CALENDAR
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< September 2019 >>
RECOMMEND
RECOMMEND
I KNOW YOU LIKE IT(アイ・ノウ・ユー・ライク・イット)
I KNOW YOU LIKE IT(アイ・ノウ・ユー・ライク・イット) (JUGEMレビュー »)
Shinichiro Yokota,横田信一郎 Shinichiro Yokota,横田信一郎 Shinichiro Yokota
RECOMMEND
MEZZANINE REMIX TAPES 98 [12 inch Analog]
MEZZANINE REMIX TAPES 98 [12 inch Analog] (JUGEMレビュー »)
Massive Attack
名作MEZZANINEリリース時に予定されていたマッド・プロフェッサーによるダブ・バージョンが、今になりリリース。こちらはアナログ盤。
RECOMMEND
Mezzanine
Mezzanine (JUGEMレビュー »)
Massive Attack
メザニーンのリマスターに、上記のダブバージョンを合わせたCD2枚組。
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
FRKWYS Vol.15: serenitatem
FRKWYS Vol.15: serenitatem (JUGEMレビュー »)
VISIBLE CLOAKS,YOSHIO OJIMA,SATSUKI SHIBANO
MOBILE
qrcode
SPONSORED LINKS
Opal Sunn - Parallax EP (Touch From A Distance:TFAD2)
Opal Sunn - Parallax EP
Amazonで詳しく見る(MP3)

数多の才能光るアーティストを送り出しレーベルとして順風満帆だったBerghainが主宰するOstrut TonのA&Rかつマネージャを退任した事は当時は不可解だったものの、こうして自身でTouch From A Distanceなるレーベルを立ち上げて送り出してきた作品を聴いてみると、確かにその両者の音楽性には差がありOstrut Tonを離れた事も納得だと今なら感じられる。それはBerghainではなくPanorama BarのレジデントであったNick Hoppner、現在はどうかは定かではないがつまりハウス・ミュージックの方面を担っていたPanorama Barの番人でもあった事を考慮すれば、BerghainをイメージさせるOstrut Tonの硬派で厳ついテクノではなくどちらかというとハウス・ミュージックやエモーショナルなテクノに興味があったのだろう。そんな事もあって自身の音楽性を反映させたTouch From A Distanceからリリースされた2作目は、Utopia Records等からもコンテンポラリー・ミュージックやハウスをリリースするAl Kassian(Alex Kassian)とベルリンで活動するHiroaki OBAからなるOpal Sunnで、ハードウェアを用いてセッション性の強いライブを行うユニットだそうだ。過去には作品リリース前の2016年、そして2018年と「Rainbow Disco Club」にも出演するなどライブユニットとして既に高い評価も得ていたのだろうが、この新作を聞けば確かに魅力的な音楽である事をはっきりと感じ取れる。先ずは何と言っても"Parallax"が素晴らしく、跳ねて揺れるパーカッシヴなリズムから始まり幻惑的な上モノやヒプノティックなシンセがぐるぐると巡るモダンなテック・ハウスは、音圧や勢いではなく恍惚感のある魅力的なシンセのリフやメロディーで引っ張っていくタイプだが、じわじわとする持続性にしっかりとブレイクも持ち込んで実に整った機能的な曲だ。"Aura"はスピード感は抑制しながらもタフなビート感に骨太さが現れているテクノで、そこにデトロイト・テクノとも共鳴するな上モノとキラキラと光を放つようなリフが絡んでいくエモーショナル性が発揮されて、広大な宇宙空間を疾走する如くのドラマが展開される。対して更にテンションを抑えて内省的なディープさがありながらも繊細な電子音の残響が美しい"Mirage"、こちらもディープな音響ながらもエレクトロのビートを取り入れならも甘くメロウなシンセに陶酔させられる"Phantom"と、どの曲に対してもシンセの響きや旋律に叙情的な美意識がありしっかりと意識を引き付ける魅力があるのだ。勿論パーティー/フロアで耳を引き付け肉体を揺さぶるダンス・トラックとしての機能性は文句無しで、こんなに格好良い曲を作るのだからセッション・ライブもどうしたって気になるものだ。次回来日した際には是非とも彼等のライブを体験してみたい。



Check Opal Sunn
| TECHNO14 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Alex Kassian - Hidden Tropics (Utopia Records:UTA 008)
Alex Kassian - Hidden Tropics

リニスングからダンス・ミュージック、過去の名作からカッティング・エッジまで、オブスキュアなレーベル性で展開するUtopia Records、レーベルとしてはLars BartkuhnやVangelis Katsoulisらがカタログに名を連ねており、単に踊らす事を目的としただけではない芸術的な美しさや豊かさも含む音楽性で、まだ歴史は浅いものの注目すべきレーベルの一つだ。そのレーベルの新作は二人組ユニットのOpal Sunnの一人でもあるAlex Kassian(Al Kassian)によるもの。Opal Sunnではフロアに適した現代的なテック・ハウスを手掛けているが、ここでは「未踏の地」という記載に津和の鷺舞という神事を写したジャケットからも分かる通り、何処かエキゾチックで神秘性もある音楽性を披露しておりUtopia Recordsのレーベル性を更に拡張するような作品だ。引いては寄せる波の音と木琴系のアルペジオや幽玄なストリングスが神秘的ながらも叙情的な世界へと引き込んでいくアンビエント寄りの"Olson Waters"から始まり、EPの中で最もハウシーかつダンスな作風の"Hidden Tropics"は民族的な笛の音やボイス・サンプルを用いて熱帯の深い森の中を思わせるエキゾチックな感覚があるが、そこに謎めいたシンセのソロが入ってくる途端にスピリチュアル性を増す。"Quiet Dawn"も水の流れる音を微かにバックに流し、そこに和楽器だろうか笛や木魚らしき音色によって瞑想へと引き込んでいく、自然と一体化したような寂静かつ侘び寂びのアンビエントを展開。B面は更にエキゾチックと言うか日本的な雰囲気を増し、尺八のぼうっとした音色や宗教的な鐘や木魚の深い音響、そこに鳥の囀りも入ってくる"Birds Of Bahia"は完全に環境音楽の一種で、その神聖な世界観に対し背を正して向かい合いたくなる。そしてミニマルにゴーンと深く響く鐘や木の打楽器の優しい音色が静寂の中に浮かび上がり、厳粛な雰囲気の中で抽象的な尺八が更に深くインナートリップを誘発する"Bells Of Ukyo"、尺八や篠笛の和楽器と豊かな電子音の絡みがビートレスながらも豊かな高揚感を生む"Hidden Tropics Revisited"と、全編通して自分の内なる心と向き合い瞑想にぴったりなイマジネーション溢れる音楽性だ。煩悩や欲望を捨て去りただただ音に耳を傾けたくなる静謐なサウンド・スケープ、Music From MemoryやGrowing Bin好きな人にも引っかかるのでは。



Check Alex Kassian
| ETC4 | 15:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |