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Andras - Boom Boom (Public Possession:PP031)
Andras - Boom Boom
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A.r.t. WilsonやHouse Of Dadといった名義でも活躍し、John TannerとのユニットであるWilson Tannerでも自然派志向のアンビエントを展開するなど、現在形のニューエイジ隆盛の中で頭角を現したメルボルンの新世代を代表するAndrew Wilson。しかし近年は無駄な装飾を削ぎ落としたロウなハウスや、果てはアシッド・サウンドまで用いたダンストラックも制作するなど、多彩な才能を持つ彼も次第にダンスフロアへの奥へと進んでいくような傾向が見受けられる。そしてAndras Fox名義で2019年にリリースされた本EPは、その傾向が更に顕著になったダンス中心の内容ではあるが、しかし単純なテクノやハウスとも異なる世界観は彼のレフトフィールドな感覚が強く込められている。"Jingo"は特にそんな性質が強く、オールドスクール感の強い4つ打ちながらも未開の地の原住民が踊っているようなアフロ・パーカッションと魔術的な魅力を放つベースラインを軸に、大きな展開する事なくミニマルなグルーヴで黙々とダンスさせる機能性重視なトライバル・テクノだ。壊れかけのラジオから流れてくるようなインタールードの"Wax FM"を挟み、"Conch"もややオールド・スクール感はあるものの、疾走感のあるリズムを刻みながら耽美なシンセコードを展開し、軽やかなパーカッションも加わって音圧やアッパーなテンポに頼る事なく軽快なグルーヴが肉体を揺らす、これも非常にシンプルながらもAndrasのダンスフロアへの的確な嗅覚が感じられる。"Rubber"はブヨブヨしたベースラインや掴みどころのない気の抜けた電子音のメロディー、そして不思議なSEも織り交ぜてAndrasの遊び心というかユーモアな性格が伝わってきて、一筋縄ではいかない奇抜なダンスも面白い。そしてスローモーなテンポながらも圧のあるキックと快楽的な電子音の上モノの組み合わせがややレイヴぽさも匂わせる"IPX7"、90年代的な時代の空気があって昨今のレイヴ調の曲が再燃するムーブメントも意識しているようだ。どれも闇雲に作り込み過ぎる事なくシンプルな支柱に沿って出来たような曲調だが、しかし必要最低限でも十分に機能を活かす点には理知的な感性もあり、色々なジャンルを難なく横断する才能はやはり本物だ。



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| TECHNO14 | 19:00 | comments(0) | - | |
The Orb - No Sounds Are Out Of Bounds (Cooking Vinyl:COOKCD711)
The Orb - No Sounds Are Out Of Bounds
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アンビエント・テクノの重鎮であるAlex Paterson率いるThe Orbの目下最新アルバム、2018年6月にリリースされた本作はある意味では非常にThe Orbらしく多くのアーティストとの交流によって生まれた作品だ。ここ数年はThe Orbとしても長らく活動しユニットの音響的な面で多大なる影響を残しているThomas Fehlmannとの共同作業が多かったものの、このニューアルバムでは旧友であるYouthや過去にも繋がりのあるRoger EnoやGuy Pratt、Public Image Limitedの元ベーシストであるJah Wobbleにイタリアのダブ・アーティストであるGaudi、勿論Fehlmann含めその他多くのアーティストが制作に参加している。その影響なのか、またはFehlmannとの濃密な共同作業ではないせいなのか、所謂Kompaktらしいクールなテクノ色は薄れつつよりバラエティーに富んでポップかつメジャー感のある作風は2001年の作品である『Cydonia』を思い起こさせる点が多い。例えば冒頭の"The End Of The End"では女性ボーカルを起用しながら最早アンビエントですらないエグいシンセが豪華絢爛さを演出するダウンテンポな作品で、その中にもThe Orbらしくヒップ・ホップやR&Bにダブなどごった煮は要素はあるものの、純度の高いテクノとアンビエントの融合は失われている。"Rush Hill Road"ではぶっ飛んで奇想天外なサンプリングから始まるも、直ぐにノリノリなレゲエ調のダンス・ビートが入ってきて更に色っぽい女性の歌も加わればポップなダンスそのもので、Patersonらしい面白いサンプリングの妙技よりもどうしてもメジャーな作風の前に抵抗感が強い。聞き所が全くないわけでもなく、かつての名曲である"Blue Room"の延長線上と考えてもよい"Pillow Fight @ Shag Mountain"はダブのぬめったリズムとしっとり艷やかなピアノによってズブズブと沼にハマるような音響と奇抜な世界観があり、色々なサンプリングも交えながらThe Orbらしい快楽的なダブ・アンビエントを展開する。余り外野を入れずにFehlmannと制作された"Isle Of Horns"は、非常に多くのサンプリングを用いて異空間世界へとぶっ飛ばしつつ、その足元にはダブ/レゲエのスローモーで重心の低いビートを張り巡らせ、Fehlmannらしく音の間を強調しながら研ぎ澄まされたアンビエントを作り上げている。ラストの"Soul Planet"はゲストがほぼ勢揃いした15分にも及ぶ大作で、全くビートの無い空間に静謐で物悲しいピアノや浮遊感のある電子音を配置した序盤、勢いのあるダンス・ビートが入ってきてソウルフルな歌も加わり熱量を増して躍動する中盤、そして再度ビートが消失しメランコリーなアンビエントの流れから最後は悲壮感漂うピアノの旋律で幕を閉じていくなど、長尺を活かす事で一曲の中に感動的なドラマが存在する。曲毎に随分とバラエティーに富んでいるのはやはり多様なゲストを迎えた事が影響しており、ある意味ではThe Orbらしいジャンルを横断するごった煮なサウンドは下世話な感もあってそれも司令塔Patersonのユーモアと考えられるが、やはり個人的にはテクノ音響職人のFehlmannが全面参加している時の方が音楽性は優れているように思う。



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| TECHNO14 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Project Pablo - Come To Canada You Will Like It (Verdicchio Music Publishing:VMP 001)
Project Pablo - Come To Canada You Will Like It
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淡い色彩の水彩画は長閑な田舎の風景か童話の中の世界か、兎にも角にもそのジャケットからして牧歌的な雰囲気が伝わってくるアルバムを手掛けたのはカナダはモントリオールのPatrick HollandことProject Pabloだ。2014年頃からリリースを開始し1080pやTechnicolourにLet's Play Houseと早くから人気レーベルのカタログに名を連ね、作品によってグルーヴィーなディープ・ハウスから粗さの残したロウ・ハウスにメロウなフュージョン風までありどれが軸なのか掴めない所もあるが、レトロな雰囲気は昨今の懐かしさが満ちたシンセウェイヴの一環と考えても良いだろう。そして本作、田舎のスローライフな生活にインスパイアされて制作したそうで、確かに以前よりも更に真夜中の力強いダンス性から離れて、ジャケットの世界観からおおよそ想像出来るような素朴でリラックスしたリスニング志向の曲が中心になっている。アルバムは淡い水彩画をぼかしたようなシンセのメロディーのみが朗らかな風景を描く1分弱の"Intro"で始まり、続く"No Interest"では生っぽいざっくりとしたドラムが優しくリズムを刻む上に柔らかいピアノやシンセが非常に簡素なメロディーを被せて、忙しない都会から遠く離れた地の長閑な田舎風景を描き出す。"Rent Day"ではメリハリのあるジャジーなリズムが躍動しながら透明感のあるシンセも動きを作り、小洒落たフュージョン風かジャジー・ハウスかといった趣きだ。"Tunstall"になるとややリズムは軽快に跳ね出しハウス寄りなビートを刻むが決して強迫的な雰囲気はなく、やはり遠い風景に溶け込むようなシンセや素朴なホーンの音色に色彩がぼかされて、昼間の心地好いうたた寝を誘う。"Nanana"も更にからっと硬いキックが安定したハウスのグルーヴを刻み切ないシンセでぐっと情感を強めて、Project Pabloの以前から見受けられるダンス性とメロウ性が率直に伝わるであろう曲だ。ハウス調に寄ったかと思えば、また終盤では変則ビートにダブワイズな音響で空の広がりを感じさせる"It's Okay That It's Like This"や、まったりとした温かみのあるベースラインと牧歌的な鍵盤にしっとりさせられるダウンテンポの"Fine Match"で、切なさが心身に染みていくようなメランコリーを強めてアルバムは幕を閉じる。全くクラブ・ミュージックとしてのビートや雰囲気が無いというわけでもないが、しかしやはり日が照る日中の時間帯、そして緑の木々が生い茂る田舎でののんびりした生活を喚起させるのは、Pabloが触発された世界が見事に投影されている事を示す。忙しない日常の中でほっと一息つく事を約束するリラクシング・ミュージック、あっという間の40分。



Check Project Pablo
| HOUSE13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Gonno × Masumura - In Circles (P-VINE Records:PCD-24714)
GONNO × MASUMURA - In Circles
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ロックとダンスの融合という試み自体はもはや新しい挑戦でもなく既に使い古された感もある中で、しかしこのアルバムを聞いた時にはそこにまだまだ未知の領域があるのではと痛感させられる程に、生ドラムと電子音によるコラボレーションは衝撃的だった。手掛けているのはInternational FeelやEndless Flightからのリリースによって世界でも高い評価を獲得しているGonno、そして日本の既に解散してしまったポストロックのバンドである"森は生きている"のドラマーである増村和彦だ。元々ダンスミュージック外のリミックスも手掛けるなどダンスの外へより世界を広げる為の動きもあったGonnoは、実は2014年には"森は生きている"の曲をリミックスしていた事もあり、そこでの邂逅で何か得る物があったのだろうかこの増村との共同作業へと繋がっている。アルバムは増村による生ドラム演奏によってテクノの4つ打ちから逸脱しながら生き物が脈打つように変幻自在なリズムを叩き出しているが、それは始まりである"Circuit"からして5拍子という事でも体感出来る。そこにGonnoによる催眠的な電子音のループを被せながら、一方でループではない躍動的で渦巻くように上昇していくドラミングと絡み付きながら両者が融解するように混沌の中に突入していくこの曲は、肉体を震わすダンス性やロックのダイナミズムがありながらも、単純なダンス×ロックだけでは表現出来ない個性を獲得している。続く"In Circles"は7拍子とここでも変拍子がキモになっているが、モジュラーシンセらしきやや毒々しいシンセのメロディーが覚醒感を煽り、動きのあるドラミングは迫力がありながらもずぶずぶと沼地にハマっていくような粘性の高い一曲だ。"Promoter Said Like It's All About Public Images"は増村のドラムが強調されていて、ダビーな処理によって残響も奥へと伸びていくダブやレゲエの要素も感じ取れるが、上に乗ってくるGonnoの電子音は飄々としており嬉々とした明るさが感じられる。執拗に電子音の反復を用いた"Wirbel Bewegung"はテクノらしいミニマル性と共に、その下では激しく脈打つビートを刻む変則リズムのドラムが蠢いて、電子音のひんやりとしたループに生命力が芽生えるように豊かな響きを加えて、オーガニックなダンス・ミュージックと化している。そして特にGonnoの多幸感、バレアリックな音が聞けるのが"Cool Cotton"で、輝きに満ちたポップな電子音の響きと爽快で安定したビートに導かれのどかな田園地帯を闊歩するようなこの曲は、比較的ダンス・ミュージックのフォーマットにはまる事から朝方のフロアに合いそうだ。二人のコラボはジャンルから見ればダンス×ロックという単純なものではあるが、その個性がばらばらになる事はなく互いのプレイがひりつくようなセッションをしているようでもあり、それが一つの個性となり過去のどのダンス×ロックとも異なる音楽へと進化している。この多幸感に溢れながらもスリリングなセッションは、きっとライブで更に映えるに違いない。

Check Gonno & Masumura
| TECHNO13 | 14:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Carl Craig | Sonja Moonear - Cocoon In The Mix (Cocoon Recordings:CORMIX053)
Carl Craig Sonja Moonear - Cocoon In The Mix
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真夏の夜の饗宴を繰り広げるイビサはAmnesiaで開催されるCocoonのパーティーは毎年の恒例行事となっているが、そのパーティーの公式MIXとなっている『Cocoon In The Mix』の最新作(と言ってもリリースは昨夏ですが)は、デトロイト・テクノの至宝であるCarl Craigとスイスの女性DJでありミニマル系で評価を得ているSonja Moonearが手掛けている。このシリーズのコンセプトは二人のDJのミックスを収録するだけなので、音楽的な繋がりから言えば共通項は見えてこないので、それぞれ全く別のプレイとして本作は楽しむべきなのだろう。それでも本作を聞けば例えば当方のようにAmnesiaのパーティーを体験した事のない人にとっても、その雰囲気だけでも何となく掴める事は可能なのかもしれない。それは特にC2のプレイの方が顕著と感じ、序盤から"What Is House Muzik (Ricardo Villalobos What Is Remix)"や"7 Directions (Dennis Ferrer Drum Mix)"などミニマルかつドラッギーな大ネタを繰り出して、大箱らしい派手な盛り上がりを作っていく。制作するトラックに比べるとプレイの方は余りデトロイトらしさは感じさせないのがC2の特徴だが、それでも疾走しうねるビート感や覚醒的な上モノを用いたヨーロッパ寄りのテクノやテック・ハウスなどは一般的には馴染みやすい音ではあり、またFloorplanやOxiaなどクラシックも当然の如く用いて真夜中の興奮を演出し、終盤ではデトロイト系の"Episode"や"Speechless (C2 Remix)"を投下して感動のエンディングへとスムースに盛り上がっていく。ミックス自体に何か特別な個性を感じるような内容ではないものの、Amnesiaの興奮に包まれた景色が浮かんでくるような、これぞ大箱らしいプレイだろう。対してMoonearの方がDJとしての力量を感じさせるプレイが体験出来る内容で、色っぽい呟きによりハウスを宣言するような"New Age House"に始まり"Music, Music (The I Humped Mix)"によって滑らかに加速し、常にグルーヴをキープする。大袈裟に展開を作る事はせずに淡々とした抑制されたビートを刻み、Cocoonらしいドラッギーなテック・ハウスも織り交ぜながら中盤でのエモーショナルな"Creepin"や"Translated Translations Translated"等のハウスでドラマティックな流れも生み、ミニマルな展開の中にも淡い叙情性を盛り込む。中盤以降は更に深い空間を感じさせるディープ・テックな闇に進んで、ラストに向かって80年代シンセ・ポップらしさを含む"M9"からアンビエントな音響処理の強いダビーな"98%"で微睡みつつ、最後にはVillalobosによるその名も"Amnesia"でじわじわと感覚が鈍っていくようなドープ・ミニマルで深みに嵌まりながらいつしかパーティーは終わりを迎える。半ば強引なまでに盛り上げるC2、対してフロアの感覚を掴むように嵌めていくMoonear、DJとしては当然後者に軍配が上がるだろう。



Check "Carl Craig" & "Sonja Moonear"

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| TECHNO12 | 16:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Underworld - Dubnobasswithmyheadman Deluxe Edition (Universal UMC:3790796)
Underworld - Dubnobasswithmyheadman
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移り変わる時代と共に、そしてアーティストの成熟と共に変わっていく音楽性は当たり前の事であるが、それが新たなファンを獲得する一方でかつてのファンを失う事は表裏一体だ。特にアンダーグラウンドから生まれたアーティストが、余りにも絶大な人気を獲得する事で、音楽性もメジャーなものと変化していき既にパーティーピープルの心からはかけ離れてしまっている…それはつまりUnderworldの事だ。そんな人にとって恐らく最も今でも愛すべきアルバムこそが、このDarren Emerson参加後の公式1stアルバムである「Dubnobasswithmyheadman」だろう。その当時流行っていたGuerilla RecordsやCowboy Recordsなどに代表されるプログレッシヴ・ハウス -レイヴ・シーンから生まれた欧州生まれのハウス- と呼ばれる音楽を元に、彼等自身のルーツでもあるニューウェーブ色を取り込んだこのアルバムからは、90年代前半というレイヴ・シーンの空気がはっきりと感じ取れる。その時代の空気が強過ぎるせいか確かに今聴けば多少の古臭さは否めないが、それを考慮しても余り有るプログレッシヴ・ハウスの魅力が本作には閉じ込めれている。深海にある暗いトンネルを潜行するようなダークなムード、色気さえも感じられるしっとりとしたメロディーから生まれる覚醒感、そしてクラブ由来のリズムから生まれるしなやかなグルーヴなど、現在のように妙にロック化せずに忠実にダンス・ミュージックとしての体系を守っている。そんな大名盤がリリース20周年を記念してデラックス・エディションとして復刻されたのだが、これがファンの食指を動かさずにはいられない内容となっている。オリジナル・アルバムのリマスター、初期作品のシングル集、リミックス集、初期の未発表音源、更には93年のスタジオリハーサルのライブ音源の計5枚組で、更には60Pにも及ぶ写真集も収録されており、正しく初期のUnderworldこそ全てというファンの為のような内容だ。オリジナル・アルバムの素晴らしさは言うまでもないが、特筆すべきはライブ音源だろうか。随分と妖艶なトランス感のあるシンセも導入されているのは、まだリハーサルだからだろうか、それともユニットとしても方向性が手探り状態なのかと感じられるが、インプロビゼーションも織り交ぜたライブは今のロック的ダイナミズムを取り入れたものとは異なりしっかりとクラブらしい雰囲気に染まっている。また初期の未発表音源も決してラフなデモ作品の状態ではなく、オリジナル曲として出来上がるまでの過程にある異なるバージョンとして楽しむ事が出来る水準にはなっており、決して小手先の仕事ではない。勿論昔からのファンにお薦めなのは当然として、初期の作品には余り馴染みのないリスナーも本作を聴けば、Underworldの今とは異なる魅力に出会える事だろう。




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| TECHNO11 | 11:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Francois K - Renaissance The Masters Series Part 19 (Renaissance Recordings:RENEW05CD)
Francois K - Renaissance The Masters Series Part 19
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以前に比べると勢いは落ちているように思われるUKプログレッシヴハウスの指標となっていたRenaissance。そのレーベルでは大物プログレDJを招いてMIXCDをシリース化していたのだが、その最新作にはなんと意外にもFrancois Kを招き入れている。Francois Kがプログレッシヴハウス?いやいや、まさかそんな安直な事を彼が当然するわけもないが、しかしジャンルの垣根を越えて音楽に対して隔たりなく平等に向き合ってきたからこそ、このRenaissanceのシリーズを手掛ける事も本来はおかしな事でもないのだろう。先ず以て断言しておくとやはり内容は最近の彼の傾向が強く出たテクノセットにはなっているが、良い意味でのベテラン的な安定感と成熟した大人の親父の包容力を持ち合わせており、パーティーの一夜の流れを感じさせつつも非常に丁寧なミックスを施している。1枚目はJazzanovaのレイドバックしたディープ・ハウスから始まり、Francois自身のラグジュアリーな新曲のハウス、そして音響系ダブハウスなどでじっくりとフロアに火を入れていく。メロディアスなシーケンス、かっちり安定感のあるビートが強まりながらテクノやハウスが気付かない内に融解した流れに巻き込まれ、トレンドもしっかりと掴んだ硬めの厳ついダブ・ステップも混ぜながら1枚目は終了。そして2枚目は最初からパーティーが盛り上がっている時間帯の雰囲気から始まり、パーカッシヴで野性的なハウスやエモーショナルなデトロイト風のテクノ、またはTechnasiaによるシカゴ・ハウスらしいジャッキンなトラックなどピークタイムに合わせた曲を用いて、真夜中の狂騒へと雪崩れ込んでいく。終盤では破壊力のあるLen Faki Remixや大箱仕様のスケール感の大きいテクノを投下し、最後の最後でChronophoneによる感動的なラストに相応しい切ないデトロイト・テクノで見事に幕を閉じる。余りにも自然な流れ、現在のモードを掌握したセンスは、意外性ではなく正攻法で自身の音楽性を存分に表現しているようであり、王道的でありながら時代のさなかに存在している事を証明しているのだ。派手ではないかもしれないが、DJと言う行為に対して非常に真面目な性格が伝わってくる良心の作品だろう。



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| TECHNO10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
DJ Hikaru - High Psy (Modulor Japan:MDJCD1020L)
DJ Hikaru - High Psy
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気怠い夏の蒸し暑ささえも味方に付けてしまうゆるチル無国籍MIXCD、ミックスを担当したのはBlast HeadのDJ Hikaru。高円寺Grassrootsでの活動を経て沖縄へ移住してからは更に異国情緒とオーガニックな趣を増した感もあるDJ Hikaruのプレイだが、本作はクラブでのジャンルを横断するプレイはそのままにクラブの熱狂的な一夜とは趣向が異なるレイドバックした空気がBGMとして最高の機能として働く内容だ。出だしはスティール・パンの響きが爽やかなPepe Californiaの南国風トラックから始まりいきなり脱力系だが、更にWild Rumpusの甘い夢に溶け込むダウンテンポやSeahawksのトロピカルな音で火照った体をクールダウンさせる。もうこの時点で気分は人混みに揉まれる都会を離れて、未だ見果てぬ極楽浄土への世界へとトリップする。そこからは妖艶なレゲエや土着的なサイケ・ロックにグルーヴィーなディスコダブ、哀愁漂うメロウなヒップホップに男泣きのポップス、エレクトロニックなハウスまで方向性を決める事無く、しかし緩くてチルアウト感満載な空気は保ちながら盛り上げていく。チルアウトなのに盛り上げるとは一体おかしな表現だが、心身の緊張感は解きほぐし涼しさを保ちながら楽天的な高揚感のみ増していく無国籍バレアリックサウンドとでも呼べばいいのだろうか。南国が目に浮かんでくる一時間のサウンド・ジャーニー、夏休み気分に浸れる最高にチルアウト、この夏の清涼剤となる事だろう。

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| ETC3 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Hiroshi Watanabe - Contact To The Spirits 2 (Octave Lab:OTLCD-1760)
Hiroshi Watanabe - Contact To The Spirits 2
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5年前にKaito名義でリリースした"Contact To The Spirits"(過去レビュー)はKaitoの魅力と、そしてKompaktとの共同プロジェクトとしてKompaktの魅力を世に伝える意味で特別であった。そして本作はそのタイトルの続編ではあるが名義は本名でとなり、Kompaktの制約も無くなるなど相違はあるが、やはり特別である事は曲目を見て気付くはずだ。一目見て気付くのは彼との繋がりもそれ程なさそうであったデトロイト・テクノやシカゴ・ハウスが導入されている事で、リスナーからすれば少々意外な印象を受けるだろう。しかし本人から聞かせて頂いた話では元々NYでの活動時代からそれらを好んで聴いていた訳で、本人の中ではデトロイト・テクノと結び付く事はなにも意外な事ではないと伺った。となると今それらが表面化してきた事は、レーベルや名義での制約から解き放たれ自分自身の中に常に存在する音楽を、自然と手繰り寄せミックスした結果なのだろう。だからと言って本作がデトロイト系のミックスであるとも思わない。やはりここで聴けるのはワタナベヒロシと呼べる音であり、それは優しく包み込み包容力やそれに相反する沸き起こる力強さを伴うテクノ/ハウスである。これまで以上にリズム/グルーヴの変化の付け方は深みを増し、幻想的なトランス感を呼び起こす音から生々しい肉体感を感じさせる音まで広がりを聞かせながら、曲と曲とを多層的に被せる事で未知なる展開を生み出す事に成功している。また一瞬足りとも気の抜けない流れの中で、最後には日本人の曲が3曲並んでいる事は同じ日本人として喜ぶべきだろう。無理な展開は感じさせずにそれらは当たり前の様に自然とミックスされているが、そこにワタナベさんが日本のダンスミュージックの期待を一身に背負っている気概は伝わってくるだろう。彼にとってもう6枚目となるMIXCDであるのに、停滞とは全く無縁であるどころか明日へと前進を尚続けている。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2012/04/27 PUBLICHOUSE 2nd anniversary party! @ Eleven
この二年間月末の木曜日と言う平日に開催されていたPUBLICHOUSEが、目出度く金曜日へのパーティーへと昇格しました。この日はお馴染みのHiroshi Watanabeのライブにはスペシャルゲストの参加があり、そしてとてつもないファンキーな黒いプレイがお得意のKez YM、そして自分は初めて耳にするRADIQのライブもありと気になるアーティストが揃っていたので、GWの幕開けとして遊びに行ってきました。
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| EVENT REPORT3 | 16:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Jackin' House Beatz Edited and Mixed by NEBU SOKU (KSRCorp.:KCCD-474)
Jackin' House Beatz Edited and Mixed by NEBU SOKU
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"Jackin'"と言う言葉が冠されたタイトルならば条件反射で反応してしまうのは、シカゴ・ハウス好きな人の性。ハウス、特にUS西海岸ハウスやシカゴ・ハウスへの実直な愛情を表現しているKai Ishikawa & MEGUMILKによるNEBU SOKUが、"Jackin'"なハウスをコンセプトにしたMIXCDをリリースした。内容を語る前に先ずは"Jackin'"が何であるかを説明せねばならないが、昔のハウス・クラシックスに於いてはある種のステータス的にタイトルや歌詞で使われていた言葉だ。ライナーノーツにはKai Ishikawaによる解説がなされているので参考にして欲しいが、自分はクレイジーな猛威を奮う感覚的なモノだと捉えている。またはハンマーで叩かれたように痺れる感覚があり、黒いファンキーさを伴う中毒的なモノでもあるかもしれない。人によって感じ方は異なるだろうが、そこに何か共通する事があるかもしれない。それを解読する為に内容に移ろう。本作では幕開けから飛ばしまくっていて、ピアノやホーン等と熱の入った歌のオーガニックな面とド派手なサンプリングの面を生かしたハウスを中心にヒップホップやディスコ、ラテン、ロック等様々な要素を垣間見せながら疾走する。73分に36曲を詰め込んだメガミックス的な展開は息をつく暇もなく行き先も見えぬまま突っ走るが、ファンキーな跳ね感に妖しいエロスやソウルフルな情熱、洗練された洒脱な感覚もあったりとジャンルと共に様々な空気が入れ代わり立ち代わりで注ぎ込まれていく。自分は中盤以降のちょっとセンチメンタルにしっとりした音が出てくる所から終盤までの流れが気に入っているが、腰を揺らすグルーヴ感は徹頭徹尾貫いている。つまり本作は汗を伴う肉体感のパーティー・ミュージックである事を主張しており、それこそが"Jackin'"な音楽なのであろう。



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| HOUSE7 | 12:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Autechre - EPS 1991 - 2002 (Warp Records:WARPCD211)
Autechre -  EPS 1991 - 2002
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気付けば今年はAutechreの最初のリリースから20年目。多難の時代を耐え抜いてきたUKテクノの牙城・Warp Recordsの最初期からレーベル専属ユニットとして、レーベルと共に成長と進化を成し遂げたAutechre。インテリジェンステクノやアンビエントから始まり、ヒップホップやIDM、エレクトロニカと言った時代の流れも吸収しながら、何時の間にかロックリスナーまでをも虜にしてしまった稀代の才能。とは言いながらもアルバムも全部持っているのにそこまで聴き込んでいないのは、自分はやはり単純なビートで踊れるクラブミュージックが好きだからで、Autechreの音楽は取っ付きにくい印象を持っているから。しかし定期的にリリースされるアルバムとは別の意味を持つ、アルバムには収録されずに小さい世界の中であくなき実験と挑戦を敢行してきたEP群は、こうしてBOX集として聴くとアルバムよりもバラエティーに富んでおり面白みと言う点で優っている様に思われる。タイトル通り1991年から2002年までのEPをアルバムとしてまとめた5枚組と言うお腹の膨れるボリュームだが、目玉はWarp契約以前にリリースしたEPである"Cavity Job"。これだけ聴けば到底Autechreとは思えないアシッディーなレイヴサウンドで、流石に古臭い感じは否めないもののイケイケ感が逆に新鮮でもある。そして初期のハードでありながら荒廃した凍てつく音から、徐々にビートへの拘りを開花させ難解性を深めると共に無駄を削ぎ落としてシャープなIDMへと変容を遂げ、ヒップホップやドリルンベースの片鱗も聴かせつつAutechreにしか成し得ない音楽を形成していく。特筆すべきはアルバムよりも遥かにダンスミュージック的であり、その意味では彼等の歪なリズムなリズムを生かしたハードなライブに近い物を感じた。今思うとアルバムはリスニング向け、EPはフロア向けと分けて制作していたのかもしれないが、兎に角まあアルバムよりもアグレッシブで楽しめるのは間違いないだろう。そしてアートワークはあのThe Designers Republicが担当だ、正に記念的作品集となっている。

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| TECHNO8 | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2010/12/24 ☆electronicpub*********X’mas & year-end gathering☆ @ Seco Bar
昨日はクリスマスでしたがそんな日もクラブへとお出かけ。元Third-Ear改めU/M/A/A Inc.が去年に引き続き、今年もクリスマスパーティーを開催。実は去年も遊びに行ってたんだけど、出演するアーティスト・DJが本当にばらばらと言うかごった煮な感じで異様な空気を醸し出しておりました。
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| EVENT REPORT3 | 15:30 | comments(4) | trackbacks(0) | |
2009/12/25 So Very Show! @ Womb & electronicpub X’mas & year-end gathering @ Seco Bar
世の中はクリスマスだとかで賑わっておりますが、特に自分はカンケーないので週末は普段通りにクラビング。今回はBorder Communityを代表するNathan Fakeのライブがお目当て。クリスマスだからみんなハッピーライフ送ってクラブには来ないかなと思ったけど、想像以上に色んな人が遊びに来て混んでいたのでちょっと疲れてしまったよ。
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| EVENT REPORT2 | 09:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
PUBLIC / IMAGE.SOUNDS (AVEX ENTERTAINMENT INC.:NFCD-27146)
PUBLIC / IMAGE.SOUNDS
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このコンピレーションはPublic/image.と言うWEBマガジンや音楽イベントを手掛けるレーベルが、今までにPublic/image.に関係してきたアーティストを集めて、新曲や未発表曲などをまとめたアルバムだそうです。収録曲を見れば分るけど本当にまとまりがなくて、ロック、ラップ、ヒップホップ、テクノ、エレクトロ、フォークなんでもござれ。う〜ん、こんなジャンルがバラバラなコンピって需要あるのかな?幾つか気になった曲は、やはり七尾旅人 × やけのはらの"Rollin' Rollin'"。先日シングルでもリリースされましたが、ここで初出だったみたい。岸眞衣子のアコギと歌中心でメロウな空気が滲み出るボーカルトラックも良いな。あとはOlive Oilのジャジーヒップホップもメロウでお勧め。あ、基本的にメロウなのばっかり選んでしまった。ま、そういう黄昏時の気分なのさ、秋だからね。



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| ETC3 | 00:10 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Ken Ishii - Warrior On The Decks - Play, Pause And Play 2 - (Music Mine:IDCS-1030)
Ken Ishii-Warrior On The Decks - Play, Pause And Play 2
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夏目三久アナウンサーのコンドーム持った写真が流出してショックだとかキメエだとか騒いでおりますが、世の中の可愛い子は男とばんばんセックスしまくってるのは常識。彼氏が居なければセフレが居る。魅力的な女には常に男が居ると思って間違いない。俺もばんばんしたいです。

日本が世界に誇るテクノゴッド・ケンイシイの4年ぶりのMIXCDですが、ジャケットのセンスは正直どうなんでしょう。最近のケンイシイは我等常人には理解出来ない方向を向いている気がします。しかしそれはそれ、これはこれ、長きに渡り国内・国外のテクノ野郎共と対峙してきたその実力は間違いなく世界レベル。本作においても確実にケンイシイのプレイだと言う事が聴いて分かる音が存在していて、流行のミニマルは予言通りに一切無しのガチテクノ。無闇に玄人ぶったりマニアックな選曲をする事はなく、コアなリスナーからテクノに馴染みの無い者まで楽しめるアッパーでソリッドかつ、大箱受けする大仰な構成が聴き取れます。クラシックと言われる昔ながらのトラックだって出し惜しみ無く投入し、いやが応でも盛り上げてくれるのです。最後の自身の"Extra"なんて、もう感慨深いよね。これでテクノにはまった人も多いんじゃないかしら?ただ何て言えばいいのかな、アルコール摂取し過ぎてセックスで逝くに逝けないもどかしさみたいな感覚、何となくスピード感が足りない寂しさがあるのが残念。俺はケンイシイの生のDJプレイでもっとハイエナジーなプレイを聴いた事があるだけに、このMIXCDでも更に吹っ切れてくれたら良かったのにと思う。ちょっと小奇麗に纏め過ぎたかな。

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| TECHNO7 | 00:10 | comments(4) | trackbacks(1) | |
2009/06/12 Luv & Dub vol.2 CHICAGO vs DETROIT @ KOARA と Todd Terje Japan Tour 2009 @ LIQUID LOFT
6月12日は幾つか気になるパーティーがあって迷っておりましたが、まずはシカゴォォォォVSデトロイトォォォォなるパーティーに向かう。渋谷にあるKOARAは初だったのですが、小さなバーと小さなフロアがあってなかなか良い雰囲気。音楽目当てじゃなくても飲みにくるだけでも全然使えそうなバーでした。久しぶりに会った友人と談笑を交わしつつも、バックではDeepchordっぽいのやPUBのアンビエントかつミニマルダブでトロトロと心地良い音楽から、Larry HeardやIan O'Brien関連、そしてデトロイトのムーディーなハウスまでジャストで快適な4つ打ちがかかり、デトロイトとシカゴのソウルに心を打たれる。朝までここに居たいな〜と言う気持ちが湧いてきて迷うものの、後ろ髪を引かれつつLIQUID LOFTへ移動。

LIQUID LOFTではTodd Terjeなるノルウェイのアーティストがゲストで、久しぶりに大勢の人で賑わうLOFTを体験。LOFTの奥には新しくレストランが出来ていて、落ち着いた感じでソファーやらテーブルを使用出来るようになっていたのでこれは良いんじゃないかな。お酒もそんなに高くないし適度な音量でDJのプレイが聴けるので、ラウンジとしても使い易そう。Todd Terjeを目的に行ったわりには、久しぶりに会った友人達と恋話とか恋話とかそんな話ばかりして音楽を聴くのは二の次になってしまったのが反省点。キラキラと輝くディスコティックでハッピーな感じだったかな、良い意味で派手だった気がする。ここら辺の音楽はストイックとは対称的なルーズ加減と、馬鹿になって楽しめる多幸感があるのだろう。たまにはこんなのも悪くないですね。

■Can You Jack? (Chicago Acid And Experimental House 1985-1995)(過去レビュー)
Can You Jack? (Chicago Acid And Experimental House 1985-1995)
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| EVENT REPORT2 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
New Order - Republic (London Records:828 413-2)
New Order-Republic
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最近ニューオーダーのこの6枚目のアルバムをよく聴いております。昔深夜にBeat UKと言うUK音楽を紹介する番組があったのだけど、そこで93年当時にこのアルバムのリードシングルである"Regret"が流れていて、兄貴に薦められて聴いておりました。この"Regret"の後悔の念を吹き飛ばすかの如く前に突き進むきポジティブなエネルギーに溢れた曲は、ニューオーダーの曲の中でも最も美しく、そして聴く者全ての不安を払拭出来る最高の曲です。しかしここに辿り着くまでには彼らのアイデア発信地でもあるFactoryレーベルの身売りやら、彼らも運営に携わっていたクラブ・The Haciendaの衰退など、決して彼らにとって良い状況ではなかったのでした。実際このアルバムが出るまでに各メンバーは勝手にソロプロジェクトを始めたりしバンドは半ば分裂状態にあったのですが、しかし前作から4年越しのこのアルバムはニューオーダー史上最もメランコリーかつポップで完成度の高い内容となっていたのでしす。冒頭の"Regret"が凄すぎて他の曲が霞んでしまっていると言う意見もよく聞きますが、僕はそうは思っておらずむしろ一番バランスの取れたアルバムだと思っています。鋭角的な音は減り丸みを帯び耳辺りは優しくなって洗練され、ポップなメロディーを前面に出し、そしてどこか寂しげな気持ちを喚起させるメランコリーの嵐が吹き荒れる展開で、良く言えば取っ付き易いアルバムなのです。勿論初期の荒廃し尖っていた頃の彼らも好きですが、どうにもこうにも本作での深い哀愁が涙を誘い心を離さないのです。きっとマンチェスターブームの終焉がダンスではなく、メランコリーを選ばせたと言う事なのでしょうね。

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| ETC2 | 21:20 | comments(5) | trackbacks(0) | |
2008/09/12 PUBLIC IMAGE @ Mado Lounge
最初に述べますが今回のパーティーはまじ最悪。
Jeff Millsとオーガーナイザーは切腹すべき。

2010年1月1日まで来日する事はないと公言しているJeff Millsが、今回は"宇宙にいる彼の脳波を宇宙に最も近いフロアにて受信しているという設定で行われる"と言うコンセプトの元、六本木ヒルズの52階にあるMado Loungeでパーティーが催された訳ですが、結局彼は現れる事無くパーティーは終了。いや、一応現れるには現れた。"水星からのプレイ"をリアルタイム配信で映像化してDJをした訳だ。

と言う事はもしかしたら来日していないのかしれない。それにもし来日していたとしても、結局ファンの目の前には出てこなかった。それ以外にも突っ込むべき点はまだまだある。結局Mado Loungeなんて言うラウンジなんで、サウンドシステムがしょぼすぎ。テクノを聴くには音が小さすぎて、全然音圧を感じられなかった。それに多面スクリーンで演出にこだわるとか書いてあったくせに、2面の小さなスクリーンしかなくて拍子抜け。またJeff Millsのプレイ時間は1時から3時で、たったの2時間しかなかった。彼位の大物だったら普通は2時位から朝方までプレイすると思っていたので、自分は2時半頃にMado Loungeに入った。その為正味30分も彼のプレイを聴く事が出来なかった。入場料4000円払って目的のDJのプレイを正味30分以下は酷すぎでしょ。だったら早めに入れば良いじゃんと言う意見もあるかもしれないけど、今までの彼のパーティーでそんなに早くプレイが終わる事はまず無かったはず。それに4000円の割にはブッキングも大した事なかったです。新宿リキッドやWOMBでやってた時は、もっと良いブッキングしてたじゃん。あとMIXIとかでもJeff Millsは来日するのかと言う議論が盛り上がってたけど、結局オーガナイザー側は答えを濁したままにしていた。はっきり言ってこんなパーティーをやって評価を下げはしても上げる事は絶対無いのに、オーガナイザーは何をしたかったの?そうやってJeffファンを釣って客寄せすれば満足なんでしょうか?正直今回のオーガナイザーが主催するパーティーには今後行く気はしないし、Jeff Millsの評価は自分の中でかなり格下げです。
| EVENT REPORT1 | 07:00 | comments(12) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2008/09/05 (FRI)
SQ presents AGORIA WORLD TOUR'08 @ Unit
DJ : Agoria, R.i.v.e.r, Dr.Shingo

2008/09/06 (SAT)
FLOATRIBE @ Unit
DJ : Kaoru Inoue, Kentaro Iwaki
Live : Kentaro Iwaki×Toshizo×Nori

2008/09/12 (FRI)
PUBLIC IMAGE @ Mado Lounge
Special Guest DJ Set : First Transmission From Jeff Mills
Live : Ryo Murakami
DJ : Akr, Sisi, Zuyack

2008/09/13 (SAT)
MINUS CONNECTED #04 -PLUS8 SPECIAL
DJ : Adam Beyer, Akr

2008/09/19 (FRI)
Endless Flight @ Unit
Guest Live : Isolee
Live : Koss aka Kuniyuki
DJ : KZA, Toshiya Kawasaki

2008/09/19 (FRI)
In:Flame @ Air
DJ : RAUDIVE a.k.a. Oliver Ho, DJ Sodeyama, Takuya

2008/09/20 (SAT)
NIXON presents "om:tokyo" @ Liquidroom
DJ : Mark Farina、J-Boogie、Anthony Mansfield、Groove patrol
Live : Samantha James

2008/09/22 (MON)
CHaOS @ Womb
DJ : Fumiya Tanaka, Zip

2008/09/26 (FRI)
AIR 7th Anniversary [01] @ Air
DJ : Ken Ishii, Kaoru Inoue, Ryota Nozaki, DJ Sodeyama, ☆Taku Takahashi

2008/09/26 (FRI)
Taicoclub Presents So Very Show! @ Womb
DJ and Live : Jimmy Edgar
Live : De De Mouse
DJ : Kaoru Inoue

2008/09/27 (SAT)
WOMB Presents W @ Womb
DJ : Steve Bug, DJ Wada

2008/09/27 (SAT)
Directions @ ageHa
DJ : Funk D'Void, Osamu U

2008/10/04 (SAT)
CLASH39×STANDARD @ ageHa
DJ : Francois K., Ken Ishii

2008/10/04 (SAT)
Animismic ~Deep Spiritual and Organic~ @ Unit
DJ : Ron Trent, DJ Olive

久しぶりのジェフミルズ。2010年1月1日12:01AMに東京に帰還するらしいけれど、2009年〜2010年はカウントダウンで来日って事ですよね?それまではもうジェフは来日しないそうなので、今回は何としても行かないと。10月4日はフランソワ、ケンイシイ、ロントレントが被ってしまった。迷うなぁ…。
| UPCOMING EVENT | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Ken Ishii - Daybreak Reprise -Sunriser Remixed- (70Drums:IDCK-1003/1004)
Ken Ishii-Daybreak Reprise -Sunriser Remixed-
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テクノゴッド・ケンイシイが2006年に放ったテクノアルバム"Sunriser"(過去レビュー)から2年、そして再度日はまた昇る。ケンイシイと交流のあるアーティストらによってケンイシイの楽曲が、新たなる輝きを伴って生まれ変わった。参加アーティストはデトロイトからLos Hermanos、そしてデトロイトテクノを敬愛するFabrice Lig、Orlando Voorn、近年テクノ化しているハウスアーティスト・Jerome Sydenham、ディスコテックを追求するSpirit Catcher、そして日本からは7th Gateと秘めたる新人Publicmindともう文句の付けようの無い素晴らしき人選。これはケンイシイが年に半分は海外で過ごすと言うグローバルな活動から生じる交流のおかげであり、多くのアーティストがケンイシイの音楽性に信頼を寄せている証である。これだけの面子が揃ったわけで、もはや音に関しては説明不要であろう。Los Hermanosは期待通りの疾走感に満ちたコズミックなリミックスを披露し、7th Gateはオリジナル以上に壮大な展開を見せる感動的なリミックスを創り上げ、Spirit Catcherは完全に自身の色に染め上げた煌くディスコテックを聴かせてくれた。皆がテクノをまだ信じている、そんな印象を受ける純然たるテクノリミックスだ。DISC1はそんな各楽曲を使用しケンイシイがミックスをしていて、MIXCDとしても楽しめる。DISC2はアンミックスなので、DJが使用するのに適しているだろう。やはりケンイシイはテクノゴッドだったのだ。

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| TECHNO6 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Francois K. - Masterpiece (Ministry Of Sound:MOSCD150)
Francois K-Masterpiece
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ゲップが出る程のテクノ三昧!!テクノの大洪水!!

UKクラブミュージックの老舗・Ministry Of Soundが送る新シリーズ"Masterpiece"の第一弾は、なんとこちらもクラブミュージックの大御所中の大御所・Francois Kevorkianが担当。最近彼がテクノ化しているのは周知の事実ですが、本MIXCDでも彼のテクノ趣味がばりばり前面に出たテクノミックス3枚組みの超大作。いくらなんでもゲップが出るくらいのボリュームだわな。しかしもうフランソワも完全にテクノが板に付いて来たと言うか、もうテクノDJ一本でもやっていけると断言出来る位テクノなDJになりましたね。CD3枚組みの大作だけど各ミックスごとに特徴があって、決して飽きずに聴けるどころかそれぞれの魅力にぐいぐい引き込まれる内容となっております。

CD1の"Napoli"はプログレッシヴハウス色が強めに出た大箱でのプレイを意識した壮大な展開で、じわじわとドラッギーな音が効いてきます。少々派手な気もするけれど、今回はマニア向けではなく一般的な人向けに意識したと発言しているので、これはこれで良いのかなと。CD2の"Manchester"は一番テクノ色が強く、そしてデトロイトテクノ、またはそれに影響を受けた曲を多めに入れた内容です。アッパーに盛り上げつつもメロディアスな曲をふんだんに使っていて、泣きの旋律が入ってくる後半は感動物。オールドスクールな曲も使用していて、テクノへの敬意も感じられますね。そしてCD3の"Tokyo"ではコアなファンも忘れてないぞと言わんばかりに、普段のDeep Spaceワールドを意識した幅広いプレイを聴かせてくれます。テクノの中にダブアンビエント〜ディープハウス〜アフロハウスを落とし込み、横揺れグルーヴとファットな低音でゆらりゆらりと体を揺さぶる好プレイ。個人的にはCD3が一番ディープで、ゆるゆるな浮遊感に包まれ気持ち良いと思います。

テクノと言う枠組みの中で自由に羽ばたきを見せるフランソワ、老いてなお盛んなDJであります。"Masterpiece"と言う主題が付いたこのシリーズですが、正にそのタイトルが相応しいテクノの指標となるべきMIXCDですね。

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| TECHNO5 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(3) | |
The Orb - Back To Mine (DMC Publishing:BACKCD12)
The Orb-Back To Mine
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クラブで踊り狂って聴くだけがテクノではなく、家の中でまったり寛ぎながら聴く事が出来るテクノ。電子の音を心落ち着かせ静かに聴いてみるのも乙だと思います。この"Back To Mine"シリーズはパーティーの後、家に帰り喧騒の後の余韻を楽しむ為の音楽、みたいなコンセプトのMIXCDなのですが、ここで注目すべきはThe OrbのAlex Patersonが手掛ける本作。ネットで色々読んだ話だと実際のDJではテクノに限らず何でも回すぶっ飛んだプレイらしいですが、本作では良い意味でリラックスしたムードにまとめていて彼の普段のアンビエントな雰囲気が好きな人にはすんなり受け入れやすい内容となっております。冒頭ではAphex Twin、Charles Webster、Juno Reactor、B12などのテクノ、トランスで一見普通なのですが、その後突如ヒップホップやフォーキーな曲が入ってきます。ですが、特に違和感も無いのは全体的に牧歌的なムード漂う曲を選曲しているからでしょうか。その後もノンビートなアンビエントやエレクトロニカっぽいものまで無秩序に投入されますが、ジャンルはばらばらなれど何にも違和感が無いのは不思議。まあMIXCDと言っても大した繋ぎをしている訳でもないのである意味ただのコンピなのですが、選曲センスがやはり良いんですよ。このCDを聴いている間だけは時間がゆっくり進んでいるかの様な感覚に陥り、確かにパーティー後の安らぎの空間を的確に表現しているんじゃないでしょうか。しかしこういうのを聴いていると、クラブでのチルアウトルームに行きたくもなってしまいますが。

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| TECHNO5 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Dave Clarke - I Love Techno 2007 (Music Man Records:MMCD030)
Dave Clarke-I Love Techno 2007
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一時期隆盛を誇っていたハード目のテクノはすっかり過去の物となり、それらをプレイしていたDJも皆クリックだかミニマルだとか言われる方面ばかりを回す昨今。しかしDave Clarkeは私の期待を裏切らなかった!最近にしては珍しい所謂普通のテクノを中心にしたミックスですが、最新のヒット曲や未発表曲も織り交ぜて痛快で格好良いテクノですね。特に序盤から中盤までの疾走感に溢れゴリゴリバキバキな展開は、クラブでのピークタイムを表現したかの様で最高です。後半では序盤とは対称的にエレクトロハウスも出て来てテンションも下がり気味になりますが、序盤の反動なんでしょうかね。まあしかしやっぱり勢いのあるテクノはいつ聴いても飽きないし、この種のテクノは自分はいつまでも聴き続けるんだろうなと思います。I Love Techno!

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| TECHNO5 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
United DJs Of America - Josh Wink - Philadelphia, PA (DMC Publishing:DM40002-2)
United DJs Of America - Josh Wink - Philadelphia, PA
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"Don't Laugh"の不気味に笑うアシッドで一躍有名になったアシッド帝王・Josh Winkですが、彼が全編アシッドを使ったMIXCDがコレ。アシッドハウスとかアシッドテクノ好きな人は悶絶必至のアシッド地獄で、聴いているだけでビキビキのアシッドに脳髄がやられてしまいそうな地味で過激な内容。地味って言うのは全体的にのっぺりとした展開で大きな起伏が無く(終盤で上げてくるけど)、過激と言うのはやはり凶悪で不穏なTB-303のベースラインの事。とてつもなくダークで全くハッピーからはかけ離れている音ではあるけれど、キマッテいる状態で聴けば多幸感が押し寄せてくるのは間違い無しのキ○ガイサウンドですな。自分の場合はTB-303の音だけでも充分に気持ち良くなれるし、こうゆうジワジワと精神を浸食して行く様なドープな展開にはめっちゃはまります。テクノの様に音は硬めだけど、グルーヴはハウスの4つ打ちを保っていてファンキーさとクールネスを兼ね備えた音に痺れまくり。間違っても"Losing Control"にならない様に気を付けましょう。

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| HOUSE3 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
DJ Skurge - Radio UR Vol.1.1 - A Lost Transmission (Underground Resistance:UGCD-UR004)
DJ Skurge-Radio UR Vol.1.1-A Lost Transmission
今年のMetamorphoseの目玉は何と言ってもデトロイトテクノのレジェンド・Model 500(Juan Atkins)の日本初のライブだったと思います。知名度で言えばDerrick May、Kevin Saundersonには負けていますが、やはりテクノの始まりはJuan Atkinsだったのです。自分はメタモには行ってないけれど、Model 500だけは聴きたかったですね。で実はその時のライブのサポートメンバーが"Mad" Mike BanksとURコードナンバー064のDJ Skurgeだったそうで、ついでにメタモ会場でこのCDが販売されていたのです。メタモに行かないと買えないのかーと残念な気持ちだったのですが、ラッキーな事にHMVとUnderground Galleryで限定666枚販売される事になりました。中途半端な流通と出荷量には首を傾げるものの、今回はUR音源に拘らずに自由なプレイが聴けるので"Radio UR... Vol.01"(過去レビュー)とはまた違ったデトロイトらしさがありますよ。前作がハードコア一直線なエレクトロだったのに対し、本作は一般的に人気のあるデトロイトテクノ色が濃厚でざらついたアナログ的な耳障りがあり、そこに適度なトライバルなリズムやら軽くエレクトロも繋いでバランスの取れたプレイになっていると思います。Vol.01は思いっきりURのダークサイドだったので聴く者を選ぶ内容だったのに対し、本作ならデトロイトテクノ入門者にも聴き易いですよ。しかしURのメンバーがヨーロッパのフォロワーの曲なども回しているのを考えると、良い意味でヨーロッパの中でデトロイトテクノが育っていると言う事でしょうか。URは親日家なのだから、日本でももっとデトロイトを追求するアーティストが出て来てくれると嬉しいです。

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| TECHNO5 | 18:30 | comments(0) | trackbacks(1) | |
UPCOMING EVENT
2007/09/14 (FRI)
SAL BY CORROCHE PRESENTS CROSS MOUNTAIN NIGHTS THE 6TH ANNIVERSARY @ WOMB
Guest DJ : Adam Beyer
DJ : Torsten Feld
LIVE : Dr.Shingo

2007/09/14 (FRI)
Kompakt Night Meets Stefan Marx Exhibition At Beams T Opening Party &
Supermayer First Album Release Party @ YELLOW
DJ : Superpitcher, Toshiya kawasaki
LIVE : Lawrence, Code E
Lounge DJ : Kaito, Lawrence

2007/09/16 (SUN)
Mutant Disco @ Club Wedge
DJ : DJ S2 a.k.a. Santiago Salazar, KZA
Support DJ : MATSUSHIMA, chack

2007/09/21 (FRI)
VADE @ WOMB
DJ : Ben Sims and more...

2007/09/22 (SAT)
Directions @ ageHa
Arena DJ : Laurent Garnier, DJ Wada
Water Bar DJ : Ken Ishii, DJ Yama
Tent DJ : Kenji Takimi, Force Of Nature

2007/09/22 (SAT)
Runch @ UNIT
GUEST DJ : Daniel Bell
GUEST LIVE : The Suffragettes
DJ : Yoshiki, Yone-Ko

2007/09/23 (SUN)
Jerome Sydenham Nagano Kitchen Release Party @ YELLOW
DJ : Jerome Sydenham, Hideo Kobayashi
LIVE : Hiroshi Watanabe a.k.a. Kaito
Lounge : Toshiyuki Goto

2007/09/29 (SAT)
Public Outburst Laurent Garnier Tour @ YELLOW
LIVE : Laurent Garnier(maestro)+Benjamin Rippert(keyboard)+Phillipe Nadaud(saxophone)
DJ : DJ Alex From Tokyo

2007/10/07 (SUN)
Deep Space @ YELLOW
DJ : Francois K.
SPECIAL GUEST LIVE!

2007/10/12 (SAT)
vendor & BAL Presents ON THE FLOOR @ UNIT
DJ : Theo Parrish
LIVE : The Recloose Live Band, CRO-MAGNON
| UPCOMING EVENT | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
宇宙からの歌、宇宙への音 (Rittor Music)
宇宙からの歌、宇宙への音
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宇宙、それは果てしなく広大で人知の及ばない未知の世界。老若男女問わず誰しもがその大きな存在に畏敬の念を感じ、そして人間は宇宙の前ではちっぽけな存在に過ぎないと思わせられてしまう。しかし昔から人間は宇宙に魅了され続け、ある者は星を観察しある者は壮大な物語を描き、そして音楽で宇宙を体現する者も。そんな宇宙を感じる音楽を集めたのが本書であり、ロックやヒップホップ、ファンクからジャズ、ワールドミュージック、そして一番宇宙がぴったりなテクノまで、ジャンルを越えて宇宙音楽を集めてしまった。しかし宇宙音楽とは一体?近未来的な電子音が鳴っていれば、それで宇宙?ただ想像力を喚起する瞑想的な物が宇宙?いや、そんなはずじゃないはず。無限の広がりをイメージした宇宙だってあれば、自分の心の中に存在するインナーシティーだって宇宙かもしれない。テクノのThe OrbやIan O'Brienと並んでプログレのPink FloydやHawkwindもいれば、VangelisやBrian Enoもいるし、ジャズのPharoah SandersやHerbie Hancookもいる。煮えたぎるファンクバンドのFunkadelicや"Planet Rock"で有名なAfrika Bambaataaも入ってるし、インドやアジアの民族・宗教音楽など馴染みのないものまで、とにかく宇宙、コズミック、スペーシーを喚起させる音楽ばかり。自分はテクノ、ジャーマンプログレには関しては頷く作品ばかりだったが、それ以外のジャンルに関しては知らない作品ばかりだったので、余裕が出来たら購入してみようと思った。ありそうで無かったコンセプトの本なので、誰でも楽しめるはず。

8/23追記
この本に載っているCDでいくつかは既に本ブログでレビューを掲載していましたので、リンクを張っておきます。
Steve Hillage - Rainbow Dome Musick
Harmonia - De Luxe
Cluster & Eno
Manuel Gottsching & Michael Hoenig - Early Water
Ian O'Brien - Gigantic Days
Global Communication - 76:14
Pub - Summer
| ETC2 | 22:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Marco Bailey - Live In Ageha Tokyo (MB Elektronics:MBELEK035)
Marco Bailey-Live In Ageha Tokyo
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人は何故過ちを繰り返すのだろうか。もう買うまいと決めていたMarco BaileyのMIXCDを、またもや惰性で買ってしまいました。ベルギーのルードボーイことMarco Baileyは90年代から活躍するハードテクノ野郎なんですが、ここ数年はシーンのクリック化に合わせて彼もクリックやらエレクトロ色を増やしていき、今では過去のハードっぷりが殆ど見られなくなっています。中にはAdam Beyerみたいに上手くクリック方面に転向して活躍している人もいるけれど、大半はそこまで過去の経験とその転向が結び付いてないケースが多いのが実状だと思います。では2007年2月10日のageHaでのDJプレイを収録した本作はどうかと言うと、やっぱり低音シンセがブリブリばかりのエレクトロハウスばかりで激ハードな展開がないじゃないか〜。ミニマルでは無く展開は多いし享楽的で下品じみたシンセがモロ入っていて、やっぱり自分がマルコベに期待しているのとは程遠いな。メロディーが比較的多く導入されているからハードミニマルより一般的には聴き易いんだろうけど、以前のハードっぷりを知っているだけにその落差にはついて行けません。やっぱりズンドコハードなリズムにファンキーなパーカッションを被せたトラックを矢継ぎ早に繋いで、直球勝負で甘さ無しのハードテクノを聴きたいですよ。誰も彼もが同じ向きを向いている最近のシーンは正直痛々しく、最近ではエレクトロハウスだかクリックだか訳の分からん流行はさっさと終われと思っている次第であります。

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| TECHNO5 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
DJ 3000 - Blood And Honey (Underground Gallery Productions:UGCD-MT002)
DJ 3000-Blood And Honey
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去年の1stアルバムから一年、Underground Resistanceの一員であるFrank JuncajことDJ 3000の新作が早くも登場です。近年のデトロイトアーティスト勢の動きと言うのは90年代に比べると驚く程活発で、URらベテランの地道な活動がようやく実ってきたのかなと感じます。DJ 3000もそう言った開拓者に影響を受けて音楽活動をしてるのでしょうが、彼自身のオリジナリティーもしっかり出て来ていてURの後ろ盾が無くても安心出来るアーティストの一人です。URと言えばエレクトロもしくはフュージョンハウスが一般的な認知だと思いますが、この人はエレクトロもやりつつパーカッションの効いたエキゾチック、つまりは異国情緒の漂う音が特徴です。それはDJ 3000がアルバニア系の移民である事も当然関係しているはずで、デトロイトを語る際に使われる希望とか夢とか以上に望郷の念が強く感じられます。僕は東京生まれで東京育ちなので故郷なんて場所はないけれど、彼の音楽を聴いているとなんとなくだけれども懐かしさを共感出来るんじゃないかな。特にストリングスの効いた"Gjeoshaj 1862"、"Subotica Night"、"Lost Generation"なんかはロマンティック溢れる旋律が聞こえ、みんながURに期待している音がここにあります。かと思えば他の曲ではトライバル一直線にどこまでも土臭いパーカッションが鳴らされ、こちらの方はRed Planetの作風なんかも頭に浮かんできました。ただ驚く程音が乾燥していて、湿度を全く感じずむさ苦しくないのも特徴です。全体的に前作に比べるとかなりアルバムとしてまとまりが感じられて、充分な成長を窺えます。こうやってデトロイト新世代が育っていくのは、本当に嬉しい気持ちになれますね。

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| TECHNO4 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Mark Farina - House Of Om (OM Records:OM251)
Mark Farina-House Of Om
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もう何枚目になるのかも分からない位MIXCDをリリースしている西海岸ハウサー・Mark Farinaの最新作は、以前から絡みのあるOM RecordsのMIXCDシリーズとしてリリースされる事もあり、考える余地も無く安心して買える一枚になっています。ダウンテンポ、ディープハウス、ジャジー系、ヒップホップなど幅広いプレイで渋い空間を演出し、ハウスファンを魅了してきましたが、今作はファンキーで芯の詰まったシカゴハウスの様な比較的硬めのセットを用意していました。地味なのは相変わらずと言うか決して派手にプレイを見せつける事もしないし、黙々とただ自分の仕事をやり遂げる控えめな所が好印象ですね。実際シカゴハウスの音楽かどうかなんてのはトラック見ても分かりませんが、太めで硬いリズムトラックはほぼ骨組みので正にシカゴのそれなのだ。OM Recordsにしてはスウィートなメロディーやエロティシズムなど開放的な要素は少なめですが、元々のレーベルコンセプトは"ファンキーネス"だった事を考えると、本作はレーベルの音を象徴していると言っても過言ではないのかもしれない。最初はちょっと淡泊かなーと思うのですが、中盤以降は適度に盛り上がっていき腰砕きグルーヴが炸裂し、いつの間にか知らずに体も揺れる事間違いなしの渋いプレイですよ。派手な作風を求めている人には向きませんが、こうゆう作品でこそDJの真価が問われるんでしょうね。

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| HOUSE3 | 22:20 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Speedy J - Public Energy No.1 (Plus 8 Records Ltd.:PLUS8066CD)
Speedy J-Public Energy No.1
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現在でこそSpeedy Jと言えばハードテクノのアーティストと見なされているけれど、Warp Recordsからリリースしていた初期は"Artificial Intelligence"シリーズとしてアルバムをリリースしたりして、ブレイクビーツ+デトロイト風なアーティストとしての面が大きかったと思います。しかしそれ以外にも実はヒップホップやガバ、シカゴハウスからも影響を受けていて、デビュー前は"ゴッド・ファーザー・オブ・ガバ・ハウス"なんて異名も持っていたそうで。そんな彼のWarp RecordsからのAIシリーズの次に打ち出したのが、本作のインダストリアル+ヒップホップ+テクノなアルバムです。つか久しぶりに聴いたんだけど、これが最強に格好良いテクノなんですね。ゴツゴツとしたノイズ混じりのハードなサウンドと、ヒップホップを取り込んだいかついリズムは、まるで一時期のAutechreみたい。と言ってもAutechre程変形し過ぎたビートではないので、しっかりとテクノ的な踊りやすい要素を保ちつつファンキーでもあるんですわ。またハードミニマルとは違ってハードなのにゆったりとした音楽であり、グォォォ〜と全てが飲み込まれていく壮大な流れがあります。音の一つ一つが格段に迫力があって、インダストリアルな刺激的、攻撃的な音の雨あられ。97年に既にこんなに驚異的なテクノがあったんだと、再度Speedy Jの凶悪さに感嘆しました。Speedy Jの作品の中でもベストと言えるんじゃないでしょうか。

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| TECHNO4 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Christian Smith - Ekspozicija 05 Tronic Treatment (Explicit Musick:EXPLICITCD005)
Christian Smith-Ekspozicija 05 Tronic Treatment
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テクノシーンでコンビを組むと素晴らしい作品を量産するアーティストがいる訳ですが、その中でも有名なのがChristian Smith & John Selwayでしょう。Intec Records、Tronic、Underwater Records、Ovum Recordingsなど人気レーベルからバカスカとヒット曲を量産し、フロアを賑わせる有名コンビです。Christian Smithは何度か日本に来日しているのですが、彼の過去のMIXCDを聴く限りだとグルーヴィーでハード、そして派手目のメロディーを使ったトラックも回して存分に盛り上がりやすいプレイだと思います。そして彼の久しぶりのMIXCDが先日リリースされました。一応ハードテクノのアーティストなのでハードな展開を期待していたのですが、序盤はクリックを通過した緩めのテクノ。う〜ん、彼までもクリック流行に毒されてしまったのか…。と思いきや4曲目・Robotmanで、ミニマルかつアシッディーなどどどファンキーな流れに身も引き締まります。そのままエレクトロハウスやディスコティークなベースの重いテクノを、徐々に肉厚に音を増していくようにじっくりと練り上げていきます。以前ならばフルスロットルでかなり盛り上げていたのでしょうが、今作では粘りのあるグルーヴに重点を置いている様に感じます。なのでハードテクノは殆ど使われておりません。終盤では多少ハードで派手な展開を持った自身の曲も回してピークを作りますが、またすぐにテンションを下げたり突き抜ける事がないですね。なんだか腑に落ちない点もありまして最初に聴いた時は、正直期待はずれだったなと言うのが本音。ただ何度か聴く内に、アッパーでハードな展開に頼らず一曲一曲を濃密に聴かせるプレイも、これはこれでぐっと来るなと認識を改めました。まあしかし、テクノと言うジャンルも以前とは本当に音が変わってきているなーと複雑な気分でもあります。

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| TECHNO4 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pub - Summer (Vertical Form:VFORM001CD) & Do You Ever Regret Pantomime?" (Ampoule:ampcd01)
Pub-Summer  Pub-Do You Ever Regret Pantomime?
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近年のエレクトロニカブームの中でも、秘かな人気を博していたのがこのPUBであります。夏の間には情緒豊かで美しいサウンドスケープを描き出し、体感温度を2〜3度下げる清涼効果のあるチルアウトサウンドを発していました。彼らの詳細に関しては全く持て不明で、とにかく「Summer」と言う曲に一発でやられてそれ以降自分のフェイバリットなアーティストになっています。いつかは紹介しようと思っていたのですが、廃盤であったのがやっとこさ再発される事になりこの度紹介する事になりました。

まず「Summer」と言う曲、これは16分を越える壮大なミニマルアンビエントで、軽いエコーが段々と連なり微細な変化を繰り返しては反復します。淡々としている割には、人を惹き付ける豊かな情緒が有り決して冷たい感触はありません。ダビーで不明瞭、ぼやけた音なのに、心が研ぎ澄まされ綺麗になっていく感じです。とにかく深いチルアウトの一言ですね。Vladislav Delay、Arovaneおのおのがリミックスを2バージョン提供し、他にリミックス1曲の計6曲のミニアルバムですが、60分以上もあるので普通のアルバムを考えて差し支えないでしょう。

そして「Do You Ever Regret Pantomime?」、これがオリジナル1stアルバム。アルバムなので当然バリエーションに満ちていて、聴き応えは充分。「Summer」路線ではありますが、シューゲイザーの様な微かなノイズ混じりのエレクトロニカが強調されています。「Summer」より色彩豊かでより叙情的、雨雲の中から光が割って入ってくる時の美しさみたいなのがありますね。目新しさとか斬新さはないけれど、緻密でとても良く練られているサウンドプロダクションの為、新鮮さを感じさせます。Vladislav DelayやBasic Channelをメロディー豊かに、そしてアンビエンスを加えるとPUBみたいな感じになるのかしら?それにしたってこの清涼感溢れる音は、夏がぴったりだったから遅い再発が悔やまれます。しかしライブCDがボーナスで付いてくるので、これは買い!でしょう。

「Summer」試聴
「Do You Ever Regret Pantomime?」試聴

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| TECHNO2 | 18:00 | comments(5) | trackbacks(0) | |
”Colors of Time” non-stop mixed by Kenji Hasegawa〜in memories of OASIS (RHYTHM REPUBRIC:RRCD-85335)
”Colors of Time” non-stop mixed by Kenji Hasegawa~in memories of OASIS
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夏が過ぎ去りゆくこの時期に紹介する事になり多少遅れてしまいましたが、夏のビーチパーティーをイメージしたこの長谷川賢司のMIXCDはリラックスした開放感がありのどかな時間を過ごせます。長谷川賢司はGALLERYでDJを務め、またかつてはAVEXのディレクターでもあったとか。さてこのMIXCD、”Colors of Time”(移ろう時の色彩)と冠された通り、このアルバムのなかで一日の変化を楽しむ事が出来ます。スタートは昼下がりのけだるく微睡みに落ちそうなダブLittle Tempoのダブトラックから始まり、Arto Lindseyに依って時は静かに進んでゆく。夕暮れになるにつれビーチパーティーに人が集まってきて、徐々に盛り上がりを見せるKerri Chandler & Jerome Sydenhamのスピリチュアルハウス。日が落ちて空に星が姿を現し始める事、Microworld、Louie Vegaなどによってビーチは汗まみれになって踊る人達で溢れかえっています。そして真夜中の盛り上がりも最高潮に達した頃、空に満点の星が溢れ壮大な自然の中で感動の一瞬が待ちわびるThe Ananda Projectの盛り上がり必至のディープハウスが。その感動を継続するかの様に、Nick Holderが脳内を覚醒させるディープアトモスフィアなトラックを注入。そして踊り狂った後にやってくる新たな日の出、この頃既に踊り疲れ切った体を癒すかの様にLouie Vega、Freestyle Manの軽いボッサ系ハウスで終焉を迎えます。短い70分と言う時間にも関わらず、まるで小旅行かの様に海に行った気持ちになれる感覚。クラブでガツガツに一生懸命踊るのではなく、海で友人とわいわい楽しみながら時の移ろいを肌で感じる空気。このリラックスした雰囲気が、忙しい毎日で疲れた心を揉みほぐしてくれるでしょう。

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| HOUSE1 | 21:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Metamorphose Special Part2
メタモ特集第二弾。本日はテクノの真髄、ハードミニマルテクノのオンパレードで行っちゃいましょう。個人的にはこれから紹介する3人に深夜のLunar Stageを飾って欲しかったけど、G2Gと被ると困るのでまあ良いかな。

■DJ Q'Hey - Sound Republic
DJ QHey-Sound Republic
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マニアックラブでRebootと言うハードテクノのイベントのオーガナイザー、DJ Q'Hey。パンク魂を感じさせるスピリッツとハードでタフなサウンドは、確実に体を揺らす事は間違いなし。まず彼のDJで体を温めるのが良いかも。

■FUMIYA TANAKA - DJ MIX 1/2[MIX.SOUND.SPACE]
Fumiya Tanaka-DJ MIX 1/2[MIX.SOUND.SPACE]
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日本のテクノ番長、田中フミヤ。イケメンな面とは裏腹にかなりストイックなDJを行う彼は、Jeff Millsばりのハードミニマルから昨今流行のクリックハウススタイルまで、変幻自在に独特の空間を創り上げます。しかし初期のUR-Amazonなどを回していた頃のハードミニマルスタイルを、是非聴かせて頂きたい。G2Gも来てるんだしねぇ〜w
過去にレビュー済み

■Marco Bailey - Ekspozicija Dve:Sindustry
Marco Bailey-Ekspozicija Dve:Sindustry
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ベルギーのハードテクノ番長、マルコベです。この人もかなり過激にハードミニマルテクノを連発します。しかし近年はハードミニマル一辺倒ではなく、アブストラクトでハードな新境地も開拓し今回のプレイでも今までは違った物が見れるかもしれないですね。
| TECHNO2 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
New Order - Waiting for the Sirens' Call (Warner Brothers:49307-2)
New Order-Waiting for the Sirens' Call
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New Orderの新作…意外にも普通だな。ここまでしっかりとしたアルバムを作ってくるなんて、New Orderからは考えられん。キャッチーだし調和が取れているし、ポップスしてもロックとしても良いと思う。みんな歳くって親父になって、落ち着いたなって感じです。こんだけの作品を現在でも作れるのならば、過去と比べてはいけないのかもしれない。

しかしながら僕個人としては、不安定でとてもプロが作ったとは思えない過去のアルバムの方が好きです。音だって新作みたいにこなれてないし、お世辞にも上手いボーカルでもないし、演奏も下手クソだし、じゃあ何が良いんだよって?ん〜やっぱりJoy Divisionのイアンカーティス亡き後の悲壮感や、セカンドサマーオブラブ真っ直中の高揚感って言うのは、今じゃ感じられない物だよね。特にNew Orderは何が良いって、ギターを捨てて新世代のロックバンドになったって事。シーケンサーを多様して、キーボードをピコピコならして、みんなそれに合わせてファンは踊りまくる。Blue Mondayは今でもクラブで回されたり、とにかくNew Orderはロックバンドではあるが、踊らせる事の出来るバンドでもあるのです。

まあ新作でも打ち込みは多様されているので、ロックもダンスも良い塩梅で取り入れられていると思う。しかし何かが違うんだよなぁ…。キャッチーだしほんと聴きやすいんだけど、棘が無いと言うか。でも琴線を振るわす哀愁たっぷりな感じ、これが大人の円熟味なのね(はぁと)。いや、色々言ってますけどほんと良いアルバムですよ。久しぶりにロックアルバム買ったけど、満足しております(ほくほく)。でもジャケットはダサイ。以前みたいにDesigners Republicを起用すべきでしょう。

どうでも良いけど日本盤にはアジカン?が日本語で歌詞を付け、それをバーナードが歌ったバージョンも入っているらしい。余計なファンサービスはいらねーだろっ!良い子のみなさんは決して日本盤など買わずに、安い輸入盤を買った方が身の為です。更にこれを買って気に入ったら「RETRO」の購入もお勧めします。New Orderファンはマストバイなマニアックなコンピレーションです。

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| ETC1 | 22:57 | comments(7) | trackbacks(5) | |
Various - Traditional Tokyo Club (Rhythm Republic:RRCD85336)
Various-Traditional Tokyo Club
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東京で人気のあるクラブ、Yellow、ageHa、Wombがコラボレーション。それぞれが人気のある曲を選曲したらしいです。らしいですと言うのは、Wombの選曲だけは良く分からないからです。ageHaは「ageHa-A Better World(Malawi Rocks Remix)」と「Inoue Kaoru-Two Punks,Three Indians」。前者はまあ大箱受けするようなトランシーなハウスで、後者は大草原を行くかの様な壮大なハウス。Yellowは「Kyoto Jazz Massive-Shine(Kenny Dope Remix)」と「Nature Soul-River Benue(Ferrer &Sydenham Inc. Remix)」。前者はジャズマッシブらしいリズムがケニードープによって骨太に調理されています。でNature Soulはこれを目当てにこのCDを買った曲でもあります。デニスフェラーとジェロームシデナムの手に寄って、パッカーシブでストリングスが美しいスピリチュアルハウスへと昇華されています。これはまじ名曲です。本来ならEPが欲しいのだが、もう売っていません。でWombなんですけど、ドラムンベースなんか入れやがったよ!別にドラムンベースを毛嫌いする訳じゃないけど、周りの事を考えろと…。これだからWombは嫌いだ。金はあるけど、センスは最悪なんだよな。取り敢えず、ageHaとYellowのセレクションだけ聴いて、1500円なら申し分ないでしょう。あ、後はタワレコで買うとageHaのインビ貰えるから、それもこのCDを買った理由でもあります。ageHaのチケット買うよりこのCD買った方がお得って言う、訳の分からないサービス。そうじゃなくてもageHaはしょっちゅうインビ配ってる訳だが。東京のクラブの歴史について、長谷川賢司がコメントしたブックレット付きなのでお得です。

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| HOUSE1 | 22:29 | comments(3) | trackbacks(0) | |