2019/10/11 Modern Disco Feat. Harvey Sutherland @ Contact
Yosa & Taarがレジデントを担当するModern Discoは新世代のハウス〜ディスコを聞かせるパーティーで、今までにもベテランだけではなく新鋭のディスコDJも多く招聘し、特に若い世代に人気を博している。今回はモダン・ブギーやディスコにファンクといった音楽をライブで表現する新世代では特に実力のあるHarvey Sutherlandをゲストに迎える事になり、ヴィンテージなアナログシンセを用いたディスコ・サウンドによって現在形のディスコを体験させてくれるに違いない。
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| EVENT REPORT7 | 14:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Feater - Time Million Feat. Vilja Larjosto Remixes (Running Back:RBFEATERRMX1 / RBFEATERRMX2)

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鬼才集結。Running Back傘下に設立された非ダンスをコンセプトにしたRunning Back Incantationsからリリースされたアルバム『Socialo Blanco』、こちらはDaniel MeuzardことFeaterが手掛けるフォークやアフロにバレアリックなどが無造作に入り組んだ不思議な音楽だったが、それに先駆けてリリースされたシングルには、チリアン・ミニマルのトップであるRicardo Villalobosとフランスからの独創的なハウスを手掛けるPepe Bradockがリミックスを提供しているのだから(他にはPangaeaやKrystal Klearも名を連ねている)、Feater自体に興味は無くともそのリミキサー陣に食指が動かずにはいられないだろう。これだけの強烈な個性が揃ったのだから最早原曲がどうだったかという説明は不要で、当然リミックスは彼らの個性に塗り替えられている。全て同一曲である"Time Million"のリミックスなのだが、"Pepe's Hardclippig Remix"は鋭角的なリズムを隙間を目立たせながら浮かび上がらせ、線の細さを強調しながら軽く疾走する彼特有のハウスのグルーヴがあり、前半は随分と無味乾燥ながらも掴み所の無い彼らしい幻惑的なメロディーで酔わせられる。しかし中盤移行でビートレスになった瞬間、ようやく原曲にあったうっとり甘いボーカルが現れると途端に艶っぽく感情性を増すが、その時間を過ぎると再度鋭く繊細なビート重視な展開へと回帰したり、そこからまたうっとりした歌のみを浮かび上がらせたりと、長い曲調の中でがらっと世界観を切り替える展開があるからこそ盛り上がる曲構成になっている。対して"Villalobos Vocal Mix"は前述のドライな曲調に比べるとやはり湿り気を帯びた沼の感覚が続くじめじめしたミニマルで、土着的なパーカッションを用いながら朗らかな旋律と優しいボーカルを前面に出しながらも、しかしトリッピーな効果音やファンキーなギターをひっそりと鳴らしてオーガニック性も付与させ艶かしく演出。大きく変化する事なく永遠とも思われる時間を、ずぶずぶ酩酊しながら過ごす期待通りのミニマル・ファンクだ。




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アナログでは2枚目となるこちらは前のEPのダブ・バージョンという位置付けだ。"Villalobos Dub Mix"は基本となるトラック自体はボーカル・ミックスと差はないが、ボーカル自体を歪ませて酩酊感を増した加工を加えており、もはや歌が歌として存在せずに効果音的に用いられる事でVillalobosの妖艶なミニマル・グルーヴがより際立つ事になっている。"Pepe's Often Bachapella"はそのタイトル通りに歌や上モノだけを抜き出して他の曲とのミックスに用いる事が出来るツール仕様、そして"Pepe's Bonus Bit"は逆に歌を全て排除してそのトラックだけで聞かせる事でBradockの奇妙な音響を持ちながらも軽快で切れ味のあるハウス・グルーヴが強調されたこちらもツール性を増しており、VillalobosにしろBradockにしろ引き算の美学を匠に実践している。

残りの3枚目はPangaeaやKrystal Klearらがリミックスを提供しているが、アナログだと3枚に分かれているもののデータ配信では3枚がバンドルされた仕様でも販売されているので、楽に全て揃える事が可能だ。何はともあれ、ネームバリューだけ見ても話題性十分な3枚組、出来もそれぞれの個性が反映された素晴らしい内容なので聞いて損は無い。



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| HOUSE14 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pepe Bradock - Exodus 8 (Atavisme:ATA 018)
Pepe Bradock - Exodus 8
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配信でのリリースが勢いを増すこのご時世にアナログでのリリースにこだわり、そしてアルバムを制作する事なくEP単位でのフロア即戦力となるべきダンス・トラックに重きを置き、奇怪なリズムと音響で聞く者を興奮させ惑わすフランスの奇才・Pepe Bradock。2018年には2枚のEPをリリースしたが本作はその1枚目となる作品で、片面1曲ずつの僅か2曲のみの収録ながらも相変わらずのアブストラクトで奇妙な音響を用いた変異体ハウスによって強烈な個性を発している。"Is This Really A Party?"は鈍いキックが前のめりかつ崩れたビートを叩き出して勢いのある曲だが、序盤から蠢く不気味なベースの低音や摩訶不思議な音響コラージュが炸裂し、明確なメロディーを聞かせる事もなくもやもや抽象的なアブストラクトな雰囲気のままビート感重視で貫く。定形というものが存在しないに等しく常に色んな効果音や響きが現れては消えるコラージュ、掴みどころのない変容性に惑わされながらも、しかし刺激的でアップテンポなグルーヴに体が突き動かされるダンスフロアへと向かう完全にBradockの個性に染まった曲だ。逆サイドの"Grandgousier"はテンポは落ち着きがありフラットな4つ打ちハウスでややクラシカルな趣きもあるが、仄かに情緒的な上モノを配しながらトリッピーで細かいボイスサンプルも織り交ぜつつ、中盤からは幽玄なストリングスも浮かび上がってきて名曲「Deep Burnt」を思い起こさせる上品で優雅なディープ・ハウスになっている。しかしそんな単純な流れだけには当然収まらず、終盤のブレイクで音は一旦全部消失してからダウンテンポを通過し、マッドかつアシッドなハウスへと展開するなど、やはり一筋縄ではいかないのがBradockらしい。両面奇才の才能が現れた変異体ハウス、唯一無二の個性と呼ぶに相応しい。



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| HOUSE14 | 20:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pepe Bradock - #12"@Last (Atavisme:ATA017)
Pepe Bradock - #12@Last
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アルバムは制作しないわ、このご時世に一切のデータ配信もしないわと、DJ以外にとってはなかなか作品を手に入れ易い環境を作る気が全く感じられない奇才・Pepe Bradockが、しかしその偏に余りにも個性的かつ独創的なコラージュ音響ハウスによって聞く者を魅了し、孤高の存在と化しているのは言うまでもない。自身で主宰するAtavismeから淡々と年に1〜2枚のEPをリリースし続けており、その意味では高い品質を保ちながら安定供給を可能とする作曲家の一人ではあるのだが、この2017年作もやはりそのぶっ飛んだ世界観のハウス・ミュージックは一聴して彼の音楽であると認識出来る程だ。いつも通りと言えばいつも通りのコラージュ的な作品ではあるものの、"Tresors"は潰れたようなキックの4つ打ちがいつもよりは力強いビート感を刻んでおり、そこにぼやけたて微睡んだようなシンセのメロディーから鈍く歪んだコラージュのようなメロディーへと変化する上モノ、その裏には繊細な効果音による音響を控え目に持ち込んで、音の隙間を活かしながらメロウネスとファンキーさを共存させたハウスを展開している。また体感的にはジャジーなグルーヴもあったり、そしてラストのビートが消えてからの様々に入り組んで混沌としたコラージュ風な構成は、非常にBradockらしくもある。逆サイドの"Tsundoku"は更に肉厚で太いキックが大地に突き刺ささり重低音のベースラインが蠢くハウス・グルーヴで、彼にしては随分とずっしりマッチョなビート感だ。しかし酩酊したようにふらふらした掴みどころのない上モノや時折奇妙な効果音が顔を出しフィルターで変化を付けて展開する構成は、フロアを揺さぶる機能的なダンストラックではありながらも、幻惑的なトリッピーさも伴っておりやはりBradockの個性が光っている。この狂ったのか酩酊しているのか壊れたようなハウス・ミュージックは、その崩れ行く様の中にも退廃美が存在している。



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| HOUSE13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Braccio D'Oco - Ata Zero : Baby Steps (Atavisme:ATA 00 BS)
Braccio DOco - Ata Zero : Baby Steps
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Pepe Bradock主宰のAtavismeから2017年にリリースされたBraccio D'Ocoなる正体不明のアーティストによる作品、実はBradock本人による変名活動である。コラージュらしい摩訶不思議なジャケットと同様に彼の音楽もコラージュ風に奇怪なサンプリングを用いて幻惑的なハウス・ミュージックの世界が広がっており、そのユニークな世界観は唯一無二である事に異論はないだろう。A面に収録された"Will Play A Song 4 U"からして既にその得体の知れない、もはやハウスともテクノとも呼べないような捻れた世界観のダンス・ミュージックは、確かにBradockにしか成しえないものだろう。ある程度明確なテッキーな上モノの反復はありながらも、不協和音のようなストリングスや不気味な効果音がそこかしこから浮かんでは消え、軽快なシャッフルするジャジー・グルーヴが淡々と走る捻れまくった世界。その尖ったユニークさはダンス性を損なう事もなく、リスニングとダンスの共存を成している事はBradockのセンスの賜物だろう。がB面は完全に捻れた方向性に振り切れた曲が収録されており、ここまで来るともはや爆発した芸術性のようなものさえ感じられる。"KM Zero"は全くビートの入らない構成だが、そのおかげで奇妙な電子音響やトリップ感のあるメロディーがより強く耳に響くコラージュ音楽で、DJとしてどう使えるのかは想像出来ないが宇宙の未知なる生命体と遭遇したような奇妙な邂逅だ。もはやタイトル自体が意味不明な"@#&$* Square Tones"は国籍不明なダンスビートを刻みつつチョップされたボイス・サンプルも配置して、そして曲の途中でビートや世界観も一気にガラッと変化する展開も繰り広げるなど、ナンセンス極まりないコラージュ・ダンスだ。そして比較的ダンスとしての体裁を残した"Pepe XXX"も、陽気でトリッピーな上モノを散らしながら不気味な呻き声や呟きが導入され、様々なネタを切り貼りする事で異次元空間へと迷い込ませるBradockの狂った音楽観が爆発。敢えてBradock名義ではなくBraccio D'Oco名義でのリリースという事で、普段よりも更に実験性は増しておりクラブ・ミュージックという枠組みを果敢に越えていく作品だ。



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| HOUSE13 | 18:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pepe Bradock - Baby Craddock (Atavisme:ATA003)
Pepe Bradock - Baby Craddock
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ハウスかテクノかという区分けさえ無意味に感じられる独特で奇抜な作風は唯一無二、奇才と言う表現が嘘偽り無く相応しい存在であるPepe Bradockが、自身で主宰するAtavismeから久しぶりの新作をリリースしている。理由は分からないが欠番だったカタログナンバー3が振られており、3500枚限定でのリリース(むしろ今のご時世ではかなり多いように思うが)とちょっとした話題性もあるが、それを抜きにしても相変わらずのネジがぶっ飛んだ音楽性はそれだけで魅力的だ。1曲目となる”Yazuke”からしてどんなジャンルなのかも不明確なダンス・ミュージックで、土着的な芳香にジャズやファンクも思わせるムードが混ざり込み、そこに奇妙なSEを多数用いながら未開の呪術的な奇祭を喚起させるようなトライバル・グルーヴが圧巻だ。奇妙な笑い声らしきサンプリングも交えながらどたどたとしたけたたましいグルーヴが暴れる"Grodno"、コラージュ的な展開でエキゾチックでトリップ感溢れる旅へと出かけるようなノンビートの"Sainte-Maure"と、これらも一体何処の国の音楽なのかと惑わせられる無国籍感がPepe以外の音楽ではない事を示している。シャキシャキとしたリズムが刺激的で、そこにカットアップしたようなサンプリングを用いたフィルター・ハウスの"Underground Monongahela"も相当にぶっ飛んでおり、一方で展開を抑えてミニマルなグルーヴの"Boom Boom Crash"はツール的にも思えるが、歪なリズム感はやはり普通ではない奇妙な鳴りをしている。6曲を収録しながらもどれも全く同じではない個性的かつ強烈な、そして当然ダンス・フロアで聞いてこそな踊れる内容で、トラック・メーカーとして非凡なる才能をこれまた証明する会心の一枚だ。



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| TECHNO12 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Todd Terje - It's It's Remix Time Time (Olsen:OLS011)
Todd Terje - It's It's Remix Time Time
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北欧のニュー・ディスコで特に人気を集めるTodd Terjeが2014年に初めて完成させたアルバム『It's Album Time』(過去レビュー)から一年、あの時のインパクトと同等か、またはそれ以上のインパクトを与えるEPがアルバムからのシングルカットとしてリリースされた。元となった曲は"Inspector Norse"や"Strandbar"など既に時代は経過しているものの、迎えられたリミキサーが奇才の名をほしいままにするPepe Bradockにフレンチ・エレクトロのJoakim、そしてニューディスコ方面で活躍するRub N TugのメンバーであるEric Duncanが、新しい息吹をもらたす事に成功している。何といってもその変態っぷりを発揮しているのがやはりPepeで、元々は温かく包み込むような愛くるしいニューディスコだった名曲を、"Inspector Norse (Pepe Bradock Remix)"では飛び跳ねるようなジャジーなビートへと作り変え、そこに蠅が飛ぶようなふらふらとしたサクソフォンのメロディーへと入れ替えたPepe流のディープ・ハウスへと生まれ変わらせている。汚れなき多幸感に満たされたオリジナルから一転、ここではより生々しくより混沌とした真夜中のダンス・トラックへと姿を変え、多幸感とは異なる享楽的な昂揚が待ち受ける。"Swing Star (Pepe Bradock Remix)"も原曲のキラキラとした優雅な輝きを用いつつも、骨太でダーティーなリズム帯で肉付けする事でどっしり重量感のあるディープ・ハウスになっており、コズミック・ビートダウンとでも呼びたい。裏面にはこれまたサンバのグルーヴでフロアを賑わした"Strandbar"のリミックスが収録されているが、Joakimによるピアノのミニマルなリフを強調して派手さを抑えてひんやりとしたハウスに仕上げた"Strandbar (Joakim Remix)"、そして原曲の派手な多幸感を活かしつつコズミックなSEや図太いキックを加えてずんぐりと豪快なグルーヴを込めた"Strandbar (Eric Duncan Remix)"と、その方向性も対照的な作風はそれぞれに持ち味が現れている。どれも元々が素晴らしいだけに中途半端なリミックスは出来ないが、しかしここに収録されたリミックスは原曲に負けない魅力を持つ点にリミックスの意義が感じられるのだ。



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| HOUSE11 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2015/6/12 Kyle Hall Japan Tour 2015 @ Air
デトロイト新世代を代表するKyle Hallが昨年に引き続き、今年もAirへと帰還する。デトロイト出身でありながら自身が過去のデトロイトのアーティストと比較される事に拒否し、自身の音楽性を鮮烈に植え付ける才能は、正にデトロイト新世代が現れた事を高らかに宣言するかのようだ。ディープ・ハウスだけでなはくロウ・ハウスにベース・ミュージックやダブ・ステップなども咀嚼しながら、デトロイトの殻を打ち破るように活動するKyleの音楽性は、DJによって如何に表現されるのか期待せずにはいられない。
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| EVENT REPORT5 | 15:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2015/3/13 Lose Yourself @ Air
かつてアンダーグラウンドなジャーマン・アシッドからそのキャリアを開始し、徐々にラテン・ハウスも取り入れながらその豊かな音楽性を開花させた、ベルリンのベテランアーティスト/DJのIan Pooley。MIXのスタイルにおいてもデトロイト・テクノやハウス・クラシックまで用いながら、しなやかなグルーヴ感にうっとりとする小洒落た感覚も持ち込んで、その陶酔感の強い音に魅了されたものだ。近年は欧州ディープ・ハウスの代表格であるInnervisionsからもリリースするなど、よりディープで荘厳な性質を強めた音楽性へとシフトしており、再度注目を集めている。今回は何とAirには9年ぶりの出演となるが、日本からはGonno、Motoki a.k.a. Shame、Lambも出演と充実した布陣でのパーティーとなった。
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| EVENT REPORT5 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2014/11/14 Red Bull Music Academy presents Senshyu-Raku @ Liquidroom
おおよそ一ヶ月に渡り開催されてきた「Red Bull Music Academy 2014 Tokyo」。様々な場所でパーティーやライブのみならずワークショップ、レクチャー、アートインスタレーションを開催してきたが、その最後は「Senshyu-Raku」と銘打ち、デトロイトからCarl Craig、UKからは奇才と称されるPepe Bradock、ドイツにてRunning Backを主宰するGerd Jansonが集結し、RBMAの最後を祝福すべくパーティーが催された。
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| EVENT REPORT5 | 15:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pepe Bradock - Imbroglios Part 4 (Atavisme:ATA015)
Pepe Bradock - Imbroglios Part 4
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架空のサウンドトラックのリミックスとしてPepe Bradockが2012年からリリースしている「Imbroglios」シリーズは、本作によって遂に完結する。元々コラージュ的に切り貼りしたような唯一無二のトラックを聞かせるPepeではあるので、架空のリミックス作品と言う位置付けだとしても、基本的にはPepeらしさに変わりはない。本作に於ける目玉は"Confabulations"だろうか、疾走感溢れるハウストラックではあるものの不思議な音色がバックで多数鳴っており、可愛らしさも溢れた奇想天外な展開が繰り広げられている。"Veaux Carnivores"もキックが入っていないながらも疾走するグルーヴが感じられ、コズミックなシンセとフィルターによって展開を付けていく音響ハウスだ。そしてシリーズのタイトルにもなっている"Imbroglios"、ぐっとテンションを落としたジャジーなダウンテンポで、場末の酒場のラジオから流れてくるような侘しさと煙たさが充満している。全6曲でダンスとリスニングの性質を両立させた収録となっており、言うまでもなく本作も文句無しの出来だ。さて、これで「Imbroglios」シリーズは終了したので、この後の動向は気になるところ。R&Sからアルバムをリリース予定と言う話も出ていたが、そちらは一体どうなったのだろうか。

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| HOUSE9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Webster Wraight Ensemble - The Ruins Of Britain (Miso Records:Miso 027)
Webster Wraight Ensemble - The Ruins Of Britain
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UKのベテランハウスアーティストのCharles Websterは様々な名義を用いて膨大な作品を残しているが、トラックメーカとしてはここ暫く名前を聞く事は減っていた。本作はそんなWebsterからの久しぶりの新作で、Matthew Herbert Big Bandでアレンジャー兼指揮者を務めていたPeter Wraightも加わり、本格的にジャズバンドとして取り組んでいる。タイトル曲はWebsterらしい甘いメランコリーが漂う楽曲で、艶のある女性ボーカルやストリングスにホーンなどゴージャスに装飾を纏いながらも、けばけばしくなる事なくエレガントに仕立て上げる作風で、スタイルは変わっても方向性としては以前から一貫している。ただ聴くのであればやはりアルバムの流れの中でが適切であり、本EPの注目はフランスの奇才ハウスアーティストのPepe Bradockによるリミックスだろう。跳ねるようなリズムも入ってフロア仕様に生まれ変わっているが、Pepeらしい狂ったように変容するエレクトロニックでダビーな音響空間を創り上げていて、原曲のエレガントな空気とPepeによる不気味な空気が侵食していく様に耳を奪われる。完全にPepe Bradockのトラックとして成立していて、この狂おしくも美しい個性は唯一無二の存在だ。またそのリミックスからビートを抜いたアカペラも収録されており、こちらはより不協和な音響を堪能する事が出来るようになっている。

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| HOUSE9 | 16:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2013/6/15 House of Liquid @ Liquidroom
リキッドルームの名物パーティーであるHouse of Liquidが久しぶりに開催される事になり、そこに国内外で活躍するディープ・ハウスのアーティストが集結した。フランスからは唯一無二の個性を発する変態系トラックが評判高いPepe Bradock、UKからは野外レイヴから小さな小箱まで沸かしてきたNick The Record、そして日本からはどんなパーティーであろうと自由自在に対応可能な奥深さを見せるMoodman、三者三様のハウスを体験出来るこの上ない一夜だ。
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| EVENT REPORT4 | 16:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pepe Bradock - Acid Test 07 (Acid Test:Acid Test 07)
Pepe Bradock - Acid Test 07

R&S Recordsからアルバムをリリースすると話題になっていたフランスの奇才・Pepe Bradockだったが、まあ予想していた通りでアルバムが出る事はなく、昨年から4枚に渡る"Imbroglios"シリーズを継続してリリースしている。しかし彼は作品を制作しては溜めているのだろうか、02〜03年と07〜09年、そして12年〜現在までと周期的に纏めて作品を放出しているような気がするのは私だけだろうか。新作はTin ManやDonato Dozzyの作品も話題になっているAcid Testからのリリースとなるが、当然内容はPepeにしては珍しく思われるアシッド物だ。とは言っても普通のアシッド・ハウスではなく、Pepeらしい憎めない飄々としたムードが漂っているのが売りだ。脳味噌を直接こねくり回すようなキレのあるアシッドベースが反復する"Lifting Weights"は、そのキチガイじみた変化を見せるアシッド音の上の方では気の抜けたシンセが浮遊し、入れ込み過ぎない遊び感覚に溢れた音使いが際立っている。対して"Mujeres Nerviosas"は序盤はPepeらしい優雅な黒さが顔を覗かせながら、徐々にアシッド・ハウスとしてのじわじわと侵食する遅効性のスタイルへと変遷する展開で、アシッドの覚醒感を際立たせるドープなミニマル・ハウス仕様になっている。両曲ともアシッドに焦点を当てたせいか普段よりも4つ打ち性を高めたダンストラックになっており、機能性も兼ね備えた変態系トラックとしてお勧めだ。

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| HOUSE9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pepe Bradock - Imbroglios Part 3 (Atavisme:ATA014)
Pepe Bradock - Imbroglios Part 3

4作目までを予定としている"Imbroglios"シリーズの3作目がリリースされている。最近になって知ったのだがこの"Imbroglios"シリーズは、どうやら架空のサウンドトラックをPepe Bradockがリミックスしたと言うコンセプトがあるそうだ。まあそれを知っていようと作品に対する評価には影響しないのだが、しかしそれを知った後で本作を聴くとなるほどなと気付く点もある。それが例えば"The Naked Shrink"に顕著に表れていて、ここでは既成のダンストラックのフォーマットは解体されサンプリングや効果音を駆使した音のコラージュと呼ぶべき世界が広がっており、確かにこれは映画の一場面を描写するサウンドトラック的な意味合いもあるだろう。勿論"Men Vs Dust"なんかは如何にもPepeらしい独特なコズミックシンセと幽玄なシンセストリングスを用いて気品があり 跳ねて捻じれたスウィング感には強烈な個性を感じるディープ・ハウスなトラックもある。シャッフルしキレのあるリズム感と控え目に叙情的なメロディーが奥で鳴っている"Dropping The Ball"は、生っぽく荒々しいトーンを前面に出した黒くてファンキーなハウスでもある。そう言ったダンストラックでさえ奇妙でトリッピーな音使いはやはりコラージュ的であり、陳腐な説明で申し訳ないのだがやはりPepeからは変態系ハウスと言う印象を受けるのだ。しかしこれだけ作品が溜まっているなら、アルバムとしてリリースしてくれても良い気がするのだが。

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| HOUSE8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pepe Bradock - Imbroglios Part 2 (Atavisme:ATA 013)
Pepe Bradock - Imbroglios Part 2
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紹介の度にいちいちフランスの奇才だと紹介するのもしつこいでしょうが、やはり奇才であるPepe Bradockの「Imbroglios」シリーズ第二弾が発売。今回のEPはA面のアンビエント風、B面のダンストラックとで作風を分けたような収録をしていてPepeさんの音に対する造詣の深さを再度知らしめる内容となっています。A面の"Hello!"は変調音を使用してスペーシーな飛びっぷりを聞かせつつ控えめにリズムを刻むジャズのグルーヴを取り入れ、続く"Ma Souris Est Folle"では不気味なコラージュ音から幕を開けて分厚いノイジーな電子音が押し寄せた後に始まる錯乱と耽美が混在する音響で、互いにアンビエント風ではあるものの素直に快楽に結び付ける事なく音そのものの奇抜性を抽出した作品です。B面のダンストラックは逆に奇っ怪ではあるものの体感的には強いグルーヴ感を伴っており、軽快に跳ねるリズムに硬く乾いたパーカッションが入り乱れ緻密なシンセ音の構成がカラフルな表情を生み出す"@ The Stanley"は身も心も飛び跳ねてしまうようです。そして"Decision Fatigue"では地面をも刳りとるような強烈なキックの上にホーンや人の声や色々なサンプル音が乱れ飛び、箍が外れたオプティミズムが爆発する摩訶不思議ハウスを披露しています。全ての曲がPepe Bradockらしくも更に自らも塗り替えていく創造性があり、独特の楽曲性は唯一無二と言っても過言ではないでしょう。

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| HOUSE8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pepe Bradock - Imbroglios Part I (Atavisme:ATA 012)
Pepe Bradock - Imbroglios Part I
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作品数は少ないながらもリリースの度に注目を集め、奇才だ天才だと称賛されるフランスのPepe Bradock。本作は4枚に渡ってシリーズ化されると言う"Imbroglios"の第1弾。本作もハウスのフィーリングを残しながらも所謂普通のハウスではない奇抜な4曲を収録しています。ジャジーにスウィングするリズムの上に切れのあるシンセがぐいぐいと差し込んでくる"Katoucha?"は、黒いファンキーな要素も感じさせながら無駄を削ぎ落した洗練もあり適度な軽さが心地良し。彼の奇才っぷりが感じられるのが"Inconsequent Pussy"で、クラシック風なストリングスやホーン系の音に不思議な電子音が入り乱れ、リズムも殆ど入らずに混沌とした展開が続くのですが、しかしそこに感じられる優雅で耽美な世界感はまさにPepe Bradockの専売特許。まるでデトロイト・ビートダウンの様に荒っぽい4つ打ちのリズムトラックが比較的ハウスマナーに沿った"12Turn13"は、そこに飛びまくる効果音や透明感のあるヴィブラフォンの音が入り組むディープハウスで、これは完全にフロア仕様でしょう。いつも通りの作風と言えばそうなのですが、ダンスミュージックとしての機能性と曲としての面白さを伴う作品は少ない中で、やはり彼の曲はそのどちらをも持っていて素晴らしいですね。

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| HOUSE7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Linkwood - Secret Value (Shevchenko:SHEVC 004)
Linkwood - Secret Value

UKディープハウスにて一部から狂信的な人気を誇るFirecracker Recordingsは、昨年傘下にShevchenkoを設立しVakulaの作品を立て続けに3枚リリースした。そして4枚目となる作品は遂にレーベルオーナーであるNick MooreことLinkwoodが登場。透明ヴァイナルにハンドスタンプが押された180g重量盤の限定プレスはアンダーグラウンドなだけあって手作り感満載だが、これが限定と言うのもなんだかもったいないと思う秀逸なディープハウスを収録している。タイトル曲の"Secret Value"はまるでPepe Bradockの"Deep Burnt"を思わせるあの流麗なストリング風なパッドを導入しながら、フィルターでの抑揚やキックとベースの抜き差しでじわじわと変化をつけるディープハウスで、真夜中のフロアでも華開く優雅な時間帯を演出するであろう一曲。そしてそれを更にダブミックスした"Between Me & You"は、左右に音を散らしより音をぼやけさせSF的な世界観に仕立て上げている。裏面には乾いたパーカッションや不穏なシカゴ・ハウスのベースラインが特徴的な"Ignorance Is Bliss"が収録されているが、リズムはシカゴなのに上物は朧げに消え入るような幻想的なパッドや小洒落たコードが美しさを保っており、贅肉を落としながら華麗なディープハウスを鳴らしている。本作は今年Firecrackerからリリースされると言うアルバムへの布石らしいが、期待を抱かせるには十分な内容だ。

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UPCOMING EVENT
2010/05/01(SAT) CABARET @ Unit
Live : DBX
DJ : Daniel Bell, yone-ko, masda, sackrai

2010/05/01(SAT) FORWARD @ Air
DJ : Francois K., Calm

2010/05/01(SAT) Mother presents UNIVERSAL SOUND OF ORCHESTRA @ ageHa
Live : System 7, Son Kite and more
DJ : Mixmaster Morris, Artman, Sinn and more

2010/05/02(SUN) Thomas Fehlmann Japan Tour 2010 @ Eleven
Live : Thomas Fehlmann
DJ : DJ Wada, Universal Indiann

2010/05/02(SUN) Rainbow Disco Club @ 晴海客船ターミナル臨港広場特設ステージ
"RAINBOW DISCO"
DJ : DJ HARVEY, METRO AREA, KENJI TAKIMI, KOJIRO, MATT EDWARDS, NICK THE RECORD, GO KAMINOMURA

"THE TOP"
LIVE : VINCE WATSON, MIRKO LOKO, SIDE B
DJ : AME, LEON & SKINNI PANTS, TEZ & KUSDA, LOUD MINORITY RADIO, KELIE

2010/05/04(TUE) LARRY HEARD JAPAN TOUR 2010 @ Air
DJ : Larry Heard, DJ Sprinkles a.k.a. Terre Thaemlitz

2010/05/04(TUE) Redshape Japan Tour @ Module
Live : Redshape
DJ : Keihin, Gonno, Naoki Shinohara

2010/05/04(TUE) MINUS CONNECTED #8 @ Womb
DJ : Richie Hawtin

2010/05/07(FRI) CLUB MUSEUM 7th Anniversary!! "777" @ Unit
DJ : FREQUENCY 7 aka Ben Sims + Surgeon - 7 HOURS Show ! -

2010/05/08(SAT) DJ HARVEY 2010 tour of Japan @ Eleven
DJ : DJ HARVEY, DJ GARTH

2010/05/15(SAT) FUTURE TERROR VS BLACK CREAM @ Liquid Loft
DJ : FUTURE TERROR(DJ Nobu, Haruka, Kurusu) & BLACK CREAM(HATTORI, SE-1, Apollo)

2010/05/21(FRI) root & branch presents UBIK @ Unit
DJ : Norman Nodge, DJ Nobu

2010/05/29(SAT) Real Grooves Volume 41 Samurai FM Relaunch Tokyo @ Eleven
Live : Pier Bucci, Yasuharu Motomiya
DJ : Pepe Bradock, MX

2010/05/30(SUN) SOLAR FREQUENCY @ お台場青海シーサイドコート
【GALAXY STAGE】
DJ : JEFF MILLS, TAKKYU ISHINO, KEN ISHII, DJ NOBU, LOUD ONE

【WOMB SATELLITE STAGE】
DJ : DJ Aki, THE AMOS, Dr.SHINGO, RYUSUKE NAKAMURA, DJ LUU, スガユウスケ, DJ HARRY

【YOUNAGI AREA】
DJ : IZURU UTSUMI, DJ YOGURT, Shhhhh, Q, SINN

まだGW近辺の仕事の予定に目処がつかないので、どのパーティーにいけるかは未定。Thomas Fehlmannのライブは良いよ〜、エレガンスなダブテクノ。Larry Heard+DJ Sprinklesも行きたい、オールドスクールなハウスが多そう。そして最近軟弱になっている自分にはベンシム+サージョンのハードミニマル7時間地獄が気になるが、一夜を耐えきる自信は無いし、男臭そうなパーティーだよなぁ…。だがそこに痺れる憧れる!
| UPCOMING EVENT | 08:00 | comments(9) | trackbacks(0) | |
2010/02/12 bug III @ Lazy Workers Bar
小野島大さん、24noさんが開催しているbug IIIでちょこっと回してきました。場所は渋谷の小さなバー・Lazy Workers Bar。以前は無かったDJブースが作られていて、しかも最新のCDJも用意されていたり、なかなかの設備。20名入ればいっぱいになってしまう小さなバーですが、むぅなかなか侮れん。

自分が着いた頃にはハッチΨさんがプレイ中。90年代のシューゲイザーを中心に回してましたが、ダムドの予想外なゴシックな曲も回したりしてびっくり。ダムドってパンクだけじゃなかったんだ…

で自分は一時間の中で下記のトラックをプレイ。新しいトラックと懐かしめのトラックを混ぜながら、黒っぽさとムーディーさとエモーショナルな音を表現したつもりです。しかしまあ好きな曲をかけると気分爽快ですね、スカッとしました。
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| EVENT REPORT2 | 09:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Pepe Bradock - Synthese (Versatile Records:VER013CD)
Pepe Bradock-Synthese
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兎にも角にも”Deep Burnt”が大ヒットしたフランスの奇才・Pepe Bradock。近年は奇天烈なハウストラックを披露し完全に独創的な道を突っ走り、カルト的な人気を誇るアーティスト。フランスらしい繊細で耽美な音響と、Theo ParrishやMoodymannにも似たどす黒くねっとりとしたグルーヴで、段違いの深く美しいハウス(と言えるのか?)を生み出している。そんなPepeさんの今の所の唯一のアルバムが、98年にVersatileからリリースされた本作。惜しい事にリリース量が少なく今ではとんでもなくレア化し、オークション等では高騰している貴重なアルバムです。内容の方はと言うと意外にも時代を感じさせるフレンチフィルターハウス路線で、最近の変態的なトラックに比べるとイケイケなフロアトラックが中心。フィルターハウスと言うのはエフェクトの一種であるフィルターで音をこもらせて、そのループで展開を作っていく様なハウスと言えば良いのかしら。Pepeさんはそのフィルター使いがとてもファンキーで、単純な繰り返しでも高揚感のある展開を生み出しているんですね。またジャズやヒップホップ、ディスコまでも取り込み、ループを多用したノリの良いグルーヴはやはり他のアーティストとは一線を画していると思います。この時点では濃密さや深さと言うものはまだ聴こえてこないけれど、上品な上物シンセやエレピ使いにはエレガンスな気品を感じさせこれはこれで素敵です。普通にダンストラック作らせても超一流だったんですね。そして本作以降は、深く未知なる音響ハウスへと進んで行くのでした。

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| HOUSE5 | 07:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Pepe Bradock - Confiote De Bits / A Remix Collection (BBE:BBE128CCD)
Pepe Bradock-Confiote De Bits A Remix Collection
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クラブミュージックの世界において奇才と呼ばれる存在は数は少なくとも確実に存在はしていて、このフランスのPepe Bradockもその一人。活動初期の頃は比較的フィルターハウスを前面に打ち出したキャッチーなトラックが多かったものの、途中からは神懸った様に独特の亜空間と狂った美しさを感じさせるディープハウスに移行し、そして彼の代表曲とも言える"Deep Burnt"によりその人気はピークに達したのでした。リリース数は少ないものの一つ一つのトラックの完成度は稀に見る素晴らしさで、多くのファンが新作を待ちわびている事でしょう。そんなところにペペさんのリミックスワーク集が到着。殆どオリジナルの楽曲を知らないので比較は出来ないのですが、テクノ、ハウス、ジャジーハウス、ダウンテンポなど多彩と言うかまとまりが無いと言うか、とにかくやりたい様にやっちゃいました的なリミックスが多いです。印象としてはデトロイトハウスの野暮で粗野な音質とフレンチの耽美な世界観を合体させたような美しくもスモーキーな音で、やはりなかなか類似の見つからないオリジナリティーのある存在ですね。普通じゃない事をやっているのにダンストラックとしても成立しているし、やはりペペさんは凄いです!



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| HOUSE5 | 00:10 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Maurice Fulton Presents Boof - Life Is Water For Gerbadaisies When They Are Dancing (Spectrum Records:RAJCD001)
Maurice Fulton Presents Boof-Life Is Water For Gerbadaisies When They Are Dancing
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一時期評判になっていたカナモリムツミとのユニット・MUでも活躍するMaurice FultonのBOOF名義のアルバム。Maurice Fultonは元々は大人気ハウスユニット・Basement Boysのメンバーでもあったらしいけど、ソロ名義のアルバムはそんな伝統的なハウスの枠組みから外れた独創性溢れる音が詰まっております。音的にはディープハウスがメインになるのだろうけど、リズムの切れが非常に素晴らしい。エッジが効いていてシャープなんだけど、かなり生っぽい音も使われているせいか臨場感のある音作りが特徴的。濃いファンクネスが溢れてきて、ぐっと手に汗握る熱い展開が繰り広げられます。それとは対称的に上物のシンセサウンドは透き通っていて気品が感じられたり、繊細な美意識に満ちていたり、Mauriceってこんなにロマンチックな人だったの?と思わせられます。大人の女の人の色香が漂う様なムードのある音なんだな。確かにマッドネスな黒い音ではあるんだけど、ヨーロッパ的な耽美な音もあって洗練されているんです。奇才ではあるけれど、一言で言うとセンスの良いハウスですわ。MoodymannとかTheo Parrish、Pepe Bradockなんかが好きな人にも、是非ともMaurice Fultonも聴いて頂きたい。

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| HOUSE4 | 00:20 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Pepe California - Yes I Do (farlove:SPCDF-009)
Pepe California-Yes I Do
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とある女の子から貰い物その1。ペペと言えばエロアイテムかPepe Bradockですが、続くはPepe California。名前は耳にした事はあったんだけど、音は未聴だったのでワクワクドキドキ。ネットで検索した結果だと、インスト中心のポストロックやダウンテンポを通過したバレアリックバンドってな感じらしい。クラブ帰りにその子に貰ってから寝る前に本作をかけていたんだけど、とても気持ち良くてずっとリピートしてしまいました。まじチョー良い、敢えて再度声を大にして言おう、大変良いのである!アコギやスティールパン、マリンバ(?)、煌きディスコティックシンセなどがゆったりと紡がれて開放的なシーンを演出する南国チルアウト〜ってな雰囲気。脱力系・開放系な音が体の中を染み渡り、普段の疲れや悩みを浄化する。まるで汚れ無き湧水の様に、それはとても体に美味しく心に優しいバレアリックミュージック。ゆる〜い4つ打ちとふわふわと心地良いシンセの絡んだ"Sunshine"は、12分にも及ぶ長尺トラックながらもまるで永遠に覚めない夢かである様に安堵の時間をもたらします。素晴らしきコズミックディスコ。また霧に消え行くシューゲイザー的な音が心地良い"Be together"や、ブリブリなベースとキラキラな上物がまんまディスコダブな"多幸感"も絶品です。まだまだ自分の知らない素敵な音楽は、いっぱいあるんですね。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 00:05 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Gilles Peterson - Worldwide Programme 1 (Talkin' Loud:560 100-2)
Gilles Peterson-Worldwide Programme 1
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アシッドジャズだかクラブジャズだか自分には余り縁の無いジャンルでは第一人者に挙げられるGilles PetersonのMIXCD。ですが風評を聞く限りではジャズのみならずヒップホップやドラムンベースやハウスやテクノなんかもプレイすると言うし、それにこのMIXCDでは自分の好きな曲も幾つか使用されているので購入。と言う訳で一枚目ですが、ダウンテンポ〜ソウル〜ファンク〜ブロークンビーツ〜ディープハウス〜ドラムンと確かに幅の広い選曲です。序盤はメロウで緩い選曲が続くのですが、中盤のブロークンビーツ辺りからが聴き所でしょうか。生っぽくも爽やかで上品な空気を醸し出しつつテンションも上げてきて、そしてPepe Bradockの真っ黒くクールなディープハウスで昇天するにくい展開です。その後は鋭角的な切込みが効いたシャープなドラムンでガツンと持ち上げて、最後はしっとりダウンテンポで緩く着地する起承転結なプレイが繰り広げられております。今でこそジャンルを横断するDJも珍しくはなくなりましたが、Gillesは人気があるだけあって色々プレイしてもまとまりが感じられて正にDJ(Disc Jockey)そのものです。ただ繋ぎは申し訳程度にしかしてないですけどね。ちなみに2枚目はジャズとかソウル中心で音が古い方に向かい過ぎていて、自分の耳には合わないのです。折角GillesのDJを楽しむなら、やはりジャンルの横断が体験出来る1枚目の方がお勧めだと思います。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2007/05/26 KOMAMORPHOSE @ 東京大学(本郷)
メタモじゃないよ、コマモだよ!KOMAMORPHOSE!!!!
なんと東大の文化祭でUpsetsのDJ Yogurt、Kaitoでお馴染みHiroshi Watanabe、Kentaro Iwaki、元サニーデイサービスの曽我部恵一が出るイベント・KOMAMORPHOSEが行われたのです。最近じゃ大学の文化祭でこうやってダンスミュージックイベントを催すのは珍しくもないけれど、このイベントはなかなか通な人が主宰しているのでしょうね。文化祭だから出店も色々あるだろうし、面白そうじゃないですかと言う事で突撃してきました。
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| EVENT REPORT1 | 23:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Daniel Bell - The Button-Down Mind Strikes Back! (Logistic Records:LOG028CD)
Daniel Bell-The Button-Down Mind Strikes Back!
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Richie Hawtinと並ぶデトロイトの重要ミニマリスト・DBXことDaniel Bellが、今週末UNITで来日DJを行います。デトロイトのミニマルと言えばJeff Millsがいますが、Jeffが徹底的にハードだったのに対しDBXはむしろファンクが強調されています。シカゴハウスを経由したミニマルテクノと言えば分かり易いかと思いますが、無駄を削ぎ落としたシンプルなトラックなのにビキビキっとしてて痺れまくりですね。体に作用するのではなく、神経に作用する危ない音として覚えておくと良いでしょう。

実は新宿リキッドルームに彼が来日した時聴きに行っていたのですが、その時は正直退屈でしたね。単純に地味過ぎたと言うか、かなり渋めのプレイだったんですね。でも改めてこのMIXCDで体験してみると、これは格好良いぞと言う事です。自身の曲同様にDJプレイもやはりシンプルでスカスカな選曲なんですが、これってかなりハウス調ですね。今で言うとクリックハウスとかマイクロハウスとか、そっち方面で語られる渋めの音。だからと言って完全にクリックハウスに流れているかと言うとそうでもなく、シカゴハウスのファンキーさとミニマルテクノの冷ややかさが溶け合っている様な。地味と言えば地味なんだけど、ベテランの絶妙な上げ下げでゆったりとした流れが気持ち良いです。刺激的に直感的に来るんじゃなくて、後からじわじわと、そして聴く度にドラッギーな汁が滲み出てくるプレイです。いかにもベテランらしい妙技が存分に味わえる一枚ですぞ。Karafuto名義のFumiya Tanakaのプレイに似てる気がする。

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| HOUSE2 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Cesaria Evora - Club Sodade Remixes (Rca Victor:82876527542)
Cesaria Evore-Club Sodade Remixes
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Cesaria Evoraとは誰か、そんな事は全く知らない。ただ彼女の曲をリミックスする為に集まった面子は、ただ驚愕の一言。ハウスレジェンド・Francois K、デトロイトテクノのパイオニア・Carl Craig、ディープハウスからKerri ChandlerやPepe Bradock、Osunlade、フレンチハウスの美・Chateau Flight、ドラムンベースからブロークンビーツまで横切る4 Heroなどハウス好きなら絶対に見逃していないだろうこの面子。特にこれ以上説明もいらないとは思うんだけど、それだけじゃ何なので数曲抜粋してコメントを。

Chateau Flight - ヘロヘロとラリッた様な足下のおぼつかないダウンテンポなリミックス。しかしながら王宮の中の優雅さを感じさせる変な作品。

Carl Craig - ぬっとり土着系のリズムにピキピキとしたサイケデリックなシンセが絡む極上の一曲。Tres Demented名義に通ずる妖艶でドロドロの高揚感。

Kerri Chandler - いつもの太く重いビートにちょっとラテンも加わったアッポテンポなハウス。ケリチャンの曲と言われても気付かないね。

Dj Rork & Demon Ritchie - 知らない人だけどオーソドックスにパーカッションの弾け具合が心地良いハウス。哀愁漂うメロディーがぴったりです。

Francois K - 当たり前の様に最上級の仕事をするが、やはり段違いのプロダクション。フランソワらしい透明感溢れる音、ドスが利き抜けの良い4つ打ちが繰り返すリズム、何も難しい事はしていないのに本当に心地良い。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
James Lavelle - Global Underground Romania #026 (Boxed:GU026CD)
James Lavelle-Global Underground Romania #026
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渋谷のHMVでプログレッシブハウスのMIXCDシリーズ:Global Underground(Amazonでシリーズを検索)が1000円以下で叩き売りされています。その中で何か買ってみようと思い、色々悩んだ挙げ句あまりプログレっぽくないJames LavelleのMIXCDを購入しました。James Lavelleと言えばトリップホップの革新的レーベル・Mo'Waxを立ち上げた人物であり、かつてはUNKLEと言うユニットをDJ Shadow(現在は脱退)と組んでいたり、まあ名前はとにかく有名だった(既に過去形である…)。そんな彼がプレイする音楽とはどんなものなのか、とにかく聴いてみる事にした。

一枚目、ブレイクビーツ中心のダークでサイケデリックなプログレ風。楽観的な明るさはなく、むしろ悲壮感が漂うどこか切ないメロディーが多い。へーJamesってこんなプレイをする人なんだとちょっと見直した。光の差し込まない暗闇の中を手探りで彷徨う様な、そんなヘビーな世界観。闇だからこそ逆に際立つ妖艶な美しさと言うか、説明しづらいけどただの派手なだけのプログレではない。リズムも単調に陥らずに体を揺さぶり続け、久しぶりに4つ打ち以外のMIXCDでも良いなと思った。

二枚目、いきなり鬱な位ヘビーなRichie Hawtinの曲から。序盤はまたブレイクビーツで同じ展開かなと思ったら、4曲目のPeace Divisionからは4つ打ちプログレへ移行。ここからは完全にエレクトロニックで高揚感のあるトラックが続きます。プログレ特有の艶のある煌めき感があり、鈍く黒光りするファンキーな音の連続。リズムはハウス的なスムースな4つ打ちで、途切れる事のない快楽を持続させます。終盤はちょっとやり過ぎな位トランシーな時もありますが、確かによだれの出る気持ち良さだ。エンドルフィンがドバドバと出るような危険な香りのする音だ。

James Lavelleってプログレのアーティストではないはずだけれども、このシリーズに抜擢されたのは功を奏したかも。プログレの高揚感とトリップホップから生じるサイケデリック感が、上手にブレンドされている様に思いました。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Trackheadz (NRK Sound Divison:NRKCD021)
Trackheadz
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この前Nick HolderのDJを聴きに行ったけれど、そんなに混んでなかったし人気ないみたいですね。ハウスを聴く者ならばアンセムの一つとして知っているであろう「Summer Daze」が代表曲だけど、逆にそれ以外はそんなに派手じゃないって言うか渋いディープハウスが多いし知名度はいまいちかも。でもカナダから彼の様なディープハウサーが出てくる事は稀で、その上活動歴15年以程のベテランさんって事で意外としぶとく生き残っている事は実力がある証拠でしょう。そんな彼の最新作はTrackheadz名義でのアルバムです。今作は今までよりは陽気でラテンフレイバー一杯な、ブラジリアンハウスです。軽快にポコポコと叩かれるパーカッションは、空気を明るく一変させ太陽の燦々と照る南国気分を感じさせます。メロディーラインは相変わらず郷愁を帯びたシンセ使いを見せつけ、その上今作はストリングスが効果的に使われたりもします。特に「Our Music」はまるでPepe Bradockの「Deep Burnt」を思わせる不気味かつ流麗なストリングスが入っていて、不安を煽りつつも妖艶さを抱かせます。全体的には突出した作品ではなくてもいつも通りの郷愁溢れ空気感に満ちた作風で、安心して聴けるアルバムですね。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Versatile Mixtape Mixed By Dj Gilb'r (Versatile:VERCD012)
Versatile Mixtape Mixed By Dj Gilbr
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フランスで一番お洒落で上品なハウスレーベルと言えば、真っ先に思い浮かぶのがVersatileです。レーベルを主宰するChateau Flightを筆頭に、Pepe Bradock、Next Evidence、Phil Asher、Kirk Degiorgio、Future Beat Alliance、Franck Rogerなども作品をこのレーベルから発表するなど繊細で美しい楽曲を得意とする人達が集まっています。今作はVersatile音源からChateau FlightのI:Cubeが選曲を、DJ Gilb'Rがミックスを行っています。しかしハウスは世界中に色んな音があれど、ここまで洒落ていてキザな音はそうは無いんじゃないでしょうか。しかもただの洒落たハウスじゃなくてクラブでも使用出来るリズム感もあるし、メジャーに対して尖った感覚も持ち合わせています。お洒落なハウスは数あれどそういった物に埋もれる事もなく、Versatileとしてレーベルカラー・上品さと硬派さがしっかり出ていますね。ハウス、ジャジー系、ディスコ、テクノなど色々な物がミックスされていますが、どこを切っても上流階級の様にエレガンスで、侍の様に男気に溢れています。目玉は何と言ってもChateau Flightの「Cosmic Race」でしょうか。究極にエレガンスと繊細を極め、クリスタルの結晶に光が乱反射する様な美しさを発しています。他にもうっとりメロメロになる曲ばかり。静かな夜のお酒のお供にどうでしょうか?

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| HOUSE2 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Charles Webster - Remixed on the 24th of July (Peacefrog:PFG037CD)
Charles Webster-Remixed on the 24th of July
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Charles Websterが再来日するので先日「Born On The 24th Of July」を紹介したのですが、そのリミックスアルバムも存在します。その参加アーティストが何とも豪華で、Pepe Bradock、Ian O'Brien、Herbert、Theo Parrishなど比類無きアーティストが勢揃い。オリジナルアルバムが好きだった人は、こちらも是非聴いて頂きたいと思います。それ程有名ではないですがThe Detroit Escalator Companyの迷宮的アンビエントリミックスは、奥深く打ち寄せては引くような感覚が心地よいです。Ian O'Brienは10分にも及ぶ大作ながらも、今回はハイテック路線ではなくボサノバ風味。清涼な空気一杯の軽めな仕上がりです。Daniel Wangは相変わらずディスコ風で、お洒落かつ懐かしさを感じさせます。Presence名義でのCharles Websterのリミックスは、けだるさの中に甘さもあり、かつディープでミニマルな意外とフロア対応な仕上げ。Herbertの場合はリミックスをしても、彼自身の作品と殆ど変わらない感じですね。でCharles Websterと有り得ない組み合わせのTheo Parrishはと言うと…相変わらずスモーキーで荒めの音響。原曲が思い出せないな、これは。オリジナルアルバムが濃厚な甘さ一杯の西洋ケーキだとしたら、リミックス盤は渋めのお茶と和菓子と言った作品。甘すぎた後にはさっぱりするのも必要って事でしょうか。じっくり噛みしめてください。

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| HOUSE1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2005/02/13 SUBMERGE TOUR @ Liquidroom
行ってきましたよ〜、Galaxy 2 Galaxy!!結論から言うと(・∀・)イイ!!まあ、その分混み具合は満員電車状態でしたけどね。じゃあ忘れない内にちゃちゃっと感想を。

B.Calloway-Black Grooves Mr.De'-Renaissance
左:B.Calloway-Black Grooves
右:Mr.De'-Renaissance

Los Hermanos-On Another Level UR Presents Galaxy 2 Galaxy-A Hi Tech Jazz Compilation
左:Los Hermanos-On Another Level
右:UR Presents Galaxy 2 Galaxy-A Hi Tech Jazz Compilation

今回出演したアーティストの作品です。アマゾンで購入可。
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| EVENT REPORT1 | 01:50 | comments(9) | trackbacks(4) | |
DJ Peechboy - Everything Was Beautiful, Nothing Hurt
DJ Peechboy-Everything Was Beautiful, Nothing Hurt
去年からプレーヤーの調子が悪くてCDRは殆ど聴けない状態だったんですよね。なんでこのCDも買ったのに殆ど聴けてなかったんですよね。やっとまともに聴く事が出来ましたよ、DJ Peechboy…って誰なんでしょうね。全くこの人に関しては知らないんだけど、雑誌での強烈なプッシュと選曲を見てかなり前に購入したんですよ。それがですね、予想以上に出来の良いMIXCDでこりゃまじ良いね。DISC1はソウル、ハウス、ディスコ中心、DISK2はテクノ、クリックハウス、ディープハウス中心。選曲の幅もさることながら彼のプレイにはTheo Parrishに近いものがあるんですよね。じっくりと燃え上がる炎の様に秘めたる熱さと、どこかでは淡々としたクールさを持ち合わせているんですよ。やはりTheoの様にイコライジングやエフェクターで過激に緩急を付けて、ずっぽりずぽずぽとピーチワールドに引き込まれて行くんです。個人的にはDISK2のエロティックなディープハウスやテクノ路線が気に入ってるんだけど、DISK1のソウル、ハウス路線も予想外にはまっています。今まではそうゆうのってノレないし古い音だなとかで余り好きじゃなかったんだけど、やっぱりDJが上手く調理してくれると良い料理になるんだなと思ったさ。日本にも良いDJはいるじゃないかと思ったけど、こういった人たちにも日目が当たると良いんですけどね。2枚組で送料込みで1600円だから、これは買うしかないでしょう?

NXTC(ここで買えます)
Peechboyのホームページはこちら

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| HOUSE1 | 20:55 | comments(4) | trackbacks(1) | |
2005/01/22 UNITE @ Unit
今年初めてのクラブイベントはHIROSHI WATANABEさんも出たUnitのイベントに行きました。TOM MIDDLETONもメインアクトと言う事なので、どんなものかと思い遊びに行ったのです。12時頃に会場に着くと既にワタナベさんがプレイ中。ありゃ、トップバッターだと残り1時間位しかないじゃん。トップバッターと言う事で多分抑えめにしてたのでしょう、緩やかなKAITOっぽいプレイでした。情緒的なテックハウスで山あり谷ありでじわりじわりと盛り上がっていき、体をほぐしてくれます。暖かい空気の層が段々と被さっていき、透明感のある世界観を演出していました。ワタナベさん自身のプレイが終わるとフロアに居る所を見つけたので、挨拶をしに行きました。今年中にはKAITOのアルバムが出来上がりそうだとか、「tribute to hiroshi watanabe(ワタナベさんのコンピ)」はギリシャ国内で売り切れちゃったみたい(残念)だとか、今日はKAITOの新曲もやったんだよとか色々気さくに教えて頂けました。今回は1時間しかプレイを聴く事が出来なかったので、またワタナベさんが出るイベントに行けたら良いです。
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| EVENT REPORT1 | 17:31 | comments(0) | trackbacks(0) | |