CALENDAR
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< August 2018 >>
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
Collapse EP[輸入盤CD](WAP423CD)
Collapse EP[輸入盤CD](WAP423CD) (JUGEMレビュー »)
APHEX TWIN,エイフェックス・ツイン
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
MOBILE
qrcode
SPONSORED LINKS
Norm Talley - Norm-A-Lize (FXHE Records:FXHE NT#1000)
Norm Talley - Norm-A-Lize

作曲家としてデビューは1997年と決して彼の周辺のアーティストに比べると早くはないため知名度では及ばないものの、80年代からDJとして活動をしているデトロイトの古参の一人であるNorm Talley。2000年代に入ってからはビートダウン・ハウスの盛り上がりの中でDelano SmithやMike Clarkと組んだThe Beatdown Brothersなる活動等で注目を集め、特に2010年以降は積極的に楽曲制作を行いミニマルな機能性からソウルフルな感情まで持ち込んだハウスをリリースし、停滞するデトロイト勢の中でも息巻いている一人だ。さて、デビューから20年を経て初めてリリースされたアルバムは、同じくデトロイトのOmar Sが主宰するFXHE Recordsからだ。レーベルとしては粗い音質のロウ・ハウスから感情性を込めたビートダウン・ハウスにディスコ・サンプリングなモノまで扱っているが、このアルバムにはそれらの要素がみな詰まっていて、そして何よりも長いキャリアを経てリリースされただけに円熟味なり安定感を含んだ完成度だ。アルバムの始まりは恐らくサンプリングを用いたであろう"Get It Right"で、凛とした輝きのあるピアノコードや女性のボーカルに引っ張られるディスコ・ハウスでファンキーだ。続く"Seneca St. Gruv"は鋭いハイハットが切り込んできて機能的なミニマル性もあるハウスだが、しっとりエモーショナルなシンセのコードがいかにもデトロイトらしい。そして底からもりもりと盛り上がってくるようなビートダウン風な"Dub Station"は、そこまでは遅く粘性のあるスタイルではないものの反復する上モノの覚醒感で深みにはまる。ディスコ・ハウス路線が爆発した"Alright"はアルバムの中でも特に耳を惹き付ける曲で、同郷のL'Reneeをフィーチャーしてファンキーな歌を聞かせつつ図太いキックの4つ打ちやサンプリングによる金属的な上モノの派手な響きもあり、肉体は激しく揺さぶられる。かと思えばざらついたフィルター処理で訝しい黒さに染まるビートダウン・ハウスの"No Need 2 B"、デトロイト・テクノのハイテックな感覚を持ち込んだ疾走感のあるテクノの"Cause I Believe"、アルバム中最も激しくひしゃげたようなリズムを刻むテクノともディスコ・ハウスともとれる強烈なダンス・トラックの"The Body"、そしてリズム重視でひんやりとした温度感のミニマル・テクノな"The Rise"と、様々な曲調が収められた本作は長いキャリアに於ける集大成と捉えられるだろう。決して作品として纏まりが無いようには全く感じる事はなく、色々な要素は確かにありつつもそれもデトロイトのアーティストが実践しているものであり、長年の経験に裏打ちされた音楽性がここに集約されているのだ。



Check Norm Talley
| HOUSE13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Palmbomen II - Memories Of Cindy (Beats In Space Records:BIS031)
Palmbomen II - Memories Of Cindy
Amazonで詳しく見る(US盤)
 Amazonで詳しく見る(MP3)
奇才を多く擁するBeats In Space、フロアを激しく揺らすダンス・トラックからエクスペリメンタルな要素の強いリスニングまで、それはテクノだけに限らずハウスやディスコにアシッドまで多岐に渡るが、そんなレーベルの多彩性を一人で表現してしまうアーティストがロサンゼルスで活動するKai HugoことPalmbomen IIだ。2010年頃からユニットのPalmbomenとして活動していたようだが途中で恐らくプロジェクトは単独のものとなり、それに合わせてPalmbomen IIと名義を改めて2015年にBeats In Spaceからリリースした同タイトルのアルバムが注目を集める。TBやTRにアナログ/モジュラーシンセなどヴィンテージな機材を用いて、生々しい宅録的な音質と一発録りを思わせる簡素な構成によるテクノ/ロウ・ハウス/ディスコ/アンビエントのニュアンスがある音楽は、何処の国にも所属しないようなミステリアスな世界が広がっていたのだ。そして新作も大きな路線変更はないもののCDでは2枚組のボリュームで、アメリカのSFドラマである「X-Files」のキャラクター・Cindy Savalasに焦点を当てたコンセプチュアルな作品らしく、そういった点でもユニークさがある。アルバムは水の流れる音や女性のスポークンワードを用いつつ、異国情緒でローファイ感のある旋律でエキゾチック性もある"I Feel Everything"によって、ストーリーの中へと誘われる。続く"Pure Tibet"では錆びたようなTR系のドラムマシンと憂いのあるメロディーに懐かしいロウ・ハウス、いや古き良き時代のシカゴ・ハウスへと接近し、"LOHAnet"もうねるアシッド・ベースとローリングするようなキックやスネアがシカゴの安っぽいハウスを思い起こさせるが、その粗い音質に対してメランコリーなメロディーが夢現な世界を演出している。特に甘くドリーミーな白昼夢に浸るのは"Seventeen"、カタカタとした朽ちたマシンビートと覚醒的なアシッドの反復にポップな女性ボーカルやキラキラときらめく電子音が混在する個性的な曲で、荒廃した世界観の中にも救いが感じられる。アシッドに振り切れた"pyrotechnomarco"のように歪んだアシッド・ベースや不気味な電子音などに加え、敢えて粗悪さを強調した音質も相まって頭もくらくらす毒々しいアシッド・ハウスになっており、激しくなくとも精神に侵食する効果的なダンス・トラックもある。テクノやハウスにアンビエントなどが交互にやってくる流れではあるが、アルバム全体を通して初期衝動の粗さを強調した音質による統一感はあり、そして何よりも何処とも分からない朽ち果て不気味な世界の中に甘い幻想が広がる架空のサントラ感が素晴らしい。昨今のローファイ流行の中でも特に本作は、狂気と快楽を両立させたレトロ・フューチャーな作品で素晴らしい。



Check Palmbomen II
| TECHNO13 | 15:00 | comments(1) | trackbacks(0) | |
Nick Hoppner - Work (Ostgut Ton:OSTGUTCD40)
Nick Hoppner - Work
Amazonで詳しく見る(US盤)
 Amazonで詳しく見る(MP3)
ドイツのテクノ/ハウス帝国の中心であるOstgut Ton、「Berghain/Panorama Bar」という著名なクラブを運営する傍らレーベルとしても確固たる存在感を確立させてきたが、その初期のマネージメントを行っていたのがNick Hoppnerだ。Panomara Barで長年レジデントを務めるDJとしての素質は言うまでもないが、数年前にはレーベルのマネージメントから身を引きアーティスト活動に専念したというだけあり、アルバム制作にも身を乗り出し制作者としても頭角を現している。本作は2017年にリリースされた2枚目となるアルバムだが、前作でもテクノやハウスのみならずダウンテンポやブレイク・ビーツの要素を取り込んでいたが、ここに於いては更なる表現力に磨きを掛けてアーティストとしての成熟を見せている。アルバムはゆったりした変則的なマシン・ビートに魅惑的な美しい電子音響が展開される"All By Themselves (My Belle)"で始まるが、ここからして既に単純な4つ打ちとは異なるIDM的な作風を見せ、アルバムの流れは全く読めない。続く"Clean Living"は彼がDJとしてもプレイする古典的なハウスを現代風にアップデートしたような力強くもソウルフルな曲だが、面白いのはそういった普通の曲ではなく例えば鋭いブレイク・ビーツを刻み遊び心あるポップな上モノが舞う"Hole Head"など、闇の深い熱狂真っ只中のクラブでは聞けないであろう曲だ。闇が似合うに曲にしても"The Dark Segment"の深海から響いてくるようなスローモーなダブ・テクノは、決して騒ぎ立てるような曲ではなく慎ましく闇に染める残響の美しさがある。勿論全くクラブの雰囲気が完全に喪失している事はなく、勢いのある硬めのハウス・グルーヴと幻惑的な上モノの魅力的な"Forced Resonance"やリラックスしたビート感と多幸感あるメロディーに天上へと昇っていくようなニューディスコの"From Up And Down"など、ダンス・トラックも盛り込みつつHoppnerらしい繊細な美しさを披露している。多様な音楽性を披露したその最終型はラストの"Three Is A Charm"で、Randwegをフィーチャーして生演奏も取り入れてフォーキーなりインディー・ロックな雰囲気もある曲で歌心さえ感じさせる牧歌的なムードに心は安らぐばかり。アルバムだからこそと言う事もあるのだろうが、かつて制作していたフロア特化型のEPに比べると機能性に依存せずより音響の美しさやリズムの多用性に進んでおり、Ostgut Ton一派の中でも特に表現者として優れている。何度でもリスニングに耐えうる充実した一枚だ。



Check Nick Hoppner
| HOUSE13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2017/11/2 Grassroots 20th Anniversary Party !!! - DAY - @ Grassroots
新しい音楽が生まれては廃れ早急に入れ替わる流行が常であるダンス・ミュージックの界隈で、一つのクラブが20年も同じ場所で存在し続ける事は決して容易い事ではない。東高円寺にあるGrassrootsはしかし日本人のDJをブッキングし続け彼等を育てる場所としても機能し、そして酔いどれとミュージック・ラバーが集まるホーム的な酒場としても成立し、決して大きなクラブではないものの他では体験出来ない魅力あるクラブの一つとして20年も続いてきた。そんな場所だから20週年のアニバーサリーは当然縁のあるDJが集結するのだが、その初日はDJ HikaruにCMT、KabutoにConomark、そしてYA△MAとつまりはGrassrootsをホームの一つとして活動しつつ全国へと巣立っていったDJが集結した。
続きを読む >>
| EVENT REPORT6 | 09:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Romare - Love Songs : Part Two (Ninja Tune:ZENCD234)
Romare - Love Songs Part Two
Amazonで詳しく見る(US盤)
 Amazonで詳しく見る(MP3)
UKは老舗レーベル・Ninja Tuneからの新進気鋭のアーティストであるRomareは、しかしブラック・ミュージックからの影響を現在形のダンス・ミュージックへと見事に投影し、ヒップ・ホップとハウスの絶妙なバランスの上にある - 例えばデトロイト・ハウスのMoodymannやAndresのような - 音楽性によって一躍注目の的になった。2015年の初のアルバムである『Projections』 (過去レビュー)ではサンプリングを駆使したコラージュ的なビートダウン・ハウスとでも呼ぶべき音楽を披露し、UKのアーティストでありながらアフロ・アメリカンを存分に感じさせる作風が高い評価を受け、彼の方向性を決定付けたのは記憶に新しい。そこから一年半で届けられた2ndアルバムは、しかしサンプリングは用いつつもシンセサイザーからリコーダーにマンドリンまで生楽器も導入した事で、コラージュやハウス・ミュージック性は抑えながらも艶かしい胎動が伝わるブラック・ミュージックに磨きを掛けている。アルバムはヒップ・ホップ風のもっさりしたビートの"Who To Love?"で始まるが、湿り気を帯びたピアノや生温かいシンセとの組み合わせにより、実に官能的でディスコやソウルの匂いを漂わせる。続く"All Night"は比較的ストレートなハウスではあるが、やはり生々しく浮かび上がるベース・ラインやざっくりしたパーカッションが訝しいサイケ感を演出し、"Je T'aime"も同様に4つ打ちながらもパンキッシュなシンセやファンキーなベースによってディスコティックな躍動を生んでいる。"Honey"は前作には無かったタイプで、可愛らしい鉄琴やリコーダーがほのぼのレイドバックしたエレクトロニカを思わせ、Romareのメロウな性質が強く現れている曲だろう。逆に"Come Close To Me"は前作から続くコラージュ色の強いビートダウン・ハウス風味と言うべきか、リズムにも癖がありRomareの特徴が活きている作品だが、やはりデトロイトなんからに比べると随分とアーバンで洗練されているのはUK育ちだからなのか。本作ではコラージュによる不鮮明な霧が晴れ、生演奏の比率を増やした事で音の構造がよりすっきりして明快な音楽展開がされており、『Love Songs』なんて言うタイトルも嘘ではない温かいロマンティシズムが通底している。但しその分だけ前作にあったスモーキーなサイケデリアがやや後退している点は、それをRomareに求めている人にとっては物足りなさを感じる要因になるかもしれない。



Check "Romare"
| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2016/11/2 Grassroots 19th Anniversary Party !!! - DAY - @ Grassroots
随分と遠くまで来たものだ、東高円寺にぽつんと存在する小さなクラブ、もとい酔いどれ酒場のGrassrootsが19周年を迎えている。決して何百人が踊れる大きなフロアがある訳でもなく、派手なライティングや都会的な雰囲気も無いが、音楽好きやDJに愛される場所として重要な存在感を放っている。RAが特集した東京のミュージック・バーの記事でもGrassrootsが紹介され、DJ NobuやGonnoなど著名なDJのお墨付きでもある事も明らかにされた通り、ここで育ち全国規模へ巣立っていったDJも決して少なくはない。小箱だからこその友達の家に足を踏み入れたような安心感、そしてDJの自由度の高さが許される客層の許容度があり、音楽や踊る事が好きな人達が集まる素敵な酒場なのだ。そんな19周年の初日はDJ Nobu、Conomark、DJ Hikaru、YA△MAと正にこの場所で経験を積んだDJが集結した。
続きを読む >>
| EVENT REPORT6 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Max Graef & Glenn Astro - The Yard Work Simulator (Ninja Tune:ZENCD227)
Max Graef & Glenn Astro - The Yard Work Simulator
Amazonで詳しく見る(日本盤)
 Amazonで詳しく見る(MP3)
長らくビート・ミュージックを引率するNinja Tuneから放たれたアルバムは、なんとハウス・ミュージックを軸にしている。手掛けたのは以前から交流があったMax Graef & Glenn Astroで、それぞれがTartelet Recordsから生演奏やサンプルを用いてディスコやファンクにジャズにその他諸々を吸収したハウスのアルバムをリリースしており、多様なビートへの拘りを強く感じさせる新世代だ。Ninja Tuneのハウスへの接近は何となく流行っているようにも思われるハウスへの迎合…ではなく、そこにはモダン・ファンクやジャズやR&Bなどの要素があるからこそ、レーベル性を失う事なく新たな音楽性を得る事に成功している。事実、2015年には同レーベルはRomareによる『Projections』(過去レビュー)でハウスへの接近は既にあったわけで、その流れは本作へと続いているのだ。二人は本作において最近のダンス・ミュージックではよく使用される機材は使わずに、トラックリストや曲順を決めた上でコンセプチュアルな制作を進めたそうで、詳細は分からないもののサンプリングではなく基本は生演奏やマシンビートによる構成に聞こえる。幸いな事に手段が目的化する事はなくライブ感はありながらも、演奏の技巧を見せびらかすような内容ではなく、彼等のファンクやジャズと言った嗜好がラフさもある音として上手くハウスに馴染んでいる。冒頭の"Intro"ではカットアップしたような演奏がサンプリング・ミュージックにも聞こえるが、やはり音は生々しく迫る。続く"Where The Fuck Are My Hard Boiled Eggs?!"はジャズのようなリズムの響きに、途中から優雅で豊潤なシンセがうねるようにコード展開し、ロウなビートダウン・ハウスの風合いがある。"The Yard Work Simulator"に至ってはほぼブレイク・ビーツで、鋭利に刻まれる弾けたグルーヴに豊潤なシンセのなめらかな旋律は、豊かなコズミック感さえも纏っている。そしてけたたましいブラジリアン風なパーカッションが炸裂する"Magic Johnson"は、突如としてしっとりとメロウなジャズ・ハウスへと変化する情緒的な一曲で、続く"Jumbo Frosnapper"ではビートは落ちてざっくりしたヒップ・ホップ的を更にぶつ切りにしたような奇怪な展開をする。何だかアルバムの構成としては忙しなく方向性は目まぐるしく変わるのだが、それもNinja Tuneの身軽な自由さ故と考えれば不自然ではなく、彼等の影響を受けた音楽が明確に表現されているのだ。



Check "Max Graef" & "Glenn Astro"
| HOUSE11 | 20:00 | comments(1) | trackbacks(1) | |
Omar S - The Best (FXHE Records:AOS 4000)
Omar S - The Best
Amazonで詳しく見る(US盤)

若手アーティストでありながらギャラが高いとか、作品が高額であるとか、最近のデトロイト・テクノ/ハウスにありがちな傾向はOmar Sにも当てはまる。その上、3年ぶりとなる新作のタイトルは『The Best』と、特にベスト・アルバムでないにもかかわらずこの有様は、ふてぶてしいと言わざるを得ない。だがそんなタイトルも実際に作品を聴けば納得させられる点もあり、確かに彼の成熟したキャリアの既に辿り着いたモータウン・ミニマルの境地と呼びたくなる。新作にはベテランであるNorm TalleyやAmp Fiddler、Divinityに若手のKyle HallやBig Strickなど、デトロイト勢で塗り固めたようにゲストを招いており、その意味でアルバムは正にデトロイトの音を語っている。アルバムは錆びたように鈍い唸りを聴かせるかっちりしたビートの"Time Mo 1"で始まり、序盤からロウな質感を打ち出しつつも荒廃した街の中にもソウルを感じさせるような温もりが伝わってくる。続く"Take Ya Pick, Nik!!!!!"も不気味で悲しげなシンセに導かれるロウ・ハウスで、この虚無感さえ発する作風はOmar Sのアンダーグラウンドな音楽性だ。"Chama Piru's"なんかはKyle Hallにも通じるようなダブ・ステップ以降のロウ・ハウスと言った趣きで、しかしHallを掘り起こしたのはOmar Sなのだからそれも当然か。Amp Fiddlerを歌でフィーチャーした"Ah'Revolution (Poli Grip For Partials Mix'Nik)"、Big Strickをフィーチャーした"Seen Was Set"と、ボーカリストを招いた曲ではソウルやディープ・ハウス仕立ての作風もあり、心の芯から温めるようなエモーショナルな響きを聴かせるのもデトロイトらしい。かと思えばジワジワと不気味なアシッド・ベースが迫り来る"Bitch....I'll Buy Another One!!!"など、一転して退廃的でDJツール的としての機能を高めた作風もある。ハウスにミニマル、ファンクやソウルにR&Bなど曲毎に様々な姿を見せるアルバムは確かに多様性が詰まったベスト盤のようでもあるが、しかし実際にはその完成度の高さからベストである事もOmar Sは証明しているのだ。粗雑で汚らしく、しかし生々しくソウルフルで、野蛮の中にも存在する美しさがあり、喜怒哀楽が詰まった感情的なデトロイト・ソウル。The Bestのタイトルに偽りはない。



Check "Omar S"
| HOUSE11 | 13:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
2015/11/2 GRASSROOTS 18th Anniversary Day III 〜月光〜 @ Grassroots
高円寺を代表するクラブ…もとい音楽酒場も今年で18年目。今では有名となったDJもかつてはここGrassrootsで、小箱らしく自由なプレイでDJとしての経験を積み才能を磨いたという者も少なくはなく、また時にはこの小ささには似つかわしくないDJもひっそりとプレイする夜もあったりと、ジャンルに依らずに音楽ファンからは人気を博しているローカルな酒場だ。そんな18周年の記念として三日間に渡りアニバーサリー・パーティーが開催されたが、当方はその最終日に参加。Grassrootsでの月曜の夜…といえば、ご存知DJ Hikaruによって以前はレギュラー開催されていた「月光」があり、今回はその名を冠しての開催だ。出演はDJ HikaruにYA△MA、DJ KuriにDJ Yazi、そしてMasa aka Conomarkとこの場所にお馴染みの面子が集結した。
続きを読む >>
| EVENT REPORT6 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Seven Davis Jr - Universes (Ninja Tune:ZENCD224)
Seven Davis Jr - Universes
Amazonで詳しく見る(日本盤)
 Amazonで詳しく見る(MP3)
ヒップ・ホップやブレイク・ビーツにロックなど雑食性が高く癖のある音楽性を得意とするNinja Tuneにとってでさえ、2015年はレーベルにとって印象に残るような一年となるだろう。何と言っても二人の才能ある若かりし新星が共に初のアルバムをリリースしており、一人はUKはロンドンからのRomare、そしてもう一人がこのロサンゼルスを拠点に活動するヴォーカリスト/プロデューサーのSeven Davis Jrだ。何でもシンガーとしてメジャー・レーベルからのお誘いもあったようだが、本人がライター/プロデューサーとしても経験を積みたかった為にそれを断り、アンダーグラウンドな場所での活動を選んだそうだ。結果的には2014年には名門Classic Music CompanyからもEPをリリースし、更にはNinja Tuneとの契約も決まるという、新人にしてはこれ以上はない位のサクセス・ストーリーを歩む事になったのだから、その選択は間違っていなかったのだ。それにしたってこのようなハウス・ミュージックのアーティストがNinja Tuneからアルバムをリリースするのは意外としか思う事は出来ないのだが、しかし実際にアルバムを聞いてみればその雑食性の高い音楽性があればこそ、レーベルにとっては意外でも何でもなかったと痛感する。事実このアルバムには多様な要素が散りばめられており、アルバムのイントロ的な"Imagination"からして既に生々しい血潮がたぎるネオソウルな熱さとアブストラクトな音像を含み、Seven Davis Jrの世界へと誘い込む。続く"Freedom"はけたたましいドラムキックが炸裂する上に妙に明るいシンセがリフレインする - しかし普通のハウス・ミュージックではない - ダンス・トラックで、なのに何故か黒人音楽のファンキーな要素も兼ねている。そして"Sunday Morning"はデトロイト・ハウスにも似た訝しさを伴う黒いハウスで、自身の流暢なボイス・サンプルを反復させながら、カオティックな勢いで飲み込んでいく。かと思えば前のめり気味なビートにコズミックなSEやゴスペル風なオルガンを導入した"Everybody Too Cool"は、この猥雑としながら陽気なノリのグルーヴ感は正にPファンク由来のごった煮ハウスだろう。サンプリングだろうか、ループを多用したディスコ・フィーリング全開の"Good Vibes"にしても、純然たるクラブ・ミュージックと言うには余りにもライブ的な躍動がありカオティックだ。アルバムの終盤に用意された"Afterlife"にしても、もはやハウスと言うダンス・ミュージックよりはその優美な光沢感のあるサウンド使いや適切なコード使いなどがモダン・ソウルを思わせ、やはりSeven Davis Jrが既存のハウス・アーティストとは一線を画す道を進んでいる事を強く象徴している。かなり個性的が故に好き嫌いは正直分かれるアルバムだとは思うが、これ程までに黒人音楽というルーツを掘り下げながら、それを模倣ではなく自身の音として鳴らしているSeven Davis Jrは、兎にも角にも注目の的である事は間違いない。



Check "Seven Davis Jr"
| HOUSE11 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Romare - Projections (Ninja Tune:ZENCD218)
Romare - Projections
Amazonで詳しく見る(日本盤)
 Amazonで詳しく見る(MP3)
いつの時代も突如として現れる新星に驚かされる事は少なくないが、このロンドン出身のArchie FairhurstことRomareのデビューアルバムもその一例だ。2013年にはブリストル初のソウルフルかつ変態的なダブ・ステップ〜エレクトロを手掛けるBlack AcreからEPデビューを果たし、彼が若い頃から影響を受けてきたアフロ・アメリカンの音楽を最新のスタイルであるフットワークに投影し、その特異な音楽性が既に注視されていたようだ。そして遂に放たれたアルバムはUKの老舗レーベル・Ninja Tuneからとなるが、ビートへの偏執的な拘りを持つレーベルとRomareの相性の良さも相まって、更に注目を集める事は想像に難くない。本作に対しRomare自身が「ジュークやフットワークは無くよりリスニング向けな曲が増えた」と発言している通り、アルバムは過去のEPのコラージュ的な作風は残しつつもディープ・ハウスやヒップ・ホップ、そしてジャズなどに傾倒している。特に音楽性が新しいと強く感じる事はないし、例えばデトロイトのTheo ParrishやAndres辺りのジャズやヒップ・ホップを咀嚼したディープ・ハウスの一連と見做す事も出来なくはないが、それでもデビューアルバムにして非常に高い完成度を見せているのだから評価しないわけにはいかない。眠気を誘うようなスモーキーな音像とざらついたビートから浮かび上がるソウルの熱さにしっとりする"Nina's Charm"から始まり、ジャズセッションを繰り広げているような跳ねるビートがキモの"Work Song"、正にAndresスタイルなざらついたヒップ・ホップのビートにフュージョン的な優美なシンセが色付けする"Ray's Foot"など、序盤から黒黒としながら人の血が通った温かみを強く打ち出している。そして先行EPとなった"Roots"は完全にMoodymannスタイルの紫煙が充満する中で蒸し返すような湿度を放つディープ・ハウスで、そして「デトロイト!ニューヨーク」といったボイスサンプルも闇の奥から聞こえてくるが、やはりRomare自身もその辺の音楽を意識しているのは間違いないのだろう。アルバムは上々の出来である事に異論はないが、ただその器用さ故からざらついた生の質感を打ち出しながらも綺麗に聞かせようと洗練され過ぎているような印象や、また全体的な音の厚みが薄いかなと思う点もある。しかしサンプリングを使いこなし断片をコラージュ的に組み合わせながら、アフロ・アメリカンの音楽を現代風に再構築して情感たっぷりに仕上げた音楽は、ジャンルにカテゴライズする事なく黒人音楽の一つとして聴いて楽しめるだろう。



Check "Romare"
| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 08:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kyle Hall - Girl U So Strong (Hyperdub Records:HDB084)
Kyle Hall - Girl You So Strong
Amazonで詳しく見る(アナログ盤)
 Amazonで詳しく見る(MP3)
今年遂に待望の来日を果たしたデトロイトの秘蔵っこであるKyle Hall。若干22歳ではあるが齢16歳にしてOmar-SのFXHEから作品をリリースしデビューしているのだから、既に若手と呼ぶには語弊があるだろうし、その実力は特にヨーロッパで認められ特別な評価を獲得している。その事実、彼の音楽に注目したのは例えばデトロイト外のUKベース・ミュージックのHyperdubであり、2010年には"Kaychunk EP"をリリースしている。本作はそのHyperdub10周年と関連してリリースされた作品ではあるが、実は"Kaychunk EP"と同時期に制作された作品がようやくリリースに至ったそうだ。しかしHyperdubからの作品ではありながらもやはり同レーベルの他者の作品に比べれば、やはりKyleのロウで汚らしい作風はレーベルカラーに染まらずに健在で、見事にアーティストの個性が勝っているように思われる。"Girl U So Strong"の安っぽく荒ぶれたキックやパーカッションが乱れ打ち、大胆な動きのある歪んだベースラインが蠢くトラックは確かにベース・ミュージックに通じるものはあるが、トラックものから突如としてコズミックなシンセのメロディーが入ってくると、光が差し込むようにポジティブな世界が開けてくるデトロイトらしさも感じられる。もう片面の"Take Me Away"はよりトリッキーさが打ち勝っているだろうか、痺れるような不協和音を示す電子音とゲーム音のようなチージーな音が絡み合い、引いては押し寄せる波のようなダイナミックな動きを見せるリズムトラックに体が揺さぶられる。ベース音が太いダブ・ステップやベース・ミュージックとは親和性がある点でHyperdubからリリースされている事に違和感はそれ程感じさせず、Kyle Hallの強烈な個性がデトロイトから海を越えてヨーロッパでも評価されるのも自然な流れであり、デトロイトの歴史を塗り替えていく可能性がある新世代の到来を予感させる。




Check "Kyle Hall"
| TECHNO11 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Henrik Schwarz - House Masters (Defected Records:HOMAS20CD)
Henrik Schwarz - House Masters
Amazonで詳しく見る(US盤)
 Amazonで詳しく見る(MP3)
ハウス・レジェンドの作品を纏め上げるシリーズ「House Masters」も、初のリリースから6年で遂に20作目の大台に乗せた。そんな祝福すべき20作目を担当するのは、トラックメーカーとして非凡なる才能を持つHenrik Schwarzだ。原曲を越えた再構築を施すリミックスの手腕、そしてテクノからハウスにジャズや黒人音楽など多岐に渡るトラックメイカーとしての才能、そしてDJではなくライブを中心とした活動は、このシリーズに最も相応しくあり正にアーティストと呼ぶべき存在だ。しかしながら今までに多数の素晴らしい作曲を行い、また数えきれない程のリミックスを手掛けてはいるものの、オリジナルアルバムは未だ制作されていない。本作はその穴を埋めるような意味合いもあるHenrik Schwarzのベスト盤とでも呼ぶべきコンピレーションであり、彼が手掛けた活動初期からの作品が網羅されている。夜な夜なパーティーで踊っている人ならば、どれもこれも間違いなく聴いた事がある名曲ばかりが集められており、今更各曲毎の紹介も野暮であろう。しかしこうベスト盤を纏めて聴き通すと思っていた以上にHenrikの作風は多岐に渡っており、ジャズセッションの様な曲もあればトライバルで原始的なハウス、鬼気迫るドープなハウスに黒い芳香を発するソウルフルなハウス、艶のあるエレクトロニックな音が綺麗なテック系まで一纏めに括るのは難しい。エレクトロニックなループから生まれる催眠的なフレーズ、生演奏のような自由に踊る旋律、踊る衝動を誘発する原始的なパーカッションを駆使した楽曲群は、曲毎に様々な要素を放ちながらジャンルとしては確かに広範囲に渡る。しかしそこにはDJとしてではなくアーティストとしてのHenrikの気質が統一して表れており、単にフロアで機能するダンストラックを制作するのではなく、エモーショナルな温度感とライブ感のある表現力を必ず盛り込んでいる。ミックスされる事が前提ではなく、その曲だけで成り立つような豊かな音楽性は、Henrikがアーティストである証であろう。と才能は疑うべくもないので、やはりオリジナルアルバムのリリースをどうしたって期待してしまうのだが。




Check "Henrik Schwarz"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| TECHNO11 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2014/7/11 Kyle Hall Asia Tour @ Air
テクノ聖地のでもあるデトロイトで16歳にしてOmar-SのFXHEよりデビューを飾り、その翌年にはWild Oatsという自身のレーベルを立ち上げ、それと並行しThird Ear RecordingsやHyperdubからも作品をリリースし、そしてヨーロッパ含め世界的に大きなフェスティバルにも出演…と、性急な成長を遂げ若くして既に大きな注目を集めているKyle Hall。デトロイト・テクノ/ハウスという括りだけには収まらずロウ・ハウスの先駆け的な音楽性もあり、既存のデトロイトの音楽を更に上書きしていく活動は、正にデトロイトから久しぶりの本物の新星が現れた事を意味している。そんなKyleが待望の初来日をするのだが、日本からはかつてデトロイト・ハウスにも接近していたDJ Nobu、マシン・グルーヴで黒人音楽を解釈するSauce81、デトロイト・ハウスからの影響を公言するYou Forgotらが出演と、それぞれが考えるブラック・ミュージックが一体となったパーティーが開催された。
続きを読む >>
| EVENT REPORT5 | 19:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Omar-S - FXHE 10 Year Compilation Mix 1 (FXHE Records)
Omar-S - FXHE 10 Year Compilation Mix 1

数多くいるデトロイトのアーティストの中で、00年代を代表する一人と言えばAlex. O. SmithことOmar-Sではないだろうか。デトロイト・ハウスの情熱と機能的なミニマルを掛け合わせた - 本人は「モータウン・ミニマル」と呼ぶ - スタイルで、エモーショナルながらも荒くれた衝動を発するハウスをアナログで量産してきた。作品の多くは自身が主宰するFXHE Recordsからリリースされているが、このレーベルではKyle HallやLuke HessにBig Strickら新世代の発掘にも貢献するなど、デトロイトの新世代の活動の場としても高い評価を得ている。そんなレーベルも活動10周年になるのに合わせ、レーベルのコンピレーション・ミックスがリリースされた。作品の多くはOmar-Sによる曲だが、中にはGunnar WendelことKassem MosseやKai Alce、Luke Hessらによる曲も収録されており、アナログでしか手にする事が出来なかった曲がふんだんに使用されている事に先ず価値がある。その上で音楽性にも言及すると、やはり一般的なデトロイト・ハウスとは異なりハウスが根底にはありながらもよりローファイな電子音を打ち出しており、確かにソウルフルな感情もありつつも何処か冷えているような黒さが特徴だ。荒涼としたデトロイトの空気を音像化したようにも聞こえる廃退的な音質の中から、仄かな情緒を含むシンセのメロディーが浮かび上がり、希望の火を灯すように低温の熱量が蓄積していく。決して高熱量の盛り上がりを引き起こす事はなく、どちらかと言えば地味に燻り続ける機能性重視でミニマル度が高いハウスなのだが、これこそがデトロイトの中でもOmar-Sに対して独特の個性として評価されているのだろう。ミックスはされているがあくまでレーベル・コンピレーションとしての作品なので、ミックスの妙技を楽しむのではなくFXHEのレーベル性を知るための作品として楽しむべきアルバムだ。




