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Kim Brown - Pleasuredome Continuum EP (Needwant Recordings:NEEDW 056)
Kim Brown - Pleasuredome Continuum EP
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Sven Weisemannの変名でありつつ当初は謎のアーティストだったJouemや全く経歴の分からないProstituneらを送り出してきたJust Another Beat自体も派手な活動をするでもなくミステリアスな佇まいを発しているが、そんなレーベルの主軸であるのがこのKim Brwon。当初はソロアーティストかと思っていたら、実はJi-Hun KimとJulian Braunの名からアーティスト名を取ったユニットである事が判明するなど、やはりその幻のような存在感は他のレーベルメイトと同様だ。柔らかい有機的な音色や美しい電子音のパッドを活かしたディープ・ハウスは、静謐の一言でダンス・ミュージックと言うよりはリスニング性が強く、気品ある響きは熱狂や興奮とは真逆の快適性に優れている。しかし目下最新作である本作は過去のどの作品よりも躍動感を増してダンス寄りに接近し、明らかに夜のフロアを意識した音楽性へと向かっている。"Helical Scan"はそんな躍動感をエネルギッシュで生々しいブレイク・ビーツで表現しており、そこに羽毛のようにふわっとしたパッドが幻想的な旋律を被せながら、真夜中のダンス・フロアから朝焼けが登ってくる時間帯にかけての雰囲気を伴った清々しい高揚感を得たエモーショナルな展開をし、ダンスでありながらもKim Brownらしい情緒豊かな作品だ。同様にブレイク・ビーツを用いた"Ceramic Unicorns"は疾走するのではなく抑えめのビート感で、マイナーコード調のか細いパッドにディレイをかけながら奥深い空間演出を行うが、ざくざくとした荒々しいハイハットなどのリズムがオールド・スクール感を強めている。そして他にはLet's Play Houseなどからもリリースする新興勢力のEarth Boysと、ブリストルのニューカマーであるKembackがリミックスを提供している。"Helical Scan (Earth Boys Remix)"は原曲の雰囲気を全く損なわずにリズムはフラットなディープ・ハウスに均し、その分だけ水平線をすっと滑っていくような心地好い浮遊感が生まれており、透明感のある上モノも上手く綺麗に活きたリミックスになっている。対して"Ceramic Unicorns (Kemback Remix)"は原曲よりも厳ついキックを用いて杭を打ち込むような力強い4つ打ちを刻み、反復するヒプノティックな上モノやアシッド寄りなドラッギーなベースラインも強調して、ピークタイム向けのパワフルなハウスでがらっと様相を変えているが、このEPの中では単純に一番盛り上がれる印象だ。Kim Brownにしては随分と荒ぶれたリズムを刻むダンス性の強いEPではあるが、それと共に流麗でエモーショナルなシンセワークも健在で、彼等の魅力を損なわずに新たなる魅力も獲得している。



Check Kim Brown
| TECHNO14 | 11:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
David Alvarado - Machines Can Talk
David Alvarado - Machines Can Talk
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前のアルバムから実に13年ぶり、通算4枚目となるアルバムを完成させたDavid Alvarado。近年はOvum Recordings等から極僅かながらもEPをリリースする程度の活動で日本への来日も過去に一度だけと、少々地味な存在のために注目される事は少ないが、DJ/アーティストとしてもっと評価を受けてもおかしくはない。かつてPeacefrog RecordsやNRK Sound Divisionからリリースしたアルバムは深い残響と弾けるパーカッションが爽快で、ミニマルな展開を軸にしたダビーなテック・ハウスとして実にフロア受けの良い楽曲性があり、また数枚のMIXCDでは前述の音楽性からプログレにデトロイトからソウルフルなハウスまで使い分けてグルーヴィーなプレイを披露している。海外では幾らかは日本よりも評価は高いのだろう、事実彼が手掛けた曲は多くのMIXCDに用いられている。さて、それはさておき久しぶりのアルバムは、どのレーベルに属す事もなく配信のみでリリースされている(極限定でアナログもあったようだが)。その意味ではレーベル性に束縛されずに自身が本当に作りたい音楽であろうと推測出来るが、過去の音楽に比べるとやや変化は感じられる。始まりの"Translat"こそ静謐さが広がるアンビエントかつダビーな音響に、静かな中にも壮大なテック感が感じられるが、続く"Gabriel's Run"も確かに奥深い残響やパーカッシヴなリズムは息衝いているが、ギラギラした上モノはプログレッシヴ・ハウス的にも思われる。颯爽と小気味良いグルーヴに浮遊感があり幻想的な上モノに覆われていく"Hope Between The Lines"はかつての作風にも近く、エモーショナルと言うかドラマティックと言うかスケール感の大きさが際立っている。一方で"Language"はリズム感が平坦に続く展開に、光沢感あるシンセのシーケンスでじわじわと盛り上げていく構成で、流れを適度に抑制しながら持続感を打ち出す事で既存の作風からの変化が汲み取れる。"Machines Can Talk"も同じタイプの曲で快楽的なシンセのフレーズはほぼプログレッシヴ・ハウスであり、重いキックは弾けるパーカッションで揺らすのではなく、耳に残るメロディーで恍惚を誘うタイプだ。そういった点で以前よりも浮遊感や開放感よりもシンセのメロディーや響きに重きが向いているように思われ、また全体的にダビーな残響に頼り過ぎる事なく躍動感を程よくコントールして落ち着いた雰囲気も持たせた点には、ある意味ではアーティストとして丁寧に聞かせるタイプへの成長と捉えられなくもない。ここまで随分と待たされ過ぎた感は否めないが、大人びたDavid Alvaradoの今がここにある。



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| TECHNO13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pop Ambient 2017 (Kompakt:KOMPAKT CD 135)
Pop Ambient 2017
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夏の陽気も迫るこの頃、既に季節外れではあるものの年初の厳寒におけるテクノの風物詩にもなったKompaktが送るアンビエント・シリーズの『Pop Ambient』、その2017年度盤を紹介しておきたい。このシリーズに関してはKompaktの元オーナーでもあるWolfgang Voigt(最近Gas名義を復活させた)が選曲を担当しており、アンビエントに対しての特別な審美眼を持つ彼だからこそ、毎年リリースする事で金太郎飴的な内容にはなりつつもその質の高さが保証されている信頼の置けるシリーズだ。本作でもKenneth James GibsonやLeandro FrescoにAnton KubikovやJens-Uwe Beyerなど新旧Kompakt関連のアーティストが曲を提供しているが、注目すべきは珍しく邦人アーティストであるYui Onoderaが参加している事だ。広告や建築空間への、または映画や舞台の音楽制作も行うクリエイターだそうで、クラブ・ミュージック側からは見えてこない存在ではあったが、本作では2曲も収録されるなどVoigtもその実力を認めているのだろう。アルバムの冒頭に用意された"Cromo2"は、透き通るようなシンセのドローンに繊細なピアノの音一つ一つを水玉のように散りばめて、美しさと共に神聖な佇まいを含ませた幻想的なアンビエントで、正に『Pop Ambient』シリーズに相応しい雰囲気を持っている。もう1曲はScannerとの共作である"Locus Solus"、こちらも柔らかく優しいピアノ使い聞こえるが、シンセのドローンが揺らぐ事でハートビートのような躍動感も体感させる。さて、Voigtはというとリミキサーとして参加して”Hal (Wolfgang Voigt Mix)”を提供しており、オーケストラを思わせる荘厳なストリングスやピアノによって重厚感に満ちたアンビエントを作り上げ、そのスケール感の大きさはVoigtらしい。Leandro Frescoは"Sonido Espanol"と"El Abismo"のどちらも吹雪を思わせるノイズ風のドローンが何処までも続く音響アンビエントで、雪が降りしきる極寒の地を思わせるところは『Pop Ambient』の季節にぴったりだろうが、逆に他のアーティストは音数を絞りながら有機的な響きでほんのりとした温かさを表現しており、Popという言葉が馴染み易さに繋がる一般的な意味であれば、そのタイトルはあながち間違ってはいないだろう。春が来るまでの寒い季節に、眠りに落ちるためのBGMとしてやはり聞くべきか。



Tracklistは続きで。
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| TECHNO12 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
SDC - Correlation # 3 (Royal Oak:Royal 29)
SDC - Correlation # 3
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アイルランドの若かりしJack HamillことSpace Dimension Controllerは、80年代のデトロイト・エレクトロやディスコに強く影響を受けたと公言している。その影響はアルバムである『Welcome To Mikrosector-50』(過去レビュー)に強く現れており、壮大なSF志向であるスペース・オペラを展開してアーティストとしての表現力を発揮した作品だった。その一方で2013年からはSDC名義を用いて「Correlation」EPをシリーズとして年に一枚のペースでリリースしており、アルバムにおけるシンセ・ファンクの作風は踏襲しながらも焦点を絞ってダンス・トラックとしての機能性をより重視した音楽性を展開している。そして2015年、遂に「Correlation」シリーズの第3弾が到着した。流石にシリーズも3枚目となると作風も板に付いてくるというか、10分にも及ぶ大作の"The Trails You Left Behind"からして宇宙を遊泳するファンタジーのSF路線は完全に出来上がっている。無重力空間のようなビートレスな流れの中で色彩豊かなコズミックなシンセが溢れかえる序盤、そしてビートが入る事で加速する展開は正に宇宙を旅する如くで、銀河の間を飛び交うロマンティックな旅が待ち受けるこの曲はハイテックなエレクトロ・ファンクだ。裏面の"Galactic Insurgents"は攻撃的で強烈なダーク・エレクトロで、突き刺す鋭角的なエレクトロ・ビートと素早く揺れ動くシンセのメロディーによって抵抗する間もなくしばかれるこの曲は、暗くシリアスなムードも相まってデトロイトのDrexciyaが真っ先に浮かぶだろう。その流れで暗さの中にイマジネーシティブな広がりを生むSFエレクトロの"Scatter Scanners"は、半ばドラムン・ベース化したリズムが振動するように肉体を鼓舞するが、そのスペーシーな感覚はデトロイトの黒人音楽から発展したSF志向のテクノ/エレクトロの系譜にある。アルバムとはやや異なる路線でEPをリリースする事で明確にアルバム=リスニング、EP=ダンスと分けながら、しかしSpace Dimension Controllerらしい想像力溢れるSFの世界を展開し、音楽の中にストーリを描こうとしているのだ。みんなが子供の頃に思っていた、しかし今では忘れてしまったような、そんな夢のストーリーを彼は体験させてくれる。



