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AFMB - A Forest Mighty Black (Drumpoet Community:DPC 047-1)
AFMB - A Forest Mighty Black
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実に17年ぶりとなるアルバムをリリースしたA Forest Mighty Black。かつてRainer Trubyを擁し90年代のクラブジャズの隆盛の一端にもなったユニットであったが、00年代に入ってからは全く活動も見られなくなりユニットは解散かと思われたが…2009年に"Here & There"のカバーでシーンに返り咲いたのは記憶に真新しい。その後はスイスのハウスレーベルであるDrumpoet CommunityからEPをリリースして復活を確かなものとしていたが、その流れはこのアルバムによって完全なものとなった。残念ながらRainer Trubyはもうユニットには残っていないが、もう一人のメンバーであるBernd KunzによってA Forest Mighty Blackは過去からの変化を遂げながら見事な復活を果たしている。それはアルバム名に自らのユニット名を冠している自信からも分かる通りで、かつて繊細なブレイク・ビーツを取り入れて洗練されたクラブジャズを展開した面影は過去のものとなり、本作ではLarry Heardにも通じる情緒性を打ち出したモダンなディープ・ハウスへとがらっと様相を変えている。この変化を是か否と捉えるかは個人の好みによるが、アルバムの冒頭を飾る"Because Of..."からして内気で侘び寂びのあるピアノのアルペジオや物哀しいストリングスを配したディープ・ハウスで始まり、そのシネマティックな感もある音楽性で引き込まれる。続く"A Tribute"や"Circumstances"でも夜の香りを発するうっとり甘くメロウなメロディーが心地良いスロウなハウスを披露するが、特に"Suite For B-Boy"ではスムースなハウスの4つ打ちと静寂さえもが際立つ厳かな音楽性で、このアルバムがダンス・ミュージックではありながらもその喧騒とは離れた所に位置する事を示唆している。アルバムはその枠から外れる事なく最初から最後までハウスのリズム感としっとりとした情緒性、落ち着いて洗練された空気を保っており、見事な転身を成功させたと言えるだろう。ちなみにアナログ3枚組みではあるがCDも同梱されているので、是非ともアナログでの購入をお薦めしたい。



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| HOUSE10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Moment In Slow Vibez Mixed By Tomoyuki Tajiri (Texture:GOCT5001)
Moment In Slow Vibez
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田尻知之と言う人のムーディーなミックスCD。どんな人かは全然知りませんが、そのネームバリュー以上にこのミックスは良いです。一気にフォーリンラブするような印象の強い内容じゃないんだけど、地味に心に響いてきて忘れた頃に思い出したらはっと聴きたくなる感じ。繋ぎが上手いとかミキサー弄くりまくって世界観を一変させたりとかじゃなくて、単純に良い曲を揃えてあります。序盤の鋭角的なビーツが躍動感を生んでいるブロークンビーツ、中盤のリラックスし体の疲れを解きほぐすダウンテンポ〜ディープハウス、終盤に優雅で軽やかに着地するブロークンビーツと基本的にはまったりと酒でも飲みながら的な内容。お勧めは中盤の"Another Night"のMoodymann Re-EditとSolu Musicの"Fade”ら辺で、これらを聴きいている最中にいつかどこかに置き忘れてきたノスタルジーが蘇ってくる気分になります。複雑で甘酸っぱい思い出が胸を締め付けて、色々な思い出が溢れ出てくるよ。とは言いつつも音は完全にアーバンで洗練されていますが、でも気取った感じがないのでさらっと聴けて良いですね。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 22:45 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Rainer Truby - Abstract Jazz Journey (King Street Sounds:KCD-244)
Rainer Truby-Abstract Jazz Journey
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「Body & Soul」に行かない割にはそのネタで引っ張る私であります。今回は「Body & Soul」がハウスだけでないと言うクロスオーバーな音楽の点に注目。と言う事で比較的最近発売された良質なMIXCDを紹介。King Street SoundsはMix The Vibeシリーズや、Abstract Afro Journeyシリーズと言った素晴らしいMIXCDシリーズを送り出していますが、その新しいシリーズがジャズに特化したこのシリーズ。ただジャズに特化していると言っても、それはまんまジャズと言う事ではなくハウスの中にもジャズを感じられる曲で構成されている。曲だけ見れば「Justice, Mercy」、「Find A Way」、「On My Way」、「Reach 4 Freedom」等所謂ディープハウス中心になるんだろうけど、ハウスの4つ打ちだけではない。ブロークンビーツも刻まれたり、Passion Dance Orchestraの様にフュージョン感覚に溢れた曲もあり、爽やかでかつ軽快であり深いハウス一辺倒になる事はない。King Street Soundsがハウスレーベルなのでハウス中心になるのは当然だけど、他のシリーズよりは生音重視で多少ジャジーな点が強調されていると思います。「Body & Soul」では「Justice, Mercy」とか「Find A Way」辺りは回されそうですね。しかしただ一つのレーベル音源だけでここまでのMIXCDが出来るなんて、King Street Soundsは偉大です。また限られた曲でここまでのMIXを行ったRainer Trubyも賞賛します。大人になるとハウスを好きになる人が多いらしいけど、その気持ちも分からせてくれる一枚。家で聴いていても落ち着いて聴けてしっくりくるし、クラブではガシガシと踊れる。「Kerri Chandler-On My Way」からラストまでの流れは圧巻の一言、聴き入るしかない。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
groundrhythm non stop mixed by Kaoru Inoue (Toysfactory:TFCC88244)
groundrhythm non stop mixed by Kaoru Inoue
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Freedom Villageの復習の旅もそろそろ終わりが来てしまいました。最後は日本のクロスオーバーDJ、井上薫のMIXCDを紹介です。Freedom Villageでは見る事が出来なかったけど、この人のジャンルレスなプレイには定評があります。MIXCDも何枚か出していますが、中でも自分のオーガナイズするパーティー名(groundrhythm)を冠したこのMIXCDは予想以上の力の入れ様です。まずは自身の「Calling(6 am mix)」で始まります。アフロなパーカッションに朝日の様な美しいシンセのベールに覆われて、「Silent Poets-To Come...」で目覚めを迎えます。そのままダビーで深いアジアン旅行に突入し、前半のハイライト「THE IRRESISTIBLE FORCE-Fish Dances」でシタールの音に誘われて昇天します。その後はジャズやラテン調の南国の世界に連れて行かれ、熱気溢れる陽気な世界を堪能します。そして後半には最大級の盛り上がりが待っています。そう、Francois KもMIXCDで使用した「KYOTO JAZZ MASSIVE-Nacer Do Sol」、その曲です。スウィートで美しいジャズソングが、身も心もスウィングさせます。そして旅が終焉に近づくにつれ、今までの壮大な旅を祝福するかのような感動な展開に向かいます。そしてラストのアフロコズミックな「D-NOTE-The Garden of Earthy Delights」によって楽園に辿り着いた旅は、ここで終わりを迎えます。70分と言う時間に関わらず多様な音楽を織り込み、それを一連の旅としてまとめてしまう井上薫のプレイには感嘆します。何よりもこのMIXCDに好感が持てるのは、日本人のトラックが多く使われていると言う事ですね。クラブミュージックに関しては日本人は受け身な点も多かったと思いますが、本当は日本からも隠れた良質な楽曲がたくさん出ていると言う事を気付かせてくれます。このMIXCDは井上薫渾身のパラダイスミュージックです。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 20:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |