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名作MEZZANINEリリース時に予定されていたマッド・プロフェッサーによるダブ・バージョンが、今になりリリース。こちらはアナログ盤。
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Chris Tietjen - Zehn (Cocoon Recordings:CORMIX049)
Chris Tietjen - Zehn
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ここ数年は全盛期程の勢いは見られないものの、90年代から00年代にかけてのドイツのダンス・ミュージックと言えばSven VathによるCocoon Recordingsは中心の一つだったと思う。特にレーベルとしてだけではなく、イビサはAmnasiaにて開催していた「Cocoon Club」では世界中の著名なDJ/アーティストを巻き込んで、一大ムーブメントと呼んでも良いほどの勢いのあるパーティーに感じられた(が、それ故にどうしてもCocoonに対しては未だにミーハーな印象を拭えない)。そんなCocoon Recordingsがレーベル・ショーケース的な意味合いで2006年からMIXCDを毎年リリースしており、その初めての作品である「Eins」からミックスを今まで担当していたのがChris Tietjenだ。1985年生まれだと言うからまだその当時は齢21歳だったのだが、その若さにしてSvenに認められた才能は結局本物であった事は、現在までシリーズを担当した事で証明されたようなものだ。しかしながらそのシリーズもドイツ語で10を意味する本作「Zehn」によって10年の幕を閉じる事がアナウンスされているが、集大成らしくCocoon Recordingsのクラシックを惜しみなく使用しつつ、またレーベルの多様性を十分に体験させてくれる選曲がなされ十分に出汁が染み出たミックスである事を断言する。スタートは微かな残響が心地良いダブテクノの"Cow, Crickets And Clay"で静かなる船出だが、そのまま重心の低さと硬質感を保ちつつ闇の中から花弁がゆっくりと開くような美しさを伴う"Dead Room"をミックスし、Cocoonにもこんなシリアスな作風があるのだなと意外な展開だ。徐々に重さよりも加速度を増しながら浮かび上がり、エレクトロ気味のアクの強い曲や歌モノも織り交ぜて、そして中盤のハイライトである派手なプログレッシヴ・ハウスの"Unrelieable Virgin"でCocoonらしい快楽的な世界観に染めていく。そこからは持続感のあるミニマル寄りな選曲を中心として深みと恍惚感を継続させ、往年の跳ねた勢いのあるハード・ミニマルな曲も少々プレイしつつ、ハイエナジーな"Pump"からトライバル調の"Deep Down Inside (Reboot Rmx)"で再度のピークを迎える。そこからはなだらかにクローズに向かってテンションを落ち着かせながら、アンビエントな空気も纏うような"Seconds (Colour & Sound)"によってパーティーの終わりを告げるような物哀しい最後を迎える。レーベルの音楽性を十二分に披露したこのミックスは、70分に於ける音楽の旅と呼んでもよいだろう。そして何よりも大量のマテリアルをシームレスかつ重層的にミックスする事で、単に曲を繋ぐ以上のオリジナルからの変化を生み出したChrisの手腕が、ここでも素晴らしく光っている。



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| TECHNO12 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Masterpiece Created By Carl Craig (Ministry Of Sound:MOSCD303)
Masterpiece Created By Carl Craig
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ジャンルを限定せずにダンス・ミュージックに於ける重鎮を起用して人気を博しているMIXCDシリーズ「Masterpiece」、その最新作には遂にデトロイト・テクノの中心に居座り続ける重鎮・Carl Craigが登場した。彼について言及しておくとアーティスト的な面でデトロイト・テクノをそこからより多方へと飛翔させた手腕の評価は誰もが認めているだろうが、その一方DJ面については大箱やレイブでは受けはするであろうド派手なプレイが際立ち、求道的に個性を確立させた音はそれ程聞こえてはこない。ここで本作に注目するとMIXCDはCD1の"Aspiration"だけであり、他は"Inspiration"と"Meditation"のコンピレーションとなっているので、つまり彼のDJに然程魅力を感じていない人に対しても十分な価値を持たせるものとなっている。

"Aspiration"について言えばデトロイト発のアーティストの作品を多用はしているものの、ここでは殆どデトロイト・テクノ的なエモーションを感じられる瞬間は無いだろう。出だしこそKyle Hallによる凶悪なアシッドテクノで強い印象を打ち付けるが、そこからはヨーロッパ的なテック・ハウス/プログレッシヴ・ハウスの端正な電子音を打ち出して、スムースなミックスを施しつつズンドコしたグルーヴ感と心地よい陶酔が広がるテック感を継続させ、良い意味では万人受けしそうな分り易い展開を作っている。後半ではヒット曲の応酬でフィルター・ディスコやデトロイト・ハウスにオールド・エレクトロなどCarlの派手な音楽性が見事に炸裂しており、盛り上がりと言う観点からすると十分な内容ではある。決して長年の経験を重ねた深みがあるわけではないが、大箱でのプレイを体験するようなエンターテイメントとして楽しめるMIXCDとして価値はあるだろう。

そして”Inspiration”はそのタイトル通りにCarlが影響を受けた音楽を選び抜いており、アーティストの背景を知る楽しみを持ち合わせている。年代もジャンルも多岐に渡り、ファンクにレゲエやダブ、ヒップホップにR&B、ジャズやボサノバ、そして勿論テクノまで収録しており、こんな選曲をクラブでは無理だとしても今回のようなプロジェクトの中でMIXCDとして披露すれば余計に面白いのではと思うところもある。

本作でリリース前に最も注目を集めていたのは"Meditation"ではないだろうか。なんと全曲未発表曲でボリュームはアルバム級と、つまり久しぶりのオリジナルアルバムと考えれば熱心なファンが反応するのは当然だろう。しかし"黙想"と名付けられているようにここには彼らしいファンキーなグルーヴも実験的なサウンドも無く、沈静化したアンビエントが広がる正に"Meditation"な音が待っている。フロアからは遠ざかった神妙で張り詰めたムードがあるが、その一方では電子音と戯れながら自由に音を鳴らしたようなラフスケッチ的な印象も受け、作品としては少々煮え切らなさもある。ただ目を閉じ音に耳を傾ければ、世の中の喧騒から解き放たれ雑念も消えるような瞑想音楽としては確かに合っているようでもあり、就寝時のBGMとして心地良さそうだ。Carlによる最新のダンス・ミュージックが聴きたかったのも本音だが、先ず先ずは新作が聴けただけでも嬉しい限りだ。

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| TECHNO10 | 17:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Paperclip People - 4 My Peepz Remixes (Planet E:PLE65334-1)
Paperclip People - 4 My Peepz Remixes
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今年はデトロイト・テクノの実験的レーベルでもあるPlanet Eの創立20周年だそうで、名作のリイシューやリミックス盤が続々とリリースされております。その関連としてCarl Craigの活動において特にハウス路線を推し進めていたPaperclip People名義の名作"4 My Peepz"も、新たにリミックスし直され復活しました。リミックスを手掛けたのは今ではプログレの見る影もなくなったミニマル前線に位置するDubfire。原曲はドロドロとした黒いグルーヴの渦巻くカオティックなハウスだったのですが、新たなリミックスはベースラインや上物等はほぼオリジナルと同じものの、ピッチを早め展開を抑えたミニマル仕様。いわゆるテクノっぽい冷たい温度で統一されダークな音色に興味も感じますが、正直な所オリジナルのピークタイムで爆発する流れがなく原曲越えは成らずですね。裏面にはLoco DiceとMartin Buttrichのコンビで"Parking Garage Politics"のニューリミックスを収録。乾いて味気ないキックやパーカッションを生かしたオールドスクールかつミニマルなハウスで、原曲のイメージを壊さずにグルーヴィーな仕様になっております。ただまあこうやってリミックス作品を聴くと、やはりCarl Craig様は偉大だなと常々思うばかり。

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| TECHNO9 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Martin Buttrich - Crash Test (Desolat:DESOLATCD002)
Martin Buttrich - Crash Test
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Loco Diceと共にミニマル〜テック系のDesolatを主宰するMartin Buttrichの1stアルバムが遂にリリース。アルバムリリースまでにPoker FlatやCocoon、Planet Eなどの実力派レーベルからもリリース歴があるので期待していたのですが、アルバムはこれまでとは異なりディープで陰鬱な印象が強いアーティスティックな内容となっております。個人的にはPlanet Eからの作品の様にプログレッシヴハウスのギラギラした音とディープながらもじわじわと盛り上がって行くスタイルを期待していたのですが、アルバムでは新基軸を試すかの様に声ネタサンプルやエスニックなトランペットの挿入、有機的なチリアンミニマルの導入などシングルよりも幅広い作風となっておりました。アルバムと言う事なのでダンストラック的な面よりはむしろホームリスニング的な所に重点を置いていて、彼の意図する事は理解しつつもシングルで感じられたぶっ飛ぶ恍惚感は減っているが残念。Planet Eのシングルではデトロイトテクノ的な印象もあったけれど、アルバムではほぼディープで妖艶なミニマルで統一されていて、まあこれも時代なんでしょうかね。制作に15ヶ月かけたと言うだけあり繊細に作り込まれたアルバムなので、ディープミニマルの視点からすれば高品質ではあるし悪い内容ではないと思います。

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| TECHNO8 | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Four : Twenty Recordings Presents Music : 03 (Four:Twenty Recordings:four:mix002)
Four : Twenty Recordings Presents Music : 03
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デトロイトのPlanet-Eからの作品や"% Black"シリーズでの奇天烈でディープなミニマルトラックで注目を浴びたGlimpseが、ブリストルのテクノレーベル・Four:Twenty音源を使用しミックス&エディットを行ったMIXCDが発売。Four:Twentyと言うレーベルは初耳ですが、Loco DiceやMartin Buttrichらも作品をリリースしているからミニマル/テックハウス系なのでしょうか。ここでは27曲を使用しながらも8つのセクションに分けられており、滑らかで自然な流れでありながら早々と景色が移り変わるような展開があり、一時さえも目を離せないプレイを披露しております。基本は透明感と恍惚感の強いシンセが鳴るディープなテックハウスが中心ですが、音の統一感がしっかりある割には飽きが来ないのは、やはり多くのトラックを詰め込み展開を調子良く作ったおかげでしょう。廃退的で暗めのムードの中にもしっとり聴かせる叙情があり、それがロマンティックな煌きになる瞬間もあり、リスニングとしてとても心地良い空気を生み出していると思います。そしてがっつり踊るだけがテクノではなく、こんなアダルティーで色気のあるテクノも真夜中のフロアで聴いてみたいですね。

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| TECHNO7 | 14:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kevin Saunderson - History Elevate (KMS:KMSHISTORYCD01)
Kevin Saunderson-History Elevate
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うほっ、どう見てもゴリラです…。あーちゃん?

相変わらず一向に新作の出ないデトロイトの御三家ですが、その中で一番商業的には成功しているであろうケビンサンダーソンが過去の遺産を活かして新譜をリリース。内容はDISC1は今までのKSのリミックスワーク集なんだけど、さすがに90年前半の仕事も多くて時代を感じせるし、今聴くとちょっと古いかな。KS特有の図太いベースが響く大箱系トラックが多いけれど、そんなに目を見張る点は無し。本作の醍醐味はやはりKSのトラックを現在のヒットメーカーがリミックスしたトラックを集めたDISC2の方。2年に渡って5枚のEPでリリースされていたリミックストラックを、更にKSが全部繋げたミックス仕様。DJでもなければ全てのEPを集める人も少ないからその点でも本作は価値があるだろうし、何よりリミキサーが豪華で素晴らしい。チリアンミニマルのLuciano、デトロイトの至宝・Carl Craig、若きテクノ貴公子・Joris Voorn、ハードテクノからはBen SimsやChristian Smith & John Selway、ミニマルの前線に立つLoco Dice等々、どんだけ人気アーティストを集めたんだよと思います。これだけの面子が集まれば文句は無かろう、完全にフロアで馬鹿受けするトラックばかりに決まっている。ただよぅ、過去の遺産に頼らずに音楽製作してくれよな〜。完全新曲がやっぱり聴きたいよ。

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| TECHNO7 | 07:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Loco Dice - The Lab 01 (NRK Sound Division:LAB001)
Loco Dice-The Lab 01
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正直昨今のミニマル流行には食傷気味なんだけど、このLoco Diceは最近人気あるらしいんで取り合えず買ってみた。Sven Vath、Luciano、Richie Hawtin、Ricardo Villalobos辺りとつるんでいるみたいで、ミニマル系の中ではかなりの評価を得ているDJらしいです。本作は良質なハウスを中心にリリースするNRKが新たに立ち上げたMIXCDシリーズ"The Lab"の第一弾で、時代はハウスよりもやはりテクノとミニマルと言う事なんですかね。一枚目は幾分かどんよりムードで深みを感じさせるミニマルが中心で、昔の過激なミニマルとは全く以って異なっている。リズム中心のハイテンションな旧ミニマルに対し、なんつーかここら辺のミニマルってどうも薄っぺらくてペナペナに感じられて軟弱なイメージを払拭出来ないんだよね。中毒的な恍惚なり気の抜けたパーカッションの独特な気持ちよさはあるし品質の高さは分かるけれど、テクノの衝動的なパワー不足なのは否めないな。もっともこんな音を作ってる人達もパワーよりも聴かせる事を目的に作っているんだろうけれど、かと言って心にぐっと来るようなソウルがあるかって言うとそんなのも感じないし。取り合えず一枚目からはLoco Diceなりの個性は聴こえてこない。それに対し二枚目の方はミニマルでありながらハウスの心地良いグルーヴを前面に打ち出したミックスで、緊張感は無くむしろ薄っすらと甘い情緒さえ感じられるメロディアスな内容。勿論エレクトロニックで冷たい感触は一枚目と一緒なんだけど、そこにソウルフルな旋律もあって感情が揺さ振られたりもする。衝撃の無いミニマルであったとしても、そこにファンキーなりソウルフルなり感情的な音があった方が、自分には合うのかなと思います。またハウスとテクノの絶妙な混ざり具合も好きですね。しかし一体ミニマル流行は何時まで続くのかね?

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| HOUSE4 | 00:10 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Slam - Sci-Fi Hi-Fi 5 (Soma Quality Recordings:SOMACD070)
Slam-Sci-Fi Hi-Fi 5
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UKグラスゴーのSoma Quality RecordingsはUK屈指のテクノレーベル。現在は"Sci-Fi Hi-Fi"と言うMIXCDシリーズを始めているのですが、その第5弾にはレーベルオーナーのSlam様が登場。と言ってもレビューのテンションが上がらないのは近年の彼らのMIXCDが、どうにもこうにも流行のミニマルを追ってるだけでつまらなくなってしまっているから。周りがミニマル回しているからってSlamまでミニマルやるのは正直どうなんしょ。そもそもSlamのファンってどっちかと言うとハードテクノとデトロイト系の音を求めている気がするんだけど、Slamはその事に気が付いてないんでしょうか?本作はディープなテックハウス〜恍惚のミニマルを終始回すだけで、はっきり言ってつまらんです。コチコチとかクリクリとかそんなクリックぽい軟弱な曲ばかりで、こじんまりと纏まり過ぎ。以前ならハードなテクノで徐々に盛り上げて、ピークはデトロイト系で大爆発すると言う格好良いスタイルだったんだけどその面影は全く無し。Slamは本当に大好きなアーティストだけれど、近年のDJプレイに関しては全く興味が湧かなくなっております。かなり凹みます。Slamファンならまずは"Fabric 09"(過去レビュー)を買いましょう、これ最高。

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| TECHNO6 | 19:20 | comments(0) | trackbacks(0) | |
John Digweed - Transitions Vol.4 (Renaissance:REN42CD)
John Digweed-Transitions Vol.4
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気が付けば毎年恒例のシリーズになっているプログレッシヴハウスの大御所・John DigweedのMIXCDシリーズ"Transitions"。シリーズ物と言うとどうしても耳が慣れてしまい飽きやすくなってしまうのですが、この4作目にしてシリーズ最高峰ではないかと感じられる気持ちの良い出来。既に音的にはテクノだとかプログレッシヴハウスだとか区別するのは意味の無い内容で、ジャンルの垣根が下がった事で新たなるファンの獲得に成功しているであろうDigweed。実際自分も以前はプログレを聴く機会は無かったのですが、ある程度テクノ寄りになったおかげで自分も聴く機会を得られているので、壁が低くなるのは良い効果もあるのです。曖昧・あやふやにぼかして成功している良い例でしょう。選曲に関しては大半は自分が知らないアーティストですが、序盤のユルユルとしたテンポの中にも重みを効かせ安定した流れから、ジワジワと壮大な流れに落とし込んでいくテックハウスやプログレが中心。透明感のある上物とギラついた上物、相反する音が入っていてワイルドでありながら上品な雰囲気も感じられる好内容です。

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| TECHNO6 | 19:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Martin Buttrich - Stoned Autopilot (Planet E:PLE65296-1)
Martin Buttrich-Stoned Autopilot
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更にCarl Craig関連で今度は彼のレーベル・Planet Eから作品をリリースしているMartin Buttrichなるアーティスト。彼についての情報は殆ど知らないのですが最近だとCocoon RecordingsやPoker Flat Recordingsからリリースしたり、また10年以上前から変名で作品をリリースしたりしているそうです。またミニマルシーンで活躍しているLoco Diceがおりますが、Locoの作品の多くで共同プロデューサー兼ライターとして名を連ねております。実はMartin Buttrichってかなりの実力の持ち主なのかしら?紹介はそれ位にして実際に聴いてみましたが、かなり、いや超絶素晴らしいじゃないですか。A面の"Stoned Autopilot"が特に目を見張る内容で、端的に言うと最近のCarl Craig風。音数が少ない展開からじわりじわりとシンセリフでビルドアップし、そして不気味に輝くサイケデリックな雰囲気を醸し出し、いつのまにか闇のどん底に引きずり込むようなダークサイドテクノ。これはCarl Craigにも匹敵する一曲だと断言します。B面の"Cruise Control"はそこまでヘヴィーでもなく、クリックを意識した様なスムースなミニマル調でA面よりノリは良いね。単なる流行のミニマルを追いかけた様な作品ではなく、もっとリズム等も凝っていてグルーヴィーで良い感じ。こりゃ是非ともPlanet Eからアルバムをリリースしてくださいな!(Cocoon Recordingsからじゃなくてね!)

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| TECHNO6 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Terry Lee Brown Jr. - Terry's Cafe 10 (Plastic City:PLACCD051-2)
Terry Lee Brown Jr.-Terry's Cafe 10
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テクノ帝国ドイツにはまだまだ自分の見知らぬ音楽が埋もれています。今日はドイツでディープなテックハウスをリリースするPlastic Cityの看板アーティスト・Terry Lee Brown Jr.のMIXCDを聴いてみました。Terryは既に10年以上も音楽活動をしているベテランらしいのですが、驚くべき事に毎年の様にこのMIXCDシリーズをリリースしているので今年で10作目です。10年も出していれば最初期と現在の音を比べたりして、その時の流れも掴める意味では面白いですね。さて10枚目の本作のDISC1は現在の時流に乗っ取った、ミニマルでディープなテクノ/ハウスを披露しております。Poker Flatの音などが好きな人にしっくりくるフラットで冷ややかなミニマルテクノですが、少ない音数ながらも無駄を排したその構成でインテリなセンスを感じさせます。またうっすらと色気を出していて、決して無表情にならずに情緒を伴っている事は心地良さも演出していますね。最近の田中フミヤに色気を足した感じと表現すれば分かり易いでしょうか。そして僕が気になっていた"Terry's Classics"と冠されたDISC2ですが、こちらは正にクラシックを惜しみなく使用しております。Link(Global Communication)、Hardtrax(Richie Hawtin)、Maurizio、David Alvarado、Villalobos、Mr. Fingers(Larry Heard)らの名作と言われるトラックが豪華に並んでいて、Terryが影響を受けた音楽を体感する事が出来ます。DISC1に比べるとMIXCDとしてはまとまりが無いのですが、素直に古き良き日を思い出させてくれて感慨深い内容ですね。ここに収められているクラシックスは作品としては古くても、時代が変わろうともその輝きが失われる事は決してないのでしょう。

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| HOUSE3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2007/06/15 (FRI)
RENAISSANCE @ WOMB
Special Guest DJ : Hernan Cattaneo
Guest DJ : Jeremy Boon

2007/06/23 (SAT)
SQ presents “The Observer” LIVE TOUR'07 @ UNIT
SPECIAL GUEST LIVE : JOEL MULL
DJ : DJ WADA, KAGAMI (MINIMAL SET), DR.SHINGO, DJ SON

2007/06/23 (SAT)
URBANPHONICS presents ANDRE COLLINS JAPAN TOUR 2007 @ YELLOW
DJ : ANDRE COLLINS

2007/07/07 (SAT)
DEEP SPACE -SUMMER- @ YELLOW
DJ : Francois K.
Special Guest Live : Kodama And The Dubstation Bnad

2007/07/13 (FRI)
MARK FARINA "HOUSE OF OM RELEASE PARTY" @ YELLOW
DJ : Mark Farina

2007/07/14 (SAT)
SVEN VATH WORLD TOUR 2007 @ WOMB
DJ : Sven Vath, and more...

2007/07/15 (SUN)
ESCAPE presents CARL CRAIG 2007 @ YELLOW
DJ : Carl Craig

2007/07/20 (FRI)
THOMAS FEHLMANN "HONIGPUMPE" RELEASE PARTY @ YELLOW
Live : Thomas Fehlmann
Exclusive Full Live Set : Ian O'Brien
DJ : Kaoru Inoue, Ian O'Brien, Inner Science

2007/07/21 (SAT)
VADE feat. LOCO DICE @ WOMB
DJ : Loco Dice, Hiroshi Kawanabe

2007/07/21 (SAT)
THEO PARRISH "SOUND SCULPTURES" RELEASE TOUR @ YELLOW
DJ : Theo Parrish

2007/07/28 (SAT)
CHaOS @ YELLOW
DJ : Fumiya Tanaka, and more...

7月のYELLOWは久しぶりに気合いが入ってます。テクノもハウスも本気汁が滲み出ています。毎回日曜夕方からのDEEP SPACEは、今回は土曜の夜からなので行ってみたいですね。アルバムがとんでもない事になっているThomas Fehlmannのライブは、一見の価値有り。
| UPCOMING EVENT | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Slam - Ekspozicija 04 Stardome (Explicit Musick:EXPLICITCD004)
Slam-Ekspozicija 04 Stardome
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別にクリック寄りのMIXCDを紹介したいとは思っている訳でもないんですが、近年のテクノアーティストのMIXCDを買うとクリック/ミニマルハウスを取り込んだ物が多いから、どうしてもそういったジャンルの音楽の紹介が増えてしまいます。昨日に続き「Ekspozicija」シリーズの中で、UKグラスゴーのベテランテクノユニット・Slam様が担当した盤を紹介しましょう。つか既に紹介するのも面倒だな、こりゃ。前半のクリック〜エレクトロハウスの流れは、近年リリースされたMIXCDではよく聴く展開でもはや紹介するのも馬鹿らしい位。僕はSlamは本当に大好きなユニットで、デトロイトテクノとUKテクノの架け橋となるべき存在だと常々思っていましたが、彼らまでもクリック熱に冒されたかと思うと切ない気持ちが込み上げてきます。まあ中盤以降はクリックハウスを通過したハードテクノ(Adam BeyerやMarco Carolaなど)も投入されて、Slamらしいハードでファンキーな流れも出てくるから何とか救ってはくれましたが。予備知識も無しに聴けば熱を感じさせないクールでディープな音で、後半に向けて徐々に盛り上がってゆくプレイは確かにステキー!なんですけど、いかんせ僕はSlamに対してはデトロイトテクノを織り交ぜた音を期待しているからね…。ん〜Slamまでもこういった流れに取り込まれてしまう今のシーンには、ちょっと危機感を感じてしまうな。テクノと言う音楽は既に過去の物なのか?

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| TECHNO4 | 23:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Josh Wink - Profound Sounds Volume 3 (Thrive Records:90746-2)
Josh Wink-Profound Sounds Volume 3
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自身が作るトラックは激ハイパーなアシッド作風が多く派手なのに、何故かJosh WinkのDJはかなり渋い。生で聴いた事がないから実際はどうかしらんけど、前作の「Profound Sounds Volume 2」(過去レビュー)も渋かったのに今作はより深く渋い。1枚目はクリックハウスから入ってきて、Winkまでもクリック熱にやられたのかと呆気に取られた。そこからはRichie Hawtin風のディープでウニョウニョなミニマルが続き、何故か中盤でLos Hermanosのラテンハウスが入る。しかし続くRadioheadのJosh Wink Remixでまたもディープな作風に戻り、最後まで淡々とミニマルな世界観が続きます。決して浮上する事はなく、地べたをずっと這いずり回るような重苦しさがあるね。2枚目は更にミニマルで多少ハードになったり、浮遊感のあるテックハウスを回したりするけれど、むしろ深く沈み込むダークな世界観に注目すべき。ハードミニマルの様に派手は展開はないけれど、一貫して暗黒の音に統一されたプレイには美学みたいな物を感じるね。クラブでもこんなプレイを本当にするのか疑問だけど、CDとしてリリースするなら家で聞く物だしこれはこれであり。テクノ系のDJプレイでここまで我慢してテンション上げないのも、ある意味珍しいかも。決してつまらないと言う意味では無くて、本当に彼のDJは素晴らしく激渋だよ。強いて言うならば今作はハウスグルーヴが強いので、今度はテクノ色が強いプレイを聴きたいな。
※Ministry Of Soundからは同内容で「Sessions」としてリリースされています。

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| TECHNO3 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(2) | |
Loco Dice & Ricardo Villalobos In The Mix - Green & Blue (Cocoon Recordings:CORMIX011))
Loco Dice & Ricardo Villalobos-Green & Blue
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クリックハウス大本命盤。ドイツのベルリンで行われる「Green & Blue」と言うイベントでの、Loco DiceとRicardo Villalobosのプレイを収録したのがこの2枚組MIXCD。Locoについては詳しくは知らないですけど、Ricardoと言えばPlayhouseやPerlonでの活躍も記憶に残るクリックハウス界の大天才。出すEPはあれよあれよと大ヒットし、いつの間にかシーンの中心に居座ってますね。とまあ前置きはこれ位にして、まずはLoco盤、前半はスカスカで比較的硬めのトラックが多め。意外にもパーカッシブで程よくテンションを保ちつつ、中盤からはドラッギーな危ない音になり、後半はクリックでありつつも微妙にトランシー。全然知らないアーティストだったけど、悪くないじゃんってのが感想です。そして目当てのRicardoに関しては、やっぱり予想を裏切らずに良いなと。少々ウェットに沼に沈み込んでいく様な重さに、彼独特の痺れるファンキーな音がこれでもかと放出されます。クリックもミニマルもディープテクノもごちゃ混ぜに、もうほんと形容のし難いプレイです。今の時代ってこうゆうプレイが好まれるんでしょうか?面白い時代になったと思います。決して聴きやすい音楽ではないと思うのに、僕も何故か彼のプレイには引き寄せられています。一言で言うならば、「するめ」。一口食べただけでは全然分からない、何度も何度もしゃぶる必要がある、そんな感じです。もうちょっと色気出してもいいんでないかい?なんて。

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Check "Ricardo Villalobos" & "Loco Dice"

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| HOUSE2 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |