも賞賛します。大人になるとハウスを好きになる人が多いらしいけど、その気持ちも分からせてくれる一枚。家で聴いていても落ち着いて聴けてしっくりくるし、クラブではガシガシと踊れる。「Kerri Chandler-On My Way」からラストまでの流れは圧巻の一言、聴き入るしかない。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2004/08/28 Lars Bartkuhn aka Needs - in the mix SPECIAL @ LOOP
In The Mix-NEEDS
雨の中、大好きなNEEDSを聴きに行くために一ヶ月ぶりにクラブへ出かけて来ました。渋谷からちょこっと歩いて、セブンイレブンの地下にあるLOOP。入って最初の感想は、せまっ!!マニアックラブより小さい。フロアなんて100人でも激混み状態っぽい。1時頃に着いてラムコークを飲みつつフロアに出ると、クラブジャズが流れている。ちょっと踊りにくいなと思っていると途中から4つ打ちに。そのままだらだら過ごし、2時頃目当てのLars Bartkuhn aka Needs登場。でも空いてるなぁ…。フロアに50人もいないんじゃないかと。最初の30分位は生音多めのクラブジャズ。やはりちょっとのれない。と思っていたら後はずっとリズム硬めに甘めのメロディーが乗りハモンドオルガンやエレピ炸裂の、いかにもNEEDSな世界観の4つ打ちHOUSEを終始回していました。小気味よいイコライジングで低音切ったり、オープンにしたりの繰り返し。MIXが上手い訳ではないが、まあ空いてるし気持ち良く踊る事は出来ました。NEEDS自身の曲を期待してたのですが、1曲も回してくれずちょっと残念。悪くもないが期待以上でも無く平凡と言った感じでした。でもこのクラブは好きになれなそう。まずフロアがタバコの煙で目が痛い。こんな痛い思いをしたのは久しぶりでした。そしてNEEDSが来てるのに、半分以上の客がラウンジでだべってるのはどうよ。Kerri Chandler - Atmosphereを回したのに、フロアの反応が無いのはどうよ。HOUSEのイベントなら普通盛り上がるでしょ?なんか音楽を聴きに来ていると言うより、クラブに来るのがかっこいいと勘違いしてただ友達とだべりに来てる奴多すぎ。楽しみ方は自由だけど、クラブはやっぱり踊ってなんぼだと思います。あるDJが「クラブの窓口が広がったせいで、客質は悪くなった」と述べていたが、最近ほんと痛感します。YELLOWとか旧LIQUIDROOMならもっとフロアでがんがん踊って、DJプレイに呼応した反応があるだけに今日はなんだか寂しかったです。

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| EVENT REPORT1 | 09:42 | comments(0) | trackbacks(0) | |