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| TECHNO12 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Prins Thomas - Paradise Goulash (Eskimo Recordings:541416507275)
Prins Thomas - Paradise Goulash
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ノルウェーのニューディスコ大使と称されるPrins Thomasによる新作は、計3枚にも渡ってジャンルの壁を取っ払って、兎に角あらゆる音楽を楽しんで貰う意図でミックスされた大作だ。そのタイトルからも分かる通りNYの伝説的なクラブであるParadise Garageへのトリビュート的な内容であり、確かにジャンルレスという点においてその意思を受け継ぐコンセプトであろう。元々2007年には同様にニューディスコだけに限定されずに底抜けの多幸感を打ち出した怪作である『Cosmo Galactic Prism 』(過去レビュー)を披露しており、それを前提とすると2014年にリリースされた『Rainbow Disco Club Vol.1』(過去レビュー)はテクノを中心としたミックスとなった事で奇妙なユーモアは後退し、彼らしい賑やかなごった煮サウンドによる恍惚感は喪失してしまっていたと思う。そんな流れを踏まえて、本作は再度ジャンルレスかつタイムレスな選曲を行う事で、単にダンス・ミュージックの躍らせるという機能性だけにこだわらずに、変幻自在な流れによって惑わされながら何処か掴み所のない恍惚状態を引き起こす面白い作品に出来上がったと思う。勿論様々なジャンルは用いながらもバランスを壊す突飛な流れにはなっておらず、CD1〜3の流れに沿って大まかなジャンルの区分けはされている。CD1は最もレイドバックしており、牧歌的なロックから始まり民族的なジャズや懐かしみのあるハウス、夢現なアンビエントから艶かしいファンクを通過してのディープなアシッド・テクノまで、肩の力が抜けたプレイでゆっくりと温めながら多用なリズムと音色によって先ずは肩慣らし的な導入だ。CD2では2000年以降のニューディスコやテクノにハウスなど現代的なダンス・ミュージックが中心となり、徐々にビートは力強さを増しながら夜のパーティーへ向かうざわめきを喚起させる魅惑の快楽的な時間帯へと突入する。その流れを引き継いだCD3ではより快楽的な真夜中の時間帯から始まり、ディープかつミニマルな流れを保ちながらエクスペリメンタルな電子音楽へと遷移し、湿っぽく可愛らしいジャズやライブラリーミュージック的なリスニングの曲、そして熟成したような味わいのあるプログレッシヴ・ロックを経過して下降気味に終焉へと向かう。CD3枚に渡って起承転結がはっきりとした流れは非常にスムースで、パーティーの始まりから終わりまでを意識したようにも感じられるし、多数のジャンルを過剰に詰め込んだ事でその情報量の多さに抵抗の出来ない恍惚感も生まれている。流石に3枚合わせて200分越えなのでお腹いっぱいにはなるものの、Thomasらしく外向きの享楽的なパワーが発散するDJプレイが目に浮かぶようで、やっぱりこんなミックスが彼らしいと思わせられる内容だ。



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| HOUSE11 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
So Inagawa - Logo Queen (Cabaret Recordings:CABARET 001)
So Inagawa - Logo Queen

dj masda主宰、Kabuto、Kazuki Furumiを擁するパーティー・Cabaretだが、2013年には遂にレーベルとしても始動し作品のリリースに着手した。その第一弾がop.discやTsuba Recordsにも曲を提供する傍ら、dj masdaと共にレーベルを主宰するSo InagawaによるEPだ。リリースは2013年だが今月末にはCabaretのレーベルショーケースでSo Inagawaがライブを披露する事もあり、レーベルの方向性を掴む意味でも本作を購入してみた。タイトル曲でもある"Logo Queen"は一見ファットなベースラインとかっちりしたリズム重視のミニマル・ハウスだが、そこに夜道を彷徨うかのような虚ろなシンセのメロディーがもやっと浮かび上がり、不安なムードに包まれながらも繊細な美しさを発する機能美を磨いたトラック。裏面にはか細くもパーカッシヴな4つ打ちの上を奥深い空間を創出するダビーな上モノが覆い被さる"Scan Runner"、そして羽毛のような柔らかく可愛らしいメロディーと消え去りえそうな物哀しい女性ボーカルを起用した"Selfless State"の2曲を収録。基本的にはどの曲も抑制のとれたハウスのグルーヴ感としっとりした控え目な情緒で耳を惹き付ける魅惑があり、単にアッパーな勢いで盛り上がるのではなくツールとして混ぜ込む事でより闇の深いフロアで機能するようなスルメのような味わい深い音楽性だ。実際にCabaretにも何度か足を運んでみた事はあるが、確かにテクノ的な硬質な音もありつつもグルーヴはミニマル・ハウスのそれであり、勢いではなく揺蕩うリズムの波にゆったりと揺らされる感覚に支配されていた。その点から確かに本作はCabaretというパーティーの延長線上にあるようで、それを抜きにしても微睡みを約束する心地良いハウス作品である。




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| HOUSE10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
DJ Sprinkles - Queerifications & Ruins - Collected Remixes By DJ Sprinkles (Mule Musiq:mmcd42)
DJ Sprinkles - Queerifications & Ruins - Collected Remixes By DJ Sprinkles
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クラブミュージックに於いてはリミックスと言う作業は、オリジナルに敬意を払いつつその方向性を押し進めるものと、または逆にオリジナルを跡形もなく破壊し再構築を行うものと、大きく分ければその2種類になる。近年ハウスシーンでは侘び寂びの心を投影させた音楽性で突出した才能を誇るTerre ThaemlitzことDJ Sprinklesは、どちらかと言えば前者に属するアーティストだと思う。元々の世界観を尊重し大きく変える事はしない…が、しかしDJ Sprinklesの手にかかれば最終的には奥ゆかしい耽美な装飾が施され、DJ Sprinklesと言う強い個性に上書きされる。本作はそんな彼が手掛けたリミックス曲を纏めたコンピレーションであり、大雑把に言えばディープ・ハウスに区分けされるのではあろうが、所謂一般的に派手に盛り上がるようなクラブミュージックからは距離を置いている。本人はこの作品を「DJツール」とみなしているようであるが、決して享楽的なダンスフロアの為だけの音楽ではなく、むしろシネマティックな物語を語るような長尺な曲はじっくりと腰を据えて聴くのにより適している。がっと心を鷲掴みにする熱いエモーションをひけらかす事はせず、終始朧気な夢を見るようなふわふわと揺蕩う浮遊感のあるディープ・ハウスは、端的に言えばメランコリーと言う表現が相応しい。滴り落ちる儚いピアノや薄く覆う幻想的なパッド、そして多用されるボイスサンプルなどスタイルは確立されており、何処を聴いても流行り廃りや売れ線とは無縁の世捨て人的な郷愁が通底している。決してオリジナル作品を壊しはしないが、長い時を経てようやく備わるような枯れた味わいを付加する作業は、DJ Sprinklesの十八番と言ってもよいだろう。単なるリミックス集と思う事なかれ、DJ Sprinklesの音楽はかくも美しく孤高の存在として静謐に輝いている。

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| HOUSE9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Scan 7 - The Resistance EP (Tresor Records:Tresor.255)
Scan 7 - The Resistance EP
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デトロイトの古参ベテラントリオ・Scan 7の新作は、デトロイトとも古くから繋がりがあるドイツはTresorから。Scan 7はUnderground Resistanceからのリリース経歴があり、そしてUR軍団のメンバーでもあるのだが、その活動はTresorやF Communicationsからもリリースがあり決してURだけに収束されるものではない。しかしこの新作を初めて聴いた時は笑うのを堪えきれない程に、Galaxy 2 Galaxy路線にあまりにも似通っていたのに驚いた。それこそが"The Resistance"で、気高く飛翔するパッドのコード展開と流麗な手弾きシンセの絡み、そして跳ね感もふくよかなタイトなビートのG2G流フュージョンハウスと言うべき作品なのだ。元々UR関連のアーティストなので深い意味はないのだろうけれど、Scan 7がこんな作品を制作したのには意外性を感じる。他の2曲こそがいつものScan 7の音楽性であり、暗く荒廃した生活へ対抗するかのようなURらしいハードな"Why Not?"、闇の底を這いずり回るようにリズムやベースが重いエレクトロの"In & Out Of The Groove"と、これもまたデトロイトに生きる彼らのタフネスが発揮された音楽だ。一枚にデトロイトの光と闇の面を封じ込めた…とは言い過ぎかもしれないが、デトロイトテクノを十分に味わえる一枚ではあると思う。

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| TECHNO10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Esteban Adame - East Lost Luv EP (Underground Quality:UQ-038)
Esteban Adame - East Lost Luv EP

USアンダーグラウンドハウスで近年評価を高めているJus-Ed主宰のUnderground Quality。怒涛の勢いで新作をリリースしているレーベルですが、なんと最新作はEsteban Adameのソロ作品。Estebanと言えばお馴染みGalaxy 2 Galaxyでサポートキーボーディストとして活動し、同じくUR一派のSantiago Salazarとラテンハウスユニット・Icanを組む隠れた才人。普段は陽気なラテンフレーバーを持ち味としたハウスが多いものの、今回はレーベルカラーに合わせたのかオーソドックなUSハウスを意識している模様。シンプルなのに流麗なコード感に小洒落た旋律をエレピがなぞる雰囲気のあるハウス"I'll Never Give Up"や、憂いに満ちた女性ボーカルを絡めた真夏の海のリゾート感さえもある爽快なハウス"Mixed Feelings"は、キーボーディストとして活躍しているだけありスムースなコード展開やしっとりとしたメロディーが活きていて、DJツールとしての楽曲ではなくそれ一曲だけでの存在感がありますね。かと思えば展開を抑えたミニマルなテックハウス"Buscando"や、シカゴハウスを思わせる乾いた質感で色気を削ぎ落した"Los Arcos"など、DJツール的なトラックもしっかりと書けたりと作曲家として安定感は見事なもの。メロディーメーカーとして今後も期待しているアーティストの一人です。

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| HOUSE6 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2011/2/10 Laurent Garnier "L.B.S" Tour @ Air
フランスのクラブミュージックシーンの立役者でもあり、20年以上にも渡る活動で養った経験と知識を生かしジャンルと時代を横断し、Music Into The Journeyとでも言うべき世界観を創り上げるLaurent Garnier。今回は非常に特別なL.B.S(Live Booth Session)=Laurent Garnier+Benjamin Rippert+Scan Xによるライブ+DJを組み合わせた内容との事で、期待と不安を抱えて遊びに行きました。
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| EVENT REPORT3 | 18:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2011/02/04(FRI)
CHAOS @ Unit
DJ : Fumiya Tanaka
LIVE : San Proper

2011/02/05(SAT)
World Spin 2nd Anniversary Party @ Microcosmos
DJ : Pal Joey, stock, taca

2011/02/10(THU)
LAURENT GARNIER "L.B.S" TOUR @ Air
Live : L.B.S-Live Booth Session aka Laurent Garnier, Benjamin Rippert & Scan X
DJ : Laurent Garnier, Gonno, Goro

2011/02/11(FRI)
DJ YOGURT Presents Jebski Release Party "PAD" @ amate-raxi
Live : Jebski
DJ : DJ Yogurt, DJ Shibata

2011/02/11(FRI)
SWEET @ Loop
Guest DJ : STEREOCiTI
DJ : 白石隆之, METAL, SCANDAL, WHY

2011/02/12(SAT)
Return Of The DJ "7 Hours" Vol.1 @ OPPA-LA
DJ : DJ Hikaru

2011/02/19(SAT)
Eleven 1st Anniversary Party @ Eleven
DJ : Lil' Louis, DJ Nobu

2011/02/19(SAT)
FLOATRIBE @ Unit
DJ : Kaoru Inoue, Kentaro Iwaki

2011/02/26(SAT)
THEO PARRISH "SKETCHES" RELEASE TOUR @ Air
DJ : Theo Parrish -Opening Till Closing Set-
| UPCOMING EVENT | 12:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Oscar Mulero - Tresor Mix : Under Review (Tresor Records:TRESOR.235)
Oscar Mulero - Tresor Mix : Under Review
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かつてドイツテクノと言えば何はともあれTresorだった。Tresorの一番最初のリリースは何とX-101(Underground Resistance)で、デトロイトとのコネクションも持っていた。Tresorは硬派にテクノやミニマルテクノ、ハードテクノを作り続けてきたドイツテクノの良心であり、そして30代のテクノリスナーにとっては思い出のレーベルであろう。最近は以前ほどの勢いは失っているものの、硬派なテクノを作るレーベルと言う点においては信頼のおけるレーベルの一つだ。そしてここにそんなレーベルの歴史を掘り返したMIXCDが届けられたのが、これが本当に素晴らしい。トラックリストを見ただけで分かるだろ?悪い訳がないじゃない?世の中はちまちまとしたミニマルだとか、つまらないエレクトロハウスだとか流行ってるけれど、Tresorはいつだってテクノなんです。これこそがテクノ、俺が求める硬派なテクノ、そして本場のエレクトロも入っている。小細工無し、硬めの音で統一された勢いのあるテクノがふんだんに詰まっている。中盤以降のバキバキでスピード感に溢れるハードテクノ(もしくはミニマルテクノと呼んでもいい)の流れには、感慨深さと今一度テクノの素晴らしさを感じた訳で。ここから感じる強烈なテクノの衝動は、自分がハードテクノを理解した頃の衝動と一緒で、これこそがクラブで聴きたいテクノなんだと痛感した。Tresorの歴史を紐解くだけでなく、テクノの歴史を感じられる素晴らしいMIXCDだ。

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| TECHNO7 | 10:00 | comments(5) | trackbacks(2) | |
Remix Trax Vol.7 Cosmic Soul (Meldac:MECP30021)
Remix Trax Vol.7 Cosmic Soul
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取り敢えず本日で今年のレビューは最後。今年も毒舌、シモネタばかりの駄文ブログを読んでいただいた読者の皆様、どうもありがとうございました、そしてすいませんでした。ブログでは毒ばかり吐いている最低人間ですが、実際に会うとシモネタばかりの最低人間で、どっちにしてもダメですね、えぇ。でも音楽は本当に愛しているので、来年も皆様に楽しんで読んで頂ける様なブログを書くように精進したいと思います。特にクラブは行くけどクラブミュージックには詳しくないと言う人にも、音楽そのものに興味を持ってもらえるようになれたら嬉しいです。

さて最後は何故か今までレビューを放置していたテクノコンピ大名作の"Cosmic Soul"。"Cosmic Soul"って言うタイトル自体が素晴らしいじゃないですか、当時Remix編集長の小泉雅史のセンスには感嘆。この"Cosmic Soul"には単なるダンストラック以上の価値が含まれていて(勿論踊れないと言う訳でもない)、音楽にもっと知性や思考の喚起、感情の揺さぶりをもたらす音楽としての意味があるのだと思う。本コンピにはデトロイト系のUR、Red Planet、Carl Craig(Naomi Daniel、PCP)、Rhythim is Rhythim(Derrick May)、アシッドテクノのThe Kosmik KommandoとAcid Junkies(Stefan Robbers、Terrace)、UKインテリジェントテクノのAs One(Kirk Degiorgio)とReload(Global Communication)、そして日本のKen IshiiとC.T. Scan(CMJK)と本当に素晴らしいとしか言いようのないアーティストの曲が収録されています。多分今までリリースされたテクノコンピの中でも、ベスト5には入るのでないかと思う位に名曲揃いですね。各アーティスト確かに出音は違えど根底に共通するのは、エクスペリメンタルでエモーショナルな音と言う事。クラブでのリスニングに依存せず場所を問わない音楽としての純度を高めたエレクトロニックミュージックと言えば良いのかな。音楽自体が主張しリスナーの感情に問い掛ける力があり、個々の精神面に深く突き刺さるエモーションが発せられているのです。クラブにただナンパしに来たりただ騒ぎに来たりするのも否定はしないが、クラブミュージックにはそれだけの意味ではなく、もっと深い精神性がある事を認識させてくれるであろう音楽が"Cosmic Soul"なのです。クラブでも時折音にじっくりと耳を傾けて欲しい、そして深いインナースペースに飛んでみて下さい。

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| TECHNO6 | 08:00 | comments(4) | trackbacks(1) | |
Ben Sims - Ekspozicija 08 : Escapism Pt.2 (Explicit Musick:EXPLICITCD008)
Ben Sims-Ekspozicija 08 : Escapism Pt.2
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一時期は隆盛を誇ったハードグルーヴテクノももはや過去の遺産。ハードなプレイをしていた多くのDJがハードテクノに見切りをつけて、流行のエレクトロやミニマルにあっさり鞍替えする悲しい世の中。そんなハードグルーヴが下火なこのご時世の中、一人息巻いている真の漢がいる。その人こそかつてハードグルーヴで一躍シーンの最前線に躍り出たBen Sims。現在でもターンテーブル3台をフル活用し、バカテクで迫力に溢れたグルーヴを聴かせるハードテクノ好きにとっての神である。はっきり言って今のシーンの流れでは正直ベンシムスタイルでの活動は難しいと思われるのに、頑なにスタイルを変えない彼の心意気には敬意さえ抱いております。

さて本作でも以前と変わらぬバカテクで70分の中に41曲も詰め込む尋常ならざるミックスを披露していて、あれよあれよと移り変わる音の変遷はやはり凄い。一曲の中で良い箇所だけを繋げて常に盛り上げるのがこの手のミックスプレイの醍醐味で、かつてJeff Millsが実践していた事を現在に引き継ぐ巧みの技であります。選曲は彼の大好きなシカゴアシッドやデトロイトテクノ、そしてヨーロッパのテクノまで混ぜてざっくりと野性味溢れる音に仕上げております。しかし曲をただ繋げるだけではなく、多くの曲に彼がエディットを施していて良い感じのドンシャリした音になっていますね。音は洗練されておらず野暮ったいし曲も繋ぎ過ぎでどこかせわしないけれど、ファンキー度とトライバル度はやはり並々ならぬ内容と言えましょう。元々Jeff Millsに影響を受けていた自分には、この手のミックスは永遠に外せないですね。

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| TECHNO5 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2008/01/25 (FRI)
Taicoclub Presents So Very Show! @ WOMB
LIVE : Sleeparchive, Kuniyuki Takahashi
DJ : Fumiya Tanaka, Foog

2008/01/25 (FRI)
SQ presents FINE : Frogman “Cold Sleep” Party @ UNIT
SPECIAL LIVE SET : Quadra (a.k.a. Hiroshi Watanabe / Kaito), Hitoshi Ohishi
DJ : Kagami, Taichi Master, Toby

SALOON (B3F)
DJ : C.T. Scan (a.k.a. CMJK), Hirofumi Goto (a.k.a. Rondenion), Susumu Yokota, KEN=GO→
SPECIAL LIVE SET : Hulot, Jun Yamabe (a.k.a. Mexico), Riow Arai

2008/01/26 (SAT)
FACE presents ANDRE COLLINS JAPAN TOUR 2008 @ YELLOW
DJ : Andre Collins, Ryo Watanabe

2008/02/02 (FRI)
LUKE SOLOMON "The Difference Engine" Release Tour @ YELLOW
DJ : Luke Solomon, Remi

2008/02/07 (THU)
SPiN30 : ElecTek @ YELLOW
Guest DJ : Rennie Foster
DJ : DJ Khadji, Shigeru Tanabu

2008/02/08 (FRI)
Orbdjsessions feat. Alex Paterson & Thomas Fehlmann @ UNIT
DJ : Alex Paterson & Thomas Fehlmann

2008/02/08 (FRI)
King Street Sounds presents Kerri Chandler Japan Tour @ YELLOW
DJ : Kerri Chandler

2008/02/10 (SUN)
Deep Space @ YELLOW
DJ : Francois K.
LIVE : Henrik Schwarz, Kuniyuki Takahashi
| UPCOMING EVENT | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Terry Lee Brown Jr. - Terry's Cafe 10 (Plastic City:PLACCD051-2)
Terry Lee Brown Jr.-Terry's Cafe 10
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テクノ帝国ドイツにはまだまだ自分の見知らぬ音楽が埋もれています。今日はドイツでディープなテックハウスをリリースするPlastic Cityの看板アーティスト・Terry Lee Brown Jr.のMIXCDを聴いてみました。Terryは既に10年以上も音楽活動をしているベテランらしいのですが、驚くべき事に毎年の様にこのMIXCDシリーズをリリースしているので今年で10作目です。10年も出していれば最初期と現在の音を比べたりして、その時の流れも掴める意味では面白いですね。さて10枚目の本作のDISC1は現在の時流に乗っ取った、ミニマルでディープなテクノ/ハウスを披露しております。Poker Flatの音などが好きな人にしっくりくるフラットで冷ややかなミニマルテクノですが、少ない音数ながらも無駄を排したその構成でインテリなセンスを感じさせます。またうっすらと色気を出していて、決して無表情にならずに情緒を伴っている事は心地良さも演出していますね。最近の田中フミヤに色気を足した感じと表現すれば分かり易いでしょうか。そして僕が気になっていた"Terry's Classics"と冠されたDISC2ですが、こちらは正にクラシックを惜しみなく使用しております。Link(Global Communication)、Hardtrax(Richie Hawtin)、Maurizio、David Alvarado、Villalobos、Mr. Fingers(Larry Heard)らの名作と言われるトラックが豪華に並んでいて、Terryが影響を受けた音楽を体感する事が出来ます。DISC1に比べるとMIXCDとしてはまとまりが無いのですが、素直に古き良き日を思い出させてくれて感慨深い内容ですね。ここに収められているクラシックスは作品としては古くても、時代が変わろうともその輝きが失われる事は決してないのでしょう。

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| HOUSE3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
DJ Bone - Subject Detroit Volume 2 (Eukatech:EUKACD006-2)
DJ Bone-Subject Detroit Volume 2
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ずーっと前から欲しかったけど出荷が少ないのか、全然見かける事が無かった本作。ミックスを手がけているのはデトロイトでアングラに活動を続けるDJ Boneって言うテクノDJなんだけど、実は私はDJ Boneの音源は一枚も所有してないのです。でもこのMIXCDは一部で話題になっていたから気になっていて、それもそのはずトラックリストを見たらデトロイト好きはどうしたって心がときめいてしまう内容なのです。選曲見ただけで確実に素晴らしいってのは分かるんだけど、DJ Boneの手腕に因って更に素晴らしいミックスになっているんですよ。ここから感じるのはかつてのJeff Millsと同じスピリッツで、多分DJ Boneも相当にJeffの影響を受けているのではないでしょうか。パーカッシブでトライバルでファンキーで、矢継ぎ早に曲を繋いでいき、ここぞと言う瞬間でアンセムと投入するプレイは、どうしたってJeffの姿が浮かんでくるのです。猛々しい攻撃的な面とロマンチックでドラマを感じる面の2面性が同じプレイの中に共存し、聴く者を有無を言わさぬ圧倒的なパワーでぶっ飛ばす世界観に私も一発でやられてしまいました。いやーこんなMIXCDは本当に滅多に無いと思います、超絶プレイです、最高です。で入手方法なんだけど、実はSubject DetroitのHPで普通に売っています。送料含めると3000円弱にはなるけれど、それだけの価値はありますよ。

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| TECHNO5 | 21:50 | comments(3) | trackbacks(0) | |
PLUS Technasia:Charles Siegling (Plus:PLUS101)
PLUS Technasia:Charles Siegling
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なんとなくガツンと来る物を聴きたかったので、TechnasiaのCharles SieglingのライブMIXCDをご案内。ええ、まあライブMIXなので臨場感と言うか普通のMIXCDより猛々しいパワーに溢れています。しかもTechnasiaのオリジナルトラックはデトロイトとアジアに影響を受けた様な美メロトラックが多いのに、Charles自体のDJってどっちかって言うとシカゴハウスに影響を受けている様なファンキーさと高速BPMが特徴ですな。ザクザクッとしたハードかつ鋭い切れ味を持ったトラックの合間に、Technasia関連のスタイリッシュで美しいトラックを差し込み美味く展開を作っていると思います。ターンテーブル3台使用のプレイと言う事もあり、どんどん曲を繋げていくのでテンポよく聴けますね。しかも実際のプレイではBPM140越えも珍しくないらしいですが、そんなに早いと踊るのも一苦労なんじゃないかと…。ここら辺もシカゴハウスのパンピンなMIXに近い物がありますね。まあスカッと爽快になりたければこんな痛快なMIXCDもうってつけなんじゃないでしょうか。

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| TECHNO2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Laurent Garnier - Excess Luggage (F-Communications:F1873CDBOX)
Laurent Garnier-Excess Luggage
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元料理人でありフランスの伊達男、ローランガルニエ。そのプレイはテクノ伝道師とも言える幅広い選曲で、一夜のプレイで様々な面を伺う事が出来る。個人的にはテクノセットが好きだけど、ハウスやロック、果てはドラムンベースまでも回す何でもありな人です。そんな彼もデトロイトにはやはり興味があるのか、自身のアルバムにおいてデトロイトライクなトラックを多く作っています。さてこのMIXCDは2000年のSONAR、2002年のデトロイト、後多分PBBと言うラジオのライブを収録した物でやはり彼の幅広い選曲を体験するにはもってこいです。

一枚目のSONARのプレイはハウス中心のセットでムーディーな物から、シカゴ、アシッドまで気持ち良く聴けます。DAVINA-Don’t you want itはデトロイトハウスのクラシック、今年のイエローでのプレイでも回していました。

二枚目は血管ぶち切れデトロイト中心のMIX。しょっぱなHi-Tech Jazzですよ!この曲は他のDJにもここ1、2年で実際のDJでよく使われている気がします。ほぼデトロイトに関連のある曲を使っているので、デトロイト好きには必ず受けると思います。終盤自身のThe Man with the red faceは、彼の曲の中でも最もデトロイトへの愛着を示した結果となるものでしょう。そこから69-Desireに繋ぐと言う悶絶必至のMIXです。

三枚目のラジオでのプレイは、テクノやハウスじゃなくてダウンテンポなのかな。寂れたバーとかで流れてそうな感じで、哀愁がありますが僕は余り聴いていないので何とも言いようがありません。

実際のプレイではテクノ→ハウス→ロック→…と目まぐるしくどんどん変わっていくので忙しい感じもするけど、一夜にして壮大なロングジャーニーを経験する事が出来ます。そして今週末にageHa、来週月曜にYellowと今回は2回も東京でプレイ。この機会に是非ともテクノ好きは、ガルニエのプレイを体験してみてはどうでしょうか。

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ちなみにこのMIXCDには4、5枚目がありF-COMショップ直販で買えます(現在はアマゾンでも購入可)。4枚目がデトロイトとシカゴハウスのクラシックを多用したMIXで超絶物です。僕は当然買いました。

Laurent Garnie-Excess Luggage
Amazonで詳しく見る(4、5枚目の方)


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| TECHNO1 | 17:19 | comments(2) | trackbacks(1) | |