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Pablo Valentino - My Son's Smile (MCDE:MCDE 1215)
Pablo Valentino - My Sons Smile
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MCDE主宰、自身としてもCreative Swing Allianceの一員として活動しフランスのディープ・ハウスにおいて前線に位置するPablo Valentino。ジャズやファンクにディスコといった音楽を咀嚼して、実にエモーショナルなハウスを聞かせる音楽性は、だからこそMotor City Drum Ensembleと共鳴するのも納得だ。さて、ソロ名義では実に4年ぶりとなる新作は、EPのタイトルからも分かる通り彼の息子へと捧げられている。タイトル曲の"My Son's Smile"は正にレーベルの音楽性が発揮されており、優美でしとやかなフェンダー・ローズのメロディを用いつつディスコを思わせる効果音やファンキーなベースを挿入した味わいのあるディープ・ハウスになっているが、息子の笑い声もサンプリングに用いて雰囲気作りに一役買っている。一方で"Atlantic's Calling (One For Portugal)"はデトロイトのビートダウン・ハウスにも接近したスローモーで重心のどっしりした作風で、ざらついたビートが生々しさに繋がりつつも華麗なエレピがしっとりと情緒を付け加えていて、ゆっくりじわじわと染みるエモーショナル性がある。そしてざっくりとしたメロウなヒップ・ホップの"Good Ol' Days"においてもValentinoのエモーショナル性は際立っているが、これもジャズやファンクのみならず黒人音楽というものに対しての造詣があるからこそで、懐の深さは流石MCDEを主宰するだけある。またタイトル曲をSound Signature等でも活躍するNYのアーティストであるGe-Ologyが"My Son's Smile (Ge-ology 'Teach The Babies' Remix)"としてリミックスしているが、オリジナルのフェンダー・ローズから透明感のある綺麗なシンセに置き換え、またリズムは跳ねるような躍動感を獲得してオリジナルよりも綺麗で流麗なテック・ハウスへと変化し、素晴らしいリミックスを披露している。レーベルとしてのMCDEに期待している音楽性がここにはあり、やはりMotor City Drum EnsembleのみならずValentinoも要注目なアーティストである事を証明している。



Check Pablo Valentino
| HOUSE13 | 18:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
TVFROM86 - Purple People EP (Popcorn Records:PR008)
TVFROM86 - Purple People EP
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フランス発の新興ハウスレーベル・Popcorn Recordsからの新作は、TVFROM86にとっては初のアナログ作となる。これはThomas Zanderによるプロジェクトで、2013年にはRoche Musiqueから配信のみながらも力強いファンキーなハウスでデビューを飾り、2014年にはPopcornから他アーティストとの共作もリリースしていたが、まだまだ実力は未知数といったところだったと思う。しかし本作はハウスのリスナーにとって注目しておいて損は無い事を保証したい。先ず以てしてPablo Valentinoの変名であるCreative Swing Allianceや今頭角を現しているS3Aのリミックスを収録している豪華さに目が行くが、しかしTVFROM86によるオリジナル作からして素晴らしいのだ。タイトル曲である"Purple People"はズンドコとしたハウスの4つ打ちにピアノや歌のサンプリングを絡めて、心がウキウキと躍るようなブギーな感覚を強く打ち出した最高にファンキーな曲で、パーティーでかかれば否が応でも盛り上がらずにはいられないだろう。もう1曲のオリジナル作である"By All Means"は幾分かシャープで小気味良いグルーヴを刻むハウスだが、やはりサンプリングとフィルターを駆使してループさせた上モノがじわじわと盛り上げていくフロア志向のトラックで、DJがミックスしてこそ映えるであろう作風だ。また豪華なリミキサー陣による作品も見逃し厳禁だ。Pablo Valentinoがリミックスした"Purple People (Creative Swing Alliance Remix)"は路線として大幅な変更はないがオリジナルよりもシャッフル性を強めながらも、より重心が低くリズムに生っぽさを打ち出した有機的なファンキーなハウスで、S3Aによる"Flying Piano (S3A Remix)"もラフでビートダウン的なグルーヴを中心にぶいぶいとしたベースも盛り込み、黒さが滲み出るディスコ・ハウスとなっている。どれもDJの為のトラックとして機能的かつ肉体感溢れるグルーヴが優れており、本作に関連する全てのアーティストに期待を抱くのではないか。



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| HOUSE10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2014/11/30 choutsugai presents -Pablo Valentino Japan Tour In Tokyo- @ Solfa
Motor City Drum Ensembleの立役者…という説明も最早不要だろうか、ジャズやファンクにビートダウンまでをカバーするMCDEとFaces Recordsを主宰し、また自身ではCreative Swing Alliance名義でも活動するPablo Valentino。DJにおいてもハウスのみならずファンクやヒップ・ホップなど縦横無尽にブラック・ミュージックを包括するプレイで魅了するが、そんなPabloが一年ぶりの来日を果たす。また日本からはデトロイト・ハウス〜ロウ・ハウスからの影響を公言するYou Forgotも出演と、日仏ハウス合戦が日曜の夕方に繰り広げられた。
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| EVENT REPORT5 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pablo Valentino Presents Japan Tour 2013 (Faces Records:FACES CD004)
Pablo Valentino Presents Japan Tour 2013
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デトロイト・ハウス、またはビートダウンと呼ばれる音楽はUSから海を越えてヨーロッパへと渡り、それぞれの場所で根を張りその個性を育んでいる。特にオランダやドイツではその影響は強いが、例えばフランスでその例を挙げるのであればFaces Recordsは忘れてはならない。フランス出身のPablo Valentinoが主宰するこのレーベルはディスコやジャズやファンクにも影響を受けた上でのハウスにフォーカスしたレーベルであり、特に黒人が発するスモーキーな芳香を纏っているが、Motor City Drum Ensembleのために設立されたレーベル・MCDEの設立者がPabloである事を知れば、Pabloが目指す音楽性も理解出来るだろう。本作はそのPabloが来日ツアーを行った際にパーティー会場で販売されていたFaces Recordsのレーベル・コンピレーションであり、レーベルの方向性を占うと共に未発表曲も多く含まれているなど、話題性は抜群だ。日本からはKez YMとRondenionの二人が曲を提供しているが、両者ともディスコをサンプリングしたであろう方向性を支持しながら黒人音楽への真摯な愛情が現れたファンキーなハウスを披露。Ketepicaによる生っぽく艶やかなジャジートラックや、Champsによる優雅なメロディーとしなやかなビートが弾けるブロークン・ビーツからは、Faces Recordsが単なるハウス・レーベルではなく黒人音楽がルーツにある事を証明もしている。またフランスのアンダーグラウンドから浮上し最近話題となっているS3Aを早くからフィーチャーしていたりと、Pabloの音楽に対する目の付け所は正当に評価されるべきだろう。勿論Pabloも本人名義に加えCreative Swing Alliance名義でも煙たく仄かに情緒的なビートダウンを提供し、更にはMotor City Drum Ensembleによる新曲も収録するなど話題に事欠かさない充実した内容だ。レーベルの方向性としてDJに使用して貰う事を前提にEP/アナログでのリリース中心なので、こうやってCDや配信でレーベル・ショーケース的に様々な作品を聴ける点でも価値がある一枚だ。



Tracklistは続きで。
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| HOUSE10 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pablo Valentino - Friends Say So (Faces Records:FACES 1214)
Pablo Valentino - Friends Say So
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Creative Swing Alliance名義でもEndless FlightやTsuba Recordsと言ったディープ・ハウス系のレーベルから作品をリリースするPablo Valentinoは、自身でFaces Recordsを主宰し世界各国のアーティストを世に送り出しているが、あくまでレーベルを主宰する立場の方が目立っていたように思われる。しかし本作で遂にソロ名義で自身のレーベルから作品をリリースするに至ったが、制作面に於ける能力も決して見過ごす事は出来ないだろう。バーストしたボトムラインから始まりサンプリングしたボーカルが執拗に繰り返される"Friends Say So"だが、妖艶なストリングスが揺らめきながら地味に脈打つトラックで、デトロイト・ビートダウンのように終始暗いムードを保ちながらもソウルフルな感覚が通底している。"What Does It Take"はハンドクラップやぶっといキックが90年代のミドルスクールなハウスと言った味付けで、そこにソウルフルなボーカルや力強いシンセやベースを絡ませ、全体として弾むような感覚の強いフロア向けトラックになっている。レーベルメイトとして交流のあるKez YMと共作した"Mainline"は特に素晴らしく、ディスコネタをサンプリングした上に華麗なストリングスを絡ませたミニマル・ディスコとでも言うべき作風で、ゆったりとしたグルーヴながらも黒い濁流に飲み込まれるような優雅な力強さがある。やはりトラックメーカーとしてもレーベル性から感じられるソウルやディスコと言った黒人音楽が根底に見受けられ、ミニマルな作風ではありながらも感情を熱くするエモーショナルな音が特徴だろう。MCDEの共同主宰者…と言う後押しも既に不要な程に、アーティストとしても注目されるべき才能だ。



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| HOUSE9 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2013/9/22 FACES Records 2013 Tour of Japan Tokyo @ Seco
ロウなディープ・ハウス/ビートダウンで一際注目を集めているMotor City Drum Ensembleを送り出したMCDE、そのレーベルを主宰するのがPablo Valentinoだ。MCDE以前からジャジーヒップホップやブロークンビーツも手掛けるFaces Recordsを立ち上げ、最近ではより黒いディープ・ハウスへとシフトしつつあるが日本のRondenionやKez YMの作品もリリースするなど、ジャンルの垣根を取っ払い黒い音楽の開拓を進めている。今回は2年ぶりの来日となるが、日本からはKez YMとA Little Spice (Kiccio & DJ Noa)がサポートに入り、日本ツアーの最後の夜を演出した。
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| EVENT REPORT4 | 17:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
MCDE 1209 (MCDE:MCDE 1209)
MCDE 1209
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Pablo Valentinoが主宰する欧州からのビートダウン推進レーベル・MCDEの9作目は、レーベルの顔であるMotor City Drum Ensembleの変名であるJayson BrothersにCreative Swing AllianceとPablo Valentinoの作品を収録したスプリット盤。Jayson Brothersは"Drop Back"と"North & Pulask"の2曲を提供しており、どちらも夜道を彷徨うようなマイナー調のコード展開と呟きのボイスサンプルを執拗に繰り返す黒光りするハウスを披露。生っぽい質感もありながら上品に蒸留されたモダンな音質で、今のフロアの感覚にぴったりと嵌るトラックメイキングの安定感は流石だ。しかしこのEPで耳に残ったのは裏面の2曲でCreative Swing Allianceの"Yeah!"とPablo Valentinoの"Like it was '99"だ。"Yeah!"はそのタイトル通りにイエーと呟くファンキーなサンプルをループさせ、エレクトロニック音を華麗にコード展開させて軽やかに舞い踊るグルーヴが生み出したフュージョン・ハウスで、これは本当にパーティーで盛り上がるであろう多幸感に溢れた名曲だ。一方で"Like it was '99"はぐっと重心を落とした粘り気のあるグルーヴに控え目なエレピが仄かに上品さを演出する正にビートダウンとでも呼ぶべきハウスで、生っぽいファンキーなベースラインや艶のあるボーカルサンプルが余計に黒さを色濃くしている。安堵感に溢れたこの曲は疲れの溜まった朝方のフロアで聴けたら気持ち良さそうだ。計4曲、MCDEと言うレーベルのブラックミュージックに向かう方向性をしっかりと感じられる内容で、今回も間違い無しの一枚だ。

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Check "Pablo Valentino" & "Motor City Drum Ensemble"
| HOUSE8 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Creative Swing Alliance - Mother Water (Tsuba Records:TsubaLimited008)
Creative Swing Alliance - Mother Water

UKからアンダーグラウンドなディープ・ハウスを送り出しているTsuba Recordsの限定シリーズの最新作は、MCDE主宰のPablo ValentinoとSteven Joyce Amesから成るCreative Swing AllianceのまたまたディープなEP。先日Endless Flightから新作をリリースしたばかりだが、この新作も質を妥協する事なく彼等らしいハウスとなっており脂が乗っている事を肌で感じられる。タイトル曲である"Mother Water"はもはやハウスに定型化している規則正しい太い4つ打ちは当然で、そこに浮揚感と透明感のある幻想的なパッドと色気のある艶かしいボーカルを控え目に入れているが、古き良きディープ・ハウスのクラシカルな空気と共に洗練に磨きをかけたモダンな上品さも持ち合わせている。対して"Higher Ground"はテンポをぐっと落としてギターカッティングっぽい音やガヤガヤしたサンプリングをループさせて、生の質感と黒いファンキーな音を強調するビートダウンとなっており、Motor City Drum Ensembleを思い起こさせる作風だ。そしてまだデビューを果たしたばかりのMedlarが"Mother Water (Medlar Mix)"を提供しているが、こちらは華麗なピアノを配したディープ・ハウスな場面とシカゴ・ハウス風なドラムサウンドを強調した場面が切り替わる思い切った仕掛けを用意してあり、新人ではありながら無難に纏まる事なく大胆で意欲的なリミックスとなっている。しかし最近は勢いの無いUKからも、こう言った良質なハウスが出てくるとはUKもまだまだ捨てたものではない

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Check "Pablo Valentino"
| HOUSE8 | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Creative Swing Alliance - Give It To Me (Endless Flight:endless flight 46)
Creative Swing Alliance - Give It To Me
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ドイツ発のデトロイト・ビートダウンに接近するMotor City Drum Ensembleが表とするならば、彼の為にMCDEと言うレーベルを設立して世に送り出したPablo Valentinoは影の立役者だろう。一方では多様なジャンルを含むFaces Recordsも主宰し、日本のKez YMやRondenionの作品もリリースするなど音楽的な嗅覚の才能は疑うべくもない。彼自身は1995年からDJ活動自体は行なっていたようだが、しかしアーティストとして注目を浴びるようになったのはまだここ1〜2年の事だ。それこそPabloとSteven Joyce Amesから成るCreative Swing Allianceで、作品数は少ないながらもMotor City Drum Ensembleに負けず劣らずなディープでファンキーなハウスを送り出している。太く躍動感のある4つ打ちとパーカッシヴなリズムの上を昂揚感のあるシンセがコード展開し、更にエフェクトを掛けたボイスサンプルがファンキーな空気を演出する"Assabo"。そして揺蕩うグルーヴの中で控え目なエレガンスを生み出すピアノが特徴的な"Everybody Stand Around"は、これぞデトロイト・ビートダウンと言うべき黒い土臭さを醸し出している。裏面にはPablo Valentino名義で"Give It To Me"を収録しているが、不明瞭なボーカルサンプルやマイナー調のコード展開が謎めいていて、粘土の高いグルーヴに絡みつかれて混沌の泥沼に嵌り込んでいく作風が絶品だ。これまでそれ程表立っていなかったPabloではあるが、確かな実力者としての面目躍如たる一枚を送り出した。

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Check "Pablo Valentino"
| HOUSE8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Rondenion - Volare EP (Faces Records:FACES 1211)
Rondenion - Volare EP
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近年は自身のレーベルを立ち上げコンスタントに新作をリリースしているRondenionは、元々は日本より海外から注目されてRush HourやStill Musicからリリースされていた経歴があります。そして新作はMotor City Drum Ensembleのリリースでを行なっているハウスレーベル・MCDEを主宰するPablo Valentinoが、そことは別ラインに主宰しているFaces Recordsからのリリースとなりました。ちなみにFaces Recordsは少し前にKez YMのEPもリリースしており、国境を越えて確かな才能を嗅ぎ付けるセンスがあるレーベルだと思います。さてタイトル曲の"Volare"は彼にとってはお馴染み声ネタやブルージーなギターのサンプルをループさせたミニマルファンクディスコですが、ここまでそのスタイルを徹底されるともう文句の一つも言えない程にカッコよくなりますね。音の抜き差しで上げ下げの展開をじわじわと繰り返すだけなのに、ツールとしての機能性だけでなくそれ単体で聴ける楽曲性もあって素晴らしいです。そしてセクシャルなボーカルサンプルや優雅なピアノの響きが官能的なジャジーハウス"Devotion"、泥臭さが際立ち粘度と黒さが高いビートダウンな歌物"Song A"と、どれもが熱気ムンムンなソウル度高めで日本人離れした黒さは本物。海外からの評価が高いのも当然で、このままどんどん世界へと羽ばたいて行って欲しいですね。

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| HOUSE7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kez YM - Stride EP (Faces Records:FACES 1210)
Kez YM - Stride EP
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日本だけではなく国外に於いて高い評価を得ているKazuki YamaguchiことKez YM。デトロイトソウルに沿ったハウスをリリースするAndy Vaz主宰のYore Recordsに所属し、また2010年にはPanorama Barにも出演するなど、ゆっくりとしかし着実に自分の立ち位置を築いている日本のハウスアーティスト。そして新作はMCDEを主宰しているPablo Valentinoが平行して運営しているFaces Recordsからのリリースと、Kez YMのブラックネス溢れる音楽性が良質なブラックミュージックを追求するレーベルに認められた証で、本作にて更に高い評価を得るのは間違いないだろう。Motor City Drum Ensembleにも通じるマイナーコード調のスムースなハウス"Alley Of Mind"、鍵盤が華麗なコードを奏でるファンキーな"Rusty Parade"、雑踏のざわめきを感じさせる湿っぽいジャジーなハウス"Diffusion"等、そのどれもが控えめながらも秘めたるソウルを隠し持つデトロイトを意識したハウスだ。瞬発力や爆発力に任せた派手なだけの音楽とは全く異なり、滑らかなハウスのグルーヴにファンキーなメロディーや豊かななコード感を掛け合わせ、じんわりと心に響く音楽性を持っている。本場デトロイトの異形な黒さは無いが、その分だけKez YMの音楽は上品な艶を生んでいるように思われる。

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| HOUSE7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Various - MCDE 1206-07 (MCDE:MCDE 1206-07)
MCDE 1206-07
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タイコクラブへの出演も決まったMotor City Drum EnsembleことDanilo Plessowが、自身のレーベルからダブルパックのコンピレーションをリリース。ドイツからデトロイトハウスとも共振するビートダウン系のハウスを送り出す今脂が乗りまくっているアーティストの一人で、この新作もリリースから即座に売り切れ続出となる人気っぷり。自身の新曲"Monorail"からして秀逸で、トリッピーな効果音が鳴り続けその下をくぐもったシンセがゆらゆらと浮遊するブルージーで情緒漂う横ノリ系ディープハウス。途中からストリングスが華麗に舞い、力強いグルーヴに揉まれて高みに到達する文句無しの一曲。更にそれをJohn Robertsがリミックスした曲も、シカゴハウスよろしくなラフなキックと哀愁香るピアノで古い時代へと時間を戻し、懐かしさを増量した素晴らしい内容です。またMCDEの共同運営者でもあるPablo Valentinoのユニット・Creative Swing Allianceのセクシーでしなやかなディープハウス、Danilo Plessowの変名ユニット・Hundred20のどぎつい毒を発散するアシッドハウスなど、シカゴ〜デトロイトを経由した伝統をバックに完成度を高めた二人のトラックも収録しており、充実したコンピレーションとなっております。

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| HOUSE6 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |