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Steffi & Martyn - Air Texture Volume VI (Air Texture:AIR006CD)
Steffi & Martyn - Air Texture Volume VI
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2011年にニューヨークにて設立されたAir Textureは、KompaktのPop AmbientシリーズやExcursions In AmbienceにInstinct Ambientといったレーベルに触発されているそうで、端的に言うとアンビエントに焦点を絞ったそのレーベル名まんまのシリーズを提供している。それぞれの作品はCD2枚組で1枚のCDを1アーティストがコンパイルを担当し、そして収録曲は未発表曲のみで構成されているという、アンビエントのシリーズ作品としては十分に期待を寄せられるだけの魅力が伝わってくる(当方はこの6弾がリリースされるまで、このシリーズの存在を知らなかったが)。そして最新作はOstgut Ton等でも活躍し近年交流を深めているSteffi & Martynが担当しているのだが、過去のシリーズが比較的ノンビート中心でアンビエントやドローンに焦点を絞っていたのに対しここではダンス・フロアを沸かすDJの性質故か、基本的にはダンス・フロア寄りでありながらアンビエントな性質もある、もっと言ってしまうと現代版「Artificial Intelligence」と呼んでも差し支えない曲が選曲されている。事実Steffiが主宰するDolly周辺はAIテクノの影響を匂わせているし、Martynの作風にしてもダブ・ステップやデトロイト・テクノからの影響を滲ませ、両者とも単純な4つ打ちからの乖離してリズムの自由さやベッドルーム内での想像力を働かせる音楽性があり、それらが端的に表現されているのが本コンピレーションだ。AIテクノの現代版という説明は決して過去を懐かしむようなものではなく最新のアーティストによる曲がある事で、例えばApollo等でも活躍するSynkroの"Observatory"は夢の中へと落ちていくようなパッドを用いたねっとりとしたダウンテンポを披露しており、穏やかな近未来感が心地好い。Ostgut Ton一派のAnswer Code Requestもここでは普段のハードな作風は封印しているが、ハートービートのようなリズムに美しく広がる残響を用いたディープなアンビエントの"Pasiris"を披露し、熱狂に入っていく前のパーティー序盤の感覚がある。元祖AIで忘れてはいけないのがKirk DegiorgioことAs Oneで、"The Ladder"は90年代前半のそのAIテクノそのものな自由なブレイク・ビーツや流麗な響きのシンセのメロディーなど、一見踊り辛いようなテクノがしかし今の多様性の中では自然と鳴っている。他にも知名度の高いテクノ系のアーティストから殆ど作品をリリースしていないマイナーなアーティストまで、それらは区別される事なく収録されており、テクノやエレクトロにブレイク・ビーツやダブ・ステップなどのジャンルも、大きな枠で捉えるとアンビエント的な感覚に包まれている。これらがしかも全て未発表曲というのだから、その質の高さも含めて驚いてしまう。



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| TECHNO14 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Steffi - World Of The Waking State (Ostgut Ton:OSTGUTCD41)
Steffi - World Of The Waking State
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Ostgut Tonという有名なレーベルの後押しを抜きにしても、DJとしてアーティストとして、そしてレーベル運営者としても素晴らしい才能を発揮しているSteffi。Panorama Barでレジデントを長年務めるその実力は言うまでもなく、近年は積極的にアルバム制作も行い制作者としても高い評価を獲得、そしてデトロイト志向のあるDollyを主宰して実力あるニューカマーを送り出すなど、総合的な面から評価出来る素晴らしいアーティストだ。ソロでは3作目となるアルバムも過去と同様にOstgut Tonとなるが、音楽性の深化は未だ尚止まっていない。当初はシカゴ・ハウスやデトロイト・テクノに影響を受けた音楽性が見受けられたものの、2016年にMartynと共同制作した『Evidence From A Good Source』(過去レビュー)ではダブ・ステップやレイヴの要素も取り込み、そしてこの新作ではかつてWarpが提唱した「Artificial Intelligence」にも接近している(Steffiが主宰するDolly Deluxeは、間違いなくその影響下にある)。冒頭の"Different Entities"では奇妙な電子音が鳴る中で情緒的なパッドが浮遊しデトロイト・テクノらしい未来感を発しつつ、リズムは複雑なブレイク・ビーツを刻みながら揺れ、90年代のAIテクノと呼ばれる何処かインテリジェンスな感覚が通底する。パルスのような不気味な反復音が続き、薄く延びるパッドが深遠さを生む"Continuum Of The Mind"も4つ打ちから外れたつんのめるようなリズムを刻み、それは生命体のように躍動するグルーヴ感に繋がっている。"All Living Things"でも複雑なリズムがエレクトロ気味に鋭利に切り込んでくるが、陰鬱で物哀しいメロディーが先導する事で激しさよりも情緒的なデトロイト・テクノらしさが感じられるだろう。ヒプノティックな電子音とゆったりと浮遊する透明感あるパッドは心地良くも、ロウなパーカッションがオールド・スクールな感覚に繋がっている"The Meaning Of Memory"も、直球ダンストラックから外れた大らかな包容力はリスニング性が強い。タイトル曲の"World Of The Waking State"ではやけに忙しなく鋭いリズムとアシッド気味のベースが蠢きつつ浮遊感のある上モノが、例えばModel 500辺りの深みのあるエレクトロを思い起こさせたりもする。アルバムはおおよそ大きな変化を付ける事なく豊かなリズム感のテクノで統一され、ラストの"Cease To Exist"でも鞭で叩かれるような力強いエレクトロ・ビートと深遠でスペーシーなメロディーによってすっきりと余韻を残さずに終了する。全体的なトーンとして決して明るくはないが控えめに情緒性のある慎ましさ、そして4つ打ちではない複雑なリズムで揺らす構成力、それは確かに激しさだけで踊らすテクノに対するカウンターカルチャーのAIテクノらしくあり、近年のDollyの音楽性と完全にシンクロしているのは明白だ(その意味ではOstgut TonよりもDollyからリリースされた方がしっくりするかもしれない)。何か新しい時代のテクノと言う訳ではないが決して古臭く懐古的な作品でもなく、「Artificial Intelligence」を今の時代に合わせて解釈し直したとも思われ、十分にリスニング性の高いアルバムとして素晴らしい。



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| TECHNO13 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Doms & Deykers - Evidence From A Good Source (3024:3024-028CD)
Doms & Deykers - Evidence From A Good Source
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音楽だけに限った話ではないだろうが、コラボレーションが単なる物珍しさのみで評価され、互いの個性を相乗効果として活かす事が出来ずに作品として期待以上の面白さを引き出せない事は、決して珍しくない。その意味では本作は互いの音楽性がバランス良く盛り込まれつつ相性の良さが違和感の無いダンス・ミュージックとして成り立ち、モダンとレトロを上手く用いたテクノとして期待にしっかりと応えてくれている。手掛けたのはSteffie DomsことSteffiとMartijn DeykersことMartynで、Ostgut Tonからも作品をリリースする前者は自身ではデトロイト・テクノの影響を色濃く残すDollyを主宰し、また後者はデトロイト・テクノとダブ・ステップの架け橋的な音楽性により新世代として台頭したアーティストで、過去のオールド・スクールな音楽に敬意を持ちながらも現在のシーンに適合した二人の相性の良さは言うまでもない。本作はかいつまんで言ってしまえば、デトロイト・テクノ×ディープ・ハウス×ダブ・ステップ×レイヴな内容で何か目新しさは無いかもしれないが、それらの琴線を震わす叙情性と粗野で荒くれた変則的なリズム感が見事なまでに一体化し、彼等の持ち味となっている点で評価すべきだろう。一曲目の"Eyes Up"からして叩き付けるようなロールするスネアやハイハットが炸裂するが、その一方ではTB系の特徴的なベースラインや幻想的なパッドが延びるシカゴのディープ・ハウス由来の要素もあり、激しく曲調ながらも感情をじっくりと温める。タイトル曲の"Evidence From A Good Source"は鞭で叩くようなビートが強烈なエレクトロを思わせるが、官能的なシンセのメロディーの影響でダークになり過ぎる事はなく、やはりエモーショナルな響きが印象的だ。それは先行EPとなった"It's You I See"でも顕著で、特にストレートなダンストラックであるこの曲は何だか懐かしみを感じるのは、デトロイト・テクノらしいメロディー使いや弾けるようなグルーヴに古き良き時代感が込められているからだが、決して懐古的になるだけではなくダブ・ステップを持ち込んだ事で今という時代性もある。アルバムの中で一番疾走感がありデトロイト・テクノを追随する"Faye's Slide"から、そしてTBらしきベースラインやTRらしいパーカッションが特徴のシカゴ・テクノ寄りな"Some People Think Television"などクラシカルなスタイルもあれば、そのタイトルが表すように美しいパッドに覆われながらもグライムやダブ・ステップの深くえぐるようなリズムを強調した"Grime For Dolly"もある。どの曲も荒々しいリズムと悪っぽい粗野な音がレイヴ時代を思わせると同時に、デトロイト・テクノの影響下にある延びるパッドが流麗な響きも聞かせ、メロディアスかつグルーヴィーなテクノになっているのだ。本場のデトロイト・テクノが停滞している今、このような作品に期待を寄せるのも納得な一枚だ。



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| TECHNO12 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Virginia - Fierce For The Night (Ostgut Ton:OSTGUTCD36)
Virginia - Fierce For The Night
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過去にはCocoonでの、そして現在はPanorama Barのレジデントとして活躍するVirginiaが、そのクラブが運営するレーベルであるOstgut Tonから遂に1stアルバムをリリースした。DJとしてトラックメーカーとして、そしてボーカリストとしても活動する彼女の音楽性は、過去のクラシカルなシカゴ・ハウスやデトロイト・テクノからの影響を強く滲ませるもので、特に自身が歌う事でより感情性豊かな作風を確立している。プレスリリースによると本作は「愛、欲望、人生などのテーマ」を基に制作されたそうだが、更にかつてから交流のあるSteffi & Martyn(Doms & Deykers名義では完全にデトロイト・テクノ影響下の作品をリリースしている)にDexterが制作に全面的に参加する事で、ダンス・ミュージックとしての機能性と共にポップ性の高いメロディーやハーモニー、そして古き良きアナログ・サウンドの中に懐かしくも情熱的な興奮を込める事に成功している。アルバムの幕開けは彼女のセクシーな歌声が映えるテッキーな"Bally Linny"だが、ブラスバンド風のシンセは80年台のシンセファンクを思い起こさせ、ポジティブな煌めきを含む。続く"1977"も80年代感が強く、エキゾチックなシンセや膨らみのあるシンセベースからは何だかフュージョンの作風に通じるものがあり、レトロ・フューチャーとは正しくこの事だ。古さを強調するだけでなく"Lies"のようにモダンなディープ・ハウスに官能的な歌を被せた曲もあるが、その耳への響きはやはり甘く懐かしい。中盤には特に切なさを誘うメランコリーなダウンテンポの"Believe In Time"があり、哀愁で覆い尽くす歌がトラックをより味わい深いものとしている。そこに続く"Subdued Colors"も小気味良いブレイク・ビーツで揺れる曲で、誘惑するような歌が夕暮れから夜にかけてのしっとりした官能を感じさせる。そこからの"Funkert"や"Follow Me"はアルバムの中では特にフロア受けするであろうストレートなダンス・トラックで、しなやかに伸びる叙情的なシンセや美しいメロディーと勢いと弾力のあるリズムはデトロイト・テクノと共振し、真夜中の興奮に一役買うのは間違いない。そしてラストの夢に溺れてしまうようなアンビエント風のハウスである"Han"で、アルバムは切ない余韻を残して締め括られる。リスニングからダンスまで程良く纏まったアルバムで、特にシンセポップを思わせる懐かしいシンセの音やドラムマシンが本作を特徴付けており、ポップなメロディーも相まって素晴らしいボーカル・ハウスを味わえるはずだ。ハードなテクノのOstgut Ton…と言う印象が強いレーベル性の中で、こうやってクラシック的な要素の強いアルバムが出てくる事は意外だが、やはりルーツは避けては通れないと言う事なのか。



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| HOUSE12 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Martyn - Ghost People (Brainfeeder:BFCD025)
Martyn - Ghost People
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ベース・ミュージックやデトロイト・テクノをダブステップと鉢合わせ新世代のアーティストとして好評を得ているMartijn DeykersことMartyn。2年ぶりとなるアルバムはなんとFlying Lotus主宰のBrainfeederからリリースと言う事もあり、更なる注目を集めるのは必至でしょう。がそんな話題性の大きさとは裏腹に、作品自体は正直なところ期待外れ感が漂っています。元々テクノ寄りなダブステップな音楽性で注目を集めていたMartynですが、新作では更にテクノの4つ打ちリズムに近付きパーカッシヴなミニマルテクノもあったりと、フロアで踊るための機能性を重視した意図が反映されております。がベース・ミュージックらしい猥雑さやダブステップの重厚なボトムの面は減退し、前作よりも雑に思える程に音を詰め込んだにも拘らず全体のイメージは何処か軽くなってしまっている印象を受けました。またコズミックでチージーなSEやシンセの使用にはデトロイト・テクノにも通じる未来志向も感じられたりはするけれど、本家程の盲信にも似た本気具合の未来へのソウルは無いし、こうなるとテクノ、ダブステップ、ベース・ミュージックのどれに対しても適度に取り入れました感が強く、良く言えばバランスが良い、悪く言うと流行の時だけ聴かれるハイプな音楽にしか聴こえません。決して失敗作ではないものの残念。

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| TECHNO9 | 13:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Apparat - DJ-Kicks (Studio !K7:!K7270CD)
Apparat - DJ-Kicks
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設立25周年と波に乗っているStudio !K7の名物MIXCDシリーズ最新作には、エレクトロニカを経由してテクノへと踏み込んできているApparatが参戦。このシリーズはテクノと言う枠を越えて幅広くジャンルを掬い上げているのですが、本作でもテクノだけでなくエレクトロニカやアブストラクト、ダブステップまでを匠なセンスによって纏め上げておりました。トラックリストを見てもワクワクする内容で、Carl CraigやRippertonのテクノにOvalやThom Yorkeらのエレクトロニカが絡み、更にはBurialやMartin、T++らダブスッテプまで挿入されてしまう。ポップでカラフルなエレクトロニカとダークで陰鬱なダブステップの自然な陰陽の切り替わりもさる事ながら、どこをとってもどんなジャンルであろうと、最初から最後までダンスなグルーヴを保ち続けるその選曲眼は類稀なるもの。単純でミニマルな4つ打ちで押していくのではなく、多用なリズムを用いて変幻自在な世界を生み出しつつ腰に来るグルーヴを保つのだからこれは凄い。いや、凄いと言う前に本当に独創性と遊び心に溢れた面白いミックスで、こんなプレイもあるんだなと新しい息吹を感じさせてくれました。

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| TECHNO8 | 12:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kode9 - DJ-KiCKS (Studio !K7:!K7262CD)
Kode9 - DJ-KiCKS
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ダブステップのシーンで一躍トップに躍り出たBurialですが、そのBurialをデビューさせたのがKode9が主宰するHyperdubでありまして、つまりはKode9こそBurialの後見人と言えるでしょう。Kode9の作品自体は聴いた事が無いので何とも言えないのですが、Hyperdubのリリース暦を見る限りでは決してダブステップだけに固執している訳でもなくテクノやディープハウスからヒップホップやレゲエまでリリースしており、Kode9の音楽性も単純にダブステップだけと言うのでもなさそうです。それは彼にとって2枚目のMIXCDとなるこの!K7からの名物MIXCDシリーズ"DJ-KiCKS"を聴けば分かる通りで、ブロークンビーツで幕開けしダブステップのみならずグライム、ダンスホール、レゲエ、エレクトロなどを自由自在に渡り歩いて行く音楽性があります。緩急を付けて非常にすっきりと軽快な -しかし軽くはない- 素早く変化して行く多種多様なリズムは野性味に溢れているし、そしてなによりテクノと邂逅が進むダブステップが多い中で、Kode9はむしろルーツミュージックと共に歩みを進めているようです。MartynやScubaがテクノを取り込みシリアスで洗練を伴う路線を進むのに対し、Kode9は悪く言えばチープだけれどもダブステップの初期衝動が感じられ、ジャマイカの臭いさえも漂よわせます。美しいと言うより卑猥でファンキーな、そして非常に生臭い。

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| ETC3 | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Ben Klock - Berghain 04 (Ostgut Ton:OSTGUTCD13)
Ben Klock - Berghain 04
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現在のテクノシーンを引率するベルリンテクノの重要レーベル・Ostgut Tonから、レーベルの中心的存在の一人であるBen KlockがMIXCDをリリース。大半が新曲や未発表曲と言う現在のテクノシーンの最先端を披露しつつも、実はOstgut Ton音源の使用率も高かったり、またデトロイト系やシカゴハウスも使用したりと、意外や意外にミニマル一辺倒ではありません。以前クラブで彼のプレイを聴いた時はもっとハードで疾走感があるミニマル中心だった気がしますが、本作はそこまでハードでもなく深海を航海する潜水艦の様なディープな印象が強いですね。とは言え音自体はモノトーンで陰鬱、そして金属的な硬い鳴りとざらついたインダストリアル的な音もあるので、Ostgut Tonらしいと言えば確かにそうかも。そして時折真っ暗な深海に光が刺し込むが如く叙情漂うデトロイティッシュなトラックも入ってきたりと、効果的なアクセントもつけられております。しかしクラブで聴けばそれなりに盛り上がる内容ではあるんだろうけれど、家で聴いている限りだとシリアス過ぎて内に内にと沈み込んでしまいそう。彼がレジテントを務めるBerghein/Panorama Barにおいて、ゲルマン達はこの様な音楽で狂喜乱舞しているのだろうか?謎である。

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| TECHNO8 | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Agoria - Balance 016 (EQ Recordings:EQGCD029)
Agoria - Balance 016
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フレンチテクノシーンの奇才・Agoriaが、名物MIXCDシリーズとなっている"Balance"の16作目を担当。今までに2枚のMIXCDをリリースしていてそれらもジャンルレスで強烈なぶっ飛び感覚を感じさせる内容でしたが、この新作もやはり同様にテクノだけではなく様々な音を組み合わせ、フロアとチルアウトルームを行き来する様な変態的なミックスを披露しております。ジャンルの多様性はテクノ、ハウス、ダウンテンポ、ディスコダブ、アンビエント、ミニマル、ニューウェーブなどまでに及び、最早このMIXCDがどんな音に当てはまるのかを説明するのは意味が無い状態にまでなっております。そして単純に曲を繋げるだけではなく曲の一部のサンプルを途中に混ぜ込んだり、同じ曲を2度も使用する事で、1度目で感じた印象が2度目で更に強まる効果を誘発するなど、展開の作り方は確かに印象的。何よりも彼の創る音源からも感じられるギトギトでドラッギーな感覚が終始漂っていて、リズムトラックの強さやノリで引っ張っていく勢いのあるタイプのミックスとは異なる、つまりは精神作用の大きい麻薬的な覚醒感の大波に飲み込まれるミックスは、彼特有のトリッピーな感覚があり独創性が存分に感じられる事でしょう。その分振れ幅や展開の浮き沈みも大きく、また音の余りのどぎつさに体力が無い時は聴くのもしんどいかなと感じる点もあります。インパクトがある分だけ聴く人を選ぶ内容でもありますが、はまる人には心底はまって抜け出せなくなるのではないでしょうか。

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| TECHNO7 | 10:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Martyn - Fabric 50 (Fabric:FABRIC99)
Martyn - Fabric 50
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名物MIXCDシリーズのFabricも遂に50作目ですが、そこに旬のダブステッパー・Martynが抜擢されました。昨年リリースされた"Great Lengths"(過去レビュー)は、確かに良く出来た内容ではあるものの自分がダブステップと相性が悪いのか、結局今でもそんなにダブステップには興味が持てない状態であります。がこのMIXCDは意外にもしっくり来まして、それは単純にダブステップがテクノにかなり寄り添ってきている(又はテクノがダブステップに寄り添っているの?)状態があって、もはや境目など感じさせなくなっていたからです。歌物や横揺れ系のダブステップにパーカッシヴなハウスやブロークンビーツ、土着系テクノを違和感無く混ぜてしまう辺りに選曲の良さがあり、調子よく上げ下げのある展開ですいすいと最後まで聴けてしまいました。相変わらずダブステップは楽天的なムードは皆無で闇夜の暗さが漂っているものの、多彩なリズムによる肉体への刺激や乾いたパーカションの響きが高揚感をもたらし、決して気が落ち込むような音ではないですね。ダブステップと言うと陰鬱で重苦しいイメージがありましたが、そんな考えを払拭させる好内容な一枚です。

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| TECHNO7 | 10:30 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Martyn - Great Lengths (3024:3024005CD)

Martyn-Great Lengths
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某雑誌でデトロイトテクノとダブステップとの出会いと紹介されていたので、取り敢えず購入。Martijn DeykersことMartynは元々はドラムンベースアーティストとして出発したものの、2年前からは自身のレーベル・3024を設立しダブステップへ移行したアーティストだそうです。巷ではなかなかの評判らしいですが、ダブステップ自体をそれ程聴かない自分でも確かに納得の出来。ガツガツとアグレッシブに切り込んでくる硬くて鋭いリズム、重心の低いグルーヴィーなベースライン、幻想的で叙情の漂うシンセ、そしてシリアスで闇夜の浮かび上がる世界観などデトロイトとダブステップの長所を組み合わせたような音楽だ。無駄と享楽は刮ぎ落とされ生真面目さを突き詰めたような音楽感は、メジャーとは対極的のアングラに属する廃退的な臭いを発している。これが1stアルバムと言うのだからとても感心するんだけど、ただそれでも自分には何かしっくり来ないのは単純に自分がダブステップとの相性が悪いからなのか。

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| TECHNO7 | 00:10 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Gilles Peterson - Worldwide Programme 1 (Talkin' Loud:560 100-2)
Gilles Peterson-Worldwide Programme 1
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アシッドジャズだかクラブジャズだか自分には余り縁の無いジャンルでは第一人者に挙げられるGilles PetersonのMIXCD。ですが風評を聞く限りではジャズのみならずヒップホップやドラムンベースやハウスやテクノなんかもプレイすると言うし、それにこのMIXCDでは自分の好きな曲も幾つか使用されているので購入。と言う訳で一枚目ですが、ダウンテンポ〜ソウル〜ファンク〜ブロークンビーツ〜ディープハウス〜ドラムンと確かに幅の広い選曲です。序盤はメロウで緩い選曲が続くのですが、中盤のブロークンビーツ辺りからが聴き所でしょうか。生っぽくも爽やかで上品な空気を醸し出しつつテンションも上げてきて、そしてPepe Bradockの真っ黒くクールなディープハウスで昇天するにくい展開です。その後は鋭角的な切込みが効いたシャープなドラムンでガツンと持ち上げて、最後はしっとりダウンテンポで緩く着地する起承転結なプレイが繰り広げられております。今でこそジャンルを横断するDJも珍しくはなくなりましたが、Gillesは人気があるだけあって色々プレイしてもまとまりが感じられて正にDJ(Disc Jockey)そのものです。ただ繋ぎは申し訳程度にしかしてないですけどね。ちなみに2枚目はジャズとかソウル中心で音が古い方に向かい過ぎていて、自分の耳には合わないのです。折角GillesのDJを楽しむなら、やはりジャンルの横断が体験出来る1枚目の方がお勧めだと思います。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Laurent Garnier - Excess Luggage (F-Communications:F1873CDBOX)
Laurent Garnier-Excess Luggage
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元料理人でありフランスの伊達男、ローランガルニエ。そのプレイはテクノ伝道師とも言える幅広い選曲で、一夜のプレイで様々な面を伺う事が出来る。個人的にはテクノセットが好きだけど、ハウスやロック、果てはドラムンベースまでも回す何でもありな人です。そんな彼もデトロイトにはやはり興味があるのか、自身のアルバムにおいてデトロイトライクなトラックを多く作っています。さてこのMIXCDは2000年のSONAR、2002年のデトロイト、後多分PBBと言うラジオのライブを収録した物でやはり彼の幅広い選曲を体験するにはもってこいです。

一枚目のSONARのプレイはハウス中心のセットでムーディーな物から、シカゴ、アシッドまで気持ち良く聴けます。DAVINA-Don’t you want itはデトロイトハウスのクラシック、今年のイエローでのプレイでも回していました。

二枚目は血管ぶち切れデトロイト中心のMIX。しょっぱなHi-Tech Jazzですよ!この曲は他のDJにもここ1、2年で実際のDJでよく使われている気がします。ほぼデトロイトに関連のある曲を使っているので、デトロイト好きには必ず受けると思います。終盤自身のThe Man with the red faceは、彼の曲の中でも最もデトロイトへの愛着を示した結果となるものでしょう。そこから69-Desireに繋ぐと言う悶絶必至のMIXです。

三枚目のラジオでのプレイは、テクノやハウスじゃなくてダウンテンポなのかな。寂れたバーとかで流れてそうな感じで、哀愁がありますが僕は余り聴いていないので何とも言いようがありません。

実際のプレイではテクノ→ハウス→ロック→…と目まぐるしくどんどん変わっていくので忙しい感じもするけど、一夜にして壮大なロングジャーニーを経験する事が出来ます。そして今週末にageHa、来週月曜にYellowと今回は2回も東京でプレイ。この機会に是非ともテクノ好きは、ガルニエのプレイを体験してみてはどうでしょうか。

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ちなみにこのMIXCDには4、5枚目がありF-COMショップ直販で買えます(現在はアマゾンでも購入可)。4枚目がデトロイトとシカゴハウスのクラシックを多用したMIXで超絶物です。僕は当然買いました。

Laurent Garnie-Excess Luggage
Amazonで詳しく見る(4、5枚目の方)


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| TECHNO1 | 17:19 | comments(2) | trackbacks(1) | |