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Various - Deep Encounters Vol. 1 (Bucketround:Bucketround 009)
Various - Deep Encounters Vol. 1

Manuel Costelaが主宰するスペインのBucketroundからの新作は4アーティストによるコンピレーション作だが、そこに連ねる名前を見れば例えレーベルには疎くとも少なからず興味を惹かれるのではないか。Manuel Costelaを筆頭に日本からはTominori Hosoya、スイスからはAllstarr Motomusic、スペインからはJesus Gonsevと雄大で綺麗めのディープ・ハウスに関しては誰もが一目置かれる存在であり、本作に於いても現在形のモダンなハウスを存分に発揮している。4アーティストが集まりながらも各々が繋がりを持った関係であり、だからこそコンピレーションとしての纏まりもあり、単に知名度だけに頼った纏まりのないコンピレーションとは一線を画している。Gonsevは滑らかで流麗なシンセのコード展開を軸にキレのある4つ打ちのハウスグルーヴで疾走し、スポークンワードを効果的に用いて壮大な空の広がりを感じさせる"Terminal 5"を提供しており、清々しく爽快なハウスを聞かせる。そしてHosoyaによる"Strider Practice"は彼らしい透明感のあるシュワシュワとしたシンセが何処までも伸び、爽快な効果音やポコポコとした抜けの良いパーカッションによって大空へと上昇気流に乗って飛翔するような展開で、優雅に空の中を舞い踊る。対して裏面の2曲は内向的でアンビエントな趣きもあり、Allstarr Motomusicの"Pulsate"はコズミックなシンセが小刻みな揺れ動きながら幻想的なパッドで包んでいく微睡みのディープ・ハウスで、ぐっとテンポを落とした事で深い瞑想の中へと誘い込まれていく。そして主宰者であるCostelaが手掛けた"Mind Purveyor"はカラッとしたパーカッションが鳴りながらも隙間を活かしたすっきりした作風で、薄っすらと情緒的なシンセで繊細なメロディーをなぞり淡い夢の中を彷徨うような甘い陶酔のディープ・ハウスで、少ない音数で上手くメランコリーを引き出している。弾けてアッパーな曲からダウナーな曲までどれもこれも淡くも心に沁みる情緒を含んだディープ・ハウスは一聴して耳を惹き付ける程の魅力があり、本作によって彼等の実力を伝えるには十分な内容で、素晴らしいレーベル・コンピレーションと言えよう。

| HOUSE13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Allstarr Motomusic, Manuel Costela - Love Souls (TH Pressing:THPVS04)
Allstarr Motomusic, Manuel Costela - Love Souls

感情的な響きを武器にテクノ/ディープ・ハウス方面で躍進を続けるTominori Hosoyaが、どちらかと言うと自身の為ではなく他のアーティストの後押しをすべく感情に訴えかける音楽性に共感するアーティストの作品をリリースするレーベルがTH Pressingで、過去にもAnaxanderやRennie Foster、Life RecorderやTakuya Yamashitaらのまごうことなきエモーショナルな曲をリリースして確かな評価を獲得している。そんなレーベルの新作はdeepArtSoundsを主宰するDan PiuのプロジェクトであるAllstarr Motomusic、そしてスペインのディープ・ハウスで知名度を高めつつあるManuel Costelaによるスプリット盤だが、両者とも同じEPにHosoyaの曲と共に収録されたりと音楽的な共通項があるのは間違いない。A面にはAllstarr Motomusicによる2曲が収録されているが、爽快に広がるダビーなパーカッションを用いつつ豊かな色彩感覚を持ったシンセのメロディーや開放的なボーカルで青々しい空を突き抜けていくディープ・ハウスの"Night Romance"からして、滴り落ちるようなピアノの旋律も入っていてHosoyaの清々しくエモーショナルな音楽観と合致している。"Light Of The Soul"の方も微睡んだシンセによってドリーミーな開始から、ゆったりと大らかな4つ打ちのキックが刻む中を清々しい女性ボーカルで抱擁するような柔らかい質感のディープ・ハウスで、淡い色彩で滲んだ風景画のような美しさを含んでいる。B面はCostelaが担当しており、凛とした輝きのあるピアノを軸にジャジーなリズム感で揺蕩うように心地良いビートを刻む"Sunshine Love"ではボーカルがしっとりソウルフルな雰囲気に繋がっており、優しく情熱的なハウスだ。一方"Hurt"ではブレイク・ビーツながらも勢いを落ち着かせて透明感のあるパッドやしっとりとしたシンセによって温かみと仄かな情緒感を打ち出したメロウな曲で、控えめに官能を誘うボーカルも相まってムーディーな世界観を作り上げている。4曲とも心に訴えかけるエモーショナル性を伝えるハウスは、確かにHosoyaの音楽性と共鳴するのは間違いなく、だからこそ自信を持ってTH Pressingから送り出す事が出来たのだろう。



Check Allstarr Motomusic & Manuel Costela
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