Check "Omar S"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| HOUSE10 | 08:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2014/5/4 Man From Tomorrow @ Air
The Wizard、宇宙人と形容されるデトロイトのミニマリスト・Jeff Mills。哲学的な思想を常にコンセプトに持ちながら制作/DJを続ける彼は正にアーティストと言う表現が正しいが、その活動意欲は今尚衰える事を知らず、Jacqueline Caux監督の下でJeff自身のドキュメンタリーフィルムである"Man From Tomorrow"を制作するにまで至っている。"明日から来た男"(これは1994年に制作されたトラック名でもある)と何とも意味深なタイトルだが、そんなコンセプトと共にAirでのオープン〜ラストでJeffの世界を展開する一夜も設けられた。ラウンジにはDJ Yogurt、MASA a.k.a conomark、You Forgot、Iori Wakasaとこちらも充実した布陣で、パーティー全体がスペーシーな時間/空間となるような一夜が期待された。
続きを読む >>
| EVENT REPORT5 | 16:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
KMFH - The Boat Party (Music 4 Your Legs:IMFYL065)
KMFH - The Boat Party
Amazonで詳しく見る(日本盤)
 Amazonで詳しく見る(MP3)
デトロイト・テクノ/ハウスの新生代を担うだけでなく、今では世界中から注目を浴びるまでに急成長を遂げたKyle Hall。2007年に僅か15歳でOmar-Sが主宰するFXHE Recordsからデビューを果たしていたが、その時点でどれだけの人が原石に気付けていたのだろうか(当方も全く知らなかった)。明らかに状況が変わり始めていたのは2010年にThird Ear Recordings、Hyperdub、Moods & Groovesなどのレーベルから作品をリリースした頃で、何だかとんでもない新人が出てきていると話題に上がる事が多くなっていた。もうそれ以降の説明は不要であろう、今では知る人ぞ知る…ではなく22歳にしてアンダーグラウンドな活動でありながらその著名度はデトロイトのベテラン勢に匹敵している。本作はそんな彼による初のアルバムで、元々アナログでリリースされていたのが幸運にもCD化された。テクノと言うよりはハウスに近い作品集ではあるが、まだ若いだけあって荒削りな印象は拭えない。例えばTheo Parrishにも通じるような粗雑で歪んだ音質と共に、厳ついアシッド風なテクノに無機的に冷えたエレクトロ、そしてデトロイトの過去を踏襲した感情的なハウスから狂ったゲットー・テックまで、何でも咀嚼するように手を出している。そのジャンルとして統一感の無さは今尚成長過程にある状態を示しているのだろうが、かと言って本作がムード的に散漫になっているかと言うとそうでもない。特に際立っているのがデトロイトと言う寂れた街のムードを音に投影させたかのようなマシン・ビートで、剥き出しにも思える荒削りなビートは決して整ってはいないが、しかしそれは理性ではなく衝動から生まれたファンクを鳴らしている。それは初期のシカゴ・ハウスにも通じるものがあり、若さ故のパワフルなビートは今流行のロウハウスに含める事も不可能ではないが、それにしたってKyleの野性的で粗暴なサウンドは余りに個性的で、良い意味で周りから浮いているのだ。これが天然なのか狙った上での結果なのかは分からないが、今までのデトロイト世代には無い貪欲なスタイルの吸収と、ラフなマシン・ビートの組み合わせが、デトロイト・ソウルの光を鈍く放っている。



Check "Kyle Hall"
| HOUSE9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2013/1/26 EASY LISTENING @ Grassroots
高円寺の老舗クラブ・Grassrootsにて、定期的に開催されている"EASY LISTENING"。Future TerrorのHaruka、Brack ForestのKuri、Black SmokerのKiller-Bongの3人がレジデントを務める異種異様な組み合わせが生み出す魔の一夜。決してパーティー名通りなイージーリスニングな音楽など流れるはずもないのは想像出来るわけで、それがこのGrassrootsと絡み合う事で相乗効果を生み出す。今回はゲストにMasa a.k.a. ConomarkとBlack SmokerよりMosquitowを招いての開催となった。
続きを読む >>
| EVENT REPORT4 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2013/1/19 Guidance〜導き導かれる人生〜 8th Anniversary @ Seco
昨年から堰を切ったように怒涛の勢いでパーティーを開催している"Guidance〜導き導かれる人生〜"。なんと2013年1月21日で8周年と言う事で、直前にも8周年のパーティーが幾つか開催されました。この日は夕方7時から翌朝9時までの14時間にも及ぶロングパーティーで、日が変わる迄の前半はライブ中心、日が変わってからの後半はDJ中心と楽しみ方も自由自在な形でのパーティーでした。出演者は今までにもGuidanceに関わってきた国内勢の実力者が集結し、お世辞抜きに休む暇など全くない程に代わる代わるDJが交代し目まぐるしくも興奮と熱狂が入り乱れる一夜となりました。
続きを読む >>
| EVENT REPORT4 | 17:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Motor City Drum Ensemble - L.O.V.E. (Remixes) (Studio !K7:!K7285EP2)
Motor City Drum Ensemble - L.O.V.E. (Remixes)
Amazonで詳しく見る(アナログ盤)
 Amazonで詳しく見る(MP3)
!K7が手掛けるMIXCDシリーズ"DJ-KiCKS"は担当したアーティストの新曲を収録する事が恒例ですが、ドイツのディープハウサーであるMotor City Drum Ensembleも自身の"DJ-KiCKS"に新作である"L.O.V.E."を収録。更にそこから発展してデトロイトの新星・Kyle Hall、Kompaktの総帥でもあるミニマリスト・Wolfgang Voigt、Underground Quality等からもリリースしているハウスユニット・Smallpeopleを招いてのリミックス盤もリリースしている。最近著しく高い評価を獲得しているKyle Hallのリミックスは、極度にコンプレッサーをかけ -例えばTheo ParrishやOmar Sのように- 金属が錆び付いたような鳴りを強調している。音質が悪くさえ聴こえる程にグシャッと潰しながらも、しかしメロウなパッドも被せたデトロイト仕様で低温で燻りつ続ける火のような温かさが感じられる。そしてWolfgang Voigtは当然の如くミニマル仕様かと思いきや、ブルージーなディープハウスを披露していて意外にもこれが一番デトロイト・ビートダウンな作風になっている。正確な4つ打ちのミニマルなリズムの上をシンセストリングスが郷愁の旋律を奏でていて、非常にしっとりとしたハウスだ。Smallpeopleは透明感のあるエレピのリフを生かしたテックハウスで、しかし足元ではアシッドハウス風のベースラインも主張していて、デトロイトとシカゴを行き交うオールドスクールな味が効いている。三者三様にエモーショナルな空気も醸しだしており、MCDEの味を受け継ぎつつ上手くアップデートしているナイスな一枚。

試聴

Check "Motor City Drum Ensemble"
| HOUSE7 | 18:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Omar S - It Can Be Done But Only I Can Do It (FXHE Records:AOS-6000)
Omar S - It Can Be Done But Only I Can Do It
Amazonで詳しく見る(US盤)
 Amazonで詳しく見る(日本盤)
半ば伝説化してしまったデトロイト・テクノ/ハウスのアーティストの大御所らは、後光の輝く存在感は示すものの一行に新作をリリースしない事が定常化している。まあそれは大御所に限らず多くのデトロイトの才人は忘れかけた頃に新作をひっそりとリリースし、気長な性格なのか不真面目なのか分からない程に腰が重い。そんな中、孤軍奮闘しているのがAlex "Omar" SmithことOmar Sだ。音楽活動自体は90年代から行っていたものの作品としてリリースする事はなく、00年代に入り自身のFXHE Recordsから作品をリリースした途端、Oasis名義も含めて怒涛の勢いで音源を送り出しデトロイトの新世代としての評価を獲得した。変名を含めれば本作でアルバムも4枚目だろうか、デトロイトの人にしては積極的にアルバム制作にも力を入れている。しかし音自体はデトロイトと言うよりはTheo Parrishらと同じくシカゴ・ハウスの系譜に含まれ、乾いて味気ないパーカッションやキックの響きやわざとらしくラフに歪められた音質に、オールドスクーラーの血が騒ぐであろう。極力無駄を排除したミニマルな展開を基盤としながらも、凶暴さを秘めたアシッドハウスや控えめに官能的なディープハウス、そして荒廃したシカゴ・ハウスまで取り組んでいるが、作品のばらつきは感じさせずOmar Sらしい訝しいサイケデリックな雰囲気で統一感を演出している。そして何よりスカスカな構成のトラックながらも、筋の通った強固な音にはデトロイトの人達の逞しさを感じずにはいられない。洗練とは無縁なトラックが何故こうも聴く者を魅了するのか、それはデトロイトソウルの賜物なのだろう。

試聴

Check "Omar S"
| HOUSE7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
The Plan - D. Part Vol.1 Innerspace (Submerge Recordings:SUBCD-3022-2)
The Plan - D. Part Vol.1 Innerspace
Amazonで詳しく見る(MP3)

昨年末からアマゾンでもデジタル配信が開始されておりますが、URとも交流の深いデトロイトのレーベル・Submerge Recordingsの音源も続々デジタル化されております。本作はMike Banksも賞賛しているCliff ThomasとJon MacNishの二人から成るThe PlanのMIXCDで、リリース自体は2007年なのですが目出度くデジタル化されました。デトロイトの新世代が取り組んだだけあって、デトロイトテクノ/ハウスのクラシックを惜しみなく使用した豪華な選曲ですが、プレイ自体は35曲も使用しているだけあって矢継ぎ早に曲を被せまくってファンキーな面が目立ちます。デトロイトの暗く狂気なエレクトロの面も、琴線を震わすエモーショナルな面も、未来指向なハイテックな面も、黒人音楽から生まれた熱いハウスの面も、デトロイトの根源の一部でもあるKraftwerkの音も、ありとあらゆるデトロイト関連のダンスミュージックを詰め込んだ疾走感溢れるテクノセットで若々しい力を感じさせます。音自体の目新しさは感じないけれど、逆にここまでデトロイトミュージックに入れ込んだMIXCDも珍しいし、怒涛の勢いでミックスされたファンキーなプレイなので一聴の価値ありですね。

試聴

Check "The Plan"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| TECHNO8 | 13:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2010/11/02(TUE) E-NAUT @ Eleven
DJ : KEN ISHII, DJ NOBU, TAKAMORI K.
Live : DJ YOGURT & KOYAS, SHOTARO HIRATA

2010/11/05(FRI) Grassroots 13th Anniversary DayII @ Grassroots
DJ : DJ NOBU, Conomark, Haruka

2010/11/06(SAT) FLOATRIBE @ Unit
DJ : KAORU INOUE, WATARU TAKANO
LIVE : JEBSKI

2010/11/13(SAT) Clash @ ageHa
Live : PLANETARY ASSAULT SYSTEMS, Newdeal
DJ : Takkyu Ishino, Q-Hey, Takuya

2010/11/22(MON) op.disc presents hub @ Unit
Live : RADIQ
DJ : SOULPHICTION aka JACKMATE, Den
Saloon DJ : yoshiki, Stereociti, Naoki Shinohara

2010/11/26(FRI) So Very Show! @ Womb
DJ : AARDVARCK, RONDENION

2010/11/27(SAT) Liquidroom presents BLACK EMPIRE feat. DERRICK L. CARTER long set @ Liquidroom
DJ : DERRICK L. CARTER
| UPCOMING EVENT | 12:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2010/07/12 Exclusive Monday @ Grassroots
平日ですが岩城ケンタロウやConomarkがプレイするので、Grassrootsに遊びに行きました。1時過ぎに到着するとConomarkが訝しくどす黒いハウスをプレイ中。アッパーではなくスロウな流れの中にもファンクであったりサイケな要素があったり、蒸し暑さも感じさせる古びた音は完全にブラックミュージックの流れ。五月蝿くはない、しかしドロドロと渦巻くブラックサイケデリアは攻撃的でもあり、落ち着きを感じさせながら夜が更けていく。途中ムーディーなヒップホップやR&Bなどもはさんで、ピアノが色っぽく炸裂するジャジーでロックンロールな"Piano's On The Beach"なども回して、夜のざわめきは深まっていく。
続きを読む >>
| EVENT REPORT2 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2010/07/03(SAT) UNIT 6th Anniversary Premier Showcase @ Unit
Special Live : Cluster
Live : Boris, evala
DJ : Fumiya Tanaka, KENJI TAKIMI, Ten

2010/07/03(SAT) Four Seasons of Deep Space ~Summer~ @ Eleven
DJ : Francois K., Toshiyuki Goto

2010/07/09(FRI) SUNSET PALM 2010 PRE-PARTY @ Unit
Special Guest DJ : Ewan Pearson
Special Guest Live : Dachambo
DJ : Shinya Okamoto, Motoki aka Shame
Live : qii

2010/07/09(FRI) ARIA 10 @ Air
DJ : Joel Mull, DJ Sodeyama

2010/07/16(FRI) Terrence Parker's 30 Years of DJing Anniversary Tour @ Eleven
DJ : Terrence Parker, DJ NOBU, Conomark

2010/07/16(FRI) ALTVISION @ Unit
Special Live Showcase : POLE VS. DEATBEAT
DJ : DJ Wada, Ree.K, Hina

2010/07/17(SAT) W @ Womb
DJ : James Holden, DJ Wada

2010/07/18(SUN) Mark Farina Japan Tour 2010 @ Eleven
DJ : Mark Farina, Remi

2010/07/18(SUN) Metamorphose pre-party LIQUIDROOM 6th ANNIVERSARY @ Liquidroom
DJ : Theo Parrish, Maurice Fulton

2010/07/31(SAT) Blue Windy Night "Clash" @ ageHa
Live : Los Hermanos
DJ : Green Velvet, DJ Tasaka

7月も気になるパーティー多数ですが、仕事の都合でどれに行けるかは未定。取り敢えず糞ファンキーなゴスペルハウスを展開するであろうTerrence Parkerだけは聴きたい。
| UPCOMING EVENT | 15:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
2010/06/21 DJ Nobu × DJ Alex From Tokyo × Conomark @ Grassroots
月曜なのに非常に楽しそうな面子がGrassrootsでプレイするので、久しぶりに遊びに行きました。この場所でこの面子とくれば多分黒い音中心かなとは予想しておりましたがそれはだいたい当たっていて、一晩中上げすぎない絶妙なグルーヴで最初から最後まで和やかに踊って、楽しく飲んで話して、良いパーティーになりました。一番手のConomarkはじわじわとファンキーなハウス〜ディスコ風でフロアを温めつつ、二番手のDJ Nobuは期待通りにデトロイトハウスやファンク、ジャジーハウスなど血も煮えたぎる黒い音に染め上げ、ラストのDJ Alex From Tokyoはエレクトロニック度も高めてじわじわと深みにはまらせるアシッドハウスやディスコティックなトラックもプレイしておりました。月曜なのにGrassrootsには人が溢れていて本当に月曜なのかと疑う位でしたが、それも納得の場所と面子。Grassrootsには大きなクラブの派手派手しさや豪華は無いものの、あの場所にはDIYの精神とアットホームな雰囲気があって、そして音楽好きの集まる場所であり安心感があるんです。そんな心温まる場所で心温まるプレイが聴けて、ほくほくとにんまり顔の一夜となりました。
| EVENT REPORT2 | 18:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2010/06/04(FRI) Autechre @ ディファ有明
Live : Autechre
DJ : Juan Atkins, Cloude Young, EYE

2010/06/04(FRI) MONK!!! @ Seco Lounge
Live : CRO-MAGNON, DUB STRUCTURE #9
DJ : ALTZ, HIKARU, CMT

2010/06/04(FRI) dance rodriguez @ Unit
Live : Auto Repeat a.k.a. DJ ELIN
DJ : Steve Bicknell -close the night with Lost Set-, Keita Magara, Mitchelrock

2010/06/05(SAT) groundrhythm @ AIR
Live : KAORU INOUE Feat. JEBSKI + NAG
DJ : KAORU INOUE, PSYCHEDELIC BUS aka HIROKI MURAI

2010/06/11(FRI) ISLAND @ amate-raxi
DJ : Secret DJ!!! × DJ Yogurt - Exclusive long set!!-, CHIDA

2010/06/12(SAT) CHAOS @ Eleven
Live : Thomas Melchior
DJ : Fumiya Tanaka

2010/06/19(SAT) The Real Thing @ Eleven
DJ : Frankie Feliciano

2010/06/19(SAT) Crue-L & Pigeon Presents "THE FUTURE IS MYSTERY" @ LOOP
DJ : EDDIE C, KENJI TAKIMI

2010/06/25 (FRI) 濡れ牧場 x MOODMAN @ Liquidloft
DJ : 濡れ牧場 x MOODMAN

2010/06/26 (SAT) house of liquid presents FIXED @ Liquidloft
DJ : CHIDA, DJ Conomark, KABUTO, KATSUYA, TARO

2010/06/26 (SAT) DEEPER SESSION vol.04 @ Module
DJ : No Milk, Rondenion, Kez YM, Sisi, Tomotsugu Kondo, y.

2010/06/26 (SAT) PANGEA 6th Anniversary @ Unit
GUEST : THE REVENGE
DJ : NAKA-G, SUPERNOVA, SHINYA-Y

SALOON
DJ : DJ YOGURT TIMO, YUYAMA TSUYOSHI, YUKI

2010/06/27(SUN) MUSICO 4 @ 東京都現代美術館
DJ : DJ Yogurt and more

MOTで開催される食と音楽のミックス・アップパーティーMUSICO、前回行けなかったので今回は行きたいな。あとはオウテカ来日パーティー、目当てはホアンとクロヤンですが。現在注目を集めるビートダウンハウサー・EDDIE Cは初来日かしら?
| UPCOMING EVENT | 09:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2010/03/13 Sound Signature @ Eleven
Yellowに何度も来日していたTheo Parrishが、遂に還ってきました〜@Elevenへ!!Yellowの時には自分はセオには一度も行かなかったので、ようやく念願叶ったり。

24時半過ぎに着いた頃にはGrassrootsなどで活躍しているDJ Conomarkがプレイ中。セオを意識してかシカゴ系やらダーティーでファンキーなハウスで、不良っぽく攻め上げていて良い感じにフロアを温める。
続きを読む >>
| EVENT REPORT2 | 11:30 | comments(7) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2010/03/01 (MON)
@ Eleven
DJ : DJ Nobu, Gerald Mitchell, Santiago Salazar, Esteban Adame

2010/03/05 (FRI)
DJ Yogurt & Keihin 二人会 @ Grassroots
DJ : DJ Yogurt, Keihin

2010/03/06 (SAT)
Legend @ ageHa
DJ : Frankie Knuckles

2010/03/13 (SAT)
Sound Signature @ Eleven
DJ : Theo Parrish, DJ Conomark

2010/03/13 (SAT)
Skinni Pants Indoor Festival in concert with Hitomi Productions @ Unit
Live : Roy Ayers with Philip Woo Band, Dachambo, 9dw
DJ : Motor City Drum Ensemble, Shuya Okino, Stereociti, Grooveman Spot

2010/03/19 (FRI)
Mark E Japan Tour 2010 @ Eleven
DJ : Mark E, Moodman, DJ Kent

2010/03/20 (SAT)
CHAOS @ Eleven
DJ : Fumiya Tanaka, Sammy Dee

2010/03/26 (FRI)
ALMADELLA @ Module
Live : Shackleton
DJ : Karafuto, Keihin, Rilla, Yusaku Shigeyasu

2010/03/26 (FRI)
a la mode @ Heavy Sick Zero
DJ : Altz, DJ Yogurt, DJ Hiroaki, O.P.P., Masa

2010/03/27 (SAT)
mule musiq 6 years anniversary pt.2 @ Womb
Live : Henrik Schwarz
DJ : Levon Vincent, Toshiya Kawasaki, KZA

1日のElevenは平日なのに随分豪華ですね〜、行けませんが。

5日のGrassrootsは小箱でしか出来ない予想のつかないカオスなパーティーになるそうです。行くよ〜

13日はMCDE行きたかったけど、出演者が大勢なせいか値段も高くて断念。313はデトロイトの日!ならばセオパリッシュ@Elevenに行くしかない!

19日のMark Eは行きたいけど、次の日結婚式があるし難しいな。翌日のCHAOSなら行けそうか。

27日のHenrik Schwarzライブ、ちょっと気になるが…。
| UPCOMING EVENT | 11:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
2009/09/19 TAICOCLUB '09 KAWASAKI @ 東扇島公園
FREEDOM SUNSETでベロベロになった状態で電車の中でもベロベロで女の子に絡みつつ、川崎駅へ到着。シャトルバスはいっぱい出てるから予想よりも楽に東扇島公園に到着。バスでも駅から30分はあるんで、立地はちょっと悪いけど。公園自体は結構大きくて芝生も多いし、寒くなければ快適だったはず。つか川崎を舐めてました、長袖シャツ一枚持っていたけどそれでも超寒かった。余りにも寒くて死ぬかと思ったけど、女の子からセーター借りて助かりました。本当にありがとう。女の子の服って、男とボタンのかけ方が反対なんすね?では適当に記憶のある限りで感想を。
続きを読む >>
| EVENT REPORT2 | 22:20 | comments(2) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2009/09/05 (SAT)
Makin' Love Mix @ Grassroots
DJ : DJ Yogurt, LATIN QUARTER, LUV RAW

2009/09/08 (TUE)
INNERVISIONS Presents THE GRANDFATHER PARADOX @ Air
DJ : SECRET GUEST DJS

2009/09/12 (SAT)
root & branch presents UBIK @ Unit
DJ : MIRKO LOKO, MOODMAN, DJ NOBU

2009/09/18 (FRI)
TOKYO COLLABORATION #20 @ Womb
DJ : Francois K., OSAMU M

2009/09/19 (SAT)
TAICOCLUB’09 KAWASAKI
DJ : Carl Craig, JAMES HOLDEN, Theo Parrish, OMAR-S, DJ KENSEI and more
Live : sleeparchive, ISOLEE, monolake, 原田知世(萌え☆)

2009/09/21 (MON)
So Very Show ! “Border Community” show case @ Womb
DJ : James Holden
Live : Luke Abbott

2009/09/22 (TUE)
HORIZON presents TOM MIDDLETON "ONE MORE TUNE" TOUR @ Unit
DJ : TOM MIDDLETON, ALTZ, TAKIMI KENJI

2009/09/22 (TUE)
SUBLEVEL×2E2L presents DOC MARTIN JAPAN TOUR in TOKYO @ Womb
DJ : DOC MARTIN, LUU, PUNCHI

2009/09/26 (SAT)
Reel Up '09 - Ken Ishii 15th Anniversary Party - @ Womb
DJ : KEN ISHII, YAMA, Renato Cohen
Live : Motor

2009/09/26 (SAT)
AIR 8TH ANNIVERSARY #2 @ Air
DJ : Theo Parrish

9月上旬に行けるのはINNERVISIONS位かなぁ…。メタモには行けないし凹むが、タイコに行けるから我慢。タイコ行ってもシート敷いて寝ながら聴くだけで十分。ジェームスホールデンかセオパリのロングセットは、どっちか行きたいな。と言っても8月に色々ありすぎたんで、9月は落ち着きも欲しいところ…
| UPCOMING EVENT | 12:00 | comments(4) | trackbacks(0) | |
Omar S - Detroit - Fabric 45 (Fabric:fabric89)
Omar S-Detroit-Fabric 45
Amazonで詳しく見る

ロンドンの大型クラブ・Fabricが手掛けるMIXCDシリーズの最新作は、デトロイトのアンダーグラウンドを突き進むアーティスト・Omar Sが担当。Fabricシリーズでは世界的にも有名で人気のあるアーティストを選出していたので、ここにきて一般的に地味な存在であろうOmar Sを引っ張り出した事には驚きと共に、懐の深さを感じさせます。何て言いつつも自分は普段彼の音源を聴いている訳じゃないので予想も付かないMIXCDだったんだけど、まさか全曲自分のトラックだけでミックスしちゃうんなんてまたまた偉業です。あとは音を聴いてどう感じるか、しかしこれが地味なんだわ、底抜けに。一聴して自分は退屈だと思って、こりゃ失敗かなと思った事もありました。が何度も聴くうちにMoodymannやTheo Parrishとも似て非なる魅力に気付き始めたんですよ。確かにアナログで雑なローファイサウンドは共通するものの、ソウルフルなハウスでありながらミニマルなグルーヴが強くどっぷり闇に引き込まれる事を感じたのです。淡々としながらも的確に紡がれるグルーヴと内に秘めたる感情的な音が相まって平凡で退屈なミニマルとは一線を画していて、やはりデトロイトミュージックが感情に満ちた音楽である事を思い出させるのです。これはブラックミュージック以外の何であろうと言うのか、本当に真っ黒なミックスです。100%アナログ使用、糞なコンピューターやプログラムは一切使用していないと本人が宣言しているのも素敵です。

試聴

Check "Omar S"
| HOUSE4 | 08:00 | comments(3) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2009/05/02 (SAT)
mule musiq 5th anniversary party pt.3 "ENDLESS FLIGHT" -EDITION SPECIAL- @ Womb
Live : Henrik Schwarz - 2 Hours Long Set -
Line up : Kuniyuki Special Band -Ian O'brien, Shuichiro Sakaguchi, Omar Guaindefall, Yoshihiro Tsukahara and Kuniyuki- & The Special Session Of Henrik Schwarz & Kuniyuki, Toshiya Kawasaki

2009/05/03 (SUN)
Ken Ishii 15th Anniversary In Japan Kick-Off Party @ Air
DJ : Ken Ishii, Tetsushi Hiroyama + Yosuke Hiroyama (RYUKYUDISKO)

2009/05/08 (FRI)
CLUB MUSEUM 6th Anniversary! "House of Industrial God" @ Unit
SPECIAL GIGS : SURGEON "4 HOURS DJ SET" + DORIS WOO SPECIAL VISUAL SHOW
RESIDENT DJ : KIHIRA NAOKI, ROK DA HOUSE

2009/05/16 (SAT)
桑田つとむ「THIS IS MY HOUSE」Release Party @ Unit
DJ : 桑田つとむ, DJ KENSEI, FORCE OF NATURE, DJ NOBU, MOODMAN, YAZI

2009/05/16 (SAT)
- X - @ Womb
DJ : Charles Siegling
Live : Renato Cohen feat. KTA★BRASIL

2009/05/23 (SAT)
Derrick May @ Air
DJ : Derrick May

2009/05/30 (SAT)
Real Grooves X Red Box RG 36 @ Unit
LIVE : Stewart Walker
DJ : Fumiya Tanaka, Tech Booty Funk

年越しのケンイシイはクラシックも多用したらしいんで、GWも似た感じになるなら久しぶりに聴いてみたい。そして翌週のサージョン、極悪ハードなインダストリアリスト。地獄の4時間が展開されるんだろう。桑田つとむは前のageHaでのプレイと一緒でオールドスクールなシカゴアシッド連発と予想。同日のテクネジアの片割れとアルバムリリース直前のレナートコーエンも行きたいな〜。
| UPCOMING EVENT | 00:05 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2008/12/06 GRASSROOTSTRIBE presents Makin' LOVE MIX Vol.1 @ Grassroots
メイクラブをしにGrassrootsに行ったのですが、おかげさまでメイクラブ出来ました \^o^/

以上マチュの妄想
以下非情なる現実

結果ノーセックスで終了!

と言う事で高円寺にある小さなクラブ(?)・Grassrootsでのパーティー。出演はDJ Yogurt、Altz、Conomarkだったのですが、企画が"Makin' Love Mix"(過去レビュー)みたいなエロイ音楽中心と言う物だったのでワクワクドキドキですよ。Grassroots自体はほぼ民家みたいな15畳あるかないか程の小さなクラブで、クラブと言うよりはホームパーティーみたいな親近感のある空間なんですわ。そんな所に昨日は予想を超えていっぱいの人が訪れて、まったりゆるりとそして賑やかな素晴らしいムードが出来ておりました。R & Bとかダウンテンポ中心でエロク、緩く、ムーディーに、そして朝方になればアッパーに4つ打ちなんかもかかってた様な(はて、余り記憶がない?)。とにかく小さな場所だったけどとても素晴らしい空間と時間があって、居心地が良かったのです。昨日は知り合いの方も来ていてそのご友人も紹介して頂き、みんなで談笑もして楽しめたのでいつも以上に盛り上がりました。昨日絡んで頂いた皆様、本当にどうもありがとうございました。

DJ YogurtのMIXCDは彼のHPでも購入出来るので、気になる方は是非。
http://www.djyogurt.com/

コンピレーションアルバムもお勧めです。

■DJ Yogurt Presents Singles & Remixes 2005 To 2008(過去レビュー)
DJ Yogurt Presents Singles & Remixes 2005 To 2008
Amazonで詳しく見る
| EVENT REPORT1 | 19:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
2005/04/28 Standard 1 in association with REEL UP @ WOMB
遂に来たるべき日が来てしまいました…一年ぶりのWOMBですよ。例え大物が来ていようとも行かない様に避けていたWOMBですが、Funk D'Voidのライブ出演の為に行ってしまいました。不安にかられながらもライブを楽しみに早足で渋谷のホテル街を駆け抜けます。WOMBの入り口に着くと…あれ?全然お客さんがいない。すんなり中にはいるとガラガラ…どうなってるんだろう?まあいいや、WOMBが久しぶりに心地よいぞ!

12時半頃に到着したのでまだ前座の人かな?ビールをぐびぐび飲んで、ポコチンが揺れる程度に小刻みに振動する僕。ん〜しかしつまんねープレーだな。なんか卓球とかTASAKA系のプレイだぞ?と1時位まであまり盛り上がらずに傍観。ところが1時過ぎからバリバリ上げてきました。DJは交代していないので、どうやらBryan Zentzがプレイ中だったようです。ヒップホップのビートやらも混ぜてズンドコ節で上げていき、後半には「D-Clash!!!!」を投下してフロアも大盛り上がり。Intec系の綺麗目テクノとかも回し、2時近くではかなりのハードグルーヴテクノでしっかり楽しませてくれました。多彩なビートを操り、彼の音楽性の広さを感じる事が出来るプレイでしたね。Bryan Zentzのプレイ中、最前線にFunk D'Void待ちのオタが数人集合。待っているのは構わないけど、最前線にいるなら棒立ちじゃなくて踊れと思います。踊らないなら後ろで待っていて欲しいです。
続きを読む >>
| EVENT REPORT1 | 15:13 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Laurent Garnier - Excess Luggage (F-Communications:F1873CDBOX)
Laurent Garnier-Excess Luggage
Amazonで詳しく見る

元料理人でありフランスの伊達男、ローランガルニエ。そのプレイはテクノ伝道師とも言える幅広い選曲で、一夜のプレイで様々な面を伺う事が出来る。個人的にはテクノセットが好きだけど、ハウスやロック、果てはドラムンベースまでも回す何でもありな人です。そんな彼もデトロイトにはやはり興味があるのか、自身のアルバムにおいてデトロイトライクなトラックを多く作っています。さてこのMIXCDは2000年のSONAR、2002年のデトロイト、後多分PBBと言うラジオのライブを収録した物でやはり彼の幅広い選曲を体験するにはもってこいです。

一枚目のSONARのプレイはハウス中心のセットでムーディーな物から、シカゴ、アシッドまで気持ち良く聴けます。DAVINA-Don’t you want itはデトロイトハウスのクラシック、今年のイエローでのプレイでも回していました。

二枚目は血管ぶち切れデトロイト中心のMIX。しょっぱなHi-Tech Jazzですよ!この曲は他のDJにもここ1、2年で実際のDJでよく使われている気がします。ほぼデトロイトに関連のある曲を使っているので、デトロイト好きには必ず受けると思います。終盤自身のThe Man with the red faceは、彼の曲の中でも最もデトロイトへの愛着を示した結果となるものでしょう。そこから69-Desireに繋ぐと言う悶絶必至のMIXです。

三枚目のラジオでのプレイは、テクノやハウスじゃなくてダウンテンポなのかな。寂れたバーとかで流れてそうな感じで、哀愁がありますが僕は余り聴いていないので何とも言いようがありません。

実際のプレイではテクノ→ハウス→ロック→…と目まぐるしくどんどん変わっていくので忙しい感じもするけど、一夜にして壮大なロングジャーニーを経験する事が出来ます。そして今週末にageHa、来週月曜にYellowと今回は2回も東京でプレイ。この機会に是非ともテクノ好きは、ガルニエのプレイを体験してみてはどうでしょうか。

試聴 

ちなみにこのMIXCDには4、5枚目がありF-COMショップ直販で買えます(現在はアマゾンでも購入可)。4枚目がデトロイトとシカゴハウスのクラシックを多用したMIXで超絶物です。僕は当然買いました。

Laurent Garnie-Excess Luggage
Amazonで詳しく見る(4、5枚目の方)


試聴

Check "Laurent Garnier"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| TECHNO1 | 17:19 | comments(2) | trackbacks(1) | |