Terrence Parker - Mix The Vibe : Deeep Detroit Heat (King Street Sounds:KCD 280)
Terrence Parker - Mix the Vibe : Deeep Detroit Heat
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20年以上続いている王道ハウス・ミュージックの指標とも呼べるMIXCDシリーズが"Mix the Vibe"だ。NYハウスの象徴的レーベルであるKing Street Soundsの音源をレーベルとも深く関わりを持つDJを起用してミックスさせ、レーベルのショーケースとしての意味合いを含みつつハウス・ミュージックの普遍的な魅力を知らしめる伝統的なシリーズの一つで、信頼のおけるブランドと呼んでも過言ではない。そんなシリーズの最新作にはシリーズを愛聴してきた者にとっては意外にも感じられる、デトロイトの古参DJ/アーティストであるTerrence Parkerが迎えられているが、しかしゴスペル・ハウスとも称されるソウルフルで感動的な音楽性を持つParkerなればこそNYハウスのシリーズに起用されるのも不思議ではないのかもしれない。彼がデトロイト出身のDJである事は間違いないが、しかしデトロイト一派の中でも特に古典的なハウス・ミュージックに理解があるのは、おそらくParkerだろう。そんな彼だからこそ - 勿論本作がKSSの音源を使用している前提があるとしても - このMIXCDが歌心溢れるソウルフルな展開を聞かせるのは、寧ろ当然の事なのだ。幕開けはいきなりクラシックの"Give It Up (MAW Flute Instrumental)"で、ディープながらも切ないメロディーが感傷的な気分を誘う男泣きの展開だ。そこに繋ぐはズンドコとした骨太なグルーヴを刻む"The Way I Feel (Terrence Parker Deeep Detroit Heat Re-Edit 4 Daye Club)"など、序盤から太く逞しくも熱い感情的な歌モノを投下しParkerらしい人間味溢れる展開を作っていく。序盤のハイライトは"Bring Back My Joy"だろう、高らかに祝福を謳うようなポジティブなボーカルハウスはParkerのゴスペル・ハウスとリンクする。そこからは一息つくように郷愁を帯びた"Song For Edit"で緊張をほぐしながら、ざっくりと生のパーカッションの質感が強調されたハウスを繋ぎつつ、最後まで人気のあるクラシカルなハウスを用いて実に情感たっぷりな展開で引っ張っていく。KSSの音源を使用する制約がある為に普段よりはParkerのゴスペル・ハウスのスピリチュアルな要素は控えめなのは事実だが、しかし歌心溢れる選曲と感情の昂ぶりを刺激するソウルフルな展開は正にParkerの十八番だと断言出来るものであり、ハウス・ミュージックのファンにとっては期待通りのプレイだろう。NYハウスの伝統にデトロイトのベテランDJが参加したと言う面白味だけでなく、内容自体で評価したいMIXCDだ。



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| HOUSE11 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2009/07/03 (FRI)
UNIT 5th Anniversay Party
Live : SILVER APPLES, Buffalo Daughter, SALMON feat. MAKI999
DJ : KENJI TAKIMI, DJ NOBU, CHIDA, DJ KIMI

2009/07/10 (FRI)
CABARET Celebrate the 5th anniversary of UNIT!!
DJ : DANIEL BELL, CASSY

2009/07/10 (FRI)
Bound for Everywhere -3rd Anniversary- @ Wedge
DJ : Calm

2009/07/11 (SAT)
MILD SEVEN presents BLUE WINDY NIGHT @ ageHa
DJ : Francois K, Derrick May

2009/07/17 (FRI)
THE BEACH @ MICROCOSMOS
DJ:Toshio Matsuura, Kaoru Inoue

2009/07/19 (SUN)
MIDNIGHT DJ LOUNGE “human” @ MICROCOSMOS
DJ : Nick Jones, Aron T

2009/07/19 (SUN)
Francois Dubois aka Funk D' Void Japan Tour Osamu M&Satoshi Fumi "Outerspace" Release Party @ Womb
DJ : Francois Dubois a.k.a. Funk D'Void, Osamu M, Satoshi Fumi

2009/07/31 (FRI)
WARRIOR ON THE DECKS Launch Party @ Air
DJ : Ken Ishii

スケジュール的に行けないのが多いです。ミクロコスモスの"The Beach"なんか楽しそうで行ってみたいのに。デリック×フランソワは流石に来日し過ぎて、有り難みを全く感じなくなっているこの頃。月末のケンイシイは久しぶりに行きたい。GWはクラシック回しまくったそうで、今回も期待したい。
| UPCOMING EVENT | 00:10 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2008/08/02 (SAT)
groundrhythm @ AIR
DJ : Kaoru Inoue, Tsukasa
Special Live : JEBSKI

2008/08/02 (SAT)
15 Years of King Street Sounds presents URBANGROOVE @ amate-raxi
DJ : Nick Jones
DJ/VJ : GODFATHER (高橋透/MOODMAN/宇川直宏)

2008/08/16 (SAT)
Air & Pussez! Presents DJ Yellow
DJ : DJ Yellow

2008/08/29 (FRI)
WIRE前夜祭 @ Womb
Back To Back DJ Set : Secret Cinema & DJ Wada, Joris Voorn & Len Faki

amate-raxiって元Simoonだよね。鈴木宗男がDJして話題になってた場所。しかし夏はあんまりクラブには大物来ないね。みんな大型フェスティバルに出ちゃうからでしょうか。大型フェスに出るのは構わないけれど、都内のクラブにも来て欲しいね。大型フェスだけでプレイするなんて手抜きの始まり。
| UPCOMING EVENT | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2008/01/26 FACE presents Andre Collins Japan Tour 2008 @ Space Lab Yellow
む〜ぶゆぅあばでぃ〜、む〜ぶゆぅあばでぃ〜、む〜ぶゆぅあばでぃ〜!って事で2008年一発目のクラブイベントはNYハウスのベテラン・アンドレコリンズのパーティーに行きました。昨年末に久しぶりにハウスのイベントに行ったら、ハウスの気持ち良さに感激して今回もハウスのイベントを選んだ訳さ。ちなみにYELLOWの近くにYAOCHO BARと言う小洒落たバーがありまして、YELLOWに行く際にはここで一人で飲んで燃料を注入しておきます。一人でも入れる安心感と堅苦しくなく落ち着いた雰囲気があり、金額的にも高くはないので最近はよく利用しております。お勧めナリよ。
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| EVENT REPORT1 | 22:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Sessions Mixed By Mark Farina (Ministry Of Sound:MOSCD124)
Sessions Mixed By Mark Farina
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昔はテクノばかりでハウスは全く聴かなかったのに、最近じゃ家でリピート回数が多いのはハウスだったりします。クラブではテクノ、家ではハウス。そんな傾向が何かしら自分の中にある様です。さて栄えあるハウス200選目はシカゴ出身、現在はサンフランシスコに属する西海岸ハウスの重要人物の一人・Mark FarinaのMIXCDです。オリジナルアルバムは一枚しか出していないのにMIXCDは10枚近くも出している完璧にDJなお方ですが、それも納得の腕前をしていると断言します。Farinaと言えば「Mushroom Jazz」シリーズでヒップホップを多用しつつもハウスのフィーリングも表現すると言う最高のプレイを聴かせてくれましたが、今回の「Sessions」では多少ディープハウスを混ぜながらもシカゴハウスに回帰しています。正直に申しますとトラックリスト見ても90%以上は知らないアーティストの曲ばかりなんで、実際にシカゴハウスなのかは分かりかねます。ただ彼がプレイして発する音は、シカゴハウスの簡素でスカスカな音そのもの。そこに何故にファンクネスが溢れ、流暢なグルーヴが生じるのか。派手な展開はいらない、無駄な装飾もいらない。ただただ丁寧に曲を繋げていき、自然と身を任せられる柔らかな流れを作っている。パンピンに上がり過ぎもせず、かといって甘ったるいムード一辺倒でもなく、ふらふらと中庸を彷徨う感じで不思議なプレイです。最近家でのハウスのリピート率が高いのは、こういった自然な聴き易さがあるからなのだと、ふと思いました。

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| HOUSE2 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
King Of New York 2 Mixed By Andre Collins & Nick Jones (Cutting Edge:CTCR14441)
King Of New York 2 Mixed By Andre Collins & Nick Jones
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もしかしたら世界で一番有名かもしれないハウスレーベル、King Street Sounds。ハウス好きじゃなくてもその名は聞いた事があるだろうそのレーベルの設立者は、なんとヒサイシオカ氏日本人なのである。いや、まさか本場USでそんなレーベルを日本人が作ったなんてほんと凄い事だと思います。でもそれは彼の嗅覚の成せる業、アンダーグラウンドなダンスミュージックから時代の流れに沿った最先端のハウスまで、良質な音楽を提供する姿勢があるからこそなのでしょう。そんな彼の下には数多くの才能あるアーティストが集結し、数多くの天才がKSSに楽曲を提供しています。そしてヒサ氏はクラシックなハウスだけに止まらずより自由な楽曲を送り出す為に、Nite Groovesと言うレーベルも設立し当然そちらも大成功。そしてKSS設立12週年を記念したMIXCDがこれです!ミキサーには、Andre Collins & Nick Jonesだそうで僕も名前くらいは聞いた事があるアンダーグラウンドながらも、ヒサ氏が信頼をして送り出す位の素晴らしいDJです。DISC1のAndre Collinsはアッパーにどす黒く、がつんと踊れるピークタイム仕様。しかしソウルたぎるそのプレイは、聴く者の心を熱くさせるエモーションがあります。またDISC2担当のNick Jonesは、ラテンハウスやジャジーハウスを多様しスウィートかつリラックスしたプレイを見せます。いやいや、しかし一つのレーベルだけでこんなに素晴らしい楽曲が揃うなんて、本当に凄い事じゃないかな?KSSはこれからも時代をリードして、新たなる才能を発掘してくれると確信しました。EP中心のダンスシーンに於いて、こういったレーベルサンプラー的MIXCDは大層嬉しいのですが、レーベルサンプラー以上の質を伴っています。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |