Funk D'Void - Balance 022 (Balance Music:BAL006CD)
Funk DVoid - Balance 022
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大物のテクノ/プログレッシヴ・ハウス系のDJを起用して人気を博しているミックス・シリーズ"Balance"の最新作は、グラスゴーを代表するテクノ・アーティストであるFunk D'Voidが担当している。綺麗目のテック・ハウスや壮大な展開のプログレッシヴ・ハウスもこよなく愛すD'voidならば、このシリーズに起用されるのも至極当然であり、恐らく多くの人が彼に期待しているミックスを期待通りに手掛けている。本作では彼自身のルーツをも意識してミックスしたそうで、CD1にはLos Hermanos、Vince Watson、Spirit Catcher、Delano Smith、Monty Lukeなどデトロイト周辺、またはそれに影響を受けたアーティストの曲が多く収録されている。基本的には4つ打ちのダンススタイルではあるが無闇にアッパーにする事もなく、D'Voidらしい透明感や清潔感を保ちながらテクノ/ハウス/ミニマルを滑らかに綱渡りするスタイルだ。高低差のある山と谷を行き交う派手は展開は無いが、スムースなミックスによってじわじわとD'Voidのテッキーな世界へと引きずり込む手腕はなかなかのもの。一方CD2の方は真夜中の熱狂的なダンスフロアからは少々距離を置き、どちらかと言えば朝方になりなだらかに終焉に向かって行くような、またはベッドルームでのBGMにも適したリスニング系として選曲されている。Lucid Nationのシネマティックな曲から始まり、Kolomboによる極上のバレアリックを通過後、Steve Reichによるミニマルなアンビエントの"Electric Counterpoint"へと繋がる序盤の流れは本当に素晴らしい。その後Space Dimension Controllerの切ないスペーシーなテクノである”Journey To The Core Of The Unknown Sphere"、Vince Watson変名の男泣きアンビエント"Celtic Beauty"、Joris Voornによる"Re-2001"など幻想的なシンセの壁に包まれ、そこから流麗なテック・ハウスで穏やかな波に揺られつつ終盤ではファンキーな流れでクライマックスを迎える。2枚組と言う事で少々情報過多な量に食傷気味になるのも否めないが、そこは2枚のCDでコンセプトを分けた点である程度は解消されているし、Funk D'Voidらしさは期待を裏切る事なく表現されていると思う。

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| TECHNO10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Monty Luke - Art, Love & War (Planet E:PLE65312-1)
Monty Luke - Art, Love & War
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Carl Craig主宰のPlanet-Eから新鋭・Monty Lukeなるアーティストの作品。かつてはC2自身の作品で溢れていたPlanet-Eも、最近ではC2が気に入ったアーティストの作品をリリースする場になっており、C2が認めるだけあって高品質な作品のオンパレードです。当然この作品も最近のレーベルの趣向に沿った音で、ぎらついたシンセリフが反復し徐々にビルドアップしていく地味に高揚感を誘うミニマルテックハウス。アーティスト名を隠されていたら、C2の新譜と言われても気付かない出来。そしてB面にはC2自身がリミックスを披露していて、こちらはよりリズムの跳ねが強調された上にC2独特の恍惚感たっぷりなシンセも上乗せされ、オリジナルより派手に展開。C2のリミックスの手腕は間違いなく世界トップクラスだ。しかし今もと言うか昔からかもしれないけれど、Planet-Eはデトロイトのレーベルでありながらデトロイトの枠を越えた音を持っていて、だからヨーロッパのアーティストにも受けが良いのでしょう。

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| TECHNO7 | 09:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |