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Paul Simon / Global Communication - Diamonds (Âme Private Edit) / Maiden Voyage (Ripperton Edit) (Philomena:PHILOMENA 08)
Paul Simon Global Communication - Diamonds (Âme Private Edit) Maiden Voyage (Ripperton Edit)

2009年からInnervisions傘下で謎めいた活動を続けるPhilomenaは、InnervisionsからのÂmeやDixonにHenrik Schwarz、レーベル外からはPrins ThomasやMarcel Dettmannなど著名なアーティストを招いてマル秘なエディットを手掛けている。作品は毎回高価格でリリースされながらも極少数の生産の為、リリースと共に即座に市場からは姿を消す事で更にその秘匿性を高めているようだ。そのPhilomenaの最新作はなんとSimon & GarfunkelのあのPaul Simonと、テクノファンには懐かしいGlobal Communicationのエディット集だ。Simonの曲をÂmeがエディットした"Diamonds (Âme Private Edit)"は、インディーダンス的な緩いノリの要素もあったオリジナルを理路整然とすっきりしたミニマルハウスへと仕立てあげている。ゴージャスに装飾されていた音は削ぎ落とされた事でファンキーなベースラインが前面に出ているが、決して元の牧歌的な和やかさや祭事的な祝福感を失わずにDJツールとして的確にエディットされている。そして何と言っても昔からのテクノファンの胸を熱くするのが、Global Communicationの"Maiden Voyage (Ripperton Edit)"だろう。元々は"5:23"としてビートレス仕様でリリースされていた曲だが、ここではRippertonが当然の如くダンスバージョンへとエディットを施している。リミックスとまでは及ばない原曲を尊重したエディットは、エッジの効いたハイハットや明確なキックを挿入し4つ打ち仕様へと変え、どろどろとした酩酊が渦巻く原曲をはっきりとした覚醒感を伴うサイケデリックなダンス・ミュージックへと昇華させているのだ。いや、まさかあのアンビエントの名曲がこうも実用性の高いトラックへと成るとは、リリースから20年を経ての素晴らしい生まれ変わりである。

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| TECHNO10 | 12:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Osunlade - Occult Symphonic (R2 Records:R2CD016)
Osunlade - Occult Symphonic
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奇っ怪な飾り物を鼻にぶっ刺した姿が特徴的なアフロでスピリチュアルなアーティスト・Osunladeの新作MIXCD。ここ数年アルバムやらMIXCDやらを大量にリリースしている気もしますが、この新作はその中でも特に上玉。ジャンルで言えばハウスなんだけど、彼のルーツでもある生臭いトライバルな音や宗教めいたスピリチュアル性は控えめに、エレクトロニックな質感や深いダブの音響に取り組んだ選曲で、進化と言うか深化したOsunladeがここに居ます。テンション自体はかなり抑え目で一見地味な様ですが、実はオープニングからどろどろのダブハウスで黒いグルーヴに引きずり込み、中盤からは緩やかにテックな音に移行し真夜中の妖艶な色気を発し、そして終盤のリラックスしたディープハウスで華麗に終着点を迎えると言う非常にハイセンスな展開。派手に盛り上がり滝の様な汗をかく瞬間は皆無ながらも、エレガントで柔軟な音色やスムースな変遷にはムーディーと言う言葉がぴったり。例えばクラブのメインフロアよりも、ラウンジで酒を片手に男女で語らいながら聴きたくなるBGMとでも言えばいいのか。勿論踊っても一向に構わん。

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| HOUSE6 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
DJ Yogurt - Mellow Music For Bitter Sweet Cafe (Upset Recordings:UPSETMIXCD009)
DJ Yogurt-Mellow Music For Bitter Sweet Cafe
時にはラブリーで体が火照るR & Bやヒップホップを、時には踊れてぶっ飛べるテクノを、時にはぐっと心が熱くなる歌物ハウスを、時にはトロトロにとろけるアンビエントをプレイするDJ Yogurt。その時々で色々な表情を見せる彼の新作MIXCDは、 "自分がカフェで聴きたいのはこんな音楽"がコンセプトの70年代のジャズ中心を中心としたリラクシングミュージック。生憎と自分はジャズ系に関しては全く知識を持ち合わせていないので選曲見ても上手い説明が出来ないのだけども、このMIXCDを聴けばそれだけで心が和む選曲なのは間違いない。ほろ苦くて甘いカフェの為の芳醇な音楽、確かにそんな言葉がぴったしな緩くて心地の良いジャズがぎっしり詰まってます。ぴんと張った緊張の糸が一瞬で緩み、音に合わせて体も微妙に揺れる位の優しい音楽。カフェ経営者はこんな音楽を流しておけば、それだけでそのカフェは良いムードになるのは言うまでもない。もしくは自分は休日の目覚めにこんな音楽が流れていたら、優しい光が差し込むその朝に心地良い時間を体験出来ると思う。センスが良いの一言。

DJ YogurtのMIXCDは彼のHPでも購入出来るので、気になる方は是非。
http://www.djyogurt.com/

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 08:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Jeff Mills - Exhibitionist (Axis:AXCD-041)
Jeff Mills-Exhibitionist
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ここ何年かのJeff Millsのスタイルにはちょっと残念な気持ちもあり、日本でプレイする事があっても意識的に避けてきた自分ですが、今年はWOMBのレジデンシーに行く気があります。SCIONのライブを見たい事もありますが、単純に最近の彼のプレイも聴きたくなっているんですよね。取り敢えずCDで彼のMIXを聴くには現在簡単に手に入る、この「Exhibitionist」しかありません。やっぱり凄いと思うのは72分間に45曲も使うと言う、そのMIXの早さ。別にMIXが早いからそのDJが良いと言う事と全く関係はないですが、やっぱり曲の良い所だけを抜き出してプレイするそのスタイルは別格です。過去の傑作MIXCD「Mix-Up Vol.2」に比べると鬼気迫るプレッシャーやアグレッシブさは薄くなり、円熟味を思わせるバリエーションを見せて、ミニマル、ハウス、ラテン等を程よく使っています。ファンキーでソウルフル、ハードでタフ、又してもテクノが黒人から生まれた事を身を以て証明しています。永遠に変わらないと思っていたJeff Millsにも変革の時代の訪れが来ているのかもしれませんが、変わらないのは未来を見つめるその視点。新しい事に挑戦してゆく彼の姿勢こそ、彼の最大の持ち味なのかもしれません。そしてその挑戦の表れが、MIXしている所をDVD化した「Exhibitionist-DVD」。コンセプトごとに4つのプレイが含まれていて、テクノオタクにはとても興味が湧くDVDではないでしょうか。

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Jeff Mills-Exhibitionist
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| TECHNO2 | 21:00 | comments(2) | trackbacks(3) | |