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FRKWYS Vol.15: serenitatem (JUGEMレビュー »)
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BEST OF 2018
今年も一年間当ブログを御覧頂いた読者の皆様、どうもありがとうございました。今年は節約も兼ねてBandcamp等の配信でも積極的に音楽を購入するようになった結果、輪をかけて購入する量は増えたもののそのおかげで聴き込めていない音楽も増えてしまい、レビューも書けずにこの年末のベスト紹介で掲載する機会も逃してしまう始末。また昨年に続きパーティーへと足を運ぶ機会も減っており所謂ダンス・ミュージックに対する関心は減少というか、良い意味でそこへの拘りは少なくなり、その半面ホームリスニングにも耐えるうバレアリック/アンビエント/ニュー・エイジといった音楽への興味がより増えた一年でした。そんな今の趣向から選んだ年間ベストは当ブログの昔のベストに比べると確かに方向性が変わったのは事実ですが、音楽への愛や興味は全く変わっておりません。また来年も素敵な音楽に出会い、そして色々と紹介出来たらと思います。それでは、来年も良いお年を!
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| BEST | 09:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Various - 雲の向こう : A Journey Into 80s Japan's Ambient and Synth-Pop Sound (Jazzy Couscous:JC11)
Various - 雲の向こう

日本を越えた海外から盛り上がる日本の古き良き時代の音楽の発掘は最早一種のムーブメントと呼んでも差し支えはないと思うが、ここ日本に於いてもその流れの一旦を作ったレーベルがある。それこそがAlixkunとKlodioが主宰する東京を拠点としたJazzy Couscousで、再度シーンへと返り咲いた寺田創一や故人である横田進(aka Prism)の作品のリリース、または2015年には『ハウス Once Upon A Time In Japan...』(過去レビュー)なる90年代のジャパニーズ・ハウスの決定版とでも呼ぶべきコンピレーションを編集するなど、日本人以上に日本の音楽への好奇心を原動力によってその発掘を行っている。本作はそんなAlixkunが日本の80年代のアンビエントやシンセポップに焦点を当てたコンピレーションで、最近リイシューも話題になった小久保隆やdip in the poolを始めとして他にはジャズやポップスにシンセサイザー奏者らの曲が、前述のスタイルを軸に纏められている。シンセサイザー奏者である小久保による"Underwater Dreaming"は如何にもアンビエント/ニューエイジで、煌めくようなシンセのフレーズを羽衣が舞うような層にしてゆらゆらとした動きで正に夢現な世界に引き込む作品で、現代的に言えばバレアリックと呼ぶべき極楽浄土へ片道切符な音楽だ。サックス奏者の井上敬三による"Kitsu Tsuki"はベースはジャズではあるが、本人が吹くクラリネットの陽気に踊るようなフレーズや有機的なギターのカッティングの水面を揺蕩うようなフローティングな感覚は、ニューエイジのそれと近似している。大村雅朗によるサントラ収録曲の"A Touch Of Temptation"は完全に現在のバレアリックの中にあっても違和感はなく、フュージョンテイストなギターやシンセ・ポップな朗らかなキーボードに残響広がる淡いムードのドリーミーな世界観があり、昼下がりは午後三時のうたた寝に最適な曲だ。同様にドリーミーな"Obsession"はサックス奏者である朝本千可によるもので、牧歌的な笛の音色が淡い叙情とコズミックな感覚を生み出して、そこから伸びやかなシンセサイザーやピアノが現れて心地好い浮遊感に包んでいくゆったりとしたシンセポップ調。鈴木良雄もジャズ・ベーシストであるが、ここで聞ける"The Mirage"は現代テクノの中にあるアンビエントの一種でもおかしくはなく、神秘的なシンセの反復やドローン的な長い電子音の響きで想像力に働きかける作用があり、静かに瞑想へと引き込むニューエイジ調の曲だ。他の曲もそれぞれ何処かで聞いたような懐かしさのあるシンセポップや空想世界のアンビエントなど、副題が示す通りの音楽性と共に実に美しい世界観で纏められており、単に有名な曲だけを掬い上げるのではなく有名無名にかかわらずよくぞこれだけの素晴らしい曲を編集したと感嘆せずにはいられない。アンビエント/シンセ・ポップといったジャンルに造詣がなくとも、ただひたすら心地好い音を求める人にとってもこれは快適なBGMとして機能する筈だ。惜しむらくはアナログオンリーの販売という事でやはり少々マニア向けな事であり、折角これだけの魅力を含んだコンピレーションなのだから、間口を広げた販売でより多くの耳に届けられたらとも思う。



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| ETC4 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Steffi & Martyn - Air Texture Volume VI (Air Texture:AIR006CD)
Steffi & Martyn - Air Texture Volume VI
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2011年にニューヨークにて設立されたAir Textureは、KompaktのPop AmbientシリーズやExcursions In AmbienceにInstinct Ambientといったレーベルに触発されているそうで、端的に言うとアンビエントに焦点を絞ったそのレーベル名まんまのシリーズを提供している。それぞれの作品はCD2枚組で1枚のCDを1アーティストがコンパイルを担当し、そして収録曲は未発表曲のみで構成されているという、アンビエントのシリーズ作品としては十分に期待を寄せられるだけの魅力が伝わってくる(当方はこの6弾がリリースされるまで、このシリーズの存在を知らなかったが)。そして最新作はOstgut Ton等でも活躍し近年交流を深めているSteffi & Martynが担当しているのだが、過去のシリーズが比較的ノンビート中心でアンビエントやドローンに焦点を絞っていたのに対しここではダンス・フロアを沸かすDJの性質故か、基本的にはダンス・フロア寄りでありながらアンビエントな性質もある、もっと言ってしまうと現代版「Artificial Intelligence」と呼んでも差し支えない曲が選曲されている。事実Steffiが主宰するDolly周辺はAIテクノの影響を匂わせているし、Martynの作風にしてもダブ・ステップやデトロイト・テクノからの影響を滲ませ、両者とも単純な4つ打ちからの乖離してリズムの自由さやベッドルーム内での想像力を働かせる音楽性があり、それらが端的に表現されているのが本コンピレーションだ。AIテクノの現代版という説明は決して過去を懐かしむようなものではなく最新のアーティストによる曲がある事で、例えばApollo等でも活躍するSynkroの"Observatory"は夢の中へと落ちていくようなパッドを用いたねっとりとしたダウンテンポを披露しており、穏やかな近未来感が心地好い。Ostgut Ton一派のAnswer Code Requestもここでは普段のハードな作風は封印しているが、ハートービートのようなリズムに美しく広がる残響を用いたディープなアンビエントの"Pasiris"を披露し、熱狂に入っていく前のパーティー序盤の感覚がある。元祖AIで忘れてはいけないのがKirk DegiorgioことAs Oneで、"The Ladder"は90年代前半のそのAIテクノそのものな自由なブレイク・ビーツや流麗な響きのシンセのメロディーなど、一見踊り辛いようなテクノがしかし今の多様性の中では自然と鳴っている。他にも知名度の高いテクノ系のアーティストから殆ど作品をリリースしていないマイナーなアーティストまで、それらは区別される事なく収録されており、テクノやエレクトロにブレイク・ビーツやダブ・ステップなどのジャンルも、大きな枠で捉えるとアンビエント的な感覚に包まれている。これらがしかも全て未発表曲というのだから、その質の高さも含めて驚いてしまう。



Check Steffi & Martyn

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| TECHNO14 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pop Ambient 2018 (Kompakt:KOMPAKT CD 142)
Pop Ambient 2018
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シリーズ物としては長い歴史を誇るKompaktが手掛ける『Pop Ambient』シリーズもこの2018年を冠した本作で18作目に突入。アンビエント・シリーズとしては最高峰に属するのは言うまでもないが、それもKompaktの元頭領であり現在は芸術的に音楽を追求するWolfgang Voigtがこのシリーズに限ってのみ監修をしているからこそで、昔よりはやや商業的な動きもあるKompaktの中でもこのシリーズのみはVoigtの審美眼によって純粋にアンビエントの追求を継続している。例えば日本からは過去のシリーズにも登場しているYui Onoderaが本作にも(しかも2曲も)起用されていたりと、他のアーティストもそうだが単に知名度を優先したような選び方でない事は明白だ。またVoigtが来日した際に制作を依頼されたと言うHiroshi WatanabeことKaitoもシリーズ初参戦を果たす等、Voigtのネットワークが有効に働いているのだ。アルバムはKompaktの中では新世代に属するFresco & Pfeifferの"Splinter"によって幕を開けるが、凍えきった厳寒の空気が広がる冬景色の中でか弱い灯火で暖を取るようなアンビエントは、静けさの中に優しさが溢れている。そしてYui Onoderaによる"Prism"は彼らしい荘厳なドローンと弦の音色を用いて大人数の演奏によるクラシックを聞いているかのような重層的な響きがあり、ゆっくりとした流れの中に生命の胎動にも似た動きが聞こえる。レーベル初登場となるカリフォルニアのChuck Johnsonは、薄いパッドを静けさを保ちながら伸ばしてその中に悲哀を醸すペダル・スチール・ギターを鳴らし、夢と現の狭間に居る心地良い"Brahmi"を提供。そしてダンス・ミュージックだけでなくアンビエントに対しても造詣の深いKaitoには当然注目で、アコースティック・ギターの和んだメロディーとしなやかに伸びるパッドで広がりのある大空へと浮かび上がっていくような開放感ある"Travelled Between Souls"を提供しており、幻想的なトランス感を誘発する。Kompakt組として常連のThe Orbはやはり普通のアンビエントをやる事はなく、ややダブ/レゲエの音響やリズムも匂わせコラージュ的な捻れた世界観のある"Sky's Falling"はアーティスト性が出ていて面白い。同様にレーベルの古参のT.Raumschmiereは雪が吹き荒れる厳寒のような重厚なドローンによる"Eterna"において、大きな動きはないものの圧倒的なドローンの重厚さの中にロマンティックな響きを閉じ込め、ただただその壮大さに圧倒される。他にも同シリーズには常連のKompakt組がいつも通り静謐で美しいアンビエントを提供しており、シリーズの長さ故に金太郎飴的な点もありつつも他の追従を許さないレベルの高さを誇っている。凍える冬に温まるBGMとして是非利用したいアンビエント・アルバムだ。



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| TECHNO13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2017/7/18 dublab.jp × TRUNK (HOTEL) present Wolfgang Voigt - Ruckverzauberung × Yui Onodera @ TRUNK
テクノ帝国ドイツに於ける老舗レーベルであるKompaktの創始者であり、またProfan等ではミニマリズムの極地を追求し、そしてGas名義ではその名の通りガスが充満するようなアンビエントを展開するなど、その音楽性を芸術にまで昇華させた重鎮中の重鎮であるWolfgang Voigt。その存在感の大きさとは対照的に来日経験は多くはなく日本で彼のライブを体験する事はレアになっているが、この度幸運な事にも定番フェスとして定着したruralへGas名義での出演と、そして都内では渋谷にある高級ホテルTrunk内にあるチャペルへWolfgang Voigt名義で出演となり、今回は後者にて彼のライブを初体験する事となった。
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| EVENT REPORT6 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pop Ambient 2017 (Kompakt:KOMPAKT CD 135)
Pop Ambient 2017
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夏の陽気も迫るこの頃、既に季節外れではあるものの年初の厳寒におけるテクノの風物詩にもなったKompaktが送るアンビエント・シリーズの『Pop Ambient』、その2017年度盤を紹介しておきたい。このシリーズに関してはKompaktの元オーナーでもあるWolfgang Voigt(最近Gas名義を復活させた)が選曲を担当しており、アンビエントに対しての特別な審美眼を持つ彼だからこそ、毎年リリースする事で金太郎飴的な内容にはなりつつもその質の高さが保証されている信頼の置けるシリーズだ。本作でもKenneth James GibsonやLeandro FrescoにAnton KubikovやJens-Uwe Beyerなど新旧Kompakt関連のアーティストが曲を提供しているが、注目すべきは珍しく邦人アーティストであるYui Onoderaが参加している事だ。広告や建築空間への、または映画や舞台の音楽制作も行うクリエイターだそうで、クラブ・ミュージック側からは見えてこない存在ではあったが、本作では2曲も収録されるなどVoigtもその実力を認めているのだろう。アルバムの冒頭に用意された"Cromo2"は、透き通るようなシンセのドローンに繊細なピアノの音一つ一つを水玉のように散りばめて、美しさと共に神聖な佇まいを含ませた幻想的なアンビエントで、正に『Pop Ambient』シリーズに相応しい雰囲気を持っている。もう1曲はScannerとの共作である"Locus Solus"、こちらも柔らかく優しいピアノ使い聞こえるが、シンセのドローンが揺らぐ事でハートビートのような躍動感も体感させる。さて、Voigtはというとリミキサーとして参加して”Hal (Wolfgang Voigt Mix)”を提供しており、オーケストラを思わせる荘厳なストリングスやピアノによって重厚感に満ちたアンビエントを作り上げ、そのスケール感の大きさはVoigtらしい。Leandro Frescoは"Sonido Espanol"と"El Abismo"のどちらも吹雪を思わせるノイズ風のドローンが何処までも続く音響アンビエントで、雪が降りしきる極寒の地を思わせるところは『Pop Ambient』の季節にぴったりだろうが、逆に他のアーティストは音数を絞りながら有機的な響きでほんのりとした温かさを表現しており、Popという言葉が馴染み易さに繋がる一般的な意味であれば、そのタイトルはあながち間違ってはいないだろう。春が来るまでの寒い季節に、眠りに落ちるためのBGMとしてやはり聞くべきか。



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| TECHNO12 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
The Orb - Alpine (Kompakt:KOMPAKT 339)
The Orb - Alpine
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昨年に久しぶりのアルバムをリリースしたThe Orbが早くも新作EPを完成させているが、ここでもそのアルバムと同様にAlex PatersonとThomas Fehlmannによる黄金コンビによる制作である事から、その内容はつまりはThe Orbの本流と言えるテクノとアンビエントとダブの融合が成されたファンが期待する内容は保証されている。元々は『Pop Ambient 2016』(過去レビュー)に収録されていた"Alpine Dawn"があり、実はそのアルプスの各時間帯が名付けられた作品を纏めたのが本作で、ジャケットのマッターホルン山の写真からも分かる通り正にアルプスをコンセプトにした作品なのだ。"Alpine Evening”はFehlmannの影響が感じられるシャッフル調のリズムとダブの音響に、Patersonのユーモアか狂気が炸裂したヨーデルのサンプリングも被せて、何とも愉快な雰囲気もあるアンビエント・テクノだ。浮遊感よりはどんよりとした重みでずぶずぶとサイケデリアに飲み込まれ、太いビートもあってフロアでも難なく嵌るダンス・トラックにもなっている。"Alpine Morning"はビートが消え去ったリスニング寄りのアンビエントだが、濃霧のような曇ったシンセの音響の中にカウベルや自然音が鳴り響き、まだ瞼が重い早朝の重力から穏やかに目を覚まさせる快適さがある。そして前述のコンピに収録されていた"Alpine Dawn"、一層とコラージュ性が強くなりグニャグニャとした音から輝きが零れ出すような抽象性を高めた音響アンビエントは、正に日が昇り始める夜明けを告げるが如く。その壮大で美しい音響はFehlmannによるものだろうが、そこに色々入ってくるサンプリングの遊び加減はPatersonの十八番で、このコンビならではの対照的な音楽性が一つになるのは長年お互いを理解し合っているからだ。久しぶりにこの路線でのアンビエント・アルバムも期待したくなってしまう。



Check "The Orb"
| TECHNO12 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pop Ambient 2016 (Kompakt:KOMPAKT CD 128)
Pop Ambient 2016
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アンビエント・ミュージックのシリーズにおいて間違いなく最高峰、ドイツはケルンのKompaktが毎年送る冬の風物詩、それが『Pop Ambient』。2015年の11月にリリースされた本作でシリーズは遂に16作目に突入と、もはや追い付いていけるシリーズは他になく、完全にアンビエントという枠組みの中では孤高の歩みを続ける名物シリーズだ。勿論その歴史の長さ故にKompakt系列のアーティストだけでは作品の完成は難しくなっているので、毎回外部からアーティストを招き寄せる事で新鮮さを保ち続けながら高純度なアンビエントを提唱する事に成功している。その例として本作ではエレクトロアコースティックを披露するStephan Mathieuが"April Im Oktober"を提供しており、ぼんやりとしたドローンがレイヤーとなって持続するだけの感情さえも排したような音のうねりによるアンビエントは、極寒の雪が吹雪く中に灯る火のような温かさを発している。他にも外部から参加したのはケルン発のMax Wurdenがおり、かねてよりサウンドトラックやアンビエントを手掛けるアーティストのようで、収録された"Unterwasser"はこれも淡くぼかされたドローンが持続するその奥にダビーなパーカッションが非常にゆっくりとした残響を生み、何だか時間軸さえも遅くなったように感じる空間の広がりを活かしたアンビエントだ。勿論Kompakt勢からも実力あるアーティストは多数参加しており、The Orbにしては珍しくノンビートなアンビエントに挑んだ"Alpine Dawn"は正にアルプスの夜明けというタイトルに相応しく神々しく眩いサウンドスケープを展開している。またDave DKは同じくKompaktのLeandro Frescoがリミックスした"Veira (Leandro Fresco Mix)"を提供しており、ビートを遅くしながらも原曲のドリーミーな世界観はそのままにガスが立ち込める曇った音響やスターダストのような煌めく音を追加し、抽象画を思わせる淡い世界を確立している。そして本シリーズのセレクトを担当している元KompaktのボスであるWolfgang Voigtも"Ruckverzauberung (Thore Pfeiffer Megamix)"を提供しており、オーケストラの荘厳な音響を用いてアンビエントを作ったらという風な崇高なメガミックスは、流石芸術へのこだわりを強く持つVoigtだけあって一際独自の路線を進んでいる。また本作はこのシリーズにしては珍しく軽くミックス処理がされている事で、途切れる事なく夢幻の持続をする事に可能になっており、よりアンビエントとしての効果を高める事に繋がっている。身も心も寒い冬だからこそ、仄かな温かさを発する微睡んだアンビエントはBGMとして適切な時期であり、是非とも今聴くべきな1枚だ。



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| TECHNO12 | 18:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Leandro Fresco - El Reino Invisible (Kompakt Pop Ambient:Kompakt PA CD 1)
Leandro Fresco - El Reino Invisible
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テクノシーンにおいて良質なアンビエントを届けるシリーズの最高峰としてKompaktの「Pop Ambient」が存在する。2001年に最初のコンピレーションがリリースされ、それ以降はおおよそ真冬の季節に一年に一枚のペースで滞りなく送り出され、15年にも及ぶ長いシリーズとして君臨している名物的な作品集だ。そして遂にコンピレーションとしての体系だった「Pop Ambient」が、アーティスト毎にフォーカスを当てた新たなシリーズを開始したのだが、その作品の第一弾がアルゼンチンはブエノスアイレス出身のLeandro Frescoによるアルバムだ。当方は初めて耳にするアーティストであるが、経歴を調べてみると「Pop Ambient」シリーズが開始した当初からKompaktとは細々と関係があるようで、アンビエントだけでなく可愛らしいシンセポップやダンス性の強いテクノまで、ある意味ではKompaktの幅広い音楽性に沿ったアーティストのようだ。勿論このアルバムにおいては「Pop Ambient」らしい静かな音の波が広がるようなアンビエントを披露しているのだが、そこには南米はアルゼンチンの甘い白昼夢に浸るようなサウダージが存在する。アルバム冒頭の"La Edad De Oro"からして郷愁たっぷりなシンセと霧がかったシューゲイザーのような淡いサウンドに満たされ、現実の世界からは逃避するような牧歌的な世界観はKompaktらしいポップ性も含んでいる。"Le Herida Del Soldado"ではアルゼンチンらしい物哀しいスパニッシュギターの音色が切なく、アコースティックな音とフィールド・レコーディング風な音響が生暖かく湿らす。アルバムの他の曲も曲調は同様に統一され、環境音楽のような音響に有機的な音色やシューゲイザー風な霞んだシンセのレイヤーを用いて、何処までも平坦で穏やかな地平が続くような世界を広げている。アルゼンチンの燦々と降り注ぐ太陽の煌きや豊かな色彩も浮かび上がらせ、非常に牧歌的なアンビエントとして包容力に溢れている。



Check "Leandro Fresco"
| TECHNO11 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pop Ambient 2015 (Kompakt:KOMPAKT CD 120)
Pop Ambient 2015
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冬の風物詩、身も凍える寒冷の中でリリースされるほっこり温まるアンビエント・シリーズ"Pop Ambient"。ドイツはKompaktからレーベル創設者であるWolfgang Voigtによって選び抜かれた曲は、アンビエントの指標となるべきシリーズの一つだろう。流石にこれだけの長い期間に渡ってリリースされているとマンネリ感を避ける事は難しいが、それでも尚アンビエントにありがちな観念的な宗教性を排除しながら、純粋にBGMとして元からその場に自然と存在するような環境音的なアンビエントを送り続けており、その質の高さは保証されている。注目は冒頭に続けて2曲提供している新鋭のThore Pfeifferで、粘度の高い液体が蠢くような抽象的な動きを見せる"Wie Es Euch Gefallt"と引いては寄せる波のように静かに現れるアコースティックギターを導入した"Nero"と、穏やかな揺らぎを体感させるアンビエントを披露している。続くKompakt関連のアーティストであるDirk Leyersは"Daydreamer"と言うタイトル通りに、白昼夢に溺れていると錯覚する高揚を抑えて静かに美しいメロディーを反復させたサウンドトラック風な曲を提供。また同シリーズに幾度と無く参加しているUlf Lohmannによる"Refresh"は特に素晴らしく、鮮烈で新鮮な色が混ざり合ったような音色を発しながら涙が零れるまでの郷愁を誘うアンビエントは、ポップな要素もありながら黄昏時の景色を喚起させる。そしてLeandro Frescoによる"Nada Es Para Siempre"は深い場所で濃霧のような朧気な音響が鳴っているだけではあるが、落ち着きのある温もりが継続する正にアンビエント・ミュージック的だ。ひたすら淡くぼやけたノイズやドローン音響に美しく幻想的なシンセサイザーの音が立ち込めており、眠る時の安眠剤として効果的な一枚であろう。



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| TECHNO11 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pop Ambient 2014 (Kompakt:KOMPAKT CD 113)
Pop Ambient 2014
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ドイツはKompaktが送る冬の風物詩、名物アンビエント・テクノのシリーズとなっているPop Ambientも2014年作で遂に14作目となる。もう気温も温かくなり紹介するのも今更感は否定出来ないが、近年はどうも恒例となり過ぎた為に停滞感が拭えなかったこのシリーズにしては、2014年作は意外にも当たりと思える良作だ。特筆すべき点は幾つかあるが、2008年以来にこのシリーズに参加となるUlf Lohmannは、初期のKopmaktを支えていたアーティストの一人だ。そのUlfによる"Sicht"はアンビエントではあるが、温かい陽が射すように電子音が穏やかに広がる楽園が目の前に広がるようで、何だか夢の中に居るようだ。Kompaktを代表する一人でもあるThomas Fehlmannの"Treatment"も素晴らしく、静謐なピアノの音が零れ落ちながら揺らぐシンセ音が時間軸をゆっくりと伸ばしていく幻想的な曲で、心拍数が静かに下がっていく。同じくシリーズに頻繁に顔を出すMarsen Julesによる"The Philosophers Trap"は最早アンビエントと言うよりは、ステンドガラスを通過した極彩色の光が散りばめられたような美しい音を放ち、宗教的な神々しい佇まいさえ発する瞑想的で鎮静なる曲だ。話題と言えばCologne Tape(Jorg BurgerやThe Fieldらによるプロジェクト)も曲を提供しているが、それよりもThe FieldをGasがリミックスした"Cupid's Head (Gas Ambient Mix)"が白色光の揺らぐノイズに包まれるミニマル×ドローンなアンビエントで素晴らしい。そのGasことWolfgang Voigtは、自身の名義では"Ruckverzauberung 8"なるフィールドレコーディング風の抽象的な電子音を淡々と鳴らすなど実験的な側面も見せている。正直このシリーズに新鮮味を見出すのは最早困難ではあろうが、しかし本作に於ける精神安定作用は例年以上に効果的で、寝る時のBGMとしてもお勧めなのである。



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| TECHNO10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pop Ambient 2013 (Kompakt:KOMCD103)
Pop Ambient 2013
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もう気温も温かくなり始めた5月の紹介となり場違いではあるが、真冬の風物詩であるPop Ambientシリーズの2013年バージョンの紹介をさせて頂く。ドイツはKompaktが毎年リリースするコンピレーションは複数あるが、このシリーズはタイトル通りにアンビエントに焦点を当てており、2001年からリリースされ本作で通算13枚目となる。流石にシリーズが長くなり過ぎて一時期はKompakt外部からのアーティストにおんぶしている面も見受けられたが、本作は過去にレーベルに絡んだ、もしくはレーベルに所属するアーティストが多くクレジット的には違和感は感じない作品集となっている。目玉と言えばJorg BurgerとMatias AguayoのKompakt勢がタッグを組んだTerrapin名義によるPink Floydのカバーである"Cirrus Minor"だろうか。叙情性の強い長閑な田園風景を喚起させるフィールドレコーディングを打ち出した原曲を、イメージを全く損なう事なくより電子化された音像で磨きをかけた癒しのアンビエントで、波も立たない静かなる音の伝導が鎮静効果をもたらしている。またLeandro Frescoによる"Cuando El Sol Grita La Manana"はポップで明るいメロディーをなぞりながら、それでもただひたすら平坦に薄い音が遠くまで広がっていくアンビエントを鳴らしており、これは正にPop Ambientと言うコンセプトに当て嵌まる曲であろう。その他にもMikkel Metal、Michael Mayer、Wolfgang Voigtなどベテラン勢が深い音響を伴うドローン系のアンビエントやメディテーション作用の大きい曲を提供しており、アンビエントを謳うコンピレーションでは非常に高い質を保っている。勿論数年前からこのシリーズについてはクラシカルなアンビエントであるが故に、新しさを見つける事は困難になりつつ同じループを繰り返しいるような印象も受けてしまうのだが、それはそれで伝統芸能として受け止めて厳粛なアンビエントを楽しむのも悪い事ではないだろう。

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| TECHNO10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pop Ambient 2012 (Kompakt:KOMPAKT CD96)
Pop Ambient 2012
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毎年冬の到来と共にやってきていたKompaktのアンビエントシリーズ”Pop Ambient”の12作目。既に冬も終わりに近付き春がやってくる手前での紹介となりますが、とても心温まるシリーズなので今でもしっぽりしたい方にはお勧めな作品です。Kompaktと言えばかつては奇才を誇るWolfgang Voigtが運営に携わり独自のテクノシーンを築いてきたのですが、現在はVoigtは運営から退きMichael Mayerがその役目を一手に担っています。Mayerが主導になってからはKompaktの経営方針も変わり音楽性にも変化の季節が訪れていますが、しかしこの”Pop Ambient”だけは毎回Voigtがセレクションを担当し一定の質の高さを守り続けています。本作にて注目すべきは近年音楽活動を再始動させているWolfgang Voigtがソロで1曲、そしてJorg Burgerとのユニット・Mohnとして1曲提供している事でしょう。特にMohnによる洞窟内で音が反響するような深い残響を生かした沈静なアンビエントが、ただ快適性のみを提供するアンビエントとは一線を画すシリアスな作品で、テクノの地平を切り開いてきたVoigtの才能は今でも健在でした。かと思えばSuperpitcherは正にポップと言う表現が相応しいメロディアスなフレーズがひたすら繰り返されるノンビートアンビエントで、浮遊感や高揚感でなく音色の温かさでアンビエントを表現しています。そしてTriola(Jorg Burger)による鎮魂歌の様に物悲しいムードに満ちたアンビエントと言うには少々宗教さも漂うトラックや、Loops Of Your Heart(The Field)によるアナログシンセによるコズミック感を打ち出しジャーマンプログレを意識したローファイなアンビエントまで、Kompaktの快適性やポップなセンスは保ちつつも各々が考えるアンビエンスを鳴らしておりました。シリーズもこれだけ続くと尻すぼみになるのは少なくありませんが、常に新たなる才能が集まるKompaktならではの質の高いアンビエントコンピレーションとなっております。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
BEST OF 2011
あけましておめでとうございます。2011年は東日本大震災や原発事故と言う想像だにしなかった災害が日本を襲い、その影響で音楽シーンにも暗い影を落としていたように思われます。しかし多くの海外からの支援や、また国内のチャリティー活動もあり少しづつではありますが、復興に向けて進んでいるのも事実です。そしてそれは音楽と言う文化に於いても同様で、一時期は萎縮してしまったパーティーやクラブミュージックも今ではまた以前と同じ位までに活動を盛り返しております。そんなご時世の中で素晴らしい音楽も、特にそれが日本から多く出てきた事は本当に喜ばしい事で、そんな音楽は僕に人生を楽しく過ごす為の原動力となってくれています。さて今年も本当に沢山の音楽を聴きそれぞれが素晴らしかったのでどれがベストと言うのも難しいのですが、今の気持ちで気に入っている作品を選んでみました。皆様のポジティブな力の原動力となる事を祈って紹介致します。
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| BEST | 09:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Popol Vuh - Revisited & Remixed 1970-1999 (SPV Recordings:SPV 70442 2CD)
Popol Vuh - Revisited & Remixed 1970-1999
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かつてはクラウト・ロック(※蔑称している表現)とも呼ばれ評価の低かったドイツのプログレッシヴ・ロックですが、その後はテクノ・ハウスの分野から再評価をされた経緯がある事からも分かる通り、ドイツのロックはエレクトロニクスを駆使し既成概念に囚われない独自の音楽を生み出しました。その点でジャーマン・プログレとテクノの相性は抜群なのですが、ドイツのPopol Vuhと言うプログレ・バンドのリーダー・Florian Frickeの没10年目にして、追悼盤としてテクノ系アーティストがリミックスを提供したコンピレーションがリリースされました。実はFlorian Frickeは初期作品にてムーグ・シンセサイザーを利用していたものの、宗教観にそぐわないと言う理由によりムーグをKlaus Schulzeに売り飛ばしてしまい、それ以降の作品では自然回帰の姿勢でニューエイジ化しました。本コンピレーションの一枚目には70〜99年までの作品が収められているのですが、やはり新しい時代の作品は(特にサントラ曲は)穏やかな酩酊感を感じさせるだけの楽曲が多く、正直な所ジャーマン・プログレの狂った高揚感は無く物足りないのが本音です。しかし二枚目にはリミックスが収録されており、Thomas FehlmannやMika Vaini(Pan Sonic)の重厚なアンビエント、Moritz von Oswaldの研ぎ澄まされたダブテクノ、Stereolabのヒーリング色のあるお洒落なラウンジ系など、こちらはそれなりにアーティスト毎の個性が感じられる電子音楽となっており楽しめるのではないでしょうか。まあ作品の善し悪しを抜きにしても、テクノの原点の一部を知ると言う意味に於いては価値のある作品だと思います。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pop Ambient 2011 (Kompakt:KOMCD87)
Pop Ambient 2011
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トンネルを抜けるとそこは雪国だった…訳ではないですが、先日は東京にも雪が積もってびっくりです。そんな厳冬の最中にひっそりとやってくるモノと言えばやはりこれ、Kompaktが送る冬の恒例アンビエントシリーズ。"2001"から始まり10年を経て遂に"2011"の11作目に到達。10年もの長い時間が経てばレーベルがぶっ潰れたりシリーズもいつの間にか忘れられたように消滅なんて事も珍しくないですが、Kompaktは半ばドーピングのように外部からアーティストを招いてシリーズを継続させております。本作でもAlva Noto(Carsten Nicolai)、Marsen Jules、ニューカマーであるBhutan Tiger Rescue(実はEwan Pearsonのユニット)やCratoやBarntらを呼び込み新風を吹かせつつ、同時にKompaktの主要アーティストであるThomas Fehlmann、Wolfgang Voigt、Jurgen Paapeらも新曲を提供し、鎮魂歌の如く霊験あらたかなアンビエントミュージックを変わらずに聴かせてくれております。柔らかいアコースティック調から電子の粒子が散乱する幻想的なアンビエント、そして交響曲を取り込んだ荘厳な異色作までアーティスト毎に特徴のある音が詰まっておりますが、"Pop Ambient"と言うタイトルに違わずにボーッと何も考えずに垂れ流しにしているだけで和めてしまうポップさは当初から変わっておりません。炬燵と蜜柑と、そして"Pop Ambient"があれば寒い冬も大丈夫。

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| TECHNO8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Michael Mayer - Immer 3 (Kompakt:KOMPAKT CD 83)
Michael Mayer - Immer 3
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KOMPAKTの共同設立者・主宰者であるMichael Mayerが手掛けるImmerシリーズ4年ぶりの3作目。KOMPAKTの他のコンセプトがあるMIXCDやコンピに比べると、このシリーズはMayer独壇場の好きな曲をプレイすると言うパーソナリティーの強い内容となっております。歌物テクノやベルリンミニマル、テックハウス、シューゲイザーなど一見まとまりの無い選曲ながらも、KOMPAKTの要素の一つであるポップなキュートさとニューウェーブ的な不安を感じさせる陰鬱な空気が混じり合い、今までのシリーズをほぼ継承しております。ただ前作に比べると多少重苦しくそしてクラブ的なダンスのグルーヴは弱まっていて、一つ一つの曲をじっくり聴く印象が強め。元々収録されている曲がどれも個性やアクが強い分、ミックスの流れや妙技を楽しむと言うよりはコンピ的な聴き方になってしまうのですね。Round Twoの傑作ディープハウスをクラシック風にカヴァーした"New Day"や、話題になっているMassive Attackの"Paradise Circus(Gui Boratto Remix)"など、確かに存在感のある曲がずらりと並んでいて気の利いた内容ではあるのかな。

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| TECHNO8 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Andrew Thomas - Between Buildings And Trees (Kompakt:Kompakt CD79)
Andrew Thomas - Between Buildings And Trees
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今尚ドイツテクノシーンのトップに君臨するKompaktは良質なテクノを量産する一方、ダンスフロアの喧騒から離れた穏やかなアンビエントを手掛ける事を忘れてはならない。と言う事で本作はKompaktのアンビエント方面が前面に出たビートレスなアルバム。Andrew ThomasはKompaktの「Pop Ambient」シリーズにほぼ毎年新曲を提供しておりましたが、アルバム自体はこれで2作目、しかも前作は2003年リリースだから本当に久しぶりのアルバムです。しかしアンビエントとは言っても浮遊感のあるとか夢見心地で快楽と言う内容ではなく、厳かな宗教音楽と言った趣が強く生真面目に向き合って聴く様な印象があります。ぼやけて不鮮明なノイズやエレクトロニクスサウンドの中から浮かび上がるピアノやストリングス等のアナログ音は、とても温かみがあるものの快楽や多幸感があるでもなく、まるで重厚に響く聖なる教会音楽の様であり鎮静と安堵をもたらすかの如く。気持ち良く睡眠を引き起こす音でも間違いはないけれど、軽いヒーリングミュージックとも異なる神聖な内容。ビートレスでゆったりとした展開は時間軸の遅くなる錯覚を引き起こし、何時の間にか現世から解き放たれる事でしょう。

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| TECHNO7 | 09:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pop Ambient 2010 (Kompakt:KOMPAKT CD 77)
Pop Ambient 2010
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毎年この時期恒例のKompaktが送るアンビエントシリーズ"Pop Ambient"も遂に10作目。シリーズ物と言うのは継続する事に飽きが来たり質が下がったりするのは珍しくない事ですが、そこは流石Kompaktだけあって毎回高品質を保っております。勿論レーベルのボスであるWolfgang VoigtとJurgen Paape、The Orb、Thomas Fehlmann、Dettinger(まだ音楽活動してたの?)らのベテランが参加しているのがその理由の一端でもありますが、それ程知名度が高くないアーティストからも良質なトラックを掘り出してくるのがKompaktの実力でしょう。特に2曲も収録されているBrock Van Weyは17分にも及ぶ長尺なアンビエントを提供しているのですが、アンビエントと言うよりももはや教会で流れる荘厳な讃美歌の様でもあり、神への祈りや讃えと言った情景が浮かんできます。これぞ聖なる(静なる)音の波、安堵と平静をもたらします。他のトラックも全てノンビートで、アコースティックな音色と電子音が混ざり心もほっこり温まる優しさと牧歌的なおおらかさがあり、家に籠もって耳を澄まして聴くのがベストでしょう。

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| TECHNO7 | 16:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2009 Best Seller
今年も残り二日ですね、皆様お疲れ様でした。当ブログでもせっせと良質な音楽を紹介してきたつもりですが、読者様には一体どんな作品が人気があったのか?当ブログで売れ行きの良かった作品を紹介したいと思います。それでは続きをどうぞ。
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| BEST | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pop Ambient 2009 (Kompakt:KOMPAKTCD69)
Pop Ambient 2009
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夏が来〜れば思い出す〜遥かな尾瀬〜って、今は夏じゃないよ!冬の名物アンビエントシリーズ・"Pop Ambient"。ドイチェテクノの総本山・Kompaktが冬に送り出す定番中の定番で、このブログと共にもう何年も同じ時期にリリースを重ねております。このブログを定期的に更新するのも忍耐力が必要な様に、Kompaktが質を落とさずに毎年アンビエントコンピを送り出すのもきっと裏では大変な努力がある事でしょう。しかし2009年盤はKompakt以外からのアーティストが半分位含まれていて、ある意味外注と言うかKompaktのネタ切れなのかしら?やっぱり一つのレーベルのアーティストだけで質の高い曲を集めるのは、相当に難しいと言う事なんだろう。そんな事を抜きにすれば本作も充分に快適なノンビートアンビエントが満載で、白銀の雪の世界に溶け込んでしまうような幻想的な世界観は健在です。と言うよりも大吹雪で外に出られず、かまくらの中でしんしんと静寂の時間を過ごすようなイメージが浮かんできます。日本でも真冬の北海道とか豪雪地帯などでこたつの中に籠もって聴くと、一番気持ち良いんじゃないかと思います。寝る時のBGMとしても当然問題無し。

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| TECHNO6 | 00:10 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pop Ambient 2008 (Kompakt:KOMPAKTCD62)
Pop Ambient 2008
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今日のWBC世界バンタム級タイトルマッチでの長谷川穂積の紹介のコメントが、これぞ"本物"、これぞ"リアルボクシング"。明らかに亀田家を揶揄する様なコメントで苦笑しましたが、確かに長谷川が本物なのは正しい。さて亀田家に対してはもちろんTBSが視聴率を取る為に誇張しすぎな点が悪いんだけど、それ以上にTVで放送される事を鵜呑みにする日本人が多すぎるってのが問題なんだろう。それは別にボクシングだけじゃなくて音楽もそうだし、グルメもそうだし何でもそうなんだけど、自分で探す事を諦めて与えられる情報を疑いもなく信じる人に疑問を感じる。まあ企業などにとってはその様な簡単に扱いやすい人がいないと商品が売れなくて困るだろうし、社会的にはその様な人達の方が貢献してるのかもしれないけれど。

話は全く変わりまして毎年年末になるとリリースされるKompaktのアンビエントシリーズの最新作。アマゾンでCD版を注文したんだけど最初は何故かレコードが送られてきて、交換を頼んだら2回目もレコードが送られてきてちょっとむかついた。なのでリリースは一ヶ月程前だけど、手にするのに結構時間がかかってしまいました。特に説明は必要も無いと思いますが、ノンビートな霧靄系のアンビエント全開。凍てつく雪に覆われた山奥の小屋の中で、ひっそりと暖炉の前に居るような温かさが感じられる優しい音。Wolfgang Voigtが一曲提供してくれているのが、ちょっと嬉しかった。

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| TECHNO5 | 21:50 | comments(2) | trackbacks(0) | |
BEST OF 2007
来たるべき大晦日が遂にやってきました。今年は特に年末年始は予定が無いので、今日はDynamite!!でも見ながら酒を飲みつつ年を越そうと思います。ちなみにロシアン皇帝VSチェ・ホンマンなんて、でくの坊のチェに勝ち目なんてねーだろ。何て言いながらチェが勝ったらどうしよう…。そう言えば今年は長年お世話になってきたシスコがクローズしたり、クラブ営業への圧力が一層高まったり、クラブミュージックがどんどんと良くない状況になっているのを感じました。元々一般人には馴染みのない世界、音楽なのに更に追いつめられてどうしようもない状況ですな。まぁ中には一般受けにヒットしてるアーティストもいるので、今後はよりアンダーグラウンドとオーバーグラウンドで境が出来ていくのでしょうか。とにかく真夜中のクラブ営業だけは、法を改善して問題を無くして欲しいですね。何で24時間営業の居酒屋で飲むのは合法で、クラブで夜中に踊るのは違法なんでしょうね?意味の無い法律は必要ありません。

無駄口が続きましたが、これから2007年のマイベスト作品を紹介致します。でも昨日掲載した売上ベストに出ている作品は敢えて外してあります。それらの作品でも自分の年間ベストに入っている物はありますが、折角なので今日はそれ以外を紹介したいと思います。ベタなチョイスではありますが参考にして頂ければ幸いです。

それでは続きをどうぞ。
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| BEST | 17:00 | comments(4) | trackbacks(2) | |
Reinhard Voigt - Premiere World (Profan:PROFANCD6)
Reinhard Voigt-Premiere World
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実はKompaktのボスはMichael Mayerではなくて、裏番としてケルンミニマリズムの最高峰・Mike InkことWolfgang Voigtがいるらしい。まあ実際そうなんだろう、だってKompaktが軌道に乗ってからはWolfgang Voigtの活動ペースは全くと言って良い程落ちているし。しょうがないのでWolfgang Voigtの実弟・Reinhard Voigtでも如何でしょうか。Wolfgangが立ち上げたProfanレーベルの最後の作品は、Reinhardの極上のアンビエントアルバムなのです。それまでのProfanと言うとThomas BrinkmannとかM:I:5名義のWolfgangらの究極のミニマルアルバムが出ていましたが、何故か最後のReinhardはアンビエントと言う不可思議。静かな佇まいの中、細切れに散布した金属片に光が乱反射する様に音が煌めいて、非常にゆったりとした時間が流れています。これって現在のKompaktの「Pop Ambient」シリーズ(過去レビュー)にも通じるドリーミーな感じもあったりして、2000年にもこんな作品を出してたんだーと驚きがありました。有無を言わさずノンビートアンビエント作品では、かなり上位に位置する物で最近寝る時に手放せませんな。そう言えば兄のWolfgangもGas名義で最高のアンビエントアルバムを出しているし、兄弟揃ってミニマルとアンビエントの才能があるんだね。

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| TECHNO4 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
BEST OF 2006
来たるべき大晦日が遂にやってきました。今年はPRIDEの不祥事で格闘はK-1しかTV放映されません。非常に残念です。さて、今年の年越しは万座温泉で過ごすので、31日から3日までは外出しています。なのでこの更新も前もってまとめておいたのが、自動でアップされるようになっています。今日は年間ベストを選ぶと言う事で、時間をかけて今年リリースされた物で印象に残ったのを探していたのですが、あちらを立てればこちらが立たず状態でどれを切るか本当に迷いました。年間ベストとは謳っておりますが、実際の所数日後に選び直したらまた内容は変わるだろうし、今の時点の気持ちで選んで物と考えた頂いた方が宜しいかと。でもどれも最高に素晴らしい音楽ばかりなんで、是非参考にしてみてくださいね。

それでは続きをどうぞ。
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| BEST | 12:00 | comments(12) | trackbacks(4) | |
Pop Ambient 2007 (Kompakt:KOMPAKTCD54)
Pop Ambient 2007
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ここ数年ドイツテクノシーンで絶好調の活動を見せるkompaktの名シリーズ「Pop Ambient」の季節がやってきました。Kompaktのミニマル+ダビー+テクノな作風は、現在のシーンに多大なる影響をもたらしたと言っても過言ではない位ですが、Kompaktの側面にはポップでアンビエントなホームリスニング的作風もある訳でありまして、その集大成が「Pop Ambient」なのですね。もうこのシリーズは幾度か紹介しているのでこれ以上の説明も不用だとは思うのですが、シリーズを重ねても質は落とさずに出し続けてくれるので本当に有り難いです。今作では久しぶりにWolfgang VoigtことGas(Mike Ink)が新作を提供しているのですが、ドローンとした迷宮的ミニマルアンビエントは変わり映えはないけど最高です。流石Kompaktの裏番長!またMarkus GuentnerやThomas Felhmannらお馴染みの面子も、深い霧の中に迷い込んだ深淵なアンビエンスを奏でるし、Marsen JulesやThe Fieldは開放感溢れポップなメロディー炸裂の陽気な心地良さを提供しています。アンビエントと言われる作品は数あれど、ここまで質の高さを誇るシリーズは他にないんじゃないかな。下手にしょうもないアンビエントなアルバムを探すより、「Pop Ambient」シリーズを買っておけば間違い無し。これを聴かずして冬は越せないですよ。

Pop Ambient 2006の過去レビュー
Pop Ambient 2005の過去レビュー
Pop Ambient 2004の過去レビュー


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| TECHNO4 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Michael Mayer - Immer (Kompakt:KOMPAKTCD15)
Michael Mayer-Immer
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先日紹介したPop Ambientシリーズをリリースするドイツのテクノレーベル・Kompaktは、ミニマリズムを追求したWolfgang Voigt(Mike Ink、Gas)とMichael Mayerによって運営されています。前者が近年は活動していないので、現在のKompaktの表だった指導者はMichaelと言う事なのでしょう。2002年にリリースされたこのMIXCDは、今思うとその後のKompaktの路線を示唆する物だったのかもしれないですね。Kompaktが主力とするのはポップなアンビエントと、そしてケルン系と言われるミニマルテクノ・ハウス。このMIXCDでは後者のミニマルなテクノ・ハウスを、俺らが最前線だと言わんばかりにがっちり披露してくれています。展開はなるべく抑えて反復を繰り返す曲が繋げられ、途切れの無い心地良い流れを作っていますが、Kompaktが提唱するのはそれ以上の事。決して味気の無い展開になる事はせず、色気のある反復シンセ音が入っていたり、時には情緒的で浮遊感のあるウワモノが入ってきて、トランシー(トランスとは違います)さも表現出来ています。クリックハウスだとかも言われてるMIXCDですが、それ程クリッキーではないし(そもそもKompaktはクリックハウスに興味なさそうだし)普通にテックハウスって感じかな。上げすぎる訳でもなく緩すぎる訳でもなく、その中間をふわふわ行く具合が気持ち良いですね。

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| TECHNO3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pop Ambient 2004 (Kompakt:KOMPAKTCD29)
Pop Ambient 2004
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昨日の更新でドイツ・Kompaktレーベルの名作Pop Ambinetシリーズの話が出たので、その2004年盤を紹介です。しかしよくもこんなタイトルを冠したなぁと思います。テクノを聴かない人が間違ってPopと言うタイトルに釣られて買ったら、想像と全く違っていてぽか〜んとしてしまうんじゃないでしょうか。でも間違って買っても安心出来るのが、このシリーズの質の高さ。普段アンビエントなんか聴かなくたって大丈夫、このビートレスの深淵なる霧の世界は睡眠を誘う誘発剤の一種でございます。現実世界と異なるゆっくりとした時を刻み、目まぐるしい毎日の生活から一時的にでも心身ともに解放をさせてくれます。意外とシンプルな構成で音数は少なめなのですが、それ故に逆に静寂の間が際立ち音の美しさにしんみりとしてしまいました。アンビエントシリーズとして入門編としても役立つし、寝る時に気持ち良い音楽を聴きたい人は是非とも購入をお勧めします。名の知れたアーティストはそれ程収録されていませんが、内容は太鼓判押しておきます。

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Pop Ambient 2006の過去レビュー
Pop Ambient 2005の過去レビュー

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| TECHNO3 | 22:30 | comments(4) | trackbacks(0) | |
Markus Guentner - 1981 (Kompakt:KOMPAKTCD39)
Markus Guentner-1981
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ドイツテクノシーンの中枢・Kompaktの近年の流れはミニマルでダビーなテクノを押し進めているものの、また片一方でPop Ambientシリーズなる心地良いアンビエントミュージックにも力を入れています。ポップなんてタイトルは付けられていますが、一般的に言うポップとはまた別もの、それでも幽玄なメロディーが心地良いんですね。さてそのPop Ambient路線の前線にいるのが、このMarkus Guentnerです。Kompaktに所属している以外は過去の経歴など全く不明ですが、Pop Ambientシリーズには毎回収録されております。このアルバムも大半はノンビートのアンビエントで、シュワ〜っと空間を覆い尽くすシンセがずっと鳴り続け、微妙にメロディーが変化してゆく単純極まりない作品です。似た様な音楽だとKompaktのボス・Mike InkのGas名義を思い出しますが、あちら程お堅い作品ではないかもしれません。Markusのアンビエントは木漏れ日に包まれる様な温かみがあり、情緒に富んだ極彩色な景観が非常に美しいです。こう言ったゆっくりとゆっくりと微妙に変化をしてゆく音像は、現実の世界から心を隔離し夢想の世界へと聴く者を導いて安堵の一時をもたらしてくれるのですね。何故かジャーマンアシッドばりばりのミニマルな曲も含まれていますが、これもやはりMike Inkの影響なのでしょうか。あぁ、Mike Ink自身の復活が待ち遠しいですな…

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| TECHNO3 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
2006/03/10 IRIZO @ Womb
「新しい!」は新しくない。
New thing -- Calling it a new thing means already old.
IRIZO<イリーゾ>とは、エスペラント語で虹色の輝きという意味をもち、現在、混沌としているダンスミュージックシーンに異彩に輝く光で色を染めるという意味を持っています。ダンスミュージックシーンを創造してきたシーンのイノベーターから日本人の才能のあるアーティストを積極的にフューチャーします。

WOMBで奇数月第2金曜に行われるテクノパーティー、IRIZO。今までも素晴らしいアーティストを招致してきましたが、今回は昨年以来の再登場となるVince Watsonと世界を股にかけるKen Ishiiがゲストです。さてイベントはどうだったのでしょうか?
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| EVENT REPORT1 | 20:30 | comments(3) | trackbacks(0) | |
Pop Ambient 2006 (Kompakt:KOMPAKT CD47)
Pop Ambient 2006
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毎年この時期になるとやってくるKompakt必殺のPop Ambientシリーズ。どこがポップなんだよと突っ込みを入れたくなるのですが、やっぱりアンビエントミュージックとしては最高品質のコンピレーションだと思います。基本は相も変わらずノンビートな楽曲で構成されて、これをかければすぐに微睡みに陥る事間違い無しの快楽の世界が待ちわびています。静寂の中に響く幻想的な音が単なるチルアウトとは一線を画す荘厳な世界を創りだし、メロディーはポップなのにシリアスな雰囲気を持たしていますね。今作はいままでより艶やかなアコースティック音が使用され、多少人肌を感じさせる温もりがありますね。ダンスミュージック最前線のKompaktが送り出す、ダンスで疲れた心と体を癒すPop Ambientシリーズ。これを買っておけば間違い無いっ!

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Pop Ambient 2005の以前のレビュー

シリーズ化してるから
「Pop Ambient 2005」
「Pop Ambient 2004」
「Pop Ambient 2003」
「Pop Ambient 2002」
「Pop Ambient 2001」
もどうぞ。

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| TECHNO3 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Pop Ambient 2005 (Kompakt:KOMPAKT CD37)
Pop Ambient 2005
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Kompaktの代表的コンピーレーションがこのPop Ambientだ。音に関して言うと一般的なPopじゃないだろーと、突っ込みをいれたくなるが、内容は素晴らしい。参加アーティストは、The Orb、Gas(Mike Ink)、Thomas Fehlmannと有名所から、以前紹介したTriola(Jorg Burger)も含めてその他色々。その他色々って言うか、他は全く知らない…。アンビエント大特集なこのコンピは、嘘偽り無く本当にアンビエントだ。道に迷ってしまったかの様に奥へと奥へと誘われ、現世に戻ってくるのは不可能かの様な迷路な世界。大半の曲はノンビートであまり区別が無くて、ずっと聴いてると今自分が何を聴いてるのかさえも分からなくなる感じだよ。時折肌寒い早朝の暗い頃、日の出を迎える様な美しい瞬間もあったりするけれど、それでも視界は不明瞭なまま。うーん、一体ここはどうなんだろう?自分の居場所さえも忘れてしまいそうだ。快楽的なアンビエントと言うよりは、結構生真面目でシリアスだと思うよ。それでもこれだけの良質な曲を揃えるなんて、Kompaktレーベルの順調ぶりが良く分かるね。

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シリーズ化してるから
「Pop Ambient 2004」
「Pop Ambient 2003」
「Pop Ambient 2002」
「Pop Ambient 2001」
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| TECHNO1 | 22:30 | comments(3) | trackbacks(0) | |