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Trinidadian Deep & Lars Bartkuhn - Sonics & Movements (Neroli:NERO 041)
Trinidadian Deep & Lars Bartkuhn - Sonics & Movements

イタリアにて優美なハウス・ミュージック〜クロスオーヴァー系には定評のあるNeroli、その新作はTrinidadian Deep & Lars Bartkuhnによる共作だ。Ron Trent直系でオーガニックかつアフロ・パーカッシヴなフュージョン・ハウスを量産するTrinidadian Deep、そして元Needsのメンバーでありジャズやフュージョンからの要素をハウス・ミュージックへと昇華させ耽美な世界観を創造するBartkuhn、そんな二人の音楽性がNeroliに合わない訳もなく、そしてその二人がコラボレーションしたのであれば興味を惹かずにはいられない。A面にはTrinidadian Deepのソロが2曲収録されているが、揺れるリズムに軽やかで爽やかなパーカッション使い、そして煌めきのある耽美なシンセにダビーな処理を加えて奥行きも演出した爽快感溢れるディープ・ハウスの"Native Palo"は、おおよそアーティストに期待している音楽そのものだ。途中から入ってくる麗しいシンセソロなど、一曲の中で魅力的な展開も作っている。"The People"はよりトロピカルなパーカッション使いに体も軽やかになり、スティールパンの朗らかな旋律やオルガンソロが躍動して、ラテン×フュージョンのような陽気なハウスだ。そして裏面には二人の共作がバージョン違いで収録されているが、"The Parish (Full Experience)"こそ両者の音楽性が正にフュージョンして、壮大でエレガント、豊かな表情を見せるディープでアフロなハウス傑作になっている。10分を超える大作なれど様々な要素を持ち込み飽きさせる事なく、かもめの鳴き声らしいオープニングから土着的で軽やかなパーカッションが快活なリズムを刻み、すっと伸びる光沢感あるシンセと耽美なエレピのリフで優雅に引っ張っていく。咽び泣くようなエモーショナルなシンセソロでぐっと郷愁を強めつつ、ダビーなパーカッションが空間の広がりを創出し、次には繊細なピアノが滴るように入ってきて、あの手この手で装飾するように展開を繰り広げる作風はアーティスト性の強いBartkuhnの手腕が発揮されている。バージョン違いの"The Parish (Dub)"はそのタイトル通りで、民族的なパーカッションが空へと響き渡るように爽快さが強調されており、特にオリジナル以上のダブ処理によってより躍動感を獲得している。どの曲もNeroliというレーベルの華麗な美しさを纏う音楽性に沿っており、二人のアーティストの相乗効果も抜群に作用した名作と断言する。



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| HOUSE13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Aybee & Lars Bartkuhn aka The Astral Walkers - Passage EP (Deepblak:DBR-V031)
Aybee & Lars Bartkuhn aka The Astral Walkers - Passage EP
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遂に2017年末にはディープ・ハウス大旋風を巻き起こしたNeeds名義で作品をリリースしそのプロジェクト復活の狼煙を上げる事に成功したLars Bartkuhn、そしてDeepblakからは才能ある新星を送り出しつつ自身でもアフロやディープ・ハウスから実験的なテクノまで制作するAybee、その両者が手を組んだ話題性十分のプロジェクトがThe Astral Walkersだ。両者ともDJよりは演奏家としての才能が光っており、それは勿論豊かな楽曲性へと反映されているが、電子音楽を用いたダンス・ミュージックに於いても非常に有機的でライブ感溢れる演奏がその根本となっている。本作でも当然の如くギターからピアノにパーカッションやドラム・プログラミング、果てはボーカルまで披露しており、電子音楽と生演奏の狭間を埋めていくような楽曲性はほぼ完成の域に達している。"Passage (Full Experience)"の方は最早Needsの新作として紹介されてもおかしくないフュージョンからの影響も伺えるディープ・ハウスで、弾けるような爽快な4つ打ちのハウス・グルーヴを軸にディレイの効いた開放感あるギターや空間の広がりを演出するシンセで彩り、そしてマリンバらしき朗らかなリフや耽美なピアノなど様々な装飾を緻密に編み込んでいるが、それらは決して過度にはなり過ぎずに絶妙なバランスで用いられているのがセンスの良さなのだろう。ともすればコテコテの作風に成りかねない煌めくような装飾性の高さだが、豊かな響きはありながらも実に洗練されたディープ・ハウスは優雅でさえある。同じ楽曲の異なるバージョンである"Passage (Astral Stroll)"はぐっとテンポを落としつつミニマル性を高めながら、サイケデリックなギターソロなどによって混沌としてディープなスピリチュアル・ジャズ性を増し、より奥深い空間性が際立つ異色なバージョンだ。やはりNeedsの音楽性に期待するのは前者の方でそちらの華々しい作風に惹かれるが、この作品で手応えを掴んだのか二人は現在もセッションを行っているようで、今後の活動も期待せずにはいられない。



Check Aybee & Lars Bartkuhn
| HOUSE13 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Needs - Walkin' Thru Circles (2017) (Needs Music:NE-GE01)
Needs - Walkin Thru Circles

Yannick ElverfeldとLars & Marek Bartkuhn兄弟の3人によるディープ・ハウスのプロジェクト、それが1999年にデビューを果たすやいなやシーンの注目の的となったNeedsだ。やりたい事ではなくやらなくてはいけない音楽、それはリズムやグルーヴという機能性よりもムードや響きによる感情に訴えかける要素を重視し、豊かなコードやハーモニーによって鮮やかな色彩とソウルフルな音を鳴らすディープ・ハウスであり、その素晴らしい楽曲性に多くのDJが惚れ込んだ。00年代半ばには残念ながら空中分解してしまったものの、それ以降はLars一人でフュージョン寄りのバンドスタイルでの活動なども続いてはいたが、やはりファンとしてクラブ・ミュージックとしてのNeedsを期待していたのが本音だろう。そして近年になりかつてのNeedsを思い起こさせるディープ・ハウスへと回帰していたLarsだが、それが完全な形として成したのが本作だ。これは2001年にリリースされたNeeds名義では5作目のシングルのリイシューとなるのだが、リマスターだけではなく今の時代に合わせた新たなバージョンも収録され、Needsの復活の狼煙を上げる作品と捉える事が出来るだろう。"Walkin' Thru Circles (Thump Mix)"はオリジナルに収録されたバージョンの一つで、もはやこれ自体がクラシックと呼ばれるべき優美なディープ・ハウスで今も尚色褪せず、がっつりと芯の太い4つ打ちに合わせて優雅に登り詰めるようなシンセの重層的なコードやエモーショナルなソロが展開され、濃密な程に繊細な音が編み込まれた事でゴージャス感がありながらもモダンに洗練された名曲だ。そんな原曲を今のLarsの感性で解釈し直したので"Walkin' Thru Circles (Full Expansion)"で、プログラミンは用いながらもギターやベースにドラム、パーカッションやサクソ等の生演奏もふんだんに取り入れて、登り詰める多幸感と言う点では全く変わらないものの全体的に柔らかい音質が打ち出された事で穏やかな情感や温かい感情性が増し、爽やかなパーカッション弾けるコズミックなフュージョン・ハウスへと生まれ変わっている。Larsのジャズ/フュージョンへの造詣がディープ・ハウスへと自然と取り込まれ、ライブバンドが目の前で演奏しているかのようなライブ感さえ纏っているが、かつてのNeedsが時を経て円熟味を増した結果だろう。クラシックは時を超えても色褪せないからクラシック、その意味ではこれは正にそんな曲なのだ。



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| HOUSE13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Lars Bartkuhn - Elysium (Neroli:NERO 037)
Lars Bartkuhn - Elysium

近々Needs名義で送り出したハウス・クラシックのニューバージョンをリリースする予定だったりと、Needs復活の兆しが感じられるが、その活動の中心にいるのがLars Bartkuhnだ。本人はギターも弾く演奏家であり、ダンス・ミュージックだけにこだわらずフュージョン的なバンド体制での活動も行ったりと、ジャンルに固執する事なく作曲家としての才能を光らせる。そして本作は以前にもリリース歴のあるイタリアはNeroliからの目下最新作であり、Bartkuhnと言うよりはもはや00年代のNeeds名義の作品と言われても信じてしまう程に、非常にNeedsらしい音楽だ。A面を丸々使用した13分にも及ぶ"Full Experience"、端正なハウスの4つ打ちから始まるとジャズやアフロの感覚も含んだパーカッションも鳴り、そしてNeedsらしい耽美で優雅なピアノやホーン、煌めくようなシンセがゴージャスかつ繊細に彩っていく。遠くで薄っすらと鳴るような透明感ある電子音、情熱的なホーン等のソロパート、ジャングルの息遣いを感じさせる動物の鳴き声のサンプル、色々な音が情報となって盛り込まれているがそれが過剰になる事はなく、長い長い曲の中でドラマティックに展開していくのだ。プレイヤーとしてのバックボーンが反映されクラブ・ミュージックではありながらもコードや展開を重視し、(当然ミックスに使用されるべき曲だが)一曲そのもので完結してしまう音楽的な豊かさがあるのだ。"Inner Experience"はオリジナルを研磨し慎ましく落ち着いた作風にする事で、派手さよりも叙情性や生っぽい温かさが際立つような作風だ。そして"Paradise Dub"はダブという名の通りパーカッシヴなリズムが強調されて軽快なアフロ・ハウスらしくもありつつ、しかしサクソやシンセ等のソロパートも生き生きと躍動する事で楽園的な多幸感を得ている。どのバージョンも異なる視点から考えられた作風ではあるが、そのどれもがDJとして使うにも十分な機能性を保持しつつ、そして単にDJツールに留まらない音楽性も持っているからこそ、それはつまり"Needs"(必要とされるもの)なのだろう。文句無しに素晴らしいアフロ・フュージョン・ハウス。



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| HOUSE12 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Lars Bartkuhn - Massai (Utopia Records:UTA005)
Lars Bartkuhn - Massai

ダンス・ミュージックの界隈においてはDJが中心にあり、ミュージシャン/バンドは何故その外側にいるのか?という問題提起をFacebook上で行っていたLars Bartkuhn。かつてドイツからディープ・ハウスの大旋風を巻き起こしたNeedsの一員でもあるBartkuhnは、楽曲として間違いなくフロアでも機能するハウスを制作していたが、しかし前提としてミュージシャンである影響かその楽曲はフュージョンやジャズも吸収した豊かな響きを持っており、一過性ではない普遍的な音楽をダンス・ミュージックに求めているように思われる。一時期は音楽活動が見られなかったBartkuhnではあったが、近年NeroliやUtopiaから復活を果たしてからはまた以前のような優美なディープ・ハウスを手掛けるようになっているが、この新作では一転して演奏家としての面を強調してリスニング性の強いクロスオーヴァーな音楽を披露している。薄っすらとしたパッドと美しいシンセの絡みで始まる"Massai (Part I)"は序盤から叙情が湧き立つエモーショナルな曲だが、特に耳を惹き付けるのがPat Methenyを思わせる耽美なギターのフレーズで、そこに入れ替わるように物悲しいピアノがしんみりと切なさを増し、様々な生演奏を駆使しながら感情性豊かにドラマティックに展開する。派手さは抑えつつもじっくりと静かに熱量を高めていくソウルフルな流れで、ダンス・ミュージックとしての前提もありながら聞く/感じるという事を尊重した楽曲性は、やはりミュージシャンとしてのプライドが込められている。別バージョンとなる"Massai (Part II)"は柔からなパーカッションを用いながらもビートレスな作風で、複数のシンセ音やピアノによる望郷の念が込められたようなしみじみとした切なさとがより琴線に触れ、アンビエントな雰囲気と共にBartkuhnの感情的な内面がより投影された感もある。どちらのバージョンにおいても演奏家としてのハーモニーやコードの流れを重視し、心の奥底まで響くであろう感情を吐露した作風は通底しており、その音楽のスタイルがハウスであろうとなかろうとBartkuhnの情熱的な音楽愛が現れている。



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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 12:00 | comments(1) | trackbacks(0) | |
Claes Rosen - Kvasten I Hornet (Local Talk:LT073)
Claes Rosen - Kvasten I Hornet
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スウェーデンを代表するハウスレーベルにまで成長したLocal Talkというある種のブランドが背景にあるとしても、本作はディープ・ハウス好きならば注視せずにはいられないだろう。L-WIZと言うユニットではダブ・ステップをルーツ・レゲエも取り込んだダブ・ステップを披露し、そしてこのClaes Rosenのソロ活動ではデジタル配信を軸にギラついたプログレッシヴ・ハウスから近年は洗練された優雅なディープ・ハウスへと移行しているアーティストの新作で、特筆すべきは2000年代のディープ・ハウスのシーンを席巻したドイツのNeedsが久しぶりにリミックスを提供している事だ。近年はNeedsの一人であるLars Bartkuhnの活動ばかりが目立っていたが、Needs名義がその実Larsによるものかどうかは抜きにしても期待せずにはいられないものだ。それはさておきClaesによる"Kvasten I Hornet"もLocal Talkの名に恥じぬ明るく親和性の高いディープ・ハウスで、フュージョンを思わせる躍動感あるシンセのメロディーとブギーな4つ打ちでどっしり安定したグルーヴを生み、そこに開放感に繋がる広がりのあるコーラスや青々しいサウンドも被せて新鮮な爽快感が満ちる作風は正にレーベル性に沿っている。プログレッシヴ・ハウスを手掛けていたアーティストがこうもモダンに様変わりするのは意外だが、メロディアスな部分では以前からそう変わっていないのかもしれない。さて、本作の目玉である"Kvasten I Hornet (Needs Remix)"は原曲よりも派手さを抑えておしとやかなエレピのコード展開で控え目なエレガンスを展開しつつ、しかし弾けて空気感溢れるパーカッションを大胆に用いるのはNeedsの十八番と呼ぶべきか、この繊細で精密な構成と上品な耽美な世界観は確かにNeeds以外の何物でもないだろう。酔いしれて白昼夢に溺れるような快適性に優れており流石のディープ・ハウスだが、今になってNeeds名義を用いた事に今後の活動が何かあるのかと期待せずにはいられない。



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| HOUSE12 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Vince Watson - VW20 : Introspection (Everysoul:)
Vince Watson - VW20 Introspection
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デトロイト・テクノへの尊敬や畏敬の念を包み隠す事なく、恐らく業界内でも最大級の愛を指し示しているのがVince Watsonなのは、彼のFacebook等を閲覧している人は理解するだろう。当の本人はデトロイト・テクノから多大なる影響を受けながらも自分が作る音楽はデトロイト・テクノではないと強く主張しているが、もしかするとそれも尊敬する対象への存在感の大きさ故に、デトロイト・テクノと名乗る事をおこがましいと考えてもいるのかもしれない。しかし彼の音楽は決してそれに劣るものではなく、美しいシンセの旋律やエモーショナルと呼ばれる世界観、そして本家よりも洗練された綺麗な響きもあり、その良質なダンス・トラックは実際に多くのDJにプレイされ高い評価を獲得している。本作はそんな彼によるベスト盤的な作品で、活動20周年を記念して1996〜2016年までにリリースされた作品を纏めている。世界各地のレーベルからリリースする彼の作品を集めるにはそれなりの労力や資金が必要だったが、目出度くこうして纏められた事は本当に喜ばしい。そして単なるコンピレーションではなくリマスターが行われたり、曲によっては完全に2016年に適すように再構築されているそうで、古い曲も現在に合わせて進化を遂げているそうだ。どれもこれも名曲なので全部の解説をするのは避けさせて頂くが、Planet-Eからリリースされた"Renaissance"、これは彼の作品の中でも最も美しくエモーショナルなテクノだろう。闇の中で滴り落ちる官能的なピアノや黒光りするようなストリングスを用いて、深遠へと導くディープなテクノで意識も融解してしまう。13分にも及ぶ大作の"A Very Different World"は美しいパッドは用いながらもアシッド気味なシンセベースがうねる快楽的なテクノで、一方では"Every Soul Needs A Guide"のように空の下の開放的な場所にも合う爽やかなジャジー・テックハウスもあるが、雰囲気は異なれど心を揺さぶる情熱的な響きにおいてはVince節の統一感がある。勿論Ibadanからリリースされた名作"Mystical Rhythm"も忘れてはならない曲で、Ibadanらしい黒光りする空気を伴うディープ・ハウスは既にこの頃から確立されており、最近Yorubaからリリースされた漆黒のディープ・ハウスへの道はここから始まっていたのだ。そして本作にはファンの為に本作用に構築されたビートレス・バージョンも収録されており、そちらでは曲そのものの美しさをより強く感じ取る事が出来るはずだ。もしエモーショナルなテクノ、もし情緒的なハウスを求めている人は、是非とも本作を手に取って欲しい。



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Tracklistは続きで。
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| TECHNO12 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Lars Bartkuhn - Nomad (Utopia Records:UTA - 003)
Lars Bartkuhn - Nomad

ドイツから本場NYへディープ・ハウス攻勢をかけたNeeds、その元メンバーであるLars BartkuhnもNeeds解散後はフュージョンやバンド・スタイルでの音楽に取り組んでいたが、2015年末には久しぶりとなるEPの「Music For The Golden Age」(過去レビュー)をリリースし、ディープ・ハウス路線に於ける復活の狼煙を上げた。そして更なる新作はPhonica Recordsから派生した新興レーベルのUtopia Recordsの第2作目となり、前作と同様に優雅なフュージョンの音楽性も取り入れつつハウス・ミュージックへと戻り、かつてのNeedsにも劣らない素晴らしい煌きを放っている。タイトル曲である"Nomad (Full Experience)"はBartkuhnの豊かな音楽性が示された曲で、耽美なエレピの旋律や朗らかなアコギのコードに希望に満ちたフルートの音色、そしてアフロなパーカッションやジャジーなグルーヴが走り、Bartkuhn自身による歌が芳醇さを醸し出す。様々な楽器が渾然一体となり色彩豊かな響きへと繋がり、ミュージシャンとしてのバックボーンを持つBartkuhnらしい広がりのある展開が、ダンス・ミュージックとして以上のフュージョンやジャズをも含んだ洗練された音楽性を聞かせている。そして"Nomad (Reprise)"はビートを排しつつアコギやキーボードの旋律を浮かび上がらせる事で、その繊細な旋律や響きがより伝わる事で、Bartkuhnのメロディーメーカとしての才能を強く体験出来るだろう。そして本盤での目玉は"Tokyo Burning"である事に間違いはない。UR、更に言うならばGalaxy 2 Galaxyの系譜にあるハイテック・ジャズ路線と言うべきか、コズミックな輝きのある電子音が飛び交いジャジーグルーヴが跳ね、希望に満ちたシンセのコード展開がポジティブな気持ちを湧き起こす。古典的なデトロイト・テクノ/ハウスにも似た未来感がありながら、しかしBartkuhnの感覚によりモダンな雰囲気も持ち合わせたピークタイム向けの曲に仕上がっている。Needs時代に彼等の音楽に魅了された人も、そしてまだBartkuhnを知らない人にとっても、彼の耽美で優雅なフュージョン・ハウスにきっと魅了される事だろう。



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| HOUSE12 | 19:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2016/5/21 Sunset Lounge @ 江ノ島展望台
Sunset Lounge 2016 Part1

もう既に蒸し暑さも強くなってきた5月、今年もまたSunset Loungeの季節の到来だ。2003年のFreedom Sunset時代からもう10年以上も経過し、老若男女が気軽にピースフルな体験を出来る夏の海のパーティーとして定着しているが、世界的にも活躍するベテランから実力を秘めた若手、そしてテクノ/ハウスだけに拘らないダンス・ミュージックまでの人選と、幅広い層が参加出来る環境ながらも本格的な音楽性を伴う事で間口を今も尚広げている。今回はパーティーのレギュラーDJになっている井上薫、TransmatからアルバムをリリースしたばかりのHiroshi Watanabe、人力ブレイク・ビーツを披露するKEIZOmachine!、ハウスのプレイでは定評のあるDazzle Drums、そしてDJ NOAと全く隙のない出演者が揃い期待度は非常に高い。
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| EVENT REPORT6 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Lars Bartkuhn - Music For The Golden Age (Neroli:NERO 029)
Lars Bartkuhn - Music For The Golden Age

前にEPをリリースしたのは2008年、それから既に7年が経過してようやくLars Bartkuhnによる新作がリリースされた。2000年前後に高い評判を得ていたディープ・ハウスのユニット・Needsのメンバーであり、耽美かつ華麗なその音楽性は多くのDJを魅了したものだった。残念ながらユニットは空中分解し、それ以降はPassion Dance Orchestra名義でバンドアンサンブルなフュージョンをプレイしたりもしていたが、やはり期待していたのはNeedsのような煌めくフュージョン・ハウスだろう。新作はイタリアのNeroliからのリリースとなるが、両者がその優雅な音楽性で共通項があるのだから、相性の良さは抜群と言う他にない。さて、実際に"Golden Age (Cosmic Resonance Dub)"から聴いてみると完全にNeedsの音楽性が現代へと蘇っており、美しいピアノの旋律や細かく編み込まれたパーカッションによる大胆なグルーヴ感、コズミックなシンセを用いてエレガンスを極めたフュージョン・ハウスを展開している。何処までも昇り詰めるような高揚感、闇を振り払う眩い煌き、壮大な展開とドラマティックなハウスはパーティーで受ける事は間違いないだろう。対して"Daybreak Contemplation"はぐっとテンポを落としたダウンテンポで、滴り落ちるようなシンセの旋律やフルートらしき優美な笛の音色が絡み合いながら、じんわりと郷愁が沁みるアーバンテイスト溢れる曲だ。裏面には別バージョンとなる”Golden Age (Full Experience)”が収録されているが、こちらは何となく生っぽさが打ち出される事でラフな感もあり、豪華な装飾性を適度に抑制しながら控え目に優美なフュージョン・ハウスに仕上がっている。どれもこれも失われつつあったNeedsの要素を取り戻した事で、再度Bartkuhnがディープ・ハウスの業界へと戻ってくるのかと期待せずにはいられない。言葉を失う程に素晴らしい。



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| HOUSE11 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Lars Bartkuhn - Passion Dance Orchestra (Ropeadope Records:RAD 249)
Lars Bartkuhn - Passion Dance Orchestra
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90年代末に突如としてデビューを果たし、00年代前半にディープ・ハウスの業界を席巻したドイツはフランクフルトのユニット・Needs。繊細に作りこまれた曲と大胆かつ麗しい展開を伴うそのハウスは多くのDJにもプレイされ、今も尚その音楽をクラブで耳にする事は少なくない。残念ながらユニットは空中分解してしまったものの、メンバーの一人であるLars Bartkuhnはその後もフュージョンやポストロックの要素が強いバンド・アンサンブル重視のアルバムを手掛けて、Needsの余韻を残しながら音楽活動を続けている。本作は海外では2014年にリリースされたLarsにとっての7年ぶりのアルバムで、日本国内では2015年末になってようやく発売されたものだ。アルバムのタイトルは『Passion Dance Orchestra』、これはNeedsがかつて使っていたプロジェクト名でもあり、その言葉が示す通りに情熱的でオーケストラのように豊潤な音色を聞かせるダンス・ミュージックを意図しているからこそ、敢えてこれをタイトルに命名したのも的外れではない。NeedsとしてはDJやダンス・ミュージックとしての面を表に出していたものの、やはりソロではよりパーソナルな指向が打ち出されるのか、フュージョンやジャズなどの生演奏スタイルを重視してアーティストとしての側面を素直に表現している。Lars自身はギタリストとして即興的にギターをプレイし、他にローズピアノにベースやドラム、弦楽器や管楽器などのプレイヤーを起用して、生のルーズさも含みながら各楽器の一体感と豊かなハーモニーやコードを生み出して爽やかな情熱を体感させる。極めてセッション的というか堅苦しい展開や気負いは一切無く、気心の知れた仲間と楽しみながら演奏しているかのようなリラックスしたプレイからは、熱量の高さよりも和やかなムードが先行してすっと耳に入ってくる優しさが心地良い。ジャンルとしてはディープ・ハウスではないのだが、Needsの特徴であった耽美なメロディーはそのまま残っており、その気品と洗練はまるで変わっていない。欲を言えばその性質をディープ・ハウスで体験出来たらという思いはダンス・ミュージックが好きな人には少なくないのだろうが、アルバムだからこその表現としてLarsはここでルーツを見つめ直しているのだろう。



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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2015/1/10 groundrhythm -new year's party- @ Air
昨年末に12周年を迎えて尚その軌跡を進めているAIR屈指のレギュラーパーティーであるgroundrhythm。2015年最初のgroundrhythmは井上薫と共に勝手知ったるDJ Yogurt、DJ Hikaruという長年計画されてきたメンバーがようやく集結し、またRESPONSEクルーであるDJ Yu-TaとA Boy Named Hiroがメインフロアのオープニングを務める事になった。それだけでなくシーシャバーやフードに物販、またメインフロアには特別な形のスクリーンも持ち込んでVJも用意し、ラウンジには昭和感溢れるデコレーションを施すなど、今までのgroundrhythmの中でも特に気合の入った一夜だ。
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| EVENT REPORT5 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2014/12/12 PYRAMID ROOTS @ Bonobo
神宮外苑の片隅にひっそりと営業をしているバー・Bonoboは都内でも珍しいクラブ/バーだ。1階にはメインフロアがあるものの、2階には畳部屋とベランダがあり、Bonoboの入り口にも別のバーがあったり、こじんまりとした土地にぎっしりとお店が詰まっている。そんな小箱で開催されるPYRAMID ROOTSにはDJ Yogurtに井上薫、岩城ケンタロウという日本各地で活躍するDJが一堂に集まり、その上2階にもDJやマッサージにクリスタル展示販売など様々な要素を詰め込んでパーティーが開催される。
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| EVENT REPORT5 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2013/4/6 groundrhythm "deep house session" @ Air
井上薫を中心に据え置きパーティーの都度、実力派のベテランから期待の新人まで国内勢のアーティストをゲストに迎えて開催されるgroundrhythm。今回のゲストはDJ歴30年近くになろうとしているEMMAが遂にgroundrhythmに出演する事になった。過去にDJ EMMAが当パーティーに出演した事は恐らくない筈で、今回はなんと"deep house session"とコンセプトを用意し、井上薫とDJ EMMAの二人だけでメインフロアを担当する異色の一夜なのだ。
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| EVENT REPORT4 | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Hacienda 30 (Newstate Entertainment:newcd9121)
Hacienda 30
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1982年5月21日、ロンドンなどの先進都市に比べれば到底モダンとは言えない工業都市であるマンチェスターにて、後々語り草となるクラブ"Hacienda"はオープンした。途方もない資金を投資し野暮ったい街には似つかわしくないハイセンスなクラブを造り、エクスタシーが流行ったせいで酒が売れずに常に赤字経営にもかかわらず、クローズするまで妄信的にもHaciendaを走らせ続けた共同運営者の中にはNew OrderのPeter Hookもいた。決して経営的には成功とは言えないこのクラブが、しかし名声を獲得したのはジャンルを超越したオープンマインドな音楽性だった。当方も含め勿論リアルタイムでそれを体験している人はそれ程多くはないだろうが、それでもこのHacienda創立30周年記念のCDを聴けば幾らかは、いや十分に時代の空気を感じ取れる筈だ。本作でミックスを手掛けたのは前述のPeterに、HaciendaのレジデントDJでもあったGraeme ParkとMike Pickeringだ。Graemeは徹底的にハウスに拘りを見せ、ソウルフルで胸が熱くなるトラックから覚醒感のあるアシッディーなトラックを緩いBMPながらも跳ねたグルーヴで繋ぎ、Mikeは毒気付いたブリープ・ハウスから始まり粗悪なシカゴ・ハウスやレイヴィーなテクノまでクラブの混沌とした空間を描き出している。Peterはお世辞にも上手いDJとは言えないが(笑)、お得意のロッキンな曲もふんだんに使用しマッドチェスターな時代を再現している。ここにパッケージされたその多くの曲が、今となってはクラシックと呼ばれる時代を越えて愛される曲であり、Haciendaを狂乱の渦に包み込んでいた曲であったのだろう。決して新鮮味があるでもないし余りにも時代を象徴し過ぎている音はダサくもあるのだが、このごった煮な狂騒が一夜をどんなに素晴らしいものとしていたかは、きっと伝わってくるだろう。

Check "Graeme Park", "Mike Pickering" & "Peter Hook"

Tracklistは続きで。
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| HOUSE8 | 09:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
BEST OF 2012
今年も一年間当ブログを御覧頂いた読者の皆様、どうもありがとうございました。相変わらず音楽は作品が売れないだとか、パーティーも以前に比べると活気がないだとか、ここ数年同じように苦しい状況が続いています。しかし昔から変わらず、それどころか都内ではパーティーもどれに行くべきか悩むくらいに溢れており、その充実度は昔よりも遥かに高いでしょう。またクラブミュージックに於いてさえデジタル配信は既に充実していますし、その一方で再度アナログでのリリースに拘るアーティストも増えてきたり、音楽を聴く為の環境自体は十分に整っている事は間違いありません。決して音楽自体の魅力が失われているわけではないと、私は信じています。さて、それではそんな気持ちで選択した毎年恒例の年間ベストと共に、来年も良いお年を!
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| BEST | 09:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2012/04/14 SIGNATURE vol.02 @ Sound Museum Vision
Sound Museum Visionと言う大型クラブだからこそ成し得るパーティーがあるとしたらやはり豪華なブッキングを突き詰める事だと思うが、その端的な例が今回のパーティーではなかろうか。デトロイトからテクノとラテンを融合させたライブを行うLos Hermanosを招致し、日本からは若かりし頃にデトロイト・テクノに魅了されたKen Ishii、デトロイトの叙情的な音楽感とも共通する方向性を持つHiroshi Watanabe、そしてデトロイトテクノを愛するTakamori K.が出演すると言うフェスティバルに勝るとも劣らない素晴らしいアーティストが集結した。
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| EVENT REPORT3 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Vince Watson - Every Soul Needs a Guide (Everysoul Records:ESOL003)
Vince Watson - Every Soul Needs a Guide
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前作"The eMotion Sequence"(過去レビュー)から早5年、EPと言う媒体では継続的に新作を送り出してVince Watsonも、この新作アルバムを完成させるまでには苦労が多々あったようだ。最も大きな問題は元々はLaurent Garnierが主宰するF Communicationsの為に用意されたアルバムだったものの、レーベルの活動がストップしたせいでリリースも頓挫してしまった事だ。しかしそこから再度時間を掛けて作品を見直したおかげで、彼自身も「90年代にスタートさせた僕の音楽人生の中で、もっとも完成度の高いものになるだろう」(clubberia参照)と言わしめるアルバムを完成させた。Vinceの十八番と言えるシンセストリングやパッドの美しい伸び、調和を成すスムースなコード展開などは当然健在だが、更に前作でも芽を出していたブロークン・ビーツやジャズ・ヴァイブスと電子の融合が深みを増して4つ打ちからの解放を目指している様に思われる。またピアノやローズの強い存在感はテクノと言う無機質な言葉に爽やかな清涼感、そして魂の情動を誘発するノスタルジアを付与する事に成功し、ダンスフロアの為だけでない内面を見つめ返す繊細な音楽性へと歩みを進めている。それは決してダンスフロアからの離脱ではなく、ダンスとリスニングを綱渡りする事でVince Watsonの音楽人生の集大成として、またアルバムと言う形式でテクノに於ける感情表現を最大限に聞かせる結果なのだろう。リリースまでには相当の時間が経ってしまったが、その空白期間を埋めるだけのTECHNO SOULに満たされた素晴らしいアルバムだ。

試聴

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Heartbeat Presents Mixed By Francois K.×AIR Vol.2 (Lastrum:LACD-0221)
Heartbeat Presents Mixed By Francois K.×AIR Vol.2
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クラブAIRが世界中で活躍するDJをフィーチャーして提供するMIXCDシリーズの最新作は、NYハウスの重鎮・Francois Kevorkianが担当。昨年3月にも同シリーズからMIXCDをリリースしたが、そこから一年半で更なる新作をリリースとは音楽への意欲は衰えるどころか尚盛ん。非常に長いDJ/アーティスト経験を持ちながらも常に前進する姿勢を持つ彼は、現在はターンテーブルの代わりにPCを用いてデジタルミックスを行なっている。それは単に楽をする為の道具としてではなく、アナログをCD以上の音質でPCに取り込む音への拘りや、デジタルミックスならではの有り得ないスムースな繋ぎを行う等、彼にとって最高のパフォーマンスを得る為の道具として導入している。あくまで品質を高める為、であるからしてエフェクターに関しては今でもハードウェアが中心と、全てが全てソフトウェア任せな事でもないところに職人気質を感じるだろう。さて前作では自身が主宰するWave Music音源を中心としたレーベルサンプラー的な意味合いもあったが、本作では最新のテクノを中心とした今を感じさせるプレイを披露している。幕開けは自身で本作の為に制作したSE的な壮大なトラックで始まり、そしてDonato Dozzyの揺蕩うアンビエントやAreaのディープテックで深みに嵌り、序盤にして最初のピークであるGonnoの"Acdise #2"が炸裂する。バレアリックな高揚感で昇天した後は再度ダビーテック、テックハウス辺りを彷徨いながらクラブでのドープな深い時間帯を匂わせつつ、終盤ではガス抜きされた様にテンションを抑えながらラストでSurgeonのSE的なトラックで幕を閉じる。非常に良く練られたストーリー性を持ち、そして上質と洗練を伴う展開でありながら、しかし老獪と言う言葉が似合わない新鮮でエネルギッシュなプレイには閉口するしかないだろう。Francois Kevorkianは正真正銘、今も現役なのだ。ただここ数年はテクノミックスが続いているので、そろそろジャンルと時代を横断するミックスも聴ければとも思う。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(2) | |
Anthony Nicholson - Year Of The Rebel (Circular Motion Recordings:CMAL002)
Anthony Nicholson - Year Of The Rebel
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近年隆盛を誇っているように感じられるシカゴ・ハウスの中でも、特にエモーショナルな旋律を聴かせる存在としてRon TrentやChez Damierに継ぐ存在であるAnthony Nicholson。元々彼等3人は蜜月の関係でもあっただけに各々が影響し合いディープでロマンス溢れるハウスを展開していたものの、その中でも早くから生楽器主体のクロスオーヴァー/フュージョンの方向性に向かっていたのがAnthonyだろう。その過程でJoe ClaussellのSacred Rhythm MusicやNeedsとの邂逅も経てより生演奏を主体とした音楽性に近付き、そして前作から一年半の短いスパンでリリースされた新作はハウスと言うよりはフュージョンと言う言葉が相応しいアルバムになっている。前作同様に哀愁の歌物トラックはしっかり入っているものの、それ以上にプログラミンでの制作が減りドラムやパーカション、キーボードやギターを全面的に取り入れ、単なるDJツールと言う枠を越えた豊かな色彩を見せる音楽になっている。これをシカゴ・ハウスと呼ぶべきなのか…そんな事はどうでも良い事で、滴り落ちるようなピアノの旋律に心はときめき、波打つドラムやパーカッションのグルーヴには胸が高鳴り、そしてセクシーで甘い声にはうっとりするだろう。意識的にクラブミュージック外に評価される作風を打ち出しながらも、しかし従来のファンも突き放す事はしない音楽性で、本当に上手く円熟味を増しているアーティストだろう。

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| HOUSE7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2010/10/01 Bed Making × 恥骨粉砕 @ heavysick ZERO
レジデントのL?K?OとDJ Yogurtがジャンルを飛び越えてメロウな一夜を織成すパーティーがBed Making。不定期に開催されており、今回は5ヶ月ぶりと言う事もあったので遊びに行ってきました。

フロアに到着した頃にはL?K?Oがプレイを始めたばかりでしたが、前回のこのパーティーで感じた様にL?K?Oのプレイは先が全く読めない。アップダウンの激しさやジャンルの振れ幅が大きく、何でこんな繋ぎになってしまうのかと摩訶不思議なプレイ。ヒップホップやR&B、レゲエ、またはサウンドトラック風な物から妖しいエスニック系、そしてテクノやハウスと奇想天外な旅路を繰り広げます。脈絡の無いトラックを違和感無く繋げてしまうセンスも然る事ながら、何をプレイしてもエロと言うか夜遊び好きで卑猥な饗宴が開かれている様で、確かにこれはBed Makingと言うパーティーのコンセプトを象徴しておりました。

その後はゲストのホテルニュートーキョーのライブ。事前情報ではラウンジ系の音楽をプレイするバンドかなと思っていたのですが、実際にBed Makingに合ったメロウでジャジーなライブを聴かせてくれました。驚いたのは9人編成と言う大所帯で、ギターやベース、ドラムの他にパーカッション、キーボード、サックスなども演奏していて、曲毎に管楽器が熱くファンキーに唸ったり、スティールパンが爽やかな清風を巻き起こしたりと大所帯を活かした味付けをしていて、単にお洒落でメロウ一色なだけではない熱いバンドである事も感じられました。ラグジュアリーだけれども、手に汗握る熱さもある感じ。

そしてホテルニュートーキョーのメロウな流れを引き継いでDJ Yogurt。この日は珍しくも?メロウなハウス中心のセット。前半は南国ビーチパラダイス風に賑やかでウキウキとするハウスから、徐々にパーカッシヴ・トライバルな音を強めて、更には郷愁をたっぷり含んだディープハウスまでと終始ハウス一色。特に中盤以降ではRon TrentやChez Damier、Needs関連の耽美なディープハウスでぐっとムーディーに染め上げて、自分の好きな音でもあったからとても心地良い時間帯でした。テンションは高くてもムードはメロウなので、結果的にはこれもまたBed Makingらしい音なのかな。色々なジャンルの音でメロウな一夜を堪能出来たパーティーでした。
| EVENT REPORT3 | 11:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2009/11/20 AT-FIELD @ EFFECT
祝・脱DJ童貞!!

友達の下川カユコさんと全玉ちゃんが企画するAT-FIELDと言うパーティーでDJしました〜。自分が思ったよりも多くの人に遊びに来て頂いて、本当にどうもありがとうございました。ミキサーも持ってないんで当然繋ぎも出来ないので内心不安でしたが、取り敢えず自分の好きな曲をがしがしと回させて頂きました。う〜ん、レコードはやはりピッチ合わせや繋ぎが難しい…。後でCDJも使ったんだけど、BPM出るからレコードよりかなり扱いが楽でしたね。続きで回した曲やパーティーのお写真でもどうぞ〜
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| EVENT REPORT2 | 17:45 | comments(12) | trackbacks(2) | |
Stacey Pullen - Stacey Pullen's 2020 Vision (20:20 Vision:VIS182CD)
Stacey Pullen-Stacey Pullen's 2020 Vision
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使い古されたフレーズになりますがデリックメイの最後の愛弟子・ステーシープレンの新作は、UKの老舗テクノレーベル・20:20 Visionの音源縛りのMIXCD。このレーベル自体は活動暦15年とかなり長いんだけど、自分が馴染みのあるアーティストって言うとSpirit Catcher位で他はよく分からんのですわ。だからどんなもんかなーと期待と不安を胸に待っていたのですが、やはり音源に制約があるせいかステーシー色は前面には余り出ていない感じ。全体的にパーカッションの効いたテックハウス〜ミニマル中心で、抑揚を抑えて淡々とした展開が続いていますね。デトロイトの叙情とか黒人らしいファンキーな要素が余り感じられないのは、やはりレーベル縛りの影響が大きいのかな。各曲毎に聴けば確かにピークまでの繋ぎとかには向いている曲が選ばれているんだけど、じゃあそこから山場はあるのかと問われると無いと応えてしまう。例えるならキス、前戯で盛り上がってきて、挿入は無しの時の残念感に近い。ねぇ、やっぱりステーシーにはテクノもハウスも好きな様にプレイさせてあげたいですよ。

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| TECHNO7 | 08:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Needs - Lost Tracks Vol.1 (Needs Music:NE008)
Needs-Lost Tracks Vol.1
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Needs、それはやりたい事ではなくしなくては行けない事。Needs、それはドイツから世界に飛びだったハウスユニット。果たしてNYハウスが隆盛を誇っていた当時、ドイツからのハウスがNYで賞賛を浴びるとは誰が予想だに出来たであろうか。現在ではソロで活躍しているLars BartkuhnもNeedsのメンバーの一人。Needsのトラックに関しては全てがキラートラック級なので自分もヴァイナルで所有しているのですが、その中でも特に貴重かつ最高級なのがこの"Lost Tracks Vol.1"。結局Needs自体が解散したも同然なのでVo.2は未だに出ておりませんが、Vo.1だけでも泣けまくるエモーショナルで深いフュージョンハウス。B面の"Piano Groove"、こちらは"The Black Edition"(過去レビュー)と言うコンピに収録。流行のピアノハウスとは段違いのエレガンスかつ力強い4つ打ちがグルーヴィなディープハウス。何故こんなにもNeedsの音楽は感情的で涙を誘うのか、何故こんなにも気高いのか。Needsは真っ向から人の感情に問いかける。そしてアルバム未収録のA面"Feel Mix"、これはB面のバージョン違いなんだけどこちらも抜群に素晴らしい。ピアノではなく幻想的なシンセを生かしたフュージョンハウス。絶妙なパーカッションの打ち方や細かい所までの音の気配りは、プロダクションチームとしての完璧さが窺えます。全く隙がない構成で、文句の付けようがありません。Needsは自分の大好きなハウスユニット。

ヴァイナル買えない人には、"Needs (Not Wants)"(過去レビュー)がお勧め。

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| HOUSE4 | 00:05 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Lars Bartkuhn - The New Continent (Sonar Kollektiv:SK197CD)
Lars Bartkuhn-The New Continent
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もはや元NEEDSのメンバーと言う肩書きも不要なLars Bartkuhの4作目。3作目がちょっと前に出たばかりなのにもう新作とは驚きですが、今回はクラブジャズシーンを代表するレーベルであるソナコレからのリリースです。リリース元を意識したのかどうかは不明ですが、前作がポストロック寄りだったのに対し新作では幾分かフュージョン節が顔を見せている気がします。と言っても相変わらずのマルチプレイヤーっぷりを発揮して、一人で各楽器を演奏しプログラミングもやっているのでそれ程変わり映えが無いのも事実。基本的にはギターで哀愁に満ちた旋律を奏で、ハートフルなコーラスで深みを増し情緒豊かな世界観を演出。ざっくりとした生の音は臨場感があって実直に心に響き、素直に音と向き合えるような普遍的な音楽。小細工はいらない、無駄な肉付けもいらない、必要なのは心に響く感情的なメロディー。Lars Bartkuhnの向かう先は、クラブミュージックに依存しない感情的な音楽と言う事なのでしょう。とは言えただの懐古主義に陥らずに現代的なプロダクションをしているのは、さすが元NEEDSと言ったところですね。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Lars Bartkuhn - Images & Anthems Book (Inpartmaint Inc.:NBIP-5041)
Lars Bartkuhn-Images & Anthems Book
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かつてドイツからアメリカ本家のディープハウスシーンに殴り込みをかけたNEEDS。ここ数年NEEDS自体の活動は止まっているのですが、そのメンバーの一人であるLars Bartkuhnの3枚目のソロ作品が届きました。前2作ではハウスやフュージョンを基調としまだクラブミュージックとの繋がりは残っておりましたが、本作においてはポストロックや現代音楽にまで音が広がりよりクラブとの繋がりは薄れております。しかし、しかしである、ここにきてLarsの音楽的才能は見事に花開き、今まで以上にメロディーやハーモニーに磨きをかけて戻ってきました。まるで絵師がカラフルな色を用いてキャンパスに絵を描く様に、情緒豊かなメロディーラインが奏でられ極上のハーモニーが鳴っているのです。殆どがLars一人で作り上げた作品であるにもかかわらず、ここに存在するそのイメージの大きさや感情を揺さぶる情熱はとてつもなく深く広大で、その計り知れない郷愁には誰しも涙する事でしょう。またシンプルなメロディーとは対称的に音のプロダクションは凝っていて、ギターなどの生楽器とプログラミングが違和感無く調和し優しい音となって耳に入ってきます。エレクトロニカ的なノイズなどもバックに微かに流れていたり、細部にまで拘りを感じさせるプロダクションは本当に上手いです。NEEDSに期待する物とは確かに異なるのですが、そんな考えをどうにでも良くしてしまうエモーショナルな音がここにあったのです。"アンセムブック"と謳われたそのタイトルに、嘘偽りはありませんでした。

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| ETC2 | 11:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Lars Bartkuhn - Dimensions (Sonar Kollektiv:SK171)
Lars Bartkuhn-Dimensions
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2000年頃からドイツのディープハウスシーンを引っ張ってきたNeedsですが、最近はメンバー揃っての活動が見られなく寂しい思いをしております。そんな中、メンバーの一人であるLars Bartkuhnだけは活動を続けていて、そしてSonar Kollektivから久しぶりの新作が登場。ソロ作だとフュージョンハウスを意識した作品が多かったのですが、新作もその流れでブロークンビーツと言うかやはりフュージョンハウス。しかしその質たるやNeedsのメンバーだけあって、超一級品を打ち出しております。ピアノのリフが耳に残る耽美で甘いドラマティックな流れの中、バックではコズミックなシンセも入ったりやはり手の込んだトラックをそれが当たり前の様に聴かせてくれます。引っ掛かりのある揺さぶりを掛けるリズムトラックも秀逸で、特に文句の付けようがない一曲ですね。そしてもう片面にはInnervisionsで活躍するMarcus Worgullのリミックスが収録されており、浮遊感に満ちたシンセをメインに据えたテックハウスに調理されております。こちらの方はLos HermanosやGalaxy 2 Galaxyが好きな人には、好印象を受けるアレンジではないでしょうか。

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| HOUSE4 | 23:20 | comments(0) | trackbacks(0) | |
X.Panded Dimension.S - Oweyi (Sacred Rhythm Music:SRM249)
X.Panded Dimension.S-Oweyi
注文してたレコードが一気に送られてきたので、古いの新しいのを幾つか紹介しようと思います。今日はJoe ClaussellのSacred Rhythm Musicから初めて聞く名のアーティスト、実はRon TrentやNeedsらとも親交の深いシカゴ、ディープハウサーのAnthony Nicholsonによる変名。このレーベルからは二枚目となりまして、かなりの大作となる至高の一曲。最近のSacred Rhythmは妙に神妙でフロアを外れた曲も多いですが、Anthony Nicholsonは普段とそれ程変わらずに耽美なアフロ・フュージョンハウスを聴かせてくれます。風が爽やかに吹き込むポコポコの爽快なパーカッション、上品な佇まいを演出するピアノの旋律は、普段通りを言えばそうなんだけどやはりそこら辺の2級アーティストとは全く質が違います。12分にも及ぶ長尺な展開ながらも全くその長さを感じさせない心地良さ。B面はリズムのみを強調したバージョン等を収録。クラブで聴くも良し、お家でじっくりと耳を傾けるも良しの良質な一枚。

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| HOUSE4 | 17:20 | comments(0) | trackbacks(1) | |
LTJ Bukem Presents Earth Volume Four (Earth:EARTHCD004)
LTJ Bukem Presents Earth Volume Four
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ドラムンベースアーティスト・LTJ Bukemが既存のドラムンベースを逸脱する為に立ち上げられた「Earth」シリーズでありますが、そのシリーズ4作目では既にドラムンベースの影は身を潜めここでは"ハウス"が前面にフューチャーされています。何と言ってもデトロイトのJohn Beltranから2曲も収録されている時点で、ハウスへの意気込みが違います。特にグルーヴィーな4つ打ちに綺麗目のストリングスシンセを載っけたディープハウストラック「Seven Miles High」は、モロにデトロイト直系の郷愁に満ちていてこのアルバムを象徴すると言っても良いでしょう。もう一曲の「Aztec Girl」は、ピアノ、ギター、ベース、ドラムなどを生演奏したブリジリアンフュージョンで、南国系の楽天的な気分に爽やかさが加わっています。Lacarno & Burns、Taylaらもアトモスフェリックな上物が心地良いテッキーなハウスを披露していて、Good Looking Recordsの未来的な所は今作でも生かされているのがミソ。また全編ハウスかと言うとそうでも無く、Flying Fish、K-Scopeらはファンク色の強いブロークンビーツを披露していて、ソウルの籠もった過去の音楽の影響を受けている事を感じさせます。また日本人アーティスト・Makotoからは2曲収録されていまして、ブロークンビーツにスムースーなハウシーさが加わったタイプ。空をも越えて遙かなる宇宙を目指すフュージョンハウスと言うべきか、ドイツのハウスユニット・Needs辺りの感覚に近い物を感じますね。アルバム全体には南国の爽やかな森をイメージしたジャケットの如く、音にも空気の清涼感、大地の美しさが表れている気がします。正に「Earth」に相応しい音なんですね。

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| HOUSE2 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Quietwave (Village Again:VIA48)
Quietwave
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今まで数多くのCDを紹介してきましたが、その中でも断トツの心地良さ、リラックスした空間を創り上げるコンピレーションが登場しました。その名も「Quietwave」=「静かな波」。選曲を担当するのはKyoto Jazz Massiveの沖野修也で、アルバムのコンセプトは映画館(映画ではない)のサウンドトラック。アルバム内の彼自身の解説を参照すると、海の見えるラウンジでリラクゼーション的な効用を持つ音楽を集めたとの事。キーワードは波、α波、音波、波動、波形。後は貴方自身でコメントを参照して頂きたいが、本当に落ち着いてムードのある音楽が集められたなーと率直に思います。単純にミーハーでお洒落な曲を集めたのではなく、Ian O'Brien、Kirk Degiorgion、Aurora(Kaoru Inoue)、Lindstrom & Prins Thomas、Lars Bartkuhn(A.K.A. Needs)ら各シーンで新時代を切り開いてきた一線で活躍するアーティストの曲を、しかも特にヒットした曲でもないのによくぞ堀探してきたなと思わせる曲ばかりを集めています。だから決してこれらの音楽を聴いても高揚する事は無く、むしろ体の火照りを冷ましじっくり静かな音に耳を傾けてくつろげる時間が提供される事でしょう。ジャズ、フュージョンの中にもテクノやエレクトロニックな音が混じり合い、決して懐古的なイメージは持たせません。2100円と言う買いやすい金額ながら、内容は最上級のリラクゼーション(チルアウトの享楽的な心地良さとは別の心地良さ)。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
饗宴 Summer Breeze (Incense Records:XNSS-10043)
饗宴 Summer Breeze
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数日前にドイツディープハウスシーンの重要ユニット・NEEDSのメンバー・Lars Bartkuhnを紹介したので、ついでにNEEDSの音源が多数含まれたコンピレーションも紹介したいと思います。タイトルから察する通り夏を意識したコンピレーションですが、コンセプトは「真のラグジュアリー感に満ちた生活空間の演出」との事。ジャケットもハイソで音も大人の落ち着いたムードを含む選曲。何と言ってもNEEDS関連はPASSION DANCE ORCHESTRA、TOUCH ONE、LAURENTIUS、DOCTOR M名義も含み5曲も収録。Doctor M、Touch One名義の曲は、NEEDSにしては緩めでコズミックなジャジーハウスで新たな路線へと変更したのかなと感じさせます。以前のハイファイ感は身を潜め、むしろローファイで多少戸惑いもありますが。ハウスの歌姫・Stephanie Cookeは2曲収録。アコースティックなラテンハウスですが蒸し暑さは全く感じさせず、むしろ軽やかにからっとした清涼な風が舞い込む心地良いトラックです。後は有名所でDalminjoとMark Farinaも収録されていて、コンピレーションとしての水準は高いと思います。NEEDS関連が約半分なのでこれはどうよって思う人もいるでしょうが、わたくしはNEEDSの大ファンなので評価は甘めになってしまうのですねw。ハウスだとか意識せずに、部屋のBGMとして気持ち良く流せるのでお許しを。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Lars Bartkuhn and his Passion Dance Orchestra - Dreamland (Needs Music:NECD02)
Lars Bartkuhn and his Passion Dance Orchestra-Dreamland
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NEEDS、必要としている物、なくてはならない物。そしてハウスシーンにおいて今ではなくなてならない存在となった、ドイツから世界に発信されるディープハウスユニット・NEEDS。彼らの代表曲と言えばPassion Dance Orchestra名義の「Worlds」で、大袈裟な展開を持った壮大な流れが圧巻で、上品なパーカッションやシンセをふんだんに使いエモーショナルな世界観を演出します。実は最近はNEEDS自体の活動が少なめなのが非常に残念なのですが、ソロとしてはぼちぼち活動していたりして、メンバーの一人・Lars Bartkuhnはアルバムも出しています。意外なのはソロだとディープハウス色は顔を出さず、どちらかと言うとフュージョンハウスとでも言うべきアコースティックな質感が強いですね。何でもLarsさんはギターもがんがん弾くそうで、結構アコギの音が多め。ピアノとかシンセも使っていてそこら辺はNEEDSと変わりはないはずなのに、出来上がる音は何故かNEEDSと雰囲気が異なるのは、ソロでの個人的な好みが作品に反映されているのでしょう。NEEDS程の壮大なスケールを前面に出した曲は無く、むしろ素朴で爽やか系。ディープハウスを期待していると肩透かしを食らいますが、曲自体は馴染みやすいハーモニーが奏でられ適度な軽快さで後味が良いですね。最新のモードと言うよりは、過去のフュージョンを現代風に蘇らしたリメイク。まあでも、また「Worlds」路線も聞きたいってのが本音ですな。



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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Anthony Nicholson - Dance Anthology (Peacefrog Records:PF089CD)
Anthony Nicholson-Dance Anthology
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本日部屋に散らかったレコードを整理していたら、大量のClairaudience RecordsのEPを目にしました。Clairaudienceと言えばシカゴハウスの秀才・Anthony Nicholsonが立ち上げた、コアな人気を誇るハウス/クロスオーバーなレーベルですよね(今は活動してなさそうだけど)。シカゴハウスって言ってもモロにファンクファンクってのではなく、Ron TrentやChez Damier、NEEDSらと交流があった様に陶酔系ディープハウスで煌びやかで哀愁漂うシンセが使われたりする曲が多いですね。その彼が何故かPeacefrogから一枚のアルバムをリリースしています。アルバムと言ってもEP2枚をコンパイルした物で、8曲収録ではありますが別バージョンが幾つか収録された物になっています。完全なオリジナルアルバムと言う訳じゃないですけど、その質は絶対保証致します。特に黄昏時の侘びしさを感じさせる切ないメロディー、彼の作品には絶対にかかせない物です。微かな甘さと胸を打つ郷愁が混ざり合い、高揚ではなく夜のしっとり感を演出します。リズムはストレートな4つ打ちからパーカッシブな民族系、またはラテン系まで幅広く、重くはないが芯がしっかりとあり突き抜ける爽やかさがナイスです。音の空間処理が上手く、果ての無い広がりを感じさせ気持ち良いですね。Ron TrentにしろNEEDSにしろ、このAnthony Nicholsonにしろ、分かり易いハウスながらも安っぽさが皆無で、ハウスアーティストとして超一級の才能を感じます。ここら辺のアーティストは大好きなんで、プッシュしまくりな私でありました。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Jazztronik-The Remixes Part (徳間ジャパン:TKCA-72968)
Jazztronik-The Remixes Part
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昨日紹介したJazztronikのリミックス集ですが、Part兇眛瓜発売しております。こちらも豪華な面子が集まっておりまして、2000black(4 HeroのDego)、NEEDS、Two Banks Of Four、Domu、Phil Asher、Louie Vega、DJ Mitsu the Beatsなど知名度の高いアーティストがリミックスを提供。個人的に大好きなNEEDSのリミックスは、最近の彼らの流れであるフュージョン色が強めかな。壮大な世界観を生み出すリミックスは見られなかったものの、エレクトリックで郷愁を帯びたしっとり系としてはなかなかです。またかつてはドラムンで名を馳せた2000black(Dego)ですが、その面影を残すことなくソウルフルなブロークンビーツを披露。落ち着いて年を経た後の円熟味を感じさせる暖かさがありますね。Louie Vegaは予想範囲内のリミックスと言うか、最近の路線のラテンハウスですね。パーカッシブで爽やかな風が吹き込む流麗な曲。ファンが期待しているもののを、自分でもしっかり理解していると思います。あと個人的に好きだったテクノトラック「PHOENIX」は、半野喜弘がリミックスを担当。ってな〜、他の面子とちょっと合わないでしょうが。実際曲もクリック風のハウスなんだけど、つまらんの一言。原曲の良さが損なわれてしまって、聴くに耐えないですな。ラストはDJ Mitsu the Beatsのジャジーヒップホップ。安易な表現だけど、スモーキーでゆる〜い仕上げが心地良いです。Part気醗貊錣砲款淕あれ。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(3) | |
DJ Deep - Deep Session 01 (Distance:Di2382)
DJ Deep-Deep Session 01
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最近テクノばかりレビューしてるからたまにはハウスもなんて思いつつ、なかなか紹介したいと思う新盤がございません。しょうがないので個人的に大好きな曲ばかりミックスされたMIXCDでも紹介します。フランスのハウスシーンと言えばフィルター系ハウスが注目を浴びていましたが、セレブなフランスにもディープハウスシーンは存在する訳で、その黎明期を支えてきたのがこのDJ Deepなんだとか。以前にもこの人がミックスした「Respect Is Burning Presents」(過去レビュー)や「City to City」(過去レビュー)を紹介したのですが、ディープハウス〜シカゴハウス〜デトロイトテクノまでをプレイするそのスタイルは自分のツボにはまっています。この「Deep Session」には見慣れぬアーティストの曲が並んでいますが、実はKerri ChandlerやRon Trentの変名、またはNeedsやArnold Jarvis、Masters At Work、Osunladeなどの大物の曲が収録され、かなり王道ど真ん中のディープハウスセットが繰り広げられています。最後から最後まで郷愁を誘うメロウな展開が分かり易くも、当たりの優しいスムースな流れがリラックス出来て本当に心地良いです。US本家よりもどっぷり重い展開でもなく、フランスのお洒落な感覚が注入されてコテコテ過ぎない重さも絶妙ですね。選曲が余りにも王道すぎるので身も蓋もないじゃないかと玄人に突っ込まれそうですが、それはそれ、これはこれ。良い曲揃いだしお洒落度もアップするし、普段ハウスを聴かない人にも絶対お勧め!

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| HOUSE2 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Tom Middleton - The Sound Of The Cosmos (Label: Hooj Choons:HOOJ CDLP011)
Tom Middleton-The Sound Of The Cosmos
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Global CommunicationのTom Middletonが気合いを入れて作った3枚組のMIXCDを、ようやく手に入れたので気合いを入れて聴きました。いやー、3枚もあるとほんと全部聴くの大変ですね。数日前に紹介したGlobal Communication名義の「Fabric 26」はそれ程アンビエント色もなく、ファンはちょっとがっかりしていたかもしれません。しかしこれはボリュームもさることながら、内容もアンビエント色強めなプレイも入っていて納得して頂けるのではないでしょうか。CD1はRhythmがテーマでありまして、テクノ、ハウス、クラブジャズなどジャンルに拘らずに、リズムが強調されているトラックが中心です。多彩なビートを織り交ぜて、爽やかで軽やかなプレイを披露しています。対してCD2のテーマはMelodyで、まあいわゆるハウスですね。最初から最後まで4つ打ちで通し、甘さたっぷりのスウィートな展開でムードたっぷりです。Melodyがテーマと言う事に嘘偽り無く、一聴して耳に残るハウスばかりです。これはかなり良かったですね。そしてCD3こそGlobal Communicationファンがお待ちかね、Harmonyがテーマのアンビエント色強めなプレイです。トラック的にはダウンテンポやクラブジャズっぽいのが使われていますが、身体の中から疲れが抜けていく様な気持ち良さは正にチルアウト。重くドラッギーなアンビエントではなくて、快楽を重視したヒーリングアンビエントって感じでしょうか。こちらも充実したプレイで満足です。相当なボリュームながらも、三者三様のプレイが楽しめて文句の付けようがないですね。Middletonの宇宙を全身に感じられる素晴らしいMIXCDです。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Miguel Migs - Nite:Life 03 [Original recording remastered] (NRK Sound Division:NRKMX003)
Miguel Migs-nite:life 03
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朗報が入ってきました。以前にも紹介した「Miguel Migs - Nite:Life 03」が再発される事になりました。Neked MusicやNRK Sound Divisionから心地良いディープハウスをリリースしている西海岸ハウスの雄、Miguel Migsが担当した傑作MIXCDですよ。以前も紹介したのにアマゾンでは売り切れとなっていましたが、この度リマスターされて再発ですよ。ほんと熱いですよ!いや、熱いと言うよりしっとりムーディーで、大人の色気や優雅さを持ち合わせています。洗練された都会派ハウス、大人の余裕すら見受けられてワイングラス片手に聴いたらお洒落な世界に没頭してしまいます。と言うとただのお洒落なハウスで軽く片付けられそうですが、図太いトラック、パーカッシブなリズムも織り交ぜて、グルーヴィンに締まりのあるプレイで踊らせてくれます。いやーしかし最高に気持ち良い展開で、Nite:Lifeのタイトルを最もよく表現しているんじゃないでしょうか。これが再発されたのも、きっと多くの人が待ち望んでいたに違いないからですね。Franck Roger、Needs、Nick Holder好きな人には真っ先にピンと来るMIXCDだと思います。過去のレビューも参考にしてみて下さい。

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| HOUSE2 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Franck Roger - We Walk To Dance (P-Vine Records:PCD-23730)
Franck Roger-We Walk To Dance
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ここ1〜2年の内に大躍進を遂げたFranck Roger、ディープハウスを聴く者にとって彼を見過ごす事は出来ないと思います。彼の活躍ぶりといえば、ドイツのNEEDSやフランスのVersatile、もしくはアメリカのKenlouなどから名作を発表している事からも分かるでしょう。活動の拠点はフランス、まさかフランスからこういった本格的なディープハウスが出てくるなんて良い時代になったと思います。前作「In My Mind」(過去レビュー)がある意味ベスト盤だった事を考えると、今作こそがデビューアルバムだと言えます。期待して待っていたこのアルバムは、期待を裏切る事もなく思っていた素晴らしいアルバムになっていました。やはり彼の特徴は一発で心に響くメロディーでしょうか。甘すぎる事もない軽く陶酔系の入ったメロディーはしっとりと耳に残り、またアトモスフェリックで透明感のあるディープなサウンドが全体を包みます。何か新しい音かと言うとそうではなくて、むしろ古き良き時代のハウスを感じさせるフュージョンハウスですが、美しく流麗に仕立て上げられて今の時代にマッチしていますね。オルガン、ストリングス、フェンダーローズ等の生演奏の温かみ、シンセ、ドラムプログラム等の電子音の洗練された音のバランスも完璧ですね。全体的にテンポも統一されかつ全曲がミックスで繋がれているせいで、アルバム通しての流れがスムースに展開されていて部屋を彩るBGMとしても適しています。これこそが最先端の耽美派フュージョンハウス、女の子と一緒に聴けば最高です。

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| HOUSE2 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2005 Best Seller
今年も遂に終わりがやってきました。と言う事で年間ベストなんですが、その前に今年は年間売り上げベストを行おうと思います。皆様今年もこの「Tokyo Experiment」経由@アマゾンで、多くの商品を購入して頂いてありがとうございました。アフィリエイトのおかげでより多くのCDを購入出来、色々な音楽を紹介する事が出来たと思います。ただの趣味で始めたこのブログですが、テクノやハウス、自分の好きな音楽をもっとみんなに聴いていただけたらなんと素晴らしい事かと。それでは僕が紹介したCDで、今年売り上げの良かった順に紹介させて頂きます。

それでは続きをどうぞ。
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| BEST | 10:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Dave Clarke - World Service 2 (Resist:RESISTCD45)
Dave Clarke-World Service 2
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テクノ好きな人はきっと既に持っているであろうDave Clarkeの2枚組MIXCD。エレクトロサイドとテクノサイドに分かれていて、二つの味の楽しめるナイスなMIXなんだけど、ほんと良いDJだなDave Clarkeは。去年出た2NDアルバムには失望してたけど、やっぱりDJとしては一流ですよ。まずエレクトロサイドなんだけど、すっごい痺れるね。エレクトロ特有のチープな音がこれでもかとびきびき鳴り、ニューウェーブ調の曲も混ぜて懐古的な面もありつつ肌に突き刺さる様な刺激があります。でもやっぱりオススメはテクノサイドでしょっ!ゴリゴリのハードテクノにスカスカのシカゴハウス、鋭い切れがあるフィルター系をこれでもかと繋いでいきます。非常にざらついた質の悪そうな音が逆に、ワイルドで熱の籠もったプレイを感じさせます。高音と低音を強調した様な派手なMIXで、更には後半に進むに連れて卑猥度も増していきます。やぱり彼はシカゴハウスの影響下にあり、巧みに吸収して自分なりのプレイを創り出していますね。どこを切ってもピーク時の様なテンションには、頭が下がる思いですがそんな事を考える余裕も無いくらいパワフルです。うんうん、最近テクノでは良いMIXCDがなかっただけに満足ですな。

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| TECHNO2 | 23:00 | comments(3) | trackbacks(2) | |
Lars Bartkuhn - Choreographies (Inpartmaint Inc.:NBIP-5025)
Lars Bartkuhn-Choreographies
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NEEDS、それは「やりたい事ではなくて、やらなくてはいけない事」、だからNEEDS (Not Wants)。今や押しも押されぬディープ〜フュージョンハウスのトップアーティストになったNEEDSであるが、最近のNEEDS本体の活動は休止中と言った感じで少々寂しげ。(何度もNEEDS関連は紹介しているけど、本当に素晴らしいです。コンピレーションアルバムを聴いてみて欲しい。)そんな中メンバーの一人であるLars Bartkuhnは、ソロで精力的に活動中であります。DJをしに来日した事もあるんだけど、その時のプレイはNEEDS風のディープハウスと言うよりはかなりフュージョン節が強めでした。そして3人揃ったNEEDSに比べるとソロアルバムは、かなりレイドバックした7〜80年代強めの音で影響を受けた音楽をそのまんまプレイしているかの様です。NEEDSに比べると繊細でナイーブというか内省的だね。クラブミュージックから離れて普段の生活で聴くべきような音楽。もはやハウスと言うフォーマットは存在せずに、もろにフュージョン…先進の音楽の真逆。それでも相変わらずの美しくスウィートなハーモニーと、生楽器を多様したソウルフルな楽曲にはうっとりせざるをえない。しみじみと哀愁を帯びたアコギの音の裏には、逆にフューチャリスティックなシンセSEが入ったり、クラシックな作品の割にはそれだけに止まらない出来である。やはり最高のプロダクションチームのNEEDSのメンバーであるだけに、センスとスキルの良さは別格です。蒸し暑い夏に爽やかな風が吹いてくる。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 21:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Kyoto Jazz Massive - FOR KJM (QUALITY!RECORDS:XACQ-25002)
Kyoto Jazz Massive-FOR KJM
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現在ツタヤでレンタル料金が半額のキャンペーンを行っています。毎度の事なんですが半額になると一気にCDを借りに行きます。特に新宿店はクラブ系がかなり充実しているので、普段買わなかったり聴かなかったりするCDを一杯借ります。Kyoto Jazz Massiveの10THアニバーサリーの企画盤も置いてあるなんて、なんて素晴らしいレンタル店なんだろうとつくづく思います。これはKJMの活動10周年をお祝いして、彼らに馴染みのあるアーティストが新曲を捧げた特別な盤なのであります。参加アーティストはRestless Soul、Louie Vega(Masters At Work)、Domu、Lars Bartkuhn(NEEDS)、Dego(4 Hero)など本当によくぞここまで集まったと驚くべきアーティストが参加しています。ここまで色々なアーティストが集まるとクラブジャズと言う枠組みがあっても、ラテンやハウス、フュージョンにブロークンビーツなど多岐に渡る音楽性を感じる事が出来ます。しかしKJMの為に集まったアーティストだけにどの曲も流麗なメロディーがあり、小意気な空気に溢れた一枚となっています。普段クラブジャズなんて聴かない自分ですけれど、簡単に説明すると「センスが良い」と言う事でしょう。難しい説明が出来ないのでこれにて終了。まあ、こうゆうのを聴くとほっと出来るなぁと思っています。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 23:00 | comments(4) | trackbacks(4) | |
Anthony Nicholson - Necessary Phases (Track Mode:TMCD1005)
Anthony Nicholson-Necessary Phases
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いつも思うのだがなんで日本では「Body & Soul」だけあんなに人気あるのだろう?おかしくねぇ?おかしいっしょ!Ron TrentとかAnthony NicholsonとかChez Damierだっているじゃん?彼らはシカゴハウスの面で語られるべき人だけど、ハウスの成長の一端を担ったのは絶対彼らだと思うのだけど。曲作りに関しては彼らは超一流だよ。やっぱ知名度のせいか?ディープさでいったらまじでハンパじゃないんだけどね。元々はRon TrentとChez Damierが伝説的なディープハウスレーベル、Prescriptionを設立。その後袂を分かれたRon TrentがAnthony Nicholsonと手を組みアーバンなジャジーハウスレーベル、Clairaudienceを設立。まあそれも結局分解してしまうのだが、Anthony Nicholsonは一人でレーベルを存続し、今ではNEEDSやRon Trentとも仲良くやっているようだ。超早熟なRon Trentと比べるとAnthony Nicholsonは徐々に頭角を現していった様だが、最近の作品の質は言わずもがなって感じ。Ron Trentと組んでUSG名義で出したアルバム「Color In Rhythm Stimulate Mind Freedom 」(ハウス好きは必聴!)は深く、そして余りにも美しいハウス〜アンビエントな世界観を演出していたが、最近は生楽器での演奏を重視してハウスと言うフォームに拘らない作品を出しています。そして最新作がまたまた超優良レーベルTrack Modeから発表されました。最近はNEEDSとの交流もあるせいか、やはり生音指向になっています。ディープさは少なくなり、もっと広大で開放された爽快感が漂っています。リズミカルで爽やかなパーカッション、小綺麗なローズピアノの音、トラックに大人の渋みを付け加えるギターなどバンドで楽しく演奏している姿が浮かんできます。もはやディープハウスだけで語られるべき存在では無いのかもしれない。もっともっと羽ばたいて、これからも素晴らしい作品を作り続くけてくれるに違いない。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
A Wave Music Compilation:Deep & Sexy 3 Mixed By Matthias Heilbronn (Wave Music:WM50140-2)
Matthias Heilbronn-Deep & Sexy 3
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「Body & Soul」まであと十日を切りました。僕は行かないですけど、とにかくど派手で誰でも楽しめるハウスイベントなんじゃないかと勝手に想像しております。その予行としてこのMIXCDも良いんじゃないかなと。名物シリーズになりつつあるFrancois K率いるWave MusicのコンピレーションMIXCDが、その名も「Deep & Sexy」。実際にはレーベル音源以外も使っているけれど、タイトルに恥じない出来です。Vol.1は当然Francois Kが、Vol.2はディープ、アフロハウスの中心人物Ron Trentが、そしてVol.3はMatthias Heilbronnが?担当。ん〜誰なのか全然知りません、なので内容だけ紹介。

ジャジーでファンキーなトラックで始まり、ブラジリアン調の明るいハウス、透明感のあるハウス、土着系のハウスなど様々な片鱗を見せる。序盤の「Waiting For Your Love (Francois K. Dub)」は突き抜ける様に美しいFrancoisのリミックスがナイス。Francoisはやっぱり天才です。「Awakening (Needs Remix)」もNeedsがリミックスと言う事で、都会的なフュージョン感覚には脱帽です。終盤の「Fade (Adny Dub)」、これはオリジナルを削ぎ落としてよりセンシティブにした感じで陶酔感2割り増しですね。ラストはA Hundred Birdsによる「Jaguar」のカバー、これは賛否両論の作品。まあ僕もオリジナルの方が全然良いでしょって思いますが。生で演奏したと言う意味では、意義があったと思います。通して色々な色調のハウスが取り入れられ、後半に行くに連れて徐々に盛り上がり感動のフィナーレって感じで手堅くまとめられています。そしてしっかりと「Deep」と「Sexy」の雰囲気も持ち合わせていて、ポピュラーでありながら奥深さも持ったMIXになっていると思います。

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| HOUSE1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Franck Roger - In My Mind (Straight Up Recordings:SUP2024CD)
Franck Roger-In My Mind
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紹介するのが遅くなりましたが今の所、今年最もお勧めする事が出来るディープハウスアルバム。今までNeeds MusicやKenlou Records、Versatile、Straight Up Recordings、そして自身のReal Tone Recordsから膨大な量のEPを出してきたFranck Rogerの初のアルバムかつコンピレーションMIXCD。と言う事で一曲も新曲はありません。全て既発の曲ですが、それらをついでにさりげな〜くMIXしちゃってます。まあMIXCDとして聴くより彼の集大成として聴くべきでしょう。Danny KrivitやJoe Claussell、Louie Vegaもプレイしているのでお墨付きを貰っているけれど、それも納得の曲ばかり。特に「No More Believe」はJoe Claussellの「Southport Weekender Vol.2」にも収録されている激マッシブプッシュな、超スウィートアーバンジャジーハウス。ちょっとナルが入ったヴォーカルもさる事ながら、ポコスカとしたリズムに美しいピアノの調べが入ったLouie Vega級の極上トラック。Needs Musicからの「Ekobah」も当然素晴らしい出来。NEEDSよりはアタックが多少弱いけど、NEEDS風のコズミックでエモーショナルでジャジーハウス。Versatileからの「There Was A Child」はテクノよりな音が散りばめられて、フューチャリスティックな感じです。「Ichawo」はジャングル奥地を彷徨うかの様なトライバルと言うか、土着ハウスですね。どれもオリジナリティーに溢れ、メロウなピアノや抜けの良いパーカッション使いは文句の付けようが無いです。このまま成長すれば第二のLouie VegaかNEEDSかって感じ。むぅ〜、こんなに絶賛しちゃって良いのかな…。

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| HOUSE1 | 21:20 | comments(5) | trackbacks(2) | |
Ron Trent - Musical Reflections (R2 Records:R2CD003)
Ron Trent-Musical Reflections
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シカゴハウスものが続いてるので、ここで一丁僕の大好きなアーティストRon TrentのMIXCDを紹介します。どれ位好きかと言うと、今でも彼の古いEPを見つけたら即買いする位好きです。ターンテーブルは無くレコードプレーヤーがあるだけなので、1枚1枚をただ聴く為だけにEPを買ってしまいます。元々は彼の名曲、Altered StatesのCarl Craig Mixで知る機会があって、それから彼のEPを集める様になりました。早熟であり早々と才能を開花させ、Chez Damierとコンビを組んでKMSから作品を出し、また伝説的なディープハウスレーベル:Prescriptionを設立(この時代のEPが喉から手が出る程欲しい僕です)。その後はフュージョンハウスの雄:Anthony Nicholsonと手を組み、ディープハウスのみならずアフロやジャズへの傾向を示し、より多様で深い音楽性を獲得し今に至っています。

シカゴハウスと言いつつも、彼の道はシカゴハウスがメインと言う訳でもないな…。ま、それはお許しを。MIXCDは今までに5枚位出していて、特に今回紹介するのは激マッシブプッシュ!今までの彼の旅路の総決算とも言えるMIXをしていると僕は思っています。ほんとイイ!口で言っても伝わらないだろうけど、イイ!トラックリスト見ても結構地味だと思うでしょ?はい、地味です。いや、地味じゃない。展開もあるし、なんて言うかソウルに満ちあふれた曲ばかり。テンポものんびりだし、地面をずぶずぶ這いずる様な重さと言うのはTheo Parrishを思い浮かべるんだけど、Theoに比べてRonの人気って…。まあ、それはしょうがない。出だしからジャジーでとにかくビートダウン、3曲目で既にハイライトのAnother Night!とにかく温かい、Ronのプレイは彼の温かさを感じる事が出来る!その後も普通のハウスは殆どなくて、ジャジーハウスって感じのが続くの。中盤はビート強めのNeedsなどで盛り上げたりして、終盤はアフロハウスやディープハウスでダンサンブルに飛ばしてくれる!彼が今まで取り組んできた事が、全て凝縮されこのMIXCDに詰まってるみたいじゃないか。Theo Parrishが好きならRon Trentも絶対好きなはずなんだろうけど、日本での人気の差には悔しいものがあるよ…。だからディープハウス好きな人は勿論、Theo Parrishが好きな人にも聴いてみて欲しいっす(泣)

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| HOUSE1 | 21:10 | comments(4) | trackbacks(1) | |
Danny Krivit - Expansions Nite:Life 011 (NRK Sound Division:NRKMX011)
Danny Krivit-Expansions nite:life 11
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ハウスって結構ポピュラーなんだなと思う、日本でのBody & Soulの人気の過熱ぶりを見ると。ハウスは勿論Body & Soulだけじゃ無いと思うけど、なんであんなに人気あるんでしょうね?他にもいっぱい良いDJはいる。Francois Kはともかく、Danny Krivitはそんなに凄いのか?って印象が以前はありました。ハウスにソウルとかクラシックとか中心の選曲のイメージって言うのが、僕の中にはあった訳ですよ(実際はどうなのか知らないけど)。だから懐古主義みたいな感じで、Francois Kの一歩後ろに居る様に感じてたわけなんですね。しかしこのMIXCDではそれが思い込みである事を気付かせてくれて、ようやくDannyを見直す機会があったのです。(このnite:lifeシリーズ自体が優良な物なんですよね)

僕が好きなのはDISC1。これが本当に爽やかで晴れ晴れしいMIXになっているんだよね。Francois KやJoe Claussellのディープさと言う物は感じられないけど、むしろ身の軽さが上手く生かされてると思うのです。ハウス中心の選曲の中に、ボッサやジャズ、テックハウス等を随所に散りばめて上げ下げの展開を上手く作り、一本調子にならない流れのあるMIXが出来ているんではないでしょうか。重めのビートも少ないし深さも無いけれど、それでもDannyが楽しんでプレイしてる顔が浮かんでくる様なMIXです。クラブのメインフロアでかかると言うよりは、ラウンジでくつろいでいる時に流れたらすぅ〜っと疲れが取れる様な選曲。特に中盤の名曲中の名曲、808 State-Pacific Stateではあたかも楽園に来てしまったかのような錯覚まで覚えます。終盤のLost Tribes of Ibadan 3〜Noiseshaper〜Brooklyn Heightsに来て、NYディープハウスに移行してゆくのでお楽しみは最後にと言った感じですね。このMIXCDはあんまり古臭い感じがしなかったので、僕的に好印象でした。そういやDannyはMIXCDやRe-Editのみで自身の曲は出さないけど、曲は作らないのかしら?

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| HOUSE1 | 17:57 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Respect Is Burning Presents:Respect To DJ Deep (Virgin Records:CDVIR134)
Respect Is Burning Presents : Respect To DJ Deep
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DJ Deep。聞いた事もないDJだなーとか思いつつ、この人のMIXCDを買うのは2枚目。なんで購入したかと言うとNEEDSが収録されてるから、ただそんだけです。それだけじゃなんなんで、ちょっと調べたのですがフランスの若き耽美派の旗手ハウサーと言う事らしい。トラックリストを見て頂けるとそれもご納得、ハイセンスで綺麗目のディープハウストラックを多様しています。しかし正直ベタ過ぎだろうと言った選曲でもあるけどね。逆にまだハウスを知らない人には、これが良い道標になるかもしれないね。「KCYC(Kerri Chandler)-I'm Not Dreaming」は太いボトムにめっちゃソウルフルなボーカルが乗った典型的ディープハウス。「Osunlade-Cantis a Ochun & Oya」は民族的なボーカルが特徴な流麗なハウス。「Sun Orchestra(Franck Roger)-Driftin」はMiguel Migsに似た爽やかなジャジーディープハウス。そして誰もが心を躍らせた「Louie Vega-Elements Of Life 」は南国のラテンの熱さに溢れたパーカッシブなハウス。「Kenny Bobien-Father」はファルセットな声に導かれるゴスペルハウス。そしてお待ちかねラストは「Needs-Brother」、ジャジーディープハウスの基本中の基本です。こんな感じで僕の様にハウスに詳しくなくても知ってる曲ばかりの、Classic of ClassicsなMIXCDなのでコンピとしても充分イケテル一枚だと思うのです。Kerri ChandlerJoe ClaussellMiguel Migs辺りが好きな人には格好の一枚だと思いますよ。

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| HOUSE1 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
BEST OF 2004
■ベストアルバム
「Joris Voorn-Future History」
Joris Voorn-Future History

何はともあれ今年はJoris Voornの年でしょう。伝統的なテクノに影響を受けつつも、次世代を感じさせる1枚。

「Susumu Yokota-Symbol」
Susumu Yokota-Symbol

ヨコタススムのクラシックを取り入れた新しい側面。物珍しいだけでなく、重厚なアンビエントはこの世の物とは思えない。

「Los Hermanos-On Another Level」
Los Hermanos-On Another Level

みんなが待ちに待っていたデトロイトのロマンティシズムの結晶。夢や希望に溢れている。
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| BEST | 19:30 | comments(3) | trackbacks(6) | |
Needs - (Not Wants) The Black Edition (Inpartmaint:NBIP-5020)
Needs-(Not Wants) The Black Edition
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去年コンピレーションアルバムを出したNeedsが、その第2弾を発表しました。もちろん全て既出の曲だけどEPのみの曲だし、かのAnthony NicholsonのレーベルClearaudienceからの曲やBoobjazz名義での曲、そして超限定EP「Lost Tracks Vol.1」からの「Piano Groove」まで収録した事には、本当に嬉しい事です。トラック毎の説明はコッチを読んでくれた方が早いです。現在多くの有名なDJがNeedsのレコードをプレイしているが、もうこれはNeedsがハウス界において、避けては通る事の出来ないレベルにまで達している事の証明でしょう。Needsのトラックはどこをとっても隙がない、完璧なのです。ドスの効いて締まった低音に、哀愁漂うギターソロ、流麗なピアノの調べ、パッション弾けるパーカッション等が緻密に練り上げられ、美しくも深くそして壮大な展開を創り上げます。フュージョン、テクノ、ジャズ等を上手い具合に融合させエモーショナルなディープハウスを生み出します、それがNeeds。デビューした当初から既に現在と同様にハイクオリティーでその質を落とさずトラックを作り続ける、完璧なプロダクションチームによる完璧なトラック。今現在最も安心して薦められるハウスアーティストがNeeds、もはやCLASSIC。

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| HOUSE1 | 19:00 | comments(1) | trackbacks(2) | |
Calm Presents K.F. - Key Free (Music Conception:MUCOCD-008)
Calm Presents K.F.-Key Free
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CALMがダンスフロアを意識作ったと言うK.F.名義のアルバムな訳で、発売前のEPからなかなかの盛り上がりを見せていました。先行シングルからの曲はリミックスをなされ収録されています。世間の評判は上々の様だけど、これってほんとにそんなに良いかなぁ…?辛辣に言わせて貰うけど、音のセンスが悪いよね。特に先行シングルの「Shining of Life」とか「Ngbaka Chant」とかさ。ブギーやデトロイトテクノを意識したらしいんだけど、正直デトロイトテクノをどう意識したのか問いただしたい。「Ngbaka Chant」が正にデトロイトテクノの疾走感を表したらしいけど、ただテンポが早いだけでグルーヴは感じられないですよ。「Shining of Life」なんかは腐ったBlazeみたいだ。そもそもダンスミュージックなのに、キックが弱すぎ(これは狙っているのかい?)。比較の対象ではないかもしれないが最近コンピ第2弾を出したNEEDSと比較すれば分かるけど、グルーブ、メロディー、音のセンスどれを取ってもNEEDSに劣ってるよ。プロダクション能力に歴然の差がありすぎ。そのくせ最近CALMの発言には、ちょっと高飛車な所もあるし。「Ngbaka Chant」についてCALMは「これをスマートにプレイすることが出来るDJは本物だと思います」とか言ってるけど、その前に大した曲でもないだろと突っ込みを入れておきましょう。しかし「Break on Through 2 Another Side」や「Walking That Way」、「Sunshower」、「Come Fly With Me」、そしてCALM名義の曲「Simple Chords Again」などCALM名義の曲と似たような曲は普段通り良いと思います。今回の名義にはかなり無理があると思うので、今後はCALMだけやってくれたら良いと思います。CALMはもっと出来る、がんばれ!

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 21:18 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Franck Roger
Franck Roger-Ekobah Franck Roger & M'Selem Featuring Chris Wonder-No More Believe Franck Roger & M'Salem Feat. Chris Wonder-You Can Be The One
左からFranck Roger-Ekobah
    Franck Roger & M'Selem Feat. Chris Wonder-No More Believe
    Franck Roger & M'Salem Feat. Chris Wonder-You Can Be The One

注目してる人はとっくに注目してるだろうFranck Roger。Sun Orchestra名義で活動していたけど、去年にNeeds MusicからEkobahを発表してから気になっていました。EkobahはNeedsレーベルらしくジャジーハウスで、ハモンドオルガンのしらべが美しいです。で今年になってKenlouから発表したNo More Believeが絶品。これは「Southport Weekender Vol.2」でJoe Claussellも回してたあの曲です。MAWぶりのハウスを展開。一聴して覚えるそのメランコリックな旋律に、きっと虜になる事間違いなし。Louie Vegaの最近の甘い路線なんかにも近いですよね。そして最近出たYou Can Be The Oneもその流れを継ぐ、盛り上がり必至の名曲。ジャジーなピアノとリズムの良いパーカッションが最高です。Chris Wonderの甘いヴォーカルもトラックに華を添えますね。今年になってからもう6枚位?はEPを出してると思うけど、とにかくどれも水準は高いです。Needsと共に最近の一押しです。

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| HOUSE1 | 23:19 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Southport Weekender Vol.2: Mixed by Blaze & Joe Claussell (SuSU:SUALBCD7)
Southport Weekender Volume2
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ハウスはそんなに詳しくないけれど、そんな僕でもどうしても欲しくなってたCDがこれ。ブレイズのケビンヘッジとジョークラウゼル!!がMIXですよ。ジョーと言えばスピリチュアルでディープで、ああホントに大好きなアーティストで熱がこもってしまいます。発売前からトラックリストを見てとにかく欲しかった。

まずはジョーの方から紹介。幕開けはChris Brannでゆったりと幻想的に始まる。3曲目で人気上昇中のFranck Roger、NEEDS風味なジャジートラックで盛り上げます。続いて爽快なボーカルハウス、Divinity-Find A Way(Danny Krivit Edit)、更にPassion Dance Orchestra-Worlds(Theme 2)ととにかく大ネタ使いまくり。中盤ディープめになり後半でジョーの名曲Awadeから今年最高のハウストラック、Louie Vega-Love Is On The Wayに繋がり最高の盛り上がりを見せます。軽快なラテンパッカーションに甘いボーカル(ブライズの片割れジョシュミラン)が乗ったこの曲は、もうすぐ出るLouie Vegaのアルバム「Elements of Life: Extensions」に収録なのでお見逃さずに。通して聴いた感想としては、以前に出たMIX The VIBEと言うMIXCDよりは明るめだし、ハウスの入門者にも聴きやすいトラックが多いのかなと思います。一曲一曲が素晴らしく、軽快でボーカル入りのが多いし。ディープさは薄れましたが、内容はもちお薦め!

お次はケビンの方。全体的にアップテンポなボーカルハウスかな。ブレイズの曲が好きな人なら、気に入るんではないかと。ジョーの方に比べてはしょっちゃってすみません。ブレイズにMIXと言う事は特に求めていないので、彼らは純粋にトラックメイカーである事を期待しています。そうゆう意味では6曲目のBlaze-We Are Oneは高揚感のあるピースフルな素晴らしいボーカルトラックですよ。

何にしてもハウス好きな人は、買って損はございませんよ。

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| HOUSE1 | 22:21 | comments(3) | trackbacks(1) | |
Ben Watt - Buzzin' Fly Volume One (Buzzin' Fly Records:CD001BUZZ)
Ben Watt-Buzzin' Fly Volume One
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Everything But The Girlで活躍するBen WattのメロウでディープなMIXCD。元々はEBTGでアコースティックでメロウな音楽を作っていたが、ドラムンが流行した時にハウスやドラムンと言った系統に染まりました。元々メロディー重視のアーティストなので、基盤がダンスミュージックに変わっても、センチメンタルな部分は失われず尚一層良質な作品を出し続けています。このMIXCDにおいてもあまりエフェクト等は聴かせずに、4つ打ちハウスを一曲一曲を大切にロングミックスしています。5曲目のBen Watt - A Stronger Manと6曲目のS.O.M. - Musicaのスウィートなボーカルを生かした流れには切なすぎて最高です。ラストでNeedsのPassion Dance Orchestra - Worlds(Theme 2)が登場。フィナーレを飾るに相応しい名曲。どこをとっても甘く切なくムーディーに統一されて、男臭い部屋もこのCDをかければあっという間にムーディーな部屋に(笑)Body & SoulやMiguel Migsが好きな人なんかにはお勧め出来るかな。EBTGでも早く新作出してください。

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| HOUSE1 | 23:28 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Ian Pooley - nite:life 06 (NRK Sound Division:NRKMX006)
Ian Pooley-nite:life 06
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NEEDS布教活動第4弾。nite:lifeはハウス系のシリーズですが、良い作品は多いので注目です。今回はテクノから始まりアフロ、ラテン風味のハウスに行き着いたIan Pooleyが担当。最近はラテンに行き過ぎてる感じもしなくないIanですが、この頃は最高でした。テクノもハウスもディスコもジャジーな物も見境無く回しちゃってます。これだけ聞くと統一性が無いように感じますが、特に違和感を感じないのは彼の選曲センスのおかげでしょうか。でけでけ唸るベースや、フィルターを効かした上物シンセ、ジャジーなリズム、図太いドラム等幅広い音楽性です。Ian O'Brien、Metro Area、Blaze、Sebastian Leger、Technasia等の曲も収録されていて、とても聴きやすいです。ともすればお洒落系MIXCD等と叩かれそうですが、決してそんなレベルの作品では無い事を保証します。お洒落でありながら、踊る本能も呼び覚ましてくれるMIXCDです。テクノ、ハウスの両方面に受けいられる事間違いなし。そしてNEEDS - Brother(Original Vibe)収録。カメモの様にこだまするボーカル?に小洒落たエレピと透明感のあるシンセ、洗練されたリズムと非の打ちようがない曲です。NEEDSは出す曲全てがキラーでございます。

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| HOUSE1 | 19:54 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Miguel Migs - nite:life 03 (NRK Sound Division:NRKMX003)
Miguel Migs-nite:life 03
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NEEDS布教活動第3弾。今回はNeked Musicから色気のあるディープハウスを送り出し続けている、Miguel MigsのMIXCD。Needs - Low Gravity Danceを収録。これは直球ハウスではなくジャジー風味で、溜まりのあるリズムがカッコイイです。上物シンセに関しては言わずもがな美しい。アルバム自体はNext Evidence - Spirit Of The Nightから幕を開ける。ジャジーディープハウスでのっけから美しくとろける様な曲。続いてアップテンポなハウスになったり、甘い展開になったり。ディープハウスの大御所Dennis Ferrerや今をときめくSun Orchestra aka Franck Roger(Needs Musicからも作品を発表)、そしてMiguel自身の曲を含んでいます。ムーディーで甘くありながら、一貫性を持ったMIXCDです。家で女の子と聴くも良し、低音がしっかり聴いているので踊るにも良しな万能なアルバムです。

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| HOUSE1 | 18:45 | comments(5) | trackbacks(0) | |
A Clairaudience Compilation - Songs Inspired By Life + Movement (Music Mine:IDCZ-1001)
A Clairaudience Compilation-Songs Inspired By Life + Movement
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NEEDS布教活動第2弾。このアルバムはAnthony Nicholson率いるClairaudienceのコンピレーションです。Anthony NicholsonはかつてRon Trentと組み、アフロテイスト溢れるどディープなハウスを作り上げた。その後Clairaudienceを立ち上げ、生楽器重視のジャズ、アフロ、ソウルを融合させたクロスオーバー的ハウスな作品を発表している。このアルバムで注目はなんと言っても、NEEDS - Flyingだろう。青天の中、どこまでも突き抜けるかの如く爽やかなフュージョンハウス。NEEDS節炸裂な傑作です。それに呼応するかの様に、アルバムの半数を占めるAnthonyの作品(Descendents、Space 7、Afterglow Suite、Kwame名義)もアンビエント、フュージョン、ソウル、ジャズ等各幅広い音楽性を持っていち早くシカゴハウスの束縛から逃れた作品を作っている。最近クロスオーバーなんて言葉を良く見かけるけど、本当にそれを体現しているのはアーティストは少ないと思います。AnthonyはLegacy名義でNEEDS MUSICから「Sexy Love Song」と言うEPを出していますが、小鳥のさえずるような甘いボーカルにジャジーなトラックが絡むこの曲も素晴らしいですよ。最近Clairaudienceの活動がどうなっているのかは謎ですが、要注目です。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 17:15 | comments(0) | trackbacks(1) | |
V.A. - House Things Vol.5 (Flower Records:FLRC-022)
House Things Vol.5
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NEEDSのパーティーでNEEDSの知名度が意外と低い事が分かったので、NEEDS布教活動を始めるとする。今回は第1弾。このコンピはFlower Recordsの高宮永徹がレコードでしか聴けないような旬な曲や、ハウスクラシック、未発表音源等をまとめた物である。クリーエーターの作家性に敬意を示し敢えてMIXは行っていないとの事です。と言うだけあって良い曲揃いです。3曲目のTouch Oneと言うのがNEEDSのLarsとAnthony Nicholsonとの共作で、普段のNEEDSとは多少違った雰囲気。ヴォコーダーのボイスにちょっと緩めのビートでほんわかした雰囲気です。郷愁を感じさせますね。4曲目のWalter JonesのMaurice Fulton Remixはハウスと言うのか苦言するが、奇天烈で変態な音を出しています。現在「MU」と言う日本人女性とのユニットで一躍名を挙げているらしいです。8曲目のKerri Chandler - Atmospheric BeatsはLarsも先日回していた曲のリメイクですが、これはほんと素晴らしい。ヘヴィーボトムなリズムにトランペットが高らかに鳴り響くクラシック中のクラシック!5-7曲目は浮遊感たっぷりのテックハウスで、夢見心地で気持ちの良い曲です。粒ぞろい、いや良い曲揃いなので普段EPを買わないハウスファンにとっては、自信を持ってお薦め出来る一枚です。

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| HOUSE1 | 19:26 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2004/08/28 Lars Bartkuhn aka Needs - in the mix SPECIAL @ LOOP
In The Mix-NEEDS
雨の中、大好きなNEEDSを聴きに行くために一ヶ月ぶりにクラブへ出かけて来ました。渋谷からちょこっと歩いて、セブンイレブンの地下にあるLOOP。入って最初の感想は、せまっ!!マニアックラブより小さい。フロアなんて100人でも激混み状態っぽい。1時頃に着いてラムコークを飲みつつフロアに出ると、クラブジャズが流れている。ちょっと踊りにくいなと思っていると途中から4つ打ちに。そのままだらだら過ごし、2時頃目当てのLars Bartkuhn aka Needs登場。でも空いてるなぁ…。フロアに50人もいないんじゃないかと。最初の30分位は生音多めのクラブジャズ。やはりちょっとのれない。と思っていたら後はずっとリズム硬めに甘めのメロディーが乗りハモンドオルガンやエレピ炸裂の、いかにもNEEDSな世界観の4つ打ちHOUSEを終始回していました。小気味よいイコライジングで低音切ったり、オープンにしたりの繰り返し。MIXが上手い訳ではないが、まあ空いてるし気持ち良く踊る事は出来ました。NEEDS自身の曲を期待してたのですが、1曲も回してくれずちょっと残念。悪くもないが期待以上でも無く平凡と言った感じでした。でもこのクラブは好きになれなそう。まずフロアがタバコの煙で目が痛い。こんな痛い思いをしたのは久しぶりでした。そしてNEEDSが来てるのに、半分以上の客がラウンジでだべってるのはどうよ。Kerri Chandler - Atmosphereを回したのに、フロアの反応が無いのはどうよ。HOUSEのイベントなら普通盛り上がるでしょ?なんか音楽を聴きに来ていると言うより、クラブに来るのがかっこいいと勘違いしてただ友達とだべりに来てる奴多すぎ。楽しみ方は自由だけど、クラブはやっぱり踊ってなんぼだと思います。あるDJが「クラブの窓口が広がったせいで、客質は悪くなった」と述べていたが、最近ほんと痛感します。YELLOWとか旧LIQUIDROOMならもっとフロアでがんがん踊って、DJプレイに呼応した反応があるだけに今日はなんだか寂しかったです。

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| EVENT REPORT1 | 09:42 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Needs - Needs (Not Wants) (Needs Music:NECD01)
needs-not wants
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ドイツからこんなにもエモーショナルでハイクオリティーなディープハウスが生まれるとは誰が思っていただろうか。レーベル名かつユニット名である3人組のディープハウスユニットNEEDS。ドイツと言えばテクノというイメージだったのだが、このアーティストはテクノの影響も感じつつ、本家アメリカのハウスシーンで通用するような良質な作品を出し続けている。このアルバムはコンピレーションであるが、彼らの名曲がぎっしり詰まり単なるコンピとは思えない出来である。全体的にジャズやテクノの影響も受けつつパーカッションの使い方が上手く、深くもあり洗練された音使いが特徴だ。時にはフュージョンハウスっぽい曲もあるが、どの曲も共通してソウルフルで温かみがある。捨て曲はないが、ルイベガも絶賛した大傑作Passion Dance Orchestra-Worlds(Theme)は必聴!壮大な展開で宇宙の果てまで飛ばしてくれるでしょう。Ron TrentやAnthony Nicholson、Body & Soul好きな人は是非とも。

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| HOUSE1 | 22:00 | comments(4) | trackbacks(4) | |