2015/11/6 EUREKA! @ Air
Midori Aoyama率いる"Eureka!"は確かな審美眼を元に海外から新しく生まれる流れを掴み、ベテランだけではなく積極的に新世代のDJ/アーティストも招致し、良質なハウス・ミュージックを聞かせるパーティーの一つだろう。特にスウェーデン・ハウスの中でも今最も熱いLocal Talkとの絡みは今までの活動からも分かるだろうが、今回はそんなLocal Talkの主宰者であるMad Mats、そして同レーベルからもリリース歴がありサンプリング・ハウスでめきめきと頭角を現しているS3Aを招き寄せた。
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| EVENT REPORT6 | 19:00 | comments(3) | trackbacks(0) | |
Terrence Parker - Mix The Vibe : Deeep Detroit Heat (King Street Sounds:KCD 280)
Terrence Parker - Mix the Vibe : Deeep Detroit Heat
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20年以上続いている王道ハウス・ミュージックの指標とも呼べるMIXCDシリーズが"Mix the Vibe"だ。NYハウスの象徴的レーベルであるKing Street Soundsの音源をレーベルとも深く関わりを持つDJを起用してミックスさせ、レーベルのショーケースとしての意味合いを含みつつハウス・ミュージックの普遍的な魅力を知らしめる伝統的なシリーズの一つで、信頼のおけるブランドと呼んでも過言ではない。そんなシリーズの最新作にはシリーズを愛聴してきた者にとっては意外にも感じられる、デトロイトの古参DJ/アーティストであるTerrence Parkerが迎えられているが、しかしゴスペル・ハウスとも称されるソウルフルで感動的な音楽性を持つParkerなればこそNYハウスのシリーズに起用されるのも不思議ではないのかもしれない。彼がデトロイト出身のDJである事は間違いないが、しかしデトロイト一派の中でも特に古典的なハウス・ミュージックに理解があるのは、おそらくParkerだろう。そんな彼だからこそ - 勿論本作がKSSの音源を使用している前提があるとしても - このMIXCDが歌心溢れるソウルフルな展開を聞かせるのは、寧ろ当然の事なのだ。幕開けはいきなりクラシックの"Give It Up (MAW Flute Instrumental)"で、ディープながらも切ないメロディーが感傷的な気分を誘う男泣きの展開だ。そこに繋ぐはズンドコとした骨太なグルーヴを刻む"The Way I Feel (Terrence Parker Deeep Detroit Heat Re-Edit 4 Daye Club)"など、序盤から太く逞しくも熱い感情的な歌モノを投下しParkerらしい人間味溢れる展開を作っていく。序盤のハイライトは"Bring Back My Joy"だろう、高らかに祝福を謳うようなポジティブなボーカルハウスはParkerのゴスペル・ハウスとリンクする。そこからは一息つくように郷愁を帯びた"Song For Edit"で緊張をほぐしながら、ざっくりと生のパーカッションの質感が強調されたハウスを繋ぎつつ、最後まで人気のあるクラシカルなハウスを用いて実に情感たっぷりな展開で引っ張っていく。KSSの音源を使用する制約がある為に普段よりはParkerのゴスペル・ハウスのスピリチュアルな要素は控えめなのは事実だが、しかし歌心溢れる選曲と感情の昂ぶりを刺激するソウルフルな展開は正にParkerの十八番だと断言出来るものであり、ハウス・ミュージックのファンにとっては期待通りのプレイだろう。NYハウスの伝統にデトロイトのベテランDJが参加したと言う面白味だけでなく、内容自体で評価したいMIXCDだ。



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| HOUSE11 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Rasmus Faber - Love : Mixed (Victor Entertainment Japan:VICP-64065)
Rasmus Faber-Love : Mixed
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ハウスシーンでの"Ever After"の大ヒットにより日本でも名を知られる事になったRasmus FaberのMIXCD。正直な事を言いますと"Ever After"で僕もファンにはなったものの、その後のコンピやMIXCDの乱立リリースや曲の質の低下、そして乙女ハウスブームなるものの枠に入れられてしまった事により自分も距離を置いていたのですが、このMIXCDはそんな失望を払拭する好内容。オープニングの"Ever After"の2008年バージョンはキックを硬めに全体的にエレクトロニック化したフロア向けのトラックになっていて、一気に心を鷲掴み。その後は甘くてポップなメロディーを基調にしつつも、テッキーなトラックを中心に滑らかに徐々に盛り上げていく正にフロアを意識した展開が待っております。トラックを見ればReel People、Ananda Project、Blaze Vs. Funk D'Voidなどブームとは関係無い位置に存在するアーティストが多く、そしてシカゴハウスの古き存在であるDajaeまで収録されているのには、Rasmus Faberが商業ベースだけではなく音楽的な質を求めてこのMIXCDを制作した事が窺えるはず。Rasmus Faberが作るオリジナル音源はちょっと甘すぎてダメだって人も、このMIXCDはそんな甘さも活かして力強いキックで引っ張っりドラマティックに盛り上げてくれるんで、これならお勧めかと思います。真夏のビーチで聴きたい盛り上がる一枚。

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| HOUSE5 | 08:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
BETTER DAYS -2ND ANNIVERSARY SPECIAL!- @ Module
2006/06/02 (FRI)
SPECIAL GUEST DJ : Ian O'Brien
RESIDENT DJ : TAKAMORI K., NO MILK, SUMITANI, MISUZ

STERNE @ Womb
2006/06/02 (FRI)
Guest DJ : Chris Liebing
DJs : Takkyu Ishino, Ten

VADE @ Womb
2006/06/10 (SAT)
DJs : Ricardo Villalobos, Fumiya Tanaka, AKR & John Cornnel

JUAN ATIKNS JAPAN TOUR 2006 @ Yellow
2006/06/16 (FRI)
DJ : Juan Atkins

min2MAX @ Womb
2006/06/16 (FRI)
DJs : Richie Hawtin, Magda, and more

Carhartt presents Bathroom @ Unit
2006/06/24 (SAT)
Live PA : RASMUS FABER Live Band
DJs: Rasmus Faber, Kenichi Yanai, Takeshi Hanzawa

REAL GROOVES Vol.12 Musique Risquee Label Night @ Yellow
2006/06/24 (SAT)
DJ: Marc Leclair aka Akufen, Vincent Lemieux, Ozmzo aka Sammmy, AKR

Carl Craig Japan Tour 2006 @ Yellow
2006/07/01 (SAT)
DJs : Carl Craig, Ryo Watanabe

WOMB NOISE @ Womb
2006/07/01 (SAT)
DJs : Anderson Noise, Ken Ishii, Yama

LIQUIDROOM 2nd ANNIVERSARY @ Liquidroom
2006/07/14 (FRI)
Live : Rei Harakami

まずは「マッドマイク病」に冒されたイアンオブライエンのイベントに注目。デトロイト祭りの熱い一夜が催されそうな予感です。ホアンアトキンスとリッチーホーティンが被ってしまいましたが、どっちも行かないかもね。リッチーはWIREで見れるし。カールクレイグは去年の渚では最後まで聴けなかったので、しっかりフルで聴いてみたい。Hi-Tech Jazzも回すって聞いたしね。ハラカミは去年と同じく激込みなんだろうなぁ、昔みたいに空いていれば気持ち良く見れるんだけどね。全体的に余り興味をひくイベントが無いのは、単に自分のモチベーションが下がっているからなのだろうか。
| UPCOMING EVENT | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Rasmus Faber - So Far (Victor Entertainment:VICP-63409)
Rasmus Faber-So Far
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僕がRasmus Faberの存在に気付いたのは、何かのMIXCDで「Ever After」を聴いた時。小鳥のさえずりの様にキュートなボーカル、爽やかなアコギやホーンの音色、そこに軽快なリズムが被さり一聴しただけでその音楽は僕の耳に残った。この「Ever After」はきっとクラブミュージックを聴かない者にとっても印象的で心に残る曲に成りうるだろうが、それだけのポップセンスがRasmusには存在するのだ。

そしてこれが売れなければ一体何が売れるのだろう?と言う位、確実に売れるだろうRasmusの集大成的アルバム「So Far」。タイトル通り今までのシングルやリミックスを惜しげもなく収録し、これを機にRasmusの名は更に世に広まる事は間違いないだろう。Rasmusの曲にはクラブで通用するハウスのグルーヴを持ちながらも、メジャーシーンでもすんなり受け入れられる抜群のメロディーセンスがあるのだ。そう言うとただのミーハーで大味なハウスだと勘違いする人もいるかもしれないが(実際そんなくだらないハウスは一杯売れている)、Rasmusの曲は聴いて貰えれば分かる通り繊細で柔軟なアレンジが施され、すぐに消費期限が来てしまう曲とは一線を画している。メランコリックなボーカルの層、優しく広がる楽器の甘い音色、リズムは小気味良く軽快に体を揺らし、いつのまにかうっとりRasmusの世界観に浸っている自分がいる。Rasmusの曲がアンダーグラウンドなクラブで流れようと、世間一般が見るお茶の間のTVで流れようと聴く者をすぐさま魅了し、Rasmusの虜にさせるだろう。部屋で聴けば即座に小洒落たムードを作り出し、ドライブ中の車でかければノリノリで爽やかなムードを生み出すだろう。聴き易いあっさりとしたアレンジながらも、何度も聴くに耐える曲を作り出す彼の手腕は新世代の中でもピカイチ。

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| HOUSE2 | 23:30 | comments(6) | trackbacks(3) | |
Jazztronik - The Remixes Part (徳間ジャパン:TKCA-72968)
Jazztronik-The Remixes Part
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去年2枚のアルバムを出し溢れ出す才能を惜しげもなく見せつけたJazztronikこと野崎良太。ポップシーンとクラブミュージックシーンの架け橋となる存在であり、日本で最も人気のあるクラブジャズアーティストだと思う。とは言うものの個人的な好みでは無い為、今まで敢えて自分から聴く事もありませんでした。しかしながらこんな豪華なリミックスアルバムを出された日には、これを見過ごす事なんて大罪に等しく取り敢えず聴いておけと反応しました。親密な関係である福富幸宏や、デトロイト系ではRedoose、As One、ハウス系ではRasmus Faber、Franck Roger、DJ Spinna、Osunladeなど超強力な面子がJazztronikを再構築する為に集結。オリジナルの楽曲は殆ど知らないので比較は出来ませんが、どの曲も個性があって秀逸でした。お気に入りはRasmus Faberのリミックス。濃厚でスウィートな味付けと、軽快なリズムで爽やかな空気を持ち込んだ哀愁漂うブロークンビーツに調理しています。今井美樹の色気のあるボーカルも良いですね。あとは福富幸宏の「Samurai」のリミックスも当然素晴らしいです。軽くボッサ風のハウスにアレンジしつつも、泣きのメロディーはそのまま利用しクラブ仕様に使いやすくなっていると思います。デトロイト信者のAs Oneは予想通り、透明感溢れるスペーシーなシンセを重ねてジャジーなテックハウスにリメイク。Sleep Walkerのリミックスは生演奏ばりばりなせいかモロにスピリチュアルで、まるで目の前でジャズバンドが演奏している様な姿が浮かんでくる位雰囲気があります。他のアーティストもおのおのの作風にリミックスを行い、Jazztronikの楽曲の良さを引き出していると思います。オリジナルアルバムとは違った観点で、Jazztronikの作曲力を再度感じる事が出来ますね。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(2) | |
Inspiration (Tokuma Japan Communications:TKCA-72706)
Inspiration
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坂尻憲治、沖野良洋(Kyoto Jazz Massive)、福富幸宏、野崎良太(Jazztronik)の4人が集まって京都で開いているパーティーがInspirationと言うらしい。あんまりこの4人の音源は聴いた事が無いけれど、とにかく日本でのクラブジャズ/クロスオーバーシーンにおいてはまず名が上がる様な人達みたいだ。そんな人達が厳選して選びに選び抜いた曲をMIXして出来たのが、このパーティー名を冠したMIXCDだ。そうゆう意味ではBody & SoulのMIXCDにも似ているかもしれない。内容はと言うとやっぱりクラブジャズやブロークンビーツ、ハウスを中心に選ばれていて何かに偏る事なくバランスが良い。基本的には勢いとか展開とかを重視しているよりは、一曲一曲を聴いて楽しむ様な気がする。と言うのもどの曲も素晴らしい物ばかりだから。「Jazztronik-Phoenix(12inch Version)」は個人的には彼の「Samurai」よりも好きな曲で、テクノ指向が顕著な曲です。本人はEPで出して「DJ Rolando-Jaguar」みたいになると良いなみたいな事を言っていたけど、未だにEP化されてないぞ…。しかしキラキラとして徐々に盛り上がって行く展開は「Jaguar」に似て無くもない。良い曲だと思います。後は「Rasmus Faber-Ever After」も好きだなぁ。小鳥のさえずりみたいな可愛いボーカルと、パッカーシブなトラックが極上のハーモニーを奏でている。その他もパッカーシブなハウスや、ブロークンビーツも何でもみんなメロウな曲ばかりだ。ストレートに好きな曲を集めましたって感じだね。クラブジャズとかに馴染みの少ない僕でもすんなり聴く事が出来たのは、きっと本当に良い曲ばかり集めただからなんだろう。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 22:28 | comments(4) | trackbacks(1) | |
Miguel Migs - 24th Street Sounds - Nite:Life 020 (NRK Sound Division:NRKMX020)
Miguel Migs-24th Street Sounds
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以前にもNite:Lifeシリーズに登場したミゲールが再度登場。もうこのシリーズには著名なDJが数多く参戦してきて既に定番化しているけれど、2度登場するのはミゲールが初めてです。余程前回のMIXCDの受けが良かったのでしょうか。ディープと言うにはそこまで深い訳でも無く、エロティックでもないし、かといってアッパーでも無いこのMIXCD。別に何か特別な物を感じるわけじゃあ無いんだけど、彼のMIXはただひたすら気持ち良い。スムースなMIXで余り雰囲気を変えずに淡々と同じ世界観が続いていく。ドラムが延々とドスドスと丁度良い大きさで響くのも良いし、程よいBPMで適度なゆったり感だし、ジャジーな雰囲気で統一されているのも気持ち良い。大人の為にハウスと言うのがあるのなら、正にこれがそうだと言い切れるミッドナイトハウス。もちろん若い人が聴いても問題はございませんよ、ええ。「Miguel Migs - nite:life 03」とそんなに大差は無いと思うけど、どっちも良いです。ついでに彼のEPを集めたCDも一緒に付いてくるので、お買い得感満載。

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| HOUSE1 | 22:10 | comments(0) | trackbacks(0) | |