Lay-Far - War is Over (In-Beat-Ween Music:NBTWN011S)
Lay-Far - War is Over
Amazonで詳しく見る(日本盤)
 Amazonで詳しく見る(MP3)
ブロークン・ビーツからフューチャー・ジャズ、ディープ・ハウスからディスコ、ダウンテンポからヒップ・ホップへ、様々な音楽性を匠に操り言葉通りにクロスオーヴァーな音楽性を体現するLay-Farは、今やロシア勢の筆頭格の一人と呼んでも過言ではない程に実力と人気を兼ね備えている。Local TalkやSoundofspeedといった実力派レーベルからのリリースと共に、この日本においても若きパーティー・グループであるEureka!の積極的な後押しもあり正当な評価を獲得しているように思われるが、この3枚目となる2018年リリースのアルバムでその評価は盤石となるに違いない。アルバムの音楽性は前作である『How I Communicate』(過去レビュー)から大きく外れてはいないが、前作がサンプリング性が強かったのに対し本作ではより艶かしい生音も多くなり、これまで以上に多様性がありながらも円熟味という味わいで纏め上げている。始まりはPhil Gerusのローズ・ピアノをフィーチャーした"Sirius Rising"、比較的ハウスマナーに沿った曲ではありローズの耽美な響きが美しく、実に上品かつ優美に舞い踊る。続く"Decentralized Spiritual Autonomy"はダブ・ユニットのRiddim Research Labとの共作で、確かにダブの深くスモーキーな残響とずっしり生っぽく湿っぽいキックを活かした訝しい世界観が広がっている。そしてディスコ・バンドのThe Sunburst BandのシンガーであるPete Simpsonをフィーチャーした"Be The Change"、力強くソウルフルな歌と熱が籠もりファンキーな躍動のあるディスコ・ハウスと、アルバム冒頭3曲からしてLay-Farらしく様々な表情を見せている。"The Pressure"ではデトロイトの鬼才・Reclooseも参加しているが、それは相乗効果となりトリッピーながらも優美な音使いに変化球的にしなやかなブロークン・ビーツを刻んで、本家西ロンのアーティストにも負けず劣らずなリズムへのこだわりも見せる。かと思えばサンプリングを打ち出してややレイヴなブレイク・ビーツ感もある"Market Economy VS Culture (The Year Of The Underdog)"では切り込んでくる小気味良いビートに毒気のあるベースサウンドがB-BOY的だが、アイルランドのシンガーであるStee Downesが参加した"Over"はビートはエレクトロニックながらもそのうっとりと艶を含んだ声もあってネオソウルにも聞こえ非常にエモーショナルだ。曲毎のリズムやメロディーのバリエーションの豊富さはありながら、アルバムとしてそれらはばらばらにならずにLay-Farの洗練されたモダンなダンス・ミュージックとして一つの世界観となっており、表現力に更に磨きをかけている。なお、日本のみでCD化されているがオリジナルの倍近くである15曲収録となっており、アナログよりもCDの方が一層楽しめる事だろう。



Check Lay-Far
| CROSSOVER/FUTURE JAZZ3 | 12:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Recloose - Spirit Knows EP (Aus Music:AUS109)
Recloose - Spirit Knows EP
Amazonで詳しく見る(アナログ盤)
 Amazonで詳しく見る(MP3)
一向にアルバムをリリースする気配はないが2010年以降のRush Hour RecordingsやDelusions Of Grandeurからの作品で再度評価を高くしているデトロイト出身のMatthew ChicoineことRecloose。最初期のジャズやブロークン・ビーツにハウスやデトロイト・テクノを交差させた音楽性が特別な注目を集めたのは昔の話、現在はハウス・グルーヴに優美なフュージョンやブギーな要素を持ち込みつつより機能的性を意識したフロア・トラックへとシフトしてきているが、その音楽性も完全に板に付きReclooseの個性として成り立ってきているように思われるここ数年。2016年の"Honey Rocks EP"(過去レビュー)に続きAus Musicからは2作目となる本作も、路線の変更はないがリスナーが期待しているであろう音楽性を踏襲しており、優美さとエモーショナル性を兼ね備えたフュージョン・ハウスはしなやかで美しい。ソウル・シンガーであるMara TKをフィーチャーした"Spirit Knows"は正しくエモーショナルな歌モノ・ハウスで、弾むようなしなやかさとソリッドな切れ味あるビート感と抜けの良いパーカッションで疾走感を出しつつ、光沢感あるシンセのメロディーが舞い踊りファンキーな太いベースがうねる。ソウル・シンガーを起用した事でハウスのトラックにネオ・ソウルの今っぽさも加わり、洗練されたモダン・フュージョン・ハウスと呼んでもよいだろう。"No I Don't"はどっしり安定感のあるリズムと楽天的なボーカル・サンプルを軸に管楽器風のリフや明るい電子音を用いて、Reclooseらしいブギーで陽気な雰囲気が満ちたハウス・トラックだ。一方で女性ボーカルや男性のポエトリーを用いた"Ezrakh-Geomancer"はその歌の影響もあってしっとりと官能的なムードもあり、繊細なピアノによる情緒的なコードも展開しつつ湿った音質のリズムも相まって、本EPの中では最も熱い感情性が強い。どれもこれもReclooseらしく豊かな感情性と耽美な響きがありもうEPに於いては駄作を出す事はないのは分かったが、後はこの路線でアルバムを聞きたいものだ。



Check Recloose
| HOUSE13 | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Recloose - Honey Rocks EP (Aus Music:AUS1697)
Recloose - Honey Rocks EP
Amazonで詳しく見る(アナログ盤)
 Amazonで詳しく見る(MP3)
デトロイトの才人であるMatthew ChicoineことRecloose、何と2年半ぶりとなる新作は今までに関わりのなかったAus Musicからとなるが、近年のReclooseらしさは変わらずフュージョン・テイストを含む煌きのあるサウンドをここでも鳴らしている。かつてデトロイトからニュージーランドへと移住したばかりの頃はやけに生音志向への拘りを見せ、クラブ・ミュージックらしさを失いファンの心は離れていたように思うが、昨今のRush Hour RecordingsやDelusions Of GrandeurからリリースしたEPにおけるハウスへの帰還は初期以上の素晴らしさがあったと思う。そしてニュージーランドでの生活を終えて2014年にはいつの間にかNYへと移り住んでいたようで、それ以降に作られた本作も初期にPlanet-Eからリリースした頃の未来感を含みつつエレクトロニック性も高めたハウスとなっており、期待を裏切らない作品になっている。正に未来的な電子音がピコピコとなるイントロから複雑で躍動的なパーカッションと弾けるハンド・クラップの勢いに乗り、そしてしなやかな柔軟性と光沢感のある優美なシンセのコード感による煌きを発する"Honey Rocks"は、最早Reclooseの十八番と呼んでも良い作風だろう。ファンキーなボーカル・サンプルを用いた"On & On"は、浮遊感のあるシンセがすっと伸びつつ跳ねるリズムのおかげで軽くて爽快な雰囲気があり、途中で聴ける眩いばかりの光を放つような歌がフュージョンらしさを匂わせている。対してB面の"Sidewalks"はねっとりと絡み付く重心の低いビートダウン的なグルーヴが目立っており、そこにダビーな音響の効いたボーカル・サンプルや音を散りばめて、サンプル・ループ重視のディスコ・ハウスなノリでじわじわと攻める異色の作風だ。本作を含めここ何年かの内にリリースされたEPでReclooseの個性は完全に確立され、デトロイト・テクノの枠だけには括られない耽美なフュージョン・ハウスの音楽性の素晴らしさは言うまでもないが、あとはこの路線でのアルバムが制作される事だけが待ち遠しくなる。



Check "Recloose"
| HOUSE12 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2015/5/9 Sunset Lounge @ 江ノ島展望台
Sunset Lounge 2015 Part7

夏を代表するパーティーの一つと呼んでもよいだろう。湘南は江ノ島の展望台で開催されているSunset Loungeの時期がやってきた。吹き抜ける海の風、降り注ぐ燦々とした太陽の光、地平線と海を望むロケーションなど開放感のある環境の中で、テクノやハウスだけでなく身体を揺さぶる様々なダンスミュージックを体感させてくれるこのパーティーは、世代を超えて愛されるパーティーへと成長を遂げている。そして2015年の初回はパーティーの顔とも言える程に何度も出演をしている井上薫、バリアリック音楽で注目されるPaul Murphy、この日の為に結成されたKoyas+Shinsuke Fujieda+ARATAバンド、ブラスバンドのBlack Bottom Brass Band、そしてWataru SakurabaとDJもライブも盛り沢山の内容で開催された。
続きを読む >>
| EVENT REPORT5 | 12:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
James Priestley & Giles Smith - 10 Years Of Secretsundaze (Secretsundaze:ssxcd003)
James Priestley & Giles Smith - 10 Years Of Secretsundaze
Amazonで詳しく見る(US盤)

先日来日したばかりのSecretsundaze - James Priestley & Giles Smith - による公式MIXCDの中でも、この作品はパーティーの10周年を記念する物としてパーティーの主旨が最も端的に表現されているのかもしれない。Secretsundazeは真夜中ではなくそのタイトル通りに日曜の昼間に開催されるロンドン屈指のサンデーアフタヌーン・パーティであり、テクノやディープ・ハウスだけでなくジャズやディスコなども紡ぎながら、じっくりと盛り上げていくパーティーだそうだ。日本にもここ数年二人揃って来日しSecretsundazeを開催しているが、オールナイト公演という性質上どうしても上げめのプレイとなり、本国のSecretsundazeとは異なるのではという疑問を消し去る事が出来ない。そんな疑問を持つ理由としてやはり本作の印象がどうしてもSecretsundazeらしさとして当方に植え付けられている事もあるのだが、ここで展開されるクラシカルな音楽性とモダンな響きの融合は類まれなるレベルに達している。先ずJames Priestleyが手掛けたミックスはメロウなビートダウン風なハウスである"Rain Parade (Mark E Remix)"からゆっくりと始まり、そしてコズミック感のある"Transatlantic Loading Bay"へと繋がる最高にロマンティックな流れが形成される。そして"Harlequin"や"Taking Over Me"などハウスからブロークン・ブーツまでビート感に振れ幅を持たせながらも徹底的に感情的で、そして中盤以降では生っぽくも煌めく多幸感を打ち出したディスコや色っぽいシンセ・ファンクも飛び出して、Secretsundazeらしい大胆かつクラシカルなフリースタイル性が満ちている。そんな自由奔放なプレイの最後にはフレンチ・ディスコの"I Love You Dancer"を用意して、ぐっと切なさを増して綺麗に着地する。対してGiles Smithは序盤から端正な4つ打ちのテクノやハウスを積み重ねながらビルドアップさせていくスタイルで、"Make Me Feel"や"Feel It"にしても揺蕩うような浮遊感と空間的な深みを伴い、非常に伝統的とも言える丁寧なプレイを行う。流れを壊す事なく滑らかに丁寧に曲調を守りながら、そこに仄かにエモーショナルな成分も加えてこちらもJamesに負けじと洗練されたドラマティックな展開を聞かせるのだ。終盤の"Ronin"以降はその洗練に磨きをかけて淡い白色光に包まれるような幻想的なサウンドが広がり、盛り上がったまま心地良い余韻を残してミックスは終了する。JamesとGiles、Secretsundazeとして一緒に活動しながらもその対照的なプレイは、しかしどちらにもストーリー性があり、これこそがSecretsundazeらしいという印象を鮮烈に残すのだ。願わくば日本のSecretsundazeでも、いつかこのようなプレイが聴ける事を願っている。



Check "James Priestley" & "Giles Smith"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| HOUSE10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
BEST OF 2014
今年も一年間当ブログを御覧頂いた読者の皆様、どうもありがとうございました。今年も昨年に引き続き毎週パーティーライフを楽しみ、素晴らしい音楽にも出会う事が出来ました。やっぱりパーティーは最高だなと思った一年ですが、オールナイトにおけるパーティーについての問題では、風営法改正案の大きな動きもありました。今後良い方向へと進む事を期待するのみですが、現実的な問題として夜遊びたいと思う人は減っているのかなと思う時も多々あり。私個人的にはやっぱりパーティーは絶対にオールナイトのクラブでないと!という気持ちは強くあります。しかし時代に合わせて多様性を許容する事も無視は出来ないと思うのも事実で、ニーズに合わせてパーティーを作っていく必要はあるのかもね…でもやっぱりパーティーはオールナイトと言う考えは譲りませんが。また音楽自体がインスタントなものになり無料の配信だけで聴かれるような状況ではありましたが、ダンス・ミュージックの分野に関して言えばやはりアナログでのリリースは根強く、プレス数は減ってもその分多くの作品がリリースされていました。そんな作品を毎週買っては聴く生活の繰り返しで、ブログの更新が追い付かない程に良質な音楽は今でも生み出されている事を実感した一年でもありました。ちなみにこのブログも夏頃に発足から10年が経過しましたが、これからも色々な音楽・パーティーを発信する為に2015年も頑張って続けたいと思います。それでは、来年も良いお年を!
続きを読む >>
| BEST | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2014/12/12 PYRAMID ROOTS @ Bonobo
神宮外苑の片隅にひっそりと営業をしているバー・Bonoboは都内でも珍しいクラブ/バーだ。1階にはメインフロアがあるものの、2階には畳部屋とベランダがあり、Bonoboの入り口にも別のバーがあったり、こじんまりとした土地にぎっしりとお店が詰まっている。そんな小箱で開催されるPYRAMID ROOTSにはDJ Yogurtに井上薫、岩城ケンタロウという日本各地で活躍するDJが一堂に集まり、その上2階にもDJやマッサージにクリスタル展示販売など様々な要素を詰め込んでパーティーが開催される。
続きを読む >>
| EVENT REPORT5 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2014/12/6 DAWD @ Oath
Jun Kitamura、REMI、haraguchic、SINOによる不定期開催パーティーであるDAWD、年内最後の開催となる今回のゲストには初のアルバムをリリースしたばかりであるDazzle Drumsが抜擢された。今回のDAWDへの出演はアルバムリリースツアーの一環にも組み込まれているが、約1年前にもDAWDに出演したDazzle Drumsとレジデント陣との相性の良さは既に確認されており、当然期待出来るパーティーになるであろう。
続きを読む >>
| EVENT REPORT5 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2014/11/8 groundrhythm 12th Anniversary @ Air
井上薫という精神的支柱を中心にAirオープン当初から開催を続けるgroundrhythmが、遂に12回目のアニバーサリーを迎える。基本的には外タレに頼る事なく国内で音楽的にも繋がりのあるDJ/アーティストが出演し、ぶれる事のないドメスティック色の強いパーティーではあるが、テクノやハウスだけに限らずドラムン・ベースやヒップ・ホップにエレクトロニカまで様々な要素を取り込みクロスオーヴァーな音楽性を披露し続けていた。groundrhythmの時代と共に変わっていく音楽性、そして変わらない精神性は井上薫の軌跡そのものであり、レギュラーパーティーだからこそ長い間の変遷も体験する事が出来る。そしてそのアニバーサリーにはInner ScienceやForce Of NatureにMax Essaらが集結し、祝祭の夜を演出する。
続きを読む >>
| EVENT REPORT5 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2014/9/13 groundrhythm @ Air
代官山はAirにおける最長不倒を更新しているレギュラーパーティーのgroundrhythmは、井上薫が中心となりながらその時その時で国内の若手からベテランまでジャンルと年代を越えるようにDJ/アーティストを起用し、新鮮さと懐かしさを伴いながら歩みを続けている。そして今回のgroundrhythmでは過去にSILICOMとしても活動し前衛的なテクノを展開するAOKI takamasa、そしてニュー・ディスコ方面で名を上げつつある二人組のユニットであるMonkey Timersら、またもやgroundrhythmに初出演となるアーティストを起用し変化をもたらす事となった。
続きを読む >>
| EVENT REPORT5 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Motor City Drum Ensemble - Raw Cuts Remixes (MCDE:MCDE 1211)
Motor City Drum Ensemble - Raw Cuts Remixes
Amazonで詳しく見る(MP3)

ドイツ出身のDanilo Plessowは複数の名義とユニットで活動をしているアーティストで、その中の一つで最も有名な名義であるMotor City Drum Ensembleは初めてのリリースから既に7年が経過しているが、この名義がもはや彼にとってのメインプロジェクトである事は間違いない。特にデトロイト・ビートダウンに影響を受けたであろうロウでファンキーな、そして怪しい黒さを発する"Raw Cuts"はMCDEの存在感をシーンに知らしめたシリーズであり、今尚フロアでプレイされる名作だ。本作はそんなシリーズの中から"Raw Cuts #5"のリミックスし直した作品なのだが、驚くべき事はMarcellus PittmanやMike HuckabyにReclooseとデトロイトのシーンで活躍してきたアーティストをリミキサーに起用しており、やはりこのシリーズがデトロイト・ハウスとは切っても切れない関係である事を示唆している。原曲のクラクラする陶酔感を払拭しより直線的なビート感や荒々しい金属的なパーカッションを用いて硬質さも加えた"Marcellus Pittman Remix"、そして奇妙な男性のボーカルサンプルや眠気を誘うような幻想的なシンセを導入しデトロイトのエモーショナル性を打ち出した"Mike Huckaby"、そのどちらもがMCDEにあるロウな音楽性を活かして荒々しさを引き出しつつも各DJの個性も反映されたリミックスになっている。しかし本作で注目すべきはデトロイトの中でも奇才を放っていたReclooseによる"Recloose Remix"で、近年の彼の作風に見られるエレガントなストリングス使いや跳ねるようにしなやかなビートを用いて、更にはコズミックなサウンドも織り交ぜる事で優雅なフュージョン・テックへと変容し、原曲の雰囲気をがらっと変えながらも更に上質なりミックスへと昇華しているのだ。ここまでの変化を見せると既にMCDEの作品ではなく、Reclooseとしての新曲に近い印象も受けるが、兎に角まあ素晴らしいリミックスだ。ちなみに"Raw Cuts"シリーズはこれにて終了するアナウンスがされているが、MCDEとしての活動は続けてくれる筈なので今後の活動にも期待したい。



Check "Motor City Drum Ensemble"
| HOUSE10 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Recloose - It's Too Late EP (Delusions Of Grandeur:DOG 34)
Recloose - Its Too Late EP
Amazonで詳しく見る(MP3)

Planet-Eからのリリースによりデトロイト・テクノのシーンで注目を集め、その後はニュージーランドでの生活によりファンクバンドを結成と多様性を広げていたReclooseだが、2011年からはRush HourやDelusions Of Grandeurから再度フロアよりのトラックを量産し二度目の春を迎えている。一年ぶりとなる新作はやはりDelusions Of Grandeurからとなるが、ディスコ/ブギーテイストなハウスでは質の高いレーベルとの相性は抜群だ。華麗なシンセコードを展開しつつ細かいリズムを構築しながら様々な展開が疾走するように切り替わる"It's Too Late"、太いキックによる4つ打ちとゴージャスな音使いによるフィルター・ハウスな"You Just Love Me"、そのどちらもが歌を大々的に取り入れて以前Reclooseが取り組んでいたバンドの人間臭い影響を残しつつも、初期のようにフロアに根ざしたダンストラックとして機能性も高めているのが特徴だ。B面にはもう少しテッキーな音を強調した"Backtrack"が収録されているが、こちらもキレのあるビートとフュージョンテイストな光沢のあるシンセ使いが優美な輝きを発しており、Reclooseのクロスオーヴァーな音楽性を感じ取る事が出来る。重さに頼らない繊細な音使いにビートのしなかやさやキレは流石だが、それ以上にジャズやフュージョンにテクノやハウス、そしてブギーな感覚まで多様な要素を一つの音楽として纏め上げるそのセンスはお見事。デトロイトで活動していた頃以上にフロアでの機能性を高めつつ、かつ豊かな音楽性を更に増しているのは、Reclooseがもはやデトロイトと言うシーンから世界へと巣立った事を示唆している。お世辞抜きにして全てがフロア即戦力、そしてフロアのみならずリスニングとしても楽しめる楽曲性で素晴らしい。



Check "Recloose"
| HOUSE9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
BEST OF 2013
今年も一年間当ブログを御覧頂いた読者の皆様、どうもありがとうございました。ElevenやSecoの閉鎖、関西方面ではオールナイトのパーティーは禁止となるなど、相変わらずパーティーを楽しむ人にとっては厳しい状態が続いております。その一方でOrigamiやLouverと言った新しいクラブもオープンしたり、また日本人が中心となるパーティーも増えているように思われるし、素晴らしいパーティーを作りたいと燃えているアーティストやオーガナイザーの熱い志に触れる機会があった一年でした。音楽にしても売れる量は確かに減っているものの、アナログ・レコードはその存在感を強めているし、良質なダンス・ミュージック作品も多かったと思います。で年間ベストに選んだ作品はリスニングとして耐えうる作品が中心になっているのですが、流行とかとは無縁なある意味ではベタな作品が多くなりました。結局時代に関係なく聴ける作品が自分の中で印象に残っているみたいですが、それとは別に毎週パーティーで最新のテクノやハウスを聴く事で、新しい成分を補完していた一年だったかなと。現場へ行く事で新しい音楽仲間の輪が繋がる事も多いわけで、その意味ではやはりパーティーへ足を運んで体験する事は重要な要素だったと思います。それでは、来年も良いお年を!
続きを読む >>
| BEST | 13:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
2013/12/28 夜の日本オシロサービス 〜笑顔と振動をあなたに〜 @ Oath
「笑顔を振動をあなたに」と言うコンセプトを掲げて不定期開催されている日本オシロサービス。STEREOCiTIとDenがホストとなってサンデーアフタヌーンのパーティーとして開催されており、特に二人によるパーティーの為より私的な音楽性が強く打ち出されている。来年にはSTEREOCiTIがドイツへと活動の拠点を移す予定なので今回で一旦は休止となるが、それに合わせて初の夜開催となった。
続きを読む >>
| EVENT REPORT4 | 18:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2013/12/7 Groundrhythm 11th ANNIVERSARY @ Air
井上薫がレジデントを務めるgroundrhythm。Airがオープンしてからはその場所で最も長く続いているレギュラーパーティーだが、遂に11年目が終わると同時に12年目へと突入する。移り変わりの早いクラブミュージックの業界に於いて10年以上もの継続した活動は簡単なものではないものの、ディープ・ハウス〜テクノと時代と共に音楽性に変化を見せながらコスモポリタンな個性を主張したミュージック・ジャーニー的なDJプレイだからこそ、今でもファンを魅了しながらgroundrhythmは続いている。そして11周年のアニバーサリーは外部からゲストを呼ぶこともなく井上薫によるロングセットがメインとなるパーティーであり、groundrhythmが井上薫と言うアーティストを中心に動いている事を強調する一夜となった。
続きを読む >>
| EVENT REPORT4 | 00:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
2013/2/23 Lifeforce - Pure Dance - @ SECO
数々のパーティーには足を運びつつも未だLifeforceには遊びに行った事がなかったが、この度そのLifeforceにFrank Bookerが出演するので良い機会だと思いパーティーに参加してきた。Lifeforceと言えばご存知Nick The Recordが93年頃から開催しているレイヴパーティーで、それが野外であろうと屋内であろうと通常のクラブパーティー以上のモノを作り上げる事で新たなファンを獲得していた。そしてFrank Bookerは2009年に初の作品をリリースしたばかりとトラックメーカーとしてはまだ新参なものの、温かい感情をたっぷりと含んだブギー/ディスコスタイルの音楽は数々のDJを魅了している。出演するDJ、そして開催されるパーティーそのどちらもが自分にとっては初となる体験に胸が高鳴っていた。
続きを読む >>
| EVENT REPORT4 | 16:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Herbert - Bodily Functions (Special 10th Anniversary Edition) (Accidental Records:AC66CD)
Herbert - Bodily Functions (Special 10th Anniversary Edition)
Amazonで詳しく見る

誰が何と言おうとMatthew Herbertが2001年にリリースした"Bodily Functions"は、彼の数ある作品の中でもベストである事を覆す事は出来ない。いや、それどころか21世紀に入ったばかりにして、後世に名を残すであろうエポックメイキングな作品になった。ドラムマシンや既存のプリセット音源、既存音源からのサンプリングを禁止したPCCOMと言うコンセプトを掲げて、実験的な創造と並行しながらユーモアとポップな音を両立させた奇跡的なまでのバランスの上に存在するハウスアルバムだ。本作品はそれから10年以上が経った事を記念してのリイシューとなるのだが、オリジナル盤を持っている人もこのリイシューは買って損はしない、いや購入すべき作品である事を断言する。何故ならばボーナスディスクとして当時アナログでリリースされていたリミックスが纏めて収録されており、リミキサーにはJamie LidellやPlaidにMatmosと言った奇才から、Reclooseや竹村延和に意外にもJane's AddictionのPerry Farrell、そして新録リミックスにはDJ KozeとDave Ajuまでもが参加しているのだから。どのアーティストも強い個性を発するからこそHerbertの作品をどう塗り替えていくのかと言う楽しみがあるのだが、オリジナルのポップな遊び心は残しつつもそこにモータウン・ソウルやカットアップしたようなファンク、華麗なブロークンビーツにPCと睨めっこしたIDMやエレクトロニカ、そして端正なディープ・ハウスまで見事に個性を開花させたリミックスが聴けるのだ。またオリジナルが半ばリスニング向けであったのに対し、やはりアナログEPに収録されていた事も影響があるのかリミックスは比較的フロアに寄り添った傾向であるのも興味深い。実験的でありながら肉体を揺らすグルーヴ感も添加され、クラブ・ミュージックとしてのリミックスワークを分かりやすく体験させてくれる模範的な仕事と言えるだろう。オリジナル盤にリミックス盤も付いて、お買い得と言う以外に言葉が見つからない。

試聴

Check "Matthew Herbert"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| HOUSE8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Recloose - Andres / The Oliverwho Factory Remixes (Rush Hour Recordings:RH 046)
Recloose - Andres / The Oliverwho Factory Remixes
Amazonで詳しく見る(MP3)

一時期の低迷から脱して絶好調な活躍をみせるRecloose、2012年における3枚目のリリースは蜜月の関係にあるオランダはRush Hourより。Reclooseと言えば元々はCarl Craigに見出されPlanet Eからデビューしているが、Rush Hourもデトロイトを深く掘り下げるレーベルである事から、両者の相性はきっと良いのだろう。本作はReclooseの作品をデトロイト関連としてAndresとThe Oliverwho FactoryがリミックスしたEPだが、これが期待していた以上に素晴らしい。Andresによる"Electric Sunshine (Andres Remix)"はオリジナルのフュージョンを思わせる艶のあるシンセサウンドは残しながら、見事にフロア仕様の4つ打ちへと変わっている。ざっくりと生の質感が強いキックやパーカッション類は体温とフィットするようで、ブギーハウスな聞こえ方さえする。オリジナルはR&Bシンガーを起用したソウルフルなフュージョンハウスだったのを、完全なテクノ仕様にリミックスしたが"Magic (Oliverwho Factory Remix)"だ。ボーカルも残してはいるものの南国の温かなムードは消え去り、展開を抑えて肌に突き刺さる攻撃的な染め上げたテック・ハウスだ。また新曲である"Chamois"も収録されているが、これはReclooseの活動に脂が乗っている事を証明する最高の曲だ。ディスコテイストな綺羅びやかシンセを用いつつ、ファンキーなベースラインや疾走感のあるリズムによって体が自然と動いてしまう。フィルターを使用した展開の付け方が派手でもありながら優雅な佇まいさえある洗練された音の選び方には、Reclooseの繊細さと大胆さが見事に共存している。リミックス、新曲のどれもが心底素晴らしい内容で、そろそろこの路線でアルバムをリリースして欲しいと思う。

試聴

Check "Recloose"
| HOUSE8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
BEST OF 2012
今年も一年間当ブログを御覧頂いた読者の皆様、どうもありがとうございました。相変わらず音楽は作品が売れないだとか、パーティーも以前に比べると活気がないだとか、ここ数年同じように苦しい状況が続いています。しかし昔から変わらず、それどころか都内ではパーティーもどれに行くべきか悩むくらいに溢れており、その充実度は昔よりも遥かに高いでしょう。またクラブミュージックに於いてさえデジタル配信は既に充実していますし、その一方で再度アナログでのリリースに拘るアーティストも増えてきたり、音楽を聴く為の環境自体は十分に整っている事は間違いありません。決して音楽自体の魅力が失われているわけではないと、私は信じています。さて、それではそんな気持ちで選択した毎年恒例の年間ベストと共に、来年も良いお年を!
続きを読む >>
| BEST | 09:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Recloose - Don't Get Me Wrong EP (Delusions Of Grandeur:DOG 27)
Recloose - Dont Get Me Wrong EP
Amazonで詳しく見る(MP3)

Freerange Recordsを主宰しているJimpsterが異なる音楽性を開拓すべく運営しているDelusions Of Grandeurは、今や本家のFreerange以上に注目を集めているブギーハウスのレーベルであると言えるだろう。そのレーベルの最新作にはなんと元デトロイトのアーティストであるReclooseが作品を提供しているが、しっかりとレーベルの方向性に沿ったディスコ/ブギーテイストを守りつつReclooseらしいエレクトロニックでファンキーな味も残し、実に高品質なトラックを披露している。タイトル曲の"Don't Get Me Wrong"からして文句無しに素晴らしく、職人風に緻密かつ様々な音を練り込みつつも揺ぎない腰に来るブギーなリズムとうっとり陶酔系のシンセサウンドやスペーシーなSFを盛り込んで、賑やかなパーティー感の中にも気品高い感覚を残している辺りにReclooseのトラックメーカーとしての力量が発揮されている。"Shimmy"なんかはニュージーランドに移住した影響も出ているのか、ラテンハウスの陽気さと爽やかなフュージョンを掛け合わせたようなハウスとなっていて、軽いノリにもかかわらず豊かなメロディーが心地良い。そしてDelusions Of Grandeurの顔になりつつある期待の新鋭・Tornado Wallaceによるリミックスも収録しているが、ビートの緊張感を緩めて零れ落ちていくメロウなシンセリフを多用したしっとり温かいディープ・ハウスも、原曲とは方向性を変えつつも素晴らしいリミックスとなっている。ReclooseにしろDelusions Of Grandeurにしろ、円熟の季節を迎えているのが感じられる素晴らしい1枚だ。

試聴

Check "Recloose"
| HOUSE8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Theo Parrish - Sound Signature Sounds Vol. 2 (Sound Signature:SSCD06)
Theo Parrish - Sound Signature Sounds Vol. 2
Amazonで詳しく見る(US盤)
 Amazonで詳しく見る(日本盤)
リミックスワークにエディット作品の編集盤、そして新作のリリースと活動がにわかに慌ただしくなっているTheo Parrishと彼が主宰するSound Signature。アナログをこよなく愛するTheoの発信方法は基本的にアナログとなり、アルバム以外のEP作品となるとなかなか聴ける機会はないのだが、この度12年ぶりとなる彼のコンピレーションアルバムが発売された。内容は1997年から2005年までのTheo Parrish名義の作品に3 ChairsやThe Rotating Assemblyの作品を含み、初期/中期の彼にしては比較的ハウスフォーマットを保っていた頃のトラックが今でも強い個性を放っている。本作の中では一番古い"Rain for Jimmy"を聴くと規則的な図太い4つ打ち基調であるのが逆に新鮮だが、しかし極端にバランスの崩れた高低の音や執拗に繰り返されるファンキーなサンプリング使いは、やはりこれこそTheo Parrishと言うべきであろう。奇才と言うべき仕事を行った作品と言えばReclooseの曲のリミックスである"I Can Take It"で、原曲が軽快で爽やかなフュージョン・ハウスだったのに対し、ここでは徹底的に全体を圧縮し一部の帯域を削ぎ落したように平たいグルーヴが永遠と続くビートダウン・ハウス(とさえ呼べるのかも分からない)へと変貌を遂げている。果てもなく同じボーカルネタを反復させ上昇も下降も無く徐々に時間間隔を狂わせる、16分超えの偉業と呼ぶべきリミックスを披露しているのだ。そして本作の中で一番の話題作が9.11アメリカ同時多発テロに衝撃を受け、そこからレクイレムのように制作された"Major Moments Of Instant Insanity"だ。テロの標的となったWorld Trade Centerに対する人々の話やMarvin Gayの"Inner City Blues"をサンプリングして曲のあちらこちらに散りばめたこの曲は、テロを体験した事の無い者に対しても重苦しい悲壮感を背負わせるディープな世界感かつ泥臭いソウルが爆発した至高の1曲だ。これら以外の曲についても視界の悪い煙たい音像や壊れたエフェクターによって歪められたような音質が徹底されており、そこにTheoのSound Signatureと称する音の彫刻の技を聴く事が出来るのだ。

試聴

Check "Theo Parrish"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| HOUSE7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Recloose - Magic (Rush Hour Recordings:RH 038)
Recloose - Magic
Amazonで詳しく見る(MP3)

ニュージーランドの南国な音楽性にどっぷりはまりファンを困惑させていたMatthew ChicoineことReclooseも、前作にてRush Hour Recordingsへと身を移すと再度テクノ/ハウス色を強めたクラブミュージックへと回帰し復活を果たしましたが、この新作もその流れで生っぽさは匂わせつつも流麗なメロディーと疾走感のあるエレクトロニックビートを奏でる初期の様なRecloose節を聞かせております。タイトル曲の"Magic"ではR&BシンガーであるB.Sladeをボーカルに迎えて迸るソウルフルな歌が主張し、フュージョン風なアコースティックと電子のバランスを取った生暖かくも透き通るパッドが美しく彩るフュージョンハウスを披露。南国で過ごした楽天的な時間も無駄ではなかったのだろうか、パッション弾ける明るく陽気なサウンドも今では上手く馴染んでおります。"UHF"もトロピカルなメロディーや霞がかったボーカルが陽気なムードながらも、華麗に彩るシンセサウンドやスペーシーな効果音などを導入しながらテッキーな空気に染めていくフュージョン節に涎が滴り落ちそうです。更にはお師匠であるCarl Craigも"Magic"のエディットを提供し、原曲の雰囲気は全く壊さずによりフロア対応へとハイやロウを弄りブレイクの展開を導入したC2にしては珍しく手堅いアレンジを披露しています。EPと言うボリュームの少ない媒体ながらも、しかし前作からの流れと合わせて相当に脂が再度乗りつつある事を感じさせる内容で、このままアルバムへと突入してくれる事を期待して止みません。

試聴

Check "Recloose"
| HOUSE7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Hit It & Quit It Radio Revue Vol.1 with Recloose & Frank Booker (Fingertips Records:FTIPS74003)
Hit It & Quit It Radio Revue Vol.1 with Recloose & Frank Booker
Amazonで詳しく見る(MP3)

かつてデトロイトを地元に活動していたMatthew ChicoineことReclooseは突如ニュージーランドに移住し、今では現地で知り合ったFrank Bookerと"Hit It & Quit It"と言うレディオ番組を主宰している。本作はその番組をコンセプトにしたMIXCDで、確かにレディオ放送らしくMCを織りまぜ曲を紹介するようにミックスがされていく。さてReclooseと言えばテクノとジャズのみならずヒップホップやソウルなど音の国境を越えた音楽性を持っており、殻をぶち破るように自由なクロスオーヴァーを体現していたのだが、そんな経歴を知っている人であれば本作は期待通りのプレイをしてくれたと感じるだろう。幕開けはスクラッチとMCを多用したヒップホップの流れで賑やかに始まり、そこからコズミックなファンクやリズムが暴れまくりのソウル、腰にぐいぐい来るディスコなど時代錯誤感の強いレトロな味を前面に出し粘り強いグルーヴを醸し出す。ジャンルはばらばらだが決してちぐはぐな印象は無く、全体のトーンとしては人肌の温かみを感じさせ弛緩した空気に統一されているのだ。さて、そこから更にどす黒いデトロイト・ビートダウンや優雅なブロークン・ビーツやフュージョン、甘くて夢に落ちそうなダウンテンポやレゲエなど、彼らが影響を受けた全ての音楽を曝け出す選曲を行い、緩くはあるが引っ掛かりのある鋭いリズムを保って最後まで陽気に踊らせる。ニュージーランドに移住した影響は、音の温かさやリラックスした雰囲気に出ているのだ。MCを入れた事で生放送を聴くような臨場感もあり、未発表曲・新曲を中心とした曲を紹介すると言うレディオ放送のコンセプトも見事に成功したと言えるだろう。

試聴

Check "Recloose" & "Frank Booker"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Scuba - DJ-KiCKS (Studio !K7:K7291CD)
Scuba - DJ-KiCKS
Amazonで詳しく見る(US盤)
 Amazonで詳しく見る(MP3)
UKから生まれた猛威を振るうダブステップを、半ばテクノの聖地化しているドイツのBerghainに持ち込み"Sub:Stance"と言うダブステップのレギュラーパーティーを確立させたPaul RoseことScuba。彼がドイツにダブステップを持ち込んだのか、それともドイツテクノの魅力にダブステップが引き寄せられたのか。最近ではテクノ名義のSCBだけでなくScuba名義に於いてもテクノ色の方がより前面に出るようになり、このMIXCDではベース・ミュージックとしての要素は薄く黒さを排除したベルリンサウンドを打ち出しております。勿論選曲だけ見ればダブステップも使用はされているのですが、感情的な要素は抑えて機械的な温度感を打ち出し、更にはダブステップの特有の横に揺らすグルーヴよりはテクノの直線的でスムースなグルーヴを保つ事に終始気を遣っているように思われます。特に前半の荒廃した金属音ゴリゴリな展開はどう聴いたってBerghainなわけで、Scubaの好みがテクノに傾いているのは言うまでもないでしょう。中盤以降では気を利かせたのか猥雑なダブステップやエレクトロも混ぜてしまうのは残念ですが、そこからまた薄氷の上を進むように緊張感のあるミニマルに回帰し、そしてテンポは落としながらも重く深く沈み込んでダウナーな世界に消え行くように幕を閉じます。昨年リリースした"Sub:Stance"(過去レビュー)もその時点で十分テクノ色濃厚だなとは感じておりましたが、そこから一年を経て更にメランコリーを削ぎ落としテクノの冷たくマッドな質感や重厚感を強めた本作は、テクノリスナーにこそ楽しめる内容でしょう。欲を言えばもっと攻撃的に突き抜けたら最高だったと思いますが。

試聴

Check "Scuba"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Recloose - Saturday Night Manifesto (Rush Hour Recordings:RH035)
Recloose - Saturday Night Manifesto
Amazonで詳しく見る(MP3)

1998年のデビュー作からしてCarl CraigのPlanet-Eからリリースされたと言う輝かしい経歴を持つMatthew ChicoineことRecloose。テクノやハウスにジャズやヒップホップ、ソウルまで幅広い音楽に影響を受け新世代のビートを生み出していたReclooseは、デトロイトを越え海の向こうのウェスト・ロンドンのブロークン・ビーツの界隈でも一際注目を集める存在でした。ただニュージーランドに移行してからの作品は南国の風が吹くトロピカルなバンド路線で、正直に言えばファンの期待を長く裏切り続けてきたのが実情。しかし今年になりデトロイト〜シカゴの発掘に勤しむオランダのRush Hourから未発表曲を集めたコンピレーションを出したその交友からか、今度は同レーベルより実に3年ぶりの新作もリリースしました。これが今までの鬱憤を晴らすかの様な素晴らしい出来で、これぞ初期Reclooseに感じられたエレクトロ・ビートやファンキーな切れが戻ってきておりました。メロウで夢見心地なフュージョンサウンドの"Electric Sunshine"、爽やかに弾けるパーカッションと多幸感に溢れたボイスサンプルが軽快なグルーヴを生み出す"Parquet"、そしてテクノを意識した強烈なベースラインや美しいパッドを重ねたテックハウス"Tecumseh"など、どれも曲調は異なるものの見事にエレクトロニックな作風が復活しており、低迷していた評価を払拭するには十分過ぎる内容です。フロアでも絶対に盛り上がるカッコイイ曲ばかりだし、この勢いでRush Hourからアルバムをリリースしてくれよ。

試聴

Check "Recloose"
| HOUSE7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Motor City Drum Ensemble - DJ Kicks (Studio !K7:!K285CD)
Motor City Drum Ensemble - DJ Kicks
Amazonで詳しく見る(US盤)
 Amazonで詳しく見る(日本盤)
タイコクラブへの出演が決まっていたにも拘らず、東日本大震災の影響で来日がキャンセルとなったMotor City Drum EnsembleことDanilo Plessowでしたが、その穴を埋めるには十分な作品がリリースされました。Studio !K7の長らく続く名物MIXCDシリーズの最新作としてMCDEが抜擢された訳ですが、これが予想以上に幅広いジャンルを詰め込でおり、まるでダンスミュージックの歴史を掘り返すと言っても過言ではないような気がします。年代で言えば1977〜2011年までの34年を横断し、Sun Raのスピリチュアル・ジャズで始まりRhythm & Sound(Basic Channel)のレゲエで黒い泥沼に嵌り、Mr. Fingers(Larry Heard)の垢抜けないローファイな初期シカゴハウスの温もりに包まれる。そしてFred Pの華美なディープハウスもあればRobert Hoodの芯の強いミニマルテクノも通過し、笹暮だったファンキーなMotor City Drum Ensembleの新曲の後にはAphex Twinのメタリックなアンビエントで冷水を浴びせられる。ラストにはフュージョン・ソウルの傑作"Sweet Power, Your Embrace"が待ち侘びて、ほっこり酸いも甘いも噛み締めるボーダレスな選曲。しかし特筆すべきはMCDEが創り出す世界観の統一で、年代に差はあれど根底にはブラックミュージックの生温かい血潮が通っており、ジャンルとしての多彩さは感じられてもその幅の広さ程には違和感が無い事にMCDEの音楽への造詣の深さが伺えます。色々詰め込み過ぎてクラブ直結MIXCDと言うよりはコンピレーション的な印象もありますが、どんな音も黒く染め上げる手腕はTheo Parrishとも通じる物があり、ビートダウンな展開をじっくりと味わえる好内容ですね。

試聴

Check "Motor City Drum Ensemble"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 12:00 | comments(2) | trackbacks(2) | |
Recloose - Early Works (Rush Hour Recordings:RH-112CD)
Recloose - Early Works
Amazonで詳しく見る(UK盤)
 Amazonで詳しく見る(日本盤)
近年デトロイトの古い遺産から新しいクラシックになりうる作品まで熱心にリリースしているオランダのRush Hourが、今度はかつてデトロイトのPlanet-Eから衝撃のデビューを飾ったMatthew ChicoineことReclooseのコンピレーションを制作しました。Reclooseと言えばテクノやハウス、そしてジャズやファンクやヒップホップなど様々な音楽をクロスオーヴァーさせ、西ロンのブロークンビーツシーンからも支持をされ注目を集めておりました。それが最初期の話ですが、Planet-Eやデトロイトのシーンを離れ南国へと移住してからは、テクノの微塵の欠片も無いトロピカルなバンドサウンドへと変容して随分と落胆させてくれたものでした。ですがご安心を、本作は脂の乗っていた初期のEPや未発表曲をまとめた初期ベスト盤なのです。エレクトロニックジャズ、エレクトロニックファンク、そう呼んでも差支えのないエッジの効いたビートと、クラブサウンドのグルーヴィーなノリを巧みに操り、ハネ感のあるブロークンビーツから陶酔感のあるジャジーハウス、落ち着きのあるダウンテンポまでジャンルの境界線を飛び越えて新鮮な音楽を聴かせてくれます。単なるクラブサウンドでもなく、単なる過去のブラックミュージックの模倣でもない、その二つが自然なバランスで融合したReclooseサウンド。デトロイトテクノ好きな方は勿論、クラブジャズやブロークンビーツが好きな人にも涎が出る内容となっております。

試聴

Check "Recloose"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 12:00 | comments(3) | trackbacks(0) | |
Randolph - Echoes (Of Lonely Eden) (Still Music:STILLMDCD003)
Randolph - Echoes (Of Lonely Eden)
Amazonで詳しく見る

デトロイトでDJメインではなく自らもプレイヤーとして生楽器を演奏し活躍しているアーティスト・Paul Randolph。ハウスやダンスと言うフォーマットを越えて、ソウルやジャズ、R&B、ファンクと言ったあらゆるブラックミュージックを租借し、デトロイトソウルとして纏め上げる才人。2007年にはアルバム"Lonely Eden"(過去レビュー)が発売され、それから3年経った今そのオリジナル盤に加えREMIX盤も追加した2枚組みがリリースされました。リミックス参加アーティストにはMike Banks、Recloose、Mark Flashらデトロイト勢に加え、Deetron、Charles Webster、Jazzanova、Todd Sinesらと各分野から実力者が集結。どのアーティストもRandolphの音楽性を良く理解していて、原曲のソウルフルで艶かしい質感を損なわずにハウスやヒップホップ、ダウンテンポとそれぞれが得意とする芸風に落とし込んでおり、良い意味でオリジナルからの極端な乖離が無く楽しめる内容だと思います。強いて言えばオリジナルは比較的リスニング寄りであったのが、リミックスではフロアを意識した作風が多くメロウなリスニングの要素と踊れる要素が良い塩梅で溶け合っているかなと。自分の作風に拘るあまりオリジナル音源の良さが失われる事も少なくないリミックスですが、本作はオリジナル盤が好きだった人にも違和感無く愛着を持って聴ける一枚ではないでしょうか。

試聴

Check "Paul Randolph"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| HOUSE6 | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Prins Thomas Presents Cosmo Galactic Prism (Eskimo Recordings:541416 501724)
Prins Thomas Presents Cosmo Galactic Prism
Amazonで詳しく見る

Lindstromとのコンビでディスコダブブームを席巻するPrins Thomasの、タイトル通りでスペーシーな2枚組MIXCD。ジャーマンプログレのHolger Czukay、ファンクのParliament、スペースロックのHawkwindに混じって、Boards Of CanadaやTres Demented(Carl Craig)などのテクノ、日本からはCrue-L Grand OrchestraやDub Archanoid TrimとWaltz(Altz)、そしてハウスやイタロディスコ、レアグルーヴなどがまとまり一つの宇宙を形成する面白いミックスだと思います。本人曰わく2枚まとめて一つの作品だと言う事で1枚目のラストから2枚目の出だしが繋がっておりますが、1枚目は2枚目までにじわじわと上げていくゆったりとした内容、2枚目はよりダンサンブルでよりエモーショナルな内容。いやダンサンブルではあるんだけどやはり肩の力が抜けリラックスしふらふらとしたトラックが多く、ベッドルームで広がっていく宇宙を想像しながら聴けるような音で、決して馬鹿になって大騒ぎする様な音楽じゃあないです。でもバレアリックでもコズミックでもスペーシーでもサイケでも何でも良いんだけど、開放的で楽天的な恍惚の中毒がじわじわと浸透してくるんですね。選曲の幅の広さとは対称的に音の雰囲気にばらつきは感じられず、CosmoでGalacticでPrismなキラキラとしたハッピーな音に統一されていて気持ちEーです。力作っちゅーか怪作っちゅーか、ブームの先端にいるアーティストの本領が炸裂したお勧めの2枚。

試聴

Check "Prins Thomas"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| HOUSE4 | 09:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Motley Crue-L House (Crue-L Records:KYTHMAK080DA)
Motley Crue-L House
Amazonで詳しく見る

瀧見憲司が率いる狂えるCrue-L Records。近年の作風は和製バレアリック、昔は詳しく知らないが今とは違ったっぽい。どっちかと言うとクラブミュージックにシフトした近年の作品の方が好きです。本作は勿論タイトル通りにハウスを中心とした選曲になっていて、特にEP収録の曲や未発表曲が中心になっているので大変便利なコンピレーションになっております。ハウスとは言ってもそこは狂えるCrue-L、一筋縄ではいかない色んなハウスが詰まっております。"More Than Paradise"はFreaks(Luke Solomon)のリミックスが施されているんだけど、原曲のチリングな切なさはそのままにフロア対応になっていて素敵。EMMAがリミックスしている"La Dolce Vita"も、圧倒的なドライヴ感がありながらもはっと息を飲む美しい瞬間があり、静と動の対比が強調されてますね。井上薫も制作に参加した"Sheeprian Flying"は、正にバレアリックと言わんばかりの南国パラダイスな桃源郷トラック。エレガンスな美的センスは、世界レベルです。他にも荒っぽいディスコダブやらクラシック調のハウスやらあるけれど、Crue-Lらしいバレアリックな美意識で統一されていてレーベルの方向性を知るには丁度良いですね。今後もこの路線から外れずにバレアリック路線を極めてくれると嬉しいなと思います。

試聴

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| HOUSE4 | 00:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Darren Emerson - Global Underground GU36 : Bogota (Global Underground Ltd.:GU036CD)
Darren Emerson-Global Underground GU36 Bogota
Amazonで詳しく見る(US盤)
 Amazonで詳しく見る(限定盤)
プログレッシヴハウスのMIXCDシリーズとしては最長を誇るであろうGlobal Undergroundの最新作は、元Underworldと言う肩書きはもはや不要なDarren Emerson。Underworld加入以前からDJとしては活躍していたそうなので、ある意味ではDJが本業の今こそ彼の才能を感じられる時なのかもしれない。さてGUシリーズでは本作で既に3枚目となるのですが、以前のシリーズが比較的オールドスクールな曲も使用していたのに対して、本作では完全に現在のフロアモード。プログレッシヴハウス〜テックハウス、そしてミニマルなども取り入れてドラッギーにじわじわ上げてくるプレイ。クラブでは大ネタをプレイしまくっていたのでこのMIXCDでの渋いプレイはちょっと意外だったけど、これこそ彼のやりたい事なはず。お勧めはDISC2でオープニングの煌びやかなテックハウスで始まり、中盤のJosh Winkのミニマルアシッドでずぶずぶな展開に突入、ディープさと疾走感を伴いつつ終盤に入り、Joris Voornの"Blank"でドラマチックな終焉を迎えるのが良いです。最後は自身も関わった"Mmm Skyscraper...I Love You"でもう一度盛り上げて終わり。普段はさほどプログレ系は聴かないけど、最近はプログレもテクノもミニマルもみんな垣根が低くなって一括りでミックスされる事も多く、本作もそんな内容なので割と自分でも聴いていて違和感は感じなかったです。とは言いつつもまたセカンド・サマー・オブ・ラブやハシエンダを意識した様な懐かしめのプレイも聴いてみたい気がする。

試聴

Check "Darren Emerson"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| HOUSE4 | 01:15 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Jazzanova / Mr Scruff - Southport Weekender Volume 7 (SuSU:SUALBCD28)
Jazzanova / Mr Scruff-Southport Weekender Volume 7
Amazonで詳しく見る(US盤)
 Amazonで詳しく見る(日本盤)
最近連日飲む事が多くて胃がくたびれておりますが、特にベルギービールを飲む機会が多いです。最近の日本人は若者ほどビール離れが顕著な様で、どうも苦いから美味しくないとか言う意見が多いとか。自分は日本の苦いビールも好きだしそれに一度海外のビール(特にベルギー)を飲めば、ビール苦手の意識も一気に覆ると思うんですよね。海外のビールは日本のビールより多様性に富んでいるし、アルコールが高くて飲み応えのある種類もあったり、決してビールが苦いだけじゃ無い事を理解して頂けるはず。ま、難点はベルギービールは圧倒的に高額だと言う事だ。バーで飲めば1000円オーバーは当たり前なんで、基本はベルギービールを扱ってる酒屋で購入して家で飲む事が自分は多いです。

お酒の話はそれ位にして今日の一枚は、ハウスミックスCDの人気シリーズ・Southport Weekender。ミックスを担当したのはSonar Kollektivを運営するJazzanovaとNinja Tune所属のブレイクビーツを操るMr Scruff。自分は特に好んで両者の音楽を聴く事は無いのですが、今までこのシリーズは集めていたので今回も何となく購入。個人的にはJazzanovaのハウス〜ブロークンビーツ路線が気に入りました。ソナコレやInnervisionsの曲を中心に予想外にもハウスを多めに使用して、生音系からエレクトロニック系まで右往左往し、華麗さと耽美を伴ってドラマティックな展開を創り上げています。無難な出来と言えばそうなんですが、お洒落かつ踊れる洗練された音楽なんでお酒を飲みつつ聴きたい感じです。対してMr Scruffなんですが、ファンクやディスコ中心で自分にはちょっと合わなかったです。音源自体もかなり古いのが多かったからねー、ちょっと時代から外れてる印象でした。

試聴

Check "Jazzanova" & "Mr Scruff"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Moment In Slow Vibez Mixed By Tomoyuki Tajiri (Texture:GOCT5001)
Moment In Slow Vibez
Amazonで詳しく見る

田尻知之と言う人のムーディーなミックスCD。どんな人かは全然知りませんが、そのネームバリュー以上にこのミックスは良いです。一気にフォーリンラブするような印象の強い内容じゃないんだけど、地味に心に響いてきて忘れた頃に思い出したらはっと聴きたくなる感じ。繋ぎが上手いとかミキサー弄くりまくって世界観を一変させたりとかじゃなくて、単純に良い曲を揃えてあります。序盤の鋭角的なビーツが躍動感を生んでいるブロークンビーツ、中盤のリラックスし体の疲れを解きほぐすダウンテンポ〜ディープハウス、終盤に優雅で軽やかに着地するブロークンビーツと基本的にはまったりと酒でも飲みながら的な内容。お勧めは中盤の"Another Night"のMoodymann Re-EditとSolu Musicの"Fade”ら辺で、これらを聴きいている最中にいつかどこかに置き忘れてきたノスタルジーが蘇ってくる気分になります。複雑で甘酸っぱい思い出が胸を締め付けて、色々な思い出が溢れ出てくるよ。とは言いつつも音は完全にアーバンで洗練されていますが、でも気取った感じがないのでさらっと聴けて良いですね。

Check "Tomoyuki Tajiri"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 22:45 | comments(2) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2007/09/14 (FRI)
SAL BY CORROCHE PRESENTS CROSS MOUNTAIN NIGHTS THE 6TH ANNIVERSARY @ WOMB
Guest DJ : Adam Beyer
DJ : Torsten Feld
LIVE : Dr.Shingo

2007/09/14 (FRI)
Kompakt Night Meets Stefan Marx Exhibition At Beams T Opening Party &
Supermayer First Album Release Party @ YELLOW
DJ : Superpitcher, Toshiya kawasaki
LIVE : Lawrence, Code E
Lounge DJ : Kaito, Lawrence

2007/09/16 (SUN)
Mutant Disco @ Club Wedge
DJ : DJ S2 a.k.a. Santiago Salazar, KZA
Support DJ : MATSUSHIMA, chack

2007/09/21 (FRI)
VADE @ WOMB
DJ : Ben Sims and more...

2007/09/22 (SAT)
Directions @ ageHa
Arena DJ : Laurent Garnier, DJ Wada
Water Bar DJ : Ken Ishii, DJ Yama
Tent DJ : Kenji Takimi, Force Of Nature

2007/09/22 (SAT)
Runch @ UNIT
GUEST DJ : Daniel Bell
GUEST LIVE : The Suffragettes
DJ : Yoshiki, Yone-Ko

2007/09/23 (SUN)
Jerome Sydenham Nagano Kitchen Release Party @ YELLOW
DJ : Jerome Sydenham, Hideo Kobayashi
LIVE : Hiroshi Watanabe a.k.a. Kaito
Lounge : Toshiyuki Goto

2007/09/29 (SAT)
Public Outburst Laurent Garnier Tour @ YELLOW
LIVE : Laurent Garnier(maestro)+Benjamin Rippert(keyboard)+Phillipe Nadaud(saxophone)
DJ : DJ Alex From Tokyo

2007/10/07 (SUN)
Deep Space @ YELLOW
DJ : Francois K.
SPECIAL GUEST LIVE!

2007/10/12 (SAT)
vendor & BAL Presents ON THE FLOOR @ UNIT
DJ : Theo Parrish
LIVE : The Recloose Live Band, CRO-MAGNON
| UPCOMING EVENT | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Randolph - Lonely Eden (Still Music:UGCD-SM002)
Randolph-Lonely Eden
Amazonで詳しく見る(日本盤)
 Amazonで詳しく見る(UK盤)
かつてCarl Craigのプロジェクト・Innerzone Orchestraでボーカルを務め、デトロイトアンセム"Blackwater"のバックボーカルもこなし、As OneやRecloose、Amp Fiddlerらのアルバムにも参加し、そして2004年にはMoodymannのMahogani Musicからデビューアルバムをリリースしていて、実はMoodymannのライブではベースを担当していたDJと言うよりは生粋のアーティストであるPaul Randolph。更によくよく調べてみると90年代にはMad Mike BanksとL'Homme Van Rennなるユニットを組んでいた様で、レコードも数枚出していたみたいです(欲しい〜)。前置きが長くなりましたがデトロイトのソウルを奏でるRandolphの2NDアルバムが、1stよりも深みを増して登場。1stはMahogani Musicからのリリースの為か、Moodymann系のディープハウスで漆黒のソウルたっぷりかつフロアで機能するダンスミュージックだったのですが、この2NDはかなり変化を遂げています。彼自身は1stアルバムは確かにダンスミュージックの要素が大きかったと述べていますが、別にダンスだとかハウスだとかに固執する訳でもない様で、2NDではギターやベース、キーボード、ドラムスなど大半を生演奏で行いまんまソウル満載の黒い音を奏でています。ヒップホップもあればファンクもあるし、R&Bとかジャズとか勿論ハウスまで、とにかく黒人音楽を全て凝縮したかの如く汗がほとばしるファンキー加減ですよ。この時代にここまでレイドバックした音楽が必要なのかと言う質問は愚問である。何故ならば良い音楽は時代・ジャンルを越えて聴かれるべきであり、Randolphの音には革新性はないけれど普遍的なソウルがこもっているのです。かつてはデトロイトと言えばテクノの聖地として存在していたけれど、ここ数年はハウスなども認められつつありそしてRandolphらが今後もオールドスクールな音楽を継承して行くのではないでしょうか。踊るよりもまったり微睡みたい時に聴き、そしてお酒と夜が似合うムーディーなデトロイトソウル、正にこのアルバムがそんな内容です。もし来日するならジャズバーとかでプレイして欲しいですね。



Check "Paul Randolph"
| HOUSE3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
G2 Geology A Subjective Study Of Planet E Volume Two (Planet E:PE65257CD)
G2 Geology A Subjective Study Of Planet E Volume Two
Amazonで詳しく見る(US盤)
 Amazonで詳しく見る(UK盤)
最近はプログレッシブな作風も結構多い様な気がするCarl Craigですが、彼が運営するPlanet Eは黒人音楽のソウルを失わずに伝統を継承しそして未来を切り開いてきた素晴らしいレーベルです。質の良い作品が多いので色々な人に聴いて頂きたいとは思いますが、何せEP中心の世界なので相当なファンで無い限りなかなか耳にする機会は無いですよね。そんな気持ちを汲み取ったかどうかは分かりませんが、レーベルのコンピ的なMIXCDが以前に出ております。プレイを担当するのはDetroit Beatdown Brothersの一人・Mike Clarkで、彼もPlanet Eから作品をリリースした経歴があるデトロイトハウスの最古参です。選曲に関してはジャジーなハウスや真っ黒なハウス中心で、ざらついて艶めかしい音質が堪りませんな〜。懐古的と思われるかもしれませんがこれは過去の音楽にも敬意を示す音楽性であり、決して懐古的になるのでは無くそこから未来に進んで行く足取りが掴めます。貴重な"At Les ( Russ Gabriel Mix )"や"People Make The World Go Round ( Kenny Dion Jr. Mix )"が含まれている事だけでもかなり価値はありますが、どちらも漆黒の深さを感じるブラックネス精神が滲み出ていますね。小気味良いリズムが腰を揺らす"Can't Take It"もあれば、未来へのトリップ感漂うシンセが煌びやかな"Exstasol"や"Human Powerd Flight"もあり、ハウス中心とは言えどもPlanet Eらしいクロスオーバーな出来ですね。MIXCDの割には10曲だけの収録なので、楽曲の良さをたんまり堪能出来る様にもなっていますよ。

Check "Mike Clark"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| HOUSE3 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
The Recloose Live Band - Backwards And Sideways (Octave Lab:OTLCD1093)
The Recloose Live Band-Backwards And Sideways
Amazonで詳しく見る

失業中だから渋谷のハローワークに行ったのは良いんだけど、ハローワークに居た時間よりも渋谷のディスクユニオンでレコード漁りをしている時間の方が長くなってしまった…これはまずい。久しぶりにユニオンに行ったらデトロイト系のレコードは日本一と言う程、新品・中古に拘わらず品揃えが凄く、一時期隆盛を誇っていたハードミニマルは隅に追いやられてる感じ。また最近の中古はレーベル毎に区分けされていたりして、随分と対応も良くなりレコード漁りし易くなっています。でもみんなデジタル音源買ってばかりいるから、数年後はレコードも買えなくなるのかしら。僕は今の所はPCで音楽を聴くと言う習慣が全くないので、当分はEPはレコード中心のままでしょうが。

そんな前置きと全く関係無いのですが、Planet Eから華々しくデビューしたMatthew ChicoineことReclooseの最新作は、The Recloose Live Bandのライブ盤です。デビュー当時はデトロイトテクノとジャズを混ぜ合わせたエレクトロニックファンクな作風で好きだったんだけど、ニュージーランドに移住してからの2NDアルバムは生音が強調されすぎかつトロピカル南国風な作品だったので、Reclooseへの期待は一気に消し飛んだ過去があります。なのに、何故、あぁ、またReclooseの新譜を買ってしまった?!惰性で買うのは良くない、ちゃんと試聴してから決めないと!まあ思ったよりも悪くは無かったんだけどさ、Carl Craigが一時期生音系に走った時と似ていて、デトロイトの人が生音をやると何故かそこまで良い作品って出来ないんですよね。やっぱり電子楽器を利用してデトロイトテクノが発達したんだから、あくまで中心は電子楽器の方が良いんじゃないかと思います。本作も生音ばかりでワウワウ、ペケペケなギターはファンキーだし、ドラムだって生で叩いているから臨場感たっぷりで、色々な楽器が合わさる事の一体感はあるからこれはこれでOKなのかなとも思います。ただ僕がReclooseに期待するのは1stアルバムの様なエレクトロニックな作風だから、別にライブバンドを聴きたい訳じゃないんですよね。なら買わなきゃ良いじゃんって事なんですが。

試聴

Check "Recloose"
| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Le Nouveau Du Jazz (Irma:IRMA502437-2)
Le Nouveau Du Jazz
Amazonで詳しく見る

日本語で"新しいジャズ"を意味するタイトルを冠した本作は、西ロン系ブロークンビーツやフューチャージャズを集めた素晴らしいコンピレーションです。副題で"For Real!"なんて謳っていて、企画者が冗談ではなく本気である事が窺える力作です。アーティストはDomu、Seiji、リミキサーではIan O'Brien、Volcov、Reclooseなどなるほど〜と納得のジャズとクラブを紡ぐ人達が集まっております。それに混じってRoy Ayers、Marvin Gayeら20数年前の人達のソウルフルな楽曲も収録しているのは、時が経っても変わらぬ曲の素晴らしさに気付かせると共に、それらがフューチャージャズと並べられる事で実は同じヴァイブスを持っている事を示しているのでしょう。それでは曲の紹介と行きたいのですがジャズとは括られている物の、グッと熱くなるソウルフルな曲から、リズムが切れに切れまくって弾けるジャズ、ローテンポを生かしたムードあるブロークンビーツなど結構多彩なんですよね。DomuとVolcov辺りは予想通りエレクトロニックで爽やかな仕上げで、異色なのはTanzmuzikのRei Harakami Mixですかね。もはやジャズかどうかも謎な完璧ハラカミ色な音ですが、だからこそハラカミ色満開で最高の出来です。あとやっぱり圧巻はIan O'Brienのリミックスで、幻想的なエレクトロニクス音と生音を意識した躍動感溢れるドラムプログラミングがスペーシーで素晴らしすぎです。これこそが本コンピを代表すると言っても過言では無く、フューチャージャズを正に象徴しているのではないでしょうか。

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Famous When Dead (Playhouse:PLAYCD016)
Famous When Dead
Amazonで詳しく見る

「Famous When Dead」って、死んだ後に有名になるって事?つまりはリアルタイムでは評価されないって事だよね?でもPlayhouseのそんなレーベルのコンセプトに逆らって、多くのクラバーから最大の評価を得てしまっているのは面白い所。まさか一般的とは程遠いPlayhouseの音が、ここまで市場で受けるなんてレーベル側も思っていなかったんじゃないかな。ドイツにテクノ帝国・Kompaktがあるならば、ハウス帝国を牛耳るのはPlayhouseと言う事にみんなも異論はないよね?Playhouseはドイツにおいて初期の頃はミニマルなディープハウスを作品を多くリリースしていたけれど、やはり注目を浴び始めたのはIsolee、Ricardo Villalobosらによる狂って変態的なハウスをリリースし始めた頃だったと思う。何がやばいって曲の流れとか展開とかよりも、音その物の恍惚感とでも言うのかしら。Kompaktがポップで透明感のある綺麗な音なのに対し、Playhouseは荒くてジャーマンプログレ的な音もあればドラッギーで中毒性の高い音もあるし、神経をえぐるような毒のあるサウンドだと思うんですね。これを快感と感じるか不快と感じるかは人によって分かれる位強烈な音であるし、ほんと一般的に受け入れられる音からは程遠いと思う。でも実際には、Playhouseはレーベル買い出来る素晴らしいレーベルとして認知されてしまってしまった。まあとにかくこのレーベルサンプラーを聴いてみなよ。既に4作目だけどディープなハウス作品に混じって、今作ではジャーマンプログレッシブロックを通過した様なクラブトラックが多く収録されているよ。どこか懐かしいサウンドでありながら、ただの過去の遺産を模倣しただけでない新たなるジャーマンディープハウスとでも言うべき流れだ。最近流行のディスコダブとも共通する重くうねるベースライン、ロッキンで生っぽい音が特徴だね。

試聴

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| HOUSE3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Jazztronik - The Remixes Part (徳間ジャパン:TKCA-72968)
Jazztronik-The Remixes Part
Amazonで詳しく見る

去年2枚のアルバムを出し溢れ出す才能を惜しげもなく見せつけたJazztronikこと野崎良太。ポップシーンとクラブミュージックシーンの架け橋となる存在であり、日本で最も人気のあるクラブジャズアーティストだと思う。とは言うものの個人的な好みでは無い為、今まで敢えて自分から聴く事もありませんでした。しかしながらこんな豪華なリミックスアルバムを出された日には、これを見過ごす事なんて大罪に等しく取り敢えず聴いておけと反応しました。親密な関係である福富幸宏や、デトロイト系ではRedoose、As One、ハウス系ではRasmus Faber、Franck Roger、DJ Spinna、Osunladeなど超強力な面子がJazztronikを再構築する為に集結。オリジナルの楽曲は殆ど知らないので比較は出来ませんが、どの曲も個性があって秀逸でした。お気に入りはRasmus Faberのリミックス。濃厚でスウィートな味付けと、軽快なリズムで爽やかな空気を持ち込んだ哀愁漂うブロークンビーツに調理しています。今井美樹の色気のあるボーカルも良いですね。あとは福富幸宏の「Samurai」のリミックスも当然素晴らしいです。軽くボッサ風のハウスにアレンジしつつも、泣きのメロディーはそのまま利用しクラブ仕様に使いやすくなっていると思います。デトロイト信者のAs Oneは予想通り、透明感溢れるスペーシーなシンセを重ねてジャジーなテックハウスにリメイク。Sleep Walkerのリミックスは生演奏ばりばりなせいかモロにスピリチュアルで、まるで目の前でジャズバンドが演奏している様な姿が浮かんでくる位雰囲気があります。他のアーティストもおのおのの作風にリミックスを行い、Jazztronikの楽曲の良さを引き出していると思います。オリジナルアルバムとは違った観点で、Jazztronikの作曲力を再度感じる事が出来ますね。

試聴

Check "Jazztronik"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(2) | |
Recloose - Cardiology (Planet-E:PLE65267)
Recloose-Cardiology
Amazonで詳しく見る(UK盤)
 Amazonで詳しく見る(US盤)
デビュー以前デリで働いていたReclooseことMatthew Chicoine。そのデリの常連であったCarl Craigがテイクアウトを頼み、その時にMatがパンの間に自分の音源が入ったテープを挟み、その音源を気に入ったCarlがMatに声をかけた事からMatの快進撃が始まったと言える。そう、デトロイト新世代はCarlの嗅覚から探し出されたものなのだが、Reclooseの音楽は確かにCarlのテクノとジャズの良いとこ取りされた様でもある。「Ain't Changin'」や「 Can't Take It」はメロウでありながらも、バンドが生み出すようなグルーヴに溢れファンキーである。「Kapiti Dream」は浮遊感溢れるシンセ使いが気持ち良いデトロイト直系テクノ。中には「M.I.A.」の様にセクシーなR&B調の曲や、明らかにヒップホップから影響を受けたリズムが特徴の曲などもある。作品がばらばらな出来になっている訳ではないのだが、バラエティーに溢れた作りは明らかに彼がテクノ以外にも色々影響を受けて来たことを物語っている(事実テクノ、ハウス、ジャズ、ヒップホップ、レゲエ、ダブを聴いていたとの事だが)。特に緻密で多彩なリズムトラックは、打ち込み音楽であるにも関わらず生き生きとしていて、ファンクネス溢れるアルバムとなった一因でもあると思う。デビュー作においてほぼ完璧に近いアルバムを作り上げたReclooseでしたが、最近の2NDアルバムで方向性を間違えた事には残念でした。聴くならこの傑作1STをお薦めします。

試聴

Check "Recloose"
| TECHNO2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Recloose - Hiatus on the Horizon (Peacefrog Records:FG064CD)
Recloose-Hiatus on the Horizon
Amazonで詳しく見る(UK盤)
 Amazonで詳しく見る(日本盤)
むむむぅ…Carl Craig主宰のPlanet Eから注目を浴びてデビューし、シーンの賞賛を浴びたデトロイト新世代のReclooseでしたが、新作はなぁ…デトロイトとは全く無縁な音楽だし、期待が大き過ぎたのかもしれないな。ニュージーランドに移籍しそこで作られた音楽との事ですが、トロピカルで妙に明るい。いや、明るいのは嫌いじゃないんだけどなんなの?この変に陽気で緊張感の全く無い楽天的な音楽は?Reclooseには求めてないんだよ、こんな音楽。別に悪くはないけど、これってReclooseがしなくたって良いじゃないかと激しく突っ込みしたくなる南国ブロークンビーツって感じ。ジャジーでありソウルフルでもあるが、どこか炭酸が抜けて美味しくないビールだよ、これじゃあ。あぁ、Reclooseに合掌…

試聴

Check "Recloose"
| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Upcoming Event
UR, LOS HERMANOS, G2G, DJ S2 STRIKES YELLOW @ Yellow
2005/08/30 (TUE)
Guest DJ:S2 aka Santiago Salazar (UR-067, G2G, Los Hermanos)、 Takamori K.、Wataru Sakuraba

standard×CLASH presents FUSE-IN @ ageHa
2005/09/16 (FRI)
DJ:KEVIN SAUNDERSON、KEN ISHII,DJ 3000、Q'HEY、KAGAMI、TOBY、SUNRISE(Dr.SHINGO & TORSTEN FELD)、SHIN NISHIMURA、PHAZE 2 aka SHOTARO MAEDA
LIVE:CO-FUSION、NEWDEAL、7th Gate

RECLOOSE ALBUM "HIATUS ON THE HORIZON" RELEASE TOUR @ Yellow
2005/09/16 (FRI)
DJ:Recloose

AIR associated with VEGA RECORDS & KING STREET SOUNDS @ Air
2005/09/17 (SAT)
DJ:Louie Vega(CLASSIC SET)

IBADAN RECORDS 10 YEAR ANNIVERSARY『EXPLOSIVE HI-FIDELITY SOUNDS』 RELEASE TOUR @ Yellow
2005/09/18 (SUN)
DJ:Jerome Sydenham、Ryo Watanabe

WORLD CONNECTION & X-MIX PRODUCTIONS present DJ SNEAK @ Air
2005/09/22 (THU)
DJ:DJ Sneak

CLAUDE YOUNG JAPAN TOUR 2005 @ Module
2005/09/22 (THU)
DJ:Claude Young

VADE 1st Anniversary feat. Ben Sims @ Womb
2005/09/23 (FRI)
SPECIAL GUEST:BEM SIMS

AIR associated with VEGA RECORDS & KING STREET SOUNDS @ Air
2005/09/23 (FRI)
DJs:Louie Vega (HOUSE SET)

KLICK feat. DANIEL BELL & MELCHIOR PRODUCTION @ UNIT
2005/09/24日 (SAT)
DJ:Daniel Bell
DJ & Live:Melchior Productions

THEO PARRISH JAPAN TOUR 2005 @ Yellow
2005/10/01 (SAT)
DJ:THEO PARRISH

Nagisa @ Odaiba Open Court
2005/10/09、10 (SUN、MON)
DJ:FRANCOIS K.、KAORU INOUE、KENSEI
Live:SYSTEM7、more

DEEP SPACE @ Yellow
2005/10/10 (MON)
DJ:FRANCOIS K.

standard×CLASHはKS、KIの両名の二人だけでも価値があるがCO-FUと7th Gateのライブにも期待。7th Gate…RotationからEP出してたけど、最近の活動は謎。
Ben Simsがイエローでプレイしてた頃が懐かしいですが、WOMBですか…まったくしょうがねえな。
渚は今年はしょぼいね…フランソワはイエローで見れば充分だし、後はSystem 7位しか価値ないぞ。(他は普段のイベントで聴けるし)
| UPCOMING EVENT | 01:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Steve Bug - The Flow (Cocoon Recordings:CORMIX002)
Steve Bug-The Flow
Amazonで詳しく見る

売れ線アーティストと言う訳でもないが、全然名前が売れてない訳でも無いアーティストがこのSteve Bug。Poker Flat Recordingsのボスであり、テックハウス〜ジャーマンディープハウスを中心に送り出し、近年はアシッドリバイバルにも貢献しているその人です。が、多分地味な作品が多い為になかなかポピュラーにはなれないが、安定して良質な作品を作っていると思います。そして同じドイツのCocoon RecordingsからシリーズとなっているMIXCDを出しました(と言ってもこれはもう4年前の作品だけど)。突出して有名なMIXCDでは無いけれど、これは僕は太鼓判を押してジャーマンミニマル〜テックハウス好きの人にはお薦め出来る物でございます。盛り上がりとかもそんなに無いし、とにかく一聴して地味なんですがすぐに諦めてはいけません。何度か聴くとジャーマンミニマル特有のセクシャルな魅力に気が付くでしょう。温度は冷え切っているのに、何故か妖しい魅力に溢れた曲ばかりなのです。また盛り上がりが無い事が逆に平坦な流れの中に、これぞミニマルと言った継続したグルーヴを生み出しています。最近のSven Vathが好きな人にはきっと合うんじゃないかと思っています。クラブでは激しいハードミニマルが楽しいだろうけど、こんなゆったりとしたテクノには大人の余裕を感じます。ワイングラスでも傾けながら聴いてみたいですね。名付けてセクシャルジャーマンディープハウス!

試聴

Check "Steve Bug"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| TECHNO1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Upcoming Event
2005/02/10 (THU) RECLOOSE JAPAN TOUR 2005 @ MODULE
DJ:RECLOOSE, KZA

2005/02/11 (FRI) IN:FLAME @ AIR
DJ:John Tejada, DJ SODEYAMA

2005/02/18 (FRI) ART OF SEDUCTION @ Yellow
DJ:KING BRITT

2005/02/19 (SAT) IAN POOLEY @ Yellow
DJ:IAN POOLEY, Remi, Nako

2005/02/25 (FRI) ROBERT HOOD JAPAN TOUR 2005 @ MODULE
DJ:Robert Hood

2005/03/05 (SAT) DEEP SPACE JAPAN TOUR 2005 @ Yellow
DJ:FRANCOIS K

2005/03/26 (SAT) CLASH06 @ ageHa
DJ:Juan Atkins, Ken Ishii, Hitoshi Ohishi

2005/04/01 (FRI) "The Theory Of Everything" Tour 2005 in Japan @ Liquid Room
Appearance:Octave One / R.N.G (Full Live Set)
featuring Ann Saunderson & P. Gruv

Special VJ:Chuck Gibson a.k.a. Perception

2005/04/02 (SAT) UNITE @ UNIT
Live:Le Petit Orb (Alex Paterson & Thomas Fehlman)
DJ:Alex Paterson ,Thomas Fehlman

未定だが3月AIRにJoe Claussell

とまあパーティーは腐るほどある訳だが、勿論全てに行ける訳じゃない。
個人的に行きたいのはプーリーとフランソワ、ホアンアトキンス、
プチオーブ(他も行きたいのはあるが…)。超やばめがやはりプチオーブか。
フェルマンとのコンビで来るんだし、期待せずにはいられない。
ホアンアトキンス+ケンイシイもデトロイト好きを裏切らない
プレイをするでしょう。
| UPCOMING EVENT | 20:05 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Secondhand Sounds: Herbert Remixes (Peacefrog:PFG021CD)
Secondhand Sounds: Herbert Remixes
Amazonで詳しく見る
Herbertは凄い。自身の曲作りも凄い。その上のリミックスに関しても、とてつもなく凄い。リミックスの上手さに関してはCarl Craigと並ぶ程の凄さを持っている。このリミックスアルバムはもちろん他人の曲をリミックスしたものを集めただけなのだが、それ以上のものだろう。単なるハウスとは一線を画す、マイクロハウス。音を選びつつ端正に散りばめられた音、隙間を生かし少ない音数ながらも独自の世界を作り出す。既存の音は使わないと言う、音には最大のこだわりを持つ彼独自の音と、独自の音の配置が相まって最大の効果をもたらすのだろう。知性のかたまりの様な彼だが、また子供の無邪気な遊び心に溢れたユーモアのな一面も見せる。そしてお洒落でキュートな音楽でもあるのに、硬派なテクノよりもテクノらしい音楽でもある。実験性と実用性を兼ね備えたトラックと言うものは、きっとこうゆうものなだろう。何度も言おう、これはリミックスアルバムだがこれは紛れもなく彼自身のアルバムだ。ある意味Herbertの最高傑作。

試聴

Check "Matthew Herbert"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| HOUSE1 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Carl Craig - The Workout (React:REACTCD227)
Carl Craig-The Workout
Amazonで詳しく見る

デトロイトテクノの発展の中心となっていたCarl Craigはアーティストとして超一流だと思います。でも昔のDJMIXを聴くとしょぼ〜って感じで、実際生でDJを聴いた時もあんまり興奮しなかった記憶があります。そんな彼も最近はなかなかのプレイをするようになったと、このMIXCDを聴いて思いました。2枚組、どこをとってもデトロイト。と言っても結構ハウスよりなMIXで、丁寧で大人しめ、部屋でまったり聴く感じです。お薦めは2枚目の方で、開始からNewworldaquarium→Terry Brookes→Soul Designer(Fabrice Lig)の繋がりは格好いいですね。Niko Marks、Urban Culture(Carl Craig)、Aardvarckとかその他もろもろデトロイト風味の曲が使われていてジャジー、テクノ、ハウスを上手く使い分けています。テンションを上げずにミドルテンポでムーディーで良い感じだけど、Carlが凄いって言うか選曲が良いだけなんだろう。いや、それでもデトロイト好きな人にはよだれが出る選曲に違いない。Carlが本気になったせいか曲毎の頭出しは無し、最初から最後までノンストップで聴くしかない。入門編の為にも、頭出し位はつけてやれよと思いました。発売元のレーベルは倒産済みなので、見かけたら早めに購入するのが吉でしょう。

試聴

Check "Carl Craig"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| HOUSE1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |